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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-20
(45)【発行日】2023-07-28
(54)【発明の名称】電解水散布装置
(51)【国際特許分類】
   A61L 9/01 20060101AFI20230721BHJP
   C02F 1/461 20230101ALI20230721BHJP
   A61L 2/18 20060101ALI20230721BHJP
   F24F 6/00 20060101ALI20230721BHJP
【FI】
A61L9/01 E
C02F1/461 Z
A61L2/18
F24F6/00 A
F24F6/00 D
F24F6/00 H
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019231784
(22)【出願日】2019-12-23
(65)【公開番号】P2021097915
(43)【公開日】2021-07-01
【審査請求日】2022-10-04
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】赤川 貴久
(72)【発明者】
【氏名】千葉 伸
(72)【発明者】
【氏名】浅井 文亜希
(72)【発明者】
【氏名】宮所 晃太
【審査官】瀧 恭子
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-025218(JP,A)
【文献】特開2019-024811(JP,A)
【文献】特開2007-195875(JP,A)
【文献】特開2020-134106(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61L 9/00-9/22
C02F 1/46-1/48
F24F 6/00-6/18
A61L 2/00-2/28;11/00-12/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電解水を散布する電解水散布装置であって、
水を貯めるための貯水部と、
前記貯水部の水量が第1量であることを検知する第1検知部と、
前記貯水部の水量が、前記第1量よりも多い第2量であることを検知する第2検知部と、
前記貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する電解部と、
前記貯水部内の水を排出するポンプと、
前記ポンプによって排出された水を貯めるための排水タンクと、
(1)前記貯水部への水の供給を開始してからの時間を計測し、(2)前記第1検知部が前記第1量を検知した場合に前記第2検知部が前記第2量を検知するまで前記貯水部に水を供給させ、(3)計測した時間が第1期間を経過し、かつ前記第1検知部が前記第1量を検知した場合に、前記ポンプを動作させて、前記貯水部から水を排出させ、(4)計測した時間をリセットして、前記貯水部への水の供給を再度開始する制御部とを備え、
前記制御部は、計測した時間が前記第1期間を経過してから、前記第1期間よりも長い第2期間を経過するまで、前記第1検知部が前記第1量を検知しない場合に、前記ポンプを動作させて、前記貯水部から水を排出させる電解水散布装置。
【請求項2】
前記排水タンクに貯まった水の廃棄を促す通知部をさらに備え、
前記制御部は、計測した時間が前記第1期間を経過し、かつ前記第1検知部が前記第1量を検知した場合に、前記ポンプを動作させて、前記貯水部から水を排出させると、カウンタ値を第1値だけ変化させ、
前記制御部は、カウンタ値が目標値に達すると前記通知部から廃棄を促し、
前記制御部は、計測した時間が前記第1期間を経過してから、前記第1期間よりも長い第2期間を経過するまで、前記第1検知部が前記第1量を検知しない場合に、前記ポンプを動作させて、前記貯水部から水を排出させると、カウンタ値を、前記第1値よりも大きい第2値だけ変化させる請求項1に記載の電解水散布装置。
【請求項3】
前記第2値と前記第1値との比は、前記第2量と前記第1量との比以上である請求項2に記載の電解水散布装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電解水を生成して散布する電解水散布装置に関する。
【背景技術】
【0002】
空気中の細菌、真菌、ウイルス、臭い等の除去(不活性化を含む)を行うために、電気分解により次亜塩素酸を含む電解水を生成して散布する電解水散布装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。次亜塩素酸の生成には、電気分解の対象となる水に対して塩等の電解促進錠剤を投入し、塩化物イオンを含む水を生成しておく必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-63054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気分解する水が汚れたまま電気分解を行うと、電気分解を行う電極に汚れが付着して電極の寿命が短くなるおそれがあるので、定期的な排水が必要とされる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、電解水散布装置において電気分解のために使用する水を排出させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の電解水散布装置は、電解水を散布する電解水散布装置であって、水を貯めるための貯水部と、貯水部の水量が第1量であることを検知する第1検知部と、貯水部の水量が、第1量よりも多い第2量であることを検知する第2検知部と、貯水部内の水を電気分解して電解水を生成する電解部と、貯水部内の水を排出するポンプと、ポンプによって排出された水を貯めるための排水タンクと、(1)貯水部への水の供給を開始してからの時間を計測し、(2)第1検知部が第1量を検知した場合に第2検知部が第2量を検知するまで貯水部に水を供給させ、(3)計測した時間が第1期間を経過し、かつ第1検知部が第1量を検知した場合に、ポンプを動作させて、貯水部から水を排出させ、(4)計測した時間をリセットして、貯水部への水の供給を再度開始する制御部とを備える。制御部は、計測した時間が第1期間を経過してから、第1期間よりも長い第2期間を経過するまで、第1検知部が第1量を検知しない場合に、ポンプを動作させて、貯水部から水を排出させる。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電解水散布装置において電気分解のために使用する水を排出できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1(a)-(b)は、実施例に係る電解水散布装置の構造を示す斜視図である。
図2図1(a)-(b)の電解水散布装置の構造を示す断面図である。
図3図3(a)-(c)は、図1(a)-(b)の電解水散布装置における貯水部、フィルタ、フィルタ枠の構造を示す図である。
図4図4(a)-(b)は、図1(a)-(b)の電解水散布装置の構造を示す図である。
図5図2の電解水散布装置の構成を示す図である。
図6図5の制御部による制御手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、貯水部に貯めた水を使用して電解水を生成してから散布する電解水散布装置に関する。具体的に説明すると、貯水部に貯めた水に電極を浸し、電極を通電することによって、水が電気化学的に電気分解され、活性酸素種を含む電解水が生成される。本実施例に係る電解水散布装置は、水道管直結型であり、貯水部への給水を制御するために、貯水部の満水と渇水を検知するための検知部と、弁とを備える。電解水散布装置は、貯水部において満水が検知されるまでは、弁を開くように制御し、貯水部において満水が検知されると、弁を閉じるように制御する。その後、電解水散布装置は、時間の経過とともに貯水部の水が消費され、貯水部において渇水が検知された場合に、再び弁を開くように制御し、以降同じ動作を繰り返す。電解水を生成し続けると、貯水部に貯めた水が汚れてくる。前記のごとく、汚れた水を使用して電解水を生成し続けると、電極に汚れが付着して電極の寿命が短くなる。
【0011】
そのため、電解水散布装置は、給水開始から第1期間経過後、かつ渇水が検知された場合に、貯水部の水を排水タンクに排水する。電解水散布装置は、排水後、排水回数を1回カウントし、排水カウントが目標値になると、排水タンクの水を排水するように通知する。
電解水散布装置は、排水カウントが目標値よりも小さければ、弁を再び開き給水を開始する。この構成において、弁からの微小な水漏れがあったり、高湿度環境等の要因があったりすると、貯水部の水が消費されずに渇水が検知されない。その結果、貯水部の水を排水タンクに排出するための条件が満たされず、排水がなされずに長期間にわたって同じ水が電気分解に使用されてしまうおそれがある。
【0012】
本実施例に係る電解水散布装置は、第1期間よりも長い第2期間経過しても、渇水が検知されなければ、貯水部の水を排水タンクに強制的に排出する。その際に、排水回数をN回カウントする。ここで、Nは、貯水部の容量によって決められる。例えば、通常の排水量に対して、貯水部の満水量が3倍ならば、N=3とされる。
【0013】
以下、本開示を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。図1(a)-(b)は、電解水散布装置100の構造を示す斜視図である。図1(a)は、電解水散布装置100の斜視図であり、電解水散布装置100を前面側から見た図である。図1(b)は、電解水散布装置100の斜視図であり、図1(a)のパネル8を開いた状態で電解水散布装置100を前面側から見た図である。図2は、電解水散布装置100の構造を示す断面図である。
【0014】
電解水散布装置100は、本体ケース1、送風部2、空気浄化部3、制御部4、操作部5、配管ケース33、配管部32を備える。本体ケース1は、略箱形状であり、本体ケース1には、吸気口6と、吹出口7と、パネル8とが設けられる。吸気口6は、本体ケース1の両側面に設けられる。吹出口7は、開閉式であって、本体ケース1の天面における背面側に設けられる。図1(a)-(b)では、吹出口7は閉じた状態である。本体ケース1の天面における前面側には、操作部5が設けられる。
【0015】
本体ケース1の前面側から見て、右側の側面(本体ケース1の一方側の側面)には、開閉可能なパネル8が設けられる。パネル8における本体ケース1の前面側には、吸気口6が設けられる。パネル8を開くと、本体ケース1内には、空洞部9が設けられる。空洞部9は、本体ケース1における右側面の縦長四角形状の開口9aから、本体ケース1における左側へ水平方向に延びた穴である。空洞部9内には、空気浄化部3が設けられる。空気浄化部3は、空洞部9内から本体ケース1外へ取り出し可能である。
【0016】
本体ケース1内には、図2に示すように、吸気口6と吹出口7とを連通する風路10が設けられる。この風路10には、吸気口6から順に、空気浄化部3、送風部2、吹出口7が設けられる。空気浄化部3と送風部2は散布部としてまとめられる。送風部2は、本体ケースの中央部に設けられ、モータ部11と、モータ部11により回転するファン部12と、それらを囲むスクロール形状のケーシング部13とを備える。モータ部11は、ケーシング部13に固定される。
【0017】
ファン部12は、シロッコファンであり、モータ部11から水平方向に延びた回転軸(図示せず)に固定される。モータ部11の回転軸は、本体ケース1の背面側から前面側に延びる。ケーシング部13には、吐出口14と吸込口15とが設けられる。吐出口14は、ケーシング部13の本体ケース1における上面側に設けられる。また、吸込口15は、ケーシング部13の本体ケース1における背面側に設けられる。モータ部11によって、ファン部12が回転すると、ケーシング部13の吸込口15からケーシング部13内に空気が吸い込まれ、この吸い込まれた空気は、吐出口14からケーシング部13外へ送風される。送風部2の風量は、温度や湿度、ガスの臭いレベルに応じて、風量単位時間(例えば、5分)毎に決定される。決定された風量に基づき、モータ部11の回転量が制御される。
【0018】
空気浄化部3は、貯水部16と、給水部17と、気液接触部分(図示せず)と、電解部(図示せず)と、排水タンク50を備える。貯水部16は、天面に開口が設けられた略箱形状をしており、水を貯水できる構造を有する。貯水部16は、本体ケース1の下部に配置されており、空洞部9から水平方向にスライドして着脱可能である。貯水部16は、給水部17から供給される水を貯める。
【0019】
排水タンク50は、天面に開口が設けられた略箱形状を有し、貯水部16から排出された水を貯水できる構造を有する。排水タンク50の容積は、貯水部16の容積よりも大きいので、排水タンク50において貯めることが可能な水の量は、貯水部16において貯めることが可能な水の量よりも多い。排水タンク50は、本体ケース1の下部において、貯水部16の下部に配置されており、本体ケース1から着脱可能である。ここで、貯水部16と排水タンク50をつなぐパイプ(図示せず)が設けられ、パイプには、後述のポンプが設けられる。ポンプは、貯水部16内の水を排水タンク50に排出する。
【0020】
給水部17は、管形状であり、水道管と連通する。給水部17の一方端側は、水道管に連結され、水道管から水道管内の水が、給水部17の一方側から給水部17内に流れ込む。給水部17内に流れ込んだ水は、給水部17の他方端側から貯水部16に滴下する。
【0021】
図3(a)-(c)は、電解水散布装置100における貯水部16、フィルタ20、フィルタ枠21の構造を示す。図3(a)は、貯水部16の斜視図であり、図3(b)は、フィルタ20とフィルタ枠21の斜視図である。気液接触部分18は、貯水部16に貯水された水と、送風部2によって本体ケース1内に吸込まれた室内空気とを接触させる部材である。気液接触部分18は、フィルタ20と、フィルタ枠21と、駆動部(図示せず)とを有する。フィルタ20は、円筒状に構成され、円周部分に空気が流通可能な孔が設けられた構成である。フィルタ20は、フィルタ20の一端が貯水部16の水に浸漬するように、フィルタ枠21に装着される。フィルタ枠21は、貯水部16に設けられた軸受け部23に回転支持されている。フィルタ20とフィルタ枠21とは、駆動部によって回転する構造である。これにより、フィルタ20は、水と室内空気とに連続的に接触される。
【0022】
図3(c)は、貯水部16とフィルタ20とフィルタ枠21と電解部19とを示す。フィルタ枠21は、貯水部16に装着される。電解部19は、本体ケース1に上下方向に移動可能に設けられる。図3(c)の電解部19は、下方に移動された状態である。この状態で、電解部19の下部が、貯水部16内の水に浸漬する。電解部19は、第1の電極(図示せず)と、第2の電極(図示せず)とを有する。貯水部16を、本体ケース1の下部の空洞部9に装着し、電解部19を下方に移動させると、第1の電極と第2の電極とを貯水部16内に浸らせた状態になる。第1の電極と第2の電極とを貯水部16内に浸らせた状態で第1の電極と第2の電極に電圧を印加すると、ユーザによって投入された電解促進溶剤(図示せず)が入った貯水部16内の水が電気化学的に処理される。
【0023】
電解促進溶剤の一例は塩化ナトリウムであり、電解部19は、塩化ナトリウム水溶液を電気化学的に電気分解し、活性酸素種を含む電解水を生成する。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことである。例えば、活性酸素種には、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、あるいは過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素に、オゾン、次亜塩素酸(次亜ハロゲン酸)等といった所謂広義の活性酸素が含まれる。また、電解部19は、本体ケース1から着脱可能である。
【0024】
図3(a)-(c)に示すように、貯水部16は、第1の貯水区画24と、第2の貯水区画25と、仕切り板26と、連通孔27とを有する。第1の貯水区画24は、電解部19と、給水部17の先端部と、ポンプ52が配置された区画である。図3(a)では、右側の区画である。第1の貯水区画24内には、給水部17から水が供給される。また、第1の貯水区画24内の水はポンプ52によりくみ上げられて排水タンク50(図示せず)に排出される。第2の貯水区画25は、気液接触部分18の一部であるフィルタ20とフィルタ枠21とが配置された区画である。図3(a)では、左側の区画である。
【0025】
仕切り板26は、第1の貯水区画24と第2の貯水区画25とを仕切る板である。仕切り板26は、貯水部16の底面から上方に延び、仕切り板26の上端は、水面より上方に配置される。連通孔27は、横長の開口であり、仕切り板26の下端に配置される。連通孔27は、第1の貯水区画24と第2の貯水区画25とを連通する。第1の貯水区画24の水は、連通孔27を介して、第2の貯水区画25へ流れ込む。第1の貯水区画24の底面と、第2の貯水区画25の底面とは、同一面上に配置される。
【0026】
フィルタ20は、円筒状に構成され、円周部分に空気が流通可能な孔が設けられる。フィルタ20は、フィルタ20の一端が貯水部16の水に浸漬するように、フィルタ20の水平方向に延びた中心軸を回転中心として貯水部16内に、フィルタ枠21によって回転自在に内蔵されている。フィルタ枠21は、貯水部16の軸受け部23に回転支持される構造である。フィルタ枠21は、フィルタ20の内面と接する内枠(図示せず)と、第1の軸カバー29と、第2の軸カバー30とを備える。
【0027】
第1の軸カバー29は、内枠の中心軸方向における一方側に固定される円形状の板である第1のカバー29aと、第1のカバー29aの中心から外方に突出した円柱形状の突起である第1の軸29bとを備える。第1の軸29bは、貯水部16における一方側の軸受け部23に回転自在に装着できる構造である。第1のカバー29aと第1の軸29bとは、一体の構造である。
【0028】
第2の軸カバー30は、内枠の中心軸方向における他方側に着脱自在な円形状の板である第2のカバー30aと、第2のカバー30aの中心から外方に突出した円柱形状の突起である第2の軸30bとを備える。第2の軸30bは、貯水部16における他方側の軸受け部23に回転自在に装着できる構造である。内枠と第2のカバー30aと第2の軸30bとは、一体の構造である。第2の軸30bの先端部分に外周面には、多数の突起である、多数の歯30cを備える。第2の軸30bの多数の歯30cは、駆動部(図示せず)の歯車と接触し、駆動部の歯車の回転によって、第2の軸30bを介して、フィルタ枠21が回転する構造である。
【0029】
駆動部は、歯車(図示せず)を備え、歯車の回転によってフィルタ枠21を回転させ、フィルタ枠21の回転によってフィルタ20が回転する。フィルタ20の一端が貯水部16の水に浸漬するように配置されるので、水と室内空気を連続的に接触させる構造である。
【0030】
第2の貯水区画25内と第2の貯水区画25の周囲には、第1検知部と第2検知部が配置される。第1検知部は、貯水部16に貯水される必要最小水量を検知する。第1検知部は、浮力を有するフロート部分40aと、フロート部分40aに設けた磁石41aと、フロート部分40aに設けた磁石41aの位置を検知する検知部分(図示せず)とで構成される。フロート部分40aは、第2の貯水区画25内に配置され、検知部分は、第2の貯水区画25の周囲である貯水部16の外側、つまり本体ケース1に配置される。貯水部16内に必要最小水量以上の水が貯水される場合には、フロート部分40aは、浮力によって所定の位置まで移動し、検知部分は、フロート部分40aに設けた磁石41aを検知する。しかしながら、貯水部16内の水が減り、フロート部分40aが、必要最小水量に相当する第1所定の高さまで下がると、検知部分は、フロート部分40aに設けた磁石41aを検知できなくなり、制御部4に第1信号を送る。
【0031】
第2検知部は、貯水部16に貯水される必要最大水量を検知する。第2検知部は、浮力を有するフロート部分40bと、フロート部分40bに設けた磁石41bと、フロート部分40bに設けた磁石41bの位置を検知する検知部分(図示せず)とで構成される。フロート部分40bは、第1の貯水区画24内に配置され、検知部分は、第1の貯水区画24の周囲である貯水部16の外側、つまり本体ケース1に配置される。フロート部分40bが、必要最大水量に相当する第1所定の高さまで浮動すると、検知部分は、第2フロート部分40bに設けた磁石41bを検知し、制御部4に第2信号を送る。
【0032】
ここで、第1検知部に含まれるフロート部分40a、磁石41aによって検知可能な必要最小水量を第1量と呼ぶ場合、第2検知部に含まれるフロート部分40b、磁石41bによって検知可能な必要最大水量は第2量と呼ばれる。そのため、第2量は第1量よりも多い。さらに、第1量を検知することは渇水を検知することに相当し、第2量を検知することは満水を検知することに相当する。
【0033】
図4(a)-(b)は、電解水散布装置100の構造を示す。図4(a)は、本体ケース1と配管ケース33を、電解水散布装置100の背面側から見た図であり、点検口36から蓋37を外した状態である。図4(b)は、本体ケース1と配管ケース33の側面図であり、点検口36から蓋37を外した状態である。図1(b)、図2図4(a)-(b)に示すように、電解水散布装置100は、貯水部16に水を供給する給水部17と、給水部17と水道管31とを連通する配管部32とを備える。配管部32は、本体ケース1の背面から突出した配管ケース33内に配置される。本体ケース1内には、貯水部16と、気液接触部分18と、送風部2と、給水部17と、風路10とを有する。ここでは、配管部32の一方端側に、水道管31と接続可能な水道側接続部34が配置されることによって、水道側接続部34は配管ケース33の天面に配置される。
【0034】
水道管31と配管部32とを継ぐ場合に、室内の壁から室内に延びる水道管31を曲げながら水道側接続部34に接続する。この水道側接続部34が配管ケース33の天面に配置されるので、水道側接続部34と水道管31とが邪魔にならず、配管ケース33の背面を室内の壁に接するように配置でき、インテリア性が向上する。水道管31は、作業者が手で曲げることができるフレキシブルな水道管である。
【0035】
水道側接続部34は、配管ケース33の天面33aに配置され、水道側接続部34の中心軸は上下方向に延びており、水道管31を上方から水道側接続部34に接続する作業になるので、配管作業が容易になる。具体的には、水道側接続部34は、配管ケース33の天面から上方へ突出した円筒形状の円筒部34aであり、円筒部の外周面には、ねじ加工されたねじ部34bを有する。円筒部34aの先端と、水道管31の端部とを合わせ、円筒部34aのねじ部34bに、水道管31に装着されたナットをねじ止めして、水道管31を水道側接続部34に固定する。
【0036】
配管ケース33の天面33aの高さは、本体ケース1の天面の高さより低い。具体的には、配管ケース33は、箱形状であり、配管ケース33の底面と本体ケース1の底面とは同一面上に配置され、配管ケース33の天面33aの高さは、本体ケース1の天面の高さの3分の2の高さより低い。これにより、水道管31と配管部32とを継ぎ、電解水散布装置100を室内の壁に接するように配置する場合には、まず、室内の壁から室内に延びる水道管31を上方から水道側接続部34に接続する。ここで、水道側接続部34は、作業者が上方から目視できる高さに配置されるので、水道管31を上方から水道側接続部34に接続する作業が容易になる。次に、配管ケース33の背面を、室内の壁に接するように、本体ケース1と配管ケース33とを移動させる。この状態で、水道管31を本体ケース1と室内の壁との間に配置すると、本体ケース1の前面側から電解水散布装置100を見た場合に、水道管31が本体ケース1に隠れ、見えにくくなり、インテリア性が向上する。
【0037】
配管ケース33の左右方向の寸法は、本体ケース1の左右方向の寸法と同じ、または一回り小さい寸法である。これにより、本体ケース1の前面側から電解水散布装置100を見ると、配管ケース33が本体ケース1に隠れ、見えにくくなり、インテリア性が向上する。
【0038】
水道側接続部34は、配管ケース33の天面33aにおける本体ケース1の左右方向の一方側(本体ケース1の前面側から見て左側)寄りに配置される。これにより、配管ケース33の背面を室内の壁に接するように配置した状態でも、本体ケース1の左右方向の一方側のスペースから、配管部32のメンテナンス作業などが容易になる。また、配管ケース33の奥行き寸法は、上方から腕が入る寸法である。具体的には、配管ケース33の奥行き寸法は、10cmから15cmである。これにより、水道管31を水道側接続部34からの取り外し作業などが容易になる。
【0039】
水道管31には、開閉弁35が接続される。開閉弁35は、水道管31内の水を止めたり、流したりする構造である。水道管31内の水を止めたり、流したりすることによって、給水部17内の水が止められたり、流されたりする。開閉弁35は、開閉する弁機構を備える。開閉弁35の一例は、電磁弁である。この弁機構は、電磁弁に所定の電流が流れると弁機構が開き、電磁弁へ電流が流れないと弁機構が閉じる構成である。電磁弁に所定の電流が流れると弁機構が開き、給水部17内を水が流れ、電磁弁へ電流が流れないと弁機構が閉じ、給水部17内の水の流れが止まる。
【0040】
開閉弁35は、リード線によって制御部4に接続されており、制御部4によって制御される。制御部4は、電解部19と、気液接触部分18(駆動部)と、送風部2(モータ部11)と、開閉弁35と、ポンプ52とを制御する。給水時の一例は、制御部4は、操作部5の操作によって電解水散布装置100が動作すると、まず、開閉弁35を開き、水道管31と給水部17とを連通させ、水道管31内の水を、配管部32を介して、給水部17から貯水部16に供給する。貯水部16内に所定量の水が溜まると、貯水部16の第2検知部が所定の水位を検知して第2信号を送信する。制御部4は、第2信号を受信すると、開閉弁35を閉じる。
【0041】
次に、制御部4は、電解部19である第1の電極と第2の電極に印加する電圧、気液接触部分18である駆動部の動作、送風部2であるファン部12の回転数などを制御する。送風部2のモータ部11によってファン部12が回転すると、吸気口6から本体ケース1内に入った外部の空気は、順に、空気浄化部3(貯水部16、フィルタ20)、送風部2、吹出口7を介して、本体ケース1から吹き出される。これにより、貯水部16にて生成された電解水が外部へ散布される。電解水散布装置100は、必ずしも電解水そのものを撒かなくてもよく、結果的に生成した電解水由来(揮発を含む)の活性酸素種を散布しても電解水散布に含まれる。
【0042】
図5は、電解水散布装置100の構成を示す。ここでは、これまで説明した電解水散布装置100の構成のうち、制御部4、貯水部16、水道管31、開閉弁35、排水タンク50、ポンプ52が示される。また、電解水散布装置100は、検知部150と総称される第1検知部150a、第2検知部150b、通知部160も含む。
【0043】
第1検知部150aは、前述のフロート部分40a、磁石41a、検知部分(図示せず)を含み、貯水部16内の水量が第1量であることを検知する。これは、前述のごとく、貯水部16の必要最小水量、渇水を検知することに相当する。第1検知部150aは、第1量を検知した場合に、制御部4に第1信号を送信する。第2検知部は、前述のフロート部分40b、磁石41b、検知部分(図示せず)を含み、貯水部16内の水量が第2水量であることを検知する。これは、前述のごとく、貯水部16の必要最大水量、満水を検知することに相当する。第2検知部150bは、第2量を検知した場合に、制御部4に第2信号を送信する。
【0044】
ここでは、制御部4による(1)貯水部16への給水処理、(2)貯水部16からの排水処理(通常時)、(3)貯水部16からの排水処理(異常時)の順に説明する。
(1)貯水部16への給水処理
電解部19に電解水を生成させる場合、貯水部16に水が貯まっている必要がある。貯水部16に水を貯めるための処理が給水処理である。制御部4は、操作部5への操作によって電解水散布装置100が動作すると、開閉弁35を開くことによって、貯水部16への水の供給を開始する。その際、制御部4は、貯水部16への水の供給を開始してからの時間を計測する。制御部4は、第2検知部150bからの第2信号を受信すると、貯水部16に第2量の水が貯まっているので、開閉弁35を閉じる。
【0045】
次に、制御部4は、電解部19を動作させることによって貯水部16内の水から電解水を生成させてから、送風部2のモータ部11によりファン部12を回転させることによって貯水部16内の電解水を外部へ散布させる。これにより、貯水部16の水は消費されるので、貯水部16内の水量が減る。制御部4は、第1検知部150aからの第1信号を受信した場合に、第2検知部150bからの第2信号を受信するまで、開閉弁35を開くことによって貯水部16に水を供給させる。つまり、貯水部16が渇水になるまでの水の使用と、貯水部16が満水になるまでの給水とが繰り返し実行される。
【0046】
(2)貯水部16からの排水処理(通常時)
(1)の給水処理により給水が繰り返し実行されると、貯水部16に貯まっている水が汚れる。水の汚れによる影響を低減するために、貯水部16の水を排水させるための処理が排水処理である。制御部4は、計測した時間が第1期間を経過し、かつ第1検知部150aからの第1信号を受信した場合に、開閉弁35を開かずに、ポンプ52を動作させる。ポンプの動作により、貯水部16内の水は排水タンク50に排出される。その際、約第1量の水が排出される。制御部4は、貯水部16から水を排出させると、排水回数を計数するためのカウンタ値を第1値だけ変化させる。例えば、制御部4は、カウンタ値を「1」増加させる。制御部4は、貯水部16内の水の排出が終了すると、(1)の給水処理を再度実行させる。つまり、制御部4は、計測した時間をリセットして、貯水部16への水の供給を再度開始する。
【0047】
また、(2)の排水処理が繰り返し実行されることによってカウンタ値が目標値に達すると、制御部4は、通知部160から廃棄を促すための通知を実行する。通知部160は、排水タンク50に貯まった水の廃棄を促すための表示部であり、例えば、点灯により水の廃棄を促す。通知部160の点灯を確認したユーザは、本体ケース1から排水タンク50を取り外して、排水タンク50内の水を廃棄する。その後、排水タンク50が本体ケース1に取り付けられると、制御部4は、カウンタ値をリセットし、(1)の給水処理を再度実行させる。
【0048】
(3)貯水部16からの排水処理(異常時)
開閉弁35からの微小な水漏れがあったり、高湿度環境等の要因があったりすると、貯水部16の水が消費されにくくなる。このような状況において、制御部4は、(2)の排水処理において、計測した時間が第1期間を経過しても第1検知部150aからの第1信号を受信しなくなる。つまり、貯水部16内の水を使用していても、渇水が検知されなくなる。これにより、貯水部16の水を排水タンク50に排出するための条件が満たされず、貯水部16の水が排水されなくなる。その結果、貯水部16の水が長期間にわたって電気分解に使用されてしまう。このような異常時において、制御部4は、次のような排水処理を実行する。
【0049】
制御部4は、第1期間よりも長い第2期間を規定する。例えば、第2期間は第1期間の3倍となるように規定される。制御部4は、計測した時間が第1期間を経過してから第2期間を経過するまで、第1検知部150aからの第1信号を受信しない場合に、ポンプ52を動作させて、貯水部16から水を排水タンク50に排出させる。その際、約第1量以上の水、例えば最大で約第2量の水が排出される。制御部4は、貯水部16から水を排出させると、排水回数を計数するためのカウンタ値を第2値だけ変化させる。第2値は第1値よりも大きくされ、第2値と第1値との比は、第2量と第1量との比以上とされる。そのため、第2量が第1量である場合、第2値は第1値の3倍以上とされる。例えば、(2)の排水処理において制御部4がカウンタ値を「1」増加させる場合、(3)の排水処理において制御部4はカウンタ値を「3」を増加させる。これに続く処理は(2)と同一である。
【0050】
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備える。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
【0051】
以上の構成による電解水散布装置100の動作を説明する。図6は、制御部4による制御手順を示すフローチャートである。制御部4は開閉弁35を開く(S10)。第2検知部150bにおいて満水検知がなされなければ(S12のN)、制御部4は待機する。第2検知部150bにおいて満水検知がなされれば(S12のY)、制御部4は開閉弁35を閉じる(S14)。第1検知部150aにおいて渇水検知がなされ(S16のY)、給水開始から第1期間経過していなければ(S18のN)、ステップ10に戻る。給水開始から第1期間経過していれば(S18のY)、制御部4は、排水回数を「1」増加させ(S20)、ポンプ52を動作させることによって、貯水部16の水を排水タンク50に排水させる(S26)。排水回数が目標値でなければ(S28のN)、ステップ10に戻る。排水回数が目標値であれば(S28のY)、制御部4は通知部160から通知を実行する(S30)。
【0052】
第1検知部150aにおいて渇水検知がなされず(S16のN)、給水開始から第2期間経過していなければ(S22のN)、ステップ16に戻る。給水開始から第2期間経過していれば(S22のY)、制御部4は、排水回数を「N」増加させ(S24)、ポンプ52を動作させることによって、貯水部16の水を排水タンク50に排水させる(S26)。排水回数が目標値でなければ(S28のN)、ステップ10に戻る。排水回数が目標値であれば(S28のY)、制御部4は通知部160から通知を実行する(S30)。
【0053】
本実施例によれば、計測した時間が第1期間を経過してから第2期間を経過するまで、第1検知部150aが第1量を検知しない場合に貯水部16から水を排出させるので、開閉弁35からの微小な水漏れ、高湿度環境等の要因によって水が消費されにくい状態でも、排水できる。また、貯水部16から水を強制的に排出させるので、汚れた水を使用して電解水を生成し続けることを防止できる。また、汚れた水を使用して電解水を生成し続けることが防止されるので、電極に汚れが付着して電極の寿命が短くなることを防止できる。また、貯水部16から水を強制的に排出させた場合に、カウンタ値を、第1値よりも大きい第2値だけ変化させるので、排水タンク50に貯まる水の量に応じた処理を実行できる。また、第2値と第1値との比は、第2量と前記第1量との比以上であるので、排水タンク50から水があふれることを防止できる。
【0054】
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の電解水散布装置(100)は、電解水を散布する電解水散布装置(100)であって、水を貯めるための貯水部(16)と、貯水部(16)の水量が第1量であることを検知する第1検知部(150a)と、貯水部(16)の水量が、第1量よりも多い第2量であることを検知する第2検知部(150b)と、貯水部(16)内の水を電気分解して電解水を生成する電解部(19)と、貯水部(16)内の水を排出するポンプ(52)と、ポンプ(52)によって排出された水を貯めるための排水タンク(50)と、(1)貯水部(16)への水の供給を開始してからの時間を計測し、(2)第1検知部(150a)が第1量を検知した場合に第2検知部(150b)が第2量を検知するまで貯水部(16)に水を供給させ、(3)計測した時間が第1期間を経過し、かつ第1検知部(150a)が第1量を検知した場合に、ポンプ(52)を動作させて、貯水部(16)から水を排出させ、(4)計測した時間をリセットして、貯水部(16)への水の供給を再度開始する制御部(4)とを備える。制御部(4)は、計測した時間が第1期間を経過してから、第1期間よりも長い第2期間を経過するまで、第1検知部(150a)が第1量を検知しない場合に、ポンプ(52)を動作させて、貯水部(16)から水を排出させる。
【0055】
排水タンク(50)に貯まった水の廃棄を促す通知部(160)をさらに備えてもよい。制御部(4)は、計測した時間が第1期間を経過し、かつ第1検知部(150a)が第1量を検知した場合に、ポンプ(52)を動作させて、貯水部(16)から水を排出させると、カウンタ値を第1値だけ変化させ、制御部(4)は、カウンタ値が目標値に達すると通知部(160)から廃棄を促し、制御部(4)は、計測した時間が第1期間を経過してから、第1期間よりも長い第2期間を経過するまで、第1検知部(150a)が第1量を検知しない場合に、ポンプ(52)を動作させて、貯水部(16)から水を排出させると、カウンタ値を、第1値よりも大きい第2値だけ変化させてもよい。
【0056】
第2値と第1値との比は、第2量と第1量との比以上であってもよい。
【0057】
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【符号の説明】
【0058】
1 本体ケース、 2 送風部、 3 空気浄化部、 4 制御部、 5 操作部、 6 吸気口、 7 吹出口、 8 パネル、 9 空洞部、 9a 開口、 10 風路、 11 モータ部、 12 ファン部、 13 ケーシング部、 14 吐出口、 15 吸込口、 16 貯水部、 17 給水部、 18 気液接触部分、 19 電解部、 20 フィルタ、 21 フィルタ枠、 23 軸受け部、 24 第1の貯水区画、 25 第2の貯水区画、 26 仕切り板、 27 連通孔、 29 第1の軸カバー、 29a 第1のカバー、 29b 第1の軸、 30 第2の軸カバー、 30a 第2のカバー、 30b 第2の軸、 30c 歯、 31 水道管、 32 配管部、 33 配管ケース、 33a 天面、 34 水道側接続部、 34a 円筒部、 34b ねじ部、 35 開閉弁、 36 点検口、 37 蓋、 40 検知部、 40a,40b フロート部分、 41a,41b 磁石、 50 排水タンク、 52 ポンプ、 100 電解水散布装置、 150 検知部、 160 通知部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6