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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-20
(45)【発行日】2023-07-28
(54)【発明の名称】車載装置
(51)【国際特許分類】
   G07C 5/00 20060101AFI20230721BHJP
【FI】
G07C5/00 Z
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019025660
(22)【出願日】2019-02-15
(65)【公開番号】P2020135208
(43)【公開日】2020-08-31
【審査請求日】2022-02-01
(73)【特許権者】
【識別番号】391019681
【氏名又は名称】株式会社コムテック
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 幹郎
【審査官】小島 哲次
(56)【参考文献】
【文献】実開平05-012284(JP,U)
【文献】特開2018-084950(JP,A)
【文献】特開2008-059310(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07C 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載される車載装置であって、
前記車両のガラスに取り付けられる取付け面と、
前記取付け面に設けられた表示部と、
筐体を備え、前記筐体の一方の主面に撮像装置のレンズが設けられ、他方の主面にディスプレイ及び/又は操作部が設けられた本体部と、
一端部に前記本体部が取り付けられたステー部と、
を備え、
前記ステー部における前記一端部と反対側の端部に前記取付け面を備え
前記車載装置は、駐車中の前記車両の周囲の少なくとも一部を撮像してその映像を記録する駐車監視録画を実行可能に構成され、
前記表示部は、前記駐車監視録画の実行中である場合に、前記駐車監視録画の実行中である旨の表示内容を出力するように構成されている、
車載装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車載装置であって、
前記表示部は、発光体を備え、前記発光体を発光させることで画像を出力する、車載装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車載装置であって、
前記表示部は、前記画像として文字を出力可能である、車載装置。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の車載装置であって、
前記表示部は、画像を表示可能なディスプレイである、車載装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両事故の後処理において、事故原因に対する当事者の主張が大きく食い違い、事故の解決が円滑に進行しないという問題を解消するため、当事者及び第三者が事故の状況を画像で確認できる車載装置としてのドライブレコーダが普及している。ドライブレコーダには、車両のフロントガラスに取り付けられるタイプのものがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ドライブレコーダなどの車載装置が車両のフロントガラスなどのガラスに取り付けられた状態では、車載装置におけるガラスに取り付けられる取付け面がガラス越しに外部から丸見えの状態となる。このため、ガラス越しに見える車載装置の見栄えが悪いという問題があった。
【0004】
本開示の一局面は、ガラス越しに見える車載装置の見栄えを向上することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、車両に搭載される車載装置であって、取付け面と表示部とを備える。取付け面は、車両のガラスに取り付けられる。表示部は、取付け面に設けられる。
このような構成によれば、車載装置が車両のガラスに取り付けられた状態において、取付け面に設けられた表示部が車外から視認できる。よって、取付け面に表示部を備えない構成と比較して、ガラス越しに見える車載装置の見栄えを向上できる。
【0006】
なお、本開示でいう表示部とは、車載装置がガラスに取り付けられた状態において車外の者に対して何らかの表示を行うことで車載装置の取付け面の見栄えを向上させることができるもの全てを包含する概念である。例えば、本開示でいう表示部は、文字、図形、記号などの画像等を出力可能なディスプレイのような発光体を備える装置や点灯するLEDのような発光体自体であってもよい。また、本開示でいう表示部は、文字、図形、記号などの画像等が描かれたテープやステッカーなどの発光体を備えないものであってもよく、また、車載装置の取付け面に直接描かれた画像等でもあってもよい。
【0007】
本開示の一態様では、表示部は、発光体を備え、発光体を発させることで画像を出力してもよい。このような構成によれば、例えば、文字、図形、記号等が描かれたテープやステッカー等を取付け面に貼り付けて当該テープ等を表示部とする構成よりも、車外から表示部が目に付きやすくすることができる。
【0008】
本開示の一態様では、表示部は、画像として文字を出力可能であってもよい。このような構成によれば、車載装置の見栄えの向上に加えて車外の者に文字を介してメッセージを伝えることができる。
【0009】
本開示の一態様では、表示部は、画像を表示可能なディスプレイであってもよい。このような構成によれば、車外の者に種々の画像を提示でき、車載装置の見栄えを更に向上できる。
【0010】
本開示の一態様では、車載装置は、本体部とステー部とを備えていてもよい。本体部は、筐体の一方の主面に撮像装置のレンズが設けられ、他方の主面にディスプレイ及び/又は操作部が設けられる。ステー部は、一端部に本体部が取り付けられる。ステー部における前記一端部と反対側の端部に取付け面が備えられる。
【0011】
このような構成によれば、ステー部を介して車両のガラスに取り付けるタイプの車載装置において、ガラス越しに見える車載装置の見栄えを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】ドライブレコーダが車両のフロントガラスに取り付けられた状態を示す図である。
図2】ドライブレコーダの本体部の一方の主面を示す図である。
図3】ドライブレコーダの本体部の他方の主面を示す図である。
図4】ドライブレコーダの内部構成を示す図である。
図5】本体部を直接フロントガラスに取り付けるタイプのドライブレコーダを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
[1.構成]
図1図4に示す車載装置の一例としてのドライブレコーダ1は、車両2のガラス(本実施形態ではフロントガラス3)の室内側に装着される。ドライブレコーダ1は、走行中又は駐車中の車両2の周囲の少なくとも一部(本実施形態では車両前方)を撮像してその映像を記録する。
【0014】
ドライブレコーダ1は、本体部11とステー部12とを備える。
本体部11は、直方体状の筐体111を備える。筐体111の一方の主面(図2に示す筐体111の手前側の面。ドライブレコーダ1の正面。)にはカメラのレンズ112が設けられている。また、前記一方の主面には、マイク113及びスピーカ114も設けられている。また、筐体111の他方の主面(図3に示す筐体111の手前側の面。ドライブレコーダ1の背面。)には、液晶ディスプレイ115と操作ボタン116とが設けられている。なお、液晶ディスプレイ115が、他方の主面に設けられたディスプレイの一例に相当し、操作ボタン116が操作部の一例に相当する。また、筐体111の上面にはステー部12の一端部が設けられている。
【0015】
ステー部12は、フロントガラス3に対して本体部11を一定の角度で保持するための部位である。ステー部12の一端部は、筐体111の上面に取り付けられている。ステー部12における前記一端部と反対側の端部(以下、他端部)には取付け部121が備えられる。取付け部121は、車両2のフロントガラス3に取り付けられる部位である。本実施形態では、取付け部121は、平面視長方形状の板状の形状をしている。後述のとおり、取付け部121の一方の主面(図4に示す取付け部121の上面)には、図4においてハッチングで示される透明な両面テープ4が貼付されている。そして、この両面テープ4によって、図1に示すように取付け部121、ひいてはドライブレコーダ1がフロントガラス3に取り付けられる。つまり、取付け部121の上面は、フロントガラス3に取り付けられる取付け面121aを構成する。
【0016】
ステー部12は、ヒンジ機構123を備える。ヒンジ機構123の軸123aを回動軸として取付け部121に対して本体部11を回動させることができる。換言すれば、フロントガラス3に対する本体部11の角度を調整可能である。なお、ヒンジ機構123に代えて又は加えてボールジョイントを使用してもよい。
【0017】
本実施形態では、取付け部121は、発光体を備える表示部122を備える。具体的には、表示部122は、表示画面122aを有する平面視長方形の板状の液晶ディスプレイである。表示部122は、取付け部121におけるフロントガラス3に取り付けられる側において表示画面122aが露出するように設けられている。
【0018】
詳細には、取付け部121における取付け面121aの中央部には、図4に示す直方体状の窪み121bが形成されている。そして、当該窪み121bに平面視長方形状の板状の表示部122が埋め込まれている。また、取付け面121aにおける中央部に設けられた表示部122の周囲には、当該表示部122を囲むように表示部122が設けられていない領域が存在している。そして、前述の透明な両面テープ4が、表示部122を含む取付け面121aの全面に貼付されている。
【0019】
そして、両面テープ4が貼付された取付け面121aをフロントガラス3に取り付け、ドライブレコーダ1をフロントガラス3に取り付けることで、図1に示すように、フロントガラス3越しに外部から表示画面122aが目視可能となる。
【0020】
表示部122は画像としての文字を出力可能である。具体的には、駐車監視録画の実行中に「駐車監視中」の文字が表示部122の表示画面122aに出力される。駐車監視録画は、車両2のイグニッションスイッチがオフである間(すなわち、車両2の駐車中)に実行されるドライブレコーダ1による録画のことである。なお、本実施形態では、テロップのように「駐車監視中」の文字が左右に動いていくように表示される。
【0021】
本実施形態では、表示部122は、車両2の駐車中において発光し、車両2の走行中においては発光しない。なお、車両2が走行中か否かの判定は、図4に示すGPSアンテナ124により検出された車両2の現在位置の変化の有無に基づいて行われてもよい。また、当該判定は、車両2のエンジンのオンオフに基づいて行われてもよい。
【0022】
なお、ドライブレコーダ1は、ステー部12が車両2から電力の供給を受け、本体部11がステー部12から電力供給を受ける構成であってもよい。これに際し、例えば、ステー部12にDC/DCコンバータ(12Vと5Vとを変換するDC/DCコンバータ等)が設けられてもよい。なお、ステー部12で車両2からの電力供給を受けた方が、本体部11が直接車両2から電力供給を受けるよりも、車両2内部から配線される電力供給用電線を短くすることができる。
【0023】
なお、本実施形態では、図4に示すように取付け部121にGPSアンテナ124が内蔵されている。そして、GPSアンテナ124からの電力線124aと表示部122からの電力線122bとが取付け部121からステー部12を介して本体部11に内蔵された図示省略する制御装置や、電池等の電力供給部等に接続されている。なお、制御装置は、ドライブレコーダ1内の各部品の動作を統括及び制御する部品である。
【0024】
[2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)本実施形態では、取付け面121aに表示部122が設けられる。したがって、ドライブレコーダ1が車両2のフロントガラス3に取り付けられた状態において、取付け面121aに設けられた表示部122が車外から視認できる。よって、取付け面121aに表示部122を備えない構成と比較して、フロントガラス3越しに見えるドライブレコーダ1の見栄えを向上できる。
【0025】
(2)本実施形態では、表示部122は、発光体を備え、発光体を発光させることで画像を出力可能である。したがって、例えば、文字、図形、記号等が描かれたテープやステッカー等を取付け面121aに貼り付けて当該テープ等を表示部とする構成と比較して、車外から表示部122が目に付きやすくすることができる。また例えば表示部として1つのランプを設け、単にこのランプを点灯させて表示部とする構成(すなわち発光体を備えるが画像を出力可能でない構成)と比較して、フロントガラス3越しに見えるドライブレコーダ1の見栄えを向上できる。
【0026】
(3)本実施形態では、表示部122は、画像として文字を出力可能である。したがって、ドライブレコーダ1の見栄えの向上に加えて車外の者に文字を介してメッセージを伝えることができる。特に、駐車監視録画の実行中において、「駐車監視中」など、駐車監視録画が実行されていることを示す文字を表示することによって、駐車中における車内の物品の盗難等の抑止効果を促進できる。
【0027】
(4)本実施形態では、表示部122は、画像を表示可能なディスプレイである。したがって、車外の者に種々の画像を提示でき、ドライブレコーダ1の見栄えを更に向上できる。
【0028】
(5)本実施形態では、ステー部12における他端部に取付け面121aが備えられる。そして、この取付け面121aに表示部122が設けられる。
したがって、ステー部12を介してフロントガラス3に取り付けるタイプのドライブレコーダ1において、フロントガラス3越しに見えるドライブレコーダ1の見栄えを向上できる。
【0029】
なお、本実施形態では、ドライブレコーダ1が車載装置の一例に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
【0030】
(1)上記実施形態では、発光体を発光させることで画像を出力する表示部として液晶ディスプレイである表示部122を例示したが、発光体を発光させることで画像を出力する表示部はこれに限られるものではない。表示部は、例えば、有機ELディスプレイや7セグメントディスプレイ等であってもよい。また例えば、表示部は、LED素子等のランプを複数並べたものであってもよい。この場合において、複数のランプを点灯させることで画像を出力してもよい。
【0031】
また、表示部は、発光体を備えるが画像を出力可能でなくてもよい。この場合において例えば、表示部は1つのランプであってもよい。そして、例えば、表示部としてのランプを赤色等に点灯させることで駐車監視中であることを車外の者に通知してもよい。
【0032】
また例えば、表示部は、発光体を備えていなくてもよい。この場合において例えば、文字、図形、記号等が描かれたテープやステッカー等を表示部として取付け面121aに貼り付けてもよい。また、文字等を取付け面121aに直接描画し、当該文字等を表示部としてもよい。
【0033】
このように、本明細書でいう「表示部」には、発光体を備えず、文字、図形、記号等を表示するものも含まれる。
(2)上記実施形態では、表示部122に表示される文字として「駐車監視中」を例示したが、表示部122に表示される文字(画像)はこれに限られない。例えばドライブレコーダ1の製造会社の社名等が表示部122に表示されてもよい。また例えば、文字以外のもの(例えば、図形や記号等)が表示部122に表示されてもよい。
【0034】
(3)上記実施形態では、表示部122に表示される画像は左右に動いていくように表示されるが、画像の表示態様はこれに限られない。例えば画像は上下等、左右以外の方向に動くように表示されてもよい。また、画像は動かないように表示されてもよい。つまり、画像の表示態様は任意である。
【0035】
(4)上記実施形態では、取付け面121aにおいて表示部122の周囲に当該表示部122が設けられていない領域が存在している。しかしながら、取付け面121aにおける表示部122が占める範囲はこれに限られない。例えば、取付け面121aの全面に表示部122が設けられていてもよい。
【0036】
(5)上記実施形態において、両面テープ4は完全に透明でなくてもよい。例えば、両面テープ4は、表示画面122aが両面テープ4を介して視認できる程度の透明性を有していればよい。
【0037】
(6)上記実施形態では、表示部122を含む取付け面121aの全面に両面テープ4が貼付されているが、両面テープの貼付け方はこれに限られない。例えば、取付け面121aにおける一部、具体的には、取付け面121aにおける表示部122が設けられていない領域に両面テープが貼付されてもよい。つまり、両面テープは、表示部122の表示画面122aを避けるようにして貼付されてもよい。この場合において例えば、両面テープは透明でなくてもよい。
【0038】
(7)上記実施形態では、取付け面121aに形成された窪み121bに表示部122が埋め込まれる。しかし、表示部122の設け方はこれに限られない。例えば、取付け面を窪みのない平面状に形成し、当該平面状の取付け面に表示部122を接着等で取り付けてもよい。
【0039】
また例えば、取付け面121aにおける中央部を除いた範囲に表示部122を設けてもよい。この場合において例えば、取付け面121aにおける中央部を囲むように(換言すれば、取付け面121aの周縁に沿うように)LED等の発光体などを配置して表示部を構成してもよい。
【0040】
(8)上記実施形態では、ステー部12における他端部に取付け面121aが設けられ、当該取付け面121aに表示部122が設けられるが、取付け面、ひいては表示部が設けられる箇所はこれに限られない。
【0041】
例えば、図5に示すドライブレコーダ5は、ステー部12を備えず、本体部51を直接フロントガラス3に取り付けるタイプのドライブレコーダである。このタイプのドライブレコーダ5において、本体部51の筐体511の一部(例えば図5に示すように筐体511の上面)に取付け面511aを設け、当該取付け面511aに表示部522を設けてもよい。
【0042】
なお、取付け面511aは、ドライブレコーダ5の正面から背面にかけて(図5に示す筐体111の手前側の面から奥側の面にかけて)高さが高くなるように傾斜して形成されている。また、前述したドライブレコーダ1の筐体111と同様に、筐体511の一方の主面(図5に示す手前側の面)には、カメラのレンズ512、マイク513及びスピーカ514が設けられる。また、筐体511の他方の主面(図5に示す奥側の面)には、液晶ディスプレイと操作ボタンとが設けられている。
【0043】
このような構成によれば、本体部51を直接フロントガラス3に取り付けるタイプのドライブレコーダ5において、取付け面511aに表示部522を備えない構成と比較して、フロントガラス3越しに見えるドライブレコーダ5の見栄えを向上できる。
【0044】
(9)上記実施形態において、取付け面121aの一部を凹状に削って文字などの画像を形成し、当該凹状に削られた部位における光散乱や屈折率の差などを利用して取付け面121aに形成された前記画像を視認させるようにしもよい。この構成では凹状に削られた部位が表示部として機能する。
【0045】
また例えば、取付け面121aにディスプレイを設け、当該ディスプレイ自体の表面又は当該ディスプレイの表面に貼り付けられたシールなどの別部材の表面を凹状に削って画像を形成し、当該画像を視認させる構成としてもよい。
【0046】
つまり、この構成では、取付け面121aに設けられたディスプレイが発光している発光状態では当該ディスプレイに表示されている画像が車外から視認される。一方、当該ディスプレイが発光していない非発光状態では当該ディスプレイ自体の表面又は当該ディスプレイの表面に設けられた別部材に形成された前記画像が視認される。
【0047】
この構成では、取付け面121aに設けられたディスプレイ、及び、当該ディスプレイ自体の表面等における前記凹状に削られた部位が表示部として機能する。
この場合において例えば、発光状態において視認される画像と非発光状態において視認される画像(取付け面121aを凹状に削って形成される画像)とを互いに異なる画像としてもよい。具体的には例えば、前者の画像を「駐車監視中」の文字とし、後者の画像をドライブレコーダの製造会社の社名等にしてもよい。
【0048】
(10)上記実施形態において、両面テープ以外の取付け方法、具体的には例えば、接着剤等を用いてドライブレコーダ1をフロントガラス3に取り付けてもよい。
(11)上記実施形態では、車載装置としてドライブレコーダ1を例示したが、車載装置はこれに限られない。例えば、車載装置は、レーダー探知機等であってもよい。
【0049】
(12)上記実施形態では、車載装置が取り付けられるガラスとしてフロントガラスを例示したが、車載装置が取り付けられるガラスはこれに限られない。例えば、車載装置が取り付けられるガラスは、サイドガラス、リアガラス等の他のガラスであってよい。
【0050】
(13)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
【符号の説明】
【0051】
1,5…ドライブレコーダ、2…車両、3…フロントガラス、11,51…本体部、
12…ステー部、111,511…筐体、112,512…カメラのレンズ、
113…液晶ディスプレイ、114…操作ボタン、121…取付け部、
121a,511a…取付け面、122,522…表示部、
122a…表示画面。
図1
図2
図3
図4
図5