(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-20
(45)【発行日】2023-07-28
(54)【発明の名称】縦型製袋充填包装機
(51)【国際特許分類】
B65B 9/12 20060101AFI20230721BHJP
B65B 61/00 20060101ALI20230721BHJP
B65B 61/24 20060101ALN20230721BHJP
【FI】
B65B9/12
B65B61/00
B65B61/24
(21)【出願番号】P 2019188119
(22)【出願日】2019-10-11
【審査請求日】2022-07-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000148162
【氏名又は名称】株式会社川島製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100193998
【氏名又は名称】渡辺 純一
(72)【発明者】
【氏名】折原 直人
【審査官】▲高▼辻 将人
(56)【参考文献】
【文献】特公昭63-000293(JP,B2)
【文献】特開平10-297619(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 9/00- 9/24
B65B47/00-47/10
B65B59/00-65/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
包装材供給源から繰り出される帯状包装材の両側縁部を重ね合わせて筒状包装材を成形する製筒器と、
この筒状包装材を下方へガイドする充填筒と、
前記両側縁部に縦シールを施す縦シール装置と、
前記縦シール装置の下方に設けられ、縦シールされた前記両側縁部を前記充填筒の外面に向けて押し倒す背貼り倒し装置と、
縦シールされた前記筒状包装材を両側から挟み込んで横シールを行う昇降および開閉可能な一対の横シーラと
、
を備えて構成され、
前記一対の横シーラが、予め設定されたしごき動作を行うしごき機能を備えた、縦型製袋充填包装機において、
外部に別に設置されるカード貼付装置によりカード状物品が貼付される範囲であるカード貼付領域を、前記しごき動作を行う前記一対の横シーラと干渉しない範囲内で、前記充填筒上に設け
、
前記充填筒の下端は、前記背貼り倒し装置の下端よりも下方に位置し、
前記カード貼付領域の上端は、前記背貼り倒し装置の下端よりも下側に位置する構成とし、
前記縦シール装置のシール面と前記横シーラのシール面とは交叉関係にあり、
前記カード貼付領域は、搬送方向に延びるその中央領域が、前記縦シールされた前記両側縁部の折り倒された基部に位置し、
前記カード状物品が、縦に延びるその中央領域で、前記折り倒された基部に接着されて成る、
ことを特徴とする縦型製袋充填包装機。
【請求項2】
請求項
1に記載の縦型製袋充填包装機において、
前記横シーラには、前記筒状包装材を切断位置で切断する切断手段が内蔵されており、
前記横シーラの上側にはシャッタ板が配設されていると共に、前記横シーラの下側にはしごき板が配設されており、
前記干渉しない範囲は、
前記切断位置から上方の第一の距離まで及び前記切断位置から下方の第二の距離までを除いた範囲であり、
前記第一の距離は、前記横シーラが前記しごき動作によって前記筒状包装材上を移動する距離に、前記切断位置と前記シャッタ板の上面との間の距離を加えた距離であり、
前記第二の距離は、前記切断位置と前記しごき板の下面との間の距離である、
ことを特徴とする縦型製袋充填包装機。
【請求項3】
請求項1
または2に記載の縦型製袋充填包装機と、
この縦型製袋充填包装機に併設されるカード貼付機と、を備えて構成され、
前記カード貼付機は、前記カード状物品を前記筒状包装材に貼付する際に、前記カード状物品を前記カード貼付領域に向けて直線的に移動し押し付けるカード貼付装置を備えていることを特徴とするカード貼付機能付き縦型製袋充填包装機システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、縦型製袋充填包装機に係り、より詳細には、カードまたはカード入り小袋の貼付物を貼付するのに適した縦型製袋充填包装機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、スナック菓子などを袋詰めにした袋商品に、商品のおまけとしてトレーディングカードなどを封入した小袋またはそのカード単体(以下、カード単体とカードを入れた小袋をまとめて「カード状物品」とする)を貼り付けて販売する例が数多く知られている。かかるカード入り小袋が貼付された袋商品については、通常の縦型製袋充填包装機(以下、「包装機」ともいう)にカード貼付機を組み合わせて製造されてきた。
【0003】
ここで、上記包装機は、原反ロールから繰り出された包装材を筒状に成形する製筒ユニットと、筒状に成形された包装材に縦シールを施す縦シール装置と、縦シールが施されかつ製品が上方から投下された筒状包装材に横シールを施し切断を行う横シール装置とを備えて構成されている。
【0004】
一方、上記カード貼付機は、カード状物品をストックしているカードストッカと、このカードストッカから供給されるカード状物品に両面シールを貼り付けるシール貼付装置と、両面シールが貼付された前記小袋を包装機の縦シール装置の側方で筒状包装材に貼付するアームおよびその駆動機構とを備えて構成されている。
【0005】
かかる包装機とカード貼付機とを組み合わせた構成により、カード状物品の付いた袋商品を製造する技術の一例については、特許文献1に開示されている。
【0006】
一方、最新の包装機については、生産性向上のために、特許文献1に開示された包装機よりも速い速度で包装材を送るとともにこれに同期して横シール装置を高速で駆動するように設計されている。
【0007】
さらに、最新の前記包装機は、シール不良等を伴う不良製品の生産を抑制して生産性を改善するように、上述した基本的な構成に対して様々な改良が加えられてもいる。
例えば、そのような包装機は、包装機上方から投下された製品が筒状包装体内部で積み重なり、この状態で横シールが実行されたときに横シーラ間に製品が噛み込まれてシール不良を起こしてしまうことを防止するために、「しごき動作」による製品噛み込み防止機能を備えた横シール装置およびこれを搭載した包装機も開発されている。
【0008】
このような横シール装置には、一対の横シーラに加えて、それらの上部および下部にそれぞれシャッタ板およびしごき板が備えられている。このような構成では、包装材を間に挟んだ一対の横シーラが閉じる直前に、前記しごき板が包装材を先に挟んで閉じ、この状態で一対の横シーラと共にしごき板を上から下へ移動させてしごき動作が実行されるようになっている。その後、横シーラが閉じてシール動作が行われる。
【0009】
このような製品噛み込み防止機能を有する横シール装置を備えた包装機については、特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】特公昭63-000293号公報
【文献】特開平10-297619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記特許文献2に開示された包装機が示す高い生産能力で、袋商品にカード状物品の貼付を行いたいとする潜在的な需要が当業界に存在し得る。
しかしながら、上述した特許文献2の包装機に、特許文献1に開示された貼付機を単純に組み合わせても、例えば、貼付機の貼付用アームとしごき動作に伴う上下移動が可能な横シール装置とは、近接した領域に配置されるため、それらの間で一部構造同士が干渉してしまう場合があり、その結果、包装機に対して貼付機を単純に設置することができず、結果として、高い生産性を有する包装機でカード貼付を行うことができないという不都合がある。
【0012】
また、特許文献2の包装機などの特許文献1の技術に比べて新しい包装機は、高い生産性を実現するために、より高速で包装材を搬送するとともに横シール動作も高速で行うことになるため、従来の方式のカード貼付機では、この速度に対応させることができないか、対応させてもカード貼付不良などの問題が生じる場合もある。また、包装材を高速で搬送することで、貼付したカード状物品が空気により受ける影響も大きくなり、貼付の位置などがより重要になっている。このような観点で、さらなる技術的改善の余地が残っている。
【0013】
〔発明の目的〕
本発明は、上記の不都合に鑑みてなされたものであり、その目的は、高いカード貼付に対応した縦型製袋充填包装機であっても、生産性の高い縦型製袋充填包装機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するために、本発明に係る縦型製袋充填包装機は、
包装材供給源から繰り出される帯状包装材の両側縁部を重ね合わせて筒状包装材を成形する製筒器と、
この筒状包装材を下方へガイドする充填筒と、
前記両側縁部に縦シールを施す縦シール装置と、
前記縦シール装置の下方に設けられ、縦シールされた前記両側縁部を前記充填筒の外面に向けて押し倒す背貼り倒し装置と、
縦シールされた前記筒状包装材を両側から挟み込んで横シールを行う昇降および開閉可能な一対の横シーラと、
を備えて構成され、
前記一対の横シーラが、予め設定されたしごき動作を行うしごき機能を備えた、縦型製袋充填包装機において、
外部に別に設置されるカード貼付装置によりカード状物品が貼付される範囲であるカード貼付領域を、前記しごき動作を行う前記一対の横シーラと干渉しない範囲内で、前記充填筒上に設け、
前記充填筒の下端は、前記背貼り倒し装置の下端よりも下方に位置し、
前記カード貼付領域の上端は、前記背貼り倒し装置の下端よりも下側に位置する構成とし、
前記縦シール装置のシール面と前記横シーラのシール面とは交叉関係にあり、
前記カード貼付領域は、搬送方向に延びるその中央領域が、前記縦シールされた前記両側縁部の折り倒された基部に位置し、
前記カード状物品が、縦に延びるその中央領域で、前記折り倒された基部に接着されて成る、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、外部に別に設置されるカード貼付装置によりカード状物品が貼付されるためのカード貼付領域を、前記一対の横シーラの前記しごき動作と干渉しない範囲内で、前記充填筒上に設ける構成としたので、これによって、カード貼付に対応したしごき機能付き縦型製袋充填包装機であっても、生産性の高い縦型製袋充填包装機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明に係る縦型製袋充填包装機の一実施形態を示す概略斜視図である。
【
図2】
図1の包装機に連結されたカード貼付機の吸着部付きピストンロッドが後退位置にあるときの前記包装機およびカード貼付機の側面図である。
【
図3】
図1の包装機に連結されたカード貼付機の吸着部付きピストンロッドが前進位置(貼付位置)にあるときの前記包装機およびカード貼付機の側面図である。
【
図4】
図3と同様にカード貼付機のロッドが後退位置にあるときの前記包装機およびカード貼付機の正面図である。
【
図5】
図3と同様にカード貼付機のロッドが後退位置にあるときの前記包装機およびカード貼付機の平面図である。
【
図6】充填筒の周囲に巻き付けられた筒状包装材とカード状物品の貼付接着位置を示す断面図であり、(A)は貼付時の断面図、(B)は横シーラ間通過時の断面図である。
【
図7】横シーラの動作および関連した寸法を示す説明図であり、(A)は左右一対の横シーラの動作の説明図、(B)しごき動作時および横シール動作時の横シーラの移動距離を示す図、(C)横シーラの寸法を示す図である。
【
図8】扁平状態にある筒状包装材について、しごき動作時およびシール動作時に横シーラが接触する範囲、カード貼付位置、および接着に適した範囲を示す説明図である。
【
図9】本発明に係る縦型製袋充填包装機の第2の実施形態における横シーラの動作および関連した寸法を示す説明図であり、(A)は左右一対の横シーラの動作の説明図、(B)しごき動作時および横シール動作時の横シーラの移動距離を示す図、(C)横シーラの寸法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、
図1ないし
図5を参照して、本発明に係る縦型製袋充填包装機(以下、単に「包装機」ともいう)を、この包装機に連結されカード状物品を貼付するカード貼付機と共に説明する。
なお、図面は、必ずしも原寸を示しているとは限らず、説明を分かりやすくするために必要に応じて特徴部分の寸法的誇張が行われている場合もある。
【0018】
〔包装機の基本構成〕
【0019】
まず、
図1を参照すると、包装機10は、原反ロール(図示せず)から包装材搬送機構(図示せず)により繰り出された帯状包装材Fwを筒状に曲成(成形)する製筒器14と、この製筒器14により曲成された筒状包装材Ftを外面に沿って下方に案内すると共に、筒体内部に製品Pが通過する通路を有する充填筒15と、製筒器14の上方に位置し、製品Pを充填筒15の内部に投下する製品投入装置(図示せず)と、を備えている(この内、製筒器14および充填筒15は、製筒ユニット(フォーマ)13を構成している)。
【0020】
また、包装機10は、筒状包装材Ftの重ね合わされた重合部Foを縦シールする縦シール装置(センターシール装置)20と、前記縦シール装置20のすぐ下側に設けられ縦シールされた前記側縁部分Ft’(すなわち、背貼り部分または縦シール部分Fs)を縦シール済みの筒状包装材Ft(または、「筒状包装体Ft」ともいう)の外周に対して折り倒す背貼り倒し装置23と、を備えている。
【0021】
さらに、包装機10は、製品Pで充填された筒状包装体にしごき動作を行うと共に横シールを施し切断を行う横シール装置(エンドシール装置)30を備えている。この横シール装置30は、一対の横シーラ31,31を備えている。
横シーラ31,31は、後で説明するように、筒状包装材Ftの搬送方向と平行および直交する方向に駆動可能に構成され、この2つの方向の運動を組み合わせて、
図1にD字状の軌道として示されているようなしごき動作およびシール動作を行うことができるようになっている。
【0022】
また、
図1には、包装機10に近接して、カード貼付機40の一部であるカード貼付装置70、より詳細には、カード状物品Cdを吸着可能な上側および下側ピストンロッド71および72も示されている。また、この上側および下側ピストンロッド71および72が前進したときに筒状包装材Ftの外周面に接触する位置も、カード貼付位置として二点鎖線で示されている。このカード貼付位置は、背貼り倒し装置23のすぐ下側で充填筒15の下端領域内に示されている。
なお、カード貼付機40の各構成については、後で詳しく説明する。
【0023】
〔包装機の具体的構成〕
次に、前述の包装機10の構成について、
図2から
図5を参照してより詳しく説明する。
【0024】
(製筒ユニット(フォーマ))
前述したように、製筒ユニット(フォーマ)13は、原反ロールから繰り出された帯状包装材Fwをそのセーラ部14Aの外周および開口部14Bの縁でガイドして筒状に形成し開口部から垂下した円筒部14C内部を通じて下方へ通過させる製筒器14と、この製筒器14の開口部14B内に所定の間隙を介して上端が配置され、前記開口部14Bから僅かに小さい直径を有する円筒部14Cの外周面に筒状包装材Ftを巻き付けた状態で下方(横シール装置の位置する方向)にガイドする充填筒15と、を備えて構成されている。
【0025】
また、開口部14Bおよび円筒部14Cには、それらの正面部分に下方に向かって連続している隙間が設けられている。帯状包装材Fwが製筒器14を通過すると、曲成された筒状包装材Ftの両側縁は重ね合わされ、前記間隙を通じて円筒部14Cの外周面に対して直角に突出しかつ下方向かって連続している重合部として形成されるようになっている。
【0026】
さらに、充填筒15の内部は、製筒ユニット(フォーマ)13の上方に設けられた製品投下装置(ホッパー)(図示せず)から筒状包装材Ftの中へ製品Pを通過させることが可能な通路が形成されている。
【0027】
なお、製筒ユニット(フォーマ)13(すなわち、製筒器14および充填筒15)の各寸法は、最終的な袋商品のサイズに応じて決定されるものであるが、複数の異なる寸法で別々に作製され、所望する袋商品の形状に応じてこれらを換装できるようにされていてもよい。
【0028】
また、製筒器14および充填筒15は、図示しない製筒器支持体を介して包装機10の包装機本体フレーム11に配設されている。この固定フレームについては、当業者により知られている構造とすることができ、詳細に説明しないが、その例は
図2~
図5に開示されている。
【0029】
さらに、前記充填筒15の下端付近の領域には、後述するカード貼付機40の上下のピストンロッド71、72の先端が前進した時に、筒状包装材Ftおよびカード状物品Cdが接触可能な領域が備えられている。この接触可能な領域は、前述のカード貼付領域に対応する。これについては、後でまた説明する。
【0030】
(縦シール装置)
前述の縦シール装置20は、当業界で知られているものでよく、例えば、前記充填筒15の正面側外面に隣接して筒状包装材Ftの搬送経路に沿って配置され、筒状包装材Ftの両側縁は重ね合わされた重合部を通過させる間隙を介して対向配置される一対の縦シーラ21と、この一対の縦シーラ21,21を駆動する縦シーラ駆動装置(図示せず)と、を備えている。
【0031】
この内、一対の縦シーラ21,21は、相対するそれぞれの面にシール面21A,21Aを有し、例えば、間欠的に移動する筒状包装材Ftが停止した瞬間に、前記縦シーラ駆動装置によって互いに接近するように駆動されて接触し、シール面間に挟み込んだ重合部Foに対して加熱および圧着が行われることで縦シール部分Fsが形成されるようになっている。
ただし、これに限定されず、縦シーラ21,21は加熱するのに留まり、これに併設された一対のシール用ローラにシール面21A,21Aが備えられ、これによって縦シールが実行される構成としてもよい。この場合、縦シールのために包装材を停止させる必要はない。
一方、前記一対の縦シーラ21,21は、筒状包装材Ftを下方へ搬送するときには、互いから離れるように駆動され、元の間隙の大きさとなる位置へ移動させられ、次の縦シールのために待機する。
【0032】
また、各シール面21A,21A間の間隙は、開口部14Bおよび円筒部14Cの隙間と一直線上に並ぶように位置合わせされている。
さらに、縦シール装置20は、前述した本体フレーム11に縦シールユニット支持体22を介して配設されている。この縦シールユニット支持体22は、
図2~
図4に示されているように、前記一対の縦シーラ21を覆うように設けられ、さらに、縦シールユニット支持体22は、そこから延びる縦シール支持部材(図示せず)を介して本体フレーム11に固定されている。
【0033】
(包装材送り装置)
また、充填筒15の両側面(すなわち、平面視で充填筒15の周囲で縦シール装置20に対して90度ずれた位置)には、当業界でよく知られている一対の包装材送り装置17(
図1には、1つのみ示されている。また、他の図面では、簡素化のため図示されていない。)が配設され、本体フレーム11に対して固定されている。
【0034】
各包装材送り装置17は、筒状包装材Ftを下方に向けて搬送するように周回可能なベルト18と、このベルトを駆動する駆動ローラ19Aと、ベルトの周回に従って回転する被駆動ローラ19Bとを備えて構成されている。さらに、駆動ローラ19Aには、この駆動ローラ19Aを回転させるローラ駆動装置(図示せず)が備えられている。
【0035】
この一対の包装材送り装置17が、充填筒15の周囲でガイドされている筒状包装材Ftを両側面から挟み込むことで両側から筒状包装材Ftを下方への搬送させるようになっている。
【0036】
(背貼り倒し装置)
また、背貼り倒し装置23は、
図1に示されるように、縦シール装置2
0から出てくる筒状包装材Ftの背貼り部分(縦シールされた前記両側縁の部分)Fsを充填筒15側へ徐々に倒しつつ下方へガイドする背貼り倒し部材を備えている。この背貼り倒し部材は、本例では、細長い板状のガイド板24として形成され、このガイド板24には、背貼り部分Fsの搬送経路に沿ってこの部分に接するガイド面が備えられている。
【0037】
このガイド板24のガイド面は、縦シール装置20の出口側に位置する上端領域では、この出口から出てくる背貼り部分Fsと平行に接するように充填筒15の外面部分に対して直角となるように設けられる。また、ガイド板24のガイド面は、搬送方向に沿って徐々に捻られ、横シール装置30の入口側に位置する下端領域では充填筒15の外面部分に平行に設けられる。これにより、背貼り部分Fsが90度折り倒されることが可能になっている。
【0038】
また、ガイド板24は、その上端領域からほぼ水平面内で斜めに延びる背貼り倒し支持部材25を介して本体フレーム11または後述する縦シーラ支持体に対して固定されている。
【0039】
このようにして、筒状包装材Ftは、背貼り倒し装置23を通過すると、その背貼り部分または縦シール部分Fsが筒状包装材Ftの外周面に折り倒され、下方へ送られる。
このように背貼り倒し装置23が設けられていることによって、包装材を高速で搬送し包装を行う場合でも、縦シール部分Fsを確実かつ迅速に充填筒15の外面に対して倒すことができ、これを設けない場合と比較して、生産効率を高めることができる。
また、後述するカード状物品を貼付するのに際して、しっかりと倒された側端縁重合部分の上に前記小袋を貼付でき、小袋のより確実な接着も可能になり、貼付不良を起こしにくく、これによっても生産性を高めることができる。
【0040】
なお、上記の背貼り倒し部材としてのガイド板24は一例にすぎず、これに限定されるものではない。例えば、背貼り倒し部材は、ガイド板24のような板状部材である必要はなく、棒状部材にガイド面が形成されていてもよく、またはレールのようなガイド部材でガイド部分が実現されていてもよい。
【0041】
(横シール装置)
横シール装置30は、縦シール済みの筒状包装材Ft(筒状包装体)の経路に沿った充填筒15の下方で、筒状包装体Ftを前後から間に挟む一対の横シーラ31,31を備えて構成されている。この横シーラ31,31は、それぞれ概ね直方体形状であり、この横シーラ31,31の対向した内側面には、加熱および圧着により横シールを行うシール面31A,31Aが形成されている。
なお、このシール面31A,31Aは、縦シーラ21,21のシール面21A,21Aと交叉関係にあり、折り倒された縦シール部分Fsは、搬送経路に沿って進むと、このシール面31A,31Aに対して平行に進入するようになっている。
また、各横シーラ31,31は、加熱のために、横シーラ31,31に内蔵されたヒータを装備している。
【0042】
また、この一対の横シーラ31,31のそれぞれの上部には、
図2~
図4および
図7(C)に示されるように(なお、見やすくするために他の図では省略している)、横シーラ31,31の全長にわたってシャッタ機構32,32が設けられている。
【0043】
この内、各シャッタ機構32は、前記シーラ31の両端にそれぞれ配設されるシャッタ基部32Aを備える。各シャッタ基部32Aは、棒状部材32Bをスライド可能にガイドするガイド穴(図示せず)と、シャッタ基部32Aの内部で棒状部材32Bの周囲に設置され、前記棒状部材32Bをシール面31Aよりも突出させるように付勢するばね部材(図示せず)とを備えて構成されている(
図2および
図7参照)。さらに、2つの棒状部材32Bの突出端の間には、この2つの棒状部材32Bの少なくとも配置間隔にわたって延びるシャッタ板32Cが設けられている。
【0044】
同様に、この一対の横シーラ31,31のそれぞれの下部には、
図2~
図4および
図7(C)に示されるように(なお、見やすくするために他の図では省略している)、横シーラ31,31の全長にわたってしごき機構33,33が設けられている。
【0045】
この内、各しごき機構33は、前記シーラ31の両端にそれぞれ配設されるしごき基部33Aを備える。各しごき基部33Aは、棒状部材33Bをスライド可能にガイドするガイド穴(図示せず)と、しごき基部33Aの内部で棒状部材33Bの周囲に設置され、前記棒状部材33Bをシール面31Aよりも突出させるように付勢するばね部材(図示せず)とを備えて構成されている(
図2および
図7参照)。さらに、2つの棒状部材33Bの突出端の間には、この2つの棒状部材33Bの少なくとも配置間隔にわたって延びる
しごき板33Cが設けられている。
【0046】
また、横シール装置30は、横シーラ保持機構34を装備している。例えば、
図4に示されるように、横シーラ保持機構34は、横シーラ31,31の両端をそれぞれ別々に貫通し、横シーラ31,31を知られている開閉機構(図示せず)によって水平方向(開閉方向)に開閉可能となるように支持する2本の水平支持バー34A,34Aと、これらの水平支持バー34A,34Aのそれぞれの背面側端部を包装機10の背壁内面近くで個別に支持する一対のバー支持体34B、34Bと、前記開閉機構を介して横シーラ31,31を開閉駆動する横シーラ開閉用駆動装置(図示せず)としての水平駆動用モータ(例えば、サーボモータ)とを備えて構成されている。
【0047】
さらに、横シール装置30は、前記バー支持体34B、34Bを垂直方向に貫通しこれらを移動(昇降)可能にガイドする左右一対の垂直ガイドバー36A,36Aと、包装機10の背壁および両側壁の後部に固定されている連結部材36Bと、横シーラ保持機構34をクランク機構(図示せず)によって上下させる昇降駆動用サーボモータ(図示せず)と、により構成されている横シーラ昇降機構36も備えている。この横シーラ昇降機構36によってバー支持体34B、34Bを昇降することができ、したがって横シーラ31,31の昇降を行うことができる。
【0048】
また、各横シーラ31は、シール面を上下に分断している溝の中に包装材切断手段としてのカッター(図示せず)を内蔵している。
【0049】
さらに、前記包装機10は、上記包装機の各構成要素および(後述する)カード貼付機の各構成要素の動作を制御する制御装置80と、この制御装置80に併設され各種プログラムおよびデータを記憶する記憶装置(図示せず)と、操作者からの入力指示を受け取り制御装置80へこれを送る指示入力装置(図示せず)と、制御装置80による表示制御により包装機10の制御パラメータおよび動作状態など表示する表示装置(図示せず)と、を備えている。
【0050】
上述した通りに横シール装置30を構成したので、制御装置80による駆動制御下で水平駆動用モータおよび昇降駆動用モータの駆動動作を制御することで、横シーラ31,31を水平方向に開閉および上下方向に昇降させることができる。
【0051】
(カード貼付機)
次に、
図1~
図5を参照して、包装機10と共に使用されるカード貼付機40について説明する。このカード貼付機40は、本明細書に記載した特定のカード貼付位置へ特定のサイズのカード状物品を貼り付けるのに適していれば何れのタイプのカード貼付機40を用いてもよいが、本実施形態では、好ましいカード貼付機40の一例を示す。
【0052】
カード貼付機40は、カード状物品Cdをストックしているカードストッカ50と、このカードストッカ50からカード状物品Cdを吸着により取り出して第1の位置P1に移動させる吸着搬送アーム56と、前記第1の位置P1でカード状物品の裏面の縦に向いた中央領域内に向けて接着剤Adを噴射する接着剤噴射装置60と、を備えている。
【0053】
また、カード貼付機40は、第2の位置P2からその真下にある第3の位置P3へカード状物品Cdを落下させる際にカード状物品Cdを案内する案内部材65、66と、この第3の位置P3から前記充填筒15の外周面上の第4の位置P4(
図1の貼付位置)までカード状物品Cdを吸着しつつ前進移動させることが可能なピストンロッド71、72を備えるカード貼付装置70とを備えている。
【0054】
さらに、カード貼付機40は、前述の各構成要素を支持する貼付機本体フレーム41を備えている。この貼付機本体フレーム41は、その下部領域に取り付けられたキャスタ支持板43およびキャスタ44を介して床面上に配置することができる。
また、貼付機本体フレーム41には、包装機10の側壁下部領域の対応する連結部(図示せず)と連結するための連結器45が備えられている。この連結により、カード貼付機40による筒状包装材Ftの所定の位置へのカード状物品Cdの貼付を再現性よく行うことができる。
【0055】
(カード貼付機の各構成要素)
次に、
図2~
図5を参照しながら、例示的なカード貼付機の各構成要素をより詳細に説明する。
【0056】
カードストッカ50は、
図4に示されるように、包装機10の正面において左右方向に延び内部にカード状物品Cdを縦に並べて保持する細長いカードストッカ本体51と、このカード状物品Cdの両側縁に接する位置で前記カードストッカ本体51に配設されたカード送出用のベルト52と、前記カードストッカ本体51の下側に配設されたベルトに接続されたベルト駆動機構53と、ベルト駆動機構53を駆動するモータなどのベルト駆動装置54とを備えて構成されている。また、カードストッカ50自体は、貼付機本体フレーム41に固定保持されている。
【0057】
カードストッカ50からカード状物品Cdを取り出すためのカード搬送装置55は、
図4に示されるように、カードストッカ本体51の上側からカードストッカ50のカード取出口を越えて突出している構造の内部にカード搬送装置本体57を備える。
この内、このカード搬送装置本体57は、前記カード取出口の前方の離れた位置で下方に延びる駆動シャフト57Aを備え、この駆動シャフト57Aの先端には水平方向に延びる吸着搬送アーム56が結合されている。吸着搬送アーム56は、先端にカード状物品Cdを吸着する吸着部56Aを備える。
これらの駆動シャフト57A、吸着搬送アーム56、吸着部56Aは、カード状物品Cdを吸引による吸着が可能なように内部に通気路が形成され、コンプレッサ(図示せず)に連通している。
【0058】
また、カード搬送装置本体内には、駆動シャフト57Aを回転させることで吸着搬送アーム56を約90度回転(角度変位)させることができるサーボモータなどの駆動装置が装備されている。これにより、制御装置80の駆動制御下で、吸着により取り出したカード状物品Cdは、吸着搬送アーム56を約90度だけ角度変位させることにより、第1の位置(取出口の位置)P1から次に説明する第2の位置P2へ移動させることができる。
【0059】
第2の位置P2には、接着剤噴射装置60が設けられている。本実施形態では、接着剤噴射装置60は、所定の間隔で縦に並んだ上側ノズル61および下側ノズル62を備えている。この所定の間隔は、カード状物品Cdの縦寸法よりもやや小さい距離に設定されている。
前記接着剤噴射装置60は、第2の位置P2へ搬送されたカード状物品Cdの吸着が行われた面とは反対側の面に対向する位置に配設されている。
接着剤噴射装置60は、本実施形態では、支持部材(図示せず)を介して貼付機本体フレーム41に固定保持される構成としているが、これに限られない。接着剤噴射装置60は、包装機10の構成要素の一部として包装機本体フレーム11に配設されてもよい。
また、本実施形態では、カード状物品Cdと筒状包装材Ftを貼付するのに接着剤を用いるが、これに限定されない。例えば、先行技術のように両面テープを貼付するように構成されてもよい。また、2点で接着されるのではなく、3点以上または縦に長い1つ以上の領域で接着が行われてもよい。
【0060】
また、第2の位置P2には、
図2~
図5に示すように、接着剤が塗布されたカード状物品Cdを、P2の真下に位置する第3の位置P3に案内する左案内部材65および右案内部材66が設けられている(ただし、
図2については、他の構成要素を見やすくするために、左案内部材65を二点鎖線で示している)。左案内部材65および右案内部材66には、カード状物品Cdの厚みよりもわずかに大きい幅の断面視コ字状の溝を有するガイドレール65A、66Aが設けられている。
これらの左案内部材65および右案内部材66、ならびにそれぞれのガイドレール65Aおよび66Aは、
図2および
図4に示すように、上段の第2の位置P2から下段の第3の位置P3まで延びている。ただし、カード状物品Cdを、第1の位置P1から第2の位置P2に搬入するとき、および第3の位置から第4の位置に向けて押し出すときに、カード状物品Cdの移動と干渉する右案内部材66およびガイドレール66Aの上段正面側の一部構造、ならびにガイドレール65Aおよび66Aの下段背面側の一部構造については除去されている。
【0061】
第3の位置P3には、
図2~図
3に示すように、カード状物品Cdを包装機10の包装材貼付位置(すなわち、第4の位置P4)に向けて押し出して貼付するカード貼付装置70が配設されている。
カード貼付装置70は、カード状物品Cd吸着用の吸着部71Aおよび72Aを先端に備えた進退自在な上側ピストンロッド71および下側ピストンロッド72と、この上側および下側ピストンロッド71、72を片持ち支持するロッド保持ブロック73と、このロッド保持ブロック73を
図1の矢印Bに示す方向に前進またはそれとは反対に後退させる保持ブロック移動機構74と、これを駆動する駆動する保持ブロック駆動装置75とを備えている。
ここで、上側ピストンロッド71および下側ピストンロッド72、ならびに吸着部71Aおよび72Aは、カード状物品Cdを吸引による吸着が可能なように内部に通気路が形成され、コンプレッサ(図示せず)に連通している。
【0062】
この内、上側ピストンロッド71および下側ピストンロッド72は、
図2および
図3に示すように、上下に並んで平行に配置される。
図5では、吸着搬送アーム56に隠されて見えないが、上側ピストンロッド71および下側ピストンロッド72は、相互に真上または真下に並んで位置している。
また、上側ピストンロッド71および下側ピストンロッド72の間隔、すなわち、吸着部71Aおよび72Aの間隔は、いずれの距離でもよいが、接着剤噴射装置60の上側ノズル61および下側ノズル62にほぼ対応した間隔とすると好ましい。
このようにすると、カード状物品Cdの裏面に塗布された接着剤によって筒状包装材Ftの貼付位置に有効に接着可能であり、さらに、少量の接着剤の使用で接着が済むため経済的にも優れている。
【0063】
なお、左案内部材65および右案内部材66、ならびにカード貼付装置70は、水平テーブル76(
図2~
図5参照)に配設されており、この水平テーブル76は、別の構造体を介して貼付機本体フレーム41に固定されている。
【0064】
さらに、本実施形態は、後で
図8を参照して説明するように、図中の斜線で示される縦長の好ましい接着可能範囲内でカード状物品Cdの縦方向に延びる中央領域を接着するのに好適な構成となっている。これによって、横シーラ31に平行に進入する縦シール部分包装材を高速搬送しつつカード状物品を対応する速度で貼付しても、貼付不良や横シール装置30との接触によるカード状物品Cdの落下を減らすことができ、生産性の向上を実現することができる。
【0065】
(カード貼付用通路)
以上に説明したように、本実施形態では、充填筒15外周面上の筒状包装材Ftのカード貼付位置(P4)に、カード貼付装置70の上側および下側ピストンロッド71および72を接触させる構成となっている。
言い換えると、本実施形態に係る包装機10は、充填筒15または筒状包装材Ft上でカード状物品Cdが接触する領域であるカード貼付領域の中心点について、その法線方向の空間領域に、貼付されることになるカード状物品Cdがカード貼付領域に向けて移動する際に前記カード貼付領域とほぼ平行な姿勢で通過することが可能であるカード貼付用通路領域を備えていることを特徴としている。言い換えると、包装機10は、上記通路内に、背貼り倒し装置23、接着剤噴射装置60などの構造の一部が進入しないようにレイアウトされている。
【0066】
このようなカード貼付用通路領域を備える構成としたため、カード状物品Cdを筒状包装材Ftの貼付領域に向けて直線的に移動させるだけで貼付が可能であり、貼付に必要な経路を短縮して貼付動作についても高速化できるように対応している。さらに、このように直線的に押し付けることで貼付するので、よりしっかりとカード状物品Cdを包装材Ftに押し付けることができ、より確実な貼付を可能にし、貼付不良の発生を減少させている。
【0067】
(制御装置)
本実施形態の包装機10は、
図1に示すように、包装機10の各構成要素(例えば、包装材送り装置17、縦シール装置20、横シール装置30など)の動作およびそれらのタイミングを制御する制御
装置80を備えている。
また、本実施形態では、この制御
装置80は、カード貼付機40のコントローラ(図示せず)と電気的に接続され、これと制御に関する通信を行うことで、カード貼付機40の各構成要素(例えば、カードストッカ50のベルト駆動装置54、カード搬送装置本体57の駆動装置、接着剤噴射装置60、およびカード貼付装置70の動作およびそれらのタイミングも制御し、後で説明する包装機および貼付機の協働的動作を実現する。
この制御
装置80には、操作者が指示を行う入力部(図示せず)と、装置の動作パラメータ等を示す表示部(図示せず)も接続されている。
【0068】
(しごき動作およびシール動作)
次に、
図7(A)を参照して、横シーラ31,31、シャッタ機構32、およびしごき機構33のしごき動作およびシール動作について説明する。
ここで、本実施形態においては、しごき動作、横シール動作、および切断動作中、筒状包装材Ftは停止しているものとして説明を行う。
【0069】
まず、A地点において、横シーラ31,31は、昇降(垂直)方向の動作範囲内における最高点にある。このとき、横シーラ31,31の間(間隙)には、図示されていない筒状包装材Ftが通過しており、言い換えれば、横シーラ31,31は、搬送中の筒状包装材Ftおよびこれに貼付されたカード状物品に干渉しない位置まで開かれている。
【0070】
次に、横シーラ31,31は、地点Aから若干下降しつつ相互に接近し、地点Bへ向かう。この地点Bにおいて、横シーラ31,31の上部に併設されたシャッタ板32C,32C同士が扁平した筒状包装材Ftを介して相互に接触させられることになる。また、横シーラ31,31の上部に併設されたしごき板33C,33Cも扁平した筒状包装材Ftを介してちょうど相互接触させられ、横シーラ31,31の間の間隙が閉鎖される。
【0071】
次に、横シーラ31,31は、地点Bから地点Cへ距離aだけ下降する(この距離aの区間を「しごき区間」ともいう)。このため、筒状包装材Ft内の横シールされる領域に製品Pが積み重なっているなどしている場合でも、しごき板33C,33Cが筒状包装材Ftを挟みつつ下降するため、積み重なってシールを行う際に障害となり得る製品Pをしごき板33C,33Cが下方へ動かして排除することができる。(すなわち、「しごき動作」が実行される)。
【0072】
したがって、横シール時に、横シーラ31,31が製品Pを噛み込むことを防止することができ、噛み込みが生じた場合に包装機10を停止させるなどの緊急のメンテナンスの必要を減少させることができ、また不良包装品の生産をも減らすことができるので、生産効率が向上する。
【0073】
横シーラ31,31は、地点Cにおいて、しごき動作を終了する。一方、横シーラ31,31は、互いに向かってさらに相互接近を行う。このとき、シャッタ板32Cおよびしごき板33Cは、すでに接触している状態にあるが、前述したようにばね付勢により突出させている構成のため、ばねが収縮してシャッタ板32Cおよびしごき板33Cを押し込めることが可能であり、横シーラ31,31の相互接近を妨げないようになっている。
【0074】
次いで、加熱されたシール面同士は接触させられ、筒状包装材Ftの横シール予定箇所に対して一定時間の熱シールを実行される。一定時間の熱シールがされると、横シール装置30は、カッター装置(図示せず)を起動し、筒状包装材Ftを切断する。
次いで、横シーラ31,31が相互に離れ、次に、しごき板33C,33Cが離れると、切断された袋商品が落下する。
最後に、横シーラ31,31は、地点F、地点Gを通り、最初の地点Aへ戻る。
【0075】
(カード状物品の貼付位置について)
次に、
図8を参照して、扁平状態にある筒状包装材Ftを示しており、この筒状包装材Ftのどの位置にカード状物品Cdを貼付することが好ましいかについて説明する。
図8には、扁平状態の筒状包装材Ftの概略が示されている。図面に示された
筒状包装材Ftは、図中の下端が先端になっており、そこから袋の長さに相当する長さLだけ上流に向かった箇所にこれから切断が行われる箇所が筒状包装材Ftを横断する実線で示されている。さらに長さLだけ上流に向かった箇所は、次に切断予定の箇所が二点鎖線で示されている。
なお、
図8には、縦シール装置20は示されていないが、図示されている筒状包装材Ftは、縦シール装置20の縦シーラ21の下端よりも下流に位置しているものである。したがって、カード状物品Cdの貼付は、縦シーラ21の下端よりも下側(下流)の領域内で行われることを前提としている。
【0076】
また、上記切断される箇所および切断予定の箇所から上に距離a+h
1の範囲と、上記切断される箇所および切断予定の箇所から下に距離h
2の範囲は、斜線で示され、その境界は二点鎖線で示されている。これらの範囲は、
図7(A)~
図7(C)を参照すれば明らかな通り、横シーラ31,31、シャッタ機構32、およびしごき機構33の移動が行われる範囲である。したがって、この範囲でカード貼付を行おうとすると、構造的な干渉が生じカード貼付ができない。
逆に、筒状包装材Ft上のこれ以外の範囲は、しごき動作を行う一対の横シーラ31,31ならびにその上下のシャッタ機構32およびしごき機構33と干渉しない範囲である(本明細書では、この干渉しない範囲を、単に「一対の横シーラ31,31と干渉しない範囲」と呼んだり、「横シーラと共に可動する部分と干渉しない範囲」と呼ぶ場合もある)。
【0077】
さらに、
図8の扁平状態の筒状包装材Ftを示す説明図には、包装材の中央領域で搬送方向に沿って縦シール部分Fsが実線で示されている。この縦シール部分Fsは、背貼り倒し装置23のガイド
板24によって、
図8の筒状包装材Ftの縦方向中央領域においてこの領域の包装材外面に対して折り倒されている。
縦シール部分Fsを示す縦線は、右側の太い線Fs’と、左側の細い線Fs’’とで示されている。右側の太い線Fs’は、筒状包装材Ftの重ね合わされた端縁を示している。左側の細い線Fs’’は、縦シール部分Fsの筒状包装材Ftの筒体と縦シール部分Fsとの境界(縦シール部分Fsの基部ともいえる)を示している。
【0078】
なお、図中、最も上流に示されているカード状物品Cdの上には、背貼り倒し装置23のガイド板24が存在する。基本的に、カード貼付は、このガイド板24よりも下流側で行われなければならない。一方、このようにこのガイド板24よりも下流側で貼付することで、ガイド板24によりしっかり倒された縦シール部分Fsに対して貼付が行えるため、カード貼付を確実に行うことができ、貼付不良を防いで生産性を向上させることができる。
【0079】
前述の線Fs’およびFs’’については、
図6(A)および
図6(B)にも示されている。
図6(A)は、一例として、充填筒15、その外周に巻き付けられた筒状包装材Ft、折り倒された縦シール部分Fs、および貼付されたカード(カード状物品)Cdの貼付位置における断面を示している。
図6(B)は、一例として、横シーラ31,31の間を通過する、充填筒15、その外周に巻き付けられた筒状包装材Ft、折り倒された縦シール部分Fs、および貼付されたカード(カード状物品)Cdの断面を示している。
【0080】
図6(A)に見られるように、カード状物品Cdは、このカード状物品Cdのほぼ中央領域で縦シール部分Fsと接するように貼付されている。カード状物品Cdの中央領域で縦シール部分Fsに接着されると、
図6(B)に示されるように、横シーラ31,31の間を通過する際に、横シーラのシール面に対してカード状物品が平行に通過することになる。
【0081】
このような構成としたので、カード状物品Cdの側縁部領域を縦シール部分Fsに貼付した場合と比較して、高速で搬送を行っても、接着されていないカード状物品Cdの端縁が搬送中に揺れ動くことは少ない。また、カード状物品Cdの中央領域を縦シール部分Fsの基部Fs’’から離れた位置で接着した場合と比較して、横シーラ31,31のシール面に対してカード状物品Cdが平行に通過し易くなる。
【0082】
したがって、カード状物品Cdを付した筒状包装体Ftが横シーラ31,31の間を通過するときに、カード状物品Cdが横シーラ31,31のシール面に平行でない角度で進入した結果、このカード状物品Cdが横シーラ31,31に接触して剥がれ落ちてしまうことを防ぐことができる。そのため、カード状物品を貼付した袋商品の生産効率を向上させることができる。
【0083】
また、横シーラ31,31のシール面に対してカード状物品Cdが平行に通過し易くなるため、カード状物品Cdを付した筒状包装体Ftが横シーラ31,31の間を通過するときに、他の貼付位置に比べて、横シーラ31,31の間隔を大きくとらなくても済み、このため、ボックスモーションにおいて横シーラ31,31の移動距離を減らすことができ、包装の高速化を図りやすくなる。
【0084】
図6(A)および
図6(B)には、カードを直接貼付している例を示したが、カード入り小袋を貼付する場合も同じ効果が期待できる。
また、
図6(A)および
図6(B)では、縦シール部分Fsの折り倒しを行った際に縦シール部分Fsに大きな厚みがあるように描かれているが、これは特徴を分かりやすく説明するためのものであり、実際には、それほど筒状包装材Ftの厚みは気にしなくてもよい。
【0085】
そこで、カード状物品Cdを貼付する際には、折り倒された縦シール部分Fsだけでなく、基部Fs’’を挟んで反対側の領域にも接着してもよい。これが、
図8の斜線部分として示されている。これが好ましい接着可能範囲である。
【0086】
この好ましい接着可能範囲について、より詳しく説明する。
前記好ましい接着可能範囲は、カード貼付装置によりカード状物品が貼付される範囲であるカード貼付領域とは異なり、カード状物品Cdと接着するのに好適な筒状包装材Ft上の範囲を示している。
この好ましい接着可能範囲の上端および下端は、横シール装置30の構造の一部である横シーラ31,31ならびにそれに付随したシャッタ板32Cおよびしごき板33Cの可動範囲を含まないように配置されている。
【0087】
したがって、図7(B)および図7(C)に示す距離と寸法の関係から明らかであるように、好ましい接着可能範囲の下端(下流側端)は、切断位置よりも「しごき距離a+横シーラ中心からシャッタ板の上面までの距離h1」だけ上流側に離れた位置にある。また、好ましい接着可能範囲の上端(上流側端)は、切断位置よりも「横シーラ中心からしごき板の下面までの距離h2」だけ下流側に離れた位置にある。
【0088】
また、
図8の上記斜線部分は、
図6に示す背貼り部分または縦シール部分Fsの基部Fs’’を線対称の中心とした搬送方向に延びる細長い範囲として示されている。このような細長い範囲内の全部または一部に(または、基部Fs’’に沿った部分の全部または一部に)、カード状物品Cdの縦に延びる中央領域が接着されることが好ましい。
例えば、本実施形態によれば、カード状物品Cdの縦に延びる中央領域内の2点に接着剤が塗布され(これは、接着剤噴射装置60の上側ノズル61および下側ノズル62の配置に対応している)、当該カード状物品Cdのこの接着剤付近を上側ピストンロッド71および下側ピストンロッド72が吸着し、筒状包装材Ft上且つカード貼付領域内の実際に接着される範囲内に貼付動作を行うようになっている(
図8参照)。
【0089】
また、実際には、カード状物品Cdの接着は、ガイド板24により折り返された縦シール済みの両側縁の部分の上に行われるため、
図1および
図8に示されるように、貼付可能な領域および好ましい接着可能範囲上端は、ガイド板24の下端よりも下方となる。
なお、このとき、充填筒15の下端(すなわち、下流端)は、ガイド板24の下端(すなわち、出口端)よりも下方に位置している必要がある。このような位置であれば、カード貼付領域の特定が可能である。
また、ガイド板24の下端の下方に、貼付されるカード1枚分相当の広さがカード貼付領域として充填筒15上で確保されることが好ましく、少なくとも、接着剤がカード状物品Cdに塗布される接着範囲の程度の広さが、充填筒15下端とガイド板24の下端の間に確保されていることが必要である。
【0090】
このように、上述した充填筒15上の接着領域で、カード状物品Cdと筒状包装材Ftとを接着する構成としたので、筒状包装材Ftを高速搬送しつつカード状物品Cdを対応する速度で貼付しても、貼付不良や横シール装置30との接触によるカード状物品Cdの落下を減らすことができ、生産性の向上を実現することができる。
【0091】
〔包装機および貼付機の協働的動作〕
本実施形態の包装機10は、包装材送り装置17が包装材FwおよびFtを間欠動作で送り出すものである。このため、本実施形態における包装機10およびカード貼付機40の協働的動作については、以下のように、包装材の停止時と搬送時の2つのステップを基準単位として繰り返し実行される。
【0092】
まず、
図3に示されるように、包装材Ftの停止時には、横シーラ31,31同士が互いに接近し(
図7(A)のBおとびCの位置)、前述したしごき動作、横シール動作、切断動作を行う。さらに、カード貼付装置70の上側および下側ピストンロッド71および72による貼付位置におけるカード状物品Cdの貼付動作も行う。加えて、カード搬送装置55の吸着搬送アーム56は、第1の位置P1に移動してカードストッカ50からカード状物品Cdを1枚吸着することを行う。
【0093】
一方、
図2に示されるように、包装材Ftの搬送中には、横シーラ31,31は、筒状包装材Ftおよび貼付されたカード状物品Cdの通過を妨げないように開いた位置に退避する(
図7(A)におけるA、D、Eの位置)。同時に、縦シールされた背貼り部分または縦シール部分Fsは、背貼り倒し装置23のガイド板24によって折り倒され、カード貼付位置の方に向かって搬送が続けられる。
さらに、吸着搬送アーム56は、カード状物品Cdを1枚吸着した状態で、第2の位置P2へ枢動し、接着剤噴射装置60により接着剤の塗布を受けた後、カード状物品Cdの吸着を終了して、左右の案内部材65および66によりガイドされた状態で前記カード状物品Cdを第3の位置へ自然落下させる。自然落下したカード状物品Cdは、後退した位置にあるカード貼付装置70の上側および下側ピストンロッド71および72による吸着を行って、次の停止時における貼付動作に備える。
【0094】
〔本実施形態の効果〕
(1)本実施形態によれば、外部に別に設置されるカード貼付装置70によりカード状物品Cdが貼付される範囲であるカード貼付領域を、前記しごき動作を行う前記一対の横シーラ31,31と干渉しない範囲内で、前記充填筒15上に設ける構成としたので、これによって、カード貼付に対応したしごき機能付き縦型製袋充填包装機10であっても、高い生産性を提供することができる。
【0095】
(2)また、縦シール装置20の下方近くには、縦シールされた両側縁部(縦シール部分)Fsを充填筒15の外面に向けて押し倒す背貼り倒し装置23のガイド板24が備えられており、充填筒15の下端は、背貼り倒し装置23のガイド板24の下端よりも下方に位置し、カード貼付領域の上端は、背貼り倒し装置23のガイド板24の下端よりも下側に位置する構成を採用したので、縦シール部分Fsは、背張によって充填筒15の外面に対して確実かつ迅速に折り倒された後に、その上にカード状物品Cdを貼付することができるので、しっかりと倒された縦シール部分の上にカード状物品Cdをよりやはり確実かつ迅速に接着することが可能になり、しかも貼付不良を起こしにくくすることができるので、これによっても生産効率を高めることができる。
【0096】
(3)さらに、縦シーラ21のシール面21Aと前記横シーラ31のシール面31Aとは交叉関係にあり、前記カード貼付領域は、搬送方向に延びるその中央領域が、前記縦シールされた前記両側縁部Fsの折り倒された基部Fs’’に位置する構成とした場合、縦シール装置20から出てくる縦シールが施された部分Fsは、横シーラ31のシール面31Aに対して平行に通過することになるので、貼付されたカード状物品Cdは、横シーラ31,31のシール面31A,31Aに対して平行に通過することになり、横シーラに接触して落下してしまう事態を防ぎ易くなり、それによって生産性を高めることができる。
【0097】
(4)前記カード状物品Cdが、縦に延びるその中央領域で、前記折り倒された基部Fs’’に接着されて成る構成となっているので、カード状物品Cdの接着部分からその両側縁までの距離を短くすることができ、カード状物品Cdが高速で搬送される場合でも、カード状物品Cdの側縁領域がひらひらと動くことを減らすことができ、これによっても横シーラ31,31間をスムーズに通過させることができるので、さらに生産性を高めることができる。
【0098】
(5)また、横シーラ31,31のしごき動作によってカード貼付が干渉を受けない範囲は、前記横シーラ31,31の前記しごき動作に関連した前記昇降移動の大きさ、および前記横シーラ31,31と共に可動する部分(シャッタ機構32およびしごき機構33)の外形寸法に基づいて特定されているので、これに基づいてそのような干渉を受けることがないカード貼付領域をより確実に設定することができる。特に、シャッタ板32Cおよびしごき板33Cを横シーラ31,31の上部および下部にそれぞれ別々に備えている場合でも、カード貼付領域をより確実に設定することができる、したがって、生産性の高い包装機をより確実に実現することができる。
【0099】
本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な修正および変更を行うことができる。したがって、これらの修正形態および変更形態も、特許請求の範囲に含まれる。
【0100】
〔第2の実施形態〕
第1の実施形態では、包装材送り装置17が包装材FwおよびFtを間欠動作で送り出すものであったが、これに限定されない。例えば、包装材送り装置17は、包装材Fw、Ftを完全に停止させるのではなく、緩急をつけて送る場合にも、本発明は対応できる。
【0101】
この場合、横シーラ31,31が昇降移動する範囲は、
図9に示す図に基づいて特定することができる。
図9(A)は、
図7(A)と同様に、しごき動作およびシール動作についての説明図である。
この場合、異なっているのは、地点Bから地点Cまで横シーラ31,31がしごき動作をしているとき、筒状包装材Ftが共に動いていることである(ただし、横シーラ31,31の移動速度の方が筒状包装材Ftの搬送速度よりも速い)。したがって、実際のしごきの距離は、
図9(B)に示される地点BC間の距離aから「相対速度×時間」を差し引いた距離となる。
また、地点Cでしごき動作は終了し、この地点Cから地点Eまでシール動作を行うことになるが、このとき、横シーラ31,31と筒状包装材Ftは、同じ速度で移動している(すなわち、相対速度がゼロである)。したがって、
図9(B)のCD間距離b
1およびDE間距離b
2は、シーラ31,31は、シール動作のためにゆっくり下降しているが、筒状包装材Ftに対する相対移動はない。なお、地点Dは、切断実行される場所である。
【0102】
したがって、包装材Fw、Ftを間欠動作させる場合と同様に、しごき動作によってシールが干渉する範囲を決定することができる。ただし、実際のしごき距離は、「a-相対速度×時間」となる。
よって、第1の実施形態の場合とは異なり、好ましい接着可能範囲の下端(下流側端)は、切断位置よりも「(しごき距離a-相対速度×時間)+横シーラ中心からシャッタ板の上面までの距離h1」だけ上流側に離れた位置にある。一方、好ましい接着可能範囲の上端(上流側端)は第1の実施形態と同様であり、切断位置よりも「横シーラ中心からしごき板の下面までの距離h2」だけ下流側に離れた位置にある。このような範囲内でカード貼付領域を設定すれば、カード貼付と横シーラ31,31とは干渉することなく、生産性の高い包装機10を提供することができる。
【0103】
〔他の実施形態〕
各実施形態は、本発明に係る縦型製袋充填包装機10を、この包装機に連結されカード状物品を貼付するカード貼付機と共に説明してきたが、上記した縦型製袋充填包装機と上述したカード貼付機とを含むシステムとして説明することも可能である。
この場合、カード貼付機能付き縦型製袋充填包装機システムは、縦型製袋充填包装機10に併設されるカード貼付機40と、を備えて構成され、前記カード貼付機40は、前記カード状物品Cdを前記筒状包装材Ftに貼付する際に、前記カード状物品Cdを前記カード貼付領域に向けて直線的に移動し押し付けるカード貼付装置70を備えていることを特徴とする。これにより、高速処理可能で生産性の高いしごき機能とカード貼付機能の両方を備えた縦型製袋充填包装システムを実現することができる。
【産業上の利用可能性】
【0104】
本発明は、縦型製袋充填包装機は、袋類にカードまたはこれに類似する形状の物品を貼付することを必要としている様々な分野において広く利用することができる。
【符号の説明】
【0105】
10 縦型製袋充填包装機
11 包装機本体フレーム
13 製筒ユニット(フォーマ)
14 製筒器
14A セーラ部
14B 開口部
14C 円筒部
15 充填筒
16 製筒器支持体
17 包装材送り装置
18 ベルト
19A 駆動ローラ
19B 被駆動ローラ
20 縦シール装置(センターシール装置)
21 縦シーラ
21A シール面
22 縦シールユニット支持体
23 背貼り倒し装置
24 ガイド板
25 背貼り倒し支持部材
30 横シール装置(エンドシール装置)
31 横シーラ
31A シール面
32 シャッタ機構
32A シャッタ基部
32B 棒状部材
32C シャッタ板
33 しごき機構
33A しごき基部
33B 棒状部材
33C しごき板
34 横シーラ保持機構
34A 水平支持バー
34B バー支持体
36 横シーラ昇降機構
36A 垂直ガイドバー
36B 連結部材
40 カード貼付機
41 貼付機本体フレーム
43 キャスタ支持板
44 キャスタ
45 連結器
50 カードストッカ
51 カードストッカ本体
52 ベルト
53 ベルト駆動機構
54 ベルト駆動装置
55 カード搬送装置
56 吸着搬送アーム
56A 吸着部
57 カード搬送装置本体
57A 駆動シャフト
60 接着剤噴射装置
61 上側ノズル
62 下側ノズル
65 左案内部材
65A 左ガイドレール
66 右案内部材
66A 右ガイドレール
70 カード貼付装置
71 上側ピストンロッド
71A 吸着部
72 下側ピストンロッド
72A 吸着部
73 ロッド保持ブロック
74 保持ブロック移動機構
75 保持ブロック駆動装置
76 水平テーブル
Fw 帯状包装材
Ft 筒状包装材
Fo 重合部
Fs 背貼り部分または縦シール部分
Cd カード状物品(カードまたはカード入り小袋)