(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-20
(45)【発行日】2023-07-28
(54)【発明の名称】ブロックチェーン利用電子投票管理システム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230721BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2022153286
(22)【出願日】2022-09-27
【審査請求日】2022-09-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0129374
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522380675
【氏名又は名称】シン チョルウ
【氏名又は名称原語表記】SHIN CHEOLWOO
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】シン チョルウ
【審査官】庄司 琴美
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-510906(JP,A)
【文献】特開2019-021296(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-2169695(KR,B1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0213821(US,A1)
【文献】特開2019-095884(JP,A)
【文献】特開2019-219780(JP,A)
【文献】特開2004-165976(JP,A)
【文献】特開2001-243395(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2020-0026627(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2018-0074935(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
指定選挙サイトに接続して電子投票提供サーバからオンライン投票遵守事項の提供を受けて表示した後、有権者の同意情報を電子投票提供サーバに提供し、電子投票提供サーバからログイン画面情報の提供を受けて表示した後、有権者のログイン情報を暗号化して電子投票提供サーバに転送し、有権者認証後に電子投票提供サーバから選挙情報の提供を受けて表示した後、有権者の投票値情報を暗号化して電子投票提供サーバに転送する複数の有権者端末と、
投票認証番号を暗号化して印刷するか、投票認証番号をランダムに生成して暗号化して登録されたカードを出力し、有権者のログイン情報及び投票認証番号の入力を受けて電子投票提供サーバに提供し、電子投票提供サーバから選挙情報の提供を受けて表示した後、有権者の投票値情報の入力を受けて暗号化して電子投票提供サーバに転送する複数の投票用端末と、
選挙情報を復号化キーまたは複数の開票キーとともに生成して、復号化キーを管理者の電子メールまたは携帯電話に転送するか、各開票キーをそれぞれの開票者の電子メールまたは携帯電話にそれぞれ転送し、選挙情報を電子投票提供サーバに提供し、有権者情報を暗号化して電子投票提供サーバに提供し、候補者情報の最終指定及び投票開始情報を生成して電子投票提供サーバに転送する管理者端末と、
前記管理者端末で提供した選挙情報及び有権者情報を登録し、前記管理者端末で転送した投票開始情報によって指定選挙サイトを前記有権者端末に提供し、オンライン投票遵守事項を前記有権者端末に提供した後、同意情報の提供を受けてログイン画面情報を前記有権者端末に提供し、前記有権者端末で転送したログイン情報を復号化した後、登録された有権者情報を確認して有権者認証を行い、選挙情報を前記有権者端末に提供した後、投票値情報を受信して復号化して、記録保管しないで
ブロックチェーンサーバに転送して投票処理し、前記投票用端末で提供した有権者のログイン情報及び投票認証番号を登録された有権者情報と確認して投票認証を行い、その後、選挙情報を前記投票用端末に提供した後、投票値情報を受信して復号化して、記録保管しないで
前記ブロックチェーンサーバに転送して投票処理する電子投票提供サーバと、
前記電子投票提供サーバの電子投票処理に対してミラーリングバックアップを行って前記電子投票提供サーバとの同期化を保持し、前記電子投票提供サーバの電子投票エラーの発生時に、前記電子投票提供サーバを代替するミラーリングバックアップサーバと、
ブロックチェーンサーバから投票値情報を受信して互いに共有し、これを対照してデータ偽造や変造を行うことができないように格納しておく複数の格納装置と、
前記電子投票提供サーバで転送した投票値情報を含む投票ブロックを生成して、ブロックチェーンネットワーク上で前記格納装置に転送した後、前記格納装置の情報相互検証を通じて検証が完了された投票ブロックをチェーンに結合して投票を完了するブロックチェーンサーバと、を含み、
前記電子投票提供サーバは、投票終了時間になるまで待機状態におかれ、投票終了時間になると、前記ブロックチェーンサーバに投票値情報を要請し、前記ブロックチェーンサーバから投票値情報を受信し、
前記ブロックチェーンサーバは、前記電子投票提供サーバから受信された投票値情報を投票ブロックに保管してチェーン形態で連結して、分散型データ格納技術を利用して前記格納装置に同時にこれを複製して格納
し、
前記管理者端末は、
既設定しておいた投票終了時間になるまで待機状態におかれ、投票終了時間になると管理者から復号化キーが入力されたり、開票者から開票キーが入力されるようにする、ことを特徴とするブロックチェーン利用電子投票管理システム。
【請求項2】
前記投票用端末は、
投票認証番号を印刷するか、登録カードを出力する時に接続コードも一緒に含ませて出力する、ことを特徴とする請求項1に記載のブロックチェーン利用電子投票管理システム。
【請求項3】
前記電子投票提供サーバは、
現在進行中の投票に対する投票率を算出し、算出した投票率が既設定された投票率より低調な場合、投票していない有権者を確認して、投票を促す文字メッセージを生成して、確認された有権者に対応する有権者端末に転送する、ことを特徴とする請求項1に記載のブロックチェーン利用電子投票管理システム。
【請求項4】
管理者端末が選挙情報を復号化キーまたは複数の開票キーとともに生成して、復号化キーを管理者の電子メールまたは携帯電話に転送するか、各開票キーをそれぞれの開票者の電子メールまたは携帯電話にそれぞれ転送し、選挙情報を
電子投票提供サーバに提供し、有権者情報を暗号化して
前記電子投票提供サーバに提供し、候補者情報の最終指定及び投票開始情報を生成して
前記電子投票提供サーバに転送するステップと、
前記電子投票提供サーバが前記管理者端末で提供した選挙情報及び有権者情報を登録し、前記管理者端末で転送した投票開始情報によって指定選挙サイトを提供し、オンライン投票遵守事項を
有権者端末に提供するステップと、
前記有権者端末が前記指定選挙サイトに接続して前記オンライン投票遵守事項の提供を受けて表示した後、有権者の同意情報を
前記電子投票提供サーバに提供するステップと、
前記電子投票提供サーバが同意情報の提供を受けてログイン画面情報を前記有権者端末に提供するステップと、
前記有権者端末がログイン画面情報の提供を受けて表示した後、有権者のログイン情報を暗号化して
前記電子投票提供サーバに転送するステップと、
前記電子投票提供サーバが前記有権者端末で転送したログイン情報を復号化した後、登録された有権者情報を確認して有権者認証を行い、選挙情報を前記有権者端末に提供するステップと、
前記有権者端末が有権者認証後に選挙情報の提供を受けて表示した後、有権者の投票値情報を暗号化して
前記電子投票提供サーバに転送するステップと、
前記電子投票提供サーバが前記有権者端末から投票値情報を受信して復号化して、記録保管しないで
ブロックチェーンサーバに転送して投票処理するステップと、
投票用端末が投票認証番号を暗号化して印刷するか、投票認証番号をランダムに生成して暗号化して登録されたカードを出力し、有権者のログイン情報及び投票認証番号の入力を受けて
前記電子投票提供サーバに提供するステップと、
前記電子投票提供サーバが前記投票用端末で提供した有権者のログイン情報及び投票認証番号を登録された有権者情報と確認して投票認証を行い、選挙情報を前記投票用端末に提供するステップと、
前記投票用端末が有権者認証後に選挙情報の提供を受けて表示した後、有権者の投票値情報を暗号化して
前記電子投票提供サーバに転送するステップと、
前記電子投票提供サーバが前記投票用端末から投票値情報を受信して復号化して、記録保管しないで
前記ブロックチェーンサーバに転送して投票処理するステップと、
ミラーリングバックアップサーバが前記電子投票提供サーバの電子投票処理に対してミラーリングバックアップを行って、前記電子投票提供サーバとの同期化を保持し、前記電子投票提供サーバの電子投票エラーの発生時に前記電子投票提供サーバを代替するステップと、
ブロックチェーンサーバが前記電子投票提供サーバで転送した投票値情報を含む投票ブロックを生成して、ブロックチェーンネットワーク上で格納装置に転送した後、前記格納装置の情報相互検証を通じて検証が完了された投票ブロックをチェーンに結合して投票を完了するステップと、
前記格納装置が前記ブロックチェーンサーバから投票値情報を受信して互いに共有し、これを対照してデータ偽造や変造を行うことができないように格納しておくステップと、を含み、
前記電子投票提供サーバは、投票終了時間になるまで待機状態におかれ、投票終了時間になると前記ブロックチェーンサーバに投票値情報を要請し、前記ブロックチェーンサーバから投票値情報を受信し、
前記ブロックチェーンサーバは、前記電子投票提供サーバから受信した投票値情報を投票ブロックに保管してチェーン形態で連結して、分散型データ格納技術を利用して前記格納装置に同時にこれを複製して格納
し、
前記管理者端末は、
既設定しておいた投票終了時間になるまで待機状態におかれ、投票終了時間になると管理者から復号化キーが入力されたり、開票者から開票キーが入力されるようにする、ことを特徴とするブロックチェーン利用電子投票管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の技術分野は、ブロックチェーン利用電子投票管理システム及び方法に関し、特に、ブロックチェーン(block-chain)を利用して投票処理しながら、各種投票方式を電子投票で統合的に管理及び運用するとともに、ミラーリングバックアップ(mirroring backup)同期化を行うように具現したブロックチェーン利用電子投票管理システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
投票は、通常、投票当日に指定された投票所を訪問して、身分確認を経た後、紙からなる投票用紙に記票をすると、投票用紙を1ヶ所に収集して集計する方式で行われる。このような投票方式は、時間及び空間的制約があるだけでなく、投票が不正になるなど信頼性が低下するという短所を有する。そこで、情報通信技術の発達とともに、このような投票方式の短所を解決することができるオンライン電子投票システムに対する技術が開発されている。
【0003】
このようなオンライン電子投票システムの場合、投票管理者は、サーバに受付された各有権者の投票内容を確認することができることから、投票管理者が投票進行中に投票の進行状況を把握することができ、さらに、各有権者の投票内容を造作する虞もあり得るという短所を有する。そこで、オンライン電子投票の活性化のためには、電子投票の秘密性及びセキュリティを強化することができる技術の開発が必要となる。
【0004】
民主主義で意思決定の基盤となる投票では、公正性と信頼性が非常に重要な要素であるので、オンライン電子投票システムの開発でも技術的なセキュリティと安全性の完壁が要求される。それにより、ブロックチェーンのセキュリティを活用したブロックチェーンに基づく電子投票システムに対する関心が大きく増加している。
【0005】
このようなブロックチェーンに基づく電子投票システムは、有権者の投票が行われた後、有権者の候補者選択情報のみをブロックチェーンネットワークに格納するため、投票過程全般にわたって発生する投票履歴データに対する管理が難しく、そのため、二重投票及び無資格者による投票検証など投票全般にわたった過程の信頼性を完全に検証しにくいという短所があって、より高いレベルの無欠性を保証するシステムが要求される実情である。
【0006】
韓国公開特許第10-2021-0083457号公報(2021.07.07.公開)は、投票用紙に表記する投票内容だけでなく、投票施行日、投票施行時刻、投票施行場所など多様な投票履歴データを格納することができる別途の履歴データ格納サーバを構築し、当該投票履歴データに基づいて生成されるトランザクションを格納することができるブロックチェーンネットワークを運営して、データ格納サーバを二元化して管理することにより、ブロックチェーンネットワークに格納されたデータと別途の履歴データ格納サーバに格納されたデータをそれぞれ集計して、比較を通じてデータが造作されたか否かを検証することができることはもちろん、格納される多様な投票履歴データを通じて、二重投票及び無資格者による投票などを検証することができるなど、投票過程で発生する情報に対する無欠性を検証し、信頼性を向上することができるブロックチェーンに基づく電子投票履歴管理システムが開示されている。開示された技術に係ると、ブロックチェーンネットワークを活用して電子投票端末を通じたオンライン上での電子投票を管理するシステムにおいて、電子投票端末から転送された投票情報に基づいてトランザクションを生成し、生成されたトランザクションをブロックチェーンネットワーク上に分散して格納するブロックチェーンサーバと、電子投票端末から転送された投票履歴データをハッシュ関数を通じてハッシュ値に変換し、ハッシュ変換された投票履歴データをデータベースに格納する履歴データ格納サーバと、ブロックチェーンサーバに格納されたトランザクション情報に基づいて投票結果を算出する集計サーバと、電子投票端末、ブロックチェーンサーバ、履歴データ格納サーバ及び集計サーバの間のデータ通信を中継する中継サーバとを含んで構成されて、集計サーバで投票結果を算出する過程で、ブロックチェーンサーバに格納されたトランザクション情報と履歴データ格納サーバに格納された投票履歴データを比較して検証する過程を経るように構成されることを特徴とする。
【0007】
韓国登録特許第10-2186029号公報(2020.11.27.登録)は、ブロックチェーンを利用した電子投票システム及びブロックチェーンを利用した電子投票方法について開示しているが、投票管理サーバが、候補者リスト、投票開始時刻、及び投票終了時刻を含む投票情報を新規投票として登録するステップと、投票管理サーバが新規投票として登録された投票情報に相応する秘密キー及び公開キーとの対を生成するステップと、投票管理サーバがキーロック解除時刻を投票終了時刻以後の時刻に設定し、キーロック解除時刻及び秘密キーをキー管理システムに転送するステップと、投票管理サーバがキーロック解除時刻及び秘密キーをキー管理システムに転送した後、秘密キーを削除するステップと、キー管理システムが秘密キーを内部に格納し、キーロック解除時刻まで秘密キーの判読を遮断するステップと、投票管理サーバが投票開始時刻と投票終了時刻との間に、使用者端末のそれぞれから受信される投票内容を公開キーを用いて暗号化し、暗号化された投票内容を生成するステップと、投票管理サーバが暗号化された投票内容を含む投票トランザクションを生成し、投票トランザクションをブロックチェーンネットワークのブロックチェーンに格納するステップと、投票管理サーバがキーロック解除時刻以後に、キー管理システムから秘密キーを読み取るステップと、投票管理サーバがブロックチェーンネットワークのブロックチェーンに格納された投票トランザクションを読み取るステップと、投票管理サーバが投票トランザクションのそれぞれに含まれる暗号化された投票内容を秘密キーを用いて復号化し、復号化された投票内容を生成するステップと、投票管理サーバが復号化された投票内容に基づいて投票結果を生成するステップと、を含むことを特徴とする。開示された技術に係ると、ブロックチェーンを利用して電子投票を管理することにより、投票の造作可能性は減少させながら、投票の秘密性及びセキュリティはより向上させることができる。
【0008】
前述したような従来の技術では、別途の投票用端末を利用して電子投票を行うか、移動通信端末を利用して電子投票を行うか、インターネットを介して電子投票を行うなどのように、多様な装置及び方法でそれぞれ個別的に運用されているので、それぞれ異なる電子投票装置及び方法を中央サーバに集中して統合的に管理及び運用することが難しく、また、中央サーバの容量の過度な増加要求、データ処理容量の限界、サーバが麻痺された際に投票が不可能になるなどの問題を引き起こした。
【0009】
前述したような従来の技術では、特に別途の投票用端末を利用する場合に、有権者確認、有権者認証などのような各種手続きを行う必要があって、投票する時間が長く所要され、不便である短所もあった。また、それぞれ異なる場所や装置を利用して投票した場合には、それぞれの投票結果を収集しなければならないため、開票結果及び集計を直ちに確認することができず、開票業務が非効率的であり、案件別または選挙別に別途に行わなければならないことから、迅速で、且つ正確な統計資料を得ることが難しく、選挙後に、選挙に参加した個々人の投票時間及び投票参加の有無を直ちに確認することもできず、また、リアルタイムで投票を生成して、直ちに行うこともできないという短所がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】韓国公開特許第10-2021-0083457号公報
【文献】韓国登録特許第10-2186029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明が解決しようとする課題は、前述したような短所を解決するためのものであって、ブロックチェーン(block-chain)を利用して投票処理しながら、各種投票方式を電子投票で統合的に管理及び運用するとともに、ミラーリングバックアップ(mirroring backup)同期化を行うように具現したブロックチェーン利用電子投票管理システム及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前述した課題を解決する手段では、本発明の一特徴に係ると、指定選挙サイトに接続してオンライン投票遵守事項の提供を受けて表示した後、有権者の同意情報を提供し、ログイン画面情報の提供を受けて表示した後、有権者のログイン情報を暗号化して転送し、有権者認証後に選挙情報の提供を受けて表示した後、有権者の投票値情報を暗号化して転送する複数の有権者端末と、投票認証番号を暗号化して印刷するか、投票認証番号をランダムに生成して暗号化して登録されたカードを出力し、有権者のログイン情報及び投票認証番号の入力を受けて提供し、選挙情報の提供を受けて表示した後、有権者の投票値情報の入力を受けて暗号化して転送する複数の投票用端末と、選挙情報を復号化キーまたは複数の開票キーとともに生成して、復号化キーを管理者の電子メールまたは携帯電話に転送するか、各開票キーをそれぞれの開票者の電子メールまたは携帯電話にそれぞれ転送し、選挙情報を提供し、有権者情報を暗号化して提供し、候補者情報の最終指定及び投票開始情報を生成して転送する管理者端末と、前記管理者端末で提供した選挙情報及び有権者情報を登録し、前記管理者端末で転送した投票開始情報によって指定選挙サイトを前記有権者端末に提供し、オンライン投票遵守事項を前記有権者端末に提供した後、同意情報の提供を受けてログイン画面情報を前記有権者端末に提供し、前記有権者端末で転送したログイン情報を復号化した後、登録された有権者情報を確認して有権者認証を行い、選挙情報を前記有権者端末に提供した後、投票値情報を受信して復号化して、記録保管しないで転送して投票処理し、前記投票用端末で提供した有権者のログイン情報及び投票認証番号を登録された有権者情報と確認して投票認証を行い、その後、選挙情報を前記投票用端末に提供した後、投票値情報を受信して復号化して、記録保管しないで転送して投票処理する電子投票提供サーバと、前記電子投票提供サーバの電子投票処理に対してミラーリングバックアップを行って前記電子投票提供サーバとの同期化を保持し、前記電子投票提供サーバの電子投票エラーの発生時に、前記電子投票提供サーバを代替するミラーリングバックアップサーバと、投票値情報を受信して互いに共有し、これを対照してデータ偽造や変造を行うことができないように格納しておく複数の格納装置と、前記電子投票提供サーバで転送した投票値情報を含む投票ブロックを生成して、ブロックチェーンネットワーク上で前記格納装置に転送した後、前記格納装置の情報相互検証を通じて検証が完了された投票ブロックをチェーンに結合して投票を完了するブロックチェーンサーバと、を含むブロックチェーン利用電子投票管理システムを提供する。
【0013】
一実施例において、前記投票用端末は、投票認証番号を印刷するか、登録カードを出力する時に接続コードも一緒に含ませて出力する、ことを特徴とする。
【0014】
一実施例において、前記管理者端末は、既設定しておいた投票終了時間になるまで待機状態におかれ、投票終了時間になると管理者から復号化キーが入力されたり、開票者から開票キーが入力されるようにする、ことを特徴とする。
【0015】
一実施例において、前記電子投票提供サーバは、現在進行中の投票に対する投票率を算出し、算出した投票率が既設定された投票率より低調な場合、投票していない有権者を確認して、投票を促す文字メッセージを生成して、確認された有権者に対応する有権者端末に転送する、ことを特徴とする。
【0016】
一実施例において、前記電子投票提供サーバは、既設定したおいた投票終了時間になるまで待機状態におかれ、投票終了時間になると、前記ブロックチェーンサーバに投票値情報を要請し、前記ブロックチェーンサーバから投票値情報を受信し投票結果を集計して投票情報を算出することを特徴とする。
【0017】
一実施例において、前記ブロックチェーンサーバは、前記電子投票提供サーバから受信された投票値情報を投票ブロックに保管してチェーン形態で連結して、分散型データ格納技術を利用して前記格納装置に同時にこれを複製して格納することを特徴とする。
【0018】
一実施例において、前記ブロックチェーンサーバは、前記電子投票提供サーバから投票値情報の要請を受けて、前記格納装置に格納した投票値情報を前記電子投票提供サーバに転送することを特徴とする。
【0019】
一実施例において、前記電子投票提供サーバは、チーム形成画面を前記有権者端末に提供し、前記有権者端末から要請されるチームの生成や、チームメンバー加入や、チームメンバー招待によって、これに対応してチームを生成するか、チームメンバーとして加入するか、チームメンバーを招待することを特徴とする。
【0020】
一実施例において、前記電子投票提供サーバは、投票を完了した後、チームごとに投票率を計算して、最も高い投票率を有するチームを優勝チームに選定することを特徴とする。
【0021】
一実施例において、前記有権者端末は、前記電子投票提供サーバからチーム形成画面の提供を受けて、チームの生成や、チームメンバー加入や、チームメンバー招待の要請を前記電子投票提供サーバに転送することを特徴とする。
【0022】
一実施例において、前記格納装置は、前記ブロックチェーンサーバから転送される投票値情報に対する相互検証を行ってハッキングを防ぐようにすることを特徴とする。
【0023】
前述した課題を解決する手段として、本発明の他の一特徴に係ると、管理者端末が選挙情報を復号化キーまたは複数の開票キーとともに生成して、復号化キーを管理者の電子メールまたは携帯電話に転送するか、各開票キーをそれぞれの開票者の電子メールまたは携帯電話にそれぞれ転送し、選挙情報を提供し、有権者情報を暗号化して提供し、候補者情報の最終指定及び投票開始情報を生成して転送するステップと、電子投票提供サーバが前記管理者端末で提供した選挙情報及び有権者情報を登録し、前記管理者端末で転送した投票開始情報によって指定選挙サイトを提供し、オンライン投票遵守事項を提供するステップと、有権者端末が前記指定選挙サイトに接続して前記オンライン投票遵守事項の提供を受けて表示した後、有権者の同意情報を提供するステップと、前記電子投票提供サーバが同意情報の提供を受けてログイン画面情報を前記有権者端末に提供するステップと、前記有権者端末がログイン画面情報の提供を受けて表示した後、有権者のログイン情報を暗号化して転送するステップと、前記電子投票提供サーバが前記有権者端末で転送したログイン情報を復号化した後、登録された有権者情報を確認して有権者認証を行い、選挙情報を前記有権者端末に提供するステップと、前記有権者端末が有権者認証後に選挙情報の提供を受けて表示した後、有権者の投票値情報を暗号化して転送するステップと、前記電子投票提供サーバが前記有権者端末から投票値情報を受信して復号化して、記録保管しないで転送して投票処理するステップと、投票用端末が投票認証番号を暗号化して印刷するか、投票認証番号をランダムに生成して暗号化して登録されたカードを出力し、有権者のログイン情報及び投票認証番号の入力を受けて提供するステップと、前記電子投票提供サーバが前記投票用端末で提供した有権者のログイン情報及び投票認証番号を登録された有権者情報と確認して投票認証を行い、選挙情報を前記投票用端末に提供するステップと、前記投票用端末が有権者認証後に選挙情報の提供を受けて表示した後、有権者の投票値情報を暗号化して転送するステップと、前記電子投票提供サーバが前記投票用端末から投票値情報を受信して復号化して、記録保管しないで転送して投票処理するステップと、ミラーリングバックアップサーバが前記電子投票提供サーバの電子投票処理に対してミラーリングバックアップを行って、前記電子投票提供サーバとの同期化を保持し、前記電子投票提供サーバの電子投票エラーの発生時に前記電子投票提供サーバを代替するステップと、ブロックチェーンサーバが前記電子投票提供サーバで転送した投票値情報を含む投票ブロックを生成して、ブロックチェーンネットワーク上で格納装置に転送した後、前記格納装置の情報相互検証を通じて検証が完了された投票ブロックをチェーンに結合して投票を完了するステップと、前記格納装置が前記ブロックチェーンサーバから投票値情報を受信して互いに共有し、これを対照してデータ偽造や変造を行うことができないように格納しておくステップと、を含むブロックチェーン利用電子投票管理方法を提供する。
【発明の効果】
【0024】
本発明の効果としては、ブロックチェーン(block-chain)を利用して投票処理しながら、各種投票方式を電子投票で統合的に管理及び運用するとともに、ミラーリングバックアップ(mirroring backup)同期化を行うように具現したブロックチェーン利用電子投票管理システム及び方法を提供することにより、管理者が有権者の投票内容を確認することができなくて、投票進行中の状況把握や投票内容を造作できないようにし、それにより、電子投票の活性化はもちろん、電子投票の秘密性及びセキュリティを強化することができ、投票過程全般にわたって発生する投票履歴に対する管理だけでなく、二重投票及び無資格者による投票検証など投票全般にわたった過程の信頼性を完全に検証することができて、より高いレベルの無欠性を保証することができるという効果を奏する。
【0025】
本発明に係ると、自分が支持する候補者または案件をクリックするだけで済むので、投票時間が大幅に短縮されることができ、リアルタイムで行われるので、投票が終わると同時に開票結果を直ちに確認することができ、集計も直ちに行われるので、開票者が不必要となって、開票業務が効率的であり、投票意思の正確な反映によって記載ミス、誤字、脱字による無効票、疑問票を防止することができ、案件ごとに迅速で、且つ正確な統計資料を容易に得ることができ、一度のログインで多くの選挙を同時に進めることができ、選挙を進行した後、選挙に参加した個々人の投票時間及び投票参加の有無を直ちに確認することができ、また、リアルタイムで投票を生成して直ちに実行することができ、投票結果をデータベース化して、投票結果をいつでも検索及び閲覧することができるという効果を奏する。
【0026】
本発明に係ると、ミラーリングバックアップ運営により、中央サーバ容量の増加要求を減少させることができ、データ処理容量を分散して効率的な運営が可能であり、サーバが麻痺された際にも他の投票方式で投票を続けることができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の実施形態に係るブロックチェーン利用電子投票管理システムを説明する図面である。
【
図2】本発明の実施形態に係るブロックチェーン利用電子投票管理方法を第1例として説明する図面である。
【
図3】
図2にあるオンライン投票遵守事項表示を例示した図面である。
【
図4】
図2にあるログイン画面表示を例示した図面である。
【
図5】
図2にある有権者認証を例示した図面である。
【
図6】
図2にある選挙リスト確認画面表示を例示した図面である。
【
図7】
図2にある投票画面表示を例示した図面である。
【
図8】
図2にある投票完了表示を例示した図面である。
【
図9】本発明の実施形態に係るブロックチェーン利用電子投票管理方法を第2例として説明する図面である。
【
図10】
図9にある登録カード出力を例示した図面である。
【
図11】
図9にあるログイン情報及び投票認証番号提供を例示した図面である。
【
図12】本発明の実施形態に係るブロックチェーン利用電子投票管理方法を第3例として説明する図面である。
【
図13】
図12にある接続コードを含む登録カードを例示した図面である。
【
図14】
図12にあるモバイル投票遵守事項表示を例示した図面である。
【
図15】
図12にあるログイン画面表示を例示した図面である。
【
図16】
図12にある選挙リスト確認画面表示を例示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下では、添付した図面を参考しながら、本発明の実施例について、本発明が属する技術分野で通常の知識を持った者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本発明に関する説明は、構造的ないし機能的な説明のための実施例に過ぎないので、本発明の権利範囲は、本文に説明されている実施例によって制限されるものではない。つまり、実施例は多様な変更が可能であり、様々な形態を有することができるため、本発明の権利範囲は技術的思想を実現することができる均等物を含む。また、本発明で提示された目的または効果は特定の実施例がこれを全部含めなければならないとか、そのような効果のみを含めなければならないという意味ではないので、本発明の権利範囲は、これによって制限されるものではない。
【0029】
一方、本発明で叙述されている用語の意味は以下のように理解されるべきである。
【0030】
「第1」、「第2」などの用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するためのもので、これらの用語によって権利範囲が限定されてはならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素に命名されることができ、同様に、第2構成要素も第1構成要素に命名されることができる。何れかの構成要素が他の構成要素に「連結された」と言及されている場合は、その他の構成要素に直接的に連結されることもできれば、その間に他の構成要素が存在する。これに対し、何れかの構成要素が他の構成要素に「直接に連結された」と言及されている場合は、その間に他の構成要素が存在していない。一方、構成要素間の関係を説明するその他の表現、すなわち「~の間に」と「直ぐ~の間に」または「~に隣接する」と「~に直接に隣接する」なども同様である。
【0031】
単数の表現は、文脈上、異なっていることを明らかに意味していない限り、複数の表現を含むものであり、「含む」または「有する」などの用語は、実施された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものが存在していることを指定するためのものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しない。
【0032】
ここで使用されている全ての用語は、異なるように定義されない限り、本発明が属する分野で通常の知識を持った者によって一般的に理解されているものと同じ意味を有する。一般的に使用される辞典に定義されている用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致するものと解釈すべきであり、本発明において明白に定義されない限り、理想的または過度に形式的な意味を有するものでない。
【0033】
以下、本発明の実施形態に係るブロックチェーン利用電子投票管理システム及び方法について、図面を参照にして詳細に説明する。
【0034】
図1は、本発明の実施形態に係るブロックチェーン利用電子投票管理システムを説明する図面である。
【0035】
図1を参照すると、ブロックチェーン利用電子投票管理システム100は、複数の有権者端末110、複数の投票用端末120、管理者端末130、電子投票提供サーバ140、ミラーリングバックアップサーバ150、投票ネットワーク160、ブロックチェーンサーバ170、複数の格納装置180、ブロックチェーンネットワーク190を含む。
【0036】
有権者端末110は、有権者が直接に投票所まで行かなくても家庭や学校またはインターネットが可能な空間(または、モバイル通信が可能な空間)で、電子投票提供サーバ140が投票ネットワーク160を通じて提供する指定選挙サイトに接続する場合、指定選挙サイトを通じてオンライン投票遵守事項の提供を受けてディスプレイした後、有権者の同意入力によって同意情報を電子投票提供サーバ140に提供し、電子投票提供サーバ140から受信されるログイン画面情報をディスプレイした後、有権者のログイン情報(すなわち、ID及びパスワード)の入力を受けて暗号化して電子投票提供サーバ140に提供し、有権者認証を行った後、電子投票提供サーバ140から受信される選挙情報をディスプレイした後、有権者の投票値情報の入力を受けて暗号化して電子投票提供サーバ140に提供することにより、このようなオンライン電子投票方式(または、モバイル電子投票方式)によって、時間と場所に制約を受けないので、効率的であり、多くの地域で多くの人(有権者)が同時に投票することができて、費用や時間を節減することができる。
【0037】
一実施例において、有権者端末110は、PC、ノート・パンコン、PDA、スマートフォン、携帯電話などのようなインターネットが可能な通信端末で、投票用端末120から印刷した投票認証番号や出力した登録カードのうち接続コード(例えば、QRコード(登録商標)、バーコードなど)を認識して、電子投票提供サーバ140で提供する指定選挙サイトに接続し、指定選挙サイトを通じてモバイル投票遵守事項の提供を受けてディスプレイした後、有権者の同意入力によって同意情報を電子投票提供サーバ140に提供し、電子投票提供サーバ140から受信されるログイン画面情報をディスプレイした後、有権者のログイン情報(例えば、住民登録番号、学生番号など)及び投票認証番号を入力(または、自動入力)し、当該入力された有権者のログイン情報及び投票認証番号を電子投票提供サーバ140に提供した後、電子投票提供サーバ140から受信される選挙情報をディスプレイした後、有権者の投票値情報の入力を受けて暗号化して電子投票提供サーバ140に提供することができる。このように、有権者が直接に投票所まで行って投票しなければならないが、当日選挙遊説後に有権者端末110を利用して投票を行う必要がある場合に用いることにより、投票用端末120の数を減少して費用や時間を減少することができる。
【0038】
一実施例において、有権者端末110は、電子投票提供サーバ140から受信される結果表示画面情報をディスプレイした後、有権者の結果表示入力によって結果表示要請情報を電子投票提供サーバ140に転送し、電子投票提供サーバ140から受信される投票情報をディスプレイすることができる。
【0039】
一実施例において、有権者端末110は、電子投票提供サーバ140からチーム形成画面の提供を受けてチームを生成するか、チームメンバーとして加入するか、チームメンバーを招待するように電子投票提供サーバ140に要請することもできる。
【0040】
投票用端末120は、指定された投票所で持参した身分証で本人確認を行った有権者に、投票認証番号を暗号化して印刷するか、投票認証番号をランダムに生成し、該当生成した投票認証番号を暗号化して、登録されたカード(例えば、QRコードカード、バーコードカード)を出力し、印刷された投票認証番号や出力された登録カードを持って 投票用紙記入所に入場した有権者がログイン情報(例えば、住民登録番号、学生番号等)及び投票認証番号を入力する場合、当該入力を受けた有権者のログイン情報及び投票認証番号を電子投票提供サーバ140に提供した後、電子投票提供サーバ140から受信される選挙情報をディスプレイした後。有権者の投票値情報の入力を受けて暗号化して、電子投票提供サーバ140に提供する。
【0041】
一実施例において、投票用端末120は、予め指定した投票所に有権者が直接に行って投票するようにするために、投票所に設置された電子投票装置であり、小規模の投票である場合(例えば、学校選挙など)、投票ネットワーク160を通じてセキュリティのために外部のインターネットを遮断し、内部のイントラネットのみで電子投票提供サーバ140と連結して行うようにすることができる。
【0042】
一実施例において、投票用端末120は、投票認証番号を印刷したり、登録カードを出力する時に、接続コード(例えば、QRコード、バーコードなど)も一緒に含ませて出力することもできる。
【0043】
管理者端末130は、有権者が投票すべき選挙情報(例えば、選挙または投票リスト)を復号化キー(または、複数の開票キー)とともに生成し、当該生成された復号化キーを管理者の電子メール(または、携帯電話)に転送し(または、当該生成された各開票キーをそれぞれの開票者(例えば、選挙管理委員長及び選挙管理委員など)の電子メール(または、携帯電話)にそれぞれ転送し)、当該生成された選挙情報を電子投票提供サーバ140に提供し、有権者エクセル入力を通じて投票する権利を有している有権者情報(例えば、有権者の携帯電話番号や電子メールアドレスなど)を暗号化して電子投票提供サーバ140に提供した後、候補者情報に対する最終指定とともに、投票の開始を知らせるための投票開始情報を生成して、電子投票提供サーバ140に転送する。
【0044】
一実施例において、管理者端末130は、既設定された投票終了時間になるまで待機状態におかれ、投票終了時間になると、管理者から復号化キーが入力されるように(または、多数の開票者から各開票キーが入力されるように)することができることにより、管理者が有権者の投票内容を確認することができなくて、投票の進行過程で、状況の把握や投票内容を造作できないようにし、この時、以前に生成した復号化キーと一致するか否かを確認し(または、以前に生成した各開票キーと一致するか否か確認し)、一致する場合に、開票情報を生成して電子投票提供サーバ140に転送することができる。
【0045】
電子投票提供サーバ140は、管理者端末130から受信される選挙情報及び有権者情報をデータベースに登録した後、管理者端末130から受信される投票開始情報によって選挙管理委員会などが予め指定しておいた選挙サイトを投票ネットワーク160を通じて有権者端末110に提供し、指定選挙サイトを通じてオンライン投票遵守事項を有権者端末110に提供した後、有権者端末110から受信される同意情報を確認して、ログイン画面情報を有権者端末110に提供し、有権者端末110からログイン情報を受けて復号化した後、データベースに既登録されている有権者情報を確認し、当該確認された有権者情報を利用して有権者認証を行った後、データベースに既登録されている選挙情報を有権者端末110に提供し、有権者端末110から投票値情報を受けて復号化した後、復号化された投票値情報を記録保管しないで(そこで、管理者が有権者の投票内容を確認することができなくて、投票の進行過程で、状況の把握や投票内容を造作できないようにする)、ブロックチェーンサーバ170に転送して投票処理し、投票用端末120から有権者のログイン情報及び投票認証番号が受信される場合、データベースに既登録されている有権者情報を確認して投票認証を行った後、データベースに既登録されている選挙情報を投票用端末120に提供し、投票用端末120から投票値情報を受けて復号化した後、復号化された投票値情報を記録保管せずに、ブロックチェーンサーバ170に転送して投票処理する。
【0046】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、有権者端末110のQRコード認識を通じて選挙管理委員会などが予め指定しておいた選挙サイトを有権者端末110に提供し、指定選挙サイトを通じてモバイル投票遵守事項を有権者端末110に提供した後、有権者端末110から受信される同意情報を確認してログイン画面情報を有権者端末110に提供し、有権者端末110から有権者のログイン情報及び投票認証番号を受ける場合、データベースに既登録されている有権者情報を確認して投票認証を行った後、データベースに既登録されている選挙情報を有権者端末110に提供し、有権者端末110から投票値情報を受けて復号化した後、復号化された投票値情報を記録保管せずに、ブロックチェーンサーバ170に転送して投票処理することができる。
【0047】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、前述した有権者認証の場合、携帯電話のSMSや電子メールを介した認証方式で、投票認証番号をランダムに生成し、当該生成した投票認証番号をデータベースに予め登録しておいた有権者の携帯電話番号や電子メールアドレスにSMSやメールで転送した後、有権者が有権者端末110(例えば、携帯電話、PCなど)を通じてSMSやメールを受けて投票認証番号を入力すると、有権者端末110に入力された投票認証番号を受け、それにより、有権者端末110から受信される投票認証番号と以前に生成した投票認証番号が一致するか否かを確認して、有権者が正当であるか否かを認証することができる。
【0048】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、前述した投票認証の場合、バーコード認証方式で有権者が投票所で身分を確認した後、投票用端末120で発給されたバーコードカードを登録して認証することができる。
【0049】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、前述した投票認証の場合、バーコードカード認証及びQRコード認識方式で有権者が投票所で身分を確認した後、投票用端末120で発給されたバーコードカードのうちQRコードで投票サイトに接続した後、バーコードカード(投票認証番号)を登録して認証することができる。
【0050】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、現在進行中の投票に対する投票率を算出することができ、当該算出した投票率が既設定された投票率より低調な場合、投票していない有権者をデータベースから確認し、投票を促す文字メッセージを生成して、当該確認された有権者に対応する有権者端末110に転送することもできる。
【0051】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、投票する権利を有している有権者情報(例えば、有権者の携帯電話番号や電子メールアドレスなど)、有権者が投票すべき選挙情報(例えば、選挙または投票リスト)、有権者が投票した投票情報(例えば、投票率、候補者別得票数など)をデータベースに登録して格納することができる。
【0052】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、既設定しておいた投票終了時間になるまで待機状態におかれ(そこで、管理者が有権者の投票内容を確認することができなくて、投票の進行過程で、状況の把握や投票の内容を造作できないようにする)、投票終了時間になると、ブロックチェーンサーバ170に投票値情報を要請するようにした後、ブロックチェーンサーバ170から投票値情報を受けて投票結果を集計して投票情報(例えば、選挙別投票率、地域別投票進行率、選挙別各当選者及び得票率、詳細集計表示を通じた候補者別集計結果情報など)を算出して、データベースに登録することができる。
【0053】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、管理者端末130から受信される開票情報によって結果表示画面情報を有権者端末110に提供した後、有権者端末110から結果表示要請情報を受信してデータベースに登録された投票情報(例えば、選挙別投票率、地域別投票進行率、選挙別各当選者及び得票率、詳細集計表示を通じた候補者別集計結果情報など)を有権者端末110に提供することができる。
【0054】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、電子投票になれていな有権者のために、練習として電子投票をすることができるようにするための模擬投票を、前述したのと類似する構成で提供することもできる。
【0055】
一実施例において、電子投票提供サーバ140は、有権者がチームを形成することができるように、チーム形成画面を有権者端末110に提供することができ、有権者端末110から要請されるチームの生成や、チームメンバー加入や、チームメンバー招待によって、これに対応してチームを生成するか、チームメンバーとして加入するか、チームメンバーを招待することができ、投票を完了した後、チームごとに投票率を計算して、最も高い投票率を有するチームを優勝チームに選定することにより、投票をゲームのように行って、興味を誘発し、また、投票に積極的に参加するようにすることもできる。
【0056】
ミラーリングバックアップサーバ150は、リアルタイムで電子投票提供サーバ140の電子投票処理に対してミラーリングバックアップを行い、電子投票提供サーバ140との同期化を保持し、電子投票提供サーバ140の負荷が既設定された負荷以上である場合などのように、電子投票エラーが発生する可能性がある場合を感知して、電子投票提供サーバ140の代わりに、前述したような電子投票を連続的に提供する。
【0057】
一実施例において、ミラーリングバックアップサーバ150は、電子投票提供サーバ140で行われる選挙情報及び有権者情報に対する登録処理、予め指定しておいた選挙サイトに対する提供処理、オンライン投票遵守事項に対する提供処理、同意情報確認及びログイン画面情報提供処理、ログイン情報復号化及び有権者情報確認処理、有権者認証処理、選挙情報提供処理、投票値情報復号化及び投票情報算出処理、有権者のログイン情報及び投票認証番号受信処理、投票認証処理などをリアルタイムで同期化することができる。
【0058】
投票ネットワーク160は、有線通信網または無線通信網を含み、複数の有権者端末110と電子投票提供サーバ140(または、ミラーリングバックアップサーバ150)との間の通信を連結するか、複数の投票用端末120と電子投票提供サーバ140(または、ミラーリングバックアップサーバ150)との間の通信を連結するか、複数の管理者端末130と電子投票提供サーバ140(または、ミラーリングバックアップサーバ150)との間の通信を連結して、相互間のデータ送受信を行うようにする。
【0059】
ブロックチェーンサーバ170は、電子投票提供サーバ140から転送される投票値情報を受信すると、当該受信された投票値情報を含む投票ブロックを生成して、ブロックチェーンネットワーク190上の全ての格納装置180に転送した後、格納装置180の情報相互検証を通じて、検証が完了された投票ブロックをチェーンに結合して投票を完了する。
【0060】
一実施例において、ブロックチェーンサーバ170は、電子投票提供サーバ140から受信された投票値情報を投票ブロックに保管してチェーン形態で連結して、分散型データ格納技術を利用して複数の格納装置180に同時にこれを複製して格納することができる。
【0061】
一実施例において、ブロックチェーンサーバ170は、電子投票提供サーバ140から投票値情報が要請されると、格納装置180に格納しておいた投票値情報を電子投票提供サーバ140に転送することができる。
【0062】
格納装置180は、ブロックチェーンサーバ170から転送される投票値情報を互いに共有し、これを対照してデータ偽造や変造をすることができないように格納しておく。
【0063】
一実施例において、格納装置180は、ブロックチェーンサーバ170から転送される投票値情報に対する相互検証を行ってハッキングを防ぐようにすることができる。
【0064】
ブロックチェーンネットワーク190は、ブロックチェーンサーバ170と複数の格納装置180との間にブロックチェーンを形成する。
【0065】
前述したような構成を有するブロックチェーン利用電子投票管理システム100は、投票結果が一人の誤差もなく選挙別に正確な集計が行われるようにするための正確性、誰がどちらの候補者を選択したかが知られないように、すなわち、投票結果と投票者との関係に対する秘密が保持されるようにするための3重暗号化処理を通じた秘密性、本人であるか否かをチェックして、投票者が1回だけ投票できるようにするための重複投票防止性、投票中に選挙結果を集計せず、誰も知らないように、すなわち、投票途中の集計結果が残りの投票に影響を与えないようにするための公明性、SSL、セキュリティプログラム、ファイアウォール、及び高性能の侵入防止システムであるIPSを導入して自社サーバに電子投票システムを構築し、外部からの侵入やディドス(Ddos)、ワーム(Worm)、ウイルス(Virus)、スパイウェア(Spyware)、ハッキング(Hacking)などのような各種の危険に対処するとともに、有害トラフィックを探知及び防御してセキュリティインシデントを事前に予防できるようにするための保安性、投票条件に当該する人のみが投票の権限を有し、投票権のない人の投票行為が防止されるようにするための適格性、投票結果が3重に暗号化して格納され、誰も投票結果を偽造できず、復号化キーを入力してこそ選挙の結果が復号化されるようにするための無欠性、投票者ログ記録を通じて不正投票者による選挙妨害を防止するようにするための不正防止性を有するように具現することで、安全で、信頼できる電子投票が行われるようにする。
【0066】
前述したような構成を有するブロックチェーン利用電子投票管理システム100は、ブロックチェーン(block-chain)サーバ170、複数の格納装置180、ブロックチェーンネットワーク190によって形成されたブロックチェーンを利用して投票処理しながら、各種投票方式を電子投票で統合的に管理及び運用するとともに、ミラーリングバックアップ(mirroring backup)同期化を行うように具現することにより、管理者が有権者の投票内容を確認できなくて、投票の進行過程で、状況の把握や投票内容を造作できないようにし、それにより、電子投票の活性化はもちろん、電子投票の秘密性及びセキュリティを強化することができ、投票過程全般にわたって発生する投票履歴に対する管理だけでなく、二重投票及び無資格者による投票検証など投票全般にわたった過程の信頼性を完全に検証することができて、より高いレベルの無欠性を保証することができるようにする。
【0067】
前述したような構成を有するブロックチェーン利用電子投票管理システム100は、有権者端末110を利用してモバイル電子投票を行ったり、有権者端末110を利用してインターネットを通じてオンライン電子投票を行ったり、別途の投票用端末120を利用して電子投票を行うなどのような各種投票方式を電子投票で統合的に管理及び運用するとともに、ミラーリングバックアップサーバ150を通じた電子投票提供サーバ140とのミラーリングバックアップ同期化を行うようにすることにより、自分が支持する候補者または案件をクリックするだけで済むので、投票する時間が大幅に短縮されることができ、リアルタイムで進行されるので、投票が終わると同時に開票結果を直ちに確認することができ、集計も直ちに行われるので、開票する人員が不要になって、開票業務が効率的であり、投票意思の正確な反映によって記載ミス、誤字、脱字による無効票、疑問表を防止することができ、案件ごとに迅速で且つ正確な統計資料を簡単に得ることができ、一度のログインで多くの選挙を同時に進行することができ、選挙を進行した後、選挙に参加した個々人の投票時間及び投票参加の有無を直ちに確認することができ、またリアルタイムで投票を生成して直ちに進行することができ、投票結果をデータベース化して投票結果をいつでも検索及び閲覧することができるようにする。
【0068】
前述したような構成を有するブロックチェーン利用電子投票管理システム100は、ミラーリングバックアップサーバ150によって電子投票提供サーバ140のミラーリングバックアップを運営するようにすることにより、中央サーバの容量の増加要求を減少することができ、データ処理容量を分散して効率的な運営が可能であり、サーバが麻痺された際にも他の投票方式で継続的な投票が行われるようにする。
【0069】
図2は、本発明の実施形態に係るブロックチェーン利用電子投票管理方法を第1例として説明する図面であり、
図3は、
図2にあるオンライン投票遵守事項表示を例示した図面であり、
図4は、
図2にあるログイン画面表示を例示した図面であり、
図5は、
図2にある有権者認証を例示した図面であり、
図6は、
図2にある選挙リスト確認画面表示を例示した図面であり、
図7は、
図2にある投票画面表示を例示した図面であり、
図8は、
図2にある投票完了表示を例示した図面である。
【0070】
図2乃至
図8を参照すると、まず管理者端末130では、有権者が投票しなければならない選挙情報(例えば、選挙または投票リスト)を復号化キー(または、複数の開票キー)とともに生成し、当該生成された復号化キーを管理者の電子メール(または、携帯電話)に転送し(または、当該生成された各開票キーをそれぞれの開票者(例えば、選挙管理委員長及び選挙管理委員など)の電子メール(または、携帯電話)にそれぞれ転送し)、当該生成された選挙情報を電子投票提供サーバ140に提供する。これによって、電子投票提供サーバ140では、管理者端末130から受信される選挙情報をデータベースに登録する(S201)。
【0071】
前述したステップS201で選挙情報を登録した後、管理者端末130では、有権者エクセル入力を通じて投票する権利を有している有権者情報(例えば、有権者の携帯電話番号や電子メールアドレスなど)を暗号化して電子投票提供サーバ140に提供する。これによって、電子投票提供サーバ140では、管理者端末130から受信される有権者情報をデータベースに登録する(S202)。
【0072】
前述したステップS202で有権者情報を登録した後、指定された投票時間になる場合、管理者端末130では、候補者情報に対する最終の指定とともに、投票の開始を知らせるための投票開始情報を生成して電子投票提供サーバ140に転送する。これによって、電子投票提供サーバ140では、管理者端末130から受信される投票開始情報によって、有権者が直接に投票所まで行かなくても家庭や学校またはインターネットが可能な空間(または、モバイル通信が可能な空間)で投票ができるようにするために、選挙管理委員会などが予め指定しておいた選挙サイトを投票ネットワーク160を通じて有権者端末110に提供する。
【0073】
そして、PC、ノート・パンコン、PDA、スマートフォン、携帯電話などのようなインターネットが可能な通信端末である有権者端末110では、電子投票提供サーバ140が投票ネットワーク160を通じて提供する指定選挙サイトに接続するようになる。
【0074】
例えば、有権者端末110では、有権者によって開かれたインターネットウェブブラウザーを通じて直接的に選挙サイトアドレスに接続できるか、ホームページを通じてバナーリンクされている選挙サイトに接続することができ、またスマートフォンやモバイルタブレットなどを利用して接続する場合には、これに対応するモバイル用選挙サイトに自動に接続されるようにすることもできる。
【0075】
さらに、例えば、有権者端末110では、投票を有権者に知らせるためのお知らせ文字を電子投票提供サーバ140から受けて、お知らせ文字内に含まれている選挙サイトアドレスをクリックする場合、リンクされている選挙サイトに接続することもできる。
【0076】
その次に、電子投票提供サーバ140では、指定選挙サイトを通じて接続された有権者端末110(例えば、有権者端末110のアドレス、固有識別子など)を確認してオンライン(または、モバイル)投票遵守事項(または、投票手続きに対する情報)を当該確認された有権者端末110に提供するようになり、これによって、有権者端末110では、指定選挙サイトを通じてオンライン投票遵守事項(または、投票手続きを含めた情報)を受けて、
図3に示すようにディスプレイする(S203)。
【0077】
前述したようなステップS203でディスプレイしたオンライン投票遵守事項において、
図3に示すようなオンライン投票遵守事項に対する同意を有権者が入力手段(例えば、マウスなどによるポイント)を通じてクリックすれば、有権者端末110では、有権者の同意入力によってオンライン投票遵守事項に対して同意したことを知らせるための同意情報を生成して、電子投票提供サーバ140に提供する。それにより、電子投票提供サーバ140では、有権者端末110から受信される同意情報を確認して、ログイン画面情報を有権者端末110に提供する。
【0078】
これによって、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信されるログイン画面情報(または、候補者の公約表示を入力するためのクリック画面)を
図4に示すようにディスプレイする(S204)。
【0079】
前述したようなステップS204でディスプレイしたログイン画面において、有権者が自分のログイン情報(すなわち、ID及びパスワード)を入力手段(例えば、タッチパネル、キーパッドなど)を通じて入力すると、有権者端末110では、当該入力されたログイン情報を暗号化して電子投票提供サーバ140に提供する。
【0080】
例えば、有権者端末110では、有権者が入力した自分の名前及び学生番号をログインクリックを通じて電子投票提供サーバ140に提供することができ、また候補者の公約表示をクリックする場合、電子投票提供サーバ140から候補者の公約の提供を受けて見せることもできる。
【0081】
電子投票提供サーバ140では、有権者端末110からログイン情報を受信して復号化した後、当該復号化されたログイン情報がデータベースに格納された有権者情報に登録されているか否かを確認し、当該確認された有権者情報を利用して有権者端末110に対して有権者認証を行うようにする(S205)。
【0082】
例えば、前述したステップS205での有権者認証が携帯電話の SMSを通じた認証方式である場合、電子投票提供サーバ140では、投票認証画面情報を有権者端末110に提供するようになる。これにより、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信される投票認証画面情報(または、認証番号受信を入力するためのクリック画面)を
図5に示すようにディスプレイすることができる。これによって、有権者が自分の携帯電話番号を入力手段を通じて入力した後、認証番号受信をクリックすれば、有権者端末110では、当該入力された携帯電話番号及び認証番号受信要請情報を暗号化して電子投票提供サーバ140に提供することができる。そうすれば、電子投票提供サーバ140では、有権者端末110から携帯電話番号及び認証番号受信要請情報を受けて、投票認証番号をランダムに生成し、当該生成した投票認証番号を有権者の携帯電話番号にSMSで転送するようになる。これによって、有権者がSMSを通じて受信された投票認証番号を有権者端末110を通じて入力した後、投票認証確認をクリックすれば、有権者端末110では、入力された投票認証番号及び投票認証確認要請情報を電子投票提供サーバ140に転送することができる。それによって、電子投票提供サーバ140では、有権者端末110から受信される投票認証番号と以前に生成した投票認証番号が一致するか否かを確認して、有権者が正当であるか否かを認証することができる。
【0083】
さらに、例えば、前述したステップS205での有権者認証が電子メールを通じた認証方式である場合、電子投票提供サーバ140では、投票認証画面情報を有権者端末110に提供するようになる。これによって、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信される投票認証画面情報(または、認証番号受信を入力するためのクリック画面)を
図5に示すようにディスプレイすることができる。これによって、有権者が自分の電子メールアドレスを入力手段を通じて入力した後、認証番号受信をクリックすれば、有権者端末110では、当該入力された電子メールアドレス及び認証番号受信要請情報を暗号化して電子投票提供サーバ140に提供することができる。そうすれば、電子投票提供サーバ140では、有権者端末110から電子メールアドレス及び認証番号受信要請情報を受信して投票認証番号をランダムに生成し、当該生成した投票認証番号を有権者の電子メールアドレスにメッセージ(メール)で転送するようになる。これによって、有権者が電子メールを通じて受信された投票認証番号を有権者端末110を通じて入力した後、投票認証確認をクリックすれば、有権者端末110では、当該入力された投票認証番号及び投票認証確認要請情報を電子投票提供サーバ140に転送することができる。これによって、電子投票提供サーバ140では、有権者端末110から受信される投票認証番号と以前に生成した投票認証番号が一致するか否かを確認して、有権者が正当であるか否かを認証することができる。
【0084】
前述したようなステップS205で有権者認証を行った後、電子投票提供サーバ140では、選挙リストの確認及び投票を行うための選挙情報をデータベースから読み取って有権者端末110に提供するようになる。これによって、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信される選挙情報(すなわち、選挙リスト確認画面及び投票画面情報)を
図6及び
図7に示すようにディスプレイする(S206)。
【0085】
前述したようなステップS206でディスプレイした選挙情報において、有権者が選挙するリストを選択して投票開始をクリックした後、候補者を選択して投票をクリックすれば、有権者端末110では、当該入力された有権者の投票値情報を暗号化して電子投票提供サーバ140に提供することにより、このようなオンライン電子投票方式(または、モバイル電子投票方式)によって時間と場所に制限されないので、効率的でありながら、多くの地域で多くの人(有権者)が同時に投票することができて、費用や時間を節減することができる。
【0086】
例えば、有権者端末110では、有権者が入力手段を通じて、ディスプレイされた所属学科の選挙、単科大学の選挙、総学生会長の選挙のリストの中で一つを選択して投票開始をクリックするようにすることができる。これによって、電子投票提供サーバ140では、当該選択されたリストに該当する候補者投票ページを有権者端末110を通じてディスプレイすることができる。この際、有権者端末110では、有権者がディスプレイされた候補者投票ページの候補にマウスを乗せると微かな印形でディスプレイすることができ、また有権者が候補にマウスを乗せた状態でクリックすると印が鮮明になって選択されるようにすることができる。さらに、有権者端末110では、投票結果に棄権を反映するために棄権をクリックするようにすることができ、また、他の選挙リストに対する投票を行うために、次のボタンをクリックするようにすることもできる。
【0087】
例えば、単一候補である場合、電子投票提供サーバ140では賛成と反対の何れか一つをクリックして印が鮮明になり、選択した後に投票完了をクリックするための候補者投票ページを有権者端末110を通じてディスプレイすることもできる。
【0088】
電子投票提供サーバ140では有権者端末110から投票値情報を受信して復号化した後、復号化された投票値情報を記録保管しないでブロックチェーンサーバ170に転送して投票処理するようになる。これによって、ブロックチェーンサーバ170では、電子投票提供サーバ140から転送される投票値情報を受信すると、当該受信された投票値情報を含む投票ブロックを生成してブロックチェーンネットワーク190上の全ての格納装置180に転送した後、格納装置180の情報相互検証を通じて検証が完了された投票ブロックをチェーンに結合して投票を完了する。そして、格納装置180では、ブロックチェーンサーバ170から転送される投票値情報を互いに共有し、これを対照してデータ偽造や変造を実行することができないように格納する(S207)。
【0089】
例えば、ブロックチェーンサーバ170では、電子投票提供サーバ140から受信された投票値情報を投票ブロックに保管してチェーン形態で連結して、分散型データ格納技術を利用して複数の格納装置180に同時にこれを複製して格納することができる。この時、格納装置180では、ブロックチェーンサーバ170から転送される投票値情報に対する相互検証を行ってハッキングを防止することができる。
【0090】
前述したステップS207で投票ブロックをチェーン結合して投票を完了した後、電子投票提供サーバ140では、投票完了を知らせるための投票完了情報をデータベースから読み取って有権者端末110に提供するようになる。これによって、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信される投票完了情報を
図8に示すようにディスプレイする(S208)。
【0091】
例えば、有権者端末110は、投票が完了される場合、「投票を完了しました。」という音声を出力した後、自動にログアウトすることができ、また、自動に選挙人(投票者)の投票した時間、認証番号などをログに記録することもできる。
【0092】
前述したステップS208のように、投票の終了後に、電子投票提供サーバ140では、既設定しておいた投票終了時間になるまで待機状態におかれ、投票終了時間になるとブロックチェーンサーバ170に投票値情報を要請するようにする。これによって、ブロックチェーンサーバ170では、電子投票提供サーバ140から投票値情報が要請されて、格納装置180に格納しておいた投票値情報を電子投票提供サーバ140に転送するようになる。そうすれば、電子投票提供サーバ140では、ブロックチェーンサーバ170から投票値情報を受信して投票結果を集計して、投票情報(例えば、選挙別投票率、地域別投票進行率、選挙別各当選者及び得票率、詳細集計表示を通じた候補者別集計結果情報など)を算出してデータベースに登録する(S209)。
【0093】
前述したステップS209で投票情報を登録した後、管理者端末130では、既設定しておいた投票終了時間になるまで待機状態におかれ、投票終了時間になると管理者からの復号化キーが入力されるように(または、多数の開票者から各開票キーが入力されるように)することができ、この時、以前に生成した復号化キーと一致するか否かを確認し(または、以前に生成した各開票キーと一致するか否かを確認し)、一致する場合、開票情報を生成して、電子投票提供サーバ140に転送するようになる。これによって、電子投票提供サーバ140では、管理者端末130から受信される開票情報によって結果表示画面情報を有権者端末110に提供するようになる。
【0094】
それで、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信される結果表示画面情報をディスプレイした後、有権者の結果表示入力によって結果表示要請情報を電子投票提供サーバ140に転送するようになる。これによって、電子投票提供サーバ140では、有権者端末110から結果表示要請情報を受信してデータベースに登録された投票情報(例えば、選挙別投票率、地域別投票進行率、選挙別各当選者及び得票率、詳細集計表示を通じた候補者別集計結果情報など)を有権者端末110に提供するようになる。これによって、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信される投票情報をディスプレイする(S210)。
【0095】
前述したステップS201乃至S210を実行する間に、ミラーリングバックアップサーバ150では、前述したように、電子投票提供サーバ140で処理する電子投票動作に対してリアルタイムでミラーリングバックアップを行い、電子投票提供サーバ140との電子投票動作に関する同期化を保持するようになるところ、この際、電子投票提供サーバ140の負荷が既設定された負荷以上である場合などのように、電子投票エラーが発生する可能性がある場合を感知するようになれば、電子投票提供サーバ140の電子投票動作を中止させ、その代わりに電子投票動作を続いて提供するようにする。
【0096】
例えば、ミラーリングバックアップサーバ150は、電子投票提供サーバ140で行われる選挙情報登録処理(S201)、有権者情報登録処理(S202)、投票遵守事項ディスプレイ処理(S203)、ログイン画面ディスプレイ処理(S204)、有権者認証処理(S205)、選挙情報ディスプレイ処理(S206)、投票ブロックチェーン結合処理(S207)、投票完了ディスプレイ処理(S208)、投票情報登録処理(S209)、投票情報ディスプレイ処理(S210)をリアルタイムで同期化することができる。
【0097】
図9は、本発明の実施形態に係るブロックチェーン利用電子投票管理方法を第2例として説明する図面であり、
図10は、
図9にある登録カード出力を例示した図面であり、
図11は、
図9にあるログイン情報及び投票認証番号提供を例示した図面である。
【0098】
図9乃至
図11を参照すると、ステップS301及びS302は、前述したステップS201及びS202とその構成が類似するため、その説明を省略する。
【0099】
有権者が予め指定しておいた選挙区で持参した身分証で本人確認を行った場合、選挙区まで直接に行って投票するために、選挙区に設置された投票用端末120では、投票認証番号を暗号化して印刷するか、投票認証番号をランダムに生成し、当該生成した投票認証番号を暗号化して登録されたカード(例えば、QRコード、バーコードカード)を本人確認された有権者に
図10に示すように出力する(S303)。
【0100】
前述したステップS303で登録カードを出力した後、本人確認された有権者が印刷された投票認証番号や出力された登録カードを持って投票用紙記入所に入場し、入力手段(例えば、タッチパネル、キーパッドなど)を通じてログイン情報(例えば、住民登録番号、学生番号など)及び投票認証番号を入力する場合に、投票用端末120では、入力手段を通じて入力された有権者のログイン情報及び投票認証番号を
図11に示すように電子投票提供サーバ140に提供する(S304)。
【0101】
前述したステップS304で有権者のログイン情報及び投票認証番号を提供すると、電子投票提供サーバ140では、投票用端末120から有権者のログイン情報及び投票認証番号を受信し、データベースに既登録されている有権者情報を確認して投票認証を行うようになる(S305)。その後、ステップS306乃至S310は、前述したステップS206乃至S210とその構成が類似するため、その説明を省略する。
【0102】
前述したステップS301乃至S310を行う間に、ミラーリングバックアップサーバ150では、前述したように、電子投票提供サーバ140で処理する電子投票動作に対してリアルタイムでミラーリングバックアップを行って、電子投票提供サーバ140との電子投票動作に関する同期化を保持するようになるところ、この時、電子投票提供サーバ140の負荷が既設定された負荷以上である場合などのように、電子投票エラーの発生する可能性がある場合を感知すれば、電子投票提供サーバ140の電子投票動作を中止し、その代わりに電子投票動作を続いて提供するようにする。
【0103】
例えば、ミラーリングバックアップサーバ150は、電子投票提供サーバ140で行われる選挙情報登録処理(S301)、有権者情報登録処理(S302)、登録カード出力処理(S303)、ログイン/投票認証番号提供処理(S304)、有権者認証処理(S305)、選挙情報ディスプレイ処理(S306)、投票ブロックチェーン結合処理(S307)、投票完了ディスプレイ処理(S308)、投票情報登録処理(S309)、投票情報ディスプレイ処理(S310)をリアルタイムで同期化することができる。
【0104】
図12は、本発明の実施形態に係るブロックチェーン利用電子投票管理方法を第3例として説明する図面であり、
図13は、
図12にある接続コード含む登録カードを例示した図面であり、
図14は、
図12にあるモバイル投票遵守事項表示を例示した図面であり、
図15は、
図12にあるログイン画面表示を例示した図面であり、
図16は、
図12にある選挙リスト確認画面表示を例示した図面であり、
図17は、
図12にある投票画面表示を例示した図面であり、
図18は、
図12にある投票完了表示を例示した図面である。
【0105】
図12乃至
図18を参照すると、ステップS401及びS402は、前述したステップS201及びS202とその構成が類似するため、その説明を省略する。
【0106】
有権者が予め指定しておいた投票所で持参した身分証で本人確認を行った場合、投票所まで直接に行って投票するようにするために、選挙区に設けられた投票用端末120では、投票認証番号を印刷するか、投票認証番号をランダムに生成し、該当生成した投票認証番号を暗号化して登録されたカード(例えば、QRコード、バーコードカード)を接続コード(例えば、QRコード、バーコードカードなど)とともに、本人確認された有権者に
図13に示すように出力する(S403)。
【0107】
前述したステップS403で接続コードを含む登録カードを出力した後、有権者がカメラを通じて登録カードに含まれている接続コードを撮影すると、有権者端末110では、投票用端末120で印刷した投票認証番号や出力した登録カードのうち接続コード(例えば、QRコード、バーコードなど)を認識して、電子投票提供サーバ140で提供する指定選挙サイトに接続するようになる。これによって、電子投票提供サーバ140では、指定選挙サイトを通じて接続された有権者端末110(例えば、有権者端末110のアドレス、固有識別子など)を確認して、モバイル投票遵守事項(または、投票手続きに対する情報)を当該確認された有権者端末110に提供するようになる。
【0108】
有権者端末110では、指定選挙サイトを通じてモバイル投票遵守事項(または、投票手続きを含む情報)の提供を受けて、
図14に示すようにディスプレイする(S404)。
【0109】
前述したようなステップS404でディスプレイしたモバイル投票遵守事項において、
図14に示すようなモバイル投票遵守事項に対する同意を有権者が入力手段(例えば、マウスなどによるポイント)を通じてクリックすれば、有権者端末110では、有権者の同意入力によってモバイル投票遵守事項に対して同意したことを知らせるための同意情報を生成して電子投票提供サーバ140に提供する。これによって、電子投票提供サーバ140では、有権者端末110から受信される同意情報を確認してログイン画面情報を有権者端末110に提供する。
【0110】
それで、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信されるログイン画面情報(または、候補者公約表示を入力するためのクリック画面)を
図15に示すようにディスプレイする(S405)。
【0111】
前述したようなステップS405でディスプレイしたログイン画面において、有権者が自分のログイン情報(例えば、住民登録番号、学生番号など)及び投票認証番号を入力手段(例えば、タッチパネル、キーパッドなど)を通じて入力したり、有権者端末110が接続コード認識を通じて有権者の投票認証番号を自動に入力すると、有権者端末110では、当該入力されたログイン情報及び投票認証番号を電子投票提供サーバ140に提供する。
【0112】
例えば、有権者端末110では、有権者によって入力された学番及び自動に入力された投票認証番号を認証確認クリックを通じて電子投票提供サーバ140に提供することができ、また候補者公約表示をクリックする場合、電子投票提供サーバ140から候補者公約が提供されて見せることもできる。
【0113】
それで、電子投票提供サーバ140では、有権者端末110から有権者のログイン情報及び投票認証番号を受信し、当該受信されたログイン情報がデータベースに格納された有権者情報に登録されているか否かを確認し、当該確認された有権者情報を利用して有権者端末110に対して投票認証を行うようにする(S406)。
【0114】
前述したようなステップS406で投票認証を行った後、電子投票提供サーバ140では、選挙リスト確認及び投票をするための選挙情報をデータベースから読み取って有権者端末110に提供するようになる。これによって、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信される選挙情報(すなわち、選挙リスト確認画面及び投票画面情報)を
図16及び
図17に示すようにディスプレイする(S407)。
【0115】
前述したようなステップS407でディスプレイした選挙情報において、有権者が選挙するリストを選択して投票開始をクリックした後、候補者を選択して投票をクリックすると、有権者端末110では、当該入力された有権者の投票値情報を暗号化して電子投票提供サーバ140に提供する。
【0116】
例えば、有権者端末110では、有権者が入力手段を通じてディスプレイされた医学科会長選挙、医科大学会長選挙、総学生会長選挙のリストの中で、何れか一つを選択して投票開始をクリックするようにすることができる。これによって、電子投票提供サーバ140では、選択されたリストに該当する候補者投票ページを有権者端末110を通じてディスプレイすることができる。この際、有権者端末110では有権者がディスプレイされた候補者投票ページの候補にマウスを乗せると微かな印形でディスプレイすることができ、また有権者が候補にマウスを乗せた状態でクリックすると印が鮮明になって選択されるようにすることができる。さらに、有権者端末110では投票結果に棄権を反映するために棄権をクリックすることができ、また、他の選挙リストに対する投票を行うために、次のボタンをクリックすることもできる。
【0117】
電子投票提供サーバ140では、有権者端末110から投票値情報を受信して復号化した後、復号化された投票値情報を記録保管しないでブロックチェーンサーバ170に転送して投票処理するようになる。これによって、ブロックチェーンサーバ170では、電子投票提供サーバ140から転送される投票値情報を受信すると、当該受信された投票値情報を含む投票ブロックを生成してブロックチェーンネットワーク190上の全ての格納装置180に転送した後、格納装置180の情報相互検証を通じて、検証が完了された投票ブロックをチェーンに結合して投票を完了する。そして、格納装置180では、ブロックチェーンサーバ170から転送される投票値情報を互いに共有し、これを対照してデータ偽造や変造を実行することができないように格納しておく(S408)。
【0118】
前述したステップS408で投票ブロックをチェーン結合して投票を完了した後、電子投票提供サーバ140では、投票完了を知らせるための投票完了情報をデータベースから読み取って有権者端末110に提供するようになる。これによって、有権者端末110では、電子投票提供サーバ140から受信される投票完了情報を
図8に示すようにディスプレイする(S409)。
【0119】
前述したステップS409のように、投票の終了後に、ステップS410、S411は、前述したステップS209、S210とその構成が類似するため、その説明を省略する。
【0120】
前述したステップS401乃至S411を行う間に、ミラーリングバックアップサーバ150では、前述したように、電子投票提供サーバ140で処理する電子投票動作に対してリアルタイムでミラーリングバックアップを行って電子投票提供サーバ140との電子投票動作に関する同期化を保持するようになるところ、この際に、電子投票提供サーバ140の負荷が既設定された負荷以上である場合などのように、電子投票エラーの発生する可能性がある場合を感知すると、電子投票提供サーバ140の電子投票動作を中止し、その代わりに電子投票動作を続いて提供するようにする。
【0121】
例えば、ミラーリングバックアップサーバ150は、電子投票提供サーバ140で行われる選挙情報登録処理(S401)、有権者情報登録処理(S402)、登録カード/接続コート出力処理(S403)、投票遵守事項ディスプレイ処理(S404)、ログイン画面ディスプレイ処理(S405)、投票認証処理(S406)、選挙情報ディスプレイ処理(S407)、投票ブロックチェーン結合処理(S408)、投票完了ディスプレイ処理(S409)、投票情報登録処理(S410)、投票情報ディスプレイ処理(S411)をリアルタイムで同期化することができる。
【0122】
以上、本発明の実施例は、前述した装置及び/または方法のみを通じて具現されるわけではなく、本発明の実施例の構成に対応する機能を実現するためのプログラム、そのプログラムが記録された記録媒体などを通じて具現されることもでき、このような具現は前述の実施例の記載から、本発明が属する技術分野における専門家であれば容易に具現できるものである。以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、次の請求範囲で定義されている本発明の基本概念を用いた当業者の様々な変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0123】
100:ブロックチェーン利用電子投票管理システム
110:有権者端末
120:投票用端末
130:管理者端末
140:電子投票提供サーバ
150:ミラーリングバックアップサーバ
160:投票ネットワーク
170:ブロックチェーンサーバ
180:格納装置
190:ブロックチェーンネットワーク