IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ グァンドン オッポ モバイル テレコミュニケーションズ コーポレーション リミテッドの特許一覧

<>
  • 特許-データを伝送する方法及び端末装置 図1
  • 特許-データを伝送する方法及び端末装置 図2
  • 特許-データを伝送する方法及び端末装置 図3
  • 特許-データを伝送する方法及び端末装置 図4A
  • 特許-データを伝送する方法及び端末装置 図4B
  • 特許-データを伝送する方法及び端末装置 図5
  • 特許-データを伝送する方法及び端末装置 図6
  • 特許-データを伝送する方法及び端末装置 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-21
(45)【発行日】2023-07-31
(54)【発明の名称】データを伝送する方法及び端末装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/25 20230101AFI20230724BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20230724BHJP
   H04W 72/20 20230101ALI20230724BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20230724BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W92/18
H04W72/20
H04W72/0446
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2020570134
(86)(22)【出願日】2019-04-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-10-14
(86)【国際出願番号】 CN2019081275
(87)【国際公開番号】W WO2020001118
(87)【国際公開日】2020-01-02
【審査請求日】2020-12-16
(31)【優先権主張番号】201810713184.4
(32)【優先日】2018-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【弁理士】
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホエイ-ミン
【審査官】田部井 和彦
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/062098(WO,A1)
【文献】国際公開第2018/082553(WO,A1)
【文献】国際公開第2018/030307(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/195483(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/208286(WO,A1)
【文献】特表2020-511011(JP,A)
【文献】国際公開第2018/058418(WO,A1)
【文献】特表2019-533351(JP,A)
【文献】特表2018-506925(JP,A)
【文献】Panasonic,Introducing sTTI to V2X mode 3 [online],3GPP TSG RAN WG1 Meeting #93 R1-1806950, [検索日: 2022年1月14日],インターネット <URL: https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG1_RL1/TSGR1_93/Docs/R1-1806950.zip>,2018年05月11日,p.1-4
【文献】OPPO,Enhancement of LTE Uu and NR Uu to control NR sidelink [online],3GPP TSG RAN WG1 #94 R1-1808878,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #94 R1-1808878, [検索日: 2022年1月14日],2018年08月10日,p.1-3
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
DB名 3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを伝送する方法であって、
端末装置がネットワーク装置から送信された第1制御情報を受信し、前記第1制御情報に第1指示情報が含まれ、前記第1指示情報は特定の境界に対する時間ユニットのオフセットを指示することに用いられることと、
前記端末装置が前記第1指示情報に基づいてサイドリンクデータの送信時間を決定することと、を含み、
前記特定の境界は第2ダウンリンク時間ユニットに基づいて決定され、前記第2ダウンリンク時間ユニットは前記端末装置が前記第1制御情報を受信するダウンリンク時間ユニットであることを特徴とするデータを伝送する方法。
【請求項2】
前記特定の境界は前記第2ダウンリンク時間ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1制御情報はダウンリンク制御情報(DCI)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記端末装置が前記第1指示情報に基づいてサイドリンクデータの送信時間を決定することは、
前記端末装置が前記特定の境界と前記オフセットに基づいて、前記サイドリンクデータの送信時間を決定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記端末装置が前記特定の境界と前記オフセットに基づいて、前記サイドリンクデータの送信時間を決定することは、
前記端末装置が前記特定の境界にn個のサイドリンク時間ユニットを加えた後の1番目の使用可能なサイドリンク時間ユニットを、前記サイドリンクデータの送信時間として決定することを含み、
前記nは前記オフセットであることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は更に、
前記端末装置が第1サブキャリア間隔及び第2サブキャリア間隔に基づいてサイドリンクデータの送信時間を決定することを含み、
前記第1サブキャリア間隔は前記第1制御情報の所在するキャリア又は帯域幅部分(BWP)のサブキャリア間隔であり、前記第2サブキャリア間隔は前記サイドリンクデータの所在するキャリア、BWP又はリソースプールのサブキャリア間隔であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は更に、
前記端末装置が第1設定情報を取得し、前記第1設定情報に基づいて前記第1サブキャリア間隔を決定することと、
前記端末装置が第2設定情報を取得し、前記第2設定情報に基づいて前記第2サブキャリア間隔を決定することと、を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1設定情報は事前設定され又はネットワークによって設定された情報であり、又は、前記第2設定情報は事前設定され又はネットワークによって設定された情報であることを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記時間ユニットはサブフレーム又はタイムスロットであることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
データを伝送する方法であって、
ネットワーク装置が端末装置に第1制御情報を送信し、前記第1制御情報に第1指示情報が含まれ、前記第1指示情報は特定の境界に対する時間ユニットのオフセットを指示することに用いられることと、
前記端末装置が前記第1指示情報に基づいてサイドリンクデータの送信時間を決定することと、を含み、
前記特定の境界は第2ダウンリンク時間ユニットに基づいて決定され、前記第2ダウンリンク時間ユニットは前記ネットワーク装置が前記第1制御情報を送信するダウンリンク時間ユニットであることを特徴とするデータを伝送する方法。
【請求項11】
前記特定の境界は前記第2ダウンリンク時間ユニットであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1制御情報はダウンリンク制御情報(DCI)であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記サイドリンクデータの送信時間は、前記端末装置によって前記特定の境界と前記オフセットに基づいて決定されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記サイドリンクデータの送信時間が前記端末装置によって前記特定の境界と前記オフセットに基づいて決定されることは、
前記端末装置が前記特定の境界にn個のサイドリンク時間ユニットを加えた後の1番目の使用可能なサイドリンク時間ユニットを、前記サイドリンクデータの送信時間として決定することを含み、
前記nは前記オフセットであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記方法は更に、
前記ネットワーク装置が前記端末装置に第1設定情報を送信し、前記第1設定情報は第1サブキャリア間隔を決定することに用いられることと、
前記ネットワーク装置が前記端末装置に第2設定情報を送信し、前記第2設定情報は第2サブキャリア間隔を決定することに用いられることと、を含むことを特徴とする請求項10~14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は更に、
前記端末装置が前記第1サブキャリア間隔及び前記第2サブキャリア間隔に基づいてサイドリンクデータの送信時間を決定することを含み、
前記第1サブキャリア間隔は前記第1制御情報の所在するキャリア又は帯域幅部分(BWP)のサブキャリア間隔であり、前記第2サブキャリア間隔は前記サイドリンクデータの所在するキャリア、BWP又はリソースプールのサブキャリア間隔であることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記時間ユニットはサブフレーム又はタイムスロットであることを特徴とする請求項10~14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
端末装置であって、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実行する端末装置。
【請求項19】
ネットワーク装置であって、請求項10~17のいずれか1項に記載の方法を実行するネットワーク装置。
【請求項20】
チップであって、前記チップを搭載する装置に請求項1~9又は10~17のいずれか1項に記載の方法を実行させるプロセッサを備えることを特徴とするチップ。
【請求項21】
コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムはコンピュータに請求項1~9又は10~17のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は2018年6月29日に中国特許局に提出され、出願番号が201810713184.4であり、発明の名称が「車両インターネットにおけるデータ伝送の方法及び端末装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その全部の内容は引用によって本願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本願実施例は通信分野に関し、具体的に、データを伝送する方法及び端末装置に関する。
【背景技術】
【0003】
車両インターネットシステムはロングタームエボリューション車両から車両へ(LTE V2V、Long Term Evaluation Vehicle to Vehicle)に基づくサイドリンク(SL、Sidelink)伝送技術であり、従来のLTEシステムにおける、通信データが基地局を介して送受信される方式と異なり、車両インターネットシステムは端末から端末への直接通信という方式を採用するため、より高いスペクトル効率及びより低い伝送遅延を有する。
【0004】
新無線(NR、New Radio)に基づく車両から他の装置へ(V2X、Vehicle to Everything)のシステム(NR-V2Xと略称される)は自動運転をサポートする必要があり、より大きい帯域幅、例えば、数十メガ乃至更に大きい帯域幅をサポートし、又はより柔軟なタイムスロット構造をサポートし、例えば、NR-V2Xのサイドリンクにおいて、複数のサブキャリア間隔をサポートする必要がある場合があるが、LTEに基づくV2Xシステム(LTE-V2Xと略称される)のサイドリンクにおいては、1つのサブキャリア間隔のみをサポートすればよい。
【0005】
将来の車両インターネットシステムでは、サイドリンクにはLTE-V2XシステムとNR-V2Xシステムが同時に存在する可能性があり、車載端末にとって、この2種類のサイドリンク構造を同時にサポートする必要があり、そうすると、ネットワークスケジューリングに基づくサイドリンク伝送においては、ダウンリンクの時間ユニットとサイドリンクの時間ユニットの大きさが一致しないという情況が存在する場合があり、その場合、どのようにサイドリンクの伝送時刻を決定してデータ伝送を行うかは早急に解決すべき課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願実施例はデータを伝送する方法及び端末装置を提供し、端末装置はネットワーク装置の第1制御情報に基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定することができ、これにより、サイドリンクのデータの伝送を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様ではデータ伝送の方法を提供し、端末装置がネットワーク装置から送信された第1制御情報を受信することと、前記端末装置が前記第1制御情報に基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定することと、を含む。
【0008】
第2態様では端末装置を提供し、上記の第1態様又は第1態様のいずれかの可能な実現方式における方法を実行することに用いられる。具体的に、該端末装置は、上記の第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するためのユニットを備える。
【0009】
第3態様では端末装置を提供し、該端末装置はプロセッサ及びメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0010】
第4態様ではチップを提供し、上記第1態様又はその各実現方式における方法を実現することに用いられる。
【0011】
具体的に、該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、該チップを搭載する装置に上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行させることに用いられるプロセッサを備える。
【0012】
第5態様ではコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムはコンピュータに上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行させる。
【0013】
第6態様ではコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令はコンピュータに上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行させる。
【0014】
第7態様ではコンピュータプログラムを提供し、それがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行する。
【0015】
上記の技術案によって、端末装置はネットワーク装置の第1制御情報を受信でき、これにより、サイドリンクデータを送信する前に、端末装置はネットワーク装置の第1制御情報に基づいて該サイドリンクデータの送信時刻を決定することができ、そして該サイドリンクデータの送信時刻にサイドリンクデータを送信することができ、ダウンリンクとサイドリンクの時間ユニットの大きさが一致しない場合、端末装置がどの時間ユニットにおいてサイドリンクデータを送信するかを把握できないという問題を避けることに利する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は本願実施例による通信システムアーキテクチャの模式図である。
図2図2は本願実施例によるデータ伝送の方法の模式図である。
図3図3はサイドリンクデータの送信時刻の1つの指示方式の模式図である。
図4A図4Aはサイドリンクデータの送信時刻の他の指示方式の模式図である。
図4B図4Bはサイドリンクデータの送信時刻の更なる指示方式の模式図である。
図5図5は本願実施例による端末装置の模式的なブロック図である。
図6図6は本願実施例による他の端末装置の模式的なブロック図である。
図7図7は本願実施例によるチップの模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下は、本願実施例の図面を参照しながら、本願実施例における技術案を説明する。明らかに、説明される実施例は本願の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく獲得した全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0018】
理解されるように、本願実施例の技術案はデバイス間(D2D、Device to Device)通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)に基づいてD2D通信を行う車両インターネットシステムに適用できる。従来のLTEシステムにおける、端末間の通信データがネットワーク装置(例えば、基地局)を介して送受信されるという方式と違って、車両インターネットシステムは端末から端末への直接通信という方式を採用するため、より高いスペクトル効率とより低い伝送遅延を有する。
【0019】
選択肢として、車両インターネットシステムの基づく通信システムは、グローバル移動体通信(GSM、Global System of Mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA、Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA、Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS、General Packet Radio Service)、LTEシステム、LTE周波数分割複信(FDD、Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD、Time Division Duplex)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS、Universal Mobile Telecommunication System)、マイクロ波アクセスの世界的相互運用性(WiMAX、Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、5G新無線(NR、New Radio)システム等であってもよい。
【0020】
本願実施例における端末装置はD2D通信を実現できる端末装置であってもよい。例えば、車載端末装置であってよく、5Gネットワークにおける端末装置又は将来進化する公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)における端末装置等であってもよく、本願はそれを限定しない。
【0021】
図1は本願実施例の1つの応用シーンの模式図である。図1は1つのネットワーク装置と2つの端末装置を例示しているが、選択肢として、本願実施例における無線通信システムは複数のネットワーク装置を備えてもよく、そして各ネットワーク装置のカバレッジ範囲内に他の数の端末装置が含まれてもよく、本願の実施例はそれを限定しない。
【0022】
選択肢として、該無線通信システムは更に、移動管理エンティティ(MME、Mobile Management Entity)、サービングゲートウェイ(S-GW、Serving Gateway)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW、Packet Data Network Gateway)等の他のネットワークエンティティを備えてもよい。又は、該無線通信システムは更に、セッション管理機能(SMF、Session Management Function)、統合データ管理(UDM、Unified Data Management)、認証サーバ機能(AUSF、Authentication Server Function)等の他のネットワークエンティティを備えてもよく、本願実施例はそれを限定しない。
【0023】
該車両インターネットシステムにおいて、端末装置はモード3及びモード4を採用して通信を行うことができる。
【0024】
具体的に、端末装置121と端末装置122はD2D通信モードで通信することができ、D2D通信を行う時、端末装置121と端末装置122はD2Dリンク、即ちサイドリンク(SL、Sidelink)を介して直接に通信を行う。モード3では、端末装置の伝送リソースは基地局によって割り当てられるものであり、端末装置は基地局によって割り当てられたリソースに基づいてSLにおいてデータの送信を行うことができる。基地局は端末装置に1回の伝送のリソースを割り当てることができ、端末に準静的伝送のリソースを割り当てることもできる。モード4では、端末装置はセンシング(sensing)+予約(reservation)の伝送方式を採用し、端末装置はSLリソースにおいて伝送リソースを自主的に選択する。具体的に、端末装置はリソースプールにおいてセンシングの方式によって使用可能な伝送リソースセットを取得し、端末装置は該使用可能な伝送リソースセットからランダムに1つのリソースを選択してデータの伝送を行う。
【0025】
D2D通信とは車両間(Vehicle to Vehicle、「V2V」と略称される)通信又は車両から他の装置へ(V2X、Vehicle to Everything)の通信を指してもよい。V2X通信では、Xとは無線受信及び送信能力を有する任意の装置を一般的に指してもよく、例えば、低速で移動する無線装置、高速で移動する車載装置、又は無線送受信能力を有するネットワーク制御ノード等を含むが、それらに限らない。理解されるように、本発明実施例は主にV2X通信のシーンに適用するが、他の任意のD2D通信シーンに適用してもよく、本願実施例はそれについて何も限定しない。
【0026】
複数の通信システムが共存するため、車両インターネットシステムにおけるダウンリンクとサイドリンクは異なる通信システムに基づくという場合があり、例えば、1つはLTEシステムに基づき、1つはNRシステムに基づき、そうすると、ネットワークスケジューリングに基づくサイドリンクのデータ伝送においては、以下の情況が存在し得る。
【0027】
情況1:LTEシステムに基づくダウンリンクはLTEシステムに基づくサイドリンクをスケジューリングする。
【0028】
情況2:LTEシステムに基づくダウンリンクはNRシステムに基づくサイドリンクをスケジューリングする。
【0029】
情況3:NRシステムに基づくダウンリンクはLTEシステムに基づくサイドリンクをスケジューリングする。
【0030】
情況4:NRシステムに基づくダウンリンクはNRシステムに基づくサイドリンクをスケジューリングする。
【0031】
そうすると、後の3つの情況では、ダウンリンクの時間ユニットとサイドリンクの時間ユニットの大きさが一致しないという情況が存在する場合があり、例えば、情況2では、LTEシステムに基づくダウンリンクの時間ユニットはサブフレームであり、即ち1msであり、もしNRシステムに基づくサイドリンクの時間ユニットが0.5msであれば(この場合、NRシステムに基づくサイドリンクのサブキャリア間隔は30kHzである)、1つのダウンリンクサブフレームは2つのサイドリンクのタイムスロットに対応する。この場合、もし端末装置は時刻nにスケジューリング情報を受信し、ダウンリンクの時間ユニットに基づく時刻n+4にサイドリンクデータを送信すれば、2つのサイドリンクのタイムスロットに対応する。従って、端末装置はサイドリンクデータの送信時刻を決定しなければ、サイドリンクデータの送信を行えない。
【0032】
図2は本願実施例によるデータ伝送の方法の模式的なフローチャートである。該方法は車両インターネットにおける端末装置によって実行されることができる。図2に示すように、該方法は以下のS210~S220を含んでもよい。
【0033】
S210、端末装置はネットワーク装置から送信された第1制御情報を受信する。
【0034】
S220、前記端末装置は前記第1制御情報に基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定する。
【0035】
具体的に、端末装置はネットワーク装置から送信された第1制御情報を受信してもよい。選択肢として、該第1制御情報はダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)であってもよく、又は他のダウンリンク情報であってもよく、本願実施例はそれについて限定しない。該第1制御情報は端末装置がサイドリンクデータの送信時刻を決定することに用いられてもよく、例えば、該第1制御情報はサイドリンクデータの送信時刻を直接又は間接に指示してもよく、これにより、サイドリンクデータを送信する前に、端末装置はネットワーク装置の第1制御情報に基づいて該サイドリンクデータの送信時刻を決定することができ、そして該サイドリンクデータの送信時刻にサイドリンクデータを送信することができ、ダウンリンクとサイドリンクの時間ユニットの大きさが一致しない場合、端末装置がどの時間ユニットにおいてサイドリンクデータを送信するかを把握できないという問題を避けることに利する。
【0036】
選択肢として、幾つかの実施例では、ネットワーク装置は該第1制御情報を介して該サイドリンクデータの送信時刻を直接に指示してもよく、又は該第1制御情報に含まれる指示情報を介して該サイドリンクデータの送信時刻を指示してもよく、又は特定の方式で該第1制御情報を送信し、該第1制御情報の送信方式によって該サイドリンクデータの送信時刻を暗黙的に指示してもよく、本願実施例はそれについて限定しない。
【0037】
幾つかの具体的な実施例では、該第1制御情報はDCIであってもよく、該第1制御情報に第1指示情報が含まれてもよく、該第1指示情報は該サイドリンクデータの送信時刻を指示することに用いられてもよい。すなわち、該ネットワーク装置はスケジューリング情報に指示情報を含ませて、サイドリンクデータの送信時刻を端末装置に指示してもよい。
【0038】
例えば、該第1指示情報は1つ又は複数の時間ユニットのインデックス値を指示することに用いられてもよく、該1つ又は複数の時間ユニットのインデックス値は特定の境界に対するインデックス値であってもよく、これにより、該端末装置は該特定の境界と該インデックス値に基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定することができ、そして、該送信時刻にサイドリンクデータを送信することができる。又は、該第1指示情報は1つの時間ユニットのオフセットを指示することに用いられてもよく、該時間ユニットのオフセットは特定の境界に対する時間ユニットのオフセットであってもよい。例えば、サイドリンクの時間ユニットが0.5msである場合、該オフセットは4ms又は4.5ms等であってもよく、これにより、該端末装置は該特定の境界と該時間ユニットのオフセットに基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定することができ、そして、該送信時刻にサイドリンクデータを送信することができる。
【0039】
すなわち、該第1指示情報は特定の境界に対してオフセットする時間ユニットの数を指示することに用いられてもよく、又は特定の境界に対してオフセットする時間長さ、即ち特定の境界に対してどのぐらいの時間オフセットするかを指示してもよく、又は他の指示方式で該サイドリンクデータの送信時刻を指示してもよく、本願実施例はそれについて限定しない。なお、以下は主に該第1指示情報が特定の境界に対する時間ユニットのインデックス値を指示することを例として説明するが、それは本願実施例に対して何らの限定となるべきではなく、該第1指示情報が特定の境界に対するオフセットを指示する場合、それに類似する決定方式が採用されてもよく、簡潔のために、繰り返して説明しない。
【0040】
理解されるように、本願実施例におけるサイドリンクデータはサイドリンク制御チャネル及び/又はサイドリンク共有チャネルを含む。
【0041】
また理解されるように、本願実施例はダウンリンクの時間ユニット及びサイドリンクの時間ユニットについて具体的な限定をせず、例えば、ダウンリンクの時間ユニットはタイムスロット、サブフレーム又は短伝送時間間隔(sTTI、short Transmission Time Interval)、又は時間長さの計量に使用可能な他の量であってもよく、サイドリンクの時間ユニットはタイムスロット、サブフレーム又はsTTI、又は時間長さの計量に使用可能な他の量であってもよい。以下は実施例1~実施例4を参照しながら、主にサブフレームを例として説明するが、それは本願実施例に対して何らの限定となるべきではない。
【0042】
実施例1
該特定の境界は無線フレーム境界であり、1つの無線フレームにはN個のサイドリンクの時間ユニットが含まれ、前記第1指示情報は前記N個の時間ユニットのうちの1つ又は複数の時間ユニットのインデックス値を指示することに用いられ、Nは1より大きい整数である。この場合、該端末装置は該N個のサイドリンクの時間ユニットにおける該インデックス値に対応する時間ユニットを、サイドリンクデータの送信時刻として決定してもよい。
【0043】
1つの具体的な実現方式では、該第1指示情報に指示される時間ユニットのインデックス値は、無線フレームに含まれるN個のサイドリンクサブフレームのうちの1つ又は複数のサブフレームのサブフレームインデックスであってもよい。例えば、1つのサイドリンクの無線フレームが10msであり、サイドリンクサブフレームが0.5msであり、即ち20個のサイドリンクサブフレームが含まれる(インデックス値は0~19である)場合、該第1指示情報に指示されるサブフレームインデックスは0~19のうちの1つ又は複数であってもよい。
【0044】
理解されるように、幾つかの場合、該インデックス値に指示される時間ユニットは使用可能ではない可能性がある。例えば、端末装置がスケジューリング情報を受信した後、サイドリンクデータの送信を行えるようになるまでには、一定の処理時間が必要である。もし該インデックス値に指示される時間ユニットが該処理時間内にある場合(情況1と記す)、該時間ユニットは使用可能ではないと考えられてもよく、又は、該インデックス値に指示される時間ユニットはダウンリンクサブフレーム又は特殊サブフレームである可能性があり(情況2と記す)、例えば、ペアのスペクトルシステム(例えば、FDD)、又は非ペアのスペクトルシステム(例えば、TDD)について、その場合も、該時間ユニットは使用可能ではないと考えられてもよい。各無線フレームのいずれにも同じインデックス値の時間ユニットがあるため、該端末装置は現在の無線フレームの後の他の無線フレーム内の使用可能な該インデックス値に対応する時間ユニットを選択することができ、例えば、該端末装置は1番目の使用可能な該インデックス値に対応する時間ユニットを選択してサイドリンクデータの伝送を行ってもよく、該1番目の使用可能な該インデックス値に対応する時間ユニットは現在の無線フレームの後のk1番目の無線フレーム内に位置し、選択肢として、k1は1又は他の値である。
【0045】
選択肢として、他の幾つかの場合、もし該インデックス値に指示される時間ユニットが使用可能であれば、該端末装置は現在の無線フレーム内の該インデックス値に指示される時間ユニットにおいてサイドリンクデータの伝送を行ってもよい。
【0046】
総じて言うと、現在の無線フレーム内において、該インデックス値に指示される時間ユニットが使用可能である場合、該端末装置は現在の無線フレーム内の該インデックス値に対応する時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよく、又は、現在の無線フレーム内において、該インデックス値に指示される時間ユニットが使用可能でない場合、該端末装置は現在の無線フレームの後のa1番目の使用可能な該インデックス値に指示される時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよく、a1は1又は他の値であり、又は、該端末装置は現在の無線フレーム内の該インデックス値に指示される時間ユニットの後のb1番目の使用可能なサイドリンク時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよく、選択肢として、b1は1又は他の値である。
【0047】
例えば、1つの無線フレームP1内において、ネットワーク装置はダウンリンクサブフレームp1においてDCIを送信し、該ダウンリンクサブフレームp1はサイドリンクサブフレームq1に対応し、ダウンリンクサブフレームp1+4はサイドリンクサブフレームq1+8及びサイドリンクサブフレームq1+9に対応し、該インデックス値はk1であり、1つの無線フレーム内のサブフレームインデックスを表すことに用いられ、サイドリンクサブフレームq1とサイドリンクサブフレームq1+8との間は端末装置の処理時間であると考えられ、そうすると、サイドリンクサブフレームk1とサイドリンクサブフレームq1+8のタイムシーケンスは下記の2つの場合がある。
【0048】
場合1:該サイドリンクサブフレームk1はサイドリンクサブフレームq1+8より早い。
【0049】
この場合では、サイドリンクサブフレームk1は使用可能でないと考えられる。無線フレームP1の後の無線フレーム、即ち無線フレームP1+a1における該サイドリンクサブフレームk1が使用可能である場合、該端末装置は無線フレームP1+a1における該サイドリンクサブフレームk1に順延してサイドリンクデータを送信してもよく、さもなければ、引き続き順延する。又は、該端末装置は現在の無線フレーム内のサイドリンクサブフレームq1+8又はその後のb1番目の使用可能なサイドリンクサブフレームをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよく、a1は1又は他の値であり、b1は1又は他の値である。
【0050】
場合2:該サイドリンクサブフレームk1はサイドリンクサブフレームq1+8であり、又はサイドリンクサブフレームq1+8より遅い。
【0051】
この場合では、サイドリンクサブフレームk1は使用可能であると考えられる。そうすると、該端末装置は該現在の無線フレームP1におけるサイドリンクサブフレームk1においてサイドリンクデータを送信してもよい。
【0052】
理解されるように、本実施例における無線フレームはサイドリンクにおける無線フレームである。
【0053】
1つの具体的な実現方式では、該第1指示情報に指示される時間ユニットのインデックス値は、無線フレーム周期に含まれるL個のサイドリンクサブフレームのうちの1つ又は複数のサブフレームのサブフレームインデックスであってもよい。例えば、無線フレーム周期にP(例えば、1024)個の無線フレームが含まれ、各無線フレームにQ(例えば10)個のサイドリンクサブフレームが含まれる場合、該第1指示情報は、インデックス値が0~10239であるサブフレームのうちの1つ又は複数のサブフレームを指示してもよく、当然ながら、2つのレベルのインデックス(例えば、無線フレームインデックス値及びサブフレームインデックス値)を採用して1つの無線フレーム周期における1つ又は複数のサブフレームを指示してもよい。
【0054】
1つの具体的な実現方式では、該第1指示情報に指示される時間ユニットのインデックス値は、無線フレーム周期に含まれるL個のサイドリンクサブフレームのうちの1つ又は複数のサブフレームのサブフレームインデックスであってもよい。例えば、無線フレーム周期にP(例えば、1024)個の無線フレームが含まれ、各無線フレームにQ(例えば10)個のサイドリンクサブフレームが含まれる場合、該第1指示情報は、インデックス値0~10239のうちの1つ又は複数のサブフレームを指示してもよく、当然ながら、2つのレベルのインデックス(例えば、無線フレームインデックス値及びサブフレームインデックス値)を採用して1つの無線フレーム周期における1つ又は複数のサブフレームを指示してもよい。
【0055】
実施例1と類似して、幾つかの場合、該インデックス値に指示される時間ユニットは使用可能でない場合も存在する可能性がある。例えば、前述の場合1又は場合2について、各無線フレーム周期のいずれにも同じインデックス値の時間ユニットがあるため、該端末装置は現在の無線フレームの後の他の無線フレーム周期内の使用可能な該インデックス値に対応する時間ユニットを選択することができる。例えば、該端末装置は1番目の使用可能な該インデックス値に対応する時間ユニットを選択してサイドリンクデータの伝送を行ってもよく、該1番目の使用可能な該インデックス値に対応する時間ユニットは現在の無線フレーム周期の後のk2番目の無線フレーム周期内に位置し、k2は1又は他の値である。
【0056】
選択肢として、他の幾つかの場合、もし該インデックス値に指示される時間ユニットが使用可能であれば、該端末装置は現在の無線フレーム周期内の該インデックス値に指示される時間ユニットにおいてサイドリンクデータの伝送を行ってもよい。
【0057】
総じて言うと、現在の無線フレーム周期内において、該インデックス値に指示される時間ユニットが使用可能である場合、該端末装置は現在の無線フレーム周期内の該インデックス値に対応する時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよい。現在の無線フレーム周期内において、該インデックス値に指示される時間ユニットが使用可能でない場合、該端末装置は現在の無線フレーム周期の後のa2番目の使用可能な該インデックス値に指示される時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよく、a2は1又は他の値であり、又は、該端末装置は現在の無線フレーム周期内の該インデックス値に指示される時間ユニットの後のb2番目の使用可能なサイドリンク時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよく、選択肢として、b2は1又は他の値である。
【0058】
例えば、1つの無線フレーム周期C1内において、ネットワーク装置はダウンリンクサブフレームp2においてDCIを送信し、該ダウンリンクサブフレームp2はサイドリンクサブフレームq2に対応し、ダウンリンクサブフレームp2+4はサイドリンクサブフレームq2+8及びサイドリンクサブフレームq2+9に対応し、該インデックス値はk2であり、1つの無線フレーム周期内のサブフレームインデックスを表すことに用いられ、サイドリンクサブフレームq2とサイドリンクサブフレームq2+8との間は端末装置の処理時間であると考えられ、そうすると、サイドリンクサブフレームk2とサイドリンクサブフレームq2+8のタイムシーケンスは下記の2つの場合がある。
【0059】
場合1:該サイドリンクサブフレームk2はサイドリンクサブフレームq2+8より早い。
【0060】
この場合では、サイドリンクサブフレームk2は使用可能でないと考えられる。無線フレーム周期C1の後の無線フレーム周期、即ち無線フレーム周期C1+a2における該サイドリンクサブフレームk2が使用可能である場合、該端末装置は無線フレーム周期C1+a2における該サイドリンクサブフレームk2に順延してサイドリンクデータを送信してもよく、さもなければ、引き続き順延する。又は、該端末装置は現在の無線フレーム周期内のサイドリンクサブフレームq2+8又はその後のb2番目の使用可能なサイドリンクサブフレームをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよい。
【0061】
場合2:該サイドリンクサブフレームk2はサイドリンクサブフレームq2+8であり、又はサイドリンクサブフレームq2+8より遅い。
【0062】
この場合では、サイドリンクサブフレームk2は使用可能であると考えられる。該端末装置は該現在の無線フレーム周期C1におけるサイドリンクサブフレームk2においてサイドリンクデータを送信してもよい。
【0063】
実施例3
前記特定の境界は第1サイドリンク時間ユニットであり、前記第1サイドリンク時間ユニットは第2サイドリンク時間ユニットに基づいて決定され、前記第2サイドリンク時間ユニットは前記端末装置が前記第1制御情報を受信するサイドリンクにおける時間ユニットであり、前記第1指示情報は前記第1サイドリンク時間ユニットの1つ又は複数の時間ユニットに対するインデックス値を指示することに用いられる。
【0064】
従って、該第1指示情報に基づいて、該端末装置は該第1サイドリンク時間ユニットの後のm番目のサイドリンク時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよい。又は、該m番目のサイドリンク時間ユニットが使用可能でない場合(例えば場合1又は場合2について)、該端末装置は該m番目のサイドリンク時間ユニットの後のa3番目の使用可能なサイドリンク時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよく、例えば、a3は1又は他の値であり、該mは第1指示情報に指示されるインデックス値である。
【0065】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1サイドリンク時間ユニットが第2サイドリンク時間ユニットに基づいて決定されることは、該第2サイドリンク時間ユニットを該第1サイドリンク時間ユニットとして決定し、又は該第2サイドリンク時間ユニットの後のK1番目のサイドリンク時間ユニットを該第1サイドリンク時間ユニットとして決定することを含んでもよく、K1は1以上の整数であり、選択肢として、該K1は2、4、8等であってもよい。
【0066】
すなわち、端末装置はスケジューリング情報を受信するサイドリンク時間ユニット、又はその後のあるサイドリンク時間ユニットを境界として、該インデックス値を参照しながら、該サイドリンクデータの送信時刻を決定してもよい。
【0067】
前述の実施例と類似して、インデックス値に指示される時間ユニットが使用可能でない場合、該端末装置は第1サイドリンク時間ユニットの後のa3番目の使用可能なサイドリンク時間ユニットにおいてサイドリンクデータを送信してもよく、a3は1又は他の値であってもよい。
【0068】
幾つかの具体的な実施例では、該特定の境界は第1サイドリンクサブフレームであってもよく、端末装置は該第1制御情報を受信した第2サイドリンクサブフレームを該第1サイドリンクサブフレームとして決定し、又は、端末装置は該第1制御情報を受信した第2サイドリンクサブフレームの後のK1番目のサイドリンクサブフレームを該第1サイドリンクサブフレームとして決定し、K1は事前設定され又はネットワークによって設定されたものであってもよく、選択肢として、K1は2、4、8等であってもよい。該実施例は1つのダウンリンクサブフレームが複数のサイドリンクサブフレームに対応するシーン(シーン1)に適し、そして、1つのサイドリンクサブフレームが複数のダウンリンクサブフレームに対応するシーン(シーン2)にも適する。以下は2つのシーンを参照しながら、例を挙げて具体的な実現方式を説明する。
【0069】
シーン1
1つのダウンリンクサブフレームは2つのサイドリンクサブフレームに対応し、端末装置はサイドリンクサブフレームq3(ダウンリンクサブフレームp3に対応する)においてDCIを受信し、ダウンリンクサブフレームp3+4はサイドリンクサブフレームq3+8とサイドリンクサブフレームq3+9に対応する。ダウンリンクサブフレームp3とダウンリンクサブフレームp3+4の間は端末装置の処理時間であると考えられる。図3に示される。
【0070】
場合1:該特定の境界はサイドリンクサブフレームq3である。
【0071】
インデックス値が8であり、該インデックス値はサイドリンクサブフレームq3に対するものである場合、端末装置はサイドリンクサブフレームq3+8をサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよく、そしてサイドリンクサブフレームq3+8においてサイドリンクデータを送信してもよい。
【0072】
場合2:該特定の境界はサイドリンクサブフレームq3+8である。
【0073】
該インデックス値は0又は1であってもよく、サイドリンクサブフレームq3+8に対するものであり、それぞれダウンリンクサブフレームp3+4に対応するサイドリンクサブフレームq3+8とサイドリンクサブフレームq3+9を指示することに用いられ、これにより、該端末装置はインデックス値に基づいて、該ダウンリンクサブフレームp3+4に対応するどのサイドリンクサブフレームにおいてサイドリンクデータを伝送するかを決定する。
【0074】
シーン2
1つのサイドリンクサブフレームは2つのダウンリンクサブフレームに対応し、端末装置はサイドリンクサブフレームq3(ダウンリンクサブフレームp3に対応する)においてDCIを受信し、この場合、サイドリンクサブフレームq3+2はダウンリンクサブフレームp3+4に対応し、図4A図4Bに示すように、図4A図4Bとの相違点は、ダウンリンクサブフレームp3とサイドリンクサブフレームq3は揃えられてもよく、一定のオフセットを有してもよいことである。
【0075】
場合1:該特定の境界はサイドリンクサブフレームq3である。
【0076】
インデックス値が2であり、該インデックス値はサイドリンクサブフレームq3に対するものである場合、端末装置はサイドリンクサブフレームq3+2においてサイドリンクデータを送信してもよい。
【0077】
場合2:該特定の境界はサイドリンクサブフレームq3+2であってもよい。
【0078】
該インデックス値は0であってもよく、ダウンリンクサブフレームp3+4に対応するサイドリンクサブフレームq3+2を指示することに用いられ、この場合、端末装置はサイドリンクサブフレームq3+2においてサイドリンクデータを送信してもよい。
【0079】
実施例4
前記特定の境界は第1ダウンリンク時間ユニットであり、前記第1ダウンリンク時間ユニットは第2ダウンリンク時間ユニットに基づいて決定され、前記第2ダウンリンク時間ユニットは前記端末装置が前記第1制御情報を受信するダウンリンクにおける時間ユニットであり、前記第1指示情報は前記第1ダウンリンク時間ユニットに対する時間ユニットのインデックス値を指示することに用いられる。
【0080】
従って、第1指示情報に基づいて、該端末装置は該第1ダウンリンク時間ユニットの後のn番目のサイドリンク時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよい。又は、該n番目のサイドリンク時間ユニットが使用可能でない場合、該端末装置は該n番目のサイドリンク時間ユニットの後のa4番目の使用可能なサイドリンク時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定してもよく、選択肢として、a4は1又は他の値であり、nは第1指示情報に指示されるインデックス値である。
【0081】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1ダウンリンク時間ユニットが第2ダウンリンク時間ユニットに基づいて決定されることは、該第2ダウンリンク時間ユニットを該第1ダウンリンク時間ユニットとして決定し、又は該第2ダウンリンク時間ユニットの後のK2番目のダウンリンク時間ユニットを該第1ダウンリンク時間ユニットとして決定することを含んでもよく、K2は1より大きい整数であり、選択肢として、該K2は2、4、8等であってもよい。
【0082】
すなわち、端末装置は端末装置がスケジューリング情報を受信するダウンリンク時間ユニット、又はその後のあるダウンリンク時間ユニットを境界として、該インデックス値を参照しながら、該サイドリンクデータの送信時刻を決定してもよい。
【0083】
幾つかの具体的な実施例では、該特定の境界は第1ダウンリンクサブフレームであってもよく、端末装置は該第1制御情報を受信した第2ダウンリンクサブフレームを該第1ダウンリンクサブフレームとして決定し、又は、端末装置は該第1制御情報を受信した第2ダウンリンクサブフレームの後のK2番目のダウンリンクサブフレームを該第1ダウンリンクサブフレームとして決定してもよく、K2は事前設定され又はネットワークによって設定されたものであってもよく、選択肢として、K2は2、4、8等であってもよい。該実施例は上記のシーン1及びシーン2にも適する。以下は2つのシーンを参照しながら、例を挙げて具体的な実現方式を説明する。
【0084】
シーン1
1つのダウンリンクサブフレームは2つのサイドリンクサブフレームに対応し、端末装置はダウンリンクサブフレームp3(サイドリンクサブフレームq3に対応する)においてDCIを受信し、この場合、ダウンリンクサブフレームp3+4はサイドリンクサブフレームq3+8とサイドリンクサブフレームq3+9に対応し、ダウンリンクサブフレームp3とダウンリンクサブフレームp3+4の間は端末装置の処理時間であると考えられる。図3に示される。
【0085】
場合1:該特定の境界はダウンリンクサブフレームp3である。
【0086】
インデックス値が8であり、該インデックス値はダウンリンクサブフレームp3に対するものである場合、端末装置はダウンリンクサブフレームp3に対応するサイドリンクサブフレームq3の後の8番目のサイドリンクサブフレームにおいてサイドリンクデータを送信してもよい。
【0087】
場合2:該特定の境界はダウンリンクサブフレームp3+4である。
【0088】
該インデックス値は0又は1であってもよく、該インデックス値はダウンリンクサブフレームp3+4に対するものであり、それぞれダウンリンクサブフレームp3+4に対応するサイドリンクサブフレームq3+8とサイドリンクサブフレームq3+9を指示し、この場合、該端末装置は該インデックス値に基づいて、ダウンリンクサブフレームp3+4に対応するサイドリンクサブフレームq4+8それともサイドリンクサブフレームq3+9においてサイドリンクデータを送信するかを決定してもよい。
【0089】
シーン2
図4A又は図4Bに示すように、1つのサイドリンクサブフレームは2つのダウンリンクサブフレームに対応し、端末装置はダウンリンクサブフレームp3(サイドリンクサブフレームq3に対応する)においてDCIを受信し、ダウンリンクサブフレームp3+4はサイドリンクサブフレームq3+2に対応する。
【0090】
場合1:該特定の境界はダウンリンクサブフレームp3であってもよい。
【0091】
インデックス値が4であり、該インデックス値はダウンリンクサブフレームp3に対するものである場合、端末装置はダウンリンクサブフレームp3の後の4番目のダウンリンクサブフレームに対応するサイドリンクサブフレームにおいてサイドリンクデータを送信してもよく、即ち、サイドリンクサブフレームq3+2においてサイドリンクデータを送信する。
【0092】
場合2:該特定の境界はダウンリンクサブフレームp3+4である。
【0093】
インデックス値が0であり、該インデックス値はダウンリンクサブフレームp3+4に対するものである場合、端末装置はダウンリンクサブフレームp3+4に対応するサイドリンクサブフレームq3+2においてサイドリンクデータを送信してもよい。
【0094】
インデックス値が0であり、該インデックス値はダウンリンクサブフレームp4+4に対するものである場合、端末装置はダウンリンクサブフレームp4+4に対応するサイドリンクサブフレームq4+2においてサイドリンクデータを送信してもよい。
【0095】
理解されるように、上記実施例における端末の処理時間は例示的な説明に過ぎず、具体的な処理時間の長さは端末の処理能力によって決まる。
【0096】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記端末装置が前記第1制御情報に基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定することは、
前記端末装置が前記第1制御情報、第1サブキャリア間隔及び第2サブキャリア間隔に基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定することを含み、
前記第1サブキャリア間隔は前記第1制御情報の所在するキャリア又は帯域幅部分(BWP、Bandwidth Part)のサブキャリア間隔であり、前記第2サブキャリア間隔は前記サイドリンクデータの所在するキャリア、BWP又はリソースプールのサブキャリア間隔である。
【0097】
前述の実施例では、該第1指示情報における指示に使用できるインデックス又はオフセット等のパラメータは、サイドリンクにおける時間ユニットの粒度で指示してもよい。他の幾つかの実施例では、該第1指示情報における指示に使用できるインデックス又はオフセット等のパラメータは、ダウンリンクにおける時間ユニットの粒度で指示してもよく、この場合、更にサイドリンクにおけるインデックス又はオフセット、即ち該サイドリンクデータの送信時刻に決定するのに、ダウンリンクにおける時間ユニットとサイドリンクにおける時間ユニットの粒度関係が必要である。
【0098】
具体的に、該端末装置は該第1制御情報に基づいて、第1サブキャリア間隔及び第2サブキャリア間隔を参照しながら、サイドリンクデータの送信時刻を決定してもよい。該第1サブキャリア間隔及び第2サブキャリア間隔は1つのダウンリンク時間ユニットに対応するサイドリンク時間ユニットの個数を決定することに用いられ、例えば、1つのダウンリンク時間ユニットが2つのサイドリンク時間ユニットに対応する場合、第1指示情報に指示されるインデックス又はオフセットが2であることに基づいて、サイドリンクにおけるインデックス又はオフセットが4であることを決定でき、即ち、該サイドリンクデータの送信時刻は特定の境界に対するオフセットが4である時間領域位置である。
【0099】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記方法200は更に、
前記端末装置が第1設定情報を取得し、前記第1設定情報に基づいて前記第1サブキャリア間隔を決定することと、
前記端末装置が第2設定情報を取得し、前記第2設定情報に基づいて前記第2サブキャリア間隔を決定することと、を含む。
【0100】
選択肢として、前記第1設定情報は該第1サブキャリア間隔を指示することに用いられてもよく、該第2設定情報は該第2サブキャリア間隔を指示することに用いられてもよい。
【0101】
選択肢として、前記第1設定情報は事前設定され又はネットワークによって設定された情報であり、例えば、ネットワーク装置は上位層シグナリング、例えば、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)シグナリングを介して前記端末装置に該第1設定情報を送信してもよい。
【0102】
選択肢として、前記第2設定情報は事前設定され又はネットワークによって設定された情報であり、例えば、ネットワーク装置は上位層シグナリング、例えば、RRCシグナリングを介して前記端末装置に該第2設定情報を送信してもよい。
【0103】
選択肢として、前記第1設定情報と前記第2設定情報は同一の設定情報又は異なる設定情報であってもよく、本願実施例はそれについて限定しない。
【0104】
理解されるように、上記のサイドリンクデータの送信時刻の指示方式は単に例示的なものであり、上記の実施例は単独に使用されても組み合わせて使用されてもよく、又は、該第1制御情報の送信方式と組み合わせて使用されてもよい。例えば、まず第1制御情報の送信方式に基づいて該第1指示情報に指示されるインデックス値を決定してもよく、更に上記の実施例の決定方式に基づいて、サイドリンクデータの送信時刻を決定してもよい。
【0105】
例示として、制限的ではないが、該第1制御情報の送信方式とは、該第1制御情報を送信する際に使用される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)リソース、サーチスペース、アグリゲーションレベル、ビーム、アンテナポート、プリコーディング行列、変調及び符号化スキーム(MCS、Modulation and Coding Scheme)、該第1制御情報を処理する際に採用されるマスクコードシーケンス、スクランブルコードシーケンス、復調参照信号(DMRS、Demodulation Reference Signal)シーケンス等のシーケンス情報、無線ネットワーク一時識別子(RNTI、Radio Network Temporary Identity)等のうちの少なくとも1つを指してもよい。
【0106】
例えば、異なるマスクコードシーケンスは異なるサイドリンクデータの送信時刻に対応してもよく、ネットワーク装置は異なるマスクコードシーケンスを介して該第1制御情報に対してマスク処理を行って、端末装置に異なるサイドリンクデータの送信時刻を指示してもよく、そこで、該端末装置は異なるマスクコードシーケンスを使用して該第1制御情報に対して処理を行い、ネットワーク装置の使用したマスクコードシーケンスを判断し、そして該第1対応関係を参照しながら、ネットワーク装置に指示されるサイドリンクデータの送信時刻を決定してもよい。例えば、マスクコードシーケンス1がインデックス値0に対応し、マスクコードシーケンス2がインデックス値1に対応する場合、該ネットワーク装置はマスクコードシーケンス2を使用して該第1制御情報に対してマスク処理を行ってもよく、端末装置はマスクコードシーケンス1とマスクコードシーケンス2を使用して該第1制御情報に対して処理を行い、該ネットワーク装置が使用したのはマスクコードシーケンス1であることを決定することができ、そして対応するインデックス値2を決定でき、そして、該端末装置はインデックス値1に指示される時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定することができる。具体的な実行プロセスは前述の実施例の関連説明を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0107】
また例えば、異なるサーチスペースは異なるサイドリンクデータの送信時刻に対応してもよく、ネットワーク装置は異なるサーチスペースを介して該第1制御情報を送信して、端末装置に異なるサイドリンクデータの送信時刻を指示してもよく、そこで、該端末装置は該第1制御情報を受信するサーチスペースに基づいて、該第1対応関係を参照しながら、ネットワーク装置に指示されるサイドリンクデータの送信時刻を決定してもよい。例えば、サーチスペース1がインデックス値0に対応し、サーチスペース2がインデックス値1に対応する場合、ネットワーク装置はサーチスペース1を使用して該第1制御情報を送信し、端末装置は該第1制御情報を受信するサーチスペースに基づいて、対応するインデックス値が0であることを決定することができ、そして、該端末装置はインデックス値0に指示される時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定することができる。具体的な実行プロセスは前述の実施例の関連説明を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0108】
また例えば、異なるサーチスペースは異なるサイドリンクデータの送信時刻に対応してもよく、ネットワーク装置は異なるサーチスペースを介して該第1制御情報を送信して、端末装置に異なるサイドリンクデータの送信時刻を指示してもよく、そこで、該端末装置は該第1制御情報を受信するサーチスペースに基づいて、該第1対応関係を参照しながら、ネットワーク装置に指示されるサイドリンクデータの送信時刻を決定してもよい。例えば、サーチスペース1がインデックス値0に対応し、サーチスペース2がインデックス値1に対応する場合、ネットワーク装置はサーチスペース1を使用して該第1制御情報を送信し、端末装置は該第1制御情報を受信するサーチスペースに基づいて、対応するインデックス値が0であることを決定することができ、そして、該端末装置はインデックス値1に指示される時間ユニットをサイドリンクデータの送信時刻として決定することができる。具体的な実行プロセスは前述の実施例の関連説明を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0109】
選択肢として、ネットワーク装置は異なるRNTI又はPDCCHリソース等の情報又はパラメータを使用してサイドリンクデータの異なる送信時刻を暗黙的に指示してもよく、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0110】
従って、本願実施例のデータ伝送方法によれば、端末装置はネットワーク装置の第1制御情報に含まれる指示情報に基づいて、又は該第1制御情報の送信方式等の方式によって、ネットワーク装置のスケジューリングするサイドリンクデータの送信時刻を決定してもよく、それによって、端末装置は該送信時刻にサイドリンクデータを送信することができる。
【0111】
図5は本願実施例による端末装置の模式的なブロック図であり、図5に示すように、該端末装置300は、
ネットワーク装置から送信された第1制御情報を受信することに用いられる通信モジュール310と、
前記第1制御情報に基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定することに用いられる決定モジュール320と、を備える。
【0112】
図5は本願実施例による端末装置の構造模式図であり、図5に示すように、該端末装置300は、
ネットワーク装置から送信された第1制御情報を受信することに用いられる通信モジュール310と、
前記第1制御情報に基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定することに用いられる決定モジュール320と、を備える。
【0113】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1制御情報はダウンリンク制御情報(DCI)であり、前記決定モジュールは具体的に、
前記第1制御情報に含まれる第1指示情報に基づいて、サイドリンクデータの送信時刻を決定することに用いられる。
【0114】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1指示情報は特定の境界に対する時間ユニットのインデックス値又はオフセットを指示することに用いられ、前記決定モジュールは更に、
前記特定の境界と前記インデックス値に基づいて、前記サイドリンクデータの送信時刻を決定することに用いられる。
【0115】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記特定の境界は無線フレーム境界であり、1つの無線フレームにはN個のサイドリンクの時間ユニットが含まれ、前記第1指示情報は前記N個の時間ユニットのうちの1つ又は複数の時間ユニットのインデックス値を指示することに用いられ、Nは1より大きい整数である。
【0116】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュールは更に、
前記N個のサイドリンクの時間ユニットにおける前記インデックス値に指示される時間ユニットを、前記サイドリンクデータの送信時刻として決定することに用いられる。
【0117】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記特定の境界は無線フレーム周期境界であり、1つの無線フレーム周期にはL個のサイドリンクの時間ユニットが含まれ、前記第1指示情報は前記L個の時間ユニットのうちの1つ又は複数の時間ユニットのインデックス値を指示することに用いられ、Lは1より大きい整数である。
【0118】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュールは更に、
前記L個のサイドリンクの時間ユニットにおける前記インデックス値に指示される時間ユニットを、前記サイドリンクデータの送信時刻として決定することに用いられる。
【0119】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記特定の境界は第1サイドリンク時間ユニットであり、前記第1サイドリンク時間ユニットは第2サイドリンク時間ユニットに基づいて決定され、前記第2サイドリンク時間ユニットは前記端末装置が前記第1制御情報を受信するサイドリンクにおける時間ユニットであり、前記第1指示情報は前記第1サイドリンク時間ユニットに対する時間ユニットのインデックス値を指示することに用いられる。
【0120】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュールは更に、
前記第1サイドリンク時間ユニットの後のm番目のサイドリンク時間ユニットを、前記サイドリンクデータの送信時刻として決定すること、又は、
前記第1サイドリンク時間ユニットにm個のサイドリンク時間ユニットを加えた後の1番目の使用可能なサイドリンク時間ユニットを、前記サイドリンクデータの送信時刻として決定することに用いられ、
前記mは前記インデックス値である。
【0121】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記特定の境界は第1ダウンリンク時間ユニットであり、前記第1ダウンリンク時間ユニットは第2ダウンリンク時間ユニットに基づいて決定され、前記第2ダウンリンク時間ユニットは前記端末装置が前記第1制御情報を受信するダウンリンクにおける時間ユニットであり、前記第1指示情報は前記第1ダウンリンク時間ユニットに対する時間ユニットのインデックス値を指示することに用いられる。
【0122】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュールは更に、
前記第1ダウンリンク時間ユニットの後のn番目のサイドリンク時間ユニットを、前記サイドリンクデータの送信時刻として決定すること、又は、
前記第1ダウンリンク時間ユニットにn個のサイドリンク時間ユニットを加えた後の1番目の使用可能なサイドリンク時間ユニットを、前記サイドリンクデータの送信時刻として決定することに用いられ、
前記nは前記インデックス値である。
【0123】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュールは更に、
前記第1制御情報に対応するシーケンス情報、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、サーチスペース、アグリゲーションレベル、送信リソースのうちの少なくとも1つ、及び第1対応関係に基づいて、前記サイドリンクデータの送信時刻を決定することに用いられ、
前記第1対応関係はシーケンス情報、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、サーチスペース、アグリゲーションレベル、送信リソースのうちの少なくとも1つと時間ユニットインデックスとの対応関係である。
【0124】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュールは更に、
前記第1制御情報に対応するシーケンス情報、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、サーチスペース、アグリゲーションレベル、リソースのうちの少なくとも1つ、及び第1対応関係に基づいて、前記サイドリンクデータの送信時刻を決定することに用いられ、
前記第1対応関係はシーケンス情報、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、サーチスペース、アグリゲーションレベル、リソースのうちの少なくとも1つと時間ユニットインデックスとの対応関係である。
【0125】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記シーケンス情報はマスクコードシーケンス、スクランブルコードシーケンス、復調参照信号(DMRS)シーケンスのうちの少なくとも1つである。
【0126】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記決定モジュール320は更に、
前記第1制御情報、第1サブキャリア間隔及び第2サブキャリア間隔に基づいてサイドリンクデータの送信時刻を決定することに用いられ、
前記第1サブキャリア間隔は前記第1制御情報の所在するキャリア又は帯域幅部分(BWP、Bandwidth Part)のサブキャリア間隔であり、前記第2サブキャリア間隔は前記サイドリンクデータの所在するキャリア、BWP又はリソースプールのサブキャリア間隔である。
【0127】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記通信モジュール310は更に、第1設定情報を取得することに用いられ、
前記決定モジュール320は更に、前記第1設定情報に基づいて前記第1サブキャリア間隔を決定することに用いられ、
前記通信モジュール310は更に、第2設定情報を取得することに用いられ、
前記決定モジュール320は更に、前記第2設定情報に基づいて前記第2サブキャリア間隔を決定することに用いられる。
【0128】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記第1設定情報は事前設定され又はネットワークによって設定された情報であり、又は、前記第2設定情報は事前設定され又はネットワークによって設定された情報である。
【0129】
選択肢として、幾つかの実施例では、前記時間ユニットはサブフレーム又はタイムスロットである。
【0130】
図6は本願実施例による通信装置600の構造模式図である。図6に示す通信装置600はプロセッサ610を備え、プロセッサ610はコンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0131】
選択肢として、図6に示すように、通信装置600は更にメモリ620を備えてもよい。プロセッサ610はコンピュータプログラムをメモリ620から呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0132】
選択肢として、図6に示すように、通信装置600は更に送受信機630を備えてもよく、プロセッサ610は他の装置と通信するように該送受信機630を制御することができ、具体的に、他の装置に情報又はデータを送信し、又は他の装置から送信された情報又はデータを受信することができる。
【0133】
選択肢として、図5に示すように、通信装置600は更に送受信機630を備えてもよく、プロセッサ610は他の装置と通信するように該送受信機630を制御することができ、具体的に、他の装置に情報又はデータを送信し、又は他の装置から送信された情報又はデータを受信することができる。
【0134】
送受信機630は送信機と受信機を備えてもよい。送受信機630は更にアンテナを備えてもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
【0135】
選択肢として、該通信装置600は具体的に本願実施例のモバイル端末/端末装置であってもよく、そして該通信装置600は本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実現でき、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0136】
図7は本願実施例のチップの構造模式図である。図7に示すチップ700はプロセッサ710を備え、プロセッサ710はコンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0137】
選択肢として、図7に示すように、チップ700は更にメモリ720を備えてもよい。プロセッサ710はコンピュータプログラムをメモリ720から呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0138】
メモリ720はプロセッサ710から独立した1つの単独のデバイスであってもよく、プロセッサ710に集積されてもよい。
【0139】
選択肢として、該チップ700は更に入力インタフェース730を備えてもよい。プロセッサ710は他の装置又はチップと通信するように該入力インタフェース730を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
【0140】
選択肢として、該チップ700は更に出力インタフェース740を備えてもよい。プロセッサ710は他の装置又はチップと通信するように該出力インタフェース740を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップに情報又はデータを出力することができる。
【0141】
選択肢として、該チップは本願実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、そして該チップは本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実現でき、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0142】
理解されるように、本願実施例で言及されるチップはまたシステムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップ等と称されてもよい。
【0143】
理解されるように、本願実施例のプロセッサは信号処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現過程において、上記方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で遂行できる。上記のプロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは如何なる通常のプロセッサ等であってもよい。本願実施例に開示される方法のステップはハードウェア復号プロセッサで遂行し、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで遂行するように直接具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを遂行する。
【0144】
理解できるように、本願実施例において、メモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM、Programmable ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM、Erasable PROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM、Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよく、外部キャッシュメモリとして使用される。例示的であって制限的ではない説明によれば、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、Double Data Rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、Synchlink DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)は利用可能である。なお、本明細書に説明されるシステム及び方法のメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限らないように意図されている。
【0145】
理解されるように、上記メモリの記載は例示的であって制限的なものではなく、例えば、本願実施例におけるメモリは更にスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、double data rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、synch link DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)等であってもよい。すなわち、本願実施例におけるメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限らないように意図されている。
【0146】
本願実施例は更にコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【0147】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムはコンピュータに本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0148】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムはコンピュータに本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0149】
本願実施例は更にコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム命令を含む。
【0150】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0151】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0152】
本願実施例は更にコンピュータプログラムを提供する。
【0153】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実行し、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0154】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実行し、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0155】
当業者が意識できるように、本明細書に開示される実施例を参照して説明した各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現できる。これらの機能をハードウェアそれともソフトウェア方式で実行するかは、技術案の特定応用及び設計制約条件によって決定される。当業者は各特定応用に応じて異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
【0156】
当業者が明確に理解できるように、説明を容易で簡単にするために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程については、前述の方法実施例における対応する過程を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0157】
本願に係る幾つかの実施例において、理解されるように、開示されるシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよい。例えば、上記の装置実施例は単に模式的なものであり、例えば、説明したユニットの区分は論理的な機能区分に過ぎず、実際の実施では他の区分方式があってもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わせられてもよく、又は他のシステムに統合されてもよく、又は幾つかの特徴が省略されても、又は実行されなくてもよい。一方、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形態であってもよい。
【0158】
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離したものであってもでなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもでなくてもよく、即ち、一箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実際の需要に応じてその一部又は全部のユニットを選択して、本実施例案の目的を実現してもよい。
【0159】
また、本願の各実施例において、各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0160】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形で実現され、そして独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案の本質又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む。前述の記憶媒体はUSBディスク、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等の、プログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0161】
以上の説明は単に本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本願に開示される技術的範囲内において容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に記載の保護範囲に準じるべきである。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7