(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-24
(45)【発行日】2023-08-01
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/12 20060101AFI20230725BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20230725BHJP
B41J 29/42 20060101ALI20230725BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20230725BHJP
H04L 67/00 20220101ALI20230725BHJP
H04L 67/75 20220101ALI20230725BHJP
【FI】
G06F3/12 373
G06F3/12 303
G06F3/12 318
G06F3/12 329
G06F3/12 385
B41J29/38 202
B41J29/38 204
B41J29/38 801
B41J29/42 F
H04N1/00 127A
H04L67/00
H04L67/75
(21)【出願番号】P 2019123184
(22)【出願日】2019-07-01
【審査請求日】2022-06-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002583
【氏名又は名称】弁理士法人平田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安藤 広基
【審査官】佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-111417(JP,A)
【文献】特開2010-268345(JP,A)
【文献】特開2009-111612(JP,A)
【文献】特開2016-062567(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/09- 3/12
B41J 29/00- 29/70
H04N 1/00
H04L 67/00
H04L 67/75
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器で実行された実行指示情報の履歴を示す履歴情報を生成する生成手段と、
前記履歴情報から予め定められた条件
として実行指示を行うユーザに依らず1つの実行指示とそれ以後の実行指示が予め定められた時間以内に実行された条件を満たす一連の実行指示情報を抽出し、前記一連の実行指示情報が発生した回数を示す第1の回数情報を算出する算出手段と、
前記一連の実行指示情報と前記第1の回数情報とに応じて、前記機器が前記一連の実行指示情報に対応する実行指示情報の組合せを単一の実行指示で実行する機能を備えたことによる効果を示す効果情報を提示する提示手段と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記算出手段は、前記履歴情報に基づいて前記実行指示情報の組合せの実行回数を示す第2の回数情報を出力し、
前記提示手段は、前記実行指示情報の組合せと前記第2の回数情報とに応じて前記効果情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記算出手段は、前記効果情報として、前記機能を備えたことによる短縮時間を算出する、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記算出手段は、前記効果情報として、前記機能を備えたことによる金額情報を算出する、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
機器で実行された実行指示情報の履歴を示す履歴情報を生成する生成手段と、
前記履歴情報から予め定められた条件
として実行指示を行うユーザに依らず1つの実行指示とそれ以後の実行指示が予め定められた時間以内に実行された条件を満たす一連の実行指示情報を抽出し、前記一連の実行指示情報が発生した回数を示す第1の回数情報を
算出する算出手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項6】
機器で実行された実行指示情報の履歴を示す履歴情報と、前記履歴情報から
抽出した予め定められた条件
として実行指示を行うユーザに依らず1つの実行指示とそれ以後の実行指示が予め定められた時間以内に実行された条件を満たす一連の実行指示情報と、前記一連の実行指示情報が発生した回数を示す第1の回数情報とを取得する取得手段と、
前記一連の実行指示情報と前記第1の回数情報とに応じて、前記機器が前記一連の実行指示情報に対応する実行指示情報の組合せを単一の実行指示で実行する機能を備えたことによる効果を示す効果情報を提示する提示手段を備える、情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータを、
機器で実行された実行指示情報の履歴を示す履歴情報を生成する生成手段と、
前記履歴情報から予め定められた条件
として実行指示を行うユーザに依らず1つの実行指示とそれ以後の実行指示が予め定められた時間以内に実行された条件を満たす一連の実行指示情報を抽出し、前記一連の実行指示情報が発生した回数を示す第1の回数情報を
算出する算出手段と、
前記一連の実行指示情報と前記第1の回数情報とに応じて、前記機器が前記一連の実行指示情報に対応する実行指示情報の組合せを単一の実行指示で実行する機能を備えたことによる効果を示す効果情報を提示する提示手段、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複数の画像形成装置の動作履歴情報を集計、及び解析し、その解析結果に基づいて装置を動作させる際の好適な動作設定の情報を生成、送信する画像形成装置の管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載された画像形成装置の管理システムは、ログ解析サーバが、画像形成装置の動作履歴のログ情報をネットワークを介して取得し、取得したログ情報を解析して画像形成装置の動作設定として推奨される設定を生成し、画像形成装置やクライアント端末に送信する動作履歴解析装置を提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、サービスが機器に導入されたことによるサービス利用効果を提示することができる情報処理システム、情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]機器で実行された実行指示情報の履歴を示す履歴情報を生成する生成手段と、
前記履歴情報から予め定められた条件として実行指示を行うユーザに依らず1つの実行指示とそれ以後の実行指示が予め定められた時間以内に実行された条件を満たす一連の実行指示情報を抽出し、前記一連の実行指示情報が発生した回数を示す第1の回数情報を算出する算出手段と、前記一連の実行指示情報と前記第1の回数情報とに応じて、前記機器が前記一連の実行指示情報に対応する実行指示情報の組合せを単一の実行指示で実行する機能を備えたことによる効果を示す効果情報を提示する提示手段と、を備える情報処理システム。
[2]前記算出手段は、前記履歴情報に基づいて前記実行指示情報の組合せの実行回数を示す第2の回数情報を出力し、前記提示手段は、前記実行指示情報の組合せと前記第2の回数情報とに応じて前記効果情報を出力する、前記[1]に記載の情報処理システム。
[3]前記算出手段は、前記効果情報として、前記機能を備えたことによる短縮時間を算出する、前記[1]又は[2]に記載の情報処理システム。
[4]前記算出手段は、前記効果情報として、前記機能を備えたことによる金額情報を算出する、前記[1]又は[2]に記載の情報処理システム。
[5]機器で実行された実行指示情報の履歴を示す履歴情報を生成する生成手段と、前記履歴情報から予め定められた条件として実行指示を行うユーザに依らず1つの実行指示とそれ以後の実行指示が予め定められた時間以内に実行された条件を満たす一連の実行指示情報を抽出し、前記一連の実行指示情報が発生した回数を示す第1の回数情報を算出する算出手段と、を備える情報処理装置。
[6]機器で実行された実行指示情報の履歴を示す履歴情報と、前記履歴情報から抽出した予め定められた条件として実行指示を行うユーザに依らず1つの実行指示とそれ以後の実行指示が予め定められた時間以内に実行された条件を満たす一連の実行指示情報と、前記一連の実行指示情報が発生した回数を示す第1の回数情報とを取得する取得手段と、前記一連の実行指示情報と前記第1の回数情報とに応じて、前記機器が前記一連の実行指示情報に対応する実行指示情報の組合せを単一の実行指示で実行する機能を備えたことによる効果を示す効果情報を提示する提示手段を備える、情報処理装置。
[7]コンピュータを、機器で実行された実行指示情報の履歴を示す履歴情報を生成する生成手段と、前記履歴情報から予め定められた条件として実行指示を行うユーザに依らず1つの実行指示とそれ以後の実行指示が予め定められた時間以内に実行された条件を満たす一連の実行指示情報を抽出し、前記一連の実行指示情報が発生した回数を示す第1の回数情報を算出する算出手段と、前記一連の実行指示情報と前記第1の回数情報とに応じて、前記機器が前記一連の実行指示情報に対応する実行指示情報の組合せを単一の実行指示で実行する機能を備えたことによる効果を示す効果情報を提示する提示手段、として機能させるためのプログラム。
【発明の効果】
【0007】
請求項1、5、6、7に係る発明によれば、サービスが機器に導入されたことによるサービス利用効果を提示することができる。
請求項2にかかる発明によれば、実行指示情報の組合せによる回数の差異を知ることができる。
請求項3に係る発明によれば、サービス利用効果としてサービスを利用することにより削減される処理時間を知ることができる。
請求項4に係る発明によれば、サービス利用効果としてサービスを利用することにより削減される金額を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、ジョブログ情報テーブルの一例を示す図である。
【
図3】
図3は、ジョブパターン情報テーブルの一例を示す図である。
【
図4】
図4(a)及び
図4(b)は、メニュー画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、管理装置の制御系の一例を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、サービス情報テーブルの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、導入済サービス情報テーブルの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、利用状況表示画面の一例を示す概略図である。
【
図9】
図9は、利用状況表示画面の一例を示す概略図である。
【
図10】
図10は、利用状況表示画面の一例を示す概略図である。
【
図11】
図11は、利用状況表示画面の一例を示す概略図である。
【
図12】
図12は、本実施の形態に係る機器の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図13】
図13は、
図12に示すフローチャートのステップS6の動作の詳細の一例を示すフローチャートである。
【
図14】
図14は、本実施の形態に係る管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図15】
図15は、
図14に示すフローチャートのステップS13の動作の詳細の一例を示すフローチャートである。
【
図16】
図16は、
図14に示すフローチャートのステップS13の動作の詳細の変形例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
【0010】
[実施の形態の要約]
本実施の形態に係る情報処理システムは、機器で実行された実行指示情報の履歴を示す履歴情報を生成する生成手段と、履歴情報から予め定められた条件を満たす一連の実行指示情報を抽出し、一連の実行指示情報が発生した回数を示す第1の回数情報を算出する算出手段と、一連の実行指示情報と第1の回数情報とに応じて、機器が一連の実行指示情報に対応する実行指示情報の組合せを単一の実行指示で実行する機能を備えたことによる効果を示す効果情報を提示する提示手段と、を備える。
【0011】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。この情報処理システム1は、複数の機器2と、管理装置3と、分析結果確認パーソナルコンピュータ(以下、PCという。)4と、機器2と管理装置3とを接続するローカルエリアネットワーク等の内部ネットワーク27及びインターネット6と、内部ネットワーク27に接続された管理者用PC200とを備える。機器2は、情報処理装置の一例である。管理装置3は、情報処理装置の一例である。なお、
図1中符号5は、4G回線網、5G回線網等の公衆回線網50を介して機器2に接続された通信回線提供会社ネットワークである。なお、機器2は、1つでもよい。
【0012】
機器2は、本実施の形態では、例えば、複合機である。機器2は、例えば、スキャン、プリント、転送、FAX送受信等の複数の機能を有する。複数の機器2は、それぞれ機器2を識別する固有のデバイス機器IDを有している。
【0013】
分析結果確認PC4は、例えば、管理装置3の管理者側で分析結果情報及びサービス利用効果を確認するためのPCである。
【0014】
情報処理システム1は、外部からの不正アクセスを防ぐため等に用いられるファイヤーウォール20を機器2とインターネット6の間に備えていてもよい。
【0015】
管理者用PC200は、例えば、機器2の管理者側で分析結果情報及びサービス利用効果を確認するためのPCである。
【0016】
(機器2の構成)
機器2は、機器2の各部を制御する制御部21と、各種の情報を記憶する記憶部22と、通信部23と、操作表示部24と、画像入力部25と、画像出力部26とを備える。
【0017】
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、インターフェース等から構成されている。CPUは、プログラム220を実行することにより表示制御手段211、ジョブ制御手段212、通信制御手段213、履歴生成手段214、分析処理手段215等として機能する。履歴生成手段214は、生成手段の一例である。分析処理手段215は、算出手段の一例である。
【0018】
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、プログラム220、ジョブログ情報テーブル221(
図2参照)、及びジョブパターン情報テーブル222(
図3参照)、等を記憶し、さらにログイン時刻t1及びログアウト時刻t2、後述するサービス及びサービスが機器2にインストールされた時刻(以下、サービス導入時刻ともいう。)等を記憶する。サービスは、単一の実行指示の一例である。ジョブパターン情報テーブルは、予め定められた条件を満たす一連の実行指示情報の一例である。
【0019】
図2は、ジョブログ情報テーブル221の一例を示す図である。ジョブログ情報テーブル221は、「ジョブID」、ジョブ名が記録される「ジョブ」、「ジョブ開始時刻」、「ジョブ処理時間」等の項目を有する。以下、これらを合わせてジョブログ情報ともいう。ジョブは、実行指示情報の一例である。ジョブログ情報は、履歴情報の一例である。
【0020】
「ジョブID」には、ジョブを受け付けた際にジョブ制御手段212によって生成されたジョブIDがジョブ制御手段212により記録される。ジョブは、機器2が有する機能を利用した処理である。機能には、例えば、蓄積、プリント出力、スキャン、転送(URL)、転送(PC)、FAX送信等がある。「蓄積」は、取得したデータを記憶部22に記憶するものである。「転送(URL)」は、ネットワーク上の特定の保存先にデータを転送するものである。「転送(PC)」は、ネットワークに接続されたPCにデータを転送するものである。ジョブ開始時刻は、ジョブの実行を開始した時刻をいう。ジョブ処理時間は、ジョブの実行の開始から終了までに要した時間をいう。
【0021】
図3は、ジョブパターン情報テーブル222の一例を示す図である。ジョブパターン情報テーブル222は、「ジョブパターンID」、「ジョブパターン情報」、「カウント情報」、「合計処理時間」等の項目を有する。「ジョブパターンID」には、ジョブパターン情報を識別するジョブパターンIDが記録される。ジョブパターン情報は、予め定められた条件を満たす一連の実行指示情報の一例である。カウント情報は、第1の回数情報の一例である。
【0022】
予め定められた条件とは、例えば、以下の(1)又は(2)、及び(3)又は(4)を満たす場合である。
(1)1つのジョブとそれ以降のジョブが同一ユーザのログイン期間内に実行される場合
(2)1つのジョブとそれ以後のジョブが予め定められた時間、例えば1時間以内に実行される場合
(3)1つのジョブとそれ以降のジョブの処理対象が同じである場合
(4)1つのジョブとそれ以降のジョブの処理結果の転送先(例えば、URL、PCのメールアドレス等)が同一である場合
【0023】
なお、それ以後のジョブとは、1つのジョブの実行処理を終了した時刻以後に実行を開始したジョブのことをいう。
【0024】
カウント情報は、ジョブパターン情報を構成する複数のジョブを実行した回数のことをいう。
【0025】
合計処理時間は、ジョブパターン情報を構成する複数のジョブの処理に要したジョブ処理時間の合計時間のことをいう。合計処理時間は、前回までの合計処理時間に今回のジョブパターン情報を構成する複数のジョブの処理に要したジョブ処理時間を加算することで算出される。
【0026】
通信部23は、インターネット6を介して管理装置3との間でデータの送受信を行う。なお、通信部23は通信回線提供会社ネットワーク5を介して管理装置3に接続してもよい。
【0027】
操作表示部24は、例えば、液晶ディスプレイ等のディスプレイにタッチパネルが重合配置された構成を有し、表示画面に各種の画面を表示するとともに、ユーザからタッチパネルへの操作を受け付ける。
【0028】
画像入力部25は、例えば、スキャナと、自動原稿送り装置とを備え、原稿台上に配置された原稿、又は自動原稿送り装置から送られた原稿から画像を読み取る。
【0029】
画像出力部26は、例えば電子写真方式、インクジェット方式等により用紙等の記録媒体に画像を形成して出力する。
【0030】
次に、制御部21の各手段211~215について説明する。
【0031】
表示制御手段211は、
図4(a)及び
図4(b)で示すメニュー画面7等を操作表示部24に表示し、メニュー画面7に対して行われた操作の内容を受け付ける。
【0032】
図4(a)は、サービスが導入される前の操作表示部24に表示されるメニュー画面7の一例を示す図である。
図4(b)は、サービスが導入された以後の操作表示部24に表示されるメニュー画面7の一例を示す図である。メニュー画面7は、操作者が機器2にジョブの実行を開始させるための複数のボタンを有する。複数のボタンは、例えば、「蓄積」ボタン25a、「認証プリント」ボタン25b、「スキャン」ボタン25c、「転送(web)」ボタン25d、「転送(PC)」ボタン25e、「FAX送信」ボタン25f等を含む。各ボタン25a~25fは、操作者が各ボタンを操作した場合に、先に述べた各機能を実行させる。
【0033】
ジョブ制御手段212は、例えば、操作者がメニュー画面7に表示された各ボタンの操作に基づき、対応するジョブを実行する。
【0034】
ジョブ制御手段212は、記憶部22に予め記憶されたサービスに対応するアプリケーションプログラム(以下、「アプリケーション」と略す。)をインストールする。なお、アプリケーションは、インターネット6等を介して管理装置3から送信してもよい。
【0035】
サービスは、「サービス」ボタンを操作することにより対応するジョブパターン情報に含まれる複数のジョブを全て実行することで利用することができる。ジョブパターン情報に対応するサービスは、後述するサービス情報テーブル323に含まれるジョブパターン情報に紐付けられたサービスのことをいう。
【0036】
図4(b)は、「サービスAAA」、「サービスBBB」を導入後のメニュー画面7を示し、
図4(a)に記載のメニュー画面7にジョブパターン情報に対応するサービス(以下、対応サービスともいう。)の実行を開始するためのボタンである、「サービスAAA」ボタン25g及び「サービスBBB」ボタン25h等の「サービス」ボタンを更に含む図である。「サービス」ボタンは、操作者が各「サービス」ボタンを操作した場合にジョブ制御手段212に各「サービス」ボタンに対応するアプリケーションを実行させる。
【0037】
通信制御手段213は、通信部23を介して管理装置3とデータの送受信を行う。送受信するデータは、例えば、ジョブパターン情報テーブル222、デバイス機器ID、ログイン時間、サービス名及びサービス導入時刻等を含む。なお、通信制御手段213は、サービス名及びサービス導入時刻のみを管理装置3に送信してもよい。
【0038】
履歴生成手段214は、実行されたジョブ、ジョブ開始時刻、ジョブ処理時間等を含むジョブログ情報を生成し、ジョブログ情報テーブル221に記録する。
【0039】
分析処理手段215は、分析処理開始時刻として予め定められた時刻を経過すると、ジョブログ情報に基づきデータ分析処理を行い、データ分析処理により生成したジョブパターン情報をジョブパターン情報テーブル222に記録する。なお、分析処理開始時刻は、一定時間ごとに繰り返し到来する。
【0040】
分析処理手段215は、管理装置3からジョブパターン情報の生成要求があった場合、サービス導入前のジョブパターン情報、及びサービス導入後のジョブパターン情報を生成する。サービス導入後のジョブパターン情報に含まれるカウント情報は、第2の回数情報の一例である。
【0041】
(管理装置3の構成)
図5は、管理装置3の制御系の一例を示すブロック図である。管理装置3は、機器2とデータの送受信を行い、機器2から受信したジョブパターン情報テーブル222を基にサービス利用効果を算出し、サービス利用効果を機器2に送信する。サービス利用効果は、効果情報の一例である。サービス利用効果については後述する。
【0042】
管理装置3は、管理装置3の各部を制御する制御部31と、各種の情報を記憶する記憶部32と、通信部33とを備える。
【0043】
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、インターフェース等から構成されている。CPUは、プログラム321を実行することにより管理制御手段311、分析処理手段312、通信制御手段313、取得手段314、算出手段315等として機能する。通信制御手段313は、提示手段の一例である。取得手段314は、受付手段の一例である。
【0044】
記憶部32は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、プログラム321、ジョブパターン情報テーブル222、ジョブサービス情報テーブル323、導入済サービス情報テーブル324等を記憶する。なお、記憶部32は、機器2にインストール可能なサービス名を記憶していてもよい。
【0045】
図6は、サービス情報テーブル323の一例を示す図である。サービス情報テーブル323は、「ジョブパターンID」、「ジョブパターン情報」、「サービス」、「削減金額」等の項目を有する。削減金額は、対応サービスを1回実行した場合に削減される金額のことをいう。
【0046】
図7は、導入済サービス情報テーブル324の一例を示す図である。導入済サービス情報テーブル324は、デバイス機器IDに紐付けられた「導入済サービス」等の項目を有する。「導入済サービス」は、デバイス機器IDに対応する機器2にインストールされているサービス名のことをいう。サービスに対応するアプリケーションが機器2にインストールされた場合、「導入済サービス」は、サービス名に基づき更新される。なお、機器2にインストールされるアプリケーションを管理装置3から送信する場合、導入済サービスは、記憶部32から読み出されたサービス名に基づき更新されてもよい。
【0047】
通信部33は、インターネット6を介して、機器2との間でデータの送受信を行う。なお、通信部33は通信回線提供会社ネットワーク5を介して機器2に接続してもよい。
【0048】
管理制御手段311は、機器2に対し、サービス導入時刻、前回の算出処理開始時刻からサービス導入時刻までの期間(以下、サービス導入前期間ともいう。)のジョブパターン情報テーブル222、及びサービス導入時刻から今回の算出処理開始時刻までの期間(以下、サービス導入後期間ともいう。)のジョブパターン情報テーブル222を送信するよう要求することができる。管理制御手段311は、対応サービスが機器2にインストールされたか否かを管理する。
【0049】
対応サービスのアプリケーションが機器2にインストールされた場合、管理制御手段311は、導入済サービス情報テーブル324の機器2に対応するデバイス機器IDに紐付けられた導入済サービスの項目に対応サービスのサービス名を追加する。
【0050】
管理制御手段311は、算出手段315が算出したサービス利用効果を記憶部32に記憶する。サービス利用効果は、例えば、効果金額、平均処理時間等を含む。効果金額は、対応サービスを実行した場合に削減された金額である。平均処理時間は、予め定められた一連のジョブ、及び対応サービスのアプリケーションを実行した場合の1回当たりの処理時間である。効果金額は、金額情報の一例である。平均処理時間は、短縮時間の一例である。
【0051】
分析処理手段312は、記憶部32に格納されたジョブパターン情報テーブル222及びサービス情報テーブル323を読み出し、ジョブパターン情報テーブル222のジョブパターン情報が、サービス情報テーブル323のジョブパターン情報と一致するか否かを判断する。
【0052】
通信制御手段313は、記憶部32からサービス利用効果を読み出し、通信部33を介して機器2とデータの送受信を行う。
【0053】
取得手段314は、機器2から送信されたジョブパターン情報テーブル222と、デバイス機器ID、サービス導入時刻、ログイン時刻t1及びログアウト時刻t2とを取得する。
【0054】
算出手段315は、算出処理開始時刻として予め定められた時刻を経過したか否かを判断し、ジョブパターン情報テーブル322と、ジョブサービス情報テーブル324とに基づき、サービス利用効果を算出する。なお、算出処理開始時刻は、一定時間ごとに到来するものとする。
【0055】
(実施の形態の動作)
次に、情報処理システム1の動作の一例について、
図12~
図16を参照して機器2と管理装置3に分けて説明する。
【0056】
(1)機器2の動作
図12は、機器2の動作の一例を示すフローチャートである。
【0057】
表示制御手段211は、操作表示部24にログイン画面(図示せず)を表示する。操作者は、ログイン画面にユーザID及びパスワード等のログイン情報を入力してログインする(S1)。表示制御手段211は、操作者がログインした時刻t1を記憶部22に記憶し、操作表示部24にメニュー画面7を表示する。操作者は、
図4(a)に示すメニュー画面7からボタン(例えば「スキャン」ボタン24c、「転送(PC)」ボタン24e)を操作して実行する複数のジョブを選択する。
【0058】
ジョブ制御手段212は、操作者により選択された複数のジョブ(例えば、スキャン、転送(PC))を連続して実行する(S2)。
【0059】
履歴生成手段214は、複数のジョブが実行されると、ジョブごとにジョブ内容、ジョブ開始時刻、ジョブ処理時間等を含む複数のジョブログを生成し、ジョブログ情報テーブル221に格納する(S3)。
【0060】
操作者がメニュー画面7の「ログアウト」ボタン(図示せず)を操作した場合、ジョブ制御手段212は、機器2のログアウト処理を行う(S4)。ジョブ制御手段212は、操作者がログアウトした時刻t2を記憶部22に記憶する。
【0061】
分析処理手段215は、分析処理開始時刻として予め定められた時刻を経過したか否かを判断する(S5)。なお、分析処理開始時刻としては、節電移行タイマーが作動した場合、操作者が表示部25に表示されたメニュー画面7の「節電モード移行」ボタン(図示せず)を操作した場合、電源オフ、リブート処理を行う直前等であってもよい。
【0062】
分析処理開始時刻を経過した場合(S5:Yes)、分析処理手段215は、前の分析処理開始時刻後、すなわち、前回のデータ分析処理(S6)を実行した後、ジョブログ情報テーブル221に格納された複数のジョブログ情報に基づきデータ分析処理を実行し、ジョブパターン情報及びカウント情報を生成する(S6)。データ分析処理(S6)の具体的内容については後述する。
【0063】
分析処理手段215は、データ分析処理(S6)で生成したジョブパターン情報及びカウント情報(以下、これらを合わせて分析結果情報ともいう。)を、ジョブパターン情報テーブル222に格納する(S7)。
【0064】
集計終了時刻として予め定められた時刻を経過したとき(S8:Yes)、通信制御手段213は、集計終了時刻を経過した旨の通知と、機器2に紐づけたデバイス機器IDとをインターネット6を介して管理装置3に送信する。通信制御手段213は、管理装置3が機器2からの通知を受け取った旨の通知を受信すると、通信制御手段213は、記憶部22に記憶されたジョブパターン情報テーブル222を管理装置3に送信する(S9)。
【0065】
その後、通信制御手段213は、後述するサービス導入前分析結果情報、後述するサービス導入後分析結果情報及び対応する効果金額を管理装置3から受け付ける。表示制御手段211は、これらを含む利用状況表示画面7A又は7B(
図8及び
図9参照)を操作表示部24に表示する。なお、表示制御手段211は、利用状況表示画面7A又は7Bを管理者用PC200の画面上に表示させてもよい。
【0066】
(利用状況表示画面)
図8は、利用状況表示画面7Aを示す図である。利用状況表示画面7A及び7Bは、ジョブパターン情報テーブル222に含まれるカウント情報71及び管理装置3で算出されたサービス利用効果を表示する。利用状況表示画面7Aは、効果金額72を示す。
【0067】
図9は、利用状況表示画面7Bを示す図である。利用状況表示画面7Bは、平均処理時間テーブル73を示す。平均処理時間テーブル73は、サービス導入前期間における平均処理時間と、サービス導入後期間における平均処理時間を比較する表である。これにより、操作者は、サービス利用効果の具体的内容を知ることができる。
【0068】
なお、対応サービスのアプリケーションが機器2にインストールされていない場合であっても、表示制御手段211は、対応サービスのアプリケーションが機器2にインストールされていたと仮定した場合の効果金額72及び平均処理時間テーブル73を示すシミュレーション結果を示す利用状況表示画面7A又は7Bを表示してもよい(
図10及び
図11参照)。
【0069】
上記ステップS8において、集計終了時刻経過前であっても、例えば、対応サービスのアプリケーションが機器2にインストールされた場合、履歴生成手段214が新たなジョブログ実行履歴情報をジョブログ情報テーブル221に格納できない場合、ジョブログ情報テーブル221を上書きする場合等においては、通信制御手段213は、分析結果情報を管理装置3に送信してもよい。
【0070】
(データ分析処理S6)
図13は、
図12に示すデータ分析処理(S6)の詳細を示すフローチャートである。
【0071】
分析処理手段215は、前回の分析処理開始時刻、すなわち、前回のデータ分析処理(S6)を行った時刻を記憶部22から読み出し、前回の分析処理開始時刻以後の複数のジョブログ情報をジョブログ情報テーブル221から読み出す(S20)。
【0072】
分析処理手段215は、ジョブログ情報テーブル221から読み出した1つのジョブとそれ以後のジョブが一連のジョブであるか否かをジョブパターン情報テーブル222の内容に基づいて判断する(S21)。
【0073】
1つのジョブとそれ以後のジョブが、予め定められた条件を満たす一連のジョブである場合(S21:Yes)、分析処理手段215は、一連のジョブに対応する複数のジョブログ情報をジョブログ情報テーブル221から読み出し、読み出した複数のジョブログ情報がジョブパターン情報テーブル222に含まれるジョブパターン情報のいずれか1つと一致するか否かを判断する(S22)。
【0074】
読み出した複数のジョブログ情報がジョブパターン情報と一致する場合(S22:Yes)、分析処理手段215は、その一致するジョブパターン情報と紐付けられたカウント情報を1増加させ、一連のジョブの処理に要したジョブ処理時間を合計処理時間に加算する(S23)。
【0075】
読み出した複数のジョブログ情報がジョブパターン情報と一致しない場合(S22:No)、分析処理手段215は、読み出した複数のジョブログ情報をジョブパターン情報テーブル222に追加し、追加したパターン情報と紐付けるカウント情報にカウント1を記憶し、一連のジョブの処理に要したジョブ処理時間を合計処理時間に記憶する(S24)。
【0076】
分析処理手段215は、全てのジョブログ情報の分析が終了したか否かを判断する(S25)。全てのジョブログ情報の分析が終了した場合(S25:Yes)、分析処理手段215は、データ分析処理S6を終了する。
【0077】
(2)管理装置3の動作
図14は、管理装置3の動作の一例を示すフローチャートである。
【0078】
管理装置3の通信制御手段313は、機器2から送信された集計終了時刻を経過した旨の通知と機器2のデバイス機器IDを受信する(S10)。
【0079】
通信制御手段313は、上記通知と機器2のデバイス機器IDを受け取った旨のメッセージを機器2に送信する(S11)。
【0080】
取得手段314は、ジョブパターン情報テーブル222を分析結果情報として機器2から取得し、デバイス機器IDとジョブパターン情報テーブル222を記憶部32に格納する(S12)。
【0081】
算出手段315は、取得した分析結果情報に基づき、サービス利用効果を算出する(S13)。サービス利用効果の算出については次に説明する。
【0082】
(サービス利用効果の第1例)
図15は、管理装置3の
図14に示すサービス利用効果の算出処理(S13)の第1例としての効果金額算出処理の詳細を示すフローチャートである。
【0083】
算出処理開始時刻として予め設定された時刻を経過した場合、算出手段315は、以下に説明する効果金額算出処理(S30~S39)を実行する。なお、効果金額算出処理は、通信制御手段313が分析結果情報を受け付けた場合(S12)に実行してもよい。
【0084】
分析処理手段312は、ジョブパターン情報テーブル222から分析結果情報を読み出し、分析結果情報に含まれるジョブパターン情報が、サービス情報テーブル323のジョブパターン情報のいずれか1つと一致するか否かを判断する(S30)。
【0085】
ジョブパターン情報テーブル222のジョブパターン情報が、サービス情報テーブル323のジョブパターン情報のいずれか1つと一致する場合(S30:Yes)、分析処理手段312は、一致するジョブパターン情報が導入済サービス情報テーブル324を参照して、対応するアプリケーションが機器2にインストールされているか否かを判断する(S31)。
【0086】
対応するアプリケーションが機器2にインストールされている場合(S31:Yes)、管理制御手段311は、サービス導入時刻を機器2に要求する(S32)。
【0087】
通信制御手段313がサービス導入時刻を機器2から受け付けた場合、分析処理手段312は、サービス導入時刻が前回の算出処理開始時刻以後であるか否かを判断する(S33)。サービス導入時刻が前回の算出処理開始時刻以後でない場合(S33:No)、算出手段315は、分析結果情報のカウント情報と、サービス情報テーブル323に含まれる対応サービスに紐付けられた削減金額とを乗算して効果金額を算出する(S34)。
【0088】
サービス導入時刻が前回の算出処理開始時刻以後である場合(S33:Yes)、分析処理手段312は、サービス導入後期間のカウント情報を含む分析結果情報(以下、サービス導入後分析結果情報ともいう。)を管理装置3に送信するよう機器2に要求する(S35)。
【0089】
取得手段314が、サービス導入後分析結果情報を取得した場合、算出手段315は、サービス導入後分析結果情報のカウント情報とサービス情報テーブル323の対応サービスに紐付けられた削減金額とを乗算して効果金額を算出する(S36)。
【0090】
管理制御手段311は、サービス導入後分析結果情報及び効果金額を記憶部32に記憶する(S37)。ジョブパターン情報テーブル222に含まれる全てのジョブパターン情報について効果金額算出処理が終了した場合(S38:Yes)、通信制御手段313は、処理結果を機器2に送信する(S39)。
【0091】
(サービス利用効果の第2例)
図16は、管理装置3の
図14に示すサービス利用効果の算出処理(S13)の第2例としての平均処理時間算出処理の詳細を示すフローチャートである。
図15で説明した効果金額算出処理と異なる点のみを説明し、実質的に同一の機能を有するフローについては、その重複した説明を省略する。
【0092】
サービス導入時刻が前回の算出処理開始時刻以後でない場合(S33:No)、ジョブパターン情報テーブル222の合計処理時間をカウント情報で除算し、平均処理時間を算出する(S44)。
【0093】
サービス導入時刻が前回の算出処理開始時刻以後である場合(S33:Yes)、管理制御手段311は、サービス導入前期間のカウント情報を含む分析結果情報(以下、サービス導入前分析結果情報ともいう。)及びサービス導入後分析結果情報を機器2に要求する(S45)。
【0094】
算出手段315は、サービス導入前分析結果情報の合計処理時間をサービス導入前分析結果情報のカウント情報で除算してサービス導入前期間における平均処理時間を算出する。算出手段315は、サービス導入後分析結果情報の合計処理時間をサービス導入後分析結果情報のカウント情報で除算し、サービス導入後期間における平均処理時間を算出する(S46)。
【0095】
管理制御手段311は、サービス導入前分析結果情報、サービス導入後分析結果情報、サービス導入前期間の平均処理時間及びサービス導入後期間の平均処理時間を記憶部32に記憶する(S47)。ジョブパターン情報テーブル222に含まれる全てのジョブパターン情報についての効果金額算出処理が終了した場合(S38:Yes)、通信制御手段313は、処理結果を機器2に送信する(S49)。
【0096】
(変形例1)
なお、管理装置3は、ジョブログ情報テーブル221の分析結果情報を機器2から受け付け、
図14~
図16で示す効果金額算出処理及び平均処理時間算出処理を行ってもよい。
【0097】
(変形例2)
分析処理手段312は、サービス導入後期間内に操作者がログインした時刻t1及び操作者がログアウトした時刻t2を機器2に要求し、算出手段315は、時刻t2と時刻t1の差分で定義されるログイン時間Δt(Δt=t2-t1)の合計(以下、ユーザ専有時間ともいう。)を算出し、予め用意した削減金額とユーザ専有時間を乗算して効果金額を算出してもよい。
【0098】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の変形、実施が可能である。
【0099】
制御部21の各手段は、それぞれ一部又は全部を再構成可能回路(FPGA:Field Programmable Gate Array)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)等のハードウエア回路によって構成してもよい。
【0100】
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態の構成要素の一部を省くことや変更することが可能である。
【0101】
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態のフローにおいて、ステップの追加、削除、変更、入替え等が可能である。また、上記実施の形態で用いたプログラムをCD-ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができる。また、上記実施の形態で用いたプログラムをクラウドサーバ等の外部サーバに格納しておき、ネットワークを介して利用することができる。
【符号の説明】
【0102】
1…情報処理システム、2…機器、3…管理装置、4…分析結果確認PC、5…通信回線提供会社ネットワーク、6…インターネット、7…メニュー画面、7A…利用状況表示画面、7B…利用状況表示画面、20…ファイヤーウォール、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、24…操作表示部、24a…「蓄積」ボタン、24b…「認証プリント」ボタン、24c…スキャンボタン、24d…「転送(web)」ボタン、24e…「転送(PC)」ボタン、24f…FAX送信ボタン、24g…「サービスAAA」ボタン、24h…「サービスBBB」ボタン、25…画像入力部、26…画像出力部、31…制御部、32…記憶部、33…通信部、50…公衆回線網、71…サービスAAA実行回数、72…効果金額、73…平均処理時間テーブル、211…表示制御手段、212…ジョブ制御手段、213…通信制御手段、214…履歴生成手段、215…分析処理手段、220…プログラム、221…ジョブログ情報テーブル、222…ジョブパターン情報テーブル、311…管理制御手段、312…分析処理手段、313…通信制御手段、314…取得手段、315…算出手段、321…プログラム、323…サービス情報テーブル、324…導入済サービス情報テーブル