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  • 特許-ドアトリムのパネル取付構造 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-24
(45)【発行日】2023-08-01
(54)【発明の名称】ドアトリムのパネル取付構造
(51)【国際特許分類】
   B60R 7/04 20060101AFI20230725BHJP
   B60J 5/04 20060101ALI20230725BHJP
【FI】
B60R7/04 T
B60J5/04 F
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020016363
(22)【出願日】2020-02-03
(65)【公開番号】P2021123171
(43)【公開日】2021-08-30
【審査請求日】2022-04-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003218
【氏名又は名称】株式会社豊田自動織機
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100124062
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 敬史
(74)【代理人】
【識別番号】100148013
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 浩光
(74)【代理人】
【識別番号】100162640
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 康樹
(72)【発明者】
【氏名】加藤 隆則
(72)【発明者】
【氏名】岩田 幸士
【審査官】浅野 麻木
(56)【参考文献】
【文献】特許第5831752(JP,B2)
【文献】特開2006-176009(JP,A)
【文献】特開2010-241266(JP,A)
【文献】特開2013-023041(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0304728(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 7/04
B60J 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアポケットの開口部が形成されたドアトリムと、
前記ドアトリムに対し、前記開口部の縁部に沿って取り付けられたパネルと、を備え、
前記ドアトリムには、前記ドアトリムに対して車室外側に位置する前記ドアポケット側へ突出する少なくとも一つの既設リブが形成され、
前記パネルは、
前記ドアトリムに対して車室側に配置されるパネル本体部と、
前記パネル本体部に設けられ、前記ドアトリムに設けられたスリット部を貫通して前記ドアポケット側へ突出する取付リブと、を有し、
前記パネルの取付リブは、前記既設リブと並ぶように配列される、ドアトリムのパネル取付構造。
【請求項2】
前記取付リブは、一対の前記既設リブに挟まれるように配列される、請求項1に記載のドアトリムのパネル取付構造。
【請求項3】
前記取付リブには貫通部が形成され、
前記ドアトリムには、前記貫通部に挿入されることによって前記パネルを支持する爪部が形成される、請求項1又は2に記載のドアトリムのパネル取付構造。
【請求項4】
前記ドアトリムには、前記開口部の前記縁部と前記取付リブとの間に、複数の前記既設リブが配列されており、
前記取付リブは、複数の前記既設リブと共にリブ群を構成する、請求項1~3の何れか一項に記載されたドアトリムのパネル取付構造。
【請求項5】
車幅方向から見て、前記ドアポケットの内部空間は、前記取付リブを含む領域まで広がっている、請求項1~4の何れか一項に記載されたドアトリムのパネル取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアトリムのパネル取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来におけるドアトリムとしては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載のドアトリムには、ドアポケットの開口部が形成されている。乗員は、当該開口部から手を入れて、ドアポケットの内部空間に物を入れたり、内部空間から物を取り出したりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実開平5-58493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、ドアトリムの開口部付近には、加飾パネルなどのパネルが取り付けられる場合がある。このようなパネルをドアトリムに取り付けるために、パネルの裏側に突起などを設け、当該突起をドアトリムに挿入して貫通させる場合がある。しかしながら、このような構造では、パネルを取り付けるための突起が、ドアポケットの内側に突出する。すると、乗員がドアポケットに手をいれたときに、当該突起に触れる可能性がある。この場合、乗員は、手が突起に触れたときに違和感を覚える可能性がある。
【0005】
本発明の一側面は、乗員がドアポケットに手を入れたときに、手が触れることによる乗員の違和感を抑制することができるドアトリムのパネル取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係るドアトリムのパネル取付構造は、ドアポケットの開口部が形成されたドアトリムと、ドアトリムに対し、開口部の縁部に沿って取り付けられたパネルと、を備え、ドアトリムには、ドアポケット側へ突出する少なくとも一つの既設リブが形成され、パネルは、ドアトリムに対して車室側に配置されるパネル本体部と、パネル本体部に設けられ、ドアトリムを介してドアポケット側へ突出する取付リブと、を有し、パネルの取付リブは、既設リブと並ぶように配列される。
【0007】
本発明の一側面に係るドアトリムのパネル取付構造は、ドアトリムに対し、開口部の縁部に沿って取り付けられたパネルを備える。このパネルは、ドアトリムを介してドアポケット側へ突出する取付リブを用いて、ドアトリムに取り付けられる。ここで、ドアトリムには、ドアポケット側へ突出する少なくとも一つの既設リブが形成されている。パネルの取付リブは、既設リブと並ぶように配列される。これにより、パネル取付のための取付リブを既設リブに紛れ込ませることができる。従って、乗員がドアポケットに手を入れたときに取付リブに手が触れたとしても、乗員は既設リブに触れた時と同様の感触を覚えるため、違和感を覚えることが低減される。以上より、乗員がドアポケットに手を入れたときに、パネル取付構造に手が触れることによる乗員の違和感を抑制することができる。
【0008】
取付リブは、一対の既設リブに挟まれるように配列されてよい。この場合、一対の既設リブで取付リブを挟むことで、当該取付リブを既設リブに紛れ込ませることができる。
【0009】
取付リブには貫通部が形成され、ドアトリムには、貫通部に挿入されることによってパネルを支持する爪部が形成されてよい。この場合、爪部がドアポケットの内側に突出することが抑制される。従って、乗員の手が爪部に触れにくくなる。また、取付リブが既設リブと並ぶように配列されているので、乗員の手が既設リブによって爪部に届きにくくなる。
【0010】
ドアトリムには、開口部の縁部と取付リブとの間に、複数の既設リブが配列されており、取付リブは、複数の既設リブと共にリブ群を構成する。この場合、取付リブを既設リブのリブ群に紛れ込ませることができる。従って、乗員がドアポケットに手を入れたときに取付リブに触れたとしても、開口部の縁部付近のリブ群を触れたときと同様の感触を覚えるため、違和感を覚えることが低減される。
【0011】
車幅方向から見て、ドアポケットの内部空間は、取付リブを含む領域まで広がっていてよい。上述のように、取付リブに手が触れても違和感を覚えることが低減されているため、取付リブを含む領域までドアポケットの内部空間を広げることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の一側面によれば、乗員がドアポケットに手を入れたときに、手が触れることによる乗員の違和感を抑制することができるドアトリムのパネル取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明の実施形態に係るドアトリムのパネル取付構造が設けられたドアトリムの側面図である。
図2】加飾パネル及び開口部の前縁部付近をドアポケットの内側から見た斜視図である。
図3図3は、図2に示すIII-III線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係るドアトリムのパネル取付構造100が設けられたドアトリム10の側面図である。図1は、ドアトリム10の下部構造を車室側から見た図であって、図1の紙面左側が車両前方側であり、紙面右側が車両後方側である。ドアトリム10は、車両のドアの車室側の内装部材を構成するパネルである。
【0016】
図1に示すように、ドアトリム10の下部には、ペットボトルや地図などの各種の物品を収納することのできるドアポケット11が設けられている。ドアトリム10には、ドアポケット11の開口部12が形成されている。車両の乗員は、この開口部12を介してドアポケット11内に物品を出し入れできるようになっている。開口部12の形状は特に限定されるものではないが、本実施形態では、開口部12は、下縁部12aと、前縁部12bと、上縁部12cと、後縁部12dと、を有する。下縁部12aは、開口部12の下側にて、車両前後方向に延びる。前縁部12bは、開口部12の車両前側において、上方に向かうに従って前側へ延びるように傾斜する。上縁部12cは、開口部12の上側にて、車両前後方向に延びる。後縁部12dは、開口部12の車両後側において、下方に向かうに従って後側へ延びるように傾斜する。
【0017】
ドアトリム10の下部には、開口部12に対して車両前側で隣り合う位置に、表面に特殊な形状が形成された領域13が形成されている。図1では省略されているが、領域13には、車室側の表面に凸凹形状が形成されている(図3参照)。領域13は、例えば、スピーカの出力部などに用いられる。領域13は、下縁部13aと、後縁部13bと、上縁部13cと、を有する。下縁部13aは、領域13の下側にて、車両前後方向に延びる。後縁部13bは、領域13の車両後側において、下方に向かうに従って後側へ延びるように傾斜する。上縁部13cは、領域13の上側にて、車両前後方向に延びる。領域13の後縁部13bは、開口部12の前縁部12bから車両前側に離間する位置にて、当該前縁部12bに沿って延びている。なお、領域13の前縁部はドアトリム10の前縁部となっている。
【0018】
ドアトリム10には、加飾パネル14(パネル)が取り付けられる。加飾パネル14は、領域13の縁部の一部を覆うように取り付けられる。具体的には、加飾パネル14は、領域13の上縁部13c、及び領域13の後縁部13bを覆うように取付られる。前述のように、領域13の後縁部13bは、開口部12の前縁部12bに沿って延びるように形成されていた。従って、加飾パネル14は、ドアトリム10に対し、開口部12の前縁部12bに沿って取り付けられた部材となる。
【0019】
次に、図2及び図3を参照して、加飾パネル14及び開口部12の前縁部12b付近の構造について詳細に説明する。図2は、加飾パネル14及び開口部12の前縁部12b付近をドアポケット11の内側から見た斜視図である。図3は、図2に示すIII-III線に沿った断面図である。
【0020】
ドアトリム10のうち、加飾パネル14が取り付けられる箇所には、当該加飾パネル14を配置する凹部21が形成されている。凹部21は、室内側からドアポケット11側へ窪むように形成される。凹部21は、底壁部22と、上壁部23と、下壁部24と、を有する(図3参照)。底壁部22には、加飾パネル14を取り付けるためのスリット部26が形成されている。また、スリット部26には、爪部27が形成されている。
【0021】
ドアトリム10の裏面10aのうち、開口部12の前縁部12bと凹部21との間には、複数の既設リブ31A~31Eが形成される。また、凹部21の底壁部22には、既設リブ31F,31Gが形成される。既設リブ31Fは、スリット部26よりも上側に形成される。既設リブ31Gは、スリット部26よりも下側に形成される。既設リブ31A~31Gは、ドアトリム10からドアポケット11の内側へ向かって突出するように形成される。また、既設リブ31A~31Gは、開口部12の前縁部12bと略平行をなすように配列されている。また、既設リブ31Fと既設リブ31Gとの間には、スリット部26の長手方向と隣り合う位置に、既設リブ31Hが形成されている(図2参照)。なお、既設リブとは、ドアトリム10に対して加飾パネル14を取り付けるときに、予めドアトリム10に形成されているリブを意味する。このような既設リブは、ドアトリム10を成形するときに、一体的に成形される。なお、ドアトリム10の開口部12の前縁部12bには、肉厚部32が形成される。
【0022】
加飾パネル14は、パネル本体部41と、取付リブ42と、を有する。パネル本体部41は、ドアトリム10に対して車室側に配置される部材である。パネル本体部41は、ドアトリム10の凹部21に配置される。パネル本体部41は、凹部21の底壁部22を覆うように形成された板状の部材である。取付リブ42は、パネル本体部41に設けられ、ドアトリム10を介してドアポケット側へ突出する部材である。取付リブ42は、スリット部26に挿通されることで、凹部21の底壁部22を貫通して、当該底壁部22からドアポケット11の内側へ突出する。取付リブ42は、他の既設リブ31A~31Gと同じく、開口部12の前縁部12bと略平行をなすように形成される。なお、取付リブ42は、パネル本体部41の長手方向における一部に形成されている。
【0023】
加飾パネル14の取付リブ42は、既設リブ31F,31Gと並ぶように配列される。また、取付リブ42は、一対の既設リブ31F,31Gに挟まれるように配列される。ドアトリム10には、開口部12の前縁部12bと取付リブ42との間に、複数の既設リブ31A~31Fが配列されている。これにより、取付リブ42は、複数の既設リブ31A~31Fと共にリブ群50を構成する。リブ群50には、既設リブ31Gも含まれる。取付リブ42は、既設リブ31Hと長手方向に連なるように設けられる。
【0024】
リブ群50内のリブ(既設リブ31A~31G及び取付リブ42)は、互いに所定のピッチで離間し、且つ、互いに略平行をなすように設けられる。リブ群50内のリブは、等ピッチに配置されてもよいが、離間距離が一定範囲内であれば、等ピッチでなくともよい。また、リブ群50内のリブの先端部の高さ位置は、互いに同程度となる。リブ群50内のリブ間のピッチや高さは、乗員がドアポケット11に手を入れてリブ群50に手を触れた際に、突起に触れているような違和感を覚えないように設定されている。
【0025】
取付リブ42には貫通部43が形成される。ドアトリム10のスリット部26に形成される爪部27は、貫通部43に挿入されることによって加飾パネル14を支持する。貫通部43は、取付リブ42のうち、スリット部26と対向する位置に形成される。貫通部43は、取付リブ42の長手方向における一部に形成される。なお、爪部27は、車室側にテーパ面27aを有する(図3参照)。従って、加飾パネル14の取付リブ42を車室側からスリット部26に挿入すると、取付リブ42は、テーパ面27aを滑るように移動し、貫通部43が爪部27の位置に来たときに、当該爪部27が貫通部43内に挿入されて係合する。
【0026】
ドアポケット11の内側には、当該ドアポケットの内部空間を区画するための内壁部60が形成されている。内壁部60によって区画される、ドアポケット11の内部空間の範囲を図1において破線で示す。ドアポケット11の車両前側の内壁部60aは、取付リブ42よりも車両前側に配置される。これにより、車幅方向から見て、ドアポケット11の内部空間は、取付リブ42を含む領域まで広がっている。
【0027】
次に、本実施形態に係るドアトリム10のパネル取付構造100の作用・効果について説明する。
【0028】
本実施形態に係るドアトリムのパネル取付構造100は、ドアトリム10に対し、開口部12の前縁部12bに沿って取り付けられた加飾パネル14を備える。この加飾パネル14は、ドアトリム10を介してドアポケット11側へ突出する取付リブ42を用いて、ドアトリム10に取り付けられる。ここで、ドアトリム10には、ドアポケット11側へ突出する既設リブ31F,31Gが形成されている。加飾パネル14の取付リブ42は、既設リブ31F,31Gと並ぶように配列される。これにより、パネル取付のための取付リブ42を既設リブに紛れ込ませることができる。従って、乗員がドアポケット11に手を入れたときに取付リブ42に手が触れたとしても、乗員は既設リブに触れた時と同様の感触を覚えるため、違和感を覚えることが低減される。以上より、乗員がドアポケット11に手を入れたときに、パネル取付構造に手が触れることによる乗員の違和感を抑制することができる。
【0029】
なお、取付リブ42に変えて、パネル本体部41の裏面に両面テープを張り付けて、当該両面テープを介して加飾パネル14をドアトリム10に取り付ける構造が採用し得る。しかし、このような構造では、加飾パネル14とは別部材の両面テープを準備する必要があり、コストが増加してしまう。これに対し、本実施形態の加飾パネル14は、取付リブ42と爪部27を用いた取付構造であるため、コストを低減するとともに取付作業を容易にすることができる。
【0030】
取付リブ42は、一対の既設リブ31F,31Gに挟まれるように配列される。この場合、一対の既設リブ31F,31Gで取付リブ42を挟むことで、当該取付リブ42を既設リブに紛れ込ませることができる。
【0031】
取付リブ42には貫通部43が形成され、ドアトリム10には、貫通部43に挿入されることによって加飾パネル14を支持する爪部27が形成される。この場合、爪部27がドアポケット11の内側に突出することが抑制される。従って、乗員の手が爪部27に触れにくくなる。また、取付リブ42が既設リブ31F,31Gと並ぶように配列されているので、乗員の手が既設リブ31F,31Gによって爪部27に届きにくくなる。
【0032】
ドアトリム10には、開口部12の前縁部12bと取付リブ42との間に、複数の既設リブ31A~31Fが配列されており、取付リブ42は、複数の既設リブ31A~31Fと共にリブ群50を構成する。この場合、取付リブ42を既設リブ31A~31Fのリブ群50に紛れ込ませることができる。従って、乗員がドアポケット11に手を入れたときに取付リブ42に触れたとしても、開口部12の前縁部12b付近のリブ群50を触れたときと同様の感触を覚えるため、違和感を覚えることが低減される。
【0033】
車幅方向から見て、ドアポケット11の内部空間は、取付リブ42を含む領域まで広がっている。上述のように、取付リブ42に手が触れても違和感を覚えることが低減されているため、取付リブ42を含む領域までドアポケット11の内部空間を広げることができる。
【0034】
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
【0035】
ドアトリム10や開口部12及び加飾パネル14の形状や位置関係は、上述の実施形態に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。また、既設リブの配置や数なども特に限定されるものではなく、適宜変更してもよい。取付リブの形状や大きさなども適宜変更してよい。
【0036】
また、上述の実施形態では、取付リブの貫通部にドアトリムの爪部を挿入する構成が採用されていたが、爪部を取付リブに設けて、ドアトリムの貫通部に爪部を挿入する構造が採用されてもよい。
【符号の説明】
【0037】
10…ドアトリム、11…ドアポケット、12…開口部、14…加飾パネル(パネル)、31A~31H…既設リブ、41…パネル本体部、42…取付リブ、100…パネル取付構造。
図1
図2
図3