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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-24
(45)【発行日】2023-08-01
(54)【発明の名称】調整可能な引込み式ロッド装置
(51)【国際特許分類】
   A45B 7/00 20060101AFI20230725BHJP
   F16B 7/14 20060101ALI20230725BHJP
   A45B 9/00 20060101ALI20230725BHJP
   A63C 11/22 20060101ALI20230725BHJP
【FI】
A45B7/00 B
F16B7/14 F
A45B9/00 B
A63C11/22 B
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2020535165
(86)(22)【出願日】2018-12-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-25
(86)【国際出願番号】 EP2018084278
(87)【国際公開番号】W WO2019129484
(87)【国際公開日】2019-07-04
【審査請求日】2021-09-09
(31)【優先権主張番号】106219212
(32)【優先日】2017-12-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(31)【優先権主張番号】00748/18
(32)【優先日】2018-06-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CH
(73)【特許権者】
【識別番号】507189965
【氏名又は名称】レキスポルト アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】110002354
【氏名又は名称】弁理士法人平和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シン ユアン ライ
【審査官】粟倉 裕二
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/104424(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45B 1/00-9/06
F16B 7/14
A63C 11/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
調整可能な引込み式ロッド装置であって、折り畳み式のポールの形式であり、最上位の外管継手(10)にポールハンドル(30)が設けられ、最下位の管セクション(22)の末端に先端部(31)が設けられた、少なくとも3つの管セクション(10、21、22)を備え、前記調整可能な引込み式ロッド装置は、
中空であり、軸(L)に沿って延びるとともに、前記軸(L)に沿って配置された内穴(11)を含む外管継手(10)と、
第1の折り畳みロッド(21)及び少なくとも一つの第2の折り畳みロッド(22)を含む分割ロッドユニット(20)と、
を含み、
前記第1及び第2の折り畳みロッドは、同じ外径を有し、展開された状態では、前記軸(L)に沿って互いに連結できるとともに、折り畳んだ又は折り畳み可能状態となり、また、前記外管継手(10)に対して平行になるように、互いに分離でき、前記第1及び第2の折り畳みロッドが展開された状態にあるとき、前記第1の折り畳みロッド(21)は、前記外管継手(10)の前記内穴(11)の中に内挿され、
前記調整可能な引込み式ロッド装置は、
位置決めユニット(40)と、
前記外管継手(10)及び前記分割ロッドユニット(20)を通り抜ける結合ロープ(41)と、
を含み、
前記結合ロープ(41)は、前記外管継手(10)に固定される第1の端部(411)と、前記第1の端部(411)と反対側にある第2の端部(412)と、を含み、前記結合ロープ(41)の前記第2の端部(412)は、前記外管継手(10)から最も離れた前記第2の折り畳みロッド(22)に連結され、
前記結合ロープ(41)は、位置決め構成要素(42)を通って滑動でき、
前記位置決めユニット(40)は、
前記第1の折り畳みロッド(21)に配置されて取り付けられる位置決め構成要素(42)と、
前記結合ロープ(41)に直接に及び/又は間接に結合されて前記第1の折り畳みロッド(21)内に位置するロック構成要素(44)と、を含み、
前記展開された状態では、前記位置決め構成要素(42)及び前記ロック構成要素(44)は、前記結合ロープ(41)が前記分割ロッドユニット(20)の中で張力下にあるように、確実な形態適合の係合状態にあり、
前記装置を折り畳んだ状態に導くために、前記外管継手(10)は、前記分割ロッドユニット(22)から軸方向に離れるように引かれて、それによって、前記ロック構成要素(44)を少なくとも部分的に引っ張り、前記確実な形態適合の係合を解放する、調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項2】
前記ロック構成要素(44)は、前記位置決め構成要素(42)のリング内面(422)の内部で少なくとも部分的に摺動するように実装され、
前記リング内面(422)は、少なくとも一つの、又は2つ以上の、半径方向内方に突出する、位置決め突起(423)又は位置決め凹部を含み、
前記ロック構成要素(44)は、少なくとも一つの、又は2つ以上の、対応する半径方向外方に突出する、ロック突起又はロック凹部を含み、
確実な形態適合の係合は、前記突出する位置決め突起(423)及び前記突出するロック突起並びに/或いは対応する凹部の係合を介して達成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ロック構成要素(44)は、前記位置決め構成要素(42)のリング内面(422)の内部で少なくとも部分的に摺動するように実装され、
前記リング内面(422)は、少なくとも一つの、又は2つ以上の、半径方向内方に突出する、均等に周方向に分配された、位置決め突起(423)又は位置決め凹部を含み、
前記ロック構成要素(44)は、少なくとも一つの、又は2つ以上の、対応する半径方向外方に突出する、均等に周方向に分配された、ロック突起又はロック凹部を含み、
確実な形態適合の係合は、前記突出する位置決め突起(423)及び前記突出するロック突起並びに/或いは対応する凹部の係合を介して達成される、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
更に設けられる案内構成要素(43)は、前記位置決め構成要素(42)のリング内面(422)の内部で少なくとも部分的に摺動するように実装されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
更に設けられる案内構成要素(43)は、前記位置決め構成要素(42)のリング内面(422)の内部で少なくとも部分的に摺動するように実装され、また、前記ロック構成要素(44)の少なくとも一部を少なくとも部分的に取り囲むように構成され、
前記案内構成要素(43)は、前記結合ロープ(41)に直接に及び/又は間接に結合され、前記外管継手(10)が前記分割ロッドユニット(22)から軸方向に離れるように引かれるときに、前記ロック構成要素(44)を引くための、また、前記位置決め構成要素(42)に対する前記ロック構成要素(44)の回転位置を制御するための、案内構造要素(434)を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記位置決め構成要素(42)と前記ロック構成要素(44)との間の確実な形態適合の係合が存在するか否かは、これらの2つの構成要素の相対回転位置に依存し、前記ロック構成要素(44)は、前記第1の折り畳みロッド(22)に回転可能に実装される、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記ロック構成要素(44)は、前記第1の折り畳みロッド(21)に移動可能な様式で配置され、
前記結合ロープ(41)は、前記外管継手(10)に固定される第1の端部(411)と、前記第1の端部(411)とは反対側の第2の端部(412)と、を含み、前記第2の端部(412)は、前記外管継手(10)から最も離れた前記第2の折り畳みロッド(22)に連結され、前記結合ロープ(41)は、前記位置決め構成要素(42)を通って滑動可能であるとともに、前記ロック構成要素(44)に連結され、
前記第1の折り畳みロッド(21)及び第2の折り畳みロッド(22)の折り畳みロッドが展開された状態であるとき、前記ロック構成要素(44)は、前記位置決め構成要素(42)に連結され、前記ロック構成要素(44)は、前記分割ロッドユニット(20)を位置決めする、
請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記ロック構成要素(44)は、前記第1の折り畳みロッド(21)に移動可能な様式で配置され、
前記結合ロープ(41)は、前記外管継手(10)に固定される第1の端部(411)と、前記第1の端部(411)とは反対側の第2の端部(412)と、を含み、前記第2の端部(412)は、前記外管継手(10)から最も離れた前記第2の折り畳みロッド(22)に連結され、前記結合ロープ(41)は、前記位置決め構成要素(42)を通って滑動可能であるとともに、前記ロック構成要素(44)に連結され、
前記第1の折り畳みロッド(21)及び第2の折り畳みロッド(22)の折り畳みロッドが展開された状態であるとき、前記ロック構成要素(44)は、前記位置決め構成要素(42)に連結され、前記ロック構成要素(44)は、前記分割ロッドユニット(20)を位置決めし、
前記折り畳みロッドが折り畳み可能状態にあるとき、前記ロック構成要素(44)は、前記位置決め構成要素(42)から軸方向に離される、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記外管継手(10)が前記第1の折り畳みロッド(21)に対して反対方向に外方に引かれると、前記結合ロープ(41)は、引かれ、前記ロック構成要素(44)は、確実な形態適合の係合の観点において、前記位置決め構成要素(42)から分離及び/又は係合解除され、前記第1及び第2の折り畳みロッドは、前記展開された状態から折り畳み可能状態に変化可能となる、請求項1からのいずれか一項に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項10】
前記位置決めユニット(40)はまた、前記第1の折り畳みロッド(21)に移動可能な様式で設けられる案内構成要素(43)と、前記位置決め構成要素(42)の上部に配置される管ストッパ(45)と、弾性構成要素(46)と、を含み、
前記案内構成要素(43)は、前記ロック構成要素(44)が前記位置決め構成要素(42)に対して軸方向に移動するように、前記ロック構成要素(44)を押圧でき、
前記弾性構成要素(46)は、前記管ストッパ(45)と前記ロック構成要素(44)との間に配置されて前記ロック構成要素(44)に弾性力を与え、
前記結合ロープ(41)は、前記案内構成要素(43)に直接に又は間接に連結され、前記ロック構成要素(44)が前記位置決め構成要素(42)に対してロック及び連結されるようにさせ、また、前記ロック構成要素(44)が前記位置決め構成要素(42)から解放及び/又は離れさせる、請求項1からのいずれか一項に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項11】
前記位置決めユニット(40)の前記位置決め構成要素(42)は、中空であり、また、前記軸(L)を取り囲んで前記結合ロープ(41)が通り抜けるための管穴を形成するリング内面(422)と、前記軸(L)を取り囲んで前記軸(L)に向けて前記リング内面(422)からオフセットする複数の位置決め歯(423)と、複数のシュート(424)と、を含み、
一つのシュート(424)は、2つの位置決め歯(423)間に配置され、前記位置決め歯(423)の各々は、前記軸を取り囲む斜めの歯冠部(425)と、前記歯冠部(425)と隣接シュート(424)との間に配置されて前記軸(L)を取り囲む斜めの摺動案内部(426)と、前記歯冠部(425)と前記摺動案内部(426)との間に配置されて前記軸(L)に平行な停止部(427)と、前記シュート(424)に平行であって前記歯冠部(425)に連結され得るか又は前記歯冠部に導くことが可能な案内スロット(428)と、を含み、
記歯冠部(425)及び前記摺動案内部(426)は、同じ方向に傾く、請求項1から10のいずれか一項に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項12】
前記位置決めユニットは、前記軸(L)に沿って前記管穴を通って滑動できるとともに、直線管部(431)と、前記軸(L)を取り囲んで前記直線管部(431)の上部に配置される複数のドラッグ部(432)と、前記直線管部(431)に配置されて前記案内スロット(428)に沿って摺動できる複数の案内ブロック(433)と、を含む案内構成要素(43)を備え、
前記ドラッグ部(432)は、V形状であり、
前記ドラッグ部(432)の各々は、一対のV形状のドラッグ面(434)を含む、請求項11に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項13】
前記位置決めユニット(40)の前記位置決め構成要素(42)は、中空であり、また、前記軸(L)を取り囲んで前記結合ロープ(41)が通り抜けるための管穴を形成するリング内面(422)と、前記軸(L)を取り囲んで前記軸(L)に向けて前記リング内面(422)からオフセットする複数の位置決め歯(423)と、複数のシュート(424)と、を含み、
一つのシュート(424)は、2つの位置決め歯(423)間に配置され、前記位置決め歯(423)の各々は、前記軸を取り囲む斜めの歯冠部(425)と、前記歯冠部(425)と隣接シュート(424)との間に配置されて前記軸(L)を取り囲む斜めの摺動案内部(426)と、前記歯冠部(425)と前記摺動案内部(426)との間に配置されて前記軸(L)に平行な停止部(427)と、前記シュート(424)に平行であって前記歯冠部(425)に連結され得るか又は前記歯冠部に導くことが可能な案内スロット(428)と、を含み、
前記歯冠部(425)及び前記摺動案内部(426)は、同じ方向に傾き、
前記位置決めユニットは、前記軸(L)に沿って前記管穴を通って滑動できるとともに、直線管部(431)と、前記軸(L)を取り囲んで前記直線管部(431)の上部に配置される複数のドラッグ部(432)と、前記直線管部(431)に配置されて前記案内スロット(428)に沿って摺動できる複数の案内ブロック(433)と、を含む案内構成要素(43)を備え、
前記ドラッグ部(432)は、V形状であり、
前記ドラッグ部(432)の各々は、一対のV形状のドラッグ面(434)を含み、
前記ロック構成要素(44)は、中空の管壁(441)と、前記軸(L)を取り囲んで前記管壁(441)に配置される複数のロッククリップ(442)と、を含み、
前記管壁(441)は、前記結合ロープ(41)が通り抜けるために設けられる貫通穴(443)を画定でき、
下部における前記ロッククリップ(442)の各々は、前記位置決め構成要素(42)の前記歯冠部(425)及び前記摺動案内部(426)に対応する斜面(444)を含み、
並びに/或いは、前記外管継手(10)が前記第1の折り畳みロッド(21)に対して反対方向に外方に引かれると、前記結合ロープ(41)は、前記案内構成要素(43)を駆動して前記軸(L)に沿って動かし、前記案内構成要素(43)は、次いで前記ロック構成要素(44)を押圧して、前記位置決め構成要素(42)に対してそれを上方に移動させ、前記ロッククリップ(442)の下部における前記斜面(444)は、前記歯冠部(425)から離れ、前記ロッククリップ(442)の下部における前記斜面(444)は、前記ドラッグ面(434)の案内の下で前記軸(L)まわりに回転し、
前記結合ロープ(41)の張力が動作中に解放されると、前記ロッククリップ(442)は、前記摺動案内部(42)の案内の下で前記シュート(424)の中に摺動し、前記案内構成要素(43)は、下方に移動し、また、前記弾性構成要素(46)によって解放される弾性力を特に用いることによって、前記ロック構成要素(44)及び/又は前記位置決め構成要素(42)から軸方向に分離され、前記第1及び第2の折り畳みロッドは、折り畳まれた状態で、前記外管継手(10)に対して平行になるように、折り畳むことが可能とされた、請求項10に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項14】
前記位置決め構成要素(42)の前記位置決め歯(423)の各々はまた、前記歯冠部(425)とは反対に配置されてV形状である案内部(429)を含み、前記ロッククリップ(442)は、前記案内部(429)の影響下で前記シュート(424)の下部から上部に円滑に入る及び/又は摺動することが可能とされた、請求項13に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項15】
前記結合ロープ(41)はまた、前記第1の端部(411)と前記第2の端部(412)との間に配置されて、離されている上側ノット(413)及び下側ノット(413’)と、前記上側ノット(413)をロックして位置決めできる上側位置決めブロック(414)と、前記下側ノット(413’)をロックして位置決めできる下側位置決めブロック(415)と、を含み、
前記上側位置決めブロック(414)は、前記管壁(441)に配置され、前記下側位置決めブロック(415)は、前記直線管部(431)の下部に配置される、請求項13又は14に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項16】
前記外管継手(10)及び前記第1の折り畳みロッド(21)が連結されるところに配置されるクイックリリース機構を更に含み、
前記クイックリリース機構は、前記第1の折り畳みロッドが格納した後に、前記第1の折り畳みロッドが前記外管継手(10)をロックして位置決めするように動作可能とされた、請求項1から15のいずれか一項に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項17】
前記分割ロッドユニット(20)内部の、即ち、前記第1及び第2の折り畳みロッド間で、及び幾つかの第2の折り畳みロッド(22)の場合はそれらの間で、プラグイン連結は、一つの管セクションに、前記結合ロープ(41)のため軸方向に走る中央貫通開口を具備するガイドピンを有するように構成され、ガイドピンは、この管セクションにおいて締結セクションとしっかり締結されるとともに、軸方向のそれとは反対側に、他方の管セクションの中に摺動可能なピン領域を有し、
締結セクション及びピン領域間には、放射状に周方向外方に方向付けされた連結フランジが設けられ、連結フランジは、組み立てられた状態では、前記他方の管セクションの管端部及び/又はそれに設けられる管クロージャスリーブとの軸方向連結をもたらし、
の軸方向ストッパは、前記ポール軸に関して非対称的に構成され、
及び/又は、前記ピン領域は、少なくとも部分的に円錐形の先細の領域を、前記他方の管セクションに面するそれの端部に有し、
及び/又は、クイックリリース機構(50)は、外管継手(10)を少なくとも軸方向セクションにおいて実質上直接に包囲して、閉じた状態でクランプするプラスチックスリーブを含む外部クランプデバイスの形式をとり、
少なくとも前記外管継手(10)を包囲する領域における前記プラスチックスリーブは、前記プラスチックスリーブの周囲をこの領域で可変にする少なくとも一つのスロットを有するとともに、残りの軸方向領域の実質上円周となるように構成され、
それぞれ一つの突起は、このスロットの両側の前記プラスチックスリーブに配設され、
これらの突起は、前記外管継手(10)の前記軸に実質上垂直に配設された同軸の貫通開口を有し、それを介して横断ピンが把持し、そのピンは、第2の突起の外側にストッパを有し、また、第1の突起の外側に、前記横断ピンの前記軸に垂直に及び前記外管継手(10)の前記軸(L)に平行に配設されるクランプレバーのための回転軸を有し、
前記クランプレバーは、前記クランプデバイスが閉じているときに前記プラスチックスリーブを少なくとも部分的に包囲するレバーアームを有し、
前記クランプレバーは、前記回転軸に関して偏心ローリング領域を有し、その手段によって、前記ストッパと前記第1の突起の外側に配設されるクランプ用嵌合面との間の距離は、前記クランプレバーを閉じた位置に旋回させることによって、低減でき、
記嵌合面は、凹部において前記第1の突起に少なくとも部分的に配設される金属要素の形式で構成され
記嵌合面は、平らな表面として又は凹状面として構成され、その曲率半径は、前記ローリング領域の曲率半径に実質上適合し、
前記プラスチックスリーブは、それの上側セクションに、少なくとも2つの、又は少なくとも3つの軸方向に走るスロットを有し
これらのスロットのうちの少なくとも一つは、前記2つの突起間に配設され、これらのスロットは、円周のまわりに均等に分配され、
及び/又は、前記ストッパは、調整可能であるように構成され
記ストッパは、スレッドを備えて構成され、前記横断ピンは、カウンタスレッドを備えて構成され、前記ストッパは、ナット又はねじとして、調整ツールの係合用の周方向の歯付き構造及び/又はコム及び/又は溝を備えて構成される、請求項1から16のいずれか一項に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【請求項18】
少なくとも4つの管セクションと、前記外管継手(10)と、第1の折り畳みロッド(21)と、2つの第2の折り畳みロッド(22)と、を含む、請求項1から17のいずれか一項に記載の調整可能な引込み式ロッド装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引込み式ロッドに関し、特に、歩行用ポール、トレッキングポール、アルペンスキーポール、クロスカントリースキーポール、及びノルディックウォーキングポールとして使用される、特に、調整可能な引込み式ロッド装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図1及び図2に示されるように、折り畳み可能な複数セクションの引込み式ロッドは、中空の上側チューブ1と、上側チューブ1に挿入される摺動可能な第1の下側チューブ2と、複数の直列に連結される第2の下側チューブ3と、結合ロープ4と、ロックピンユニット5と、を含む。上側チューブ1は、ハンドル6でカバーされ、穴201が、第1の下側チューブ2の上部に近い場所に配置される。
【0003】
結合ロープ4は、上側チューブ1と、第1の下側チューブ2と、第2の下側チューブ3と、を通過し、上側チューブ1の上部に固定される第1の端部401と、第1の端部401とは反対側で、上側チューブ1の第2の下側チューブ3から最も離れた場所に固定される第2の端部402と、を有する。ロックピンユニット5は、第1の下側チューブ2の上部に固定されるロケータ501と、ロケータ501に連結されるクリップ502と、クリップ502の端部に固定されるロックピン503と、を含む。
【0004】
上側チューブ1、第1の下側チューブ2、及び、第2の下側チューブ3が展開された状態(図1の状態で示されるように)で互いに連結されると、結合ロープ4は、真っ直ぐな状態となり、高い張力を有する。ロックピンユニット5のロックピン503は、穴201に内挿され、引込み式ロッドが使用状態で最大長さに達することを可能にする。
【0005】
使用者がロックピン503を押すと、結合ロープ4の張力が解除され、ロックピン503が穴201から離される。このとき、操作者は、第1の下側チューブ2を上側チューブ1の内側に向けて引っ込めることができる。結合ロープ4が既に緩んでいるので、第2の下側チューブ3は、第1の下側チューブ2から分離できる。そのような第2の下側チューブ3は、同じく互いから分離できる。第1の下側チューブ2は、上側チューブ1の内側に向けて引っ込めることができ、第2の下側チューブ3は、上側チューブ1(図面には示されない)に対して平行にできる。
【0006】
第1の下側チューブ2が上側チューブ1に対して引き出されると、第2の下側チューブ3及び第1の下側チューブ2は、ロックピンユニット5のロックピン503が穴201の中に内挿されるまで、真っ直ぐなロッドになるように直列に連結でき、引込み式ロッドが最大長さを有するときの使用状態に復帰する。
【0007】
引込み式ロッドは、展開すること又は折り畳むことができるが、操作者は、ロックピン503を指で押して、ロッドが展開される又は折り畳まれるときに、結合ロープ4の張力が解除されるようにしなければならないので、ロックピン503が穴201から離されると、上側チューブ1と第1の下側チューブ2との接合部によって、指を怪我することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明の目的は、折り畳み又は展開することが容易且つ安全であり、歩行用ポール、トレッキングポール、アルペンスキーポール、クロスカントリースキーポール、及びノルディックウォーキングポールとして使用することのできる調整可能な引込み式ロッド装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明において提供される調整可能な引込み式ロッド装置は、外管継手と、分割ロッドユニットと、位置決めユニットと、を含む。外管継手は、中空であり、軸に沿って延びている。それは、軸に沿って設けられた内穴を含む。分割ロッドユニットは、第1の折り畳みロッドと、少なくとも一つの第2の折り畳みロッドとを含み、第1及び第2の折り畳みロッドは、同じ外径を有し、展開された状態では、軸に沿って互いに連結できるとともに、折り畳み可能状態となり、外管継手に対して平行となるように、互いに分離することができる。第1及び第2の折り畳みロッドが展開された状態にあるとき、第1の折り畳みロッドは、外管継手の内穴内に内挿される。位置決めユニットは、外管継手及び分割ロッドユニットを通り抜ける結合ロープと、第1の折り畳みロッドに配置される位置決め構成要素と、第1の折り畳みロッドに移動可能に配置されるロック構成要素とを含む。結合ロープは、外管継手に固定される第1の端部と、第1の端部とは反対側の第2の端部とを含む。第2の端部は、外管継手から最も離れた第2の折り畳みロッドに連結され、結合ロープは、位置決め構成要素を通って滑動でき、また、ロック構成要素に連結される。第1及び第2の折り畳みロッドが展開された状態にあるとき、ロック構成要素は、位置決め構成要素に連結されている。ロック構成要素は、分割ロッドユニットを位置決めする。折り畳みロッドが折り畳み可能状態にあるとき、ロック構成要素は、位置決めユニットから分離されている。
【0010】
本発明の効果は、次の通りである:外管継手と、分割ロッドユニットと、位置決めユニットと、から構成される構造全体を使用することによって、展開された状態と折り畳まれた状態との間で切り替える操作に際し、外管継手と第1の折り畳みロッドとを反対方向外側に引っ張るだけでよい。この操作は簡便であり、指の怪我のリスクを回避する。加えて、第1及び第2の折り畳みロッドが同じ外径であるため、第1の折り畳みロッドが、外管継手の内穴に配置できるので、引込み式ロッドの主ロッド構成要素は、2つの外径で作製できる。その結果、構成要素は、単純化される。
【0011】
より具体的には、本発明が提案する調整可能な引込み式ロッド装置は、
中空であり、軸に沿って延びるとともに、軸に沿って配置された内穴を含む外管継手と、
第1の折り畳みロッド及び少なくとも一つの第2の折り畳みロッドを含む分割ロッドユニットであって、第1及び第2の折り畳みロッドは、同じ外径を有し、展開された状態では、軸に沿って互いに連結できるとともに、折り畳み可能状態で外管継手に対して平行になるように、互いに分離でき、第1及び第2の折り畳みロッドが展開された状態にあるとき、第1の折り畳みロッドは、外管継手の内穴の中に内挿される、分割ユニットと、
外管継手及び分割ロッドユニットを通り抜ける結合ロープと、第1の折り畳みロッドに配置される位置決め構成要素と、第1の折り畳みロッドに移動可能な様式で配置されるロック構成要素と、を含む位置決めユニットであって、結合ロープは、外管継手に固定される第1の端部と、第1の端部とは反対側の第2の端部と、を含み、第2の端部は、外管継手から最も離れた第2の折り畳みロッドに連結され、結合ロープは、位置決め構成要素を通って滑動でき、また、ロック構成要素に連結され、第1及び第2の折り畳みロッドが展開された状態にあるとき、ロック構成要素は、位置決め構成要素に連結され、ロック構成要素は、分割ロッドユニットを位置決めし、折り畳みロッドが折り畳み可能状態にあるとき、ロック構成要素は、位置決めユニットから分離される、位置決めユニットと、を含む。
【0012】
第1の好適な実施形態によれば、外管継手が第1の折り畳みロッドに対して反対方向に外方に引かれると、結合ロープは、引かれ、ロック構成要素は、位置決め構成要素から分離され、第1及び第2の折り畳みロッドは、展開された状態から折り畳み可能状態に変化することが可能となる。
【0013】
更に別の好適な実施形態によれば、位置決めユニットはまた、第1の折り畳みロッドに移動可能な様式で配置される案内構成要素と、位置決め構成要素の上部に配置される管ストッパと、弾性構成要素と、を含み、案内構成要素は、ロック構成要素が位置決め構成要素に対して移動するように、ロック構成要素を押圧でき、弾性構成要素は、管ストッパとロック構成要素との間に配置されてロック構成要素に弾性力を与え、結合ロープは、案内構成要素に連結でき、ロック構成要素が位置決め構成要素に対してロック及び連結されるようにさせ、また、ロック構成要素が位置決め構成要素から離れるようにさせる。
【0014】
別の好適な実施形態は以下を特徴とする。位置決めユニットの位置決め構成要素が中空であって、軸を取り囲んで結合ロープが通り抜けるための管穴を形成できるリング内面と、軸を取り囲んで軸Lに向けてリング内面によって配置される複数の位置決め歯と、複数のシュートと、を含み、一つのシュートは、2つの位置決め歯間に配置され、位置決め歯の各々は、軸を取り囲む斜めの歯冠部と、歯冠部と隣接シュートとの間に配置されて軸を取り囲む斜めの摺動案内部と、歯冠部と摺動案内部との間に配置されて軸に平行な停止部と、シュートに平行であって歯冠部に連結できる案内スロットと、を含み、歯冠部及び摺動案内部は、同じ方向に傾き、案内構成要素は、軸に沿って管穴を通って滑動でき、また、直線管部と、軸を取り囲んで直線管部の上部に配置される複数のドラッグ部と、直線管部に配置されて案内スロットに沿って摺動できる複数の案内ブロックと、を含み、ドラッグ部は、V形状であり、ドラッグ部の各々は、一対のV形状のドラッグ面を含み、ロック構成要素は、中空の管壁と、軸を取り囲んで管壁に配置される複数のロッククリップと、を含み、管壁は、結合ロープが通り抜けるために配置される貫通穴を画定でき、下部におけるロッククリップの各々は、歯冠部及び摺動案内部に対応する斜面を含み、外管継手が第1の折り畳みロッドに対して反対方向に外方に引かれると、結合ロープは、案内構成要素を駆動して軸に沿って動かし、案内構成要素は、次いでロック構成要素を押圧して、位置決め構成要素に対してそれを上方に移動させ、ロッククリップの下部における斜面は、歯冠部から離れ、ロッククリップの下部における斜面は、ドラッグ面の案内の下で軸まわりに回転し、結合ロープの張力が動作中に解放されると、ロッククリップは、案内部の案内の下でシュートの中に円滑に入り、案内構成要素は、下方に移動し、また、弾性構成要素によって解放される弾性力を用いることによって、ロック構成要素から分離され、第1及び第2の折り畳みロッドは、折り畳まれた状態で、外管継手に対して平行になるように、折り畳むことができる。
【0015】
別の好適な実施形態は以下を特徴とする。位置決めユニットの位置決め歯の各々はまた、歯冠部とは反対方向に配置されるV形状である案内部を含み、ロッククリップは、案内部の影響下でシュートの下部から上部に円滑に入る。
【0016】
結合ロープはまた、第1の端部と第2の端部との間に配置され、離されている上側ノット及び下側ノットと、上側ノットをロックして位置決めできる上側位置決めブロックと、下側ノットをロックして位置決めできる下側位置決めブロックと、を有することができ、上側位置決めブロックは、管壁上に配置され、下側位置決めブロックは、直線管部の下部に配置される。
【0017】
さらに、本発明は、調整可能な引込み式ロッド装置に関し、外管継手及び第1の折り畳みロッドが連結されるところに配置されるクイックリリース機構を更に備え、クイックリリース機構は、第1の折り畳みロッドが格納した後に、第1の折り畳みロッドが外管継手をロックして位置決めするように動作できる。
【0018】
より一般的に言えば、本発明は、調整可能な引込み式ロッド装置に関し、好ましくは、折り畳み式のポールの形式であり、最上位の外管継手にポールハンドルが設けられ、最下位の管セクションの末端に先端部とが設けられた、少なくとも3つの管セクションを備え、前記調整可能な引込み式ロッド装置は、
中空であり、軸に沿って延びるとともに、軸に沿って配置された内穴を含む外管継手と、
第1の折り畳みロッド及び少なくとも一つの第2の折り畳みロッドを含む分割ロッドユニットを含み、
第1及び第2の折り畳みロッドは、同じ外径を有し、展開された状態では、軸に沿って互いに連結できるとともに、折り畳んだ又は折り畳み可能状態となり、また、外管継手に対して平行になるように、互いに分離でき、第1及び第2の折り畳みロッドが展開された状態にあるとき、第1の折り畳みロッドは、外管継手の内穴の中に内挿され、
調整可能な引込み式ロッド装置は、
位置決めユニットと、
外管継手及び分割ロッドユニットを通り抜ける結合ロープと、
を含み、
結合ロープは、外管継手に固定される第1の端部と、第1の端部と反対側にある第2の端部と、を含み、結合ロープの第2の端部は、外管継手から最も離れた第2の折り畳みロッドに連結され、
結合ロープは、位置決め構成要素を通って滑動でき、
位置決めユニットは、
第1の折り畳みロッドに配置されて取り付けられる位置決め構成要素と、
結合ロープに直接に及び/又は間接に連結されて第1の折り畳みロッド内に位置するロック構成要素と、を含み、
展開された状態では、位置決め構成要素及びロック構成要素は、結合ロープが分割ロッドユニットの中で張力下にあるように、確実な形態適合の係合状態にあり、
装置を折り畳んだ状態に導くために、外管継手は、分割ロッドユニットから軸方向に離れるように引かれて、それによって、上記ロック構成要素を少なくとも部分的に引っ張り、上記確実な形態適合の係合を解放する。
【0019】
上記ロック構成要素は、上記位置決め構成要素のリング内面の内部で少なくとも部分的に摺動するように実装でき、上記リング内面は、少なくとも一つの、好ましくは、2つ以上の、半径方向内方に突出する、好ましくは、均等に周方向に分配された、位置決め突起又は位置決め凹部を含み、ロック構成要素は、少なくとも一つの、好ましくは、2つ以上の、対応する半径方向外方に突出する、好ましくは、均等に周方向に分配された、ロック突起又はロック凹部を含み、確実な形態適合の係合は、突出する位置決め突起及び突出するロック突起並びに/或いは対応する凹部の係合を介して達成される。
【0020】
更に設けることのできる案内構成要素は、上記位置決め構成要素のリング内面の内部で少なくとも部分的に摺動するように実装され、また、好ましくは、ロック構成要素の少なくとも一部を少なくとも部分的に取り囲むように構成され、上記案内構成要素は、結合ロープに直接に及び/又は間接に結合され、外管継手が分割ロッドユニットから軸方向に離れるように引かれるときに、ロック構成要素を引くための、また、位置決め構成要素に対するロック構成要素の回転位置を制御するための、案内構造要素を含む。
【0021】
位置決め構成要素とロック構成要素との間の確実な形態適合の係合が存在するか否かは、好ましくは、これらの2つの構成要素の相対回転位置に依存し、ロック構成要素は、第1の折り畳みロッドに回転可能に実装される。
【0022】
分割ロッドユニットの内部の、即ち、第1及び第2の折り畳みロッド間で、及び幾つかの第2の折り畳みロッドの場合はそれらの間で、プラグイン連結は、一つの管セクションに、結合ロープのため軸方向に走る中央貫通開口を具備するガイドピンを有するように構成でき、ガイドピンは、この管セクションにおいて締結セクションとしっかり締結されるとともに、軸方向のそれとは反対側に、他方の管セクションの中に摺動可能なピン領域を有し、締結セクションとピン領域との間には、好ましくは放射状に周方向外方に方向付けされた連結フランジが設けられ、連結フランジは、組み立てられた状態では、他方の管セクションの管端部及び/又はそれに設けられる管クロージャスリーブとの軸方向連結をもたらし、好ましくはこの軸方向ストッパは、ポール軸に関して非対称的に構成され、及び/又は、更に好ましくはピン領域は、少なくとも部分的に円錐形の先細の領域を、他方の管セクションに面するそれの端部に、有する。
【0023】
クイックリリース機構は、外管継手を少なくとも軸方向セクションにおいて実質上直接に包囲して、閉じた状態でクランプするプラスチックスリーブを含む外部クランプデバイスの形式をとることができ、少なくとも外管継手を包囲する領域におけるプラスチックスリーブは、プラスチックスリーブの周囲をこの領域で可変にする少なくとも一つのスロットを有するとともに、残りの軸方向領域の実質上円周となるように構成され、それぞれ一つの突起は、このスロットの両側のプラスチックスリーブに配設され、これらの突起は、外管継手の軸に実質上垂直に配設された同軸の貫通開口を有し、それを介して横断ピンが把持し、そのピンは、第2の突起の外側にストッパを有し、また、第1の突起の外側に、横断ピンの軸に垂直に及び外管継手の軸(L)に平行に配設されるクランプレバーのための回転軸を有し、クランプレバーは、クランプデバイスが閉じているときにプラスチックスリーブを少なくとも部分的に包囲するレバーアームを有し、クランプレバーは、回転軸に関して偏心ローリング領域を有し、その手段によって、ストッパと第1の突起の外側に配設されるクランプ用嵌合面との間の距離は、クランプレバーを閉じた位置に旋回させることによって、低減でき、好ましくは嵌合面は、凹部において第1の突起に少なくとも部分的に配設される金属要素の形式で構成され、更に好ましくは嵌合面は、平らな表面として又は凹状面として構成され、その曲率半径は、ローリング領域の曲率半径に実質上適合し、更に好ましくはプラスチックスリーブは、それの上側セクションに、少なくとも2つの、好ましくは、少なくとも3つの軸方向に走るスロットを有し、これらのスロットのうちの少なくとも一つは、2つの突起間に配設され、好ましくはこれらのスロットは、円周のまわりに均等に分配され、及び/又は、更に好ましくは上記ストッパは、調整可能であるように構成され、好ましくはストッパは、スレッドを備えて構成され、横断ピンは、カウンタスレッドを備えて構成され、ストッパは、ナット又はねじとして、好ましくは調整ツールの係合用の周方向の歯付き構造及び/又はコム及び/又は溝を備えて構成される。
【0024】
調整可能な引込み式ロッド装置は、少なくとも4つの管セクションと、外管継手と、第1の折り畳みロッドと、2つの第2の折り畳みロッドと、を含むことができる。
【0025】
代替的に並べると、本発明は、調整可能な引込み式ロッド装置であって、
・ 中空であり、軸に沿って延びるとともに、軸に沿って配置された内穴を含む外管継手と、
・ 第1の折り畳みロッド及び少なくとも一つの第2の折り畳みロッドを含む分割ロッドユニットであって、第1及び第2の折り畳みロッドは、同じ外径を有し、展開された状態では、軸に沿って互いに連結できるとともに、折り畳み可能状態となり、また、外管継手に対して平行になるように、互いに分離でき、第1及び第2の折り畳みロッドが展開された状態にあるとき、第1の折り畳みロッドは、外管継手の内穴の中に内挿される、分割ロッドユニットと、
・ 外管継手及び分割ロッドユニットを通り抜ける結合ロープと、第1の折り畳みロッドに配置される位置決め構成要素と、第1の折り畳みロッドに移動可能な様式で配置されるロック構成要素とを含む位置決めユニットであって、結合ロープは、外管継手に固定される第1の端部と、第1の端部と反対側にある第2の端部と、を含み、第2の端部は、外管継手から最も離れた第2の折り畳みロッドに連結され、結合ロープは、位置決め構成要素を通って滑動できるとともに、ロック構成要素に連結され、第1及び第2の折り畳みロッドが展開された状態にあるとき、ロック構成要素は、位置決め構成要素に連結され、ロック構成要素は、分割ロッドユニットを位置決めし、折り畳みロッドが折り畳み可能状態にあるとき、ロック構成要素は、位置決めユニットから分離される、位置決めユニットと、を含む。
【0026】
好適な実施形態によれば、上で与えられた調整可能な引込み式ロッド装置が特徴とするのは、外管継手が第1の折り畳みロッドに対して反対方向に外方に引かれると、結合ロープは、引かれ、ロック構成要素は、位置決め構成要素から分離することができ、第1及び第2の折り畳みロッドは、展開された状態から折り畳み可能状態に変化可能となる、ということである。
【0027】
更に別の好適な実施形態によれば、上で与えられた調整可能な引込み式ロッド装置は以下を特徴とする。位置決めユニットはまた、第1の折り畳みロッドに移動可能な様式で配置できる案内構成要素と、位置決め構成要素の上部に配置される管ストッパと、弾性構成要素と、を含み、案内構成要素は、ロック構成要素が位置決め構成要素に対して移動するように、ロック構成要素を押圧でき、弾性構成要素は、管ストッパとロック構成要素との間に配置されてロック構成要素に弾性力を与え、結合ロープは、案内構成要素に連結でき、ロック構成要素が位置決め構成要素に対してロック及び連結されるようにさせ、また、ロック構成要素が位置決め構成要素から離れさせる。
【0028】
別の好適な実施形態によれば、上で与えられた調整可能な引込み式ロッド装置は以下を特徴とする。位置決めユニットの位置決め構成要素は、中空であり、また、軸を取り囲んで結合ロープが通り抜けるための管穴を形成できるリング内面と、軸を取り囲んで軸Lに向けてリング内面によって配置される複数の位置決め歯と、複数のシュートと、を含み、一つのシュートは、2つの位置決め歯間に配置され、位置決め歯の各々は、軸を取り囲む斜めの歯冠部と、歯冠部と隣接シュートとの間に配置されて軸を取り囲む斜めの摺動案内部と、歯冠部と摺動案内部との間に配置されて軸に平行な停止部と、シュートに平行であって歯冠部に連結できる案内スロットと、を含み、歯冠部及び摺動案内部は、同じ方向に傾き、案内構成要素は、軸に沿って管穴を通って滑動できるとともに、直線管部と、軸を取り囲んで直線管部の上部に配置される複数のドラッグ部と、直線管部に配置されて案内スロットに沿って摺動できる複数の案内ブロックと、を含み、ドラッグ部は、V形状であり、ドラッグ部の各々は、一対のV形状のドラッグ面を含み、ロック構成要素は、中空の管壁と、軸を取り囲んで管壁に配置される複数のロッククリップと、を含み、管壁は、結合ロープが通り抜けるために配置される貫通穴を画定でき、下部におけるロッククリップの各々は、歯冠部及び摺動案内部に対応する斜面を含み、外管継手が第1の折り畳みロッドに対して反対方向に外方に引かれると、結合ロープは、案内構成要素を駆動して軸に沿って動かし、案内構成要素は、次いでロック構成要素を押圧して、位置決め構成要素に対してそれを上方に移動させ、ロッククリップの下部における斜面は、歯冠部から離れ、ロッククリップの下部における斜面は、ドラッグ面の案内の下で軸まわりに回転し、結合ロープの張力が動作中に解放されると、ロッククリップは、案内部の案内の下でシュートの中に円滑に入り、案内構成要素は、下方に移動し、また、弾性構成要素によって解放される弾性力を用いることによって、ロック構成要素から分離され、第1及び第2の折り畳みロッドは、折り畳まれた状態で、外管継手に対して平行になるように、折り畳むことが可能とされる。
【0029】
位置決めユニットの位置決め歯の各々はまた、歯冠部とは反対に配置されてV形状である案内部を含むことができ、ロッククリップは、案内部の影響下でシュートの下部から上部に円滑に入ることができる。
【0030】
結合ロープはまた、第1の端部と第2の端部との間に配置され、離されている上側ノット及び下側ノットと、上側ノットをロックして位置決めできる上側位置決めブロックと、下側ノットをロックして位置決めできる下側位置決めブロックと、を含むことができ、上側位置決めブロックは、管壁に配置され、下側位置決めブロックは、直線管部の下部に配置される。
【0031】
好適な実施形態によれば、上で与えられた調整可能な引込み式ロッド装置は、以下を特徴とする。外管継手及び第1の折り畳みロッドが連結されるところに配置されるクイックリリース機構を更に含み、クイックリリース機構は、第1の折り畳みロッドが格納した後に、第1の折り畳みロッドが外管継手をロックして位置決めするように動作可能とされている。
【0032】
本発明の更なる実施形態は、従属請求項に置かれる。
【0033】
本発明の特徴及び効果は、図面の実施形態で明瞭に提示されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】引込み式ロッド装置の複合プロファイル図である。
図2図1の局所的拡大概略図である。
図3】本発明の実施形態に係る調整可能な引込み式ロッド装置の立体的複合チャート図である。
図4】本実施形態の立体的分解図である。
図5】本実施形態の部分的な立体的分解図である。
図6】本実施形態の部分的な平面分解図である。
図7】本実施形態の切り取り図である。
図8図7の局所的拡大概略図である。
図9】位置決め構成要素に対してロック構成要素によって引き起こされるロック及び位置決め状態を説明する本実施形態の平面的拡大概略図である。
図10】位置決め構成要素に対して案内構成要素によって引き起こされるジャッキングを説明する本実施形態の別の平面的拡大概略図である。
図11】位置決め構成要素に対してロック構成要素によって引き起こされる摺動状態を説明する本実施形態の別の平面的拡大概略図である。
図12】本実施形態の折り畳み概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本発明の好適な実施形態は、次において図面を参照して説明されるところ、その目的は、本発明の現在の好適な実施形態を例証することであり、それらを限定することを目的としていない。
【0036】
図3図4、及び、図7を参照すると、本発明の実施形態に係る調整可能な引込み式ロッド装置は、外管継手10、分割ロッドユニット20、外管継手10の外側に配置されたハンドル30、位置決めユニット40、及び、クイックリリース機構50を含む。
【0037】
外管継手10は、中空であり、軸Lに沿って延びる。それは、軸Lに沿って配置された内穴11を含む。
【0038】
分割ロッドユニット20は、外管継手10に対して引込む又は延びる第1の折り畳みロッド21と、第1の折り畳みロッド21に取り付け又は取り外し可能な複数の第2の折り畳みロッド22と、を含む。第1の折り畳みロッド21及び第2の折り畳みロッド22は、同じ外径を有する。第1の折り畳みロッド21は、両端が中空であり、第2の折り畳みロッド22は、軸Lに沿って互いに連結するか又は互いに平行になるように分離することができる。第1の折り畳みロッド21に隣接する第2の折り畳みロッド22は、(図7に示されるように)軸Lに沿って第1の折り畳みロッド21に連結することができ、又は、(図12に示されるように)第1の折り畳みロッド21に対して互いに平行になるように分離することができる。第2の折り畳みロッド22は、両端が中空で真っ直ぐな主ロッドボディ221と、主ロッドボディ221の上部に配置されるスリーブ222と、を含む。スリーブ222は、主ロッドボディ221のそれよりも小さい外径を有し、第1の折り畳みロッド21又は第2の折り畳みロッド22の内側に内挿することができ、円錐端部223を含み、当該円錐端部223を用いて、2つの隣接する第2の折り畳みロッド22のためのスリーブ222は、主ロッドボディ221に容易に連結できる。
【0039】
図5図6及び図8を参照すると、位置決めユニット40は、外管継手10及び分割ロッドユニット20を通り抜ける結合ロープ41と、位置決め構成要素42と、第1の折り畳みロッド21に移動可能な様式で配置できる案内構成要素43と、案内構成要素43によって引っ張ることができるとともに軸Lまわりを回転するロック構成要素44と、位置決め構成要素42の上部に配置される管ストッパ45と、管ストッパ45とロック構成要素44との間に配置されてロック構成要素44に弾性力を提供する弾性構成要素46と、を含む。
【0040】
結合ロープ41は、連続的に延びるナイロンロープを採用しており、また、外管継手10の上部に固定される第1の端部411と、第1の端部411とは反対側にある第2の端部412と、第1の端部411と第2の端部412との間に配置され(図4参照)、離されている上側ノット413及び下側ノット413’と、上側ノット413をロックして位置決めできる上側位置決めブロック414と、下側ノット413’をロックして位置決めできる下側位置決めブロック415と、を含む。第2の端部412は、第1の折り畳みロッド21から最も遠くにある第2の折り畳みロッド22の上部に固定される。
【0041】
図8及び図9を参照すると、位置決め構成要素42は、外管継手10に隣接する第1の折り畳みロッド21の上部に配置され、中空になっており、また、軸Lを取り囲むとともに結合ロープ41が通り抜けるために使用できる管穴421と、リング内面422と、軸Lを取り囲むとともに軸Lに向かってリング内面422によって配置される複数の位置決め歯423と、複数のシュート424と、を含む。一つのシュート424は、2つの位置決め歯423間に配置され、位置決め歯423の各々は、軸Lを取り囲む斜めの歯冠部425と、歯冠部425と隣接シュート424との間に配置されて軸Lを取り囲む斜めの摺動案内部426と、歯冠部425と摺動案内部426との間に配置されて軸Lに平行な停止部427と、シュート424に平行であって歯冠部425に連結され得るか又は寧ろ歯冠部に導く案内スロット428と、を含む。歯冠部425及び摺動案内部426は、同じ方向に傾く。加えて、位置決め歯423の各々は、歯冠部425とは反対側に配置されてV形状である案内部429を含む。
【0042】
案内構成要素43は、軸Lに沿って管穴421を通って滑動でき、また、直線管部431と、軸Lを取り囲んで直線管部431の上部に配置される複数のドラッグ部432と、直線管部431に配置されて案内スロット428に沿って摺動可能である複数の案内ブロック433と、を含む。ドラッグ部432は、V形状であり、ドラッグ部の各々は、一対のV形状のドラッグ面434を含む。下側位置決めブロック415は、直線管部431の下部で停止するようにしてもよい。
【0043】
ロック構成要素44は、中空の管壁441と、軸Lを取り囲んで管壁441に配置される複数のロッククリップ442と、を含む。管壁441は、結合ロープ41が通り抜けるために配置される貫通穴443を画定することができる。上側位置決めブロック414は、貫通穴443の上部に配置されて位置決めできて、管壁441に配置される。下部において、ロッククリップ442の各々は、歯冠部425及び摺動案内部426に対応する斜面444を含む。
【0044】
管ストッパ45は、軸Lに沿って延びて結合ロープ41が通り抜けるために使用される丸穴451を含む。
【0045】
クイックリリース機構50は、第1の折り畳みロッド21が引込んだ後に、第1の折り畳みロッド21が外管継手10をロックして位置決めするように、外管継手10が第1の折り畳みロッド21に連結されるところに配置される。
【0046】
図7図8及び図9は、本発明の実施形態に係る組み立てられた調整可能な引込み式ロッド装置を示す。第1の折り畳みロッド21及び第2の折り畳みロッド22は、軸Lに沿って互いに連結されて展開された状態にある。この場合、ロック構成要素44のロッククリップ442の下部における斜面444は、歯冠部425に対して寄り掛かり、ロッククリップ442の側面は、対応する停止部427に対して寄り掛かる。こうして、ロック構成要素44の確実な係合は、位置決め構成要素42の中又は位置決め構成要素42において存在しており、結合ロープ41が、ロック構成要素44に、上側ノット413及び上側位置決めブロック414を介して、取り付けられることに起因して、結合ロープ41は、分割ロッドユニット20において高張力下にあり、相対的に軸方向にシフトして分割ロッドユニット20のロッドを解放してそれらを折り畳むのを防止する。上側ノット413と第2の端部412との間の結合ロープ41は、直線の線形状であり、大きい張力を有する。上側ノット413と第1の端部411との間の結合ロープ41は、外管継手10に対する第1の折り畳みロッド21の引き伸ばし又は引っ込みの程度に応じて、緩み又は張りが生じる。ロック構成要素44は、ロックすることで位置決め構成要素42に連結され、ロック構成要素は、分割ロッドユニット20に位置する。
【0047】
分割ロッドユニット20が展開されると、第1の折り畳みロッド21の引き伸ばし又は引込みは、クイックリリース機構50を使用することによって、外管継手10に対して調整することができ、引込み式ロッド装置の長さは、調整することができる。長さが調整された後、クイックリリース機構50は、ロック及び位置決めのために使用することができる。
【0048】
使用者が引込み式ロッド装置を折り畳みたいとき、操作者は、先ずクイックリリース機構50を緩んだ状態にさせ、次いで、ハンドル30(外管継手10)及び第1の折り畳みロッド21を握り、それらを反対方向に引いて、即ち、軸方向に離す。この場合、結合ロープ41の上側ノット413が、ロック構成要素44を位置決めし、第2の端部412は、第1の折り畳みロッド21から最も離れた第2の折り畳みロッド22の上部に固定され、下側位置決めブロック415は、下側ノット413’においてロック及び位置決めし、したがって、ハンドル30が引かれると、結合ロープ41、案内構成要素43、及びロック構成要素44が引きずられるように下側位置決めブロック415はまた、直線管部431の下部を押圧する。以下で詳述されるように、これは、ロック構成要素44と位置決め構成要素42との間の確実な係合を解放し、したがって、結合ロープの張力を解放し、それによって、分割ロッドユニット20のロッドを相対的に軸方向にシフト及び係合解除すること、そして、それらを折り畳むこと、を可能にする。
【0049】
図10に示されるように、図8を参照すると、案内構成要素43が結合ロープ41によって引かれると、ドラッグ部432は、ロック構成要素44を位置決め構成要素42に対して上向きに押すために利用され、また、ロッククリップ442が対応する停止部427から離れるように、ロッククリップ442の下部の斜面444が歯冠部425から離れると(この場合、弾性構成要素46が圧縮状態にあり、解放される弾性力を包含している)、ロッククリップ442の斜面444は、ドラッグ面434によって導かれて、軸Lのまわりを回転する。動作中に結合ロープ41の張力が解放されると、ロッククリップ442は、案内部426によって導かれて、シュート424の中に円滑に入り、案内構成要素43は、下方に移動し、また、弾性構成要素46によって解放される弾性力を用いることによって、位置決め構成要素42から軸方向に離れる(図11に示される状態)。この場合、結合ロープ41の張力は消失し、第2の折り畳みロッド22は、第1の折り畳みロッド21から分離でき、複数の第2の折り畳みロッド22は、それら自体も互いに分離でき、第1の折り畳みロッド21及び第2の折り畳みロッド22は、外管継手10に対して互いに平行になるように折り畳むことができる(図12参照)。
【0050】
分割ロッドユニット20が再度折り畳み可能状態から展開された状態に変更する必要があるとき、操作者は、ハンドル30及び第1の折り畳みロッド21を反対方向外方に引いて、結合ロープ41の下側ノット413’を使用することによって、案内構成要素43を下部に押圧する。ロッククリップ442は、案内部429の影響下でシュート424の中に円滑に摺動し、ドラッグ部432は、再度ロック構成要素44を上向きに押圧する。ロッククリップ442の下部の斜面444は、ドラッグ面434の案内の下で軸Lのまわりを回転し、ロッククリップ442は、結合ロープ41の張力が解放されると、歯冠部425の中に円滑に入る。結合ロープ41は、張力が大きい状態に回復し、図7図8及び図9に示される展開された状態に戻る。
【0051】
したがって、本発明の実施形態に係る調節可能な引込み式ロッド装置は、ハンドル30及び第1の折り畳みロッド21を引くことによって、展開された状態と折り畳み可能状態との間の切り替えができる。操作は簡便であり、指の怪我のリスクを回避する。
【0052】
その上、第1の折り畳みロッド21及び第2の折り畳みロッド22が、同じ外径を有し、第1の折り畳みロッド21が、外管継手10の内穴11の中に内挿することができるので、引込み式ロッドの主ロッド構成要素は、2つの外径だけで作製できる。これは、構成要素を単純化し、製造を容易化し、材料管理をより簡便にする。換言すると、本発明の実施形態に係る調節可能な引込み式ロッド装置は、本発明の目的を実際に達成することができる。
【0053】
上述の説明は、単なる本発明の実施形態であり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の本出願の特許請求の範囲や本明細書の内容に基づいて作出される任意の単純で等価な変更及び修正は、本発明の範囲に包含される。
【符号の説明】
【0054】
10 外管継手
11 内穴
20 分割ロッドユニット
21 第1の折り畳みロッド
22 第2の折り畳みロッド
30 ハンドル
31 先端部
40 位置決めユニット
41 結合ロープ
42 位置決め構成要素
43 案内構成要素
44 ロック構成要素
45 管ストッパ
46 弾性構成要素
50 クイックリリース機構
221 主ロッドボディ
222 スリーブ
223 ヘッド端部
411 第1の端部
412 第2の端部
413 上側ノット
413’ 下側ノット
414 上側位置決めブロック
415 下側位置決めブロック
421 管穴
422 リング内面
423 位置決め歯
424 シュート
425 歯冠部
426 摺動案内部
427 停止部
428 案内スロット
429 案内部
431 直線管部
432 ドラッグ部
433 案内ブロック
434 ドラッグ面
441 管壁
442 ロッククリップ
443 貫通穴
444 斜面
451 丸穴
L 軸

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12