(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-24
(45)【発行日】2023-08-01
(54)【発明の名称】安全な自動化および加速されたリソース配分システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/06 20230101AFI20230725BHJP
G06Q 20/40 20120101ALI20230725BHJP
【FI】
G06Q10/06
G06Q20/40
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022049370
(22)【出願日】2022-03-25
【審査請求日】2022-04-27
(32)【優先日】2021-03-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519124350
【氏名又は名称】イノベーション ファイナンス ユーエスエー エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Innovation Finance USA LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100163979
【氏名又は名称】濱名 哲也
(72)【発明者】
【氏名】マーク トマセリ
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム ヴェルヘレ
【審査官】庄司 琴美
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-126574(JP,A)
【文献】特開2001-266023(JP,A)
【文献】特開2017-120583(JP,A)
【文献】特表2011-529595(JP,A)
【文献】特開2005-196760(JP,A)
【文献】特開2015-062125(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0149408(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
安全なリソース配分のためのコンピュータ実装方法であって、
認定付与エンティティから、第2のエンティティに関する情報を取得することと、
データベースから、前記第2のエンティティの履歴リソース管理を記述した履歴データのセットを判定することと、
前記履歴データのセットに基づいて、前記第2のエンティティのためのリソース管理コミットメント前パラメータのセットを判定することと、
前記第2のエンティティに代わって、前記認定付与エンティティからリソース配分の要求を受信することであって、前記リソース配分の要求が、リソース配分パラメータのセットを含む、受信することと、
前記リソース管理コミットメント前パラメータおよび前記リソース配分パラメータに基づくオファーパラメータを含む、前記第2のエンティティに対するリソース配分オファーを判定することであって、前記リソース配分オファーが、複数の相互依存するオファーパラメータを含む、判定することと、
前記認定付与エンティティからの通知開始に応答して、第1のエンティティに通知を送信することであって、前記通知が、前記第1のエンティティが所有するデバイスにリソース配分システムアプリケーションをインストールするように、前記第1のエンティティに促す、送信することと、
前記第1のエンティティが所有する前記デバイスに、前記リソース配分システムアプリケーションをインストールすることと、
第1のセキュリティプロトコルにおいて、前記第1のエンティティの撮像画像を、有効な証明書上の前記第1のエンティティの画像と比較することによって、前記第1のエンティティを認証することと、
前記認証に応答して、前記第1のエンティティのユーザプロファイルを作成することと、
前記第2のエンティティに関する前記認定付与エンティティから取得した前記情報、前記履歴データのセット、前記リソース管理コミットメント前パラメータのセット、前記リソース配分の要求、または前記リソース配分オファーのうちの少なくとも1つを、前記第1のエンティティの前記ユーザプロファイルにリンクさせることと、
前記第2のエンティティに代わって、前記第1のエンティティから前記リソース配分オファーの受諾を受信することであって、前記受諾が、前記複数の相互依存するオファーパラメータのうちの相互依存するオファーパラメータの選択を含む、受信することと、
前記第2のエンティティに代わって、前記第1のエンティティによって受諾された前記リソース配分オファーに基づいて、前記第2のエンティティにリソースが配分されるようにすることと、を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のエンティティが、前記第2のエンティティに代わって行動し、かつ前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられた代理人または従業員のうちの少なくとも1人であり、前記方法が、
第2のセキュリティプロトコルにおいて、前記第1のエンティティが前記第2のエンティティに代わって行動し、かつ前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられていることを確認することをさらに含み、前記第1のエンティティを確認することは、
前記第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者に、前記第1のエンティティが前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられた前記第2のエンティティの代理人または従業員のうちの前記少なくとも1人であることを、前記第2のエンティティに関連付けられた前記権限が与えられた代表者が保証することを要求する確認要求を送信することと、
前記第1のエンティティが前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられた前記第2のエンティティの代理人または従業員のうちの前記少なくとも1人であることを保証する確認応答を、前記第2のエンティティに関連付けられた前記権限が与えられた代表者から受信することと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のエンティティに代わって前記第1のエンティティによって受諾された前記リソース配分オファーに基づいて、前記リソースが前記第2のエンティティに配分されるようにすることが、前記リソース配分パラメータに基づいて判定された第3のエンティティにリソースを配分することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第3のエンティティが、前記第2のエンティティに機器または材料を提供するベンダまたは製造業者である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記リソース配分の前記要求が、ネットワークを介して前記第3のエンティティのウェブサイト上のウェブベースのショッピングカートから転送され、かつ前記第1のエンティティの前記ユーザプロファイルにリンクされたデータから作成される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記認定付与エンティティが、前記第3のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも1人である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記リソース配分の要求が、ネットワーク接続を介して前記システムにアクセス可能なウェブベースのフォームを通じて、前記認定付与エンティティによって提供され、データが、前記ネットワークを介して前記ウェブベースのフォームから転送され、前記第1のエンティティの前記ユーザプロファイルにリンクされる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
安全なリソース配分のためのシステムであって、
プロセッサと、
メモリであって、それに格納されている命令を含む、メモリと、を備え、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
認定付与エンティティから、第2のエンティティに関する情報を取得することと、
データベースから、前記第2のエンティティの履歴リソース管理を記述した履歴データのセットを判定することと、
前記履歴データのセットに基づいて、前記第2のエンティティのためのリソース管理コミットメント前パラメータのセットを判定することと、
前記第2のエンティティに代わって、前記認定付与エンティティからリソース配分の要求を受信することであって、前記リソース配分の要求が、リソース配分パラメータのセットを含む、受信することと、
前記リソース管理コミットメント前パラメータおよび前記リソース配分パラメータに基づくオファーパラメータを含む、前記第2のエンティティに対するリソース配分オファーを判定することであって、前記リソース配分オファーが、複数の相互依存するオファーパラメータを含む、判定することと、
前記認定付与エンティティからの通知開始に応答して、第1のエンティティに通知を送信することであって、前記通知が、前記第1のエンティティが所有するデバイスにリソース配分システムアプリケーションをインストールするように、前記第1のエンティティに促す、送信することと、
前記第1のエンティティが所有する前記デバイスに、前記リソース配分システムアプリケーションをインストールすることと、
第1のセキュリティプロトコルにおいて、前記第1のエンティティの撮像画像を、有効な証明書上の前記第1のエンティティの画像と比較することによって、前記第1のエンティティを認証することと、
前記認証に応答して、前記第1のエンティティのユーザプロファイルを作成することと、
前記第2のエンティティに関する前記認定付与エンティティから取得した情報、前記履歴データのセット、前記リソース管理コミットメント前パラメータのセット、前記リソース配分の要求、または前記リソース配分オファーのうちの少なくとも1つを、前記第1のエンティティの前記ユーザプロファイルにリンクさせることと、
前記第2のエンティティに代わって、前記第1のエンティティから前記リソース配分オファーの受諾を受信することであって、前記受諾が、前記複数の相互依存するオファーパラメータのうちの相互依存するオファーパラメータの選択を含む、受信することと、
前記第2のエンティティに代わって、前記第1のエンティティによって受諾された前記リソース配分オファーに基づいて、前記第2のエンティティにリソースが配分されるようにすることと、を行わせる、システム。
【請求項9】
前記第1のエンティティが、前記第2のエンティティに代わって行動し、かつ前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられた代理人または従業員のうちの少なくとも1人であり、前記命令が、前記プロセッサに、
第2のセキュリティプロトコルにおいて、前記第1のエンティティが前記第2のエンティティに代わって行動し、かつ前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられていることを確認することをさらに行わせ、前記第1のエンティティを確認することは、
前記第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者に、前記第1のエンティティが前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられた前記第2のエンティティの代理人または従業員のうちの前記少なくとも1人であることを、前記第2のエンティティに関連付けられた前記権限が与えられた代表者が保証することを要求する確認要求を送信することと、
前記第1のエンティティが前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられた前記第2のエンティティの代理人または従業員のうちの前記少なくとも1人であることを保証する、前記第2のエンティティに関連付けられた前記権限が与えられた代表者から、確認応答を受信することと、を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記第2のエンティティに代わって前記第1のエンティティによって受諾された前記リソース配分オファーに基づいて、前記リソースが前記第2のエンティティに配分されるようにすることが、前記リソース配分パラメータに基づいて判定される第3のエンティティにリソースを配分することを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記第3のエンティティが、前記第2のエンティティに機器または材料を提供するベンダまたは製造業者である、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記リソース配分の前記要求が、ネットワークを介して前記第3のエンティティのウェブサイト上のウェブベースのショッピングカートから転送され、かつ前記第1のエンティティの前記ユーザプロファイルにリンクされたデータから作成される、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記認定付与エンティティが、前記第3のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも1人である、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記リソース配分の要求が、ネットワーク接続を介して前記システムにアクセス可能なウェブベースのフォームを通じて、前記認定付与エンティティによって提供され、データが前記ネットワークを介して前記ウェブベースのフォームから転送され、前記第1のエンティティの前記ユーザプロファイルにリンクされる、請求項8に記載のシステム。
【請求項15】
非一時的なマシン可読媒体であって、コンピューティングシステムの動作のための命令を含み、前記命令が、前記マシンによって実行されると、前記マシンに、
認定付与エンティティから、第2のエンティティに関する情報を取得することと、
データベースから、前記第2のエンティティの履歴リソース管理を記述した履歴データのセットを判定することと、
前記履歴データのセットに基づいて、前記第2のエンティティのためのリソース管理コミットメント前パラメータのセットを判定することと、
前記第2のエンティティに代わって、前記認定付与エンティティからリソース配分の要求を受信することであって、前記リソース配分の要求が、リソース配分パラメータのセットを含む、受信することと、
前記リソース管理コミットメント前パラメータおよび前記リソース配分パラメータに基づくオファーパラメータを含む、前記第2のエンティティに対するリソース配分オファーを判定することであって、前記リソース配分オファーが、複数の相互依存するオファーパラメータを含む、判定することと、
前記認定付与エンティティからの通知開始に応答して、第1のエンティティに通知を送信することであって、前記通知が、前記第1のエンティティが所有するデバイスにリソース配分システムアプリケーションをインストールするように、前記第1のエンティティに促す、送信することと、
前記第1のエンティティが所有する前記デバイスに、前記リソース配分システムアプリケーションをインストールすることと、
第1のセキュリティプロトコルにおいて、前記第1のエンティティの撮像画像を、有効な証明書上の前記第1のエンティティの画像と比較することによって、前記第1のエンティティを認証することと、
前記認証に応答して、前記第1のエンティティのユーザプロファイルを作成することと、
前記第2のエンティティに関する前記認定付与エンティティから取得した前記情報、前記履歴データのセット、前記リソース管理コミットメント前パラメータのセット、前記リソース配分の要求、または前記リソース配分オファーのうちの少なくとも1つを、前記第1のエンティティの前記ユーザプロファイルにリンクさせることと、
前記第2のエンティティに代わって、前記第1のエンティティから前記リソース配分オファーの受諾を受信することであって、前記受諾が、前記複数の相互依存するオファーパラメータのうちの相互依存するオファーパラメータの選択を含む、受信することと、
前記第2のエンティティに代わって、前記第1のエンティティによって受諾された前記リソース配分オファーに基づいて、前記第2のエンティティにリソースが配分されるようにすることと、を行わせる、非一時的なマシン可読媒体。
【請求項16】
前記第1のエンティティが、前記第2のエンティティに代わって行動し、かつ前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられた代理人または従業員のうちの少なくとも1人であり、前記命令が、前記マシンに、
第2のセキュリティプロトコルにおいて、前記第1のエンティティが前記第2のエンティティに代わって行動し、かつ前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられていることを確認することをさらに行わせ、前記第1のエンティティを確認することは、
前記第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者に、前記第1のエンティティが前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられた前記第2のエンティティの代理人または従業員のうちの前記少なくとも1人であることを、前記第2のエンティティに関連付けられた前記権限が与えられた代表者が保証することを要求する確認要求を送信することと、
前記第1のエンティティが前記第2のエンティティを拘束する権限が与えられた前記第2のエンティティの代理人または従業員のうちの前記少なくとも1人であることを保証する、前記第2のエンティティに関連付けられた前記権限が与えられた代表者から、確認応答を受信することと、を含む、請求項15に記載の非一時的なマシン可読媒体。
【請求項17】
前記第2のエンティティに代わって前記第1のエンティティによって受諾された前記リソース配分オファーに基づいて、前記リソースが前記第2のエンティティに配分されるようにすることが、前記リソース配分パラメータに基づいて判定される第3のエンティティにリソースを配分することを含む、請求項15に記載の非一時的なマシン可読媒体。
【請求項18】
前記第3のエンティティが、前記第2のエンティティに機器または材料を提供するベンダまたは製造業者である、請求項17に記載の非一時的なマシン可読媒体。
【請求項19】
前記リソース配分の前記要求が、ネットワークを介して前記第3のエンティティのウェブサイト上のウェブベースのショッピングカートから転送され、かつ前記第1のエンティティの前記ユーザプロファイルにリンクされるデータから作成されるか、または前記認定付与エンティティが、前記第3のエンティティの代理人もしくは従業員のうちの少なくとも一人である、のうちの少なくとも1つである、請求項18に記載の非一時的なマシン可読媒体。
【請求項20】
前記リソース配分の要求が、ネットワーク接続を介して前記システムにアクセス可能なウェブベースのフォームを通じて、前記認定付与エンティティによって提供され、データが、前記ネットワークを介して前記ウェブベースのフォームから転送され、前記第1のエンティティの前記ユーザプロファイルにリンクされる、請求項15に記載の非一時的なマシン可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
優先権の主張
本出願は、2021年3月25日に出願された米国仮特許出願第63/166,041号に対する米国特許法第119条(e)に基づく優先権の利益を主張し、参照によりその全体が本書に組み込まれる。
【0002】
インターネットによってもたらされたネットワークベースのコンピューティングの爆発的な発展は、オンラインサービスの増加につながった。スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータなどのモバイルインターネット接続デバイスの人気が高まるにつれ、多くの人々は、サービス提供者の物理的な場所を訪れるのではなく、自宅または職場で快適にアクセスできるアプリケーションおよびウェブサイトに目を向けている。
【発明の概要】
【0003】
リソース配分は、いまだ大部分が対面で、物理的な場所との直接のコミュニケーションを介して行われるサービスの例である。これは、これらのリソース配分を実行するために、広範な計画および調査が必要とされるためである。従来のリソース配分には多くの時間がかかり、ユーザは、リソース配分者がプロセスを進めるのを待つ必要がある。例えば、従来の配分プロセスでは、ユーザは、リソースプロバイダの従業員と会って、ユーザのニーズについて話し合い、従業員は、ユーザの過去のリソース配分履歴を評価する必要があり得る。この情報に基づいて、従業員は、将来のリソース配分に関する書面による非デジタルのリソース配分提案をユーザに提供する。そこから、ユーザとリソースプロバイダは、提案の条件について交渉する必要があり、これにより、最終的にリソースの付与が実行され、要求されたリソースが転送される。
【0004】
リソース配分のプロセス(例えば、機器の購入またはレンタルのための商業ローン融資)は、従来的な提案依頼書、オンボーディング、および書類化プロセスを含み得る。従来のリソース配分プロセスの例では、組織がリソースを要求することを決定すると、その組織はリソースプロバイダに連絡し、料金と条件を要求する。このプロセスでは、リソースプロバイダがディスカバリーコールを必要とし、組織がサンプル条件を受諾する前に機密保持契約に署名する必要があり得る。リソースプロバイダとの面会およびディスカバリーコールの後、組織は、リソースプロバイダと共に見直しした最初のリソース配分提案(例えば、融資提案)を受領する。
【0005】
このプロセスには、必要となる時間(プロセス全体が完了するまでに数週間または数か月かかる場合がある)の観点だけでなく、リソースの観点でも、プロセスが開始されてから最終契約が締結されるまでの間に金利が変動する可能性があるため、かなりの無駄がある。同様に、リソース要求者は、このプロセスにかなりの時間を費やさなければならず、リソース要求者の機会費用を構成し得る。さらに、このプロセスでは、提案書および契約書の最終版を実行する前に複数のドラフトを作成する必要があり、紙のリソースを浪費する。様々な意思決定者が複数の場所にいる可能性があるため、様々な書類を完成させる前に、2つ以上の場所に送る必要があり得る。さらに、従来のソリューションでは、プロセスの進行中に、リソースの配分前にクレジットの引受および承認を行う必要がある。各ステップでは、リソースプロバイダがプロセスを進めるために積極的なアクションを実行する必要があり、リソース要求者がプロセスをほとんどまたはまったく制御できないため、このプロセスは限定的である。
【0006】
このプロセスを合理化および現代化するやり方は、会社、事業体、企業、パートナーシップ、有限責任会社などの借り手エンティティに提供するインターネットまたはウェブベースのアプリなどのリソース配分システムを使用することで、数週間または数か月ではなく、数分でリソース配分プロセス(例えば、商業ローンまたは商業リース融資)を独立して開始、進行、および完了させることである。そのようなシステムおよび方法は、リソース配分プロセスにおける1つ以上のステップを実行、実装などするために、複数のデバイスおよび機械可読媒体の使用を伴う場合がある。インターネットベースまたはウェブベースのシステムの使用には、システムのユーザの識別、システムのユーザが借用エンティティに代わって行動し、拘束する権限が与えられているかの確認などのセキュリティ上の懸念が伴う。よって、リソース配分システムは、リソース配分システムに送信、リソース配分システムによって処理、使用などされる情報、データなどを保護するために、1つ以上のセキュリティプロトコルを実装し得る。
【0007】
いくつかの例で開示されているのは、エンティティ/借り手が数分でリソース配分プロセスを開始、進行、および完了させることを可能にする方法、システム、デバイス、および機械可読媒体である。これは、会社などのエンティティがリソース配分の認定前を得ることができるリソース配分システムを使用して実現される。この認定前プロセスは、認定付与エンティティ(例えば、会社に機器または材料を供給するベンダなどの第3のエンティティの代理人または従業員)によって実行され得る。別の例では、認定前は、ウェブベースのショッピングカート、ウェブベースのオンボーディングシステムなどのウェブサイトから実行され得る)。
【0008】
認定前プロセスは、データベースから第2のエンティティの履歴リソース管理を記述した履歴データのセットを判定することを含み得る。認定前プロセスは、履歴データのセットに基づいて、会社のリソース管理コミットメント前パラメータのセットを判定することをさらに含み得る。会社が認定前を取得すると、通知の開始(認定付与エンティティからの開始など)に応答して、ユーザが所有または使用するデバイス(例えば、ユーザが所有または使用する携帯電話、タブレットなど)に、リソース配分システムをインストールするようにユーザに促す通知が送信され得る。
【0009】
リソース配分システムアプリケーションがユーザが所有するデバイスにインストールされると、第1のセキュリティプロトコルは、取り込まれたユーザの画像を、有効な証明書上のユーザの画像と比較することによって、ユーザのIDを認証することを含み得る。ユーザの認証に応答して、システムは、ユーザプロファイルを作成することができる。一例では、リソース配分システムは、ユーザに情報をユーザプロファイルに含めるように促すか、またはウェブベースのオンボーディングまたは認定付与エンティティによる認定前中に、入力された情報に基づいてユーザプロファイルを作成することができる。加えて、または代わりに、リソース配分システムは、光学式文字認識技術を使用して有効な証明書に関する情報を抽出するなど、有効な証明書からの情報に基づいて、ユーザのユーザプロファイルを作成することができる。そのような例では、リソース配分システムは、有効な証明書から抽出された情報を確認することを、ユーザに要求、プロンプト、許可などすることができる。一例では、ユーザプロファイルは、有効な証明書から情報を抽出することと、ユーザに情報を入力するように促すこととの組み合わせによって作成され得る。
【0010】
リソース配分システムは、会社のためのリソース配分オファーを判定するステップを含み得る。リソース配分オファーは、リソース管理コミットメント前パラメータおよび認定前プロセス中に判定されたリソース配分パラメータに基づくオファーパラメータを含み得る。このステップは、認定前プロセス中またはその一部として、ユーザが第1のセキュリティプロトコル認証を完了した後、ユーザプロファイルを設定した後、またはその他の適切な時点で、リソース配分システムによって実行することができる。
【0011】
リソース配分システムは、認定付与エンティティから取得した会社に関する情報、履歴データのセット、リソース管理コミットメント前パラメータのセット、リソース配分の要求、またはリソース配分のオファーのうちの少なくとも1つを、ユーザのユーザプロファイルにリンクさせることができる。システムは、会社/借入エンティティに代わってリソース配分オファーを受諾するようにユーザに促すことがすることができ、受諾には、ユーザによる1つ以上の相互依存オファーパラメータ(例えば、期間、金利、リース対融資など)の選択が含まれる。次いで、リソース配分システムは、会社に代わってユーザによって受諾されたリソース配分オファーに基づいて、リソースが会社/借入エンティティに配分されるようにすることができる。
【0012】
これは、商用リソース配分アナログを有さない既存のグラフィカルユーザインターフェイスデバイスの改善を表しており、情報のアップロードおよび補足、ならびに書類のデジタル作成および署名をシステム内で行う機能と連動させて、コミットメント前プロセスを可能にする。また、これは従来のリソース配分プロセスよりも透明性があるプロセスであり、それは、第1のエンティティが、体系および金利に関して行う選択に基づいて、取引に関するすべての詳細を前もって確認できるためである。さらに、契約書類をプライベートブロックチェーン内に保存し、パブリックネットワーク上にハッシュを設定することで、第1のエンティティは、署名された確認を取得するためにリソースプロバイダ(銀行またはその他の金融機関など)に要求を送るのとは違い、必要な時に(例えば、ローンの詳細を確認するために)すぐに書類にアクセスすることが可能となり得る。ブロックチェーンストレージは、第1のエンティティに、書類の不変の認証済みコピーを提供し、これにより、書類がオリジナルであり、変更されていないことが保証される。
【0013】
図面においては、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではなく、類似の数字が、異なる視点で同様の構成要素を表わす場合がある。異なる文字の接尾辞を有する類似の数字が、同様の構成要素の異なる実例を表す場合がある。図面は、概して、限定としてではなく、例示として、本書で論じられる様々な実施形態を示している。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分のための例示的なシステムのブロック図のバリエーションを示す。
【
図2】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分のための例示的なシステムのブロック図のバリエーションを示す。
【
図3】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分のための例示的なシステムのブロック図のバリエーションを示す。
【
図4】本開示のいくつかの例による、リソース配分段階を加速する方法のフローチャートを示す。
【
図5】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムの設定段階のフローチャートを示す。
【
図6】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのためのリソース管理コミットメント前段階のフローチャートを示す。
【
図7】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのためのインポート段階のフローチャートを示す。
【
図8】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのための処理段階のフローチャートを示す。
【
図9】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのための確認段階のフローチャートを示す。
【
図10】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのためのリソース配分オファー段階のフローチャートを示す。
【
図11】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのためのリソース配分段階のフローチャートを示す。
【
図12】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分のための方法のフローチャートを示す。
【
図13】本開示のいくつかの例による、システムに対するサインオンページのユーザインターフェース(UI)を示す。
【
図14】本開示のいくつかの例による、設定進行状況ページのUIを示す。
【
図15】本開示の例による、身分証明書スキャンページのUIを示す。
【
図16】本開示の例による、第1のエンティティ認証ページのUIを示す。
【
図17】本開示のいくつかの例による、リソース配分要求インポートページのUIを示す。
【
図18】本開示のいくつかの例による、電子メールインポートページのUIを示す。
【
図19】本開示のいくつかの例による、リソース配分要求処理ページのUIを示す。
【
図20】本開示のいくつかの例による、リソース配分要求確認ページのUIを示す。
【
図21】本開示のいくつかの例による、リソース配分要求詳細確認ページのUIを示す。
【
図22】本開示のいくつかの例による、インポートされたリソース配分要求ダッシュボードのUIを示す。
【
図23】本開示のいくつかの例による、リソース配分詳細ページのUIを示す。
【
図24】本開示のいくつかの例による、報告ページのUIを示す。
【
図25】本開示のいくつかの例による、デジタル署名ページのUIを示す。
【
図26】本開示のいくつかの例による、格納されたリソース配分オファー書類ページのUIを示す。
【
図27】本開示のいくつかの例による、機械学習モジュールの例を示す。
【
図28】本開示のいくつかの例による、本書で論じられる技術のいずれか1つ以上が実行され得るマシンのブロック図の例を概略的に示す。
【
図29】本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのための認定前段階のフローチャートを示す。
【
図30】本開示のいくつかの例による、ウェブベースのショッピングカートと連動する加速されたリソース配分システムのフローチャートを示す。
【
図31】本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング登録画面の第1のページの例を示す。
【
図32】本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング登録画面の第2のページの例を示す。
【
図33】本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング会社情報画面の第1のページの例を示す。
【
図34】本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング会社情報画面の第2のページの例を示す。
【
図35】本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング会社情報クレジットプロファイル画面の例を示す。
【
図36】本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディングクレジット申請画面の例を示す。
【
図37】本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング個人保証画面の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
いくつかの例で開示されているのは、エンティティ(例えば、借り手)が、自動化されたリソースコミットメント前プロセスの後、商業ローンまたはリース融資などのリソース配分プロセスを、数週間または数か月ではなく、ほんの数分で、独立して開始、進行、および完了させる能力を提供する方法、システム、デバイス、および機械可読媒体である。これは、リソース配分システムを使用して実現され、ユーザは、システムで認証し、リソースのコミットメント前を取得し、リソース配分要求をインポートし、1つ以上の相互依存オファーパラメータを含むリソース配分オファーを受け取り、相互依存オファーパラメータのうちの相互依存オファーパラメータを選択して、リソースを受領する。
【0016】
認定および設定プロセス
いくつかの例では、第2のエンティティに代わって行動する第1のエンティティ(例えば、ユーザ)は、リソース配分システムアプリケーションを用いて、第1のデバイス上にプロファイル/アカウントを作成することができる。第1のデバイスは、リソース配分システムアプリケーションがダウンロードおよびインストールされた携帯電話、タブレットなどであり得る。第1のデバイスは、第1のエンティティが所有する、またはビジネス目的などに使用するデバイスであり得る。第1のエンティティは、リソースが配分され得る、またはリソースが配分される可能性のある第2のエンティティ(例えば、会社、事業体、企業、パートナーシップなど)の代理人もしくは従業員、またはその代わりであり得る。これにより、第1のエンティティが、新しいリソース(例えば、新しい融資)を申請する前に、第2のエンティティ(例えば、第1のエンティティが所属する第2のエンティティが事前承認されている場合がある)に代わって、リソースコミットメント前を取得することができるため、リソース配分プロセスが大幅に合理化され得る。
【0017】
このようなプロセスにより、第1のエンティティは、リソース配分のためのオプション(例えば、ローン期間および金利など)をすぐに確認できるため、第1のエンティティは、プロセスをより詳細に制御できるようになる。これにより、第1のエンティティは、従来のリソース配分の交渉プロセスの進行中に変更されるリスクなしに、リソース配分の特定の条件(金利など)を固定することができる。同様に、リソース配分の書類を即座に生成することで、リソースプロバイダと提携するときに必要となる従来の前後の交渉なしで取引を完了させ得る場合がある。第1のエンティティが受諾の前に書類を詳細に検討することを希望するかどうかに応じて、プロセス全体を数分または数日で完了させることができる。
【0018】
一例では、第2のエンティティによる購入は、第1のエンティティがリソース配分システムを使用するに先立って、事前認定され得る。例えば、第3のエンティティの代理人または従業員であり得る認定付与エンティティ(例えば、第2のエンティティに材料または機器を提供するベンダまたは製造業者)は、第2のエンティティに対応する情報、購入関連する取引の詳細(例えば、取引金額)などを、代替デバイス上のウェブブラウザ、ウェブポータル、アプリケーション、または同様のウェブベースのオンボーディングシステムに入力することができる。次いで、認定付与エンティティは、会社名のリスト、および第2のエンティティのクレジットプロファイルを含み得る、第2のエンティティの履歴データプロファイルから、第2のエンティティの名前を選択することができる。次いで、認定付与エンティティは、通知を開始、第1のエンティティに送信させるなどして、第1のエンティティに、リソース配分システムアプリケーションを第1のデバイスにインストールするように促すことができる。
【0019】
一例では、認定付与エンティティは、機器の説明、機器のコスト、機器の状態(例えば、新品または中古)、頭金の額、融資額などの特定の取引の詳細を入力することができる。加えて、または代わりに、認定付与エンティティは、特定の取引の詳細を設定して、リソース配分要求(例えば、インボイス)をアップロードすることができる。
【0020】
システムが取引を認定する場合、認定付与エンティティには、第1のエンティティに提示するための金利、継続期間などの融資条件を含み得るオファーパラメータが提示され得る。認定付与エンティティは、システムが第1のエンティティに通知(例えば、リンクを含むテキストメッセージ)を送信して、第1のエンティティがリソース配分システムアプリケーションをダウンロードできるようにし、リソース配分システムアプリケーションが第1のエンティティのデバイス上で設定されると、取引の詳細が、リソース配分オファーとともに、第2のエンティティに代わって受諾するためにユーザ/第1のエンティティに提示され得る。
【0021】
一例では、認定前は、後述の
図30~37に示され、説明されるように、第1のエンティティ、第2のエンティティの別の代理人もしくは従業員、または認定付与エンティティによって、ウェブベースのオンボーディングシステムを通して開始することができる。第1のエンティティは、ユーザの名前、会社/第2のエンティティにおける肩書き、電話番号、電子メールアドレスなどを入力することによって、ユーザプロファイルを設定するプロセスを開始することができる。次いで、第1のエンティティは、第2のエンティティのための会社情報を入力することができる(例えば、会社の正式名称、会社の納税者番号、本社の所在地、主たる事業所、設立地など)。一例では、リソース配分システムは、第2のエンティティの情報を、国営企業登録データベースなどのデータベース(例えば、国営企業/法人記録の書記官など)、第三者の民間企業/エンティティによって維持されているビジネスデータベース(例えば、DUN AND BRADSTREET(登録商標))などから取得された会社名および所在地と照合することを試み得る。一例では、ウェブベースのオンボーディングは、会社のためのリソース配分プロファイルを選択するようにユーザに促す場合がある。リソース配分プロファイルは、例えば、第三者(クレジット報告機関など)から取得されたリソース配分スコア(例えば、クレジットスコア)を含み得る。リソース配分プロファイルは、会社のリーエン履歴、判決履歴、操業年数、料金支払い履歴など、またはそれらの任意の組み合わせも含み得る。
【0022】
リソース配分システムアプリケーション
図1~3は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分のための例示的なシステムのブロック図の変形例を示す。
図1の例では、例えば、スマートフォンまたはタブレットなどのユーザデバイス102を使用する第1のエンティティ(例えば、ユーザ)100は、ネットワーク104を介してリソース配分サーバ106に接続することができる。いくつかの例では、ネットワーク104は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットなどを含み得る。ユーザデバイス102は、ネットワーク104を介してダウンロードされ得るクライアントアプリ(リソース配分システムアプリケーション)128を含み得る。クライアントアプリ128は、ユーザ100が、
図13~26に示される任意の1つ以上のユーザインターフェース、または任意の同様のユーザインターフェースを実装可能なユーザインターフェース130を含み得る。クライアントアプリ128はまた、ネットワーク104に接続可能な通信インターフェース132、またはリソース配分サーバ106上の通信インターフェース126を含み得る。
【0023】
この例では、リソース配分サーバ106は、後述の
図28に記載されるような機械であり得、エンティティ(例えば、ユーザプロファイル)またはインボイスおよび作成された契約書のコピーなどの書類に関する情報が格納され得るデータベース124を含み得る。サーバはまた、設定段階108、リソース管理コミットメント前段階110、インポート段階112、処理段階114、確認段階118、リソース配分オファー段階120、およびリソース配分段階122などの機能を実行するように構成することができる。リソース配分サーバ106は、通信インターフェース126をさらに含み得、通信インターフェース126は、ユーザデバイス102上のクライアントアプリ128内の通信インターフェース132と通信することができる。
【0024】
図1の例のように、
図2の例では、デバイス202を使用する第1のエンティティ200は、ネットワーク204を通してリソース配分サーバ206に接続することができる。いくつかの例では、ネットワーク204は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットなどを含み得る。この例では、リソース配分サーバ206は、エンティティ情報(ユーザプロファイルなど)、書類(インボイスおよび契約書など)を格納可能なデータベース208を含み得る。そのような構成では、リソース配分サーバは、ネットワークを通して、システムの機能の1つ以上の局面を提供し得る他の外部/リモートデバイスおよびサービス(例えば、ファイル共有サービス、電子署名サービスなど)に接続することができる。例えば、第1のリモートデバイス224は、設定段階210を開始することができ、第2のリモートデバイス226は、リソース管理コミットメント前段階212を開始することができ、第3のリモートデバイス228は、インポート段階214を開始することができ、第4のリモートデバイス230は、処理段階216を開始することができ、第5のリモートデバイス232は、確認段階218を開始することができ、第6のリモートデバイス234は、リソース配分オファー段階220を開始することができ、第7のリモートデバイス236は、リソース配分段階222を開始することができる。
【0025】
図3の例では、第1のエンティティ300は、
図1および2について上記で説明したように、デバイス302を通してネットワーク304に接続することができる。いくつかの例では、ネットワーク304は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットなどを含み得る。
図2とは対照的に、1つ以上のデータベース208を含むリソース配分サーバ206は、ネットワーク204に接続され、ネットワーク204は、リモートデバイス224、226、228、230、232、234、および236に接続され、
図3では、各リモートデバイス306、310、314、318、322、326、および330は、別個のサーバなしで、ネットワーク304を通してユーザデバイス302に接続する。
【0026】
この例では、
図2の例のように、第1のリモートデバイス306は、設定段階308を開始することができ、第2のリモートデバイス310は、リソース管理コミットメント前段階312を開始することができ、第3のリモートデバイス314は、インポート段階316を開始することができ、第4のリモートデバイス318は、処理段階320を開始することができ、第5のリモートデバイス322は、確認段階324を開始することができ、第6のリモートデバイス326は、リソース配分オファー328を開始することができ、第7のリモートデバイス330は、リソース配分段階332を開始することができる。段階308、312、316、320、324、328、および332は、ネットワーク304に接続されたソースまたはアプリケーション(ファイル共有サービス、電子署名サービスなど)を介して完全に実行することができる。本明細書に記載のシステムは、
図1~3に示されるような構成のいずれか1つまたは組み合わせで実装することができる。
【0027】
図4は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分段階の方法のフローチャートを示す。これらは、設定段階400およびリソース管理コミットメント前段階402からなり得、そこでは、第1のエンティティ(例えば、ユーザ)が、アカウントを作成し、第1のエンティティのIDを確認し、第1のエンティティが所属する第2のエンティティ(例えば、会社、企業または組織)を識別する。インポート段階404および処理段階406では、リソース配分要求(例えば、インボイスなどの書類)がシステムにインポートされ、取引の詳細を判定するために処理される。一例では、リソース管理コミットメント前段階402は、第2のエンティティのために材料または機器が購入される第3のエンティティ(例えば、ベンダ、製造業者など)のウェブサイトから開始することができる。例えば、取引は、ウェブサイト上のウェブベースのショッピングカートから、または第3のエンティティに関連付けられたショッピングアプリケーションを通して、第1のエンティティによって開始され得る。第1のエンティティが、第2のエンティティに代わって、ショッピングカートから材料または機器の購入に資金を提供するオプションを選ぶまたは選択するなどした場合、第1のエンティティは、自分のモバイル/携帯電話番号、または自分のデバイスにリソース配分システムをダウンロードするためのリンクを送信できる電子メールアドレスを入力するように促され得る。第1のエンティティはさらに、第2のエンティティの名前、第2のエンティティの本部がある市および州、主要な事業所、法人設立の場所などを入力するように促され得、次いで、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネットなどのネットワークを介して、第2の代替デバイス(例えば、企業/会社名および登録情報を維持する民間または政府機関のサーバ)に接続されたデータベースから取得した会社名のリストから、第2のエンティティの名前を選択するように促され得る。同様に、認定付与エンティティは、ネットワークを介して、第3の代替デバイス(例えば、クレジット報告機関のサーバ)に接続された第2のデータベースから、第2のエンティティのクレジットプロファイルを含み得る、第2のエンティティの履歴データプロファイルを選択することができる。
【0028】
次いで、システムは、インポート段階404において、取引の詳細(例えば、機器のタイプ、機器の価格、税金、手数料、総額など)をウェブベースのショッピングカートからインポートすることができる。これは、後述の
図7に記載されている他のインポートオプションと組み合わせて、またはその代わりに行うことができる。
【0029】
次いで、システムは、第2のエンティティに関連する情報に基づいて、第2のエンティティに対して、後述の
図5に記載されるように、リソース管理コミットメント前のセットを判定することができ、後述の
図9に記載されるように、リソース配分オプションを判定し、リソース配分オプションを第1のエンティティに提示することができ、後述の
図10に記載されるように、選択されたリソース配分オプションに基づいて、リソース配分オファーを作成することができ、リソース配分オファーは、第1のエンティティが第2のエンティティに代わって受諾し、かつ署名することができる。
【0030】
システムは、第1のエンティティが取引の詳細を確認し、かつ金利および継続期間を選択する確認段階408をさらに含み得る。リソース配分オファー段階410では、システムが、リソース配分(例えば、融資)条件を伴うリソース配分オファー(例えば、契約書)のコピーを第1のエンティティに送達し、第1のエンティティが、第2のエンティティの代わりに契約書にデジタル署名し、リソース配分段階412では、システムが、リソース配分オファーの条件に基づいて支払いを行う。
【0031】
図5は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムの設定段階のフローチャートを示す。
図5は、
図4の設定段階400の実装例の一例である。いくつかの例では、設定段階において、第1のエンティティ(例えば、ユーザ)は、アカウントの作成ステップ500で、アカウントを作成するように促される場合がある。これは、後述の
図14について説明されるような、いくつかのステップからなり得る。これは、経歴の詳細(名前、地理的住所、電子メールアドレスなど)を入力する第1のエンティティも含み得る。いくつかの例では、第1のエンティティは、デバイス上のシステムにアクセスした直後に(モバイルデバイスにダウンロードされたアプリケーションを介してなど)、アカウントを作成するように促される場合がある。これは、アプリケーションをダウンロードしてすぐに開くと、促される場合がある。別の例では、アカウント設定ステップ500は、アプリケーションのホーム画面またはホームページ上のアカウントの作成リンクを通してアクセスすることができる。
【0032】
第1のエンティティのIDは、第1のセキュリティプロトコルを表す2つの部分からなるプロセスを通じて確認することができる。第1のステップは、システムが有効な証明書502の画像を取り込むことができるステップを含み得る。例えば、第1のエンティティは、
図15に示されるような画面を提示され得、ここで、第1のエンティティは、第1のエンティティの生体認証情報(例えば、写真)を含む、政府発行の身分証明書(例えば、州発行の運転免許証またはIDカード、軍の身分証明書、またはパスポート)の画像をアップロードすることができる。システムは、政府発行の身分証明書の画像において、生体認証情報(例えば、人の顔写真)、名前、住所、識別可能な物理的特性などの第1のエンティティに関する情報など、運転免許証番号などのID番号、または身分証明書のバーコードからの情報(これには、身分証明書の片面または両面をスキャンする必要があり得る)を識別する。この情報の一部は、第三者のデータベース(例えば、政府のデータベース)に情報を提示することにより、身分証明書の有効性を確認するために使用される場合がある。例えば、識別のバーコード情報は、ネットワークを介してIDデータベースに送信され得る。返された情報により、IDの有効性が確認され得る。他の例では、返される情報は、身分証明書からの追加情報(例えば、名前、住所、およびバーコード情報と一致するIDカードの際立った特徴)であり得る。次いで、この情報を、画像から抽出された情報と照合して、一致を確実にすることができる。情報が一致する場合、またはIDデータベースが、その情報が有効なIDであると返した場合、第1のエンティティが認証され得る。第1のエンティティが認証されていない場合、第1のエンティティは拒否され、プロセスが終了する可能性がある。
【0033】
第2のステップにおいて、システムはまた、有効な証明書の撮像画像を、第1のエンティティ(例えば、ユーザ)のデバイス(例えば、携帯電話)によって撮像された画像と比較することによって、使用されている身分証明書が、アプリケーションの第1のエンティティに属することを確認することができる504。ステップ504において、画像は、政府発行の識別情報上の生体認証を用いて、システムソフトウェアを実行するユーザデバイスによって撮像された生体認証を含み得る。例えば、第1のエンティティの電話上のカメラは、撮像シーケンスで顔を撮像することができる。撮像シーケンスは、第1のエンティティのポーズの数を要求することによって、第1のエンティティが画像を提示していない(例えば、システムを「だまし」たり、欺いたり、または確認ステップを回避したりしようとする)ことを確認し得る。例えば、システムは、第1のエンティティが、異なる角度(例えば、横から、正面など)または異なる顔の表情(例えば、笑顔もしくはニュートラルな表情)から写真を撮ることを要求し得る。これにより、システムは、第1のエンティティが個人であることを保証することができる。システムがこの第2のステップにおいて第1のエンティティに属する使用された身分証明書の確認に失敗した場合、システムは、第1のエンティティを、システムを使用する権限が与えられたエンティティとして拒否し、設定段階を中止するか、またはシステムの使用を許可しない場合がある。
【0034】
いくつかの例では、第1のエンティティが確認されると、第1のエンティティは、ステップ506に進み、第1のエンティティが関連付けられているエンティティと一致する第2のエンティティを、データベースから選択することができる。データベースは、
図1および2のデータベース124もしくは208、または
図1~3のネットワーク104、204、および304などのネットワークに接続された別のデータベースであり得る。いくつかの例では、ネットワーク104、204、および304は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットなどを含み得る。
【0035】
第2のエンティティは、第1のエンティティが所属する組織(例えば、企業、会社、またはその他の事業組織)であり得る。いくつかの例では、
図1および2のデータベース124もしくは208などのデータベース、または
図1~3のネットワーク104、204、および304などのネットワークに接続された、組織の身分証明書および/または名前で索引付けされ得る有効な組織の別のデータベースがあり得る。第1のエンティティは、データベース内の組織の1つを選択することができる。
【0036】
確認された組織が選択されると、動作508において、第1のエンティティは、後述の
図16に示されるような認証画面を提示され得、ここで、第1のエンティティは、確認者(幹部、役員、取締役、副社長、または社長)の名前および電子メールアドレスを、第2のエンティティと共に入力する。いくつかの例では、確認者が組織に所属していることを確認するために、入力された電子メールに1つ以上のドメインルールが適用される場合がある。例えば、組織データベースは、組織に関連付けられた電子メールドメインに関する情報を有し得る。これらの例では、入力された電子メールアドレスは、組織に関連付けられたドメインに制限される場合がある。他の例では、個人の電子メールアドレスに対して使用されることがわかっている特定のドメインが、ブラックリストに登録される場合がある。例えば、ドメインyahoo.com、gmail.com、hotmail.com、または他の同様のドメインがある。
【0037】
第1のエンティティが認証画面の情報を完了すると、システムは、認証が第2のエンティティ510における確認者に送信されるステップに進むことができる。このステップでは、システムは、確認者が組織の承認された代表者であり、かつ確認者が第1のエンティティが組織に代わって行動する権限が与えられていることを保証する第2のセキュリティプロトコルとして、デジタル認証(例えば、在職証明書)を作成し、ネットワークを介して確認者に転送することができる。
【0038】
設定段階512の最終ステップでは、第1のエンティティのIDが確認され、システムを使用する権限が与えられる。このステップは、組織を拘束または代わりに行動する第1のエンティティの権限を認める権限確認にデジタル署名する確認者で構成される。第1のエンティティは、システムによって、権限が与えられたユーザと見なされ、リソース配分要求をシステムにアップロードして、リソース配分を要求することができる。
【0039】
いくつかの例では、システムは、追加のユーザまたは複数のユーザを、権限が与えられたユーザとして追加することも可能にし得る。この例では、権限が与えられた第1のエンティティに、追加のユーザに権限が与えるための在職証明書が提示される。別の例では、様々なレベルの権限があり得、システムの特定の機能にのみ追加のユーザアクセスを許可する。例えば、追加のユーザは、システムに書類をアップロードすることしかできず、書類を提出すること、または契約書にデジタル署名することはできない。あるいは、追加のユーザは、書類の提出、条件の選択、および取引の完了を行う機能を備えたシステムへのフルアクセスを有する場合がある。
【0040】
図6は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのためのリソース管理コミットメント前段階のフローチャートを示す。
図6は、
図4のリソース管理コミットメント前段階402の1つの実施例である。この段階は、別途に、または
図4の設定段階400と併せて、上記の
図5について説明したように実施することができる。リソースのコミットメント前段階の最初のステップは、第2のエンティティ600を選択することであり得る。一例では、ステップ600は、設定段階の動作506と併せて実行することができる。別の例では、第1のエンティティは、複数の第2のエンティティのための第1のエンティティとして行動することができる。そのような例では、第1のエンティティは、第2のエンティティのリストから第2のエンティティの特定の1つを選択することによって動作600を実行することができる。
【0041】
動作602で、システムは、第三者のデータソースに接続することができる。これにより、システムは、動作608でリソース管理コミットメント前のセットを判定することができるようになる。これらのコミットメント前は、エンティティのためのリソース配分制限(例えば、クレジット制限)、条件制限、レート変更子(例えば、金利変更子)などのようなパラメータを含み得る。これらのパラメータは、動作604において取得したリソース管理に関する履歴データのセットに基づいて判定することができ、これは、クレジット報告機関、ソーシャルネットワーキングサービス、ビジネスデータベース(例えば、DUN AND BRADSTREET(登録商標))などの1つ以上の第三者のデータソースから取得された第2のエンティティの過去のリソース配分データ(例えば、クレジット履歴)を含み得る。いくつかの例では、システムは、動作602において、ネットワークを介して第三者のデータソースに接続して、組織に関する情報(例えば、クレジットスコア、リーエン、判決債務、収益、操業年数、従業員数、または支払い指標)(組織が期日どおりに支払う可能性))を入手することができ、これは、動作604において判定されたリソース管理に関する履歴データのセットの一部分を構成し得、ネットワークを介してシステムのサーバに送信される。
【0042】
次いで、システムは、アルゴリズム(例えば、線形関数、ロジスティック回帰関数など)を使用して第三者から取得した情報を処理して、リソース管理コミットメント前パラメータを判定することができ、リソース管理コミットメント前パラメータは、第2のエンティティのための動作608において、リソース管理コミットメント前(例えば、初期レベルの融資、初期金利など)を判定するために使用することができる。一例では、コミットメント前パラメータは、1つ以上のスコアであり得る。一例では、リソース管理に関する履歴データのセットに含まれる情報に基づいて、1つ以上のスコアを第2のエンティティに割り当てることができる。一例では、1つ以上のスコアは、履歴データのセットに含まれる項目の組み合わせに基づき得る。例えば、1つのスコアは、第2のエンティティに対するリーエンの数および第2のエンティティの操業年数に基づき得る。加えて、または代わりに、スコアは、第2のエンティティの収益額と第2のエンティティのクレジットスコアとの組み合わせに基づき得る。スコアは、履歴データ内の項目の任意の組み合わせに基づいて判定され得、履歴データ内の特定の項目は、履歴データ内の他の項目とはスコア計算において異なる重みを有し得ることを理解されたい。
【0043】
動作610における別の例では、ユーザは、補足リソース管理情報(例えば、損益計算書)をシステムに直接アップロードすることができる。次いで、システムは、OCRプロセスを書類に適用して、画像をテキストに変換することにより、書類を自動的に処理することができる。次いで、システムは、自然言語分析を利用して、書類が何であるか(例えば、損益計算書、インカムステートメント、銀行取引明細書など)を判別し、関連する財務フィールドを抽出することができる。次いで、これらの関連する財務フィールドを、動作612において使用して、組織のコミットメント前パラメータを調整することができる。これにより、組織は調整されたリソース管理コミットメント前を取得することが可能になり得る(例えば、金利の低下および/または融資レベルの増加)。一例では、システムは、コミットメント前パラメータを更新し、動作612を繰り返して、所定の間隔(例えば、四半期ごと)で、リソース管理コミットメント前を調整し、組織のリソース管理コミットメント前を調整することができる。
【0044】
図7は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのインポート段階のフローチャートを示す。
図7は、
図4のインポート段階404の1つの実施例である。インポート段階では、リソースのコミットメント前段階においてIDが確認された第1のエンティティが、第2のエンティティに代わって、リソース配分要求706(例えば、インボイスまたは機器のリースなどの書類)をシステムにインポートすることができる。書類は、
図17に示されるようなユーザインターフェースを通して、いくつかの異なるやり方でシステムにインポートすることができる。これは、スキャンを介した動作702を通した書類のインポートを含み得る。この例では、書類は、スマートフォン、タブレット、またはその他の携帯デバイスのカメラでスキャンすることができる。書類をインポートできる別のメカニズムは、ファイルのアップロード704または電子メールのインポート700である。例えば、第1のエンティティは、リソース管理システムに関連付けられた電子メールアドレスへの添付ファイルとして、書類を電子メールで送信することができる。書類をインポートするために電子メールインポート700を選択した第1のエンティティは、
図18のようなユーザインターフェースを提示され得、ここで、電子メールインポート700を通して書類をインポートする手段を、第1のエンティティに指示し得る。
【0045】
他の例では、ファイルのアップロードにおいて、第1のエンティティがアップロードする1つ以上の書類を選択することを可能にし得る。電子メールのインポート700またはファイルのアップロード704を介してインポートされたリソース配分要求706は、元の書類のスキャンされた画像(スキャンされたPDF、JPEG、または他の同様の画像ファイルなど)または元のワード、PDF、もしくは他の同様のテキストファイルを含み得る。さらに他の例では、他の形式のインポートを使用することができる。例えば、第1のエンティティは、書類をファイル共有サービスに個別にアップロードし、リソース管理サービスに関連付けられた電子メールアドレスと書類を共有することができる。他の例では、第1のエンティティは、ファイル共有サービス上の書類へのハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)リンクを取得し、リソース管理サービスにリンクを送信することができる。
【0046】
別の例では、リソース配分要求706は、ウェブベースのショッピングカート710からインポートすることができる。例えば、第1のエンティティは、第2のエンティティが機器を購入またはリースするベンダ、小売業者、製造業者などに関連付けられたウェブサイト上で、第2のエンティティに代わって、購入またはリースする材料または機器を選択することができる。チェックアウトプロセス中に、第1のエンティティが取引の出資を選択すると、機器のタイプ、機器の価格、税金、手数料、合計金額などの取引の詳細が、ウェブベースのショッピングカート710から抽出され、リソース配分要求706が作成され、システムにインポートされ得る。
【0047】
リソース配分要求706がウェブベースのショッピングカート710からインポートされたが、第1のエンティティが、リソース配分システムアプリケーションをまだ自分のデバイスにダウンロード、インストール、またはオンボーディングしていない場合、第1のエンティティは、第3のエンティティのウェブサイト上で取引を完了する前に(例えば、チェックアウトプロセスを完了する前に)、
図4または5に詳述される設定、確認、および承認のステップに関するステップの1つ以上を完了することを要求され得る。そのような例では、通知(例えば、テキストメッセージまたは電子メールメッセージ内のリンク)が第1のエンティティに送信され得、これにより、第1のエンティティが、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネットなどのネットワークを介してリソース配分システムアプリケーションを自分のデバイスにダウンロードすることを可能にし、かつ第1のエンティティに設定、承認、および確認のステップを完了するように指示することができる。あるいは、第1のエンティティがリソース配分システムアプリケーションにおいて、設定、確認、および権限付与のステップを実行する前に、第3のエンティティのウェブサイト上の取引を完了することもできるが、第1のエンティティがリソース配分システムアプリケーションにおいて設定、確認、およびの権限付与のステップを完了するまで、リソースが配分されることはない。
【0048】
一例では、ウェブベースのショッピングカート710は、リソース配分システムアプリケーションにおいて、スタブアカウント、事前設定アカウントなどを作成、設定することができ、次いで、リソース配分システムアプリケーションにおいて、ユーザ/第1のエンティティによって完成される。一例では、事前設定アカウントは、少なくとも、上記の
図4~6に対応するテキストにおいて示され、論じられている段階のステップの1つ以上を始動、開始、始めるなどすることができる。一例では、
図4~6の段階における少なくともいくつかのステップは、ウェブベースのショッピングカート710によって作成された事前設定アカウントによって全体的に完了することができ、他のステップは、事前設定アカウントによって部分的に完了することができ、リソース配分システムアプリケーションにおいて、ユーザ/第1のエンティティによって部分的に完了することができる。一例では、事前設定アカウントによって部分的または完全に完了したステップの1つ以上は、正確さを確認する、提供された情報に同意するなどのために、リソース配分システムアプリケーション内のユーザ/第1のエンティティによる確認を必要とし得る。
【0049】
動作708で、リソース配分要求書類がシステムにインポートされると、書類は、
図22に示されるように、システム上のダッシュボードまたはデスクトップに保存することができる。第1のエンティティは、アップロード/インポートされた書類に目を通して、閲覧することができる。いくつかの例では、書類は、システムによって、
図1および2のデータベース124または208などのデータベースに格納することができる。別の例では、データベースは、
図1~3のネットワーク104、204、および304などのネットワークに接続することができる。このような例では、データベースは、システムまたは第三者、例えば、ネットワークベースのファイル共有サービスによって管理および運用され得る。
【0050】
図8は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのための処理段階のフローチャートを示す。
図8は、
図4の処理段階406の1つの実施例である。処理段階の例では、第1のエンティティは、リソース配分要求書類を処理段階に提出することができ、処理段階において、システムは、動作800において、リソース配分要求を読み取り、動作802において、リソース配分パラメータを抽出し、次いで、動作804において、第1のエンティティ(ユーザ)に対してリソース配分パラメータを表示することができる。リソース配分パラメータは、取引の主要な特性(例えば、ベンダ情報およびドル金額など)を含み得る。動作800と804との間に、システムは、
図19のようなユーザインターフェースを表示することができる。
【0051】
一例では、動作800において、システムは、複数の取引パラメータを、リソース配分要求の画像から認識することができる。取引パラメータは、価格、ベンダ情報、機器情報、数量情報などを含み得る。この分析は、光学式文字認識(OCR)および自然言語処理(NLP)プロセスなどの書類の人工知能(AI)処理のうちの1つ以上の組み合わせを通して実行することができる。次いで、動作804において、システムは、第1のエンティティに、取引の詳細を含むリソース配分取引パラメータを確認し、詳細に必要な変更を加える機会を与えることができる。このステップでは、第1のエンティティは、
図20および21に示されるユーザインターフェースを提示され得る。
【0052】
一例では、第1のエンティティは、処理のために、提出されたリソース配分要求(例えば、インボイス)を選択することができる。リソース配分要求は、OCRプロセスに送信され得、OCRプロセスでは、リソース配分要求のテキストが、要求の画像から抽出される。次いで、テキストはプロセッサへの入力として使用され、OCR処理されたテキストから1つ以上の取引パラメータを判定する。例えば、NLPアルゴリズムがある。いくつかの例では、NLPは、取引パラメータを判定するために、1つ以上の特定のテキストフレーズ(例えば、価格の前の「Total Due」という単語)を探すことができる。いくつかの例では、NLPは、1つ以上の教師あり学習アルゴリズムを使用してトレーニングすることができる。例えば、いくつかのサンプルトレーニングのインボイスに適切な取引パラメータのラベルを付けることができ、教師あり学習アルゴリズムは、トレーニングデータセットを利用して、NLPモデルを構築することができる。この処理は、システムにおいて、または第三者のサービスを介して実行することができる。例えば、システムは、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用して処理するために、書類の画像を第三者のサービスに送信し、該サービスは、取引パラメータを返すことができる。
【0053】
取引パラメータは、第1のエンティティに対して表示され、第1のエンティティは、システムによって検出された取引パラメータを編集することができる。いくつかの例では、システムは、第1のエンティティがこのステップで行った変更に基づいて、取引の詳細をより効果的に分析するために「学習」することができる。これは、第1のエンティティが入力した変更に基づいて自動的に適応するように、処理回路(例えば、ブースト)によって実行されるアルゴリズムを介して実施することができる。例えば、画像および/またはOCR出力は、修正された取引パラメータでラベル付けされ、教師ありモデルを改良または再トレーニングするためのトレーニング入力として使用される(例えば、OCRプロセスまたはNLPのいずれかに対する)。
【0054】
図9は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムの確認段階のフローチャートを示す。
図9は、
図4の確認段階408の実装例である。動作900において、いくつかの例では、システムは、リソース管理コミットメント前およびリソース配分要求からのリソース配分パラメータに基づいて、複数のリソース配分オプションを判定することができる。別の例では、複数のリソース配分オプションは、コミットメント前パラメータ(例えば、リソースコミットメント前パラメータ)、市場パラメータ、および取引パラメータに基づき得る。リソース配分オプションは、体系(例えば、リソースの賃貸またはローン)、期間、金利などを含み得る。これらのオプションは、コミットメント前パラメータ、市場パラメータ、取引パラメータなどを考慮に入れることができる1つ以上のルールのセットに基づいて設定することができる。ルールは、システムの管理者などに基づいて作成することができる。例えば、ルールは、要求されているリソースの総額、第2のエンティティの未払い残高、および第2のエンティティのコミットメント前パラメータに基づき得るリソース配分(例えば、融資)期間の長さに関するルールを指定することができる。別のルールは、市場パラメータ、取引パラメータなどに基づいて金利を指定することができる。いくつかの例では、利用可能なオプションは、他のオプションに応じて変わる可能性がある。例えば、第1のエンティティが、金利に影響を与え得る期間を選択する場合がある。
【0055】
次いで、動作902で、システムは、
図23のユーザインターフェースを通じてなどして、リソース配分オプションを第1のエンティティに提示することができる。一例では、リソース配分オプションは、リソース配分要求の特定の1つに結びつけられているが、他のいずれにも結びつけられていない場合がある。例えば、単一のインボイスまたはリースは、特定の融資期間および特定の利率を有する場合がある。別の例では、リソース配分オプションは、インボイスまたはリースのグループなど、複数のリソース配分要求に関連付けられ得、融資期間および金利は、単一のリソース配分要求において利用可能なリソース配分オプションとは異なる場合がある。
【0056】
別の例では、システムはまた、動作904において、第1のエンティティが、1つ以上の「仮定」リソース配分シナリオを閲覧することを可能にし得る。例えば、システムは、インボイスまたはリースと融資体系の組み合わせとを比較するための分析を実行することができる。例えば、第1のエンティティは、より長い期間の固定金利に対して、より短い期間の変動金利でインボイスを提出するコストを閲覧したい場合がある。システムは、第1のエンティティが各融資オプションの比較を確認することを可能にし得る。第1のエンティティが取引の詳細を確認すると、システムは、リソース配分オファー段階に移行することができる。
【0057】
動作906において、第1のエンティティは、リソース配分の選択を行うことができる。これは、
図23および24などのユーザインターフェースを通して実施することができ、その場合、第1のエンティティは、リソース配分体系(例えば、賃貸または融資)および期間/継続期間(例えば、月数)を選択することができる。第1のエンティティの選択に応答して、システムは、リソース配分オファーの作成に進むことができる。
【0058】
図10は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのためのリソース配分オファー段階のフローチャートを示す。
図10は、
図4のリソース配分オファー段階410の例示的な実施形態である。リソース配分オファー段階の例では、動作1000において、システムは、リソース配分要求からのリソース管理コミットメント前およびリソース配分パラメータに基づいて、リソース配分オファー(例えば、融資契約書)を作成することができる。例えば、自動化されたデジタル契約書が、組み立てられ、要約され、デジタル署名のために第1のエンティティに提示され得る。この段階では、システムは、正しい価格設定および融資の情報を、単一のデジタル方式の完全に統合された契約書に挿入することができる。動作1002において、システムは、リソース配分要求を、対応するリソース配分オファーに添付することができる。例えば、システムは、選択された体系および選択された期間の特定の契約に対応するスキャンされた書類(例えば、インボイスまたはリース)を添付することができる。
【0059】
動作1004において、システムは、確認のために、第1のエンティティにリソース配分オファーを提示することができる。これは、
図25に示されるようなユーザインターフェースにおいて行うことができる。例えば、システムは、第1のエンティティが要約形式または完全な詳細のいずれかで契約の条件を確認することを可能にし得る。さらに、動作1006において、システムは、第1のエンティティが完全なデジタル契約書を文書処理プログラムにエクスポートして、オフラインで追加の確認を行うことをさらに可能にし得る。動作1008において、第1のエンティティは、リソース配分オファーにデジタル署名することができる。
【0060】
システムは、署名されていない契約書を保持して、第1のエンティティによるデジタル署名を待機し得る。システムのアルゴリズムは、市場金利の変化に基づいて、署名されていない契約書を毎日更新し、価格を変更することができる。システムは、第1のエンティティがシステムにログインしたときに、署名されていない契約書を第1のエンティティにさらに通知することができる。ある期間(例えば、30日)が経過すると、署名されていない契約書が期限切れになり、添付された書類がダッシュボードに返され、その場合、第1のエンティティは、処理段階を通してそれらを削除または再送信することができる。
【0061】
第1のエンティティが契約書に署名すると、動作1010において、システムは、完成および実行されたリソース配分オファーのコピーを、パブリックブロックチェーンネットワーク(例えば、Ethereum)上のハッシュとともにプライベートブロックチェーンデータベース上に格納することができ、それによって、ユーザおよび権限が与えられた第三者(例えば、会計士、規制当局、または監査人)に、
図26に示すような書類の不変のコピーへの直接アクセス権が提供される。
【0062】
一例では、リソース配分の要求が、
図7に記載されたようにウェブベースのショッピングカート710からインポートされると、
図9および10で詳述されるステップは、第1のエンティティのデバイス上のリソース配分システムアプリケーションで実行されてもよく、あるいは第3のエンティティのウェブサイト上で実行されてもよい。例えば、ポップアップウィンドウにおいて、第1のエンティティが上記の
図7に記載されたように取引の融資を選択したときに、ウェブベースのショッピングカート画面から、新しいウェブブラウザウィンドウなどが開く、または開始などされる。
図9および10に詳述されるステップが第3のエンティティのウェブサイトで実行される場合、リソース配分システムアプリケーションは、リソース配分パラメータおよびリソース配分オファーで更新されて、第1のエンティティによって、第2のエンティティに代わって、受諾されたリソース配分オファーを反映してもよく、または第三者のウェブサイト上で第1のエンティティによって実行もしくは完了されたステップのいずれかによって更新されてもよい。これにより、第1のエンティティは、ウェブベースのショッピングカート710で取引が完了した後、自分のデバイス上のリソース配分システムアプリケーションにおいて、取引/オファー書類を含む取引の詳細を見ることができる。一例では、第1のエンティティが第三者のウェブサイト上でステップの1つ以上を実行または完了すると、更新は、リアルタイムまたはほぼリアルタイムで反映され、第1のエンティティのデバイス上のリソース配分システムアプリケーションに表示され得る。同様に、第1のエンティティが、自分のデバイス上のリソース配分システムアプリケーションにおいて、
図9および10に記載された任意のステップを完了すると、ウェブベースのショッピングカート710を更新することができ、その結果、第1のエンティティが、第2のエンティティに代わって、リソース配分オファーを受諾すると、チェックアウトプロセスが、ウェブベースのショッピングカート内で自動的に完了する。
【0063】
図11は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムのためのリソース配分段階のフローチャートを示す。
図11は、
図4のリソース配分段階412の例示的な実施形態である。動作1100において、システムは、リソース配分要求から、第3のエンティティに関する情報を抽出することができる。一例では、第3のエンティティは、第2のエンティティに機器または材料を販売またはレンタルするベンダであり得る。これは、
図8について上述したように、OCRを使用してインボイスまたはリースのベンダ情報を識別するシステムを含み得る。これは、自動的に発生し得る。例えば、システムは、動作1102において、第3のエンティティ情報を認識し、リソース(例えば、チェック)を自動的に配分し、動作1106において、リソースを第3のエンティティに送信することができる。他の例では、システムは、動作1104を利用して、リソースが利用可能であることを第3のエンティティに通知し、第3のエンティティから、リソース配分情報を取得することができる。例えば、システムは、ベンダから自動預金情報を受信し得る。これらの例では、ベンダは、電子的に支払われ得る。
【0064】
図12は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分のための方法のフローチャートを示す。
図12は、
図4~11の動作の方法の一例を示す。動作1202は、エンティティの撮像画像を、有効な証明書上の画像と比較することによって、第1のエンティティを認証することを含み得る。一例では、有効な証明書は、運転免許証などの政府発行の身分証明書または州発行の身分証明書であり得る。この例では、政府発行の身分証明書は、第1のエンティティ/ユーザの生体認証情報(写真など)を含み得る。身分証明書の有効性は、システムがネットワークを介してデータベースで身分証明書のバーコード情報を確認することによって確認することができる。別の例では、身分証明書は、軍の身分証明書またはパスポートを含み得る。
【0065】
第1のエンティティは、第2のエンティティ(例えば、企業、有限責任会社、パートナーシップ、または他の会社または事業組織)の個人(例えば、代理人または従業員)であり得、第2のエンティティに代わって行動し(例えば、第2のエンティティを金融契約または協定に拘束し)、かつシステムを使用する権限を有する。いくつかの例では、第1のエンティティを認証することは、第2のエンティティに代わって行動する第1のエンティティの権限を認証することを含み得る。第1のエンティティは、システム上にプロファイルを作成することができ、これは、第1のエンティティが所属する第2のエンティティを識別することを含み得る。
【0066】
動作1202の例では、次いで、第1のエンティティ/ユーザのIDを、第1のエンティティのデバイス(例えば、携帯電話カメラ)のネイティブ機能を使用して生成された撮像された生体認証情報(例えば、顔識別)を、政府発行の身分証明書上の生体認証情報と比較することを通して、確認することができる。撮像画像は、撮像画像が写真ではなく実際の人物のものであることを保証するために、第1のエンティティ/ユーザが様々な角度で「ポーズ」をとる必要がある一連の画像でもあり得る。
【0067】
動作1202の一部として、システムは、
図5について説明したような第2の個人が組織の承認された代表者であり、かつ第2の個人が第1のエンティティが組織に代わって行動する権限を有していることを保証するデジタル認証(例えば、在職証明書)を作成し、ネットワークを介して第2の個人に転送することができる。
【0068】
動作1204において、システムは、履歴データのデータベースから、第2のエンティティについてのリソース管理に関する履歴データのセットを判定することができる。履歴データは、クレジット報告機関、ソーシャルネットワーキングサービス、ビジネスデータベース(例えば、DUN AND BRADSTREET(登録商標)など)などの1つ以上の第三者データソースから取得した第2のエンティティの過去のクレジットデータを含み得る。いくつかの例では、システムは、ネットワークを介して動作1204において第三者のデータソースに接続して、ネットワークを介してシステムに送信される過去のリソース配分および他の情報(例えば、クレジットスコア、リーエン、判決債務、収益、操業年数、従業員数、または支払い指標(組織が期日どおりに支払う可能性))を入手することができる。
【0069】
動作1206において、システムは、動作1204において取得された履歴データのセットに基づいて、第2のエンティティのためのリソース管理コミットメント前のセットを判定することができる。次いで、システムは、アルゴリズムを使用して(例えば、一連のルール、線形関数、ロジスティック回帰関数などを利用して)第三者のデータソースから取得した情報を処理して、第2のエンティティのためのコミットメント前パラメータを判定することができ、コミットメント前パラメータからは、リソース管理コミットメント前(初期レベルの融資または初期金利など)が組織に対して判定される。
【0070】
いくつかの例では、システムは、機器のリーエンを完成させることができる。例えば、システムは、アプリケーションの設定段階中、ウェブベースのオンボーディング中、またはその他の適切な時点で、第1のエンティティ/ユーザに、システムが第2のエンティティに対して広範なUCCリーエンを提出できるようにする権限を付与するように促すことができる。例えば、ソフトウェアライセンス契約、クリックラップを伴う。第1のエンティティが購入に融資するときに、システムは、特定の取引の詳細で広範なリーエンを修正する。これにより、システムは、会社に対する最優先のリーエンを確保するために、購入金の担保権を求める広範なUCCファイリングに関連付けることができる。これらのリーエンは、1つ以上の電子外部データベースに記録することを通して実現することができる。
【0071】
動作1208は、第1のエンティティから第2のエンティティのためのリソース配分の要求の画像を受信することを含み得る。第1のエンティティが確認され、システムを使用する権限が与えられると、第1のエンティティは、
図7で説明したような様式で、リソース配分要求をシステムにインポートすることができる。これは、例えば、スマートフォンのカメラを使用してリソース配分要求(例えば、インボイス、賃貸契約、発注書、またはその他の同様の書類)をスキャンするか、さもなければシステムにインポートするか、または電子メールを通してリソース配分要求をインポートすることを含み得る。
【0072】
動作1210は、光学式文字認識(OCR)を使用して、リソース配分要求からリソース配分パラメータを抽出することを含み得る。システムは、リソース配分要求の画像から複数のリソース配分パラメータを認識することができる。いくつかの例では、パラメータは、価格、ベンダ情報、機器情報、数量情報などを含み得る。この分析は、書類の光学式文字認識(OCR)および人工知能(AI)処理のうちの1つ以上の組み合わせを通して実行することができる。
【0073】
動作1212は、リソース管理プレコミットメントパラメータおよびリソース配分要求からのリソース配分パラメータに基づくパラメータを含むリソース配分オファーを判定することからなり得る。第1のエンティティが様々なリソース配分パラメータから選択したことに応答して、システムは、リソース配分要求からのリソース管理コミットメント前およびリソース配分パラメータに基づいて、リソース配分オファー(例えば、融資契約)を作成することができる。例えば、自動化されたデジタル契約書が、組み立てられ、要約され、デジタル署名のために第1のエンティティに提示され得る。この段階では、システムは、正しい価格設定および融資の情報を、単一のデジタル方式の完全に統合された契約書に挿入することができる。
【0074】
別の例では、システムは、第1のエンティティがオフラインで確認するために契約書を(書類処理プログラムなどに)エクスポートすることを可能にし得る。この例では、第1のエンティティは、後でシステムを通して契約書にデジタル署名することができる。別の例では、第1のエンティティが一定期間後にリソース配分オファーにデジタル署名しなかった場合、システムは、オファーをキャンセルし、リソース配分要求を別の画面(ダッシュボードなど)に返し得、別の画面では、第1のエンティティが、リソース配分要求を削除するか、または新しいリソース配分オファーのリソース配分要求を再送信することができる。このような例では、1つ以上のリソース配分パラメータまたはリソース管理コミットメント前が最初のリソース配分オファーが行われたときから変更された場合、新しいリソース配分オファーの条件が、(最初のリソース配分オファーに対して)変更され得る。例えば、市場金利の変更、または会社に関する履歴データの1つ以上の項目の変更などがある。
【0075】
動作1214は、第1のエンティティからリソース配分オファーの受諾を受信することを含み得る。例えば、第1のエンティティは、リソース配分オファーを受信した後、リソース配分オファーにデジタル署名することができる。これは、第1のエンティティが、チェックボックスをオンにするか、またはリンクもしくはボタンなどをクリックすることによってクリックラップ契約を実行して、第1のエンティティがリソース配分オファーの条件に従うことに同意したことを示すことを含み得る。別の例では、第1のエンティティは、例えば、スマートフォンまたはタブレット上の指紋識別または顔認識機能などの第1のエンティティのデバイスの生体認証機能を使用して、リソース配分オファーに「署名」することができる。別の例では、システムは、第1のエンティティの指またはスタイラスを使用するなどして、第1のエンティティが第1のエンティティの署名を入力することができる署名ボックスを第1のエンティティに提示することができる。
【0076】
システムは、リソース配分オファーの条件に対する第1のエンティティの同意を取得するための複数の手段を使用し得る。例えば、多要素認証(MFA)を通すなどがある。例えば、システムは、第1のエンティティに、第1のエンティティがクリックラップ契約を実行し、かつユーザデバイスのアーキテクチャを通して生体認証情報を提出するなど、上記の「署名」方法の組み合わせを実行することを要求し得る。または、別の例として、システムは、第1のエンティティに、第1のエンティティの署名を署名ボックスに入力し、かつ認証サービスなどによって生成されたテキストメッセージ、電話を通して第1のエンティティに送信されたコードを入力することを要求し得る。
【0077】
動作1216は、受諾されたリソース配分オファーに基づいて、リソースを第2のエンティティに配分させることを含み得る。例えば、第1のエンティティが署名してリソース配分オファーを実行させると、システムは、ベンダなどの第3のエンティティに連絡して、第2のエンティティに代わってリソース(資金など)が配分される準備ができていることをベンダに通知することができる。この例では、システムは、リソースが預けられ得るリソース配分情報(例えば、銀行の支店名および口座番号)を第3のエンティティから取得することができる。別の例では、システムは、チェックが生成され、第3のエンティティに送信されるようにすることができる。これらの例では、第3のエンティティは、第2のエンティティに機器を販売またはレンタルするベンダ、サプライヤなどであり得るシステムは、動作1210などで、リソース配分要求からリソース配分パラメータを抽出することによって、ベンダに関する情報を判定することができる。
【0078】
図13は、本開示のいくつかの例による、システムのサインオンページのユーザインターフェース(UI)を示す。これは、第1のエンティティが、初期設定段階中、またはアカウントの設定後に見ることのできる画面である。一例では、第1のエンティティは、電子メールアドレスおよびパスワードを用いて、または生体認証(例えば、指紋スキャンまたは顔識別)を使用可能なクイックログインを使用してサインインし、第1のエンティティをログインさせる。アカウントをまだ作成していない場合、第1のエンティティは、アカウントの作成リンク1302をクリックして、設定プロセスを開始することができる。
【0079】
一例では、第1のエンティティが、電子メールアドレスの入力およびパスワードの作成を含み得るアカウントの作成に成功すると、第1のエンティティは、自分の電子メールアドレスを電子メールフィールド1304に入力し、自分が作成したパスワードをパスワードフィールド1306に入力することができる。一例では、第1のエンティティは、記憶チェックボックス1308をクリックする生体認証情報を入力するオプションを有し、これにより、ログインページ1300に第1のエンティティの電子メールアドレスを保存することができる。システムはまた、「パスワードを忘れた」リンク1310をクリックすることによって、第1のエンティティが紛失または失念したパスワードを回復することを可能にし得る。この例では、システムは、第1のエンティティがパスワードを失念リンク1310をクリックしたことに応答して、パスワードをリセットするためのリンクを第1のエンティティの電子メールアドレスに送信することができる。別の例では、システムは、第1のエンティティの仮パスワードを生成し、電子メールまたはテキストメッセージなどによって第1のエンティティに仮パスワードを送信し、第1のエンティティが仮パスワードを用いてシステムにアクセスした際、第1のエンティティに、仮パスワードを新しいパスワードに変更するように促すことができる。
【0080】
ユーザ名およびパスワードの入力に成功し、第1のエンティティがサインオンボタンまたはリンク1312をクリックすると、システムは、第1のエンティティに、ダッシュボード、ホーム画面、または同様の画面へのアクセスを許可する。別の例では、第1のエンティティは、ダッシュボードにアクセスするために、ユーザ名および生体認証情報を入力する場合がある。この例では、第1のエンティティは、自分の電子メールアドレスを入力し、ボタンまたはリンク(クイックログインボタン1314など)をクリックすることができ、それによって、第1のエンティティは、スマートフォン、タブレットなどのユーザデバイスを通して取得可能な生体認証情報の入力を促される。
【0081】
図14は、設定進行状況ページ1400のUIを示す。一例では、第1のエンティティは、ID確認ステップ1402と、認証ステップ1404と、請求設定ステップ1406と、クイックログインステップ1408と、を含む、システムの使用を設定するための多数のステップをウォークスルーすることができる。請求設定ステップ1406において、第1のエンティティは、実行されたリソース配分契約が完了した後、第2のエンティティに対してどのように請求し得るかについての方法を設定するように促され得る。例えば、第1のエンティティは、リソース配分オファーの条件によって要求された請求間隔(例えば、毎月)で、紙面の請求書が第2のエンティティに送信され得ることを要求することができる。別の例では、第1のエンティティは、請求間隔で支払い額が引き落とされ得る銀行の支店および口座番号などの口座情報を入力することができる。
【0082】
クイックログインステップ1408において、第1のエンティティは、クイックログインプロセスを有効にするためのパラメータを選択するように促され得る。これにより、第1のエンティティに毎回パスワードの入力を必要とすることなく、第1のエンティティがシステムにアクセスできるようにすることができる。例えば、上述のように、生体認証を使用する。これは、例えば、第1のエンティティがログイン方法として多要素認証を使用することも含み得る。例えば、
図13に示されるようなログインページ1300上のクイックログイン1314をクリックした後にテキストメッセージで受信したコードを入力するなどである。一例では、設定画面1400のクイックログインステップ1408は、オプションのステップであり得る。
【0083】
図14の例に戻ると、第1のエンティティは、第1のエンティティが完了しなければならないステップに対応するリンクをクリックすることができる。ステップが完了すると、完了したステップの横にあるチェックボックス1410によって、進行状況を通知することができる。第1のエンティティが必要なすべてのステップを完了すると、第1のエンティティは、ログインページ1300に戻り、次いで、
図13について上述したようにログインすることによってシステムにアクセスすることができる。第1のエンティティが設定プロセスのすべてのステップを完了できなかったとき、またはシステムが、いずれかのステップにおいて、第1または第2のエンティティがシステムの使用に適格でないと判断したとき、例えば、第1のエンティティのIDがID確認ステップ1402において確認できなかった場合、システムは、第1のエンティティがログインすることをブロックするか、さもなければ許可しない場合がある。
【0084】
図15は、本開示のいくつかの例による身分証明書スキャンページのUIを示す。一例では、第1のエンティティが進行状況ページ1400のID確認リンク1402をクリックした後、第1のエンティティは、身分証明書スキャンページ1500に移動することができる。
図15の例では、命令のセット1504を介するなどして、第1のエンティティは、ユーザデバイス(例えば、スマートフォン)上のカメラを使用することなどによって、第1のエンティティの身分証明書の前面および/または後面をスキャンするように指示され得る。識別スキャンページ1500上で、システムは、第1のエンティティが、ウィンドウ1502内で身分証明書を中央に配置するなど、第1のエンティティの身分証明書を方向付ける領域1502(例えば、「ウィンドウ」またはフレーム)を含み得る。この例では、身分証明書ウィンドウ1502が「ポップアップ」して、身分証明書ウィンドウ1502がアクティブである間は(
図15の破線で示されるように)他の機能にアクセスできないようにすることができる。別の例では、第1のエンティティは、第1のエンティティの身分証明書の反対側または裏側を同様にスキャンするように指示され得る。別の例では、第1のエンティティがIDのスキャンを完了すると、第1のエンティティは、設定進行状況ページ1400に戻ることができる。
【0085】
図16は、本開示のいくつかの例による、第1のエンティティ(例えば、ユーザ)認証ページのUIを示す。一例では、設定ページ1400の認証ステップ1404をクリックした後、第1のエンティティは、認証画面1600に移動することができる。設定段階の一部として、第1のエンティティは、自分が所属している組織を検索することができる。いくつかの例では、組織名は、公的に登録された情報(例えば、電子メールドメイン登録)から作成されたデータベースに保存されている。確認された組織が選択されると、第1のエンティティは、権限付与画面1600を提示され得、そこで、第1のエンティティは、第1のエンティティが第2のエンティティを融資契約に拘束する権限を有しなければならないことを示すフィールド1602、および、第1のエンティティが、確認者(例えば、幹部、役員、取締役、副社長、または社長)の名前および電子メールアドレスを、ユーザ/第1のエンティティが第2のエンティティを融資取引に拘束する権限を有することを確認することができる第2のエンティティと共に入力するフィールド1604を提示され得る。例えば、電子メールアドレスは、組織の公開登録情報と同じ電子メールドメインに存在していなければならない。
【0086】
一例では、システムは、次いで、権限付与書(例えば、在職証明書)を作成し、かつネットワークを介して確認者に転送し、確認者は、第1のエンティティが組織に代わって行動する権限を有していることを保証し、確認者が、組織を拘束または組織に代わって行動する第1のエンティティの権限を承認する権限付与書にデジタル署名すると、システムは、第1のエンティティに権限を与える。
【0087】
図17は、本開示のいくつかの例による、リソース配分要求インポート(例えば、書類のアップロード)ページのUIを示す。一例では、確認された第1のエンティティがシステムにログインした後、第1のエンティティは、書類アップロード画面1700にアクセスすることによってインボイスを追加(例えば、アップロード)することができる。インポート段階では、第1のエンティティは複数のアップロードオプションから選択することができる。例えば、一実施形態では、第1のエンティティは、例えば、モバイルまたは携帯デバイス(例えば、スマートフォンまたはタブレット)のカメラを使用して画像取込み1702を選択することによって、書類をスキャンすることができる。別の例では、第1のエンティティは、ある場所(例えば、クラウドベースのデータベース、コンピュータのハードドライブ、またはフラッシュドライブ)からファイルをインポートすることができるアップロードインボイス1706を選択することができる。別の例では、第1のエンティティは、コピーアドレス1704を選択することなどによって、電子メールのインポートを使用して文書をアップロードすることができる。
【0088】
図18は、本開示のいくつかの例による、電子メールインポートページのUIを示す。一例では、第1のエンティティが、書類アップロードページ1700上でアドレスをコピー1704を選択することによって、電子メールを介してインボイスをアップロードすることを選択すると、第1のエンティティは、電子メールのインポートのための情報ページ1800に移動することができる。このページは、第1のエンティティに、電子メールを通して書類をインポートするやり方を指示し、第1のエンティティに、書類がシステム内に表示されるまでに数分かかる場合があることを通知し得る。この例では、情報ページ1800が「ポップアップ」して、情報ページ1800がアクティブである間は(
図18の破線で示されるように)他の機能にアクセスできないようにすることができる。電子メールはシステムによって受信され、画像と同じやり方で処理される。
【0089】
図19は、本開示のいくつかの例による、リソース配分要求(インボイス)処理ページのUIを示す。書類がシステムにインポートされると、
図22に示すように、書類はシステムのダッシュボードまたはデスクトップに保存され得る。次いで、第1のエンティティは、1902を処理するために、インボイス処理ページ1900で所望のインボイスまたは複数のインボイスを選択することができる。一例では、システムの処理回路は、1つ以上の自動化されたプロセスを使用して、書類を処理することができる。例えば、システムは、1つ以上の光学式文字認識(OCR)プロセスを、撮像された書類の画像に適用することができる。OCRは、画像に写っているテキストを表す1つ以上の文字列を生成することができる。いくつかの例では、OCRプロセスは、1つ以上の機械学習モデル(例えば、教師あり学習または教師なし学習によって作成されたモデル)を利用することができる。文字列を処理して、ベンダ名、ベンダの連絡先の詳細、取引金額などの1つ以上の取引パラメータを生成することができる。いくつかの例では、システムは、自然言語処理アルゴリズムを利用することができる。この処理は、システムによって実行されてもよく、またはネットワークによって到達可能な1つ以上の処理サービスによって実行されてもよい。例えば、インボイス自体の画像を処理するのではなく、システムがインボイスの画像を第三者のサービスに送信して画像を処理してもよい。
【0090】
別の例では、システムは、その処理回路および少なくとも1つの非一時的な機械可読媒体によって実行される命令を使用して、取引パラメータ(例えば、ベンダ情報およびドル金額)を読み取り、処理し、第1のエンティティに提示することができる。システムは、インボイスの画像から複数のフィールド(例えば、価格およびベンダ識別子)を認識することができる。この分析は、書類の光学式認識および人工知能(AI)処理のうちの1つ以上の組み合わせを通して行うことができる。
【0091】
図20は、本開示のいくつかの例による、リソース配分要求(例えば、インボイス)確認ページのUIを示す。一例では、インボイスが処理されると、システムは確認ページ2000に進むことができる。このページでは、第1のエンティティが、処理されたインボイス2004または
図19で説明したように処理されたインボイスについての取引の詳細を確認する必要があり得る。第1のエンティティは、インボイスの追加ボタン2002をクリックして、処理するための追加のインボイスを選択することもできる。この例では、システムが追加されたインボイスを処理している間に、第1のエンティティは、処理画面1900に戻ることができる。
図20の例は単一のインボイスを示しているが、ページ2000は、選択されたインボイスについての取引の詳細を確認するために処理されたすべてのインボイスを含み得る。
【0092】
図21は、本開示のいくつかの例による、リソース配分要求(例えば、インボイス)詳細確認ページのUIを示す。
図21の例では、第1のエンティティがインボイス確認画面2000上でインボイスを選択したことに応答して、第1のエンティティは、画面2100に移動することができ、そこでは、メッセージ2102が、例えば、ポップアップなどにおいて表示され、第1のエンティティに、ベンダおよび合計がインボイス内の情報と一致していることを確認するように指示する。そのような例では、OK 2104を選択することによってメッセージ2102を確認した後、第1のエンティティは、第1のエンティティが編集可能なフィールドにインボイスの条件を表示し得る詳細画面(図示せず)に移動することができる。
【0093】
いくつかの例では、システムは、第1のエンティティがこのステップで行った変更に基づいて、取引の詳細をより効果的に分析することを学習することができる。これは、第1のエンティティが入力した変更に基づいて自動的に適応するように、処理回路(例えば、ブースト)によって実行されるアルゴリズムを介して実施することができる。いくつかの例では、画像は、自然言語処理モデルおよび/または光学式文字認識モデル(エラーがあった構成要素に応じて)を再トレーニングまたは改良するために、第1のエンティティによって示された修正とともに使用される。例えば、第1のエンティティは、システムがインボイスから適切なフィールドを正しく認識しているのに、認識された値が間違っていたことを示す場合がある。例えば、インボイスの金額が間違っていたことを示す場合がある。このフィードバックを使用して、教師あり学習プロセスにおける追加のトレーニングデータとして、インボイスの画像を正しい金額を示すラベルと共に送信することにより、光学式文字認識モデルを改良することができる。他の例では、第1のエンティティが、システムが取引パラメータに対して間違ったフィールドを選択した(例えば、ベンダの郵便番号を金額として選択した)ことを示した場合、そのフィードバックを、NLPプロセスの教師あり学習アルゴリズムに対するトレーニングデータとしてOCR結果とともに使用して、NLPプロセスの機械学習モデルを改良または更新することができる。
【0094】
図22は、インポートされたリソース配分要求(例えば、インポートされた書類)ダッシュボードのUIを示す。書類が(上記のように)インポート段階の一部分としてシステムにインポートされると、処理のために第1のエンティティによって選択されるまで、書類はダッシュボード2200上に保持され得る。ダッシュボード2200は、第1のエンティティが、ダッシュボード2200上のインボイス2204~2220のうちの特定の1つ以上を選択し2222、(上記のように)それらを処理のために提出することを可能にし得る。ダッシュボード2200はまた、検索ボックス2202を有し得、検索ボックス2202は、第1のエンティティが特定のキーワード(例えば、ベンダ名)について利用可能なインボイス2204~2220を検索することを可能にし得る。
【0095】
図23は、第1のエンティティに提示され得るリソース配分(例えば、プロジェクト)詳細ページのUIを示し、これは、融資総額2302を示し、第1のエンティティが、融資される取引の詳細2204を見ることを可能にし、第1のエンティティが、本開示のいくつかの例に従って、融資体系2206を選択することを可能にする。このユーザインターフェースは、
図21について上述したようにリソース配分要求の詳細を確認した後、または
図22について上述したように1つ以上のインポートされたリソース配分要求を選択した後、第1のエンティティに提示され得る。例えば、第1のエンティティは、機器のレンタル2208と融資2210との間で選択し、事前設定された継続期間オプション2212から選択することができる。
【0096】
図23の例では、システムは、本開示のいくつかの例による、コミットメント前(例えば、事前承認)パラメータに基づいて、複数の判定されたリソース配分オプションを第1のエンティティに提示することができる。第1のエンティティは、1つ以上の体系(例えば、現在のリースまたはローン、または短期、変動もしくは固定金利の融資)について、ある継続期間(例えば、24、36、48、または60か月)において、システムにインポートされた、個々または様々な組み合わせのリソース配分要求を選択することができる。第1のエンティティは、特定の取引の相互依存オファーパラメータを選択することができ、システムは、選択された条件に基づいて、1つ以上のリソース配分オファーを生成することができる。システムは、第1のエンティティが取引のカスタムオプションを要求することを可能にし得る。
【0097】
図24は、本開示のいくつかの例による、報告ページを示す。第1のエンティティがプロジェクト詳細ページ2300上で条件を選択したことに応答して、リソース配分オファーに組み込む準備ができている取引が、報告ページ2400にリストされ得る。報告ページ2400は、第1のエンティティが特定の取引を検索2402することを可能にし得る。第1のエンティティはまた、チェックボックス2404を選択することによって特定の取引を選択可能となり得る。1つ以上の取引が利用可能な場合、第1のエンティティは、特定の取引に対応するチェックボックス2404をクリックするか、またはすべて選択2406を選択することにより、複数の取引を選択することができる。第1のエンティティが、リソース配分契約書を作成する取引を選択すると、第1のエンティティは、矢印2408を選択して、リソース配分オファーが生成され、デジタル署名のために提示されるステップに進むことができる。
【0098】
図25は、本開示のいくつかの例による、デジタル署名ページを示す。デジタル署名ページ2500において、第1のエンティティは、第1のエンティティが確認するためのリソース配分契約2506を提示され得る。システムは、第1のエンティティがすぐに契約にデジタル署名するか、確認2502のために書類を送信することを可能にし得る。第1のエンティティが、確認のために書類を送信する2502を選択した場合、システムは、書類を(例えば、文書処理プログラムに)エクスポートすることができ、その結果、第1のエンティティは、書類の条件をオフラインで確認することができる。
【0099】
一例では、システムは、デジタル署名ページ2500上のアイコン2508を選択することによって、第1のエンティティが後でプロジェクトを保存することを可能にし得る。システムは、署名されていない契約書を保持して、第1のエンティティによるデジタル署名を待機し得る。システムは、市場金利の変化に基づいて、署名されていない契約書を毎日更新し、価格を変更することができる。システムは、第1のエンティティがシステムにログインしたときに、署名されていない契約書を第1のエンティティにさらに通知することができる。第1のエンティティが後々のためにプロジェクトを保存することを決定したかどうかに関係なく、第1のエンティティは、契約書にデジタル署名して、完了2504を選択することにより、プロセスを完了することができる。
【0100】
完了2504を選択したことに応答して、第1のエンティティは、チェックボックスをオンにするか、またはリンクもしくはボタンなどをクリックして、リソース配分オファーの条件に従うことへの第1のエンティティの同意を伝えることで、クリックラップ契約を実行するように促され得る。別の例では、第1のエンティティは、例えば、スマートフォンまたはタブレット上の指紋識別または顔認識機能などの第1のエンティティのデバイスの生体認証機能を使用して、リソース配分オファーに「署名」することができる。別の例では、システムは、第1のエンティティの指またはスタイラスを使用するなどして、第1のエンティティが第1のエンティティの署名を入力することができる署名ボックスを第1のエンティティに提示することができる。
【0101】
システムは、リソース配分オファーの条件に対する第1のエンティティの同意を取得するための複数の手段を使用することができる。例えば、システムは、第1のエンティティに、第1のエンティティがクリックラップ契約を実行し、かつユーザデバイスのアーキテクチャを通して生体認証情報を提出するなど、上記の「署名」方法の組み合わせを実行することを要求し得る。または、別の例として、システムは、第1のエンティティに、第1のエンティティの署名を署名ボックスに入力し、かつ認証サービスなどによって生成されたテキストメッセージ、電話を通して第1のエンティティに送信されたコードを入力することを要求し得る。
【0102】
図26は、本開示のいくつかの例による、格納された書類ページを示す。一例では、第1のエンティティが書類にデジタル署名すると、書類は、システムを通してアクセス可能なデータベースに保存される。第1のエンティティは、アクティブな取引のリストおよび取引の支払い金額を見ることができる。第1のエンティティが契約を選択すると、第1のエンティティは、その契約のための格納された書類ページ2600に移動することができる。次いで、第1のエンティティは、取引の詳細を確認するか、または契約書全体のコピー2602を表示することができる。一例では、システムは、完了および実行された契約2602のコピーを、プライベートデータベースに記録することができる。いくつかの例では、プライベートデータベースは、ブロックチェーンとして編成され得る。いくつかの例では、契約書はハッシュ化することができ、ハッシュはパブリックブロックチェーンネットワーク(例えば、Ethereum)に格納することができ、それによって、ユーザおよび権限が与えられた第三者(例えば、会計士、規制当局、または監査人)に書類への直接アクセス権が提供される。契約書のハッシュをパブリックデータベースに格納することで、契約書は不変になる。いくつかの例では、契約書は、契約を行う第1のエンティティのID確認情報、支払いの詳細(例えば、支払いが行われたことの確認)、融資期間、融資条件、署名情報などを含み得る。この情報をプライベートデータベース(例えば、プライベートブロックチェーン)に格納し、次いでその契約書のハッシュ(任意のサイズのデータを固定サイズのデータにマッピングする数学関数)値を格納することにより、システムは、契約書が改変されていないことの追加の保証を有し得る。いくつかの例では、ハッシュは、セキュアハッシュアルゴリズムSHA-1、MD5、RIPEMD-128/160または同様のハッシュ関数であり得る。
【0103】
提出されたままの開示を通して、リソース配分という用語は、機器のリースもしくは購入のための商業ローン融資または他の同様の融資などのローン融資を含み得る。リソースのコミットメント前は、第2のエンティティの事前承認の融資を含み得る。リソース配分制限は、クレジット制限、期間制限、レート変更子(例えば、金利変更子)などを含み得る。リソース管理に関する履歴データは、第2のエンティティの過去のリソース配分データ(例えば、クレジット履歴)、または1つ以上のクレジットスコア、リーエン、判決債務、収益、操業年数、従業員数、支払い指標などの、第2のエンティティに関する他の同様の情報を含み得る。リソース配分要求は、機器の購入またはリースに関するインボイスまたは他の同様の請求書類などの書類を含み得る。リソース配分要求の画像からの取引パラメータは、価格、ベンダ情報、機器情報、数量情報、または取引に関する他の同様の情報を含み得る。リソース配分パラメータは、ドル金額(リソース配分要求の組み合わせからの価格情報を含み得る、融資される総額を含む)、ベンダ情報などの取引の主要な特性を含み得る。リソース配分オファーは、リソースコミットメント前に基づくパラメータと、リソース配分要求からのリソース配分パラメータと、を含むデジタル契約を含み得る。相互依存するオファーパラメータは、ローンの期間または継続期間、融資のタイプ(例えば、購入またはレンタル)、金利などを含み得る。第1のエンティティは、システムのユーザであり得、第2のエンティティを融資契約に拘束することを許可され得る(役員、従業員、代理人、または他の同様の関係者もしくは個人など)。第2のエンティティは、第1のエンティティが所属している事業体、会社、企業、有限責任会社、パートナーシップ、合弁事業、または他の同様の組織であり得る。
【0104】
図27は、本開示のいくつかの例による、例示的な機械学習モジュール2700を示す。機械学習モジュール2700は、トレーニングモジュール2710および予測モジュール2720を利用する。トレーニングモジュール2710は、トレーニング特徴データ情報2730を特徴判定モジュール2750に供給する。特徴データ2730は、ラベル付けされていてもラベル付けされていなくてもよい。特徴判定モジュール2750は、この情報から1つ以上の特徴2760を判定する。特徴2760は、入力された情報のサブセットであり、所望の結果を予測すると判定される情報である。機械学習アルゴリズム2770は、特徴2760に基づいてモデル2780を生成し、いくつかの例では、モデル2780は、それらの特徴に関連付けられたフィードバックに基づいて改良される。
【0105】
予測モジュール2720において、特徴データ2790は、特徴判定モジュール2795に入力することができる。特徴判定モジュール2795は、特徴判定モジュール2750と同じ特徴のセットまたは異なる特徴のセットを判定することができる。いくつかの例では、特徴判定モジュール2795および2750は、同じモジュールである。特徴判定モジュール2795は、特徴2797を生成し、特徴2797は、モデル2780に入力されて、結果2799を生成する。トレーニングモジュール2710は、スコアモデル2780をトレーニングするためにオフラインで動作することができる。しかしながら、予測モジュール2720は、オンラインで動作するように設計され得る。スコアモデル2780は、追加のトレーニングおよび/またはユーザフィードバックを介して定期的に更新され得ることに留意されたい。
【0106】
機械学習アルゴリズム2770は、多くの異なる潜在的な教師ありまたは教師なしの機械学習アルゴリズムの中から選択することができる。教師あり学習アルゴリズムの例は、人工ニューラルネットワーク、Bayesianネットワーク、インスタンスベースの学習、サポートベクターマシン、判定木(例えば、Iterative Dichotomiser 3、C4.5、Classification and Regression Tree(CART)、Chi-squared Automatic Interaction Detector(CHAID)など)、ランダムフォレスト、線形分類器、二次分類器、k最近傍法、線形回帰、および隠れマルコフモデルを含む。教師なし学習アルゴリズムの例には、期待値最大化アルゴリズム、ベクトル量子化、および情報ボトルネック法が含まれる。
【0107】
いくつかの例では、機械学習モジュール2700を使用して、OCR処理されたテキストから取引パラメータを予測することができる。これらの例では、機能データ2730および2790は、価格の前に「総額」、名前の前に「ベンダ」などのフレーズを含み得る。結果2799は、価格、ベンダ情報、機器情報、数量情報などを含み得るリソース配分取引パラメータの予測セットを含む。
【0108】
同様に、いくつかの例では、機械学習モジュール2700を使用して、第2のエンティティの適時の支払いの可能性を予測することができる。これらの例では、特徴データ2730および2790は、過去のリソース配分データ(例えば、クレジット履歴)または第2のエンティティに関する他の情報(例えば、クレジットスコア、リーエン、判決債務、収益、操業年数、支払い指標など)を含み得る。結果2799は、リソース管理コミットメント前のセットを判定するために使用され得るコミットメント前パラメータを含む。いくつかの例では、コミットメント前パラメータは、1つ以上のスコアであり得る。
【0109】
図28は、本明細書で論じられる技術(例えば、方法論)のうちの任意の1つ以上が実行され得る例示的な機械2800のブロック図を示す。代替の例では、機械2800は、スタンドアロンデバイスとして動作し得、または他の機械に接続(例えば、ネットワーク化)され得る。ネットワーク展開では、機械2100は、サーバクライアントネットワーク環境において、サーバ機械、クライアント機械、またはその両方の処理能力で動作し得る。一例では、機械2800は、ピアツーピア(P2P)(または他の分散型)ネットワーク環境においてピア機械として機能し得る。機械2800は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ウェブアプライアンス、ネットワークルータ、スイッチもしくはブリッジ、またはその機械によってとられるコマンドを指定する命令(シーケンシャルまたはその他)を実行可能な任意の機械であり得る。マシン2800は、
図13~25のGUI、または
図31~37のスクリーン/ユーザインターフェースを実装し、
図12、29、または30のプロセスおよび本明細書に記載の任意のプロセスを実装することができる。さらに、単一の機械のみが図示されているが、「機械」という用語はまた、クラウドコンピューティング、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)、他のコンピュータクラスタ構成などの、本明細書で論じられる方法論のうちのいずれか1つ以上を行うための命令のセット(または複数のセット)を個別にまたは共同で実行する機械の任意の集合を含むと解釈されるべきである。
【0110】
本明細書に記載されるような実施例は、論理またはいくつかの構成要素、モジュール、もしくは機構を含み得るか、またはそれらの上で作用し得る。モジュールは、指定された動作を実行可能な有形のエンティティ(例えば、ハードウェア)であり、特定の様式で構成または配置することができる。一例では、回路は、モジュールとして指定された様式で(例えば、内部で、または他の回路などの外部エンティティに対して)配置することができる。一例では、1つ以上のコンピュータシステム(例えば、スタンドアロン、クライアントまたはサーバコンピュータシステム)または1つ以上のハードウェアプロセッサの全体または一部は、ファームウェアまたはソフトウェア(例えば、命令、アプリケーション部分、またはアプリケーション)によって、指定された動作を実行するために動作するモジュールとして構成することができる。一例では、ソフトウェアは、機械可読媒体上に存在し得る。一例では、ソフトウェアは、モジュールの基礎となるハードウェアによって実行されると、ハードウェアに指定された動作を行わせる。
【0111】
したがって、「モジュール」という用語は、物理的に構築された、特別に構成された(例えば、配線された)、または仮に(例えば、一時的に)構成された(例えば、プログラムされた)エンティティである有形のエンティティを含み、指定の様式で動作する、または本書に記載されている任意の動作の一部または全部を実行すると理解される。モジュールが一時的に構成されている例を考えると、モジュールの各々を常時インスタンス化する必要はない。例えば、モジュールがソフトウェアを使用して構成された汎用ハードウェアプロセッサを備える場合、汎用ハードウェアプロセッサは、異なる時間にそれぞれ異なるモジュールとして構成することができる。よって、ソフトウェアは、例えば、ある時点で特定のモジュールを構成し、異なる時点で異なるモジュールを構成するように、ハードウェアプロセッサを構成することができる。
【0112】
機械(例えば、コンピュータシステム)2800は、ハードウェアプロセッサ2802(例えば、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、ハードウェアプロセッサコア、またはそれらの任意の組み合わせ)、メインメモリ2804、およびスタティックメモリ2806を含み得、それらのいくつかまたはすべては、インターリンク(例えば、バス)2808を介して互いに通信し得る。機械2800は、ディスプレイユニット2810と、英数字入力デバイス2812(例えば、キーボード)と、ユーザインターフェース(UI)ナビゲーションデバイス2814(例えば、マウス)と、をさらに含み得る。一例では、ディスプレイユニット2810、入力デバイス2812、およびUIナビゲーションデバイス2814は、タッチスクリーンディスプレイであってもよい。機械2800は加えて、記憶デバイス(例えば、駆動ユニット)2816と、信号発生デバイス2818(例えば、スピーカ)と、ネットワークインターフェースデバイス2820と、全地球測位システム(GPS)センサ、コンパス、加速度計、または他のセンサなどの1つ以上のセンサ2821と、を含み得る。機械2800は、1つ以上の周辺デバイス(例えば、プリンタ、カードリーダなど)と通信またはそれを制御するための、シリアル(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、パラレル、または他の有線または無線(例えば、赤外線(IR)、近距離無線通信(NFC)など)接続などの出力コントローラ2828を含み得る。
【0113】
記憶デバイス2816は、本明細書に記載の技術または機能のうちのいずれか1つ以上によって具現化または利用されるデータ構造または命令2824(例えば、ソフトウェア)のデータ構造の1つ以上のセットを格納する機械可読媒体2822を含み得る。命令2824はまた、機械2800によるその実行中、完全にまたは少なくとも部分的に、メインメモリ2804内、スタティックメモリ2806内、またはハードウェアプロセッサ2802内に存在し得る。一例では、ハードウェアプロセッサ2802、メインメモリ2804、スタティックメモリ2806、または記憶デバイス2816のうちの1つまたはそれらの任意の組み合わせは、機械可読媒体を構成し得る。
【0114】
システムは、その処理回路および少なくとも1つの非一時的な機械可読媒体によって実行される命令を使用して、例えば、
図1~12について上述したものなどの方法もしくは段階、または下記の
図31~37について以下に説明するようなウェブベースのオンボーディングのうちのいずれか、または本明細書に記載の任意の他の方法または段階を実装することができる。
【0115】
機械可読媒体2822は、単一の媒体として示されているが、「機械可読媒体」という用語は、1つ以上の命令2824を格納するように構成された単一の媒体または複数の媒体(例えば、集中型もしくは分散型データベース、および/または関連するキャッシュおよびサーバ)を含み得る。
【0116】
「機械可読媒体」という用語は、機械2800による実行のための命令を格納、符号化、または運ぶことができ、機械2800に本開示の技術のいずれか1つ以上を行わせる、またはそのような命令によって使用される、もしくはそのような命令に関連付けられたデータ構造を格納、符号化、または運ぶことができる、任意の媒体を含み得る。非限定的な機械可読媒体の例は、固体メモリ、ならびに光学および磁気媒体を含み得る。大量の機械可読媒体の特定の例は、半導体メモリデバイス(例えば、電気的にプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能読み取り専用メモリ(EEPROM))およびフラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリ、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、固体メモリ(SSD)、CD-ROMおよびDVD-ROMディスク、を含み得る。いくつかの例では、機械可読媒体は、非一時的な機械可読媒体を含み得る。いくつかの例では、機械可読媒体は、一時的な伝播信号ではない機械可読媒体を含み得る。
【0117】
命令2824はさらに、ネットワークインターフェースデバイス2820を介して伝送媒体を使用して、通信ネットワーク2826を介して送信または受信され得る。機械2800は、いくつかの転送プロトコル(例えば、フレームリレー、インターネットプロトコル(IP)、伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)など)の任意の1つを利用する1つ以上の他の機械と通信することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、パケットデータネットワーク(例えば、インターネット)、携帯電話ネットワーク(例えば、セルラーネットワーク)、プレーンオールドテレフォン(POTS)ネットワーク、ワイヤレスデータネットワーク(例えば、WiFi(登録商標)として知られる電気電子技術者協会(IEEE)802.11ファミリの規格、WiMax(登録商標)として知られるIEEE802.16ファミリの規格)、IEEE802.15.4ファミリの規格、ロングタームエボリューション(LTE)ファミリの規格、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)ファミリの規格、ピアツーピア(P2P)ネットワーク、を含み得る。一例では、ネットワークインターフェースデバイス2820は、通信ネットワーク2826に接続するための1つ以上の物理的ジャック(例えば、イーサネット、同軸、もしくは電話ジャック)または1つ以上のアンテナを含み得る。一例では、ネットワークインターフェースデバイス2820は、単一入力多出力(SIMO)、多入力多出力(MIMO)、または多入力単一出力(MISO)技術のうちの少なくとも1つを使用して無線通信するための複数のアンテナを含み得る。いくつかの例では、ネットワークインターフェースデバイス2820は、マルチユーザMIMO技術を使用して無線通信することができる。
【0118】
認定前/ウェブベースのオンボーディングオプション
システムは、第2のエンティティ(例えば、会社、企業、パートナーシップ、有限責任会社、またはリソースを申請する他のエンティティ)が、認定前段階またはウェブベースのオンボーディング段階を通して認定前されることを可能にし得、第1のエンティティが自分のデバイスにリソース配分システムアプリケーションをインストールする前に、取引のためのパラメータのいくつかを設定することができる。認定前段階またはウェブベースのオンボーディングを使用すると、リソース配分システムアプリケーションを自分のデバイスにインストールしているユーザ/第1のエンティティが、リソース配分システムアプリケーションの外で段階の1つ以上のステップの少なくともいくつかを実行し得る場合がある。これにより、リソース配分システムアプリケーションがより迅速かつ効率的に実行され、リソース配分システムアプリケーションがインストールされているデバイスからの処理能力はより少なくて済むようにできる。
【0119】
このような認定前は、第2のエンティティに機器または材料を提供または販売するベンダなどの第3のエンティティの代理人または従業員であり得る、認定付与エンティティによって実行され得る。あるいは、認定前は、インターネットブラウザ上、内、経由などのようなウェブベースのオンボーディングプロセスを通して第1のエンティティによって実行され得るか、または認定前は、第1のエンティティが第2のエンティティに代わって機器または材料を購入できる、第3のエンティティのウェブサイトなどのウェブベースのショッピングカートにおいて開始され得る。
【0120】
以下に説明するようなウェブベースのオンボーディング画面の1つ以上は、オンボーディングがどのように開始されるかに基づいて(例えば、ウェブベースのショッピングカートを通して開始されるか、会社に機器を販売またはリースするベンダの従業員または代理人が使用するWebポータルを通して開始されるか)、省略され得るか、インアクティブにされ得る。ウェブベースのオンボーディング画面の1つ以上は、図示されていないかまたは説明されていない追加のフィールドを含み得ることも理解されたい。また、ウェブベースのオンボーディングは、リソース配分システムアプリケーションの様々な段階の部分またはいくつかのステップを置き換えまたは補足することができ、ウェブベースのオンボーディングを通して提出されない情報または書類は、要望および必要に応じて、リソース配分システムアプリケーションにおいて送信することができることも理解されたい。リソース配分システムアプリケーションの段階の1つ以上(例えば、設定段階、インポート段階、処理段階など)を完了するためにウェブベースのオンボーディングを使用すると、アプリケーションをより迅速かつ効率的に実行でき、リソース配分システムアプリケーションがインストールされているデバイスからの処理能力はより少なくて済むようにできる。例えば、認定前段階中に機器情報またはインボイス情報を使用してリソース配分要求を入力する場合、ハードコピーを印刷、OCR処理、入力、および修正する必要がない。この情報がデジタルで送信される場合、それははるかに高速で効率的である。例えば、そのようなシステムは、OCR処理サイクルを節減し、修正の必要性を低減するなどすることができる。同様に、システムに接続されている他のデバイスは、より少ない処理リソースを必要とし得る。例えば、必要な修正が少ない場合、トレーニングされた学習モデルが必要とする処理能力は少なくなる。したがって、ウェブベースのオンボーディングプロセスを使用することにより、リソース配分システムアプリケーションを実行しているデバイス、ネットワークを介して接続されているデバイスなどの機能性を向上させることができる。
【0121】
図29は、本開示のいくつかの例による、加速されたリソース配分システムの認定前段階のフローチャートを示す。一例では、第2のエンティティによる購入は、第1のエンティティがリソース配分システムを使用するに先立って、事前に認定することができる。ステップ2900において、ブラウザまたは他のアプリケーションは、ネットワークを介して接続されたウェブサーバによって処理される要求を送信することができる。Webサーバは、グラフィカルユーザインターフェイス記述子をブラウザに送り返し、GUI記述子は、ブラウザに1つ以上のGUIをレンダリングさせ得、次いで、GUIは入力を受け入れる。第3のエンティティの代理人または従業員であり得る認定付与エンティティは、第2のエンティティに対応する識別情報などの情報/詳細(例えば、第2のエンティティの本社または主要な事業所の商号および所在地(例えば、市および州)など)を、認定付与エンティティのデバイス(例えば、デスクトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレット、携帯電話など)上のWebブラウザに記入/入力することができる。認定付与エンティティのデバイスは、認定付与エンティティが所有する個人用または業務用のデバイスであり得るが、第1のエンティティまたは第2のエンティティの他の代理人もしくは従業員は使用しない。
【0122】
認定付与エンティティによって入力された情報は、配列、リンクリスト、または任意の同様の適切なデータ構造などのリソースおよびエンティティ情報データ構造に格納することができる。このデータ構造は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)などのネットワークを介して認定付与エンティティのデバイスに接続されたサーバ上に格納することができる。次いで、ユーザ/第1のエンティティがリソース配分システムアプリケーションにサインアップ、ダウンロード、およびインストールするときに、データ構造を、ユーザおよびリソース配分システムアプリケーションにインポートされた情報と照合することができる。次いで、認定付与エンティティは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットなどのネットワークを介して、代替デバイス(例えば、企業/会社名および登録情報を維持する民間または政府機関のサーバ)に接続または配置されたデータベースから取得した会社名のリストから、第2のエンティティの名前を選択することができる。
【0123】
ステップ2902において、認定付与エンティティは、取引の詳細(例えば、取引金額、ベンダ情報など)を、認定付与エンティティのデバイス上のウェブブラウザに入力することができる。取引の詳細は、ネットワークを介して送信され、サーバ上に保存され得るリソースおよびエンティティ情報のデータ構造に格納することができる。一例では、システムは、エンティティ情報データ構造およびリソース情報データ構造などの別個のデータ構造を使用することができる。そのような例では、異なるデータ構造が、同じまたは異なるサーバに格納され得、データ構造は、上記のように第1のエンティティに適合している。ステップ2904で、認定付与エンティティは、第2の代替デバイスに接続された、またはそこに位置するデータベースから検索された第2のエンティティの履歴データプロファイルを選択することができる。履歴データは、信用報告機関、ソーシャルネットワーキングサービス、ビジネスデータベース(例えば、DUN AND BRADSTREET(登録商標)など)などの1つ以上の第三者データソースから取得した第2のエンティティの過去のリソース配分データ(例えば、信用履歴など)を含み得る。
【0124】
システムが取引を認定するとき、ステップ2906において、認定付与エンティティは、第2のエンティティのための少なくとも1つのリソース配分オプションを提示され得る。リソース配分オプションは、第1のエンティティに提示する金利、継続期間などの1つ以上の融資条件を含み得る。一例では、システムは、複数のリソース配分オプションを提示することができる。システムは、リソース管理コミットメント前およびリソース配分要求からのリソース配分パラメータに基づいて、複数のリソース配分オプションを判定することができる。別の例では、複数のリソース配分オプションは、コミットメント前パラメータ(例えば、リソースコミットメント前パラメータ)、市場パラメータ、および取引パラメータに基づき得る。リソース配分オプションは、体系(例えば、リソースの賃貸またはローン)、期間、金利などを含み得る。これらのオプションは、コミットメント前パラメータ、市場パラメータ、取引パラメータなどを考慮に入れることができる1つ以上のルールのセットに基づいて設定することができる。ルールは、システムの管理者などに基づいて作成することができる。リソース配分オプションは、上記のように、第2のエンティティおよび認定付与エンティティによって入力された取引の詳細に関する情報と同じまたは異なるサーバに格納することができる。
【0125】
ステップ2908で、認定付与エンティティは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットなどのネットワークを介して、第1のエンティティがリソース配分システムアプリケーションをダウンロードすることが可能となるという通知(例えば、リンクを含むテキストメッセージ)を、第1のエンティティに送信することを生じ/開始させ得る。一例では、通知は、上記の1つ以上のデータ構造のロックを解除することができる識別子またはトークンを含み得る。通知は、認定付与エンティティが認定付与エンティティのデバイス上のブラウザにおいて選択を行ったことに応答して送信され得る。例えば、Webリンク(例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)リンク)、放射状の選択ボタンのクリック、携帯電話番号の入力、電子メールアドレスの入力などがある。通知は、テキストメッセージ、電子メールメッセージ内のリンクなどの形式で、第3の代替デバイス(例えば、アプリストアのサーバ)に接続または配置されたデータベースから第1のユーザのデバイスに送信され、リソース配分システムアプリケーションをダウンロードまたはインストールするように第1のエンティティに促す。
【0126】
第1のエンティティが自分のデバイスにリソース配分システムアプリケーションをダウンロードおよびインストールし、上記の
図5で説明したID確認を完了すると、リソース配分システムアプリケーションにおいて、取引の詳細がリソース配分オプションと共に、第1のエンティティのユーザプロファイル/ユーザアカウント(例えば、認定付与エンティティによって開始された通知/テキストメッセージ/電子メールメッセージのコードを介して、または第1のエンティティによって入力された情報に基づいて、リンクされる)にリンクされ、第1のエンティティに提示され得る。一例では、トークンが通知において送信され、データ構造のロックが解除されるとき、
図5の本人確認ステップはスキップまたは省略してもよい。次いで、第1のエンティティは、リンクされた情報、取引の詳細などを確認/確認することができる。リソース配分オプションの受諾に応答して、システムは、リソース配分オファーを作成することができ、
図10に記載されているように、リソース配分オファーが第1のエンティティによって受諾されたときに、
図11に記載されているように、システムはリソースを配分する。
【0127】
一例では、相互依存するオファーパラメータ(例えば、リソース配分返済の期間/継続期間、返済継続期間に対応する金利など)の選択に基づくリソース配分オプションを、第1のエンティティがリソース配分システムアプリケーションをダウンロードおよびインストールする前に選択することができ(例えば、第1のエンティティは、認定付与エンティティに、自分が選択したオプションを伝え得る)、その時点で、第2のエンティティまたは取引の詳細に対応する情報と同じまたは異なるサーバ上で、リソース配分オファーを作成かつ(例えば、リソース配分データ構造において)格納することができる。次いで、リソース配分オファーは、第1のエンティティが、通知に関与し、リソース配分システムアプリケーションをダウンロードおよびインストールし、かつリソース配分システムアプリケーションにおいて第1のエンティティに提示されたID確認を完了したことに応答して、第1のエンティティのユーザプロファイル/アカウントにリンクされ得る(例えば、認定付与エンティティによって開始された通知/テキストメッセージ/電子メールメッセージのコードを介して、または第1のエンティティによって入力された情報に基づいて、リンクされ得る)。一例では、リソース配分データ構造は、上記のトークンを使用してロック解除することができる。次いで、第1のエンティティは、リンクされた情報、取引の詳細などを確認/確認することができる。そのような例では、第1のエンティティは、
図10に記載されているように、リソース配分オファーを受諾し、
図11に記載されているように、システムにリソースを配分させることができる。
【0128】
図30は、本開示のいくつかの例による、上記のウェブベースのショッピングカート710などのウェブベースのショッピングカートと連動する加速リソース配分システムのフローチャートを示す。ステップ3000は、ウェブベースのショッピングカートから、第2のエンティティのためのリソース配分の要求を受信するシステムを含み得る。システムは、上記の
図7の説明において詳細に記載されている様式で要求を受信することができる。
図30に戻ると、一例では、取引は、ウェブサイト上のウェブベースのショッピングカートから、または第3のエンティティに関連付けられたショッピングアプリケーションを通して、第1のエンティティによって開始され得る。ここでも、第3のエンティティは、第2のエンティティに機器または材料(例えば、機器または材料の販売またはリース)を提供するベンダまたは製造業者であり得る。一例では、第1のエンティティは、アイテム/機器をショッピングカートに追加することによって、ウェブサイトまたは第3のエンティティのショッピングアプリケーション上で、第2のエンティティに代わって購入する1つ以上のアイテムまたは機器を選択することができる。第1のエンティティがショッピングカート内のアイテム/機器に融資するオプションを選択、選抜したことなどに応じて、ショッピングカートからのデータ(例えば、アイテムタイプ、カート内の各アイテムの数、各アイテムの価格、カート内のすべてのアイテムの合計価格など)、リソース配分の要求が作成され、ネットワークを介してサーバに送信および格納され得る。そのような例では、ショッピングカートは、ユーザをリソース配分システムサーバにリダイレクトすることができ、リソース配分システムサーバは、第三者のウェブサイト上のショッピングカートにおいて記入可能なフォームを提示し、そこで、第1のパーティは、以下に説明するような情報を入力する。一例では、ショッピングカートは、第1のエンティティをリソース配分システムサーバに接続する新しいウェブページ(例えば、ポップアップウィンドウ)にリダイレクトすることができ、そこで、第1のエンティティは、要求された情報を入力し、次いで、プロセスが完了すると、ショッピングカートに戻る。
【0129】
ステップ3002で、第1のエンティティは、第2のエンティティの身分証明書情報を入力することができる。ウェブベースのショッピングカートのフォームフィールド、ポップアップウィンドウなどの新しいブラウザウィンドウなどで入力することができる。情報は、第2のエンティティの正式名称、本社の所在地(市および州など)、法人設立の場所、第2のエンティティの主たる事業所などを含み得る。第1のエンティティによって入力された情報は、作成されたリソース配分の要求が保存/格納されるのと同じサーバまたは異なるサーバに送信され得る。一例では、リソース配分の要求は、第1のエンティティによって入力された第2のエンティティの身分証明書情報で更新され得る。一例では、第1のエンティティは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットなどのネットワークを介して、代替デバイス(例えば、企業/会社名および登録情報を維持する民間または政府機関のサーバ)に接続または配置されたデータベースから取得した会社名のリストから、第2のエンティティの名前を選択するように促され得る。
【0130】
ステップ3004で、第1のエンティティは、データベースから第2のエンティティの履歴データプロファイルを選択することができる。第2のエンティティの履歴データプロファイルは、第2の代替デバイスに接続された、またはそこに配置されたデータベースから検索することができる。履歴データは、クレジット報告機関、ソーシャルネットワーキングサービス、ビジネスデータベース(例えば、DUN AND BRADSTREET(登録商標)など)などの1つ以上の第三者データソースから取得した第2のエンティティの過去のリソース配分データ(例えば、クレジット履歴など)を含み得る。
【0131】
ステップ3006は、履歴データプロファイルからの履歴データに基づいて、第2のエンティティのためのリソース配分オファーを判定することを含み得る。リソース配分オファーは、1つ以上のリソース配分オプションに基づき得る。リソース配分オプションは、コミットメント前パラメータ(例えば、リソースコミットメント前パラメータ、市場パラメータ、取引パラメータなど)に基づき得る。リソース配分オプションは、体系(例えば、リソースの賃貸またはローン)、期間、金利などを含み得る。これらのオプションは、コミットメント前パラメータ、市場パラメータ、取引パラメータなどを考慮に入れることができる1つ以上のルールのセットに基づいて設定することができる。ルールは、システムの管理者などに基づいて作成することができる。一例では、リソース配分オファーの条件は、第3のエンティティ、サプライヤ、ベンダなどの好みに基づいて制限されるか、さもなければ判定され得る。リソース配分オプション、およびリソース配分オファーは、上記で論じたような1つ以上のデータ構造内に格納され、通知内で送信されたトークンでロック解除され、上記で論じたように、第2のエンティティおよび取引の詳細に対応する情報またはデータ構造と同じまたは異なるサーバ上に保存され得る。
【0132】
ステップ3008は、リソース配分システムアプリケーションをダウンロードするように第1のエンティティに通知を送信することと、第2のエンティティの情報および取引の詳細を第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクさせることと、を含み得る。
【0133】
一例では、第1のエンティティは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネットなどのネットワークを介して、第1のエンティティがリソース配分システムアプリケーションをダウンロードすることが可能となるという通知(例えば、リンクを含むテキストメッセージ)を、自分自身に送信することを生じ/開始させ得る。通知は、第1のエンティティがウェブベースのショッピングカートで選択を行ったこと、またはウェブベースのショッピングカートからブラウザウィンドウが開くか、もしくはポップアップしたことに応答して送信され得る。例えば、第1のエンティティは、Webリンク(例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)リンク)、放射状の選択ボタンのクリック、携帯電話番号の入力、電子メールアドレスの入力などを求められる場合がある。通知は、テキストメッセージ、電子メールメッセージ内のリンク、ウェブベースのショッピングカート上のリンクなどの形式で、第3の代替デバイス(例えば、アプリストアのサーバ)に接続または配置されたデータベースから第1のユーザのデバイスに送信され、リソース配分システムアプリケーションをダウンロードまたはインストールするように第1のエンティティに促す。第1のエンティティが自分のデバイスにリソース配分システムアプリケーションをダウンロードおよびインストールし、上記の
図5で説明したID確認を完了すると、リソース配分システムアプリケーションにおいて、取引の詳細がリソース配分オプションと共に、第1のエンティティのユーザプロファイル/ユーザアカウント(例えば、第1のエンティティによって開始された通知/テキストメッセージ/電子メールメッセージのコードを介して、または第1のエンティティによって入力された情報に基づいて、リンクされる)にリンクされ、第1のエンティティに提示され得る。
【0134】
第1のエンティティが以前にリソース配分システムアプリケーションをダウンロードおよびインストールした場合、通知におけるコードは、上記のように、第1のエンティティのデバイスでリソース配分システムアプリケーションを開き、取引の詳細、リソース配分オファーなどをリンクさせ得る。そうでなければ、第1のエンティティは、リソース配分システムアプリケーションにおいて新しいユーザプロファイルを設定するように求められる場合があり、その時点で、取引パラメータ、リソース配分オファーなどが、作成されたユーザプロファイルにリンクされ得る。次いで、第1のエンティティは、リンクされた情報、取引の詳細などを確定/確認することができる。リソース配分オプションの受諾に応答して、システムは、リソース配分オファーを作成することができ、
図10に記載されているように、リソース配分オファーが第1のエンティティによって受諾されたときに、
図11に記載されているように、システムはリソースを配分する。
【0135】
一例では、リソース配分オプションを選択するか、および/またはリソース配分システムアプリケーションをインストールすることができる。一例では、第1のエンティティがウェブベースのショッピングカート内で選択を行うと、ウェブブラウザは、情報(例えば、第2のエンティティの名前情報)を、リソース配分システムサーバ、プラットフォームなどに向ける、渡すなどすることができ、そこで、第2のエンティティに対応する1つ以上の「ルックアップ」が促進、開始などされ得る。次いで、第1のエンティティは、会社/第2のエンティティの名前を選択することができ、これにより、リソース配分スコアリング(例えば、クレジットスコアリング、コミットメント前パラメータスコアなど)および第2のエンティティのためのリソース配分承認(例えば、クレジット承認)をトリガすることができる。第1のエンティティは、第2のエンティティの名前を選択した後などに、第2のエンティティがリソース配分について承認されたことを(例えば、ウェブページ上のメッセージ、ポップアップブラウザウィンドウなどを介して)通知され得、この時点で、第1のエンティティは、ウェブベースのショッピングカート、またはウェブベースのショッピングカートから開いたブラウザウィンドウにおいてリソース配分オファーを受諾およびデジタル署名することができ、この時点で、リソース配分オファーが作成され、かつ第2のエンティティまたは取引の詳細に対応する情報と同じまたは異なるサーバに格納され得る。次いで、リソース配分オファーは、第1のエンティティが、リソース配分システムアプリケーションをダウンロードおよびインストールし、かつリソース配分システムアプリケーションにおいて第1のエンティティに提示されたID確認を完了したことに応答して、第1のエンティティのユーザプロファイル/アカウントにリンクされ得る(例えば、第1のエンティティによって開始された通知/テキストメッセージ/電子メールメッセージのコードを介して、または第1のエンティティによって入力された情報に基づいて、リンクされ得る)。次いで、第1のエンティティは、取引の詳細、リソース配分オファーの詳細などを含む、リンクされた情報を閲覧/確定/確認/編集することができる。
【0136】
図31は、本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング登録画面の第1のページの例を示す。一例では、ウェブベースのオンボーディング登録画面3100の第1のページは、ウェブサイト、ウェブポータルなどを通してアクセスすることができる。加えて、またはその代わりに、ウェブベースのオンボーディング登録画面3100の第1のページは、ウェブベースのショッピングカート、または機器もしくは材料の購入またはリースのための取引の開始、始動などが可能な任意の同様のウェブサイトからのリンクを通してアクセスすることができる。一例では、ウェブベースのオンボーディング登録画面3100の第1のページは、名フィールド3102、姓フィールド3104、肩書フィールド3106、携帯電話番号フィールド3108、電子メールアドレスフィールド3110、パスワードフィールド3112、およびパスワード確認フィールド3114などのいくつかのフィールドを含み得る。様々なフィールドに入力される情報は、リソース配分システムアプリケーションの第1のエンティティ/ユーザの名前、ならびに会社/第2のエンティティにおける第1のエンティティの肩書(例えば、会社内の第1のエンティティの立場)に対応し得る。情報は、認定前プロセスの開始のやり方に応じて、第1のエンティティまたは認定付与エンティティによって入力することができる。ウェブベースのオンボーディング登録画面3100の第1のページは、追加のフィールドを含み得ることが理解される。
【0137】
図32は、本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング登録画面の第2のページの例を示している。一例では、ウェブベースのオンボーディング登録画面3100の第1ページが完了、記入などされ、提出されると、システムは、確認コードを生成し、リソース配分システムアプリケーションの第1のエンティティ/ユーザに、携帯電話、タブレット、または任意のデバイスなどに送信することができ、そのデバイスを介して、第1のエンティティは、テキストメッセージ、SMSメッセージ、電子メールメッセージなどを受信し、ウェブベースのオンボーディング登録画面3200の第2のページに、ウェブベースのオンボーディングを完了する人物/個人を登録する。これは、ウェブベースのオンボーディング登録画面3100の第1ページ上の携帯電話番号フィールド3108に入力された電話番号であり得る。
【0138】
ウェブベースのオンボーディング登録画面3200の第2のページは、ウェブベースのオンボーディングプロセスを完了する人物/個人が確認コードを入力することができる確認コードフィールド3202を含み得る。確認コードを提出することにより、ウェブベースのオンボーディングプロセス中に、ネットワークを介して接続されたサーバ、データベース、ドライブなどに、入力または記入などされた情報を保存、格納などすることができ、かつその情報を、リソース配分システムアプリケーションに結び付けることができる。確認コードにより、アプリストアなどを介してリソース配分システムアプリケーションをダウンロードするためのリンクを第1のエンティティに送信することが生じ/開始され得、第1のエンティティがリソース配分システムアプリケーションをダウンロードおよびインストールすると、ウェブベースのオンボーディングプロセス中に入力された情報は、リソース配分システムアプリケーション内に自動的に格納、入力、保存などすることができる。これにより、第1のエンティティは、リソース配分システムアプリケーションの設定プロセスの少なくとも一部分をスキップすることができる。
【0139】
図33は、本開示のいくつかの例による、会社/第2のエンティティ情報画面のウェブベースのオンボーディング第1ページの例を示す。一例では、第1のエンティティまたは認定付与エンティティは、ウェブベースのオンボーディングプロセスの一部分として、会社/第2のエンティティに関する情報を入力することができる。会社情報画面3300の第1ページは、会社の正式名称フィールド3302などのフィールドを含み得、会社の正式名称フィールド3302では、登録書類、組織書類(法人設立証明書、定款、基本定款、パートナーシップ証明書等)などに記載される会社の名前を入力することができる。一例では、会社名フィールド3302は、会社/第2のエンティティが登録、組織、法人化されているなどの州における州登録データベース(例えば、州データベースの州書記官)に表示される会社/第2のエンティティの名前と一致する会社/第2のエンティティの名前を要求し得る。
【0140】
会社情報画面3300の第1のページは、納税者識別番号3304をさらに含み得、そこでは、納税者識別番号、連邦雇用者識別番号(FEIN番号)、州企業識別番号などを入力することができる。会社情報画面3300の第1のページはまた、本社の市フィールド3306および/または本社の州フィールド3308を含み得る。これらのフィールドは、会社/第2のエンティティの本社、主要な事業所などが位置する市および州に対応し得る。加えて、またはその代わりに、それらは、会社/第2のエンティティが組織されている、法人化されているなどの州に対応し得る。一例では、本社の市フィールド3306は、会社情報画面3300の最初のページから省略されてもよく、本社の州フィールド3308または同様の企業/組織フィールドのみを含んでいてもよい。
【0141】
図34は、本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング会社情報画面の例を示す。会社情報画面3300の第1のページが記入、入力、完了などされて提出されると、ユーザは、会社情報画面3400の第2ページに移動することができる。このページは、名前欄3402と、住所欄3404と、を含み得、会社情報画面3300の第1のページ上で提出された情報に基づいて、会社/第2のエンティティに一致し得る名前および住所が表示され得る。第2のエンティティに対応する正しい会社名が会社情報画面3400の第2のページに表示された場合、ユーザは、第2のエンティティの正しい情報を選択することができる。あるいは、第2のエンティティの正しい名前/住所が会社情報画面3400の第2のページ上に表示されない場合、ユーザは、会社名および住所が見つからない旨を示す、続行ボタン3406、続行リンクなどをクリックすることができる。
【0142】
図35は、本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング会社情報クレジットプロファイル画面の例を示す。会社情報画面3400の第2のページと同様に、会社情報クレジットプロファイル画面3500は、第2のエンティティに一致し得る会社名および住所をリストする、名前欄3502と、住所欄3504と、を含み得る。第2のエンティティの正しい名前およびアドレスが一致する可能性のあるリストに表示された場合、ユーザは、対応する名前/アドレスを選択することができる。会社情報クレジットプロファイル画面3500上の第2のエンティティの名前/住所の選択は、クレジット報告機関、ソーシャルネットワーキングサービス、ビジネスデータベースなどの1つ以上の第三者のデータソースから、
図6で上述したような第2のエンティティの過去のリソース配分データを、リソース配分システムアプリケーション内に、引き出し、インポート、収集などすることができる。
【0143】
あるいは、第2のエンティティの正しい名前およびアドレスが会社情報クレジットプロファイル画面3500に表示されない場合、ユーザは、続行ボタン3506、続行リンクなどをクリックすることができる。第2のエンティティの名前/アドレスが見つからない場合、ウェブベースのオンボーディングシステムは、プロセスをキャンセルする場合がある。あるいは、ユーザは、ウェブベースのオンボーディングを完了することを許可され得るが、リソース管理コミットメント前が影響を受ける可能性があるという通知が提供される場合がある(例えば、第2のエンティティは、より低い融資金額の事前認定を受け得るか、またはより高い金利の対象になり得るなど)。加えて、またはその代わりに、第2のエンティティが、会社情報画面3400または会社情報クレジットプロファイル画面3500の第2のページ上に見つからない場合、ウェブベースのオンボーディングシステムは、ウェブベースのオンボーディングプロセスを完了するために、(下記の
図37に図示および記載されているような)個人保証を必要とし得るが必要になる場合がある。
【0144】
一例では、会社情報画面3400および会社情報クレジットプロファイル画面3500の第2のページは、会社情報画面3300の第1のページが完了し、かつ提出されると、ユーザ/第1のエンティティ/認定付与エンティティに対して、相互に加えて、または代替的に表示され得る。ウェブベースのオンボーディングプロセス中にどの画面が表示されるかは、オンボーディングが認定付与エンティティによって実行されているか、または第1のエンティティによって実行されているか、オンボーディングプロセスがウェブベースのショッピングカートを通して開始されているかなどによって異なり得る。
【0145】
図36は、本開示のいくつかの例によるウェブベースのオンボーディングクレジット申請画面の例を示す。一例では、クレジット申請画面3600は、上記のように認定付与エンティティであり得る第2のエンティティである営業担当者3604に、材料または機器を販売またはリースするベンダであり得るディーラー3602のフィールドを含み得る。これらのフィールドは、認定付与エンティティがウェブベースのオンボーディングを実行している場合にのみ呈示、表示、要求、使用可能などになり得、第1のエンティティがウェブベースのオンボーディングを実行している場合に、非アクティブ化または削除することができる。
【0146】
クレジット申請画面3600は加えて、機器の説明3606、機器の状態3608(例えば、新品または中古)、期間3610(例えば、融資期間または継続期間)、機器のコスト3612、頭金金額3614、下取り金額3616、または融資金額3618のフィールドを含み得る。これらのフィールドのいくつかまたはすべては、任意選択であり得る(例えば、頭金の金額および下取り金額)が、オンボーディングプロセスを継続するには、機器の説明3606、機器のコスト3612、期間3610、および融資金額3618などのフィールドが必要となり得る。
【0147】
クレジット申請画面3600はまた、ユーザが、クレジット申請画面3600上に入力された情報の裏付けとなる書類として、ウェブベースのオンボーディングプロセスの一部分として、インボイス、機器見積もり、提案などのリソース配分の要求を提出することを可能にし得る。例えば、クレジット申請画面3600は、ユーザがリソース配分の要求を添付することを可能にするファイルアップロードボタン3620、リンクなどを含み得る。加えて、またはその代わりに、クレジット申請画面3600は、ユーザがファイル3622をドロップすることを可能にするフィールド、ボックスなどを含み得、そこでは、テキスト形式、PDFファイル、ワードプロセッシングファイルなどで、リソース配分の要求を提出することができる。上記の
図8に記載されたリソース配分システムアプリケーションにアップロードされたリソース配分要求書類と同様に、システムは、1つ以上のOCR技術および書類のAI処理を使用して、リソース配分要求書類から取引パラメータを抽出することができる。一例では、システムは、抽出された取引パラメータを使用して、クレジット申請画面3600上のフィールドを自動入力、自動生成などすることができる。次いで、例えば、フィールドが誤った取引パラメータで更新された場合に、ユーザがフィールドを更新することができる。フィールドが更新、編集、修正などされる場合、修正された取引パラメータを使用して、
図8で説明したように、教師ありモデルを改良または再トレーニングすることができる。
【0148】
図37は、本開示のいくつかの例による、ウェブベースのオンボーディング個人保証画面の例を示す。一例では、個人保証画面3700は、個人保証人として行動し得る第2のエンティティのメンバーの名3702、姓3704、電子メールアドレス3706、社会保障番号(SSN)3708、生年月日3710、携帯電話番号3714、自宅住所3716、市3718、州3719、および郵便番号3720のフィールドを含み得る。個人保証人画面3700は、所有率3712のフィールドも含み得、これは、所有者持ち分、パートナーシップ持ち分、株主持ち分などであり得、第2のエンティティ/会社における個人保証人の所有権のシェア、持ち分、パーセンテージなどを表す。一例では、個人保証人は、第1のエンティティとは異なる個人であり得る。
【0149】
個人保証人画面3700は、第2のエンティティにおける所有者持ち分を伴う別の人物または個人が個人保証人として追加されることを可能にする「第2の保証人を追加する」ボタン/リンクなど3722を有するか、または含み得る。個人保証人画面3700はまた、個人保証人が個人保証にデジタル署名し、かつ日付を記入することを可能にする署名フィールド3724と日付フィールド3726と、を含み得る。個人保証を提出する前に、個人保証人画面3700は、個人保証人が、個人保証人画面3700からリンクされ得る個人保証人の条件のセットに同意することを示す条件ボックス3728をチェックするように、個人保証人に要求し得る。
【0150】
個人保証人画面3700はまた、「提出-保証人なし」ボタン3730を含み得、これにより、ユーザは、個人保証人を指定することなく、ウェブベースのオンボーディングを完了することができる。個人保証画面3700はまた、ユーザが1人以上の個人保証人とのウェブベースのオンボーディングを完了することを可能にする「保証人と共に提出」ボタン3732を含み得る。よって、ウェブベースのオンボーディングシステムを完了するユーザまたは認定付与エンティティは、個人保証人ステップをスキップすることができる。
【0151】
一例では、第2のエンティティが会社情報画面3400または会社情報クレジットプロファイル画面3500の第2のページ上に見つからない場合、システムは、個人保証人画面3700が個人保証人とともに提出されることを要求し得る。あるいは、第2のエンティティが会社情報画面3400または会社情報クレジットプロファイル画面3500の第2のページ上に見つからない場合、システムは、個人保証人をリソース配分システムアプリケーションに設定することを可能にし得るか、または、リソース配分のオファーが完了し得る前に、個人保証フォームを、ハードコピーで印刷し、手動で記入し、ウェブベースのオンボーディングプロセスもしくはリソース配分システムアプリケーションのいずれかを通して提出することを可能にし得る。
【0152】
様々な注釈および例
これらの非限定的な実施例の各々は、それ自体で成り立つことができ、または任意の順列で、もしくは他の例のうちの任意の1つ以上との組み合わせで組み合わせることができる。
【0153】
実施例1は、安全なリソース配分のためのコンピュータ実装方法であって、本方法は、認定付与エンティティから、第2のエンティティに関する情報を取得することと、データベースから、第2のエンティティの履歴リソース管理を記述した履歴データのセットを判定することと、履歴データのセットに基づいて、第2のエンティティのためのリソース管理コミットメント前パラメータのセットを判定することと、第2のエンティティに代わって、認定付与エンティティからリソース配分の要求を受信することであって、リソース配分の要求が、リソース配分パラメータのセットを含む、受信することと、リソース管理コミットメント前パラメータおよびリソース配分パラメータに基づくオファーパラメータを含む、第2のエンティティに対するリソース配分オファーを判定することであって、リソース配分オファーが、複数の相互依存するオファーパラメータを含む、判定することと、認定付与エンティティからの通知開始に応答して、第1のエンティティに通知を送信することであって、通知が、第1のエンティティが所有するデバイスにリソース配分システムアプリケーションをインストールするように、第1のエンティティに促す、送信することと、第1のエンティティが所有するデバイスに、リソース配分システムアプリケーションをインストールすることと、第1のセキュリティプロトコルにおいて、第1のエンティティの撮像画像を、有効な証明書上の第1のエンティティの画像と比較することによって、第1のエンティティを認証することと、認証に応答して、第1のエンティティのユーザプロファイルを作成することと、第2のエンティティに関する認定付与エンティティから取得した情報、履歴データのセット、リソース管理コミットメント前パラメータのセット、リソース配分の要求、またはリソース配分オファーのうちの少なくとも1つを、第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクさせることと、第2のエンティティに代わって、第1のエンティティからリソース配分オファーの受諾を受信することであって、受諾が、複数の相互依存するオファーパラメータのうちの相互依存するオファーパラメータの選択を含む、受信することと、第2のエンティティに代わって、第1のエンティティによって受諾されたリソース配分オファーに基づいて、第2のエンティティにリソースが配分されるようにすることと、を含む。
【0154】
実施例2において、実施例1の主題は、任意選択で、第1のエンティティが、第2のエンティティに代わって行動し、かつ第2のエンティティを拘束する権限が与えられた代理人または従業員のうちの少なくとも1人であり、方法が、第2のセキュリティプロトコルにおいて、第1のエンティティが第2のエンティティに代わって行動し、かつ第2のエンティティを拘束する権限が与えられていることを確認することをさらに含み、第1のエンティティを確認することは、第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者に、第1のエンティティが第2のエンティティを拘束する権限が与えられた第2のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも1人であることを、第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者が保証することを要求する確認要求を送信することと、第1のエンティティが第2のエンティティを拘束する権限が与えられた第2のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも1人であることを保証する確認応答を、第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者から受信することと、を含むことを含む。
【0155】
実施例3において、実施例1および2のいずれか1つ以上の主題は、任意選択で、第2のエンティティに代わって第1のエンティティによって受諾されたリソース配分オファーに基づいて、リソースが第2のエンティティに配分されるようにすることが、リソース配分パラメータに基づいて判定された第3のエンティティにリソースを配分することを含むことを含む。
【0156】
実施例4において、実施例3の主題は、任意選択で、第3のエンティティが、第2のエンティティに機器または材料を提供するベンダまたは製造業者である場合を含む。
【0157】
実施例5において、実施例4の主題は、任意選択で、リソース配分の要求が、ネットワークを介して第3のエンティティのウェブサイト上のウェブベースのショッピングカートから転送され、かつ第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクされたデータから作成されることを含む。
【0158】
実施例6において、実施例4および5のいずれか1つ以上の主題は、任意選択で、認定付与エンティティが、第3のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも1人であることを含む。
【0159】
実施例7において、実施例1~6のいずれか1つ以上の主題は、任意選択で、リソース配分の要求が、ネットワーク接続を介してシステムにアクセス可能なウェブベースのフォームを通じて、認定付与エンティティによって提供され、データが、ネットワークを介してウェブベースのフォームから転送され、第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクされることを含む。
【0160】
実施例8は、安全なリソース配分のためのシステムであって、プロセッサと、メモリであって、それに格納されている命令を含む、メモリと、を備え、命令が、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、認定付与エンティティから、第2のエンティティに関する情報を取得することと、データベースから、第2のエンティティの履歴リソース管理を記述した履歴データのセットを判定することと、履歴データのセットに基づいて、第2のエンティティのためのリソース管理コミットメント前パラメータのセットを判定することと、第2のエンティティに代わって、認定付与エンティティからリソース配分の要求を受信することであって、リソース配分の要求が、リソース配分パラメータのセットを含む、受信することと、リソース管理コミットメント前パラメータおよびリソース配分パラメータに基づくオファーパラメータを含む、第2のエンティティに対するリソース配分オファーを判定することであって、リソース配分オファーが、複数の相互依存するオファーパラメータを含む、判定することと、認定付与エンティティからの通知開始に応答して、第1のエンティティに通知を送信することであって、通知が、第1のエンティティが所有するデバイスにリソース配分システムアプリケーションをインストールするように、第1のエンティティに促す、送信することと、第1のエンティティが所有するデバイスに、リソース配分システムアプリケーションをインストールすることと、第1のセキュリティプロトコルにおいて、第1のエンティティの撮像画像を、有効な証明書上の第1のエンティティの画像と比較することによって、第1のエンティティを認証することと、認証に応答して、第1のエンティティのユーザプロファイルを作成することと、第2のエンティティに関する認定付与エンティティから取得した情報、履歴データのセット、リソース管理コミットメント前パラメータのセット、リソース配分の要求、またはリソース配分オファーのうちの少なくとも1つを、第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクさせることと、第2のエンティティに代わって、第1のエンティティからリソース配分オファーの受諾を受信することであって、受諾が、複数の相互依存するオファーパラメータのうちの相互依存するオファーパラメータの選択を含む、受信することと、第2のエンティティに代わって、第1のエンティティによって受諾されたリソース配分オファーに基づいて、第2のエンティティにリソースが配分されるようにすることと、を行わせる。
【0161】
実施例9において、実施例8の主題は、任意選択で、第1のエンティティが、第2のエンティティに代わって行動し、かつ第2のエンティティを拘束する権限が与えられた代理人または従業員のうちの少なくとも1人であり、命令が、プロセッサに、第2のセキュリティプロトコルにおいて、第1のエンティティが第2のエンティティに代わって行動し、かつ第2のエンティティを拘束する権限が与えられていることを確認することをさらに行わせ、第1のエンティティを確認することは、第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者に、第1のエンティティが第2のエンティティを拘束する権限が与えられた第2のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも1人であることを、第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者が保証することを要求する確認要求を送信することと、第1のエンティティが第2のエンティティを拘束する権限が与えられた第2のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも1人であることを保証する、第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者から確認応答を受信することと、を含むことを含む。
【0162】
実施例10において、実施例8および9のいずれか1つ以上の主題は、任意選択で、第2のエンティティに代わって第1のエンティティによって受諾されたリソース配分オファーに基づいて、リソースが第2のエンティティに配分されるようにすることが、リソース配分パラメータに基づいて判定された第3のエンティティにリソースを配分することを含むことを含む。
【0163】
実施例11において、実施例10の主題は、任意選択で、第3のエンティティが、第2のエンティティに機器または材料を提供するベンダまたは製造業者である場合を含む。
【0164】
実施例12において、実施例11の主題は、任意選択で、リソース配分の要求が、ネットワークを介して第3のエンティティのウェブサイト上のウェブベースのショッピングカートから転送され、かつ第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクされたデータから作成されることを含む。
【0165】
実施例13において、実施例11および12のいずれか1つ以上の主題は、任意選択で、認定付与エンティティが、第3のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも一方である場合を含む。
【0166】
実施例14において、実施例8~13のいずれか1つ以上の主題は、任意選択で、リソース配分の要求が、ネットワーク接続を介してシステムにアクセス可能なウェブベースのフォームを通じて、認定付与エンティティによって提供され、データが、ネットワークを介してウェブベースのフォームから転送され、第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクされることを含む。
【0167】
実施例15は、非一時的なマシン可読媒体であって、コンピューティングシステムの動作のための命令を含み、命令が、マシンによって実行されると、マシンに、認定付与エンティティから、第2のエンティティに関する情報を取得することと、データベースから、第2のエンティティの履歴リソース管理を記述した履歴データのセットを判定することと、履歴データのセットに基づいて、第2のエンティティのためのリソース管理コミットメント前パラメータのセットを判定することと、第2のエンティティに代わって、認定付与エンティティからリソース配分の要求を受信することであって、リソース配分の要求が、リソース配分パラメータのセットを含む、受信することと、リソース管理コミットメント前パラメータおよびリソース配分パラメータに基づくオファーパラメータを含む、第2のエンティティに対するリソース配分オファーを判定することであって、リソース配分オファーが、複数の相互依存するオファーパラメータを含む、判定することと、認定付与エンティティからの通知開始に応答して、第1のエンティティに通知を送信することであって、通知が、第1のエンティティが所有するデバイスにリソース配分システムアプリケーションをインストールするように、第1のエンティティに促す、送信することと、第1のエンティティが所有するデバイスに、リソース配分システムアプリケーションをインストールすることと、第1のセキュリティプロトコルにおいて、第1のエンティティの撮像画像を、有効な証明書上の第1のエンティティの画像と比較することによって、第1のエンティティを認証することと、認証に応答して、第1のエンティティのユーザプロファイルを作成することと、第2のエンティティに関する認定付与エンティティから取得した情報、履歴データのセット、リソース管理コミットメント前パラメータのセット、リソース配分の要求、またはリソース配分オファーのうちの少なくとも1つを、第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクさせることと、第2のエンティティに代わって、第1のエンティティからリソース配分オファーの受諾を受信することであって、受諾が、複数の相互依存するオファーパラメータのうちの相互依存するオファーパラメータの選択を含む、受信することと、第2のエンティティに代わって、第1のエンティティによって受諾されたリソース配分オファーに基づいて、第2のエンティティにリソースが配分されるようにすることと、を行わせる。
【0168】
実施例16において、実施例15の主題は、任意選択で、第1のエンティティが、第2のエンティティに代わって行動し、かつ第2のエンティティを拘束する権限が与えられた代理人または従業員のうちの少なくとも1人であり、命令が、機械に、第2のセキュリティプロトコルにおいて、第1のエンティティが第2のエンティティに代わって行動し、かつ第2のエンティティを拘束する権限が与えられていることを確認することをさらに行わせ、第1のエンティティを確認することは、第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者に、第1のエンティティが第2のエンティティを拘束する権限が与えられた第2のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも1人であることを、第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者が保証することを要求する確認要求を送信することと、第1のエンティティが第2のエンティティを拘束する権限が与えられた第2のエンティティの代理人または従業員のうちの少なくとも1人であることを保証する、第2のエンティティに関連付けられた権限が与えられた代表者から確認応答を受信することと、を含むことを含む。
【0169】
実施例17において、実施例15および16のいずれか1つ以上の主題は、任意選択で、第2のエンティティに代わって第1のエンティティによって受諾されたリソース配分オファーに基づいて、リソースが第2のエンティティに配分されるようにすることが、リソース配分パラメータに基づいて判定された第3のエンティティにリソースを配分することを含むことを含む。
【0170】
実施例18において、実施例17の主題は、任意選択で、第3のエンティティが、第2のエンティティに機器または材料を提供するベンダまたは製造業者である場合を含む。
【0171】
実施例19において、実施例18の主題は、任意選択で、リソース配分の要求の少なくとも1つが、第3のエンティティのウェブサイト上のウェブベースのショッピングカートから転送され、かつネットワークまたは第3のエンティティの代理人もしくは従業員のうちの少なくとも一人である認定付与エンティティを介して第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクされたデータから作成されることを含む。
【0172】
実施例20において、実施例15~19のいずれか1つ以上の主題は、任意選択で、リソース配分の要求が、ネットワーク接続を介してシステムにアクセス可能なウェブベースのフォームを通じて、認定付与エンティティによって提供され、データが、ネットワークを介してウェブベースのフォームから転送され、第1のエンティティのユーザプロファイルにリンクされることを含む。
【0173】
本明細書に記載の方法の例は、少なくとも部分的に機械またはコンピュータで実施することができる。いくつかの例は、上記の例に記載された方法を行うように電子デバイスを構成するように動作可能な命令で符号化されたコンピュータ可読媒体または機械可読媒体を含み得る。そのような方法の実装は、マイクロコード、アセンブリ言語コード、高級言語コードなどのようなコードを含み得る。このようなコードは、様々な方法を行うためのコンピュータ可読命令を含み得る。コードは、コンピュータプログラム製品の一部分を形成し得る。さらに、一例では、コードは、実行中または他の時間などに、1つ以上の揮発性、非一時的、または不揮発性の有形のコンピュータ可読媒体に有形に格納することができる。これらの有形のコンピュータ可読媒体の例は、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、リムーバブル光ディスク(例えば、コンパクトディスクおよびデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカードまたはスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)などを含み得るが、これらに限定されない。