(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-25
(45)【発行日】2023-08-02
(54)【発明の名称】車両呼び出し命令の送信方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G08G 1/14 20060101AFI20230726BHJP
G08G 1/00 20060101ALI20230726BHJP
【FI】
G08G1/14 A
G08G1/00 X
(21)【出願番号】P 2021046788
(22)【出願日】2021-03-22
【審査請求日】2021-03-22
(31)【優先権主張番号】202010362053.3
(32)【優先日】2020-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【氏名又は名称】上田 邦生
(72)【発明者】
【氏名】鄭 思宜
【審査官】田中 将一
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-139331(JP,A)
【文献】特開平10-105889(JP,A)
【文献】特開2018-154299(JP,A)
【文献】特開2002-352015(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に適用される車両呼び出し命令の送信方法であって、
ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定することと、
前記ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合に、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、前記ターゲット車両が前記車両のピックアップ場所まで走行するように指示する呼び出し命令を送信することと、を含み、
前記電子機器は、ユーザ端末であり、
前記のターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定することは、
前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得することと、
前記機器情報に基づいて、前記ユーザ端末内のパーキングアプリケーションプログラムを実行するように呼び出すことであって、前記パーキングアプリケーションプログラムが実行されている場合に、前記ユーザ端末は、自動バレットパーキングインタフェースを表示することと、
前記ユーザ端末に表示されている前記自動バレットパーキングインタフェースにユーザが入力したターゲット操作を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定することとを含み、
前記の前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、呼び出し命令を送信することは、
前記ターゲット操作によって選択されたターゲット車両に、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器を指示する前記機器情報が搬送されている呼び出し命令を送信することを含み、
前記フィールド機器の機器情報は、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の一意な識別情報であることを特徴とする、電子機器に適用される車両呼び出し命令の送信方法。
【請求項2】
前記の前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得することは、
前記車両のピックアップ場所のフィールド機器に表示されているグラフィックコードをスキャンすることにより、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得すること、又は、
前記ユーザ端末の第1のワイヤレス誘導モジュールが前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の第2のワイヤレス誘導モジュールにマッチングする場合に、前記フィールド機器の機器情報を読み取ることを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
電子機器に適用される車両呼び出し命令の送信装置であって、
ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定する判定モジュールと、
前記ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合に、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、前記ターゲット車両が前記車両のピックアップ場所まで走行するように指示する呼び出し命令を送信する送信モジュールと、を含み、
前記電子機器は、ユーザ端末であり、
前記判定モジュールは、
前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得する機器情報取得ユニットと、
前記機器情報に基づいて、前記ユーザ端末内のパーキングアプリケーションプログラムを実行するように呼び出すアプリケーションプログラム呼び出しユニットであって、前記パーキングアプリケーションプログラムが実行されている場合に、前記ユーザ端末は、自動バレットパーキングインタフェースを表示する、アプリケーションプログラム呼び出しユニットと、
前記ユーザ端末に表示されている前記自動バレットパーキングインタフェースにユーザが入力したターゲット操作を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定する判定ユニットとを含み、
前記送信モジュールは、具体的には、
前記ターゲット操作によって選択されたターゲット車両に、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器を指示する前記機器情報が搬送されている呼び出し命令を送信し、
前記フィールド機器の機器情報は、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の一意な識別情報であることを特徴とする、電子機器に適用される車両呼び出し命令の送信装置。
【請求項4】
前記機器情報取得ユニットは、具体的には、
前記車両のピックアップ場所のフィールド機器に表示されているグラフィックコードをスキャンすることにより、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得し、或いは、
前記ユーザ端末の第1のワイヤレス誘導モジュールが前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の第2のワイヤレス誘導モジュールにマッチングする場合に、前記フィールド機器の機器情報を読み取ることを特徴とする、請求項
3に記載の装置。
【請求項5】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されているメモリと、を含み、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサに実行可能で、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項1
又は2に記載の方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる命令が記憶されていることを特徴とする、電子機器。
【請求項6】
請求項1
又は2に記載の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ命令が記憶されていることを特徴とする、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項7】
コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1
又は2に記載の方法が実現される、ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータの技術分野における自動運転技術に関し、特に車両呼び出し命令の送信方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
車両技術及び画像処理技術の急速な発展に伴い、車両の自動運転機能はますます豊富になっている。自動バレットパーキング(Automated Valet Parking、AVP)機能は、車両が自動運転を実現する主な機能の1つであり、駐車スペースが足りず、駐車しにくく、支払いのために列に並ぶ必要があるなどの課題を解決することにより、車に対するユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。しかしながら、利用するユーザ量が多くなるにつれて、自動バレットパーキング機能による渋滞が生じ、車両の走行効率が低下する恐れがある。
【発明の内容】
【0003】
本願の実施例は、現在の、車両の走行効率が低いという課題を解決するための、車両呼び出し命令の送信方法、装置及び電子機器を提供する。
【0004】
上記技術的課題を解決するために、本願は、以下のように実現される。
【0005】
本願の第1の態様に係る、電子機器に適用される車両呼び出し命令の送信方法は、ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定することと、前記ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合に、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、前記ターゲット車両が前記車両のピックアップ場所まで走行するように指示する呼び出し命令を送信することと、を含む。
【0006】
好ましくは、前記電子機器は、ユーザ端末であり、前記のターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定することは、前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得することと、前記ユーザ端末に表示されている自動バレットパーキングインタフェースにユーザが入力したターゲット操作を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定することと、を含み、前記の前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、呼び出し命令を送信することは、前記ターゲット操作によって選択されたターゲット車両に、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器を指示する前記機器情報が搬送されている呼び出し命令を送信することを含む。
【0007】
好ましくは、前記の前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得することの後に、前記機器情報に基づいて、前記ユーザ端末内の前記パーキングアプリケーションプログラムを実行するように呼び出すことをさらに含み、前記パーキングアプリケーションプログラムが実行されている場合に、前記ユーザ端末は、前記自動バレットパーキングインタフェースを表示する。
【0008】
好ましくは、前記の前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得することは、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器に表示されているグラフィックコードをスキャンすることにより、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得すること、又は、前記ユーザ端末の第1のワイヤレス誘導モジュールが前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の第2のワイヤレス誘導モジュールにマッチングする場合に、前記フィールド機器の機器情報を読み取ることを含む。
【0009】
好ましくは、前記電子機器は、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器であり、前記のターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定することは、前記ターゲットユーザが入力した生体特徴を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定することを含み、
前記の前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、呼び出し命令を送信することは、前記生体特徴に合致するターゲット車両が存在するか否かを検索することと、前記生体特徴に合致するターゲット車両を検索した場合に、前記ターゲット車両に、呼び出し命令を送信することと、を含む。
【0010】
本願の第2の態様に係る、電子機器に適用される車両呼び出し命令の送信装置は、ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定する判定モジュールと、前記ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合に、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、前記ターゲット車両が前記車両のピックアップ場所まで走行するように指示する呼び出し命令を送信する送信モジュールと、を含む。
【0011】
好ましくは、前記電子機器は、ユーザ端末であり、前記判定モジュールは、前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得する機器情報取得ユニットと、前記ユーザ端末に表示されている自動バレットパーキングインタフェースにユーザが入力したターゲット操作を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定する判定ユニットとを含み、前記送信モジュールは、具体的には、前記ターゲット操作によって選択されたターゲット車両に、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器を指示する前記機器情報を持つ呼び出し命令を送信する。
【0012】
好ましくは、前記判定モジュールは、前記機器情報に基づいて、前記ユーザ端末内の前記パーキングアプリケーションプログラムを実行するように呼び出すアプリケーションプログラム呼び出しユニットをさらに含み、前記パーキングアプリケーションプログラムが実行されている場合に、前記ユーザ端末は、前記自動バレットパーキングインタフェースを表示する。
【0013】
好ましくは、前記機器情報取得ユニットは、具体的には、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器に表示されているグラフィックコードをスキャンすることにより、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得し、或いは、前記ユーザ端末の第1のワイヤレス誘導モジュールが前記車両のピックアップ場所のフィールド機器置の第2のワイヤレス誘導モジュールにマッチングする場合に、前記フィールド機器の機器情報を読み取る。
【0014】
好ましくは、前記電子機器は、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器であり、前記判定モジュールは、具体的には、前記ターゲットユーザが入力した生体特徴を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定し、前記送信モジュールは、前記生体特徴に合致するターゲット車両が存在するか否かを検索する車両検索ユニットと、前記生体特徴に合致するターゲット車両を検索した場合に、前記ターゲット車両に呼び出し命令を送信する送信ユニットと、を含む。
【0015】
本願の第3の態様に係るサーバは、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続されているメモリと、を含み、前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサに実行可能で、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記第1の様態に記載の方法を前記少なくとも1つのプロセッサに実行させる命令が記憶されている。
【0016】
本願の第4の態様に係る非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、上記第1の態様に記載の方法を前記コンピュータに実行させるためのコンピュータ命令が記憶されている。
【0017】
上記出願における1つの実施例は、以下の利点又は有益な効果を有する。ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定し、前記ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合には、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、前記ターゲット車両が前記車両のピックアップ場所まで走行するように指示する呼び出し命令を送信する。ユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合にのみに、ターゲット車両に呼び出し命令を送信するという技術手段を採用するため、現在の、車両渋滞が発生しやすくて車両の走行効率が低くなるという課題を解決することができ、車両の走行効率を向上させる。
【0018】
ユーザ端末により車両のピックアップ場所で該車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得し、ユーザがユーザ端末に表示されている自動バレットパーキングによりターゲット操作を入力する場合に、取得された機器情報をターゲット操作によって選択されたターゲット車両に送信することで、ユーザが移動端末によりターゲット車両が該機器情報に対応するフィールド機器の所在する車両のピックアップ場所に走行するように呼び出すことができる。このようにして、ユーザによる車両呼び出し操作は容易に行うことができ、時間を節約することができる。
【0019】
ユーザ端末によりフィールド機器に表示されているグラフィックコードをスキャンし、或いはユーザ端末の誘導モジュールがフィールド機器の誘導モジュールにマッチングして、車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得することで、ユーザ端末によるフィールド機器の機器情報の取得操作はより容易に行うことができ、時間を節約することができる。
【0020】
フィールド機器の機器情報に基づいて、ユーザ端末は、インストールされたパーキングアプリケーションプログラムを実行するように自動的に呼び出し、上記自動バレットパーキングインタフェースを表示することで、特にユーザが上記パーキングアプリケーションプログラムの操作に不慣れな場合であっても、ユーザ端末による自動バレットパーキングインタフェースの表示操作をより容易に行うことができ、時間を節約することができる。
【0021】
車両のピックアップ場所のフィールド機器により、ユーザが入力した生体特徴を受けた場合に、該生体特徴に合致するターゲット車両に呼び出し命令を自動的に送信することができるため、ユーザが操作する必要がなく、車両呼び出しの利便性をさらに向上させる。
【0022】
上記好ましい形態の他の効果について、以下、具体的な実施例を参照しながら説明する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図面は、本解決手段をよりよく理解するためのものであり、本願を限定するものではない。
【0024】
【
図1】
図1は、本願の第1の実施例に係る概略図その1である。
【
図2】
図2は、本願の第2の実施例に係る概略図その1である。
【
図3】
図3は、本願の第2の実施例に係る概略図その2である。
【
図4】
図4は、本願の第2の実施例に係る概略図その3である。
【
図5】
図5は、本願の第2の実施例に係る概略図その3である。
【
図6】
図6は、本願の実施例に係る車両呼び出し命令の送信方法を実現する電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参照しながら、本願の例示的な実施例を説明する。理解を容易にするために、本願の実施例の様々な詳細を含むが、それらは例示的なものであると見なすべきである。したがって、本願の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明された実施例に対して様々な変更及び修正を行うことができることを、当業者は認識すべきである。同様に、明確かつ簡潔のため、以下の説明では、公知の機能及び構造についての説明を省略する。
【0026】
図1を参照すると、本願の実施例に係る、電子機器に適用される車両呼び出し命令の送信方法は、
図1に示すように、ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定するステップ101と、前記ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合に、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、前記ターゲット車両が前記車両のピックアップ場所まで走行するように指示する呼び出し命令を送信するステップ102とを含む。
【0027】
電子機器は、ユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合にのみ、ターゲット車両に呼び出し命令を送信することで、車が人を待つ状況の発生を避け、車両渋滞となる状況を減少し、車両の走行効率を向上させることができる。
【0028】
本願では、電子機器は、ターゲット車両に呼び出し命令を送信する前に、該ターゲット車両に関連するターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定することができる。
【0029】
ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定する上記ステップは、電子機器が、車両のピックアップ場所でユーザによって入力された操作に基づいてターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定してもよく、電子機器が、ユーザの生体特徴又は画像などに基づいてターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したことを検出してもよい。
【0030】
上記電子機器は、ユーザが携帯する携帯電話、タブレットコンピュータ又はスマートウォッチなどのユーザ端末であってもよく、或いは、上記電子機器は、車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器などであってもよい。
【0031】
いくつかの実施形態では、上記電子機器は、ユーザ端末であり、ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定する前記ステップは、前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得するステップと、前記ユーザ端末に表示されている自動バレットパーキングインタフェースにユーザが入力したターゲット操作を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定するステップとを含み、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、呼び出し命令を送信する前記ステップは、前記ターゲット操作によって選択されたターゲット車両に、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器を指示する前記機器情報が搬送されている呼び出し命令を送信するステップを含む。
【0032】
ユーザ端末は、車両のピックアップ場所で該車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得し、ユーザがユーザ端末に表示されている自動バレットパーキングによりターゲット操作を入力する場合、取得された機器情報をターゲット操作によって選択されたターゲット車両に送信することで、ユーザが移動端末によりターゲット車両が該機器情報に対応するフィールド機器の所在する車両のピックアップ場所に走行するように呼び出すことができる。このように、ユーザによる車両呼び出し操作を容易に行うことができ、時間を節約することができる。
【0033】
上記フィールド機器の機器情報は、該フィールド機器の一意な識別情報であってよく、該機器情報は、該フィールド機器の所在する場所を直接又は間接に指示する。例えば、該機器情報は、フィールド機器の物理アドレスであり、ターゲット車両は、該物理アドレスに基づいて該フィールド機器の場所を決定する。
【0034】
車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得する上記ステップは、ユーザ端末が上記車両のピックアップ場所にある場合に、ユーザが、該車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を確認し、確認した機器情報を、ユーザ端末に入力してもよい。
【0035】
あるいは、いくつかの実施形態では、前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得する前記ステップは、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器に表示されているグラフィックコードをスキャンすることにより、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得するステップ、又は、前記ユーザ端末の第1のワイヤレス誘導モジュールが前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の第2のワイヤレス誘導モジュールにマッチングする場合に、前記フィールド機器の機器情報を読み取るステップを含む。
【0036】
ユーザ端末は、フィールド機器に表示されているグラフィックコードをスキャンし、或いはユーザ端末の誘導モジュールがフィールド機器の誘導モジュールにマッチングして、車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得することで、ユーザ端末によるフィールド機器の機器情報の取得操作をより容易に行うことができ、時間を節約することができる。
【0037】
本実施形態では、上記グラフィックコードは、バーコード又は二次元コードなどであってよく、上記第1の誘導モジュール及び第2の誘導モジュールは、ブルートゥース(登録商標)モジュール、赤外線モジュール又は近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)モジュールなどであってよく、ここでは限定されない。
【0038】
例えば、車両のピックアップ場所のフィールド機器に、その機器情報に関連する二次元コードが表示され、ユーザがユーザ端末を使用して二次元コードをスキャンすると、ユーザ端末は、スキャンされた二次元コードによりフィールド機器の機器情報を取得し、ユーザが該車両のピックアップ場所に到着したと判定することができる。あるいは、車両のピックアップ場所のフィールド機器に、その機器情報を記憶しているNFCモジュールが設置され、ユーザ端末にもNFCモジュールが設置され、ユーザがユーザ端末をフィールド機器に設置すると、ユーザ端末のNFCモジュールは、フィールド機器のNFCモジュールにマッチングし、マッチングが成功するときにフィールド機器の機器情報を読み取る。
【0039】
上記ユーザ端末に表示されている自動バレットパーキングインタフェースは、ユーザ端末が、ユーザの入力した、パーキングアプリケーションプログラムに対する操作(たとえば、パーキングアプリケーションプログラムのアプリケーションアイコンのクリック)に基づいて、その表示インタフェースに表示する上記自動バレットパーキングインタフェースであってよい。
【0040】
あるいは、いくつかの実施形態では、前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得する前記ステップの後、前記機器情報に基づいて、前記ユーザ端末内の前記パーキングアプリケーションプログラムを実行するように呼び出すステップをさらに含み、前記パーキングアプリケーションプログラムが実行されている場合に、前記ユーザ端末は、前記自動バレットパーキングインタフェースを表示する。
【0041】
フィールド機器の機器情報に基づいて、ユーザ端末は、インストールされたパーキングアプリケーションプログラムを実行するように自動的に呼び出し、上記自動バレットパーキングインタフェースを表示することで、特に、ユーザが上記パーキングアプリケーションプログラムの操作に不慣れな場合であっても、ユーザ端末による自動バレットパーキングインタフェースの表示操作をより容易に行うことができ、時間を節約することができる。
【0042】
例えば、ユーザ端末がフィールド機器に表示されている二次元コードをスキャンし、あるいはユーザ端末の誘導モジュールがフィールド機器の誘導モジュールにマッチングする場合に、ユーザ端末は、フィールド機器の機器情報を取得し、該機器情報基づくトリガーでパーキングアプリケーションプログラムを実行するように自動的に呼び出して自動バレットパーキングインタフェースを表示する。
【0043】
なお、上記ターゲット操作は、ユーザが自動バレットパーキングインタフェースに入力し、自動バレットパーキング機能を備える少なくとも1台の車両から1台の車両を選択するための操作であってよい。例えば、上記自動バレットパーキングインタフェースに、自動バレットパーキング機能を備える複数のシェア車両のオプションが表示されている場合に、ユーザ端末は、ユーザが1台のシェア車両のオプションに対して入力したクリック操作を受けると、該シェア車両を上記ターゲット車両とする。
【0044】
また、上記ターゲット車両が、上記機器情報が搬送されている呼び出し命令を受けた場合に、ターゲット車両は、該呼び出し命令に応答して上記車両のピックアップ場所に自動走行することができる。
【0045】
他の実施形態では、前記電子機器は、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器であり、ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定する前記ステップは、前記ターゲットユーザが入力した生体特徴を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定するステップを含み、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、呼び出し命令を送信する前記ステップは、前記生体特徴に合致するターゲット車両が存在するか否かを検索するステップと、前記生体特徴に合致するターゲット車両を検索した場合に、前記ターゲット車両に、呼び出し命令を送信するステップと、を含む。
【0046】
車両のピックアップ場所のフィールド機器は、ユーザが入力した生体特徴を受けた場合に、該生体特徴に合致するターゲット車両に呼び出し命令を自動的に送信することで、ユーザ操作が不要となり、車両呼び出しの利便性をさらに向上させることができる。
【0047】
上記生体特徴は、ユーザの顔特徴、眼球特徴又は指紋特徴などであってよく、ここでは限定されない。
【0048】
例えば、ユーザが車両のピックアップ場所に到着すると、フィールド機器は、カメラによりユーザの顔の画像を撮影し、顔の画像内の顔特徴を抽出する。駐車場内に該顔特徴に合致する車両が駐車していることが検索されると、フィールド機器は、該顔特徴に合致する車両に上記呼び出し命令を送信する。
【0049】
なお、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に呼び出し命令を送信する際には、電子機器は、ターゲット車両に呼び出し命令を直接送信してもよく(例えば、直接通信インタフェースを介して送信するなど)、他の機器(例えば、基地局など)を介して電子機器の呼び出し命令をターゲット車両に転送してもよく、ここでは限定されない。
【0050】
図2に示すように、本願の実施例に係る、上記電子機器に適用される車両呼び出し命令の送信装置置200は、ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定する判定モジュール201と、前記ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合に、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、前記ターゲット車両が前記車両のピックアップ場所まで走行するように指示する呼び出し命令を送信する送信モジュール202と、を含む。
【0051】
好ましくは、前記電子機器は、ユーザ端末であり、
図3に示すように、前記判定モジュール201は、前記車両のピックアップ場所に設置されたフィールド機器の機器情報を取得する機器情報取得ユニット2011と、前記ユーザ端末に表示されている自動バレットパーキングインタフェースにユーザが入力したターゲット操作を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定する判定ユニット2012とを含み、前記送信モジュール202は、具体的には、前記ターゲット操作によって選択されたターゲット車両に、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器を指示する前記機器情報が搬送されている呼び出し命令を送信する。
【0052】
好ましくは、
図4に示すように、前記判定モジュール201は、前記機器情報に基づいて、パーキングアプリケーションプログラムが実行されている場合に前記自動バレットパーキングインタフェースを表示する前記ユーザ端末内の前記パーキングアプリケーションプログラムを実行するように呼び出すアプリケーションプログラム呼び出しユニット2013を含む。
【0053】
好ましくは、前記機器情報取得ユニットは、具体的には、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器に表示されているグラフィックコードをスキャンすることにより、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得し、或いは、前記ユーザ端末の第1のワイヤレス誘導モジュールが前記車両のピックアップ場所のフィールド端装置の第2のワイヤレス誘導モジュールにマッチングする場合に、前記フィールド機器の機器情報を読み取る。
【0054】
好ましくは、前記電子機器は、前記車両のピックアップ場所のフィールド機器であり、前記判定モジュールは、具体的には、前記ターゲットユーザが入力した生体特徴を受けた場合に、前記ターゲットユーザが前記車両のピックアップ場所に到着したと判定し、
図5に示すように、前記送信モジュール202は、前記生体特徴に合致するターゲット車両が存在するか否かを検索する車両検索ユニット2021と、前記生体特徴に合致するターゲット車両を検索した場合に、前記ターゲット車両に呼び出し命令を送信する送信ユニット2022と、を含む。
【0055】
車両呼び出し命令の送信装置200は、本願の
図1の方法の実施例における電子機器によって実現される様々なプロセスを実現し、同じ有益な効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは説明を省略する。
【0056】
本願の実施例によれば、本願は、電子機器及び読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0057】
図6は、本願の実施例に係る車両呼び出し命令の送信方法(
図1に示す車両呼び出し命令の送信方法)の電子機器のブロック図である。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及びその他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表す。電子機器は、パーソナルデジタルアシスタント、セルラー電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス及びその他の類似するコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイルデバイスを表すことができる。本明細書に示すコンポーネント、それらの接続及び関係および、それらの機能は例示的なものに過ぎず、本明細書で説明及び/又は要求された本願の実現を限定することを意図するものではない。
【0058】
図6に示すように、該電子機器は、1つ以上のプロセッサ601と、メモリ602と、高速インタフェース及び低速インタフェースを含む、各コンポーネントを接続するインタフェースと、を含む。各コンポーネントは、異なるバスを介して互いに接続され、共通のマザーボード上に取り付けられてもよく、必要に応じて他の方式で取り付けられてもよい。プロセッサは、電子機器内で実行された、外部入力/出力装置(例えば、インタフェースに結合された表示機器)上にGUIのグラフィック情報を表示するようにメモリ内又はメモリ上に記憶されている命令を含む命令を処理することができる。他の実施形態では、必要に応じ、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスを、複数のメモリ及び複数のメモリと共に使用することができる。同様に、それぞれが必要な動作を提供する複数の電子機器(例えば、サーバアレイ、ブレードサーバのグループ又はマルチプロセッサシステム)を接続することができる。
図6では、プロセッサ601を例とする。
【0059】
メモリ602は、本願に係る非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。前記メモリには、少なくとも1つのプロセッサに実行可能な、前記少なくとも1つのプロセッサに本願に係る車両呼び出し命令の送信方法を実行させる命令が記憶されている。本願の非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、本願に係る車両呼び出し命令の送信方法(
図1に示す車両呼び出し命令の送信方法)をコンピュータに実行させるコンピュータコ命令が記憶されている。
【0060】
メモリ602は、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、非一時的ソフトウェアプログラム、非一時的コンピュータ実行可能なプログラム及びモジュール、例えば、本願の実施例における車両呼び出し命令の送信方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、
図2に示す座標情報判定モジュール201及び送信モジュール202)を記憶することができる。プロセッサ601は、メモリ602内に記憶されている非一時的ソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することにより、電子機器の各機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。即ち、上記
図1に示す方法の実施例における車両呼び出し命令の送信方法を実現する。
【0061】
メモリ602は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶できるプログラム記憶領域と、アプレット処理の電子機器の使用中に作成されたデータなどを記憶できるデータ記憶領域とを含んでよい。また、メモリ602は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的固体メモリデバイスなどの非一時的メモリを含んでもよい。いくつかの実施例では、メモリ602は、好ましくは、プロセッサ601に対して遠隔的に配置されたメモリを含み、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介してアプレット処理の電子機器に接続ことができる。上記ネットワークの例は、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0062】
車両呼び出し命令の送信方法の電子機器は、入力装置603及び出力装置604を含んでよい。プロセッサ601、メモリ602、入力装置603及び出力装置604は、バス又は他の方式で接続することができ、
図6では、バスによる接続を例とする。
【0063】
入力装置603は、入力された数字又は文字情報を受信すると共に、アプレット処理の電子機器のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができ、入力装置は、例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、1つ以上のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックである。出力装置604は、表示機器、補助照明装置(例えば、LED)及び触覚フィードバック装置(例えば、振動モータ)などを含んでよい。該表示機器は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ及びプラズマディスプレイなどを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、表示機器は、タッチスクリーンであってよい。
【0064】
本明細書で説明されたシステム及び技術の各実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、専用ASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにより実現することができる。これらの様々な実施形態は、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行及び/又は解釈できる1つ以上のコンピュータプログラムでの実施を含んでよく、該プログラマブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置及び少なくとも1つの出力装置からデータと命令を受信し、データと命令を該記憶システム、該少なくとも1つの入力装置及び該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0065】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、これらのコンピュータプログラムを、高レベルのプロセス及び/又はオブジェクト指向のプログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械言語を用いて実施することができる。本明細書で使用される「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」との用語は、機械命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供する任意のコンピュータプログラム製品、デバイス及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジック装置(PLD))を指し、機械読み取り可能な信号としての機械命令を受信する機械読み取り可能な媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」との用語は、機械命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供する任意の信号を指す。
【0066】
ユーザとの対話を提供するために、本明細書で説明されたシステム及び技術をコンピュータ上で実施することができ、該コンピュータは、ユーザに情報を表示する表示装置(例えば、CRT(ブラウン管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニター)と、キーボードと、ポインティング装置(例えば、マウス又はトラックボール)とを有し、ユーザは、該キーボード及び該ポインティング装置により入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置は、ユーザとの対話を提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式の感覚フィードバック(例えば、視覚的フィードバック、聴覚的フィードバック又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力、音声入力又は触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0067】
本明細書で説明されたシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピュータシステム(例えば、データ電子機器として)、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピュータシステム(例えば、アプリケーション電子機器)、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピュータシステム(例えば、ユーザが本明細書で説明されたシステム及び技術の実施形態と対話できるグラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザインタフェース)、又はこのようなバックグラウンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント又はフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピュータシステムにおいて実施することができる。システムのコンポーネントは、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)を介して互いに接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)及びインターネットを含む。
【0068】
コンピュータシステムは、クライアント及び電子機器を含んでよい。クライアントと電子機器は、一般的に、互いに離れ、通常、通信ネットワークを介して対話する。クライアントと電子機器との関係は、対応するコンピュータ上で実行し、互いにクライアント-電子機器の関係を有するコンピュータプログラムによって生成される。
【0069】
本願の実施例の技術的解決手段によれば、ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したか否かを判定する。前記ターゲットユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定すると、前記ターゲットユーザに関連するターゲット車両に、前記ターゲット車両が前記車両のピックアップ場所まで走行するように指示する呼び出し命令を送信する。ユーザが車両のピックアップ場所に到着したと判定した場合のみに、ターゲット車両に呼び出し命令を送信するという技術手段を採用するため、現在の、車両渋滞が発生しやすいために車両の走行効率が低くなるという課題を解決することができ、車両の走行効率を向上させることができる。
【0070】
ユーザ端末により車両のピックアップ場所で該車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得し、ユーザがユーザ端末に表示されている自動バレットパーキングによりターゲット操作を入力すると、取得された機器情報をターゲット操作によって選択されたターゲット車両に送信する。これにより、ユーザが移動端末によりターゲット車両が該機器情報に対応するフィールド機器の所在する車両のピックアップ場所に走行するように呼び出すことができるので、ユーザによる車両呼び出し操作を容易に行うことができ、時間を節約することができる。
【0071】
ユーザ端末によりフィールド機器に表示されているグラフィックコードをスキャンし、或いはユーザ端末の誘導モジュールがフィールド機器の誘導モジュールにマッチングして、車両のピックアップ場所のフィールド機器の機器情報を取得することで、ユーザ端末によるフィールド機器の機器情報の取得操作をより容易に行うことができ、時間を節約することができる。
【0072】
フィールド機器の機器情報に基づいて、ユーザ端末は、インストールされたパーキングアプリケーションプログラムを実行するように自動的に呼び出し、上記自動バレットパーキングインタフェースを表示することで、特にユーザが上記パーキングアプリケーションプログラムの操作に不慣れな場合であっても、ユーザ端末による自動バレットパーキングインタフェースの表示操作をより容易に行なうことができ、時間を節約することができる。
【0073】
車両のピックアップ場所のフィールド機器により、ユーザが入力した生体特徴を受けた場合に、該生体特徴に合致するターゲット車両に呼び出し命令を自動的に送信するため、ユーザ操作が不要となり、車両呼び出しの利便性をさらに向上させることができる。
【0074】
上記様々な形式のフローを使用して、ステップを改めて順序付けたり、追加したり、削除したりしてもよい。例えば、本願において開示されている技術手段の所望の結果を実現するのであれば、本願に記載された各ステップは、並列的に実行され、順次実行されてもよく、異なる順序で実行されてもよく、本明細書はこれを限定しない。
【0075】
上記具体的な実施形態は、本願の保護範囲を限定しない。当業者は、設計要件及びその他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせ及び置換を行うことができることを理解すべきである。本願の精神及び原則の範囲内で行われる修正、同等置換、改善などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。