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特許7320564端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システム
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  • 特許-端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-26
(45)【発行日】2023-08-03
(54)【発明の名称】端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システム
(51)【国際特許分類】
   H04Q 9/00 20060101AFI20230727BHJP
   G16Y 20/00 20200101ALI20230727BHJP
   H04L 1/12 20060101ALI20230727BHJP
   H04L 67/00 20220101ALI20230727BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20230727BHJP
【FI】
H04Q9/00 311J
G16Y20/00
H04L1/12
H04L67/00
H04M11/00 301
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021111095
(22)【出願日】2021-07-02
(65)【公開番号】P2022014444
(43)【公開日】2022-01-19
【審査請求日】2021-07-02
(31)【優先権主張番号】202010641133.2
(32)【優先日】2020-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】521294313
【氏名又は名称】豊疆智能(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】楊 中原
(72)【発明者】
【氏名】呉 迪
(72)【発明者】
【氏名】姚 遠
(72)【発明者】
【氏名】王 高棟
【審査官】中川 幸洋
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-071157(JP,A)
【文献】国際公開第2010/027064(WO,A1)
【文献】特開2002-223214(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04Q 9/00
G16Y 20/00
H04L 1/12
H04L 67/00
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モノのインターネットのデータ伝送方法において、
データを収集する端末からデータ及びデータに一意に対応するアイデンティティ情報をサーバに伝達する伝達ステップと、
受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報に応答して、前記サーバから少なくとも1つの応答信号を前記端末にフィードバックするフィードバックステップと、を含み、
前記端末によって受信された、前記サーバからの前記応答信号に基づいて複数の前記データのうちいずれの前記データ伝送に失敗したかを判定し、
前記端末は、伝送に失敗したデータを前記端末に対応するローカルデータベースに記憶し、伝送に失敗した前記データを前記サーバに再伝送し、
前記データの伝送失敗の回数が所定の数値を超えると、伝送に失敗した前記データの伝送を停止し、
前記伝達ステップは、
予め設定された規則に基づいて、前記端末によって収集されたデータを処理することによって、処理済みの前記データ及び前記アイデンティティ情報を取得するステップと、
処理済みの前記データ及び前記アイデンティティ情報を前記サーバに伝達するステップと、を含み、
前記予め設定された規則は、前記サーバにより決定され、
前記アイデンティティ情報は、記録生成時間、およびデータタイプを含むことを特徴とするモノのインターネットのデータ伝送方法。
【請求項2】
前記伝達ステップの前に、
前記端末と前記サーバとの間でデータを伝達するように、前記端末及び前記サーバを定時的にトリガーするステップをさらに含み、
前記端末によって収集されたデータがローカルデータベースに記憶される、請求項に記載のモノのインターネットのデータ伝送方法。
【請求項3】
前記アイデンティティ情報は、前記データに対応する一意なコードを含む、請求項に記載のモノのインターネットのデータ伝送方法。
【請求項4】
モノのインターネットのサーバに通信可能に接続される端末において、
収集モジュールと、
前記収集モジュールが通信可能に接続される処理モジュールと、
通信モジュールと、を含み、
前記収集モジュールは、データを収集し、前記処理モジュールは、予め設定された規則に基づいて、前記収集モジュールによって収集されたデータを処理して、前記データに一意に対応するアイデンティティ情報を生成し、前記通信モジュールを介して処理された前記データ及び前記アイデンティティ情報を該サーバに送信し、
受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報に応答して、前記サーバから少なくとも1つの応答信号を前記端末にフィードバックするフィードバックし、
前記端末によって受信された、前記サーバからの前記応答信号に基づいて複数の前記データのうちいずれの前記データ伝送に失敗したかを判定し、
前記端末は、伝送に失敗したデータを前記端末に対応するローカルデータベースに記憶し、伝送に失敗した前記データを前記サーバに再伝送し、
前記データの伝送失敗の回数が所定の数値を超えると、伝送に失敗した前記データの伝送を停止し、
前記予め設定された規則は、前記サーバにより決定され、
前記アイデンティティ情報は、記録生成時間、およびデータタイプを含み、
前記端末の前記通信モジュールは、該サーバからの、受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報に対応する応答情報を受信する、ことを特徴とする端末。
【請求項5】
前記処理モジュールは、前記応答情報に基づいて、伝送に失敗した前記データを判断し、次に命令を前記通信モジュールに送信して前記データ及び前記アイデンティティ情報を該サーバに再送信する、請求項に記載の端末。
【請求項6】
前記処理モジュールは、前記応答情報に基づいて、伝送に失敗した前記データを判断し、次に前記データをローカルデータベースに記憶する、請求項に記載の端末。
【請求項7】
モノのインターネットの端末に通信可能に接続され、該端末がデータを収集するサーバにおいて、
受信モジュールと、
分析モジュールと、
フィードバックモジュールと、を含み、
前記受信モジュールは、処理された前記データ及び前記データに一意に対応するアイデンティティ情報を受信し、
処理された前記データ及び前記アイデンティティ情報は、予め設定された規則に基づいて、前記データを処理して得られるものであり、前記予め設定された規則は、前記サーバにより決定され、前記アイデンティティ情報は、記録生成時間、およびデータタイプを含み、
前記分析モジュールは、前記受信モジュールに通信可能に接続され、且つ前記データ及び前記アイデンティティ情報を分析して、前記データの前記アイデンティティ情報に一意に対応する応答信号を生成し、前記フィードバックモジュールは、前記分析モジュールに通信可能に接続され、前記応答信号を該端末に伝達し、
前記端末によって受信された、前記サーバからの前記応答信号に基づいて複数の前記データのうちいずれの前記データ伝送に失敗したかを判定し、
前記端末は、伝送に失敗したデータを前記端末に対応するローカルデータベースに記憶し、伝送に失敗した前記データを前記サーバに再伝送し、
前記データの伝送失敗の回数が所定の数値を超えると、伝送に失敗した前記データの伝送を停止することを特徴とするサーバ。
【請求項8】
端末とサーバとの間でデータを伝送するモノのインターネットのデータ伝送システムにおいて、
該端末によって収集されたデータ、及び前記データに一意にマッチングしたアイデンティティ情報を取得する取得ユニットと、
前記データ及び前記アイデンティティ情報を該サーバに伝送する伝送ユニットと、
前記伝送ユニットを介して該端末に通信可能に接続され、該サーバによって予め設定された規則に基づいて、該端末によって収集されたデータを処理して前記アイデンティティ情報を生成する処理ユニットと、を含み、
前記アイデンティティ情報は、前記取得ユニットに送信され、
前記予め設定された規則は、前記サーバにより決定され、
前記アイデンティティ情報は、記録生成時間、およびデータタイプを含み、
受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報に応答して、前記サーバから少なくとも1つの応答信号を前記端末にフィードバックするフィードバックし、
前記端末によって受信された、前記サーバからの前記応答信号に基づいて複数の前記データのうちいずれの前記データ伝送に失敗したかを判定し、
前記端末は、伝送に失敗したデータを前記端末に対応するローカルデータベースに記憶し、伝送に失敗した前記データを前記サーバに再伝送し、
前記データの伝送失敗の回数が所定の数値を超えると、伝送に失敗した前記データの伝送を停止することを特徴とするモノのインターネットのデータ伝送システム。
【請求項9】
該サーバに通信可能に接続され、該サーバが受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報に基づいて、前記データの伝送が成功したか否かを判断するための応答信号を生成し、前記応答信号を該端末にフィードバックするフィードバックユニットをさらに含む、請求項に記載のモノのインターネットのデータ伝送システム。
【請求項10】
前記処理ユニットに通信可能に接続される記憶ユニットをさらに含み、
前記処理ユニットは、前記フィードバックユニットによってフィードバックされた前記応答信号に基づいて、どの前記データの伝送に失敗したかを判断し、伝送に失敗した前記データを前記記憶ユニットに記憶する、請求項に記載のモノのインターネットのデータ伝送システム。
【請求項11】
該端末と該サーバをトリガーして両方の間で前記データの伝達を許可するタイミングユニットをさらに含む、請求項10に記載のモノのインターネットのデータ伝送システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ伝送分野に関し、特に、端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
モノのインターネットは、インターネットに基づいて広がっているネットワークであり、様々なタイプの情報センサ機器とインターネットを組み合わせてなる巨大なネットワークである。
【0003】
データ収集は、モノのネットワークにおける基礎的な一環であり、モノとモノまたは人とモノとの間の接続は、伝送装置によって収集されたデータに依存する必要があり、その後に、処理機器は、判断し、対応するフィードバックを行う。つまり、データ収集は、データ監視とインテリジェント制御のデータソースである。従来のモノのネットワーク技術では、端末は、データを収集し、その後に、データをサービスに伝送し、サービス端末は、データに基づいて監視し、分析してまとめる。しかし、端末は、収集したデータをサービス端末に完全に送信できない場合もある。
【0004】
例えば、自動運転では、農業機械がリアルタイムに収集したデータを用いて農業機械の走行経路を計画する必要がある。農業機械の走行中、遭遇した環境や道路状況は、複雑かもしれない。信号は、伝達過程において何らかの原因で混乱したり、紛失したりする可能性がある。データを受け取って計画を立てたり、農業機械を管理したりするサーバにとって、データが混乱したり、紛失したりしたかどうかを判断することができない。従って、サーバは、実際に5分目に収集された画像データを受信したとき、4分目に収集されたデータとして判断する可能性があり、その結果、その後の処理でエラーが発生してしまう。
【0005】
従来採用されている対策は、上記のような状況を避けるために、信号伝達の品質をどのように向上させるかに焦点を当てており、例えば、信号送信周波数または強度を強化することで、信号をサービス端末に伝達できるようにし、又は、干渉防止のための装置を配置して、信号の伝達過程が干渉されることを回避する。しかし、サーバが誤った信号を受信し又は信号を受信できないため、エラー処理を引き起こす場合がまだある。上記の問題は、より深刻な結果をもたらす。例えば、サーバは、データを受信しなかったが、端末は、データを送信した後、利用可能なメモリ容量を保証するために、直接データを削除する場合がある。これは、伝送に失敗したデータが適切に保存されていないために失われ、つまり、データが不完全になってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システムを提供することを1つの目的とし、前記データ伝送方法によって、サーバは、データ伝達の状況、例えば、データが混乱したか否か、紛失されたか否かを把握することができる。
【0007】
本発明は、端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システムを提供することを他の目的とし、端末を介してデータをサーバに送信し、端末は、サーバのデータ受信状況、例えば、サーバがこのデータを受信しかた否かを把握することができ、つまり、端末及びサーバは、いずれも、両方のデータ伝達と受信状況を把握することができる。
【0008】
本発明は、端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システムを提供することを他の目的とし、前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、端末とサーバとのインタラクションは、端末によって収集されたデータに限られず、両方がデータを伝送する状況をさらに含む。
【0009】
本発明は、端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システムを提供することを他の目的とし、前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、データがサーバに伝達されたことを判断した後、端末に記憶されたデータを削除してもよい。
【0010】
本発明は、端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システムを提供することを他の目的とし、前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、データをできるだけ完全に保存することができる。
【0011】
本発明は、端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システムを提供することを他の目的とし、前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、端末は、データをサーバに伝達すると同時に、データにマッチングしたアイデンティティ情報を伝達し、それにより、サーバは、アイデンティティ情報に基づいて、データが正常に伝達されたか否かを判断することができる。
【0012】
本発明は、端末、サーバ、モノのインターネットのデータ伝送方法及びデータ伝送システムを提供することを他の目的とし、前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、サーバは、データを受信すると、データの前記アイデンティティ情報に対応する応答信号を端末に送信し、それにより、端末は、前記応答信号に基づいて、端末に記憶されたデータを処理することができる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一態様によれば、本発明は、モノのインターネッのトデータ伝送方法を提供し、モノのインターネットのデータ伝送方法は、
データを収集する端末からデータ及びデータに一意に対応するアイデンティティ情報をサーバに伝達する伝達ステップと、
受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報に応答して、前記サーバから少なくとも1つの応答信号を前記端末にフィードバックするフィードバックステップと、を含む。
【0014】
本発明の一実施例によれば、前記モノのインターネットのデータ伝送方法は、
前記応答信号に基づいて、伝送に失敗した前記データを確認するステップと、
伝送に失敗したデータを前記端末に対応するローカルデータベースに記憶するステップと、を含む。
【0015】
本発明の一実施例によれば、前記モノのインターネットのデータ伝送方法は、
前記応答信号に基づいて伝送に失敗した前記データを確認するステップと、
前記サーバに前記データを再伝送するステップと、をさらに含む。
【0016】
本発明の一実施例によれば、前記伝達ステップは、
予め設定された規則に基づいて、前記端末によって収集されたデータを処理することによって、処理済みの前記データ及び前記アイデンティティ情報を取得するステップと、
処理済みの前記データ及び前記アイデンティティ情報を前記サーバに伝達するステップと、を含み、前記予め設定された規則は、前記サーバにより決定される。
【0017】
本発明の一実施例によれば、前記伝達ステップの前に、前記モノのインターネットのデータ伝送方法は、
前記端末及び前記サーバを定時的にトリガーして前記端末と前記サーバとの間でデータを伝達するステップをさらに含み、前記端末によって収集されたデータは、ローカルデータベースに記憶される。
【0018】
本発明の一実施例によれば、前記アイデンティティ情報は、前記データに対応する一意なコードを含む。
【0019】
本発明の他の態様によれば、本発明は、端末を提供し、モノのインターネットのサーバに通信可能に接続される端末において、
収集モジュールと、
前記収集モジュールが通信可能に接続される処理モジュールと、
通信モジュールと、を含み、
前記収集モジュールは、データを収集し、前記処理モジュールは、前記収集モジュールによって収集されたデータに基づいて、一意に対応するアイデンティティ情報を生成し、前記通信モジュールを介して前記データ及び前記アイデンティティ情報を該サーバに送信する。
【0020】
本発明の一実施例によれば、前記端末の前記通信モジュールは、該サーバからの、受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報に対応する応答情報を受信し、前記処理モジュールは、前記応答情報に基づいて、伝送に失敗した前記データを判断し、次に命令を前記通信モジュールに送信して前記データ及び前記アイデンティティ情報を該サーバに再送信する。
【0021】
本発明の一実施例によれば、前記端末の前記通信モジュールは、該サーバからの、受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報に対応する応答情報を受信し、前記処理モジュールは、前記応答情報に基づいて、伝送に失敗した前記データを判断し、次に前記データをローカルデータベースに記憶する。
【0022】
本発明の他の態様によれば、本発明は、サーバを提供し、モノのインターネットの端末に通信可能に接続され、該端末がデータを収集するサーバにおいて、
受信モジュールと、
分析モジュールと、
フィードバックモジュールと、を含み、前記受信モジュールは、該端末からの前記データ及び前記データに一意に対応するアイデンティティ情報を受信し、前記分析モジュールは、前記受信モジュールに通信可能に接続され、且つ前記データ及び前記アイデンティティ情報を分析して、前記データの前記アイデンティティ情報に一意に対応する応答信号を生成し、前記フィードバックモジュールは、前記分析モジュールに通信可能に接続され、前記応答信号を該端末に伝達する。
【0023】
本発明の他の態様によれば、本発明は、モノのインターネットのデータ伝送システムを提供し、端末とサーバとの間でデータを伝送するモノのインターネットのデータ伝送システムにおいて、
該端末によって収集されたデータ及び前記データに一意にマッチングしたアイデンティティ情報を取得する取得ユニットと、
前記データ及び前記アイデンティティ情報を該サーバに伝送する伝送ユニットと、を含む。
【0024】
本発明の一実施例によれば、該端末に通信可能に接続され、該サーバによって予め設定された規則に基づいて、該端末によって収集されたデータを処理し前記アイデンティティ情報を生成する処理ユニットをさらに含み、前記アイデンティティ情報は、前記取得ユニットに送信される。
【0025】
本発明の一実施例によれば、前記モノのインターネットのデータ伝送システムは、該サーバに通信可能に接続され、該サーバが受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報に基づいて応答信号を生成し、前記応答信号を該端末にフィードバックするフィードバックユニットをさらに含む。
【0026】
本発明の一実施例によれば、前記モノのインターネットのデータ伝送システムは、前記処理ユニットに通信可能に接続される記憶ユニットをさらに含み、前記処理ユニットは、前記フィードバックユニットによってフィードバックされた前記応答信号に基づいて、どの前記データの伝送に失敗したかを判断し、伝送に失敗した前記データを前記記憶ユニットに記憶する。
【0027】
本発明の一実施例によれば、前記モノのインターネットのデータ伝送システムは、該端末と該サーバをトリガーして両方の間で前記データの伝達を許可するタイミングユニットをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の好適な実施例によるモノのインターネットのデータ伝送方法の適用模式図である。
図2】本発明の上記好適な実施例による前記モノのインターネットのデータ伝送方法のプロセス模式図である。
図3】本発明の上記好適な実施例による前記モノのインターネットのデータ伝送方法の別のプロセス模式図である。
図4】本発明の好適な実施例によるモノのインターネットのプラットフォームの模式図である。
図5】本発明の好適な実施例によるモノのインターネットのデータ伝送システムの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下の説明は、当業者が本発明を実施できるように、本発明を開示するために使用される。以下の説明における好ましい実施形態は単なる例であり、当業者は他の明白な変形を想到することができる。以下の説明で定義される本発明の基本原理は、他の実施形態、変形形態、改善形態、同等形態、及び本発明の精神及び範囲から逸脱しない他の技術的解決策に適用することができる。
【0030】
当業者は、本発明の説明において、「縦方向」、「横方向」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などのような用語により示される方位又は位置関係は、図面に示される方位又は位置関係に基づくものであり、本発明の説明及び説明の簡単化のために過ぎず、示される装置又は要素が特定方位を有したり、特定方位で構成又は操作されたりすることを指示又は示唆するものではなく、よって、上記用語は、本発明に対する限定としては理解されない。
【0031】
「一」という用語は、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」として理解されるべきである。すなわち、一実施形態では、要素の数は1であり得る、そして別の実施形態では、要素の数は複数にすることができ、「1つ」という用語は数の制限として理解されるべきではない。
【0032】
図1図2を参照すると、本発明の好適な実施例によるモノのインターネットのデータ伝送方法は、例示的に示される。
【0033】
前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、モノのインターネットのデータプラットフォーム1000の少なくとも1つの端末1と少なくとも1つのサーバ2との間でデータを伝達することができ、伝達過程においてデータが紛失又は混乱したか否かを把握でき、それにより、後続のプロセスにおいての処理を容易に行う。
【0034】
前記端末1とは、データを収集する一端であり、各種の情報センサであってもよいし、情報センサが搭載された機器であってもよい。前記サーバ2は、クラウドであってもよい。前記サーバ2には、通信部材、記憶部材及び処理部材が集積されてもよい。前記端末1と前記サーバ2との間でデータを伝達するように、前記端末1と前記サーバ2とは、互いに通信可能に接続される。
【0035】
前記端末1の数は、複数であってもよいが、本実施例では、各種の情報センサが搭載された複数の農業機械が前記端末1であることを例として説明することが理解され得る。
【0036】
運転者は、前記農業機械が移動し、例えば、進む又は曲がるように制御することができ、前記端末1である前記農業機械は、これらのデータを記録し、データを前記サーバ2に伝達する必要があり、将来に使用し、例えば、将来に修理するときに呼び出すように、前記サーバ2は、これらのデータを保存する必要がある。
【0037】
前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、データは、前記端末1から前記サーバ2に伝達される。前記モノのインターネットのデータ伝送方法は、
伝送すべきデータを取得するステップと、
前記データに基づいて、前記データにマッチングしたアイデンティティ情報を取得するステップと、
前記データ及び前記データに対応する前記アイデンティティ情報を前記サーバ2に伝達するステップとを含む。
【0038】
詳しくは、前記端末1は、収集すべき前記データを生成又は収集すると、対応するデータを前記サーバ2に伝達する必要がある。前記サーバ2は、元々、前記端末1によって伝達された前記データの状況が分からなかった。つまり、前記サーバ2によって受信された前記データに含まれる情報量が前記端末1によって送信された前記データに含まれる情報量を超えることがなく、情報は、伝達過程において、様々な原因のため、紛失されてしまう可能性がある。
【0039】
前記アイデンティティ情報によって、前記サーバ2は、前記端末1が送信しようとする前記データを知ることができる。つまり、前記サーバ2にとっては、前記端末1によって送信された前記データ状況が未知のものではなく、既知のものである。
【0040】
より詳しくは、前記アイデンティティ情報は、データ番号、記録生成時間、データタイプなどの情報を含むことができる。前記アイデンティティ情報に基づいて、各種の前記データを一意に決定することができ、例えば、前記アイデンティティ情報中の前記データ番号は、一意な番号であってもよい。
【0041】
例を挙げて説明すると、前記端末1が前記データA、前記データB、前記データC及び前記データDの一列の前記データを送信する必要がある場合、従来の技術手段では、伝送過程においてデータが損失されると、前記サーバ2は、前記データA及び前記データCを受信し、前記データBが紛失されたことが分からず、前記データBが受信されなかったことも分からない。同様に、前記端末1は、前記データBが前記サーバ2にうまく伝送されなかったことが分からない。ユーザ又はバックグラウンド操作者が前記端末1での前記データと前記サーバ2での前記データとを比較する場合のみ、データ損失が生じたことを発見する可能性があるが、この確率が低い。この確率が低い原因としては、前記端末1の位置で常にデータを収集し、一般的に、データの保存時間が限られ、ユーザ又はバックグラウンド操作者が問題を発見し、データを手動に比較するとき、前記端末1でのデータがもうなくなった可能性があるためである。
【0042】
本実施例では、前記端末1は、前記データA、前記データB、前記データC及び前記データDを送信すると同時に、前記データA、前記データB、前記データC及び前記データDに対応する前記アイデンティティ情報を送信し、例えば、前記データAが一列のコードAに対応し、前記データBが一列のコードBに対応し、前記データCが一列のコードCに対応し、前記データDが一列のコードDに対応する。前記データAに対応する前記コードAに前記データ番号0001が含まれ、前記データBに対応する前記コードBに前記データ番号0002が含まれ、前記データCに対応する前記コードCに前記データ番号0003が含まれ、前記データDに対応する前記コードDに前記データ番号0004が含まれる。前記端末1から前記サーバ2に伝送する過程において紛失が生じた場合、前記サーバ2は、前記データA、前記データC及び前記データDを受信し、前記データAに対応する前記アイデンティティ情報、前記データCに対応する前記アイデンティティ情報及び前記データDに対応する前記アイデンティティ情報に基づいて、前記サーバ2は、前記データBが紛失されたことが分かる。又は、前記端末1から前記サーバ2に伝送する過程において紛失が生じた場合、前記サーバ2は、前記データA、前記データD、前記データC及び前記データBを順に受信し、前記データA、前記データD、前記データC及び前記データBのそれぞれに対応する前記アイデンティティ情報に基づいて、前記データA、前記データD、前記データC及び前記データBの正確な順序を知ることができる。
【0043】
さらに、前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、前記サーバ2が前記データの伝送状況を知ることができ、前記端末1が前記サーバ2のデータ受信状況を知ることもできる。
【0044】
前記モノのインターネットのデータ伝送方法は、
前記サーバ2が受信した前記データに基づいて、前記アイデンティティ情報に対応する応答信号を生成するステップと、
前記データの伝送が成功したか否かを判断するために、前記応答信号を前記端末1に送信するステップと、を含む。
【0045】
詳しくは、以上の説明から分かるように、前記データA、前記データB、前記データC及び前記データDのうちの前記データBが伝達過程において紛失された場合、従来の技術に基づいて、前記サーバ2でも前記端末1でも、前記データが紛失されたことを発見しにくい。
【0046】
本実施例では、前記サーバ2は、前記データA、前記データB、前記データC及び前記データDのうちの前記データA、前記データC及び前記データDのほか、前記データA、前記データC及び前記データDに対応する前記アイデンティティ情報を受信した後、前記データに対応する前記アイデンティティ情報に応答する応答信号を前記端末1に送信し、それにより、前記端末1は、前記データの伝達状況を知ることができる。
【0047】
詳しくは、前記サーバ2は、前記データA、前記データC及び前記データDのほか、前記データA、前記データC及び前記データDに対応する前記アイデンティティ情報を受信した後、前記データAの前記アイデンティティ情報に対応する1つの応答信号、前記データCの前記アイデンティティ情報に対応する他の応答情報及び前記データDの前記アイデンティティ情報に対応する他の応答情報を生成し、例えば、前記データAに対応する前記アイデンティティ情報の前記コード、前記データCに対応する前記アイデンティティ情報の前記コード及び前記データDに対応する前記アイデンティティ情報の前記コードの後に一列の文字を追加する。次に、前記サーバ2は、前記応答信号を前記端末1に送信する。
【0048】
前記端末1は、前記応答情報を識別することで、前記データのうちのどれが前記サーバ2に成功して伝送されたかを判断し、例えば、前記端末1は、前記アイデンティティ情報中の前記コードに基づいて、前記データA、前記データC及び前記データDが前記サーバ2に成功して伝送されたことを判断する。
【0049】
この判断結果に基づいて、前記端末1は、前記端末1に記憶された前記データA、前記データC及び前記データDを削除し、それにより、メモリスペースをリリースする。なお、前記端末1は、伝達結果を知ることができるため、前記データBの伝送が成功しなかったことを知ることができ、それにより、前記データBに対して改善策を用いることができる。
【0050】
詳しくは、前記モノのインターネットのデータ伝送方法は、
前記データが前記端末1から前記サーバ2にうまく伝送されなかった場合、前記データを前記サーバ2に再伝送するステップをさらに含む。
【0051】
例を挙げて説明すると、前記端末1によって受信された、前記サーバ2からの前記応答信号に基づいて分析した結果、前記データBの伝送が成功しなかった場合、前記端末1は、前記データBの伝送が成功するまで、前記サーバ2に前記データB及び前記データBに対応する前記アイデンティティ情報を再伝送することができる。当然ながら、前記データBの伝達回数が所定の数値を超えると、前記データBの伝達を停止してもよい。
【0052】
前記モノのインターネットのデータ伝送方法は、
前記データが前記端末1から前記サーバ2にうまく伝送されなかった場合、前記データをローカルデータベースに記憶するステップを含む。
【0053】
詳しくは、伝送に失敗した前記データをローカルデータベースに記憶し、次回の伝達又は次回の読み取りを待つ。前記サーバに伝達された前記データを前記サーバに記憶することができ、それにより前記データの整合性を確保し、前記端末1のメモリスペースを占有し過ぎない。
【0054】
なお、前記端末1と前記サーバ2とが互いに通信可能に接続していることは、前記端末1と前記サーバ2とが常に通信可能に接続している必要があることを意味するものではない。前記端末1と前記サーバ2との間の接続は、需要に応じて作成され、例えば、前記端末1が前記サーバ2に前記データを伝達する必要がある場合、前記端末1と前記サーバ2とが通信接続を作成する。
【0055】
なお、前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、取得されたデータをできるだけ完全に保存することができる。詳しくは、上記の説明では、収集された前記データは、前記データA、前記データB、前記データC及び前記データDを含む。従来の技術では、前記データBが紛失された場合、前記サーバ2は、前記データBを受信しなかったため、前記データBを取得できない一方、前記端末1にとって、収集したデータの数が増加し続けるが、メモリ容量が限られるため、所定の時間の後に、前記データBがクリアーされる可能性があり、その結果、前記データBが永久的に損失されてしまう確率が非常に高い。本実施例では、前記サーバ2は、前記データBが紛失されたことが分かり、また、前記端末1は、前記データBの伝送が成功しなかったことが分かり、前記データBがローカルデータベースに記憶され、且つクリアーされることを回避し、伝達に成功した前記データA、前記データC及び前記データDを前記サーバ2に記憶することができる。このようにすると、収集されたデータをできるだけ完全に保存する。
【0056】
さらに、なお、本実施例では、前記端末1によって収集されたデータは、処理後に前記サーバ2にリアルタイムに送信される。前記サーバ2は、報告データ番号(一意)、報告タイプ、報告データ実体、記録生成時間などのコアフィールドを含むようにデータ報告インタフェースを定義することができる。前記端末1は、収集した前記データに基づいて、正規化処理を行い、報告規則を満たすデータ及び前記アイデンティティ情報を生成する。
【0057】
前記モノのインターネットのデータ伝送方法によって、前記データを前記サーバ2にリアルタイムに報告できるとともに、オフラインの前記データを前記サーバ2に伝達することもできることが理解され得る。
【0058】
図3を参照すると、詳しくは、前記モノのインターネットのデータ伝送方法は、
前記端末1を前記サーバ2に接続することをタイマーで定時的にトリガーするステップと、
前記ローカルデータベースからデータを読み取るステップと、
前記データに基づいて、前記データにマッチングしたアイデンティティ情報を取得するステップと、
前記データ及び前記データに対応する前記アイデンティティ情報を前記サーバ2に伝達するステップとを含むことができる。
【0059】
ローカルデータベースに記憶されたデータは、前記端末1によって収集されたが、伝達されていない前記データであってもよいし、前記端末1を介して伝達されたが、伝送に失敗した前記データであってもよいことが理解され得る。データをリアルタイムに伝達することなく、前記タイマーによって、前記端末1と前記サーバ2との間でデータを定時的に伝達することができる。データをリアルタイムに伝達するか、又は、データを遅延して伝達するかは、前記データのタイプに応じて決定され、一部の非緊急のデータを一括して伝達することによって、集中処理に寄与し、前記端末1と前記サーバ2の通信時間を縮む。
【0060】
同様に、ローカルデータベースから読み取られたデータは、処理後に、前記サーバ2に伝達されてもよい。前記データA、前記データB及び前記データCを例として説明する。前記データA、前記データB及び前記データCがローカルデータベースに記憶される。前記タイマーが所定時間に前記端末1及び前記サーバ2をトリガーすることによって、前記端末1が前記サーバ2に前記データを伝達し始める。前記データA、前記データB及び前記データC、及び対応する前記アイデンティティ情報(例えば、前記コードA、前記コードB及び前記コードC)は、同時に前記サーバ2に伝達される。
【0061】
前記データA、前記データB及び前記データCを処理して前記アイデンティティ情報を生成するステップは、前記タイマーが前記端末1及び前記サーバ2をトリガーするステップの前又は後に行われてもよいことが理解され得る。
【0062】
前記サーバ2は、前記データ及び前記アイデンティティ情報を受信すると、前記アイデンティティ情報に基づいて、データ損失が生じたか否かを判断し、例えば、前記サーバ2は、受信した前記アイデンティティ情報が前記コード0001を含む前記データ及び前記コード0003を含む前記データである場合、前記コード0002を含む前記データが今回の伝達で紛失されたことを知ることができる。
【0063】
さらに、前記サーバ2は、前記データ及び前記アイデンティティ情報に基づいて、対応する前記応答信号を前記端末1に送信し、それによって、前記端末1は、どの前記データの伝送が成功したかを知ることができる。伝達に成功した前記データをローカルデータベースから削除することで、メモリスペースをリリースすることができる。
【0064】
さらに、上記の例では、データをリアルタイムに伝達しようが、データを定時的に伝達しようが、複数の前記データのうちの前記データA、前記データB及び前記データCは、それぞれ、前記アイデンティティ情報、例えば、前記コードA、前記コードB及び前記コードCに対応する。
【0065】
少なくとも1つの前記データが1つの前記アイデンティティ情報に対応してもよく、複数の前記データが1つの前記アイデンティティ情報に対応してもよいことが理解され得る。
【0066】
例を挙げて説明すると、前記端末1は、1回の伝達過程において、前記データA、前記データB、前記データC、前記データD、前記データE、前記データF、前記データG、前記データH、前記データIの9つの前記データを伝送する必要がある。
【0067】
前記データA、前記データB及び前記データCは、1つの前記アイデンティティ情報、例えば、前記コード1に対応することができる。前記データD、前記データE及び前記データFは、1つの前記アイデンティティ情報、例えば、前記コード2に対応することができる。前記データG、前記データH、前記データIは、1つの前記アイデンティティ情報、例えば、前記コード3に対応することができる。
【0068】
伝達の際、前記データA、前記データB、前記データC及び前記コード1は、前記サーバ2に同時に伝達される。前記データD、前記データE、前記データF及び前記コード2は、前記サーバ2に同時に伝達される。前記データG、前記データH、前記データI及び前記コードは、前記サーバ2に同時に伝達される。
【0069】
前記サーバ2は、受信した前記データ及び前記アイデンティティ情報、例えば、0001を含む前記アイデンティティ情報及び0003を含むアイデンティティ情報に基づいて、0002を含む前記アイデンティティ情報の前記データが損失されたことを判断することができる。
【0070】
なお、前記データを受信したが、前記アイデンティティ情報を受信しなかった場合でも、前記データが伝達過程において紛失されたことを判断することができ、今回のデータ伝送に失敗したと考えることができる。
【0071】
本発明の別の態様によれば、本発明は、前記モノのインターネットのデータ伝送方法を提供し、前記モノのインターネットのデータ伝送方法は、
前記端末1と前記サーバ2との間でデータを伝達し、伝送に失敗した後、前記サーバ2にデータを再伝送するステップをさらに含む。
【0072】
本発明の一実施例によれば、前記端末1によって前記サーバ2に送信された前記応答信号に基づいて、前記データの伝送が成功したか否かを判断する。
【0073】
本発明の一実施例によれば、伝送に失敗すると、前記データを前記端末1に対応するローカルデータベースに記憶する。
【0074】
本発明の一実施例によれば、前記端末1及び前記サーバ2を定時的にトリガーすることによって、前記端末1と前記サーバ2とを接続し、次に、ローカルデータベースに記憶された前記データを前記サーバ2に伝達する。
【0075】
本発明の一実施例によれば、前記データ伝送方法は、
前記端末1から前記サーバ2に前記データ及び前記アイデンティティ情報を伝達するステップと、
前記アイデンティティ情報に基づいて応答情報を生成するステップと、
前記応答情報を前記端末1に送信し、前記端末1が対応する前記データの前記応答情報を受信しないと、前記データの伝送に失敗したと考えるステップとを含むことができる。
【0076】
本発明の別の態様によれば、図4を参照すると、本発明は、前記端末1を提供し、前記端末1は、収集モジュール11と、処理モジュール12と、通信モジュール13とを含み、前記収集モジュール11は、前記データを収集し、前記処理モジュール12は、前記データを処理することで、要求を満たす前記データ及び前記アイデンティティ情報を取得し、前記通信モジュール13は、前記データ及び前記アイデンティティ情報を前記サーバ2に伝達する。前記収集モジュール11が前記処理モジュール12及び前記通信モジュール13に通信可能に接続され、前記処理モジュール12が前記通信モジュール13に通信可能に接続される。
【0077】
本発明の別の態様によれば、図4を参照すると、本発明は、前記サーバ2を提供し、前記サーバ2は、受信モジュール21と、分析モジュール22と、フィードバックモジュール23とを含み、前記受信モジュール21は、前記データ及び前記アイデンティティ情報を受信し、前記分析モジュール22は、前記データ及び前記アイデンティティ情報に基づいて分析結果を生成し、前記分析結果は、前記アイデンティティ情報を含む前記応答情報を含むことができ、前記フィードバックモジュール23は、前記分析結果に基づいて前記端末に前記応答情報をフィードバックする。前記受信モジュール21が前記分析モジュール22に通信可能に接続され、前記分析モジュール22が前記フィードバックモジュール23に通信可能に接続される。
【0078】
本発明の別の態様によれば、図4及び図5を参照すると、本発明は、モノのインターネットのデータプラットフォーム1000を提供し、前記モノのインターネットのデータプラットフォーム1000は、少なくとも1つの前記端末1と、少なくとも1つの前記サーバ2と、モノのインターネットのデータ伝送システム3とを含み、前記モノのインターネットのデータ伝送システム3は、それぞれ前記端末1及び前記サーバ2に通信可能に接続され、取得ユニット10と、処理ユニット20と、伝送ユニット30と、フィードバックユニット40とを含み、前記取得ユニット10及び前記処理ユニット20がそれぞれ前記伝送ユニット30に通信可能に接続され、前記フィードバックユニット40が前記伝送ユニット30に通信可能に接続される。
【0079】
前記取得ユニット10は、前記端末1によって収集されたデータ及び前記データに対応する前記アイデンティティ情報を取得し、且つ前記データ及び前記アイデンティティ情報を前記伝送ユニット30に伝達し、前記伝送ユニット30を介して前記サーバ2に伝送する。
【0080】
前記取得ユニット10によって収集されたデータは、前記端末1自体に関するデータ、例えば、ユーザが前記端末1を操作することで記録されるユーザの操作情報であってもよいことが理解され得る。前記取得ユニット10によって収集されたデータは、前記端末1の周囲環境に関する情報、例えば、周囲環境の画像情報であってもよい。
【0081】
前記処理ユニット20は、前記取得ユニット10に通信可能に接続され、前記取得ユニット10により取得された前記データに基づいて、予め設定された規則に基づいて前記データを処理し、前記アイデンティティ情報を取得する。前記処理ユニット20の処理規則は、前記サーバ2により設定された規則であってもよく、前記データ及び前記アイデンティティ情報を前記サーバ2に伝達し後、前記サーバ2は、予め設定された規則に基づいて前記データ及び前記アイデンティティ情報を分析することができる。
【0082】
前記フィードバックユニット40は、前記サーバ2に通信可能に接続され、前記サーバ2の信号を前記端末1にフィードバックする。詳しくは、前記伝送ユニット30により伝達された前記データ及び前記アイデンティティ情報に基づいて、前記サーバ2は、対応する前記応答信号を生成することができ、前記端末1が識別しやすくするために、前記応答信号は、前記アイデンティティ情報を含むことができる。前記応答信号は、前記フィードバックユニット40を介して前記端末1にフィードバックされる。前記伝送ユニット30と前記フィードバックユニット40とは、同じ信号チャネルであってもよいし、異なる信号チャネルであってもよく、それにより、前記伝送ユニット30が前記端末1から前記サーバ2に信号を伝達する動作と、前記フィードバックユニット40が前記サーバ2から前記端末1に信号を伝達する動作とは、互いに独立してもよいことが理解され得る。
【0083】
さらに、前記モノのインターネットのデータ伝送システム3は、タイミングユニット50をさらに含み、前記タイミングユニット50は、前記取得ユニット10又は前記伝送ユニット30に通信可能に接続され、前記取得ユニット10又は前記伝送ユニット30が定時的に動作できるようにする。例を挙げて説明すると、前記取得ユニット10は、定時的に起動されて作動することができ、従って、前記データ及び前記アイデンティティ情報を定時的に取得し、前記伝送ユニット30に伝達することができる。又は、前記伝送ユニット30は、定時的にブートされて作動することによって、前記データ及び前記アイデンティティ情報を前記サーバ2に定時的に伝達することができる。
【0084】
前記タイミングユニット50によって、前記データ及び前記アイデンティティ情報が集中して伝達される。
【0085】
さらに、前記モノのインターネットのデータ伝送システム3は、記憶ユニット60をさらに含み、前記記憶ユニット60は、前記端末1に通信可能に接続され、前記端末1によって収集されたデータを記憶する。前記データは、前記端末1から前記サーバ2にうまく伝送されなかった場合、前記記憶ユニット60に一時的に記憶される。前記取得ユニット10は、前記記憶ユニット60に通信可能に接続され、前記タイミングユニットは、前記端末1と前記サーバ2との間の接続をトリガーした後、前記取得ユニット10は、前記記憶ユニット60から前記データを取得し、前記データ及び対応する前記アイデンティティ情報を前記伝送ユニット30に伝達し、前記伝送ユニット30を介して前記サーバ2に伝送する。
【0086】
当業者は、以上の説明及び図面に示される本発明の実施形態は単なる例であり、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。本発明の目的は、完全かつ効果的に達成された。本発明の機能および構造原理は、実施形態において示され、説明されている。原理から逸脱することなく、本発明の実施形態は、任意の変形及び修正が可能である。
図1
図2
図3
図4
図5