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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-27
(45)【発行日】2023-08-04
(54)【発明の名称】タッチパネル
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/042 20060101AFI20230728BHJP
【FI】
G06F3/042 484
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021037951
(22)【出願日】2021-03-10
(65)【公開番号】P2022138207
(43)【公開日】2022-09-26
【審査請求日】2022-01-12
(73)【特許権者】
【識別番号】500375992
【氏名又は名称】株式会社テクナート
(74)【代理人】
【識別番号】100185454
【弁理士】
【氏名又は名称】三雲 悟志
(74)【代理人】
【識別番号】100094248
【弁理士】
【氏名又は名称】楠本 高義
(74)【代理人】
【識別番号】100121337
【弁理士】
【氏名又は名称】藤河 恒生
(74)【代理人】
【識別番号】100199831
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100203688
【弁理士】
【氏名又は名称】平松 拓郎
(72)【発明者】
【氏名】松本 善樹
(72)【発明者】
【氏名】井上 聡
(72)【発明者】
【氏名】山下 雅美
【審査官】円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-049880(JP,A)
【文献】特表2013-539113(JP,A)
【文献】特開2009-199259(JP,A)
【文献】特開2010-202029(JP,A)
【文献】特開平06-004214(JP,A)
【文献】特開2015-055986(JP,A)
【文献】特開2012-059170(JP,A)
【文献】特開平08-212005(JP,A)
【文献】特開2013-200792(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/041
G06F 3/042
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示面の周辺または該周辺の上方に配置された複数の第1発光素子および該第1発光素子で発光された光を受光する複数の第1受光素子を備えた第1タッチパネルと、
前記第1発光素子および第1受光素子の上方に配置された複数の第2発光素子および該第2発光素子で発光された光を受光する複数の第2受光素子を備えた第2タッチパネルと、
前記第1発光素子、第1受光素子、第2発光素子および第2受光素子を制御し、第1受光素子または第2受光素子に対する遮光が開始されるとタッチ開始を判定し、第1受光素子または第2受光素子に対する光の遮光が一定時間連続したときにタッチ終了を判定しタッチ終了の判定時に遮光された第1受光素子または第2受光素子の位置から表示面に対する選択位置を確定し、遮光される第1受光素子または第2受光素子が変化すると再びタッチ開始を判定し、前記タッチ開始の判定、タッチ終了の判定、および選択位置の確定を繰り返すことができる制御装置と、
を含むタッチパネル。
【請求項2】
前記第1受光素子で光が受光され、第2受光素子で光が遮光されれば、第2タッチパネルがタッチオンされ、
前記第1受光素子で光が遮光され、第2受光素子で光が遮光されれば、第1タッチパネルがタッチオンされる
請求項1のタッチパネル。
【請求項3】
前記第1発光素子の光の方向と第2発光素子の光の方向が異なる請求項1または2のタッチパネル。
【請求項4】
前記第1タッチパネルと第2タッチパネルの間、表示面の周辺と第1タッチパネルの間および第2タッチパネルの上方の少なくとも1つに可視光線を発光する第3発光素子を備えた請求項1から3のいずれかのタッチパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、下記特許文献1をはじめとして、コンピュータなどの装置を操作するためのタッチパネルが開発および開示されている。表示面の周囲に発光ダイオードとフォトダイオードが配置されている。発光ダイオードが発光した光をフォトダイオードで受光できるように構成されている。フォトダイオードで受光の有無を検出することで、発光ダイオードが発光した光を指で遮光したか否かを検出する。受光できなかったフォトダイオードの位置から指の位置を求め、コンピュータを操作することができる。
【0003】
しかし、不特定多数の人が操作する券売機および現金自動預け払い機(ATM: Automatic Teller Machine)などの装置では、表示面に触れずに装置を操作することを望む人がいる。また、従来のように表示面に触れる操作でなければ、うまく操作できない人もいる。そのため、種々の入力方法に対応できるタッチパネルが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】WO2012/017698
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、種々の入力方法に対応できるタッチパネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のタッチパネルは、表示面の周辺または該周辺の上方に配置された複数の第1発光素子および該第1発光素子で発光された光を受光する複数の第1受光素子を備えた第1タッチパネルと、前記第1発光素子および第1受光素子の上方に配置された複数の第2発光素子および該第2発光素子で発光された光を受光する複数の第2受光素子を備えた第2タッチパネルと、前記第1発光素子、第1受光素子、第2発光素子および第2受光素子を制御し、第1受光素子または第2受光素子に対する光の遮光が一定時間連続したときに、遮光された第1受光素子または第2受光素子の位置から表示面に対する選択位置を確定する制御装置とを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、第1タッチパネルと第2タッチパネルを備え、いずれのタッチパネルであっても操作可能になっている。第1タッチパネルを操作すれば、従来と同じ方法で操作できる。第2タッチパネルを操作すれば、表示面に触れずに操作することができる。すなわち、本発明のタッチパネルは複数の操作方法に対応している。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】タッチパネルおよび表示装置を模式的に示す正面図である。
図2】第2タッチパネルが駆動したときのタッチパネルおよび表示装置を模式的に示す断面図である。
図3】第1タッチパネルが駆動したときのタッチパネルおよび表示装置を模式的に示す断面図である。
図4】第1タッチパネルと第2タッチパネルで発光素子の光の方向が異なるタッチパネルおよび表示装置を模式的に示す断面図である。
図5図5のタッチパネルを指で操作する様子を模式的に示す断面図である。
図6】第1タッチパネルと第2タッチパネルの間に第3発光素子を配置したタッチパネルおよび表示装置を模式的に示す断面図である。
図7】第2タッチパネルがタッチオフになった後、指が表示面に対して垂直方向に移動して第1タッチパネルがタッチオフになる様子を示すタッチパネルおび表示装置を模式的に示す断面図である。
図8】第2タッチパネルがタッチオフになった後、指が表示面に対して平面方向に移動して第1タッチパネルがタッチオフになる様子を示すタッチパネルおび表示装置を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のタッチパネルについて図面を使用して説明する。複数の実施形態を説明するが、重複する部分は説明を省略する場合がある。複数の実施形態が適宜組み合わされてもよい。
【0010】
[実施形態1]
図1~3に示すタッチパネル10は、表示装置12の表示面14に対してタッチ操作するための装置である。表示面14は液晶表示装置などのアクリル板またはガラス板などの板体16の操作者側の表面とする。板体16を介して表示装置12が表示した内容を視認できる。本願のタッチパネル10で操作される装置は限定されず、たとえば券売機および現金自動預け払い機などである。
【0011】
本願のタッチパネル10は、第1タッチパネル18、第2タッチパネル20および制御装置(図示省略)を含む。
【0012】
第1タッチパネル18は第1発光素子22と第1受光素子24を含む。第1発光素子22と第1発光素子24は表示面14の周辺または周辺の上方(操作者側)に配置される。第1発光素子22は発光ダイオードを用い、第1受光素子24はフォトトランジスタまたはフォトダイオードを用いる。第1発光素子22で発光される光L1は赤外線など非可視光線である。
【0013】
四角形の表示面14の周辺またはその周辺の上方に枠体26を備え、その枠体26に第1発光素子22と第1受光素子24が配置される。枠体26の内周は光L1が通過できるように、解放されているか透光性の板体で構成されている。
【0014】
四角形の表示面14の周辺を第1~4辺28、30、32、34とした場合(図1)、第1辺28と第2辺30に複数の第1発光素子22が配置され、第3辺32と第4辺34に複数の第1受光素子24が配置される。第1辺28と第3辺32は対向し、第2辺30と第4辺34は対向する。第1発光素子22と第1受光素子24の数は同数である。第1発光素子22が発する光L1の指向性を高め、1つの第1発光素子22の光L1は1つの第1受光素子24で受光される。
【0015】
第2タッチパネル20は第2発光素子36と第2受光素子38を含む。第2発光素子36と第2受光素子38は第1タッチパネル18の上方に配置される。タッチパネル10は第1タッチパネル18と第2タッチパネル20の2段構造になっている。第2発光素子36は発光ダイオードを用い、第2受光素子38はフォトトランジスタまたはフォトダイオードを用いる。第2発光素子36で発光される光L2は赤外線など非可視光線である。上記枠体26に第2発光素子36と第2受光素子38が配置される。第2発光素子36と第2受光素子38を配置するための枠体26を別途備えてもよい。
【0016】
第1辺28と第2辺30に複数の第2発光素子36が配置され、第3辺32と第4辺34に複数の第2受光素子38が配置される。第2発光素子36と第2受光素子38の数は同数である。第2発光素子36が発する光L2の指向性を高め、1つの第2発光素子36の光L2は1つの第2受光素子38で受光される。
【0017】
制御装置は第1タッチパネル18と第2タッチパネル20を駆動させる装置である。制御装置はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)またはPLC(Programmable Logic Controller)などの回路を含む。制御装置はタッチパネル10で操作される装置に内蔵される。制御装置がタッチパネル10で操作される装置も駆動させてもよい。
【0018】
制御装置は第1発光素子22および第2発光素子36に電圧を印加し、第1発光素子22および第2発光素子36が発光する。発光素子22、36に印加する電圧はパルス電圧であってもよい。制御装置は第1受光素子24および第2受光素子38に流れた電流から、光L1、L2の受光または遮光を検知する。光L1、L2の受光の有無によって受光素子24、38に流れる電流の値(または有無)が異なり、制御装置はその電流の違いから受光と遮光を判定する。受光素子24、38は第3辺32と第4辺34に並べられており、遮光された受光素子24、38から選択位置を判定できる。
【0019】
次に制御装置がおこなう選択位置の判定方法について説明する。制御装置は第1発光素子22および第2発光素子36に電圧を印加し、発光させる。発光した光L1、L2を遮光する物が何もなければ、第1受光素子24および第2受光素子38は光を受光する。制御装置は受光素子24、38に流れる電流を検知する。
【0020】
操作者がタッチパネル10を操作するために指40または指示棒などの指示手段を表示面14に近づけた場合、まず第2発光素子36の光L2が遮光される(図2)。一部の第2受光素子38への光L2が遮光され、その遮光された第2受光素子38に流れる電流の変化によって制御装置が第2タッチパネル20をタッチオン(タッチ開始の判定)にする。遮光された第2受光素子38に流れる電流に変化がなく一定時間(たとえば数十ミリから数百ミリ秒程度)経過すれば、制御装置は第2タッチパネル20をタッチオフ(タッチ終了の判定)にし、そのタッチオフ時に遮光された第2受光素子38の位置からタッチ位置を判定する。
【0021】
第2タッチパネル20がタッチオフになった後、指40などが動き、遮光された第2受光素子38の位置が変化すれば、再び第2タッチパネル20をタッチオンにする。再び遮光された第2受光素子38に変化がなく一定時間経過すれば、制御装置は第2タッチパネル20をタッチオフにし、遮光された第2受光素子38の位置からタッチ位置を判定する。指40などの移動と停止を繰り返すことで、タッチオンとタッチオフが繰り返され、タッチ位置の判定が繰り返される。
【0022】
第2タッチパネル20がタッチオンになった後、一定時間経過する前に指40などがさらに奥に入り、一部の第1受光素子24への光L1が遮光されるとする(図3)。その遮光された第1受光素子24に流れる電流が変化し、制御装置は第1タッチパネル18をタッチオンにする。第1タッチパネル18がタッチオンされると、制御装置は第2タッチパネル20のタッチオンを無効にする。制御装置は第2タッチパネル20のタッチオンよりも第1タッチパネル18のタッチオンを優先する。遮光された第1受光素子24に変化がなく一定時間経過すれば、制御装置は第1タッチパネル18をタッチオフにし、遮光された第1受光素子24の位置からタッチ位置を判定する。
【0023】
第1タッチパネル18がタッチオフになった後、指40などが動き、遮光される第1受光素子24が変化すれば、再び第1タッチパネル18をタッチオンにする。一部の第2受光素子38は遮光されているが、上記のように制御装置は第2タッチパネル20のタッチオンを無効にし、第1タッチパネル18のタッチオンを優先する。再び遮光された第1受光素子24に変化がなく一定時間経過すれば、制御装置は第1タッチパネル18をタッチオフにし、遮光された第1受光素子24の位置からタッチ位置を判定する。指40などの移動と停止を繰り返すことで、タッチオンとタッチオフが繰り返され、タッチ位置の判定が繰り返される。
【0024】
以上のように本願のタッチパネル10は、第2タッチパネル20を利用すれば、空中でタッチ操作でき、表示面14を触らなくてもよい。表示面14に付着した汚れや細菌を触れずに操作できる。また、従来のように表示面14をタッチして操作するのであれば、第1タッチパネル18を利用することになり、慣れた方法で操作することができる。
【0025】
なお、既存の装置に第1タッチパネル18のみを備えている場合、第2タッチパネル20を追加し、制御装置を上述したような構成に変更することで本願のタッチパネル10を設置することが可能である。既存の装置を有効活用することができる。
【0026】
[実施形態2]
図4のタッチパネル50ように、第1発光素子22と第2発光素子36の光L1、L2の方向を異ならせてもよい。第1発光素子22が第1辺28と第2辺30に配置され、第1受光素子24が第3辺32と第4辺34に配置された場合、第2発光素子36が第3辺32と第4辺34に配置され、第2受光素子38が第1辺28と第2辺30に配置される。対向する辺において、第1発光素子22と第2発光素子36は光L1、L2の方向が180度異なる。
【0027】
第1受光素子24と第2受光素子38が上下方向(表示面14に対する垂直方向)に並ばない。外光がタッチパネル10に入射したとき、外光を第1受光素子24と第2受光素子38が同時に受光することはない。外光によって第1タッチパネル18と第2タッチパネル20が同時に誤動作することはない。第1タッチパネル18または第2タッチパネル20の少なくとも1つは正常に動作するため、外光が入射されてもタッチパネル10を起動させることは可能である。また、第1タッチパネル18と第2タッチパネル20で発光素子22、36の光L1、L2の方向が異なり、遮光される受光素子24、38の位置が異なることによって、枠体26の中に入った指40などを立体的に識別することが可能になる(図5)。指40などか服の襟など他の物かを区別でき、タッチパネル10の誤動作を防止しやすくなる。
【0028】
[実施形態3]
図6のタッチパネル60のように、第1タッチパネル18と第2タッチパネル20の間に第3発光素子62を配置してもよい。第3発光素子62の光L3の方向は第1発光素子22および第2発光素子36と平行になるようにする。第3発光素子62は少なくとも表示面14の一辺から表示面14の上を通過する。第3発光素子62の光L3は可視光線である。
【0029】
指40を表示面14に近づけると、第3発光素子62の光L3が指40に照射される。指40の位置を認識でき、少なくとも第2発光素子36の光L2を遮光していることがわかる。タッチパネル60の操作がしやすくなる。第1受光素子24と第2受光素子38が同じ辺に配置されている場合、第1受光素子24と第2受光素子38の間に第3発光素子62を配置してもよい。第1受光素子24と第2受光素子38で第3発光素子62の光L3を受光しにくくなり、誤動作を防止できる。
【0030】
表示面14と第1タッチパネル18の間に第3発光素子62を配置してもよい。表示面14の直前にある指40などが第3発光素子62の光L3を遮光する。指40が表示面14の近くまで到達していることを認識でき、タッチパネル10を操作しやすくなる。さらに、第2タッチパネル20の上方に第3発光素子62を配置してもよい。第2タッチパネル20操作するときに、指40などに光L3が当たり、操作しやすくなる。なお、上記した複数の位置に第3発光素子62を配置してもよい。
【0031】
[実施形態4]
タッチオフの方法は上記方法に限定されない。図7に示すタッチパネル70のように、第2タッチパネル20がタッチオンされれば、遮光された第2受光素子24の位置からタッチ位置を求める。その後、第2タッチパネル20がタッチオンされてから一定時間内に第1タッチパネル18がタッチオンされれば、第1タッチパネル18と第2タッチパネル20をタッチオフし、上記求めたタッチ位置を一連の動作によるタッチ位置として判定する。この場合、同じ位置の第1受光素子24と第2受光素子38が遮光されれば、それらの位置からタッチされた位置を求められる。異なる位置の第1受光素子24と第2受光素子38が遮光されれば、エラーとしてタッチのやり直しを求めてもよい。なお、第2タッチパネル20がタッチオンされてから一定時間を経過すれば、上記実施形態と同様にタッチオフし、タッチ位置を判定する。指40などを直線的に進行させることでタッチオフでき、操作しやすくなっている。
【0032】
[実施形態5]
操作者が連続して装置に複数入力する場合に、一連の入力において第1タッチパネル18と第2タッチパネル20のいずれがタッチオンおよびタッチオフになってもよい。すなわち、一連の入力の最初にいずれかのタッチパネル18、20を用いるが、そのタッチパネル18、20を使い続ける必要はない。たとえば、図8に示すタッチパネル80のように、第2タッチパネル20がタッチオンおよびタッチオフになった後、指40が表示面14に対して平面方向に移動した後、指40が表示面14に接し、第1タッチパネル18をタッチオンおよびタッチオフさせてもよい。また、反対に第1タッチパネル18をタッチオンおよびタッチオフさせた後、第2タッチパネル20をタッチオンおよびタッチオフさせてもよい。第1タッチパネル18と第2タッチパネル20のいずれかを用いて装置に入力できればよい。2つのタッチパネル18、20を切り替えながら使用でき、操作の自由度が高い。
【0033】
[実施形態6]
表示面14はアクリル板またはガラス板の板体16の表面に限定されない。空中ディスプレイを用い、空中に表示された内容を表示面14としてもよい。この場合、第1タッチパネル18は表示面14の周辺に配置されてもよい。
【0034】
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
【符号の説明】
【0035】
10、50、60、70、80:タッチパネル
12:表示装置
14:表示面
16:板体
18:第1タッチパネル
20:第2タッチパネル
22、36、62:発光素子
24、38:受光素子
40:指
L1、L2、L3:光
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8