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特許7321189酸化ガリウム半導体構造及びその調製方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-27
(45)【発行日】2023-08-04
(54)【発明の名称】酸化ガリウム半導体構造及びその調製方法
(51)【国際特許分類】
   C30B 29/16 20060101AFI20230728BHJP
   C30B 31/22 20060101ALI20230728BHJP
   C30B 33/02 20060101ALI20230728BHJP
【FI】
C30B29/16
C30B31/22
C30B33/02
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020567223
(86)(22)【出願日】2019-09-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-24
(86)【国際出願番号】 CN2019108854
(87)【国際公開番号】W WO2020098401
(87)【国際公開日】2020-05-22
【審査請求日】2020-12-02
【審判番号】
【審判請求日】2022-09-01
(31)【優先権主張番号】201811359791.1
(32)【優先日】2018-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515291465
【氏名又は名称】中国科学院上海微系統与信息技術研究所
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】欧 欣
(72)【発明者】
【氏名】游 天桂
(72)【発明者】
【氏名】徐 文慧
(72)【発明者】
【氏名】鄭 鵬程
(72)【発明者】
【氏名】黄 凱
(72)【発明者】
【氏名】王 曦
【合議体】
【審判長】宮澤 尚之
【審判官】河本 充雄
【審判官】立木 林
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107680899(CN,A)
【文献】特開2001-274368(JP,A)
【文献】特開2016-31953(JP,A)
【文献】国際公開第01/48825(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C30B29/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
酸化ガリウム半導体構造の調製方法であって、
注入面を有するSnドープ又はFeドープの酸化ガリウム単結晶ウェハであって、前記注入面の結晶方位(-201)である酸化ガリウム単結晶ウェハを提供するステップS1と、
注入されたイオンがあらかじめ設定された深さに到達し、あらかじめ設定された深さに第1酸化ガリウム層及び第2酸化ガリウム層が両側に形成される注入欠陥層が形成されるように、前記注入面から酸化ガリウム単結晶ウェハにイオンを注入するステップS2と、
酸化ガリウム単結晶ウェハ及び高熱伝導率基板を含む第1複合構造が得られるように、前記注入面と高熱伝導性基板とを金属結合又は陽極結合によって結合するステップS3と、
第1複合構造における酸化ガリウム単結晶ウェハが第1損傷層及び第2損傷層を形成する注入欠陥層に沿って剥離され、第1損傷層、第1酸化ガリウム層及び高熱伝導率基板を含む第2複合構造並びに第2損傷層及び第2酸化ガリウム層を含む第3複合構造が得られるように、第1複合構造をアニーリング処理するステップS4と、
第1損傷層を除去し、第1酸化ガリウム層及び高熱伝導率基板を含む酸化ガリウム半導体構造を得られるように、第2複合構造を表面処理するステップS5と、を含み、
前記ステップS2において、イオン注入のエネルギは、30keV~1000keVであり、注入用量は、5×10 17 ions/cm 2 ~6×10 17 ions/cm 2 であり、注入温度は、-20℃~30℃であり、
前記ステップS4において、アニーリング処理は、真空環境又は窒素、酸素及び不活性ガスのうちの少なくとも一つによって形成される保護雰囲気で行われ、アニーリング温度は、150℃から700℃であり、アニーリング時間は、30分から24時間であり、
あらかじめ設定された深さは、230nm~20μmである、
ことを特徴とする酸化ガリウム半導体構造の調製方法。
【請求項2】
前記酸化ガリウム単結晶ウェハは、α型酸化ガリウム単結晶ウェハ又はβ型酸化ガリウム単結晶ウェハである、
ことを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
【請求項3】
前記ステップS2において、前記注入面からHイオン及び/又はHeイオンが注入される、
ことを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
【請求項4】
前記高熱伝導率基板は、シリコン基板、酸化シリコン基板、ダイヤモンド基板、窒化アルミニウム基板及び炭化ケイ素基板のうちの一つの高熱伝導率基板、又はそれらの少なくとも二つを複合して形成される複合基板から選択される、
ことを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
【請求項5】
前記ステップS5において、前記表面処理は、化学的機械的研磨、化学的エッチング、プラズマエッチング及び低エネルギイオンスパッタリングのうちの少なくとも一つから選択される、 ことを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体材料に関し、より具体的には、酸化ガリウム半導体構造及びその調製方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子情報産業の急速な発展に伴い、半導体に対する人間の需要は、もはや従来の半導体材料や技術にとどまらず、半導体シリコンベースの材料から、ガリウム砒素やインジウムリンに代表される第2世代半導体へと進化し、徐々に第3世代の広バンドギャップ半導体材料に移行している。
【0003】
炭化ケイ素(SiC)、酸化亜鉛、窒化ガリウム、ダイヤモンド、酸化ガリウムなどを含む第3世代の広バンドギャップ半導体(バンドギャップ幅Eg>2.3eV)材料は、高い破壊電圧、高い電子移動度、優れた熱安定性及び強力な耐放射線能力などの利点により、高周波、高出力及び高度に統合された光電子デバイスでますます使用されている。特に酸化ガリウム材料は、より大きいバンドギャップ4.5~4.9eVを有し、Siの4倍以上に相当し、酸化亜鉛の3.24eVと窒化ガリウムの3.4eVよりもさらに高くなるため、青紫色光又は紫外線発光デバイス及び深紫外線検出デバイスの分野で広く適用することができる。一方、酸化ガリウムのバリガ(Baliga)の性能指数(シリコンに対する)は3444と高く、炭化ケイ素の約10倍、GaNの約4倍である。したがって、酸化ガリウムに基づいて開発されるデバイスは、より小さい伝導損失及びより高い電力変換効率を有し、将来的にはパワーエレクトロニクスやパワーデバイスの分野で大きな適用の可能性を秘めている。
【0004】
近年、酸化ガリウム結晶材料における研究は比較的大きな進歩を遂げている。ドイツと日本は、それぞれチョクラルスキー法とEFG法により、2インチと4~6インチの酸化ガリウム結晶の調製を実現した。2015年、日本は2インチのβ-酸化ガリウム単結晶基板の商品化を実現した。中国では、中国科学院上海光学機械研究所、同済大学、中電グループ46研究所及び山東大学などの機関が、酸化ガリウム結晶の結晶化習慣、ドーピング方法及び光学特性に関する探索を実施した。しかしながら、酸化ガリウム結晶材料の熱伝導率は非常に低く(約0.27W・cm-1・K-1)、酸化ガリウム結晶材料上にデバイスを直接調製すると、放熱がデバイスの性能を制限する主なボトルネックになり、酸化ガリウム薄膜デバイスと高熱伝導率基板とを統合することが放熱の問題を解決するための主な方法である。例えば、絶縁体上酸化ガリウム(GaOOI)が形成されるようにシリコンベースの基板上(シリコン基板の熱伝導率は酸化ガリウムの5.6倍)上に酸化ガリウム薄膜を調製する。一致する基板材料が足りないため、従来のエピタキシャル成長技術(例えば、分子ビームエピタキシ、金属有機物化学蒸着、マグネトロンスパッタリングなど)を採用して、高熱伝導性基板上に高品質の酸化ガリウム単結晶薄膜をエピタキシャル成長させることは依然として多くの課題に直面しており、エピタキシャル成長に必要なエピタキシャルバッファ層は、デバイスの性能と寿命に影響を与えてしまう。
【発明の概要】
【0005】
高熱伝導率基板上に酸化ガリウム単結晶薄膜をエピタキシャル成長させることができないという従来技術における上記の問題を解決するために、本発明は、酸化ガリウム半導体構造及びその調製方法を提供することを目的とする。
【0006】
本発明によれば、酸化ガリウム半導体構造の調製方法であって、注入面を有する酸化ガリウム単結晶ウェハを提供するステップS1と、注入されたイオンがあらかじめ設定された深さに到達し、あらかじめ設定された深さに第1酸化ガリウム層及び第2酸化ガリウム層が両側に形成される注入欠陥層が形成されるように、前記注入面から酸化ガリウム単結晶ウェハにイオンを注入するステップS2と、酸化ガリウム単結晶ウェハ及び高熱伝導率基板を含む第1複合構造が得られるように、前記注入面と高熱伝導性基板とを結合するステップS3と、第1複合構造における酸化ガリウム単結晶ウェハが第1損傷層及び第2損傷層を形成する注入欠陥層に沿って剥離され、第1損傷層、第1酸化ガリウム層及び高熱伝導率基板を含む第2複合構造並びに第2損傷層及び第2酸化ガリウム層を含む第3複合構造が得られるように、第1複合構造をアニーリング処理するステップS4と、第1損傷層を除去し、第1酸化ガリウム層及び高熱伝導率基板を含む酸化ガリウム半導体構造を得られるように、第2複合構造を表面処理するステップS5と、を含む酸化ガリウム半導体構造の調製方法が提供される。
【0007】
前記酸化ガリウム単結晶ウェハは、α型酸化ガリウム単結晶ウェハ又はβ型酸化ガリウム単結晶ウェハである。
【0008】
前記酸化ガリウム単結晶ウェハは、固有酸化ガリウム単結晶ウェハ又はドープ酸化ガリウム単結晶ウェハである。当該ドープ酸化ガリウム単結晶ウェハは、Snドープ酸化ガリウム単結晶ウェハであることが好ましい。
【0009】
前記酸化ガリウム単結晶ウェハは、結晶方位(-201)、(010)、(001)及び(100)を含む。
【0010】
前記酸化ガリウム単結晶ウェハのサイズは、ミリメートル級のウェハ又はウェハ級のウェハである。
【0011】
前記ステップS2において、前記注入面からHイオン及び/又はHeイオンが注入される。
【0012】
前記あらかじめ設定された深さは、20nm~20μmである。当該あらかじめ設定された深さは100~900nmであることが好ましい。当該あらかじめ設定された深さは200~300nmであることがより好ましい。好適実施例において、当該あらかじめ設定された深さは230nmである。
【0013】
イオン注入のエネルギは、5keV~1000keVであり、用量は、1×1016ions/cm2~6×1017ions/cm2であり、温度は、-20℃~300℃である。
【0014】
前記高熱伝導率基板は、シリコン基板、酸化シリコン基板、ダイヤモンド基板、窒化アルミニウム基板及び炭化ケイ素基板のうちの一つの高熱伝導率基板、又はそれらの少なくとも二つを複合して形成される複合基板から選択される。
【0015】
前記ステップS3において、前記注入面と高熱伝導性基板とは、直接結合、誘電体層結合、金属結合又は陽極結合による。
【0016】
前記ステップS4において、アニーリング処理は、真空環境又は窒素、酸素及び不活性ガスのうちの少なくとも一つによって形成される保護雰囲気で行われ、アニーリング温度は、50℃から700℃であり、アニーリング時間は、1分から24時間である。
【0017】
前記ステップS5において、前記表面処理は、化学的機械的研磨、化学的エッチング、プラズマエッチング及び低エネルギイオンスパッタリングのうちの少なくとも一つから選択される。
【0018】
当該調製方法は、第2損傷層を除去し、第2酸化ガリウム層が得られるように、第3複合構造を表面処理することをさらに含む。当該第2酸化ガリウム層は、コストが低減されるようにリサイクルすることができる。
【0019】
本発明によれば、酸化ガリウム半導体構造であって、上記の調製方法によって得られる酸化ガリウム半導体構造がさらに提供される。
【発明の効果】
【0020】
本発明の調製方法によれば、イオン注入により注入面の下のあらかじめ設定された深さに注入欠陥層が形成され、次いで、高熱伝導率の基板材料と結合され、結合された構造がアニールされることにより、高熱伝導率の基板材料上に比較的薄い第1酸化ガリウム層(すなわち、酸化ガリウム単結晶薄膜)を転写して酸化ガリウム半導体構造を形成する。当該酸化ガリウム半導体構造における酸化ガリウム単結晶薄膜と高熱伝導率の基板とが統合されることにより、酸化ガリウム単結晶薄膜の熱伝導率が効果的に向上する。また、残りの比較的厚い第2酸化ガリウム層は再利用することができるため、酸化ガリウム単結晶薄膜の調製コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明に係る酸化ガリウム半導体構造の調製方法によって提供される未注入の酸化ガリウム単結晶ウェハの断面図である。
図2】本発明に係る酸化ガリウム半導体構造の調製方法によって提供される注入後の酸化ガリウム単結晶ウェハの断面図である。
図3】本発明に係る酸化ガリウム半導体構造の調製方法によって提供される注入後の酸化ガリウム単結晶ウェハと高熱伝導性基板とを結合することによって得られる第1複合構造の断面図である。
図4】本発明に係る酸化ガリウム半導体構造の調製方法によって提供される注入欠陥層に沿って剥離される第1複合構造の断面図である。
図5】本発明に係る酸化ガリウム半導体構造の調製方法によって提供される酸化ガリウム半導体構造の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下では、図面を参照しながら本発明の好適実施例を与え、詳細に説明する。
【0023】
本発明に係る酸化ガリウム半導体構造の調製方法は、1)図1に示すように、注入面1aを有する酸化ガリウム単結晶ウェハ1を提供することと、2)図2に示すように、酸化ガリウム単結晶ウェハ1の注入面1aからあらかじめ設定された深さに独立した第1酸化ガリウム層12及び第2酸化ガリウム層13が両側にそれぞれ形成される注入欠陥層11が形成されるように、注入面1aから矢印方向に沿って酸化ガリウム単結晶ウェハ1にイオンを注入することと、3)図3に示すように、酸化ガリウム単結晶ウェハ1及び高熱伝導率基板2を含む第1複合構造が得られるように、注入面1aと高熱伝導率基板2とを結合することと、4)第1複合構造における酸化ガリウム単結晶ウェハが第1損傷層111及び第2損傷層112を形成する注入欠陥層11に沿って剥離され、第1損傷層111、第1酸化ガリウム層12及び高熱伝導率基板2を含む第2複合構造並びに第2損傷層112及び第2酸化ガリウム層13を含む第3複合構造が得られるように、第1複合構造をアニーリング処理することと、5)第2複合構造における第1損傷層111を除去し、図5に示すような第1酸化ガリウム層12(酸化ガリウム単結晶薄膜とも呼ばれる)及び高熱伝導率基板2を含む酸化ガリウム半導体構造を得られるように、第2複合構造を表面処理することと、を含む。
【0024】
実施例一
サイズが10mm×10mmであり、結晶方位が(-201)であるβ型Snドープ酸化ガリウム単結晶ウェハを提供し、注入面から約230nmの箇所に注入欠陥層が形成されるように、注入面からHイオンを注入し、注入エネルギは30keV、注入用量は5×1017ions/cm2であり、注入温度は30℃である。注入面と酸化ケイ素基板とを直接結合する。窒素雰囲気でアニーリング処理し、アニーリング温度は150℃であり、アニーリング時間は30分である。化学的機械的研磨を採用して損傷層を除去し、酸化ガリウム半導体構造が得られる。
【0025】
実施例二
結晶方位が(100)であるβ型固有酸化ガリウムウェハ級ウェハを提供する。注入面から約20nmの箇所に注入欠陥層が形成されるように、注入面からHeイオンを注入し、注入エネルギは5keVであり、注入用量は1×1016ions/cm2であり、注入温度は-20℃である。注入面とダイヤモンド基板とを陽極結合する。ヘリウム雰囲気でアニーリング処理し、アニーリング温度は50℃であり、アニーリング時間は1分である。化学エッチングを採用して損傷層を除去し、酸化ガリウム半導体構造が得られる。
【0026】
実施例三
結晶方位が(001)であるα型鉄(Fe)ドープ酸化ガリウムウェハ級ウェハを提供する。注入面から約230nmの箇所に注入欠陥層が形成されるように、注入面からHイオン及びHeイオンを注入し、注入エネルギはそれぞれ35keV及び65keVであり、注入用量はそれぞれ1×1017ions/cm2及び2×1016ions/cm2であり、注入温度は300℃である。注入面と窒化アルミニウム基板とを金属結合する。酸素雰囲気でアニーリング処理し、アニーリング温度は700℃であり、アニーリング時間は8時間である。プラズマエッチングを採用して損傷層を除去し、酸化ガリウム半導体構造が得られる。
【0027】
実施例四
結晶方位が(-201)であるα型固有酸化ガリウムウェハ級ウェハを提供する。注入面から約20μmの箇所に注入欠陥層が形成されるように、注入面からHイオンを注入し、注入エネルギは1000keVであり、注入用量は6×1017ions/cm2であり、注入温度は-20℃である。注入面と炭化ケイ素/シリコン複合基板とを直接結合する。空気中でアニーリング処理し、アニーリング温度は700℃であり、アニーリング時間は24時間である。化学的機械的研磨を採用して損傷層を除去し、酸化ガリウム半導体構造が得られる。
【0028】
上記の説明は、本発明の好適実施例にすぎず、本発明の範囲を限定することを意図するものではなく、本発明の上記実施例にさまざまな変更を行うこともできる。すなわち、本発明の特許請求の範囲及び明細書の内容に従って行われるすべての単純かつ同等の変更及び修正は、いずれも本発明の特許の保護範囲に含まれる。本発明において詳細に説明されていないものは、従来の技術内容である。
図1
図2
図3
図4
図5