(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-27
(45)【発行日】2023-08-04
(54)【発明の名称】テーブルゲームのための警告方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
A63F 11/00 20060101AFI20230728BHJP
A63F 9/24 20060101ALI20230728BHJP
A63F 1/06 20060101ALI20230728BHJP
【FI】
A63F11/00 Z
A63F9/24 A
A63F1/06 Z
(21)【出願番号】P 2021549916
(86)(22)【出願日】2021-06-25
(86)【国際出願番号】 IB2021055684
(87)【国際公開番号】W WO2022096955
(87)【国際公開日】2022-05-12
【審査請求日】2021-08-23
(31)【優先権主張番号】10202106722W
(32)【優先日】2021-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SG
(73)【特許権者】
【識別番号】520132724
【氏名又は名称】センスタイム インターナショナル プライベート リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ワン, シンシン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, シュアイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン, カイユン
【審査官】赤坂 祐樹
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/173405(WO,A1)
【文献】特開2010-264184(JP,A)
【文献】特開2018-057804(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0183761(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2007/0075491(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0193779(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0105460(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 11/00
A63F 1/00-1/18
A63F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブルゲームのための警告方法であって、前記テーブルゲームのための警告方法は、テーブルゲームのための警告装置によって実行され、前記テーブルゲームのための警告方法は、
ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得するステップと、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、前記ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出するステップであって、前記ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、前記所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするため
のものである、ステップと、
前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップと、
前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側
とが一致しない場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力するステップ
と
を含む
、テーブルゲームのための警告方法。
【請求項2】
前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップは、
前記置き位置が第1道具操作領域に位置していない場合、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップを含み、
前記第1道具操作領域は、ゲーム制御者がゲーム道具を操作する領域を含む
、請求項1に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項3】
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第1画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側
とが一致することを検出した場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第1画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側
とが一致しないことが検出された画像である
、請求項1に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項4】
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記置き位置が第1道具操作領域に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、ゲーム道具の位置を検出するステップと、
前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことに応答して、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップ
と
をさらに含む
、請求項2に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項5】
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第2画像の後の画像から、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域内に位置することを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第2画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことが検出された画像である
、請求項4に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項6】
前記第1道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しない場合、目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップ
をさらに含み、前記目標ゲーミング側は、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域に対応するゲーミング側である
、請求項4に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項7】
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第3画像の後の画像から、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在することを検出した場合、前記目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第3画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しないことが検出された画像である
、請求項6に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項8】
前記第1道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記置き位置が第2道具操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の位置を検出するステップであって、前記第2道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側が前記ゲーム道具を操作する領域を含む
、ステップと、
前記ゲーム道具の位置が前記第1ゲーミング側に対応する第1サブ操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の識別面の状態を検出するステップと、
前記ゲーム道具の前記識別面の状態が読み取り可能状態である場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップ
と
をさらに含む
、請求項2に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項9】
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第4画像の後の画像から、前記ゲーム道具が回収されたことを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第4画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の前記識別面の状態が前記読み取り可能状態であることが検出された画像である
、請求項8に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項10】
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記ゲーム道具の位置が前記第2道具操作領域内に位置し、
かつ、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側
とが一致する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内でトークン検出を行うステップと、
前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在しない場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力するステップ
と
をさらに含む
、請求項8に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項11】
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第5画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在することを検出した場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第5画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが検出されていない画像である
、請求項10に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項12】
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記所定マーキング対象と前記ゲーム道具との間の距離を検出するステップと、
前記距離が予め設定された閾値を超えた場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力するステップ
と
をさらに含む
、請求項10に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項13】
前記テーブルゲームのための警告方法は、
前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第6画像の後の画像から、前記距離が前記予め設定された閾値を超えていないことが検出された場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第6画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記距離が前記予め設定された閾値を超えたことが検出された画像である
、請求項12に記載の
テーブルゲームのための警告方法。
【請求項14】
テーブルゲームのための警告装置であって、
ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得するように構成され
ている取得モジュールと、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、前記ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出するステップであって、前記ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、前記所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするため
のものである、ステップと、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップ
とを実行するように構成され
ている検出モジュールと、
前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側
とが一致しない場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力するように構成され
ている警告モジュール
と
を含む
、テーブルゲームのための警告装置。
【請求項15】
電子機器であって、
前記電子機器は、プロセッサ
とメモリ
と通信バス
とを含み、
前記通信バスは、前記プロセッサと前記メモリとの間の接続通信を実現するために用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶され
ている1つ
または複数のプログラムを実行することによ
り、請求項1
~13のいずれか1項に記載のテーブルゲームのための警告方法を
実行するように構成されている、電子機器。
【請求項16】
1つまたは複数のプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記1つまたは複数のプログラムは、1つ
または複数のプロセッサ
によって実行される
と、請求項1
~13のいずれか1項に記載のテーブルゲームのための警告方法を実行
することを前記1つまたは複数のプロセッサに行わせる、コンピュータ
読み取り可能な記憶媒体。
【請求項17】
コンピュータプログラムであって、1つまたは複数のプロセッサ
によって実行されると
、請求項1
~13のいずれか1項に記載のテーブルゲームのための警告方法を実行
することを前記1つまたは複数のプロセッサに行わせるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は2021年6月21日にシンガポール知的財産庁に提出された出願番号10202106722Wのシンガポール特許出願の優先権を主張し、その全てが参照によって本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、コンピュータビジョンの技術分野に関し、特にテーブルゲームにおける警告方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、何らかの特定の活動シーン、例えばゲームシーンでは通常、対応するゲームルールが設定されており、ゲーム参加者はゲーム中の操作に関してゲームルールを遵守しなければならない。
【0004】
しかし、人の誤理解、緊張、疲労などの主観的な原因により、活動シーンでの操作が対応するルールに違反し、特定の物品の置き誤りは、活動に異常が発生することがあるため、このような状況を監視する必要がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例は、テーブルゲームのための警告方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供しようとする。
【0006】
本開示の実施例の技術的解決手段は以下のように実現される。
【0007】
本開示の実施例は、テーブルゲームのための警告方法を提供し、
ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得するステップと、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、前記ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出するステップであって、前記ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、前記所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするために用いられるステップと、
前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップと、
前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致しない場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力するステップと、を含む。
【0008】
いくつかの実施例において、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップは、
前記置き位置が第1道具操作領域に位置していない場合、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップを含み、
前記第1道具操作領域は、ゲーム制御者がゲーム道具を操作する領域を含む。
【0009】
いくつかの実施例において、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力した後、前記方法は、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第1画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致することを検出した場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第1画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致しないことが検出された画像である。
【0010】
いくつかの実施例において、
前記置き位置が第1道具操作領域に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、ゲーム道具の位置を検出するステップと、
前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことに応答して、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップと、をさらに含む。
【0011】
いくつかの実施例において、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、前記方法は、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第2画像の後の画像から、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域内に位置することを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第2画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことが検出された画像である。
【0012】
いくつかの実施例において、前記第1道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、前記方法は、
前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しない場合、目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップであって、前記目標ゲーミング側は、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域に対応するゲーミング側であるステップをさらに含む。
【0013】
いくつかの実施例において、前記目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、前記方法は、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第3画像の後の画像から、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在することを検出した場合、前記目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第3画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しないことが検出された画像である。
【0014】
いくつかの実施例において、前記第1道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、前記方法は、
前記置き位置が第2道具操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の位置を検出するステップであって、前記第2道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側が前記ゲーム道具を操作する領域を含むステップと、
前記ゲーム道具の位置が前記第1ゲーミング側に対応する第1サブ操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の識別面の状態を検出するステップと、
前記ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態である場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップと、をさらに含む。
【0015】
いくつかの実施例において、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、前記方法は、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第4画像の後の画像から、前記ゲーム道具が回収されたことを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第4画像は前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態であることが検出された画像である。
【0016】
いくつかの実施例において、
前記ゲーム道具の位置が前記第2道具操作領域内に位置し、且つ前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内でトークン検出を行うステップと、
前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在しない場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力するステップと、をさらに含む。
【0017】
いくつかの実施例において、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力した後、前記方法は、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第5画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在することを検出した場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第5画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが検出されていない画像である。
【0018】
いくつかの実施例において、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記所定マーキング対象と前記ゲーム道具との間の距離を検出するステップと、
前記距離が予め設定された閾値を超えた場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力するステップと、をさらに含む。
【0019】
いくつかの実施例において、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力した後、前記方法は、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第6画像の後の画像から、前記距離が前記予め設定された閾値を超えていないことが検出された場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第6画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記距離が前記予め設定された閾値を超えたことが検出された画像である。
【0020】
本開示の実施例はテーブルゲームのための警告装置を提供し、
ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得するように構成される取得モジュールと、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、前記ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出するステップであって、前記ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、前記所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするために用いられるステップと、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップと、を実行するように構成される検出モジュールと、
前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致しない場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力するように構成される警告モジュールと、を含む。
【0021】
いくつかの実施例において、前記検出モジュールは具体的に、前記置き位置が第1道具操作領域に位置していない場合、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するように構成され、前記第1道具操作領域は、ゲーム制御者がゲーム道具を操作する領域を含む。
【0022】
いくつかの実施例において、前記警告モジュールは、前記検出モジュールが前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第1画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致することを検出した場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第1画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致しないことが検出された画像である。
【0023】
いくつかの実施例において、前記検出モジュールは、前記置き位置が第1道具操作領域に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、ゲーム道具の位置を検出するようにも構成され、
前記警告モジュールは、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことに応答して、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するようにも構成される。
【0024】
いくつかの実施例において、前記警告モジュールは、前記検出モジュールが前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第2画像の後の画像から、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域内に位置することを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第2画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことが検出された画像である。
【0025】
いくつかの実施例において、前記第1道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、
前記警告モジュールは、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しない場合、目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するようにも構成され、前記目標ゲーミング側は、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域に対応するゲーミング側である。
【0026】
いくつかの実施例において、前記警告モジュールは、前記検出モジュールが前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第3画像の後の画像から、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在することを検出した場合、前記目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第3画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しないことが検出された画像である。
【0027】
いくつかの実施例において、前記検出モジュールは、前記置き位置が第2道具操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の位置を検出するステップであって、前記第2道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側が前記ゲーム道具を操作する領域を含むステップと、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域において前記第1ゲーミング側に対応する第1サブ操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の識別面の状態を検出するステップと、を実行するようにも構成され、
前記警告モジュールは、前記ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態である場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するようにも構成される。
【0028】
いくつかの実施例において、前記警告モジュールは、前記検出モジュールが前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第4画像の後の画像から、前記ゲーム道具が回収されたことを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第4画像は前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態であることが検出された画像である。
【0029】
いくつかの実施例において、前記検出モジュールは、前記ゲーム道具の位置が前記第2道具操作領域内に位置し、且つ前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内でトークン検出を行うようにも構成され、
前記警告モジュールは、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在しない場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力するようにも構成される。
【0030】
いくつかの実施例において、前記警告モジュールは、前記検出モジュールが前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第5画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在することを検出した場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第5画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが検出されていない画像である。
【0031】
いくつかの実施例において、前記検出モジュールは、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記所定マーキング対象と前記ゲーム道具との間の距離を検出するようにも構成され、
前記警告モジュールは、前記距離が予め設定された閾値を超えた場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力するようにも構成される。
【0032】
いくつかの実施例において、前記警告モジュールは、前記検出モジュールが前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第6画像の後の画像から、前記距離が前記予め設定された閾値を超えていないことを検出した場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第6画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記距離が前記予め設定された閾値を超えたことが検出された画像である。
【0033】
本開示の実施例は電子機器を提供し、プロセッサ、メモリ及び通信バスを含み、
前記通信バスは、前記プロセッサと前記メモリとの間の接続通信を実現するために用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶される1つ又は複数のプログラムを実行することによって、上述したテーブルゲームのための警告方法を実現するために用いられる。
【0034】
本開示の実施例は、1つ又は複数のプロセッサに実行されることにより上述したテーブルゲームのための警告方法を実現可能な1つ又は複数のプログラムが記憶されているコンピュータ読取可能記憶媒体を提供する。
【0035】
本開示の実施例は、テーブルゲームのための警告方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供し、前記方法は、ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得するステップと、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出するステップであって、ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするために用いられるステップと、各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップと、第1ゲーミング側と第2ゲーミング側が一致しない場合、所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力するステップと、を含む。本開示の実施例により提供される技術的解決手段は、テーブルゲームにおける特定の対象が正しく置かれているか否かを検出し、置き誤りの場合に警告情報を即時出力することで、ゲームにおける特定の対象を置く問題に対する自動監視を実現する。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得するステップと、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、前記ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出するステップであって、前記ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、前記所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするために用いられるステップと、
前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップと、
前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致しない場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力するステップと、を含むことを特徴とするテーブルゲームのための警告方法。
(項目2)
前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップは、
前記置き位置が第1道具操作領域に位置していない場合、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップを含み、
前記第1道具操作領域は、ゲーム制御者がゲーム道具を操作する領域を含むことを特徴とする
項目1に記載の方法。
(項目3)
前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第1画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致することを検出した場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第1画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致しないことが検出された画像であることを特徴とする
項目1に記載の方法。
(項目4)
前記置き位置が第1道具操作領域に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、ゲーム道具の位置を検出するステップと、
前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことに応答して、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップと、をさらに含むことを特徴とする
項目2に記載の方法。
(項目5)
前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第2画像の後の画像から、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域内に位置することを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第2画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことが検出された画像であることを特徴とする
項目4に記載の方法。
(項目6)
前記第1道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、
前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しない場合、目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップであって、前記目標ゲーミング側は、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域に対応するゲーミング側であるステップをさらに含むことを特徴とする
項目4に記載の方法。
(項目7)
前記目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第3画像の後の画像から、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在することを検出した場合、前記目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第3画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しないことが検出された画像であることを特徴とする
項目6に記載の方法。
(項目8)
前記第1道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、
前記置き位置が第2道具操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の位置を検出するステップであって、前記第2道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側が前記ゲーム道具を操作する領域を含むステップと、
前記ゲーム道具の位置が前記第1ゲーミング側に対応する第1サブ操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の識別面の状態を検出するステップと、
前記ゲーム道具の前記識別面の状態が読み取り可能状態である場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップと、をさらに含むことを特徴とする
項目2に記載の方法。
(項目9)
前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第4画像の後の画像から、前記ゲーム道具が回収されたことを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第4画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の前記識別面の状態が前記読み取り可能状態であることが検出された画像であることを特徴とする
項目8に記載の方法。
(項目10)
前記ゲーム道具の位置が前記第2道具操作領域内に位置し、且つ前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内でトークン検出を行うステップと、
前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在しない場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力するステップと、をさらに含むことを特徴とする
項目8に記載の方法。
(項目11)
前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第5画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在することを検出した場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第5画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが検出されていない画像であることを特徴とする
項目10に記載の方法。
(項目12)
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記所定マーキング対象と前記ゲーム道具との間の距離を検出するステップと、
前記距離が予め設定された閾値を超えた場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力するステップと、をさらに含むことを特徴とする
項目10に記載の方法。
(項目13)
前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力した後、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第6画像の後の画像から、前記距離が前記予め設定された閾値を超えていないことが検出された場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を解除するステップをさらに含み、
前記第6画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記距離が前記予め設定された閾値を超えたことが検出された画像であることを特徴とする
項目12に記載の方法。
(項目14)
ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得するように構成される取得モジュールと、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、前記ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出するステップであって、前記ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、前記所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするために用いられるステップと、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップと、を実行するように構成される検出モジュールと、
前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致しない場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力するように構成される警告モジュールと、を含むことを特徴とするテーブルゲームのための警告装置。
(項目15)
前記検出モジュールは具体的に、前記置き位置が第1道具操作領域に位置していない場合、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するように構成され、前記第1道具操作領域は、ゲーム制御者がゲーム道具を操作する領域を含むことを特徴とする
項目14に記載の装置。
(項目16)
前記検出モジュールは、前記置き位置が第1道具操作領域に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、ゲーム道具の位置を検出するようにも構成され、
前記警告モジュールは、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことに応答して、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するようにも構成されることを特徴とする
項目15に記載の装置。
(項目17)
前記第1道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、
前記警告モジュールは、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しない場合、目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するようにも構成され、前記目標ゲーミング側は、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域に対応するゲーミング側であることを特徴とする
項目16に記載の装置。
(項目18)
プロセッサ、メモリ及び通信バスを含み、
前記通信バスは、前記プロセッサと前記メモリとの間の接続通信を実現するために用いられ、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶される1つ又は複数のプログラムを実行することによって、項目1-13のいずれか1項に記載のテーブルゲームのための警告方法を実現するために用いられることを特徴とする、電子機器。
(項目19)
1つ又は複数のプロセッサに実行されることにより、項目1-13のいずれか1項に記載のテーブルゲームのための警告方法を実現可能な1つ又は複数のプログラムが記憶されていることを特徴とする、コンピュータ読取可能記憶媒体。
(項目20)
メモリに記憶されるコンピュータプログラムであって、プロセッサに実行されると、項目1-13のいずれか1項に記載のテーブルゲームのための警告方法を実現する、コンピュータプログラム。
(項目21)
電子機器において実行されると、前記電子機器内のプロセッサに項目1-13のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータ読取可能コードを含む、コンピュータプログラム。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート1である。
【
図2】本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート2である。
【
図3】本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート3である。
【
図4】本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート4である。
【
図5】本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート5である。
【
図6】本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告装置の構成模式図である。
【
図7】本開示の実施例により提供される電子機器の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下において、本開示における図面を参照し、本開示の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明する。
【0038】
本開示の実施例は、テーブルゲームのための警告方法を提供し、その実行主体はテーブルゲームのための警告装置であってもよく、例えば、警告方法は、ユーザ機器(User Equipment:UEと略称)、モバイル機器、ユーザ端末、端末、セルラー電話、コードレス電話機、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDAと略称)、携帯型デバイス、計算装置、車載装置、及びウエアラブル装置等であり得る端末装置、又はサーバもしくは他の電子機器により実行されてもよい。いくつかの可能な実施形態において、警告方法はプロセッサによってメモリに記憶されたコンピュータ読取可能命令を呼び出すことで実現してもよい。
【0039】
図1は本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート1である。
図1に示すように、テーブルゲームのための警告方法は主に以下のステップを含む。
【0040】
S101では、ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得する。
【0041】
本開示の実施例において、警告装置は、ゲームが道具操作段階にある時、該段階の少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を収集することができる。
【0042】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、警告装置はゲームの段階を検出し、それによってゲームが道具操作段階にある場合、ゲームの少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得することができる。
【0043】
例示的に、本開示の実施例において、ゲーム準備段階とゲーム開始段階のいずれにおいても実際にゲーム道具を操作する必要があり、そのため、ゲーム準備段階とゲーム開始段階を共に道具操作段階とし、ゲーム準備段階及びゲーム開始段階にある場合、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を収集することができる。
【0044】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、警告装置は撮像モジュールを含んでもよく、警告装置はゲームシーンの周りに配置され、それによって撮像モジュールによりゲームの道具操作段階の少なくとも1フレームのゲームテーブル画像が収集される。また、ゲームの道具操作段階の少なくとも1フレームのゲームテーブル画像は、ゲームシーンの周りに配置される独立したカメラにより収集されてから、警告装置に送信されてもよい。少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の具体的な取得方法は実際のニーズや装置構成に応じて決定してもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0045】
S102では、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出し、ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするために用いられる。
【0046】
本開示の実施例において、警告装置は、ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得した後に、各フレームのゲームテーブル画像に対して、そこの所定マーキング対象の置き位置を検出することができる。
【0047】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、ゲームテーブルに少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの置き領域が画定され、各置き領域はいずれも対応するゲーミング側と関連付けられ、対応するゲーミング側の道具を置くために用いられる。具体的なゲームテーブルに含まれるゲーミング側の数、及び各ゲーミング側に対応する置き領域の位置は、実際のニーズ及びゲームに応じて設定してもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0048】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、ゲーム中、第1ゲーミング側はゲーム道具を操作することができ、所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするために用いられ、具体的な所定マーキング対象は特定のマークが付けられた物体であってもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0049】
なお、本開示の実施例において、警告装置は少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々から、所定マーキング対象の置き位置をそれぞれ検出することができ、所定マーキング対象は少なくとも2つのゲーミング側のいずれかに対応する置き領域に置けることが理解可能である。
【0050】
S103では、各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定する。
【0051】
本開示の実施例において、警告装置は各フレームのゲームテーブル画像に対して所定マーキング対象の置き位置を検出してから、各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定することができる。
【0052】
具体的には、本開示の実施例において、警告装置が各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップは、置き位置が第1道具操作領域に位置していない場合、各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップを含み、第1道具操作領域はゲーム制御者がゲーム道具を操作する領域を含む。
【0053】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、警告装置が所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップは、所定マーキング対象の置き位置が、ゲーム制御者がゲーム道具を操作する領域、即ち第1道具操作領域に位置していないことを前提としている。
【0054】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、ゲームテーブルは各ゲーミング側に対応する置き領域を含むため、警告装置は所定マーキング対象の置き位置を検出してから、該置き位置が属する置き領域を特定し、それによって、置き位置が属する置き領域に対応するゲーミング側を第2ゲーミング側として特定することができる。
【0055】
S104では、第1ゲーミング側と第2ゲーミング側が一致しない場合、所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力する。
【0056】
本開示の実施例において、警告装置は所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定してから、第2ゲーミング側が所定マーキング対象によりマーキングされる第1ゲーミング側と一致しない場合、所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力する。
【0057】
例示的に、本開示の実施例において、ゲームテーブルはゲーミング側Aに対応する置き領域A、及びゲーミング側Bに対応する置き領域Bを含み、所定マーキング対象はゲーム道具の操作が許可されるゲーミング側Aを表すためのものであり、所定マーキング対象の置き位置が置き領域Bにある場合、即ちその置き位置に対応するゲーミング側がゲーミング側Bである場合、所定マーキング対象は実際に間違って置かれており、この場合、警告装置は対応する警告情報を出力する。
【0058】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、ゲーム中、所定マーキング対象の置き位置に対応するゲーミング側と、所定マーキング対象に示されるゲーミング側とは一致している必要があり、しかし、所定マーキング対象を置く際に、誤判断の問題が発生し得るため、警告装置は、所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定してから、さらに第2ゲーミング側と第1ゲーミング側とを比較し、一致しないならば、所定マーキング対象が間違って置かれたことが示されるため、注意を喚起するために所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力し、それによって、誤りを即時是正することができる。
【0059】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、警告装置は所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力した後、さらに、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第1画像の後の画像から、第1ゲーミング側と第2ゲーミング側が一致することを検出した場合、所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を解除するステップを実行することができ、第1画像は少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、第1ゲーミング側と第2ゲーミング側が一致しないことが検出された画像である。
【0060】
なお、本開示の実施例において、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、第1ゲーミング側と第2ゲーミング側が一致しないことが警告装置により検出されたフレーム画像は第1画像であり、警告装置が所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力すると、ゲーム制御者は所定マーキング対象の置き誤りを知り、それによって、所定マーキング対象の位置を是正することができ、これに応じて、警告装置は、第1画像の後の画像において、第1ゲーミング側と第2ゲーミング側が一致することを検出し、それによって警告情報を解除することができることが理解可能である。
【0061】
例示的に、テーブルカードゲームにおいて、本開示の実施例におけるゲーム道具はカードであってよく、これに応じてゲーム道具操作段階はゲーム制御者がカードを配布する段階である。何らかのゲームでは、ルールによれば、ゲーム制御者によるカード配布の段階で、ゲーム制御者が表を伏せてカードを配布し、プレイヤがスクイーズすることを表すマーカーをあるプレイヤの選択したゲーミング側に対応する置き領域(例えば、トークン置き領域)に押し出した場合、又はプレイヤがスクイーズすることを表すマーカーをカード配布領域におけるあるプレイヤの選択したゲーミング側に対応するサブ領域に押し出した場合、該プレイヤがその選択したゲーミング側に対応する配布カードをスクイーズすることが許可され、つまり、カードを手にしてカード表面情報を確認してからゲームテーブルに置き戻すことができる。この場合、ゲーム制御者が第1ゲーミング側にスクイーズするように指示するマーカーを押し出したが、該マーカーが第2ゲーミング側に対応する置き領域(例えば、トークン置き領域)に押し出した場合、第1ゲーミング側と第2ゲーミング側は一致しなくなるため、警告が出される。
【0062】
図2は本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート2である。
図2に示すように、本開示の実施例において、ステップS103に記載のように、警告装置は所定マーキング対象の置き位置が第1道具操作領域に位置していない場合、第2ゲーミング側を特定しており、これ以外に、警告装置はさらに以下のステップを実行する。
【0063】
S201では、置き位置が第1道具操作領域に位置する場合、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、ゲーム道具の位置を検出する。
【0064】
S202では、ゲーム道具の位置が第1道具操作領域に位置していないことに応答して、ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力する。
【0065】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、ゲームはゲーム道具にも関わっており、所定マーキング対象が第1道具操作領域内に位置する場合、ゲームルールによれば、ゲーム道具も同様に第1道具操作領域内に位置する必要があるが、このとき、警告装置がゲームテーブル画像からゲーム道具が第1道具操作領域に位置していないことを検出したならば、ゲーム道具が間違って操作されたことを表し、従って、警告装置はゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力し、それによってゲーム制御者に是正を促し、テーブルゲームにゲーム道具を置く正確率を高めることができる。
【0066】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、警告装置はゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、さらに、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第2画像の後の画像から、ゲーム道具の位置が第1道具操作領域に位置することを検出した場合、ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップを実行することができ、第2画像は、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、ゲーム道具の位置が第1道具操作領域に位置していないことが検出された画像である。
【0067】
なお、本開示の実施例において、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、ゲーム道具が第1道具操作領域に位置していないことが警告装置により検出された画像は第2画像であり、警告装置がゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力すると、ゲーム制御者はゲーム道具に対する操作の是正を行い、ゲーム道具を第1道具操作領域内に置くことができ、これに応じて、警告装置は、第2画像の後の画像において、ゲーム道具の位置が第1道具操作領域に位置することを検出し、それによって警告情報を解除することができることが理解可能である。
【0068】
本開示の実施例において、第1道具操作領域は、少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、上記所定マーキング対象の置き位置が第1操作領域内に位置する場合、警告装置は、置き位置が所在する第1サブ操作領域内にゲーム道具が存在しない場合、目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するステップであって、目標ゲーミング側は置き位置が所在する第1サブ操作領域に対応するゲーミング側であるステップをさらに実行することができる。
【0069】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、第1道具操作領域は、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する第1サブ操作領域を含み、ゲームルールによれば、所定マーキング対象がある第1サブ操作領域内に位置する場合、該第1サブ操作領域内には対応するゲーミング側のゲーム道具も存在する必要があり、従って、警告装置は、所定マーキング対象が置かれた第1サブ操作領域内にゲーム道具が存在するか否かを検出し、該第1サブ操作領域内にゲーム道具が存在しない場合、対応する警告情報を出力し、それによってゲーム制御者に是正を促し、ゲーム道具を置く正確率を高めることができる。
【0070】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、警告装置は目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、さらに、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第3画像の後の画像から、置き位置が所在する第1サブ操作領域内にゲーム道具が存在することを検出した場合、目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップを実行することができ、第3画像は少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、置き位置が所在する第1サブ操作領域内にゲーム道具が存在しないことが検出された画像である。
【0071】
なお、本開示の実施例において、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、置き位置が所在する第1サブ操作領域内にゲーム道具が存在しないことが警告装置により検出された画像は第3画像であり、警告装置が目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力すると、ゲーム制御者はゲーム道具を、置き位置が所在する第1サブ操作領域内に置くことができ、これに応じて、警告装置は、第3画像の後の画像において、置き位置が所在する第1サブ操作領域内にゲーム道具が存在することを検出し、それによって警告情報を解除することができることが理解可能である。
【0072】
図3は本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート3である。
図3に示すように、本開示の実施例において、第1道具操作領域は、少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、警告装置は以下のステップをさらに実行することができる。
【0073】
S301では、置き位置が第2道具操作領域内に位置する場合、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、ゲーム道具の位置を検出し、第2道具操作領域は、少なくとも2つのゲーミング側がゲーム道具を操作する領域を含む。
【0074】
S302では、ゲーム道具の位置が第1ゲーミング側に対応する第1サブ操作領域内に位置する場合、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、ゲーム道具の識別面の状態を検出する。
【0075】
S303では、ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態である場合、ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力する。
【0076】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、ゲーム道具は対向する2面が存在してもよく、一方の面には情報が記載され、情報が記載された面が表になる場合、ゲーム道具の識別面の状態は読み取り可能状態であり、他方の面には情報が記載されておらず、情報が記載されていない面が表になる場合、ゲーム道具の識別面の状態は読み取り不能状態である。
【0077】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、ゲームテーブルは上記第1道具操作領域に加えて、少なくとも2つのゲーミング側がゲーム道具を操作する第2道具操作領域も含む。警告装置が所定マーキング対象の置き位置が第2道具操作領域内に位置すると判断したならば、ゲーミング側がゲーム道具を操作するプロセスに入ったことを表し、このとき、警告装置は、ゲーム道具の位置及び識別面の状態を検出し、ゲーム道具が第1ゲーミング側に提供されていないこと、即ちゲーム道具が第1ゲーミング側に対応する第1サブ操作領域内に位置することを検出した場合、実際にゲーム道具がこの時点で操作できず、つまり、ゲーム道具の識別面の状態が読み取り不能な状態にある必要があるが、ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態であることを検出したら、ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力し、ゲーム制御者に是正を促すことができる。
【0078】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、警告装置はゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力した後、さらに、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第4画像の後の画像から、ゲーム道具が回収されたことを検出した場合、ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するステップを実行することができ、第4画像は少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態であることが検出された画像である。
【0079】
なお、本開示の実施例において、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態であることが警告装置により検出された画像は第4画像であり、警告装置がゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力すると、ゲーム道具が間違って操作されており、ゲーミング側に提供してはならず、ゲーム道具を交換する必要があるため、ゲーム制御者はゲーム道具を取り去って回収することができ、これに応じて、警告装置は、第4画像の後の画像においてゲーム道具が回収されたことを検出し、例えば、ゲーム制御者がゲーム道具を取り去るという予め設定された取り去り動作を検出し、それによって警告情報を解除することができることが理解可能である。
【0080】
図4は本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート4である。
図4に示すように、本開示の実施例において、所定マーキング対象の置き位置が第2道具操作領域内に位置する場合、警告装置は以下のステップをさらに実行することができる。
【0081】
S401では、ゲーム道具の位置が第2道具操作領域内にあり、且つ第1ゲーミング側と第2ゲーミング側が一致する場合、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、第1ゲーミング側に対応する置き領域内でトークン検出を行う。
【0082】
S402では、第1ゲーミング側に対応する置き領域内にトークンが存在しない場合、トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力する。
【0083】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、ゲームは、上記所定マーキング対象及びゲーム道具に加えて、ゲーミング側が提供するゲームに参加するためのトークンにも関わっており、異なるゲーミング側が提供するトークンは、対応する置き領域内に配置する必要がある。
【0084】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、所定マーキング対象の置き位置が第2道具操作領域内に位置する場合、所定マーキング対象が正しく置かれ、即ち第1ゲーミング側と第2ゲーミング側が一致し、且つ、ゲーム道具が正しく置かれ、即ちゲーム道具が第2道具操作領域内に位置するとき、警告装置は、第1ゲーミング側に対応する置き領域内にトークンが存在するか否かをさらに検出し、該置き領域内にトークンが存在しないならば、第1ゲーミング側がゲームに正常に参加しておらず、それによって、トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力することができる。
【0085】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、警告装置はトークンが置かれていないことを表す警告情報を出力した後、さらに、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第5画像の後の画像から、第1ゲーミング側に対応する置き領域内にトークンが存在することを検出した場合、トークンが置かれていないことを表す警告情報を解除するステップを実行することができ、第5画像は少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、第1ゲーミング側に対応する置き領域内にトークンが検出されていない画像である。
【0086】
なお、本開示の実施例において、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、第1ゲーミング側に対応する置き領域内にトークンが警告装置により検出されていない画像は第5画像であり、警告装置でトークンが置かれていないことを表す警告情報を出力すると、第1ゲーミング側はトークンを提供し、トークンを第1ゲーミング側に対応する置き領域内に置くことができ、これに応じて、警告装置は、第5画像の後の画像において、第1ゲーミング側に対応する置き領域内にトークンが存在することを検出し、それによって警告情報を解除することができることが理解可能である。
【0087】
図5は本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告方法のフローチャート5である。
図5に示すように、本開示の実施例において、所定マーキング対象の置き位置及びゲーム道具の位置はいずれも第2道具操作領域内にあり、警告装置は以下のステップをさらに実行することができる。
【0088】
S501では、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、所定マーキング対象とゲーム道具との間の距離を検出する。
【0089】
S502、距離が予め設定された閾値を超えた場合、ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力する。
【0090】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、所定マーキング対象は実際にゲーム道具の置き位置を指示しており、ゲーム道具は所定マーキング対象の周りに置く必要があり、所定マーキング対象の置き位置及びゲーム道具の位置がいずれも第2道具操作領域内に位置する場合、ゲーム制御者は既に所定マーキング対象に基づいて、第1ゲーミング側が操作するゲーム道具を第1ゲーミング側に配布しており、しかし、ゲーム制御者はゲーム道具を第2道具操作領域における所定マーキング対象から離れる位置に間違って置く可能性があり、例えば、他のゲーミング側に対応する置き領域に置く可能性があり、従って、警告装置は所定マーキング対象とゲーム道具との間の距離を検出することができ、警告装置は所定マーキング対象とゲーム道具との間の距離を検出してから、それを予め設定された閾値と比較し、該距離が予め設定された閾値を超えた場合、ゲーム道具が指定位置に置かれておらず、それによって、対応する警告情報を出力し、ゲーム制御者にゲーム道具の位置調整を促し、ゲーム道具を置く正確率を高めることができる。
【0091】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、警告装置はゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力した後、さらに、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第6画像の後の画像から、距離が予め設定された閾値を超えていないことを検出した場合、ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を解除するステップを実行することができ、第6画像は少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、距離が予め設定された閾値を超えたことが検出された画像である。
【0092】
なお、本開示の実施例において、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、所定マーキング対象とゲーム道具との間の距離が予め設定された閾値を超えたことが警告装置により検出された画像は第6画像であり、警告装置がゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力すると、ゲーム制御者はゲーム道具を所定マーキング対象に近づくように押し出すことができ、これに応じて、警告装置は、第6画像の後の画像において、該距離が予め設定された閾値を超えていないことを検出し、それによって警告情報を解除することができることが理解可能である。
【0093】
説明すべきこととして、本開示の実施例において、上記警告情報は、文字情報であってもよく、画像情報であってもよく、音声情報であってもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0094】
本開示の実施例は、テーブルゲームのための警告方法を提供し、ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得するステップと、少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出するステップであって、ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするために用いられるステップと、各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップと、第1ゲーミング側と第2ゲーミング側が一致しない場合、所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力するステップと、を含む。本開示の実施例により提供される警告方法は、テーブルゲームにおける特定の対象が正しく置かれているか否かを検出し、置き誤りの場合に警告情報を即時出力することで、テーブルゲームにおける特定の対象を置く正確率を高める。
【0095】
本開示の実施例は、テーブルゲームのための警告装置を提供する。
図6は本開示の実施例により提供されるテーブルゲームのための警告装置の構成模式図である。
図6に示すように、警告装置は、
ゲームの道具操作段階で収集された少なくとも1フレームのゲームテーブル画像を取得するように構成される取得モジュール601と、
前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像の各々に対して、前記ゲームテーブル画像における所定マーキング対象の置き位置を検出するステップであって、前記ゲームテーブルは、少なくとも2つのゲーミング側の各々に対応する置き領域を含み、前記所定マーキング対象は、ゲーム道具の操作が許可される第1ゲーミング側をマーキングするために用いられるステップと、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するステップと、を実行するように構成される検出モジュール602と、
前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致しない場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を出力するように構成される警告モジュール603と、を含む。
【0096】
本開示の一実施例において、前記検出モジュール602は具体的に、前記置き位置が第1道具操作領域に位置していない場合、前記各ゲーミング側に対応する置き領域に基づいて、前記所定マーキング対象の置き位置に対応する第2ゲーミング側を特定するように構成され、前記第1道具操作領域は、ゲーム制御者がゲーム道具を操作する領域を含む。
【0097】
本開示の一実施例において、前記警告モジュール603は、前記検出モジュール602が前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第1画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致することを検出した場合、前記所定マーキング対象の置き誤りを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第1画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致しないことが検出された画像である。
【0098】
本開示の一実施例において、前記検出モジュール602は、前記置き位置が第1道具操作領域に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、ゲーム道具の位置を検出するようにも構成され、
前記警告モジュール603は、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことに応答して、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するようにも構成される。
【0099】
本開示の一実施例において、前記警告モジュール603は、前記検出モジュール602が前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第2画像の後の画像から、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域内に位置することを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第2画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域に位置していないことが検出された画像である。
【0100】
本開示の一実施例において、前記第1道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側に1対1に対応する少なくとも2つの第1サブ操作領域を含み、
前記警告モジュール603は、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しない場合、目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するようにも構成され、前記目標ゲーミング側は、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域に対応するゲーミング側である。
【0101】
本開示の一実施例において、前記警告モジュール603は、前記検出モジュール602が前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第3画像の後の画像から、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在することを検出した場合、前記目標ゲーミング側のゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第3画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記置き位置が所在する第1サブ操作領域内に前記ゲーム道具が存在しないことが検出された画像である
本開示の一実施例において、前記検出モジュール602は、前記置き位置が第2道具操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の位置を検出するステップであって、前記第2道具操作領域は、前記少なくとも2つのゲーミング側が前記ゲーム道具を操作する領域を含むステップと、前記ゲーム道具の位置が前記第1道具操作領域において前記第1ゲーミング側に対応する第1サブ操作領域内に位置する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記ゲーム道具の識別面の状態を検出するステップと、を実行するようにも構成され、
前記警告モジュール603は、前記ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態である場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を出力するようにも構成される。
【0102】
本開示の一実施例において、前記警告モジュール603は、前記検出モジュール602が前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第4画像の後の画像から、前記ゲーム道具が回収されたことを検出した場合、前記ゲーム道具に対する操作誤りを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第4画像は前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記ゲーム道具の識別面の状態が読み取り可能状態であることが検出された画像である。
【0103】
本開示の一実施例において、前記検出モジュール602は、前記ゲーム道具の位置が前記第2道具操作領域内に位置し、且つ前記第1ゲーミング側と前記第2ゲーミング側が一致する場合、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内でトークン検出を行うようにも構成され、
前記警告モジュール603は、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在しない場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を出力するようにも構成される。
【0104】
本開示の一実施例において、前記警告モジュール603は、前記検出モジュール602が前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第5画像の後の画像から、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが存在することを検出した場合、前記トークンが置かれていないことを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第5画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記第1ゲーミング側に対応する置き領域内に前記トークンが検出されていない画像である。
【0105】
本開示の一実施例において、前記検出モジュール602は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像に基づいて、前記所定マーキング対象と前記ゲーム道具との間の距離を検出するようにも構成され、
前記警告モジュール603は、前記距離が予め設定された閾値を超えた場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を出力するようにも構成される。
【0106】
本開示の一実施例において、前記警告モジュール603は、前記検出モジュール602が前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの第6画像の後の画像から、前記距離が前記予め設定された閾値を超えていないことを検出した場合、前記ゲーム道具が指定位置に置かれていないことを表す警告情報を解除するようにも構成され、
前記第6画像は、前記少なくとも1フレームのゲームテーブル画像のうちの、前記距離が前記予め設定された閾値を超えたことが検出された画像である。
【0107】
本開示の実施例は電子機器を提供する。
図7は本開示の実施例により提供される電子機器の構成模式図である。
図7に示すように、電子機器は、プロセッサ701、メモリ702及び通信バス703を含み、
前記通信バス703は、前記プロセッサ701と前記メモリ702との間の接続通信を実現するために用いられ、
前記プロセッサ701は、前記メモリ702に記憶される1つ又は複数のプログラムを実行することによって、上述したテーブルゲームのための警告方法を実現するために用いられる。
【0108】
本開示の実施例は、1つ又は複数のプロセッサに実行されることにより上述したテーブルゲームのための警告方法を実現可能な1つ又は複数のプログラムが記憶されているコンピュータ読取可能記憶媒体を提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は、例えば、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory:RAMと略称)のような揮発性メモリ(volatile memory)であってもよく、又は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory:ROMと略称)、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDDと略称)又はソリッドステートディスク(Solid-State Drive:SSDと略称)のような非揮発性メモリ(non-volatile memory)であってもよく、さらに例えば、携帯電話、コンピュータ、タブレットデバイス、携帯情報端末など、上記メモリの1種又は任意の組合せを含む様々な機器であってもよい。
【0109】
当業者であれば、本開示の実施例が方法、システム又はコンピュータプログラム製品として提供されてよいことを理解すべきである。従って、本開示は、ハードウェア実施例、ソフトウェア実施例又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例の形態を採用してよい。また、本開示は、コンピュータに利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータに利用可能な記憶媒体(ディスクメモリや光学的メモリ等を含むが、それらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用してよい。
【0110】
本開示は本開示の実施例に係る方法、機器(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照しながら説明された。コンピュータプログラム命令によってフローチャート及び/又はブロック図中のそれぞれのフロー及び/又はブロック、フローチャート及び/又はブロック図中のフロー及び/又はブロックの組合せを実現することができることが理解可能である。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込式処理装置又は他のプログラマブル信号処理装置のプロセッサに提供して装置を生成することができ、このようにして、コンピュータ又は他のプログラマブル信号処理装置のプロセッサに実行される命令によって、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0111】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブル信号処理装置に特定の方式で動作させることができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、このようにして、このコンピュータ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに指定された機能を実現する命令装置を含む製造品を生成する。
【0112】
これらのコンピュータプログラム命令はコンピュータ又は他のプログラマブル信号処理装置にロードされてもよく、このようにして、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で一連の操作手順を実行してコンピュータに実現される処理を発生し、それによって、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で実行される命令はフローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに指定された機能を実現する手順を提供する。
【0113】
以上は本開示の好適な実施例に過ぎず、本開示の保護範囲を限定するものではない。