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特許7322025無線通信システムで帯域幅部分非活性タイマーをハンドリングする方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-07-28
(45)【発行日】2023-08-07
(54)【発明の名称】無線通信システムで帯域幅部分非活性タイマーをハンドリングする方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/08 20090101AFI20230731BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20230731BHJP
【FI】
H04W74/08
H04W72/0457 110
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020531595
(86)(22)【出願日】2018-12-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-03-11
(86)【国際出願番号】 KR2018016489
(87)【国際公開番号】W WO2019125061
(87)【国際公開日】2019-06-27
【審査請求日】2021-11-29
(31)【優先権主張番号】62/608,911
(32)【優先日】2017-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】アニル・アギワル
【審査官】新井 寛
(56)【参考文献】
【文献】3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Physical layer procedures for control (Release 15),R1-1721050,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_91/Docs/R1-1721050.zip>,2017年11月21日,pp.36,37
【文献】Samsung (Rapporteur),Draft TS 38.321 v1.1.0,R2-1712698,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_100/Docs/R2-1712698.zip>,2017年11月16日,pp.53,54
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムの端末によって行われる方法であって、
プライマリセル(primary cell、PCell)に対する第1帯域幅部分(bandwidth part、BWP)非活性(inactivity)タイマーに係る第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)に対する第2BWP非活性タイマーに係る第2情報を基地局から受信する段階と、
ランダムアクセス手続きがサービングセル(serving cell)上で開始されることを識別する段階と、
前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始された場合、前記PCellの活性ダウンリンク(downlink、DL) BWPに係る第1タイマーを中止させる段階と、
前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始された場合、前記PCellの前記活性DL BWPに係る前記第1タイマー及び前記SCellの活性ダウンリンクBWPに係る第2タイマーを中止させる段階と、を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記PCell及び前記SCellは、同じセルグループ(cell group)に属し、
前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始された場合、前記PCell及び前記SCellは、前記ランダムアクセス手続きに係るようになることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ランダムアクセス手続きがPCell上で開始された場合、前記PCellの前記活性DL BWP及び前記PCellの活性アップリンク(uplink、UL)BWPに基づき、前記ランダムアクセス手続きを行う段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ランダムアクセス手続きがSCell上で開始された場合、前記PCellの前記活性DL BWP及び前記SCellの活性アップリンク(uplink、UL) BWPに基づき、前記ランダムアクセス手続きを行う段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
無線通信システムの端末であって、
送受信機と、
前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、
プライマリセル(primary cell、PCell)に対する第1帯域幅部分(bandwidth part、BWP)非活性(inactivity)タイマーに係る第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)に対する第2BWP非活性タイマーに係る第2情報を基地局から受信するように前記送受信機を制御し、
ランダムアクセス手続きがサービングセル(serving cell)上で開始されることを識別し、
前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始された場合、前記PCellの活性ダウンリンク(downlink、DL) BWPに係る第1タイマーを中止させ、
前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始された場合、前記PCellの前記活性DL BWPに係る前記第1タイマー及び前記SCellの活性ダウンリンクBWPに係る第2タイマーを中止させるように制御することを特徴とする端末。
【請求項6】
前記PCell及び前記SCellは、同じセルグループ(cell group)に属し、
前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始された場合、前記PCell及び前記SCellは、前記ランダムアクセス手続きに係るようになることを特徴とする、請求項5に記載の端末。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記ランダムアクセス手続きがPCell上で開始された場合、前記PCellの前記活性DL BWP及び前記PCellの活性アップリンク(uplink、UL)BWPに基づき、前記ランダムアクセス手続きを行うことを特徴とする、請求項5に記載の端末。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記ランダムアクセス手続きがSCell上で開始された場合、前記PCellの前記活性DL BWP及び前記SCellの活性アップリンク(uplink、UL) BWPに基づき、前記ランダムアクセス手続きを行うことを特徴とする、請求項5に記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムに関する。特に、本開示は、帯域幅部分非活性タイマーを処理するための方法及び装置に関する。特に、本開示は、システム情報をリクエストするために開始されるランダムアクセス手続きのための方法及び装置に関する。特に、本開示は、帯域幅部分(BWP)スイッチングのための方法及び装置に関する。特に、本発明はビーム障害復旧のために開示されたランダムアクセス手続きのための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
4G通信システムの商用化以後に増加趨勢にある無線データトラフィックに対するニーズを満たすため、改善された5G通信システム又はpre-5G通信システムを開発するための努力が成りつつある。このような理由で、5G通信システム又はpre-5G通信システムは4Gネットワーク以後(Beyond 4G Network)通信システム又はLTEシステム以後(Post LTE)のシステムと呼ばれている。高いデータ送信率を達成するために、5G通信システムは超高周波(mmWave)帯域(例えば、60ギガ(60GHz)帯域のような)での具現が考慮されている。超高周波帯域での電波の経路損失の緩和及び電波の伝達距離を増加させるために、5G通信システムではビームフォーミング(beamforming)、巨大配列多重入出力(massiveMIMO)、全次元多重入出力(Full DimensionalMIMO:FD-MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam-forming)、及び大規模アンテナ(large scale antenna)技術が論議されている。さらに、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムでは進化された小型セル、改善した小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network:cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、機器間の通信(Device to Device communication:D2D)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(movingnetwork)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Points)、及び受信干渉除去(interference cancellation)などの技術開発が成りつつある。この以外にも、5Gシステムでは進歩されたコーディング変調(Advanced Coding Modulation:ACM)方式であるFQAM(Hybrid FSK and QAM Modulation)及びSWSC(Sliding Window Super posi
tion Coding)と、進歩された接続技術であるFBMC(Filter Bank Multi Carrier)、NOMA(nonorthogonal multiple access)、及びSCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
【0003】
一方、インターネットは人間が情報を生成して消費する人間中心の接続網から、事物など分散した構成要素の間に情報を取り交わして処理するIoT(Internet of Things、事物インターネット)網に進化しつつある。クラウドサーバーなどとの接続を通じるビックデータ(Big data)処理技術などがIoT技術に結合されたIoE(Internet of Everything)技術も台頭している。IoTを具現するために、センシング技術、有無線通信及びネットワークインフラ、サービスインターフェース技術、及び保安技術のような技術要素が要求され、最近には事物間の接続のためのセンサーネットワーク(sensornetwork)、マシンツーマシン(Machine to Machine、M2M)、MTC(Machine Type Communication)などの技術が研究されている。IoT環境では接続された事物で生成されたデータを収集、分析して人間の生活に新しい価値を創出する知能型IT(Internet Technology)サービスが提供されることができる。IoTは既存のIT(information Technology)技術と多様な産業間の融合及び複合を介してスマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマートカー又はコネクテッドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマート家電、先端医療サービスなどの分野に応用されることができる。
【0004】
これに、5G通信システムをIoT網に適用するための多様な試みが成っている。例えば、センサーネットワーク(sensor network)、マシンツーマシン(Machine to Machine、M2M)、MTC(Machine Type Communication)などの技術が5G通信技術がビームフォーミング、MIMO、及びアレイアンテナなどの技法によって具現されていることである。前述したビックデータ処理技術としてクラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN)が適用されることも5G技術とIoT技術融合の一例と言えるだろう。
【0005】
上述した情報は本開示の理解を助けるための背景情報としてだけ提示される。前記内容のうちのいずれも本開示と関連して従来技術として適用されることができるかに対する決定はなく、どんな主張も成り立たない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
BWP非活性タイマー作動に係るいくつかの問題がある。ランダムアクセス(RA)手続きが開始されると、UEは現在手続きによってBWP-InactivityTimerを中止する。UEはランダムアクセスが開始される活性サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。PCellに対するランダムアクセスが開始されると、PCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerが中止される。SCellに対するランダムアクセスが開始すると、SCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerが中止される。SCell(PSCell以外)でのランダムアクセス手続きの場合、PRACHプリアンブルだけがSCellから送信される。UEはSpCellでRARを受信する。ランダムアクセス手続きが進行されるうちのSpCellの活性DL BWPが転換されることができる。これは、BWP転換後のランダムアクセス手続きを中止してからさらに開始しなければならないから、中断を引き起こすことができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様は少なくとも前述した問題点及び/又は短所を解消し、少なくとも以下で説明される利点を提供することである。
【0008】
追加の態様は部分的には次の説明で説明され、部分的には詳細な説明から明らかになり、又は提示された実施形態によって習得されることができる。
【0009】
本発明の多様な実施形態による端末の方法は、プライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を基地局から受信する段階と、ランダムアクセス手続きが前記PCell又は前記SCell上で開始されることを識別する段階と、前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーを中止させる段階と、及び前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーを中止させる段階と、を含むことを特徴とする方法を提供する。
【0010】
本発明の多様な実施形態による前記SCell及び前記PCellは、前記ランダムアクセス手続きに係ることができる。
【0011】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きは、前記PCell又は前記SCellの活性アップリンク帯域幅部分(active uplink BWP)に基づいて行われることができる。
【0012】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きは、前記PCellの活性ダウンリンク帯域幅部分(active downlink BWP)に基づいて行われることができる。
【0013】
本発明の多様な実施形態による基地局の方法は、プライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を端末(a user equipment、UE)に送信する段階と、前記PCell又は前記SCell上でランダムアクセス手続きに係る第1メッセージを前記UEから受信する段階と、及び前記PCell上で前記ランダムアクセス手続きに係る第2メッセージを前記UEに送信する段階と、を含み、前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーが中止され、前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが中止されることを特徴とする方法を提供する。
【0014】
本発明の多様な実施形態による前記SCell及び前記PCellは、前記ランダムアクセス手続きに係ることができる。
【0015】
本発明の多様な実施形態による前記物理的ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)プリアンブルを含む前記第1メッセージは前記PCell又は前記SCellの活性アップリンク帯域幅部分(active uplink BWP)上で受信されることができる。
【0016】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス応答(random access response、RAR)を含む前記第2メッセージは前記PCellの活性ダウンリンク帯域幅部分(active downlink BWP)上で送信されることができる。
【0017】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムで端末(a user equipment、UE)は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、プライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を基地局から受信するように前記送受信機を制御し;ランダムアクセス手続きが前記PCell又は前記SCell上で開始されることを識別し;前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーを中止させて;及び前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーを中止させるように制御することができる。
【0018】
本発明の多様な実施形態による前記SCell及び前記PCellは、前記ランダムアクセス手続きに係ることができる。
【0019】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きは、前記PCell又は前記SCellの能動アップリンク(UL)帯域幅部分(BWP)に基づいて行われることができる。
【0020】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きは、前記PCellの活性ダウンリンク(DL)帯域幅部分(BWP)に基づいて行われることができる。
【0021】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムの基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは前記送受信機がプライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を端末(a user equipment、UE)に送信し、前記PCell又は前記SCell上でランダムアクセス手続きに係る第1メッセージを前記UEから受信して;前記PCell上で前記ランダムアクセス手続きに係る第2メッセージを前記UEに送信するように制御し、前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーが中止され、前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが中止されることができる。
【0022】
本発明の多様な実施形態による物理的ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)プリアンブルを含む前記第1メッセージは、前記PCell又は前記SCellの活性アップリンク帯域幅部分(active uplink BWP)上で受信されることができる。
【0023】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス応答(random access response、RAR)を含む前記第2メッセージは、前記PCellの活性ダウンリンク帯域幅部分(active downlink BWP)上で送信されることができる。
【0024】
本発明の多様な実施形態による端末(a user equipment、UE)の方法は、帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を基地局から受信する段階と、サービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記基地局から受信する段階と、前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別する段階と、及び前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記タイマーを開始又は再開始する段階と、を含むことを特徴とする方法を提供する。
【0025】
本発明の多様な実施形態による前記活性BWPは、デフォルトダウンリンク帯域幅部分(default downlink BWP)又は初期帯域幅部分(initial BWP)とは異なることができる。
【0026】
本発明の多様な実施形態による前記PDCCHは、タウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0027】
本発明の多様な実施形態による前記PDCCHは、前記活性BWPを介して受信されたり前記活性BWPのために受信されることができる。
【0028】
本発明の多様な実施形態による基地局の方法は、帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を端末(a user equipment、UE)で送信する段階と、及びサービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記UEに送信する段階と、前記タイマーは前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、開始又は再開始されることを特徴とする方法を提供する。
【0029】
本発明の多様な実施形態による前記活性BWPは、デフォルトダウンリンク帯域幅部分(default downlink BWP)又は初期帯域幅部分(initial BWP)とは異なることができる。
【0030】
本発明の多様な実施形態による前記PDCCHは、タウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0031】
本発明の多様な実施形態による前記PDCCHは、前記活性BWPを介して送信されたり前記活性BWPのために送信されることができる。
【0032】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムで端末(a user equipment、UE)は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を基地局から受信するように前記送受信機を制御して; サービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記基地局から受信するように前記送受信機を制御して;サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別して;前記サービングセルに係る進行中の任意接近手続きがないことが識別される場合、前記タイマーを開始又は再開始するように制御することができる。
【0033】
本発明の多様な実施形態による前記活性BWPは、デフォルトダウンリンク帯域幅部分(default downlink BWP)又は初期帯域幅部分(initial BWP)とは異なることができる。
【0034】
本発明の多様な実施形態による前記PDCCHは、タウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0035】
本発明の多様な実施形態による前記PDCCHは、前記活性BWPを介して受信されたり前記活性BWPのために受信されることができる。
【0036】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムの基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を端末(a user equipment、UE)で送信するように前記送受信機を制御して;サービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記UEで送信するように前記送受信機を制御し、前記タイマーは前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、開始又は再開始されることができる。
【0037】
本発明の多様な実施形態による前記PDCCHはダウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0038】
本発明の多様な実施形態による前記PDCCHは、前記活性BWPを介して送信されたり前記活性BWPのために送信されることができる。
【0039】
本発明の多様な実施形態による端末(a user equipment、UE)の方法であって、ランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信する段階と、前記基地局からランダムアクセス応答を受信する段階と、システム情報(systeminformation、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記基地局に送信する段階と、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記基地局から受信する段階と、競争解消(contention resolution)が成功的であるか否かを識別する段階と、ランダムアクセス手続きが前記SIリクエストのために開始されるか否かを識別する段階と、及び前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)の受信を上位階層(upper layer)に指示する段階と、を含む方法。
【0040】
本発明の多様な実施形態による前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)が前記臨時C-RNTIの値で設定されることができる。
【0041】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きは、競争基盤ランダムアクセスに係ることができる。
【0042】
本発明の多様な実施形態によるMAC PDUで受信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで送信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0043】
本発明の多様な実施形態による基地局の方法は、ランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを端末(a user equipment、UE)から受信する段階と、ランダムアクセス応答を前記端末で送信する段階と、システム情報(systeminformation、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記端末から受信する段階と、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physicaldownlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信する段階と、及び前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)を前記端末で送信する段階を含む方法を提供する。
【0044】
本発明の多様な実施形態による前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)が前記臨時C-RNTIの値で設定されることができる。
【0045】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きは、競争基盤ランダムアクセスに係ることができる。
【0046】
本発明の多様な実施形態によるMAC PDUで送信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで受信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0047】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムで端末(a user equipment、UE)であって、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサはランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信し、前記基地局からランダムアクセス応答を受信し、システム情報(systeminformation、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記基地局に送信し、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記基地局から受信するように前記送受信機を制御し、競争解消(contention resolution)が成功的であるか否かを識別して;ランダムアクセス手続きが前記SIリクエストのために開始されるか否かを識別し、前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)の受信を上位階層(upper layer)に指示するように制御することができる。
【0048】
本発明の多様な実施形態による前記プロセッサは前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)を前記臨時C-RNTIの値で設定するように制御することができる。
【0049】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きは、競争基盤ランダムアクセスに係ることができる。
【0050】
本発明の多様な実施形態によるMAC PDUで受信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで送信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0051】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムの基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは前記送受信機がランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを端末(a user equipment、UE)から受信し、ランダムアクセス応答を前記端末で送信し、システム情報(system information、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記端末から受信し、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信し、前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)を前記端末で送信するように制御することができる。
【0052】
本発明の多様な実施形態による前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)が前記臨時C-RNTIの値で設定されることができる。
【0053】
本発明の多様な実施形態によるMAC PDUで送信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで受信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0054】
本発明の多様な実施形態による端末(a user equipment、UE)の方法は、サービングセルの帯域幅部分(bandwidth part、BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を基地局から受信する段階と、前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別する段階と、及び進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングを行う段階と、を含む方法を提供する。
【0055】
本発明の多様な実施形態による進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0056】
本発明の多様な実施形態による前記BWPスイッチングが行われる場合、前記進行中のランダムアクセス手続きは中断されることができる。
【0057】
本発明の多様な実施形態による進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0058】
本発明の多様な実施形態による基地局の方法は、サービングセルの活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る情報を含む帯域幅部分(BWP)構成情報を端末(a user equipment、UE)で送信する段階と、及び前記サービングセルの帯域幅部分(BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信する段階と、を含み、進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングが行われることができる。
【0059】
本発明の多様な実施形態による進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0060】
本発明の多様な実施形態による前記BWPスイッチングが行われる場合、前記進行中のランダムアクセス手続きは中断されることができる。
【0061】
本発明の多様な実施形態による進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0062】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムで端末(a user equipment、UE)は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、サービングセルの帯域幅部分(bandwidth part、BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を基地局から受信するように前記送受信機を制御し;前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別し;進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングを行うように制御することができる。
【0063】
本発明の多様な実施形態による進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0064】
本発明の多様な実施形態による前記BWPスイッチングが行われる場合、前記進行中のランダムアクセス手続きは中断されることができる。
【0065】
本発明の多様な実施形態による進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0066】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムの基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは前記送受信機がサービングセルの活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る情報を含む帯域幅部分(BWP)構成情報を端末(a user equipment、UE)で送信し、前記サービングセルの帯域幅部分(BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信するように制御し、進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングが行われることができる。
【0067】
本発明の多様な実施形態による進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0068】
本発明の多様な実施形態による進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0069】
本発明の多様な実施形態による端末(a user equipment、UE)の方法は、ビーム障害復旧(beam failure recovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を受信する段階と、ビーム障害インスタンスの数を識別する段階と、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるか否かを識別する段階と、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合、前記ビーム障害復旧に係る前記タイマーを開始する段階と、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを送信する段階と、前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信する段階と、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたか否かを識別する段階と、及び前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記タイマーを中止させる段階と、を含む方法を提供する。
【0070】
本発明の多様な実施形態による前記第1情報及び前記第2情報は、上位階層シグナリングによって受信されることができる。
【0071】
本発明の多様な実施形態による前記ビーム障害インスタンスの数は、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0072】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0073】
本発明の多様な実施形態による基地局の方法は、ビーム障害復旧(beam failure recovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を端末(a user equipment、UE)で送信する段階と、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを前記端末から受信する段階と、及び前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信する段階と、を含み、前記タイマーは前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合に開始され、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、中止されることを特徴とする方法を提供する。
【0074】
本発明の多様な実施形態による前記第1情報及び前記第2情報は、上位階層シグナリングによって送信されることができる。
【0075】
本発明の多様な実施形態による前記ビーム障害インスタンスの数は、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0076】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0077】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムで端末(a user equipment、UE)は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、ビーム障害復旧(beam failure recovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を受信するように前記送受信機を制御し;ビーム障害インスタンスの数を識別し、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるか否かを識別し、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合、前記ビーム障害復旧に係る前記タイマーを開始するように制御し、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを送信するように前記送受信機を制御して;前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信するように前記送受信機を制御して;前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたか否かを識別し、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記タイマーを中止するように制御することができる。
【0078】
本発明の多様な実施形態による前記第1情報及び前記第2情報は、上位階層シグナリングによって受信されることができる。
【0079】
本発明の多様な実施形態による前記ビーム障害インスタンスの数は、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0080】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0081】
本発明の多様な実施形態による無線通信システムの基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは前記送受信機がビーム障害復旧(beam failure recovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を端末(a user equipment、UE)で送信し、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを前記端末から受信し、前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信するように制御し、前記タイマーは前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合に開始され、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、中止されることができる。
【0082】
本発明の多様な実施形態による前記ビーム障害インスタンスの数は、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0083】
本発明の多様な実施形態による前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0084】
本開示の他の態様、長所及び顕著な特徴は添付された図面と関連して本開示の多様な実施形態を開示する以下の詳細な説明から当業者に明白である。
【発明の効果】
【0085】
本発明の追加的な態様及び利点は、以下の説明から部分的に理解されて明確となるか、本発明の実施から十分に分かるだろう。
【0086】
本開示のBWP設定、BWP-InactivityTimerのハンドリング、ランダムアクセス手続き又はビーム障害管理に係る制御動作のための方法及び装置に関する。
【図面の簡単な説明】
【0087】
本開示内容の特定実施様態の前記及び他の側面、特徴及び利点は添付図面と共に考慮される以下の説明からより明らかになるだろう。
【0088】
図1】本発明の多様な実施形態によるランダムアクセス手続きに係る帯域幅部分非活性タイマーの動作を示された図面である。
図2】本発明の多様な実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが開始される時の帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図3】本発明の多様な実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが開始される時の帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図4】本発明の多様な実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが開始される時の帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図5】本発明の多様な実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが開始される時の帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図6】本発明の多様な実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが完了される時の帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図7】本発明の多様な実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが完了される時の帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図8】本発明の多様な実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが完了される時の帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図9】本発明の多様な実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが完了される時の帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図10】本発明の多様な実施形態によるダウンリンク割り当てを有する物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)が活性ダウンリンク帯域幅部分上で受信される時の帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図11】本発明の多様な実施形態による帯域幅部分非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。
図12】本発明の多様な実施形態によるビーム障害復旧応答ウィンドウの間の測定ギャップを処理するための端末の動作を示された図面である。
図13】本発明の多様な実施形態による端末装置を示された図面である。
図14】本発明の多様な実施形態による基地局装置を示された図面である。
【発明を実施するための形態】
【0089】
本発明の態様は少なくとも前述した問題点及び/又は短所を解消して少なくとも以下で説明される利点を提供することである。
【0090】
追加の態様は部分的には以下の説明で説明され、部分的には詳細な説明から明らかになり、又は提示された実施形態の実施形態によって習得されることができる。
【0091】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末の方法が提供される。前記方法は、プライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を基地局から受信する段階と、ランダムアクセス手続きが前記PCell又は前記SCell上で開始されることを識別する段階と、前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーを中止させる段階と、及び前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーを中止させる段階と、を含むことを特徴とする方法を提供する。
【0092】
前記SCell及び前記PCellは前記ランダムアクセス手続きに係ることができる。
【0093】
前記ランダムアクセス手続きは前記PCell又は前記SCellの活性アップリンク帯域幅部分(active uplink BWP)に基づいて行われることができる。
【0094】
ランダムアクセス手続きは前記PCellの活性ダウンリンク帯域幅部分(active downlink BWP)に基づいて行われることができる。
【0095】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで基地局の方法が提供される。前記方法は、方法はプライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を端末(a user equipment、UE)に送信する段階と、前記PCell又は前記SCell上でランダムアクセス手続きに係る第1メッセージを前記UEから受信する段階と、及び前記PCell上で前記ランダムアクセス手続きに係る第2メッセージを前記UEに送信する段階と、を含み、前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーが中止され、前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが中止されることを特徴とする方法を提供する。
【0096】
前記SCell及び前記PCellは前記ランダムアクセス手続きに係ることができる。
【0097】
前記物理的ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)プリアンブルを含む前記第1メッセージは前記PCell又は前記SCellの活性アップリンク帯域幅部分(active uplink BWP)上で受信されることができる。
【0098】
前記ランダムアクセス応答(random access response、RAR)を含む前記第2メッセージは前記PCellの活性ダウンリンク帯域幅部分(active downlink BWP)上で送信されることができる。
【0099】
本開示の一実施様態によれば、無線通信システムで端末が提供される。前記端末は送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、プライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を基地局から受信するように前記送受信機を制御して;ランダムアクセス手続きが前記PCell又は前記SCell上で開始されることを識別して;前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーを中止させて;及び前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーを中止させるように制御することができる。
【0100】
前記SCell及び前記PCellは前記ランダムアクセス手続きに係ることができる。
【0101】
前記ランダムアクセス手続きは前記PCell又は前記SCellの能動アップリンク(UL)帯域幅部分(BWP)に基づいて行われることができる。
【0102】
前記ランダムアクセス手続きは前記PCellの活性ダウンリンク(DL)帯域幅部分(BWP)に基づいて行われることができる。
【0103】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで基地局が提供される。前記基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは前記送受信機がプライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を端末(a user equipment、UE)に送信し、前記PCell又は前記SCell上でランダムアクセス手続きに係る第1メッセージを前記UEから受信して;前記PCell上で前記ランダムアクセス手続きに係る第2メッセージを前記UEに送信するように制御し、前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーが中止され、前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが中止されることができる。
【0104】
物理的ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)プリアンブルを含む前記第1メッセージは前記PCell又は前記SCellの活性アップリンク帯域幅部分(active uplink BWP)上で受信されることができる。
【0105】
前記ランダムアクセス応答(random access response、RAR)を含む前記第2メッセージは前記PCellの活性ダウンリンク帯域幅部分(active downlink BWP)上で送信されることができる。
【0106】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末の方法が提供される。前記方法は、帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を基地局から受信する段階と、サービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記基地局から受信する段階と、前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別する段階と、及び前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記タイマーを開始又は再開始する段階と、を含むことを特徴とする方法を提供する。
【0107】
前記活性BWPはデフォルトダウンリンク帯域幅部分(default downlink BWP)又は初期帯域幅部分(initial BWP)とは異なることができる。
【0108】
前記PDCCHはダウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0109】
前記PDCCHは前記活性BWPを介して受信されたり前記活性BWPのために受信されることができる。
【0110】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで基地局の方法が提供される。前記方法は、帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を端末(a user equipment、UE)で送信する段階と、及びサービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記UEに送信する段階と、前記タイマーは前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、開始又は再開始されることを特徴とする方法を提供する。
【0111】
前記活性BWPはデフォルトダウンリンク帯域幅部分(default downlink BWP)又は初期帯域幅部分(initial BWP)とは異なることができる。
【0112】
前記PDCCHはダウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0113】
前記PDCCHは前記活性BWPを介して送信されたり前記活性BWPのために送信されることができる。
【0114】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末が提供される。前記端末は送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を基地局から受信するように前記送受信機を制御して;サービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記基地局から受信するように前記送受信機を制御して;サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別して;前記サービングセルに係る進行中の任意接近手続きがないことが識別される場合、前記タイマーを開始又は再開始するように制御することができる。
【0115】
前記活性BWPはデフォルトダウンリンク帯域幅部分(default downlink BWP)又は初期帯域幅部分(initial BWP)とは異なることができる。
【0116】
前記PDCCHはダウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0117】
前記PDCCHは前記活性BWPを介して受信されたり前記活性BWPのために受信されることができる。
【0118】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末の基地局が提供される。前記基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を端末(a user equipment、UE)で送信するように前記送受信機を制御して;サービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記UEに送信するように前記送受信機を制御し、前記タイマーは前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、開始又は再開始されることができる。
【0119】
前記PDCCHはダウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0120】
前記PDCCHは前記活性BWPを介して送信されたり前記活性BWPのために送信されることができる。
【0121】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末の方法が提供される。前記方法は、ランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信する段階と、前記基地局からランダムアクセス応答を受信する段階と、システム情報(system information、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記基地局に送信する段階と、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記基地局から受信する段階と、競争解消(contention resolution)が成功的であるか否かを識別する段階と、ランダムアクセス手続きが前記SIリクエストのために開始されるか否かを識別する段階と、及び前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)の受信を上位階層(upper layer)に指示する段階と、を含む方法。
【0122】
前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)が前記臨時C-RNTIの値で設定されることができる。
【0123】
前記ランダムアクセス手続きは競争基盤ランダムアクセスに係ることができる。
【0124】
MAC PDUで受信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで送信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0125】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで基地局の方法が提供される。前記方法は、ランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを端末(a user equipment、UE)から受信する段階と、ランダムアクセス応答を前記端末で送信する段階と、システム情報(system information、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記端末から受信する段階と、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信する段階と、及び前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)を前記端末で送信する段階と、を含む方法を提供する。
【0126】
前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)が前記臨時C-RNTIの値で設定されることができる。
【0127】
前記ランダムアクセス手続きは競争基盤ランダムアクセスに係ることができる。
【0128】
MAC PDUで送信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで受信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0129】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末が提供される。前記端末は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサはランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信し、前記基地局からランダムアクセス応答を受信し、システム情報(system information、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記基地局に送信し、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記基地局から受信するように前記送受信機を制御し、競争解消(contention resolution)が成功的であるか否かを識別して;ランダムアクセス手続きが前記SIリクエストのために開始されるか否かを識別し、前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)の受信を上位階層(upper layer)に指示するように制御することができる。
【0130】
前記プロセッサは前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)を前記臨時C-RNTIの値で設定するように制御することができる。
【0131】
前記ランダムアクセス手続きは競争基盤ランダムアクセスに係ることができる。
【0132】
MAC PDUで受信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで送信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0133】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで基地局が提供される。前記基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは前記送受信機がランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを端末(a user equipment、UE)から受信し、ランダムアクセス応答を前記端末で送信し、システム情報(system information、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記端末から受信し、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信し、前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)を前記端末で送信するように制御することができる。
【0134】
前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)が前記臨時C-RNTIの値で設定されることができる。
【0135】
MAC PDUで送信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで受信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0136】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末の方法が提供される。前記方法は、サービングセルの帯域幅部分(bandwidth part、BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を基地局から受信する段階と、前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別する段階と、及び進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングを行う段階と、を含む方法を提供する。
【0137】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0138】
前記BWPスイッチングが行われる場合、前記進行中のランダムアクセス手続きは中断されることができる。
【0139】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0140】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで基地局の方法が提供される。前記方法は、基地局の方法は、サービングセルの活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る情報を含む帯域幅部分(BWP)構成情報を端末(a user equipment、UE)で送信する段階と、及び前記サービングセルの帯域幅部分(BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信する段階と、を含み、進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングが行われることができる。
【0141】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0142】
前記BWPスイッチングが行われる場合、前記進行中のランダムアクセス手続きは中断されることができる。
【0143】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0144】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末が提供される。前記端末は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、サービングセルの帯域幅部分(bandwidth part、BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を基地局から受信するように前記送受信機を制御して;前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別して;進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングを行うように制御することができる。
【0145】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0146】
前記BWPスイッチングが行われる場合、前記進行中のランダムアクセス手続きは中断されることができる。
【0147】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0148】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで基地局が提供される。前記基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは前記送受信機がサービングセルの活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る情報を含む帯域幅部分(BWP)構成情報を端末(a user equipment、UE)で送信し、前記サービングセルの帯域幅部分(BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信するように制御し、進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングが行われることができる。
【0149】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0150】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0151】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末の方法が提供される。前記方法は、ビーム障害復旧(beam failure recovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を受信する段階と、ビーム障害インスタンスの数を識別する段階と、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるか否かを識別する段階と、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合、前記ビーム障害復旧に係る前記タイマーを開始する段階と、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを送信する段階と、前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信する段階と、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたか否かを識別する段階と、及び前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記タイマーを中止させる段階と、を含む方法を提供する。
【0152】
前記第1情報及び前記第2情報は、上位階層シグナリングによって受信されることができる。
【0153】
前記ビーム障害インスタンスの数は前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0154】
前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0155】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで基地局の方法が提供される。前記方法は、ビーム障害復旧(beam failure recovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を端末(a user equipment、UE)で送信する段階と、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを前記端末から受信する段階と、及び前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信する段階と、を含み、前記タイマーは前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合に開始され、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、中止されることを特徴とする方法を提供する。
【0156】
前記第1情報及び前記第2情報は、上位階層シグナリングによって送信されることができる。
【0157】
前記ビーム障害インスタンスの数は前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0158】
前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0159】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで端末が提供される。前記端末は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、ビーム障害復旧(beam failure recovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を受信するように前記送受信機を制御して;ビーム障害インスタンスの数を識別し、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるか否かを識別し、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合、前記ビーム障害復旧に係る前記タイマーを開始するように制御し、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを送信するように前記送受信機を制御して;前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信するように前記送受信機を制御して;前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了したか否かを識別し、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記タイマーを中止するように制御することができる。
【0160】
前記第1情報及び前記第2情報は、上位階層シグナリングによって受信されることができる。
【0161】
前記ビーム障害インスタンスの数は前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0162】
前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0163】
本開示の一実施形態によれば、無線通信システムで基地局が提供される。前記基地局は、送受信機と、及び前記送受信機に結合された少なくとも一つのプロセッサと、を含み、前記プロセッサは前記送受信機がビーム障害復旧(beam failure recovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を端末(a user equipment、UE)で送信し、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを前記端末から受信し、前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信するように制御し、前記タイマーは前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合に開始され、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、中止されることができる。
【0164】
前記ビーム障害インスタンスの数は前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0165】
前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0166】
本開示の他の態様、長所及び顕著な特徴は添付された図面と関連して本開示の多様な実施形態を開示する以下の詳細な説明から当業者に明らかになるだろう。
【0167】
添付された図面を参照した以下の説明は請求範囲及びその均等物によって定義されたような開示の多様な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。その理解を助けるための多様な特定詳細事項を含むが、これらはただ例示的なことで見なされなければならない。したがって、本技術分野の当業者は本願に記載された多様な実施形態の多様な変更及び修正が本開示の範囲及び思想を逸脱せず成ることができることを認識するだろう。また、公知された機能及び構造に対する説明は明確性及び簡潔性のために省略された。
【0168】
以下の説明及び請求範囲で用いられた用語及び単語は書誌上の意味に限定されず、発明の明確かつ一貫された理解を可能にするように発明者によってだけ用いられる。したがって、本開示の多様な実施形態に対する次の説明はただ例示のためのことで、添付された請求範囲及びこの均等物によって定義されたように開示を制限するための目的ではないということが当業者に明白であるだろう。
【0169】
単数形態“a”、“an”及び“the”は文脈が明白に異なるように指示しない限り複数対象を含むということが理解されなければならない。したがって、例えば、“構成要素表面”に対する言及はこのような一つ以上の表面に対する参照を含む。
【0170】
各図面で、同一又は類似の構成要素は同一な図面符号で表示されることができる。
【0171】
フローチャートの各ブロック及びフローチャートの組み合せは、コンピュータープログラム命令によって行われることができる。これらコンピュータープログラムインストラクションは汎用コンピューター、特殊コンピューター又は他のプログラム可能なデータ処理装置のためのプロセッサに装着されることができるから、コンピューター又は他のプログラム可能なデータ処理装置のためにプロセッサによって実行されるこれら命令はフローチャートのブロックに記述された機能を行う手段を生成する。これらコンピュータープログラム命令語は特定方式で機能を具現するためにコンピューター又は他のプログラム可能なデータ処理装置のコンピューター使用可能又はコンピューター判読可能メモリーに記憶されることができるから、コンピューター使用可能又はコンピューター判読可能メモリーに記憶されたコンピュータープログラム命令もフローチャートのブロックに説明された機能を行う命令手段を含む製造物品を生産することができる。コンピュータープログラムインストラクションはコンピューター又は他のプログラム可能なデータ処理装置上に装着されることもできるから、コンピューター又は他のプログラム可能なデータ処理装置に対する一連の動作段階を行ってコンピューターによって実行されるプロセスを生成することによってコンピューターを実行することができる。プログラム可能なデータ処理装置はさらにフローチャートのブロックで説明された機能を行うための段階を提供することができる。
【0172】
さらに、それぞれのブロックは一つ以上の論理機能を具現する一つ以上の実行可能な命令語を含むモジュール、セグメント又はコードに示すことができる。なお、ブロックによって言及された機能はいくつかの代案的な実施形態でシーケンスと関係無しに発生する。例えば、連続的に示された2個のブロックは事実上に同時に行われることができるか時には対応する機能によって逆順に行われることができる。
【0173】
本明細書で、“ユニット”という用語は、FPGA(field-programmable gate array)及び/又はASIC(application-specific integrated circuit)のようなソフトウェア及び/又はハードウェアコンポネントを含むことができる。しかし、“単位”の意味はソフトウェア及び/又はハードウェアにだけ限らない。例えば、ユニットはアドレッシングされることができる記憶媒体にあるように構成されることができるし一つ以上のプロセッサを再生するように構成されることもできる。したがって、“ユニット”はソフトウェア構成要素、客体志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、タスク構成要素、プロセッサ、機能、属性、手続き、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データベース、データ構造、テーブル、配列及び変数を含む。
【0174】
構成要素及び“ユニット”に提供された機能はより小さい個数の構成要素及び/又は“ユニット”と結合されることができるか追加の構成要素及び/又は“ユニット”でより分離することができる。
【0175】
また、構成要素及びユニットは、さらに装置又は保安マルチメディアカード内の一つ以上のCPUを再生するように具現されることができる。
【0176】
本明細書に用いられた用語は特定実施形態を説明するために提供されて他の実施形態の範囲を制限しない。単数形態は文脈に明白に異なるように指示しない限り複数形態を含むということを理解しなければならない。異なるように定義されない限り、以下の説明及び請求範囲で用いられた技術的又は科学的用語を含む用語及び単語は当業者が一般的に理解することと同じ意味を有することができる。一般的に辞書で定義された用語は関連技術の文脈上の意味と同じであるか類似の意味を有することで解釈されることができる。異なるように定義されない限り、この用語は理想的に又は過度に公式的な意味に解釈されてはいけない。必要であれば、本明細書で定義された用語までも本発明の実施形態を排除することに解釈されないこともある。
【0177】
ここで、基地局は端末機にリソース割り当てを行う。基地局は例えば、eNode B、ノードB、無線アクセスユニット、基地局制御機、ネットワーク上のノードなどがある。端末は例えば、ユーザ装備(UE)、移動局(MS)、携帯電話、スマートフォン、コンピューター、通信機能を行うマルチメディアシステムなどがある。
【0178】
ここで、ダウンリンク(DL)は基地局からUEへの信号の無線送信経路であり、アップリンク(UL)はUEから基地局への信号の無線送信経路である。
【0179】
本発明の実施形態は類似の技術的背景又はチャネル形態を有する他の通信システムに適用されることができる。
【0180】
最近、何年の間、ますますより多い広帯域加入者を満たし、より多く良いアプリケーションとサービスを提供するために何種類広帯域無線技術が開発された。2世代無線通信システムはユーザの移動性を保障しながら音声サービスを提供するために開発された。3世代無線通信システムは音声サービスだけではなくデータサービスもサポートする。最近に、第4無線通信システムは高速データサービスを提供するために開発された。しかし、現在、4世代無線通信システムは高速データサービスに対する増加する需要を満たすための資源の不足に苦しんでいる。したがって、5世代無線通信システムは高速データサービスに対する増加する需要を満たし、超信頼性及び低い待機時間(latency)のアプリケーションをサポートするために開発されている。
【0181】
5世代無線通信システムはより低い周波数帯域だけはなくより高いデータ速度を達成するためにより高い周波数(mmWave)帯域、例えば、10GHz乃至100GHz帯域で具現されるだろう。無線派(radio wave)の電波損失を減らし、送信距離をふやすため、ビームフォーミング(beamforming)、大量(massive)MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)、FD-MIMO(Full Dimensional MIMO)、アレイアンテナ、アナログビームフォーミング、大規模アンテナ技術は5世代無線通信システムの設計で考慮される。さらに、5世代無線通信システムはデータ速度、待機時間、信頼性、移動性などに関して非常に相違する要求事項を有する異なる使用ケースを扱うことで予想される。しかし、5世代無線通信システムの無線インターフェースの設計は使用ケース及び最終顧客に対するUEケーター(cater)サービスの市場セグメント(market segment)によって非常に異なる能力を有するUEをサービスするのに充分に柔軟なことと予想される。5世代無線通信システムが扱うことで予想されるいくつかの例示的な使用ケースはeMBB(enhanced Mobile Broadband)、m-MTC(massive Machine Type Communication)、URLL(ultra-reliable low latency)通信などである。数十Gbpsデータ速度、低い待機時間、高い移動性などのようなeMBB要求事項は数十億個のデバイスの接続を構想するIoT(Internet of Things)/IoE(Internet of Everything)を市場セグメントを扱う。非常に低い待機時間、非常に高い信頼性及び可変移動性などのようなURLL要求事項は自律車のためのイネーブラ(enabler)のうちの一つとして予測される産業自動化アプリケーション、車対車/車対インフラ通信を示す市場セグメントを扱う。
【0182】
第5世代無線通信システム(次世代ラジオ又はNRともする)はスタンドアローンモード及び二重接続(dual connectivity、DC)のような動作をサポートする。DCで、多重Rx/Tx端末は雨理想的なバックホールを(backhaul)を介して接続された2つの異なるノード(又はNB)によって提供されたリソースを用いるように構成されることができる。一方のノードはマスターノード(MN)で作動して他方のノードは補助ノード(SN)で作動する。MNとSNはネットワークインターフェースを介して接続され、少なくともMNはコアネットワークに接続される。NRはRRC_CONNECTEDの端末が非理想的なバックホールを介して接続された2つの互いに異なるノードに位置し、2つの他のスケジューラによって提供される無線リソースを用いるように構成され、E-UTRA(ノードがng-eNBである場合)又はNRアクセス(すなわち、ノードがgNBである場合)を提供する多重RAT二重接続(MR-DC)をサポートする。
【0183】
NRでCA/DCから構成されないRRC_CONNECTED内の端末の場合、プライマリセル(primary cell、PCell)を含むただ一つのサービングセルが存在する。CA/DCから構成されたRRC_CONNECTEDの端末の場合、‘サービングセル’と言う用語はスペシャルセル(Special Cells)及びすべてのセカンダリセル(secondary cell、SCell)らを含むセルセットを示すために用いられる。
【0184】
NRで、マスターセルグループ(MCG)という用語はPCell及び選択的に一つ以上のSCellを含む、マスターノードに係るサービングセルのグループを指称する。NRで、セカンダリセルグループ(secondary cell Group;SCG)という用語はPSCell及び選択的に一つ以上のSCellを含むセカンダリノードに係るサービングセルグループを指称する。NRでPCell(プライマリセル、主セル)はUEが初期接続設定手続き(initial connection establishment procedure)を行うか接続再設定手続き(connection re-establishment procedure)を開始するプライマリ周波数(primary frequency)で作動するMCGのサービングセルを指称する。CAから構成された端末に対するNRで、SCellはスペシャルセルの上部に付加的な無線資源を提供するセルである。プライマリSCGセル(PSCell)は端末が同期再構成手続き(Reconfiguration with Sync procedure)を行う時のランダムアクセスを行うSCG内のサービングセルを指称する。二重接続動作の場合、SpCell(すなわち、スペシャルセル、特殊セル)という用語はMCGの PCell又はSCGのPSCellを示し、そうではなければスペシャルセルという用語はPCellを意味する。
【0185】
NRでは帯域幅適応(bandwidth adaptation、BA)がサポートされる。BAを例えば、UEの受信及び送信帯域幅はセルの帯域幅ほど大きい必要はなく調整されることができる:(例えば、電力を節約するために活動が少ない期間の間の縮小されるように)変更されることができる幅を注文することができる。位置は(例えば、スケジューリング柔軟性を増加させるため)周波数ドメインで移動することができる;サブキャリア間隔は(例えば、相違するサービスを許容するため)変更するために命令されることができる。セルの総セル帯域幅のサブセットはBWP(Bandwidth Part)と言い、BAはUEをBWP(s)から構成してUEに現在構成されたBWPのうちの現在活性状態であることを知らせることによって行われる。
【0186】
BAが構成される時、UEは一つの活性BWPに対するPDCCHをモニタリングすれば良く、すなわち、サービングセルの全体DL周波数に対してPDCCHをモニタリングする必要がない。BAが設定される時、UEだけが一つの活性BWP上でPDCCHをモニタリングしなければならなく、すなわち、サービングセルの全体DL周波数上でPDCCHをモニタリングする必要がない。サービングセルは一つ以上のBWPに設定されることができ、サービングセルの場合、任意の時点でいつも一つの活性BWPが存在する。サービングセルのためのBWP転換(switching)は非活性BWPを活性化し、活性BWPを一回に非活性化するのに用いられる。BWP転換(switching)はダウンリンク割り当て又はアップリンク承認(grant)を示す物理的ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)又は無線資源制御(radio resource control、RRC)シグナリングによって制御される。付加的に、BWP非活性タイマーは活性DL BWPをサービングセルのデフォルトDL BWP又は初期DL BWPで転換するのに用いられる。サービングセルの設定されたBWPのうちの一つはデフォルトDL BWPであれば良く、gNBから受信されたBWP設定で示される。初期DL BWPはさらに(システム情報又は専用シグナリングのうちの一つで)シグナリングされる。サービングセルの設定されたBWPのうちの一つは初期活性DL BWP(first active DL BWP)であれば良く、gNBから受信されたBWP設定で示される。BWP非活性タイマーはgNBから受信されたそれぞれのサービングセルのBWP設定で設定されることができるか設定されないこともあるということが注目されなければならない。 設定された場合、BWP非活性タイマーはそれぞれのサービングセルに対して独立的にシグナリングされる。サービングセルがないか多数のサービングセルはBWP非活性タイマーに設定されることができる。
【0187】
5世代無線通信システムで、UEはULタイミング整列、リクエストするUL承認又はリクエストするオンディマンド(on demand)SIなどのような多様な理由でランダムアクセス手続きを行うことができる。ランダムアクセス手続きの間、BWPが転換されると(例えば、BWP非活性タイマーが満了されると)、UEは進行中のランダムアクセス手続きを中断して新しく活性化されたBWPでさらに開始しなければならないだろう。これによりランダムアクセス手続きを完了するのに遅延が増加する。したがって、中断を最小化する方法が必要である。
【0188】
BWP非活性タイマー(BWP inactivity timer)が活性化されたサービングセルで設定されると、UEのMACエンティティーは活性化されたサービングセルに対して現在手続きによって次の動作を行わなければならない:
【0189】
A)Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又はDefault-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期DL BWPではない場合:
-ダウンリンク割り当て又はアップリンク許可を指示するC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHが活性BWP上で受信される場合;又はMAC PDUが設定されたアップリンクグラントから送信されたり設定されたダウンリンク割り当てで受信された場合;
-活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始又は再開始
【0190】
B)BWP転換のためのPDCCHが受信され、MACエンティティーが活性BWPを転換する場合:
-defaultDownlinkBWP-Idが設定され、MACエントティがdefaultDownlinkBWP-Idで指示されないBWPで転換する場合;又はdefaultDownlinkBWP-Idが設定されずMACエンティティーがinitialDownlinkBWPではないBWPで転換する場合:
-活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始又は再開始して;
【0191】
C)ランダムアクセス手続きが前記サービングセルに開始される場合:
-BWP-InactivityTimerを中止して;
【0192】
D)活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerが満了される場合:
-Default-DL-BWPが設定される場合、Default-DL-BWPが指示するBWPでBWP転換を行う。そうではなければ、初期DL BWPでBWP転換を行う。
【0193】
上述したようなBWP非活性タイマーの動作による幾つかの問題がある。ランダムアクセス(random access、RA)手続きが開始される場合、現在手続きによれば、UEはBWP-InactivityTimerを中止する。UEはランダムアクセスが開始される活性化されたサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。ランダムアクセスがPCellに対して開始されると、PCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerは中止される。ランダムアクセスがSCellに対して開始されると、SCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerは中止される。(PSCellと異なる)SCell上のランダムアクセス手続きの場合には、PRACHプリアンブルだけがSCell上で送信される。UEはSpCell上でRARを受信する。SpCell上の活性DL BWPはランダムアクセス手続きが進行されるうちに転換することができる。これはBWP転換後にランダムアクセス手続きが中止され、さらに開始される必要があることによって中断をもたらすだろう。
【0194】
図1は、本開示の一実施形態によるランダムアクセス手続きに係る帯域幅部分非活性タイマーの動作を示された図面である。
【0195】
図1に示されたように、ランダムアクセス手続きはT=t1で開始されて(動作100)、T=t3で完了される(動作120)。ランダムアクセス手続きが進行される間、UEはダウンリンク割り当てを有するPDCCHを受信することができる(例えば、UEはRARに対するダウンリンク割り当てを有するPDCCHを受信することができる)。このようなシナリオで、UEはランダムアクセス手続きの間のBWP転換を防止するためにT=t1でBWP-InactivityTimerを中止する(動作100)。しかし、ランダムアクセス手続きの間のT=t2でUEがBWP-InactivityTimerをさらに開始(動作110)するからBWP転換は回避されることができない。これはさらにBWP転換後にランダムアクセス手続きが中止され、さらに開始される必要があるから中断をもたらすだろう。
【0196】
本発明で、二重/多重接続(Dual/multi Connectivity)動作に対し、用語SpCell(Special Cell)はMACエンティティーがマスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)又はセカンダリセルグループ(secondary cell Group、SCG)にそれぞれ連関されるかによってMCGのPCell又はSCGのプライマリSCell(primary secondary cell、PSCell)を指称する。UEにはセルグループ(Cell Group、CG)ごとに一つのMACエンティティーがある。そうではなければ用語Special CellはPCellを指称する。提案された動作で、ランダムアクセス手続きの開始されるSCellがMCGに属すれば、用語SpellはPCellを指称する。ランダムアクセス手続きの開始されるSCellがSCGに属すれば、用語SpCellはPSCellを指称する。
【0197】
本発明の多様な実施形態によれば、ランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルの類型によってランダムアクセス手続きの開始時のBWP非活性タイマーを処理する方法が提案される。
【0198】
ランダムアクセス手続きはgNBからのPDCCH手順、MACエンティティー自体、下位階層からのビーム障害インディケーション(beam failure indication)、又はRRCによって開始される。例えば、ランダムアクセス手続きはPCellに係る次のイベントに対して開始されたり行われたりする。
【0199】
-RRC_IDLEからの初期アクセス;
-RRC接続再設定手続き;
-ハンドオーバー;
-ランダムアクセス手続きを要求するRRC_CONNECTEDのうちのDLデータ到達:
-例えば、UL同期化状態が“非動機化”される時。
【0200】
-ランダムアクセス手続きを要求するRRC_CONNECTEDのうちのULデータ到達):
-例えば、UL同期化状態が“非動機化”されたり利用可能なSR(schedulingrequest)に対するPUCCHリソースがない時。
【0201】
-ランダムアクセス手続きを要求するRRC_CONNECTEDのうちに位置指定のために;
-例えば、UE位置指定のためにタイミングアドバンス(advance)が必要な時。
【0202】
-RRC_INACTIVEからのトランジション;
-他のSIのためのリクエスト
【0203】
ランダムアクセス手続きは対応するsTAGに対する時間整列を設定するためにSCell上で行われる。また、DCでランダムアクセス手続きが指示される場合、SCG付加/修正、又はランダムアクセス手続きを要求するRRC_CONNECTEDのうちのDL/ULデータ到達時の少なくともPSCell上で行われる。開始されたランダムアクセス手続きはSCGに対するPSCell上でだけ行われる。
【0204】
現在手続きによれば、UEのMACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次の動作を行う:
【0205】
Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又はDefault-DL-BWPが設定されず活性DL BWPが初期BWPではない場合:
【0206】
-ランダムアクセス手続きが開始されると、UEはBWP-InactivityTimerを中止する。UEはランダムアクセスが開始される活性化されたサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。これはPCellに対するランダムアクセスが開始されると、PCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerが中止されるということを意味する。PSCellに対するランダムアクセスが開始されると、PSCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerは中止される。ランダムアクセスがSCell(すなわち、PSCellと異なるSCell)に対して開始されると、SCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerは中止される。
【0207】
(PSCellと異なる)SCell上のランダムアクセス手続きの場合には、PRACHプリアンブルだけがSCell上で送信される。UEはSpCell上でRARを受信する。SpCell上の活性DL BWPはランダムアクセス手続きが進行される間の転換されることができる。これはBWP転換後ランダムアクセス手続きが中止され、さらに開始しなければならないから中断をもたらすだろう。
【0208】
問題を解決するため、本発明の多様な実施形態によって次のようなUE動作を提案する。
【0209】
段階1:サービングセル上でランダムアクセス手続きが開始される。
【0210】
段階2:ランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルがSCell(すなわち、PSCellと異なるSCell)の場合、UEは段階3及び段階4で説明された動作を行う。そうではなければ、UEは段階3で説明された動作を行う。
【0211】
段階3:ランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルに対し、UEは次を行う:
【0212】
A.BWP非活性タイマーが設定され、Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止して(すなわち、MACエンティティーはこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを中止するか、MACエンティティーはこのようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する);
又は
【0213】
B.BWP非活性タイマーが設定され、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期DL BWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止する(すなわち、MACエンティティーは前記サービングセル又はMACエンティティーのBWP-InactivityTimerを中止させることによって前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止させる)。
【0214】
段階4:SpCell(special serving cell)に対し、UEは次を行う:
【0215】
A.BWP非活性タイマーが設定され、Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止して(すなわち、MACエンティティーはSpCellのBWP-InactivityTimerを中止するかMACエンティティーはSpCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する);
又は
【0216】
B.BWP非活性タイマーが設定され、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止する(すなわち、MACエンティティーはSpCellのBWP-InactivityTimerを中止するかMACエンティティーはSpCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する)。
【0217】
図2は、本開示の一実施形態によるランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルのタイプによってランダムアクセス手続きの開始時のBWP非活性タイマーを処理するために提案された端末の動作を示す。
【0218】
図2に示されたように本発明の多様な実施形態によるUE動作は次のようなステップ/動作を含むことができる。
【0219】
動作200でランダムアクセス手続きが開始される。
【0220】
動作210でランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルがSCell(すなわち、PSCellと異なるSCell)の場合、UEは動作220及び動作230で説明された動作を行う。そうではなければ、UEは動作220のような動作240で説明された動作を行う。
【0221】
動作220でランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルに対し、UEは次を行う:
【0222】
A.前記サービングセルに対するBWP非活性タイマーが実行中の場合、BWP-InactivityTimerを中止して;代案的な実施形態で、前記サービングセルに対するBWP非活性タイマーが実行中の場合、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。
【0223】
動作230でSpCell(special serving cell )に対し、UEは次を行う:
【0224】
B.SpCellに対するBWP非活性タイマーが実行中の場合、SpCellのBWP-InactivityTimerを中止して;代案的な実施形態で、SpCellに対するBWP非活性タイマーが実行中の場合、SpCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。
【0225】
図3は、本開示の一実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが開始される時のBWP非活性タイマーを処理するために提案された端末の動作を示された図面である。一実施形態で、ランダムアクセス手続きの開始時、以下の動作はBWP非活性タイマーが設定された各活性化されたサービングセルに対してUE内のMACエンティティーによって行われる。他の実施形態で、ランダムアクセス手続きの開始時、以下の動作は以下のサービングセルに対してUE内のMACエンティティーによって行われる:
【0226】
a)BWP非活性タイマーがサービングセルに設定されると、ランダムアクセス手続きが開始される前記サービングセル。
【0227】
b)ランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルがSpCellではなく、BWP非活性タイマーがSpCellに設定される場合、SpCellに対して
図3に示されたように本発明の多様な実施形態によるUE動作は次のようなステップ/動作を含むことができる。
【0228】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合(動作300);又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合(動作330):
【0229】
2>ランダムアクセス手続きがこのようなサービングセル上で又はこのようなサービングセルに対して開始される場合(動作310):
【0230】
3>前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを中止して(動作320);代案的な実施形態で、前記サービングセルに対してBWP非活性タイマーが実行中の場合、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。
【0231】
2>そうではなければ、ランダムアクセス手続きが異なるサービングセル上で又は他のサービングセルに対して開始される場合と前記サービングセルがSpCellの場合:
【0232】
3>前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを中止して(動作320);代案的な実施形態で、前記サービングセルに対してBWP非活性タイマーが実行中の場合、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。
【0233】
図4、本開示の一実施形態によるランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルのタイプによってランダムアクセス手続きの開始時のBWP非活性タイマーを処理するために提案されたUE動作を示す。図4に示されたように、ランダムアクセス手続きが開始されると、以下の動作はランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルのためのUE内のMACエンティティーによって行われる。
【0234】
動作400でサービングセル上でランダムアクセス手続きが開始される。
【0235】
前記サービングセルに対してBWP非活性タイマーは端末によって以下のような動作を行う:
【0236】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合(動作410);又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合(動作450):
【0237】
2>実行中の場合、前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを中止して(動作420);代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。
【0238】
2>前記サービングセルがSCell(すなわち、PSCellと異なるSCell)の場合(動作430):
【0239】
3>実行中の場合、SpCellのBWP-InactivityTimerを中止して(動作440);代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、SpCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。
【0240】
図5は、本発明の多様な実施形態によるランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルの類型によってランダムアクセス手続きのBWP非活性動作開始を処理するために提案されたUE動作を示す。図5に示されたように、ランダムアクセス手続きが開始されると、以下の動作はランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルのためのUE内のMACエンティティーによって行われる。
【0241】
動作500で、ランダムアクセス手続きはサービングセルで開始される。
【0242】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合(動作510);又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合(動作560):
【0243】
2>前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを中止して(動作520);代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。
【0244】
2>前記サービングセルがSCell(すなわち、PSCellと異なるSCell)の場合(動作530):
【0245】
3>BWP非活性タイマーがSpCellに対して設定される場合:
【0246】
4>SpCellに対し、Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPが示されるBWPではない場合(動作540);又は
4>SpCellに対し、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合(動作570);
【0247】
5>SpCellの BWP-InactivityTimerを中止して(動作550);代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、SpCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。
【0248】
上述した動作で、‘ランダムアクセス手続きはサービングセル上で又はサービングセルに対して開始される’と言う表現はPRACHプリアンブルが前記サービングセル上で送信されるランダムアクセス手続きを意味する。
【0249】
代案的に、本発明の多様な実施形態によるランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルの類型によってランダムアクセス手続きの開始時のBWP非活性タイマーを処理するための端末の動作が提案される。
【0250】
現在手続きによれば、UEのMACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次の動作を行う:
【0251】
Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又はDefault-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合:
【0252】
-ランダムアクセス手続きが開始されると、UEはBWP-InactivityTimerを中止する。UEはランダムアクセスが開始される活性化されたサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。これはPCellに対するランダムアクセスが開始されると、PCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerが中止されるということを意味する。PSCellに対するランダムアクセスが開始されると、PSCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerは中止される。ランダムアクセスが(PSCellと異なる)SCellに対して開始されると、SCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerは中止される。
【0253】
(PSCellと異なる)SCell上のランダムアクセス手続きの場合には、PRACHプリアンブルだけがSCell上で送信される。UEはSpCell上でRARを受信する。SpCell上の活性DL BWPはランダムアクセス手続きが進行される間の転換されることができる。これはBWP転換後のランダムアクセス手続きが中止され、さらに開始しなければならないから中断をもたらすだろう。
【0254】
問題を解決するため、次のようなUE動作を提案する。
【0255】
段階1:ランダムアクセス手続きが開始される。
【0256】
段階2:ランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルがSCell(すなわち、PSCellと異なるSCell)の場合、UEは段階3及び段階4で説明された動作を行う。そうではなければ、UEは段階3で説明された動作を行う。
【0257】
段階3:ランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルに対し、UEは次を行う:
【0258】
A.BWP非活性タイマーが設定される場合と、Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止して(すなわち、MACエンティティーはこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを中止するか、MACエンティティーはこのようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する);
又は
【0259】
B.サービングセルがPCellの場合、BWP非活性タイマーが設定される場合、及びDefault-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止して(すなわち、MACエンティティーはこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを中止するか、MACエンティティーはこのようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する);
又は
【0260】
C.サービングセルがSCellの場合、BWP非活性タイマーが設定される場合、及びDefault-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが第1活性BWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止する(すなわち、MACエンティティーはこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを中止するか、MACエンティティーはこのようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する);(注:このような条件は提案された発明の実施形態では欠如されることができる)。
【0261】
段階4:SpCell(special serving cell)に対し、UEは次を行う:
【0262】
A.BWP非活性タイマーが設定され、Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止して(すなわち、MACエンティティーはこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを中止するか、MACエンティティーはこのようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する);
又は
【0263】
B.サービングセルがPCellの場合、BWP非活性タイマーが設定される場合、及びDefault-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止して(すなわち、MACエンティティーはこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを中止するか、MACエンティティーはこのようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する);
又は
【0264】
C.サービングセルがSCellの場合、BWP非活性タイマーが設定される場合、及びDefault-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが第1活性BWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを中止する(すなわち、MACエンティティーはこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを中止するか、MACエンティティーはこのようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する);(注:このような条件は提案された発明の実施形態では欠如されることができる)。
【0265】
提案された発明の他の実施形態で、UEのランダムアクセス手続き開始時に、UE内のMACエンティティーは次の動作を行う。一実施形態で、ランダムアクセス手続きの開始時、以下の動作はBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対してUE内のMACエンティティーによって行われる。他の実施形態で、ランダムアクセス手続きの開始時、以下の動作は以下のサービングセルに対してUEの MACエンティティーによって行われる:
【0266】
a)BWP非活性タイマーがサービングセルで設定されると、ランダムアクセス手続きが開始される前記サービングセル。
【0267】
b)ランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルがSpCellではなく、BWP非活性タイマーがSpCellに設定される場合、SpCellに対して
【0268】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
1>サービングセルがPCellの場合と、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合;又は
1>サービングセルがSCellの場合と、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが第1活性BWPではない場合:
【0269】
2>ランダムアクセス手続きが前記サービングセル上で又は前記サービングセルに対して開始される場合:
【0270】
3>前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止して;代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを中止する。
【0271】
2>そうではなければ、ランダムアクセス手続きが違うサービングセル上で又は他のサービングセルに対して開始される場合と前記サービングセルがSpCellの場合:
【0272】
3>前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止して;代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止する。
【0273】
提案された発明の他の実施形態で、サービングセルに対するランダムアクセス手続きの開始時、UE内のMACエンティティーは前記サービングセルに対して次の動作を行う:
【0274】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合;又は
1>サービングセルがSCellの場合と、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが第1活性BWPではない場合:
【0275】
2>前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止して;代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを中止する。
【0276】
2>前記サービングセルが(PSCellと異なる)SCellの場合:
【0277】
3>実行中の場合、SpCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止して;代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、SpCellの BWP-InactivityTimerを中止する。
【0278】
提案された発明の他の実施形態で、サービングセルに対するランダムアクセス手続きの開始時、UEの MACエンティティーは前記サービングセルに対して次の動作を行う:
【0279】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合;又は
1>サービングセルがSCellの場合と、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが第1活性BWPではない場合:
【0280】
2>前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止して;代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、このようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを中止する。
【0281】
2>前記サービングセルが(PSCellと異なる)SCellの場合:
【0282】
3>BWP非活性タイマーがSpCellに対して設定される場合:
【0283】
4>SpCellに対し、Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
4>SpCellに対し、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合;
【0284】
5>SpCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを中止して;代案的な実施形態で、BWP非活性タイマーが実行中の場合、SpCellの BWP-InactivityTimerを中止する。
【0285】
上述した動作で、‘ランダムアクセス手続きはサービングセル上で又はサービングセルに対して開始される’と言う表現はPRACHプリアンブルが前記サービングセル上で送信されるランダムアクセス手続きを意味する。設定されたBWPのうちの第1活性BWPはgNBから受信されたBWP設定に示される。
【0286】
本発明の多様な実施形態によれば、ランダムアクセス手続きが完了時BWP非活性タイマーを処理する多様な方法が提案される。
【0287】
ランダムアクセス手続きが成功的に完了したことで見なされる条件の一部例は次の通りである:
【0288】
1.ビーム障害復旧リクエストのための非競争(contention free)ランダムアクセスプリアンブルを送信した後、UEがbfr-応答ウィンドウ(bfr-response window)からC-RNTIでアドレス(address)になるPDCCH送信を受信する;
【0289】
2.非競争ランダムアクセスプリアンブルを送信した後、ダウンリンク割り当てがRA-RNTIに対するPDCCH上で受信され、受信されたTB(送信ブロック)が成功的にデコーディングされ、ランダムアクセス応答が送信されたプリアンブルに対応するランダムアクセスプリアンブル識別子を含み、ランダムアクセス応答がRAPIDのみを含む;
【0290】
3.SIリクエストに対する非競争ランダムアクセスプリアンブルを送信した後、ダウンリンク割り当てがRA-RNTIに対するPDCCH上で受信され、受信されたTBが成功的にデコーディングされ、ランダムアクセス応答が送信されたプリアンブルに対応するランダムアクセスプリアンブル識別子を含み、ランダムアクセス応答がRAPIDのみを含まない場合;
【0291】
4.Msg3を送信した後、PDCCHが受信される場合と、C-RNTIMAC CEが Msg3に含まれた場合と、ランダムアクセス手続きがMAC下位階層自体(sublayer itself)又はRRC下位階層(sub layer)によって開始され、PDCCH送信がC-RNTIにアドレスされて新しい送信のためのUL承認(グラント)を含む場合;
【0292】
5.Msg3を送信した後、PDCCHが受信される場合と、C-RNTIMAC CEがMsg3に含まれた場合と、ランダムアクセス手続きがPDCCH手順によって開始され、PDCCH送信がC-RNTIにアドレスされる場合;
【0293】
6.Msg3を送信した後、PDCCHが受信される場合と、C-RNTIMAC CEがMsg3に含まれた場合と、ランダムアクセス手続きがビーム障害復旧のために開始され、PDCCH送信がC-RNTIにアドレスされる場合;
【0294】
7.Msg3を送信した後、PDCCHが受信される場合と、CCCH SDUがMsg3に含まれていて、PDCCH送信がTEMPORARY_C-RNTIにアドレスされる場合と、MAC PDUが成功的にデコーディングされる場合と、MAC PDUがUE競争解消アイデンティティー(Contention Resolution Identity)MAC CEを含む場合と、MAC CE内のUE競争解消アイデンティティーがMsg3に送信されたCCCH SDUと一致する場合。
【0295】
提案された発明の一実施形態で、UE動作は次の通りである:
【0296】
段階1:サービングセル上で又はサービングセルに対して開始されたランダムアクセス手続きが成功的に完了される。
【0297】
段階2:ランダムアクセス手続き(成功的に完了された)が開始されるサービングセルが(PScellと異なる)SCellの場合、UEは段階3及び段階4で説明された動作を行う。そうではなければ、UEは段階3で説明された動作を行う。
【0298】
段階3:ランダムアクセス手続き(成功的に完了した)が開始されるサービングセルに対し、UEは次を行う:
【0299】
A.BWP非活性タイマーが設定される場合と、Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを開始して(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するかこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始);
又は
【0300】
B.BWP非活性タイマーが設定される場合と、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを開始して(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するかこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始);
【0301】
段階4:SpCell(special serving cell )に対し、UEは次を行う:
【0302】
C.BWP非活性タイマーが設定される場合と、Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを開始して(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するかこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始);
又は
【0303】
D.BWP非活性タイマーが設定される場合と、Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合、MACエンティティーはBWP-InactivityTimerを開始して(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するかこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始);
【0304】
二重/多重連結動作に対し、用語SpCell(Special Cell)はMACエンティティーがMCG又はSCGにそれぞれ連関されるかによってMCGの PCell又はSCGのPSCellを指称する。そうではなければ、用語Special CellはPCellを指称する。
【0305】
図6は、本開示の一実施形態によるランダムアクセス手続きが完了されると、BWP非活性タイマーを処理するために提案された端末の動作を示された図面である。
【0306】
図6を参照すれば、動作600でランダムアクセス手続きが成功的に完了される。
【0307】
動作610で、ランダムアクセス手続き(成功的に完了された)が開始されたサービングセルがSCell(すなわち、PSCell以外のSCell)の場合、端末は動作620及び動作630で説明された動作を行う。そうではない場合、端末は動作620のような動作640を行う。
【0308】
動作620で、ランダムアクセス手続き(成功的に完了した)が始まったサービングセルに対し、端末は次を行う:
【0309】
A.このサービングセルに対してBWP-InactivityTimerを開始する。他の実施形態で、前記サービングセルのアクティブDL BWPに係るBWP-非活性タイマーを開始する。
【0310】
動作630で、特別サービングセル(SpCell)に対して端末は次を行う:
【0311】
B.SpCellの BWP-InactivityTimerを開始する。他の実施形態で、SpCellの活性DL BWPに係るBWP非活性タイマーを開始する。
【0312】
図7は、本開示の一実施形態による端末が少なくとも一つ以上のサービングセルで設定されてランダムアクセス手続きが完了される時のBWP非活性タイマーを処理するための端末の動作を示された図面である。図7で示されたように、UEの MACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次の動作を行う。他の実施形態で、ランダムアクセス手続きが完了すれば、以下の動作は次のサービングセルに対してUEの MACエンティティーによって行われる:
【0313】
a)BWP非活性タイマーがサービングセルで設定されると、完了したランダムアクセス手続きが開始される前記サービングセル。
【0314】
b)完了したランダムアクセス手続きが開始されるサービングセルがSpCellではなく、BWP非活性タイマーがSpCellに設定される場合、SpCellに対して。
【0315】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合(動作700);又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合(動作730):
【0316】
2>サービングセル上で開始されたランダムアクセス手続きが成功的に完了する場合(動作710):
【0317】
3>BWP-InactivityTimerを開始して(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)(動作720);
【0318】
2>そうではなければ、ランダムアクセス手続きが違うサービングセル上で開始される場合と前記サービングセルがSpCellの場合(動作740):
【0319】
3>連関されたBWP-InactivityTimerを開始する(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)(動作720)。
【0320】
図8は、本開示の一実施形態によるランダムアクセス手続きが完了される時のBWP非活性タイマーを処理するために提案された端末の動作を示された図面である。図8に示されたように、ランダムアクセス手続きが完了されると、以下の動作は完了されたランダムアクセス手続きが開示されたサービングセルのためにUEのMACエンティティーによって行われる。
【0321】
動作800で、ランダムアクセス手続きが成功的に完了される。
【0322】
BWP非活性タイマーが設定されると、BWP非活性タイマーは次のようにUEによって動作される:
【0323】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合(動作810);又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合(動作850):
【0324】
2>BWP-InactivityTimerを開始して(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)(動作820);
【0325】
2>このようなサービングセルが(PSCellと異なる)SCellの場合(動作830):
【0326】
3>設定されていると、SpCellの BWP-InactivityTimerを開始する(すなわち、SpCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するかSpCellの BWP-InactivityTimerを開始)(動作840)。
【0327】
図9は、本開示の一実施形態によるランダムアクセス手続きが完了される時のBWP非活性タイマーを処理するために提案された端末の動作を示された図面である。図9に示されたように、ランダムアクセス手続きが完了すると、以下の動作は完了されたランダムアクセス手続きが開始されたサービングセルのためにUEのMACエンティティーによって行われる。
【0328】
動作900で、ランダムアクセス手続きが成功的に完了される。
【0329】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合(動作910);又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合(動作960):
【0330】
2>BWP-InactivityTimerを開始して(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)(動作920);
【0331】
2>このようなサービングセルが(PSCellと異なる)SCellの場合(動作930):
【0332】
3>BWP非活性タイマーがSpCellに対して設定される場合;
【0333】
4>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
4>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合(動作970);
【0334】
5>SpCellの BWP-InactivityTimerを開始する(すなわち、前記SpCellの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するかSpCellのBWP-InactivityTimerを開始)(動作950)。
【0335】
本発明の多様な実施形態はダウンリンク割り当てを有するPDCCHが活性DL BWP上で又は活性DL BWPに対して受信される時のBWP非活性タイマーを処理するために提案された方法を含むことができる。
【0336】
ランダムアクセス手続きが開始されると、UEはBWP-InactivityTimerを中止させる。BWP-InactivityTimerを中止させる目的はランダムアクセス手続きの間のBWP転換(すなわち、デフォルトBWP又は初期BWPへの転換)を防止することである。Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又はDefault-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合;ダウンリンク割り当てを示すPDCCHが活性BWP上で受信される場合;MACエンティティーは活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する。上述した手続きによれば、UEがランダムアクセス手続き間BWP-InactivityTimerを再開始することができることによってBWP転換は避けることができない。これはBWP転換時のランダムアクセス手続きが中止され、さらに開始する必要があるから中断につながる。
【0337】
図10で示されたように、端末はサービングセルの活性DL BWPに対するDL割り当てを示すPDCCHを受信する時の以下の動作を行うことができる。
【0338】
図10は、本開示の一実施形態によってDL割り当てを有するPDCCHが活性DL BWPに対して受信される時のBWP非活性タイマーを処理するために提案された端末の動作を示された図面である。
【0339】
図10で示されたように、動作1000で活性DL BWP Xに対するDL割り当てを示すPDCCHは活性DL BWP Xで受信されることができるか他の活性DL BWPで受信されることができる。例えば、DL BWP Yで受信されたPDCCHはDL BWP Xに対するDL割り当てを含むことができる。DL BWP X及びYは同じサービングセル又は異なるサービングセルのBWPであれば良い。
【0340】
動作1010で、DL割り当てが受信される活性DL BWPのサービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがあれば、動作1020で端末はDL割り当てが受信される活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを(再)開始しない。ランダムアクセス手続きはPRACHプリアンブルが端末によってサービングセル上で送信された/されたり端末がサービングセル上でRARを受信する場合にはサービングセルに係る。ある場合に、多数のサービングセルはランダムアクセス手続きに係ることができる。例えば、(PSCellと異なる)SCellに対するランダムアクセス手続きが開始される時、UEはSCell上でPRACHプリアンブルを送信し、SpCell上でRARを受信する。したがって、この場合、ランダムアクセス手続きはSpCellだけでなくSCellとも連関される。例えば、ランダムアクセス手続きがSpCell上で開始されると、端末はSpCell上でPRACHプリアンブルを送信し、SpCell上でRARを受信する。したがって、この場合に、ランダムアクセス手続きはSpCellに係る。
【0341】
動作1010で、DL割り当てが受信される活性DL BWPのサービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがなければ、動作1030で端末はDL割り当てが受信される活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを(再)開始する。
【0342】
提案された発明の他の実施形態で、UEのMACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次の動作を行う:
【0343】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期DL BWPではない場合:
【0344】
2>ダウンリンク割り当てを示すC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHが前記サービングセルの活性DL BWP上で受信される場合:
【0345】
3>前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがない場合:
【0346】
4>前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)。
【0347】
例えば、UEはDL割り当てを示すC-RNTI又はCS-RNTIにアドレスされたPDCCHを受信する。PDCCHはサービングセルXのアクティブDL BWP上で受信される。サービングセルXと連関された進行中のランダムアクセス手続きがなければ、UEはサービングセルXの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを再開始する。サービングセル内に多数の活性DL BWPが存在する場合、サービングセルのBWP-InactivityTimerの開始又は再開始動作はDL割り当てを示すC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHが受信された活性DLBWPに係るBWP-InactivityTimerのためのことである。
【0348】
提案された発明の他の実施形態で、UEのMACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次のような動作を行う:
【0349】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合:
【0350】
2>ダウンリンク割り当てを示すC-RNTI又はCS-RNTIにアドレスされたPDCCHが前記サービングセルの活性DL BWPに対して受信される場合(活性DL BWP Xに対するDL割り当てを示すPDCCHは同じ活性DL BWP Xで受信されることができるか他の活性DL BWP Yで受信されることができる。例えば、DL BWP Yで受信されたPDCCHはDL BWP Xに対するDL割り当てを含むことができる。DL BWP X及びYは同じサービングセル又は相違するサービングセルのBWPであれば良い。):
【0351】
3>このようなサービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがない場合:
【0352】
4>このようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するかこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)。
【0353】
例えば、UEはDL割り当てを示すC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHを受信する。DL割り当てはサービングセルXの活性DL BWPに対することである。サービングセルXに係る進行中のランダムアクセス手続きがなければ、UEはサービングセルXの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを再開始する。このDL割り当てはサービングセルXの又は他のサービングセルYの活性DL BWP上で受信されることができる。この実施形態で、サービングセルに多数の活性DL BWPがある場合、BWP-InactivityTimerの開始又は再開始動作はDL割り当ての受信のための活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerのためのことである。
【0354】
提案された発明の他の実施形態で、UEの MACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次のような動作を行う:
【0355】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合:
【0356】
2>ダウンリンク割り当てを示すC-RNTI又はCS-RNTIにアドレスされたPDCCHが活性DL BWP上で受信される場合:
【0357】
2>ダウンリンク割り当てを示すC-RNTI又はCS-RNTIにアドレスされたPDCCHが活性DL BWPに対して受信される場合(活性DL BWP Xに対するDL割り当てを示すPDCCHは同じ活性DL BWP Xで受信されることができるか他の活性DL BWP Yで受信されることができる。例えば、DL BWP Yで受信されたPDCCHはDL BWP Xに対するDL割り当てを含むことができる。DL BWP X及びYは同じサービングセル又は異なるサービングセルのBWPであれば良い。):
【0358】
3>前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがない場合:
【0359】
4>BWP-InactivityTimerを開始するか再開始する(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)。
【0360】
提案された発明の他の実施形態で、UEの MACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次のような動作を行う:
【0361】
1>ダウンリンク割り当てを示すC-RNTI又はCS-RNTIにアドレスされたPDCCHがサービングセルの活性DL BWP上でも活性DL BWPに対して受信される場合:
【0362】
2>このようなサービングセルがSpCellの場合:
【0363】
3>進行中のランダムアクセス手続きがない場合(前記サービングセル又はSpCellと連関されたCGの任意のSCell上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合)、前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始して(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始);
【0364】
2>そうではなければ(else)
【0365】
3>前記サービングセル上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合、前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)。
【0366】
提案された発明の他の実施形態で、UEの MACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次のような動作を行う:
【0367】
1>ダウンリンク割り当てを示すC-RNTI又はCS-RNTIにアドレスされた PDCCHがサービングセルの活性DL BWP上でも活性DL BWPに対して受信される場合:
【0368】
2>前記サービングセルが(PSCellと異なる)SCellの場合:
【0369】
3>前記サービングセル上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合、前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始して(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始);
【0370】
2>そうではなければ(else)
【0371】
3>進行中のランダムアクセス手続きがない場合(このようなサービングセル又はSpCellに係るCGの任意のSCell上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合)、このようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するかこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)。
【0372】
本発明の多様な実施形態によってUL承認を有するPDCCHが活性BWP上で又は活性BWPのために受信される時のBWP非活性タイマーを処理する方法が提案される。
【0373】
ランダムアクセス手続きが開始されると、UEはBWP-InactivityTimerを中止させる。BWP-InactivityTimerを中止させる目的はランダムアクセス手続き間BWP転換(すなわち、デフォルト BWP又は初期BWPへの転換)を防止することである。Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPがDefault-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又はDefault-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合;UL割り当てを示すPDCCHが活性BWP上で又は活性BWPのために受信される場合;MACエンティティーは活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する。上述した手続きによれば、UEがランダムアクセス手続き間BWP-InactivityTimerを再開始することができることによってBWP転換は避けることができない。これはランダムアクセス手続きが中止され、さらに開始される必要があるから中断につながる。
【0374】
図11は、本開示の一実施形態によってUEが活性BWPに対するUL承認を示すPDCCHを受信する時端末の動作を提案する。
【0375】
図11は、本発明の多様な実施形態によってUL承認を有するPDCCHが活性DL BWPに対して受信される時のBWP非活性タイマーを処理するために提案された端末の動作を示された図面である。
【0376】
図11で示されたように、動作1000でUL承認を示すPDCCHが活性DL BWPに対して受信される。
【0377】
動作1110で、UL承認の受信に対する活性BWPのサービングセルに係る任意の進行中のランダムアクセス手続きがあれば、動作1120で端末は活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを再開始しない。ランダムアクセス手続きはPRACHプリアンブルが UEによってサービングセル上で送信されて/されたりUEがサービングセル上でRARを受信する場合にはサービングセルに係る。ある場合に、多数のサービングセルはランダムアクセス手続きに係ることができる。例えば、(PSCellと異なる)SCellに対するランダムアクセス手続きが開始される時、UEはSCell上でPRACHプリアンブルを送信し、SpCell上でRARを受信する。したがって、この場合、ランダムアクセス手続きはSpCellだけでなくSCellとも係る。例えば、ランダムアクセス手続きがSpCell上で開始されると、端末はSpCell上でPRACHプリアンブルを送信し、SpCell上でRARを受信する。したがって、この場合に、ランダムアクセス手続きはSpCellに係る。
【0378】
動作1110で、UL承認の受信に対する活性BWPのサービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがなければ、動作1130で端末は活性BWPのためにUL承認が受信される、活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを(再)開始する。
【0379】
提案された発明の他の実施形態で、UEの MACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次の動作を行う:
【0380】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期DL BWPではない場合:
【0381】
2>アップリンク承認を示すC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHが前記サービングセルの活性BWP上で受信される場合:
【0382】
3>前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがない場合:
【0383】
4>前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを再開始)。
【0384】
例えば、UEはアップリンク承認を示すC-RNTI又はCS-RNTIにアドレスされた PDCCHを受信する。PDCCHはサービングセルXのアクティブ DL BWP上で受信される。サービングセルXに係る進行中のランダムアクセス手続きがなければ、UEはたサービングセルXの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを再開始する。サービングセル内に多数の活性DL BWPが存在する場合、BWP-InactivityTimerの開始又は再開始動作はアップリンク承認を示すC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHが受信された活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerのためのことである。
【0385】
提案された発明の他の実施形態で、UEのMACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次の動作を行う:
【0386】
1>Default-DL-BWPが設定され、活性DL BWPが Default-DL-BWPによって示されたBWPではない場合;又は
1>Default-DL-BWPが設定されず、活性DL BWPが初期BWPではない場合:
【0387】
2>アップリンク承認を示すC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHが前記サービングセルの活性BWPに対して受信される場合:
【0388】
3>前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがない場合:
【0389】
4>前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)。
【0390】
例えば、UEはアップリンク承認を示すC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHを受信する。アップリンク承認はサービングセルXの活性ULBWPに対するのだ。サービングセルXに係る進行中のランダムアクセス手続きがなければ、UEはサービングセルXの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを再開始する。前記アップリンク承認を示すPDCCHはサービングセルXの又は他のサービングセルYの活性DL BWP上で受信されることができる。この実施形態で、サービングセルに多数の活性DL BWPがある場合、BWP-InactivityTimerの開始又は再開始動作はアップリンク承認の受信に対するULBWPとリンクされた(すなわち、同じなBWPIDを有する)活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerのためのことである。
【0391】
提案された発明の他の実施形態で、UEの MACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次の動作を行う:
【0392】
1>アップリンク承認を示すC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHが前記サービングセルの活性BWP上で又は活性BWPに対して受信される場合:
【0393】
2>前記サービングセルがSpCellの場合
【0394】
3>進行中のランダムアクセス手続きがない場合(前記サービングセル又はSpCellに係るCGの任意のSCell上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合)、前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始して(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始);
【0395】
2>そうではなければ(else)
【0396】
3>前記サービングセル上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合、前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する(すなわち、前記サービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するか前記サービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)。
【0397】
提案された発明の他の実施形態で、UEの MACエンティティーはBWP非活性タイマーが設定されたそれぞれの活性化されたサービングセルに対して次のような動作を行う:
【0398】
1>アップリンク承認を示すC-RNTI又はCS-RNTIでアドレスされたPDCCHがサービングセルの活性BWP上でも活性BWPに対して受信される場合:
【0399】
2>このようなサービングセルが(PSCellと異なる)SCellの場合:
【0400】
3>このようなサービングセル上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合、このようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始して(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するかこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始);
【0401】
2>そうではなければ(else)
【0402】
3>進行中のランダムアクセス手続きがない場合(このようなサービングセル又はSpCellと連関されたCGの任意のSCell上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合)、このようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始するか再開始する(すなわち、このようなサービングセルの活性DL BWPに係るBWP-InactivityTimerを開始するか再開始するかこのようなサービングセルのBWP-InactivityTimerを開始)。
【0403】
本発明の多様な実施形態によって障害復旧応答ウィンドウの間の測定ギャップの処理方法が提案される。
【0404】
ビーム障害復旧リクエスト手続きはビーム障害がサービング同期信号ブロック(Synchronization Signal Block、SSB)又はチャネル状態情報基準信号(Channel State Information Reference Signal、CSI-RS)上で探知される時の新しいSSB又はCSI-RSをサービングgNBに示すために用いられる。ビーム障害復旧リクエストに対し、UEは非競争ランダムアクセスプリアンブルを送信する。ランダムアクセスプリアンブル及び/又はPRACHリソースはビーム障害復旧リクエストに専用されることができるということが注目されなければならない。ビーム障害復旧リクエストのために非競争ランダムアクセスプリアンブルを送信した後、UEはプリアンブル送信の終了からXシンボルの固定された長続き期間後に第1PDCCHオケージョン(occasion)の開始でbfr-Response Window(すなわち、gNBによってUEにシグナリングドエンビーム障害復旧設定で設定されたRARウィンドウ)を開始する。bfr-Response Window(スロットの数又はサブフレームの数又はTTIの数又はPDCCH オケージョンの数又はOFDMシンボルの数の単位はシステム情報又は専用RRCシグナリングで設定される。UEはbfr-Response Windowが実行中の間のC-RNTIによって識別されたビーム障害復旧リクエストに対する応答のためにSpCellのPDCCHをモニタリングする。
【0405】
bfr-Response Windowよるが以上の時間スロットは測定ギャップと重ねることができる。測定ギャップの間、UEは一般的にPDCCHをモニタリングせず、HARQ フィードバック及びCQI/PMI/RI/CRIの送信を行わず、SRSを報告せず、UL-SCH(Msg3除外)を送信しない。bfr-Response Windowの間に測定ギャップが発生すれば、UEはPDCCHモニタリングをスキップする代りにC-RNTIによって識別されたビーム障害復旧リクエストに対する応答のためにSpCellのPDCCHをモニタリングすることを優先視する。ビーム障害復旧手続きは測定ギャップ間の測定を行うより重要である。
【0406】
図12は、本開示の一実施形態によるビーム障害復旧応答ウィンドウの間の測定ギャップを処理するために提案された端末の動作を示す。
【0407】
図12を参照すれば、動作1200 で UEはgNBから測定ギャップ設定(measurement gap configuration)を受信する。
【0408】
動作1210で、UEは測定ギャップの間の測定を行う。
【0409】
動作1220で、ビーム障害が検出されれば、UEはビーム障害復旧手続きを開始する。
【0410】
動作1230で、UEはビーム障害復旧リクエストをgNBに送信する。
【0411】
動作1240で、UEはビーム障害復旧応答ウィンドウ(bfr-response window)でビーム障害復旧応答をモニタリングする。
【0412】
一実施形態で、測定ギャップの間、UE(又はUEの MACエンティティー)は次を行わなければならない:
【0413】
1>bfr-ResponseWindowが実行中の場合:
【0414】
2>C-RNTIにアドレスされたPDCCHをモニタリングして;UEはC-RNTIによって識別されたビーム障害復旧リクエストに対する応答のためにSpCellのPDCCHをモニタリングする。
【0415】
一実施形態で、測定ギャップ間、MACエンティティーは次を行わなければならない:
【0416】
1>ra-ResponseWindow、bfr-ResponseWindow又はra-Contention Resolution Timerが実行中の場合:
【0417】
2>PDCCHをモニタリングして;(注:ra-Response Windowの場合に、UEはRA-RNTIにアドレスされたPDCCHをモニタリングし、bfr-Response Windowの場合に、UEはC-RNTIにアドレスされたPDCCHをモニタリングし、ra-Contention ResolutionTimerの場合に、UEはC-RNTIにアドレスされた PDCCHをモニタリングする)。
【0418】
1>そうではなければ(else):
【0419】
2>PDCCHをモニタリングしない。
【0420】
動作1250で、UEはビーム障害復旧応答ウィンドウ(bfr-responsewindow)の間の測定ギャップの場合、ビーム障害復旧応答のためのPDCCHをモニタリングする。
【0421】
本発明の多様な実施形態はビーム障害復旧手続きを提案する。
【0422】
ビーム障害復旧のための現在の手続きは次のように定義される:ビーム障害復旧リクエスト手続きはビーム障害がサービングSSB/CSI-RS上で探知される時に新しいSSB又はCSI-RSをサービングgNBに示すために用いられる。ビーム障害は下位階層(lower layers)によって検出されてMACエンティティーに指示される。
【0423】
MACエンティティーは次を行わなければならない:
【0424】
1>ビーム障害インディケーション(indication)が下位階層から受信された場合:
【0425】
2>beam Failure Recovery Timerを開始又は再開始して;
【0426】
2>BFI_COUNTERを1ずつ増加させる(increment BFI_COUNTER by1);
【0427】
2>BFI_COUNTERがbeamFailureInstanceMaxCount以上の場合:
【0428】
3>beamFailureRecoveryConfigが活性ULBWPに対して設定された場合;
【0429】
4>設定された場合beamFailureRecoveryTimerを開始する;
【0430】
4>beamFailureRecoveryConfigで設定されたpowerRamping Step、preambleReceivedTargetPower及びpreambleTransMax媒介変数を適用してSpCell上でランダムアクセス手続きを開始する(3GPPTS38.3215.1節参照)。
【0431】
3>そうではなければ(else):
【0432】
4>SpCell上でランダムアクセス手続きを開始する(3GPPTS38.3215.1節参照。
【0433】
1>beamFailureRecoveryTimerが満了される場合:
【0434】
1>beamFailureDetectionTimer、beamFailureInstanceMaxCount又はビーム障害検出に用いられた参照信号が上位階層によって再構成された場合:
【0435】
2>BFI_COUNTERを0で設定
【0436】
1>C-RNTIに対してアドレスされたPDCCH上のダウンリンク割り当て又はアップリンク承認が受信された場合:
【0437】
2>beamFailureRecoveryTimerを中止して再設定して;
【0438】
2>ビーム障害復旧リクエスト手続きが成功的に完了したことで見做す。
【0439】
競争基盤のランダムアクセス手続きがビーム障害復旧のために使われて復旧が成功的な場合、beamFailureRecoveryTimerは継続実行され、満了すればBFI_COUNTERが再設定されるだろう。結果的に後続ビーム障害検出及び復旧が影響を受ける。
【0440】
上述した問題を解消するため、提案された発明の実施形態で次の改善した手続きを提案する。要点はビーム障害復旧のために開始したランダムアクセス手続きが成功的に完了されると、beamFailureRecoveryTimerがRRC信号でgNBによって設定されるとbeamFailureRecoveryTimerが中止されるということである。
【0441】
1>ビーム障害インディケーションが下位階層(すなわち、物理的階層)から受信された場合:
【0442】
2>beamFailureRecoveryTimerを開始又は再開始して;
【0443】
2>BFI_COUNTERを1ずつ増加させる;
【0444】
2>BFI_COUNTERがbeamFailureInstanceMaxCount以上の場合:
【0445】
3>beamFailureRecoveryConfigが活性UL BWPに対して設定された場合;
【0446】
4>設定された場合、beam FailureRecoveryTimerを開始する;
【0447】
4>beamFailureRecoveryConfigで設定されたpoweRampingStep、preambleReceivedTargetPower及びpreambleTransMax媒介変数を適用してSpCell上でランダムアクセス手続きを開始する(3GPPTS38.3215.1節参照)。
【0448】
3>そうではなければ(else):
【0449】
4>ランダムアクセス手続きを開始する(例えば、SpCell上で)。
【0450】
1>beamFailureRecoveryTimerが満了する場合;又は
【0451】
1>beamFailureDetectionTimer、beamFailureInstanceMaxCount又はビーム障害検出に用いられた参照信号が上位階層によって再構成された場合:
【0452】
2>BFI_COUNTERを0で設定
【0453】
1>ビーム障害復旧のために開始されたランダムアクセス手続きが成功的に完了する場合:
【0454】
3>設定された場合、beamFailureRecoveryTimerを中止して;
【0455】
3>BFI_COUNTERを0で設定
【0456】
3>ビーム障害復旧リクエスト手続きが成功的に完了したことで見なし;
【0457】
一実施形態で、非競争ランダムアクセスプリアンブル及び/又はPRACH オケージョン(occasion)が PRACHプリアンブルを送信するために用いられた場合と、RandomAccessResponseWindowが実行中の間の復旧探索空間(recovery search space)内でC-RNTIにアドレスされるPDCCHが受信される場合、ビーム障害復旧のために開始されたランダムアクセス手続きは成功的に完了されたことで見なされる。そうではなければ、PRACHプリアンブル送信のための競争基盤のランダムアクセスプリアンブルの中でランダムアクセスプリアンブルが選択され、ra-ContentionResolutionTimerが実行中の間C-RNTIにアドレスされるPDCCHが受信される場合、ビーム障害復旧のために開始されたランダムアクセス手続きは成功的に完了されたことで見なされる。上述したように、ランダムアクセス手続きがビーム障害復旧のためではない場合、ランダムアクセスプリアンブルがPRACHプリアンブルを送信するための競争基盤のランダムアクセスプリアンブルの中で選択され、新しい送信のためのUL承認を示すC-RNTIにアドレスされたPDCCHがra-ContentionResolutionTimerが実行される間に受信されると、ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことで見なされる。
【0458】
他の実施形態で、無競争ランダムアクセスプリアンブル及び/又はPRACH オケージョン(occasion)がPRACHプリアンブルを送信するために用いられる場合と、RandomAccessResponseWindowが実行中の間の復旧探索空間(recovery search space)内でC-RNTIにアドレスされるPDCCHが受信される場合、ビーム障害復旧のために開始されたランダムアクセス手続きは成功的に完了されたことで見なされる。そうではなければ、PRACHプリアンブル送信のための競争基盤のランダムアクセスプリアンブルの中でランダムアクセスプリアンブルが選択され、ra-ContentionResolutionTimerが実行中の間DL割り当て又はUL承認を示すC-RNTIにアドレスされたPDCCHが受信される場合、ビーム障害復旧のために開始されたランダムアクセス手続きは成功的に完了されたことで見なされる。上述したように、ランダムアクセス手続きがビーム障害復旧のためではない場合、ランダムアクセスプリアンブルがPRACHプリアンブルを送信するための競争基盤のランダムアクセスプリアンブルの中で選択され、新しい送信のためのUL承認を示すC-RNTIにアドレスされたPDCCHが ra-ContentionResolutionTimerが実行される間に受信されると、ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことで見なされる。
【0459】
本発明の多様な実施例は競争基盤ランダムアクセス手続きに対する臨時C-RNTI(Temporary C-RNTI )の処理方法を提案する。
【0460】
CBRA手続きは以下の4段階を含む:
【0461】
1.UEはランダムアクセスプリアンブルを gNBに送信する。競争基盤のランダムアクセスプリアンブルの中でランダムアクセスプリアンブルが選択される。
【0462】
2.GNBはRA-RNTIにアドレスされる PDSCH上でRARを送信する。RA-RNTIはRAプリアンブルがgNBによって検出された時間-周波数スロットを識別する。RARはメッセージ3(MSG3)に対するRAプリアンブル識別子、タイミング整列情報、臨時C-RNTI及びUL承認を伝達する。RARはさらにRA試みを再び試み前に一定時間の間UEにバックホール(backoff)の指示をするためのバックホールオフインジケーター(indicator)を含むことができる。RARはRARウィンドウで送信される。RARウィンドウ大きさは設定可能である。
【0463】
3.UEはRARで受信されたUL承認時にCCCH SDUを送信する。これはRRC接続リクエスト、RRC接続設定リクエスト、RRCハンドオーバー確認、スケジューリングリクエスト、SIリクエストなどのようなメッセージを送信するのに用いられる。これは一般的にMSG3として指称される。Msg3を送信した後、UEはMsg4を有する。UEはさらに競争解消タイマー(contention resolutiontimer)を開始する。
【0464】
4.UEがTEMPORARY_C-RNTIにアドレスされるPDCCHを受信する場合とMAC PDUが成功的にデコーディングされる場合:
【0465】
1>MAC PDUがUE競争解決アイデンティティーMAC CEを含む場合;及び
【0466】
MAC CE内のUE競争解消アイデンティティーがMsg3で送信されたCCCH SDUと一致する場合):
【0467】
2>このような競争解決を成功的なことで見做して;
【0468】
2>C-RNTIを TEMPORARY_C-RNTIの値でセッティングする。
【0469】
現在手続きで、競争解消が成功的な後、UEは常にTEMPORARY_C-RNTIをC-RNTIで活性化させる(promote)。本発明において、CCCH SDUに含まれたメッセージのタイプによって、UEはTEMPORARY_C-RNTIをC-RNTIで活性化させるか否かを判定する。競争解消が成功的な場合とCCCH SDUがSIリクエストを含まない場合又はSIリクエストがMsg3で送信されない場合、又はランダムアクセス手続きがSIリクエストのためにトリガーリングされない場合、UEはTEMPORARY_C-RNTIをC-RNTIで活性化させる。そうではなければ、UEはTEMPORARY_C-RNTIを C-RNTIで活性化させない。これはSIリクエスト確認応答(ack)の受信のみを上位階層に指示することができる。
【0470】
1>Msg3にCCCHSDUを送信した以後に、UEがTEMPORARY_C-RNTIにアドレスされるPDCCHを受信する場合とMAC PDUが成功的にデコーディングされる場合:
【0471】
2>MAC PDUがUE競争解消アイデンティティーMAC CEを含む場合;及び
2>MAC CE内のUE競争解消アイデンティティーがMsg3で送信されたCCC H SDUと一致する場合:
【0472】
3>このような競争解決を成功的なことで見做して;
【0473】
3>SIリクエストがMsg3で送信されない場合:
【0474】
4>C-RNTIをTEMPORARY_C-RNTIの値でセッティングして;
【0475】
3>そうではなくSIリクエストがMsg3で送信された場合:
【0476】
4>SIackが受信されることを上位階層に知らせる。
【0477】
本発明の多様な実施形態はBWP転換を示すPDCCHの処理方法を提案する。
【0478】
<方法1>
既存の設計で、UEはBWPスイッチング命令を受信する時に常にBWPをスイッチングする。これは進行中のランダムアクセス手続きに妨げとなることができ、これによってランダムアクセス手続きの完了を遅延させる。提案された発明の一実施形態でのUE動作は次のようである:
【0479】
UEはサービングセルに対してBWP転換のためのPDCCH又はRRC再設定メッセージをgNBから受信する。UEは前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがあるか否かを検査する。
【0480】
前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがない場合:
【0481】
-前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPで BWP転換を行って;
【0482】
そうではなければ、前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがある場合:
【0483】
-オプション1:前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPでBWP転換を行う。
【0484】
-オプション2:BWP転換のためのPDCCHを無視する。
【0485】
-MACエンティティーがBWP転換を行うことに決定すると、MACエンティティーは進行中のランダムアクセス手続きを中止し、新しい活性化されたBWP上でランダムアクセス手続きを開始しなければならない。MACがBWP転換のためのPDCCHを無視することに決定すると、MACエンティティーは活性BWP上で進行中のランダムアクセス手続きを続かなければならない。
【0486】
ランダムアクセス手続きはPRACHプリアンブルが UEによってサービングセル上で送信されて/されたりUEがサービングセル上でRARを受信する場合にサービングセルに係る。例えば、ランダムアクセス手続きが(PSCellと異なる)SCell上で開始されると、UEはScell上でPRACHプリアンブルを送信し、SpCell上でRARを受信する。したがって、この場合に、ランダムアクセス手続きはSpCellだけでなくSCellとも係る。例えば、ランダムアクセス手続きがSpCell上で開始されると、UEはSpCell上でPRACHプリアンブルを送信し、SpCell上でRARを受信する。したがって、この場合に、ランダムアクセス手続きはSpCellに係る。
【0487】
提案された発明の他の実施形態でのUE動作は次の通りである:
【0488】
UEはサービングセルに対してBWP転換のためのPDCCH又はRRC再設定メッセージを受信する。
【0489】
前記サービングセルがSpCellの場合:
【0490】
-進行中のランダムアクセス手続きがない場合(このようなサービングセル又はSpCellに係るCGの任意のSCell上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合):
【0491】
-前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示するBWPで BWP転換を遂行して;
【0492】
-そうではなければ
【0493】
-オプション1:前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPでBWP転換を行う。
【0494】
-オプション2:BWP転換のためのPDCCHを無視する。
【0495】
-MACエンティティーがBWP転換を行うことに決定すると、MACエンティティーは進行中のランダムアクセス手続きを中止し、新しい活性化されたBWP上でランダムアクセス手続きを開始しなければならない。MACがBWP転換のためのPDCCHを無視することに決定すると、MACエンティティーは活性BWP上で進行中のランダムアクセス手続きを続かなければならない。
【0496】
そうではなければ、前記サービングセルがSpCellではない場合:
【0497】
-前記サービングセル上で開始された進行中のランダムアクセス手続きがない場合:
【0498】
-前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPへBWP転換を行って;
【0499】
-そうではなければ
【0500】
-オプション1:前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPでBWP転換を行う。
【0501】
-オプション2:BWP転換のためのPDCCH又はRRC再設定メッセージを無視する。
【0502】
-MACエンティティーがBWP転換を行うことに決めれば、MACエンティティーは進行中のランダムアクセス手続きを中止し、新しい活性化されたBWP上でランダムアクセス手続きを開始しなければならない。MACが BWP転換のためのPDCCH又はRRC再設定メッセージを無視することに決定すると、MACエンティティーは前記ソビングセル上で進行中のランダムアクセス手続きを続かなければならない。
【0503】
<方法2>
UEはサービングセルに対してBWP転換のためのPDCCH又はRRC再設定メッセージをgNBから受信する。
【0504】
-前記サービングセルがSCellで、前記サービングセルのデュプレキシング方式がTDDでBWPスイッチングのために受信されたPDCCH又はRRC再設定メッセージが活性DL BWPをスイッチングするためのことであれば、MACエンティティーはPDCCH又はRRC再設定メッセージによって指示されたBWPでBWP転換を行う。
【0505】
-前記サービングセルがSCellで、前記サービングセルのデュプレキシング方式がTDDで、BWPスイッチングのために受信されたPDCCH又はRRC再設定メッセージが活性ULBWPをスイッチングするためのことなら:
【0506】
-前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがある場合:
【0507】
-オプション1:前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPでBWP転換を行う。
【0508】
-オプション2:BWP転換のためのPDCCHを無視する。
【0509】
-オプション3:MACエンティティーがBWP転換を行うことに決定すると、MACエンティティーは進行中のランダムアクセス手続きを中止し、新しい活性化されたBWP上でランダムアクセス手続きを開始しなければならない。MACがBWP転換のためのPDCCHを無視することに決定すると、MACエンティティーは活性BWP上で進行中のランダムアクセス手続きを続かなければならない。
【0510】
-そうではない場合(else):
【0511】
-前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPでBWP転換を行う。
【0512】
-前記サービングセルがSpCellで、前記サービングセルのデュプレキシング方式がTDDでBWPスイッチングのために受信されたPDCCH又はRRC再設定メッセージが活性DL BWPをスイッチングするためのことであれば:
【0513】
-前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがある場合:
【0514】
-オプション1:前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPでBWP転換を行う。
【0515】
-オプション2:BWP転換のためのPDCCHを無視する。
【0516】
-オプション3:MACエンティティーがBWP転換を行うことに決定すると、MACエンティティーは進行中のランダムアクセス手続きを中止し、新しい活性化されたBWP上でランダムアクセス手続きを開始しなければならない。MACがBWP転換のためのPDCCHを無視することに決定すると、MACエンティティーは活性BWP上で進行中のランダムアクセス手続きを続かなければならない。
【0517】
-前記サービングセルがSpCellで、前記サービングセルのデュプレキシング方式がTDDで BWPスイッチングのために受信されたPDCCH又はRRC再設定メッセージが活性ULBWPをスイッチングするためのことであれば:
【0518】
-前記サービングセル上で開始されたランダムアクセス手続き(すなわち、RAプリアンブルが送信)がある場合:
【0519】
-オプション1:前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPでBWP転換を行う。
【0520】
-オプション 2:BWP転換のためのPDCCHを無視する。
【0521】
-オプション3:MACエンティティーがBWP転換を行うことに決定すると、MACエンティティーは進行中のランダムアクセス手続きを中止し、新しい活性化されたBWP上でランダムアクセス手続きを開始しなければならない。MACがBWP転換のためのPDCCHを無視することに決定すると、MACエンティティーは活性BWP上で進行中のランダムアクセス手続きを続かなければならない。
【0522】
-そうではない場合(else):
【0523】
-前記PDCCH又はRRC再設定メッセージで指示されたBWPでBWP転換を行う。
【0524】
方法2の利点は、TDDセルの場合、特定場合に進行中のランダムアクセス手続きがあっても前記進行中のランダムアクセス手続きを中断せずBWPスイッチング命令が処理されることができるということである。
【0525】
図13は、本発明の多様な実施形態による端末装置を示された図面である。
【0526】
図13に示されたように、UE1300は送受信部1310、制御部1320及びメモリー1330を含む。代案的に、送受信機は送信部及び受信部として具現されることができ、各コンポネントは一つ以上のプロセッサを介して具現されることができる。
【0527】
送受信部1310はBWP設定、BWP非活性タイマー処理、ランダムアクセス手続き、ビーム障害管理に係る信号、データ及び制御情報を送信及び受信することができる。
【0528】
送受信部1310はランダムアクセスプリアンブルを送信してランダムアクセス応答及びスケジューリングされた送信を受信するように構成されることができる。
【0529】
制御部1320は本発明の上述された実施形態でBWP設定、BWP非活性タイマー処理、ランダムアクセス手続き又はビーム障害管理に係る動作を制御するように構成されることができる。
【0530】
制御部1320はプライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を基地局から受信するように前記送受信機を制御して;ランダムアクセス手続きが前記PCell又は前記SCell上で開始されることを識別して;前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーを中止させて;及び前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーを中止させるように制御することができる。
【0531】
前記SCell及び前記PCellは前記ランダムアクセス手続きに係ることができる。
【0532】
前記ランダムアクセス手続きは前記PCell又は前記SCellの能動アップリンク(UL)帯域幅部分(BWP)に基づいて行われることができる。
【0533】
前記ランダムアクセス手続きは前記PCellの活性ダウンリンク(DL)帯域幅部分(BWP)に基づいて行われることができる。
【0534】
制御部1320は帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を基地局から受信するように前記送受信機を制御して;サービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記基地局から受信するように前記送受信機を制御して;サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別して;及び前記サービングセルに係る進行中の任意接近手続きがないことが識別される場合、前記タイマーを開始又は再開始するように制御することができる。
【0535】
前記活性BWPはデフォルトダウンリンク帯域幅部分(default downlink BWP)又は初期帯域幅部分(initial BWP)とは異なることができる。
【0536】
前記PDCCHはダウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0537】
前記PDCCHは前記活性BWPを介して受信されたり前記活性BWPのために受信されることができる。
【0538】
制御部1320はランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信し、前記基地局からランダムアクセス応答を受信し、システム情報(system information、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記基地局に送信し、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink controlchannel、PDCCH)を前記基地局から受信するように前記送受信機を制御し、競争解消(contention resolution)が成功的であるか否かを識別して;ランダムアクセス手続きが前記SIリクエストのために開始されるか否かを識別し、前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)の受信を上位階層(upper layer)に指示するように制御することができる。
【0539】
制御部1320は前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)を前記臨時C-RNTIの値段で設定するように制御することができる。
【0540】
前記ランダムアクセス手続きは競争基盤ランダムアクセスに係ることができる。
【0541】
MAC PDUで受信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで送信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0542】
制御部1320はサービングセルの帯域幅部分(bandwidth part、BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink controlchannel、PDCCH)を基地局から受信するように前記送受信機を制御して;前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きが存在するか否かを識別して;進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングを行うように制御することができる。
【0543】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0544】
前記BWPスイッチングが行われる場合、前記進行中のランダムアクセス手続きは中断されることができる。
【0545】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0546】
制御部1320はビーム障害復旧(beam failure recovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を受信するように前記送受信機を制御して;ビーム障害インスタンスの数を識別し、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるか否かを識別し、前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合、前記ビーム障害復旧に係る前記タイマーを開始するように制御し、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを送信するように前記送受信機を制御して;前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を受信するように前記送受信機を制御して;前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたか否かを識別し、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記タイマーを中止するように制御することができる。
【0547】
前記第1情報及び前記第2情報は、上位階層シグナリングによって受信されることができる。
【0548】
前記ビーム障害インスタンスの数は前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0549】
前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0550】
メモリー1330は本発明の上述された実施形態でBWP設定、BWP非活性タイマー処理、ランダムアクセス手続き又はビーム障害管理に係る情報を記憶するように構成されることができる。
【0551】
図14は、本発明の多様な実施形態による基地局装置を示された図面である。
【0552】
図14に示されたように、基地局1400は送受信部1410、制御部1420及びメモリー1430を含む。代案的に、送受信機は送信部及び受信部として具現されることができ、各コンポネントは一つ以上のプロセッサを介して具現されることができる。
【0553】
送受信部1410はBWP設定、BWP非活性タイマー処理、ランダムアクセス手続き、ビーム障害管理と連関された信号、データ及び制御情報を受信及び送信することができる。
【0554】
送受信部1410はランダムアクセスプリアンブルを受信してランダムアクセス応答及びスケジューリングされた送信を送信するように構成されることができる。
【0555】
制御部1420は本発明の定数ができた実施形態でBWP設定、BWP非活性タイマー処理、ランダムアクセス手続き又はビーム障害管理に係る動作を制御するように構成されることができる。
【0556】
制御部1420は前記送受信機がプライマリセル(primary cell、PCell)の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第1タイマーの第1情報及びセカンダリセル(secondary cell、SCell)の帯域幅部分(BWP)に係る帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)の第2タイマーの第2情報を端末(a user equipment、UE)に送信し、前記PCell又は前記SCell上でランダムアクセス手続きに係る第1メッセージを前記UEから受信して;前記PCell上で前記ランダムアクセス手続きに係る第2メッセージを前記UEに送信するように制御し、前記ランダムアクセス手続きが前記PCell上で開始されることが識別される場合、前記第1タイマーが実行中であれば、前記第1タイマーが中止され、前記ランダムアクセス手続きが前記SCell上で開始されることが識別される場合、第1タイマー及び前記第2タイマーが実行中であれば、前記第1タイマー及び前記第2タイマーが中止されることができる。
【0557】
前記SCell及び前記PCellは前記ランダムアクセス手続きに係ることができる。
【0558】
前記物理的ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)プリアンブルを含む前記第1メッセージは前記PCell又は前記SCellの活性アップリンク帯域幅部分(active uplink BWP)上で受信されることができる。
【0559】
前記ランダムアクセス応答(random access response、RAR)を含む前記第2メッセージは前記PCellの活性ダウンリンク帯域幅部分(active downlink BWP)上で送信されることができる。
【0560】
制御部1420は帯域幅部分非活性(bandwidth part inactivity)に係るタイマーの第1情報を端末(a user equipment、UE)で送信するように前記送受信機を制御して;サービングセルに係る活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)上で物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記UEに送信するように前記送受信機を制御し、前記タイマーは前記サービングセルに係る進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、開始又は再開始されることができる。
【0561】
前記活性BWPはデフォルトダウンリンク帯域幅部分(default downlink BWP)又は初期帯域幅部分(initial BWP)とは異なることができる。
【0562】
前記PDCCHはダウンリンク割り当て又はアップリンクグラントを示すことができる。
【0563】
前記PDCCHは前記活性BWPを介して送信されたり前記活性BWPのために送信されることができる。
【0564】
制御部1420は前記送受信機がランダムアクセス手続きを開始するためのランダムアクセスプリアンブルを端末(a user equipment、UE)から受信し、ランダムアクセス応答を前記端末で送信し、システム情報(system information、SI)をリクエストするための第1メッセージを前記端末から受信し、臨時セル無線ネットワーク臨時識別子(temporary cell radio network temporary identifier、TEMPORARYC-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信し、前記競争解消が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されることが識別される場合、前記SIのリクエストに対する確認応答(acknowledgement)を前記端末で送信するように制御することができる。
【0565】
前記競争解決が成功的で、前記ランダムアクセス手続きが前記SIをリクエストするために開始されなかったということが識別される場合、セルラジオネットワーク臨時識別子(a cell radio network temporary identifier、C-RNTI)が前記臨時C-RNTIの値で設定されることができる。
【0566】
前記ランダムアクセス手続きは競争基盤ランダムアクセスに係ることができる。
【0567】
MAC PDUで送信されたMAC CE内の前記端末競争解消識別情報(UE Contention Resolution Identity)が前記第1メッセージで受信されたCCCH SDUとマッチされる場合、前記競争解消が成功的に識別されることができる。
【0568】
制御部1420は前記送受信機がサービングセルの活性(active)帯域幅部分(bandwidth part、BWP)に係る情報を含む帯域幅部分(BWP)構成情報を端末(a user equipment、UE)で送信し、前記サービングセルの帯域幅部分(BWP)スイッチングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)を前記端末で送信するように制御し、進行中のランダムアクセス手続きがないことが識別される場合、前記PDCCHに基づいてBWPスイッチングが行われることができる。
【0569】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、前記BWPスイッチングは前記PDCCHに基づいて行われることができる。
【0570】
前記BWPスイッチングが行われる場合、前記進行中のランダムアクセス手続きは中断されることができる。
【0571】
進行中のランダムアクセス手続きがあることが識別される場合、BWPスイッチングのための前記PDCCHは無視されることができる。
【0572】
制御部1420は前記送受信機がビーム障害復旧(beam failu rerecovery)に係るタイマーの第1情報及びビーム障害インスタンス(beam failure instance)に係る最大カウント値の第2情報を端末(a user equipment、UE)で送信し、ビーム障害復旧リクエストに対するランダムアクセス手続きを開始するための非競争(contention-free)ランダムアクセスプリアンブルを前記端末から受信し、前記UEのセル無線ネットワーク臨時識別子(cell radio network temporary identifier、C-RNTI)に係る物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink controlchannel、PDCCH)を前記端末で送信するように制御し、前記タイマーは前記ビーム障害インスタンスの数が前記第2情報より大きいか同一であるということが識別される場合に開始され、前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、中止されることができる。
【0573】
前記第1情報及び前記第2情報は、上位階層シグナリングによって送信されることができる。
【0574】
前記ビーム障害インスタンスの数は前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、0で設定されることができる。
【0575】
前記ランダムアクセス手続きが成功的に完了されたことが識別される場合、前記ビーム障害復旧は完了されたことが識別されることができる。
【0576】
メモリー1430は本発明の上述された実施形態でBWP設定、BWP非活性タイマー処理、ランダムアクセス手続き又はビーム障害管理に係る情報を記憶するように構成されることができる。
【0577】
上述した開示された実施形態及び添付された図面は本開示の理解を助けるために特定例としてだけ提供され、本発明の範囲を制限しない。したがって、本発明が属する技術分野の当業者は本開示の技術的思想に基づいた他の変更例が本開示の範囲を逸脱せず成ることができることを理解するだろう。
【0578】
本開示物がその多様な実施形態を参照して図示されて説明されたが、当業者は本開示物の思想及び範囲を逸脱せず形態及び詳細事項の多様な変化が成ることができることを理解するだろう。添付された請求範囲及びその均等物によって定義される。
【0579】
上述した多様な実施形態による、モジュール、プログラムモジュール又は他の構成要素によって行われる動作は順次、並列的、繰返し的又はヒュリスティックするように実行されたり、少なくとも一部動作が他の手順で実行されたり、省略されたり、又は他の動作が追加されることができる。
【0580】
上述した図1乃至図12で上述した多様な実施形態による方法は、多様な具現によって少なくとも一つ以上の図面が組み合せる方法を含むことができる。例えば、図1乃至図12はランダムアクセス手続きに係る動作に関するもので、多様な具現によって少なくとも一つ以上の図面が組み合せる方法を含むことができる。
【符号の説明】
【0581】
1310 送受信部
1320 制御部
1330 メモリー
1410 送受信部
1420 制御部
1430 メモリー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14