(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-01
(45)【発行日】2023-08-09
(54)【発明の名称】チップ型ヒューズ
(51)【国際特許分類】
H01H 85/143 20060101AFI20230802BHJP
H01H 85/045 20060101ALI20230802BHJP
H01H 85/08 20060101ALI20230802BHJP
【FI】
H01H85/143
H01H85/045 B
H01H85/08
(21)【出願番号】P 2021024211
(22)【出願日】2021-02-18
【審査請求日】2022-05-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000188593
【氏名又は名称】松尾電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090310
【氏名又は名称】木村 正俊
(72)【発明者】
【氏名】高藤 裕介
【審査官】関 信之
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-244948(JP,A)
【文献】特開2005-093168(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 85/143
H01H 85/045
H01H 85/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つの直線の両端からそれぞれ前記直線の中央側に向いて内部電極を配置し、これら内部電極の間に前記内部電極と一体に形成され、前記内部電極よりも細い可溶部を有する板状の可溶体と、
前記可溶体を内部に収容し、前記内部電極の前記直線の両端に位置する前記可溶体の部分が露出しているケースと、
前記ケースにおける前記内部電極の露出部分にこれら露出部分を覆うようにそれぞれ形成されている導電層とを、
有し、
前記露出部分から外方に突出している突出部が前記露出部分に一体に形成され、前記突出部は、前記導電層に覆われ、
前記ケースは、
前記直線と交差し前記直線の両端側に開口した凹面を備えた凹部を前記直線の両端に有し、前記凹面に前記導電層が形成され、前記凹面から前記突出部が前記凹部内に突出し
前記内部電極は、前記凹部内に少なくとも一部が位置する窪み面を有し、前記凹部内に位置する窪み面と前記凹面との間に前記突出部があるチップ型ヒューズ。
【請求項2】
請求項1記載のチップ型ヒューズにおいて、
前記凹面の開口の一方の端から他方の端までの領域から前記凹部内に前記突出部が突出しているチップ型ヒューズ。
【請求項3】
1つの直線の両端からそれぞれ前記直線の中央側に向いて内部電極を配置し、これら内部電極の間に前記内部電極と一体に形成され、前記内部電極よりも細い可溶部を有する板状の可溶体と、
前記可溶体を内部に収容し、前記内部電極の前記直線の両端に位置する前記可溶体の部分が露出しているケースと、
前記ケースにおける前記内部電極の露出部分にこれら露出部分を覆うようにそれぞれ形成されている導電層とを、
有し、前記露出部分に、前記露出部分から外方に突出している突出部が一体に形成され、前記突出部は、前記導電層に覆われ、
前記ケースは、同一形状で互いに間隔をおいて平行に位置する第1及び第2の平面を有し、第1及び第2の平面の周縁を包囲する周面を有し、
前記突出部は、前記周面に突出し
前記ケースは
、前記直線の両端から前記ケースの内側に窪んだ凹面を有し、この凹面は前記第1及び第2の平面間に存在し、前記内部電極は、前記ケース内において、前記第1及び第2の平面間の方向から見た前記凹面の全域から前記突出部が突出し、前記凹面の面全域に前記導電層が形成されているチップ型ヒューズ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チップ型ヒューズに関し、特に電極の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
チップ型ヒューズの一例が、特許文献1に開示されている。このチップ型ヒューズは、組立体を有している。組立体は、直方体状のガラス板からなる基板を有し、その上面に金属薄膜によってヒューズ素子が形成されている。ヒューズ素子は、基板上面の両端部に矩形の内部電極を有し、これら電極間に、電極よりも幅の狭いリンクを有している。ヒューズ素子は、シリカ不活性層によって覆われ、その上に直方体状のガラス製被覆がエポキシ層によって結合されている。この直方体状の組立体の両端面に、上記電極が露出しており、この両端面及びこれらに続く組立体の上面及び下面の端部は、ニッケル、クロム等のめっき層によって覆われ、めっき層をはんだ被覆が覆っている。めっき層は、はんだ被覆とヒューズ素子のめっき部とを電気的に接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のチップ型ヒューズでは、リンクと一体である電極は、組立体の端面に露出し、その端面に形成されためっき層と接触しているだけであり、めっき層と電極との間で充分な電気接続を得ることができなかった。
【0005】
本発明は、チップ型ヒューズの内部にある電極と、このヒューズに形成されるめっき層との充分な電気的接続を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様のチップ型ヒューズは、板状の可溶体を有している。可溶体では、1つの直線の両端からそれぞれ前記直線の中央側に向いて内部電極が配置されている。内部電極の形状は任意の形状とすることができる。これら内部電極の間に前記内部電極と一体に可溶部が形成され、可溶部は、前記内部電極よりも細い。可溶部は、例えば直線状や曲線状等の種々の形状とすることができる。前記可溶体がケースの内部に収容されている。ケースは、内部に可溶体を収容することができれば任意の形状とすることができる。なお、サーフェースマウント用のチップ型ヒューズとする場合には、少なくとも一面を平坦とすることが望ましい。前記内部電極の前記直線の両端に位置する部分がケースから露出している。前記ケースにおける前記内部電極の露出部分にこれら露出部分を覆うようにそれぞれ導電層が形成されている。前記導電層は、めっきによって形成することもできるし、導電塗料を塗布することによって形成することもできる。また、導電層はケースの他の面にも延長することもできる。前記露出部分に、この露出部分から外方に突出している突出部が一体に形成されている。前記突出部は、前記導電層に覆われている。
【0007】
このように構成されたチップ型ヒューズでは、板状の可溶体において、可溶部と一体に形成されている内部電極から突出部を突出させ、突出部が導電層に覆われているので、内部電極と導電層とは充分な電気的接続が得られる。内部電極と可溶部とを板状では無く、被膜によって形成したなら、突出部を内部電極から突出させるように形成することは困難を伴う。
【0008】
前記の態様において、前記ケースは、前記直線と交差し前記直線の両端側に開口した凹面を備えた凹部を前記直線の両端に有している。この場合、前記凹面に前記導電層が形成され、前記凹面から前記突出部が前記凹部に突出している。
【0009】
このように構成すると、突出部がケースから突出することがなく、このヒューズをプリント基板等にはんだ付けする際に、突出部が邪魔になることはない。
【0010】
さらに、前記内部電極は、前記ケース内において、前記凹部内に少なくとも一部が位置する窪み面を有している。この場合、前記窪み面と前記凹面との間に前記突出部がある。
【0011】
このように構成すると、可溶体に窪み面を形成するときに同時に、ケース内に可溶体を配置したときに突出部となる部分を形成することができ、その製造が容易になる。
【0012】
さらに、前記凹面の開口の一方の端から他方の端までの領域から前記凹部内に前記突出部が突出しているものとすることができる。このように構成すると、突出部の面積を大きくすることができ、導電層と内部電極との電気的接続をより確実にすることができる。
【0014】
他の態様のチップ型ヒューズは、上記の態様のチップ型ヒューズと同様に、可溶体と、ケースと、導電層と、突出部とを有している。前記ケースは、同一形状で互いに間隔をおいて平行に位置する第1及び第2の平面を有し、第1及び第2の平面の周縁を包囲する周面を有している。前記突出部は、前記周面に突出している。前記ケースは、前記直線の両端から前記ケースの内側に窪んだ凹面を有し、この凹面は前記第1及び第2の平面間に存在する。前記内部電極は、前記ケース内において、前記第1及び第2の平面間の方向から見た前記凹面の全域から前記突出部が突出し、前記凹面の面全域に前記導電層が形成されている。ケースは、例えば直方体状、円盤状、楕円状とすることができる。
【0015】
更に、前記ケースは、前記直線の両端から前記ケースの内側に窪んだ凹面を有し、この凹面は前記第1及び第2の平面間に存在する。前記内部電極は、前記ケース内において、前記第1及び第2の平面間の方向から見た前記凹面の全域から前記突出部が突出し、前記凹面の面全域に前記導電層が形成されている。
【0016】
このように構成すると、サーフェースマウント用のチップ型ヒューズにおいて、導電層と内部電極との電気的接続を非常に良好に行うことができる。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明によれば、チップ型ヒューズにおいてケースの内部にある内部電極と、ケースの外部にあるめっき層との電気的接続を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の
1実施形態のチップ型ヒューズの縦断正面図である。
【
図4】
図1のチップ型ヒューズの下側ケース部材の平面図である。
【
図5】
図1のチップ型ヒューズの可溶体の平面図である。
【
図6】
図1のチップ型ヒューズの横断平面図である。
【
図7】
図1のチップ型ヒューズの半製品の平面図である。
【
図8】本発明の
参考例のチップ型ヒューズの縦断正面図である。
【
図10】
図8のチップ型ヒューズの横断平面図である。
【
図11】
図1のチップ型ヒューズにおいて使用する可溶体の変形例である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の
1実施形態のチップ型ヒューズは、
図1乃至
図3に示すように、ケース2を有している。ケース2は、例えばガラスエポキシ製の概略直方体状に形成されている。ケース2は、第1の表面、例えば上面4と、第2の表面、例えば下面6とを有し、上面4と下面6とは同一形状、例えば長方形状に形成され、互いに間隔をおいて重なり合うように平行に配置されている。上面4及び下面6との間には、周面、例えば側面8、10及び端面12、14が形成されている。端面12、14の側面8、10方向の中央には凹面16、18がケース2の内側に向かって形成されている。凹面16、18は、端面12、14の中央の一部が除去されて、例えば円弧状、具体的には半円状に形成されている。これら凹面16、18が形成されたことにより、凹面16、18より外側のケース2の部分は、上面2及び下面6方向に及び端面12、14側に開放されている。この開放された部分が凹部19、21とされている。ケース2は、
図1に示すように上面4と下面6とを繋ぐ方向の中央で、上側ケース部材20と下側ケース部材22とに分割形成されており、両者は同一形状である。また、ケース2の中央には、空洞24が形成されている。空洞24は、
図4に示すように平面形状が長孔状のものである。
【0020】
図1に示すように、上部ケース部材20と下部ケース部材22との接合面に可溶体26が配置されている。可溶体26は、
図5に示すように内部電極28、30及び可溶部32を有している。可溶体26は、
図6に示すように、一本の直線、例えば、ケース2の端面12、14の中央に端面12、14間の距離に等しい長さを有する直線の両端から、それぞれケース2の中央側に向かって内部電極28、30が形成されている。内部電極28、30は最大幅がケース2の側面8、10間の距離に等しい概略矩形状に形成されている。内部電極28、30のケース2の中央側の内縁における前記直線上に、可溶部32が形成されている。可溶部32は、内部電極28、30よりも幅が狭い直線状に形成されている。この可溶部32は、空洞24内に位置している。可溶体26は、1枚の薄い金属、例えば銅板をプレスしたりまたはエッチングしたりすることによって形成されたもので、内部電極28、30及び可溶部32が一体に形成されている薄い銅板である。
【0021】
図5に示すように、内部電極28、30の外側の縁に窪み面34、36が形成されている。これら窪み面34、36は、例えば円弧状、具体的には半円状に形成され、かつ可溶部26の中央側に向かって窪んでいる。
図6に示すように下部ケース22上にその端面12、14と内部電極28、30の外縁が一致するように可溶体26を配置した状態において、窪み面34、36の中心は、上記直線上にある。また、凹面16、18の最奥部は、上記直線の両端と接している。更に、凹面16、18と窪み面34、36とは同心に位置している。窪み面34、36の半径が凹面16、18の半径よりも小さく形成されている。その結果、窪み面34、36は、凹面16、18よりも外側に突出している。この窪み面34、36から凹面16、18までにある部分を突出部38、40と称する。この突出部38、40は、窪み面34、36の全域から凹部19、21内に水平に突出している。もし、突出部38、40が存在しなければ、凹面16、18にある内部電極28、30の部分は露出している。
【0022】
このチップ型ヒューズでは、例えば
図4に示す下側ケース部材22と
図5に示す可溶体26とが準備され、
図6に示すように下側ケース部材22上に可溶体26が配置され、その上から
図7に示すように上側ケース部材20が被せられ、上側ケース部材20と下側ケース部材22とは接着されている。
【0023】
図1に示すように、ケース2の上面4及び下面6の一方の端部には、導電層、例えば外部電極42、44が形成されている。これら外部電極42、44は、ケース2の端面12から凹面16を超えた長さ寸法を有し、凹面16に対応する位置に孔を有し、ケース2の側面8から10の長さ寸法に対応する幅寸法を有している。同様に、ケース2の上面4及び下面6の他方の端部にも、導電層、例えば外部電極46、48が形成されている。これら外部電極42、44、46、48は、例えば銅膜製である。
【0024】
凹面16全域には、突出部38全体を内部に含んで、導電層、例えばめっき層50が形成され、凹面18全域にも、突出部40全体を内部に含んで、めっき層52が形成されている。これらめっき層50、52は,ケース2の上面4及び下面6まで延長され、めっき層50は、外部電極42、44の全域も覆い、めっき層52は、外部電極46、48の全域を覆っている。
図1乃至
図3では、図を簡略化するためにめっき層50、52は、一層として示したが、実際には無電解銅めっき層、電解銅めっき層、電解ニッケルめっき層、電解錫めっき層のような複数のめっき層から構成されている。
【0025】
このチップ型ヒューズでは、内部電極28、30から凹面16、18を超えて突出部38、40が凹部19、21内に突出し、突出部38の全域がめっき層50によって、覆われているので、突出部38とめっき層50との接触面積が大きく、両者の電気的接続が良好である。同様に、突出部40とめっき層52との接触面積が大きく、両者の電気的接続も良好である。特に、この実施形態では、突出部38、40は、凹面16、18の全域から突出しているので、その面積が大きく、突出部38とめっき層50との接触面積及び突出部40とめっき層52との接触面積が更に大きくなり、突出部38はめっき層50と、突出部40はめっき層52と、良好な電気的接続を確実に行える。また、突出部38、40は、凹部19、21内に位置し、凹部19、21より外側に突出していない。従って、突出部38、40が、このチップ型ヒューズをプリント基板等にはんだ付けする際に、その障害となることはない。
【0026】
図8乃至
図10に、
参考例のチップ型ヒューズを示す。
このチップ型ヒューズでは、ケース2aにおいて、
上記実施形態のチップ型ヒューズに存在した凹部19、21及びその周囲の部分が除去され、除去された分だけケース2aの長さが短くされている。それに伴い、内部電極28a、30aも、その外側の縁が
図10に示すようにケース2aの端面12a、14aに一致するように短く形成されている。突出部38a、40aは、内部電極12a、14aの外側の縁の全域からさらに外側に向かって水平に突出している。もし、突出部38a、40aが存在しなければ、内部電極28a、30aは、端面12a、14aにおいて露出している。これら突出部38a、40aの全てがめっき層50a、52aによって覆われている。他の構成は、
上記実施形態のチップ型ヒューズと同様であるので、同等部分には同一符号を付して、その説明を省略する。この実施形態のチップ型ヒューズでも、突出部38a、40aとめっき層50a、52aとの良好な電気的接続が得られる。
【0027】
上記の
実施形態及び参考例は種々に変更可能である。例えば、
上記実施形態において、可溶部32の長さは、ヒューズとしての溶断特性に応じて変化させることができ、例えば
図11(a)に示すように、可溶部32よりも長さの短い可溶部32aを使用することもできるし、直線状では無く湾曲させたものを使用することもできるし、可溶部32の中途に特性調整部を設けることもできる。なお、
参考例のチップ型ヒューズにおいても同様に可溶部32aの変形が可能である。
【0028】
また、上記実施形態及び参考例において、可溶部32、32aに消弧材を付けることもできるし、可溶部32、32aを包むように空洞24内に消弧材を入れることもできる。
【0029】
また、
図11(b)に示すように、内部電極28b、30bの幅を
上記実施形態の内部電極28、30よりも細くして、ケース2の側面8、10側にスペースを形成し、このスペースに内部電極28b、30bとは独立した補強パターン62、64を設置することもできる。これによってケース2、2aの強度を高めることができる。なお、補強パターン62、64は、可溶体26を金属をプレスまたはエッチングして形成するときに、同時に形成することができる。
参考例のチップ型ヒューズにおいても、同様に補強パターンを設けることができる。
【0030】
上記の実施形態及び参考例では、めっき層50、52、50a、52aを導電層として使用したが、めっき層50、52、50a、52aに代えて導電塗料の層を使用することもできる。特に、第1の実施形態では、凹部19、21を全て埋めるように導電塗料を凹部19、21内に設けることもできる。
【0031】
上記の実施形態及び参考例では、ケース2、2aは直方体状のものを使用したが、他の形状のもの、例えば円板状のものや楕円板状のものや椀状のものを使用することもできる。
【0032】
上記の実施形態及び参考例では、ケース2、2aの上面と下面とに、外部電極42、44、46、48を設けたが、下面の外部電極44、48のみを設けることもできる。この場合、めっき層50、50aは突出部38、38aと外部電極44とを覆うように、めっき層52、52aは突出部40、40aと外部電極48とを覆うように、それぞれ形成すればよい。
【0033】
また、上記実施形態では、凹面16、18及び窪み面34、36を半円状としたが、この形状に限ったものではなく、例えばU字状、コ字またはV字状とすることもできる。
【0034】
上記実施形態では、突出部38、40を凹面16、18の全域から突出させたが、凹面16、18の一部から突出部38、40を突出させることもできる。同様に、参考例でも、突出部38a、40aは内部電極28a、30aの外側の縁の全域から突出させたが、それらの一部のみから突出させることもできる。また、上記実施形態及び参考例では、突出部38、40、38a、40aは、全体を水平に突出したが、例えば突出部38、40、38a、40aの先端をケース2、2aの上面4側または下面6側に曲げることもできる。その場合でも、めっき層50、50a、52、52aは曲げられた部分を覆うように設けられる。
【符号の説明】
【0035】
2 ケース
26 可溶体
28 30 内部電極
32 可溶部
38 40 突出部