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  • 特許-使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-02
(45)【発行日】2023-08-10
(54)【発明の名称】使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/288 20210101AFI20230803BHJP
   A61B 5/344 20210101ALI20230803BHJP
【FI】
A61B5/288
A61B5/344
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022510175
(86)(22)【出願日】2020-01-08
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-21
(86)【国際出願番号】 CN2020070796
(87)【国際公開番号】W WO2021031513
(87)【国際公開日】2021-02-25
【審査請求日】2022-04-11
(31)【優先権主張番号】201921354092.8
(32)【優先日】2019-08-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518153690
【氏名又は名称】青▲島▼光▲電▼医▲療▼科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼▲徳▼政
(72)【発明者】
【氏名】景小萍
【審査官】山口 裕之
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第04321931(US,A)
【文献】米国特許第05419322(US,A)
【文献】特表2012-516727(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/288
A61B 5/344
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極であり、電極固定柱と、ヘリカル電極と、補助電極と、ツイストペアと、内側ケーシングと、外側ケーシングと、外側ケーシング固定部材と、を備え、前記外側ケーシングの一端に前記外側ケーシング固定部材が挿入され、前記電極固定柱は、前記外側ケーシングの他端から伸縮し、前記ヘリカル電極と前記補助電極とがそれぞれ前記電極固定柱の先端と側面に設置され、前記内側ケーシングは前記ツイストペアをスリーブし、前記ツイストペアの一端はそれぞれ前記ヘリカル電極と前記補助電極に接続され、前記ツイストペアの他端は前記外側ケーシング固定部材から導出しており、
前記外側ケーシング固定部材は、内側スリーブと、外側スリーブと、を備え、前記外側スリーブは、前記内側スリーブに移動可能にスリーブされ、軸方向に沿って相対的に移動することができ、前記外側スリーブの一端に、前記外側ケーシングの一端が挿入して接続され、前記内側スリーブの一端は押圧コイルに移動可能に連結され、前記押圧コイルに内凹円弧が設けられ、前記内側スリーブの端口の縁部には前記内凹円弧に対応する溝が設けられ、前記押圧コイルは前記内側スリーブの端口に座屈され、前記内凹円弧と前記溝とによって前記ツイストペアを挟持する噛合開口が形成されていることを特徴とする使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【請求項2】
前記電極固定柱は円柱状であり、前記補助電極は円筒状又は少なくとも2枚の円弧状シートであり、前記電極固定柱の頂端は球面又は周辺が平滑な平面であり、前記電極固定柱の頂端に接続されたヘリカル電極が単螺旋状針であることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【請求項3】
前記電極固定柱の底端には位置制限カードが設置され、前記位置制限カードの周辺が平滑縁であり、前記ツイストペアの2本の導線はそれぞれ前記位置制限カードの両側から前記電極固定柱内に延在し、前記電極固定柱と、前記位置制限カードと、前記ヘリカル電極と、前記補助電極と、は、射出成形により一体構造に形成され、前記電極固定柱に近接している前記内側ケーングの端口には2つの係合溝が対称に設置され、前記位置制限カードは、2つの前記係合溝に嵌め込めて位置決めされることを特徴とする請求項2に記載の使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【請求項4】
前記外側スリーブの側壁には軸方向に長切り欠き部が設置され、前記内側スリーブの外壁には位置制限柱が設置され、前記位置制限柱は前記長切り欠き部内に延びていることを特徴とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【請求項5】
前記外側スリーブの一端に突出した接続端口が設置され、前記接続端口の外径は前記外側ケーシングの内径よりも僅かに大きく、前記外側ケーシングは前記外側スリーブの接続端口に緊密に嵌合接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【請求項6】
前記外側スリーブの一端に突出した接続端口が設置され、前記接続端口の外径は前記外側ケーシングの内径よりも僅かに大きく、前記外側ケーシングは前記外側スリーブの接続端口に緊密に嵌合接続されていることを特徴とする請求項4に記載の使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【請求項7】
前記内側スリーブの外壁には滑り止め用凸状リブが設けられ、前記外側スリーブの外壁には軸方向に滑り止め用凸筋部が設置され、前記外側スリーブの外壁の一端には2つのラグが設置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【請求項8】
前記内側スリーブの外壁には滑り止め用凸状リブが設けられ、前記外側スリーブの外壁には軸方向に滑り止め用凸筋部が設置され、前記外側スリーブの外壁の一端には2つのラグが設置されていることを特徴とする請求項4に記載の使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【請求項9】
前記外側スリーブの外壁に滑り止め用環状凸筋部が設置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【請求項10】
前記外側スリーブの外壁に滑り止め用環状凸筋部が設置されていることを特徴とする請求項6に記載の使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の技術分野に属し、胎児心拍を臨床的に検出するための技術に関し、特に、使い捨ての胎児頭皮ヘリカル電極に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、胎児の心臓および子宮収縮の検出は外側検出と内部検出とに分けられ、外部検出は外部の影響により大きな影響を受け、収集した信号が不安定で、信号が断続的に発生する可能性があり、診断に影響し、誤診や病状遅延を発生させる。内部検出は外部検出より精度が高く、膜破壊および子宮首の開度が2~3cmである必要がある場合に行われ、胎児頭皮ヘリカル電極の電極を胎児の頭皮に固定して人体生理パラメータ(例えば心電図信号等)を測定する。既存の胎児頭皮電極は、主として電極固定柱と、単一のヘリカル電極と、補助電極と、ツイストペアと、外側保護ケーシングと、ツイストペア固定部材と、から構成される。電極固定柱の頂端と側面には、単一のヘリカル電極と補助電極とがそれぞれ設置され、ツイストペアが外側保護ケーシング内に挿入され、外側保護ケーシングの一端にはツイストペア固定部材が設置され、電極固定柱は、外側保護ケーシングの他端から伸縮する。既存の胎児頭皮電極のツイストペア固定部は、使用が不便であり、固定が確実ではない。電極固定柱の形状と補助電極の取付構造も合理的ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
電極固定柱の伸縮動作が便利であり、ツイストペアを確実に固定することができ、また、電極固定柱は、形状設計が合理的で、安全に使用することができるように使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極をどう設計するかは、現在本分野で直面している解決しようとする技術的課題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、従来技術に存在した問題を解決するため、電極固定柱の伸縮動作が便利であり、ツイストペアを確実に固定することができ、また、電極固定柱は、形状設計が合理的で、安全に使用することができるように使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極を提供するものである。
【0005】
上記技術的目的を達成するため、本発明は以下の技術的解決手段を用いて実現される。即ち、
使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極であり、電極固定柱と、ヘリカル電極と、補助電極と、ツイストペアと、内側ケーシングと、外側ケーシングと、外側ケーシング固定部材と、を備え、前記外側ケーシングの一端に前記外側ケーシング固定部材が挿入され、前記電極固定柱は、前記外側ケーシングの他端から伸縮し、前記ヘリカル電極と前記補助電極とがそれぞれ前記電極固定柱の先端と側面に設置され、前記内側ケーシングは前記ツイストペアをスリーブし、前記ツイストペアの一端はそれぞれ前記ヘリカル電極と前記補助電極に接続され、前記ツイストペアの他端は前記外側ケーシング固定部材から導出しており、前記外側ケーシング固定部材は、内側スリーブと、外側スリーブと、を備え、前記外側スリーブは、内側スリーブに移動可能にスリーブされ、軸方向に沿って相対的に移動することができ、前記外側スリーブの一端に、前記外側ケーシングの一端が挿入して連結され、前記内側スリーブの一端は押圧コイルに移動可能に連結され、前記押圧コイルに内凹円弧が設けられ、前記内側スリーブの端口の縁部には前記内凹円弧に対応する溝が設けられ、前記押圧コイルは内側スリーブの端口に座屈され、前記内凹円弧と溝とによってツイストペアを挟持する噛合開口が形成されていることを特徴とする使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極。
【0006】
上記技術的解決手段を改良し、前記電極固定柱は円柱状であり、前記補助電極は円筒状又は少なくとも2枚の円弧状シートであり、前記電極固定柱の頂端は球面又は周辺が平滑な平面であり、前記電極固定柱の頂端に接続されたヘリカル電極が単螺旋状針である。
【0007】
上記技術的解決手段をさらに改良し、前記電極固定柱の底端には位置制限カードが設置され、前記位置制限カードの周辺が平滑縁であり、前記ツイストペアの2本の導線はそれぞれ前記位置制限カードの両側から前記電極固定柱内に延在し、前記電極固定柱と、前記位置制限カードと、前記ヘリカル電極と、前記補助電極と、は、射出成形により一体構造に形成され、前記電極固定柱に近接している前記内側ケーングの端口には2つの係合溝が対称に設置され、前記位置制限カードは、2つの前記係合溝に嵌め込めて位置決めされる。
【0008】
上記技術的解決手段をさらに改良し、前記外側スリーブの側壁には軸方向に長切り欠き部が設置され、前記内側スリーブの外壁には位置制限柱が設置され、前記位置制限柱は前記長切り欠き部内に延びている。
【0009】
上記技術的解決手段をさらに改良し、前記外側スリーブの一端に突出した接続端口が設置され、前記接続端口の外径は前記外側ケーシングの内径よりも僅かに大きく、前記外側ケーシングは前記外側スリーブの接続端口に緊密に嵌合接続されている。
【0010】
上記技術的解決手段をさらに改良し、前記内側スリーブの外壁には滑り止め用凸状リブが設けられ、前記外側スリーブの外壁には軸方向に滑り止め用凸筋部が設置され、前記外側スリーブの外壁の一端には2つのラグが設置されている。
【0011】
上記技術的解決手段をさらに改良し、前記外側スリーブの外壁に滑り止め用環状凸筋部が設置されている。
【発明の効果】
【0012】
従来技術と比較して、本発明は、以下の利点及び有益な効果がある。即ち、
1、本発明中の外側ケーング固定部材は、内側スリーブと外側スリーブとを備え、前記外側スリーブは、前記内側スリーブに移動可能にスリーブされ、軸方向に沿って相当に移動することができ、前記内側スリーブの一端が押圧コイルに移動可能に連結され、前記押圧コイルが座屈した後、ツイストペアを挟持する噛合開口を形成することができる。このように、前記ヘリカル電極の伸縮制御は便利且つ正確であり、前記ツイストペアの固定は便利で、確実である。
【0013】
2、本発明中の電極固定柱は円柱状であり、補助電極は円筒状又は少なくとも2枚の円弧状シートであり、前記電極固定柱の頂端は球面又は周辺が平滑な平面であり、前記電極固定柱の頂端に接続されたヘリカル電極が単螺旋状針である。前記電極固定柱は、形状設計が合理的で、安全に使用できる。
【0014】
3、本発明中の電極固定柱の底端には位置制限カードが設置され、電極固定柱と、位置制限カードと、ヘリカル電極と、補助電極とを一体構造に射出成形する。構造がコンパクトであり、加工や製作に便利である。
【0015】
附図を併せて本発明の実施形態の詳細な説明を読むことで、本発明の他の特徴及び利点はより明瞭になる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明に係る使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極の押圧コイルの座屈状態を示す斜視図である。
図2図2は、本発明に係る使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極における外側ケーング固定部材の実施例1の組立の概略図である。
図3図3は、本発明に係る使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極における外側ケーング固定部材の実施例2の組立の概略図である。
図4図4は、本発明に係る使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極における外側ケーング固定部材の実施例3の組立の概略図である。
図5図5は、本発明に係る電極固定柱の伸長状態における使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極の斜視図である。
図6図6は、本発明に係る使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極における電極固定柱の第1実施形態の斜視図である。
図7図7は、本発明に係る使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極における電極固定柱の第2実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、本発明の実施形態における図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的解決手段を更に詳細に説明する。
【0018】
図1図7を参照して、本発明に係る使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極の一実施形態であり、使い捨て胎児頭皮ヘリカル電極は、電極固定柱6と、ヘリカル電極と、補助電極と、ツイストペア4と、外側ケーング1と、外側ケーング固定部材と、を備え、前記外側ケーング1の一端を前記外側ケーング固定部材に挿入し、電極固定柱6は、外側ケーング1の他端から伸縮し、ヘリカル電極と補助電極とが電極固定柱6の頂端と側面とにそれぞれ設置されている。内側ケーング8はツイストペア4にスリーブされ、ツイストペア4の一端はそれぞれヘリカル電極と補助電極に接続され、ツイストペア4の他端は前記外側ケーング固定部材から導出されている。前記外側ケーング固定部材は、内側スリーブ5と外側スリーブ2と、を備え、外側スリーブ2は、内側スリーブ5に移動可能にスリーブされ、軸方向に沿って相対的に移動することができる。外側スリーブ2の一端は外側ケーング1の一端に挿入して連結され、ツイストペア4の他端は外スリーブ固定部材から導出され、電極固定柱6は、外側ケーング1の他端から伸縮する。外側スリーブ2の一端が外側ケーング1の一端に挿入して連結され、内側スリーブ5の一端が押圧コイル3に移動可能に連結され、押圧コイルに内凹円弧3.1が設けられ、内側スリーブ5の端口の縁部には内凹円弧3.1に対応する溝が設けられ、押圧コイル3は内側スリーブ5の端口に座屈され、内凹円弧3.1と溝5.3とによってツイストペア4を挟持する噛合開口が形成されている。
【0019】
具体的には、図6に示すように、電極固定柱6は円柱状であり、電極固定柱6の側壁に設置された補助電極は少なくとも2つのアークシートの補助電極6.1からなり、電極固定柱6の頂端が球面であり、電極固定柱6の球面の頂端に接続されたヘリカル電極が単螺旋状針7である。電極固定柱6の底端には位置制限カード6.2が設置され、位置制限カード6.2の周辺は平滑縁であり、ツイストペア4の2本の導線はそれぞれ位置制限カード6.2の両側から前記電極固定柱内に延びている。電極固定柱6に近接している内側ケーング8の端口には、2つの係合溝8.1が対称に設置され、電極固定柱6の底端の位置制限カード6.2は2つの係合溝8.1に嵌め込めて位置決めされる。
【0020】
図7に示すように、電極固定柱6は円柱状であり、前記電極固定柱6の側壁に設置された補助電極は円筒状の補助電極6.3であり、電極固定柱6の頂端は平滑な周辺を有する平面であり、電極固定柱6の平面の頂端に接続されたヘリカル電極が単螺旋状針7である。電極固定柱6の底端には位置制限カード6.2が設置され、位置制限カード6.2の周辺は平滑縁であり、ツイストペア4の2本の導線はそれぞれ位置制限カード6.2の両側から前記電極固定柱内に延びている。
【0021】
加工及び製作を便利にするため、電極固定柱6と、位置制限カード6.2と、単螺旋状針7と、円弧状シートの補助電極6.1または円筒状補助電極6.3と、を一体構造に射出成形し、電極固定柱6と位置制限カード6.2とはプラスチック製である。
【0022】
外側スリーブ2と内側スリーブ5とを相対的に軸方向に沿って移動させ、移動長さに限度があるために、外側スリーブ2の側壁には軸方向に沿って長切り欠き部が設置され、内側スリーブ5の外壁には位置制限柱5.2が設置され、位置制限柱5.2は長切り欠き部内に延びている。図2に示すように、外側スリーブ2の側壁には、軸方向に沿って切り欠き部を有する長溝口2.2が形成される。図3に示すように、外側スリーブ2の側壁に軸方向に沿って設置された長溝口も閉鎖型長溝口2.5であってもよい。
【0023】
図2図4を参照して、外側スリーブ2の一端に突出した接続端口2.4が設置され、接続端口2.4の外径は外側ケーング1の内径よりも僅かに大きく、外側ケーング1は前記外側スリーブ2の接続端口2.4に緊密に嵌合接続されている。
【0024】
使用時に滑りを防止するために、図2及び図3を参照して、内側スリーブ5の外壁には、滑り止め用凸状リブ5.1が設けられ、外側スリーブの外壁には、軸方向に沿って滑り止め用凸筋部2.3が設置され、2つの指で外側スリーブ2を容易に押し引くために、外側スリーブ2の外壁の一端に2つのラグ2.1が設置されている。
【0025】
使用時に滑りを防止するために、図4を参照して、外側スリーブ2の外壁に滑り止め用環状凸筋部2.6を設置してもよく、このように、ラグ2.1を設置する必要がなく、外側スリーブ2を便利に押し引いて移動させることができ、構造がより簡単になる。
【0026】
使用時には、外側スリーブ2と内側スリーブ5とを手動で一定距離で相対的に移動させ、電極固定柱6を外側ケーング1の一端から露出させ、外側ケーング1の他端から導出されたツイストペア4を内側スリーブ5の溝5.3に嵌め込み、押圧コイル3を内側スリーブ5の端口に座屈させ、内凹円弧3.1と溝5.3とによって形成された噛合開口はツイストペア4を挟持固定する。不使用時には、押圧コイル3を内側スリーブ5の端口から離間させ、外側スリーブ2と内側スリーブ5とを手動で反対方向に一定距離を相対的に移動させ、電極固定柱6を外側ケーング1の一端に退縮させ、外側ケーング1の他端から導出されたツイストペア4を内側スリーブ5の溝5.3に嵌め込み、押圧コイル3を内側スリーブ5の端口に座屈させ、内凹円弧3.1と溝5.3とが形成された噛合開口によってツイストペア4を挟持固定する。
【0027】
以上の実施例は、本発明の技術的解決手段を説明するためのものに過ぎず、それを制限するものではない。上記実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として前述の実施例に記載の解決手段を変更することができ、又はその一部の特徴を同等に置換することができる。これらの修正又は置換は、対応する技術的解決手段の本質を本発明が保護を求める技術的解決手段の要旨及び範囲から逸脱させることはない。
【符号の説明】
【0028】
1 外側ケーング
2 外側スリーブ
2.1 ラグ
2.2 切り欠き部を有する長溝口
2.3 滑り止め用凸筋部
2.4 接続端口
2.5 閉鎖型長溝口
2.6 滑り止め用環状凸筋部
3 押圧コイル
3.1 内凹円弧
4 ツイストペア
5 内側スリーブ
5.1 滑り止め用凸状リブ
5.2 位置制限柱
5.3 溝
6 電極固定柱
6.1 円弧状シート
6.2 位置制限カード
6.3 円筒状の補助電極
7 単螺旋状針
8 内側スリーブ
8.1 係合溝
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7