(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-04
(45)【発行日】2023-08-15
(54)【発明の名称】ガラス板梱包体
(51)【国際特許分類】
B65D 85/48 20060101AFI20230807BHJP
B65D 81/107 20060101ALI20230807BHJP
B65D 19/44 20060101ALI20230807BHJP
【FI】
B65D85/48
B65D81/107 Z
B65D19/44 D
(21)【出願番号】P 2019149352
(22)【出願日】2019-08-16
【審査請求日】2022-05-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000232243
【氏名又は名称】日本電気硝子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107423
【氏名又は名称】城村 邦彦
(74)【代理人】
【識別番号】100120949
【氏名又は名称】熊野 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100168550
【氏名又は名称】友廣 真一
(72)【発明者】
【氏名】内田 勢津夫
【審査官】家城 雅美
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-214336(JP,A)
【文献】特開2014-189305(JP,A)
【文献】国際公開第2018/034180(WO,A1)
【文献】特開2008-222285(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0170991(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 85/48
B65D 81/107
B65D 19/00-19/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚のガラス板を含む積層体と、前記積層体を積載する金属製の製品積載用パレットとを備えたガラス板梱包体であって、
前記製品積載用パレットを下方から支持する
と共に、前記製品積載用パレットと分離可能な緩衝パレットを更に備え、
前記緩衝パレットが木製又は樹脂製であ
り、
前記製品積載用パレットは、側面にフォークリフトのフォークを挿入することが可能なフォーク用穴を備えることを特徴とするガラス板梱包体。
【請求項2】
平面視で、前記緩衝パレットの外周端部が前記製品積載用パレットの外周端部から食み出していることを特徴とする請求項1に記載のガラス板梱包体。
【請求項3】
前記製品積載用パレットと前記緩衝パレットとの相互間に介在する弾性部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス板梱包体。
【請求項4】
前記製品積載用パレットと前記緩衝パレットとが固定
可能であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のガラス板梱包体。
【請求項5】
前記緩衝パレットが木製であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のガラス板梱包体。
【請求項6】
前記複数枚のガラス板が平置き姿勢で積載されていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のガラス板梱包体。
【請求項7】
前記複数枚のガラス板が縦置き姿勢で積載されていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のガラス板梱包体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数枚のガラス板を含む積層体と、積層体を積載するパレットとを備えたガラス板梱包体に関する。
【背景技術】
【0002】
フラットパネルディスプレイ用のガラス基板や、太陽電池用のガラス基板を初めとする各種の製品ガラス板を輸送、或いは、保管する形態として、複数枚の製品ガラス板と保護シートとを重ね合わせてなる積層体をパレット上に積載して梱包する形態が知られている。
【0003】
この種の梱包形態を採用したガラス板梱包体が特許文献1に開示されている。なお、製品ガラス板(積層体)を積載するための製品積載用のパレットとしては、繰り返しの使用に適した金属製のパレットが多用されている。特許文献1に開示されたガラス板梱包体では、平置き姿勢の複数枚のガラス板でなる積層体をアルミニウム合金製のパレット上に積載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に開示されたガラス板梱包体においては、下記のような解決すべき問題があった。
【0006】
第一の問題として、ガラス板梱包体は輸送に際してコンテナに収容したり、トラックの荷台に積んだりする場合が多く、コンテナや荷台の汚れがパレットに付着しやすい難点がある。そのため、例えば、輸送後にパレットごとガラス板をクリーンルームに搬入した際に、パレットの汚染に起因して室内が汚染される恐れがあった。また、第二の問題として、ガラス板梱包体の輸送中における振動や衝撃に起因して、パレットや、パレットに積載したガラス板が傷付いてしまう不具合があった。
【0007】
上記の事情に鑑みなされた本発明は、複数枚のガラス板を含む積層体を製品積載用のパレット上に積載する形態のガラス板梱包体について、輸送に際してのパレットの汚染と、パレット及びガラス板における傷の発生とを防止することを技術的な課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するための本発明に係るガラス板梱包体は、複数枚のガラス板を含む積層体と、積層体を積載する金属製の製品積載用パレットとを備えた梱包体であって、製品積載用パレットを下方から支持する緩衝パレットを更に備え、緩衝パレットが木製又は樹脂製であることを特徴とする。
【0009】
このガラス板梱包体では、輸送に際して梱包体をコンテナに収容したり、トラックの荷台に積んだりした場合に、コンテナや荷台の汚れが製品積載用パレットではなく、これを下方から支持する緩衝パレットに付着しやすくなる。その結果、製品積載用パレットの汚染を防止できる。また、緩衝パレットが木製又は樹脂製であることで、緩衝材としての役割を果たすため、梱包体の輸送中に製品積載用パレットや、これに積載したガラス板(積層体)に作用する振動や衝撃を抑制することが可能となる。その結果、製品積載用パレット及びガラス板における傷の発生を防止できる。
【0010】
上記の構成では、平面視で、緩衝パレットの外周端部が製品積載用パレットの外周端部から食み出していることが好ましい。
【0011】
このようにすれば、梱包体の輸送に際して、コンテナやトラックの荷台と製品積載用パレットとの衝突や接触を的確に回避できる。従って、製品積載用パレットの汚染と、製品積載用パレット及びガラス板における傷の発生とを防止する上で更に有利となる。
【0012】
上記の構成では、製品積載用パレットと緩衝パレットとの相互間に介在する弾性部材を備えることが好ましい。
【0013】
このようにすれば、製品積載用パレットおよび緩衝パレットの各々に存する凹凸等を弾性部材に食い込ませることができる。これに伴って、製品積載用パレットと緩衝パレットとが弾性部材を介して間接的に組み付けられた状態となり、結果として両パレット間の滑りを好適に防止することが可能となる。
【0014】
上記の構成では、製品積載用パレットと緩衝パレットとが固定されていることが好ましい。
【0015】
このようにすれば、梱包体の輸送中において、製品積載用パレットと緩衝パレットとの両者間に位置ずれが生じることを回避できる。
【0016】
上記の構成では、緩衝パレットが木製であることが好ましい。
【0017】
このようにすれば、緩衝パレットを安価な木製とすることで、緩衝パレットの作製に掛かるコストを削減できる。そのため、結果としてガラス板梱包体の輸送に要するコストを可及的に抑制することが可能となる。
【0018】
上記の構成では、複数枚のガラス板が平置き姿勢で積載されていてもよいし、縦置き姿勢で積載されていてもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係るガラス板梱包体では、輸送に際しての製品積載用パレットの汚染と、製品積載用パレット及びガラス板における傷の発生とを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】第一実施形態に係るガラス板梱包体を示す斜視図である。
【
図2】第一実施形態に係るガラス板梱包体に備わった製品積載用パレットおよび緩衝パレットを示す平面図である。
【
図3】第二実施形態に係るガラス板梱包体を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態に係るガラス板梱包体について、添付の図面を参照しながら説明する。
【0022】
<第一実施形態>
図1に示すように、第一実施形態に係るガラス板梱包体1(以下、梱包体1と表記)は、ガラス板2と保護シート3とが交互に重ね合わされてなる積層体4と、積層体4を積載する製品積載用パレット5と、製品積載用パレット5を下方から支持する緩衝パレット6とを備えている。本実施形態においては、積層体4に含まれた複数枚のガラス板2が平置き姿勢で積載されている。
【0023】
ここで、
図1においては、説明の便宜上、保護シート3の端部がガラス板2の端部から食み出ることなく面一に図示されている。しかしながら、実際には保護シート3はガラス板2に比べて大きい面積を有しており、保護シート3の端部がガラス板2の端部から食み出している。
【0024】
積層体4に含まれたガラス板2の厚みは、0.2mm~1.8mmであることが好ましく、0.2mm~0.5mmであることがより好ましい。ガラス板2は矩形状をなしており、長辺の長さが1100mm以上であることが好ましく、2200mm以上であることがより好ましい。
【0025】
保護シート3はガラス板2よりも一回り大きい矩形状をなしている。本実施形態においては、保護シート3として合紙を用いている。しかしながら、この限りではなく、合紙の代わりに発泡樹脂シート等を用いてもよい。
【0026】
製品積載用パレット5は金属製である。ここで、以下の説明で特に言及が無い場合には、製品積載用パレット5を構成する各部材(各部位)は金属でなる。本実施形態においては、製品積載用パレット5をアルミニウム合金で構成している。しかしながら、これに限定されるものではなく、製品積載用パレット5を構成する金属として各種鋼(例えばステンレス鋼)等を採用してもよい。
【0027】
製品積載用パレット5は、緩衝パレット6と分離させた後に工場の床面等に載置される基台部7と、基台部7の上に配置されると共に、積層体4を下方から支持する台座部8とを有する。基台部7と台座部8との両者は、例えば、溶接等の手段により一体化されている。本実施形態においては、平面視で基台部7と台座部8との双方が矩形状をなす(
図2も参照)と共に、台座部8は基台部7に比べて小さく形成されている。なお、本実施形態では、ガラス板2がなす矩形状と、台座部8がなす矩形状とが略同一の面積を有する。また、本実施形態においては、基台部7の上に台座部8が積み重なっているが、この限りではない。台座部8を取り除いて、基台部7に台座部としての機能を持たせてもよい。
【0028】
基台部7は、工場の床面等と接触する底部を、例えばフレーム構造(骨組構造)や3本以上の脚部で構成することができる。このような基台部7の底部(底面)は、凹凸を有する。
【0029】
基台部7の四隅の各々には、支柱(図示省略)を挿入して取り付けることが可能な挿入口9が設けられている。各挿入口9に取り付けられた支柱は、製品積載用パレット5を上下複数段に積み重ねる際に、上段の製品積載用パレット5を下方から支持する機能を有する。なお、製品積載用パレット5を上下複数段に積み重ねる際には、最下段の製品積載用パレット5の下方にのみ緩衝パレット6が配置される。基台部7の四側面7aの各々には、フォークリフトのフォークを挿入することが可能なフォーク用穴10が形成されている。
【0030】
台座部8の四側面8aの各々には、積層体4に含まれたガラス板2の横ずれ(水平方向の移動)を規制するための規制板11が取り付けられている。規制板11の枚数は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、一つの側面8aにつき二枚(合計で八枚)の規制板11が配置されている。各規制板11は、下端部が止め具(例えばボルト等)により台座部8の側面8aに固定されている。規制板11は、梱包体1を開梱して積層体4からガラス板2を取り出す際には取り外される。
【0031】
積層体4の上面には押え板(図示省略)が配置されており、押え板をベルト等の締結具(図示省略)を介して基台部7に固定することで、積層体4が台座部8の上に保持される。押え板としては、保護シート3よりも厚みが大きく、硬度の高い発泡樹脂製の緩衝板等が用いられる。また、積層体4を構成するガラス板2に塵埃等が付着するのを防止するため、必要に応じて積層体4の周囲は樹脂シート(図示省略)で覆われる。
【0032】
台座部8は、土台となるベース8xと、ゴムや発泡樹脂等からなる緩衝板8yとを重ね合わせた構造を有する。図示は省略するが、ベース8xは平面視で格子状に形成されている。本実施形態においては、緩衝板8yの上面が、積層体4を支持する台座部8の上面を構成すると共に、ベース8xおよび緩衝板8yの側面が、上面に連なる台座部8の側面8aを構成している。上記の規制板11はベース8xに取り付けられている。
【0033】
ここで、本実施形態においては、ベース8xの上に直接に緩衝板8yが重ね合わされているが、ベース8xと緩衝板8yとの相互間にアルミニウム合金製やステンレス鋼製の板を介在させてもよい。また、緩衝板8yは、単一の板からなる必要はなく、複数の小板に分割されていてもよい。
【0034】
緩衝パレット6は木製である。なお、本実施形態の変形例として、緩衝パレット6は樹脂製であってもよい。緩衝パレット6を樹脂製とする場合には、緩衝パレット6を構成する樹脂としてポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等を採用することが可能である。また、樹脂にはガラス繊維や炭素繊維などの強化繊維を混入した繊維強化樹脂(GFRPやCFRPなど)なども含む。緩衝パレット6は、製品積載用パレット5と比較して軽量になっている。
【0035】
緩衝パレット6は、梱包体1の輸送に際してコンテナの底部やトラックの荷台と接触する下面6aと、製品積載用パレット5を支持する上面6bと、下面6aと上面6bとに連なる側面6cとを有する。緩衝パレット6は平面視で矩形状をなしており、四側面6cの各々には、フォークリフトのフォークを挿入することが可能なフォーク用穴12が形成されている。
【0036】
緩衝パレット6の上面6bは、木製であれば、所定の間隔で並べて配置された複数の板で構成され、樹脂製であれば、枠やその枠内に配置された複数の格子で構成することができる。このような緩衝パレット6の上面6bは、凹凸を有する。
【0037】
緩衝パレット6は、製品積載用パレット5との固定および固定の解除が可能となっている。これにより、輸送時(コンテナへの梱包体1の収容時や、トラックの荷台への梱包体1の積載時)に両パレット5,6を固定することが可能であると共に、輸送後に両パレット5,6の固定を解除して両者を分離させることが可能である。両パレット5,6の固定時には、製品積載用パレット5のフォーク用穴10と、緩衝パレット6のフォーク用穴12との双方に通した結束バンド13を縛ることで、両パレット5,6が固定される。一方、結束バンド13を解くことで、両パレット5,6の固定が解除される。結束バンド13の材質は特に限定されるものではないが、一例としては、PP(ポリプロピレン)である。
【0038】
製品積載用パレット5と緩衝パレット6との相互間には、弾性部材としての発泡樹脂板14を介在させている。発泡樹脂板14は、自身に負荷される荷重に応じて変形が可能である。この発泡樹脂板14が、両パレット5,6が有する凹凸の凸部を食い込ませると共に凹部に充満することで、両パレット5,6の間における滑りを防止する役割を果たす。発泡樹脂板14は、両パレット5,6のいずれにも固定されていない状態の下で、緩衝パレット6の上面6bの上に敷かれている。発泡樹脂板14は、緩衝パレット6の上面6bにおける全領域を覆うように敷いてもよいし、上面6bのうちの製品積載用パレット5と接触する領域のみを覆うように敷いてもよい。ここで、本実施形態の変形例として、発泡樹脂板14に代えて、ゴム板を弾性部材として用いてもよいが、質量を低減して取り扱いを容易にする観点から、発泡樹脂板14を用いることが好ましい。
【0039】
発泡樹脂の具体例としてはポリエチレンフォーム等である。発泡樹脂(弾性部材)の硬さは、JIS K6767 1999による圧縮硬さで25~35kPaであることが好ましい。発泡樹脂板14(弾性部材)の厚さは、30~50mmであることが好ましい。
【0040】
図2(両パレット5,6及び発泡樹脂板14以外は図示省略)に示すように、平面視において、緩衝パレット6の外周端部は、製品積載用パレット5の外周端部から食み出している。本実施形態においては、緩衝パレット6の外周端部を側面6cがなし、製品積載用パレット5の外周端部を基台部7の側面7aがなしている。上記の食み出した長さLは、5mm~200mmの範囲内とすることが好ましい。ここで、上述した両パレット5,6の固定について、両者の相対移動を全く許容しない固定としてもよいが、僅かな相対移動を許容する程度の固定とする場合には、製品積載用パレット5の外周端部が、緩衝パレット6の外周端部から食み出ない範囲で相対移動を許容すればよい。
【0041】
以下、上記の梱包体1による主たる作用・効果について説明する。
【0042】
上記の梱包体1によれば、輸送に際して梱包体1をコンテナに収容したり、トラックの荷台に積んだりした場合に、コンテナや荷台の汚れが製品積載用パレット5ではなく、緩衝パレット6に付着しやすい。その結果、製品積載用パレット5の汚染を防止できる。また、緩衝パレット5が木製又は樹脂製であって緩衝材としての役割を果たすため、梱包体1の輸送中に製品積載用パレット5や、これに積載したガラス板2(積層体4)に作用する振動や衝撃を抑制することが可能となる。その結果、製品積載用パレット5及びガラス板2における傷の発生を防止できる。
【0043】
<第二実施形態>
以下、第二実施形態に係るガラス板梱包体について説明する。なお、第二実施形態の説明において、上記の第一実施形態で説明済みの要素と実質的に同一の要素については、第二実施形態の説明で参照する図面に同一の符号を付すことで重複する説明を省略し、第一実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0044】
図3に示すように、第二実施形態に係る梱包体1が、上記の第一実施形態に係る梱包体1と相違している点は、製品積載用パレット5の構成である。
【0045】
第二実施形態では、積層体4に含まれた複数枚のガラス板2が縦置き姿勢で重ね合わされている。これに対応するため、製品積載用パレット5が、ガラス板2の下辺部を支持する下辺支持部5aと、ガラス板2を背面側から支持する背面支持部5bとを有する。この第二実施形態に係る梱包体1によっても、上記の第一実施形態に係る梱包体1と同様の主たる作用・効果を得ることが可能である。
【0046】
ここで、本発明に係るガラス板梱包体は、上記の実施形態で説明した構成に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態においては、製品積載用パレット5と緩衝パレット6とが結束バンド13により固定が可能な構成となっているが、結束バンド13は必須ではなく、適宜省略し、製品積載用パレット5を緩衝パレット6に載置してもよい。製品積載用パレット5及びガラス板2における傷の発生を防止する観点から、製品積載用パレット5を緩衝パレット6に固定することが好ましい。固定する場合、結束バンド13に限らず、ボルトで固定してもよく、緩衝パレット6に設けた凸部と、製品積載用パレット5に設けた凹部との嵌め合わせによって固定してもよい。製品積載用パレット5と緩衝パレット6との僅かな相対移動を許容しながら両者を固定する観点では、結束バンドで固定することが好ましい。
【符号の説明】
【0047】
1 ガラス板梱包体
2 ガラス板
4 積層体
5 製品積載用パレット
6 緩衝パレット
6c 側面
7a 側面
14 発泡樹脂板