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特許73258563D印刷システムのためのタンク組立体及びその構成要素
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-04
(45)【発行日】2023-08-15
(54)【発明の名称】3D印刷システムのためのタンク組立体及びその構成要素
(51)【国際特許分類】
   B29C 64/255 20170101AFI20230807BHJP
   B29C 64/124 20170101ALI20230807BHJP
   B33Y 30/00 20150101ALI20230807BHJP
【FI】
B29C64/255
B29C64/124
B33Y30/00
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021559060
(86)(22)【出願日】2020-04-02
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-15
(86)【国際出願番号】 US2020026342
(87)【国際公開番号】W WO2020206088
(87)【国際公開日】2020-10-08
【審査請求日】2021-10-01
(31)【優先権主張番号】16/373,449
(32)【優先日】2019-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518113546
【氏名又は名称】ネクサ3ディー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100123607
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 徹
(72)【発明者】
【氏名】メダルジー イズハル
(72)【発明者】
【氏名】ホランド チャンス
【審査官】小山 祐樹
(56)【参考文献】
【文献】特表2014-518171(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108773067(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0341184(US,A1)
【文献】国際公開第2017/165832(WO,A1)
【文献】国際公開第2018/032531(WO,A1)
【文献】特表2018-515379(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 64/00-64/40
B33Y 10/00-99/00
B65D 6/00-13/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タンク組立体(10)であって、
中心キャビティ(13)を包囲するタンク側壁(12)を含み、前記タンク側壁(12)は、底リム(14)を含み、前記底リム(14)は、中心キャビティ(13)と結合している中心開口(15)と、第1の溝(16)を有し、
更に、膜組立体(48)を含み
前記膜組立体(48)は、前記底リム(14)の中心開口(15)を包囲し且つ第2の溝(62)を有するフレーム(50)と、前記底リム(14)の中心開口(15)をシールするように構成された可撓性の膜(72)と、前記第2の溝(62)に挿入され且つ前記可撓性の膜(72)の外周部分(74)を前記フレーム(50)に固着させるように構成された膜固着部材(76)を含み、
前記フレーム(50)は、前記タンク側壁(12)と前記可撓性の膜(72)の間に配置され
前記フレーム(50)及び前記膜固着部材(76)を含む前記膜組立体(48)の一部分が、前記タンク側壁(12)の底リム(14)の第1の溝(16)に挿入される、タンク組立体(10)
【請求項2】
更に、複数の磁気的に引付けられる構成要素(64)を含み、前記複数の磁気的に引付けられる構成要素(64)は、前記フレーム(50)の表面のうちの前記タンク側壁(12)の底リム(14)に面する表面の近くにおいて、前記フレーム(50)に埋込まれ、且つ、前記膜組立体(48)を前記タンク側壁(12)の底リム(14)に固着させるように構成される、請求項に記載のタンク組立体(10)
【請求項3】
前記フレーム(50)の内側面は、前記タンク側壁(12)の底リム(14)に摩擦嵌めされるように構成される、請求項に記載のタンク組立体(10)
【請求項4】
前記フレーム(50)の内側面は、前記フレーム(50)と前記タンク側壁(12)の底リム(14)の間の摩擦量を増大させるように構成されたリブ(70)を含む、請求項に記載のタンク組立体(10)
【請求項5】
前記フレーム(50)は、前記フレーム(50)の上面と前記フレーム(50)の第2の(62)を流体的に接続する複数の通路(68)を含む、請求項に記載のタンク組立体(10)
【請求項6】
前記膜固着部材(76)は、前記膜固着部材(76)の第1の表面と第2の表面を流体的に接続する複数の通路(78)を含む、請求項1に記載のタンク組立体(10)
【請求項7】
前記組立体(48)は、コーナーが丸み付けされた矩形輪郭を有する、請求項1に記載のタンク組立体(10)
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、3D(即ち、3次元)印刷システムのためのタンク組立体及びその構成要素に関し、さらに詳細には、タンク組立体のタンク側壁の底リムに解放可能に固着された膜組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
3D印刷は、これまで以上に普及するようになっており、3次元物体を製造することを(しばしば、短時間で)任意の設備(即ち、部屋、ガレージ、実験室等)で可能にしている。典型的には、3次元物体の複数の断面のモデルを作り、デジタルフォーマットにして記憶させ、そして、断面モデルを使用して、3次元物体を一層ずつ製造する。
【発明の概要】
【0003】
1つの実施形態では、3D印刷システムのためのタンク組立体は、タンク組立体のタンク側壁の底リムに解放可能に固着された膜組立体を含む(即ち、膜組立体を底リムに固着させ、後で、底リムから取外すことができる)。
【0004】
膜組立体の第1の実施形態では、膜組立体は、フレームと、放射線透過性の可撓性の膜と、膜固着部材を含む。可撓性の膜の周囲部分は、フレームの底面に配置された溝の中に膜固着部材によって固着される。フレームの寸法及び形状は、タンク側壁の底リムの寸法及び形状に対して相補的である。さらに詳細には、フレームの内側面は、底リムの外側面に押し付けられる。フレームが底リムに接触する領域において、リブがフレーム及び/又は底リムの上に存在する。加えて、磁気結合機構が、フレームをタンク側壁の底リムにより固着させるように取付けるのに使用される。
【0005】
膜組立体の第2の実施形態では、膜組立体は、フレームと、放射線透過性の可撓性の膜と、膜固着部材を含む。フレームは、中空のシャフト部分に接合されるフランジ部分を含む。可撓性の膜の周囲部分は、中空のシャフト部分の外側面及びそれに加えてフランジ部分の底面に膜固着部材によって固着される。フレームの寸法及び形状は、タンク側壁の底リムの寸法及び形状に対して相補的である。さらに詳細には、フレームの内側面は、底リムの外側面に押し付けられる。フレームが底リムに接触する領域において、リブがフレーム及び/又は底リムの上に存在する。加えて、磁気結合機構が、フレームをタンク側壁の底リムにより固着させるように取付けるのに使用される。
【0006】
膜組立体の第2の実施形態では、膜組立体は、放射線透過性の可撓性の膜と、膜固着部材を含む。膜固着部材は、膜をタンク側壁の底リムに直接的に固着させるように構成される。
【0007】
タンク側壁は、未使用の(又は、冷却された)樹脂をタンク組立体の中に供給するための1つ又は2つ以上の構成要素と、使用済みの(暖められた)樹脂をタンク組立体から排出するための1つ又は2つ以上の構成要素を含む。樹脂供給通路において、チャネルが、第1のチューブ結合部材を、未使用の樹脂をタンク組立体のキャビティの中に供給する入口に流体的に接続する。第1のチューブ結合部材は、未使用の樹脂を供給するチューブに接続される。樹脂排出通路では、チャネルが、第2のチューブ結合部材を、樹脂をタンク組立体のキャビティから排出する出口に流体的に接続する。第2のチューブ結合部材は、使用済みの樹脂をタンク組立体のキャビティからは排出するチューブに接続される。
【0008】
本発明のこれらの及びその他の実施形態を、添付図面と関連させて更に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の1つの実施形態による3D印刷システムの断面図である。
図2A】本発明の1つの実施形態によるタンク組立体の分解斜視図であり、タンク組立体の構成要素の底面及び側面の詳細を示す。
図2B】本発明の1つの実施形態によるタンク組立体の分解斜視図であり、タンク組立体の構成要素の上面及び側面の詳細を示す。
図2C】本発明の1つの実施形態によるタンク組立体の分解断面斜視図である。
図2D】本発明の1つの実施形態によるタンク組立体の(横断面に対して垂直な方向に見たときの)分解断面図である。
図3A】本発明の1つの実施形態によるタンク組立体の斜視図であり、タンク組立体の底面及び側面の詳細を示す。
図3B】本発明の1つの実施形態による、図3Aの部分拡大図である。
図3C】本発明の1つの実施形態によるタンク組立体の横断面に対して垂直な方向に見たときの断面図である。
図3D】本発明の1つの実施形態によるタンク組立体の半透明斜視図であり、タンク組立体内の詳細を示す。
図4A】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の斜視図であり、タンク側壁の上面及び側面の詳細を示す。
図4B】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の平面図である。
図4C】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の底面図である。
図4D】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の断面斜視図である。
図4E】本発明の1つの実施形態による、図4Dの部分拡大図である。
図4F】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の断面斜視図である。
図4G】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の断面斜視図である。
図4H】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の断面斜視図である。
図4I】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の断面斜視図である。
図4J】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の断面斜視図である。
図4K】本発明の1つの実施形態によるタンク側壁の断面斜視図である。
図5A】本発明の1つの実施形態によるフレームの斜視図であり、フレームの上面及び側面の詳細を示す。
図5B】本発明の1つの実施形態によるフレームの平面図である。
図5C】本発明の1つの実施形態によるフレームの底面図である。
図5D】本発明の1つの実施形態による、図5Aの部分拡大図である。
図5E】本発明の1つの実施形態による、図5Dの平面Aにおける断面斜視図である。
図5F】本発明の1つの実施形態による、図5Dの平面Bにおける断面斜視図である。
図5G】本発明の1つの実施形態による、図5Dの平面Cにおける断面斜視図である。
図6A】本発明の1つの実施形態による膜組立体の分解斜視図である。
図6B】本発明の1つの実施形態による膜組立体の斜視図である。
図6C】本発明の1つの実施形態による膜組立体の平面図である。
図6D】本発明の1つの実施形態による膜組立体の底面図である。
図6E】本発明の1つの実施形態による、図6Aの部分拡大図である。
図6F】本発明の1つの実施形態による、図6Eの平面Dにおける断面斜視図である。
図6G】本発明の1つの実施形態による、図6Eの平面Eにおける断面斜視図である。
図6H】本発明の1つの実施形態による、図6Eの平面Fにおける断面斜視図である。
図7A】本発明の1つの実施形態によるフレーム組立体の分解斜視図である。
図7B】本発明の1つの実施形態によるフレーム組立体の斜視図である。
図7C】本発明の1つの実施形態によるフレーム組立体の平面図である。
図7D】本発明の1つの実施形態によるフレーム組立体の底面図である。
図7E】本発明の1つの実施形態による、図7Aの部分拡大図である。
図7F】本発明の1つの実施形態による、図7Eの平面Gにおける断面斜視図である。
図7G】本発明の1つの実施形態による、図7Eの平面Hにおける断面斜視図である。
図7H】本発明の1つの実施形態による、図7Eの平面Iにおける断面斜視図である。
図8A】本発明の1つの実施形態による膜組立体の分解斜視図である。
図8B】本発明の1つの実施形態による膜組立体の斜視図である。
図8C】本発明の1つの実施形態による、(フレームの構造を示すために膜固着部材の一部分を省略した)図8Bの部分拡大図である。
図8D】本発明の1つの実施形態による膜組立体の断面斜視図である。
図9】本発明の1つの実施形態によるタンク組立体の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
好ましい実施形態の以下の詳細な説明において、本発明が実施される特定の実施形態が図として示されている添付図面を参照する。他の実施形態を利用してもよいこと、及び、本発明の範囲を逸脱することなしに構造的変化を行ってもよいことを理解すべきである。図面の任意の1つと関連した説明は、同様の構成要素又は工程を含む異なる図に適用される。
【0011】
図1は、物体3(例えば、3D物体)を製造するために、電磁放射線(例えば、紫外線)が光硬化液体ポリマー4(「樹脂」とも称する)を硬化させるのに使用される3D印刷システム1の断面図である。物体3を、一層ずつ製造する(即ち、物体3の底面に隣接した樹脂4の層を光硬化させることによって、物体の新しい層を形成し、物体3を抽出プレート2によって上昇させ、新しい樹脂4の層を、新しく形成した層の下に描き、このプロセスを繰返して、物体3の追加の層を形成する)。
【0012】
3D印刷システム1は、樹脂4を収容するタンク組立体10を含む。タンク組立体10の底部は、電磁透過性の開口を含み、それにより、電磁放射線が光源8からタンク組立体10の中に入ることを可能にする。電磁透過性の開口を形成するために、放射線透過性のバッキング部材6が部分的に使用されるのがよい。1つの実施形態では、バッキング部材6は、ホウケイ酸ガラスで作られるのがよい。樹脂の選択的な硬化を可能にするマスク7(例えば、液晶層)が、光源8と樹脂4の間に配置されるのがよい(それにより、3D物体を入り組んだ形状/パターンに形成することを可能にする)。種々の実施形態において、レンズ、反射器、フィルタ、及び/又はフィルム等のコリメーション及び発散要素は、マスク7と光源8の間に位置決めされるのがよい。これらの要素は、図面を不必要に不明瞭にしないために、図示されていない。
【0013】
3D印刷システムが直面する1つの課題は、新しく形成される層が、物体に接着することに加えて、タンク組立体10の底部に接着する傾向があることであり、このことは、抽出器プレート2を上昇させたとき、新しく形成された層が物体から剥がれることがあるので、望ましくない。この課題に対処するために、可撓性の膜72(「自己潤滑膜」とも称する)が、バッキング部材6に隣接して配置される。幾つかの実施形態では、可撓性の膜72は、シリコーン(silicone)膜、潤滑剤(例えば、シリコーンオイル)で処理されたシリコーン膜、又は潤滑剤の層5を可撓性の膜72の表面の上に時間をかけて放出するシリコーン膜であるのがよい。可撓性の膜72及び/又は潤滑剤の層5は、新しく形成される層がタンク組立体10の底部に接着する可能性を減少させる。液体潤滑剤5及び可撓性の膜72のいずれか又はその両方は、可撓性の膜72及び/又は潤滑剤の層5の非粘着性を更に向上させるために、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)で補強されるのがよい。また、可撓性の膜72及び液体潤滑剤5は両方とも、樹脂4を硬化させるために、放射線透過性であり、電磁放射線が光源8からタンク組立体10の中に入ることを可能にする。
【0014】
以下の明細書において、タンク組立体10の特定の実施形態を説明する。タンク組立体10のバッキング部材6を図示していないが、タンク組立体10がバッキング部材6を含んでいてもよいことを理解すべきである。3D印刷システム1の他の構成要素、例えば、抽出器プレート2、物体3、樹脂4、マスク7、光源8を、発明の種々の実施形態を理解するための背景を提供するために図1に示したけれども、以下、簡潔さのために図示しない。
【0015】
図2Aは、タンク組立体10の分解斜視図であり、タンク組立体の構成要素の底面及び側面の詳細を示す。タンク組立体10は、タンク側壁12と、膜組立体48を含む。タンク側壁12は、中心キャビティ13を包囲する。膜組立体48は、フレーム50と、可撓性の膜72と、膜固着部材76を含む。後で詳細に説明するように、膜固着部材76は、可撓性の膜72の外周部分74をフレーム50に固着させるように構成される。また、後で詳細に説明するように、膜組立体48は、タンク側壁12の底リム14に結合されるように構成される。さらに詳細には、膜組立体48は、タンク側壁12の底リム14の中心開口15をシールするように構成され、中心開口15は、タンク側壁12の中心キャビティ13と結合している。膜組立体48とタンク側壁12の間の結合は、摩擦嵌め結合であるのがよく、フレーム50の内側面のリブ70は、膜組立体48とタンク側壁12の間の摩擦の程度を増大させる。
【0016】
1つの実施形態では、溝16がタンク側壁12の底面に存在し、膜組立体48のフレーム50は、かかる溝16の中に挿入される。膜組立体48の寸法及び形状は、タンク側壁12の底リム14の寸法及び形状と相補的であるのがよい。さらに詳細には、膜組立体48の輪郭及び底リム14の輪郭は両方とも、矩形(さらに詳細には、角が丸い矩形)であるのがよい。膜組立体48のサイズ(即ち、長さ及び幅に関する寸法)は、底リム14のサイズよりもわずかに大きいのがよく、それにより、フレーム50の内側面が底リム14の外側面に接触することを可能にする。
【0017】
また、図2Aの分解斜視図に示すように、幾つかの受け部がタンク側壁12の底面に配置される。脚用受け部44は、タンク組立体の脚を受入れるように構成される。チューブ結合部材用受け部40は、未使用の樹脂を供給するチューブを結合させるためのチューブ結合部材30(後で図3Aに示す)を受入れるように構成され、チューブ結合部材用受け部42は、使用済みの樹脂を排出するチューブを結合させるためのチューブ結合部材32(後で図3Aに示す)を受入れるように構成される。また、添加剤又はその他の物質を未使用の樹脂に供給するためのポート34が存在するのがよい。詳細は、チューブ結合部材を示す後の図でより明確になる。図2Aに見ることができないけれども、チューブ結合部材用受け部42はまた、ポートと結合されてもよく、この場合、かかるポートは、チューブ結合部材32(後で図3Aに示す)に追加される別のドレインとして使用されるのがよい。
【0018】
タンク側壁12は、人がタンク組立体10及び/又はタンク側壁12を移動させ及び/又は運搬するためのハンドル18を、互いに反対側に位置する2つの側面に含む(なお、図2Aの視野では、一方のハンドルだけしか見えない)。
【0019】
図2Bは、タンク組立体10の分解斜視図であり、タンク組立体の構成要素の上面及び側面の詳細を示す。図2Bの視野で加えて見ることができるのは、磁石64(又は、鉄、ニッケル、コバルト等の磁石に引き付けられる材料)であり、磁石64は、膜組立体48とタンク側壁12の間の結合強度を増大させるために、フレーム50上に存在するのがよい。図2Bに見ることはできないけれども、磁石64と反対の極性の磁石(又は、磁石に引き付けられる材料)が、タンク側壁12の溝16内に存在するのがよく、それにより、膜組立体48及びタンク側壁12が互いに解放可能に結合されることを可能にする。上述した摩擦嵌め及び磁気結合手段は、2つの可能性のある結合機構に過ぎず、その他の結合機構、例えば、静電気結合、吸引結合、弱い接着を使用する結合等も可能であることを理解すべきである。
【0020】
図2Cは、タンク組立体10の分解断面斜視図である。図示のように、フレーム50の溝62の断面は、逆U字輪郭を有し、逆U字輪郭は、膜固着部材76の断面に対して相補的である。同様に、タンク側壁12の溝16の断面は、フレーム50の断面に対して相補的な輪郭を有するのがよい。図2Cの断面では、溝16は、逆L字輪郭又はr字輪郭(ハンドル18を形成する切欠きによる)を有する。しかしながら、タンク側壁12の他の領域では、後で示す他の図でより明らかになるように、溝16はまた、逆U字輪郭を有するのがよい。
【0021】
図2Dは、横断面に対して垂直な方向に見たときのタンク組立体10の分解断面図である。タンク側壁12の底リム14及び溝16の断面輪郭、並びに、フレーム50の溝62の断面輪郭を図2Dに見ることができる。
【0022】
図3Aは、タンク組立体10の斜視図であり、タンク組立体の底面及び側面の詳細を示す。図2A図2Dと対照的に、図3Aは、タンク組立体10を組立て状態で示す。図示のように、膜72は、フレーム50に膜固着部材76によって固着される。膜組立体48は、タンク側壁12の溝16(図3Aでは見ることができない)の中に挿入され(且つ固着され)る。(未使用の樹脂を供給するための)チューブ結合部材30は、チューブ結合部材用受け部40の中に挿入され、(使用済みの樹脂を排出するための)チューブ結合部材32は、チューブ結合部材用受け部42の中に挿入され、脚38は、脚用受け部44の中に挿入される。1つの実施例では、タンク側壁12は、4つの脚を有し、4つの脚のうちの2つは、チューブ結合部材30、32として埋込まれていると考えられる。脚38の位置は、幾つかの実施形態において異なっていてもよいことに注目すべきである。幾つかの実施形態では、脚38を直交するコーナーのところに配置することが可能であり、他の実施形態では、タンク側壁12の1つの辺の2つのコーナーのところに配置することが可能である。実際、デザインのかかる変更は、種々の図にわたって観察される(図3A及び図4A参照)。
【0023】
1つの実施形態では、4つの脚の高さは、同一であり、その結果、タンク組立体10は、オフライン状態(チューブを接続していない状態)のときに或る表面の上に安定的に載る。タンク組立体10は、作動状態にあるとき、典型的には、4つの脚のどれにも載らず、その代わり、バッキング部材6の上に載る(図1に示す)。
【0024】
図3Aに示すように、膜72は、タンク組立体10の底面を構成する。前に説明したように、膜72は、非粘着面を形成するために、潤滑剤で処理されたシリコーン等の材料で作られるのがよい。しかしながら、時間の経過とともに、潤滑剤が樹脂4の中に徐々に消散し樹脂4及び/又は物体3に徐々に接着するので、膜72は、その非粘着特性を失うことがある。また、物体3をタンクの底部から繰返し分離させると、膜72の可撓性の結果として、膜72が摩耗し始めることがある。本発明の1つの利点は、存在している膜組立体がその使用寿命の終りに到達した後、膜組立体48を新しい膜組立体と交換することができることにある。この場合、膜組立体48の類似品は、古い部品が使い古されたときに新しい部品と定期的に交換されるプリンターのカートリッジ、かみそり用の刃(又はその他の消耗品)である。これに対して、典型的には、タンク側壁12は、チューブ結合部材30、32及び脚38と共に、(印刷カートリッジを含まないプリンター、又は、かみそり用の刃を含まないかみそりのように)膜組立体48よりもずっと少ない頻度でしか交換されない。後述する他の実施形態では、膜72だけが消耗品である(即ち、フレーム50及び膜固着部材76は、新しい膜と共に再使用される)ことも可能である。
【0025】
図3Bは、図3Aの部分拡大図である。図示のように、可撓性の膜72は、底リム14を横切るように延び、フレーム50の底面の一部分を横切るように延びた後、フレーム50と膜固着部材76の間の狭いスペースの中にクランプされ且つ固着される。また、チューブ結合部材30の構造を図3Bに詳細に見ることができ、チューブ結合部材30は、チューブ結合部材30と未使用の樹脂を供給するためのチューブ(図示せず)との間の摩擦を増大させる複数のリングを有している。
【0026】
図3Cは、横断面に対して垂直な方向に見たときのタンク組立体10の断面図である。この図は、フレーム50の溝内に挿入され(固着され)た膜固着部材76を示し、フレーム50は、タンク側壁12溝内に挿入されている。可撓性の膜72の断面は、黒色の線によって表わされ、この図を注意深く見ると、可撓性の膜72が底リム14を横切るように延び、フレーム50の底面の一部分を横切るように延びていることが分かる。
【0027】
図3Dは、タンク組立体10の半透明斜視図であり、タンク組立体内の詳細を示す。未使用の樹脂を配送するための構成要素の構造をこの図に見ることができ、かかる構成要素は、チューブ結合部材30と入口22を流体的に接続するチャネル26を含む。ポート34が、添加剤又はその他の化学物質をチャネル26内の未使用の樹脂に供給するために使用され、図3Dの形態では、プラグ36がポート34内に存在している(実際、使用していないポート34を図示している)。ポート34は、更に、幾つかの状況でドレインとして使用されてもよい。フレーム50に直ぐ隣接して配置されたタンク側壁12の磁石20(又は、磁石に引付けられるその他の材料)が示され、磁石20は、フレーム50をタンク側壁12の溝内に固着させるのに使用される。タンク側壁12の磁石20は、フレーム50の磁石64(この図では図示せず)に取付けられるのがよい。
【0028】
図4Aは、タンク側壁12の斜視図であり、タンク側壁の上面及び側面の詳細を示す。図示の実施形態では、(未使用の樹脂を供給するための)チューブ結合部材30及び(使用済みの樹脂を排出するための)チューブ結合部材32は、タンク側壁12の第1の辺に配置され、脚38は、タンク側壁12の第1の辺の反対側の第2の辺に配置される。
【0029】
図4Bは、タンク側壁12の平面図である。人がタンク側壁及び/又はタンク組立体を運搬するためのハンドルを、この平面図に見ることができる。図4Cは、タンク側壁12の底面図である。底リム14を包囲する溝16が示されている。磁石20が溝16の表面内に配置されるのがよい。入口22及び出口24が、タンク側壁12の互いに反対側の辺に存在しているのがよい。底面図に見ることはできないけれども、入口22は、チャネル26によってチューブ結合部材用受け部40に流体的に接続され、出口24は、チャネル28よってチューブ結合部材用受け部42に流体的に接続される。
【0030】
図4Dは、タンク側壁12の断面斜視図であり、図4Eは、底リム14、溝16、及びハンドル18の構造を詳細に示す図4Dの部分拡大図である。図4Fは、タンク側壁12の別の断面斜視図であり、脚38の断面を示す。図4Gは、タンク側壁12の別の断面斜視図であり、チューブ結合部材30の断面を示す。また、未使用の樹脂を配送するための構成要素の構造を図4Gに見ることができ、かかる構成要素は、チューブ結合部材30と入口22を流体的に接続するチャネル26を含む。
【0031】
図4Hは、タンク側壁12の断面斜視図であり、入口22、出口24、底リム14、及び溝16の断面輪郭を示す。図4Iは、タンク側壁12の別の断面斜視図であり、チャネル26、チャネル28、底リム14、及び溝16の断面輪郭を示す。図4Jは、タンク側壁12の別の断面斜視図であり、チューブ結合部材30、32の断面輪郭を示す。図4Kは、水平平面に沿って配置された横断面を含むタンク側壁12の断面斜視図であり、底リム14を包囲する溝16を示す。
【0032】
図5Aは、フレーム50の斜視図であり、フレームの上面及び側面の詳細を示す。フレーム50は、中心開口52を包囲する。フレーム50は、上面54と、中心開口52に面しない外側面58と、中心開口52に面する内側面60を含む。リブ70が、内側面60に配置され、前に説明したように、フレーム50とタンク側壁の底リム14との間の摩擦の程度を増大させるのがよい。孔68(詳細には、孔68の端部)を図5Aに見ることができ、孔68は、膜固着部材76をフレーム50の溝の中に挿入したときに空気を溝から迅速に逃がすことを可能にするために存在している。図5Aにおいて、磁石は、フレーム50の中にまだ挿入されていない。その代わりに見ることができるのは、磁石を受入れるための、磁石用受け部66(孔、凹み等)である。
【0033】
図5Bは、フレーム50の平面図である。上面54、磁石用受け部66、及び孔68を平面図に見ることができる。図5Cは、フレーム50の底面図である。底面56、溝62、及び孔68を底面図に見ることができる。図5Dは、図5Aの部分拡大図である。図5Eは、図5Dの平面Aにおける断面斜視図である。上面54とフレーム50の溝62を流体的に接続する孔68の断面を図5Eに見ることができる。図5Fは、図5Dの平面Bにおける断面斜視図である。溝62の逆U字輪郭を図5Fに見ることができる。図5Gは、図5Dの平面Cにおける断面斜視図である。磁石用受け部66の断面を図5Gに見ることができる。
【0034】
図6Aは、膜組立体48の分解斜視図である。分解斜視図において、膜72をフレーム50と膜固着部材76の間に示す。以下の図でより明瞭に示すように、膜72の外周部分74は、フレーム50の溝の中に膜固着部材76によって固着される。膜固着部材76をフレーム50の溝の中に挿入する前、膜72をフレーム50に対してピンと張るように引く及び/又は引張るのがよく、その結果、いくらかの張力が膜72の表面に存在する。膜固着部材76により、膜72の外周部分74をフレーム50の溝の中に固着させるとき、膜72の表面のかかる張力を維持し及び/又は増大させるのがよい。かかる張力は、もちろん、膜72を破断させる張力の程度よりも小さい。また、フレーム50は、膜72の張力を維持するために、十分な剛性を有する材料で作られるのがよい。
【0035】
図6Bは、膜72がフレーム50に膜固着部材76によって固着されている膜組立体48の斜視図である(膜固着部材をこの図に見ることはできない)。図6Cは、膜組立体48の平面図であり、図6Dは、膜固着部材76を見ることができる膜組立体48の底面図である。膜固着部材76を貫通する孔78を、図6Dの底面図に見ることができ、孔78は、フレーム50の孔68と同様の目的で使用され、膜固着部材76を溝の中に挿入したときに空気を膜72と膜固着部材76の間(及び/又は溝62と膜固着部材76の間)から迅速に逃がすことを可能にする。
【0036】
図6Eは、図6Aの部分拡大図である。図6Fは、図6Eの平面Dにおける断面斜視図であり、膜72の周囲部分74をフレームの溝の中に固着させるためにフレーム50の溝の中に挿入された膜固着部材76を示す。この断面はまた、膜固着部材76の孔78と整列したフレーム50の孔68を示す。孔68と孔78の整列は、幾つかの実施形態において存在するけれども、かかる整列は、他の実施形態において存在しなくてもよい(図示せず)。図6Gは、図6Eの平面Eにおける断面斜視図であり、膜72の周囲部分74をフレームの溝の中に固着させるためにフレーム50の溝の中に挿入された膜固着部材76を示す。図6Hは、図6Eの平面Fにおける断面斜視図であり、磁石64の断面を示す。
【0037】
図7Aは、フレーム組立体46の分解斜視図であり、フレーム組立体46は、フレーム50と、膜固着部材76を含む。フレーム組立体46は、膜72を含まないことを除いて、膜組立体48と本質的に同一である。フレーム組立体46を採用したのは、フレーム組立体46が膜72と別に販売されることがあるからである。もちろん、タンク組立体10を組立てるとき、膜72をフレーム組立体46に固着させ、フレーム組立体46を膜組立体48に変換させる。図7Bは、フレーム組立体46の斜視図であり、膜固着部材76(図7Bでは見ることができない)がフレーム50の溝の中に挿入されているが、膜72が膜固着部材76とフレーム50の溝の間に存在しない。
【0038】
図7Cは、フレーム組立体46の平面図であり、図7Dは、フレーム組立体46の底面図である。底面図において、フレーム50の溝の中に挿入された膜固着部材76を示す。図7Eは、図7Aの部分拡大図である。図7Fは、図7Eの平面Gにおける断面斜視図であり、フレーム50の溝の中に挿入された膜固着部材76を示す。図7Gは、図7Eの平面Hにおける断面斜視図であり、図7Hは、図7Eの平面Iにおける断面斜視図である。
【0039】
図8Aは、膜組立体48’の分解斜視図であり、膜組立体48’は、上述した膜組立体48と異なる幾つかの特徴部を有する。第1に、膜組立体48’の矩形輪郭は、膜組立体48の矩形輪郭のコーナーよりも丸みが大きいコーナーを有する。丸み付きコーナーは、矩形輪郭のコーナーの近くで時々生じる膜72の外周部分における膜72のしわ及び/又は集積を最小にする利点を提供する。第2に、フレーム80の構造及び膜固着部材100は、上述したフレーム50及び膜固着部材76と異なる。かかる構造を図8Dにおいて後で詳細に説明する。他方、膜組立体48と同じである膜組立体48’の幾つかの特徴がある。特に、膜組立体48’の寸法及び形状は、タンク側壁の底リムの寸法及び形状に対して依然として相補的である。膜組立体48’に対して相補的なタンク側壁は、図示されていないが、読者が、膜組立体48’の寸法及び形状に対して相補的である底リムを作るためにどのようにタンク側壁12を修正するかを理解していることが予想される。同様に、膜72がフレーム80に取付けられる仕方及びフレーム80の剛性により、ある程度の張力が膜72に存在する。
【0040】
図8Bは、膜組立体48’の斜視図である。図8Cは、図8Bの部分拡大図である(膜72の周囲部分74及びフレーム80の構造を示すために、膜固着部材100の一部分を省略している)。図8Cに示すように、膜72の周囲部分74は、フレーム80と膜固着部材100の間の領域内に固着される。この領域の多数の溝は、膜72をフレーム80に固着式に固定するために、膜72の周囲部分74に(フレーム80及び膜固着部材100によって)適用される摩擦量を増大させるのを助ける。
【0041】
図8Dは、膜組立体48’の断面斜視図であり、フレーム80の構造及び膜固着部材100を詳細に示す。フレーム80は、2つの部分、即ち、フランジ部分84と中空のシャフト部分86を含む。これらの2つの部分の説明上の境界を指示する破線85が引かれている。かかる境界は、説明のためのものであり、フランジ部分84と中空のシャフト部分86の間に物理的な境界が存在しない(即ち、フレーム80は、単一の一体構成要素として射出成型されるのがよい)ことを理解すべきである。
【0042】
フランジ部分84は、磁石64が配置された上面88を含む。フランジ部分84はまた、中心開口82に面する内側面90を含み、フレーム80とタンク側壁の底リムの間の摩擦の程度を増大させるためのリブ70が内側面90に配置されるのがよい。フランジ部分84はまた、中心開口82に面していない外側面92を含む。フランジ部分84はまた、膜72の周囲部分74に接触する底面93を含む。フランジ部分84の底部分は、中空のシャフト部分86の頂部分に接合されるのがよい。
【0043】
中空のシャフト部分86は、リブ70が配置される内側面94を含む。中空のシャフト部分86はまた、膜72の周囲部分74に接触する外側面96及び底面98を含む。図8Dに見ることができるように、膜固着部材100の多数の溝は、フレーム80の多数の溝と相補的であるのがよい。
【0044】
図9は、タンク組立体10’の分解斜視図である。タンク組立体10’は、膜72の周囲部分74が膜固着部材76’によってタンク側壁12の底リム14に直接固着されている点で、タンク組立体10と異なる。換言すれば、膜組立体48’’は、膜72と膜固着部材76’を含むが、フレーム50を(上述した)膜組立体48から省略している。さらに詳細には、膜組立体48’’は、タンク側壁12の底リム14の中心開口15をシールするように構成され、中心開口15は、タンク側壁12の中心キャビティ13と結合している。膜固着部材76’の寸法及び形状は、タンク側壁12の底リム14の寸法及び形状と相補的であるのがよい。実際、膜固着部材76’の寸法及び形状は、(上述した)タンク組立体10のフレーム50と同様である。しかしながら、フレーム50とは対照的に、膜固着部材76’は、リブ又は溝を含んでいない。タンク組立体10’において、唯一の消耗構成要素は、膜72であり、タンク側壁12及び膜固着部材76’は、膜72を交換した後であっても再使用されることに注目すべきである。上述した実施形態と同様、膜72がタンク側壁12の底リム14に取付けられる仕方により、ある程度の張力が膜72に存在する。
【0045】
かくして、3D印刷システムのタンク組立体の種々の実施形態を説明した。上記説明は例示であることを意図しており、制限ではないことを理解すべきである。上記説明を検討すれば、多くの他の実施形態は、当業者に明らかである。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲並びに特許請求の範囲に権利が与えられる均等の全範囲を参照して決定されるべきである。
【符号の説明】
【0046】
1 3D印刷システム
2 抽出プレート
3 物体
4 光硬化液体ポリマー
5 液体潤滑剤
6 バッキング部材
7 マスク
8 光源
10、10’ タンク組立体
12 タンク側壁
13 (タンク側壁の)中心キャビティ
14 (タンク側壁の)底リム
15 (底リムの)中心開口
16 (タンク側壁の)底溝
18 ハンドル
20 (タンク側壁の)磁石
22 (未使用の樹脂のための)入口
24 (使用済みの樹脂のための)出口
26 (未使用の樹脂のための)チャネル
28 (使用済みの樹脂のための)チャネル
30 (未使用の樹脂のための)チューブ結合部材
32 (使用済みの樹脂のための)チューブ結合部材
34 ポート
36 プラグ
38 脚
40 (未使用の樹脂のための)チューブ結合部材用受け部
42 (使用済みの樹脂のための)チューブ結合部材用受け部
44 脚用受け部
46 フレーム組立体
48、48’、48’’ 膜組立体
50 フレーム
52 (フレームの)中心開口
54 (フレームの)上面
56 (フレームの)底面
58 (フレームの)外側面
60 (フレームの)内側面
62 (フレームの)溝
64 (フレームの)磁石
66 (フレームの)磁石用受け部)
68 (フレームの)孔
70 リブ
72 可撓性の膜
74 膜の周囲部分
76、76’ 膜固着部材
78 (膜固着部材の)孔
80 フレーム
82 中心開口
84 フランジ部分
85 破線
86 中空のシャフト部分
88 (フランジ部分の)上面
90 (フランジ部分の)内側面
92 (フランジ部分の)外側面
93 (フランジ部分の)底面
94 (中空のシャフト部分の)内側面
96 (中空のシャフト部分の)外側面
98 (中空のシャフト部分の)底面
100 膜固着部材
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図4H
図4I
図4J
図4K
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図5F
図5G
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図6G
図6H
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図7G
図7H
図8A
図8B
図8C
図8D
図9