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特許7326186電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-04
(45)【発行日】2023-08-15
(54)【発明の名称】電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/02 20060101AFI20230807BHJP
   A47L 9/30 20060101ALI20230807BHJP
【FI】
A47L9/02 Z
A47L9/30
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020032582
(22)【出願日】2020-02-28
(65)【公開番号】P2021132982
(43)【公開日】2021-09-13
【審査請求日】2022-02-22
(73)【特許権者】
【識別番号】399048917
【氏名又は名称】日立グローバルライフソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】山谷 遼
(72)【発明者】
【氏名】板垣 慶太
(72)【発明者】
【氏名】横田 雅瑛
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 則和
【審査官】村山 達也
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-161472(JP,A)
【文献】特開2015-154869(JP,A)
【文献】実開昭55-043837(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/02
A47L 9/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面に吸込口を有する吸口ケース体と、
吸引力を発生する掃除機本体に連通し塵埃を吸い込む継手部と、
前記吸口ケース体に設けられ、前記継手部に対し回動自在に連結するための軸部と、
を備え、
前記吸口ケース体の内部には前記吸込口と前記継手部を連通する内部流路を備え、発光ランプを前記内部流路よりも上側かつ前記吸込口よりも後部であって前記軸部より前方に備えたことを特徴とする電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機。
【請求項2】
前記吸口ケース体は外郭と内部流路を形成する少なくとも2つ以上の部品から構成され、少なくとも1つ部品に前記発光ランプの保持部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機。
【請求項3】
前記発光ランプの前方に光屈折手段を備え、前記光屈折手段を有する部品に前記発光ランプの保持部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機。
【請求項4】
前記発光ランプの配線は、前記内部流路の外側を通るように配置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかの一項に記載の気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、吸込口の前方に発光ランプが配置されている吸口体が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-154869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に開示の電気掃除機では、吸込口の前方に発光ランプが配置されているため、吸口体の短手方向のサイズが大きくなり、電気掃除機の小型化を図ることができないという不具合が存在する。
【0005】
そこで、本発明は、小型化を図ることができる電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、底面に吸込口を有する吸口ケース体と、吸引力を発生する掃除機本体に連通し塵埃を吸い込む継手部と、を備え、吸口ケース体の内部には吸込口と継手部を連通する内部流路を備え、発光ランプを前記内部流路よりも上側かつ吸込口よりも後部であって前記軸部より前方に備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、小型化を図ることができる電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することができる。
【0008】
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係る電気掃除機を支持台に収納した状態を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係る電気掃除機の分解図である。
図3図2の状態の電気掃除機を左側から視た側面図である。
図4】本発明の一実施形態に係る電気掃除機の斜視図である。
図5】本発明の一実施形態に係る電気掃除機の平面図である。
図6図5のVI-VI線断面図である。
図7】本発明の一実施形態に係る電気掃除機の解除ボタン周辺の拡大断面図である。
図8】本発明の一実施形態に係る電気掃除機の解除ボタン周辺の拡大断面図である。
図9】本発明の一実施形態に係る電気掃除機の右側から視た側面図である。
図10】本発明の一実施形態に係る電気掃除機の左側から視た側面図である。
図11図10のXI-XI線断面図である。
図12図10のXII-XII線断面図である。
図13】本発明の一実施形態に係る電気掃除機に付属品が接続された状態の平面図である。
図14】本発明の一実施形態に係る電気掃除機の支持台を示す斜視図である。
図15】本発明の一実施形態に係る電気掃除機及び支持台を示す側面図である。である。
図16】本発明の一実施形態に係る電気掃除機においてスティック状態の電気掃除機で床面を掃除するときの使用形態図である。
図17】本発明の一実施形態に係る電気掃除機においてスティック状態の電気掃除機で高い場所を掃除するときの使用形態図である。
図18】本発明の一実施形態に係る吸口体の平面図である。
図19】本発明の一実施形態に係る吸口体の底面図である。
図20】本発明の一実施形態に係る吸口体の側面図である。
図21】本発明の一実施形態に係る吸口体の上ケースを取り外した状態の平面図である。
図22図18のXXI-XXI線断面図である。
図23図22のXXII詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
図1は、本実施形態の電気掃除機を支持台に収納した状態を示す斜視図である。
【0012】
図1に示すように、電気掃除機100は、ハンディ状態、スティック状態など各種の使用形態に変更して掃除を行うことができるものである。電気掃除機100が収納される支持台70は、電気掃除機100に延長管300(付属品)と標準吸口体200(付属品)を接続したスティック状態で収納するものであり、ベース部71とスタンド部72とを備えて構成されている。また、電気掃除機100は、何れも図示しない小型吸口(付属品)、ほうき型吸口(付属品)、延長ホース(付属品)などを接続して用いることができる。なお、標準吸口体200は、モータによってブラシが回転するパワーブラシ式のものである。
【0013】
図2は、本実施形態の電気掃除機の分解図である。図2以下の図面では、掃除機本体1からみた前後左右上下の方向を適宜示している。
【0014】
図2に示すように、電気掃除機100は、掃除機本体1、ダストケース2(集塵装置)、蓄電池3、気密保持部材90を備えて構成されている。
【0015】
掃除機本体1は、本体部10、モータケース部11、ハンドル部12を備えて構成されている。
【0016】
本体部10は、延長管300や標準吸口体200(図1参照)などが接続される接続口10a(吸引口)が形成されている。この接続口10aは、本体部10、モータケース部11、ハンドル部12などと同様の樹脂で成形されている。また、接続口10aは、略円形の開口を有し、前方を向いて形成されている。また、接続口10aには、付属品としての、前記した延長管300、標準吸口体200、小型吸口(図示せず)、ほうき型吸口(図示せず)など(以下、まとめてアタッチメントという場合もある)を接続することができるようになっている。接続口10aには、回路基板50(図6参照)と電気的に接続されている端子(図示せず)が内蔵されており、標準吸口体200などのモータ駆動する付属品が接続された場合は、電気的に接続されモータによってブラシが回転する。
【0017】
また、本体部10には、ダストケース2が着脱自在に取り付けられるとともに、接続口10aから吸い込まれた塵挨を含む空気をダストケース2に送り込む導入管14(図3参照)を備えている。
【0018】
モータケース部11には、電動送風機40(図6参照)と回路基板50(図6参照)が内包されている。また、モータケース部11の前面には、ダストケース2で集塵された後の清浄な空気が吸い込まれる円形の吸込口(図示せず)が形成されている。
【0019】
ハンドル部12は、本体部10の後側に設けられ、略L字状に形成された把持部12aを有している。この把持部12aは、前後方向に後ろ側ほど漸次高くなるように直線状に延びる第1把持部12a1と、略上下方向に直線状に延びる第2把持部12a2と、を有している。また、把持部12aは、第2把持部12a2が第1把持部12a1の後端から略下方に向けて延びている。第1把持部12a1は、第2把持部12a2よりも前側に位置している。第2把持部12a2は、上下方向に対して上部が前方に向くように若干傾斜している。また、第1把持部12a1と第2把持部12a2は略棒状かつ連続して形成されている。このように、第1把持部12a1についても、第2把持部12a2についてもそれぞれ直線状に構成することで、使用者が持ち手の位置を認識し易くなる。また、第1把持部12a1と第2把持部12a2とが直角に近い角度で折れ曲がるように接続されているので、第1把持部12a1を把持しているときに第2把持部12a2の方に手がずれ難く、逆に第2把持部12a2を把持しているときに第1把持部12a1の方に手がずれ難くなる。
【0020】
第1把持部12a1は、前後方向に後ろ側ほど漸次高くなるように延びている。そのため、隙間12c(図6参照)に手を入れやすくなっている。
【0021】
また、ハンドル部12の第1把持部12a1の上面には、操作ボタン12bが設けられている。操作ボタン12bは、例えば、「強」、「標準」、「切」の3つのボタンで構成されている。
【0022】
本体部10の前端上部と後方上部には、延長管300などの付属品を取り外す際に操作される解除ボタン18a,18bが設けられている。この解除ボタン18a,18bを押下操作することで、本体部10と付属品とのロックが解除されて、本体部10から付属品の取り外しが可能となる。解除ボタン18a,18bの機構については後記する。
【0023】
また、本体部10の前端には、気密保持部材90を取り付けることができる。この気密保持部材90は、略円形の筒体91を有している。この筒体91は、先端側に軟質樹脂で環状に形成された弾性部91aを有している。筒体91は、基端側に前記弾性部91aより硬質な材料で形成され、本体部10に接続可能な接続部91bを有している。筒体91は、弾性部91aと接続部91bの異種の2部材が一体に成形されることで構成されている。なお、弾性部91aは、エラストマなど弾性変形可能(撓み変形可能)な材料で構成されている。このような気密保持部材90を掃除機本体1の接続口10aに取り付けることで、床面に気密保持部材90の先端90sの全体を密着させることができ、密着しない場合に比べて吸引力を向上させることができる。また、接続部91bを硬質のもので形成することで、気密保持部材90を本体部10に脱落することなく安定した状態で取り付けることができる。
【0024】
なお、本実施形態では、弾性部91aがエラストマなどの弾性材料で形成されている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、筒体91の略全体を接続部91bと同様の材料で形成し、筒体91の先端に静電植毛された短毛を環状に備えたものであってもよい。このような静電植毛を備えたものであっても、エラストマと同様に、気密保持部材90の先端を床面に密着させることが可能になり、吸引力を向上できる。
【0025】
本体部10の接続口10aの外側面には、縦方向に細長い嵌合溝10bが形成されている。この嵌合溝10bは、左右両側に1条ずつ形成されている。接続部91bの基端には、前記嵌合溝10bと凹凸嵌合して係止される突起部(図示せず)が形成されている。
【0026】
また、本体部10には、接続口10aの上部に、発光素子を設けてもよい。
【0027】
蓄電池3は、吸引力を発生させる電動送風機40の電動機40a(図6参照)などに電力を供給するものであり、リチウムイオン、ニッケル水素などの二次電池で構成されている。また、蓄電池3は、合成樹脂製の略半円筒状のケース3aを有し、ケース3aを前後方向にスライドさせることで本体部10に対して着脱できる。
【0028】
図3は、図2の状態の電気掃除機100を左側から視た側面図である。
【0029】
図3に示すように、ダストケース2は、サイクロン方式のものであり、導入管14から吸込んだ塵埃を含む空気を、塵埃と空気とに分離し、塵埃を集める機能を有する。また、ダストケース2は、モータケース部11の前方に軸方向を前後方向にして配置され、略円柱形状の収容部2aを有している。また、ダストケース2の上面(側面)には、導入管14と繋がる略矩形状の流入口2b(図2参照)が形成されている。この流入口2bに流入した塵挨を含む空気は、旋回流となり、塵埃に遠心力が働き、ダストケース2内で塵挨と空気とに分離された後、塵埃が分離された空気がダストケース2の後部(背面)から排出される。
【0030】
また、ダストケース2の前面には、ダストケース2内に溜まった塵埃を廃棄する際に開閉する蓋2cがヒンジ部2dを介して回動自在に支持されている。また、蓋2cの上部には、蓋2cのロックを解除するための蓋ロック機構2eが設けられている。なお、ダストケース2の内部の機構については、特開2016-137165号公報に基づいて構成することができる。
【0031】
図4は、本実施形態の電気掃除機の斜視図である。
【0032】
図4に示すように、電気掃除機100は、ダストケース2が本体部10の下方かつモータケース部11の前方に取り付けられる。この場合、ダストケース2を掃除機本体1に装着すると、蓋ロック機構2eが掃除機本体1側に隠れる。これは、蓋ロック機構2eを反対側(外側)に設けた場合、掃除中に蓋ロック機構2eが解除される恐れがある。しかし、蓋ロック機構2eが掃除機本体1側に隠れるようにすることで、誤動作を防止することができるからである。例えば、スティック状態でソファやベッドの下を掃除するときなど、掃除機本体1を床面に対して水平に近づける場合がある。このとき、蓋ロック機構2eを表側に設けた場合、床面と接触して蓋ロック機構2eが解除される可能性がある。蓋ロック機構2eとヒンジ部2dの位置はこの限りでなく、掃除機本体1に対し左右に設けても構わない。
【0033】
また、ダストケース2には、お手入れブラシ2s(図2図3参照)が着脱自在に設けられている。このお手入れブラシ2sは、ダストケース2が掃除機本体1に装着されたときに外部から見え難い位置に配置されている。このため、運転中に外れ難く、また、お手入れブラシ2sを電気掃除機100とは別の場所に保管しておく必要もない。
【0034】
図5は、本実施形態の電気掃除機の平面図である。
【0035】
図5に示すように、気密保持部材90の接続部91bは、左右両側において、後方に延出する延出部91b1,91b1が形成されている。左側の延出部91b1と右側の延出部91b1との間は、平面視において凹状部91b2が形成されている。この凹状部91b2は、本体部10の先端上面に形成された突出部10dの前端部10d1と嵌合する。これにより、接続口10a(図2参照)に対する気密保持部材90の前後方向及び左右方向の位置決めが行われる。
【0036】
本体部10に形成された導入管14は、一旦右斜め後方に延び、そして下方に延びて形成され、ダストケース2の流入口2b(図2参照)と接続されている。これにより、ダストケース2の収容部2a内において旋回流を発生させることができ、遠心力による塵埃の分離を効果的に行うことができる。
【0037】
図6は、図5のVI-VI線断面図である。 図6に示すように、本体部10のモータケース部11には、電動送風機40が収容されている。電動送風機40は電動機40aによって駆動される。また、モータケース部11内には、電動送風機40の上方に、掃除機本体1を制御する回路基板50(回路基板)が収容されている。
【0038】
また、電動送風機40と回路基板50は、上下方向に重なるように配置されている。このため、掃除機本体1の前後方向の寸法を短くできる。また、電動送風機40は、モータケース部11がハンドル部12側に膨出して形成されることで、本体部10の前後方向(全長)の寸法を短くできる。
【0039】
また、電動送風機40及び回路基板50は、ハンドル部12の第1把持部12a1の下方に位置している。これにより、使用者が第1把持部12a1を握って操作する場合、電気掃除機100の重心が第1把持部12a1の下方近傍になる。このため、電気掃除機100の先を上向きで使用する場合、電気掃除機100を安定して保持できる。
【0040】
また、第1把持部12a1とモータケース部11の上面11cとの間には、手を挿入するための隙間12cが形成されている。また、第2把持部12a2とモータケース部11の背面11dとの間には、隙間12dが形成されている。
【0041】
また、第1把持部12a1の厚みT1は薄く形成され、第2把持部12a2の厚みT2は厚みT1よりも厚く形成されている。つまり、第1把持部12a1は細く、第2把持部12a2は太く形成されている。このように、第2把持部12a2を握って掃除する場合には、第2把持部12a2の厚みT2を厚くすることで、深く握り易くなるとともに、第2把持部12a2の強度を高くすることができる。
【0042】
蓄電池3は、例えば、エネルギ効率の高いリチウムイオン電池で構成することができる。また、蓄電池3は、ハンドル部12の第2把持部12a2の下方に配置されている。このように、蓄電池3を電気掃除機100の後端に設けることで、ハンドル部12の重心が第2把持部12a2に近くなるので、電気掃除機100の先を上向きで使用する場合、操作感を軽くすることができる。
【0043】
気密保持部材90は、第2端部12a2を端したときに掃除面と略並行になるように、先端(先端面)90sが上部から下部に向けて後退するように傾斜するように形成されている。この先端90sを通る面R2に対して、ダストケース2が後方に位置している。これにより、気密保持部材90の先端90sをフローリングなどの床面に接触させた場合でも、ダストケース2が床面に当たるのを防ぐことができる。
ダストケース2内には、収容部2aの軸方向の後端にフィルタ5が収容されている。このフィルタ5は、プリーツ状に折って構成されたものであり、フィルタ面積を大きくできるとともに、フィルタ5による圧力損失を低減することができる。
【0044】
また、フィルタ5は、例えば高密度のHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)で構成されている。HEPAフィルタとは、定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタである。
【0045】
図6に示すように、ダストケース2、電動機40a及び蓄電池3は掃除機本体1の長手方向(前後方向)の一直線上に配置されている。特に、ダストケース2と電動機40aとは電気掃除機100の長手方向(前後方向)に同軸に配置されている。電動機40a及び蓄電池3はその設置に広いスペースを要する。しかし、電動機40a及び蓄電池3をダストケース2と一直線上に配置したので、掃除機100の上下方向の幅を狭くして、掃除機100をコンパクト化することができる。
【0046】
図6中には、矢印Fで、電気掃除機100内に吸引された空気の流れを示している。ダストケース2内に吸引された空気は、電動送風機40に入る。その空気は電動機40aの周囲を通過して電動機40aを冷却する。また、電動機40aを通過した空気の一部は、蓄電池3内を流れて、蓄電池3を冷却する。電動機40aの周囲を通過した残りの一部の空気と、蓄電池3内を通過した空気は回路基板50で合流して、回路基板50を冷却し、その後、掃除機100の系外に排出される。
【0047】
この場合、電動機40aの真後ろに蓄電池3を配置しているため、蓄電池3内に冷却風を流しやすい。これによって、蓄電池3を効率よく冷却しやすくすることができる。
【0048】
導入管14の後方で電動機40aの上部の筐体内には、回路基板50を収納する回路基板収容空間50aが設けられている。掃除機100の前部にはダストケース2内部で旋回流を発生させるために、導入管14を形成しなければならないので、ある程度の上下方向の厚みがある。そのため、その後方において、掃除機100の筐体に幾分上下方向の厚みを持たせて回路基板収容空間50aを形成しても、全体として掃除機100の上下方向の厚みは厚くならない。そこで、回路基板収容空間50aに回路基板50を収納すれば、他に回路基板50を収納するスペースを別途設ける必要もなくなるので、掃除機100の上下方向の厚みの増大を抑制することができる。
【0049】
また、この場合、回路基板50の配置位置が高くなるので、回路基板50と、付属品との接続端子を備えた接続口10a並びに操作ボタン12bとの結線を短くすることができる。そのため、結線の短縮化と、製造時の作業性の向上によって、掃除機100の製造コストを低減することができる。
【0050】
図7図8は、何れも解除ボタン18a,18b周辺の拡大断面図である。解除ボタン18a,18bの何れを押下しても前記した延長管300、標準吸口体200などの付属品の掃除機本体1への接続を解除することができる。図7は、解除ボタン18aも18bも押下していない状態を示している。この状態で、まず、解除ボタン18aを押下したときは、解除ボタン18a及びその基端部18a1が前方下側に傾く。これにより所定のロック機構が解除されて、付属品を掃除機本体1から取り外すことができる。
【0051】
他方、図8に示すように、解除ボタン18bを押下したときは、解除ボタン18b及びその基端部18b1が前方下側に傾く。解除ボタン18aの基端部18a1と、解除ボタン18bの基端部18b1との間には長尺の軸状部材18cが配置されている。解除ボタン18bの基端部18b1が前方下側に傾くことで、当該基端部18b1が軸状部材18cの一端を前方方向に押し出す。すると、軸状部材18cが前方方向に移動して、その他端部が解除ボタン18aの基端部18a1を押圧し、解除ボタン18a及びその基端部18a1が前方下側に傾く。これによって、図8に示すように、所定のロック機構が解除されて、気密保持部材90を掃除機本体1から取り外すことができる。
【0052】
解除ボタン18aの他に解除ボタン18bも設けることで、電気掃除機100の使用者は第1把持部12a1を握ったまま、解除ボタン18bを操作して、付属品を掃除機本体1から取り外すことができる。
【0053】
図9は、電気掃除機を右側から視た側面図である。
【0054】
ダストケース2の下部後端と掃除機本体1の下部前端には、ダストケース2を掃除機本体1に着脱するための着脱機構2g,19が設けられている。すなわち、ダストケース2を掃除機本体1に装着するときは、着脱機構2gと着脱機構19とが所定の機構により連結される。この着脱機構2g,19は電気掃除機100の最下方に延出していて、特に、着脱機構19の下端が電気掃除機100の最下方となり、この着脱機構19の下には脚部19aが設けられている。また、蓄電池3の最後尾下端にも脚部3nが設けられている。
【0055】
電気掃除機100の下側を下として、水平な平面Fの上に載置したときは、電動機40aや蓄電池3のような重い部品が電気掃除機100の後方下部に存在することもあり、電気掃除機100は脚部19a,3hで水平な平面F上に支持される。このとき、脚部19aが電気掃除機100の最下端に位置し、また、脚部19aは電気掃除機100の長手方向の中間位置に存在するため、水平な平面Fの上に載置した電気掃除機100は、図9に示されるように前方が斜め上側を向く。よって、吸引口となる接続口10aの先端部も斜め上側を向く。よって、気密保持部材90の先端90sも斜め上側を向く。そのため、電気掃除機100は水平な平面F上に支持された状態において、接続口10aや気密保持部材90の内部に残っている塵埃が外部にこぼれ落ちにくい。
【0056】
図9に示すように蓄電池3への充電は掃除機本体1の右側部に設けられた端子tに図示しないACアダプタを接続することによって行うことができる。
【0057】
図10は、本実施形態の電気掃除機の左側から視た側面図である。
【0058】
図11は、図10のXI-XI線断面図である。
【0059】
電気掃除機100の筐体構造では、電動機40a及び回路基板50を覆う筐体20は難燃性の1枚のケースである。電動機40a及び回路基板50が2重、3重の筐体構造で覆われていないため、電気掃除機100を軽量化することができる。
【0060】
図12は、図10のXII-XII線断面図である。
【0061】
図12に示すように、蓄電池3は、組電池であり、5本の単電池3h(電池セル)がケース3a内に、上下にそれぞれ2本ずつ左右に並んで配置され、中央にも1本配置されている。このように、単電池3hの軸方向を前後方向に向けることで、単電池3hの軸方向の向きを左右方向に向けた場合よりも、蓄電池3の幅を狭くできる。
【0062】
また、ケース3a内には、単電池3hが合成樹脂製の保持部材3jに保持された状態で収容されている。この保持部材3jは、上段の単電池3hと下段の単電池3hとの間に隙間3kが形成されるように構成されている。
【0063】
このような隙間3kを形成することで、各単電池3hの周囲に空気を流すことができ、各単電池3hを効果的に冷却することができる。
【0064】
図13は、電気掃除機に付属品が接続された状態の平面図である。
【0065】
図13に示すように、電気掃除機100は、掃除機本体1に気密保持部材90が接続された状態で、延長管300を接続できるように構成されている。このように、掃除機本体1に気密保持部材90を接続したままでも、延長管300を接続する接続口10aの位置は変わらない。よって、掃除機本体1と延長管300と標準吸口体200とを接続した全長Lを短く抑えることができる。これにより、標準吸口体200の位置が手元に近くなるので、取り回しが良好になり、使い勝手を向上できる。
【0066】
図13に示す電気掃除機100では、スティック状態から、標準吸口体200が接続された延長管300を取り外してハンディ状態にしたとしても、掃除機本体1には気密保持部材90が取り付けられたままである。よって、吸引力が高められた状態で掃除を行うことができる。
【0067】
なお、図13の実施形態では、電気掃除機100に延長管300及び標準吸口体200を接続した場合を例に挙げて説明したが、この実施形態に限定されるものではない。例えば、接続口10aに標準吸口体200を直接接続して、ハンディ状態の電気掃除機100として使用できる。これにより、気密保持部材90によって床面との気密性が高められるので、吸引力を高めることができる。
【0068】
このように、電気掃除機100では、掃除機本体1に気密保持部材90を取り付けたままで、様々な付属品(アタッチメント)を着脱することができ、掃除の使用形態を迅速に切り替えて掃除を行うことができる。また、気密保持部材90は、掃除機本体1に取り付けたままにできるので、気密保持部材90を取り付けたハンディ状態の電気掃除機100において、高い吸引力を確保しながら掃除を行うことができる。
【0069】
図14は、電気掃除機の支持台を示す斜視図である。なお、図14に示す支持台70は、電気掃除機100及びすべての付属品(アタッチメント)を取り外した状態である。図14に示すように、支持台70は、ベース部71とスタンド部72とによって構成されている。
【0070】
ベース部71は、標準吸口体200(図1参照)が載置される略矩形状の載置面71aを有している。この載置面71aには、標準吸口体200が前側にすべり落ちるのを係止する係止部71a1が設けられている。
【0071】
スタンド部72は、載置面71aの後方に設けられたスタンド部支え部71bから、鉛直上方に延出している。スタンド部支え部71bの上方前部には、係合部72aが設けられている。
【0072】
図15は、電気掃除機及び支持台を示す側面図である。
【0073】
図15に示すように、電気掃除機100は、掃除機本体1に、延長管300と標準吸口体200を接続したままの状態で支持台70に支持される。具体的には、延長管300の先端部に、先端を下側とした略L字形のフック301が設けられている。そして、このフック301を支持台70のスタンド部72に設けられた係合部72a(図14)に係合させる。また、標準吸口体200を載置面71a上の係止部71a1に係止させる。これによって、掃除機本体1側を上側、標準吸口体200側を下側として、電気掃除機100の全体を支持台70に支持させることができる。
【0074】
このように、電気掃除機100をスティック状態のままで支持台70に設置できるので、次回掃除をする場合、電気掃除機100を直ちにスティック状態のままで使用することができる。
【0075】
また、ベース部71の載置面71aは、延長管300よりも前方に延びて形成されている。これにより、延長管300に標準吸口体200を接続した状態、つまり掃除機本体1に延長管300と標準吸口体200を接続した状態(スティック状態)で、標準吸口体200を載置面71aで支持することができる。よって、電気掃除機100を支持台70に安定して支持させることができる。
【0076】
図16は、スティック状態の電気掃除機で床面を掃除するときの使用形態図である。
【0077】
図16は、電気掃除機100(気密保持部材90を装着したまま)に延長管300及び標準吸口体200を接続してスティック状態にし、電気掃除機100を使用者よりも前方に突き出して床面を掃除する場合である。この場合、使用者は、ハンドル部12の第2把持部12a2を把持しながら、電気掃除機100を前後に移動させながら掃除を行うことができる。また、図示していないが、電気掃除機100を使用者の左右の脇に位置した状態で床面を掃除する場合には、使用者は、ハンドル部12の第1把持部12a1を把持しながら、電気掃除機100を前後に移動させることができる。このように、使用者が床面を掃除する場合には、ハンドル部12の位置を持ち替えて掃除することができる。
【0078】
図17は、スティック状態の電気掃除機で高い場所を掃除するときの使用形態図である。
【0079】
ところで、スティック状態にしたときに重心が先端側にある電気掃除機(特開2016-137165号公報参照)では、電気掃除機を床面より高い場所で掃除する場合、使用者が電気掃除機の先を上向きに持ち上げる必要があるので手首に負担が掛かり易くなる。
【0080】
そこで、本実施形態では、図17に示すように、電気掃除機100の重量物である電動送風機40(図6参照)や蓄電池3がハンドル部12に近い位置(手元に近い位置)にあるので、電気掃除機100の重心Gが、使用者の手元に近くなる。これにより、電気掃除機100をスティック状態にして、電気掃除機100を床面より高い場所を掃除する場合であっても掃除し易くなり、使い勝手を向上できる。図17では、階段を掃除する場合を例に挙げて説明したが、電気掃除機100を持ち上げてエアコンの室内機のパネルなどを掃除する場合にも有効である。
【0081】
また、電気掃除機100をスティック状態で使用している場合において、階段の角(隅)に残った塵埃を取り除くときに、電気掃除機100から延長管300及び標準吸口体200を取り外してハンディ状態にする。この場合、電気掃除機100には気密保持部材90が装着されたままであるので、吸引力を高めた状態で掃除を行うことができ、塵埃の吸い残しを防止できる。
【0082】
図18は、標準吸口体200の上面図である。図2に示すように、吸口体200は、上面視において略T字形状を呈する吸口ケース210と、吸口ケース210に連結される吸口継手213とを備えている。吸口ケース210は、上ケース210aと下ケース210bから形成されている。
【0083】
吸口ケース210は、上面視において、左右方向(幅方向)に細長く形成された吸口本体211と、吸口本体211の左右方向の中央部に吸口継手213と連結される連結部212とを備えている。連結部212には、吸込口Pと吸口継手213とを連通させる内部流路Sの一部(図19参照)が形成されている。
【0084】
吸口本体211には、前端面から左右側面にかけてバンパ211aがインサート成形により設けられている。バンパ211aは、ゴムやエラストマ等の弾性材料、或いはポリプロピレン等の樹脂材料から形成されており、使用時に吸口本体211内の気密を確保するとともに、吸口体200が家具等に衝突した際に、当該家具等への傷付き防止と吸口本体211への衝撃を吸収する緩衝材の役割を果たしている。
【0085】
なお、バンパ211aは必ずしもインサート成形により吸口本体211に設けられている必要はなく、接着、ツメによる嵌合など、使用中に意図せず外れない手段により吸口本体211に設けられていればよい。
【0086】
吸口継手213は、連結部212に対して回動自在に連結される第1連結部214と、この第1連結部214に対して回動自在に連結される第2連結部215とを備えている。第1連結部214は、図18の上面視において略D字形状を呈し、連結部212と連結される円筒形状の軸214aを有している。この軸214aは、軸方向が吸口本体211の左右方向であって、軸214aの両端部が連結部212に形成された軸受部212g(図21参照)に支持されている。また、第1連結部214は、床面(清掃面)M(図20参照)に対して略平行な状態から略垂直な状態まで回動可能となるように構成されている。すなわち、第1連結部214を吸口ケース210に対して軸214aを支点として回動させることによって、延長管300を床面Mに略平行な状態と略垂直な状態との間において回動させることができる。
【0087】
第2連結部215は、第1連結部214に対して吸口本体211の左右方向に(図18の紙面時計回り方向および反時計回り方向に)回動可能となるように構成されている。これにより、例えば、延長管300を床面Mに対して略垂直にした状態から、延長管300を床面Mに略平行な状態に向けて倒すことができる。また、第2連結部215には、給電が行われる給電端子215aが設けられている。なお、本実施例では、吸口体200に給電する電力を、掃除機本体1から延長管300を通じて供給するように構成している。
【0088】
図19は、吸口体の底面図である。図20は、吸口体の側面図である。図19および図20に示すように、吸口体6は、回転清掃体(回転ブラシ)220を備えている。吸口ケース210(吸口本体211)には、底面(清掃面と向き合う面)に吸込口Pを有するブラシ室Qが形成されている。
【0089】
回転清掃体220は、吸口本体211の左右方向に沿って前後方向の前側に配置され、ブラシ室Q内に回転可能に支持されている。また、回転清掃体220は、硬さや高さ等が異なるブラシなど複数種類のブラシ220a、220bと,それらをらせん状に保持するロータリーコアを備えており、吸口本体211の左右方向(回転清掃体220の軸方向)の一端側から他端側まで連続して設けられている。
【0090】
なお、本実施の形態例では、2種類のブラシ220a、220bを配設した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、1種類であってもよく、3種類以上であってもよく、また,らせん状に配置されたブラシ間にゴムなどの弾性材料からなるブレード部材をらせん状に配置する構成を追加してもよく、適宜変更することができる。このように,回転清掃体220のブラシ構成を容易に変更できるので,たとえば木床用や絨毯用のような目的別の吸口体に対応が容易であるという効果もある。
【0091】
また,複数のらせん状の溝に,各ブラシ220a、220bを挿入する構成のため,組み立て工程が容易であり,製造コストが抑えられるという効果もある。
【0092】
吸口体200は、吸口ケース210の底面に、ブラシ駆動スイッチ216、車輪217を備えている。ブラシ駆動スイッチ216は、吸口体200の底面が床面M(清掃面)に接触しているか否かを検出するスイッチであり、車輪216aとともに構成されている。この車輪216aは、ばね等の付勢手段によって常に吸口ケース210の底面から一部が突出するように設けられている。そして、車輪216aが吸口ケース210から飛び出して床面Mと接触していないと検出されたときには、回路基板250(制御基板)(図21参照)の制御によって電動機240(図21参照)の駆動が停止され、回転清掃体220の回転が停止する。また、車輪216aが押し込まれて床面Mと接触していると検出されたときには、回路基板250の制御によって電動機240が駆動され、回転清掃体220が回転する。
【0093】
図22図18のXXI-XXI線断面図、図23図22のXXII拡大図を示す。内部流路Sの上面に流路を形成するための気密パッキン264を備え、気密パッキン264と上ケース210aの間に発光ランプ260を備えたLED基板261が配置されている。 内部流路Sは、吸込口Pと吸口継手213とを連通させる部分に位置する。発光ランプ260は、内部流路Sよりも上側かつ吸込口Pよりも後部に位置する。内部流路Sの上側に発光ランプ260を備えることにより、発光ランプを吸込口Pの前方に備えるよりも、吸口体200の前後長さを短くすることができるため、小型化および軽量化をすることができる。更に、吸込口Pを壁面Nに限りなく近づけることができ、壁面Nの近くに落ちている塵埃を吸引することができる。更に、発光ランプ260を内部流路Sよりも上側かつ吸込口Pよりも後部に位置することにより、吸口体200の前方の高さを回転清掃体220の高さと同等の高さまでとすることができる。これにより、発光ランプを内部流路Sよりも上側かつ吸込口Pの上側に位置したものよりも、掃除中に吸口体200の前方を見やすいという効果を奏する。また、LEDホルダ262が上ケース210aにLEDホルダ262に形成した爪によって嵌合されている。LED基板261は上面および左右面を上ケース210aが有するリブによって、下面をLEDホルダ262のLED保持部262cによって保持されており、発光ランプ260が上下左右に振れることを防止する。また、LEDホルダ262には光屈折手段であるレンズ部262a、262bを備え、それぞれが異なる形状をすることにより、発光ランプ260から放出した光線を効率よく床面Mに到達させることができる。LED基板261の保持機能を吸口体200の外郭を形成する上ケース210aおよび光屈折手段であるLEDホルダ262に持たせることにより、保持のための別部品を必要とせず、部品点数を減らすことができるため、軽量化をすることができる。
【0094】
また、LED基板261の電源供給用のリード線263(図22参照)は内部流路Sの外側を通って上ケース210aおよび下ケース210bに配線され、回路基板250に接続され、本体1からの給電をする。これにより内部流路Sの気密を確保しながらLED基板261に給電することができる。
【0095】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0096】
1 掃除機本体
2 ダストケース(集塵装置)
3 蓄電池
10a 接続口(吸引口)
14 導入管
40 電動送風機
200 標準吸口体
260 発光ランプ
図1
図2
図3
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図5
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