(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-04
(45)【発行日】2023-08-15
(54)【発明の名称】熱伝達組成物、方法、及びシステム
(51)【国際特許分類】
C09K 5/04 20060101AFI20230807BHJP
F25B 1/00 20060101ALI20230807BHJP
【FI】
C09K5/04 C
C09K5/04 F
C09K5/04 E
F25B1/00 396Z
(21)【出願番号】P 2020529183
(86)(22)【出願日】2018-11-30
(86)【国際出願番号】 US2018063356
(87)【国際公開番号】W WO2019108962
(87)【国際公開日】2019-06-06
【審査請求日】2021-11-22
(32)【優先日】2017-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500575824
【氏名又は名称】ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】Honeywell International Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100120754
【氏名又は名称】松田 豊治
(72)【発明者】
【氏名】セティ、アンキット
(72)【発明者】
【氏名】ヤナ モッタ、サミュエル、エフ.
(72)【発明者】
【氏名】ポッチゲ、グスタヴォ
(72)【発明者】
【氏名】ツォウ、ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ヴェラ べセラ、エリザベット、デル カルメン
(72)【発明者】
【氏名】スミス、グレゴリー
【審査官】井上 恵理
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-047754(JP,A)
【文献】特表2010-509486(JP,A)
【文献】特表2009-539598(JP,A)
【文献】特表2008-531836(JP,A)
【文献】特表2010-513827(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C09K 5/00- 5/20
F25B 1/00- 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも
98.5重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、
69.5±2重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3I)、
9±2重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
21.5±0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在する、冷媒。
【請求項2】
少なくとも
98.5重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、
69.5±1重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3I)、
9±1重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
21.5±0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在する、請求項1に記載の冷媒。
【請求項3】
少なくとも
98.5重量%の前記3つの化合物を含み、各化合物が、
69.5±0.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3I)、
9±1重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
21.5±0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在する、請求項1に記載の冷媒。
【請求項4】
少なくとも
98.5重量%の前記3つの化合物を含み、各化合物が、
69.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3I)、
9重量%1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
21.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在する、請求項1に記載の冷媒。
【請求項5】
前記3つの化合物からなる、請求項
1~4のいずれかに記載の冷媒。
【請求項6】
請求項1に記載の冷媒と、
アルキル化ナフタレン、ジエン系化合物、フェノール化合物、及びこれらのうち2つ以上の組み合わせから選択される安定化剤と、ポリオールエステル(POE)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)及びポリビニルエーテル(PVE)
並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される潤滑剤と、を含む、熱伝達組成物。
【請求項7】
前記安定化剤がアルキル化ナフタレンを含む、請求項6に記載の熱伝達組成物。
【請求項8】
前記アルキル化ナフタレンが、熱伝達組成物の重量に基づいて0.0001重量%~5重量%の量で存在する、請求項7に記載の熱伝達組成物。
【請求項9】
リン酸化合物をさらに含む、請求項7に記載の熱伝達組成物。
【請求項10】
前記リン酸化合物が、トリアリールホスフェート及びアリール二酸ホスフェートの1以上を含む、請求項9に記載の熱伝達組成物。
【請求項11】
前記潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、ポリビニルエーテル(PVE)及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項6に記載の熱伝達組成物。
【請求項12】
前記潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)を含む、請求項11に記載の熱伝達組成物。
【請求項13】
前記潤滑剤が、ポリビニルエーテル(PVE)を含む、請求項11に記載の熱伝達組成物。
【請求項14】
熱伝達システムにおける、R-404A又はR-22を置換するための、請求項6~13のいずれかに記載の熱伝達組成物の使用。
【請求項15】
熱伝達システムにおける、請求項1~5のいずれかに記載の冷媒又は請求項6~13のいずれかに記載の熱伝達組成物の使用。
【請求項16】
前記熱伝達システムが冷却システムである、請求項15に記載の使用。
【請求項17】
前記冷却システムが、低温冷却システム、中温冷却システム、商用冷蔵庫、商用冷凍庫、製氷機、自動販売機、輸送用冷却システム、産業用冷凍庫、産業用冷蔵庫又は冷却器である、請求項16に記載の使用。
【請求項18】
前記熱伝達システムが空調システムである、請求項15に記載の使用。
【請求項19】
R-22又はR-404Aを含有するように設計されているか若しくはR-22又はR-404Aを含有するか、又はR-22又はR-404Aとの使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法であって、既存のR-22又はR-404Aの少なくとも一部を、請求項1~5のいずれかに記載の冷媒又は請求項6~13のいずれかに記載の熱伝達組成物に置き換えることを含む、方法。
【請求項20】
冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、前記冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、冷媒蒸気を凝縮することと、を含む種類の熱を伝達する方法であって、
(a)
請求項1~5のいずれかに記載の冷媒を提供すること
と、
(b)
-40℃~+10℃の温度で前記冷媒を蒸発させることと、を含む、方法。
【請求項21】
前記方法を、空調システム、低温冷却システム、又は中温冷却システムで行う、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記圧縮機用の潤滑剤を提供することと、前記冷媒の少なくとも一部及び/又は前記潤滑剤の少なくとも一部を、封鎖材料に曝露することと、を更に含み、前記封鎖材料が、
i.活性アルミナ、又は
ii.銅、銀、鉛、若しくはこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、又は
iii.陰イオン交換樹脂、又は
iv.
水分除去材料、又は
v.上記のうちの2つ以上の組み合わせを含む、請求項
20に記載の方法。
【請求項23】
前記封鎖材料が、活性アルミナを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記封鎖材料が、さらに水分除去材料を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記水分除去材料が、水分除去モレキュラーシーブを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
システム中に蒸発器、圧縮機、及び冷媒を含む種類の熱伝達システムであって、
(a)
請求項1~5のいずれかに記載の冷媒と、
(b)封鎖材料であって、
i.活性アルミナ、及び
ii.銅、銀、鉛、若しくはこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、及び
iii.陰イオン交換樹脂、及び
iv.
水分除去材料を含む、封鎖材料と、を含む、システム。
【請求項27】
前記封鎖材料が、活性アルミナを含む、請求項26に記載の熱伝達システム。
【請求項28】
前記封鎖材料が、さらに水分除去材料を含む、請求項27に記載の熱伝達システム。
【請求項29】
前記水分除去材料が、水分除去モレキュラーシーブを含む、請求項28に記載の熱伝達システム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、その全体が本明細書に組み込まれる、2017年11月30日出願の係属中の米国特許仮出願第62/592,838号に対する優先権を主張する。
【技術分野】
【0002】
本発明は、冷却用途における有用性、具体的には、中温及び低温冷却用途において利益を有する組成物、方法、及びシステムに関し、特定の態様では、R-404A及び/又はR-22と共に使用するために設計されたシステムを含む、中温及び低温冷却システムにおける加熱及び冷却用途のための冷媒R-404A及び/又はR-22を代替する冷媒組成物、並びに、R-404A及び/又はR-22と共に使用するために設計されたシステムを含む、中温及び低温冷却システムを追加導入することに関する。
【背景技術】
【0003】
産業用、商用、及び家庭用の使用について、冷媒液を使用した機械冷却システム、並びにヒートポンプ及び空調機などの関連する熱伝達デバイスが当該技術分野で周知である。いくつかのフルオロカーボン系流体は、多くの住宅用途、商業用途及び工業用途において、例えば、空調システム、ヒートポンプシステム、及び冷却システムなどのシステムにおける作動流体として広く使用されている。これらの用途でこれまで使用されてきたいくつかのヒドロフルオロカーボン(「HFC」)系組成物の使用に関連する比較的高い地球温暖化係数など、特定の疑わしい環境問題のため、低い又はゼロに近いオゾン破壊係数に加えて、低地球温暖化係数(「GWP」)を有する流体、例えばヒドロフルオロオレフィン(以下、「HFO」)の使用が益々望ましくなっている。例えば、多くの政府は、地球環境を保護し、CO2排出の削減(地球温暖化)を定めた京都議定書に署名している。したがって、高い地球温暖化HFCを置き換える代替品が必要とされている。
【0004】
1つの重要な種類の冷却システムは、「低温冷却システム」として知られている。このようなシステムは、消費者に到達する食品が新鮮であり、かつ食用に適することを確実にする重要な役割を果たし、食品製造、流通、及び小売業界にとって特に重要である。このような低温冷却システムにおいて、一般的に使用される冷媒は、HFC-404A又はR-404A(およそ44:52:4重量パーセントのHFC-125:HFC-143a:HFC134aの組み合わせ)である。R-404Aは、3922の推定GWPを有する。
【0005】
しかしながら、一般に、熱伝達流体に関しては、任意の潜在的な代替品もまた、とりわけ、優れた熱伝達特性、化学的安定性、低毒性又は無毒性、不燃性、及び潤滑剤適合性などの、最も広く使用されているHFC系流体の多くに存在する特性を保有しなければならないことが重要であると考えられている。更に、R-404Aの任意の置換品又は追加導入品は、望ましくは、システムの修正又は再設計を回避するために、かかるシステムにおけるR-404Aの動作条件に対して良好に一致するものである。
【0006】
使用効率に関しては、冷媒の熱力学性能又はエネルギー効率の喪失は、電気エネルギーの需要の増加から生じる化石燃料の使用量の増加によって二次的に環境への影響を有し得ることへの留意が重要である。換言すれば、既存の流体と比較して改善されたGWP及び/又はODPを有する提案される新しい冷媒は、その提案される新しい流体の別の特性、例えば、使用効率が、同レベルの冷却を達成するためにより高い燃料燃焼を必要とすることなどによって、間接的に環境排出物を増加させる場合、依然として、置き換える流体よりも環境への負荷が高くなり得る。したがって、置換又は追加導入する流体の選択は、予測できない結果を有する複雑で困難な試みであることが分かる。
【0007】
更に、HFC冷媒代替品は、HFC冷媒と共に現在使用されている従来の蒸気圧縮技術に対し、工業的に大きな変化を起こさずに有効であることが一般的に望ましいと考えられる。
【0008】
可燃性は、多くの用途にとって別の重要な特性である。すなわち、特に特定の熱伝達用途を含むいくつかの用途において、不燃性の組成物を使用することが重要又は必須のいずれかであると考えられる。熱伝達システムにおいて不燃性冷媒を使用する1つの利点は、システムからの冷媒漏出に伴う考え得るリスクを軽減するために、かかるシステムにおいては、火炎抑制装置を必要としないことである。この利点は、例えば輸送用冷却システムに関連し得るシステム重量の増加といった二次的なデメリットに悩まされるシステムにおいて、特に重要である。
【0009】
本明細書で使用するとき、用語「不燃性」は、ASTM規格のE-681-2009 Standard Test Method for Concentration Limits of Flammability of Chemicals(Vapors and Gases)に従って、ASHRAE Standard 34-2016 Designation and Safety Classification of Refrigerants及びASHRAE Standard 34-2016のAppendix B1に記載されている条件で判定されるとき、不燃性と判定される化合物又は組成物を指し、これは、参照により本明細書に組み込まれ、本明細書において便宜上、「不燃性試験」と呼ばれる。残念ながら、冷媒組成物に使用するのに望ましい多くの材料は、その用語が本明細書で使用されるとき、不燃性ではない。例えば、フルオロアルカンジフルオロエタン(HFC-152a)及びフルオロアルケン1,1,1-トリフルオロプロペン(HFO-1243zf)は、一部の用途で使用するのにあまり好ましくない可燃性プロファイルを有する。
【0010】
蒸気圧縮式熱伝達システム中を循環する潤滑剤がその意図される潤滑機能を行うために圧縮機に戻されることが、システム効率の維持及び圧縮機の適切かつ確実な働きについて重要である。そうでなければ、潤滑剤が堆積し、熱伝達部品中を含む、システムのコイル及びパイプの中に留まる可能性がある。更に、潤滑剤が蒸発器の内面に堆積すると、蒸発器の熱交換効率が低下し、それによりシステムの効率が低減される。これらの理由から、多くのシステムにとって、システムの少なくとも動作温度範囲にわたって、システムに使用される潤滑剤と冷媒が混和性であることが望ましい。
【0011】
R-404Aは、現在、ポリオールエステル(POE)潤滑油と一般的に使用されているため、提案されるR-404A置換冷媒は、システム内の温度範囲にわたって、特に凝縮器及び蒸発器の動作温度範囲にわたって、システム内に存在する潤滑剤の濃度に対して、POE潤滑剤と望ましくは混和性である。
【0012】
R-22は、現在、鉱物油(MO)、アルキルベンゼン(AB)、及びポリオールエステル(POE)潤滑油と一般的に使用されているため、提案されるR-22置換冷媒は、システム内の温度範囲にわたって、特に凝縮器及び蒸発器の動作温度範囲にわたって、システム内に存在する潤滑剤の濃度に対して、MO、AB、及びPOE潤滑剤のそれぞれと望ましくは混和性である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
したがって、出願人らは、R-404A及び/又はR-22と共に使用するために設計されている、又は共に使用するのに好適な、加熱及び冷却システム及び方法、具体的には中温及び低温冷却システム、更により具体的には、中温及び低温輸送用冷却システムなどの中温及び低温冷却システムにおいて非常に有利である、組成物、特に熱伝達組成物の必要性を認識するようになっている。
【0014】
出願人らは、本発明の組成物が、一般的に使用されている熱伝達用途において、冷媒、特にR-404A及び/又はR-22の代替品及び/又は置換品の必要性を例外的かつ予期せぬ方法で満たすことを見出した。具体的には、本発明は、好ましい実施形態において、低い地球温暖化係数(GWP)及びゼロに近いODPと組み合わせて、優れた熱伝達特性の所望の組み合わせ(例えば、低温及び中温冷却におけるR-404A及び/又はR-22の置換品として、かかるシステムにおいて、R-404Aに対して冷却効率と能力が密接に一致していることを含む)、化学的安定性、低毒性又は無毒性、不燃性、潤滑剤混和性及び潤滑剤適合性を示す、熱伝達流体、熱伝達方法、及び熱伝達システムを提供する。
【0015】
本発明は、少なくとも約98.5重量%の以下の3つの化合物を含み、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
63~72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
6~15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
15~22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒1と呼ばれる場合がある。
【0016】
本発明は、少なくとも約99.5重量%の以下の3つの化合物を含み、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
63~72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
6~15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
15~22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒2と呼ばれる場合がある。
【0017】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になり、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
63~72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
6~15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
15~22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒3と呼ばれる場合がある。
【0018】
本発明は、以下の3つの化合物からなり、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
63~72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
6~15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
15~22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒4と呼ばれる場合がある。
【0019】
本発明は、少なくとも約98.5重量%の以下の3つの化合物を含み、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
約69.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
約9重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
21.5±0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒5と呼ばれる場合がある。
【0020】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になり、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
約69.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
約9重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
21.5±0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒6と呼ばれる場合がある。
【0021】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になり、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
約69.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
約9重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
21.5±0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒7と呼ばれる場合がある。
【0022】
本発明は、少なくとも約98.5重量%の以下の3つの化合物を含み、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関し、
約63~約72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
約6~約15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
約15~約22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、このとき当該冷媒は不燃性であり、150以下のGWPを有する。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒8と呼ばれる場合がある。
【0023】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になり、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関し、
約63~約72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
約6~約15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
約15~約22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、このとき当該冷媒は不燃性であり、150以下のGWPを有する。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒9と呼ばれる場合がある。
【0024】
本発明は、少なくとも約98.5重量%の以下の3つの化合物を含み、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
69.5±1重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
9±1重量%1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
21±1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒10と呼ばれる場合がある。
【0025】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になり、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
69.5±1重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
9±1重量%1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
21±1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒11と呼ばれる場合がある。
【0026】
本発明は、以下の4つの化合物から本質的になり、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒に関する。
69.5±1重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
9±1重量%1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)及び
21.5±0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。本段落に記載される冷媒は、便宜上、冷媒12と呼ばれる場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】
図1は、空調、低温冷却、及び中温冷却において有用な例示的な熱伝達システムの概略図である。
【
図2】
図2は、低温及び中温冷却において有用であり、蒸気注入器を含む例示的な熱伝達システムの概略図である。
【
図3】
図3は、低温及び中温冷却において有用であり、液体注入器を含む例示的な熱伝達システムの概略図である。
【
図4】
図4は、低温及び中温冷却において有用であり、吸引ライン/液体ライン熱交換器を含む例示的な熱伝達システムの概略図である。
【
図5】
図5は、低温及び中温冷却において有用であり、蒸気注入器及びオイルセパレータを含む例示的な熱伝達システムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
定義:
本発明の目的では、重量パーセントで表される量に関する「約」という用語は、成分の量が+/-2重量%の量で変化し得ることを意味する。
【0029】
本発明の目的では、摂氏度(℃)の温度に関する「約」という用語は、規定温度が+/-5℃の量で変動し得ることを意味する。
【0030】
「能力」という用語は、冷却システムにおいて冷媒によって提供される冷却の量(BTU/hr)である。これは、冷媒が蒸発器を通る際の冷媒のエンタルピー(BTU/lb)の変化を、冷媒の質量流量で乗じることによって実験的に決定される。エンタルピーは、冷媒の圧力及び温度の測定から決定することができる。凍システムの能力は、冷却される領域を特定の温度に維持する能力に関連する。冷媒の能力は、冷媒が提供する冷却又は加熱の量を表し、冷媒の所与の体積流量に対する熱量を送出する圧縮機のある程度の性能を提供する。換言すれば、特定の圧縮機を考慮すると、より高い能力を有する冷媒は、より多くの冷却又は加熱力を供給するであろう。
【0031】
「成績係数」という語句(以下「COP」)は、冷媒の蒸発又は凝縮を伴う特定の加熱又は冷却サイクルにおいて冷媒の相対的な熱力学的効率を表すのに特に有用な、広く受け入れられている冷媒性能の尺度である。冷凍工学では、この用語は、蒸気の圧縮時に圧縮機によって印加されるエネルギーに対する有効な冷凍又は冷却能力の比率を表し、したがって冷媒などの熱伝達流体の所与の体積流量に対する熱量を送出する所与の圧縮機の能力を表す。換言すれば、特定の圧縮機を考慮すると、より高いCOPを有する冷媒は、より多くの冷却又は加熱力を供給するであろう。特定の動作条件における冷媒のCOPを推定するための1つの手段は、標準的な冷却サイクル分析技術を用いて冷媒の熱力学的特性から得られる(例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、R.C.Downing,FLUOROCARBON REFRIGERANTS HANDBOOK,Chapter 3,Prentice-Hall,1988を参照のこと)。
【0032】
「吐出温度」という語句は、圧縮機の出口における冷媒の温度を指す。低い吐出温度の利点は、好ましくは圧縮機部品を保護するように設計されたシステムの熱防御面を作動させることなく既存の設備の使用を可能にし、吐出温度を下げるための液体注入などの高価な制御装置の使用を回避することである。
【0033】
「地球温暖化係数」(以下「GWP」)は、様々な気体の地球温暖化への影響を比較することを可能にするために開発された。具体的には、ある気体の1トンの放出が、二酸化炭素の1トンの放出に対して相対的に、所与の期間にわたってどのくらいのエネルギーを吸収するかの尺度である。GWPが大きいほど、所与の気体は、CO2と比較して、その期間にわたって地球をより一層温めることになる。GWPに通常使用される期間は、100年である。GWPは、アナリストが異なる気体の放出推定値を合計することを可能にする、一般的な尺度を提供する。http://www.protocolodemontreal.org.br/site/images/publicacoes/setor_manufatura_equipamentos_refrigeracao_arcondicionado/Como_calcular_el_Potencial_de_Calentamiento_Atmosferico_en_las_mezclas_de_refrigerantes.pdf参照。
【0034】
「職業暴露限界(OEL)」という用語は、ASHRAE Standard 34-2016 Designation and Safety Classification of Refrigerantsに従って決定される。
【0035】
「質量流量」という用語は、単位時間当たりの導管を通過する冷媒の質量である。
【0036】
本明細書で使用するとき、用語「置換品」は、別の冷媒と共に使用するために設計されている、又は別の冷媒と共に一般に使用されている、又は別の冷媒と共に使用するのに好適である、熱伝達システムにおける本発明の組成物の使用を意味する。例として、本発明の冷媒又は熱伝達組成物が、R-404Aと共に使用するために設計された熱伝達システムにおいて使用される場合、本発明の冷媒又は熱伝達組成物は、上記システムにおけるR-404Aの置換品である。したがって、用語「置換品」は、R-404Aと共に使用するために設計されている、共に一般に使用されている、又は共に使用するのに好適である、新規及び既存のシステムの両方における本発明の冷媒及び熱伝達組成物の使用を含むことが理解されよう。
【0037】
本明細書で使用するとき、用語「追加導入品」及び「追加導入する」は、既存のシステムの実質的な工学的改変を必要とせずに、特に、凝縮器、蒸発器及び/又は膨張弁を改質することなく、システムが動作可能であるように、既存の熱伝達システムから冷媒の少なくとも一部を除去することと、システム内に異なる冷媒を導入することとを含む、システム及び方法を意味し、かつそれらを指す。
【0038】
「熱力学的グライド」という語句は、一定圧力での蒸発器又は凝縮器における相変化プロセス中に様々な温度を有する非共沸冷媒混合物に適用される。
【0039】
用語「低温冷却システム」は、約20℃~約60℃の凝縮温度、かつ、約-45℃から-12℃以上の蒸発温度で動作する熱伝達システムを指す。
【0040】
用語「中温冷却システム」は、約20℃~約60℃の凝縮温度、かつ、約-12℃~約0℃の蒸発温度で動作する熱伝達システムを指す。
【0041】
用語「中温冷却システム」は、約20℃~約60℃の凝縮温度、かつ、約-12℃~約0℃の蒸発温度で動作する熱伝達システムを指す。
【0042】
本明細書で使用するとき、用語「住宅用空調」は、約20℃~約70℃の凝縮温度、かつ、約0℃~約20℃の蒸発温度で動作する、空気を調節(冷房又は暖房)する熱伝達システムを指す。
【0043】
本明細書で使用するとき、用語「住宅用空気-水ヒートポンプ」は、熱を外気から住宅内の水に伝達し、次にその水を用いて住宅内の空気を調節する、約20℃~約70℃の凝縮温度、かつ、約-20℃~約3℃の蒸発温度で動作する熱伝達システムを指す。
【0044】
本明細書で使用するとき、用語「空冷式冷却器」は、プロセス水(典型的には、建物内の冷房又は暖房に使用される)に、又はプロセス水から熱を伝達し、周囲空気の熱を放出又は吸収し、約20℃~約70℃の凝縮温度、かつ、約0℃~約10℃の蒸発温度で動作する熱伝達システムを指す。
【0045】
本明細書で使用するとき、用語「スーパーマーケット用冷却」は、製品陳列ケース及び保管用冷蔵庫の両方において冷蔵食品又は冷凍食品を保持するために使用される、市販の冷却システムを指す。
【0046】
本明細書で使用するとき、用語「輸送用冷却」は、トラック、トレーラー、バン、一貫輸送用容器及び箱によって、冷蔵製品又は冷凍製品の輸送に使用される冷却システムを指す。この用語はまた、約100総トン数(GT)を超える(長さ約24m超)、商船、軍船、及び漁船での冷却及び空調の使用も含む。
【0047】
冷媒及び熱伝達組成物
出願人らは、本明細書に記載される冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒が、非常に有利な特性、特に、空調システム(住宅用空調システム、トラック及びバスにおける冷却器システム及び空調システムを含む)、低温冷却システム、及び中温冷却システムにおける、R-404A及び/又はR-22の置換品として、並びに、追加導入品及び/又は置換品として、熱伝達特性、低毒性又は無毒性、不燃性、ゼロに近いオゾン破壊係数(「ODP」)及び、低温及び中温冷却システムで使用される動作温度及び濃度範囲にわたるPOE潤滑剤との混和性などの潤滑剤適合性、並びに低GWPを提供可能であることを見出した。
【0048】
本発明の冷媒のある利点は、本明細書に定義される不燃性試験に従って試験したときに不燃性であることである。冷媒の燃焼性が特定の重要な熱伝達用途のための重要な特徴であることは当業者には理解されるであろう。したがって、当該技術分野では、優れた熱伝達特性、低毒性又は無毒性、ゼロに近いODP、並びに、空調システム(住宅用空調システム、トラック及びバスにおける冷却器システム及び空調システムを含む)、低温冷却システム、及び中温冷却システムで使用される動作温度及び濃度範囲にわたるPOE潤滑剤との混和性などの潤滑剤適合性を有する、R-404A及び/又はR-22の置換品及び/又は追加導入品として使用することができ、使用中に不燃性が維持される、冷媒組成物を提供することが望まれている。この望ましい利点は、本発明の冷媒によって達成され得る。
【0049】
冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒の別の特定の利点は、空調システム(特に住宅用空調システム、トラック及びバスにおける空調システム、並びに冷却器システムを含む)、低温冷却システム、及び中温冷却システムにおけるR-404A及びR-22の能力及びCOPが優れて一致しており、特にR-22システムについて、追加導入用途において予想外の優れた性能といった利点を提供したことである。
【0050】
出願人らは、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒組成物が、とりわけ低いGWPを含む、達成するのが困難な特性の組み合わせを達成することができることを見出した。したがって、本発明の組成物は、175以下、好ましくは、150以下のGWPを有する。
【0051】
更に、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒組成物は、低いODPを有する。したがって、本発明の冷媒組成物は、0.05以下、好ましくは0.02以下、より好ましくは約ゼロのODPを有する。
【0052】
更に、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒組成物は、許容可能な毒性を示し、好ましくは約400を超えるOELを有する。当業者に認識されるように、約400を超えるOELを有する不燃性冷媒は、ASHRAE standard 34で望ましいクラスAに分類されるため、有利である。
【0053】
出願人らは、本明細書に記載される冷媒1~12のそれぞれを含む熱伝達組成物を含む本発明の熱伝達組成物が、非常に有利な特性、特に、熱伝達特性、使用条件下での化学的安定性、低毒性又は無毒性、不燃性、ゼロに近いオゾン破壊係数(「ODP」)、並びに、空調システム(特に、住宅用空調システム、トラック及びバスにおける空調システム、並びに冷却器システムを含む)、低温冷却システム、及び中温冷却システムで使用される動作温度及び濃度範囲にわたるPOE潤滑剤との混和性などの潤滑剤適合性、並びに低GWPを、特に空調システム(特に、住宅用空調システム、トラック及びバスにおける空調システム、並びに冷却器システムを含む)、低温冷却システム、及び中温冷却システムにおいてR-404A又はR-22の置換品として、提供可能であることを見出した。
【0054】
熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の任意の冷媒から本質的になり得る。
【0055】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の任意の冷媒からなり得る。
【0056】
本発明の熱伝達組成物は、ある特定の機能性を増強させるか、又はそれを組成物に提供する目的で他の成分を含んでもよい。かかる他の成分には、潤滑剤、染料、可溶化剤、相溶化剤、安定化剤、抗酸化剤、腐食抑制剤、極圧添加剤、及び耐摩耗剤のうちの1つ以上が含まれ得る。
【0057】
潤滑剤
本発明の熱伝達組成物は、特に、冷媒1~12のそれぞれを含む本明細書に記載の冷媒と、潤滑剤と、を含む。出願人らは、潤滑剤、特にPOE潤滑剤と、本明細書に記載される冷媒1~12のそれぞれと、を含む、熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物が、冷媒に関して本明細書で特定される有利な特性に加えて、非常に有利な特性、例えば、空調システム(特に、住宅用空調システム、トラック及びバスにおける空調システム、並びに冷却器システムを含む)、低温及び中温冷却システムで使用される動作温度及び濃度範囲にわたるPOE潤滑剤との混和性などの、優れた冷媒/潤滑剤適合性を、特に住宅用空調システム、低温冷却システム、及び中温冷却システムにおいてR-404A/R-22の置換品として、かつ、追加導入品として、提供可能であることを見出した。
【0058】
一般に、潤滑剤を含む本発明の熱伝達組成物は、熱伝達組成物の重量に基づいて、好ましくは約0.1重量%~約5重量%、又は0.1重量%~約1重量%、又は0.1重量%~約0.5重量%の量で潤滑剤を含む。
【0059】
冷却機器に使用されている、ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、シリコーン油、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、ポリビニルエーテル(PVE)、ポリエーテル(PE)、及びポリ(α-オレフィン)(PAO)などの一般的に使用される冷媒潤滑剤が、本発明の冷媒組成物と共に使用され得る。
【0060】
好ましくは、潤滑剤は、POE、鉱物油、AB、PVE、及びPEから選択される。
【0061】
好ましくは、潤滑剤はPOEである。
【0062】
一般に、POE潤滑剤を含む本発明の熱伝達組成物は、熱伝達組成物の重量に基づいて、好ましくは約0.1重量%~約5重量%、又は0.1重量%~約1重量%、又は0.1重量%~約0.5重量%の量でPOE潤滑剤を含む。
【0063】
本発明の熱伝達組成物で使用するのに好ましい市販のPOEとしては、Emery 2917(登録商標)及びHatcol 2370(登録商標)として入手可能なジペラルゴン酸ネオペンチルグリコール、並びにCPI Fluid Engineeringによって商品名Emkarate RL32-3MAF及びEmkarate RL68Hとして販売されているものなどのペンタエリスリトール誘導体が挙げられる。Emkarate RL32-3MAF及びEmkarate RL68Hは、以下で特定される特性を有する好ましいPOE潤滑剤である。
【0064】
【0065】
本発明の熱伝達組成物で使用するのに好ましい市販のポリビニルエーテルとしては、Idemitsuから商品名FVC32D及びFVC68Dとして販売されている潤滑剤が挙げられる。
【0066】
本発明の熱伝達組成物で使用するのに好ましい市販の鉱物油としては、WitcoのWitco LP 250(登録商標)、WitcoのSuniso 3GS、及びCalumetのCalumet R015が挙げられる。市販のアルキルベンゼン潤滑剤としては、Shrieve ChemicalのZerol 150(登録商標)及びZerol 300(登録商標)が挙げられる。
【0067】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1及びPOE潤滑剤を含む。
【0068】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒2及びPOE潤滑剤を含む。
【0069】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒3及びPOE潤滑剤を含む。
【0070】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒4及びPOE潤滑剤を含む。
【0071】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒5及びPOE潤滑剤を含む。
【0072】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒6及びPOE潤滑剤を含む。
【0073】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒7及びPOE潤滑剤を含む。
【0074】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒8及びPOE潤滑剤を含む。
【0075】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒9及びPOE潤滑剤を含む。
【0076】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒10及びPOE潤滑剤を含む。
【0077】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒11及びPOE潤滑剤を含む。
【0078】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒12及びPOE潤滑剤を含む。
【0079】
ASTM D445に従って測定された40℃での粘度が約30~約70であるPOEから本質的になる潤滑剤は、本明細書において潤滑剤1と呼ばれる。
【0080】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1及び潤滑剤1を含む。
【0081】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒2及び潤滑剤1を含む。
【0082】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒3及び潤滑剤1を含む。
【0083】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒4及び潤滑剤1を含む。
【0084】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒5及び潤滑剤1を含む。
【0085】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒6及び潤滑剤1を含む。
【0086】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒7及び潤滑剤1を含む。
【0087】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒8及び潤滑剤1を含む。
【0088】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒9及び潤滑剤1を含む。
【0089】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒10及び潤滑剤1を含む。
【0090】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒11及び潤滑剤1を含む。
【0091】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒12及び潤滑剤1を含む。
【0092】
ASTM D445に従って測定された40℃での粘度が約30~約70であるPOEから本質的になり、熱伝達組成物の重量に基づき約0.1%~約1%の量で存在する潤滑剤は、本明細書において潤滑剤2と呼ばれる。
【0093】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1及び潤滑剤2を含む。
【0094】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒2及び潤滑剤2を含む。
【0095】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒3及び潤滑剤2を含む。
【0096】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒4及び潤滑剤2を含む。
【0097】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒5及び潤滑剤2を含む。
【0098】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒6及び潤滑剤2を含む。
【0099】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒7及び潤滑剤2を含む。
【0100】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒8及び潤滑剤2を含む。
【0101】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒9及び潤滑剤2を含む。
【0102】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒10及び潤滑剤2を含む。
【0103】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒11及び潤滑剤2を含む。
【0104】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒12及び潤滑剤2を含む。
【0105】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、約0.1%~約5%、又は約0.1%~約1%、又は約0.1%~約0.5%の潤滑剤とを含み、当該百分率は熱伝達組成物中の潤滑剤の重量に基づく。
【0106】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、約0.1%~約5%、又は約0.1%~約1%、又は約0.1%~約0.5%のPOE潤滑剤とを含み、当該百分率は熱伝達組成物中の潤滑剤の重量に基づく。
【0107】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、約0.1%~約5%、又は約0.1%~約1%の潤滑剤1とを含み、当該百分率は熱伝達組成物中の潤滑剤の重量に基づく。
【0108】
ASTM D445に従って測定された40℃での粘度が約30~約70であるPOEから本質的になり、熱伝達組成物の重量に基づき約0.1%~約0.5%の量で存在する潤滑剤は、本明細書において潤滑剤3と呼ばれる。
【0109】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤3と、を含む。
【0110】
ASTM D445に従って測定された40℃での粘度が約30~約70であるPOEから本質的になり、熱伝達組成物の重量に基づき約0.1%~約0.5%の量で存在する潤滑剤は、本明細書において潤滑剤4と呼ばれる。
【0111】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤4と、を含む。
【0112】
安定化剤
本発明の熱伝達組成物は、特に、冷媒1~12のそれぞれを含む本明細書に記載の冷媒と、安定化剤と、を含む。出願人らは、安定化剤と、本明細書に記載される冷媒1~12のそれぞれと、を含む、熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物が、冷媒に関して本明細書で特定される有利な特性に加えて、非常に有利な特性、例えば、空調システム(特に、住宅用空調システム、トラック及びバスにおける空調システム、並びに冷却器システムを含む)、低温及び中温冷却システムで使用される動作温度及び濃度範囲にわたる化学的安定性を、空調システム(特に住宅用空調システム、トラック及びバスにおける空調システム、並びに冷却器システムを含む)、低温及び中温冷却システムにおいてR-404A/R-22の置換品として、提供可能であることを見出した。
【0113】
好ましい実施形態では、安定化剤は、アルキル化ナフタレン化合物、ジエン系化合物、フェノール系化合物及びイソブチレンのうちの1種以上を含む。安定化剤に使用され得る他の化合物としては、リン系化合物、窒素系化合物、及びエポキシド化合物が挙げられる。これらの種のそれぞれのうち好ましい化合物を以下に記載する。
【0114】
アルキル化ナフタレン
出願人らは、驚くべきことに、かつ予想外に、アルキル化ナフタレンが、本発明の熱伝達組成物の安定化剤として非常に有効であることを見出した。本明細書で使用するとき、用語「アルキル化ナフタレン」は、以下の構造を有する化合物を指す:
【0115】
【化1】
式中、各R
1~R
8は、直鎖アルキル基、分岐アルキル基、及び水素から独立して選択される。アルキル鎖の特定の長さ、並びに混合物又は分岐鎖及び直鎖及び水素は、本発明の範囲内で変化することができ、このような変化は、アルキル化ナフタレンの物理的特性、特にアルキル化化合物の粘度などに反映されることが当業者には認識及び理解されようし、このような物質の製造業者は、特定のR基の明記に代えてこのような特性のうちの1つ以上に言及することで物質を定義することが多い。
【0116】
出願人らは、予想外の、驚くべき、かつ有利な結果が、以下の特性を有する本発明による安定化剤としてのアルキル化ナフタレンの使用に結びつくことを見出しており、示された特性を有するアルキル化ナフタレン化合物は、以下のアルキル化ナフタレンの特性表1の列1~5にそれぞれ示すように、本明細書において便宜上、アルキル化ナフタレン1~アルキル化ナフタレン5と呼ばれる。
【0117】
【0118】
ASTM D445に従って測定された40℃での粘度に関連して本明細書で使用するとき、用語「約」は、+/-4cStを意味する。
【0119】
ASTM D445に従って測定された100℃での粘度に関連して本明細書で使用するとき、用語「約」は、+/-0.4cStを意味する。
【0120】
ASTM D97に従って測定された流動点に関連して本明細書で使用するとき、用語「約」は、+/-5℃を意味する。
【0121】
出願人らはまた、予想外の、驚くべき、かつ有利な結果が、以下の特性を有する本発明による安定化剤としてのアルキル化ナフタレンの使用に結びつくことも見出しており、示された特性を有するアルキル化ナフタレン化合物は、以下のアルキル化ナフタレンの特性表2の列6~10にそれぞれ示すように、本明細書において便宜上、アルキル化ナフタレン6~アルキル化ナフタレン10と呼ばれる。
【0122】
【0123】
アルキル化ナフタレン1~アルキル化ナフタレン6の意味の範囲内のアルキル化ナフタレンの例としては、King Industriesによって商品名NA-LUBE KR-007A、KR-008、KR-009、KR-015、KR-019、KR-005FG、KR-015FG、及びKR-029FGとして販売されているものが挙げられる。
【0124】
アルキル化ナフタレン2及びアルキル化ナフタレン7の意味の範囲内のアルキル化ナフタレンの例としては、King Industriesによって商品名NA-LUBE KR-007A、KR-008、KR-009、及びKR-005FGとして販売されているものが挙げられる。
【0125】
アルキル化ナフタレン5及びアルキル化ナフタレン10の意味の範囲内のアルキル化ナフタレンの例としては、King Industriesによって商品名NA-LUBE KR-008として販売されている製品が挙げられる。
【0126】
アルキル化ナフタレンは、好ましくは、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒を含む本発明の熱伝達組成物中に存在し、アルキル化ナフタレンは、0.01%~約10%、又は約1.5%~約4.5%、又は約2.5%~約3.5%の量で存在し、これらの量はアルキル化ナフタレン及び冷媒の量に基づく重量パーセントである。
【0127】
ジエン系化合物
ジエン系化合物は、C3~C15ジエン、及び任意の2種以上のC3~C4ジエンの反応によって形成された化合物を含み得る。好ましくは、ジエン系化合物は、アリルエーテル、プロパジエン、ブタジエン、イソプレン、及びテルペンからなる群から選択される。ジエン系化合物は、好ましくはテルペンであり、これにはテレベン、レチナール、ゲラニオール、テルピネン、デルタ-3カレン、テルピノレン、フェランドレン、フェンケン、ミルセン、ファルネセン、ピネン、ネロール、シトラル、カンフル、メントール、リモネン、ネロリドール、フィトール、カルノシン酸、及びビタミンA1が含まれるがこれらに限定されない。好ましくは、安定化剤は、ファルネセンである。好ましいテルペン安定化剤は、参照により本明細書に組み込まれる、2004年12月12日に出願され、米国特許出願公開第2006/0167044(A1)号として公開された、米国特許仮出願第60/638,003号に開示されている。更に、ジエン系化合物は、0を超える量で、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され得る。各々の場合において、重量百分率は、熱伝達組成物中のジエン系化合物及び冷媒の重量を指す。
【0128】
フェノール系化合物
フェノール系化合物は、4,4’-メチレンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);4,4’-ビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);4,4’-ビス(2-メチル-6-tert-ブチルフェノール)を含む2,2-又は4,4-ビフェニルジオール;2,2-又は4,4-ビフェニルジオールの誘導体;2,2’-メチレンビス(4-エチル-6-tertブチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4-ブチリデンビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4-イソプロピリデンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-ノニルフェノール);2,2’-イソブチリデンビス(4,6-ジメチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-シクロヘキシルフェノール);2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール(BHT);2,6-ジ-tert-ブチル-4-エチルフェノール:2,4-ジメチル-6-tert-ブチルフェノール;2,6-ジ-tert-アルファ-ジメチルアミノ-p-クレゾール;2,6-ジ-tert-ブチル-4(N,N’-ジメチルアミノメチルフェノール);4,4’-チオビス(2-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4’-チオビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール);2,2’-チオビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール);ビス(3-メチル-4-ヒドロキシ-5-tert-ブチルベンジル)スルフィド;ビス(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)スルフィド、トコフェロール、ヒドロキノン、2,2’6,6’-テトラ-tert-ブチル-4,4’-メチレンジフェノール、及びt-ブチルヒドロキノンから選択される1種以上の化合物、好ましくはBHTであってよい。
【0129】
フェノール化合物は、0を超える量で、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され得る。各々の場合において、重量百分率は、熱伝達組成物中のフェノール系化合物及び冷媒の重量を指す。
【0130】
リン系化合物
リン化合物は、亜リン酸化合物又はリン酸化合物であり得る。本発明の目的では、亜リン酸化合物は、ジアリール、ジアルキル、トリアリール、及び/若しくはトリアルキルホスファイト、並びに/又は混合されたアリール/アルキル二若しくは三置換ホスファイト、特にヒンダードホスファイト、トリス-(ジ-tert-ブチルフェニル)ホスファイト、ジ-n-オクチルホスファイト、イソ-オクチルジフェニルホスファイト、イソーデシルジフェニルホスファイト、トリ-イソ-デシルホスフェート、トリフェニルホスファイト、及びジフェニルホスファイトから選択される1種以上の化合物、特にジフェニルホスファイトであり得る。
【0131】
リン酸化合物は、トリアリールホスフェート、トリアルキルホスフェート、アルキルモノ酸ホスフェート、アリール二酸ホスフェート、アミンホスフェート、好ましくはトリアリールホスフェート及び/又はトリアルキルホスフェート、特にトリ-n-ブチルホスフェートであり得る。
【0132】
リン化合物は、0を超える量で、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され得る。各々の場合において、対重量は、熱伝達組成物中のリン系化合物及び冷媒の重量を指す。
【0133】
窒素化合物
安定化剤が窒素化合物を含むとき、安定化剤は、ジフェニルアミン、p-フェニレンジアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、及びトリイソブチルアミンから選択される1種以上の二級又は三級アミンなどのアミン系化合物を含み得る。アミン系化合物は、アミン抗酸化剤、例えば、置換ピペリジン化合物、すなわち、アルキル置換ピペリジル、ピペリジニル、ピペラジノン、又はアルキオキシピペリジニルの誘導体、特に、2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリドン、2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジノール;ビス-(1,2,2,6,6-ペンタメチルピペリジル)セバケート;ジ(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート、ポリ(N-ヒドロキシエチル-2,2,6,6-テトラメチル-4-ヒドロキシ-ピペリジルスクシネート;アルキル化パラフェニレンジアミン、例えば、N-フェニル-N’-(1,3-ジメチル-ブチル)-p-フェニレンジアミン又はN,N’-ジ-sec-ブチル-p-フェニレンジアミン、並びにヒドロキシルアミン、例えば、獣脂アミン、メチルビス獣脂アミン、及びビス獣脂アミン、又はフェノール-アルファ-ナフチルアミン、若しくはTinuvin(登録商標)765(Ciba)、BLS(登録商標)1944(Mayzo Inc)、及びBLS(登録商標)1770(Mayzo Inc)から選択される1種以上のアミン抗酸化剤であり得る。本発明の目的では、アミン系化合物はまた、ビス(ノニルフェニルアミン)などのアルキルジフェニルアミン、(N-(1-メチルエチル)-2-プロピルアミンなどのジアルキルアミン、又はフェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)、アルキル-フェニル-アルファ-ナフチル-アミン(APANA)、及びビス(ノニルフェニル)アミンのうちの1つ以上であってもよい。好ましくは、アミン系化合物は、フェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)、アルキル-フェニル-アルファ-ナフチル-アミン(APANA)、及びビス(ノニルフェニル)アミンのうちの1種以上、より好ましくはフェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)である。
【0134】
代替的に、又は上記で識別した窒素化合物に加えて、ジニトロベンゼン、ニトロベンゼン、ニトロメタン、ニトロソベンゼン、及びTEMPO[(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル]から選択される1種以上の化合物を安定化剤として使用してもよい。
【0135】
窒素化合物は、0を超えかつ0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され得る。各々の場合において、重量百分率は、熱伝達組成物中の窒素系化合物及び冷媒の重量を指す。
【0136】
イソブチレン
イソブチレンは、0を超えかつ0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され得る。各々の場合において、重量百分率は、熱伝達組成物中のイソブチレン及び冷媒の重量を指す。
【0137】
エポキシド及びその他
有用なエポキシドとしては、芳香族エポキシド、アルキルエポキシド、及びアルケニルエポキシドが挙げられる。
【0138】
安定化剤の組み合わせ
好ましくは、熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、ジエン系化合物及びアルキル化ナフタレンを含む安定化剤組成物と、を含む。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤1と呼ばれる。
【0139】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒1及び安定化剤1を含み得る。
【0140】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒2及び安定化剤1を含み得る。
【0141】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒3及び安定化剤1を含み得る。
【0142】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒4及び安定化剤1を含み得る。
【0143】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒5及び安定化剤1を含み得る。
【0144】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒6及び安定化剤1を含み得る。
【0145】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒7及び安定化剤1を含み得る。
【0146】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒8及び安定化剤1を含み得る。
【0147】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒9及び安定化剤1を含み得る。
【0148】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒10及び安定化剤1を含み得る。
【0149】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒11及び安定化剤1を含み得る。
【0150】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒12及び安定化剤1を含み得る。
【0151】
好ましくは、熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、ジエン系化合物、アルキル化ナフタレン1から選択されるアルキル化ナフタレン、及びフェノール系化合物を含む安定化剤組成物と、を含む。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤2と呼ばれる。
【0152】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒1及び安定化剤2を含み得る。
【0153】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒2及び安定化剤2を含み得る。
【0154】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒3及び安定化剤2を含み得る。
【0155】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒4及び安定化剤2を含み得る。
【0156】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒5及び安定化剤2を含み得る。
【0157】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒6及び安定化剤2を含み得る。
【0158】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒7及び安定化剤2を含み得る。
【0159】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒8及び安定化剤2を含み得る。
【0160】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒9及び安定化剤2を含み得る。
【0161】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒10及び安定化剤2を含み得る。
【0162】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒11及び安定化剤2を含み得る。
【0163】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒12及び安定化剤2を含み得る。
【0164】
好ましくは、熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物と、を含む。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤3と呼ばれる。
【0165】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒1及び安定化剤3を含み得る。
【0166】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒2及び安定化剤3を含み得る。
【0167】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒3及び安定化剤3を含み得る。
【0168】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒4及び安定化剤3を含み得る。
【0169】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒5及び安定化剤3を含み得る。
【0170】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒6及び安定化剤3を含み得る。
【0171】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒7及び安定化剤3を含み得る。
【0172】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒8及び安定化剤3を含み得る。
【0173】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒9及び安定化剤3を含み得る。
【0174】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒10及び安定化剤3を含み得る。
【0175】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒11及び安定化剤3を含み得る。
【0176】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒12及び安定化剤3を含み得る。
【0177】
熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、ファルネセン、及びアルキル化ナフタレン1から選択されるアルキル化ナフタレン、及びBHTを含む安定化剤組成物と、を含み得る。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤4と呼ばれる。
【0178】
熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTから本質的になる安定化剤組成物と、を含み得る。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤5と呼ばれる。
【0179】
熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTからなる安定化剤組成物と、を含み得る。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤6と呼ばれる。
【0180】
熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、イソブチレン、及びアルキル化ナフタレン1から選択されるアルキル化ナフタレンを含む安定化剤組成物と、を含み得る。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤7と呼ばれる。
【0181】
熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、イソブチレン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTからなる安定化剤組成物と、を含み得る。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤8と呼ばれる。
【0182】
熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、イソブチレン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTから本質的になる安定化剤組成物と、を含み得る。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤9と呼ばれる。
【0183】
熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、イソブチレン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTからなる安定化剤組成物と、を含み得る。本段落に記載される安定化剤は、本明細書では安定化剤10と呼ばれる。
【0184】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、アルキル化ナフタレン4を含む安定化剤組成物であって、当該アルキル化ナフタレンが、熱伝達組成物の重量に基づいて0.0001重量%~約5重量%の量で存在する、安定化剤組成物と、を含み得る。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤11と呼ばれる。
【0185】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、アルキル化ナフタレン5を含む安定化剤組成物であって、当該アルキル化ナフタレンが、熱伝達組成物の重量に基づいて0.0001重量%~約5重量%の量で存在する、安定化剤組成物と、を含み得る。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤12と呼ばれる。
【0186】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、BHTを含む安定化剤組成物であって、当該BHTが、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で存在する、安定化剤組成物と、を含み得る。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤13と呼ばれる。
【0187】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが、約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が、約0.0001重量%~約10重量%の量で提供され、BHTが、約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、これらの百分率は熱伝達組成物の重量に基づく、安定化剤組成物と、を含み得る。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤14と呼ばれる。
【0188】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が、0.001重量%~約10重量%の量で提供され、BHTが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、これらの百分率は熱伝達組成物の重量に基づく、安定化剤組成物と、を含み得る。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤15と呼ばれる。
【0189】
本発明の熱伝達組成物は、より好ましくは、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の任意の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が、1.5重量%~約4.5重量%の量で提供され、BHTが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、これらの百分率は熱伝達組成物の重量に基づく、安定化剤組成物と、を含み得る。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤16と呼ばれる。
【0190】
本発明の熱伝達組成物は、より好ましくは、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の任意の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン5が、2.5重量%~3.5重量%の量で提供され、BHTが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、これらの百分率は熱伝達組成物の重量に基づく、安定化剤組成物と、を含み得る。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤17と呼ばれる。
【0191】
冷媒、潤滑剤、及び安定化剤を含む熱伝達組成物
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤1~3のそれぞれを含む本発明の任意の潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む本発明の安定化剤と、を含み得る。
【0192】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含み得る。
【0193】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤1と、安定化剤1と、を含み得る。
【0194】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤2と、安定化剤1と、を含み得る。
【0195】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤3と、安定化剤1と、を含み得る。
【0196】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、POE潤滑剤と、安定化剤2と、を含み得る。
【0197】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤1と、安定化剤2と、を含み得る。
【0198】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤2と、安定化剤2と、を含み得る。
【0199】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤3と、安定化剤2と、を含み得る。
【0200】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、POE潤滑剤と、安定化剤3と、を含み得る。
【0201】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤1と、安定化剤3と、を含み得る。
【0202】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤2と、安定化剤3と、を含み得る。
【0203】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤3と、安定化剤3と、を含み得る。
【0204】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤1と、安定化剤14と、を含み得る。
【0205】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤1と、安定化剤14と、を含み得る。
【0206】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤2と、安定化剤14と、を含み得る。
【0207】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒のいずれかと、潤滑剤3と、安定化剤14と、を含み得る。
【0208】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0209】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒2、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0210】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒3、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0211】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒4、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0212】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒5、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0213】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒6、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0214】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒7、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0215】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒8、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0216】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒9、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0217】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒10、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0218】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒11、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0219】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒12、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0220】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1、POE潤滑剤、及び安定化剤1、安定化剤2、安定化剤3、安定化剤7、及び安定化剤14から選択される安定化剤を含み得る。
【0221】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1、潤滑剤1、及び安定化剤1、安定化剤2、安定化剤3、安定化剤7、及び安定化剤14から選択される安定化剤を含み得る。
【0222】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1、潤滑剤2、及び安定化剤1、安定化剤2、安定化剤3、安定化剤7、及び安定化剤14から選択される安定化剤を含み得る。
【0223】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒5、POE潤滑剤、及び安定化剤1、安定化剤2、安定化剤3、安定化剤7、及び安定化剤14から選択される安定化剤を含み得る。
【0224】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒5、潤滑剤1、及び安定化剤1、安定化剤2、安定化剤3、安定化剤7、及び安定化剤14から選択される安定化剤を含み得る。
【0225】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒5、潤滑剤2、及び安定化剤1、安定化剤2、安定化剤3、安定化剤7、及び安定化剤14から選択される安定化剤を含み得る。
【0226】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒10、POE潤滑剤、及び安定化剤1、安定化剤2、安定化剤3、安定化剤7、及び安定化剤14から選択される安定化剤を含み得る。
【0227】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒10、潤滑剤1、及び安定化剤1、安定化剤2、安定化剤3、安定化剤7、及び安定化剤14から選択される安定化剤を含み得る。
【0228】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒10、潤滑剤2、及び安定化剤1、安定化剤2、安定化剤3、安定化剤7、及び安定化剤14から選択される安定化剤を含み得る。
【0229】
本発明の新規及び基本的な特徴から逸脱することなく、本明細書に含まれる教示を考慮して、本明細書において言及されていない他の添加剤もまた含まれ得る。
【0230】
また、参照によりその開示全体が組み込まれている米国特許第6,516,837号に開示されるように、油溶性を補助するために、界面活性剤及び可溶化剤の組み合わせが本発明の組成物に添加されてもよい。
【0231】
方法、使用、及びシステム
本明細書に開示される冷媒及び熱伝達組成物は、空調用途、例えば、モバイル空調(バス及び列車における空調を含む)、住宅用空調などの定置型空調(特に、住宅用空調、具体的にはダクトスプリット型又はダクトレススプリット型空調システムを含む)、工業用空調(冷却器システムを含む)、商用空調システム(特に、冷却器システム、パッケージ式ルーフトップユニット、及び可変冷媒流(VRF)システムを含む)で使用するために提供される。
【0232】
本明細書に開示される冷媒及び熱伝達組成物は、ヒートポンプ、例えば、モバイルヒートポンプ(電気自動車用ヒートポンプを含む)、住宅用ヒートポンプ(住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システムを含む)、商用空気熱源、水熱源、又は土壌熱源ヒートポンプシステムで使用するために提供される。
【0233】
本明細書に開示される冷媒及び熱伝達組成物は、冷却器、例えば、特に容積型冷却器、空冷又は水冷直接膨張式冷却器(モジュラー式か又は従来法で単独包装されているかのいずれかであり得る)で使用するために提供される。
【0234】
本明細書に開示される冷媒及び熱伝達組成物は、熱伝達用途、例えば、低温商用冷却システム(低温スーパーマーケット用冷却システム)及び低温輸送用システムを含む)を含む低温冷却システムで使用するために提供される。
【0235】
本明細書に開示される冷媒及び熱伝達組成物は、中温冷却システム、例えば、中温商用冷却システム(中央スーパーマーケット用冷却システム及び中温輸送用システムを含む)で使用するために提供される。
【0236】
本発明の組成物は、新規又は既存の熱伝達システムなどの、R-404冷媒と共に使用するのに好適であるシステムにおいて用いられ得る。
【0237】
本発明の組成物は、新規又は既存の熱伝達システムなどの、R-22冷媒と共に使用するのに好適であるシステムにおいて用いられ得る。
【0238】
本発明の熱伝達組成物のいずれかへの任意の言及は、本明細書に記載される熱伝達組成物の各々いずれかを指す。したがって、本発明の組成物の使用又は用途の以前又は以降の記載について、熱伝達組成物は、本明細書に記載される冷媒のいずれかと、本明細書に記載される安定化剤及び潤滑剤との組み合わせ、例えば、(i)冷媒1~12のそれぞれ、(ii)冷媒1~12のそれぞれと、安定化剤1~19のそれぞれとの任意の組み合わせ、(iii)冷媒1~12のそれぞれと、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2を含む任意の潤滑剤との任意の組み合わせ、及び(iv)冷媒1~12のそれぞれと、安定化剤1~19のそれぞれと、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2を含む任意の潤滑剤との任意の組み合わせを含み得るか、又はそれらから本質的になり得るか、又はそれらからなり得る。
【0239】
圧縮機を含む本発明の熱伝達システム、及びシステム内の圧縮機用潤滑剤に関して、システムは、システム内の潤滑剤充填量が、約5重量%~60重量%、又は約10重量%~約60重量%、又は約20重量%~約50重量%、又は約20重量%~約40重量%、又は約20重量%~約30重量%、又は約30重量%~約50重量%、又は約30重量%~約40重量%であるように、冷媒及び潤滑剤の充填量を含むことができる。本明細書で使用するとき、用語「潤滑剤充填量」は、システム内に含まれる潤滑剤及び冷媒の合計の割合として、システム内に含まれる潤滑剤の総重量を指す。このようなシステムはまた、熱伝達組成物の約5重量%~約10重量%、又は約8重量%の潤滑剤充填量を含み得る。
【0240】
本発明は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、本発明の潤滑剤と、0.1%~約20%、又は約5%~約15%、又は約8%~約12%の量で存在し、これらの量はシステム中のアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の量に基づく重量パーセントである、アルキル化ナフタレンと、を含む、熱伝達システムを提供する。
【0241】
本発明は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤1と、0.1%~約20%、又は約5%~約15%、又は約8%~約12%の量であって、これらの量はシステム中のアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の量に基づく重量パーセントである、アルキル化ナフタレンと、を含む、熱伝達システムを提供する。
【0242】
本発明は、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤2と、0.1%~約20%、又は約5%~約15%、又は約8%~約12%の量であって、これらの量はシステム中のアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の量に基づく重量パーセントである、アルキル化ナフタレンと、を含む、熱伝達システムを提供する。
【0243】
例示的な熱伝達システム
以下に詳細に記載されるように、本発明の好ましいシステムは、全てが配管、弁及び制御システムを使用して流体連通するように接続されている圧縮機、凝縮器、膨張装置、及び蒸発器を備え、そのため、熱伝達組成物の冷媒及び関連する構成要素は、冷却サイクルを完了するために、既知の方法でシステムを通って流れることができる。このような基本システムの例示的な概略図を
図1に示す。具体的には、
図1に概略的に示されるシステムは、圧縮された冷媒蒸気を凝縮器20に供給する圧縮機10を示す。圧縮された冷媒蒸気は凝縮されて液体冷媒を生成し、その後、低温減圧下で冷媒を生成する膨張装置40に導かれ、次いで蒸発器50に供給される。蒸発器50では、液体冷媒は、冷却される本体又は流体から熱を吸収することによって、圧縮機の吸引ラインに供給される冷媒蒸気を生成する。
【0244】
図2に示される冷却システムは、熱交換器30及びバイパス膨張弁25を含む蒸気注入システムを備えることを除いて、
図1に関連して上述したものと同じである。バイパス膨張装置25は、装置を通って凝縮器出口の冷媒流の一部を迂回させ、それによって、減圧下で熱交換器30に、したがってより低温で熱交換器30に液体冷媒を供給する。次いで、この相対的に冷却された液体冷媒は、凝縮器の残りの比較的高温の液体と熱交換する。この動作により、主膨張装置40及び蒸発器50に過冷却された液体が生成され、圧縮機10に相対的に冷却された冷媒蒸気を戻す。このように、圧縮機の吸入側への冷却冷媒蒸気の注入は、圧縮機の吐出温度を許容限界に維持する役割を果たし、これは、高い圧縮比を利用する低温システムにおいて特に有利であり得る。
【0245】
図3に示される冷却システムは、バイパス弁26を含む液体注入システムを備えることを除いて、
図1に関連して上述したものと同じである。バイパス弁26は、凝縮器を出る液体冷媒の一部を圧縮機に、好ましくは圧縮機10内の液体注入ポートへと迂回させる。このように、圧縮機の吸入側への液体冷媒の注入は、圧縮機の吐出温度を許容限界に維持する役割を果たし、これは、高い圧縮比を利用する低温システムにおいて特に有利であり得る。
【0246】
図4に示される冷却システムは、液体ライン/吸引ライン熱交換器35を備えることを除いて、
図1に関連して上述したものと同じである。弁25は、凝縮器出口の冷媒流の一部を液体ライン/吸引ライン熱交換器へと迂回させ、ここで熱は液体冷媒から蒸発器50を出る冷媒蒸気へと移る。
【0247】
図5に示される冷却システムは、圧縮機10の出口に接続されたオイルセパレータ60を備えることを除いて、
図1に関連して上述したものと同じである。当業者には既知であるように、典型的には、圧縮機の吐出冷媒蒸気の中にある程度の圧縮機潤滑剤が持ち込まれ、オイルセパレータは、冷媒蒸気から潤滑剤液を吐出する手段を提供するために含まれ、その結果得られる、潤滑油含有量が低減された冷媒蒸気が凝縮器入口に進み、次いで液体潤滑剤が、圧縮機の潤滑に使用するために、潤滑剤レシーバなどの潤滑剤リザーバに戻される。好ましい実施形態では、オイルセパレータは、好ましくはフィルタ又は中実コアの形態の、本明細書に記載の封鎖材料を含む。
【0248】
当業者であれば、
図2~5のそれぞれに別々に示される異なる機器/構成オプションを組み合わせることができ、任意の特定の用途に有利であると考えられるように一緒に使用され得ると理解するであろう。
【0249】
封鎖材料を有するシステム
本発明による熱伝達システムは、互いに連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のうちのいずれか1つを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2を含む潤滑剤と、システム内の封鎖材料とを含むことができ、当該封鎖材料は、好ましくは、
i.銅若しくは銅合金、又は
ii.活性アルミナ、又は
iii.銅、銀、鉛、若しくはこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、又は
iv.陰イオン交換樹脂、又は
v.水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ、又は
vi.上記のうちの2つ以上の組み合わせ、を含む。
【0250】
上記のカテゴリ(i)~(v)のそれぞれからの好ましい材料を以下に記載する。
【0251】
a.銅/銅合金の封鎖材料
封鎖材料は、銅、又は銅合金、好ましくは銅であり得る。
銅合金は、銅に加えて、スズ、アルミニウム、シリコン、ニッケル、又はこれらの組み合わせなどの、1種以上の更なる金属を含み得る。代替的に、又は加えて、銅合金は、炭素、窒素、シリコン、酸素、又はこれらの組み合わせなどの、1種以上の非金属元素を含み得る。
【0252】
銅合金は、様々な量の銅を含み得ることが認識されるであろう。例えば、銅合金は、銅合金の総重量に基づいて、銅の少なくとも約5重量%、少なくとも約15重量%、少なくとも約30重量%、少なくとも約50重量%、少なくとも約70重量%、又は少なくとも約90重量%を含み得る。また、銅合金は、銅合金の総重量に基づいて、約5重量%~約95重量%、約10重量%~約90重量%、約15重量%~約85重量%、約20重量%~約80重量%、約30重量%~約70重量%、又は約40重量%~約60重量%の銅を含み得ることも認識されるであろう。
【0253】
代替的に、銅は、封鎖材料として使用され得る。銅金属は、不純物レベルの他の要素又は化合物を含有し得る。例えば、銅の金属は、少なくとも約99重量%、より好ましくは少なくとも約99.5重量%、より好ましくは少なくとも約99.9重量%の元素銅を含有し得る。
【0254】
銅又は銅合金は、冷媒が銅又は銅合金の表面に接触することを可能にする、任意の形態であり得る。好ましくは、銅又は銅合金の形態は、銅又は銅合金の表面積を最大にするように(すなわち、冷媒と接触する領域を最大にするように)選択される。
【0255】
例えば、金属は、メッシュ、ウール、球、円錐、円筒などの形態であり得る。「球体」という用語は、最大直径と最小直径との差が最大直径の約10%以下である、三次元形状を指す。
【0256】
銅又は銅合金は、少なくとも約10m2/g、少なくとも約20m2/g、少なくとも約30m2/g、少なくとも約40m2/g、又は少なくとも約50m2/gのBET表面積を有し得る。BET表面積は、ASTM D6556-10に従って測定され得る。
【0257】
封鎖材料が銅又は銅合金を含む場合、銅又は銅合金のBET表面積は、冷媒1kg当たり約0.01~約1.5m2、好ましくは冷媒1kg当たり約0.02~約0.5m2であり得る。
【0258】
例えば、銅又は銅合金は、冷媒1kg当たり約0.08m2の表面積を有し得る。
【0259】
b.ゼオライトモレキュラーシーブ封鎖材料
封鎖材料は、ゼオライトモレキュラーシーブを含み得る。ゼオライトモレキュラーシーブは、銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせ、好ましくは少なくとも銀を含み得る。
【0260】
好ましい実施形態では、ゼオライトモレキュラーシーブは、ゼオライトの総重量に基づいて、約1重量%~約30%重量%、好ましくは約5重量%~約20%重量%の量の金属、好ましくは、特定の実施形態では銀を含有する。
【0261】
金属(すなわち銅、銀、及び/又は鉛)は、単一の酸化状態で、又は様々な酸化状態で存在し得る(例えば、銅ゼオライトは、Cu(I)及びCu(II)の両方を含み得る)。
【0262】
ゼオライトモレキュラーシーブは、銀、鉛、及び/又は銅以外の金属を含み得る。
【0263】
ゼオライトは、約5~40Å(オングストローム)のそれらの最大寸法にわたるサイズを有する開口部を有し得る。例えば、ゼオライトは、約35Å(オングストローム)以下のそれらの最大寸法にわたるサイズを有する開口部を有し得る。好ましくは、ゼオライトは、約15~約35Å(オングストローム)のそれらの最大寸法にわたるサイズを有する開口部を有し得る。IONSIV D7310-Cなどのゼオライトは、出願人らが、本発明に従って特定の分解生成物を効果的に除去することを見出した、活性部位を有する。
【0264】
封鎖材料が銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブを含む場合、モレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)は、熱伝達システム中のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)、冷媒、及び潤滑剤(存在する場合)の総量に対して、約1重量%~約30重量%、例えば約2重量%~約25重量%の量で存在し得る。
【0265】
好ましい実施形態において、封鎖材料は、銀を含むゼオライトモレキュラーシーブを含み、かかる実施形態において、モレキュラーシーブは、処理されている熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に基づいて、潤滑剤100の重量部当たり(pphl)、少なくとも5%重量部(pbw)、好ましくは約5pbw~約30pbw、又は約5pbw~約20pbwの量で存在する。本段落に記載される好ましい実施形態は、本明細書に記載される熱伝達組成物からフッ化物を除去する優れた能力を有することを見出した。更にまた、本段落に記載されるかかる好ましい実施形態において、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量は、ゼオライトの総重量に基づいて、約1%~約30重量%、又は好ましくは約5%~約20重量%である。
【0266】
好ましい実施形態において、封鎖材料は、銀を含むゼオライトモレキュラーシーブを含み、かかる実施形態において、モレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)は、処理されている熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約10pphl、好ましくは約10pphl~30pphl、又は約10pphl~約20pphl重量の量で存在し得る。本段落に記載される好ましい実施形態は、本明細書に記載される熱伝達組成物からヨウ化物を除去する優れた能力を有することを見出した。更にまた、本段落に記載されるかかる好ましい実施形態において、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量は、ゼオライトの総重量に基づいて、約1%~約30重量%、又は好ましくは約5%~約20重量%である。
【0267】
好ましい実施形態において、封鎖材料は、銀を含むゼオライトモレキュラーシーブを含み、かかる実施形態において、モレキュラーシーブは、処理されている熱伝達システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、少なくともpphl、好ましくは約15pphl~30pphl、又は約15pphl~約20pphl重量の量で存在し得る。本段落に記載される好ましい実施形態は、本明細書に記載される熱伝達組成物のTANレベルを低減する優れた能力を有することを見出した。更にまた、本段落に記載されるかかる好ましい実施形態において、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量は、ゼオライトの総重量に基づいて、約1%~約30重量%、又は好ましくは約5%~約20重量%である。
【0268】
好ましくは、ゼオライトモレキュラーシーブは、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約15pphl又は少なくとも約18pphlの量で存在する。したがって、モレキュラーシーブは、システム内に存在するモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、約15pphl~約30pphl、又は約18pphl~約25のpphlの量で存在し得る。
【0269】
ゼオライトは、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、約5pphl又は約21pphlの量で存在し得ることが認識されるであろう。
【0270】
本明細書に記載されるゼオライトモレキュラーシーブの量は、モレキュラーシーブの乾燥重量を指す。本明細書で使用するとき、封鎖材料の「乾燥重量」という用語は、材料が50ppm以下の水分を有することを意味する。
【0271】
c.陰イオン交換樹脂
封鎖材料は、陰イオン交換樹脂を含み得る。
【0272】
好ましくは、陰イオン交換樹脂は、強塩基性陰イオン交換樹脂である。強塩基性陰イオン交換樹脂は、1型樹脂又は2型樹脂であり得る。好ましくは、陰イオン交換樹脂は、1型の強塩基性陰イオン交換樹脂である。
【0273】
陰イオン交換樹脂は、一般に、正に荷電したマトリックス及び交換可能な陰イオンを含む。交換可能な陰イオンは、塩化物陰イオン(Cl-)及び/又はヒドロオキシ陰イオン(OH-)であり得る。
【0274】
陰イオン交換樹脂は、任意の形態で提供され得る。例えば、陰イオン交換樹脂は、ビーズとして提供され得る。ビーズは、乾燥時に、約0.3mm~約1.2mmのそれらの最大寸法にわたるサイズを有し得る。
【0275】
封鎖材料が陰イオン交換樹脂を含む場合、陰イオン交換樹脂は、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約2pphl~約20pphlなどの、約1pphl~約60pphl、又は約5pphl~約60pphl、又は約20pphl~約50pphl、又は約20pphl~約30pphl、又は約1pphl約25pphlの量で存在し得る。
【0276】
好ましくは、陰イオン交換樹脂は、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約10pphl、又は少なくとも約15pphlの量で存在する。したがって、陰イオン交換樹脂は、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して、約10pphl~約25pphl、又は約15pphl~約20pphlの量で存在し得る。
【0277】
陰イオン交換樹脂は、システム内に存在する陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約4pphl又は約16pphlの量で存在し得ることが認識されるであろう。
【0278】
出願人らは、特にAmberlyst A21(遊離塩基)の商品名で販売されている材料を含む、産業グレードの弱塩基性陰イオン交換吸着材樹脂が、封鎖材料として作用するという予想外に有利な能力を見出した。本明細書で使用するとき、弱塩基アニオン樹脂は、遊離塩基形態の樹脂を指し、この樹脂は、好ましくは、三級アミン(無荷電)によってe官能化される。三級アミンは、窒素上に1つの自由孤立電子対を含み、これは、酸の存在下で容易にプロトン化される。好ましい実施形態において、本発明に従って使用されるイオン交換樹脂は、酸によってプロトン化され、次いで、任意の追加的な種を溶液中に戻すことに寄与することなく、完全に酸を除去するために、陰イオンの対イオンを引き付け、結合する。
【0279】
Amberlyst A21は、出願人らが、物理的に非常に安定させ、かつ破損に抵抗させるようにするマクロ多孔性構造を提供するので有利であると見出したこと、及び出願人らが、比較的長い期間にわたって、好ましくはシステムの寿命にわたって、冷却システムの高い流速に耐え得ることができることを見出したことから、好ましい材料である。
【0280】
本明細書に記載される陰イオン交換樹脂の量は、陰イオン交換樹脂の乾燥重量を指す。本明細書で使用するとき、封鎖材料の「乾燥重量」という用語は、材料が50ppm以下の水分を有することを意味する。
【0281】
本明細書で使用するとき、特定の封鎖材料のpphlは、システムの内のその特定の封鎖材料及び潤滑剤の総重量に基づく特定の封鎖材料の重量百分率意味する。
【0282】
d.水分除去材料
好ましい封鎖材料は、水分除去材料である。好ましい実施形態において、水分除去材料は、水分除去モレキュラーシーブを含むか、基本的にそれからなるか、又はそれからなる。好ましい水分除去モレキュラーシーブは、アルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブとして一般的に知られているものを含み、かかる材料は、好ましくは、シリカ及びアルミナ四面体の三次元相互接続ネットワークを有する結晶金属アルミノケイ酸である。出願人らは、かかる材料が、水分を除去するために本発明のシステムにおいて効果的であり、また、最も好ましくは、タイプ3A、4A、5A、及び13Xとして、孔サイズに従って分類されることを見出した。
【0283】
水分除去材料、及び特に水分除去モレキュラーシーブ、更により好ましくはアルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブが、好ましくは、約15pphl~約60pphl重量、更により好ましくは、約30pphl~45pphl重量である。
【0284】
e.活性アルミナ
出願人らが本発明に従って効果的であることを見出し、かつ市販されている活性アルミナの例としては、BASFによってF200の商品名で、及びHoneywell/UOPによってCLR-204の商品名で販売されているナトリウム活性アルミナが挙げられる。出願人らは、本発明の冷媒組成物並びに熱伝達方法及び装置に関連して生成される酸性の有害な材料の種類を封鎖するために、一般に活性アルミナ、特に上で述べたナトリウム活性アルミナが、特に効果的であることを見出した。
【0285】
封鎖材料が活性アルミナを含む場合、活性アルミナは、約1pphl~約60pphl、又は約5pphl~約60pphl重量で存在し得る。
【0286】
f.封鎖材料の組み合わせ
封鎖材料の組み合わせが存在する場合、材料は、互いに対して任意の比率で提供され得る。
【0287】
例えば、封鎖材料が陰イオン交換樹脂及びモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)を含む場合、陰イオン交換樹脂とモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)との重量比(乾燥時)は、好ましくは、約10:90~約90:10、約20:80~約80:20、約25:75~約75:25、約30:70~約70:30、又は約60:40~約40:60の範囲である。陰イオン交換樹脂と金属ゼオライトとの例示的な重量比としては、約25:75、約50:50、及び約75:25が挙げられる。
【0288】
利便性のために、封鎖材料(i)~(v)のうちの少なくとも1つを含む熱伝達システムは、本明細書において便宜上、封鎖材料1と呼ばれる。
【0289】
利便性のために、(i)~(v)のカテゴリのうちの少なくとも2つ由来の封鎖材料を含む熱伝達システム、このような材料は、本明細書において便宜上、封鎖材料2と呼ばれる。
【0290】
利便性のために、(ii)~(v)のカテゴリのうちの少なくとも2つ由来の封鎖材料を含む熱伝達システム、このような材料は、本明細書において便宜上、封鎖材料3と呼ばれる。
【0291】
利便性のために、(iii)~(v)のカテゴリのうちの少なくとも3つ由来の封鎖材料を含む熱伝達システム、このような材料は、本明細書において便宜上、封鎖材料4と呼ばれる。
【0292】
利便性のために、熱伝達システムがカテゴリ(ii)~(v)のうちのそれぞれから封鎖材料を含む場合、このような材料は、本明細書において便宜上、封鎖材料5と呼ばれる。
【0293】
利便性のために、熱伝達システムがカテゴリ(ii)~(v)のうちのそれぞれからの材料を含む封鎖材料を含み、カテゴリ(iii)の材料が銀を含む場合、このような材料は、本明細書において便宜上、封鎖材料6と呼ばれる。
【0294】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料1とを含み得る。
【0295】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料2とを含み得る。
【0296】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料3とを含み得る。
【0297】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料4とを含み得る。
【0298】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料5とを含み得る。
【0299】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料6とを含み得る。
【0300】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤、潤滑剤1、及び潤滑剤2のそれぞれを含む潤滑剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、安定化剤1~13のそれぞれを含む安定化剤と、を含み得る。
【0301】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0302】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、潤滑剤1と、安定化剤1と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0303】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、潤滑剤2と、安定化剤1と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0304】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0305】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、潤滑剤1と、安定化剤1と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0306】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、潤滑剤2と、安定化剤1と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0307】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0308】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、潤滑剤1と、安定化剤1と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0309】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、潤滑剤2と、安定化剤1と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0310】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤3と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0311】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、潤滑剤1と、安定化剤3と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0312】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、潤滑剤2と、安定化剤3と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0313】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤3と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0314】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、潤滑剤1と、安定化剤3と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0315】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、潤滑剤2と、安定化剤3と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0316】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤3と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0317】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、潤滑剤1と、安定化剤3と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0318】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、潤滑剤2と、安定化剤3と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含み得る。
【0319】
本発明の熱伝達システムは、圧縮機の下流にオイルセパレータを含むシステムを含み、かかるシステムは、好ましくは封鎖材料1~6の各々を含む本発明の1つ以上の封鎖材料を含み、当該封鎖材料は、液体潤滑剤が封鎖材料と接触しているように、オイルセパレータの内側に位置するか、又は場合によってはオイルセパレータの外側であるが下流に位置する。
【0320】
本発明はまた、凝縮器を出る冷媒液中に位置する、封鎖材料1~6を含む1つ以上の封鎖材料を含む。
【0321】
本発明はまた、冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、冷媒蒸気を凝縮することと、を含む種類の熱を伝達する方法を含み、当該方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を提供することと、
(b)所望によるが、好ましくは当該圧縮機に潤滑剤を提供することと、
(c)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を封鎖材料1に曝露することと、を含む。
【0322】
本発明はまた、冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、冷媒蒸気を凝縮することと、を含む種類の熱を伝達する方法を含み、当該方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を提供することと、
(b)所望によるが、好ましくは当該圧縮機に潤滑剤を提供することと、
(c)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を封鎖材料3に曝露することと、を含む。
【0323】
本発明はまた、冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、冷媒蒸気を凝縮することと、を含む種類の熱を伝達する方法を含み、当該方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を提供することと、
(b)所望によるが、好ましくは当該圧縮機に潤滑剤を提供することと、
(c)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を封鎖材料5に曝露することと、を含む。
【0324】
本発明はまた、当該曝露温度が好ましくは約10℃超である、前述の4つの段落のいずれかによる熱伝達方法も含む。
【0325】
本発明の他の態様において、少なくとも2種の材料は、フィルタ要素内に一緒に含まれる。本明細書で使用されるとき、「フィルタ要素」という用語は、封鎖材料の各々が物理的に極めて接近して、好ましくはシステム内の本質的に同じ場所に位置する、任意のデバイス、システム、物品、又は容器を指す。
【0326】
本発明の他の態様において、封鎖材料2は、本発明の熱伝達システムで使用され、本発明の熱伝達方法は、少なくとも2種の材料の各々が中実コア内に一緒に含まれるように構成される。本明細書で使用されるとき、「中実コア」という用語は、かかる材料が当該中実コアを通過する流体にアクセス可能であるように、封鎖材料のうちの2種以上をその中に含有した及び/又は組み込んだ、比較的多孔質の固体を指す。好ましい実施形態において、1種以上の封鎖材料は、中実コアの全体を通して実質的に均一に分配される。
【0327】
好ましい実施形態において、本発明の中実コアは、フィルタ要素内に含まれるか、又はそれを備える。
【0328】
好ましい実施形態において、封鎖材料2は、少なくとも2種の材料の各々が中実コア内に含まれるように構成される。
【0329】
好ましい実施形態において、封鎖材料3は、少なくとも2種の材料の各々がフィルタ要素内に一緒に含まれるように構成される。
【0330】
好ましい実施形態において、封鎖材料3は、材料の全てが中実コア内に含まれるように構成される。
【0331】
好ましい実施形態において、封鎖材料5は、少なくとも2種の材料の各々がフィルタ要素内に一緒に含まれるように構成される。
【0332】
好ましい実施形態において、封鎖材料5は、材料の全てが中実コア内に含まれるように構成される。
【0333】
好ましい実施形態において、封鎖材料6は、少なくとも2種の材料の各々がフィルタ要素内に一緒に含まれるように構成される。
【0334】
好ましい実施形態において、封鎖材料6は、材料の全てが中実コア内に含まれるように構成される。
【0335】
封鎖材料に関連して、本発明のシステムは、好ましくは、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒の少なくとも一部分及び/又はPOE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤の少なくとも一部分と接触する、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料を含み、当該接触時の当該封鎖材料の温度及び/又は当該冷媒の温度及び/又は潤滑剤の温度は、好ましくは少なくとも約10℃の温度である。本明細書に記載される冷媒のいずれか及び全て並びに封鎖材料のいずれか及び全ては、本発明のシステムにおいて使用することができる。
【0336】
本出願において使用されるとき、「少なくとも一部分と接触している」という用語は、その広い意味において、システム内の冷媒及び/又は潤滑剤の同じ部分又は別個の部分と接触している本明細書に記載される当該封鎖材料の各々及び封鎖材料の任意の組み合わせを含むことを意図し、また、必ずしも限定されるものではないが、各種類又は特定の封鎖材料が、(i)存在する場合に、物理的に互いに一緒に位置する種類又は特定の材料、(ii)存在する場合に、物理的に互いに別個に位置する種類又は特定の材料、及び(iii)2種以上の材料が物理的に一緒であることと、少なくとも1種の封鎖材料が少なくとも1種の他の封鎖材料から物理的に別個であることと、の組み合わせ、である実施形態を含むことを意図する。
【0337】
住宅用空調システム
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0338】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0339】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0340】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0341】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0342】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0343】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0344】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約20℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0345】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約20℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、冷房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0346】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約10℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、冷房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0347】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、冷房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0348】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約3℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、暖房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0349】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、暖房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0350】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0351】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0352】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0353】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約20℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0354】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約20℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、冷房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0355】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約10℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、冷房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0356】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、冷房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0357】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約3℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、暖房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0358】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約3℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、暖房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0359】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0360】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0361】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0362】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約20℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空調システムを含む。
【0363】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約20℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、冷房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0364】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約10℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、冷房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0365】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、冷房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0366】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約3℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、暖房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0367】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約3℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、暖房モードで動作する住宅用空調システムを含む。
【0368】
冷房モードで動作する本明細書に記載の住宅用空調システムのそれぞれについて、凝縮器は、好ましくは約40℃~約70℃の範囲の凝縮温度で動作する。
【0369】
暖房モードで動作する本明細書に記載の住宅用空調システムのそれぞれについて、凝縮器は、好ましくは約35℃~約50℃の範囲の凝縮温度で動作する。
【0370】
冷房モードで動作する本明細書に記載の住宅用空調システムのそれぞれについて、システムは、好ましくは、冷気(当該空気は、例えば、約10℃~約17℃、特に約12℃の温度を有する)を、例えば夏季に建物に供給する。
【0371】
暖房モード、すなわちヒートポンプとして動作する本明細書に記載の住宅用空調システムのそれぞれについて、システムは、好ましくは、冬季に暖気を建物に供給し、供給される暖気は、例えば、約18℃~約24℃、特に約21℃の温度を有する。これは通常、冷房モードで動作する住宅用空調システムと同じシステムであるが、ヒートポンプモードで動作中は、冷媒流が反転し、室内コイルが凝縮器となり、室外コイルが蒸発器となる。
【0372】
空冷式冷却器システム
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0373】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0374】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0375】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0376】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0377】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0378】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0379】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約10℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0380】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約4.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0381】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約10℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0382】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約4.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0383】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0384】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0385】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0386】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約10℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0387】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約4.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0388】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約10℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0389】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約4.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0390】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0391】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0392】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0393】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約10℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0394】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約4.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0395】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0℃~約10℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0396】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約4.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、空冷式冷却器システムを含む。
【0397】
商用空調システムでの動作を含む、本明細書に記載される冷却器システムのそれぞれについて、冷却器は、好ましくは、オフィス及び病院などの大きな建物に、好ましくは、例えば約5℃~約10℃、特に約7℃)の温度の冷水を供給する。用途に応じて、冷却器システムは通年稼働している場合がある。冷却器システムは、空冷式又は水冷式であり得る。空冷式システムでは、凝縮器は、周囲空気と熱を交換する(すなわち、熱を放出する)。水冷式システムでは、凝縮器は、例えば、冷却塔又は湖、海、及び他の自然資源由来の水と熱を交換する(すなわち、熱を放出する)。
【0398】
本明細書に記載の冷却器システムのそれぞれについて、凝縮器は、好ましくは約40℃~約70℃の範囲の凝縮温度で動作する。
【0399】
住宅用空気-水ヒートポンプ温水システム
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0400】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0401】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0402】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0403】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0404】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0405】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0406】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-30℃~約5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプシステムを含む。
【0407】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約3℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプシステムを含む。
【0408】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0409】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0410】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0411】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0412】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-30℃~約5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプシステムを含む。
【0413】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約3℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプシステムを含む。
【0414】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0415】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0416】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0417】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0418】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-30℃~約5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプシステムを含む。
【0419】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-20℃~約3℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプシステムを含む。
【0420】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約0.5℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、住宅用空気-水ヒートポンプを含む。
【0421】
本明細書に記載される住宅用空気-水ヒートポンプのそれぞれについて、システムは、好ましくは、冬季に床暖房又は類似の用途のために建物に温水を供給し、その水は、好ましくは、例えば、約50℃又は約55℃の温度を有する。
【0422】
本明細書に記載の住宅用空気-水ヒートポンプのそれぞれについて、凝縮器は、好ましくは約50℃~約90℃の範囲の凝縮温度で動作する。
【0423】
低温システム
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、を含む、低温熱伝達システムを含む。
【0424】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温熱伝達システムを含む。
【0425】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、低温熱伝達システムを含む。
【0426】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温熱伝達システムを含む。
【0427】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、低温熱伝達システムを含む。
【0428】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温熱伝達システムを含む。
【0429】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温輸送用冷却システムを含む。
【0430】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温輸送用冷却システムを含む。
【0431】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温輸送用冷却システムを含む。
【0432】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0433】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-25℃~約-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0434】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-23℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0435】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-25℃~約-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0436】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-23℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0437】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0438】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~約-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0439】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~約-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0440】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0441】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0442】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温輸送用冷却システムを含む。
【0443】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、約-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、低温輸送用冷却システムを含む。
【0444】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤5と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0445】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-25℃~-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0446】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-25℃~-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0447】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0448】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0449】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0450】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0451】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤11と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0452】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、約-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、低温輸送用冷却システムを含む。
【0453】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤10と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0454】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-25℃~約-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0455】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-25℃~約-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温冷却器システムを含む。
【0456】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0457】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0458】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~-12℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0459】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0460】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-35℃~約-25℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤11と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0461】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸気注入器、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温熱伝達システムを含む。
【0462】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、液体注入器、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温熱伝達システムを含む。
【0463】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸気注入器、液体注入器、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温輸送用冷却システムを含む。
【0464】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、液体注入器、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温輸送用冷却システムを含む。
【0465】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸気注入器、液体注入器、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温輸送用冷却システムを含む。
【0466】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸気注入器、液体注入器、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0467】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、液体注入器、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0468】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸気注入器、液体注入器、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、低温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0469】
本明細書に記載の低温システムのそれぞれについて、システムは、蒸発器出口において約0℃~約10℃の過熱度を有し、好ましくは蒸発器出口において約4℃~約6℃の過熱度を有する。
【0470】
本明細書に記載の低温システムのそれぞれについて、システムは、吸引ラインにおいて約15℃~約50℃の過熱度を有し、好ましくは吸引ラインにおいて約25℃~約30℃の過熱度を有する。
【0471】
本明細書に記載の低温システムのそれぞれについて、凝縮器は、好ましくは、約20℃~約70℃の範囲、又は好ましくは、約20℃~約60℃の範囲、又は好ましくは、約25℃~約45℃の範囲の凝縮温度で動作する。
【0472】
中温システム
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、を含む、中温熱伝達システムを含む。
【0473】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、中温熱伝達システムを含む。
【0474】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、中温熱伝達システムを含む。
【0475】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒と、POE潤滑剤及び潤滑剤1~2のそれぞれを含む潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、封鎖材料1~6のそれぞれを含む封鎖材料と、を含む、中温熱伝達システムを含む。
【0476】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、中温熱伝達システムを含む。
【0477】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温熱伝達システムを含む。
【0478】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温輸送用冷却システムを含む。
【0479】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温輸送用冷却システムを含む。
【0480】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約-0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温輸送用冷却システムを含む。
【0481】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0482】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0483】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0484】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0485】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0486】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0487】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-10℃~約-6.7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0488】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-10℃~約-6.7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0489】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温輸送用冷却システムを含む。
【0490】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温輸送用冷却システムを含む。
【0491】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、中温輸送用冷却システムを含む。
【0492】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0493】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0494】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-10℃~約-6.7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0495】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-10℃~約-6.7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0496】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0497】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0498】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約-0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0499】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、約-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0500】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0501】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-10℃~約-6.7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0502】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-10℃~約-6.7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒5と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0503】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温輸送用冷却システムを含む。
【0504】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温輸送用冷却システムを含む。
【0505】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、中温輸送用冷却システムを含む。
【0506】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0507】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0508】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0509】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-10℃~約-6.7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0510】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、中温冷却器システムを含む。
【0511】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0512】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約-0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0513】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-12℃~約-0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0514】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、-12℃~約0℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1~17のそれぞれを含む安定化剤と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0515】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-10℃~約-6.7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0516】
本発明による熱伝達システムは、圧縮機、-10℃~約-6.7℃の蒸発器動作温度を有する蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒10と、POE潤滑剤と、安定化剤1と、封鎖材料1~6から選択される封鎖材料と、を含む、中温スーパーマーケット用冷却システムを含む。
【0517】
本明細書に記載の中温システムのそれぞれについて、システムは、蒸発器出口において約0℃~約10℃の過熱度を有し、好ましくは蒸発器出口において約4℃~約6℃の過熱度を有する。
【0518】
本明細書に記載の中温システムのそれぞれについて、システムは、吸引ラインにおいて約5℃~約40℃の過熱度を有し、好ましくは吸引ラインにおいて約15℃~約30℃の過熱度を有する。
【0519】
本明細書に記載の中温システムのそれぞれについて、凝縮器は、好ましくは、約20℃~約70℃の範囲、又は好ましくは、約20℃~約60℃の範囲、又は好ましくは、約25℃~約45℃の範囲の凝縮温度で動作する。
【0520】
冷却方法
本発明は、冷却をもたらす方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-40℃~約+10℃の温度で冷却される物体又は物品又は流体の付近で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0521】
特定の冷却方法は、以下により詳細に記載される。
【0522】
住宅用空調
本発明は、冷房モードにおいて住宅用空調を提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0523】
本発明は、冷房モードにおいて住宅用空調を提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気及び約10℃~約17℃の温度の冷却空気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0524】
本発明は、冷房モードにおいて住宅用空調を提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気及び約10℃~約17℃の温度の冷却空気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0525】
冷却器
本発明は、冷水を提供して冷房モードの空調を提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0526】
本発明は、冷房モードにおいて住宅用空調を提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気及び約5℃~約10℃の温度の冷水を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0527】
本発明は、冷房モードにおいて住宅用空調を提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気及び約5℃~約10℃の温度の冷水を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0528】
低温冷却方法
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-40℃~約-12℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0529】
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-40℃~約-12℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0530】
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を、約-35℃~約-25℃の範囲の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0531】
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を、約-25℃~約-12℃の範囲の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒液を生成することと、を含む。
【0532】
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を、約-25℃~約-12℃の範囲の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度の範囲で凝縮させ、冷媒液を生成することと、を含む。
【0533】
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-40℃~約-12℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0534】
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-40℃~-12℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0535】
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を、約-35℃~約-25℃の範囲の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0536】
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を、約-25℃~-12℃の範囲の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒液を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0537】
本発明はまた、熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を、約-25℃~-12℃の範囲の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度の範囲で凝縮させ、冷媒液を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0538】
本発明はまた、低温冷却システムにおいて熱を伝達するための低温冷却方法も含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-40℃~約-12℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含み、この方法は、R-22の能力と比較して、当該システムにおいて97%~93%の能力と、当該システムにおけるR-22の効率(COP)よりも高い効率をもたらす。
【0539】
本発明は、この項に記載される低温方法のそれぞれを含む低温冷却方法を提供し、ここで、冷媒蒸気は、蒸発器出口において約0℃~約10℃の過熱度を有し、吸引ラインにおいて約15℃~約50℃の過熱度を有する。
【0540】
中温冷却方法
本発明はまた、熱を伝達するための中温冷却方法も含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、-12℃~約0℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0541】
本発明はまた、熱を伝達するための中温冷却方法も含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-10℃~約-6.7℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0542】
本発明はまた、熱を伝達するための中温冷却方法も含み、この方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を、約-12℃~約0℃の範囲の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0543】
本発明はまた、熱を伝達するための中温冷却方法も含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-12℃~約-0℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0544】
本発明はまた、熱を伝達するための中温冷却方法も含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-12℃~約-0℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0545】
本発明はまた、熱を伝達するための中温冷却方法も含み、この方法は、
(a)冷媒1~12のそれぞれを含む本発明による冷媒を、約-10℃~約-6.7℃の範囲の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約25℃~約45℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0546】
本発明は、この項に記載される低温方法のそれぞれを含む中温冷却方法を提供し、ここで、冷媒蒸気は、蒸発器出口において約0℃~約10℃の過熱度を有し、吸引ラインにおいて約15℃~約50℃の過熱度を有する。
【0547】
本発明は、この項に記載される低温方法のそれぞれを含む中温冷却方法を提供し、ここで、冷媒蒸気は、蒸発器出口において約4℃~約6℃の過熱度を有し、吸引ラインにおいて約25℃~約30℃の過熱度を有する。
【0548】
加熱方法
本発明は、加熱をもたらす方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-30℃~約+5℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を加熱される物体又は物品又は流体の付近で凝縮させることであって、当該凝縮が約40℃~約70℃の温度で起こり、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0549】
特定の加熱方法は、以下により詳細に記載される。
【0550】
住宅用空調
本発明は、暖房モードにおいて住宅用空調を提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-20℃~約3℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0551】
本発明は、暖房モードにおいて住宅用空調を提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約0.5℃からの温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(a)当該圧縮機からの冷媒を、約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気及び約18℃~約24℃の温度の加熱空気を生成することと、を含む。
【0552】
本発明は、暖房モードにおいて住宅用空調を提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0553】
住宅用空気-水ヒートポンプ温水システム
本発明は、住宅中の空気の熱を水ヒートポンプに提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-30℃~約5℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約50℃~約90℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0554】
本発明は、住宅中の空気の熱を水ヒートポンプに提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-20℃~約3℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約50℃~約90℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む。
【0555】
本発明は、住宅中の空気の熱を水ヒートポンプに提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-30℃~約5℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を、約50℃~約90℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気及び約50℃~約55℃の温度の熱水を生成することと、を含む。
【0556】
本発明は、住宅中の空気の熱を水ヒートポンプに提供する方法を含み、この方法は、
(a)本発明による冷媒(各冷媒1~12から選択される任意の冷媒を含む)を、約-30℃~約5℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、封鎖材料1~6のうち任意のものを含む本発明の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0557】
使用
住宅用空調
本発明は、住宅用空調における、冷媒1を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0558】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒2を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0559】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒3を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0560】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒4を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0561】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒5を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0562】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒6を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0563】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒7を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0564】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒8を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0565】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒9を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0566】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒10を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0567】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒11を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0568】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒12を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0569】
冷却器
本発明は、冷却器における、冷媒1を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0570】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒2を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0571】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒3を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0572】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒4を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0573】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒5を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0574】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒6を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0575】
したがって、本発明は、住宅用空調における、冷媒7を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0576】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒8を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0577】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒9を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0578】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒10を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0579】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒11を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0580】
したがって、本発明は、冷却器における、冷媒12を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0581】
低温冷却
本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒1を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0582】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒2を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0583】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒3を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0584】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒4を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0585】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒5を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0586】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒6を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0587】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒7を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0588】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒8を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0589】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒9を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0590】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒10を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0591】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒11を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0592】
したがって、本発明は、低温冷却システムにおける、冷媒12を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0593】
中温冷却
本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒1を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0594】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒2を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0595】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒3を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0596】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒4を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0597】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒5を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0598】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒6を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0599】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒7を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0600】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒8を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0601】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒9を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0602】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒10を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0603】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒11を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0604】
したがって、本発明は、中温冷却システムにおける、冷媒12を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0605】
追加導入品及び置換品
本発明の熱伝達組成物及び冷媒(冷媒1~12のそれぞれ、及び冷媒1~12を含有する全ての熱伝達組成物を含む)は、したがって、追加導入冷媒/熱伝達組成物として、又は置換冷媒/熱伝達組成物として使用することができる。
【0606】
したがって、本発明は、既存のシステムの実質的な工学的変更を必要とすることなく、とりわけ凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の変更を伴わずに、R-22冷媒用に設計された及びそれを含有する既存の熱伝達システムを追加導入する方法を含む。
【0607】
したがって、本発明はまた、R-22の追加導入品として、特に低温冷却システムにおけるR-22の追加導入品として、既存のシステムの実質的な工学的変更を必要とすることなく、とりわけ凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の変更を伴わずに、本発明の冷媒又は熱伝達組成物(冷媒1~12のそれぞれ、及び冷媒1~12を含有する全ての熱伝達組成物を含む)を使用する方法も含む。
【0608】
したがって、本発明はまた、R-22の追加導入品として、特に中温冷却システムにおけるR-22の置換品として、既存のシステムの実質的な工学的変更を必要とすることなく、とりわけ凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の変更を伴わずに、本発明の冷媒又は熱伝達組成物(冷媒1~12のそれぞれ、及び冷媒1~12を含有する全ての熱伝達組成物を含む)を使用する方法も含む。
【0609】
したがって、本発明はまた、低温冷却システムにおけるR-22の置換品として、本発明の冷媒又は熱伝達組成物(冷媒1~12のそれぞれ、及び冷媒1~12を含有する全ての熱伝達組成物を含む)を使用する方法も含む。
【0610】
したがって、本発明はまた、中温冷却システムにおけるR-22の置換品として、本発明の冷媒又は熱伝達組成物(冷媒1~12のそれぞれ、及び冷媒1~12を含有する全ての熱伝達組成物を含む)を使用する方法も含む。
【0611】
したがって、本発明はまた、R-404Aの置換品として、特に低温冷却システムにおけるR-404Aの置換品として、本発明の冷媒又は熱伝達組成物(冷媒1~12のそれぞれ、及び冷媒1~12を含有する全ての熱伝達組成物を含む)を使用する方法も含む。
【0612】
したがって、本発明はまた、R-404Aの置換品として、特に中温冷却システムにおけるR-404Aの置換品として、本発明の冷媒又は熱伝達組成物(冷媒1~12のそれぞれ、及び冷媒1~12を含有する全ての熱伝達組成物を含む)を使用する方法も含む。
【0613】
システム、方法、及び使用のための装置
一般的に使用される圧縮機の例としては、本発明の目的では、往復動式、回転式(ローリングピストン及び回転弁を含む)、スクロール式、ねじ式、及び遠心式圧縮機が挙げられる。したがって、本発明は、往復動式、回転式(ローリングピストン及び回転弁を含む)、スクロール式、ねじ式、又は遠心式圧縮機を含む熱伝達システムにおける使用のための、本明細書に記載される、冷媒1~12のそれぞれを含む冷媒、及び/又は、冷媒1~12のいずれか1つを含有するものを含む熱伝達組成物のうち、それぞれ及び任意のものを提供する。
【0614】
一般的に使用される拡張デバイスの例としては、本発明の目的では、キャピラリーチューブ、固定オリフィス、温度膨張弁、及び電子膨張弁が挙げられる。したがって、本発明は、キャピラリーチューブ、固定オリフィス、温度膨張弁、又は電子膨張弁を含む熱伝達システムにおける使用のための、本明細書に記載される、冷媒1~12のそれぞれを含む冷媒、及び/又は、冷媒1~12のいずれか1つを含有するものを含む熱伝達組成物のうち、それぞれ及び任意のものを提供する。
【0615】
本発明の目的では、蒸発器及び凝縮器は、それぞれ独立して、フィンチューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式、プレート式熱交換器、及びチューブインチューブ式(tube-in-tube)熱交換器から選択できる。したがって、本発明は、蒸発器及び凝縮器が、フィンチューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式、プレート式熱交換器、又はチューブインチューブ式熱交換器を一緒に形成する熱伝達システムにおける使用のための、本明細書に記載される冷媒及び/又は熱伝達組成物のそれぞれ及びいずれかを提供する。
【0616】
本発明の熱伝達組成物は、加熱及び冷却用途に使用することができる。本発明の特定の特徴では、熱伝達組成物は、熱伝達組成物を凝縮することと、その後冷却される物品又は本体の付近で当該組成物を蒸発させることとを含む冷却方法に使用することができる。
【0617】
本発明の熱伝達組成物は、以下のそれぞれにおける使用を含む、低温冷却システムにおける使用のために提供される。
-低温商用冷蔵庫、
-低温商用冷凍庫、
-製氷機、
-自動販売機、
-低温輸送用冷却システム、
-産業用冷凍庫、
-産業用冷蔵庫、及び
-低温冷却器。
【0618】
本発明の熱伝達組成物は、中温冷凍システムにおける使用のために提供され、中温冷凍システムは、好ましくは、冷蔵庫又はボトルクーラーなどにおいて食べ物又は飲み物を冷やすために使用される。システムは通常、食べ物又は飲み物を冷やすための空気-冷媒蒸発器、往復動式、スクロール式、又はねじ式、又は回転式圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有する。
【0619】
本発明の熱伝達組成物は、低温冷却システムにおける使用のために提供され、当該低温冷却システムは、好ましくは、冷凍庫又は製氷機において使用される。システムは通常、食べ物又は飲み物を冷やすための空気-冷媒蒸発器、往復動式、スクロール式、又は回転式圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有する。
【0620】
本明細書に記載される、冷媒1~12のうちいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む熱伝達組成物のそれぞれは、往復動式、回転式(ローリングピストン又は回転弁)、又はスクロール式圧縮機を有する低温システムにおける使用のために特に提供される。
【0621】
本明細書に記載される、冷媒1~12のうちいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む熱伝達組成物のそれぞれは、往復動式、回転式(ローリングピストン又は回転弁)、又はスクロール式圧縮機を有する中温システムにおける使用のために特に提供される。
【0622】
本発明の熱伝達組成物及び冷媒(冷媒1~12のそれぞれ、及び冷媒1~12を含有する全ての熱伝達組成物を含む)は、したがって、置換冷媒/熱伝達組成物として、つまり、R-22の追加導入品として使用することができる。
【0623】
本発明の熱伝達組成物及び冷媒(冷媒1~12のそれぞれ、及び冷媒1~12を含有する全ての熱伝達組成物を含む)は、したがって、冷媒R-404Aの置換冷媒/熱伝達組成物として使用することができる。
【0624】
したがって、本発明は、R-22冷媒での使用のために設計された、又はそれに好適な熱伝達システムにおいて冷媒を置換する方法を含む。
【0625】
したがって、本発明は、R-404A冷媒での使用のために設計された、又はそれに好適な熱伝達システムにおいて冷媒を置換する方法を含む。
【0626】
本発明はまた、R-22の少なくとも一部をシステムから除去し、次いで冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒をシステムに添加することによって、特に低温及び中温冷却システムを含むR-22を含有する既存の熱伝達システムを追加導入する方法も含む。
【0627】
熱伝達組成物がR-404Aの低GWP置換品として使用されるか、又はR-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するものとの使用に好適な熱伝達システムで使用されるか、又はR-22との使用に好適である熱伝達システムに使用される場合、熱伝達組成物が本発明の冷媒から本質的になり得ることが理解されよう。あるいは、本発明は、本明細書に記載されるR-22冷媒との使用に好適な熱伝達システムにおける、R-22の低GWP置換品としての本発明の冷媒の使用を包含する。
【0628】
本発明の組成物は、R-22の所望の特性の多くを示すが、R-22よりも実質的に低いGWPを有し、同時に、R-22と実質的に同様であるか又はそれと実質的に一致する動作特性、すなわち能力及び効率(COP)を有する。これにより、例えば凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の大きなシステム変更を一切必要とすることなく、既存の熱伝達システムにおいて特許請求される組成物がR-22に代わることが可能となる。したがって、組成物は、R-22と共に使用されているか又はそれとの使用に好適である熱交換システムの追加導入において直接的な代替品として使用され得る。
【0629】
したがって、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒は、好ましくは、R-22と比較して、熱伝達システムにおける組成物の効率(COP)がR-22の効率の95~105%である動作特性を示し、本発明の組成物は、R-22冷媒を置き換えることができる。
【0630】
したがって、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒は、好ましくは、R-22と比較して、熱伝達システムにおける組成物の能力がR-22の能力の97~103%である動作特性を示し、本発明の組成物は、R-22冷媒を置き換えることができる。
【0631】
したがって、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒は、好ましくは、R-22と比較して、熱伝達システムにおける組成物の能力がR-22の能力の97~103%であり、熱伝達システムにおける組成物の効率(COP)がR-22の効率以上である動作特性を示し、本発明の組成物は、R-22冷媒を置き換えることができる。
【0632】
好ましくは、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の冷媒は、好ましくは、R-22Aと比較して、熱伝達システムにおける組成物の効率(COP)がR-22の効率の100~105%である動作特性を示し、本発明の組成物は、R-22冷媒を置き換えることができる。
【0633】
熱伝達システムの信頼性を維持するために、本発明の組成物がR-22冷媒に代わって使用される熱伝達システムにおいて、本発明の組成物がR-22と比較して以下の特性を更に示すことが好ましい:
-吐出温度は、R-22の吐出温度よりも10℃以上高くない、かつ
-圧縮機圧力比は、R-22の圧縮機圧力比の95~105%である。
【0634】
したがって、R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を冷媒1を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0635】
したがって、R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を冷媒2を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0636】
したがって、R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-404冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-404A冷媒の少なくとも一部を冷媒3を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0637】
したがって、R-404A冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を冷媒4を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0638】
したがって、R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を冷媒5を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0639】
したがって、R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を冷媒6を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0640】
したがって、R-404A冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-404冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-404A冷媒の少なくとも一部を冷媒7を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0641】
したがって、R-404A冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-404冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-404A冷媒の少なくとも一部を冷媒8を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0642】
したがって、R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を冷媒9を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0643】
したがって、R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を冷媒10を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0644】
したがって、R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を冷媒11を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0645】
したがって、R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を冷媒12を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0646】
前段のそれぞれに挙げられるものを含む置き換え工程は、好ましくは、本発明の冷媒に適用させるためにシステムのいかなる実質的な変更も伴わずに、既存の冷媒(R-22であり得るが、これに限定されない)の少なくともかなりの部分、好ましくはそのほぼ全てを除去することと、冷媒1~12のそれぞれを含む本発明の熱伝達組成物又は冷媒を導入することとを含む。
【0647】
上述の実施形態を含む好ましい追加導入実施形態では、この除去工程は、少なくとも約5重量%、約10重量%、約25重量%、約50重量%、又は約75重量%のR-22を既存のシステムから取り出し、それを本発明の熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0648】
本発明の組成物は、冷却システムにおいてR-22に代わるために代替的に提供される。したがって、冷媒1~12のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本明細書に記載される熱伝達組成物のそれぞれは、本明細書に開示されるシステムのいずれか1つにおいてR-22を置き換えるために使用できる。
【0649】
したがって、R-22冷媒を含有するために設計された、又は、これと共に使用するために好適な熱伝達システムにおける置換品として、冷媒1を使用してR-22を置換する方法が提供される。
【0650】
したがって、R-22冷媒を含有するために設計された、又は、これと共に使用するために好適な熱伝達システムにおける置換品として、冷媒5を使用してR-22を置換する方法が提供される。
【0651】
したがって、R-22冷媒を含有するために設計された、又は、これと共に使用するために好適な熱伝達システムにおける置換品として、冷媒10を使用してR-22を置換する方法が提供される。
【0652】
したがって、R-404A冷媒を含有するために設計された、又は、これと共に使用するために好適な熱伝達システムにおける置換品として、冷媒1を使用してR-404Aを置換する方法が提供される。
【0653】
したがって、R-404A冷媒を含有するために設計された、又は、これと共に使用するために好適な熱伝達システムにおける置換品として、冷媒5を使用してR-404を置換する方法が提供される。
【0654】
したがって、R-404A冷媒を含有するために設計された、又は、これと共に使用するために好適な熱伝達システムにおける置換品として、冷媒10を使用してR-404Aを置換する方法が提供される。
【0655】
本発明は、冷媒1の中温又は低温冷却システムにおける使用に関し、冷媒1は、
(a)当該システムにおけるR-22の効率(COP)の約95%~約105%である効率を有し、かつ、
(b)不燃性試験に従って判定するとき、不燃性である。
【0656】
本発明は、冷媒5の中温又は低温冷却システムにおける使用に関し、冷媒5は、
(a)前記システム中の、及び/又は前記方法において使用されるR22の効率の約95%~約105%の効率(COP)を有し、かつ
(b)不燃性試験に従って判定するとき、不燃性である。
【0657】
本発明は、冷媒10の中温又は低温冷却システムにおける使用に関し、冷媒10は、
(a)前記システム中の、及び/又は前記方法において使用されるR22の効率の約95%~約105%の効率(COP)を有し、かつ
(b)不燃性試験に従って判定するとき、不燃性である。
【実施例】
【0658】
以下の表1で特定される冷媒組成物を、本明細書に記載のとおりに判定した。各組成物を熱力学的分析に供して、様々な冷却システムにおいてR-404Aの動作特性と一致するその能力を判定した。組成物中に使用されている成分の様々な二成分対の特性について収集した実験データを使用して分析を実施した。HFC-32及びR1234yfの各々との一連の二成分対におけるCF3Iの気液平衡挙動を判定し、調査した。実験評価において各二成分対の組成を一連の相対百分率にわたって変化させ、各二成分対の混合パラメーターを実験的に得られたデータに回帰させた。HFC-32及びR1234yfの二成分対に対するT標準的な混合パラメーターは、National Institute of Science and Technology(NIST)Reference Fluid Thermodynamic and Transport Properties Database software(Refprop 9.1 NIST Standard Database 2013)において利用可能であった。分析を行うために使用した仮定は以下のとおりであった:全ての冷媒について同じ圧縮機容積、全ての冷媒について同じ動作条件、全ての冷媒について同じ圧縮機断熱効率及び容積効率。各実施例では、測定された気液平衡データを使用してシミュレーションを行った。各実施例についてシミュレーション結果を報告する。
【0659】
【0660】
実施例1-住宅用空調システム(冷却)
夏季に冷気(約26.7℃)を建物に供給するのに使用される住宅用空調システムについて試験する。冷媒A1、A2、及びA3を、上記の住宅用空調システムのシミュレーションで使用し、性能結果を表2に報告した。動作条件は、以下のとおりであった:凝縮温度=46℃;凝縮器過冷却=5.5℃;蒸発温度=7℃;蒸発器過熱=5.5℃;断熱効率=70%;容積効率=100%;吸引ラインの温度上昇=5.5℃。
【0661】
【0662】
表2に示すように、冷媒A1~A3は、R22と比較して、95%以上の能力及び効率を示す。また、冷媒A1~A3は、R22と比較して110%以下の電力消費を示したことで、同じR22圧縮機伝導モーターを使用できることが示され、R22の95~105%の圧縮機圧力比は、R22圧縮機の変更が必要でないことを示す。冷媒A1~A3は、120℃未満の吐出温度を示し、良好な圧縮機の信頼性を示す。
【0663】
実施例2-住宅用空調システム(高周囲)
夏季に冷気(約26.7℃)を建物に供給するのに使用される住宅用空調システムを、冷媒A1、A2、A3を使用して試験し、性能結果を表3に報告した。動作条件は、以下のとおりであった:凝縮温度=63.4℃;凝縮器過冷却=5.5℃;蒸発温度=14.9℃;蒸発器過熱=5.5℃;断熱効率=63%;容積効率=100%;吸引ラインの温度上昇=5.5℃。
【0664】
【0665】
表3に示すように、冷媒A1~A3は、R22と比較して、95%以上の能力及び効率を示す。また、冷媒A1~A3は、R22と比較して110%以下の電力消費を示したことで、同じR22圧縮機伝導モーターを使用できることが示され、R22の95~105%の圧縮機圧力比は、R22圧縮機の変更が必要でないことを示す。冷媒A1~A3は、120℃未満の吐出温度を示し、良好な圧縮機の信頼性を示す。
【0666】
実施例3-住宅用ヒートポンプシステム(暖房)
冬季に暖気(約21.1℃)を建物に供給するのに使用される住宅用ヒートポンプシステムを、冷媒A1、A2、A3を使用して試験し、性能結果を表4に報告した。動作条件は、以下のとおりであった:凝縮温度=41℃;凝縮器過冷却=5.5℃;蒸発温度=0.5℃;蒸発器過熱=5.5℃;断熱効率=70%;容積効率=100%;吸引ラインの温度上昇=5.5℃。
【0667】
【0668】
表4に示すように、冷媒A1~A3は、R22と比較して、95%以上の能力及び効率を示す。また、冷媒A1~A3は、R22と比較して110%以下の電力消費を示したことで、同じR22圧縮機伝導モーターを使用できることが示され、R22の95~105%の圧縮機圧力比は、R22圧縮機の変更が必要でないことを示す。冷媒A1~A3は、120℃未満の吐出温度を示し、良好な圧縮機の信頼性を示す。
【0669】
実施例4-商用空調システム-冷却器
大きな建物(例えばオフィス及び病院の建物)に冷水(7℃)を供給するのに使用される商用空調システム(冷却器)を試験し、性能結果を表5に報告した。動作条件は、以下のとおりであった:凝縮温度=46℃;凝縮器過冷却=5.5℃;蒸発温度=4.5℃;蒸発器過熱=5.5℃;断熱効率=70%;容積効率=100%;吸引ラインの温度上昇=2℃。
【0670】
【0671】
表5に示すように、冷媒A1~A3は、R22と比較して、95%以上の能力及び効率を示す。また、冷媒A1~A3は、R22と比較して110%以下の電力消費を示したことで、同じR22圧縮機伝導モーターを使用できることが示され、R22の95~105%の圧縮機圧力比は、R22圧縮機の変更が必要でないことを示す。冷媒A1~A3は、120℃未満の吐出温度を示し、良好な圧縮機の信頼性を示す。
【0672】
実施例5-住宅用空気-水ヒートポンプ温水システム
床暖房又は類似の用途のために冬季に温水(約50℃)を建物に供給するのに使用される住宅用空気-水ヒートポンプ温水システムを、冷媒A1、A2、A3を使用して試験し、性能結果を表6に報告した。動作条件は、以下のとおりであった:凝縮温度=60℃;凝縮器過冷却=5.5℃;蒸発温度=0.5℃;蒸発器過熱=5.5℃;断熱効率=70%;容積効率=100%;吸引ラインの温度上昇=2℃。
【0673】
【0674】
表6に示すように、冷媒A1~A3は、R22と比較して、95%以上の能力及び効率を示す。また、冷媒A1~A3は、R22と比較して110%以下の電力消費を示したことで、同じR22圧縮機伝導モーターを使用できることが示され、R22の95~105%の圧縮機圧力比は、R22圧縮機の変更が必要でないことを示す。冷媒A1~A3は、120℃未満の吐出温度を示し、良好な圧縮機の信頼性を示す。
【0675】
実施例6-中温冷却システム
冷蔵庫及びボトル冷却器などの食品又は飲料の冷却に使用される中温冷却システムを、冷媒A1、A2を用いて試験し、性能結果を表7に報告した。動作条件は、以下のとおりであった:凝縮温度=40.6℃;凝縮器過冷却=0℃(受容器を有するシステム);蒸発温度=-6.7℃;蒸発器過熱=5.5℃;断熱効率=70%;容積効率=100%;吸引ラインにおける過熱度=19.5℃。
【0676】
【0677】
表7に示すように、冷媒A1~A3は、R22と比較して、95%以上の能力及び効率を示す。また、冷媒A1~A3は、R22と比較して110%以下の電力消費を示したことで、同じR22圧縮機伝導モーターを使用できることが示され、R22の95~105%の圧縮機圧力比は、R22圧縮機の変更が必要でないことを示す。冷媒A1~A3は、120℃未満の吐出温度を示し、良好な圧縮機の信頼性を示す。
【0678】
実施例7-低温冷却システム
アイスクリーム製造機及び冷凍庫などの食品の冷凍に使用される低温冷却システムを、冷媒A1、A2、及びA3を用いて試験し、性能結果を表8に示した。動作条件は、以下のとおりであった:凝縮温度=40.6℃;凝縮器過冷却=0℃(受容器を有するシステム);蒸発温度=-28.9℃;蒸発器出口における過熱度=5.5℃;断熱効率=65%;容積効率=100%;吸引ラインにおける過熱度=44.4℃。
【0679】
【0680】
表8に示すように、冷媒A1~A3は、R22と比較して、95%以上の能力及び効率を示す。また、冷媒A1~A3は、R22と比較して110%以下の電力消費を示したことで、同じR22圧縮機伝導モーターを使用できることが示され、R22の95~105%の圧縮機圧力比は、R22圧縮機の変更が必要でないことを示す。
【0681】
番号付けした実施形態
番号付けした実施形態1
少なくとも約97重量%の以下の4つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒:
63~72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
6~15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
15~22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)。
【0682】
番号付けした実施形態2
4つの化合物の冷媒が、
約66~約69重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
約9~約12重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
18~20重量%のジフルオロメタン(HFC-32)であって、
次の百分率がこの4つの化合物の総重量に基づく、冷媒である、番号付けした実施形態1に記載の冷媒。
【0683】
番号付けした実施形態3
4つの化合物の冷媒が、
69.5±1重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
9±1重量%1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
21.5±0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)であって、
百分率がこの4つの化合物の総重量に基づく、冷媒である、番号付けした実施形態1に記載の冷媒。
【0684】
番号付けした実施形態4
4つの化合物の冷媒が、
約69.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
約9重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
21.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)であって、
百分率がこの4つの化合物の総重量に基づく、冷媒である、番号付けした実施形態1に記載の冷媒。
【0685】
番号付けした実施形態5
冷媒が、少なくとも約98.5重量%の次の4つの成分を含む、番号付けした実施形態1~4に記載の冷媒。
【0686】
番号付けした実施形態6
冷媒が、少なくとも約99.5重量%の次の4つの成分を含む、番号付けした実施形態1~4に記載の冷媒。
【0687】
番号付けした実施形態7
CF3I、HFO-1234yf及びHFC-32から本質的になる、番号付けした実施形態1~6に記載の冷媒。
【0688】
番号付けした実施形態8
CF3I、HFO-1234yf及びHFC-32からなる、番号付けした実施形態1~6に記載の冷媒。
【0689】
番号付けした実施形態9
175以下のGWPを有する、番号付けした実施形態1~8のいずれか1つに記載の冷媒。
【0690】
番号付けした実施形態10
150以下のGWPを有する、番号付けした実施形態1~9のいずれか1つに記載の冷媒。
【0691】
番号付けした実施形態11
0.05以下、好ましくは0.02以下、より好ましくは約0のODPを有する、番号付けした実施形態1~10のいずれか1つに記載の冷媒。
【0692】
番号付けした実施形態12
許容可能な毒性を有する、番号付けした実施形態1~11のいずれか1つに記載の冷媒。
【0693】
番号付けした実施形態13
約400を超えるOELを有する、番号付けした実施形態1~12のいずれか1つに記載の冷媒。
【0694】
番号付けした実施形態14
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに記載の冷媒を含む、熱伝達組成物。
【0695】
番号付けした実施形態15
冷媒が、組成物の40重量%超を構成する、番号付けした実施形態14に記載の熱伝達組成物。
【0696】
番号付けした実施形態16
冷媒が、組成物の50重量%超を構成する、番号付けした実施形態14に記載の熱伝達組成物。
【0697】
番号付けした実施形態17
冷媒が、組成物の60重量%超を構成する、番号付けした実施形態14に記載の熱伝達組成物。
【0698】
番号付けした実施形態18
冷媒が、組成物の70重量%超を構成する、番号付けした実施形態14に記載の熱伝達組成物。
【0699】
番号付けした実施形態19
冷媒が、組成物の80重量%超を構成する、番号付けした実施形態14に記載の熱伝達組成物。
【0700】
番号付けした実施形態20
冷媒が、組成物の90重量%超を構成する、番号付けした実施形態14に記載の熱伝達組成物。
【0701】
番号付けした実施形態21
潤滑剤、染料、可溶化剤、相溶化剤、安定化剤、抗酸化剤、腐食抑制剤、極圧添加剤、及び耐摩耗剤のうちの1つ以上を更に含む、番号付けした実施形態14~20のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0702】
番号付けした実施形態22
当該熱伝達組成物が安定化剤を更に含む、番号付けした実施形態14~20のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0703】
番号付けした実施形態23
安定化剤が、アルキル化ナフタレン化合物、ジエン系化合物、フェノール系化合物及びイソブチレンのうちの1種以上を含む、番号付けした実施形態22に記載の熱伝達組成物。
【0704】
番号付けした実施形態24
安定化剤が、1種以上のリン系化合物、窒素系化合物、及びエポキシド化合物を含む、番号付けした実施形態23に記載の熱伝達組成物。
【0705】
番号付けした実施形態25
当該安定化剤がジエン系化合物である、番号付けした実施形態22又は23に記載の熱伝達組成物。
【0706】
番号付けした実施形態26
当該ジエン系化合物が、C3~C15ジエン、及び任意の2つ以上のC3~C4ジエンの反応によって形成される化合物から選択される、番号付けした実施形態25に記載の熱伝達組成物。
【0707】
番号付けした実施形態27
当該ジエン系化合物が、アリルエーテル、プロパジエン、ブタジエン、イソプレン、及びテルペンからなる群から選択される、番号付けした実施形態25に記載の熱伝達組成物。
【0708】
番号付けした実施形態28
当該ジエン系化合物がテルペンである、番号付けした実施形態27に記載の熱伝達組成物。
【0709】
番号付けした実施形態29
当該テルペンが、テレベン、レチナール、ゲラニオール、テルピネン、デルタ-3カレン、テルピノレン、フェランドレン、フェンケン、ミルセン、ファルネセン、ピネン、ネロール、シトラル、カンフル、メントール、リモネン、ネロリドール、フィトール、カルノシン酸、及びビタミンA1から選択され、好ましくはファルネセンである、番号付けした実施形態27又は28に記載の熱伝達組成物。
【0710】
番号付けした実施形態30
ジエン系化合物が、0を超える、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、より好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、最も好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され、この量はジエン系化合物と冷媒の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態25~29のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0711】
番号付けした実施形態31
当該安定化剤がリン系化合物である、番号付けした実施形態22又は24に記載の熱伝達組成物。
【0712】
番号付けした実施形態32
当該リン系化合物が、亜リン酸化合物又はリン酸化合物である、番号付けした実施形態31に記載の熱伝達組成物。
【0713】
番号付けした実施形態33
当該亜リン酸化合物が、ジアリール、ジアルキル、トリアリール、及び/若しくはトリアルキルホスファイト、並びに/又は混合されたアリール/アルキル二若しくは三置換ホスファイトであり、好ましくは、ヒンダードホスファイト、トリス-(ジ-tert-ブチルフェニル)ホスファイト、ジ-n-オクチルホスファイト、イソ-オクチルジフェニルホスファイト、イソーデシルジフェニルホスファイト、トリ-イソ-デシルホスフェート、トリフェニルホスファイト、及びジフェニルホスファイトから選択される1種以上の化合物、特にジフェニルホスファイトである、番号付けした実施形態32に記載の熱伝達組成物。
【0714】
番号付けした実施形態34
当該リン酸化合物が、トリアリールホスフェート、トリアルキルホスフェート、アルキルモノ酸ホスフェート、アリール二酸ホスフェート、アミンホスフェート、好ましくはトリアリールホスフェート及び/又はトリアルキルホスフェートであり、より好ましくはトリ-n-ブチルホスフェートである、番号付けした実施形態32に記載の熱伝達組成物。
【0715】
番号付けした実施形態35
リン系化合物が、0を超える、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、より好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、最も好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供される、番号付けした実施形態31~34に記載の熱伝達組成物。
【0716】
番号付けした実施形態36
当該安定化剤が窒素系化合物である、番号付けした実施形態22又は24に記載の熱伝達組成物。
【0717】
番号付けした実施形態37
当該窒素系化合物が、ジフェニルアミン、p-フェニレンジアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、及びトリイソブチルアミンから選択される1種以上の二級又は三級アミンなどのアミン系化合物である、番号付けした実施形態36に記載の熱伝達組成物。
【0718】
番号付けした実施形態38
当該窒素系化合物が、アミン抗酸化剤、例えば、置換ピペリジン化合物、すなわち、アルキル置換ピペリジル、ピペリジニル、ピペラジノン、又はアルキオキシピペリジニルの誘導体、特に、2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリドン、2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジノール;ビス-(1,2,2,6,6-ペンタメチルピペリジル)セバケート;ジ(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート、ポリ(N-ヒドロキシエチル-2,2,6,6-テトラメチル-4-ヒドロキシ-ピペリジルスクシネート;アルキル化パラフェニレンジアミン、例えば、N-フェニル-N’-(1,3-ジメチル-ブチル)-p-フェニレンジアミン又はN,N’-ジ-sec-ブチル-p-フェニレンジアミン、並びにヒドロキシルアミン、例えば、獣脂アミン、メチルビス獣脂アミン、及びビス獣脂アミン、又はフェノール-アルファ-ナフチルアミン、若しくはTinuvin(登録商標)765(Ciba)、BLS(登録商標)1944(Mayzo Inc)、及びBLS(登録商標)1770(Mayzo Inc)から選択される1種以上のアミン抗酸化剤である、番号付けした実施形態36に記載の熱伝達組成物。
【0719】
番号付けした実施形態39
当該窒素系化合物が、ビス(ノニルフェニルアミン)などのアルキルジフェニルアミン、(N-(1-メチルエチル)-2-プロピルアミンなどのジアルキルアミン、又はフェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)、アルキル-フェニル-アルファ-ナフチル-アミン(APANA)、及びビス(ノニルフェニル)アミンのうちの1つ以上である、番号付けした実施形態36に記載の熱伝達組成物。
【0720】
番号付けした実施形態40
当該窒素系化合物が、フェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)、アルキル-フェニル-アルファ-ナフチル-アミン(APANA)、及びビス(ノニルフェニル)アミンのうちの1種以上であるアミン系化合物、より好ましくはフェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)である、番号付けした実施形態36に記載の熱伝達組成物。
【0721】
番号付けした実施形態41
当該窒素系化合物が、ジニトロベンゼン、ニトロベンゼン、ニトロメタン、ニトロソベンゼン、及びTEMPO[(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル]から選択される1種以上の化合物である、番号付けした実施形態36に記載の熱伝達組成物。
【0722】
番号付けした実施形態42
窒素系化合物が、0を超える、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、より好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、最も好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供される、番号付けした実施形態36~41のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0723】
番号付けした実施形態43
当該安定化剤がフェノール系化合物である、番号付けした実施形態22又は23に記載の熱伝達組成物。
【0724】
番号付けした実施形態44
当該フェノール系化合物が、4,4’-メチレンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);4,4’-ビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);4,4’-ビス(2-メチル-6-tert-ブチルフェノール)を含む2,2-又は4,4-ビフェニルジオール;2,2-又は4,4-ビフェニルジオールの誘導体;2,2’-メチレンビス(4-エチル-6-tertブチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4-ブチリデンビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4-イソプロピリデンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-ノニルフェノール);2,2’-イソブチリデンビス(4,6-ジメチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-シクロヘキシルフェノール);2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール(BHT);2,6-ジ-tert-ブチル-4-エチルフェノール:2,4-ジメチル-6-tert-ブチルフェノール;2,6-ジ-tert-アルファ-ジメチルアミノ-p-クレゾール;2,6-ジ-tert-ブチル-4(N,N’-ジメチルアミノメチルフェノール);4,4’-チオビス(2-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4’-チオビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール);2,2’-チオビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール);ビス(3-メチル-4-ヒドロキシ-5-tert-ブチルベンジル)スルフィド;ビス(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)スルフィド、トコフェロール、ヒドロキノン、2,2’6,6’-テトラ-tert-ブチル-4,4’-メチレンジフェノール、及びt-ブチルヒドロキノンから選択される1種以上の化合物、好ましくはBHTである、番号付けした実施形態43に記載の熱伝達組成物。
【0725】
番号付けした実施形態45
フェノール系化合物がBHTである、番号付けした実施形態43又は44に記載の熱伝達組成物。
【0726】
番号付けした実施形態46
フェノール系化合物が、0を超える、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、より好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、最も好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供される、番号付けした実施形態43~45のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0727】
番号付けした実施形態47
フェノール系化合物がBHTであり、当該BHTが、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で存在する、番号付けした実施形態43~45のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0728】
番号付けした実施形態48
ファルネセン、ジフェニルホスファイト、及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、ジフェニルホスファイトが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物、を含む、番号付けした実施形態22に記載の熱伝達組成物。
【0729】
番号付けした実施形態49
当該安定化剤がアルキル化ナフタレン化合物であり、好ましくは当該アルキル化ナフタレン化合物が以下の構造を有し、
【0730】
【化2】
式中、各R
1~R
8は、直鎖アルキル基、分岐アルキル基、及び水素から独立して選択される、番号付けした実施形態22又は23に記載の熱伝達組成物。
【0731】
番号付けした実施形態50
当該アルキル化ナフタレン化合物が、AN1、AN2、AN3、AN4、AN5、AN6、AN7、AN8、AN9又はAN10である、番号付けした実施形態49に記載の熱伝達組成物。
【0732】
番号付けした実施形態51
当該アルキル化ナフタレン化合物が0.01%~約10%の量で存在し、量がアルキル化ナフタレン及び冷媒の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態49~50のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0733】
番号付けした実施形態52
当該アルキル化ナフタレン化合物が約1.5%~約4.5%の量で存在し、量がアルキル化ナフタレン及び冷媒の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態51に記載の熱伝達組成物。
【0734】
番号付けした実施形態53
当該アルキル化ナフタレン化合物が約2.5%~約3.5%の量で存在し、量がアルキル化ナフタレン及び冷媒の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態52に記載の熱伝達組成物。
【0735】
番号付けした実施形態54
当該安定化剤がイソブチレンである、番号付けした実施形態22又は23に記載の熱伝達組成物。
【0736】
番号付けした実施形態55
当該イソブチレンが、熱伝達組成物中のイソブチレンと冷媒の重量に基づいて、0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01%~約1重量%の量で存在する、番号付けした実施形態54に記載の熱伝達組成物。
【0737】
番号付けした実施形態56
当該安定化剤がエポキシドである、番号付けした実施形態22又は23に記載の熱伝達組成物。
【0738】
番号付けした実施形態57
当該エポキシドが、芳香族エポキシド、アルキルエポキシド、及びアルケニルエポキシドから選択される、番号付けした実施形態56に記載の熱伝達組成物。
【0739】
番号付けした実施形態58
潤滑剤を更に含む、番号付けした実施形態14~57のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0740】
番号付けした実施形態59
当該潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)から、より好ましくはポリオールエステル(POE)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)から、特にポリオールエステル(POE)、鉱物油、及びアルキルベンゼン(AB)から、最も好ましくはポリオールエステル(POE)からなる群から選択される、番号付けした実施形態58に記載の熱伝達組成物。
【0741】
番号付けした実施形態60
潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)から選択される、番号付けした実施形態59に記載の熱伝達組成物。
【0742】
番号付けした実施形態61
潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)から選択される、番号付けした実施形態60に記載の熱伝達組成物。
【0743】
番号付けした実施形態62
潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、鉱物油、及びアルキルベンゼン(AB)から選択される、番号付けした実施形態61に記載の熱伝達組成物。
【0744】
番号付けした実施形態63
潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)である、番号付けした実施形態62に記載の熱伝達組成物。
【0745】
番号付けした実施形態64
潤滑剤が、5~60重量%の量で熱伝達組成物中に存在する、番号付けした実施形態58~63のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0746】
番号付けした実施形態65
潤滑剤が、30~50重量%の量で熱伝達組成物中に存在する、番号付けした実施形態64に記載の熱伝達組成物。
【0747】
番号付けした実施形態66
当該潤滑剤が、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.1重量%~約5重量%の量で存在する、番号付けした実施形態58~63のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0748】
番号付けした実施形態67
当該潤滑剤が、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.1重量%~約1重量%の量で存在する、番号付けした実施形態66に記載の熱伝達組成物。
【0749】
番号付けした実施形態68
当該潤滑剤が、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.1重量%~約0.5重量%の量で存在する、番号付けした実施形態67に記載の熱伝達組成物。
【0750】
番号付けした実施形態69
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、ジエン系化合物と、アルキル化ナフタレンと、フェノール系化合物と、を含む安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0751】
番号付けした実施形態70
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、ファルネセンと、アルキル化ナフタレン4と、BHTと、を含む安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0752】
番号付けした実施形態71
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、ファルネセンと、好ましくはアルキル化ナフタレン1であるアルキル化ナフタレンと、BHTと、を含む安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0753】
番号付けした実施形態72
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、ファルネセンと、アルキル化ナフタレン5と、BHTと、から本質的になる安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0754】
番号付けした実施形態73
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、ファルネセンと、アルキル化ナフタレン5と、BHTと、からなる安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0755】
番号付けした実施形態74
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、イソブチレンと、好ましくはアルキル化ナフタレン1であるアルキル化ナフタレンと、アルキル化ナフタレン5と、を含む安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0756】
番号付けした実施形態75
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、イソブチレンと、アルキル化ナフタレン5と、BHTと、を含む安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0757】
番号付けした実施形態76
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、イソブチレンと、アルキル化ナフタレン5と、BHTと、から本質的になり、好ましくはこれらからなる安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0758】
番号付けした実施形態77
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、アルキル化ナフタレン4又はアルキル化ナフタレン5を含む安定化剤組成物であって、アルキル化ナフタレンが、熱伝達組成物の重量に基づいて0.0001重量%~約5重量%の量で存在する、安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0759】
番号付けした実施形態78
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、BHTを含む安定化剤組成物であって、当該BHTが、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で存在する、安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0760】
番号付けした実施形態79
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが、約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が、約0.0001重量%~約10重量%の量で提供され、BHTが、約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、これらの百分率は熱伝達組成物の重量に基づく、安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0761】
番号付けした実施形態80
ファルネセンが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が、0.001重量%~約10重量%の量で提供され、BHTが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、これらの百分率は熱伝達組成物の重量に基づく、番号付けした実施形態79に記載の熱伝達組成物。
【0762】
番号付けした実施形態81
ファルネセンが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が、1.5重量%~約4.5重量%の量で提供され、BHTが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、これらの百分率は熱伝達組成物の重量に基づく、番号付けした実施形態80に記載の熱伝達組成物。
【0763】
番号付けした実施形態82
番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒と、任意選択的に、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに定義されるような潤滑剤と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン5が、2.5重量%~3.5重量%の量で提供され、BHTが、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、これらの百分率は熱伝達組成物の重量に基づく、安定化剤組成物と、を含む、熱伝達組成物。
【0764】
番号付けした実施形態83
蒸発器、凝縮器、及び圧縮機を備える熱伝達システムにおける冷却方法であって、プロセスが、i)番号付けした実施形態1~13に記載の冷媒、又は、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに記載の熱伝達組成物を凝縮する工程と、ii)冷却される物体又は物品の付近で組成物を蒸発させる工程と、を含み、熱伝達システムの蒸発器温度が、約-40℃~約-10℃の範囲内である、方法。
【0765】
番号付けした実施形態84
蒸発器、凝縮器、及び圧縮機を備える熱伝達システムにおける冷却方法であって、プロセスが、i)番号付けした実施形態1~13に記載の冷媒、又は、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに記載の熱伝達組成物を凝縮する工程と、ii)組成物を蒸発させる工程と、を含み、熱伝達システムの蒸発器温度が、約-30℃~約5℃、好ましくは約-20℃~約3℃の範囲内である、方法。
【0766】
番号付けした実施形態85
蒸発器、凝縮器、及び圧縮機を備える熱伝達システムにおける冷却方法であって、プロセスが、i)番号付けした実施形態1~13に記載の冷媒、又は、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに記載の熱伝達組成物を凝縮する工程と、ii)冷却される物体又は物品の付近で組成物を蒸発させる工程と、を含み、熱伝達システムが冷却システムである、方法。
【0767】
番号付けした実施形態86
冷却システムが、低温冷却システム、中温冷却システム、空調システム、商用冷蔵庫、商用冷凍庫、製氷機、自動販売機、ヒートポンプ、輸送用冷却システム、産業用冷凍庫、ボトル冷却器、産業用冷蔵庫又は冷却器である、番号付けした実施形態85に記載の方法。
【0768】
番号付けした実施形態87
冷却システムが低温冷却システムである、番号付けした実施形態86に記載の方法。
【0769】
番号付けした実施形態88
冷却システムが中温冷却システムである、番号付けした実施形態86に記載の方法。
【0770】
番号付けした実施形態89
冷却システムが中温冷却システムである(蒸発器温度は、約-12~約0℃、好ましくは-10℃~-6.7℃の範囲内、特に約-8℃である)、番号付けした実施形態88に記載の方法。
【0771】
番号付けした実施形態90
中温冷却システムが冷却器である、番号付けした実施形態88又は89に記載の方法。
【0772】
番号付けした実施形態91
中温冷却システムが中温スーパーマーケット用冷却システムである、番号付けした実施形態88又は89に記載の方法。
【0773】
番号付けした実施形態92
冷却システムが、約-40~約-12℃、好ましくは-35℃~-25℃、より好ましくは-25℃~-12℃、特に約-23℃、又は好ましくは約-32℃の範囲の蒸発器温度を有する低温冷却システムである、番号付けした実施形態87に記載の方法。
【0774】
番号付けした実施形態93
低温冷却システムが冷却器である、番号付けした実施形態87又は92に記載の方法。
【0775】
番号付けした実施形態94
低温冷却システムが低温スーパーマーケット用冷却システムである、番号付けした実施形態87又は92に記載の方法。
【0776】
番号付けした実施形態95
中温冷却システムが、好ましくは食品又は飲料の冷却のための空気-冷媒蒸発器、往復動式、スクロール式又はねじ式又は回転式圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有し、冷媒蒸発温度は、約-12~約0℃の範囲内であり、凝縮温度は、約40~約70℃、好ましくは約20~約60℃、より好ましくは約25~約45℃の範囲内である、番号付けした実施形態88に記載の方法。
【0777】
番号付けした実施形態96
低温冷却システムが、空気-冷媒蒸発器、往復動式、スクロール式又は回転式圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有し、冷媒蒸発温度は、約-40~約-12℃の範囲内であり、凝縮温度は、約20~約70℃、好ましくは約20~約60℃、より好ましくは約25~約45℃の範囲内である、番号付けした実施形態87に記載の方法。
【0778】
番号付けした実施形態97
冷却器が空冷式冷却器である、番号付けした実施形態93に記載の方法。
【0779】
番号付けした実施形態98
空冷式冷却器が、約0~約10℃の範囲、好ましくは約4.5℃の範囲の蒸発器温度と、約40~約70℃の範囲、約40~約70℃の範囲の凝縮温度を有する、番号付けした実施形態97に記載の方法。
【0780】
番号付けした実施形態99
空冷式冷却器が、5~10℃、好ましくは7℃の温度を有する冷水を提供する、番号付けした実施形態97~98のいずれか1つに記載の方法。
【0781】
番号付けした実施形態100
空冷式冷却器が通年稼働する、番号付けした実施形態97~99のいずれか1つに記載の方法。
【0782】
番号付けした実施形態101
冷却器が、容積型冷却器、とりわけ、モジュラー式であるか又は従来法で単独包装されているかのいずれかの空冷又は水冷直接膨張式冷却器である、番号付けした実施形態86又は93に記載の方法。
【0783】
番号付けした実施形態102
冷却システムが、商用冷却システム、特に商用冷蔵庫、商用冷凍庫、製氷機、又は自動販売機である、番号付けした実施形態86に記載の方法。
【0784】
番号付けした実施形態103
冷却システムが、住宅用空気-水ヒートポンプである、番号付けした実施形態102に記載の方法。
【0785】
番号付けした実施形態104
住宅用空気-水ヒートポンプが、約-30~約5℃の範囲、好ましくは約-20~約3℃の範囲、より好ましくは約0.5℃の蒸発器温度を有する、番号付けした実施形態103に記載の方法。
【0786】
番号付けした実施形態105
住宅用空気-水ヒートポンプが、約50~約90℃の範囲の凝縮器温度を有する、番号付けした実施形態103~104に記載の方法。
【0787】
番号付けした実施形態106
住宅用空気-水ヒートポンプが、約50~約55℃の水を提供する、番号付けした実施形態103~105に記載の方法。
【0788】
番号付けした実施形態107
冷却システムが、住宅用空調システムである空調システムである、番号付けした実施形態86に記載の方法。
【0789】
番号付けした実施形態108
住宅用空調システムが、約-20~約20℃の範囲、好ましくは約0~約20℃の範囲、より好ましくは約0~約10℃の範囲、より好ましくは約7℃である蒸発器温度を有する、番号付けした実施形態107に記載の方法。
【0790】
番号付けした実施形態109
住宅用空調システムが、約-20~約3℃の範囲、好ましくは約0.5℃である蒸発器温度を有する、番号付けした実施形態107に記載の方法。
【0791】
番号付けした実施形態110
住宅用空調システムが、約40~約70℃の範囲、好ましくは約35~約50℃の範囲の凝縮器温度を有する、番号付けした実施形態107~109に記載の方法。
【0792】
番号付けした実施形態111
暖房モードにある住宅用空調システムが、約18~約24℃、好ましくは約21℃の温度を有する空気を提供する、番号付けした実施形態107~110に記載の方法。
【0793】
番号付けした実施形態112
冷房モードにある住宅用空調システムが、約10~約19℃、好ましくは約12℃の温度を有する空気を提供する、番号付けした実施形態107~110に記載の方法。
【0794】
番号付けした実施形態113
冷却システムが空調システムである、番号付けした実施形態86のいずれか1つに記載の方法。
【0795】
番号付けした実施形態114
当該空調システムが、モバイル空調(バス及び列車における空調を含む)、定置型空調(特に住宅用空調、具体的にはダクトスプリット型又はダクトレススプリット型空調システムを含む)、工業用空調、商用空調システム(特にパッケージ式ルーフトップユニット及び可変冷媒流(VRF)システム)から選択される、番号付けした実施形態113の方法。
【0796】
番号付けした実施形態115
冷却システムがヒートポンプである、番号付けした実施形態86に記載の方法。
【0797】
番号付けした実施形態116
当該ヒートポンプが、モバイルヒートポンプ(電気自動車用ヒートポンプを含む)、住宅用ヒートポンプ(住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システムを含む)、及び商用空気熱源、水熱源、又は土壌熱源ヒートポンプシステムから選択される、番号付けした実施形態115に記載の方法。
【0798】
番号付けした実施形態117
番号付けした実施形態1~19のいずれか1つに記載の冷媒と、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに記載の潤滑剤と、0.1%~約20%、好ましくは約5%~約15%、より好ましくは約8%~約12%の量のアルキル化ナフタレン化合物であって、この量が、システム中のアルキル化ナフタレン化合物と潤滑剤の量に基づく重量パーセントである、アルキル化ナフタレン化合物と、を含む、熱伝達システム。
【0799】
番号付けした実施形態118
互いに連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに記載の冷媒と、番号付けした実施形態59~68のいずれか1つに記載の潤滑剤と、封鎖材料と、を含む、熱伝達システム。
【0800】
番号付けした実施形態119
当該封鎖材料が、好ましくは銅若しくは銅合金、又は活性アルミナ、又は銅、銀、鉛若しくはこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、又は陰イオン交換樹脂、又は水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ、又はこれらの2つ以上の組み合わせを含む、番号付けした実施形態118に記載のシステム。
【0801】
番号付けした実施形態120
封鎖材料が、好ましくは、銅合金の総重量に基づいて、少なくとも5重量%、少なくとも15重量%、少なくとも30重量%、少なくとも50重量%、少なくとも70重量%、又は少なくとも90重量%の銅を含む銅合金である、番号付けした実施形態118又は119に記載のシステム。
【0802】
番号付けした実施形態121
封鎖材料が、好ましくは、銅合金の総重量に基づいて、約5重量%~約95重量%、約10重量%~約90重量%、約15重量%~約85重量%、約20重量%~約80重量%、約30重量%~約70重量%、又は約40重量%~約60重量%の銅を含む銅合金である、番号付けした実施形態118又は119に記載のシステム。
【0803】
番号付けした実施形態122
封鎖材料が銅であり、好ましくは銅が少なくとも99重量%、より好ましくは少なくとも99.5重量%、より好ましくは少なくとも99.9重量%の元素銅を含有する、番号付けした実施形態118又は119に記載のシステム。
【0804】
番号付けした実施形態123
銅が、メッシュ、ウール、球、円錐、又は円筒の形態である、番号付けした実施形態119又は122に記載の熱伝達システム。
【0805】
番号付けした実施形態124
銅合金が、メッシュ、ウール、球、円錐、又は円筒の形態である、番号付けした実施形態119~121に記載の熱伝達システム。
【0806】
番号付けした実施形態125
銅又は銅合金のBET表面積が、少なくとも約10m2/g、少なくとも約20m2/g、少なくとも約30m2/g、少なくとも約40m2/g、又は少なくとも約50m2/gである、番号付けした実施形態119~124のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0807】
番号付けした実施形態126
銅又は銅合金のBET表面積が、冷媒1kg当たり0.01~1.5m2、好ましくは冷媒1kg当たり0.02~0.5m2、より好ましくは冷媒1kg当たり約0.08m2である、番号付けした実施形態119~124のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0808】
番号付けした実施形態127
封鎖物質がゼオライトモレキュラーシーブであり、ゼオライトモレキュラーシーブが、ゼオライトの総重量に基づいて、1重量%~30重量%、好ましくは5重量%~20重量%の銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせ、好ましくは銀を含有する、実施形態118又は119に記載の熱伝達システム。
【0809】
番号付けした実施形態128
ゼオライトモレキュラーシーブが、5~40オングストローム、例えば15~35オングストローム又は35オングストロームの最大寸法にわたるサイズを有する開口部を有する、番号付けした実施形態119又は127に記載の熱伝達システム。
【0810】
番号付けした実施形態129
ゼオライトモレキュラーシーブが銅、銀、鉛又はこれらの組み合わせを含むとき、ゼオライトモレキュラーシーブは、熱伝達システム中のゼオライトモレキュラーシーブ、冷媒及び潤滑剤の総量に対して、約1重量%~約30重量%、例えば、約2重量%~約25重量%の量で存在する、実施形態127又は128に記載の熱伝達システム。
【0811】
番号付けした実施形態130
ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含むとき、ゼオライトモレキュラーシーブが、熱伝達システム中のゼオライトモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に基づいて、潤滑剤100重量部(pphl)当たり、少なくとも5重量部%(pbw)、好ましくは約5pbw~約30pbw、又は約5pbw~約20pbwの量で存在する、実施形態127~129のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0812】
番号付けした実施形態131
ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含みとき、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量が、ゼオライトの総重量に基づいて約1重量%~約30重量%である、番号付けした実施形態127~129のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0813】
番号付けした実施形態132
ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含みとき、モレキュラーシーブが、熱伝達システム中のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対する重量比で、少なくとも10pphl、好ましくは約10pphl~約30pphl、好ましくは約15pphl~約30pphl、又は約10pphl~20pphl、好ましくは約15pphl~約20pphlの量で存在する、番号付けした実施形態127~129のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0814】
番号付けした実施形態133
ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含みとき、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量が、ゼオライトの総重量に基づいて約5重量%~約20重量%である、番号付けした実施形態127~129のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0815】
番号付けした実施形態134
ゼオライトモレキュラーシーブが存在するとき、システム中のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して少なくとも約5pphl、又はシステム中のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して少なくとも約15pphl、又はシステム中のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して少なくとも約18pphl、又はシステム中のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して少なくとも約21pphlの量で存在する、番号付けした実施形態127~129のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0816】
番号付けした実施形態135
ゼオライトモレキュラーシーブが存在するとき、システム中のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して約15pphl~約30pphlの量で、好ましくはシステム中のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して約18pphl~約25pphlの量で存在する、番号付けした実施形態127~129のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0817】
番号付けした実施形態136
封鎖材料が陰イオン交換樹脂である、番号付けした実施形態118又は119に記載の熱伝達システム。
【0818】
番号付けした実施形態137
陰イオン交換樹脂が、強塩基性陰イオン交換樹脂、好ましくは1型樹脂又は2型樹脂、より好ましくは1型強塩基性陰イオン交換樹脂である、番号付けした実施形態136に記載の熱伝達システム。
【0819】
番号付けした実施形態138
陰イオン交換樹脂が産業グレードの弱塩基性陰イオン交換吸着材樹脂を含む、番号付けした実施形態136に記載の熱伝達システム。
【0820】
番号付けした実施形態139
陰イオン交換樹脂が、正に荷電したマトリックス及び交換可能な陰イオンを含む、番号付けした実施形態136に記載の熱伝達システム。
【0821】
番号付けした実施形態140
陰イオン交換樹脂がビーズとして提供される、番号付けした実施形態136~139に記載の熱伝達システム。
【0822】
番号付けした実施形態141
ビーズが、乾燥時に約0.3mm~約1.2mmのそれらの最大寸法にわたるサイズを有する、番号付けした実施形態140に記載の熱伝達システム。
【0823】
番号付けした実施形態142
陰イオン交換樹脂が、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約1pphl~約60pphlの量で存在する、番号付けした実施形態136~141のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0824】
番号付けした実施形態143
陰イオン交換樹脂が、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて約5pphl~約60pphlの量で、好ましくは、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて約20pphl~約50pphlの量で、より好ましくは、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて約20pphl~約30pphlの量で存在する、番号付けした実施形態142に記載の熱伝達システム。
【0825】
番号付けした実施形態144
陰イオン交換樹脂が、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて約1pphl~約25pphlの量で、好ましくはシステム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて約2pphl~約20pphlの量で存在する、番号付けした実施形態136~141に記載の熱伝達システム。
【0826】
番号付けした実施形態145
陰イオン交換樹脂が、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して少なくとも約10pphlの量で存在する、番号付けした実施形態136~141に記載の熱伝達システム。
【0827】
番号付けした実施形態146
陰イオン交換樹脂が、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して少なくとも約15pphlの量で存在する、番号付けした実施形態145に記載の熱伝達システム。
【0828】
番号付けした実施形態147
陰イオン交換樹脂が、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して約10pphl~約25pphlの量で存在する、番号付けした実施形態145に記載の熱伝達システム。
【0829】
番号付けした実施形態148
陰イオン交換樹脂が、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して約15pphl~約20pphlの量で存在する、番号付けした実施形態145に記載の熱伝達システム。
【0830】
番号付けした実施形態149
陰イオン交換樹脂が、システム中の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して約4pphl~約16pphlの量で存在する、番号付けした実施形態145に記載の熱伝達システム。
【0831】
番号付けした実施形態150
水分除去材料が存在し、水分除去モレキュラーシーブであり、好ましくは当該水分除去モレキュラーシーブがアルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブ、好ましくは、シリカ及びアルミナ四面体の三次元相互接続ネットワークを有する結晶金属アルミノケイ酸である、番号付けした実施形態119に記載の熱伝達システム。
【0832】
番号付けした実施形態151
水分除去材料、及び特に水分除去モレキュラーシーブ、更により好ましくはアルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブの量が、好ましくは、約15pphl~約60pphl重量、更により好ましくは、約30pphl~45pphl重量である、番号付けした実施形態150に記載の熱伝達システム。
【0833】
番号付けした実施形態152
封鎖材料が活性アルミナを含み、好ましくは活性アルミナが、約1pphl~約60pphl重量の量で存在する、番号付けした実施形態118又は119に記載の熱伝達システム。
【0834】
番号付けした実施形態153
封鎖材料が活性アルミナを含み、好ましくは活性アルミナが、約5pphl~約60pphl重量の量で存在する、番号付けした実施形態152に記載の熱伝達システム。
【0835】
番号付けした実施形態154
陰イオン交換樹脂及びゼオライトモレキュラーシーブを含む、番号付けした実施形態118~153のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0836】
番号付けした実施形態155
2つ以上の封鎖材料の組み合わせを含む、番号付けした実施形態118~154のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0837】
番号付けした実施形態156
封鎖材料(i)~(v)のうち少なくとも1つを含む、番号付けした実施形態155に記載の熱伝達システム。
【0838】
番号付けした実施形態157
封鎖材料(i)~(v)のうち少なくとも2つを含む、番号付けした実施形態155に記載の熱伝達システム。
【0839】
番号付けした実施形態158
封鎖材料(ii)~(v)のうち少なくとも2つを含む、番号付けした実施形態155に記載の熱伝達システム。
【0840】
番号付けした実施形態159
封鎖材料(iii)~(v)のうち少なくとも3つを含む、番号付けした実施形態155に記載の熱伝達システム。
【0841】
番号付けした実施形態160
カテゴリ(ii)~(v)のそれぞれから封鎖材料を含む、番号付けした実施形態155に記載の熱伝達システム。
【0842】
番号付けした実施形態161
カテゴリー(ii)~(v)のそれぞれからの材料を含む封鎖材料を含み、カテゴリ(iii)からの材料が銀を含む、番号付けした実施形態155に記載の熱伝達システム。
【0843】
番号付けした実施形態162
陰イオン交換樹脂とゼオライトモレキュラーシーブとの重量比(乾燥時)が、好ましくは、約10:90~約90:10、約20:80~約80:20、約25:75~約75:25、約30:70~約70:30、又は約60:40~約40:60の範囲である、番号付けした実施形態154~161に記載の熱伝達システム。
【0844】
番号付けした実施形態163
陰イオン交換樹脂とゼオライトモレキュラーシーブとの重量比(乾燥時)が、約25:75、又は約50:50、又は約75:25である、番号付けした実施形態154~161に記載の熱伝達システム。
【0845】
番号付けした実施形態164
液体潤滑剤が封鎖材料と接触しているように、封鎖材料がオイルセパレータの内側に位置する、番号付けした実施形態118~163のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0846】
番号付けした実施形態165
液体潤滑剤が封鎖材料と接触しているように、封鎖材料がオイルセパレータの外側かつ下流に位置する、番号付けした実施形態118~163のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0847】
番号付けした実施形態166
システムが、蒸発器出口において約0℃~約10℃の過熱度を有し、好ましくは蒸発器出口において約4℃~約6℃の過熱度を有する低温システムである、番号付けした実施形態118~163のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0848】
番号付けした実施形態167
システムが、吸入ラインにおいて約15℃~約50℃の過熱度を有し、好ましくは吸入ラインにおいて約25℃~約30℃の過熱度を有する低温システムである、番号付けした実施形態118~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0849】
番号付けした実施形態168
システムが、蒸発器出口において約0℃~約10℃の過熱度を有し、好ましくは蒸発器出口において約4℃~約6℃の過熱度を有する中温システムである、番号付けした実施形態118~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0850】
番号付けした実施形態169
システムが、吸入ラインにおいて約5℃~約40℃の過熱度を有し、好ましくは吸入ラインにおいて約15℃~約30℃の過熱度を有する中温システムである、番号付けした実施形態118~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【0851】
番号付けした実施形態170
冷却をもたらす方法であって、
(a)番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに記載の冷媒を、約-40℃~約+10℃の温度で冷却される物体又は物品又は流体の付近で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む、方法。
【0852】
番号付けした実施形態171
冷房モードにおいて住宅用空調を提供する方法であって、
(a)番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに記載の冷媒を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む、方法。
【0853】
番号付けした実施形態172
冷媒蒸気及び冷却空気が、約10℃~約19℃の温度を有する、番号付けした実施形態171に記載の方法。
【0854】
番号付けした実施形態173
熱を伝達するための中温冷却方法であって、
(a)番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに記載の冷媒を、-12℃~約0℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む、方法。
【0855】
番号付けした実施形態174
蒸発器温度が、約-10℃~約-6.7℃の範囲の温度である、番号付けした実施形態173に記載の方法。
【0856】
番号付けした実施形態175
凝縮器温度が、約25℃~約45℃の範囲の温度である、番号付けした実施形態173~174に記載の方法。
【0857】
番号付けした実施形態176
冷媒蒸気が、蒸発器出口において約0℃~約10℃の過熱度を有し、吸引ラインにおいて約15℃~約50℃の過熱度を有する、番号付けした実施形態170~172のいずれか1つに記載の方法。
【0858】
番号付けした実施形態177
冷媒蒸気が、蒸発器出口において約4℃~約6℃の過熱度を有し、吸引ラインにおいて約25℃~約30℃の過熱度を有する、番号付けした実施形態170~172のいずれか1つに記載の方法。
【0859】
番号付けした実施形態178
冷水を提供して冷房モードの空調を提供する方法であって、
(a)番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに記載の冷媒を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む、方法。
【0860】
番号付けした実施形態179
冷媒蒸気及び冷水が、約5℃~約10℃の温度で生成される、番号付けした実施形態178に記載の方法。
【0861】
番号付けした実施形態180
熱を伝達するための低温冷却方法であって、
(a)番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに記載の冷媒を、約-40℃~約-12℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む、方法。
【0862】
番号付けした実施形態181
圧縮機温度が約25℃~約45℃である、番号付けした実施形態180に記載の方法。
【0863】
番号付けした実施形態182
蒸発器温度が、約-35℃~約-25℃、好ましくは約-25℃~約-12℃の範囲である、実施形態180又は181に記載の方法。
【0864】
番号付けした実施形態183
圧縮機がPOE潤滑剤で潤滑される、番号付けした実施形態170~182に記載の方法。
【0865】
番号付けした実施形態184
当該POE潤滑剤が、番号付けした実施形態119~163のいずれか1つに記載の封鎖材料に曝露される、番号付けした実施形態183に記載の方法。
【0866】
番号付けした実施形態185
低温冷却システムにおいて熱を伝達するための低温冷却方法であって、
(a)番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに記載の冷媒を、約-40℃~約-12℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約20℃~約60℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含み、当該方法は、R-22の能力と比較して、当該システムにおいて97%~93%の能力と、当該システムにおけるR-22の効率(COP)よりも高い効率をもたらす、方法。
【0867】
番号付けした実施形態186
冷媒蒸気が、蒸発器出口において約0℃~約10℃の過熱度を有し、吸引ラインにおいて約15℃~約50℃の過熱度を有する、番号付けした実施形態185に記載の方法。
【0868】
番号付けした実施形態187
熱伝達システム中に収容された既存の冷媒を置換する方法であって、当該既存の冷媒の少なくとも一部を当該システムから取り出すことであって、当該既存の冷媒がR-22又はR-404Aである、取り出すことと、番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに定義されるような冷媒、又は番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに定義されるような熱伝達組成物を当該システム内に導入することによって、当該既存の冷媒の少なくとも一部を置き換えることと、を含む、方法。
【0869】
番号付けした実施形態188
既存のR-22又はR-404A冷媒の一部が、システムからR-22若しくはR-404Aの少なくとも約5重量%、又はシステムからR-22若しくはR-404Aの少なくとも約10重量%、又はシステムからR-22若しくはR-404Aの少なくとも約25重量%、又はシステムからR-22若しくはR-404Aの少なくとも約50重量%、又は
システムからR-22若しくはR-404Aの少なくとも約75重量%、又はシステムからR-22若しくはR-404Aの約100重量%である、番号付けした実施形態187に記載の方法。
【0870】
番号付けした実施形態189
システムが、低温冷却システム、中温冷却システム、商用冷蔵庫、商用冷凍庫、製氷機、自動販売機、輸送用冷却システム、産業用冷凍庫、産業用冷蔵庫又は冷却器である、番号付けした実施形態187~188のいずれか1つに記載の方法。
【0871】
番号付けした実施形態190
冷却システムが、約-12~約0℃の範囲、特に約-8℃の蒸発器温度を有する中温冷却システムである、番号付けした実施形態189に記載の方法。
【0872】
番号付けした実施形態191
冷却システムが、約-40~約-12℃の範囲、特に約-23℃、又は好ましくは約-32℃の蒸発器温度を有する低温冷却システムである、番号付けした実施形態189に記載の方法。
【0873】
番号付けした実施形態192
冷却システムにおける、番号付けした実施形態1~13に記載の冷媒、又は、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに定義されるような熱伝達組成物の使用であって、冷却システムが、低温冷却システム、中温冷却システム、商用冷蔵庫、商用冷凍庫、製氷機、自動販売機、輸送用冷却システム、産業用冷凍庫、産業用冷蔵庫又は冷却器である、使用。
【0874】
番号付けした実施形態193
低温冷却システムにおける、番号付けした実施形態1~13に記載の冷媒、又は、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに定義されるような熱伝達組成物の使用。
【0875】
番号付けした実施形態194
中温冷却システムにおける、番号付けした実施形態14~182のいずれか1つに定義されるような熱伝達組成物の使用。
【0876】
番号付けした実施形態195
中温冷却システムが、約-12~約0℃の範囲、特に約-8℃の蒸発器温度を有する、番号付けした実施形態194に記載の使用。
【0877】
番号付けした実施形態196
低温冷却システムが、約-40~約-12℃の範囲、特に約-23℃、又は好ましくは約-32℃の蒸発器温度を有する、番号付けした実施形態193に記載の使用。
【0878】
番号付けした実施形態197
中温冷却システムが、好ましくは食品又は飲料の冷却のための空気-冷媒蒸発器、往復動式、スクロール式又はねじ式又は回転式圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有し、冷媒蒸発温度は、約-12~約0℃の範囲内であり、凝縮温度は、約40~約70℃、又は約20~約70℃の範囲内である、番号付けした実施形態194又は195に記載の使用。
【0879】
番号付けした実施形態198
低温冷却システムが、空気-冷媒蒸発器、往復動式、スクロール式又は回転式圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有し、冷媒蒸発温度は、約-40~約-12℃の範囲内であり、凝縮温度は、約40~約70℃、又は約20~約70℃の範囲内である、番号付けした実施形態193又は196に記載の使用。
【0880】
番号付けした実施形態199
冷却システムが冷却器である、番号付けした実施形態192又は196に記載の使用。
【0881】
番号付けした実施形態200
冷却器が、約0~約10℃の範囲の蒸発温度、及び約40~約70℃の範囲の凝縮温度を有する、番号付けした実施形態199の使用。
【0882】
番号付けした実施形態201
冷却器が、容積型冷却器、とりわけ、モジュラー式であるか又は従来法で単独包装されているかのいずれかの空冷又は水冷直接膨張式冷却器である、番号付けした実施形態199又は200に記載の使用。
【0883】
番号付けした実施形態202
冷却システムが、商用冷却システム、特に商用冷蔵庫、商用冷凍庫、製氷機、又は自動販売機である、番号付けした実施形態192に記載の使用。
【0884】
番号付けした実施形態203
約-12~約0℃の範囲、特に約-8℃の蒸発器温度を有する中温冷却システムにおいてR-404Aを置換するための、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに定義されるような熱伝達組成物の使用。
【0885】
番号付けした実施形態204
約-40~約-12℃の範囲、特に約-23℃、又は好ましくは約-32℃の蒸発器温度を有する低温冷却システムにおいてR-22又はR-404Aを置換するための、番号付けした実施形態1~13に記載の冷媒、又は、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに定義されるような熱伝達組成物の使用。
【0886】
番号付けした実施形態205
蒸気注入冷却システムにおいてR-22又はR-404Aを置換するための、番号付けした実施形態1~13に記載の冷媒、又は、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに定義されるような熱伝達組成物の使用。
【0887】
番号付けした実施形態206
当該冷媒が、
(a)R-22又はR404Aの効率(COP)の約95%~約105%である効率を有し、かつ、
(b)R-22又はR404Aの能力の約95%~約105%の能力を有する、番号付けした実施形態1~13のいずれか1つに記載の冷媒。
【0888】
番号付けした実施形態207
冷媒がシステム中のR404A冷媒を置き換えるために提供される、番号付けした実施形態1~13又は206に記載の冷媒。
【0889】
番号付けした実施形態208
冷媒が、
(a)R-22又はの効率(COP)の約100%~約105%である効率を有し、かつ、
(b)R-22又はR404Aの能力の約98%~約105%の能力を有する、番号付けした実施形態206又は207に記載の冷媒。
【0890】
番号付けした実施形態209
冷媒が、R-404A冷媒を置換するために冷媒が使用される熱伝達システムにおいて、R-22又はR-404Aの吐出温度よりも10℃以上高くない吐出温度を有する、番号付けした実施形態206~208のいずれか1つに記載の冷媒。
【0891】
番号付けした実施形態210
冷媒が、R-22又はR-404A冷媒を置換するために冷媒が使用される熱伝達システムにおいて、R-22又はR-404Aの圧縮機圧力比の95~105%の圧縮機圧力比を有する、番号付けした実施形態206~208のいずれか1つに記載の冷媒。
【0892】
番号付けした実施形態211
R-22又はR404Aの95%より高い性能効率を有する、番号付けした実施形態1~13又は206~210のいずれか1つに記載の冷媒。
【0893】
番号付けした実施形態212
R-22又はR404Aの95%より高い性能能力を有する、番号付けした実施形態1~13又は206~211のいずれか1つに記載の冷媒。
【0894】
番号付けした実施形態213
150℃未満、好ましくは135℃未満、好ましくは120℃未満の吐出温度を有する、番号付けした実施形態1~13又は206~212のいずれかに記載の冷媒。
【0895】
番号付けした実施形態214
不燃性試験に従って判定するとき、不燃性である、番号付けした実施形態1~13又は206~213のいずれか1つに記載の冷媒。
【0896】
番号付けした実施形態215
ANSI/ASHRAE規格97-2007による標準封止管試験に基づいて熱的に安定である、番号付けした実施形態1~13又は206~214のいずれか1つに記載の冷媒。
【0897】
番号付けした実施形態216
当該冷媒が、
R-22又はR404Aの効率の約95%~約105%のCOPを有する、番号付けした実施形態1~13又は206~215のいずれか1つに記載の冷媒。
【0898】
番号付けした実施形態217
当該冷媒が、
R-22又はR-404Aの圧縮機圧力比の約95%~約105%の圧縮機圧力比を生成する、番号付けした実施形態1~13又は206~216のいずれか1つに記載の冷媒。
【0899】
番号付けした実施形態218
R-22冷媒を含有するように設計された、又はこれと共に使用することがために好適な熱伝達システムにおける、R-22を置換するための、番号付けした実施形態1~13若しくは206~217のいずれか1つに記載の冷媒、又は、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用方法。
【0900】
番号付けした実施形態219
R-404A冷媒を含有するように設計された、又はこれと共に使用することがために好適な熱伝達システムにおける、R-404Aを置換するための、番号付けした実施形態1~13若しくは206~217のいずれか1つに記載の冷媒、又は、番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用方法。
【0901】
番号付けした実施形態220
当該冷媒が、
(a)当該システム中の、及び/又は当該方法において使用されるR22の効率(COP)の約95%~約105%の効率を有し、かつ
(b)不燃性試験に従って判定するとき、不燃性である、番号付けした実施形態1~13又は206~217のいずれか1つに記載の冷媒の中温又は低温冷却システムでの使用。
【0902】
番号付けした実施形態221
暖房モードにおいて住宅用空調を提供する方法であって、
(a)番号付けした実施形態1~13又は206~217のいずれか1つに記載の冷媒を、約0℃~約10℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)POE潤滑剤で潤滑させた圧縮機内で当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、
(d)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、番号付けした実施形態119~163のいずれか1つに記載の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【0903】
番号付けした実施形態222
暖房モードにおいて住宅用空調を提供する方法であって、
(a)番号付けした実施形態1~13又は206~217のいずれか1つに記載の冷媒を、約0.5℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を、約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気及び約18℃~約24℃の温度の加熱空気を生成することと、を含む、方法。
【0904】
番号付けした実施形態223
暖房モードにおいて住宅用空調を提供する方法であって、
(a)番号付けした実施形態1~13又は206~217のいずれか1つに記載の冷媒を、約-20℃~約3℃の温度で蒸発させ、冷媒蒸気を生成することと、
(b)当該冷媒蒸気を圧縮させ、約135℃未満の吐出温度で冷媒を生成することと、
(c)当該圧縮機からの冷媒を約40℃~約70℃の温度で凝縮させ、冷媒蒸気を生成することと、を含む、方法。
【0905】
番号付けした実施形態224
R-22の追加導入品として、特に低温冷却システムにおけるR-22の追加導入品として、既存のシステムの実質的な工学的変更を必要とすることなく、とりわけ凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の変更を伴わずに、番号付けした実施形態1~13若しくは206~217のいずれか1つに記載の冷媒又は番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに記載の熱伝達組成物を使用する方法。
【0906】
番号付けした実施形態225
R-22の追加導入品として、特に中温冷却システムにおけるR-22の追加導入品として、既存のシステムの実質的な工学的変更を必要とすることなく、とりわけ凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の変更を伴わずに、番号付けした実施形態1~13若しくは206~217のいずれか1つに記載の冷媒又は番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに記載の熱伝達組成物を使用する方法。
【0907】
番号付けした実施形態226
R-22冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-22冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法であって、既存のR-22冷媒の少なくとも一部を、番号付けした実施形態1~13若しくは206~217のいずれか1つに記載の冷媒又は番号付けした実施形態14~82のいずれか1つに記載の熱伝達組成物に置き換えることを含む、方法。
【0908】
番号付けした実施形態227
当該置換工程が、既存の冷媒の少なくともかなりの部分、好ましくは実質的に全てを取り出すことと、システムのいかなる実質的な変更も伴わずに当該冷媒又は熱伝達組成物を導入することと、を含む、番号付けした実施形態226に記載の方法。
【0909】
番号付けした実施形態228
除去工程が、少なくとも約5重量%、約10重量%、約25重量%、約50重量%、又は約75重量%のR-22を既存のシステムから取り出すことと、それを本発明に記載の熱伝達組成物に置き換えることと、を含む、番号付けした実施形態227に記載の方法。
本発明は以下の態様を含む。
1. 少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、
63~72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)、
6~15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
15~22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在する、冷媒。
2. 少なくとも約98.5重量%の前記3つの化合物を含む、1.に記載の冷媒。
3. 前記3つの化合物からなる、1.に記載の冷媒。
4. 少なくとも約98.5重量%の前記3つの化合物を含み、各化合物が、
約69.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)、
約9重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
21.5±0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在する、1.に記載の冷媒。
5. 少なくとも約98.5重量%の前記3つの化合物を含み、各化合物が、
69.5±1重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)、9±1重量%1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
21±1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在する、1.に記載の冷媒。
6. 少なくとも約98.5重量%の前記3つの化合物を含み、各化合物が、
約63~約72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)、
約6~約15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
約15~約22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在し、前記冷媒が不燃性であり、150以下のGWPを有する、1.に記載の冷媒。
7. 1.に記載の冷媒と、
アルキル化ナフタレン、ジエン系化合物、フェノール化合物、及びこれらのうち2つ以上の組み合わせから選択される安定化剤と、ポリオールエステル(POE)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)及びポリビニルエーテル(PVE)からなる群から選択される潤滑剤と、を含む、熱伝達組成物。
8. 冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、前記冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、冷媒蒸気を凝縮することと、を含む種類の熱を伝達する方法であって、
(a)少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒を提供することであって、各化合物が、
63~72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)、
6~15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
15~22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在する、ことと、
(b)約-40℃~約+10℃の温度で前記冷媒を蒸発させることと、を含む、方法。
9. 前記圧縮機用の潤滑剤を提供することと、前記冷媒の少なくとも一部及び/又は少なくとも前記潤滑剤の少なくとも一部を、封鎖材料に曝露することと、を更に含み、前記封鎖材料が、
i.活性アルミナ、又は
ii.銅、銀、鉛、若しくはこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、又は
iii.陰イオン交換樹脂、又は
iv.水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ、又は
v.上記のうちの2つ以上の組み合わせを含む、8.に記載に記載の方法。
10. システム中に蒸発器、圧縮機、及び冷媒を含む種類の熱伝達システムであって、
(a)少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む前記冷媒であって、各化合物が、
63~72重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)、
6~15重量%の1,1,1,2-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)、及び
15~22重量%のジフルオロメタン(HFC-32)である、相対百分率で存在する、冷媒と、
(b)封鎖材料であって、
i.活性アルミナ、及び
ii.銅、銀、鉛、若しくはこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、及び
iii.陰イオン交換樹脂、及び
iv.水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブを含む、封鎖材料と、を含む、システム。