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特許7326448脱硫剤製造方法及びセメントキルン排ガスの脱硫方法
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  • 特許-脱硫剤製造方法及びセメントキルン排ガスの脱硫方法 図1
  • 特許-脱硫剤製造方法及びセメントキルン排ガスの脱硫方法 図2
  • 特許-脱硫剤製造方法及びセメントキルン排ガスの脱硫方法 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-04
(45)【発行日】2023-08-15
(54)【発明の名称】脱硫剤製造方法及びセメントキルン排ガスの脱硫方法
(51)【国際特許分類】
   B01J 20/04 20060101AFI20230807BHJP
   B01J 20/30 20060101ALI20230807BHJP
   B01D 53/50 20060101ALI20230807BHJP
   B01D 53/83 20060101ALI20230807BHJP
【FI】
B01J20/04 C ZAB
B01J20/30
B01D53/50 100
B01D53/83
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021536567
(86)(22)【出願日】2019-08-01
(86)【国際出願番号】 JP2019030140
(87)【国際公開番号】W WO2021019754
(87)【国際公開日】2021-02-04
【審査請求日】2022-04-08
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000185961
【氏名又は名称】太平洋エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106563
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 潤
(72)【発明者】
【氏名】山本 泰史
【審査官】河野 隆一朗
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-272238(JP,A)
【文献】特表2003-502143(JP,A)
【文献】特開2009-298677(JP,A)
【文献】特開2002-336646(JP,A)
【文献】特表平11-513654(JP,A)
【文献】特開2015-067497(JP,A)
【文献】特開昭63-123843(JP,A)
【文献】特開2015-013278(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2004/0129175(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 53/34 - 53/85
B01J 20/00 - 20/34
C01F 11/00 - 11/48
C04B 7/00 - 7/60
C04B 2/00 - 2/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
セメント焼成装置のプレヒータの最下段サイクロンから排出されたセメント原料、又はセメント焼成装置のプレヒータサイクロンから排出された酸化カルシウム(CaO)含有率が40質量%以上の予熱原料を分取し、
分取したセメント原料又は予熱原料を二分し、
二分したセメント原料又は予熱原料の一方に水を添加して冷却すると同時にスラリー化し、該スラリーの水分含有率を35質量%以下に調整し、
該スラリーを前記二分したセメント原料又は予熱原料の他方と混合し、水分が蒸発した水蒸気雰囲気下で前記セメント原料又は予熱原料中の酸化カルシウムの消化を促進すると共に、消化した前記セメント原料又は予熱原料を乾燥させることを特徴とする脱硫剤製造方法。
【請求項2】
前記乾燥後のセメント原料又は予熱原料の水分含有率を10質量%以下に調整することを特徴とする請求項1に記載の脱硫剤製造方法。
【請求項3】
請求項1又に記載の脱硫剤製造方法によって得られた水蒸気及び消化した原料を同時にセメント焼成装置のプレヒータの出口、又は該プレヒータの排ガスから除塵する集塵機の入口に投入することを特徴とするセメントキルン排ガスの脱硫方法。
【請求項4】
請求項1又に記載の脱硫剤製造方法によって得られた消化した原料を貯蔵し、前記プレヒータ排ガス中のSOx濃度に応じて定量的にセメント焼成装置のプレヒータの出口、又は該プレヒータの排ガスから除塵する集塵機の入口に投入することを特徴とするセメントキルン排ガスの脱硫方法。
【請求項5】
前記分取したセメント原料又は予熱原料のCaO/前記プレヒータ排ガスのSO2モル比が2以上100以下になるように前記セメント原料又は予熱原料の分取量を調整することを特徴とする請求項又はに記載のセメントキルン排ガスの脱硫方法。
【請求項6】
前記プレヒータの排ガスのSOx濃度に応じて前記セメント原料又は予熱原料の分取量を調整することを特徴とする請求項又はに記載のセメントキルン排ガスの脱硫方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セメント原料から脱硫剤を製造する方法及び製造した脱硫剤を用いてセメントキルン排ガスを脱硫する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
硫黄(S)を含んだ化石燃料の燃焼により発生するSOxは、セメント原料に含まれるカルシウム(Ca)と反応し、クリンカ鉱物としてクリンカ中に固定されるため、プレヒータ排ガスや煙突からの排ガス中のSOx排出量は極めて少なくなる。
【0003】
しかし、煙突から排出されるガス中のSOx排出量をさらに低減するため、セメント原料中の酸化カルシウム(CaO)を消化して脱硫剤として利用することが行われている。この際、セメント原料をスラリー状にしてセメントキルン排ガスに噴霧する方法があるが、噴霧ノズルが詰まるなどの問題があった。
【0004】
また、脱硫剤としてのセメント原料が粉体状になるように水分量を調整する方法もあるが、水分量の調整が容易ではなかった。また、粉体状にする際にCaOの消化率が変化したり、ハンドリング性が悪くなるという問題もあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、ハンドリング性がよく、水分量の調整も容易で、粉体状にする際のCaOの消化率の変動を小さく抑えることができる脱硫剤の製造方法及びセメントキルン排ガスの脱硫方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の脱硫剤製造方法は、セメント焼成装置のプレヒータの最下段サイクロンから排出されたセメント原料、又はセメント焼成装置のプレヒータサイクロンから排出された酸化カルシウム(CaO)含有率が40質量%以上の予熱原料を分取し、分取したセメント原料又は予熱原料を二分し、二分したセメント原料又は予熱原料の一方に水を添加して冷却すると同時にスラリー化し、該スラリーの水分含有率を35質量%以下に調整し、消化を促進すると共に、該スラリーを前記二分したセメント原料又は予熱原料の他方と混合し、水分が蒸発した水蒸気雰囲気下で前記セメント原料又は予熱原料中の酸化カルシウムの消化を促進すると共に、消化した前記セメント原料又は予熱原料を乾燥させることを特徴とする。また、スラリー化した後、貯蔵タンクを設け、濃度一定スラリーを定量的に抽出してもよい。
【0007】
本発明によれば、二分したセメント原料等の一方に水を添加して冷却すると同時にスラリー化し、該スラリーの水分含有率を35質量%以下に調整し、二分したセメント原料等の他方と混合するだけで水分量の調整が容易で、粉体状にする際のCaOの消化率の変動を小さく抑えることができ、ハンドリング性がよい粉体状の脱硫剤を製造することができる。
【0009】
また、前記乾燥後のセメント原料又は予熱原料の水分含有率を10質量%以下に調整することで、ハンドリング性を良好に維持することができる。
【0010】
さらに、本発明は、セメントキルン排ガスの脱硫方法であって、前記脱硫剤製造方法によって得られた水蒸気及び消化した原料を同時にセメント焼成装置のプレヒータの出口、又は該プレヒータの排ガスから除塵する集塵機の入口に投入することを特徴とし、製造した脱硫剤をそのままセメントキルン排ガスの脱硫に利用することができる。
【0011】
また、前記脱硫剤製造方法によって得られた消化した原料を貯蔵し、前記プレヒータ排ガス中のSOx濃度に応じて定量的にセメント焼成装置のプレヒータの出口、又は該プレヒータの排ガスから除塵する集塵機の入口に投入してもよい。
【0012】
前記分取したセメント原料又は予熱原料のCaO/前記プレヒータ排ガスのSO2モル比が2以上100以下になるように前記セメント原料又は予熱原料の分取量を調整することで、経済性を考慮しながら、セメントキルン排ガスのSO2濃度に応じて最適な分取量とし、熱ロスを最小限に抑えることができる。
【0013】
前記プレヒータの排ガスのSOx濃度に応じて前記セメント原料又は予熱原料の分取量を調整し、熱ロスを最小限に抑えてもよい。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明によれば、ハンドリング性がよく、水分量の調整も容易で、粉体状にする際のCaOの消化率の変動を小さく抑えることができる脱硫剤の製造方法及びセメントキルン排ガスの脱硫方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明に係る脱硫剤製造方法を実施する装置の一を示す全体構成図である。
図2】本発明に係る脱硫剤の脱硫性能を試験するための装置を示す全体構成図である。
図3】本発明に係る脱硫剤の脱硫性能試験結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る脱硫剤製造方法を実施する装置の一を示し、この脱硫剤製造装置1は、セメント焼成装置11に付設される。
【0021】
セメント焼成装置11は、プレヒータ12、仮焼炉13、セメントキルン14、クリンカクーラー15等からなり、原料供給系からプレヒータ12に投入されたセメント原料R1が、プレヒータ12において予熱され、仮焼炉13において仮焼され、セメントキルン14において焼成されて製造されたクリンカがクリンカクーラー15において冷却される。
【0022】
プレヒータ12は、4段のサイクロン12A~12Dで構成され、最上段サイクロン12Aの入口ダクトに投入されたセメント原料R1は、サイクロン12B、12Cで予熱され、サイクロン12Cから排出された予熱原料R4が仮焼炉13で仮焼された後、最下段サイクロン12Dを経てセメントキルン14に供給される。
【0023】
一方、プレヒータ12からの排ガスG1は、排気風車、原料粉砕装置等を経て、電気集塵機やバグフィルタ等の集塵機17で除塵された後、最終的に煙突18から大気へ放出される。
【0024】
脱硫剤製造装置1は、セメント焼成装置11のプレヒータ12の最下段サイクロン12Dから排出されたセメント原料R5を分取する分取装置2と、分取したセメント原料R7を二分する分離手段3と、二分したセメント原料の一方R8に水Wを添加して冷却すると同時にスラリー化する溶解槽4と、溶解槽4から排出したスラリーSを二分したセメント原料の他方R9と混合し、水分が蒸発した水蒸気雰囲気下でセメント原料中のCaOの消化を促進すると共に、消化したセメント原料を乾燥させる混合乾燥機5とを備える。
【0025】
分取装置2は、プレヒータ12の最下段サイクロン12Dから排出されたセメント原料R5の一部R7を分取することができれば、その構造は限定されず、ダンパーや、オーバーフロー式の輸送機を用いたものなどを使用することができる。
【0026】
また、分離手段3は、分取装置2で分取したセメント原料R7を2つに分離できれば、その構造は限定されず、ダンパーや輸送機等を利用することができる。
【0027】
溶解槽4は、二分したセメント原料R8と水Wを効率よく混合撹拌することができるように回転する撹拌羽根等を用いたものなどを使用することができ、下部にスラリーSを搬送するための搬送装置を備える。また、スラリー化した後、貯蔵タンクを設け、濃度一定スラリーを定量的に抽出してもよい。
【0028】
混合乾燥機5には、横型容器の中に多数の扇形の羽根を取り付けた2軸を互いに反対方向に回転させ、溶解槽4からのスラリーSと、セメント原料R9とを混合しながら輸送するパグミル等を用いることができる。パグミルを用いた場合には、パグミルの内部がプラス圧にならないように、水蒸気が蒸発する際に生じる圧力を緩和するフードをパグミルの上部に用いることが好ましい。
【0029】
次に、上記脱硫剤製造装置1を用いた本発明に係る脱硫剤製造方法及びセメントキルン排ガスの脱硫方法について図1を参照しながら説明する。
【0030】
セメント焼成装置11の運転中に、最下段サイクロン12Dから排出されたセメント原料R5を分取装置2で分取する。分取しなかったセメント原料R6は、そのままセメントキルン14に投入する。分取装置2によるセメント原料R5の分取量は、セメント原料R5のCaO/プレヒータ排ガスG1のSO2モル比が2以上100以下になるように調整する。また、ガス分析計で測定したプレヒータ排ガスG1のSOx濃度に応じてセメント原料R5の分取量を調整してもよい。
【0031】
分取装置2で分取したセメント原料R7を分離手段3で二分し、一方のセメント原料R8を溶解槽4に投入し、セメント原料R8に水Wを添加して冷却すると同時にスラリー化する。この際、溶解槽4内では水分過剰として確実にCaOの水和反応を促進させる。溶解槽4内のスラリーSの水分含有率を35質量%以下に調整する。
【0032】
次に、溶解槽4から排出したスラリーSと、分離手段3で二分した他方のセメント原料R9を混合乾燥機5に投入し、両者を混合しながら輸送し、混合乾燥機5の出口温度を105℃以上に設定し、溶解槽4に添加した過剰水分をセメント原料R9の保有熱により105℃以上に混合乾燥して粉体状とする。また、混合乾燥機5において、蒸発水分にセメント原料R8、R9を随伴させ、セメント原料R8、R9中のCaOの消化を促進すると共に、消化したセメント原料を水分含有率が10質量%以下になるように乾燥させて脱硫剤Dを得る。
【0033】
上述のようにして得られた脱硫剤Dをセメント焼成装置11の集塵機17の入口までの排ガスダクト16内に添加し、G1を脱硫することができる。また、脱硫剤Dを一旦貯蔵し、G1中のSOx濃度に応じて定量的にプレヒータ12の出口、又は集塵機17の入口の排ガスダクト16に投入してもよい。
【0034】
本発明によれば、粉体状の脱硫剤Dを用いるため、ハンドリング性がよく、混合乾燥機5の出口温度を制御するだけで水分量の調整も容易であり、粉体状にする際のCaOの消化率の変動を小さく抑えることができる。
【0035】
尚、上記実施の形態においては、最下段サイクロン12Dから排出されたセメント原料R5を用いて脱硫剤Dを製造したが、プレヒータ12のサイクロンから排出されたCaO含有率が40質量%以上の予熱原料を用いることもできる。
【0036】
次に、本発明の試験例について説明する。
(1)脱硫剤の製造
850℃に予熱したボトム原料(上記分取したセメント原料R7に相当)40gを水185gに溶かしてスラリー化した後、さらに850℃に予熱したボトム原料160gを追加し、105℃で混合乾燥した。この試料をセイコーインスツル株式会社製示差熱熱重量同時測定装置TG/DTA6300を用い、以下の条件で水酸化カルシウム及び炭酸カルシウムの含有率を測定した。
【0037】
温度範囲:室温~1000℃、
昇温速度:10℃/分、
雰囲気:窒素雰囲気、
参照試料:酸化アルミニウム
本試料には、450℃付近と600~700℃の範囲において、吸熱ピークを伴う質量減少が確認された。450℃付近のものは水酸化カルシウムの脱水に由来し、600~700℃のものは炭酸カルシウムの脱炭酸に由来するものと考えられ、その減少率から水酸化カルシウム及び炭酸カルシウムの含有率を算出した。その結果、水酸化カルシウム含有率は35.32%、炭酸カルシウム含有率は3.23%であった。これにより、上記混合乾燥機5によって脱硫剤を製造可能であることが判る。
(2)脱硫性能
(a)試験内容
実機と同様にボトム原料を850℃まで電気炉で予熱し、ボトム原料をスラリー化したものと混合し、乾燥物を得た。この乾燥物を管状電気炉でSOxガスと反応させ、脱硫性能を評価した。上記乾燥が十分でないケースも考えられるので、ボトム原料を予熱せず消化し、電気炉で予め乾燥した原料を用い、同様の試験を実施した。
(b)試験装置及び方法
原料として、ボトム原料をスラリー化し、電気炉で105℃で乾燥させたもの(原料1)、850℃に予熱したボトム原料40gを水185gに溶かしてスラリー化した後、さらに850℃に予熱したボトム原料160gを追加し、105℃で混合乾燥したもの(原料2)、セメント原料を電気炉にて900℃で加熱し、スラリー化した後、電気炉で105℃で乾燥させたもの(原料3)を用意した。原料3は、原料の風化の影響を排除するために行ったものである。
【0038】
図2に示すように、管状電気炉21に上記原料を充填し、管状電気炉21をグラスウール22で挟み、SOx濃度836ppmの標準ガスG1を減圧弁23及びフローメータ24を介して120℃に加熱した管状電気炉21へ導入し、ファン25の後段のSOxガス分析計26で管状電気炉21から排出されたガスG2のSOx濃度を測定した。脱硫後のガスG2は中和槽27で処理した。
(c)試験水準及び試験結果
試験水準は原料2水準(上記原料1と原料2)×Ca/S=10、20、30の3水準計6水準を基本とし、上記原料3を用いた場合、Ca/S比をさらに増加した試験も追加した。また、供試試料の層厚が薄いので、SOxと十分反応しないことが考えられたため、比較として試料量を増加して SOxガスを増加した試験も実施した(水準9)。実施した試験水準を表1に、解析データを表2及び図3(水準毎のSOx濃度の経時変化)に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
図3からいずれの水準も脱硫効果は確認されている。但し、脱硫効果が顕著であるのはCa/S>50である。また、表2から、原料1は、BET比表面積5.06m2/g、原料2は、BET比表面積11.57m2/g、原料3はBET比表面積24.68m2/gとなっており、図3からも判るように BET比表面積の大きい試料が反応性がよい。また、水準6と水準9の比較から試料の層厚を上げることで 1.3-1.4倍脱硫効率が向上している。
【符号の説明】
【0041】
1 脱硫剤製造装置
2 分取装置
3 分離手段
4 溶解槽
5 混合乾燥機
11 セメント焼成装置
12 プレヒータ
12A~12D サイクロン
13 仮焼炉
14 セメントキルン
15 クリンカクーラー
16 排ガスダクト
17 集塵機
18 煙突
21 管状電気炉
22 グラスウール
23 減圧弁
24 フローメータ
25 ファン
26 SOxガス分析計
27 中和槽
図1
図2
図3