(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-04
(45)【発行日】2023-08-15
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G02F 1/13357 20060101AFI20230807BHJP
G02F 1/1334 20060101ALI20230807BHJP
【FI】
G02F1/13357
G02F1/1334
(21)【出願番号】P 2022127049
(22)【出願日】2022-08-09
(62)【分割の表示】P 2018191817の分割
【原出願日】2018-10-10
【審査請求日】2022-08-09
(73)【特許権者】
【識別番号】502356528
【氏名又は名称】株式会社ジャパンディスプレイ
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】弁理士法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】沼田 雄大
(72)【発明者】
【氏名】奥山 健太郎
【審査官】井亀 諭
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-066418(JP,A)
【文献】特開2018-088408(JP,A)
【文献】特開2004-309774(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/13357
G02F 1/1334
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1主面を有する第1透明基板と、
第1端部を有し、前記第1主面に対向する第2透明基板と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に位置し、筋状のポリマーと液晶分子とを含む液晶層と、
第2端部と、前記第2透明基板に対向する面の反対側の第2主面とを有し、前記第2透明基板に接着された第3透明基板と、
前記第1主面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面と、前記第2端部に対向する第3面と、前記第3面の反対側の第4面とを有する導光板と、
前記第4面に対向す
る発光素子と、を備え、
前記第1面と前記第2面は平行で
あり、
前記第1主面から前記第2面までの高さは、前記第1主面から前記第2主面までの高さより低い、
表示装置。
【請求項2】
さらに、前記発光素子に接続され、前記第2面に対向する配線基板と、
前記配線基板と前記導光板とを接着する第1接着層と、
前記第1主面と前記導光板との間に位置する絶縁膜と、
前記絶縁膜と前記導光板とを接着する第2接着層と、を備え、
前記第1接着層及び前記第2接着層は、反射部材を備えている請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記導光板の前記第3面と前記第4面との距離が、20mm以上である請求
項2に記載の表示装置。
【請求項4】
さらに、前記発光素子に接続され、前記導光板と前記第1主面との間に位置する配線基板と、
前記第1主面と前記配線基板との間に位置する絶縁膜と、
前記配線基板と前記導光板とを接着する第1接着層と、
前記配線基板と前記絶縁膜とを接着する第2接着層と、を備え、
前記第1接着層は反射部材を備え、前記第2面は空気層に接している請求項1に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、様々な形態の表示装置が提案されている。導光板に接着された光変調素子内に、光学異方性を有したバルクおよび微粒子を含んだ光変調層を備える照明装置が開示されている。その他の例では、高分子分散型液晶を含み、入射光の強度を変換する光変換部を備える光源装置が開示されている。さらに他の例では、光源及び導光板がフレームに取り付けられ、液晶パネルの側方に設けられている表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2010-92682号公報
【文献】特開2016-57338号公報
【文献】国際公開第2010/092791号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態の目的は、表示品位の低下を抑制することが可能な表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態によれば、
第1主面を有する第1透明基板と、第1端部を有し、前記第1主面に対向する第2透明基板と、前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に位置し、筋状のポリマーと液晶分子とを含む液晶層と、第2端部と、前記第2透明基板に対向する面の反対側の第2主面とを有し、前記第2透明基板に接着された第3透明基板と、前記第1主面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面と、前記第2端部に対向する第3面と、前記第3面の反対側の第4面とを有する導光板と、前記第4面に対向する発光素子と、を備え、前記第1面と前記第2面は平行であり、前記第1主面から前記第2面までの高さは、前記第1主面から前記第2主面までの高さより低い、表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、本実施形態の表示装置DSPの一構成例を示す平面図である。
【
図2】
図2は、
図1に示した表示パネルPNLの一構成例を示す断面図である。
【
図3】
図3は、
図1に示した表示装置DSPの主要部を示す斜視図である。
【
図4】
図4は、
図3に示した表示装置DSPの延出部Exを拡大した断面図である。
【
図5】
図5は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
【
図6】
図6は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
【
図7】
図7は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
【
図8】
図8は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
【
図9】
図9は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
【
図10】
図10は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
【
図11】
図11は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
【
図12】
図12は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
【
図13】
図13は、表示装置DSPの他の構成例を示す平面図である。
【
図15】
図15は、表示装置DSPの他の構成例を示す平面図である。
【
図16】
図16は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【0008】
図1は、本実施形態の表示装置DSPの一構成例を示す平面図である。一例では、第1方向X、第2方向Y、及び、第3方向Zは、互いに直交しているが、90度以外の角度で交差していてもよい。第1方向X及び第2方向Yは、表示装置DSPを構成する基板の主面と平行な方向に相当し、第3方向Zは、表示装置DSPの厚さ方向に相当する。本明細書において、第1基板SUB1から第2基板SUB2に向かう方向を「上側」(あるいは、単に上)と称し、第2基板SUB2から第1基板SUB1に向かう方向を「下側」(あるいは、単に下)と称する。「第1部材の上の第2部材」及び「第1部材の下の第2部材」とした場合、第2部材は、第1部材に接していてもよいし、第1部材から離間していてもよい。また、第3方向Zを示す矢印の先端側に表示装置DSPを観察する観察位置があるものとし、この観察位置から、第1方向X及び第2方向Yで規定されるX-Y平面に向かって見ることを平面視という。
【0009】
本実施形態においては、表示装置DSPの一例として、高分子分散型液晶を適用した液晶表示装置について説明する。表示装置DSPは、表示パネルPNLと、ICチップ1と、配線基板2と、を備えている。
【0010】
表示パネルPNLは、第1基板SUB1と、第2基板SUB2と、液晶層LCと、シールSEと、を備えている。第1基板SUB1及び第2基板SUB2は、X-Y平面と平行な平板状に形成されている。第1基板SUB1及び第2基板SUB2は、平面視で、重畳している。第1基板SUB1及び第2基板SUB2は、シールSEによって接着されている。液晶層LCは、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に保持され、シールSEによって封止されている。
図1において、液晶層LC及びシールSEは、異なる斜線で示している。
【0011】
図1において拡大して模式的に示すように、液晶層LCは、ポリマー31と、液晶分子32と、を含む高分子分散型液晶を備えている。一例では、ポリマー31は、液晶性ポリマーである。ポリマー31は、筋状に延出している。ポリマー31の延出方向D1は、第1方向Xと平行である。液晶分子32は、ポリマー31の隙間に分散され、その長軸が第1方向Xに沿うように配向される。ポリマー31及び液晶分子32の各々は、光学異方性あるいは屈折率異方性を有している。ポリマー31の電界に対する応答性は、液晶分子32の電界に対する応答性より低い。
一例では、ポリマー31の配向方向は、電界の有無にかかわらずほとんど変化しない。一方、液晶分子32の配向方向は、液晶層LCにしきい値以上の高い電圧が印加された状態では、電界に応じて変化する。液晶層LCに電圧が印加されていない状態では、ポリマー31及び液晶分子32のそれぞれの光軸は互いに平行であり、液晶層LCに入射した光は、液晶層LC内でほとんど散乱されることなく透過する(透明状態)。液晶層LCに電圧が印加された状態では、ポリマー31及び液晶分子32のそれぞれの光軸は互いに交差し、液晶層LCに入射した光は、液晶層LC内で散乱される(散乱状態)。
【0012】
表示パネルPNLは、画像を表示する表示部DAと、表示部DAを囲む額縁状の非表示部NDAと、を備えている。シールSEは、非表示部NDAに位置している。表示部DAは、第1方向X及び第2方向Yにマトリクス状に配列された画素PXを備えている。
【0013】
図1において拡大して示すように、各画素PXは、スイッチング素子SW、画素電極PE、共通電極CE、液晶層LC等を備えている。スイッチング素子SWは、例えば薄膜トランジスタ(TFT)によって構成され、走査線G及び信号線Sと電気的に接続されている。走査線Gは、第1方向Xに並んだ画素PXの各々におけるスイッチング素子SWと電気的に接続されている。信号線Sは、第2方向Yに並んだ画素PXの各々におけるスイッチング素子SWと電気的に接続されている。画素電極PEは、スイッチング素子SWと電気的に接続されている。画素電極PEの各々は、共通電極CEと対向し、画素電極PEと共通電極CEとの間に生じる電界によって液晶層LC(特に、液晶分子32)を駆動している。容量CSは、例えば、共通電極CEと同電位の電極、及び、画素電極PEと同電位の電極の間に形成される。
【0014】
第1基板SUB1は、第1方向Xに沿って延出した端部E11及びE12と、第2方向Yに沿って延出した端部E13及びE14とを有している。第2基板SUB2は、第1方向Xに沿って延出した端部E21及びE22と、第2方向Yに沿って延出した端部E23及びE24とを有している。図示した例では、平面視で、端部E12及びE22、端部E13及びE23、及び、端部E14及びE24は、それぞれ重畳している。端部E21は、平面視で、端部E11と表示部DAとの間に位置している。第1基板SUB1は、端部E11と端部E21との間に延出部Exを有している。
【0015】
配線基板2は、延出部Exに電気的に接続されている。配線基板2は、折り曲げ可能なフレキシブルプリント回路基板である。ICチップ1は、配線基板2に電気的に接続されている。ICチップ1は、例えば、画像表示に必要な信号を出力するディスプレイドライバなどを内蔵している。なお、ICチップ1は、延出部Exに電気的に接続されていてもよい。ICチップ1及び配線基板2は、表示パネルPNLからの信号を読み出す場合もあるが、主として表示パネルPNLに信号を供給する信号源として機能する。
【0016】
図2は、
図1に示した表示パネルPNLの一構成例を示す断面図である。第1基板SUB1は、透明基板10と、絶縁膜11及び12と、容量電極13と、スイッチング素子SWと、画素電極PEと、配向膜AL1と、を備えている。第1基板SUB1は、さらに、
図1に示した走査線G及び信号線Sを備えている。透明基板10は、主面(下面)10Aと、主面10Aの反対側の主面(上面)10Bと、を備えている。スイッチング素子SWは、主面10Bに配置されている。絶縁膜11は、スイッチング素子SWを覆っている。容量電極13は、絶縁膜11及び12の間に位置している。画素電極PEは、絶縁膜12の上において、画素PX毎に配置されている。画素電極PEは、容量電極13の開口部OPを介してスイッチング素子SWと電気的に接続されている。画素電極PEは、絶縁膜12を挟んで、容量電極13と重畳し、画素PXの容量CSを形成している。配向膜AL1は、画素電極PEを覆っている。
【0017】
第2基板SUB2は、透明基板20と、遮光層BMと、共通電極CEと、配向膜AL2と、を備えている。透明基板20は、主面(下面)20Aと、主面20Aの反対側の主面(上面)20Bと、を備えている。透明基板20の主面20Aは、透明基板10の主面10Bと向かい合っている。遮光層BM及び共通電極CEは、主面20Aに配置されている。遮光層BMは、例えば、スイッチング素子SWの直上、及び、図示しない走査線G及び信号線Sの直上にそれぞれ位置している。共通電極CEは、複数の画素PXに亘って配置され、遮光層BMを直接覆っている。共通電極CEは、容量電極13と電気的に接続されており、容量電極13とは同電位である。配向膜AL2は、共通電極CEを覆っている。液晶層LCは、主面10Bと主面20Aとの間に位置し、配向膜AL1及びAL2に接している。第1基板SUB1において、絶縁膜11及び12、容量電極13、スイッチング素子SW、画素電極PE、及び、配向膜AL1は、主面10Bと液晶層LCとの間に位置している。第2基板SUB2において、遮光層BM、共通電極CE、及び、配向膜AL2は、主面20Aと液晶層LCとの間に位置している。
【0018】
透明基板10及び20は、ガラス基板やプラスチック基板などの絶縁基板である。主面10A及び10B、主面20A及び20Bは、X-Y平面とほぼ平行な面である。絶縁膜11は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、アクリル樹脂などの透明な絶縁材料によって形成されている。一例では、絶縁膜11は、無機絶縁膜及び有機絶縁膜を含んでいる。絶縁膜12は、シリコン窒化物などの無機絶縁膜である。容量電極13、画素電極PE、及び、共通電極CEは、インジウム錫酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)などの透明導電材料によって形成された透明電極である。遮光層BMは、例えば、共通電極CEよりも低抵抗な導電層である。一例では、遮光層BMは、モリブデン、アルミニウム、タングステン、チタン、銀などの不透明な金属材料によって形成されている。配向膜AL1及びAL2は、X-Y平面に略平行な配向規制力を有する水平配向膜である。一例では、配向膜AL1及びAL2は、第1方向Xに沿って配向処理されている。なお、配向処理とは、ラビング処理であってもよいし、光配向処理であってもよい。
【0019】
図3は、
図1に示した表示装置DSPの主要部を示す斜視図である。表示装置DSPは、表示パネルPNLの他に、透明基板30と、光源ユニットLU1と、を備えている。光源ユニットLU1は延出部Exに位置している。透明基板10、透明基板20、及び、透明基板30は、この順に第3方向Zに沿って並んでいる。
【0020】
透明基板30は、例えば、透明ガラスや、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)やポリカーボネート(PC)などの透明樹脂によって形成されている。透明基板30は、主面(下面)30Aと、主面30Aの反対側の主面(上面)30Bと、第1方向Xに沿って延出した端部E31及びE32と、第2方向Yに沿って延出した端部E33及びE34とを有している。主面30Aは、透明基板20の主面20Bと向かい合っている。図示した例において、端部E31は端部E21に重畳している。端部E32は端部E22に重畳しているが、重畳しなくてもよい。
【0021】
光源ユニットLU1は、複数の発光素子LD1と、導光板LG1と、配線基板F1と、を備えている。複数の発光素子LD1は、
図1に示したポリマー31の延出方向D1に沿って間隔をおいて並んでいる。複数の発光素子LD1は、配線基板F1に接続されている。発光素子LD1は、透明基板10と配線基板F1との間に位置している。発光素子LD1は、透明基板20の端部E21及び透明基板30の端部E31に対向している。発光素子LD1は、例えば、発光ダイオードである。発光素子LD1から照射される光は、第2方向Yを示す矢印の向きに沿って進行する。
【0022】
導光板LG1は、第1方向Xに沿って延出した直方体状に形成されている。導光板LG1は、透明基板20及び透明基板30と発光素子LD1との間に位置している。導光板LG1は、面1A(下面)と、面1Aの反対側の面(上面)1Bと、面1Cと、面1Cの反対側の面1Dと、を備えている。面1Aは透明基板10に対向し、面1Bは配線基板F1に対向し、面1Cは複数の発光素子LD1に対向し、面1Dは透明基板20及び透明基板30に対向している。例えば、面1A及び1Bの各々は、第1方向X及び第2方向Yによって規定されるX-Y平面と平行な平坦面である。つまり、面1A及び1Bは、互いに平行である。面1C及び1Dの各々は、第1方向X及び第3方向Zによって規定されるX-Z平面と平行な平坦面である。なお、面1C及び1Dは、凹凸を有する面でもよく、面1Cと面1Dとは平行でなくてもよい。
【0023】
図4は、
図3に示した表示装置DSPの延出部Ex周辺を拡大した断面図である。なお、表示パネルPNLについては、主要部のみを図示している。表示装置DSPは、さらに、接着層40、接着層50、及び、透明接着層ADを備えている。
【0024】
第1基板SUB1は、さらに、絶縁膜14及び15と、金属配線16とを備えている。絶縁膜14は、主面10Bの上に位置している。金属配線16は、絶縁膜14の上に位置し、絶縁膜15に覆われている。絶縁膜15は、
図2に示した絶縁膜11もしくは12に相当する。金属配線16は、例えば、走査線Gまたは信号線Sと同一材料で形成されている。
【0025】
発光素子LD1は、導光板LG1の面1Cに対向する発光部EM1を有している。発光部EM1は、面1Cから離間している。発光部EM1は、赤発光部、緑発光部、及び、青発光部を備えている。これらの各色発光部は、発光部EM1内に設けられているが、これらは必ずしも第1方向Xに沿った同一直線上に位置しているとは限らない。つまり、これらの各色発光部は、第1基板SUB1からの第3方向Zに沿った高さが異なる位置に設けられる場合がある。発光部EM1は、第3方向Zにおいて、第1導光板LG1の面1Aと面1Bとの間に位置している。
【0026】
接着層40は配線基板F1と導光板LG1を接着し、光源ユニットLU1が形成されている。図示した例において、接着層40は、面1Bと配線基板F1との間に位置している。接着層50は、光源ユニットLU1と第1基板SUB1とを接着している。図示した例において、接着層50は、面1Aと主面10Bとの間に位置し、第1導光板LG1と絶縁膜15とを接着している。接着層40は反射部材M1を備え、接着層50は反射部材M2を備えている。反射部材M1は、配線基板F1と面1Bとの間に位置している。反射部材M2は、絶縁膜15と面1Aとの間に位置している。接着層40及び50は、例えば、接着材、反射部材、及び、接着材がこの順に積層された積層体である。接着層40及び接着層50は、例えば、両面テープで形成されている。反射部材M1及びM2は、例えば、アルミニウム、モリブデン、チタン、銀などの高反射率の金属材料によって形成されている。なお、反射部材M1及びM2は遮光部材でもよい。
【0027】
透明接着層ADは、主面20Bと主面30Aとの間に位置している。透明接着層ADは、主面20B及び主面30Aそれぞれの略全面に接し、透明基板20と透明基板30とを接着している。
【0028】
ここで、導光板LG1、透明基板10、透明基板20、及び、透明基板30との位置関係に着目する。
透明基板10は厚さT1を有し、透明基板20は厚さT2を有し、透明基板30は厚さT3を有し、導光板LG1は厚さT10を有している。なお、本明細書での厚さとは、第3方向Zに沿った長さに相当する。厚さT1は主面10Aから主面10Bまでの距離に相当し、厚さT2は主面20Aから主面20Bまでの距離に相当し、厚さT3は主面30Aから主面30Bまでの距離に相当し、厚さT10は面1Aから面1Bまでの距離に相当する。図示した例では、厚さT1は厚さT2と同等であり、厚さT3は、厚さT1及びT2と同等である。なお、厚さT3は厚さT1及びT2と異なってもよい。厚さT10は、厚さT1乃至厚さT3より厚い。主面10Bから面1Bまでの高さH1は、第3方向Zにおいて、主面10Bから主面30Bまでの高さH2より低い。また、主面10Bから面1Aまでの高さH3は、第3方向Zにおいて、主面10Bから主面20Aまでの高さH4より高い。つまり、面1Dは、第3方向Zにおいて、主面20Aと主面30Bとの間に位置している。
【0029】
発光部EM1から照射された光は、面1Cから導光板LG1に入射し、面1A及び面1Bで反射されながら導光板LG1内を進行していく。導光板LG1内を進行してきた光は、面1Dから出射され、端部E21及び端部E31から透明基板20及び透明基板30へと入射される。
【0030】
本実施形態によれば、導光板LG1は、第3方向Zにおいて、主面30Bより低い位置に面1Dを有している。このため、導光板LG1内を進行してきた光のほとんどが端部E21及び端部E31に案内され、表示パネルPNLにおいて表示に寄与することになり、入光効率の低下を抑制することができる。
【0031】
また、反射部材M1は面1Bと配線基板F1との間に位置している。導光板LG1内を進行していく光のうち、面1Bを透過した光は、反射部材M1によって反射され、配線基板F1には届かない。これにより、導光板LG1内を進行していく光が配線基板F1によって色がつくことを抑制することができる。また、反射部材M2は面1Aと金属配線16との間に位置している。導光板LG1内を進行していく光のうち、面1Aを透過した光は、反射部材M2によって反射され、金属配線16には届かない。これにより、導光板LG1を進行していく光が、金属配線16によって不所望な散乱をすることを抑制できる。したがって、表示品位の低下を抑制することができる。
【0032】
さらに、発光素子LD1に接続された配線基板F1が、接着層40を介して導光板LG1に接着され、導光板LG1は接着層50を介して絶縁膜15に接着されている。これにより、光学ユニットLU1を固定するためのフレームを設けることなく、光学ユニットLU1を第1基板SUB1に固定することができ、表示装置DSPの軽量化をすることができる。
【0033】
図4に示した例において、透明基板10乃至30はそれぞれ第1透明基板乃至第3透明基板に相当し、発光素子LD1は第1発光素子に相当し、導光板LG1は第1導光板に相当し、配線基板F1は第1配線基板に相当し、接着層40は第1接着層に相当し、接着層50は第2接着層に相当し、主面10Bは第1主面に相当し、主面30Bは第2主面に相当し、端部E21は第1端部に相当し、端部E31は第2端部に相当し、面1Aは第1面に相当し、面1Bは第2面に相当する。
【0034】
図5は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
図5に示した構成例は、
図4に示した構成例と比較して、面1Cから面1Dまでの第2方向Yに沿った長さL1が長い点で相違している。長さL1は、例えば、20mm以上であることが望ましい。長さL1は、端部E11から端部E21までの長さL2より長い。端部E11は、第2方向Yにおいて、面1Cと端部E21及び端部E31との間に位置している。面1Aは、接着層50と接していない領域NAにおいて、空気層と接している。このため、導光板LG1内を進行する光のうち、領域NAに進行する光は、空気層との界面において反射される。
このような構成例においても、
図4に示した構成例と同様の効果が得られる。加えて、長さL1が、20mm以上である。このため、発光部EM1から端部E21及び端部E31までの距離が長くなるため、発光部EM1から照射された光は、導光板LG1内を進行していく間に、互いに混ざり合う。これにより、照明光のムラに起因した表示品位の低下を抑制することができる。
図5に示した例において、面1Dは第3面に相当し、面1Cは第4面に相当する。
【0035】
図6は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
図6に示した構成例は、
図4に示した構成例と比較して、配線基板F1が導光板LG1と透明基板10との間に位置している点で相違している。接着層40は、面1Aと配線基板F1との間に位置している。接着層40は、反射部材M1を備えている。接着層50は、絶縁膜15と配線基板F1との間に位置している。図示した例において、接着層50は、反射部材を備えていない。導光板LG1は、面1Bにおいて空気層に接している。
このような構成例においても、
図4に示した構成例と同様の効果が得られる。加えて、面1Bが空気層に接しているため、面1Bにおいて他の部材で光が吸収されることがないため、発光部EM1から照射された光の透明基板20及び30への入光効率の低下を抑制できる。
【0036】
図7は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
図7に示した構成例は、
図4に示した構成例と比較して、光源ユニットLU1が主面30Aに重畳している点で相違している。端部E32は、端部E12及び端部E22に重畳していない。発光素子LD1は、端部E12及びE22に対向している。接着層50は、導光板LG1と透明基板30とを接着している。接着層50は、面1Aと主面30Aとの間に位置している。反射部材M2は、面1Aと主面30Aとの間に位置している。導光板LG1は、主面30Aに重畳し、端部E12及びE22と発光素子LD1との間に位置している。主面30Aから面1Bまでの高さH5は、第3方向Zにおいて、主面30Aから主面10Aまでの高さH6より低い。主面30Aから面1Aまでの高さH7は、第3方向Zにおいて、主面30Aから主面20Bまでの高さH8より高い。つまり、面1Dは、第3方向Zにおいて、主面20Bと主面10Aとの間に位置している。
【0037】
このような構成例においても、
図4に示した構成例と同様の効果が得られる。
図7に示した例において、端部E12は第1端部に相当し、端部E22は第2端部に相当し、主面10Aは第1主面に相当し、主面10Bは第2主面に相当し、主面30Aは第3主面に相当する。
【0038】
図8は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
図8に示した構成例は、
図6に示した構成例と比較して、光源ユニットLU1が主面30Aに重畳している点で相違している。配線基板F1は、導光板LG1と透明基板30との間に位置している。接着層50は、配線基板F1と透明基板30との間に位置している。
このような構成例においても、
図6に示した構成例と同様の効果が得られる。
【0039】
図9は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
図9に示した構成例は、
図4に示した構成例と比較して、表示装置DSPが光源ユニットLU2を備えている点で相違している。光源ユニットLU2は、
図7に示した光源ユニットLU1と同様の構造を有している。光源ユニットLU2は、複数の発光素子LD2と、導光板LG2と、配線基板F2と、を備えている。
【0040】
発光素子LD2は、透明基板10の端部E12及び透明基板20の端部E22に対向している。発光素子LD2の発光部EM2から照射される光は、第2方向Yを示す矢印の向きとは逆に向かって進行する。複数の発光素子LD2は、配線基板F2に接続されている。接着層60は、配線基板F2と導光板LG2とを接着している。接着層60は、反射部材M3を備えている。接着層70は、導光板LG2と透明基板30とを接着している。接着層70は、反射部材M4を備えている。導光板LG2は、面2A(上面)と、面2Aの反対側の面(下面)2Bと、面2Cと、面2Cの反対側の面2Dと、を備えている。面2Aは透明基板30に対向し、面2Bは配線基板F2に対向し、面2Cは発光素子LD2に対向し、面2Dは透明基板10及び透明基板20に対向している。面2Aと面2Bは互いに平行である。主面30Aから面2Bまでの高さH5は、第3方向Zにおいて、主面30Aから主面10Aまでの高さH6より低い。
【0041】
図9に示した例において、発光素子LD2は第2発光素子に相当し、導光板LG2は第2導光板に相当し、配線基板F2は第2配線基板に相当し、接着層60は第3接着層に相当し、接着層70は第4接着層に相当し、主面10Aは第3主面に相当し、主面30Aは第4主面に相当し、面2Aは第5面に相当し、面2Bは第6面に相当し、端部E12は第3端部に相当し、端部E22は第4端部に相当する。
【0042】
図10は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
図10に示した構成例は、
図9に示した構成例と比較して、配線基板F2が導光板LG2と透明基板30との間に位置している点で相違している。光源ユニットLU2は、
図8に示した光源ユニットLU1と同様の構造を有している。接着層60は、反射部材M3を備えている。接着層70は、配線基板F2と透明基板30とを接着している。図示した例において、接着層70は主面30Aと配線基板F2との間に位置している。導光板LG2の面2Bは空気層に接している。
【0043】
図11は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
図11に示した構成例は、
図9に示した構成例と比較して、光源ユニットLU1が
図6に示した光源ユニットLU1と同様の構造を有している点で相違している。
【0044】
図12は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
図12に示した構成例は、
図11に示した構成例と比較して、光源ユニットLU2が
図8に示した光源ユニットLU1と同様の構造を有している点で相違している。
【0045】
図9乃至
図12に示した構成例においても、上記の構成例と同様の効果が得られる。加えて、発光部EM2から照射された光が端部E12及び端部E22から入射されるため、表示パネルPNLに入射する光量が増加する。これにより、表示パネルPNLが大型化し、表示部DAが拡大しても、表示部DAの全域に亘って輝度の低下を抑制することができ、表示品位の低下を抑制することができる。
【0046】
図13は、表示装置DSPの他の構成例を示す平面図である。
図13に示した構成例は、
図9に示した構成例と比較して、透明基板30が第1方向Xにおいて延伸し、光源ユニットLU1が端部E23と端部E33との間に位置し、光源ユニットLU2が端部E24と端部E34との間に位置している点で相違している。図示した例において、ポリマー31の延出方向D1は第2方向Yと平行である。端部E33は、端部E13及び端部E23と重畳していない。端部E34は、端部E14及び端部E24と重畳していない。
【0047】
発光素子LD1は、ポリマー31の延出方向D1に沿って間隔をおいて並んでいる。導光板LG1は発光素子LD1と端部E23との間に位置し、第2方向Yに沿って延出している。発光素子LD2は、ポリマー31の延出方向D1に沿って間隔をおいて並んでいる。導光板LG2は発光素子LD2と端部E24との間に位置し、第2方向Yに沿って延出している。
【0048】
図14は、
図13に示したA-B線に沿った表示装置DSPの断面図である。図示した例において、光源ユニットLU1及びLU2は、
図7に示した光源ユニットLU1と同様の構造を有しているが、
図8に示した光源ユニットLU1と同様の構造を有してもよい。光源ユニットLU1及び光源ユニットLU2は、主面30Aに重畳している。
【0049】
発光素子LD1は、透明基板10の端部E13及び透明基板20の端部E23に対向している。発光素子LD1の発光部EM1から照射される光は、第1方向Xを示す矢印の向きに向かって進行する。導光板LG1の面1Dは、端部E13及び端部E23に対向している。発光部EM1から照射された光は、導光板LG1内を進行し、端部E13及び端部E23から透明基板10及び透明基板20へと入射される。発光素子LD2は、透明基板10の端部E14及び透明基板20の端部E24に対向している。発光素子LD2の発光部EM2から照射される光は、第1方向Xを示す矢印の向きとは逆に向かって進行する。導光板LG2の面2Dは、端部E14及び端部E24に対向している。発光部EM2から照射された光は、導光板LG2内を進行し、端部E14及び端部E24から透明基板10及び透明基板20へと入射される。
このような構成例においても、
図9に示した構成例と同様の効果が得られる。
【0050】
図15は、表示装置DSPの他の構成例を示す平面図である。
図15に示した構成例は、
図9に示した構成例と比較して、透明基板30が第1方向X及び第2方向Yそれぞれに沿って延伸し、表示装置DSPが光源ユニットLU3及びLU4を備えている点で相違している。図示した例において、ポリマー31の延出方向D1は、第1方向X及び第2方向Yのそれぞれに交差する方向である。端部E33は、端部E13及び端部E23と重畳していない。端部E34は、端部E14及び端部E24と重畳していない。光源ユニットLU3及びLU4は、
図13に示した光源ユニットLU1及びLU2と同様の構造を有している。
このような構成例においても、
図9に示した構成例と同様の効果が得られる。加えて、発光素子LD3から照射された光が端部E13及び端部E23から入射され、発光素子LD4から照射された光が端部E14及び端部E24から入射されるため、表示パネルPNLに入射する光量がさらに増加する。
【0051】
図16は、表示装置DSPの他の構成例を示す断面図である。
図16に示した構成例は、
図4に示した構成例と比較して、透明基板30がなく、透明基板20が厚さT20を有している点で相違している。厚さT20は、主面20Aから主面20Bまでの距離に相当する。図示した例では、厚さT20は厚さT10及び厚さT1のそれぞれより厚い。主面10Bから面1Bまでの高さH1は、第3方向Zにおいて、主面10Bから主面20Bまでの高さH9より低い。つまり、面1Dは、第3方向Zにおいて、主面20Aと主面20Bとの間に位置している。発光部EM1から照射された光は、導光板LG1内を進行し、面1Dから出射され、端部E21から透明基板20へと入射される。光源ユニットLU1は、
図4に示した光源ユニットLU1と同様の構造を有しているが、
図5及び
図6のそれぞれに示した光源ユニットLU1と同様の構造を有してもよい。
【0052】
このような構成例においても、
図4に示した構成例と同様の効果が得られる。また、発光素子LD1から照射された光が、導光板LG1内を進行し、貼り合せ部材へと入射される場合、部材と部材との合せズレに起因して各部材の面1Dに対向する端部がずれてしまうと、発光素子LD1から表示パネルPNLへの入光効率の低下を招くおそれがある。一方、
図16に示した構成例は、発光素子LD1から照射された光が、導光板LG1内を進行し、単一の透明基板20へと入射されるため、発光素子LD1から表示パネルPNLへの入光効率の低下を抑制することができる。
図16に示した例において、主面20Bは第2主面に相当する。
【0053】
以上説明したように、本実施形態によれば、表示品位の低下を抑制することが可能な表示装置を提供することができる。
【0054】
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0055】
以下に、本願出願の原出願に記載された発明を付記する。
[1]第1主面を有する第1透明基板と、
第1端部を有し、前記第1主面に対向する第2透明基板と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に位置し、筋状のポリマーと液晶分子とを含む液晶層と、
第2端部と、前記第2透明基板に対向する面の反対側の第2主面とを有し、前記第2透明基板に接着された第3透明基板と、
前記第1端部及び前記第2端部に対向する第1発光素子と、
前記第1主面に重畳し、前記第1端部及び前記第2端部と前記第1発光素子との間に位置する第1導光板と、を備え、
前記第1導光板は、前記第1主面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有し、
前記第1主面から前記第2面までの高さは、前記第1主面から前記第2主面までの高さより低い表示装置。
[2]前記第1面と前記第2面は平行である[1]に記載の表示装置。
[3]さらに、前記第1発光素子に接続され、前記第2面に対向する第1配線基板と、
前記第1配線基板と前記第1導光板とを接着する第1接着層と、
前記第1主面と前記第1導光板との間に位置する絶縁膜と、
前記絶縁膜と前記第1導光板とを接着する第2接着層と、を備え、
前記第1接着層及び前記第2接着層は、反射部材を備えている[2]に記載の表示装置。
[4]前記第1導光板は、前記第1端部及び前記第2端部に対向する第3面と、前記第3面の反対側に位置し前記第1発光素子に対向する第4面と、を有し、
前記第3面と前記第4面との距離が、20mm以上である[3]に記載の表示装置。
[5]さらに、前記第1発光素子に接続され、前記第1導光板と前記第1主面との間に位置する第1配線基板と、
前記第1主面と前記第1配線基板との間に位置する絶縁膜と、
前記第1配線基板と前記第1導光板とを接着する第1接着層と、
前記第1配線基板と前記絶縁膜とを接着する第2接着層と、を備え、
前記第1接着層は反射部材を備え、前記第2面は空気層に接している[2]に記載の表示装置。
[6]前記第1透明基板は、前記第1主面の反対側の第3主面と、第3端部を有し、
前記第2透明基板は、前記第1端部の反対側の第4端部を有し、
前記第3透明基板は、前記第2主面の反対側の第4主面を有し、
さらに、前記第3端部及び前記第4端部に対向する第2発光素子と、
前記第4主面に重畳し、前記第3端部及び前記第4端部と前記第2発光素子との間に位置する第2導光板と、を備え、
前記第2導光板は、前記第4主面に対向する第5面と、前記第5面の反対側の第6面とを有し、
前記第4主面から前記第6面までの高さは、前記第4主面から前記第3主面までの高さより低い[1]乃至[5]のいずれか1に記載の表示装置。
[7]前記第5面と前記第6面は平行である[6]に記載の表示装置。
[8]さらに、前記第2発光素子に接続され、前記第6面に対向する第2配線基板と、
前記第2配線基板と前記第2導光板とを接着する第3接着層と、
前記第2導光板と前記第3透明基板とを接着する第4接着層と、を備え、
前記第3接着層及び前記第4接着層は、反射部材を備えている[7]に記載の表示装置。
[9]さらに、前記第2発光素子に接続され、前記第2導光板と前記第4主面との間に位置する第2配線基板と、
前記第2配線基板と前記第2導光板とを接着する第3接着層と、
前記第2配線基板と前記第3透明基板とを接着する第4接着層と、を備え、
前記第3接着層は反射部材を備え、前記第6面は空気層に接している[7]に記載の表示装置。
[10]第1端部と、第1主面と、前記第1主面の反対側の第2主面とを有する第1透明基板と、
第2端部を有し、前記第2主面に対向する第2透明基板と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に位置し、筋状のポリマーと液晶分子とを含む液晶層と、
前記第2透明基板に接着された第3主面を有する第3透明基板と、
前記第1端部及び前記第2端部に対向する第1発光素子と、
前記第3主面に重畳し、前記第1端部及び前記第2端部と前記第1発光素子との間に位置する第1導光板と、を備え、
前記第1導光板は、前記第3主面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有し、
前記第3主面から前記第2面までの高さは、前記第3主面から前記第1主面までの高さより低い表示装置。
[11]第1透明基板を備えた第1基板と、
第1端部を有する第2透明基板を備えた第2基板と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に位置し、筋状のポリマーと液晶分子とを含む液晶層と、
第2端部を有し、前記第2透明基板に接着された第3透明基板と、
前記第1基板に重畳する光源ユニットと、を備え、
前記光源ユニットは、
前記第1端部及び前記第2端部に対向する第1発光素子と、
前記第1端部及び前記第2端部と前記第1発光素子との間に位置する第1導光板と、
前記第1発光素子に接続された第1配線基板と、
前記第1配線基板と前記第1導光板とを接着する第1接着層と、
前記第1基板と前記第1導光板とを接着する第2接着層と、を備える、表示装置。
[12]第1主面を有する第1透明基板と、
第1端部と、前記第1透明基板に対向する面の反対側の第2主面とを有する第2透明基板と、
前記第1透明基板と前記第2透明基板との間に位置し、筋状のポリマーと液晶分子とを含む液晶層と、
前記第1端部に対向する第1発光素子と、
前記第1主面に重畳し、前記第1端部と前記第1発光素子との間に位置する第1導光板と、を備え、
前記第1導光板は、前記第1主面に対向する第1面と、前記第1面の反対側の第2面を有し、
前記第1主面から前記第2面までの高さは、前記第1主面から前記第2主面までの高さより低い表示装置。
【符号の説明】
【0056】
DSP…表示装置 PNL…表示パネル 10、20、30…透明基板 LG…導光板
LD…発光素子 M…接着層 F…配線基板