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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-07
(45)【発行日】2023-08-16
(54)【発明の名称】搬送台車制御装置
(51)【国際特許分類】
   G05D 1/02 20200101AFI20230808BHJP
   B65G 1/00 20060101ALI20230808BHJP
   B65G 1/04 20060101ALI20230808BHJP
   B65G 1/137 20060101ALI20230808BHJP
【FI】
G05D1/02 Y
G05D1/02 H
G05D1/02 T
B65G1/00 501C
B65G1/04 555Z
B65G1/137 G
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020131756
(22)【出願日】2020-08-03
(65)【公開番号】P2022028387
(43)【公開日】2022-02-16
【審査請求日】2022-11-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000003218
【氏名又は名称】株式会社豊田自動織機
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100124062
【弁理士】
【氏名又は名称】三上 敬史
(74)【代理人】
【識別番号】100148013
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 浩光
(72)【発明者】
【氏名】関 聡史
【審査官】松本 泰典
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-106277(JP,A)
【文献】特開2022-28256(JP,A)
【文献】特開2020-113108(JP,A)
【文献】特開2019-212008(JP,A)
【文献】特開平5-297942(JP,A)
【文献】特開平7-5917(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0075354(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05D 1/02
B65G 1/00
B65G 1/04
B65G 1/137
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物が積載される搬送台車を制御する搬送台車制御装置であって、
前記搬送台車を走行させる駆動部と、
前記搬送台車が追尾対象者に対する追尾走行または目的地に対する自律走行を行うように前記駆動部を制御する走行制御部と、
前記搬送台車における前記荷物の積載量が規定量以上であるかどうかを検知する荷物検知部とを備え、
前記走行制御部は、前記搬送台車が前記追尾対象者に対する追尾走行を行っているときに、前記荷物検知部により前記搬送台車における前記荷物の積載量が前記規定量以上であることが検知されると、前記追尾対象者に対する前記搬送台車の追尾走行を終了させると共に前記目的地に対する前記搬送台車の自律走行を開始するように前記駆動部を制御する搬送台車制御装置。
【請求項2】
前記荷物検知部は、前記搬送台車に積載された前記荷物の重量を検出する重量検出部と、前記搬送台車に積載された前記荷物の体積を検出する体積検出部と、前記重量検出部により検出された前記荷物の重量または前記体積検出部により検出された前記荷物の体積が予め決められた閾値以上であるときに、前記搬送台車における前記荷物の積載量が前記規定量以上であると判定する判定部とを有する請求項1記載の搬送台車制御装置。
【請求項3】
前記追尾対象者に対する前記搬送台車の追尾走行の一時停止を指示する追尾停止指示部を更に備え、
前記走行制御部は、前記追尾停止指示部により前記追尾対象者に対する前記搬送台車の追尾走行の一時停止が指示されると、前記追尾対象者に対する前記搬送台車の追尾走行を停止させるように前記駆動部を制御する請求項1または2記載の搬送台車制御装置。
【請求項4】
前記荷物検知部により前記搬送台車における前記荷物の積載量が前記規定量以上であることが検知されると、警報を行う報知部を更に備える請求項1~3の何れか一項記載の搬送台車制御装置。
【請求項5】
前記搬送台車の次に前記荷物が積載される他の搬送台車を配車するように制御する配車制御部を更に備え、
前記走行制御部は、前記搬送台車が前記追尾対象者に対する追尾走行を行っているときに、前記荷物検知部により前記搬送台車における前記荷物の積載量が第1規定量以上であることが検知されると、前記追尾対象者に対する前記搬送台車の追尾走行を終了させると共に前記目的地に対する前記搬送台車の自律走行を開始するように前記駆動部を制御し、
前記配車制御部は、前記搬送台車が前記追尾対象者に対する追尾走行を行っているときに、前記荷物検知部により前記搬送台車における前記荷物の積載量が前記第1規定量よりも少ない第2規定量以上であることが検知されると、前記他の搬送台車を配車するように制御する請求項1~4の何れか一項記載の搬送台車制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送台車制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の搬送台車制御装置としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の搬送台車制御装置は、作業者がピッキング作業を行う際に、棚から取り出された荷物が載置される追尾車が作業者を追尾するように追尾車の駆動ユニットを制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-212008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来技術のような追尾車を使用したピッキング作業においては、ピッキング作業中は、追尾車が追尾対象者である作業者を追尾し、ピッキング作業の完了後は、追尾車を目的地である荷物置き場まで自律走行させる必要がある。しかし、作業者自身が追尾車の荷台が満杯になったと判断したときに、手動スイッチを操作して、作業者に対する追尾走行から荷物置き場に対する自律走行に切り替える場合には、作業者の負担が増大し、作業効率の低下につながる。
【0005】
本発明の目的は、追尾対象者の負担を軽減し、作業効率を向上させることができる搬送台車制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、荷物が積載される搬送台車を制御する搬送台車制御装置であって、搬送台車を走行させる駆動部と、搬送台車が追尾対象者に対する追尾走行または目的地に対する自律走行を行うように駆動部を制御する走行制御部と、搬送台車における荷物の積載量が規定量以上であるかどうかを検知する荷物検知部とを備え、走行制御部は、搬送台車が追尾対象者に対する追尾走行を行っているときに、荷物検知部により搬送台車における荷物の積載量が規定量以上であることが検知されると、追尾対象者に対する搬送台車の追尾走行を終了させると共に目的地に対する搬送台車の自律走行を開始するように駆動部を制御する。
【0007】
このような搬送台車制御装置においては、追尾対象者が荷物を搬送台車に積載するときに、搬送台車が追尾対象者に対する追尾走行を行うように駆動部が制御される。搬送台車が追尾対象者に対する追尾走行を行っているときには、搬送台車における荷物の積載量が規定量以上であるかどうかが検知される。そして、搬送台車における荷物の積載量が規定量以上であることが検知されると、追尾対象者に対する搬送台車の追尾走行を終了させると共に目的地に対する搬送台車の自律走行を開始するように駆動部が制御される。このため、搬送台車における荷物の積載量が規定量以上になると、搬送台車の走行動作が追尾対象者に対する追尾走行から目的地に対する自律走行に自動的に切り替えられる。従って、追尾対象者が手動スイッチにより切替操作を行う必要がない。これにより、追尾対象者の負担が軽減され、作業効率が向上する。
【0008】
荷物検知部は、搬送台車に積載された荷物の重量を検出する重量検出部と、搬送台車に積載された荷物の体積を検出する体積検出部と、重量検出部により検出された荷物の重量または体積検出部により検出された荷物の体積が予め決められた閾値以上であるときに、搬送台車における荷物の積載量が規定量以上であると判定する判定部とを有してもよい。
【0009】
このような構成では、搬送台車に積載された荷物の重量及び体積を検出することにより、荷物の種類等に関わらず、搬送台車における荷物の積載量が規定量以上であるかどうかを高精度に検知することができる。
【0010】
搬送台車制御装置は、追尾対象者に対する搬送台車の追尾走行の一時停止を指示する追尾停止指示部を更に備え、走行制御部は、追尾停止指示部により追尾対象者に対する搬送台車の追尾走行の一時停止が指示されると、追尾対象者に対する搬送台車の追尾走行を停止させるように駆動部を制御してもよい。
【0011】
このような構成では、追尾停止指示部により追尾対象者に対する搬送台車の追尾走行の一時停止が指示されると、追尾対象者に対する搬送台車の追尾走行が停止する。従って、追尾対象者が荷物を搬送台車に積載している最中に、搬送台車が動き出すことが防止される。
【0012】
搬送台車制御装置は、荷物検知部により搬送台車における荷物の積載量が規定量以上であることが検知されると、警報を行う報知部を更に備えてもよい。
【0013】
このような構成では、追尾対象者は、搬送台車における荷物の積載量が規定量以上である旨を警報により直ちに知ることができる。
【0014】
搬送台車制御装置は、搬送台車の次に荷物が積載される他の搬送台車を配車するように制御する配車制御部を更に備え、走行制御部は、搬送台車が追尾対象者に対する追尾走行を行っているときに、荷物検知部により搬送台車における荷物の積載量が第1規定量以上であることが検知されると、追尾対象者に対する搬送台車の追尾走行を終了させると共に目的地に対する搬送台車の自律走行を開始するように駆動部を制御し、配車制御部は、搬送台車が追尾対象者に対する追尾走行を行っているときに、荷物検知部により搬送台車における荷物の積載量が第1規定量よりも少ない第2規定量以上であることが検知されると、他の搬送台車を配車するように制御してもよい。
【0015】
このような構成では、搬送台車が追尾対象者に対する追尾走行を行っているときに、搬送台車における荷物の積載量が第2規定量以上になると、当該搬送台車の次に荷物が積載される他の搬送台車が自動的に配車される。その後、搬送台車における荷物の積載量が第1規定量以上になると、追尾対象者に対する搬送台車の追尾走行が終了すると共に目的地に対する搬送台車の自律走行が開始される。このとき、他の搬送台車が既に配車されているため、追尾対象者が他の搬送台車をいちいち取りに行かなくて済む。これにより、追尾対象者の負担が更に軽減され、作業効率が一層向上する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、追尾対象者の負担を軽減し、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の第1実施形態に係る搬送台車制御装置を示す概略構成図である。
図2】搬送台車が作業者を追尾する様子を示す側面図である。
図3】作業者がピッキング作業を行うときに、作業者が搬送台車と共に移動する経路の一例を示す概念図である。
図4図1に示された走行制御部により実行される走行制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。
図5図1に示された荷台判定部により実行される荷台判定処理手順の詳細を示すフローチャートである。
図6】本発明の第2実施形態に係る搬送台車制御装置を示す概略構成図である。
図7図6に示された走行制御部により実行される走行制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。
図8】本発明の第3実施形態に係る搬送台車制御装置を示す概略構成図である。
図9図8に示された荷台判定部により実行される荷台判定処理手順の詳細を示すフローチャートである。
図10図8に示された配車制御部により実行される配車制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。
図11】作業者がピッキング作業を行うときに、作業者及び搬送台車が移動する経路の一例を他の搬送台車の配車経路と共に示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
【0019】
図1は、本発明の第1実施形態に係る搬送台車制御装置を示す概略構成図である。図1において、本実施形態の搬送台車制御装置1は、図2に示されるような搬送台車2を制御する装置である。
【0020】
搬送台車2は、物流におけるピッキング作業で使用され、荷物Mを搬送する無人搬送台車である。搬送台車2は、台車本体3と、この台車本体3に回転可能に支持された複数(例えば4つ)の車輪4とを有している。台車本体3の上部には、荷物Mが積載される荷台5が設けられている。なお、荷台5は、台車本体3の上下に2つ設けられていてもよい。搬送台車2は、追尾対象者である作業者Sを追尾して走行する機能(図2参照)と、自律走行を行う機能とを有している。
【0021】
作業者Sは、ピッキング作業を行うときは、図3に示されるように、倉庫内に設置された複数の棚6から荷物Mを取り出し、その荷物Mを搬送台車2の荷台5に積載する。作業者Sは、一つの棚6からの荷物Mの取り出しが終了すると、別の棚6に移動し、その棚6から荷物Mを取り出す。このとき、搬送台車2は、作業者Sを追尾して走行する。なお、倉庫内には、他の搬送台車2が待機する機台置き場Xが予め設けられている。
【0022】
搬送台車制御装置1は、追尾スイッチ11と、レーザセンサ12と、重量センサ13と、カメラ14と、駆動部15と、報知部16と、台車コントローラ17とを備えている。搬送台車制御装置1は、搬送台車2の台車本体3に搭載されている。
【0023】
追尾スイッチ11は、作業者Sが搬送台車2による追尾走行の開始を指示するための手動操作スイッチである。追尾スイッチ11としては、例えば押しボタンスイッチまたは音声認識スイッチ等が用いられる。なお、追尾スイッチ11は、搬送台車2による追尾走行の終了を指示することも可能であってもよい。
【0024】
レーザセンサ12は、搬送台車2の前方を含む領域にレーザ光を照射し、そのレーザ光の反射光を受光することで、搬送台車2の周囲に存在する物体を検出するセンサである。レーザセンサ12は、図2に示されるように、作業者Sで反射したレーザ光Lを受光することで、作業者Sを検出する。これにより、搬送台車2が作業者Sを追尾することが可能となる。
【0025】
重量センサ13は、搬送台車2の荷台5に積載された荷物Mの重量を検出する重量検出部である。カメラ14は、搬送台車2の荷台5に積載された荷物Mを撮像することにより、荷物Mの体積を検出する体積検出部である。
【0026】
駆動部15は、車輪4を回転させることで、搬送台車2を走行させるモータである。報知部16は、警報音を発することで警報を行う。報知部16は、搬送台車2の追尾走行時と搬送台車2の自律走行時とで、異なる警報音を発生させる。
【0027】
台車コントローラ17は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等により構成されている。台車コントローラ17は、走行制御部18と、荷台判定部19とを有している。
【0028】
走行制御部18は、追尾スイッチ11の指示信号とレーザセンサ12の検出データとに基づいて、搬送台車2が作業者Sに対する追尾走行または目的地に対する自律走行を行うように駆動部15を制御する。
【0029】
荷台判定部19は、重量センサ13の検出値及びカメラ14の撮像画像に基づいて、搬送台車2の荷台5における荷物Mの積載量が規定量以上であるかどうかを判定する。規定量は、荷物Mにより荷台5が満杯になるような量である。
【0030】
荷台判定部19は、重量センサ13及びカメラ14と協働して、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上であるかどうかを検知する荷物検知部10を構成している。
【0031】
ここで、走行制御部18は、搬送台車2が作業者Sに対する追尾走行を行っているときに、荷物検知部10により搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上であることが検知されると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行を終了させると共に目的地に対する搬送台車2の自律走行を開始するように駆動部15を制御する。
【0032】
図4は、走行制御部18により実行される走行制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。図4において、走行制御部18は、まず追尾スイッチ11の指示信号を取得する(手順S101)。
【0033】
そして、走行制御部18は、追尾スイッチ11の指示信号に基づいて、搬送台車2による追尾走行の開始が指示されたかどうかを判断する(手順S102)。走行制御部18は、搬送台車2による追尾走行の開始が指示されていないと判断したときは、手順S101を再度実行する。
【0034】
走行制御部18は、搬送台車2による追尾走行の開始が指示されたと判断したときは、レーザセンサ12の検出データを所得する(手順S103)。そして、走行制御部18は、レーザセンサ12の検出データに基づいて、搬送台車2が作業者Sに対して追尾走行を行うように駆動部15を制御する(手順S104)。
【0035】
続いて、走行制御部18は、荷台判定部19からの追尾終了信号(後述)を受け取ったかどうかを判断する(手順S105)。走行制御部18は、荷台判定部19からの追尾終了信号を受け取っていないと判断したときは、手順S103,S104を再度実行する。
【0036】
走行制御部18は、荷台判定部19からの追尾終了信号を受け取ったと判断したときは、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行を終了させるように駆動部15を制御する(手順S106)。
【0037】
続いて、走行制御部18は、レーザセンサ12の検出データを所得する(手順S107)。そして、走行制御部18は、レーザセンサ12の検出データに基づいて、搬送台車2が目的地である荷物置き場(図示せず)に対して自律走行を行うように駆動部15を制御する(手順S108)。
【0038】
具体的には、走行制御部18は、例えばSLAM(simultaneous localization andmapping)手法を用いて、レーザセンサ12の検出データと搬送台車2の周囲環境の地図データとをマッチングさせて搬送台車2の自己位置を推定し、搬送台車2が目的地に向かって自動走行するように駆動部15を制御する。SLAMは、センサデータ及び地図データを用いて自己位置推定を行う自己位置推定技術である。
【0039】
続いて、走行制御部18は、搬送台車2が目的地に到達したかどうかを判断する(手順S109)。走行制御部18は、搬送台車2が目的地に到達していないと判断したときは、手順S107,S108を再度実行する。走行制御部18は、搬送台車2が目的地に到達したと判断したときは、本処理を終了する。
【0040】
図5は、荷台判定部19により実行される荷台判定処理手順の詳細を示すフローチャートである。図5において、荷台判定部19は、まず重量センサ13の検出値及びカメラ14の撮像画像を取得する(手順S111)。
【0041】
そして、荷台判定部19は、重量センサ13の検出値に基づいて、搬送台車2の荷台5に積載された荷物Mの重量が予め決められた重量閾値A1以上であるかどうかを判断する(手順S112)。重量閾値A1は、荷物Mにより荷台5が満杯になるような閾値である。荷台判定部19は、荷台5に積載された荷物Mの重量が重量閾値A1以上であると判断したときは、荷台5が満杯であると判定する(手順S113)。
【0042】
荷台判定部19は、荷台5に積載された荷物Mの重量が重量閾値A1以上でないと判断したときは、カメラ14の撮像画像に基づいて、荷台5に積載された荷物Mの体積が予め決められた体積閾値A2以上であるかどうかを判断する(手順S114)。体積閾値A2は、荷物Mにより荷台5が満杯になるような閾値である。
【0043】
荷台判定部19は、荷台5に積載された荷物Mの体積が体積閾値A2以上であると判断したときは、荷台5が満杯であると判定する(手順S113)。荷台判定部19は、荷台5に積載された荷物Mの体積が体積閾値A2以上でないと判断したときは、手順S111を再度実行する。
【0044】
荷台判定部19は、手順S113を実行した後、報知部16より警報音を発生させるように報知部16を制御する(手順S115)。このとき、報知部16は、搬送台車2の追尾走行時及び自律走行時とは異なる警報音を発生させる。
【0045】
そして、荷台判定部19は、走行制御部18に追尾終了信号を出力する(手順S116)。追尾終了信号は、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行を終了させるための信号である。荷台判定部は、手順S116を実行した後、手順S111を再度実行する。
【0046】
以上のように構成された本実施形態において、ピッキング作業が実施されるときは、まず作業者Sが追尾スイッチ11を操作して、搬送台車2による追尾走行の開始を指示する。すると、搬送台車2は、作業者Sに対する追尾走行を開始する。作業者Sは、追尾スイッチ11を操作した後、ピッキング作業を行う棚6に移動する。そして、作業者Sは、棚6から取り出した荷物Mを搬送台車2の荷台5に積み込んでいく。
【0047】
荷台5上の荷物Mの重量が重量閾値A1に達するか、或いは荷台5上の荷物Mの体積が体積閾値A2に達することで、荷台5が満杯になると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行が終了する。そして、搬送台車2は、目的地である荷物置き場(図示せず)に向かって自律走行を開始する。
【0048】
その後、作業者Sは、機台置き場Xに移動する。そして、作業者Sは、機台置き場Xで待機している他の搬送台車2において、追尾スイッチ11により追尾走行の開始を指示する。すると、他の搬送台車2が作業者Sに対する追尾走行を開始する。このため、作業者Sは、他の搬送台車2を用いてピッキング作業を継続して行う。
【0049】
以上のように本実施形態にあっては、作業者Sが荷物Mを搬送台車2に積載するときに、搬送台車2が作業者Sに対する追尾走行を行うように駆動部15が制御される。搬送台車2が作業者Sに対する追尾走行を行っているときには、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上であるかどうかが検知される。そして、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上であることが検知されると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行を終了させると共に目的地に対する搬送台車2の自律走行を開始するように駆動部15が制御される。このため、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上になると、搬送台車2の走行動作が作業者Sに対する追尾走行から目的地に対する自律走行に自動的に切り替えられる。従って、作業者Sが手動スイッチの切替操作を行う必要がない。これにより、作業者Sの負担が軽減され、作業効率が向上する。
【0050】
また、本実施形態では、搬送台車2に積載された荷物Mの重量または体積が予め決められた閾値以上であるときに、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上であると判定される。このように搬送台車2に積載された荷物Mの重量及び体積を検出することにより、例えば寸法は小さいが重い荷物Mや寸法は大きいが軽い荷物Mというような荷物Mの種類等に関わらず、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上であるかどうかを高精度に検知することができる。
【0051】
また、本実施形態では、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上であることが検知されると、警報が行われる。このため、作業者Sは、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上である旨を警報により直ちに知ることができる。
【0052】
図6は、本発明の第2実施形態に係る搬送台車制御装置を示す概略構成図である。図6において、本実施形態の搬送台車制御装置1は、上記の第1実施形態における構成に加え、一時停止スイッチ21を備えている。
【0053】
一時停止スイッチ21は、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行の一時停止を指示するスイッチ(追尾停止指示部)である。一時停止スイッチ21は、搬送台車2の台車本体3に搭載されている。
【0054】
また、搬送台車制御装置1は、上記の第1実施形態における台車コントローラ17に代えて、台車コントローラ17Aを備えている。台車コントローラ17Aは、走行制御部18Aと、上記の荷台判定部19とを有している。
【0055】
走行制御部18Aは、追尾スイッチ11の指示信号とレーザセンサ12の検出データと一時停止スイッチ21の指示信号とに基づいて、搬送台車2が作業者Sに対する追尾走行または目的地に対する自律走行を行うように駆動部15を制御する。
【0056】
図7は、走行制御部18Aにより実行される走行制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。図7において、走行制御部18Aは、上記の走行制御部18と同様に、手順S101~S104を実行する。
【0057】
走行制御部18Aは、手順S104を実行した後、一時停止スイッチ21の指示信号を取得する(手順S121)。そして、走行制御部18Aは、一時停止スイッチ21の指示信号に基づいて、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行の一時停止が指示されたかどうかを判断する(手順S122)。
【0058】
走行制御部18Aは、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行の一時停止が指示されたと判断したときは、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行を停止させるように駆動部15を制御する(手順S123)。
【0059】
続いて、走行制御部18Aは、一時停止スイッチ21の指示信号を取得する(手順S124)。そして、走行制御部18Aは、一時停止スイッチ21の指示信号に基づいて、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行の一時停止の解除が指示されたかどうかを判断する(手順S125)。走行制御部18Aは、搬送台車2の追尾走行の一時停止の解除が指示されていないと判断したときは、手順S124を再度実行する。
【0060】
走行制御部18Aは、搬送台車2の追尾走行の一時停止の解除が指示されたと判断したときは、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行を再開させるように駆動部15を制御する(手順S126)。そして、走行制御部18Aは、上記の走行制御部18と同様に、手順S105~S109を実行する。
【0061】
走行制御部18Aは、手順S122で作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行の一時停止が指示されていないと判断したときは、手順S123~S126を実行せずに、手順S105~S109を実行する。
【0062】
以上において、作業者Sは、ピッキング作業を行う棚6に移動すると、一時停止スイッチ21を操作して、搬送台車2による追尾走行の一時停止を指示する。すると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行が停止する。このため、作業者Sが棚6から取り出した荷物Mを搬送台車2の荷台5に積み込む際に、作業者Sが多少動いても、搬送台車2が動き出すことはない。
【0063】
その後、作業者Sは、一つの棚6におけるピッキング作業が完了すると、一時停止スイッチ21を操作して、搬送台車2による追尾走行の一時停止の解除を指示する。すると、搬送台車2による追尾走行の一時停止が解除され、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行が再開される。そして、作業者Sは、次にピッキング作業を行う棚6に移動する。このとき、搬送台車2が再び作業者Sに追従して走行するようになる。
【0064】
このように本実施形態では、一時停止スイッチ21により作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行の一時停止が指示されると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行が停止する。従って、作業者Sが荷物Mを搬送台車2に積載している最中に、搬送台車2が動き出すことが防止される。
【0065】
なお、本実施形態では、上記の第1実施形態と同様に、搬送台車2の荷台5が満杯になると、報知部16により警報が行われる。従って、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行が一時的に停止しているときに、荷台5が満杯になった場合は、例えば作業者Sが追尾スイッチ11等を操作することで、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行を強制的に終了させると共に、目的地に対する搬送台車2の自律走行を開始することが可能である。
【0066】
また、本実施形態では、一時停止スイッチ21により作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行の一時停止が指示されると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行が一時的に停止しているが、特にその形態には限られず、例えばカメラ14によって作業者Sが荷物Mを搬送台車2に積載していることが検知されると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行を一時的に停止させてもよい。この場合には、カメラ14が追尾停止指示部の一部を構成する。
【0067】
図8は、本発明の第3実施形態に係る搬送台車制御装置を示す概略側面図である。図8において、本実施形態の搬送台車制御装置1は、上記の第1実施形態における台車コントローラ17に代えて、台車コントローラ17Bを備えている。台車コントローラ17Bには、通信部30が接続されている。通信部30は、他の搬送台車2と無線通信を行う。
【0068】
台車コントローラ17Bは、上記の走行制御部18と、荷台判定部19Bと、配車制御部31とを有している。
【0069】
荷台判定部19Bは、上記の荷台判定部19と同様に、重量センサ13の検出値及びカメラ14の撮像画像に基づいて、搬送台車2の荷台5における荷物Mの積載量が規定量以上であるかどうかを判定する。
【0070】
荷台判定部19Bは、重量センサ13及びカメラ14と協働して、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上であるかどうかを検知する荷物検知部10を構成している。
【0071】
走行制御部18は、搬送台車2が作業者Sに対する追尾走行を行っているときに、荷物検知部10により搬送台車2における荷物Mの積載量が第1規定量以上であることが検知されると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行を終了させると共に目的地に対する搬送台車2の自律走行を開始するように駆動部15を制御する。第1規定量は、荷物Mにより荷台5が満杯になるような量である。
【0072】
配車制御部31は、搬送台車2の次に荷物Mが積載される他の搬送台車2を配車するように制御する。配車制御部31は、搬送台車2が作業者Sに対する追尾走行を行っているときに、荷物検知部10により搬送台車2における荷物Mの積載量が第2規定量以上であることが検知されると、他の搬送台車2を配車するように制御する。第2規定量は、第1規定量よりも少ない量である。第2規定量は、例えば荷物Mにより荷台5が満杯の80%程度になるような量である。
【0073】
図9は、荷台判定部19Bにより実行される判定処理手順の詳細を示すフローチャートである。なお、本処理の実行前には、配車フラグは0に設定されている。
【0074】
図9において、荷台判定部19Bは、まず重量センサ13の検出値及びカメラ14の撮像画像を取得する(手順S111)。続いて、荷台判定部19Bは、配車フラグが0であるかどうかを判断する(手順S131)。
【0075】
荷台判定部19Bは、配車フラグが0であると判断したときは、重量センサ13の検出値に基づいて、搬送台車2の荷台5に積載された荷物Mの重量が予め決められた重量閾値B1以上であるかどうかを判断する(手順S132)。重量閾値B1は、例えば荷物Mにより荷台5が満杯の80%程度になるような閾値である。重量閾値B1は、上記の第2規定量に相当する。
【0076】
荷台判定部19Bは、荷台5に積載された荷物Mの重量が重量閾値B1以上であると判断したときは、報知部16より警報音を発生させるように報知部16を制御する(手順S133)。この時の警報音は、上記の手順S115における警報音とは異なる。そして、荷台判定部19Bは、他の搬送台車2の配車を要求するための配車要求信号を配車制御部31に出力する(手順S134)。そして、荷台判定部19Bは、配車フラグを1に設定する(手順S135)。
【0077】
荷台判定部19Bは、手順S132で荷台5に積載された荷物Mの重量が重量閾値B1以上でないと判断したときは、カメラ14の撮像画像に基づいて、荷台5に積載された荷物Mの体積が予め決められた体積閾値B2以上であるかどうかを判断する(手順S136)。体積閾値B2は、例えば荷物Mにより荷台5が満杯の80%程度になるような閾値である。体積閾値B2は、上記の第2規定量に相当する。荷台判定部19Bは、荷台5に積載された荷物Mの体積が体積閾値B2以上であると判断したときは、手順S133~S135を実行する。
【0078】
荷台判定部19Bは、荷台5に積載された荷物Mの体積が体積閾値B2以上でないと判断したときは、手順S133~S135を実行しない。また、荷台判定部19Bは、手順S131で配車フラグが0ではなく1であると判断したときは、手順S132~S136を実行しない。
【0079】
その後、荷台判定部19Bは、上記の荷台判定部19と同様に、上記の手順S112~S116を実行する。なお、手順S112において、重量閾値A1は、上記の第1規定量に相当する。手順S114において、体積閾値A2は、上記の第1規定量に相当する。
【0080】
図10は、配車制御部31により実行される配車制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。図10において、配車制御部31は、まず荷台判定部19Bからの配車要求信号を受け取ったかどうかを判断する(手順S141)。
【0081】
配車制御部31は、荷台判定部19Bからの配車要求信号を受け取ったと判断したときは、機台置き場X(図11参照)に停車している他の搬送台車2に対し、指定された配車場所への移動を指示するための配車指示信号を出力する(手順S142)。このとき、配車制御部31は、配車指示信号を通信部30を介して他の搬送台車2に送信する。
【0082】
他の搬送台車2の配車場所としては、図11(a)に示されるように、作業者がピッキング作業を行う棚6から一番近い機台待機場所Pでもよいし、図11(b)に示されるように、作業者Sの近傍でもよい。機台待機場所Pは、棚6の数や長さ等に応じて予め幾つか指定されている。配車場所が機台待機場所Pである場合には、他の搬送台車2が作業者Sによるピッキング作業の邪魔になりにくい。配車場所が作業者Sの近傍である場合には、他の搬送台車2への荷物Mの積み込みを開始する際に、作業者Sが機台待機場所Pまで移動しなくて済む。
【0083】
以上において、作業者Sがピッキング作業を行っているときに、搬送台車2の荷台5上の荷物Mの重量が重量閾値B1に達するか、或いは荷台5上の荷物Mの体積が体積閾値B2に達すると、荷台5が満杯になる前でも、機台置き場Xに停車している他の搬送台車2に配車指示信号が送信される。すると、他の搬送台車2が機台置き場Xから機台待機場所Pまたは作業者Sの近傍まで移動して待機する。
【0084】
その後、搬送台車2の荷台5上の荷物Mの重量が重量閾値A1に達するか、或いは荷台5上の荷物Mの体積が体積閾値A2に達することで、荷台5が満杯になると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行が終了する。そして、搬送台車2は、目的地である荷物置き場(図示せず)に向かって自律走行を行う。
【0085】
そして、作業者Sは、機台待機場所Pまたは作業者Sの近傍で待機している他の搬送台車2において、追尾スイッチ11により追尾走行の開始を指示する。すると、他の搬送台車2が作業者Sに対して追尾走行を開始する。このため、作業者Sは、他の搬送台車2を用いてピッキング作業を継続して行う。
【0086】
このような本実施形態では、搬送台車2が作業者Sに対する追尾走行を行っているときに、搬送台車2における荷物Mの積載量が第2規定量になると、当該搬送台車2の次に荷物Mが積載される他の搬送台車2が自動的に配車される。その後、搬送台車2における荷物Mの積載量が第1規定量以上になると、作業者Sに対する搬送台車2の追尾走行が終了すると共に目的地に対する搬送台車2の自律走行が開始される。このとき、他の搬送台車2が既に配車されているため、作業者Sが他の搬送台車2を機台置き場Xまでいちいち取りに行かなくて済む。これにより、作業者Sの負担が更に軽減され、作業効率が一層向上する。
【0087】
なお、本実施形態では、上記の第1実施形態における台車コントローラ17に代えて、台車コントローラ17Bが備えられているが、上記の第2実施形態における台車コントローラ17Aに代えて、台車コントローラ17Bを備えてもよい。
【0088】
以上、本発明の実施形態について幾つか説明してきたが、本発明は上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、作業者Sが搬送台車2による追尾走行の開始を指示するための追尾スイッチ11が搬送台車2に搭載されているが、追尾スイッチ11としては、特にその形態には限られず、例えば作業者Sが所有する無線スイッチ等であってもよい。また、一時停止スイッチ21についても、同様に無線スイッチ等であってもよい。
【0089】
また、上記実施形態では、カメラ14によって搬送台車2の荷台5に積載された荷物Mの体積が検出されているが、荷台5に積載された荷物Mの体積を検出する体積検出部としては、特にその形態には限られず、光軸センサ等を用いてもよい。
【0090】
また、上記実施形態では、搬送台車2の荷台5に積載された荷物Mの重量及び体積が検出され、荷物Mの重量または体積が予め決められた閾値以上であるときに、搬送台車2における荷物Mの積載量が規定量以上であると判定されているが、特にその形態に限られず、搬送台車2に積載された荷物Mの重量及び体積の何れか一方のみを検出してもよい。
【0091】
また、上記実施形態では、レーザセンサ12は、作業者Sの追尾及び搬送台車2の自己位置の推定に使用されているが、特にそのような形態には限られない。作業者Sを追尾するためのレーザセンサと、搬送台車2の自己位置を推定するためのレーザセンサとを別々に備えてもよい。
【0092】
また、上記実施形態では、搬送台車2が目的地である荷物置き場(図示せず)に対して自律走行を行うときは、SLAM手法を用いて搬送台車2の自己位置が推定されているが、使用する自己位置推定技術としては、特にSLAM手法には限られない。例えば、倉庫内の路面に磁気テープを設置し、搬送台車2に搭載された磁気センサにより磁気テープを検出して、搬送台車2の自己位置を推定してもよい。
【符号の説明】
【0093】
1…搬送台車制御装置、2…搬送台車、10…荷物検知部、13…重量センサ(重量検出部)、14…カメラ(体積検出部)、15…駆動部、16…報知部、18,18A…走行制御部、19,19B…荷台判定部(判定部)、21…一時停止スイッチ(追尾停止指示部)、31…配車制御部、A1,B1…重量閾値(閾値)、A2,B2…体積閾値(閾値)、M…荷物、S…作業者(追尾対象者)。
図1
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