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特許7328215リアルタイムで自律車両の目的地を変更するためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-07
(45)【発行日】2023-08-16
(54)【発明の名称】リアルタイムで自律車両の目的地を変更するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/123 20060101AFI20230808BHJP
   G08G 1/0968 20060101ALI20230808BHJP
   G01C 21/34 20060101ALI20230808BHJP
   G05D 1/02 20200101ALI20230808BHJP
   G06Q 50/30 20120101ALI20230808BHJP
【FI】
G08G1/123 A
G08G1/0968 B
G01C21/34
G05D1/02 H
G06Q50/30
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2020512738
(86)(22)【出願日】2018-08-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-11-12
(86)【国際出願番号】 US2018048091
(87)【国際公開番号】W WO2019046164
(87)【国際公開日】2019-03-07
【審査請求日】2021-08-20
(31)【優先権主張番号】62/553,240
(32)【優先日】2017-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/794,547
(32)【優先日】2017-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519444063
【氏名又は名称】ユーエーティーシー, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】ニックス, モリー キャッスル
(72)【発明者】
【氏名】チン, ショーン
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ, デニス
(72)【発明者】
【氏名】マリクシ, ジョセフ
【審査官】西 秀隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-091411(JP,A)
【文献】特開2014-006890(JP,A)
【文献】特開2008-009913(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00-99/00
G01C 21/00-21/36、23/00-25/00
G05D 1/00- 1/12
G06Q 10/00-10/10
30/00-30/08
50/00-50/20
50/26-99/00
G16Z 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自律車両を制御するためのコンピュータ実装方法であって、前記方法は、
1つ以上のコンピューティングデバイスを備えるコンピューティングシステムが、第1のユーザの第1のサービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することと、
前記コンピューティングシステムが、前記第1のユーザの前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1の場所に至る第1のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと、
前記コンピューティングシステムが、前記自律車両が前記第1の場所までの前記第1のルート上にあるとき、前記第1のサービス要求に関する第2の場所を決定することと、
前記第2の場所を決定することは、前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1のユーザのユーザコンピューティングシステムに、前記第2の場所を表すデータを提供することを含み、
前記コンピューティングシステムが、前記第2の場所において前記第1のサービス要求と関連付けられる要求されたサービスを提供するように、前記第2の場所に至る第2のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと、
前記コンピューティングシステムが、将来のサービス要求への応答を改良するための付加的コンテキストを提供するために、前記第1の場所を表すデータ及び前記第2の場所を表すデータを分析することと
を含
前記第1の場所を表すデータ及び前記第2の場所を表すデータは、前記第1の場所から前記第2の場所への変更の理由を含む、
方法。
【請求項2】
前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記コンピューティングシステムが、前記自律車両が前記第1の場所までの前記第1のルート上にあるとき、前記第1のユーザの前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第2の場所を表すデータを受信することと、
前記コンピューティングシステムが、前記第2の場所に至る第2のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと
を含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第2の場所を表すデータを受信することは、
前記コンピューティングシステムが、前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1のユーザのユーザコンピューティングシステムから前記第2の場所を表すデータを受信することであって、前記第2の場所は、前記第1のユーザによって決定される、こと
を含む、請求項2に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記コンピューティングシステムが、前記自律車両の周辺環境を示すセンサデータを取得することと、
前記コンピューティングシステムが、前記センサデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記請求項のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
前記コンピューティングシステムが、前記第2の場所の前記第1のユーザの許容を表すデータを受信することをさらに含む、前記請求項のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記コンピューティングシステムが、1つ以上の所定のサービス場所を表すデータを取得することと、
前記コンピューティングシステムが、前記1つ以上の所定のサービス場所に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記請求項のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
【請求項7】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記コンピューティングシステムが、前記第1の場所と関連付けられる1つ以上の以前のサービス要求を表すデータを識別することと、
前記コンピューティングシステムが、前記以前のサービス要求のそれぞれと関連付けられる1つ以上の以前の第2の場所を表すデータを識別することと、
前記コンピューティングシステムが、前記1つ以上の以前の第2の場所に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記請求項のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
【請求項8】
前記コンピューティングシステムが、前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1及び第2の場所を表すデータを記憶することをさらに含む、前記請求項のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
【請求項9】
自律車両を制御するためのコンピューティングシステムであって、前記コンピューティングシステムは、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体は、命令を記憶しており、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングシステムに、動作を実施させ、前記動作は、
第1のユーザの第1のサービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することと、
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1の場所に至る第1のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと、
前記自律車両が前記第1の場所までの前記第1のルート上にあるとき、前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する第2の場所を決定することと、
前記第2の場所を決定することは、前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1のユーザのユーザコンピューティングシステムに、前記第2の場所を表すデータを提供することを含み、
前記第2の場所において前記第1のサービス要求と関連付けられる要求されたサービスを提供するように、前記第2の場所に至る第2のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと、
将来のサービス要求への応答を改良するための付加的コンテキストを提供するために、前記第1の場所を表すデータ及び前記第2の場所を表すデータを分析することと
前記第1の場所を表すデータ及び前記第2の場所を表すデータは、前記第1の場所から前記第2の場所への変更の理由を含み、
を含む、1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体と
を備える、コンピューティングシステム。
【請求項10】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記自律車両が前記第1の場所までの前記第1のルート上にあるとき、前記第1のユーザの前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第2の場所を表すデータを受信することと、
前記第2の場所に至る第2のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと
を含む、請求項9に記載のコンピューティングシステム。
【請求項11】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第2の場所を表すデータを受信することは、
前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1のユーザのユーザコンピューティングシステムから前記第2の場所を表すデータを受信することであって、前記第2の場所は、前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1のユーザによって決定される、こと
を含む、前記請求項のいずれかに記載のコンピューティングシステム。
【請求項12】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記自律車両の周辺環境を示すセンサデータを取得することと、
前記センサデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記請求項のいずれかに記載のコンピューティングシステム。
【請求項13】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
1つ以上の所定のサービス場所を表すデータを取得することと、
前記1つ以上の所定のサービス場所に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記請求項のいずれかに記載のコンピューティングシステム。
【請求項14】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記第1の場所と関連付けられる1つ以上の以前のサービス要求を表すデータを識別することと、
前記以前のサービス要求のそれぞれと関連付けられる1つ以上の以前の第2の場所を表すデータを識別することと、
前記1つ以上の以前の第2の場所に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記請求項のいずれかに記載のコンピューティングシステム。
【請求項15】
自律車両であって、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体は、命令を記憶しており、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記自律車両に、動作を実施させ、前記動作は、第1のユーザの第1のサービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することと、
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1の場所に至る第1のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと、
前記自律車両が前記第1の場所までの前記第1のルート上にあるとき、前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する第2の場所を決定することと、
前記第2の場所を決定することは、前記第1のサービス要求と関連付けられる前記第1のユーザのユーザコンピューティングシステムに、前記第2の場所を表すデータを提供することを含み、
前記第2の場所において前記第1のサービス要求と関連付けられる前記要求されたサービスを提供するように、前記第2の場所に至る第2のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと、
将来のサービス要求への応答を改良するための付加的コンテキストを提供するために、前記第1の場所を表すデータ及び前記第2の場所を表すデータを分析することと
前記第1の場所を表すデータ及び前記第2の場所を表すデータは、前記第1の場所から前記第2の場所への変更の理由を含み、
を含む、1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体と
を備える、自律車両。
【請求項16】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記自律車両の周辺環境を示すセンサデータを取得することと、
前記センサデータに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、請求項15に記載の自律車両。
【請求項17】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
1つ以上の所定のサービス場所を表すデータを取得することと、
前記1つ以上の所定のサービス場所に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記請求項のいずれかに記載の自律車両。
【請求項18】
前記第1のユーザの前記第1のサービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記第1の場所と関連付けられる1つ以上の以前のサービス要求を表すデータを識別することと、
前記以前のサービス要求のそれぞれと関連付けられる1つ以上の以前の第2の場所を表すデータを識別することと、
前記1つ以上の以前の第2の場所に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記請求項のいずれかに記載の自律車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(優先権の主張)
本願は、2017年9月1日に出願され、「Systems and Methods for Changing a Destination of an Autonomous Vehicle in Real-Time」と題された、米国仮特許出願第62/553,240号の優先権の利益を主張する。上記に参照される特許出願は、あらゆる目的のために、本明細書に参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、概して、リアルタイムで自律車両の目的地を変更することに関する。
【背景技術】
【0003】
自律車両は、人間の入力を殆どまたは全く伴わずにその環境を感知し、ナビゲートすることが可能な車両である。特に、自律車両は、種々のセンサを使用してその周辺環境を観察することができ、センサによって収集されたデータに対して種々の処理技法を実施することによって環境を理解しようと試みることができる。その周辺環境の知識を前提として、自律車両は、そのような周辺環境を通した適切な運動経路を識別することができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の側面および利点が、以下の説明に部分的に記載されるであろう、または説明から学習され得る、または実施形態の実践を通して学習され得る。
【0005】
本開示の一例示的側面は、自律車両を制御するためのコンピュータ実装方法を対象とする。本方法は、1つ以上のコンピューティングデバイスを備えるコンピューティングシステムによって、サービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することを含む。本方法は、コンピューティングシステムによって、第1の場所に至る第1のルートに従って進行するように自律車両を制御することを含む。本方法は、コンピューティングシステムによって、自律車両が第1の場所への途中であるとき、サービス要求に関する第2の場所を決定することを含む。本方法は、コンピューティングシステムによって、第2の場所において要求されたサービスを提供するように自律車両を制御することを含む。
【0006】
本開示の別の例示的側面は、自律車両を制御するためのコンピューティングシステムを対象とする。コンピューティングシステムは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、コンピューティングシステムに動作を実施させる命令を集合的に記憶する、1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体とを含む。動作は、サービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することを含む。動作は、第1の場所に至る第1のルートに従って進行するように自律車両を制御することを含む。動作は、自律車両が第1の場所への途中であるとき、サービス要求に関する第2の場所を決定することを含む。動作は、第2の場所において要求されたサービスを提供するように自律車両を制御することを含む。
【0007】
本開示のさらに別の例示的側面は、自律車両を対象とする。自律車両は、1つ以上の車両入力デバイスを含む。自律車両は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、自律車両に動作を実施させる命令を集合的に記憶する、1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体とを含む。動作は、サービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することを含む。動作は、第1の場所に至る第1のルートに従って進行するように自律車両を制御することを含む。動作は、自律車両が第1の場所への途中であるとき、サービス要求に関する第2の場所を決定することを含む。動作は、第2の場所において要求されたサービスを提供するように自律車両を制御することを含む。
【0008】
本開示の他の例示的側面は、自律車両を制御するためのシステム、方法、車両、装置、有形非一過性コンピュータ可読媒体、およびメモリデバイスを対象とする。
【0009】
種々の実施形態のこれらおよび他の特徴、側面、および利点が、以下の説明および添付される請求項を参照してより深く理解されるようになるであろう。本明細書に組み込まれ、その一部を構成する付随の図面は、本開示の実施形態を図示し、説明とともに、関連する原理を解説する役割を果たす。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
自律車両を制御するためのコンピュータ実装方法であって、前記方法は、
1つ以上のコンピューティングデバイスを備えるコンピューティングシステムによって、サービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することと、
前記コンピューティングシステムによって、前記第1の場所に至る第1のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと、
前記コンピューティングシステムによって、前記自律車両が前記第1の場所への途中であるとき、前記サービス要求に関する第2の場所を決定することと、
前記コンピューティングシステムによって、前記第2の場所において前記要求されたサービスを提供するように前記自律車両を制御することと
を含む、方法。
(項目2)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記コンピューティングシステムによって、前記自律車両が前記第1の場所への途中であるとき、前記サービス要求と関連付けられる前記第2の場所を表すデータを受信することと、
前記コンピューティングシステムによって、前記第2の場所に至る第2のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと
を含む、前記項目のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
(項目3)
前記サービス要求と関連付けられる前記第2の場所を表すデータを受信することは、
前記コンピューティングシステムによって、前記サービス要求と関連付けられるユーザのユーザコンピューティングシステムから前記第2の場所を表すデータを受信することであって、前記第2の場所は、前記ユーザによって決定される、こと
を含む、前記項目のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
(項目4)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記コンピューティングシステムによって、前記自律車両の周辺環境を示すセンサデータを取得することと、
前記コンピューティングシステムによって、少なくとも部分的に、前記センサデータに基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、項目1に記載のコンピュータ実装方法。
(項目5)
前記コンピューティングシステムによって、前記サービス要求と関連付けられるユーザのユーザコンピューティングシステムに前記第2の場所を表すデータを提供することと、
前記コンピューティングシステムによって、前記第2の場所に至る第2のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと
をさらに含む、前記項目のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
(項目6)
前記コンピューティングシステムによって、前記第2の場所の前記ユーザの許容を表すデータを受信することをさらに含む、前記項目のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
(項目7)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記コンピューティングシステムによって、1つ以上の所定のサービス場所を表すデータを取得することと、
前記コンピューティングシステムによって、少なくとも部分的に、前記1つ以上の所定のサービス場所に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記項目のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
(項目8)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記コンピューティングシステムによって、前記第1の場所と関連付けられる1つ以上の以前のサービス要求を表すデータを識別することと、
前記コンピューティングシステムによって、前記以前のサービス要求のそれぞれと関連付けられる1つ以上の以前の第2の場所を表すデータを識別することと、
前記コンピューティングシステムによって、少なくとも部分的に、前記1つ以上の以前の第2の場所に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記項目のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
(項目9)
前記コンピューティングシステムによって、前記サービス要求と関連付けられる前記第1および第2の場所を表すデータを記憶することをさらに含む、前記項目のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
(項目10)
自律車両を制御するためのコンピューティングシステムであって、前記システムは、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体は、命令を集合的に記憶しており、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングシステムに、動作を実施させ、前記動作は、
サービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することと、
前記第1の場所に至る第1のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと、
前記自律車両が前記第1の場所への途中であるとき、前記サービス要求に関する第2の場所を決定することと、
前記第2の場所において前記要求されたサービスを提供するように前記自律車両を制御することと
を含む、1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体と
を備える、コンピューティングシステム。
(項目11)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記自律車両が前記第1の場所への途中であるとき、前記サービス要求と関連付けられる前記第2の場所を表すデータを受信することと、
前記第2の場所に至る第2のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと
を含む、前記項目のいずれかに記載のコンピューティングシステム。
(項目12)
前記サービス要求と関連付けられる前記第2の場所を表すデータを受信することは、
前記サービス要求と関連付けられるユーザのユーザコンピューティングシステムから前記第2の場所を表すデータを受信することであって、前記第2の場所は、前記サービス要求と関連付けられるユーザによって決定される、こと
を含む、前記項目のいずれかに記載のコンピューティングシステム。
(項目13)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記自律車両の周辺環境を示すセンサデータを取得することと、
少なくとも部分的に、前記センサデータに基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記項目のいずれかに記載のコンピューティングシステム。
(項目14)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
1つ以上の所定のサービス場所を表すデータを取得することと、
少なくとも部分的に、前記1つ以上の所定のサービス場所に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記項目のいずれかに記載のコンピューティングシステム。
(項目15)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記第1の場所と関連付けられる1つ以上の以前のサービス要求を表すデータを識別することと、
前記以前のサービス要求のそれぞれと関連付けられる1つ以上の以前の第2の場所を表すデータを識別することと、
少なくとも部分的に、前記1つ以上の以前の第2の場所に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記項目のいずれかに記載のコンピューティングシステム。
(項目16)
自律車両であって、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体は、命令を集合的に記憶しており、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記自律車両に、動作を実施させ、前記動作は、
サービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することと、
前記第1の場所に至る第1のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと、
前記自律車両が前記第1の場所への途中であるとき、前記サービス要求に関する第2の場所を決定することと、
前記第2の場所において前記要求されたサービスを提供するように前記自律車両を制御することと
を含む、1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体と
を備える、自律車両。
(項目17)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記自律車両が前記第1の場所への途中であるとき、前記サービス要求と関連付けられる前記第2の場所を表すデータを受信することと、
前記第2の場所に至る第2のルートに従って進行するように前記自律車両を制御することと
を含む、前記項目のいずれかに記載の自律車両。
(項目18)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記自律車両の周辺環境を示すセンサデータを取得することと、
少なくとも部分的に、前記センサデータに基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記項目のいずれかに記載の自律車両。
(項目19)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
1つ以上の所定のサービス場所を表すデータを取得することと、
少なくとも部分的に、前記1つ以上の所定のサービス場所に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記項目のいずれかに記載の自律車両。
(項目20)
前記サービス要求に関する前記第2の場所を決定することは、
前記第1の場所と関連付けられる1つ以上の以前のサービス要求を表すデータを識別することと、
前記以前のサービス要求のそれぞれと関連付けられる1つ以上の以前の第2の場所を表すデータを識別することと、
少なくとも部分的に、前記1つ以上の以前の第2の場所に基づいて、前記第2の場所を決定することと
を含む、前記項目のいずれかに記載の自律車両。
【図面の簡単な説明】
【0010】
当業者を対象とする実施形態の詳細な議論が、下記に記載され、添付される図を参照する。
【0011】
図1図1は、本開示の例示的実施形態による、例示的システム概観を描写する。
【0012】
図2図2は、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御するための例示的コンピューティングシステムを描写する。
【0013】
図3A図3A-3Dは、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御する実施例を図示する、例示的地理的エリアの略図を描写する。
図3B図3A-3Dは、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御する実施例を図示する、例示的地理的エリアの略図を描写する。
図3C図3A-3Dは、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御する実施例を図示する、例示的地理的エリアの略図を描写する。
図3D図3A-3Dは、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御する実施例を図示する、例示的地理的エリアの略図を描写する。
【0014】
図4A図4A-4Dは、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御する実施例を図示する、例示的地理的エリアの略図を描写する。
図4B図4A-4Dは、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御する実施例を図示する、例示的地理的エリアの略図を描写する。
図4C図4A-4Dは、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御する実施例を図示する、例示的地理的エリアの略図を描写する。
図4D図4A-4Dは、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御する実施例を図示する、例示的地理的エリアの略図を描写する。
【0015】
図5図5は、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御するフロー図を描写する。
【0016】
図6図6は、本開示の例示的実施形態による、例示的システムコンポーネントを描写する。
【発明を実施するための形態】
【0017】
ここで、実施形態が詳細に参照され、その1つ以上の実施例が、図面に図示される。各実施例は、本開示の限定ではなく、実施形態の解説として提供される。実際に、種々の修正および変形例が、本開示の範囲または精神から逸脱することなく、実施形態に行われ得ることが、当業者に明白となるであろう。例えば、一実施形態の一部として例証または説明される特徴は、なおもさらなる実施形態をもたらすために別の実施形態と併用されることができる。したがって、本開示の側面は、そのような修正および変形例を網羅することを意図している。
【0018】
本開示の例示的側面は、リアルタイムで自律車両の目的地を変更することを対象とする。特に、エンティティ(例えば、サービスプロバイダ)が、車両サービス(例えば、輸送サービス、配送サービス、宅配サービス等)を複数のユーザに提供するために、自律車両の車隊を使用することができる。車隊は、例えば、人間からの相互作用を殆どおよび/または全く伴わずに駆動、ナビゲート、動作等をし得る自律車両を含むことができる。例えば、自律車両は、輸送サービス等のユーザによって要求される車両サービスと関連付けられる場所(例えば、第1の場所)を示すデータを受信することができる。自律車両は、その場所に自律的にナビゲートし、駐車し、自律車両へのユーザアクセスを可能にすることができる。しかしながら、自律車両は、第1の場所が妨害されている、占有されている、危険である等のため、第1の場所に駐車することが可能ではない場合がある。例えば、自律車両が第1の場所に到着するとき、1つ以上の他の車両が、利用可能な駐車スポットを占有し得る。本開示は、自律車両が第1の場所への途中である間にリアルタイムで、自律車両が第2の場所(例えば、利用可能な駐車スポットを伴う)を決定し、第1の場所から第2の場所にその目的地を変更することを可能にする。他の状況では、ユーザは、ユーザのサービス要求と関連付けられる場所を変更するように選定することができる。例えば、ユーザが、ユーザのサービス要求と関連付けられる場所への途中である自律車両を識別する場合、ユーザは、自律車両が代わりにユーザの現在の場所の近傍に駐車することがより都合がよいと決定することができる。代替として、ユーザは、何らかの理由からユーザのサービス要求と関連付けられる場所を変更し、自身の選定する別の場所を決定するように選定することができる。本開示は、自律車両が第1の場所への途中である間にリアルタイムで、自律車両がユーザの要求に適応し、第1の場所から第2の場所にその目的地を変更することを可能にする。
【0019】
より具体的には、エンティティ(例えば、サービスプロバイダ、所有者、管理者)は、輸送サービス(例えば、ライドシェアサービス)、宅配サービス、配送サービス等の車両サービスを提供するために、1つ以上の車両(例えば、地上ベースの車両)を使用することができる。車両は、車両の動作を制御するように構成される種々のシステムおよびデバイスを含む自律車両であり得る。例えば、自律車両は、車両を動作させるために(例えば、自律車両上またはその中に位置する)オンボード車両コンピューティングシステムを含むことができる。車両コンピューティングシステムは、車両にオンボードのセンサ(例えば、カメラ、LIDAR、RADAR)からセンサデータを受信し、センサデータに対して種々の処理技法を実施することによって車両の周辺環境を理解するように試み、車両の周辺環境を通して適切な運動計画を生成することができる。さらに、自律車両は、車両から遠隔にある1つ以上のコンピューティングデバイスと通信するように構成されることができる。例えば、自律車両は、エンティティと関連付けられ得る動作コンピューティングシステムと通信することができる。動作コンピューティングシステムは、エンティティが車両の車隊を監視する、それと通信する、それを管理すること等に役立つことができる。別の実施例として、自律車両は、ユーザと関連付けられ得るユーザコンピューティングシステム(例えば、携帯電話、モバイルコンピュータ、デスクトップコンピュータ等)と通信することができる。さらに別の実施例として、自律車両は、1つ以上の他の自律車両のコンピューティングシステムと通信することができる。いくつかの実装では、動作コンピューティングシステムは、自律車両と他の遠隔コンピューティングシステム(例えば、ユーザコンピューティングシステム、別の自律車両の車両コンピューティングシステム等)との間の通信を媒介することができる。
【0020】
エンティティの車両サービスのユーザは、自律車両に関するサービス要求を作成することができる。例えば、ユーザは、自律車両と関連付けられるエンティティ(例えば、サービスプロバイダ、管理者、所有者)の動作コンピューティングシステムに要求を(例えば、ユーザデバイスを介して)提供することができる。要求は、ユーザが所望する車両サービスのタイプ(例えば、輸送サービス、配送サービス、宅配サービス等)、サービス要求と関連付けられる場所(例えば、ユーザの現在の場所、異なる場所等)、要求を提供したユーザデバイスと関連付けられる識別子(例えば、電話番号、Bluetooth(登録商標)、WiFi、Cellular、ユーザに連絡するために使用され得る他のデータ等)、および/または他の情報を示すことができる。
【0021】
動作コンピューティングシステムは、要求を処理し、自律車両を選択し、要求された車両サービスをユーザに提供することができる。動作コンピューティングシステムは、自律車両に、自律車両が進行すべき場所を示すデータを提供することができる。場所は、ユーザによって要求された車両サービスと関連付けられることができる。例えば、場所は、例えば、ユーザが自律車両によってピックアップされる、アイテムを自律車両に提供する、アイテムを自律車両から回収すること等を所望する場所等のユーザの現在の場所および/または異なる場所であり得る。場所は、座標(例えば、GPS座標、緯度経度座標ペア)、住所、地名、および/または場所を識別するために使用され得る他の地理的参照物として表されることができる。
【0022】
自律車両は、動作コンピューティングシステムから、サービス要求と関連付けられる場所を示すデータを取得することができる。自律車両はまた、サービス要求と関連付けられる場所に至る第1の車両ルートを取得することができる。第1の車両ルートは、例えば、車両の現在の場所からユーザと関連付けられる場所へのルートであり得る。いくつかの実装では、動作コンピューティングシステムは、第1の車両ルートを自律車両に提供することができる。加えて、または代替として、自律車両のオンボード車両コンピューティングシステムは、第1の車両ルートを決定することができる。
【0023】
本開示のある側面によると、自律車両は、自律車両がサービス要求と関連付けられる第1の場所への途中である間、サービス要求に関する第2の場所を決定することができる。例えば、自律車両は、初期場所が占有されている(例えば、センサデータに基づく)、妨害されている(例えば、センサデータに基づく)、または危険である(例えば、犯罪、建設作業、危険への近接等に起因して)場合、第2の場所を決定することができる。
【0024】
いくつかの実装では、自律車両は、自律車両によって取得されたセンサデータおよび/または1つ以上の他の自律車両によって取得されたセンサデータに基づいて、第2の場所を決定することができる。例えば、自律車両は、1つ以上の他の自律車両によって取得される関連するセンサデータを取得するために、1つ以上の他の自律車両と通信することができる。自律車両は、センサデータを使用し、占有または妨害されていない周辺環境内の第2の場所を決定することができる。
【0025】
いくつかの実装では、自律車両は、場所データベースに基づいて、サービス要求に関する第2の場所を決定することができる。場所データベースは、自律車両がユーザの要求にサービス提供するための1つ以上の好ましい場所を含むことができる。場所データベースは、1つ以上の基準に基づいてポピュレートされることができる。例えば、場所データベースは、低犯罪率、予約駐車スポット、十分な街灯等と関連付けられる場所でポピュレートされることができる。自律車両は、第1の場所に最も近い場所データベース内の1つ以上の場所の中からの第2の場所を決定することができる。
【0026】
自律車両は、第2の場所をユーザに通信し、代わりに、第2の場所に進行することができる。いくつかの実装では、自律車両は、そこに進行する前にユーザが第2の場所を(例えば、ユーザコンピューティングシステム、スマートフォンアプリケーション、ユーザデバイス等を介して)肯定応答および確認することを待機することができる。いくつかの実装では、ユーザが第2の場所を確認しない場合、自律車両は、第1の場所の近傍で一時待機パターンに入ることができる。
【0027】
本開示のある側面によると、ユーザは、自律車両がサービス要求と関連付けられる第1の場所への途中である間、サービス要求に関する第2の場所を決定することができる。例えば、ユーザは、第1の場所よりも近接する、より迅速である、またはよりアクセス可能である第2の場所を決定することができる。ユーザは、(例えば、ユーザコンピューティングシステム、スマートフォンアプリケーション、ユーザデバイス等を介して)第2の場所を動作コンピューティングシステムまたは自律車両に通信することができる。自律車両は、動作コンピューティングシステムから、サービス要求と関連付けられる第2の場所を示すデータを取得することができる。自律車両はまた、サービス要求と関連付けられる第2の場所に至る第2の車両ルートを取得することができる。第2の車両ルートは、例えば、車両の現在の場所からサービス要求と関連付けられる第2の場所へのルートであり得る。いくつかの実装では、動作コンピューティングシステムは、第2の車両ルートを自律車両に提供することができる。加えて、または代替として、自律車両のオンボード車両コンピューティングシステムは、第2の車両ルートを決定することができる。いくつかの実装では、第2の場所が占有されている、妨害されている、または危険である場合、自律車両は、第2の場所に最も近い第3の場所を決定することができる。
【0028】
本開示のある側面によると、コンピューティングシステム(例えば、車両コンピューティングシステム、動作コンピューティングシステム、ユーザコンピューティングシステム)は、サービス要求と関連付けられる場所の各変更を表すデータを記憶することができる。データは、例えば、サービス要求と関連付けられる第1の場所、サービス要求と関連付けられる第2の場所、第2の場所が自律車両またはユーザによって決定されるかどうか、および変更の1つ以上の理由を含むことができる。データは、1つのコンピューティングシステムに集約される、1つ以上のコンピューティングシステムの間で分散される、または各コンピューティングシステムの間でコピーされることができる。コンピューティングシステムは、将来のサービス要求への応答を改良するための付加的コンテキストを提供するために、データを分析することができる。例えば、データは、場所Aにおいて駐車スポットを見出す確率が低く、場所Bの近傍において駐車スポットを見出す確率がより高いことを示すことができる。別のユーザが、将来、場所Aにおいて車両サービスを要求する場合、自律車両は、場所Bをサービス要求に関する第2の場所として決定することができる。別の実施例として、1人以上のユーザが、場所Cにおいて車両サービスを要求し、場所Cが建設作業のために遮断されているため、これを場所Dに変更することができる。別のユーザが、将来場所Cにおいて車両サービスを要求する場合、自律車両は、場所Dをサービス要求に関する第2の場所として決定することができる。代替として、別のユーザは、建設作業が終了するまで、将来、場所Cにおける車両サービスを要求することを防止されることができる。さらに別の実施例として、1人以上のユーザが、各ユーザに表示されるマップ上で場所Eを選択することによって場所Eにおいて車両サービスを要求するが、場所Fにおいて車両にアクセスし得る。別のユーザが、将来、場所Eにおいて車両サービスを要求する場合、自律車両は、場所Fをサービス要求に関する第2の場所として決定することができる。
【0029】
本明細書に説明されるシステムおよび方法は、いくつかの技術的効果および利益を提供する。車両サービスを提供するためのサービス場所を変更するためのシステムおよび方法は、リソース管理における効率を改良する技術的効果を有することができる。自律車両または別のコンピューティングシステムが、第1の場所から第2の場所にサービス場所を変更することを可能にすることによって、自律車両は、変化する環境および/または条件に適合することができる。これは、自律車両が、サービスを提供する時点で、第1の場所よりも近接する、より迅速である、またはよりアクセス可能である場所においてユーザにサービス提供することを可能にすることができる。
【0030】
加えて、自律車両が、好ましい場所の場所データベースから第2の場所を決定することを可能にすることによって、自律車両は、第2の場所が再び(例えば、第3、第4、第5、…第nの場所に)変更されるであろう確率を低下させることができる。これは、ユーザの体験を改良し、オーバーヘッドを低減させることができる。さらに、好ましい場所は、ユーザにさらなる安全性およびセキュリティを提供し、サービスプロバイダへのユーザの信頼を向上させることができる。
【0031】
本開示のシステムおよび方法はまた、自律車両コンピューティング技術等の車両コンピューティング技術の改良を提供する。例えば、本明細書におけるシステムおよび方法は、車両技術が、ユーザに車両サービスを提供するための代替場所を自動的に決定することを可能にする。例えば、本システムおよび方法は、自律車両にオンボードの(および/または車両にオフボードの)1つ以上のコンピューティングシステムが、代替場所を決定および実装し、将来のサービス要求への応答を改良することを可能にすることができる。本明細書に説明されるように、自律車両は、1つ以上の他のコンピューティングシステム(例えば、動作コンピューティングシステム、ユーザコンピューティングシステム等)に代替場所を示すデータを提供するように構成されることができる。これは、自律車両が自律ナビゲーションをより効果的かつ安全に実施することを可能にする。
【0032】
例示的実施形態
ここで図を参照すると、本開示の例示的実施形態が、さらに詳細に議論されるであろう。図1は、本開示の例示的実施形態による、例示的システム100を描写する。システム100は、車両104と関連付けられる車両コンピューティングシステム102を含むことができる。システム100はまた、それぞれ、個別の車両コンピューティングシステム(図示せず)を含む、1つ以上の付加的車両105を含むことができる。
【0033】
いくつかの実装では、システム100は、車両104および付加的車両105から遠隔にある1つ以上の遠隔コンピューティングシステム103を含むことができる。遠隔コンピューティングシステム103は、動作コンピューティングシステム120および/またはユーザコンピューティングシステム122を含むことができる。遠隔コンピューティングシステム103は、相互に別個である、またはコンピューティングデバイスを共有することができる。動作コンピューティングシステム120は、車両104および/または付加的車両105を遠隔で管理することができる。例えば、動作コンピューティングシステム120は、車両サービス(例えば、輸送サービス)を1人以上のユーザに提供するエンティティと関連付けられることができる。
【0034】
ユーザコンピューティングシステム122は、ユーザ101と関連付けられることができ、車両コンピューティングシステム102と通信することができる。例えば、ユーザ101は、ユーザコンピューティングシステム122(例えば、携帯電話デバイス)を介して第1の車両サービスを要求することができる。いくつかの実装では、ユーザ101は、ユーザコンピューティングシステム122上のソフトウェアアプリケーションを介してサービス要求を生成することができる。ユーザコンピューティングシステム122は、サービス要求を示すデータを(例えば、車両104をそのような要求に割り当てることができる)動作コンピューティングシステム120および/または車両コンピューティングシステム102に提供することができる。要求に応答して、車両コンピューティングシステム102は、要求と関連付けられる第1の場所に進行するように車両104を制御することができる。別の実施例として、車両コンピューティングシステム102(および/または動作コンピューティングシステム120)は、第1の場所への到着の推定時間を決定し、プッシュ通知をユーザコンピューティングシステム122に送信することによって推定時間をユーザコンピューティングシステム122に提供することができる。いくつかの実装では、ユーザコンピューティングシステム122は、車両104を遠隔で管理することができる。例えば、ユーザ101は、新しい目的地を示すデータをユーザコンピューティングシステム122を介して車両コンピューティングシステム102に提供することによって、車両104の目的地を変更することができる。
【0035】
いくつかの実装では、ユーザコンピューティングシステム122は、動作コンピューティングシステム120との通信を介して車両104の目的地を変更することができる。例えば、ユーザ101は、(例えば、ユーザコンピューティングシステム122を介して)第1のサービス要求に対応する第2の場所(例えば、第1の場所の代わりに第2の場所において提供される第1の車両サービスに関する要求)を動作コンピューティングシステム120に通信することができる。動作は、車両コンピューティングシステム102に第2の場所を示すデータを提供することによって、車両104を第2の場所に進行させることができる。故に、車両コンピューティングシステム102は、本明細書に説明されるように、車両104を第2の場所に進行させることができる。
【0036】
車両コンピューティングシステム102を組み込む車両104は、地上ベースの自律車両(例えば、自動車、トラック、バス)、空中ベースの自律車両(例えば、飛行機、ドローン、ヘリコプタ、または他の航空機)、または他のタイプの車両(例えば、船舶)であり得る。車両104は、人間運転者からの相互作用を殆どおよび/または全く伴わずに駆動、ナビゲート、動作等をし得る、自律車両であり得る。
【0037】
車両コンピューティングシステム102は、車両104にオンボードで位置する(例えば、車両104上および/またはその中に位置する)1つ以上のコンピューティングデバイスを含むことができる。コンピューティングデバイスは、種々の動作および機能を実施するための種々のコンポーネントを含むことができる。例えば、コンピューティングデバイスは、1つ以上のプロセッサと、1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体とを含むことができる。1つ以上の有形非一過性コンピュータ可読媒体は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、車両104(例えば、そのコンピューティングシステム、1つ以上のプロセッサ等)に、本明細書に説明されるもの等の動作および機能を実施させる命令を記憶することができる。
【0038】
図1に示されるように、車両104は、1つ以上のセンサ108と、自律性コンピューティングシステム110と、車両制御システム112と、通信システム114と、メモリシステム116とを含むことができる。これらのシステムのうちの1つ以上のものは、通信チャネルを介して相互に通信するように構成されることができる。通信チャネルは、1つ以上のデータバス(例えば、コントローラエリアネットワーク(CAN))、オンボード診断コネクタ(例えば、OBD-II)、および/または有線および/または無線通信リンクの組み合わせを含むことができる。オンボードシステムは、通信チャネルを介して相互の間でデータ、メッセージ、信号等を送信および/または受信することができる。
【0039】
センサ108は、車両104に近接する(例えば、センサ108のうちの1つ以上のものの視野内の)1つ以上の物体と関連付けられるセンサデータ109を入手するように構成されることができる。センサ108は、光検出および測距(LIDAR)システム、無線検出および測距(RADAR)システム、1つ以上のカメラ(例えば、可視スペクトルカメラ、赤外線カメラ等)、運動センサ、および/または他のタイプの撮像捕捉デバイスおよび/またはセンサを含むことができる。センサデータ109は、画像データ、レーダデータ、LIDARデータ、および/またはセンサ108によって入手される他のデータを含むことができる。物体は、例えば、歩行者、車両、自転車、および/または他の物体を含むことができる。物体は、車両104の正面、その後方、および/またはその側に位置することができる。センサデータ109は、1つ以上の時点における車両104の周辺環境内の物体と関連付けられる場所を示すことができる。センサ108は、センサデータ109を自律性コンピューティングシステム110に提供することができる。
【0040】
図2に示されるように、自律性コンピューティングシステム110は、知覚システム202、予測システム204、運動計画システム206、および/または車両104の周辺環境を知覚し、それに応じて車両104の運動を制御するために運動計画を決定するように協働する他のシステムを含むことができる。例えば、自律性コンピューティングシステム110は、センサ108からセンサデータ109を受信し、センサデータ109(および/または他のデータ)に対して種々の処理技法を実施することによって周辺環境を理解するように試み、そのような周辺環境を通して適切な運動計画を生成することができる。自律性コンピューティングシステム110は、運動計画に従って車両104を動作させるために、1つ以上の車両制御システム112を制御することができる。
【0041】
自律性コンピューティングシステム110は、少なくとも部分的に、センサデータ109および/またはマップデータ260に基づいて、車両104に近接する1つ以上の物体を識別することができる。例えば、知覚システム202は、車両104に近接する1つ以上の物体の現在の状態を記述する知覚データ262を決定するために、センサデータ109に対して種々の処理技法を実施することができる。予測システム204は、車両104に近接する個別の1つ以上の物体のそれぞれと関連付けられる予測データ264を作成することができる。予測データ264は、各個別の物体の1つ以上の予測される将来の場所を示すことができる。運動計画システム206は、少なくとも部分的に、予測データ264(および/または他のデータ)に基づいて、車両104に関する運動計画を決定し、運動計画を運動計画データ266として保存することができる。運動計画データ266は、車両104に近接する物体および予測される移動に対する車両アクションを含むことができる。運動計画データ266は、車両104の計画軌道、速度、加速度等を含むことができる。
【0042】
運動計画システム206は、1つ以上の車両アクション、計画軌道、および/または他の動作パラメータを示す運動計画データ266の少なくとも一部を車両制御システム112に提供し、車両104に関する運動計画を実装することができる。例えば、車両104は、運動計画データ266を命令に変換するように構成される、モビリティコントローラを含むことができる。実施例として、モビリティコントローラは、車両104の操向を「X」度調節する、ある大きさの制動力を印加する等のために、運動計画データ266を命令に変換することができる。モビリティコントローラは、命令を実行し、運動計画を実装するために、1つ以上の制御信号を関与する車両制御サブシステム(例えば、パワートレイン制御システム220、操向制御システム222、制動制御システム224)に送信することができる。
【0043】
通信システム114は、車両コンピューティングシステム102(およびそのコンピューティングシステム)が他のコンピューティングシステム(例えば、遠隔コンピューティングシステム103、付加的車両105)と通信することを可能にすることができる。車両コンピューティングシステム102は、通信システム114を使用し、1つ以上のネットワークを経由して(例えば、1つ以上の無線信号接続を介して)動作コンピューティングシステム120および/または1つ以上の他の遠隔コンピューティングシステム(例えば、ユーザコンピューティングシステム122)と通信することができる。いくつかの実装では、通信システム114は、車両104にオンボードのシステムのうちの1つ以上のものの間の通信を可能にすることができる。通信システム114は、例えば、送信機、受信機、ポート、コントローラ、アンテナ、および/または通信を促進することに役立ち得る他の好適なサブシステムを含む、1つ以上のネットワークとインターフェースをとるための任意の好適なサブシステムを含むことができる。
【0044】
車両104のメモリシステム116は、同一または異なる場所に位置する(例えば、車両104にオンボードの、車両104全体を通して分散される、車両104にオフボードの等)1つ以上のメモリデバイスを含むことができる。車両コンピューティングシステム102は、データ/情報を記憶し、読み出すために、メモリシステム116を使用することができる。例えば、メモリシステム116は、マップデータ260、知覚データ262、予測データ264、運動計画データ266、およびサービス要求データ270を記憶することができる。
【0045】
マップデータ260は、異なる道路、道路区画、建物、または他のアイテムまたは物体(例えば、街灯柱、横断歩道、縁石等)の識別および場所、交通車線の場所および方向(例えば、駐車車線、方向転換車線、自転車車線、または特定の道路または他の進行路内の他の車線、および/またはそれと関連付けられる1つ以上の境界マーキングの場所および方向)、および/または車両コンピューティングシステム102がその周辺環境およびそれとのその関係を理解および知覚することを補助する任意の他のデータに関する情報を含むことができる。
【0046】
サービス要求データ270は、サービス要求と関連付けられるデータおよび/またはサービス要求と関連付けられる場所の各変更を表すデータを含むことができる。サービス要求データ270は、例えば、1つ以上のサービス要求(例えば、第1のサービス要求、第2のサービス要求、第3のサービス要求等)を表すデータを含むことができる。特に、サービス要求データ270は、各サービス要求によって要求される車両サービスのタイプ(例えば、輸送サービス、配送サービス、宅配サービス等)、各サービス要求と関連付けられる1つ以上の場所(例えば、第1のサービス要求と関連付けられる第1の場所、第1のサービス要求と関連付けられる第2の場所、第1のサービス要求と関連付けられる第3の場所等)、および要求を提供するユーザコンピューティングシステム122と関連付けられる識別子(例えば、電話番号、Bluetooth(登録商標)、WiFi、Cellular、ユーザに連絡するために使用され得る他のデータ等)、および/または他の情報を含むことができる。サービス要求データ270はさらに、サービス要求と関連付けられる場所の変更がユーザ101、車両コンピューティングシステム102、動作コンピューティングシステム120、またはある他のエンティティによって決定されるかどうか、および場所の各変更の1つ以上の理由を示すデータを含むことができる。サービス要求データ270は、1つのコンピューティングシステムに集約されることができる、1つ以上のコンピューティングシステムの間で分散されることができる、または各コンピューティングシステムの間でコピーされることができる。
【0047】
図3A-3Dは、車両サービス要求に応答して、車両104を制御する実施例を図示する、略図を描写する。特に、図3Aは、ユーザ101に関して、第1の場所302における第1の車両サービス要求に応答して、車両104を制御する実施例を図示する、略図300を描写する。第1のサービス要求に応答して、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所302に至る車両ルート342を取得することができる。ルート342は、車両コンピューティングシステム102によって、および/または遠隔コンピューティングデバイス(例えば、動作コンピューティングシステム120)によって決定されることができる。車両コンピューティングシステム102は、第1の場所302への車両ルート342を辿るように車両104を制御することができ、それ自体を駐車させることができる。ユーザ101は、ユーザルート312を介して、車両104が駐車される第1の場所302まで進行することができ、したがって、車両コンピューティングシステム102は、ユーザ101に要求された車両サービスを提供する(例えば、輸送サービスに関してユーザ101をピックアップする)ことができる。
【0048】
図3Bは、第1の場所302が占有されているとき、第1の場所302における車両サービス要求に応答して、車両104を制御する実施例を図示する、略図310を描写する。サービス要求に応答して、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所302に至る車両ルート342を取得し、車両ルート342を辿るように車両104を制御することができる。車両104が第1の場所302への途中である間、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所302が(例えば、別の車両によって)占有されていると決定することができる。
【0049】
車両コンピューティングシステム102は、車両コンピューティングシステム102によって取得されたセンサデータまたは付加的車両105のうちの1つ以上のものによって取得されたセンサデータに基づいて、第1の場所が占有されていると決定することができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、センサ108を介してセンサデータ109を取得し、センサデータ109を処理し、第1の場所を妨害している、および/またはその中に位置する、自律車両の周辺環境内の1つ以上の物体を識別することができる。別の実施例として、付加的車両105のうちの1つ以上のものはそれぞれ、それぞれ、付加的車両105の周辺環境を示すセンサデータを取得することができる。付加的車両105はそれぞれ、そのようなセンサデータ(例えば、未加工センサデータ、処理されたセンサデータ、またはその一部として)を遠隔コンピューティングシステム103および/または1つ以上の他の自律車両(例えば、車両104、1つ以上の他の付加的車両105等)に提供することができる。
【0050】
図3Bでは、付加的車両105は、車両ルート352に沿って進行し、例えば、車両サービスを別のユーザに提供することができる。付加的車両105は、第1の場所302を含むマップ領域332に対応する第1のセンサデータを取得することができる。第1のセンサデータは、場所302が別の車両によって占有されていることを示すことができる。付加的車両105は、第1のセンサデータを車両コンピューティングシステム102に(例えば、直接車両間通信または1つ以上の遠隔コンピューティングシステム103を介して)提供し、車両ルート352に沿って進むことができる。車両コンピューティングシステム102は、第1のセンサデータを(例えば、車両コンピューティングシステム102を介して)取得し、これをメモリシステム116内に記憶することができる。車両コンピューティングシステム102は、少なくとも部分的に、他の車両によって入手されたセンサデータに基づいて、第1の場所が占有されていると決定することができる。
【0051】
第1の場所が占有されている(例えば、遮断、妨害、別様に利用不可能)という決定に応答して、車両コンピューティングシステム102は、ユーザ101のために要求された車両サービスを提供するために、第2の場所304を示すデータを取得することができる。いくつかの実装では、車両コンピューティングシステム102は、車両コンピューティングシステム102によって取得されたセンサデータおよび/または付加的車両105のうちの1つ以上のものによって取得されたセンサデータに基づいて、第2の場所304を決定することができる。いくつかの実装では、車両コンピューティングシステム102は、車両104がユーザ101のために要求された車両サービスを提供するための1つ以上の好ましい場所を含む場所データベースから第2の場所304を取得することができる。
【0052】
図3Bでは、車両コンピューティングシステム102は、第2の場所304を含むマップ領域334に対応する第2のセンサデータを取得し、その目的地を第2の場所304に変更することができる。そのために、車両コンピューティングシステム102は、車両104の現在の場所および/または将来の場所から第2の場所304への新しいルートを決定することができる。加えて、または代替として、車両コンピューティングシステム102は、動作コンピューティングシステム120から第2の場所304へのルートを要求することができる。故に、車両コンピューティングシステムは、第2の場所304に至る車両ルート344を取得することができる。車両コンピューティングシステム102は、(例えば、自律ナビゲーションを介して)第2の場所304まで車両ルート344に沿って辿るように車両104を制御することができ、車両コンピューティングシステム102は、第2の場所304に車両104を駐車させることができる。車両コンピューティングシステム102は、第2の場所304をユーザ101に(例えば、直接、動作コンピューティングシステム120を介して等)通信することができる。
【0053】
いくつかの実装では、車両コンピューティングシステム102は、ユーザ101が、第2の場所304の受信に肯定応答し、目的地の変更を許容または拒絶することを要求することができる。ユーザ101は、第2の場所304を示す通信を(例えば、ユーザコンピューティングシステム122を介して)受信することができる。ユーザ101は、ユーザコンピューティングシステム122を介して第2の場所を許容または拒絶することができる。特に、ユーザ101は、ユーザコンピューティングシステム122のディスプレイデバイス上に表示されたユーザインターフェースを介して第2の場所を許容または拒絶することができる。ユーザインターフェースは、それによってユーザ101が車両サービスを要求する、ユーザコンピューティングシステム122上のソフトウェアアプリケーションに対応することができる。
【0054】
ユーザ101が、第2の場所304を新しい目的地として許容する場合、車両コンピューティングシステム102は、第2の場所304まで車両ルート344を辿るように車両104を制御することができる。第2の場所304を含む通信に応答して、ユーザ101は、ユーザルート314を介して、車両104が駐車される第2の場所304まで進行することができ、したがって、車両コンピューティングシステム102は、要求された車両サービスをユーザに提供することができる。ユーザ101が、第2の場所304を新しい目的地として拒絶する場合、車両コンピューティングシステム102は、例えば、第1の場所302に向かって進む、サービス要求を終了する、および/または代替場所を示唆することができる。
【0055】
図3Cは、第1の場所302が妨害されているとき、第1の場所302における車両サービス要求に応答して、車両104を制御する実施例を図示する、略図320を描写する。サービス要求に応答して、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所302に至る車両ルート342を取得し、車両ルート342を辿り始めることができる。車両104が第1の場所302への途中である間、車両コンピューティングシステム102は、障壁390が、車両ルート342を介して第1の場所302に到達しないように車両104を妨害していると決定することができる。車両コンピューティングシステム102は、車両コンピューティングシステム102によって取得されたセンサデータ109または付加的車両105のうちの1つ以上のものによって取得されたセンサデータに基づいて、障壁390を知覚することができる。図3Cでは、車両コンピューティングシステム102は、障壁390を含むマップ領域334に対応する第2のセンサデータを取得することができる。
【0056】
車両コンピューティングシステム102は、少なくとも部分的に、第2のセンサデータに基づいて、第2の場所306を決定することができる。車両コンピューティングシステム102は、車両コンピューティングシステム102によって取得されたセンサデータおよび/または付加的車両105のうちの1つ以上のものによって取得されたセンサデータに基づいて、第2の場所306を決定することができる。いくつかの実装では、車両コンピューティングシステム102は、車両コンピューティングシステム102がユーザ101のために要求された車両サービスを提供するための1つ以上の好ましい場所を含む場所データベースに基づいて、第2の場所306を決定することができる。場所データベースは、1つ以上の基準に基づいてポピュレートされることができる。例えば、場所データベースは、低犯罪率、予約駐車スポット、十分な街灯等と関連付けられる場所でポピュレートされることができる。車両コンピューティングシステム102は、第1の場所302に最も近い場所データベース内の1つ以上の場所の中からの第2の場所306を決定することができる。
【0057】
車両コンピューティングシステム102は、第2の場所におけるユーザ101のためのサービスを調整することができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、車両104の目的地を第2の場所306に変更することができる。車両コンピューティングシステム102は、(本明細書に説明されるように)第2の場所306をユーザ101に通信することができる。車両コンピューティングシステム102は、第2の場所306に至る車両ルート346を取得することができる。車両コンピューティングシステム102は、第2の場所306まで車両ルート346を辿るように車両104を制御し、第2の場所306にそれ自体を駐車させることができる。第2の場所306を示す通信を受信することに応答して、ユーザ101は、ユーザルート316を介して、車両104が駐車される第2の場所306まで進行することができ、したがって、車両コンピューティングシステム102は、要求された車両サービスをユーザに提供することができる。
【0058】
図3Dは、第1の場所302が危険であると決定されるとき、第1の場所302における車両サービス要求に応答して、車両104を制御する実施例を図示する、略図330を描写する。サービス要求に応答して、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所302に至る車両ルート342を取得し、車両ルート342を辿り始めることができる。車両104が第1の場所302への途中である間、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所302が危険な領域にあると決定することができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、犯罪および安全アラートでリアルタイムに更新されることができ、車両コンピューティングシステム102が第1の場所302の所定の範囲内のイベントに関するアラートを受信する場合、第1の場所302が危険であると決定することができる。
【0059】
第1の場所が危険であるという決定に応答して、車両コンピューティングシステム102は、ユーザ101のために要求された車両サービスを提供するために、第2の場所308を決定することができる。車両コンピューティングシステム102は、車両コンピューティングシステム102によって取得されたセンサデータおよび/または付加的車両105のうちの1つ以上のものによって取得されたセンサデータに基づいて、第2の場所308を決定することができる。いくつかの実装では、車両コンピューティングシステム102は、車両コンピューティングシステム102がユーザ101のために要求された車両サービスを提供するための1つ以上の好ましい場所を含む場所データベースに基づいて、第2の場所306を決定することができる。例えば、場所データベースは、低犯罪率、予約駐車スポット、十分な街灯等と関連付けられる場所を含むことができる。
【0060】
図3Dでは、車両コンピューティングシステム102は、車両104の目的地を第2の場所308に変更することができる。第2の場所308は、例えば、安全な場所であることが既知である安全な駐車ガレージ内の予約駐車スポットを含むことができる。車両コンピューティングシステム102は、第2の場所308をユーザ101に通信し、第2の場所308に至る車両ルート348を取得し、第2の場所308まで車両ルート348を辿り、第2の場所308にそれ自体を駐車させることができる。第2の場所308を示す通信を(例えば、ユーザコンピューティングシステム122を介して)受信することに応答して、ユーザ101は、ユーザルート318を介して、車両104が駐車される第2の場所308まで進行することができ、したがって、車両コンピューティングシステム102は、要求された車両サービスをユーザに提供することができる。
【0061】
図4A-4Dは、車両サービス要求に応答して、車両104を制御する実施例を図示する、略図400、420、430、440を描写する。特に、図4Aは、ユーザ101に関して、第1の場所402における第2の車両サービス要求に応答して、車両104を制御する実施例を図示する、略図400を描写する。第2のサービス要求を示すデータを取得することに応答して、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所402に至る車両ルート442を取得することができる。車両コンピューティングシステム102は、第1の場所402まで車両ルート442を辿るように車両104を制御し、第1の場所402に車両104を駐車させることができる。ユーザ101は、車両104が駐車される第1の場所402まで進行することができ、したがって、車両コンピューティングシステム102は、要求された車両サービスをユーザ101に提供することができる。
【0062】
図4Bおよび図4Cは、車両104が第1の場所402まで車両ルート444を辿っているとき、第2の車両サービス要求に応答して、車両104を制御する実施例を図示する、それぞれ、略図420および430を描写する。図4Bに示されるように、車両ルート444は、方向転換し、第2の場所402に至る前に、第1の場所402を(対向する進行車線において)通り過ぎる。特に、車両ルート444は、交通を妨害し、実装することがより困難であり得る1回以上の左折を含む代わりに、車両104を方向転換させる一連の右折を含むことができる。図4Cでは、車両104が第1の場所402への途中である間、ユーザ101は、(本明細書に説明されるように)第2の車両サービス要求に関する第2の場所404を決定し、第2の場所404を新しい目的地として車両コンピューティングシステム102に通信することができる。応答して、車両コンピューティングシステム102は、第2の場所404に至る車両ルート446を取得し、第2の場所404まで車両ルート446を辿り、第2の場所404に駐車することができる。ユーザ101は、車両104が駐車される第2の場所404まで進行するために(そうすることが安全であるときに)横断歩道410において道路を横断することができ、したがって、車両コンピューティングシステム102は、要求された車両サービスをユーザ101に提供することができる。
【0063】
図4Dは、ユーザ101が第2の場所406を決定するとき、第2の車両サービス要求に応答して、車両104を制御する実施例を図示する、略図440を描写する。図4Dでは、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所(図示せず)まで車両ルート448を辿るように車両104を制御することができる。ユーザ101は、着目物体490(例えば、友人、企業、またはユーザの関心を引く他の物体)および着目物体480と関連付けられる場所を識別することができる。ユーザ101は、ユーザコンピューティングシステム122を介して第2の場所406を車両コンピューティングシステム102に通信することができる。応答して、車両コンピューティングシステム102は、第2の場所406に至る車両ルート450を取得し、第2の場所406まで車両ルート450を辿ることができる。車両コンピューティングシステム102は、第2の場所406に車両104を駐車させることができる。
【0064】
図5は、本開示の例示的実施形態による、自律車両を制御するための例示的方法のフロー図を描写する。方法500の1つ以上の部分は、例えば、図1、2、および6に示されるコンピューティングシステム102、120、122、601、および610等の1つ以上のコンピューティングシステムによる動作として実装されることができる。さらに、方法500の1つ以上の部分は、例えば、自律車両の目的地をリアルタイムで変更するために、本明細書に説明される(例えば、図1、2、および6のような)システムのハードウェアコンポーネントに対するアルゴリズムとして実装されることができる。図5は、図示および議論の目的のために特定の順序で実施される要素を描写する。当業者は、本明細書に提供される開示を使用して、本明細書に議論される(例えば、図5の)方法のうちのいずれかの要素が、本開示の範囲から逸脱することなく、種々の方法で適合される、再配列される、拡張される、省略される、組み合わせられる、および/または修正され得ることを理解するであろう。
【0065】
(501)において、方法500は、第1のサービス要求と関連付けられる第1の場所を取得することを含むことができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、遠隔コンピューティングシステム103からサービス要求と関連付けられる第1の場所を表すデータを受信することができる。
【0066】
(502)において、方法500は、第1の場所へ進行し始めることを含むことができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所に至る第1のルートを取得し、第1のルートに従って進行するように制御されることができる。本明細書に説明されるように、第1のルートは、車両コンピューティングシステム102によって車両104にオンボードで、および/または動作コンピューティングシステム120のコンピューティングデバイス等の遠隔コンピューティングデバイスによって(例えば、サービス要求に応答して)決定されることができる。
【0067】
(503)において、方法500は、第1のサービス要求と関連付けられる第2の場所を取得することを含むことができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、車両104が第1の場所への途中であるとき、第1のサービス要求と関連付けられる第2の場所を表すデータを受信することによって、第1のサービス要求に関する第2の場所を決定することができる。車両コンピューティングシステム102は、第1のサービス要求と関連付けられ、第2の場所を決定するユーザ101と関連付けられるユーザコンピューティングシステム122から、第2の場所を表すデータを(例えば、直接および/または間接的に)受信することができる。別の実施例として、車両コンピューティングシステム102は、車両104の周辺環境を示すセンサデータを取得し、少なくとも部分的に、センサデータに基づいて、第2の場所を決定することができる。
【0068】
別の実施例として、車両コンピューティングシステム102は、本明細書に説明されるように、1つ以上の所定のサービス場所を表すデータを取得し、少なくとも部分的に、1つ以上の所定のサービス場所に基づいて、第2の場所を決定することができる。
【0069】
さらに別の実施例として、車両コンピューティングシステム102は、第1の場所と関連付けられる1つ以上の以前のサービス要求を表すデータを識別することができる。車両コンピューティングシステム102は、以前のサービス要求のそれぞれと関連付けられる1つ以上の以前の第2の場所を表すデータを識別することができる。車両コンピューティングシステム102は、少なくとも部分的に、1つ以上の以前の第2の場所に基づいて、第2の場所を決定することができる。
【0070】
(504)において、方法500は、第2の場所をサービス要求と関連付けられるユーザに提供することを含むことができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、第2の場所を示すデータをサービス要求と関連付けられるユーザ101と関連付けられるユーザコンピューティングシステム122に(例えば、直接、別のコンピューティングデバイスを介して間接的に等)提供することができる。車両コンピューティングシステム102は、第2の場所の肯定応答および/または許容を示すデータをユーザ101と関連付けられるユーザコンピューティングシステム122から(例えば、直接、別のコンピューティングデバイスを介して間接的に等)受信することができる。
【0071】
(505)において、方法500は、サービス要求と関連付けられる第1および第2の場所を記憶することを含むことができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、第1のサービス要求と関連付けられる第1および第2の場所を表すデータを(例えば、車両104上に位置する)メモリシステム116内に記憶することができる。
【0072】
(506)において、方法500は、第2の場所に到着することを含むことができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、第2の場所に至る第2のルートに従って第2の場所まで進行するように車両104を制御することができる。
【0073】
(507)において、方法500は、要求されたサービスを提供することを含むことができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、第2の場所において要求されたサービスを提供するように車両104を制御することができる。例えば、車両コンピューティングシステム102は、車両ドア、トランク等をロック解除し、ユーザ101が、輸送サービスのために車両104に搭乗する、宅配サービスのために車両104内にアイテムを設置する、配送サービスのためにアイテムを回収すること等を可能にすることができる。
【0074】
図6は、本開示の例示的実施形態による、例示的コンピューティングシステム600を描写する。図5に図示される例示的システム500は、実施例としてのみ提供される。図5に図示されるコンポーネント、システム、接続、および/または他の側面は、随意であり、本開示を実装するために、要求されないが、可能であるものの実施例として提供される。例示的システム500は、1つ以上のネットワーク520を経由して相互に通信可能に結合され得る、車両104の車両コンピューティングシステム102と、いくつかの実装では、車両104から遠隔にある1つ以上の遠隔コンピューティングシステムを含む、遠隔コンピューティングシステム510(例えば、動作コンピューティングシステム120)とを含むことができる。遠隔コンピューティングシステム510は、中央動作システムおよび/または、例えば、車両所有者、車両管理者、車隊オペレータ、サービスプロバイダ等の車両104と関連付けられるエンティティと関連付けられることができる。
【0075】
車両コンピューティングシステム102のコンピューティングデバイス501は、プロセッサ502と、メモリ504とを含むことができる。1つ以上のプロセッサ502は、任意の好適な処理デバイス(例えば、プロセッサコア、マイクロプロセッサ、ASIC、FPGA、コントローラ、マイクロコントローラ等)であり得、1つのプロセッサまたは動作可能に接続される複数のプロセッサであり得る。メモリ504は、RAM、ROM、EEPROM、EPROM、1つ以上のメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス等、およびそれらの組み合わせ等の1つ以上の非一過性コンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0076】
メモリ504は、1つ以上のプロセッサ502によってアクセスされ得る情報を記憶することができる。例えば、車両104にオンボードのメモリ504(例えば、1つ以上の非一過性コンピュータ可読記憶媒体、メモリデバイス)は、1つ以上のプロセッサ502によって実行され得るコンピュータ可読命令506を含むことができる。命令506は、任意の好適なプログラミング言語で書き込まれたソフトウェアであり得る、またはハードウェアにおいて実装されることができる。加えて、または代替として、命令506は、プロセッサ502上の論理的および/または仮想的に別個のスレッドにおいて実行されることができる。
【0077】
例えば、車両104にオンボードのメモリ504は、車両104にオンボードの1つ以上のプロセッサ502によって実行されると、1つ以上のプロセッサ502(車両コンピューティングシステム102)に、本明細書に説明されるような車両コンピューティングシステム102の動作および機能、方法500の1つ以上の動作、および/または本明細書に説明されるような車両コンピューティングシステム102の任意の他の動作および機能のうちのいずれか等の動作を実施させる、命令506を記憶することができる。
【0078】
メモリ504は、取得される、受信される、アクセスされる、書き込まれる、操作される、作成される、および/または記憶され得るデータ508を記憶することができる。データ508は、例えば、知覚、予測、運動計画、マップ、サービス要求、場所(例えば、初期場所、変更された目的地、好ましい場所等)、および/または本明細書に説明されるような他のデータ/情報と関連付けられるデータを含むことができる。いくつかの実装では、コンピューティングデバイス501は、車両104から遠隔にある1つ以上のメモリからデータを取得することができる。
【0079】
コンピューティングデバイス501はまた、車両104にオンボードの1つ以上の他のシステムと通信するために使用される通信インターフェース503および/または車両104から遠隔にある(例えば、遠隔コンピューティングシステム510の)遠隔コンピューティングデバイスを含むことができる。通信インターフェース503は、1つ以上のネットワーク(例えば、520)を介して通信するための任意の回路、コンポーネント、ソフトウェア等を含むことができる。いくつかの実装では、通信インターフェース503は、例えば、データを通信するための通信コントローラ、受信機、送受信機、送信機、ポート、導体、ソフトウェア、および/またはハードウェアのうちの1つ以上のものを含むことができる。
【0080】
ネットワーク520は、デバイスの間の通信を可能にする任意のタイプのネットワークまたはネットワークの組み合わせであり得る。いくつかの実施形態では、ネットワークは、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク、インターネット、セキュアネットワーク、セルラーネットワーク、メッシュネットワーク、ピアツーピア通信リンク、および/またはそれらのある組み合わせのうちの1つ以上のものを含むことができ、任意の数の有線または無線リンクを含むことができる。ネットワーク520を経由する通信は、例えば、任意のタイプのプロトコル、保護スキーム、エンコーディング、フォーマット、パッケージング等を使用する通信インターフェースを介して遂行されることができる。
【0081】
遠隔コンピューティングシステム510は、車両コンピューティングシステム102から遠隔にある1つ以上の遠隔コンピューティングデバイスを含むことができる。遠隔コンピューティングデバイスは、コンピューティングデバイス501に関して本明細書に説明されるものと類似するコンポーネント(例えば、プロセッサ、メモリ、命令、データ)を含むことができる。さらに、遠隔コンピューティングシステム510は、本明細書に説明されるように、動作コンピューティングシステム120の1つ以上の動作を実施するように構成されることができる。さらに、本明細書に説明される他の車両のコンピューティングシステムは、車両コンピューティングシステム102のものと類似するコンポーネントを含むことができる。
【0082】
車両から遠隔のコンピューティングデバイスにおいて実施されるものとして本明細書に議論されるコンピューティングタスクは、代わりに、車両において(例えば、車両コンピューティングシステムを介して)実施されることができ、または逆もまた同様である。そのような構成は、本開示の範囲から逸脱することなく実装されることができる。コンピュータベースのシステムの使用は、コンポーネント間およびコンポーネント中のタスクおよび機能性の多種多様な可能性として考えられる構成、組み合わせ、および分割を可能にする。コンピュータ実装動作は、単一のコンポーネント上で、または複数のコンポーネントを横断して実施されることができる。コンピュータ実装タスクおよび/または動作は、連続的に、または並行して実施されることができる。データおよび命令は、単一のメモリデバイス内に、または複数のメモリデバイスを横断して記憶されることができる。
【0083】
本主題は、具体的な例示的実施形態およびその方法に関して詳細に説明されたが、当業者は、前述の理解を達成することに応じて、そのような実施形態の改変、変形例、および均等物を容易に生産し得ることを理解されたい。故に、本開示の範囲は、限定としてではなく、実施例としてのものであり、主題の開示は、当業者に容易に明白であろうように、本主題へのそのような修正、変形例、および/または追加の包含を除外しない。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図4D
図5
図6