IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ グァンドン オッポ モバイル テレコミュニケーションズ コーポレーション リミテッドの特許一覧

<>
  • 特許-情報処理方法、機器及び記憶媒体 図1
  • 特許-情報処理方法、機器及び記憶媒体 図2
  • 特許-情報処理方法、機器及び記憶媒体 図3
  • 特許-情報処理方法、機器及び記憶媒体 図4
  • 特許-情報処理方法、機器及び記憶媒体 図5
  • 特許-情報処理方法、機器及び記憶媒体 図6
  • 特許-情報処理方法、機器及び記憶媒体 図7
  • 特許-情報処理方法、機器及び記憶媒体 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-07
(45)【発行日】2023-08-16
(54)【発明の名称】情報処理方法、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/14 20180101AFI20230808BHJP
   H04W 4/46 20180101ALI20230808BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20230808BHJP
【FI】
H04W76/14
H04W4/46
H04W92/18
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021564549
(86)(22)【出願日】2019-04-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-18
(86)【国際出願番号】 CN2019085338
(87)【国際公開番号】W WO2020220327
(87)【国際公開日】2020-11-05
【審査請求日】2022-04-04
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】チャオ、チェンシャン
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホエイ-ミン
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2008/0176561(US,A1)
【文献】Samsung,PC5 unicast,3GPP TSG SA WG2#132 S2-1903245,フランス,3GPP,2019年04月02日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理方法であって、前記情報処理方法は、
第1端末機器は、第2電子機器へ情報を送信するステップと、
前記第1端末機器は、第1タイマーを起動するステップと、を含み、
前記第1端末機器は、端末機器間通信を行う端末機器であ
前記第2電子機器は、前記第1端末機器と端末機器間通信を行う第2端末機器であり、
第1端末機器は、第2電子機器へ情報を送信するステップは、
前記第1端末機器が前記第2端末機器へ第1メッセージを送信するステップを含み、前記第1メッセージは、第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することをトリガするために用いられ、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられ、
前記第1メッセージは、セキュリティパラメータ構成メッセージである、
情報処理方法。
【請求項2】
前記第1端末機器が前記第2端末機器により送信された第1パラメータ組み合わせを受信した場合、前記第1タイマーが終了する、
請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器は、前記第2端末機器へ第1メッセージを送信しない、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1パラメータ組み合わせは、
サービス品質(QoS)属性、プロバイダーサービス識別子(PSID)、高度道路交通システム-アプリケーション識別子(ITS-AID)のうちの少なくとも1つを含む、
請求項からのいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1パラメータ組み合わせがサービス品質(QoS)属性を含むとき、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器が前記QoS属性を有するサービスの開始を要求することを示すために用いられる、
請求項に記載の方法。
【請求項6】
情報処理方法であって、前記情報処理方法は、
第2端末機器は、第1端末機器から送信された情報を受信するステップを含み、
前記第1端末機器の情報の送信によって、第1タイマーの計時がトリガされ、前記第1端末機器と前記第2端末機器は、端末機器間通信を行う端末機器であ
第2端末機器が第1端末機器から送信された情報を受信するステップは、
前記第2端末機器は、前記第1端末機器から送信された第1情報を受信するステップを含み、
前記第1情報は、前記第2端末機器が前記第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することをトリガするために用いられ、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられ、
前記第1メッセージは、セキュリティパラメータ構成メッセージである、
情報処理方法。
【請求項7】
前記第1端末機器が前記第2端末機器により送信された第1パラメータ組み合わせを受信した場合、前記第1タイマーが終了する、
請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1パラメータ組み合わせは、
サービス品質(QoS)属性、プロバイダーサービス識別子(PSID)、高度道路交通システム-アプリケーション識別子(ITS-AID)のうちの少なくとも1つを含む、
請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1パラメータ組み合わせがサービス品質(QoS)属性を含むとき、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器が前記QoS属性を有するサービスの開始を要求することを示すために用いられる、
請求項に記載の方法。
【請求項10】
第1端末機器であって、
前記第1端末機器は、請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理方法を実行するために構成される、第1端末機器。
【請求項11】
第2端末機器であって、
前記第2端末機器は、請求項からのいずれか1項に記載の情報処理方法を実行するために構成される、第2端末機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信の技術分野に関し、特に情報処理方法、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代(5th Generation:5Gと略称)新無線(New Radio:NRと略称)システムにおけるV2X(Vehicle to Everything)には、ユニキャスト接続及びマルチキャスト接続が導入されているが、電子機器間の制御、例えばネットワーク機器の端末機器に対する制御、又は第1端末機器と第2端末機器との間の制御をどのように実現するかについては、現在、まだ有効な解決手段がない。
【発明の概要】
【0003】
上記技術的課題を解決するために、本発明の実施例は、V2Xにおける電子機器間の制御を実現できる情報処理方法、機器及び記憶媒体を提供する。
【0004】
第1態様では、本発明の実施例は情報処理方法を提供する。前記方法は、第1端末機器は、第2電子機器へ情報を送信するステップと、前記第1端末機器は、第1タイマーを起動するステップと、を含み、前記第1端末機器は端末機器間通信を行う端末機器である。
【0005】
第2態様では、本発明の実施例は情報処理方法を提供する。前記方法は、ネットワーク機器が第1端末機器に対して端末機器間の接続状況を構成するステップを含む。
【0006】
第3態様では、本発明の実施例は第1端末機器を提供する。前記第1端末機器は、第2電子機器へ情報を送信し、第1タイマーを起動するように構成される第1送信ユニットを含み、前記第1端末機器は端末機器間通信を行う端末機器である。
【0007】
第4態様では、本発明の実施例はネットワーク機器を提供する。前記ネットワーク機器は、
第1端末機器に対して端末機器間の接続状況を構成するように構成される処理ユニットを含む。
【0008】
第5態様では、本発明の実施例は、プロセッサ及びプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含む第1端末機器を提供し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記第1端末機器により実行される情報処理方法のステップを実行するために用いられる。
【0009】
第6態様では、本発明の実施例は、プロセッサ及びプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含むネットワーク機器を提供し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記ネットワーク機器により実行される情報処理方法のステップを実行するために用いられる。
【0010】
第7態様では、本発明の実施例は、プロセッサにより実行されると、上記端末機器により実行される情報処理方法を実現する実行可能プログラムが記憶されている記憶媒体を提供する。
【0011】
第8態様では、本発明の実施例は、プロセッサにより実行されると、上記ネットワーク機器により実行される情報処理方法を実現する実行可能プログラムが記憶されている記憶媒体を提供する。
【0012】
本発明の実施例により提供される情報処理方法は、ネットワーク機器が第1端末機器に対して端末機器間の接続状況を構成し、第1端末機器は、ネットワーク機器に端末機器間の接続状況を報告することで、端末機器のユニキャスト接続又はマルチキャスト接続に対するネットワーク機器制御を実現する。第1端末機器が第2端末機器へメッセージを送信することにより、第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することをトリガすることで、又は第1端末機器が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信し、前記第1パラメータ組み合わせ及び前記第2パラメータ組み合わせは、いずれも前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられることで、第1端末機器及び第2端末機器は、いずれも第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを知るようになり、端末機器間の制御が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明のモード3のデータ伝送についての処理フローチャートである。
図2】本発明のモード4のデータ伝送についての処理フローチャートである。
図3】本発明の実施例に係る通信システムの構成図である。
図4】本発明の実施例を第1端末機器に適用した情報処理方法の選択的処理フローチャートである。
図5】本発明の実施例をネットワーク機器に適用した情報処理方法の選択的処理フローチャートである。
図6】本発明の実施例に係る第1端末機器の構成図である。
図7】本発明の実施例に係るネットワーク機器の構成図である。
図8】本発明の実施例に係る電子機器のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施例の特徴及び技術的内容をより詳しく理解できるように、以下において、図面を参照して本発明の実施例の実現を詳しく説明するが、添付の図面は説明の参照のためのものに過ぎず、本発明の実施例を限定するものではない。
【0015】
本発明の実施例を詳しく説明する前に、まず、車両のインターネットシステムを簡単に説明する。
【0016】
車両のインターネットシステムは、端末間(Device to Device:D2Dと略称)通信に基づくサイドリンク(Side Link:SLと略称)伝送技術であり、従来のLTEシステムにおいて通信データを基地局で送受信する方法とは異なり、車両のインターネットシステムでは、通信データを端末から端末へ直接通信する方法を採用するため、スペクトル効率がより高くて伝送遅延がより小さい。
【0017】
3GPP Rel-14においてV2Xが標準化され、2つの伝送モード、即ち、モード3及びモード4が定義されている。
【0018】
モード3について、データ伝送のフローは図1に示すように、車載端末のサイドリンク伝送リソースは、基地局により割り当てられ、車載端末は、基地局により割り当てられたリソースに基づいてサイドリンクでデータを送信し、基地局は端末に一回当たりの伝送のリソースを割り当ててもよく、又は端末に準静的な伝送リソースを割り当ててもよい。
【0019】
モード4について、データ伝送のフローは図2に示すように、車載端末はセンシング(sensing)及び予約(reservation)の伝送方式を採用する。車載端末は、リソースプール内でセンシングの方式で利用可能な伝送リソース集合を取得し、端末は、該セットからランダムに1つのリソースを選択してサイドリンクデータの伝送を行う。車両のインターネットシステムにおけるサービスが周期的特性を有するため、端末は通常、準静的伝送の方式を採用し、即ち、端末は1つの伝送リソースを選択すると、複数の伝送周期内で該リソースを持続的に使用し、それによりリソース再選択及びリソース競合の確率を低下させる。端末は今回伝送される制御情報に、次回の伝送リソースを予約する情報を含ませ、それにより他の端末は、該ユーザの制御情報を検出することでこのリソースが該ユーザに予約、使用されているか否かを判断することができ、リソース競合を低減するという目的が達成される。
【0020】
NR-V2Xにおいてユニキャスト接続及びマルチキャスト接続が導入されているが、ユニキャスト接続又はマルチキャスト接続で、ネットワーク機器がどのように端末機器が関連情報を報告することを制御するか、及びネットワーク機器がどのように端末機器のユニキャスト接続又はマルチキャスト接続への高度な制御を実現するかについては、現在、まだ解決手段がない。また、NR-V2XにおいてUE-UEの制御が導入されているが、UE-UEの制御の実現について、例えば、どのようにUE-UEの能力交換及び相互制御をトリガするか、どのような粒度でインタラクティブ制御を行うか、どのように制御側と被制御側を決定するか、及びどのように異常状況を対処するか等については、有効な解決手段がまだない。
【0021】
従って、本発明は情報処理方法を提供し、本願の実施例に係る情報処理方法は様々な通信システム、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(Global System of Mobile communication:GSMと略称)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access:CDMAと略称)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access:WCDMAと略称)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:GPRSと略称)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDDと略称)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex:TDDと略称)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunication System:UMTSと略称)、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access:WiMAXと略称)通信システム又は5Gシステム等に適用することができる。
【0022】
例示的に、本願の実施例を適用した通信システム100は図3に示されるとおりである。該通信システム100はネットワーク機器110を含んでもよく、ネットワーク機器110は端末機器120(又は通信端末、端末と呼ばれる)と通信する機器であってもよい。ネットワーク機器110は特定の地理的エリアに通信カバレージを提供することができ、且つ該カバレージエリア内に位置する端末機器と通信することができる。選択的に、該ネットワーク機器110はGSMシステム又はCDMAシステムにおける基地局(Base Transceiver Station:BTSと略称)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NodeB:NBと略称)であってもよく、LTEシステムにおける発展型基地局(Evolutional Node B:eNB又はeNodeBと略称)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network:CRANと略称)における無線コントローラであってもよく、或いは、該ネットワーク機器は、移動交換局、中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、ハブ、交換機、ブリッジ、ルータ、5Gネットワークにおけるネットワーク側機器又は将来発展する公衆陸上移動網(Public Land Mobile Network、PLMN)におけるネットワーク機器等であってもよい。
【0023】
該通信システム100はネットワーク機器110のカバレッジ範囲内に位置する少なくとも1つの端末機器120をさらに含む。本明細書で用いられる「端末機器」は、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks:PSTNと略称)、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line:DSLと略称)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続のような有線接続、及び/又は別のデータ接続/ネットワーク、及び/又はセルラネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network:WLANと略称)、DVB-H ネットワーク等のデジタルテレビジョンネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機のような無線インタフェース、及び/又は別の端末機器での通信信号を送受信するように設定される装置、及び/又はモノのインターネット(Internet of Things:IoTと略称)機器、を介して接続されたものを含むが、これらに限定されない。無線インタフェースを介して通信するように設定される端末機器は、「無線通信端末」、「無線端末」又は「移動端末」と呼ばれてもよい。移動端末の例は、衛星又はセルラ電話や、セルラ無線電話とデータ処理、ファクシミリ及びデータ通信の能力を結合し得るパーソナル通信システム(Personal Communications System:PCSと略称)端末、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザ、メモ帳、カレンダ及び/又は全地球測位システム(Global Positioning System:GPSと略称)受信機を含み得るPDA、通常のラップトップ型及び/又はパームトップ型受信機、又は無線電話トランシーバを含む他の電子装置を含むが、これらに限定されない。端末機器は、アクセス端末、ユーザ機器(User Equipment:UEと略称)、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルステーション、遠隔局、遠隔端末、移動機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェント又はユーザデバイスを指すことができる。アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション確立プロトコル(Session Initiation Protocol:SIPと略称)電話、ワイヤレ
スローカルループ(Wireless Local Loop:WLLと略称)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDAと略称)、無線通信機能を有する携帯型デバイス、計算装置又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、5Gネットワークにおける端末機器又は将来発展するPLMNにおける端末機器等であってもよい。
【0024】
選択的に、端末機器120同士は端末間(Device to Device:D2D)通信が可能である。選択的に、5Gシステム又は5Gネットワークは、新無線(New Radio:NRと略称)システム又はNRネットワークと呼ばれてもよい。
【0025】
図3は、1つのネットワーク機器及び2つの端末機器を例示的に示し、選択的に、該通信システム100は複数のネットワーク機器を含んでもよく、各ネットワーク機器のカバレッジ内には他の数の端末機器が含まれてもよく、本願の実施例はこれを限定しない。選択的に、該通信システム100は、ネットワークコントローラ、モビリティ管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを含んでもよく、本願の実施例はこれを限定しない。
【0026】
本願の実施例において、ネットワーク/システムにおける通信機能を有する機器は通信機器と呼ばれてもよいことを理解すべきである。図3に示される通信システム100を例にすると、通信機器は通信機能を有するネットワーク機器110及び端末機器120を含んでもよく、ネットワーク機器110及び端末機器120は上述した具体的な機器であってよく、ここで重複記載しない。通信機器は、通信システム100における他の機器、例えばネットワークコントローラ、モビリティ管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを含んでもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0027】
本発明の実施例により提供される、第1端末機器に適用される情報処理方法の選択的処理フローは、図4に示すように、以下のステップを含む。
【0028】
ステップS201で、第1端末機器は、第2電子機器へ情報を送信する。
【0029】
第1の選択的実施例において、前記第2電子機器はネットワーク機器である。対応的に、第1端末機器は、第2電子機器へ情報を送信することは、第1端末機器は、ネットワーク機器に端末機器間の接続状況を報告することである。
【0030】
幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続状況を含む。
【0031】
前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続状況は、前記第1端末機器と前記第2端末機器がユニキャスト通信を行うこと、又は前記第1端末機器と前記少なくとも1つの第2端末機器がマルチキャスト通信を行うこと、又は前記第1端末機器と前記少なくとも1つの第2端末機器がブロードキャスト通信を行うことである。
【0032】
選択的に、前記端末機器間の接続状況はさらに、前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続が維持されているか否かを含む。前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続が維持されているとき、前記端末機器間の接続状況はさらに、前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続品質を含む。前記接続品質は、
サイドリンクの基準信号受信電力(Reference Signal Receiving Power:RSRPと略称)、基準信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality:RSRQと略称)、及び受信信号強度インジケータ(Received Signal Strength Indication:RSSIと略称)のうちの少なくとも1つを含む。
【0033】
別の幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続のサービス品質(Quality of Service:QoSと略称)属性を含む。
【0034】
さらに別の幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第1情報の関連情報を含み、前記第1情報は第2端末機器により前記第1端末機器に送信され、前記第1情報は、前記第2端末機器の送信パラメータ情報、前記第2端末機器の受信パラメータ情報、前記第2端末機器により送信される、前記第1端末機器の送信パラメータ構成情報、前記第2端末機器により送信される、前記第1端末機器の受信パラメータ構成情報、前記第2端末機器により送信されるQoS属性情報、及び前記第2端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
幾つかの更なる実施例において、前記第1情報は、前記第2端末機器の公衆陸上移動網(Public Land Mobile Network:PLMN)情報を含む。選択的に、前記第2端末機器のPLMN情報は、前記第2端末機器のPLMN識別子及び/又は前記第2端末機器のPLMNカテゴリーを含み、前記PLMNカテゴリーは同一PLMN及び異なるPLMNを含み、前記同一PLMNとは、前記第2端末機器のHPLMNと現在アクセスしているネットワークシステムのPLMNが同じであることを指しており、前記異なるPLMNとは、前記第2端末機器のHPLMNと現在アクセスしているネットワークシステムのPLMNが異なることを指している。
【0036】
一実施例において、第2端末機器のPLMN情報は、ホームPLMN(Home PLMN:HPLMNと略称)識別子及び/又は第2端末機器のHPLMNカテゴリーである。
【0037】
前記第2端末機器の送信パラメータ情報及び/又は前記第2端末機器の受信パラメータ情報は、前記第2端末機器のベアラの関連パラメータを含む。選択的に、前記第2端末機器のベアラの関連パラメータは、無線リソース制御(Radio Resource Control:RRCと略称)層のパラメータ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol:PDCPと略称)層のパラメータ、無線リンク制御(Radio Link Control:RLCと略称)層のパラメータ、媒体アクセス制御(Media Access Control:MACと略称)層のパラメータ、物理(PHY)層のパラメータ、無線アクセス技術(radio access technology:RATと略称)の選択パラメータ及び通信モードの選択のうちの少なくとも1つを含む。前記通信モードの選択は、端末機器がリソースを自律的に選択するモード及びネットワーク機器が端末機器のリソースをスケジューリングするモードを含む。前記RATの選択パラメータは、LTEネットワークによる伝送、NRネットワークによる伝送、LTEネットワーク又はNRネットワークによる伝送、及びLTEネットワーク及びNRネットワークによる伝送のうちの少なくとも1つを含む。
【0038】
本発明の実施例において、前記端末機器間の接続状況はさらに、第1端末機器のリソース使用状況及び/又は電力使用状況を含む。
【0039】
本発明の実施例において、前記端末機器間の接続状況はさらに、伝搬方式、第2端末機器の識別子、前記第2端末機器のPLMN識別子及び/又は前記第2端末機器のPLMNカテゴリー、送信先アドレス、送信元アドレス、プロバイダーサービス識別子(Provider Service Identifier:PSIDと略称)、高度道路交通システム-アプリケーション識別子(Intelligent Transportation Systems Application-Identifier:ITS-AIDと略称)、アクセス方式、第1端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報、ベアラ識別子、論理チャネル識別子及び通信モードのうちの少なくとも1つを含む。前記伝搬方式は、ユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストを含み、前記アクセス方式はNRシステムにおけるアクセス及びLTEシステムにおけるアクセスを含み、前記通信モードは、端末機器がリソースを自律的に選択するモード及びネットワーク機器が端末機器のリソースをスケジューリングするモードを含み、前記第2端末機器のPLMNカテゴリーは同一PLMN及び異なるPLMNを含む。前記送信元アドレス及び前記送信先アドレスは、全体のアドレス情報でなく、簡略化されたアドレスインデックスで表すものであり、例を挙げれば、前記アドレスインデックスが長さ24ビットのアドレスであり、端末機器がネットワークに報告するアドレスリストに16個のアドレスが含まれる場合、4ビットで該アドレスリストにおける具体的なアドレスを標識すればよく、24ビットで該アドレスリストにおける具体的なアドレスを標識する必要がなく、このように、ネットワークのオーバーヘッドを節約することができる。
【0040】
第1端末機器は、ネットワーク機器に端末機器間の接続状況を報告する際に、第1端末機器は異なる状況に応じてそれぞれ報告する。選択的に、前記状況は、伝搬方式、第2端末機器の識別子、前記第2端末機器のPLMN識別子及び/又は前記第2端末機器のPLMNカテゴリー、送信先アドレス及び/又は送信元アドレス、PSID、ITS-AID、アクセス方式、ベアラ、論理チャネル、チャネル条件、速度、同期タイプ及び通信モードのうちの少なくとも1つを含む。選択的に、前記伝搬方式は、ユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストを含み、チャネル条件はチャネルビジー率(CHannel Busy Rate:CBRと略称)を含み、速度は第1端末機器の移動速度であり、アクセス方式はLTEシステムを介したアクセス又はNRシステムを介したアクセスであり、前記通信モードは、端末機器がリソースを自律的に選択するモード及びネットワーク機器が端末機器のリソースをスケジューリングするモードを含む。
【0041】
選択的に、第1端末機器がネットワーク機器に報告する端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器が前記端末機器間の接続状況を前処理した後の数値である。前記前処理は少なくとも、最大値処理、最小値処理及び平均値処理のうちの1つを含む。具体的に実施する際に、伝搬方式、第2端末機器の識別子、前記第2端末機器のPLMN識別子及び/又は前記第2端末機器のPLMNカテゴリー、送信先アドレス及び/又は送信元アドレス、PSID、ITS-AID、アクセス方式、ベアラ、論理チャネル、チャネル条件、速度、同期タイプ及び通信モードのうちの少なくとも1つに対して前処理を行うことができる。状況が伝搬方式であり、前処理が平均値処理であることを例にし、伝搬方式はマルチキャスト、ブロードキャスト及びユニキャストを含み、マルチキャストに対応する値は1であり、ブロードキャストに対応する値は2であり、ユニキャストに対応する値は3であり、伝搬方式に対して平均値処理を行った後の値は2である。従って、前処理は各種の状況に対応する異なる値に対して最大値処理、最小値処理又は平均値処理を行うことである。端末機器間の接続状況が伝搬方式及びアクセス方式の両者を含むとき、伝搬方式及びアクセス方式に対してそれぞれ前処理を行う。以上は前処理プロセスの一例に過ぎない。
【0042】
本発明の実施例において、前記端末機器間の接続状況はさらに、前記第1端末機器のベアラの関連パラメータを含み、選択的に、前記第1端末機器のベアラの関連パラメータは、
RRC層のパラメータ、PDCP層のパラメータ、RLC層のパラメータ、MAC層のパラメータ、PHY層のパラメータ、RATの選択及び通信モードの選択のうちの少なくとも1つを含む。前記通信モードの選択は、端末機器がリソースを自律的に選択するモード及びネットワーク機器が端末機器のリソースをスケジューリングするモードを含む。前記RATの選択は、LTEネットワークによる伝送、NRネットワークによる伝送、LTEネットワーク又はNRネットワークによる伝送、及びLTEネットワーク及びNRネットワークによる伝送のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
具体的に実施する際に、前記第1端末機器が前記ネットワーク機器へアップリンク制御チャネルを送信し、前記アップリンク制御チャネルで端末機器間の接続状況が搬送される。又は、前記第1端末機器が前記ネットワーク機器へアップリンクデータチャネルを送信し、前記アップリンクデータチャネルで端末機器間の接続状況が搬送される。又は、前記第1端末機器が前記ネットワーク機器へアップリンク無線リソース制御(Radio Resource Control:RRCと略称)シグナリングを送信し、前記RRCシグナリングで端末機器間の接続状況が搬送される。又は、前記第1端末機器がネットワーク機器へスケジューリング要求(Scheduling Request:SRと略称)を送信し、前記SRで端末機器間の接続状況が搬送される。又は、前記第1端末機器がネットワーク機器へバッファ状態レポート(Buffer Status Report:BSRと略称)を送信し、前記BSRで端末機器間の接続状況が搬送される。
【0044】
選択的に、端末機器間の接続状況が前記第1端末機器によってアップリンク制御チャネルを介して前記ネットワーク機器に送信されるとき、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel:PUCCHと略称)で端末機器間の接続状況を搬送してもよく、また、伝送可能な情報のビット数はPUCCHフォーマットによって異なるため、端末機器間の接続状況に含まれる異なるコンテンツについて、対応するPUCCHフォーマットを用いて搬送してもよい。
【0045】
選択的に、端末機器間の接続状況が前記第1端末機器によってアップリンク制御チャネルを介して前記ネットワーク機器に送信されるとき、前記第1端末機器は前記ネットワーク機器により送信されるダウンリンク制御情報(Downlink Control Information:DCIと略称)も受信し、前記ダウンリンク制御情報は前記第1端末機器にサイドリンク伝送リソースを割り当てるために用いられ、前記ダウンリンク制御情報で指示情報が搬送され、前記指示情報は、前記アップリンク制御チャネルの伝送リソースを決定するために用いられる。
【0046】
例を挙げれば、ネットワーク機器が第1端末機器へ構成情報を送信し、前記構成情報はPUCCHの伝送リソース集合を構成するために用いられる。ネットワーク機器がDCIによって第1端末機器にサイドリンクの伝送リソースを割り当て、該DCIで指示情報が搬送されてもよく、前記指示情報は、上記構成情報に基づいてPUCCHの伝送リソースを決定するために用いられる。具体的には、例えば、前記指示情報は1つのインデックス情報を含み、ネットワークによって構成される複数のPUCCH伝送リソースから1つの伝送リソースを決定するために用いられる。又は、前記指示情報は、PUCCHと該DCIとの時間間隔を指示するために用いられ、さらに、PUCCHの周波数領域リソースを指示することができるため、伝送端末機器間の接続状況のPUCCHの伝送リソースを決定することができる。
【0047】
上記で構成情報をPUCCHの伝送リソース集合の構成に用いることを例にして説明したが、具体的に実施する際に、構成情報はPSSCHの伝送リソース集合の構成に用いられてもよい。具体的には、ネットワーク機器は、DCIによって第1端末機器にサイドリンクの伝送リソースを割り当て、該DCIで指示情報が搬送されてもよく、前記指示情報は上記構成情報に基づいてPSSCHの伝送リソースを決定するために用いられる。具体的には、例えば、前記指示情報は1つのインデックス情報を含み、ネットワークによって構成される複数のPSSCH伝送リソースから1つの伝送リソースを決定するために用いられる。又は、前記指示情報は、PSSCHと該DCIとの時間間隔を指示するために用いられ、さらに、PSSCHの周波数領域リソースを指示することができるため、伝送端末機器間の接続状況用のPSSCHの伝送リソースを決定することができる。
【0048】
第2の選択的実施例において、前記第2電子機器は第2端末機器である。対応的に、前記第1端末機器は、第2電子機器へ情報を送信することは、第1端末機器が第2端末機器へ第1メッセージを送信し、前記第1メッセージは、第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することをトリガするために用いられ、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられる。前記第2端末機器は前記第1端末機器と異なる端末機器である。
【0049】
幾つかの実施例において、前記第2端末機器は物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel:PSCCHと略称)、又は物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel:PSSCHと略称)、又はサイドリンクフィードバックチャネル、又は物理サイドリンクディスカバリーチャンネル(Physical Sidelink Discovery Channel:PSDCHと略称)等の方式で第1パラメータ組み合わせを前記第1端末機器に送信してもよい。
【0050】
幾つかの実施例において、前記第1パラメータ組み合わせは上位層シグナリングを介して伝送され、即ち、前記第2端末機器は上位層シグナリングを介して第1パラメータ組み合わせを前記第1端末機器に送信する。選択的に、前記第1パラメータ組み合わせは、コンテナの方式で上位層シグナリングを介して伝送される。
【0051】
別の幾つかの実施例において、前記第1パラメータ組み合わせは、無線リソース制御(Radio Resource Control:RRCと略称)シグナリングを介して伝送され、即ち、前記第2端末機器は、RRCシグナリングを介して第1パラメータ組み合わせを前記第1端末機器に送信する。
【0052】
具体的に実施する際に、前記第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することは、前記第2端末機器の上位層情報によりトリガされてもよく、又は前記第1端末機器の第1メッセージによりトリガされて実現されてもよい。前記上位層情報はRRCシグナリングで搬送されて、前記第1パラメータ組み合わせと同時に前記第1端末機器に送信され、前記上位層メッセージは、
接続確立要求メッセージDIRECT_COMMUNICATION_REQUEST、セキュリティパラメータ構成メッセージDIRECT_SECURITY_MODE_COMMAND、セキュリティパラメータ構成完了メッセージDIRECT_SECURITY_MODE_COMPLETE、接続確立完了メッセージDIRECT_COMMUNICATION_ACCEPTのうちの少なくとも1つを含む。
【0053】
具体的に実施する際に、前記第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することは、前記第2端末機器のアクセス層によりトリガされてもよい。一例としては、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信能力及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信能力が変化したときに、前記第2端末機器は、前記第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することをトリガする。
【0054】
前記第2端末機器の上位層情報によって、前記第2端末機器が前記第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することをトリガし、又は前記第1端末機器により送信された第1メッセージによって、前記第2端末機器が前記第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することをトリガすることを理解することができる。第2端末機器の上位層情報による第1パラメータ組み合わせの送信のトリガであれ、第1端末機器の第1メッセージによる第1パラメータ組み合わせの送信のトリガであれ、周期的なトリガであり得る。即ち、第2端末機器の上位層によって第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することを周期的にトリガするか、又は第1端末機器は第1メッセージを周期的に送信し、それによって、第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することをトリガする。
【0055】
ここで、前記第1メッセージは、前記第2端末が送信する必要がある第1パラメータ組み合わせ内の第1パラメータのタイプを示すために用いられる。例を挙げれば、前記第1パラメータ組み合わせ内の第1パラメータは異なる次元を含み、例えば、QoS属性、伝搬方式、第2端末機器の識別子、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID以及ITS-AID、RAT及び第2端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報が挙げられる。選択的に、本発明の実施例における前記第1パラメータのタイプは、第1パラメータの異なる次元である。前記伝搬方式はユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストを含み、前記RATはNRシステムにおけるアクセス及びLTEシステムにおけるアクセスを含む。
【0056】
前記第1メッセージはさらに、前記第1端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ、及び/又は前記第1端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられる。選択的に、前記第1メッセージは、第2端末が送信する必要があるサイドリンクデータ送信パラメータが、前記第1端末の受信パラメータと互換性のある送信パラメータであることを示し、前記第1メッセージは、第2端末が送信する必要があるサイドリンクデータ受信パラメータが、前記第1端末の送信パラメータと互換性のある受信パラメータであることを示す。選択的に、前記第1メッセージは、第2端末が送信する必要があるサイドリンクデータ受信パラメータが、前記第1端末の送信パラメータと互換性のある受信パラメータであること以外に、さらに、前記第2端末機器が、第1時間長内で前記第1パラメータ組み合わせの送信準備が完了したことを示すために用いられる。
【0057】
前記第1メッセージはPC5-signalingメッセージであり、又は前記第1メッセージはRRCメッセージであり、又は前記第1メッセージは接続確立要求メッセージであり、又は前記第1メッセージはセキュリティパラメータ構成メッセージであり、又は前記第1メッセージはセキュリティパラメータ構成完了確認メッセージであり、又は前記第1メッセージは接続確立完了確認メッセージである。
【0058】
幾つかの実施例において、前記第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することが、前記第1端末機器により送信された第1メッセージによりトリガされるとき、前記方法はさらに、
第2端末機器が第1端末機器へ送信する第1パラメータ組み合わせは、異なる状況に応じて第1パラメータを構成することを含み、前記第1パラメータは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータを含み、又は前記第1パラメータは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを含み、又は前記第1パラメータは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び受信パラメータを含む。
【0059】
前記状況は、QoS、伝搬方式、第2端末機器の識別子、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID、ITS-AID、RAT及び第2端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0060】
前記第1パラメータ組み合わせがQoS属性を含むとき、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器が前記QoS属性を有するサービスの開始を要求することを示すために用いられる。又は、前記第1パラメータ組み合わせがQoS属性を含むとき、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器が前記QoS属性を有するサービスの解放を要求することを示すために用いられる。
【0061】
従って、本発明の実施例は伝搬方式、第2端末機器の識別子、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID及びITS-AIDのうちのいずれか1つ又は複数に基づき、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は受信パラメータを構成する。
【0062】
本発明の実施例において、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器の送信リソース、前記第2端末機器の受信リソース、前記第2端末機器の送信リソースプールの関連情報、前記第2端末機器の受信リソースプールの関連情報、及び前記第2端末機器の送信電力関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0063】
選択的に、前記第1パラメータ組み合わせはさらに、QoS属性、伝搬方式、第2端末機器の識別子、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID、ITS-AID、RAT及び第2端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。前記伝搬方式はユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストを含み、前記RATは、NRシステムにおけるアクセス及びLTEシステムにおけるアクセスを含む。
【0064】
幾つかの実施例において、前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータは、前記第2端末機器のサイドリンクのRSRP、前記第2端末機器のサイドリンクのRSRQ、及び前記第2端末機器のサイドリンクのRSSIのうちの少なくとも1つを含む。
【0065】
前記第2端末機器のサイドリンクは、前記第2端末機器と前記第1端末機器とのサイドリンク及び/又は前記第2端末機器と第3端末機器とのサイドリンクを含み、前記第1端末機器と前記第3端末機器は異なる。
【0066】
本発明の実施例において、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器により既存のサービスに基づいて決定され、又は前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器により新たに発生したサービスに基づいて決定される。
【0067】
第3の選択的実施例において、前記第2電子機器は第2端末機器であり、前記メッセージは第2パラメータ組み合わせであり、対応的に、前記第1端末機器が前記第2端末機器へメッセージを送信することは、第1端末機器が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信することである。選択的に、前記情報はさらに、前記第2端末機器が第2時間長内で第3メッセージの送信準備を完了する必要があることを示すために用いられ、前記第3メッセージは、第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータの構成に成功することを示すために用いられ、又は前記第3メッセージは、第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータの構成に失敗することを示すために用いられる。前記第2時間長は、前記第2端末機器の接続状態及び/又はカバレッジ状態に相関する。ここで、第2端末がRRC接続状態、アイドル状態及び/又はネットワークカバレッジ内/外にあるという様々な場面に応じて、第2時間長は異なる。具体的に実施する際に、リソースのグラントを使用して第2パラメータ組み合わせを送信することができる。
【0068】
本発明の実施例において、前記第2パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータを示すために用いられ、又は前記第2パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられ、又は前記第2パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び受信パラメータを示すために用いられ、前記第2端末機器は前記第1端末機器と異なる端末機器である。
【0069】
幾つかの実施例において、前記第1端末機器はPSCCH、又はPSSCH、又はサイドリンクフィードバックチャネル、又はPSDCH等の方式で、第2パラメータ組み合わせを前記第2端末機器に送信してもよい。
【0070】
幾つかの実施例において、前記第2パラメータ組み合わせは上位層シグナリングを介して伝送され、即ち、前記第1端末機器は、上位層シグナリングを介して第2パラメータ組み合わせを前記第2端末機器に送信する。選択的に、前記第2パラメータ組み合わせは、コンテナの方式で上位層シグナリングを介して伝送される。
【0071】
別の幾つかの実施例において、前記第2パラメータ組み合わせはRRCシグナリングを介して伝送され、即ち、前記第1端末機器は、RRCシグナリングを介して第2パラメータ組み合わせを前記第2端末機器に送信する。
【0072】
具体的に実施する際に、前記第1端末機器が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信することは、前記第1端末機器の上位層情報によりトリガされてもよく、又は前記第2端末機器の第2メッセージによりトリガされて実現されてもよい。前記上位層メッセージはRRCシグナリングで搬送されて、前記第2パラメータ組み合わせと同時に前記第2端末機器に送信される。前記上位層メッセージは、接続確立要求メッセージ、セキュリティパラメータ構成メッセージ、セキュリティパラメータ構成完了メッセージ及び接続確立完了メッセージのうちの少なくとも1つを含む。
【0073】
また、幾つかの実施例において、前記第1端末機器が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信するステップは、前記第1端末機器のアクセス層によりトリガされてもよい。
【0074】
具体的に実施する際に、前記第1端末機器が前記第2端末機器により送信された第5パラメータ組み合わせを受信し、前記第5パラメータ組み合わせは、前記第1端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられ、前記第1端末機器が前記第5パラメータ組み合わせを構成し、前記第1端末機器が前記第5パラメータ組み合わせを構成することに成功したとき、前記第1端末機器が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信することがトリガされる。第1端末機器が第5パラメータ組み合わせを構成することに成功することは、前記第1端末機器が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信することが第1端末機器のアクセス層によりトリガされることであると解してもよい。
【0075】
前記第1端末機器の上位層によって、前記第1端末機器が前記第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信することをトリガし、又は前記第2端末機器の第2メッセージで、前記第1端末機器が前記第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信することをトリガすると解してもよい。第1端末機器の上位層による第2パラメータ組み合わせの送信のトリガでも、第2端末機器の第2メッセージによる第2パラメータ組み合わせの送信のトリガでも、周期的なトリガであり得る。即ち、第1端末機器の上位層は第1端末機器が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信することを周期的にトリガするか、又は第2端末機器は前記第1端末機器へ第2メッセージを周期的に送信して、前記第1端末機器が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信することをトリガする。
【0076】
ここで、前記第2メッセージはPC5-signalingメッセージであり、又は前記第2メッセージはRRCメッセージであり、又は前記第2メッセージは接続確立要求メッセージであり、又は前記第2メッセージはセキュリティパラメータ構成メッセージであり、又は前記第2メッセージはセキュリティパラメータ構成完了確認メッセージであり、又は前記第2メッセージは接続確立完了確認メッセージである。
【0077】
第1端末機器が第2端末機器へ送信する第2パラメータ組み合わせについて、異なる状況に応じて第2パラメータを構成する。前記第2パラメータは前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータを含み、又は前記第2パラメータは前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを含み、又は前記第2パラメータは前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び受信パラメータを含む。
【0078】
前記状況は、QoS属性、伝搬方式、第2端末機器の識別子、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID及びITS-AID、RAT及び第2端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0079】
従って、本発明の実施例は伝搬方式、第2端末機器の識別子、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID及びITS-AIDのうちのいずれか1つ又は複数に基づき、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は受信パラメータを構成する。
【0080】
本発明の実施例において、前記第2パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器の送信リソース、前記第2端末機器の受信リソース、前記第2端末機器の送信リソースプールの関連情報、前記第2端末機器の受信リソースプールの関連情報、及び前記第2端末機器の送信電力関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0081】
幾つかの実施例において、前記第2パラメータ組み合わせについての説明は、上記第1パラメータ組み合わせと同じであり、ここでは繰り返し説明しない。前記第2端末機器のサイドリンクについての説明は本発明の実施例に記載の前記第2端末機器のサイドリンクと同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
【0082】
第3の実施例において、上記ステップS201のもとに、前記方法はさらに、
前記第1端末機器が前記第2端末機器により送信された第3メッセージを受信するステップを含む。
【0083】
本発明の実施例において、前記第3メッセージは、前記第2端末機器が前記第2パラメータ組み合わせの構成を完了したことを示し、又は前記第3メッセージは、前記第2端末機器が前記第2パラメータ組み合わせを構成することを拒否したこと、又は前記第2パラメータ組み合わせを構成することに失敗したことを示す。
【0084】
前記第3メッセージが、前記第2端末機器が前記第2パラメータ組み合わせを構成することに失敗したことを示すとき、前記第3メッセージは、前記第2端末機器の選択した第3パラメータ組み合わせを示し、又は前記第3メッセージは、前記第2端末機器の使用中の第4パラメータ組み合わせを示し、又は前記第3メッセージは、前記第2端末機器が前記第1端末機器とのサイドリンク接続の再確立を要求することを示すために用いられる。
【0085】
選択的実施例において、前記第2端末機器が前記第3メッセージを送信する前に、前記第2端末機器が前記第2パラメータ組み合わせの前の構成を使用する。又は前記第2端末機器が第3メッセージを送信する前に、前記第2端末機器が少なくとも1つの無線ベアラを停止する。
【0086】
前記第2端末機器の選択した第3パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器が提供する第3パラメータ組み合わせ、又は前記第2端末機器が推奨する第3パラメータ組み合わせを指す。
【0087】
幾つかの実施例において、前記方法はさらに、
前記第1端末機器が前記第2端末機器により送信された第6パラメータ組み合わせを受信するステップを含み、前記第6パラメータ組み合わせは、前記第1端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ、及び前記第1端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータのうちの少なくとも1つを示すために用いられる。
【0088】
前記第6パラメータ組み合わせと前記第3メッセージは、同じRRCメッセージを使用して伝送される。
【0089】
幾つかの実施例において、前記第3パラメータ組み合わせ及び第4パラメータ組み合わせに含まれる情報は前記第1パラメータ組み合わせに含まれる情報と同じであり、ここでは繰り返し説明しない。
【0090】
ステップS202で、前記第1端末機器は、第1タイマーを起動する。
【0091】
第1の実施例において、前記第1端末機器がネットワーク機器により前記第1端末機器に対して構成された端末機器間の接続状況を受信した場合、前記第1タイマーの計時が終了する。
【0092】
幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1端末機器は第1端末機器の上位層へ第4メッセージを送信し、前記第4メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。ここで、前記接続失敗とは第1端末機器とネットワーク機器との接続失敗を指す。対応的に、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器が上位層へ第4メッセージを送信しなくなる。
【0093】
別の幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1端末機器が少なくとも1つの第2端末機器へ第5メッセージを送信し、前記第5メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。対応的に、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器がいかなる第2端末機器へも第5メッセージを送信しなくなる。
【0094】
また、幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1端末機器が接続再確立プロセスをトリガする。対応的に、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器が接続再確立プロセスをトリガしなくなる。
【0095】
前記接続失敗は少なくとも、接続確立失敗、接続構成失敗、接続に対するネットワーク構成の取得失敗、接続解放失敗、及びリンク失敗のうちのいずれか1つを含む。
【0096】
幾つかの更なる実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器は、ネットワーク機器に端末機器間の接続状況を報告できない。具体的に実施する際に、第1端末機器がネットワーク機器へ情報を送信し、第1タイマーを起動する。第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、第1端末機器がネットワーク機器に何ら端末機器間の接続状況も報告できない。ここで、報告できないあらゆる端末機器間の接続状況は、既にネットワーク機器に報告された端末機器間の接続状況と同じ又は異なる端末機器間の接続状況を含む。
【0097】
第2の選択的実施例において、具体的に実施する際に、前記第1端末機器が前記第2端末機器により送信された第1パラメータ組み合わせを受信した場合、前記第1タイマーが終了する。
【0098】
幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記方法はさらに、
前記第1端末機器が前記第1端末機器の上位層へ第6メッセージを送信するステップを含み、前記第6メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。ここで、前記接続失敗とは第1端末機器と第2端末機器との接続失敗を指す。対応的に、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器が前記第1端末機器の上位層へ第6メッセージを送信しない。
【0099】
別の幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記方法はさらに、前記第1端末機器が前記第2端末機器へ第7メッセージを送信するステップを含み、前記第7メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。ここで、前記接続失敗とは第1端末機器と第2端末機器との接続失敗を指す。対応的に、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器が第1端末機器へ第7メッセージを送信しない。
【0100】
前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記方法はさらに、前記第1端末機器が接続再確立プロセスをトリガするステップを含む。
【0101】
さらに別の幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器が前記第2端末機器へ第1メッセージを送信しない。第1タイマーによる時間長内で、第1端末機器が第2端末機器へ第1メッセージを1回のみ送信すると解してもよい。
【0102】
第3の選択的実施例において、前記第1端末機器が第2端末により送信された第3メッセージを受信した場合、前記第1タイマーが終了する。
【0103】
幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1端末機器が前記第1端末機器の上位層へ第8メッセージを送信し、前記第8メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。ここで、前記接続失敗とは、第1端末機器と第2端末機器との接続失敗を指す。対応的に、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器が前記第1端末機器の上位層へ第8メッセージを送信しない。
【0104】
別の幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1端末機器が少なくとも1つの第2端末機器へ第9メッセージを送信する。前記第9メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。ここで、前記接続失敗とは、第1端末機器と第2端末機器との接続失敗を指す。対応的に、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器がいかなる第2端末機器へも第9メッセージを送信しない。
【0105】
また、幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1端末機器が接続再確立プロセスをトリガする。対応的に、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器が接続再確立プロセスをトリガしない。前記接続失敗は少なくとも、接続確立失敗、接続構成失敗、接続に対するネットワーク構成の取得失敗、接続解放失敗、及びリンク失敗のうちのいずれか1つを含む。
【0106】
幾つかの実施例において、前記第2タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1端末機器が前記第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信しない。即ち、第2タイマーによる時間長内で、第1端末機器が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを1回のみ送信する。
【0107】
本発明の実施例により提供される、ネットワーク機器に適用される情報処理方法の選択的処理フローは、図5に示すように、以下のステップを含む。
【0108】
ステップS301で、ネットワーク機器が第1端末機器に対して端末機器間の接続状況を構成する。
【0109】
幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続状況を含む。
【0110】
前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続状況は、前記第1端末機器と前記第2端末機器がユニキャスト通信を行うこと、又は前記第1端末機器と前記少なくとも1つの第2端末機器がマルチキャスト通信を行うこと、又は前記第1端末機器と前記少なくとも1つの第2端末機器がブロードキャスト通信を行うことである。
【0111】
選択的に、前記端末機器間の接続状況はさらに、前記第1端末機器と第2端末機器との接続が確立されているか否か及び/又は解放されているか否かを含む。
【0112】
別の幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続のQoS属性を含む。
【0113】
さらに別の幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第2情報の関連情報を含み、前記第2情報は第1端末機器により前記少なくとも1つの第2端末機器に送信され、前記第2情報は、前記第2端末機器の送信パラメータ構成情報及び前記第2端末機の受信パラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0114】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器のリソース使用状況及び/又は電力使用状況を含む。
【0115】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器のベアラの関連構成を含み、選択的に、前記第1端末機器のベアラの関連構成は、RRC層の構成、PDCP層の構成、RLC層の構成、MAC層の構成、PHY層の構成、RATの選択及び通信モードの選択のうちの少なくとも1つを含み、前記通信モードの選択は、端末機器がリソースを自律的に選択するモード及びネットワーク機器が端末機器のリソースをスケジューリングするモードを含む。前記RATの選択は、LTEネットワークによる伝送、NRネットワークによる伝送、LTEネットワーク又はNRネットワークによる伝送、及びLTEネットワーク及びNRネットワークによる伝送のうちの少なくとも1つを含む。
【0116】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器が、第2端末機器により送信された前記第1端末機器の送信パラメータ構成及び/又は受信パラメータ構成を同意するか否かを含む。選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器が第2端末機器の接続確立要求を同意するか否かを含む。
【0117】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況はさらに、伝搬方式、第2端末機器の識別子、第2端末機器のPLMN識別子及び/又は第2端末機器のPLMNカテゴリー、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID、ITS-AID、アクセス方式、第1端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報、ベアラ識別子、論理チャネル識別子及び通信モードを含む。前記伝搬方式は、ユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストを含み、前記アクセス方式は、NRシステムにおけるアクセス及びLTEシステムにおけるアクセスを含み、前記通信モードは、端末機器がリソースを自律的に選択するモード及びネットワーク機器が端末機器のリソースをスケジューリングするモードを含む。
【0118】
本発明の実施例において、前記端末機器間の接続状況は異なる状況に応じてそれぞれ構成される。前記状況は、伝搬方式、第2端末機器の識別子、第2端末機器のPLMN識別子及び/又は第2端末機器のPLMNカテゴリー、送信先アドレス及び/又は送信元アドレス、PSID、ITS-AID、アクセス方式、ベアラ、論理チャネル、チャネル条件、速度、同期タイプ及び通信モードのうちの少なくとも1つを含む。速度を例にし、異なる第1端末機器の移動速度に基づき、ネットワーク機器は第1端末機器に対して異なる端末機器間の接続状況を構成する。さらに、伝搬方式を例にし、異なる伝搬方式、例えばマルチキャスト、ブロードキャスト及びユニキャストに基づき、ネットワーク機器は第1端末機器に対して異なる端末機器間の接続状況を構成する。
【0119】
選択的に、前記端末機器間の接続状況は第1デフォルト構成をさらに含み、即ち、1つの状況は2つの構成を含み、その1つは異なる状況に応じて端末機器間の接続状況に対して行う構成であり、もう1つは第1デフォルト構成である。第1条件が満たされるとき、第1デフォルト構成に従ってパラメータ構成を行う。前記第1条件は、異なる状況に応じた構成に従ってパラメータ構成ができないことを含む。例を挙げれば、チャネル条件、速度及びアクセス方式に基づいて3つのパラメータ構成が存在するが、現在、第1移動端末は3つのパラメータ構成のうちの2つを行うことができる場合に、第1端末機器は第1デフォルト構成に従ってパラメータ構成を行う。選択的に、異なる状況に応じて3つのパラメータ構成があるとき、予め設定された構成の優先順位に従ってパラメータ構成を行う。
【0120】
具体的に実施する際に、専用RRCシグナリング、ブロードキャストRRCシグナリング及び事前構成情報のうちの少なくとも1つによってパラメータ構成を実現する。
【0121】
上記情報処理方法に基づき、本発明の実施例は第1端末機器をさらに提供し、前記第1端末機器400の構成図は、図6に示すように、
第2電子機器へ情報を送信し、第1タイマーを起動するように構成される第1送信ユニット401を含み、前記第1端末機器は端末機器間通信を行う端末機器である。
【0122】
第1の実施例において、前記第1送信ユニットは、ネットワーク機器に端末機器間の接続状況を報告するように構成される。
【0123】
幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続状況を含む。前記第1端末機器と前記第2端末機器がユニキャスト通信を行い、又は前記第1端末機器と前記少なくとも1つの第2端末機器がマルチキャスト通信を行い、又は前記第1端末機器と前記少なくとも1つの第2端末機器がブロードキャスト通信を行う。
【0124】
ここで、前記端末機器間の接続状況はさらに、前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続が維持されているか否かを含む。前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続が維持されているとき、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続品質を含む。前記接続品質は、サイドリンクのRSRP、RSRQ及びRSSIのうちの少なくとも1つを含む。
【0125】
別の幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続のQoS属性を含む。
【0126】
さらに別の幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第1情報の関連情報を含み、前記第1情報は第2端末機器により前記第1端末機器に送信される。前記第1情報は、
前記第2端末機器の送信パラメータ情報、前記第2端末機器の受信パラメータ情報、前記第2端末機器により送信される、前記第1端末機器の送信パラメータ構成情報、前記第2端末機器により送信される、前記第1端末機器の受信パラメータ構成情報、前記第2端末機器により送信されるQoS属性情報、及び前記第2端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0127】
本発明の実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器のリソース使用状況及び/又は電力使用状況を含む。
【0128】
具体的に実施する際に、前記第1端末機器がネットワーク機器により前記第1端末機器に対して構成された端末機器間の接続状況を受信した場合、前記第1タイマーの計時が終了する。
【0129】
本発明の実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1送信ユニット401はさらに、第1端末機器の上位層へ第4メッセージを送信するように構成され、前記第4メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。
【0130】
本発明の実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1送信ユニット401はさらに、少なくとも1つの第2端末機器へ第5メッセージを送信するように構成され、前記第5メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。
【0131】
本発明の実施例において、前記第1送信ユニット401はさらに、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、接続再確立プロセスをトリガするように構成される。
【0132】
本発明の実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1送信ユニット401はさらに、ネットワーク機器に端末機器間の接続状況を報告しないように構成される。
【0133】
本発明の実施例において、前記端末機器間の接続状況はさらに、伝搬方式、第2端末機器の識別子、第2端末機器のPLMN識別子及び/又は第2端末機器のPLMNカテゴリー、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID、ITS-AID、アクセス方式、第1端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報及び通信モードを含む。前記伝搬方式は、ユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストを含み、前記アクセス方式はNRシステムにおけるアクセス及びLTEシステムにおけるアクセスを含み、前記通信モードは、端末機器がリソースを自律的に選択するモード及びネットワーク機器が端末機器のリソースをスケジューリングするモードを含む。
【0134】
第2の実施例において、前記第2電子機器は第2端末機器であり、前記第1送信ユニット401は、第2端末機器へ第1メッセージを送信するように構成され、前記第1メッセージは、第2端末機器が第1端末機器へ第1パラメータ組み合わせを送信することをトリガするために用いられ、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられる。
【0135】
本発明の実施例において、前記第1パラメータ組み合わせは上位層シグナリングを介して伝送される。選択的に、前記第1パラメータ組み合わせは、コンテナの方式で上位層シグナリングを介して伝送される。
【0136】
本発明の実施例において、前記第1メッセージは、前記第2端末が送信する必要がある第1パラメータ組み合わせ内の第1パラメータのタイプを示すために用いられる。
【0137】
本発明の実施例において、前記第1メッセージは、前記第1端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ、前記第1端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータのうちの少なくとも1つを示すために用いられる。
【0138】
本発明の実施例において、前記第1メッセージは、PC5-signalingシグナリングメッセージ、RRCメッセージ、接続確立要求メッセージ、セキュリティパラメータ構成メッセージ、セキュリティパラメータ構成完了確認メッセージ、及び接続確立完了確認メッセージのうちのいずれか1つである。
【0139】
本発明の実施例において、前記第1端末機器が前記第2端末機器により送信された第1パラメータ組み合わせを受信した場合、前記第1タイマーが終了する。
【0140】
本発明の実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1送信ユニット401はさらに、前記第1端末機器の上位層へ第6メッセージを送信するように構成され、前記第6メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。
【0141】
本発明の実施例において、前記第1送信ユニット401はさらに、前記第2端末機器へ第7メッセージを送信するように構成され、前記第7メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。
【0142】
本発明の実施例において、前記第1端末機器は、接続再確立プロセスをトリガするように構成される第1送信ユニットをさらに含む。
【0143】
本発明の実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1送信ユニット401は、前記第2端末機器へ第1メッセージを送信しないように構成される。前記第1メッセージは、前記第2端末機器が、第1時間長内で前記第1パラメータ組み合わせの送信準備が完了したことを示すために用いられる。
【0144】
本発明の実施例において、前記第1パラメータ組み合わせは、異なる状況に応じて第1パラメータを構成するために用いられ、前記状況は、
QoS属性、伝搬方式、第2端末機器の識別子、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID及びITS-AID、無線アクセスタイプ(RAT)及び第2端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0145】
本発明の実施例において、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器の送信リソース、前記第2端末機器の受信リソース、前記第2端末機器の送信リソースプールの関連情報、前記第2端末機器の受信リソースプールの関連情報、及び前記第2端末機器の送信電力関連情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0146】
本発明の実施例において、前記第1パラメータ組み合わせは、
サービス品質(QoS)属性、伝搬方式、第2端末機器の識別子、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID、ITS-AID、RAT及び第2端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0147】
本発明の実施例において、前記第1パラメータ組み合わせがQoS属性を含むとき、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器が前記QoS属性を有するサービスの開始を要求することを示すために用いられる。
【0148】
本発明の実施例において、前記第1パラメータ組み合わせがQoS属性を含むとき、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器が前記QoS属性を有するサービスの解放を要求することを示すために用いられる。
【0149】
本発明の実施例において、前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器により既存のサービスに基づいて決定され、及び/又は前記第1パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器により新たに発生したサービスに基づいて決定される。
【0150】
第3の実施例において、前記第2電子機器は第2端末機器であり、前記第1送信ユニット401は、第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信するように構成され、前記第2パラメータ組み合わせは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられる。
【0151】
幾つかの実施例において、前記第2パラメータ組み合わせは上位層シグナリングを介して伝送される。選択的に、前記第2パラメータ組み合わせは、コンテナの方式で上位層シグナリングを介して伝送される。
【0152】
幾つかの実施例において、前記第2パラメータ組み合わせはRRCシグナリングを介して伝送される。
【0153】
幾つかの実施例において、前記第1送信ユニット401が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信するステップは、前記第1端末機器の上位層によりトリガされる。
【0154】
幾つかの実施例において、前記第1送信ユニット401が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信するステップは、接続確立要求メッセージ、セキュリティパラメータ構成メッセージ、セキュリティパラメータ構成完了メッセージ、及び接続確立完了メッセージ、という上位層メッセージのうちの少なくとも1つによりトリガされる。
【0155】
幾つかの実施例において、前記上位層メッセージはRRCシグナリングで搬送されて、前記第2パラメータ組み合わせと同時に前記第2端末機器に送信される。
【0156】
幾つかの実施例において、前記第1送信ユニット401が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信するステップは、前記第1端末機器のアクセス層によりトリガされる。
【0157】
幾つかの実施例において、前記第1送信ユニット401は、前記第2端末機器により送信された第5パラメータ組み合わせを受信し、ここで前記第5パラメータ組み合わせは、前記第1端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを示すために用いられ、そして前記第5パラメータ組み合わせを構成することに成功するように構成される。
【0158】
幾つかの実施例において、前記第1送信ユニット401が第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信するステップは、前記第2端末機器の第2メッセージによりトリガされる。
【0159】
幾つかの実施例において、前記第2メッセージは、PC5-signalingシグナリングメッセージ、RRCメッセージ、接続確立要求メッセージ、セキュリティパラメータ構成メッセージ、セキュリティパラメータ構成完了確認メッセージ、及び接続確立完了確認メッセージのうちのいずれか1つである。
【0160】
前記第2パラメータ組み合わせは、異なる状況に応じて第2パラメータを構成するために用いられ、前記第2パラメータは、前記第2端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ及び/又は前記第2端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータを含む。前記状況は、
サービス品質(QoS)属性、伝搬方式、第2端末機器の識別子、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID及びITS-AID、RAT及び第2端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
幾つかの実施例において、前記第1端末機器は、前記第2端末機器により送信された第3メッセージを受信するように構成される第1受信ユニット402をさらに含む。
【0162】
選択的に、前記第3メッセージは、前記第2端末機器が前記第2パラメータ組み合わせの構成を完了したことを示す。
【0163】
幾つかの実施例において、前記第1端末機器は、前記第2端末機器により送信された第6パラメータ組み合わせを受信する第2受信ユニット403をさらに含み、前記第6パラメータ組み合わせは、前記第1端末機器のサイドリンクデータ送信パラメータ、及び前記第1端末機器のサイドリンクデータ受信パラメータのうちの少なくとも1つを示すために用いられる。選択的に、前記第6パラメータ組み合わせと前記第3メッセージは、同じRRCメッセージを使用して伝送される。
【0164】
幾つかの実施例において、前記第3メッセージは、前記第2端末機器が前記第2パラメータ組み合わせを構成することを拒否したこと、又は前記第2パラメータ組み合わせを構成することに失敗したことを示す。
【0165】
幾つかの実施例において、前記第3メッセージは、前記第2端末機器の選択した第3パラメータ組み合わせ、前記第2端末機器の使用中の第4パラメータ組み合わせ、及び前記第2端末機器が前記第1端末機器とのサイドリンク接続の再確立を要求すること、のうちのいずれか1つを示す。
【0166】
幾つかの実施例において、前記第2端末機器が前記第3メッセージを送信する前に、前記第2端末機器が前記第2パラメータ組み合わせの前の構成を使用する。
【0167】
幾つかの実施例において、前記第2端末機器が前記第3メッセージを送信する前に、前記第2端末機器が少なくとも1つの無線ベアラを停止する。
【0168】
幾つかの実施例において、前記第1端末機器が第2端末により送信された第3メッセージを受信した場合、前記第1タイマーが終了する。
【0169】
幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1送信ユニットはさらに、前記第1端末機器の上位層へ第8メッセージを送信するように構成される。前記第8メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。
【0170】
幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1送信ユニット401はさらに、前記第1端末機器の上位層へ第9メッセージを送信するように構成される。前記第9メッセージは、接続失敗を示すために用いられる。
【0171】
幾つかの実施例において、前記第1送信ユニット401はさらに、前記第1タイマーがタイムアウトになった場合、前記第1端末機器が接続再確立プロセスをトリガするように構成される。
【0172】
幾つかの実施例において、前記第1タイマーがタイムアウトになっていない場合、前記第1送信ユニットは前記第2端末機器へ第2パラメータ組み合わせを送信しない。
【0173】
幾つかの実施例において、前記情報は、前記第2端末機器が、第2時間長内で前記第1パラメータ組み合わせの送信準備が完了したことを示すために用いられる。前記第2時間長は、第2端末の接続状態及び/又はカバレッジ状態に相関する。
【0174】
上記情報処理方法に基づき、本発明の実施例はネットワーク機器をさらに提供し、前記ネットワーク機器500の構成図は、図7に示すように、
第1端末機器に対して端末機器間の接続状況を構成するように構成される処理ユニット501を含む。
【0175】
幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続状況を含む。前記第1端末機器と前記第2端末機器がユニキャスト通信を行い、又は前記第1端末機器と前記少なくとも1つの第2端末機器がマルチキャスト通信を行い、又は前記第1端末機器と前記少なくとも1つの第2端末機器がブロードキャスト通信を行う。
【0176】
別の幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第1端末機器と少なくとも1つの第2端末機器との接続が確立されているか否か及び/又は解放されているか否かを含む。
【0177】
さらに別の幾つかの実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第1端末機器のQoS属性及び少なくとも1つの第2端末機器のQoS属性を含む。
【0178】
幾つかの更なる実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第2情報の関連情報を含み、前記第2情報は前記第1端末機器により第2端末機器に送信される。前記第2情報は、前記第2端末機器の送信パラメータ構成情報、及び前記第2端末機の受信パラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0179】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器のリソース使用状況及び/又は電力使用状況を含む。
【0180】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器が、第2端末機器により送信された前記第1端末機器の送信パラメータ構成及び/又は受信パラメータ構成を同意するか否かを含む。
【0181】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器が第2端末機器の接続確立要求を同意するか否かを含む。
【0182】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器が、第2端末機器により送信された前記第1端末機器の送信パラメータ構成及び/又は受信パラメータ構成を同意するか否かを含む。
【0183】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器のリソース使用状況及び/又は電力使用状況を含む。
【0184】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、前記第1端末機器のベアラの関連構成を含む。
【0185】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、RRC層の構成、PDCP層の構成、RLC層の構成、MAC層の構成、PHY層の構成、RATの選択、及び通信モードの選択のうちの少なくとも1つを含む。前記RATの選択は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワークによる伝送、新無線(NR)ネットワークによる伝送、LTEネットワーク又はNRネットワークによる伝送、及びLTEネットワーク及びNRネットワークによる伝送のうちの少なくとも1つを含む。
【0186】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第1端末機器のサービス品質(QoS)属性及び少なくとも1つの第2端末機器のQoS属性を含む。
【0187】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は、第2情報の関連情報を含み、前記第2情報は前記第1端末機器により第2端末機器に送信される。前記第2情報は、前記第2端末機器の送信パラメータ構成情報、前記第2端末機の受信パラメータ構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0188】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況はさらに、伝搬方式、第2端末機器の識別子、第2端末機器のPLMN識別子及び/又は第2端末機器のPLMNカテゴリー、送信先アドレス、送信元アドレス、PSID、ITS-AID、アクセス方式、第1端末機器の上位層により送られるパラメータ構成情報、ベアラ識別子、論理チャネル識別子及び通信モードを含む。前記伝搬方式は、ユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストを含み、前記アクセス方式はNRシステムにおけるアクセス及びLTEシステムにおけるアクセスを含み、選択的に、前記通信モードは、端末機器がリソースを自律的に選択するモード及びネットワーク機器が端末機器のリソースをスケジューリングするモードを含む。
【0189】
選択的実施例において、前記端末機器の接続状況は異なる状況に応じてそれぞれ構成される。前記状況は、
伝搬方式、第2端末機器の識別子、第2端末機器のPLMN識別子及び/又は第2端末機器のPLMNカテゴリー、送信先アドレス及び/又は送信元アドレス、PSID、ITS-AID、アクセス方式、ベアラ、論理チャネル、チャネル条件、速度、同期タイプ、及び通信モードのうちの少なくとも1つを含む。
【0190】
選択的実施例において、前記端末機器間の接続状況は第1デフォルト構成を含む。第1条件が満たされるとき、第1デフォルト構成に従ってパラメータ構成を行う。前記第1条件は、異なる状況に応じた構成に従ってパラメータ構成ができないことを含む。
【0191】
選択的実施例において、前記異なる状況に応じて、前記構成の優先順位に従ってパラメータ構成を行う。
【0192】
選択的実施例において、前記構成は、専用RRCシグナリング、ブロードキャストRRCシグナリング、及び事前構成情報のうちの少なくとも1つによって実現される。
【0193】
本発明の実施例は、プロセッサ及びプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含む端末機器をさらに提供し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記端末機器により実行される情報処理方法のステップを実行するために用いられる。
【0194】
本発明の実施例は、プロセッサ及びプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含むネットワーク機器をさらに提供し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記ネットワーク機器により実行される情報処理方法のステップを実行するために用いられる。
【0195】
本発明の実施例は、プロセッサ及びプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含む電子機器をさらに提供し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記第1端末機器における情報処理方法のステップを実行するために用いられる。
【0196】
本発明の実施例は、プロセッサ及びプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを含むネットワーク機器をさらに提供し、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記ネットワーク機器における情報処理方法のステップを実行するために用いられる。
【0197】
図8は本発明の実施例に係る電子機器(第1端末機器又はネットワーク機器)のハードウェア構成図であり、電子機器700は、少なくとも1つのプロセッサ701、メモリ702及び少なくとも1つのネットワークインタフェース704を含む。電子機器700内の各コンポーネントはバスシステム705を介して結合される。バスシステム705はこれらのコンポーネント間の接続通信を実現するために用いられることが理解される。バスシステム705は、データバスに加えて、電源バス、制御バス及び状態信号バスも含む。ただし、説明を明確にするために、図8では各種のバスを全てバスシステム705と表記する。
【0198】
メモリ702は揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解可能である。不揮発性メモリは、ROM、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable Read-Only Memory)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ランダムアクセスメモリ(FRAM:ferromagnetic random access memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁性面メモリ、光ディスク又はシーディーロム(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)であってよく、磁性面メモリは磁気ディスクメモリ又は磁気テープメモリであってよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってよく、外部キャッシュとして用いられる。例示的なものであり限定する意図がない説明によれば、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static Random Access Memory)、同期スタティックランダムアクセスメモリ(SSRAM:Synchronous Static Random Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM:Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRA
M:SyncLink Dynamic Random Access Memory)、ダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DRRAM:Direct Rambus Random Access Memory)のような多くの形のRAMが使用可能である。本発明の実施例に記載のメモリ702は、これらのメモリ及び他のいかなる適切なメモリを含むが、それらに限定されない。
【0199】
本発明の実施例におけるメモリ702は電子機器700の操作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するために用いられる。これらのデータの例は、電子機器700で操作するためのあらゆるコンピュータプログラム、例えばアプリケーションプログラム7022を含む。本発明の実施例に係る方法を実現するプログラムはアプリケーションプログラム7022に含まれてもよい。
【0200】
上記の本発明の実施例で開示された方法は、プロセッサ701に用いることができ、又はプロセッサ701によって実現することができる。プロセッサ701は信号処理能力を有する集積回路であり得る。実施過程では、上記方法の各ステップはプロセッサ701のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって完了可能である。上記プロセッサ701は共通プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、又は他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲート又はトランジスタ論理デバイス、離散ハードウェアコンポーネント等であってもよい。プロセッサ701は、本発明の実施例で開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。共通プロセッサは、マイクロプロセッサ又はいかなる一般のプロセッサ等であってもよい。本発明の実施例で開示された方法のステップによれば、ハードウェア復号プロセッサにより実行、完了し、又は復号プロセッサ中のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより実行、完了するように直接体現することができる。ソフトウェアモジュールは記憶媒体にあってもよく、該記憶媒体はメモリ702に位置し、プロセッサ701はメモリ702中の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
【0201】
例示的な実施例では、電子機器700は1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブル論理デバイス(PLD:Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、FPGA、共通プロセッサ、コントローラ、MCU、MPU、又は他の電子素子によって実現し、上記方法を実行するために用いることができる。
【0202】
本願の実施例はコンピュータプログラムを記憶するための記憶媒体をさらに提供する。
【0203】
選択的に、該記憶媒体は本願の実施例における第1端末機器に用いることができ、且つ該コンピュータプログラムはコンピュータに本願の実施例の各方法における対応するフローを実行させるものであり、説明を簡潔にするために、ここでは繰り返し説明しない。
【0204】
選択的に、該記憶媒体は本願の実施例におけるネットワーク機器に用いることができ、該コンピュータプログラムはコンピュータに本願の実施例の各方法における対応するフローを実行させるものであり、説明を簡潔にするために、ここでは繰り返し説明しない。
【0205】
本発明は本発明の実施例に係る方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明している。フローチャート及び/又はブロック図におけるそれぞれのフロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせはコンピュータプログラム命令によって実現できることを理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、機械を製造するために、共通コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサへ提供されてもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現する手段を創出する。
【0206】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置を特定の方式で動作させるように指導可能なコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、それによって該コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現する命令手段を含む製品を創出する。
【0207】
これらのコンピュータプログラム命令はコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置にロードすることにより、コンピュータ実行処理を生成するように、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置において一連の動作ステップを実行させるようにしてもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置において実行される命令はフローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0208】
以上は本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではなく、本発明の精神及び原則内において行われる任意の修正、同等の代替、改善等は、全て本発明の保護範囲に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8