(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-07
(45)【発行日】2023-08-16
(54)【発明の名称】ホック部開閉を有する衣類小物
(51)【国際特許分類】
A44B 11/25 20060101AFI20230808BHJP
A41D 27/00 20060101ALI20230808BHJP
【FI】
A44B11/25
A41D27/00 C
(21)【出願番号】P 2022107369
(22)【出願日】2022-06-14
【審査請求日】2022-07-19
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
(73)【特許権者】
【識別番号】303056645
【氏名又は名称】柴▲崎▼ 喜英子
(72)【発明者】
【氏名】柴崎 喜英子
【審査官】山尾 宗弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-230797(JP,A)
【文献】特開2000-157309(JP,A)
【文献】特開2001-149116(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44B 11/25
A41D 27/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1雄樹脂性ホックと、この第1雄樹脂性ホックに挿入されて固定される第2雌樹脂性ホックとから構成されるホック部開閉を有する衣類小物であって、第1雄樹脂性ホックは、指圧部(1)と、この指圧部(1)の左右側面から延びる延長部を介してそれぞれこの延長部の先端に羽根部(2a,2b)が設けられており、この左右の羽根部からそれぞれ内方に向けて延びてV字形とされたV字部分の結合部(4)と、この結合部(4)から前記指圧部(1)に向けて延びる硬線(5)とを備え、更に、前記硬線(5)と直交する連結軸(6)が前記指圧部(1)の下側に位置する接続リング(9)に取付けられており、この接続リング(9)の前記連結軸(6)が位置する部分の一部が切り欠かれており、前記硬線(5)と前記連結軸(6)とが連結されるとともに、前記第2雌樹脂性ホックは、前記第1雄樹脂性ホックの前記羽根部(2a,2b)が嵌り込んで係止されるふち辺(10a,10b)と、前記第1雄樹脂性ホックの結合部(4)が嵌り込んで係止される溝凹み(13)を備えていることを特徴とするホック部開閉を有する衣類小物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホック部開閉を有する小物に関し、特にホック内部に力点作用構造で機能的に仕組み一点指圧でホック開閉ができ、快適・最適に用いられる。
【背景技術】
【0002】
従来の開閉ホックは多種あり、同視形のホック合体でホック留まり、ホック開放は反動させることになる。
【0003】
小物ホック連結型では、ホックの小さな溝穴に、形状の異なる雄ホックの小さな突起物を差し込み連結させ、人差し指と親指でホックの対向面をはさみ込みひねり加圧して合体させホック留まり。又ホックの開放は、対向の指と指でホックをつかみ折り込みホックの溝から雄ホックを引き抜くことで、ホック開放になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のホックによれば、ホックの挿入口が、小さく差し込みにくいことが指摘されること。対向する指と指でホックをつかみひねり加圧してホックを留める。
ホック開放は、指と指で対向面のホックをつかみ折り込み、ホックの溝から抜くとホックの離脱になる一連の動作である。
【0005】
本発明は、ホック挿入口を大きくし、差し込み易くすると、ホック内で直結され合体すると留めホックになる。又、ホック指圧部を、指先一点指圧のつかみで加圧され引くとホック開放になる完結動作になることを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るホックは、第1雄樹脂性ホックと、この第1雄樹脂性ホックに挿入されて
固定される第2雌樹脂性ホックとから構成されるホック部開閉を有する衣類小物であって、第1雄樹脂性ホックは、指圧部(1)と、この指圧部(1)の左右側面から延びる延長部を介して、それぞれこの延長部の先端に羽根部2a,2bが設けられており、この左右の羽根部からそれぞれ内方に向けて延びてV字形とされたV字部分の結合部(4)と、この結合部4から指圧部(1)に向けて延びる硬線(5)とを備え、更に硬線5と直交する連結軸(6)が指圧部(1)の下側に位置する接続リング(9)に取付けられており、硬線(5)と連結軸(6)が位置する部分の一部が切り欠かれており、硬線5と連結軸6とが連結されるとともに、第2雌樹脂性ホックは、第1雄樹脂性ホックの羽根部が嵌り込んで係止されるふち辺(10a,10b)と、第1雄樹脂性ホックの結合部(4)が嵌り込んで係止される溝凹み(13)を備えていることを特徴とする留めホックになる。
ホック指圧部1の一点指圧の掴み、引くとホック開放になる
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明に係る第1雄ホックと第2雌ホックの連結した合体表平面図である。
【
図2】(A)第2雌ホック平面図である。 (B)第1雄ホック平面図である。
【
図3】(A)第2雌ホック測面図である。 (B)第1雄ホック側面図である。
【
図4】第1雄ホックと第2雌ホックの連結した側面透視図である。
図4における拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1ないし
図4は本発明に係るホック部開閉を有する実施例を示す。
図1において連結したホック全体の表平面図から
図2は指圧部1を指で加圧してホックを離脱した平面図と、
図3の側面図。
図3(B)において指圧部1はフレーム枠となり
硬線と連結軸6が可動すると接続リング内の可動域で上向きになる。
図4はホック連結内部構成を示す。連結軸6と硬線5がフレーム枠連動により面12b付設の溝13に
結合部4が嵌り、
羽根部2a,2bも、ふち辺10a,10bに引っ掛かり係止され、ホック留めになる。
【符号の説明】
【0009】
1 指圧部
2a,2b 羽根部
4 結合部
5 硬線
6 連結軸
9 接続リング
【要約】
【課題】小物連結型ホックでは、ホック部を差し込み易くして、連結するとホック合体で完結されて留めホックになる。ホック指圧部の一点指圧で掴み引くとホック開放になる仕組みのホックを提供する。
【解決手段】ホック部1から面5、線5と接合され、直進すると直角の支点(4,5)に延長する硬線4の先端と結合するV字形3の各の線3(a.b)と羽根線2(a,b)は直結して指圧部1とフレーム形成する。可動域枠8内の連動軸(6.7)は面5と直結構成する。
ホック内部でふち辺10(a.b)に、羽根2(a,b)が引っ掛かり部止まり、12bの溝凹み13に支点(4,5)がはまるとホック合体、完結されホック留めになる。
【選択図】
図1