(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-08
(45)【発行日】2023-08-17
(54)【発明の名称】乾燥皺防止の乾燥用トレー
(51)【国際特許分類】
A47J 43/20 20060101AFI20230809BHJP
F26B 25/06 20060101ALI20230809BHJP
A23L 3/40 20060101ALN20230809BHJP
【FI】
A47J43/20
F26B25/06 Z
A23L3/40 A
(21)【出願番号】P 2022045369
(22)【出願日】2022-03-22
【審査請求日】2022-03-22
(73)【特許権者】
【識別番号】506197576
【氏名又は名称】島田 康子
(72)【発明者】
【氏名】島田 正春
【審査官】西村 賢
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-131426(JP,A)
【文献】実開昭59-045045(JP,U)
【文献】特開2016-073363(JP,A)
【文献】実開平07-005385(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 42/00-44/02
F26B 1/00-25/22
A23L 3/36- 3/54
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状化させた食材を、3ミリ以下の薄い乾燥食材シートを製造する為のトレーであって、この乾燥トレーは底が平面で側面の両端が立ち上がったコの字型トレーと、このトレーの内側に敷かれる剥離シートと、前記コの字型トレーの立ち上がりのない両端に、皺防止の仕切り板が液状化させた食材に直接付着して乾燥されながら接着するように、前記剥離シートを前記コの字型トレーの内側から挟み込むように着脱可に取り付けられ箱状の型を形成するように、前記とトレーと、前記剥離シートと、前記乾燥時の皺防止の仕切り板がクリップで固定されていることを特徴とする乾燥皺防止の乾燥トレー。
【請求項2】
液状化させた食材を、3ミリ以下の薄い乾燥食材シートを製造する為のトレーであって、この乾燥トレーは底が平面で側面の両端が立ち上がったコの字型トレーと、このトレーの内側に敷かれる剥離シートと、前記コの字型トレーの立ち上がりのない両端に、皺防止の仕切り板が液状化させた食材に直接付着して乾燥されながら接着するように、前記剥離シートを前記コの字型トレーの内側から挟み込むように着脱可に取り付けられ箱状の型を形成するように、前記とトレーと、前記剥離シートと、前記乾燥時の皺防止の仕切り板が磁石で固定されていることを特徴とする乾燥皺防止の乾燥トレー。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の乾燥用トレーで、乾燥を促す為に乾燥用ヒーターをトレーの底部に設けた乾燥皺防止の乾燥用トレー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
従来、厚さ2ミリ以下の薄い乾燥野菜又は果物或いは、厚さ3ミリ以下の魚介類の乾燥食材シートを作る方法として、
図10や
図14のような底面が平で周囲を立ち上げて器状にしたトレーに剥離シート敷き、その上に野菜又は果実或いは魚介類を粉砕して液状化した原料を敷き詰めて乾燥させる方法があった。
その場合、野菜又は果実或いは魚介類を、一旦、液状化し乾燥させて製品にするため、原料が乾燥する際、縮による、反りや、曲がりが発生していた。
【0002】
その問題を解決するため、底が平面な金属又はプラスチック或いは陶器の板のコの字型トレー1と、コの字型トレー1の立ち上げがなされていない両端側に、製品の縮防止の為の、仕切り板3を着脱可能に装着して、四方が上方に立ち上がった箱状を形成するトレーにした。
【0003】
この、コの字型トレー1に装着した2枚の仕切り板3に、原料が乾燥工程で接着されることにより、製品6の両端が仕切り板3にて固定されて乾燥される。乾燥後、製品6に、接着した仕切り板3と、剥離シート2をコの字型トレー1から取り出し、その後、
図8のように剥離シート2を仕切り板の端から引き剥がすことにより、
図16のような作用により製品が割れることがなく剥離紙を引き剥がすことができる。最後に仕切り板3と製品6を切り離して仕上げる乾燥皺防止の乾燥用トレーである。原料とは野菜又は果実或いは魚介類を粉砕して液状化したものであり、製品とは野菜又は果実或いは魚介類の乾燥シートのことである。剥離シートとは製品をトレーから取り出しやすくするために、プラスチック又は紙に剥離機能を持たせたシートのことである。
【0004】
コの字型トレーとは、底面が平で側面の両端のみを上方に立ち上げた、コの字型のトレーのことである。
【0005】
図17は本発明の乾燥皺防止の乾燥用トレーの組立後の写真である。
【背景技術】
【0006】
従来、厚さ2ミリ以下の薄い乾燥野菜又は果物或いは厚さ3ミリ以下の魚介類の乾燥シートを作る方法として、野菜又は果物或いは魚介類を粉砕して液状化したあと
図10や
図15のような底面が平で周囲を立ち上げて箱状又は器状にしたトレーに剥離シート2敷き、その上に野菜又は果実或いは魚介類を液状化させ敷き詰めて乾燥させる方法があるが、乾燥による製品の縮や反りや曲がりが発生していた。
【0007】
特許文献1特開2017-131426の上部型着脱可能な乾燥用トレーのような乾燥用トレーがあるが、含水率80%を超える液状化した原料では剥離シートと上部型の間から液漏れすることがあった。
【0008】
更に、原料を乾燥させ、シートの製品にした状態で取り出すには上部型の形状に合わせて打ち抜くか、切り離さなければならなかった。
【0009】
特許文献2特開2016-198091の野菜又は果実の乾燥シートとその製造法にあるように、野菜又は果実を粉砕して液状化した後、乾燥して2ミリ以下の薄いシートを得るために剥離シート2を利用するが、器状トレー10や箱状トレー7の中に密着させて装着することが難しく、装着時間がかかるという課題があった。
【0010】
原料とは野菜又は果実或いは魚介類を粉砕して液状化した物のことであり、製品とは、その原料を2ミリ又は3ミリ以下の厚さに乾燥させたシートのことである。
【0011】
剥離シートとは製品をトレーから取り出しやすくするために、プラスチック又は紙に剥離機能を持たせたシートのことである。
【0012】
製品とは、野菜又は果実或いは魚介類の乾燥シートのことである。
【0013】
本発明は、トレーに剥離シートを装着する為の時間短縮と、液状化させた原料を乾燥させて製品にする時に、発生する縮や、その縮みによって引き起こされる製品の反りや、曲がりの変形を解決するためのものであり、
その解決策として、
図3のように、コの字型トレー1に剥離シート2を敷き、仕切り板3をコの字型のトレー1の内側の両端に1枚ずつ設置して、箱状のトレーを形成させた。その後、
図3や
図5のように、剥離シート2を、仕切り板3に向けて折り曲げて、包み込み液漏れを防止し、クリップ又はクリップの役目を果たす磁石で、着脱可能な方法で固定する乾燥皺防止の乾燥用トレーである。乾燥皺防止の乾燥用トレーを固定する方法は、コの字型トレー1と剥離シート2及び仕切り板3を簡単に着脱できればどの様な方法でも良い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【文献】特開2017-131426
【文献】特開2016-198091
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
特開2017-131426の上部型着脱可能な乾燥用トレーは原料の含水率が80%以上高いと上部型着脱可能な乾燥用トレーから原料の液漏れがしていた。
また、製品を上部型着脱可能な乾燥用トレーから取り出すとき上部型8の形に沿って製品を切り離す作業に時間がかかっていた。
【0016】
特開2017-131426の上部型着脱可能な乾燥用トレーから原料の液漏を防ぐようにする為には、乾燥トレーが複雑になり、その代金が高くなる課題もあった。又、上部型着脱可能な乾燥用トレーの構造が複雑になるため、洗浄に時間がかかる課題があった。
【0017】
図10のような箱状トレーに、剥離シートを敷き、原料を流し込み、含水率16%以下に乾燥させた場合、製品が乾燥の縮みで、反りや曲がりの変形が発生していた。
【0018】
特開2016-198091の野菜又は果実の乾燥シートを、剥離シートから引き剥がす方法は、割れやすい製品を、平たい場所に置いて固定したあと、製品から剥離シートを、引き剥がす方法が良い。しかし、剥離シートを使う製造工程で、剥離シートを乾燥用トレーに密着させて装着するのに時間がかかる事が課題になっていた。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記の課題を解決して、乾燥用トレーのコストダウンと、剥離シートの乾燥用トレー装着工程の短縮、原料の液漏れ防止、乾燥時の縮による反りや、曲がりの変形防止を可能にするため、請求項1に記載された通り、コの字型トレー1に着脱可能な2枚の仕切り板3をクリップ5又はクリップの役目を持たせた磁石4で固定することで解決した。
【0020】
原料の液漏れ防止の方法は、底面が平で、側面の両端を上方に立ち上げた、コの字型トレー1に、そのコの字型の内側を覆うように、剥離シート2を装着して、
図3のように、剥離シート2で、原料の液漏れが生じないように、仕切り板3の一部を覆うようにして、クリップ5又は磁石4で固定する。この時の剥離シート2の大きさは、コの字型トレー1の両端の高さより少し大きくし、コの字型トレー1の側面の長さより、仕切り板3を原料の液がもれない程度、包み込む事ができる大きさにすることが良い。また、仕切り板3の高さはコの字型トレー1の両端の高さと同じか少し大きめが好ましい。
【0021】
コの字型トレー1と、剥離シート2と、仕切り板3を固定する方法は、製造後、製品を取り出しやすくするため、着脱可能にしたほうが良い。そのため、コの字型トレー1と、剥離シートを仕切り板3で、クリップ5で挟み込んで固定するのが好ましい。固定用のクリップの代わりに
図3、
図4の磁石4の引力を利用してコの字型トレーの底と、仕切り板3を包み込んだ剥離シート2の両端上から磁石の引力で固定しても良い。クリップ5の個数や、磁石4の個数は両端2個ずつが好ましいが適宜その個数は設定して良い。又、仕切り板3自体を磁石にして、クリップを使わなくても良い。この字型トレー1と剥離シート2と仕切り板3は着脱可能な方法であれば、固定具はどの様な方法でも良い。
【発明の効果】
【0022】
従来の乾燥シートの食材を得るためのトレーは、
図10の7の箱状トレーや、
図15の皿状トレー10又は
図13のような、上部型着脱可能な乾燥用トレーであるが、剥離シート2が、箱状トレー7や、皿状トレー10と密着できない課題があり、乾燥が原因で、製品に反りや曲がりの変形が生じていた。そこで、コの字型トレー1に、着脱可能な2枚の仕切り板3を組み合わせた乾燥用トレーにすることにした。仕切り板3に製品の両端が接着され固定されながら乾燥されるため、乾燥工程の縮みによる反りや曲がりの変形を防ぐことができた。
【0023】
また、剥離シート2を、図面3のように、コの字型トレー1の上に剥離シート2と着脱可能な仕切り板3をトレーの両端にセットするが、その時、原料の液漏れがもれないように、
図3、
図5のように、剥離シート2の両端の一部で、仕切り板3の一部を包むようにして、乾燥皺防止の乾燥用トレーからの液漏れの課題を解決した。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図3】磁石で仕切り板を固定した乾燥皺防止の乾燥用トレーの組立完成図
【
図5】クリップで仕切り板を固定した乾燥皺防止の乾燥用トレーの組立完成図
【
図7】原料を乗せた状態の乾燥皺防止の乾燥用トレーの断面図
【
図9】乾燥後仕切り板と製品から剥離シートを引き剥がした図
【
図11】箱状トレーに投入した原料が乾燥前の断面図
【
図12】箱状トレーに投入した原料が乾燥後の断面図
【
図15】皿状トレーに剥離シートを載せ原料を乗せた断面図
【
図16】製品から剥離シート引き剥がす一例の断面図
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
【0026】
図1は乾燥皺防止の乾燥用トレーの分解図である。
コの字型トレー1に、そのコの字型の内側を覆い、且つ、立ち上がりのない方の両端に装着された、仕切り板3の一部を覆うことができる大きさの剥離シート2を装着して、続いて、
図2のように、仕切り板3をコの字型トレー1の両端に装着する。
【0027】
図3は、磁石4で仕切り板3を固定した、乾燥皺防止の乾燥用トレーの組立完成図である。剥離シート2で、仕切り板3の一部を覆い、トレー1と剥離シート2と、2枚の仕切り板3で、原料を流し込む事ができる箱状の型を形成させた後、磁石4でコの字型トレー1と、剥離シート2と、仕切り板3を固定する。
【0028】
図4は、クリップ5の代わりに磁石4を使って、コの字型トレー1と、剥離シート2と、仕切り板3を固定させた乾燥皺防止の乾燥用トレーの断面図である。
【0029】
図5は、コの字型トレー1と、剥離シート2と、仕切り板3をクリップ5で固定した乾燥皺防止の乾燥用トレーの組立完成図である。
【0030】
図6は剥離シートを装着していない状態の乾燥皺防止の乾燥用トレーの平面図ある。
【0031】
図7は、原料を乗せた状態の乾燥皺防止の乾燥用トレーを側面から見た断面図で、コの字型トレーと、剥離シート2と、仕切り板3を磁石4で固定したものである。
【0032】
図8は、乾燥後、製品を乾燥皺防止の乾燥用トレーから取り出した後、上下反転させた状態図である。この状態で、剥離シート2を製品6から引き剥がすことにより、製品の割れを防ぐ事ができる。
【0033】
図9は、仕切り板3と製品6から剥離シート2引き剥がした図である。
剥離シート2を、製品から引き剥がす場合、剥離シート2は仕切り板3に接着していないので、仕切り板3と製品6を簡単にはがせる。
その後、製品6から両端の仕切り板3を切り離して製品とする。
【0034】
図10は、箱状トレー7に剥離シート2を装着する工程図である。
【0035】
図11は、箱状トレー7に剥離シートを装着して、原料を流し込んだ乾燥前の状態の断面図
【0036】
図12は、箱状トレーに剥離シートを固定させず装着させ乾燥させた時、製品の縮みで、皺や反り、曲がりができた状態の断面図
【0037】
【0038】
【0039】
図15は、皿状トレーに剥離シートを載せ原料を乗せた断面図
【0040】
図16は、製品から剥離シート引き剥がす一例の断面図で、現状は製品の面端から引き剥がすと製品が割るので
図16のように引き剥がしている。
【0041】
図17は、乾燥皺防止の乾燥用トレーの組立完成写真で、コの字型トレー1と剥離シート2と仕切り板3をクリップ5で固定した写真。この時、剥離シートの両端が仕切り板の一部を覆うようにして、液状化した原料の液漏れを防ぐようにしている。
【0042】
原料の液漏れを防ぐ方法として、剥離シート2が仕切り板3を完全に包み込まなくても両端が上方に曲がった状態でも良いが、仕切り板3の一部を包み込んでクリップ5か磁石4で固定するのが好ましい。
【0043】
仕切り板3の形状は、四角な形状かL字型の形状が好ましいが、本発明の機能を達成できるものであればどの様な形状でも良い。
【0044】
コの字型トレー1は、コの字型の一体型が好ましいが、平面な板と両端にL字型の板でコの字型を形成して分解できる型にしても良い。
【0045】
また、平面の板の片側のみ立ち上がったL字型の板に、分解可能なL字型をつけてコの字型を形成させたトレーでも良い。
【0046】
コの字型のトレーの底部に、加熱ヒーターを取り付けて、乾燥時間を短縮させる加熱ヒーター付き乾燥皺防止の乾燥用トレーにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0047】
現在、農産物の規格外品の廃棄や、出来すぎて市場価格が安くなり出荷コストが回収できずに廃棄されている現状がある。また、魚介類においては、2級品の利用や付加価値の高い製品を開発する際、魚介類は保存が難しく、現状を打破した製品の開発に限度があった。その解決策として、特開2016-198091の野菜又は果実の乾燥シートとその製造方法や特開2017-163901の魚介類の乾燥シートとその製造方法が有効である。
【0048】
しかし、その製造方法で乾燥野菜又は果物或いは魚介類のシートが3ミリ以下の厚さから、更に、薄い厚さになるほど、原料から乾燥させて製品にする過程で、乾燥の縮による反りや、曲がりの変形が出ていた。
【0049】
本発明は、野菜又は果実シート或いは魚介類の乾燥シートの製造工程の乾燥による縮や反り、曲がりなどの製品の変形を極力抑える為、製品を仕切り板3で固定させながら乾燥させることにより、乾燥時発生する製品の縮みを抑えて、反りや曲がない製品を作るための、乾燥皺防止の乾燥用トレーである。更に、乾燥皺防止の乾燥用トレーの構造が簡単になったため、乾燥皺防止の乾燥用トレーを安価で調達でき、使用後の洗浄も簡単になり、且つ、乾燥皺防止の乾燥用トレーから製品を取り出す工程も効率的になった。
【0050】
本発明は、乾燥野菜又は果実或いは魚介類のシートの製造に利用できるだけでなく、乾燥により壊れやすい食品の食材シートを製造するときに利用できる。
【0051】
更に、本発明は安価で簡易な乾燥皺防止の乾燥用トレーを開発したことにより家庭用乾燥機を使って簡単に乾燥野菜又は果実或いは魚介類のシートを手軽に作ることができるようになった。
【0052】
更に、一般家庭で、少量の乾燥野菜又は果実或いは魚介類のシートを得たい場合は、本発明の乾燥皺防止の乾燥用トレーのコの字型のトレー1の底部に加熱ヒーターを取り付けた乾燥皺防止の乾燥用トレーにすることにより、少量であれば乾燥機を必要としない、乾燥野菜又は果実或いは魚介類のシートを作ることも可能になった。
【0053】
原料とは、野菜或いは果実又は魚介類を粉砕して液状化した物のことであり、製品とは、その原料を2ミリ又は3ミリ以下の厚さに乾燥させたシートのことである。
【0054】
剥離シートとは製品をトレーから取り出しやすくするために、プラスチック又は紙に剥離機能を持たせたシートのことである。
【0055】
製品とは、野菜又は果実或いは魚介類の乾燥シートのことである。
【符号の説明】
【0056】
1 コの字型トレー
2 剥離シート
3 仕切り板
4 磁石
5 クリップ
6 原料
7 箱状トレー
8 上部型
9 下部トレー
10 皿状トレー断面
11 皿状トレーで乾燥させた原料
【要約】 (修正有)
【課題】野菜又は果実或いは魚介類を、粉砕して液状化してから乾燥させ、乾燥食材シートを得る場合3ミリ以下の厚さの製品にする乾燥工程での、乾燥用トレーのコストダウン、剥離シートの乾燥用トレー装着工程の短縮、原料の液漏れ防止、乾燥時の縮による反りや、曲がりの変形防止を可能にする。
【解決手段】平らな板の側面の両端を立ち上げたコの字型トレー1に、剥離シート2をコの字型の内側を覆うように載せ、コの字型トレーの立ち上りのない方の両端に、2枚の着脱可能な仕切り板3をのせ、原料の液漏れを防ぐため、仕切り板の一部を剥離シートで覆うように固定させ、仕切り板に液状の原料が接着して乾燥させることで、製品の両端に仕切り板が接着して引き合うことで製品の縮みと、原料の液漏れを解消する。
【選択図】
図1