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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-09
(45)【発行日】2023-08-18
(54)【発明の名称】照明方法及び照明装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   G01N 21/84 20060101AFI20230810BHJP
   G01N 21/01 20060101ALI20230810BHJP
   G01N 21/956 20060101ALI20230810BHJP
   H01L 21/66 20060101ALI20230810BHJP
【FI】
G01N21/84 E
G01N21/01 D
G01N21/956 A
H01L21/66 J
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2019115677
(22)【出願日】2019-06-21
(65)【公開番号】P2021001806
(43)【公開日】2021-01-07
【審査請求日】2022-03-23
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000115902
【氏名又は名称】レーザーテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】石渡 研志
(72)【発明者】
【氏名】楠瀬 治彦
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 直
【審査官】井上 徹
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-149996(JP,A)
【文献】特開2011-150967(JP,A)
【文献】特表2018-531478(JP,A)
【文献】特開2011-40366(JP,A)
【文献】特開2016-189741(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 21/00-G01N 21/01
G01N 21/17-G01N 21/61
G01N 21/84-G01N 21/958
H01L 21/64-H01L 21/66
F21S 2/00
F21S 8/00
F21V 1/00-F21V 8/00
H01L 33/00-H01L 33/64
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
Nを4以上の偶数とし、Mを1とした場合に、(M×N)個の単色光の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、
前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、aを2以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで前記光源のペアを形成するペア形成ステップと、
基板上に一方向に並んだN個の前記光源の配置位置に、ペア毎に前記光源を並べて配置する際に、所定のペアを、前記一方向における一端側に配置し、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアを、前記一方向における他端側に配置するペア配置ステップと、
前記基板上に配置された前記N個の光源を用いて照明するステップと、
を備え、
前記ペア配置ステップは、
配置前のペアのうち、最も前の順序の最前ペアを、空いている前記配置位置の前記一方向における最も一端側に配置し、前記最前ペアよりも1つ後ろの順序のペアを、空いている前記配置位置の前記一方向における最も他端側に配置すること、を含む周配置を前記第(M×N/2)ペアが配置されるまで繰り返す、
照明方法。
【請求項2】
Nを6以上の偶数とし、Mを2とした場合に、(M×N)個の単色光の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、
前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、第2の光源と第(M×N-1)の光源とを第2ペアとし、aを3以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで前記光源のペアを形成するペア形成ステップと、
第1基板及び第2基板における各基板上に一方向に並んだN個の前記光源の配置位置に、ペア毎に前記光源を並べて配置する際に、所定のペアを、前記一方向における一端側に配置し、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアを、前記一方向における他端側に配置するペア配置ステップと、
前記各基板上に配置された前記N個の光源を用いて照明するステップと、
を備え、
前記ペア配置ステップは、
配置前のペアのうち、最も前の順序の最前ペア及び前記最前ペアよりも1つ後ろの順序のペアを、それぞれ、前記第1基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も一端側及び前記第2基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も一端側に配置すること、及び、前記最前ペアよりも2つ後ろの順序のペア及び前記最前ペアよりも3つ後ろの順序のペアを、それぞれ、前記第2基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も他端側及び前記第1基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も他端側に配置すること、を含む周配置を前記第(M×N/2)ペアが配置されるまで繰り返す、
照明方法。
【請求項3】
Nを6以上の偶数とし、Mを3以上の整数とした場合に、(M×N)個の単色光の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、
前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、第2の光源と第(M×N-1)の光源とを第2ペアとし、aを3以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで前記光源のペアを形成するペア形成ステップと、
第1基板から第M基板までのM個の各基板上に一方向に並んだN個の前記光源の配置位置に、ペア毎に前記光源を並べて配置する際に、所定のペアを、前記一方向における一端側に配置し、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアを、前記一方向における他端側に配置するペア配置ステップと、
前記各基板上に配置された前記N個の光源を用いて照明するステップと、
を備え、
前記ペア配置ステップは、
配置前のペアのうち、最も前の順序の最前ペアから、前記最前ペアよりM番目の順序のペアまでのM個のペアを、それぞれ、前記第1基板から前記第M基板までの前記基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も一端側に配置すること、及び、前記最前ペアより(M+1)番目の順序のペアから、前記最前ペアより(2M)番目の順序のペアまでのM個のペアを、それぞれ、前記第M基板から前記第1基板までの前記基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も他端側に配置すること、を含む周配置を前記第(M×N/2)ペアが配置されるまで繰り返す、
照明方法。
【請求項4】
前記波長順位付けステップの前に、前記(M×N)個の光源を、各光源が生成する光の光量の順に、前記第1の光源から前記第(M×N)の光源まで順位付けする光量順位付けステップをさらに備え、
前記波長順位づけステップにおいて、同じ波長の複数の光源は、前記光量により順位付けする、
請求項1から3のいずれか1項に記載の照明方法。
【請求項5】
Nを4以上の偶数とし、Mを1とした場合に、(M×N)個の単色光の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、
前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、aを2以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで前記光源のペアを形成するペア形成ステップと、
基板上に一方向に並んだN個の前記光源の配置位置に、ペア毎に前記光源を並べて配置する際に、所定のペアを、前記一方向における一端側に配置し、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアを、前記一方向における他端側に配置するペア配置ステップと、
を備え、
前記ペア配置ステップは、
配置前のペアのうち、最も前の順序の最前ペアを、空いている前記配置位置の前記一方向における最も一端側に配置し、前記最前ペアよりも1つ後ろの順序のペアを、空いている前記配置位置の前記一方向における最も他端側に配置すること、を含む周配置を前記第(M×N/2)ペアが配置されるまで繰り返す、
照明装置の製造方法。
【請求項6】
Nを6以上の偶数とし、Mを2とした場合に、(M×N)個の単色光の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、
前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、第2の光源と第(M×N-1)の光源とを第2ペアとし、aを3以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで前記光源のペアを形成するペア形成ステップと、
第1基板及び第2基板における各基板上に一方向に並んだN個の前記光源の配置位置に、ペア毎に前記光源を並べて配置する際に、所定のペアを、前記一方向における一端側に配置し、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアを、前記一方向における他端側に配置するペア配置ステップと、
を備え、
前記ペア配置ステップは、
配置前のペアのうち、最も前の順序の最前ペア及び前記最前ペアよりも1つ後ろの順序のペアを、それぞれ、前記第1基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も一端側及び前記第2基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も一端側に配置すること、及び、前記最前ペアよりも2つ後ろの順序のペア及び前記最前ペアよりも3つ後ろの順序のペアを、それぞれ、前記第2基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も他端側及び前記第1基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も他端側に配置すること、を含む周配置を前記第(M×N/2)ペアが配置されるまで繰り返す、
照明装置の製造方法。
【請求項7】
Nを6以上の偶数とし、Mを3以上の整数とした場合に、(M×N)個の単色光の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、
前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、第2の光源と第(M×N-1)の光源とを第2ペアとし、aを3以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで前記光源のペアを形成するペア形成ステップと、
第1基板から第M基板までのM個の各基板上に一方向に並んだN個の前記光源の配置位置に、ペア毎に前記光源を並べて配置する際に、所定のペアを、前記一方向における一端側に配置し、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアを、前記一方向における他端側に配置するペア配置ステップと、
を備え、
前記ペア配置ステップは、
配置前のペアのうち、最も前の順序の最前ペアから、前記最前ペアよりM番目の順序のペアまでのM個のペアを、それぞれ、前記第1基板から前記第M基板までの前記基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も一端側に配置すること、及び、前記最前ペアより(M+1)番目の順序のペアから、前記最前ペアより(2M)番目の順序のペアまでのM個のペアを、それぞれ、前記第M基板から前記第1基板までの前記基板において空いている前記配置位置の前記一方向における最も他端側に配置すること、を含む周配置を前記第(M×N/2)ペアが配置されるまで繰り返す、
照明装置の製造方法。
【請求項8】
前記(M×N)個の光源は、各光源が生成する光の光量の順に、第1から第(M×N)まで順序付けされており、
前記(M×N)個の光源において、同じ波長の複数の光源は、前記光量により順位付けされた、
請求項5~7のいずれか1項に記載の照明装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明方法、照明装置及び検査装置に関するものであり、例えば、半導体ウェハのマクロ検査及び分光撮像検査における照明方法、照明装置及び検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
単色光LEDを一方向にライン状に複数個並べたライン型照明装置及びライン型照明装置を用いた検査装置が知られている。ライン型照明装置では、用いる複数個の単色光LEDを、その単色光LEDが生成する光の波長によって選別し、ライン型照明装置の照明光の波長を均一化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2013-161909号公報
【文献】特表2014-513399号公報
【文献】特表2001-518208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ライン型照明装置を用いた検査装置では、照明光の波長の僅かな差(1nm以下)が検出誤差及び複数の装置間の感度差(マッチング誤差)を生じさせ、検査の課題となっている。ライン型照明装置に用いる単色光LEDを、生成される光の波長によって選別しても、±1nm以下の範囲の選別は、単色光LEDの生産数が限られているため、現実的には行えない。
【0005】
本発明の目的は、このような問題を解決するためになされたものであり、ライン型照明装置及び検査装置等における照明光の波長の均一化を向上させることができる照明方法、照明装置及び検査装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る照明方法は、Nを4以上の偶数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(M×N)個の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、aを2以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで前記光源のペアを形成するペア形成ステップと、基板上に一方向に並んだN個の前記光源の配置位置に、ペア毎に前記光源を並べて配置する際に、所定のペアを、前記一方向における一端側に配置し、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアを、前記一方向における他端側に配置するペア配置ステップと、前記基板上に配置された前記N個の光源を用いて照明するステップと、を備える。
【0007】
また、本発明に係る照明方法は、Nを6以上の偶数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(M×N)個の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、第2の光源と第(M×N-1)の光源とを第2ペアとし、aを3以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで、前記光源のペアを形成するペア形成ステップと、基板上に一方向に並んだN個の前記光源の配置位置に、ペア毎に前記光源を並べて配置する際に、所定のペアを、前記一方向における一端側に配置し、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアを、前記一方向における他端側に配置し、前記一端側のペアと前記他端側のペアとの間における前記一端側に、前記他端側のペアよりも後ろの順序のペアを配置するペア配置ステップと、前記基板上に配置された前記N個の光源を用いて照明するステップと、を備える。
【0008】
さらに、本発明に係る照明方法は、E及びGを2以上の整数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(E×G×M)個の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(E×G×M)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、順位付けされた前記(E×G×M)個の光源を、(G×M)個のグループにグループ分けする際に、各グループに対して、前記第1の光源から波長の順で1個ずつ各グループに配分することをE回続けることにより、各グループがE個の光源を含む第1グループから最も後ろの順序の第(G×M)グループまでの(G×M)個のグループを形成するグループ形成ステップと、基板上に一方向に並んだ(E×G)個の前記光源の配置位置に、グループ毎に前記光源を並べて配置する際に、前記各グループにおいて、前記一方向における一端側から他端側に前記波長の順に前記光源を配置するグループ配置ステップと、前記基板上に配置された前記(E×G)個の光源を用いて照明するステップと、を備える。
【0009】
本発明に係る照明装置は、基板上に一方向に並んだ複数の光源を備え、前記複数の光源は、Nを4以上の偶数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(M×N)個の光源のうちのN個の光源を含み、前記(M×N)個の光源は、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けされており、前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、aを2以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記(M×N)個の光源を用いて、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで、(M×N/2)個のペアが形成されており、前記(M×N/2)個のペアのうち、(N/2)個の前記ペアにおける前記N個の前記光源は、前記基板上に一方向に並んだ前記N個の光源の配置位置に、ペア毎に並べて配置され、所定のペアは、前記一方向における一端側に配置され、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアは、前記一方向における他端側に配置されている。
【0010】
また、本発明に係る照明装置は、基板上に一方向に並んだ複数の光源を備え、前記複数の光源は、Nを6以上の偶数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(M×N)個の光源のうちのN個の光源を含み、前記(M×N)個の光源は、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けされており、前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、第2の光源と第(M×N-1)の光源とを第2ペアとし、aを3以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記(M×N)個の光源を用いて、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで、(M×N/2)個のペアが形成されており、前記(M×N/2)個のペアのうち、(N/2)個の前記ペアにおける前記N個の前記光源は、前記基板上に一方向に並んだ前記N個の光源の配置位置に、ペア毎に並べて配置され、所定のペアは、前記一方向における一端側に配置され、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアは、前記一方向における他端側に配置され、前記他端側のペアよりも後ろの順序のペアは、前記一端側のペアと前記他端側のペアとの間の前記一端側に配置されている。
【0011】
さらに、本発明に係る照明装置は、基板上に一方向に並んだ複数の光源を備え、前記複数の光源は、E及びGを2以上の整数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(E×G×M)個の光源のうちの(E×G)個の光源を含み、前記(E×G×M)個の光源は、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(E×G×M)の光源まで順位付けされており、順位づけされた前記(E×G×M)個の光源は、(G×M)個のグループにグループ分けされ、前記(G×M)個のグループは、前記第1の光源から波長の順で1個ずつ配分されることをE回続けられることにより、各グループがE個の光源を含む第1グループから第1(G×M)グループまでの前記(G×M)個のグループに形成されており、前記(G×M)個の各グループのうち、G個の前記グループの(E×G)個の前記光源は、前記基板上に一方向に並んだ前記(E×G)個の光源の配置位置に、グループ毎に並べて配置され、前記各グループにおいて、前記一方向における一端側から他端側に波長の高い順に前記光源が配置されている。
【0012】
また、本発明に係る検査装置は、上記照明装置と、前記照明装置における複数の光源により生成された光を含む照明光が検査対象で反射した反射光を結像する結像レンズと、前記結像レンズで結像された前記反射光を受光する受光センサと、を備える。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、照明光の波長の均一化を向上させることができる照明方法、照明装置及び検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】実施形態1に係る照明装置において、複数の光源の配置を例示した平面図である。
図2】実施形態1に係る照明装置の製造方法を例示したフローチャート図である。
図3】実施形態1に係る照明装置において、複数の光源の波長及び光量の順位付け、並びに、ペアの形成を例示した図である。
図4】実施形態1に係る照明装置を用いた照明方法を例示したフローチャート図である。
図5】実施形態2に係る検査装置を例示した図である。
図6】実施形態2に係る検査装置において、照明装置の光源から生成された照明光及び検査対象によって反射した反射光を例示した図である。
図7】実施形態2に係る検査装置において、光源の範囲が異なる場合の照明光及び反射光を例示した図である。
図8】実施形態2に係る検査装置において、照明装置に用いる各光源のピーク波長及び放射束を例示したグラフであり、横軸は、各光源のピーク波長を示し、縦軸は、各光源の放射束を示す。
図9】実施形態2に係る検査装置において、照明装置に用いる各光源のピーク波長の分布を例示したヒストグラムであり、横軸はピーク波長の測定値を示し、縦軸は、光源の個数を示す。
図10】実施形態2に係る検査装置において、照明装置に用いる各光源の放射束の分布を例示したヒストグラムであり、横軸は放射束の測定値を示し、縦軸は、光源の個数を示す。
図11】ランダムな光源の配置から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置に代えた場合の波長分布の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、ピーク波長を示す。
図12】ランダムな光源の配置から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置に代えた場合に、波長分布の6個移動平均の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、結像レンズの開口数に入る光を生成する6個の光源毎における波長の平均を示す。
図13】ランダムな光源の配置から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置に代えた場合に、波長分布の6個移動平均における差分の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、結像レンズの開口数に入る光を生成する6個の光源毎における波長の平均の差分を示す。
図14】ランダムな光源の配置から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置に代えた場合の放射束分布の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、放射束を示す。
図15】ランダムな光源の配置から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置に代えた場合に、放射束分布の6個移動平均の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、結像レンズの開口数に入る光を生成する6個の光源毎における放射束の平均を示す。
図16】ランダムな光源の配置から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置に代えた場合に、放射束分布の6個移動平均における差分の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、結像レンズの開口数に入る光を生成する6個の光源毎における放射束の平均の差分を示す。
図17】ランダムな光源の配置から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置に代えた場合の波長分布の改善を例示したグラフであり、複数の光源を16のセグメントに分割した場合の各セグメントから生成された照明光の波長分布を示し、各グラフの横軸は、照明光の波長を示し、縦軸は、照明光の強度を示す。
図18】実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置の場合の波長ピークを例示したグラフであり、複数の光源を16のセグメントに分割した場合の各セグメントから生成された照明光の波長ピークを示し、横軸は、各セグメントを示し、縦軸は、ピーク波長を示す。
図19】実施形態3係る照明装置に用いる各光源のピーク波長の分布を例示したヒストグラムであり、横軸はピーク波長の測定値を示し、縦軸は、光源の個数を示す。
図20】実施形態3に係る照明装置において、複数の光源の配置を例示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本実施形態の具体的構成について図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施の形態を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施の形態に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものは実質的に同様の内容を示している。また、図面が煩雑になるのを防ぐとともに、図中に示した光路を明確にするために、一部のハッチングを省略している。
【0016】
(実施形態1)
<照明装置の概要>
実施形態1に係る照明装置を説明する。図1は、実施形態1に係る照明装置において、複数の光源の配置を例示した平面図である。
【0017】
図1に示すように、照明装置IL1は、複数の光源LSを備えている。複数の光源LSは、例えば、単色光LED(Light Emitting Diode)である。複数の光源LSは、基板SU上に一方向に並んで配置されている。図1において、図が煩雑にならないように、複数の光源LSのうち、いくつかの光源LSにのみ符号を付し、いくつかの光源LSの符号を省略している。また、図1には、2台の照明装置IL1及びIL2における複数の光源LSを示している。
【0018】
ここで、照明装置IL1及びIL2の説明の便宜のために、XYZ直交座標軸系を導入する。基板SUの上面において、複数の光源LSが並ぶ一方向をX軸方向とし、X軸方向に直交する方向をY軸方向とする。X軸方向及びY軸方向に直交する方向をZ軸方向とする。X軸方向における-X軸方向側を一端側といい、+X軸方向側を他端側という。なお、+X軸方向側を一端側とし、-X軸方向側を他端側としてもよい。
【0019】
照明装置IL1及びIL2は、2個の光源LSを含むペアPAを複数有している。ペアPAも前述と同様に、いくつかのペアPAのみ符号を付している。図1において、ペアPAの符号を[]で示し、光源LSのナンバーを光源LS上に示す。
【0020】
<ペア形成方法及び照明装置の製造方法>
ここで、照明装置IL1及びIL2における複数のペアPAの形成方法及び照明装置の製造方法を説明する。図2は、実施形態1に係る照明装置の製造方法を例示したフローチャート図である。図3は、実施形態1に係る照明装置において、複数の光源の波長及び光量の順位付け、並びに、ペアの形成を例示した図である。
【0021】
図2に示すように、照明装置IL1の製造方法は、複数の光源LSを準備する光源準備ステップ(ステップS11)と、複数の光源LSを光量の順に順位付けする光量順位付けステップ(ステップS12)と、複数の光源LSを波長の順に順位付けする波長順位付けステップ(ステップS13)と、光源LSのペアPAを形成するペア形成ステップ(ステップS14)と、光源LSのペアPAを配置するペア配置ステップ(ステップS15)と、を備えている。
【0022】
1台の照明装置にN個の光源LSを使用する照明装置を2台製造する場合を例として、説明する。なお、1台の照明装置にN個の光源LSを使用する照明装置を、M台製造する場合に拡張してもよい。ここで、Mは3以上である。なお、Mは1でもよい。
【0023】
まず、ステップS11(光源準備ステップ)に示すように、可能な範囲(例えば、±1[nm])で波長選別した光源を(2×N)個(照明装置2台分)用意する。なお、照明装置をM台製造する場合には、(M×N)個用意する。
【0024】
次に、ステップS12(光量順位付けステップ)に示すように、各光源LSが生成する光の光量の測定を行い、各光源LSが生成する光の光量の順に、第1から第(2×N)まで各光源LSを順位付けする。例えば、測定した各光源LSを光量順にソートする。なお、照明装置をM台製造する場合には、Nを6以上の偶数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(M×N)個の光源を、各光源が生成する光の光量の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順序付けする。光の光量を、光のパワー、または、光の放射束という場合もある。光の光量の単位は、例えば、[mW]である。
【0025】
次に、ステップS13(波長順位付けステップ)に示すように、各光源LSが生成する光の波長の測定を行い、各光源LSが生成する光の波長順に、第1から第(2×N)まで各光源LSを順位付けする。
【0026】
図3に示すように、例えば、測定した各光源LSをピーク波長順にソートし、各光源LSをナンバリングする。この際に、ステップS12で行った光量順ではなくなるが、光量順にソートした影響が残る。すなわち、同じ波長の複数の光源LSは、光量により順位付けされる。なお、照明装置をM台製造する場合には、Nを6以上の偶数とし、Mを1以上の整数とした場合に、M×N個の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする。
【0027】
次に、ステップS14(ペア形成ステップ)に示すように、2個の光源LSを含むペアPAを複数形成する。図3に示すように、例えば、(2×N)個の光源LSを用いて、第1ペアPA1から第NペアPANまでN個のペアPAを形成する。ペアPAを形成する際には、順位付けした第1の光源LSと第(2×N)の光源とを第1ペアPA1とし、第2の光源LSと第(2×N-1)の光源とを第2ペアPA2とし、aを3以上(2×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(2×N-a+1)の光源とを第aペアとする。このようにして、第1ペアPA1から最も後ろの順序の第(2×N/2)ペアPANまで、ペアPAを形成する。これにより、各ペアPAの波長の平均は、略均一となる。また、各ペアPAの光量の平均も一定値に近づく。
【0028】
なお、照明装置をM台製造する場合には、第1の光源と第(M×N)の光源とを第1ペアPA1とし、第2の光源と第(M×N-1)の光源とを第2ペアPA2とし、aを3以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、第1ペアPA1から最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで、光源LSのペアPAを形成する。
【0029】
次に、ステップ15(ペア配置ステップ)に示すように、各ペアPAを基板SU上に配置する。具体的には、基板SU上にX軸方向に並んだN個の光源LSの配置位置に、ペアPA毎に光源LSを並べて配置する。ペアPA毎に光源LSを並べて配置する際には、各ペアPAの光源LSが隣り合うように光源LSの配置位置に配置する。また、ペアPA毎に光源LSを並べて配置する際には、各ペアPAの低波長側の光源LSを一端側に、各ペアPAの高波長側の光源LSを他端側に配置する。なお、各ペアの高波長側の光源LSを一端側に、各ペアの低波長側の光源LSを他端側に配置してもよい。
【0030】
また、図1に示すように、第1ペアPA1から順に第NペアPANまで照明装置IL1の基板SU及び照明装置IL2の基板SUに配置する。まず、第1ペアPA1は、照明装置IL1の基板SUにおいて空いている光源配置位置の最も一端側に配置する。次に、第2ペアPA2は、照明装置IL2の基板SUにおいて空いている光源配置位置の最も一端側に配置する。次に、第3ペアPA3は、照明装置IL2の基板SUにおいて空いている光源配置位置の最も他端側に配置する。次に、第4ペアは、照明装置IL1の基板SUにおいて空いている光源配置位置の最も他端側に配置する。第1ペアPA1から第4ペアPA4までの配置を1周目の配置という。
【0031】
次に、第5ペアPA5は、照明装置IL1の基板SUにおいて空いている光源配置位置の最も一端側に配置する。次に、第6ペアPA6は、照明装置IL2の基板SUにおいて空いている光源配置位置の最も一端側に配置する。次に、第7ペアPA7は、照明装置IL2の基板SUにおいて空いている光源配置位置の最も他端側に配置する。次に、第8ペアPA8は、照明装置IL1の基板SUにおいて空いている光源配置位置の最も他端側に配置する。第5ペアPA5から第8ペアPA8までの配置を2周目の配置という。
【0032】
以下、同様にして、第9ペアPA9から第12ペアPA12までの配置を3周目の配置とし(図示せず)、第Nペアまで続ける。このように、本実施形態では、光源LSのペアPA1~ペアPANを、照明装置IL1及びIL2に対して、一端及び他端から中央部に向かって渦巻き状に配置する。
【0033】
具体的には、照明装置IL1の一方向における一端に第1ペアPA1を配置し、一方向における他端に第4ペアPA4を配置する。第1ペアPA1の他端側に第5ペアPA5を配置し、第4ペアPA4の一端側に第8ペアPA8を配置する。照明装置をM台製造する場合には、照明装置IL1の一方向における一端に第1ペアPA1を配置し、一方向における他端に第(2×M)ペアを配置する。第1ペアの他端側に第(2×M+1)ペアを配置し、第(2×M)ペアの一端側に第(4×M)ペアを配置する。
【0034】
すなわち、基板SU上に一方向に並んだN個の光源LSの配置位置に、ペアPA毎に光源LSを並べて配置する際に、所定のペアPAを、一方向における一端側に配置し、所定のペアPAよりも後ろの順序のペアPAを、一方向における他端側に配置し、一端側のペアPAと他端側のペアPAとの間における一端側に、他端側のペアPAよりも後ろの順序のペアPAを配置する。このようにして、光源LSのペアPAを配置することにより、各照明装置IL1及びIL2における光源LSの波長特性を左右対称に近づけることができ、かつ、照明装置IL1と照明装置IL2の波長特性をマッチングさせることができる。
【0035】
本実施形態の製造方法により製造された照明装置IL1は、基板SU上に一方向に並んだ複数の光源LSを備えている。複数の光源LSは、Nを6以上の偶数とした場合に、(2×N)個の光源LSのうちのN個の光源LSを含んでいる。(2×N)個の光源LSは、各光源LSが生成する光の光量の順に、第1から第(2×N)まで順位付けされている。また、(2×N)個の光源LSは、各光源LSが生成する光の波長の順に、第1から第(2×N)まで順位付けされている。よって、(2×N)個の光源LSにおいて、同じ波長の複数の光源LSは、光量により順位付けされている。
【0036】
また、第1の光源LSと第(2×N)の光源LSとを第1ペアPA1とし、第2の光源LSと第(2×N-1)の光源LSとを第2ペアPA2とし、aを3以上(2×N/2)以下の整数として、第aの光源LSと第(2×N-a+1)の光源LSとを第aペアとすることにより、(2×N)個の光源LSを用いて、第1ペアPAから最も後ろの順序の第(2×N/2)ペアまで、(2×N/2)個のペアPAが形成されている。
【0037】
そして、(2×N/2)個のペアPAのうち、(N/2)個のペアPAに含まれたN個の光源LSは、基板SU上に一方向に並んだN個の配置位置に、ペアPA毎に並べて配置されている。そのうち、所定のペアPAは、一方向における一端側に配置され、所定のペアPAよりも後ろの順序のペアPAは、一方向における他端側に配置されている。一端側のペアPAと他端側のペアPAとの間における一端側に、他端側のペアPAよりも後ろの順序のペアPAは配置されている。
【0038】
各ペアPAにおいて、低波長側の光源LSは、一端側に、高波長側の光源LSは、他端側に配置されている。なお、各ペアPAにおいて、高波長側の光源LSは、一端側に、低波長側の光源LSは、他端側に配置されてもよい。
【0039】
照明装置がM台製造される場合には、複数の光源LSは、Nを6以上の偶数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(M×N)個の光源LSのうちのN個の光源LSを含んでいる。(M×N)個の光源LSは、各光源LSが生成する光の波長の順に、第1の光源LSから第(M×N)の光源LSまで順位付けされている。そして、第1の光源LSと第(M×N)の光源LSとを第1ペアPA1とし、第2の光源LSと第(M×N-1)の光源LSとを第2ペアPA2とし、aを3以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源LSと第(M×N-a+1)の光源LSとを第aペアとすることにより、(M×N)個の光源を用いて、第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで、(M×N/2)個のペアが形成されている。
【0040】
そして、(M×N/2)個のペアPAのうち、(N/2)個のペアPAに含まれたN個の光源LSは、基板SU上に一方向に並んだN個の配置位置に、ペアPA毎に並べて配置されている。そのうち、所定のペアPAは、一方向における一端側に配置され、所定のペアPAよりも後ろの順序のペアPAは、一方向における他端側に配置されている。一端側のペアPAと他端側のペアPAとの間における一端側に、他端側のペアよりも後ろの順序のペアは配置されている。
【0041】
具体的には、基板SUの一方向における一端に第1ペアPA1が配置され、一方向における他端に第(2×M)ペアが配置されている。第1ペアPAの他端側に第(2×M+1)ペアが配置されている。
【0042】
なお、照明装置1台当たりの光源LSの個数を示すNは6以上の偶数として説明したが、Nは4でもよい。その場合には、ステップS11(光源準備ステップ)において、(M×4)個の光源LSを準備する。ステップS12(光量順位付けステップ)において、各光源LSが生成する光の光量の順に、第1から第(M×4)まで各光源LSを順位付けする。ステップS13(波長順位付けステップ)において、各光源LSが生成する光の波長順に、第1から第(M×4)まで各光源LSを順位付けする。
【0043】
ステップS14(ペア形成ステップ)において、第1の光源と第(M×4)の光源とを第1ペアPA1とし、aを2以上(M×4/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×4-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、第1ペアPA1から最も後ろの順序の第(M×4/2)ペアまで、光源LSのペアPAを形成する。
【0044】
ステップ15(ペア配置ステップ)において、各ペアPAを基板SU上に配置する。具体的には、M台の照明装置IL1~ILMにおいて、照明装置IL1~ILMの順に、各基板SU上にX軸方向に並んだ4個の光源LSの配置位置の一端側に、第1ペア~第Mペアをそれぞれ配置する。次に、照明装置ILM~IL1の順に、各基板SU上にX軸方向に並んだ4個の光源LSの配置位置の他端側に、第(M+1)~第(2×M)ペアを配置する。このようにして、(M×4)個の光源LSを、M台の照明装置IL1~ILMに2ペアずつ配置する。
【0045】
<照明方法>
次に、照明装置IL1を用いた照明方法を説明する。図4は、実施形態1に係る照明装置を用いた照明方法を例示したフローチャート図である。図4のステップS21~S25に示すように、光源準備ステップ、光量順位付けステップ、波長順位付けステップ、ペア形成ステップ、及び、ペア配置ステップを実施する。ステップS21~S25は、図2におけるステップS11~S15と同様であるので説明を省略する。
【0046】
次に、ステップS26に示すように、基板SU上に配置された複数の光源LSを用いて検査対象のウェハ等を照明する。このようにして、照明装置IL1を用いて検査対象を照明する。
【0047】
次に、本実施形態の照明装置IL1の効果を説明する。照明装置IL1は、複数の光源LSを、光量及び波長で順位付けし、上位の順位の光源LSと下位の順位の光源LSとを用いてペアPAを形成している。よって、各ペアPAの波長及び光量の均一性を向上させることができる。
【0048】
また、各ペアPAを基板上に一方向に並んで配置させる場合に、一端側及び他端側に交互に渦巻き状に配置している。よって、照明装置IL1が生成する照明光の波長分布の均一性を向上させることができる。さらに、照明装置IL1が生成する照明光の波長分布の左右対称性を向上させることができる。
【0049】
波長分布の均一性及び左右対称性と同様に、照明装置IL1が生成する照明光の光量の均一性及び左右対称性も向上させることができる。
【0050】
また、(M×N)個の光源LSを、Mを1以上の整数として、M台の照明装置に配置する際に、波長及び光量の順位付けによるペアの形成、並びに、渦巻き状の光源LSの配置を行っている。よって、複数のM台の照明装置間の波長分布及び光量のマッチングを向上させることができる。
【0051】
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る検査装置を説明する。図5は、実施形態2に係る検査装置を例示した図である。図5に示すように、検査装置100は、照明装置IL、結像レンズLEN、及び、受光センサSENを備えている。検査装置100は、実施形態1の照明装置ILを用いて検査対象WEFを照明し、検査対象WEFからの反射光REFを受光して、検査対象WEFを検査する。検査対象WEFは、例えば、ウェハである。
【0052】
具体的には、照明装置ILは、検査対象WEFに対して照明光LIGを出射する。結像レンズLENは、照明装置ILにおける複数の光源LSにより生成された光を含む照明光LIGが検査対象WEFで反射した反射光REFを結像する。受光センサSENは、結像レンズLENで結像された反射光REFを受光する。検査装置100は、このように、照明光LIGで照明された検査対象WEFからの反射光REFを受光することにより検査対象WEFを検査する。
【0053】
図6は、実施形態2に係る検査装置において、照明装置の光源から生成された照明光及び検査対象によって反射した反射光を例示した図である。図6に示すように、検査対象WEFの検査面と光源LSとの間の距離L、及び、結像レンズLENの開口数NAによって決まる光源LSの範囲RANが、光源LSのペアPAのピッチの整数倍となるように、光源LSの配置のピッチ、及び、距離Lは調整されている。または、範囲RANが光源LSのペアPAのピッチの整数倍となるように、結像レンズLENの開口数NAは調整されている。よって、結像レンズLENの開口数NAに入る光は、一方向におけるペアPAのピッチを整数倍した範囲に配置された光源LSから生成されている。
【0054】
例えば、図6では、ちょうど3個のペアPA(光源LSは6個)から発した光が結像レンズLENの開口数NAに含まれている。このように配置することで、ペアPAにおける短波長側の光源LS及び長波長側の光源LSが範囲RANに含まれる面積は、検査面の位置によらず一定(図では各3個)となる。これにより、受光センサSENが受光する反射光REFの波長変動は低減される。
【0055】
図7は、実施形態2に係る検査装置において、光源の範囲が異なる場合の照明光及び反射光を例示した図である。図7に示すように、例えば、光源LSの範囲RANが図6と異なる場合でも、ペアPAにおける短波長側の光源LS及び長波長側の光源LSが範囲RANに含まれる面積は、検査対象WEFの検査面の位置によらず、各3個となる。
【0056】
次に、本実施形態の検査装置の効果を説明する。本実施形態の検査装置100は、波長分布及び光量分布の均一性が向上した照明装置を備えている。よって、検査誤差を低減させ、検査対象の検査精度を向上させることができる。また、複数の装置間の感度差を低減することができる。
【0057】
検査装置100において、結像レンズLENの開口数NAに入る光は、一方向におけるペアPAのピッチを整数倍した範囲RANに含まれる光源LSから生成されている。これにより、受光センサSENが受光する反射光を、一定の個数の光源LSによるものとすることができ、反射光REFの波長変動及び光量変動を低減させることができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
【0058】
(シミュレーション)
次に、例えば、40×2個のLEDを光源LSとして用いた2台の照明装置IL1及びIL2において、照明光LIGの波長分布及び放射束分布をシミュレーションした結果を説明する。なお、本シミュレーションにおいて40個のLEDを用いた2台の照明装置IL1及びIL2をシミュレーションしたが、照明装置IL1及びIL2に用いる光源LSの個数は40個に限らず、40個より大きい個数でもよいし、40個より小さい個数でもよい。
【0059】
図8は、実施形態2に係る検査装置において、照明装置に用いる各光源のピーク波長及び放射束を例示したグラフであり、横軸は、各光源のピーク波長を示し、縦軸は、各光源の放射束を示す。図9は、実施形態2に係る検査装置において、照明装置に用いる各光源のピーク波長の分布を例示したヒストグラムであり、横軸はピーク波長の測定値を示し、縦軸は、光源の個数を示す。図10は、実施形態2に係る検査装置において、照明装置に用いる各光源の放射束の分布を例示したヒストグラムであり、横軸は放射束の測定値を示し、縦軸は、光源の個数を示す。図8図10における各光源LSのLED素子のピーク波長及び放射束は実測値であり、実際のLED素子の集団における各素子の測定結果である。また、図8図10は、同一のLED素子の集団における測定値である。図8~10に示すように、シミュレーションに用いる各光源LSのLED素子を波長選別した結果、図8~10のグラフの特性を持つ光源LSの集団が得られた。
【0060】
例えば、集団の光源LSの波長は、404.8[nm]~406.0[nm]程度の範囲であり、405.4[nm]及び405.7[nm]のピーク波長を有する光を生成する光源の個数が多くなっている。放射束は、1385[mW]~1515[mW]程度の範囲であり、1480~1500[mW]の光量を有する光を生成する光源LSの個数が多くなっている。
【0061】
このような光源の集団に対して、(a)ランダムな光源の配置の場合、及び(b)実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置の場合について、波長分布及び放射束分布を説明する。
【0062】
図11は、ランダムな光源の配置(上段:a)から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置(下段:b)に代えた場合の波長分布の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源LSを示し、縦軸は、ピーク波長を示す。図11に示すように、ランダムな光源LSの配置の場合には、配置方向に沿った各光源LSの波長は、照明装置IL1及びIL2ともに、ランダムな値となっている。これに対して、実施形態における配置の場合には、配置方向に沿った光源LSの波長は、照明装置IL1及びIL2ともに、長波長と短波長とを交互に示している。また、隣り合う光源LSにおける長波長と短波長との差は、中央部ほど小さくなっている。
【0063】
図12は、ランダムな光源の配置(上段:a)から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置(下段:b)に代えた場合に、波長分布の6個移動平均の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、結像レンズの開口数に入る光を生成する6個の光源毎における波長の平均を示す。ここで、波長分布の6個移動平均とは、結像レンズLENの開口数NAに入る光を生成する6個の光源LS毎に算出した波長の平均をいう。なお、結像レンズLENの開口数NAに入る光を生成する光源LSの個数は6個に限らない。
【0064】
図12に示すように、例えば、結像レンズLENの開口数NAに入る光を生成する6個の光源LS毎に測定した波長の平均を、光源LSの配置方向に沿って移動させて算出する。ランダムな光源LSの配置の場合には、配置方向に沿って移動させた6個の光源LS毎に測定した波長の平均は、照明装置IL1及びIL2ともに、ランダムな値となっている。これに対して、実施形態1における配置の場合には、配置方向に沿って移動させた6個の光源LS毎に測定した波長の平均は、照明装置IL1及びIL2ともに、ほとんど一定値を示している。
【0065】
図13は、ランダムな光源の配置(上段:a)から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置(下段:b)に代えた場合に、波長分布の6個移動平均における差分の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、結像レンズの開口数に入る光を生成する6個の光源毎における波長の平均の差分を示す。ここで、波長分布の6個移動平均の差分とは、結像レンズLENの開口数NAに入る光を生成する6個の光源LS毎における波長の平均の差分をいう。なお、結像レンズLENの開口数NAに入る光を生成する光源LSの個数は6個に限らない。
【0066】
図13に示すように、例えば、結像レンズLENの開口数NAに入る光を生成する6個の光源LS毎における波長の平均の差分を、光源LSの配置方向に沿って移動させて測定する。ランダムな光源の配置の場合には、配置方向に沿って移動させた6個の光源LS毎における波長の平均の差分は、照明装置IL1及びIL2ともに、ランダムな値となっている。これに対して、実施形態1における配置の場合には、配置方向に沿って移動させた6個の光源LS毎における波長の平均の差分は、照明装置IL1及びIL2ともに、ほとんど一定値を示している。
【0067】
図14は、ランダムな光源の配置(上段:a)から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置(下段:b)に代えた場合の放射束分布の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源LSを示し、縦軸は、放射束を示す。図15は、ランダムな光源の配置(上段:a)から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置(下段:b)に代えた場合に、放射束分布の6個移動平均の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、結像レンズの開口数に入る光を生成する6個の光源毎における放射束の平均を示す。図16は、ランダムな光源の配置(上段:a)から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置(下段:b)に代えた場合に、放射束分布の6個移動平均における差分の改善を例示したグラフであり、各グラフの横軸は、各光源を示し、縦軸は、結像レンズの開口数に入る光を生成する6個の光源毎における放射束の平均における差分を示す。
【0068】
図14図16に示すように、放射束分の場合も、波長分布と同様に、実施形態1における配置の場合には、放射束分布、放射束分布の6個移動平均、及び、放射束分布の6個移動平均における差分の均一性が向上する。
【0069】
図17は、ランダムな光源の配置(上段:a)から、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置(下段:b、c)に代えた場合の波長分布の改善を例示したグラフであり、複数の光源を16のセグメントに分割した場合の各セグメントから生成された照明光の波長分布を示し、各グラフの横軸は、照明光の波長を示し、縦軸は、照明光の強度を示す。図18は、実施形態1に係る照明装置の製造方法の手順に従う配置の場合の波長ピークを例示したグラフであり、複数の光源を16のセグメントに分割した場合の各セグメントから生成された照明光の波長ピークを示し、横軸は、各セグメントを示し、縦軸は、ピーク波長を示す。ここで、図18は、図17の下段b及びcのピーク波長をセグメント毎にプロットしたものである。図17が示すように、実施形態1における配置の場合には、各セグメントから生成された波長光の波長分布の均一性が向上している。また、図18が示すように、b、cは互いのピーク波長がマッチングしている。
【0070】
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る照明装置を説明する。図19は、実施形態3係る照明装置に用いる各光源のピーク波長の分布を例示したヒストグラムであり、横軸はピーク波長の測定値を示し、縦軸は、光源の個数を示す。図20は、実施形態3に係る照明装置において、複数の光源の配置を例示した平面図である。
【0071】
図19に示すように、照明装置に用いる各光源は、例えば、404~407[nm]の範囲のピーク波長を示している。本実施形態の照明装置は、光源LSの複数のペアPAを形成する実施形態1と異なり、光源LSの複数のグループを形成する。
【0072】
図20に示すように、E及びGを2以上の整数とし、Mを1以上の整数とした場合に、Eを各グループに含まれる光源LSの個数とする。Gを1台の照明装置ILに含まれるグループの個数とする。Mを、製造する照明装置ILの台数とする。よって、グループは、(G×M)個形成される。1台の照明装置にE×G個の光源LSを使用する照明装置をM台製造する場合を例として、説明する。例えば、図20には、1台の照明装置ILに、5個の光源LSを含むグループが4個含まれており、合計20個の光源LSを含む照明装置ILが2台製造されている。
【0073】
まず、(E×G×M)個の光源LSを、各光源LSが生成する光の波長の順に、第1の光源LSから第(E×G×M)の光源LSまで順位付けする。なお、波長順位づけの前に、各光源LSが生成する光の光量の順に、第1の光源LSから第(E×G×M)の光源LSまで順位付けしてもよい。
【0074】
次に、順位づけされた(E×G×M)個の光源を、(G×M)個のグループにグループ分けする。例えば、図20では、4×2=8個のグループにグループ分けする。(G×M)個のグループにグループ分けする際に、各グループに対して、第1の光源LSから波長の順で1個ずつ各グループに配分することをE回続けることにより、各グループがE個の光源LSを含む第1グループから最も後ろの順序の第(G×M)グループまでの(G×M)個のグループを形成する。例えば、図20では、5個の光源LSを含む8個のグループを形成する。
【0075】
次に、基板SU上に一方向に並んだ(E×G)個の光源LSの配置位置に、グループ毎に光源LSを並べて配置する。グループ毎に光源LSを並べて配置する際に、各グループにおいて、一方向における一端側から他端側に波長の順に光源LSを配置する。例えば、図20では、基板SU上に一方向に並んだ5×4=20個の配置位置に、グループ毎に光源LSを並べて配置する。その際に、各グループにおいて、右側ほど高波長の光を生成する光源LSを配置する。
【0076】
このようにして、照明装置ILを製造する。照明する際には、基板SU上に配置された(E×G)個の光源LSを用いて検査対象等を照明する。なお、結像レンズLENの開口数NAに入る光は、一方向におけるグループのピッチを整数倍した範囲に配置された光源LSから生成されるようにしてもよい。
【0077】
本実施形態の照明装置ILによれば、実施形態1及び2と同様に、照明光の波長分布及び光量分布の均一性を向上させることができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1及び2の記載に含まれている。
【0078】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態による限定は受けない。また、下記の照明装置の製造方法も実施形態に記載の技術的思想に含まれる。
【0079】
Nを6以上の偶数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(M×N)個の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(M×N)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、
前記第1の光源と前記第(M×N)の光源とを第1ペアとし、第2の光源と第(M×N-1)の光源とを第2ペアとし、aを3以上(M×N/2)以下の整数として、第aの光源と第(M×N-a+1)の光源とを第aペアとすることにより、前記第1ペアから最も後ろの順序の第(M×N/2)ペアまで前記光源のペアを形成するペア形成ステップと、
基板上に一方向に並んだN個の前記光源の配置位置に、ペア毎に前記光源を並べて配置する際に、所定のペアを、前記一方向における一端側に配置し、前記所定のペアよりも後ろの順序のペアを、前記一方向における他端側に配置し、前記一端側のペアと前記他端側のペアとの間における前記一端側に、前記他端側のペアよりも後ろの順序のペアを配置するペア配置ステップと、
を備えた照明装置の製造方法。
【0080】
E及びGを2以上の整数とし、Mを1以上の整数とした場合に、(E×G×M)個の光源を、各光源が生成する光の波長の順に、第1の光源から第(E×G×M)の光源まで順位付けする波長順位付けステップと、
順位づけされた前記(E×G×M)個の光源を、(G×M)個のグループにグループ分けする際に、各グループに対して、前記第1の光源から波長の順で1個ずつ各グループに配分することをE回続けることにより、各グループがE個の光源を含む第1グループから最も後ろの順序の第(G×M)グループまでの(G×M)個のグループを形成するグループ形成ステップと、
基板上に一方向に並んだ(E×G)個の前記光源の配置位置に、グループ毎に前記光源を並べて配置する際に、前記各グループにおいて、前記一方向における一端側から他端側に前記波長の順に前記光源を配置するグループ配置ステップと、
を備えた照明装置の製造方法。
【符号の説明】
【0081】
100 検査装置
IL、IL1、IL2 照明装置
LEN 結像レンズ
LIG 照明光
LS 光源
PA ペア
RAN 範囲
REF 反射光
SEN 受光センサ
SU 基板
WEF 検査対象
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図18
図19
図20