IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ゼロックス コーポレイションの特許一覧

特許7329458インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス
<>
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図1
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図2
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図3
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図4
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図5
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図6
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図7
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図8
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図9
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図10
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図11
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図12
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図13
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図14
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図15
  • 特許-インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス 図16
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-09
(45)【発行日】2023-08-18
(54)【発明の名称】インクジェット印刷ヘッドのノズル内でインクを安定化するキャップ及び塗布デバイス
(51)【国際特許分類】
   B41J 2/165 20060101AFI20230810BHJP
   B41J 2/01 20060101ALI20230810BHJP
【FI】
B41J2/165
B41J2/01 401
B41J2/165 303
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020007185
(22)【出願日】2020-01-21
(65)【公開番号】P2020128081
(43)【公開日】2020-08-27
【審査請求日】2023-01-23
(31)【優先権主張番号】16/272,048
(32)【優先日】2019-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596170170
【氏名又は名称】ゼロックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】XEROX CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(72)【発明者】
【氏名】マイケル・ジェイ・レヴィ
(72)【発明者】
【氏名】シーミット・プラハラジ
(72)【発明者】
【氏名】ポール・ジェイ・マコンヴィル
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン・エム・ルフェーブル
(72)【発明者】
【氏名】リン・シー・フーヴァー
(72)【発明者】
【氏名】チュ-ヘン・リウ
(72)【発明者】
【氏名】デイヴィッド・エイ・ヴァンコウエンバーグ
(72)【発明者】
【氏名】ダグラス・ケイ・ハーマン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・ティ・ニューウェル
(72)【発明者】
【氏名】リチャード・エイ・キャンベル
(72)【発明者】
【氏名】アリ・アール・ダーハム
(72)【発明者】
【氏名】グレン・ディー・バチェラー
(72)【発明者】
【氏名】ロバート・エイ・クラーク
(72)【発明者】
【氏名】センディル・シバラマン
【審査官】中村 博之
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-028444(JP,A)
【文献】特開2013-244617(JP,A)
【文献】特開2013-075452(JP,A)
【文献】特開2012-139904(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0205292(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 2/01-2/215
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
液体インクを吐出するように適合されたノズルを含む印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドが前記液体インクを吐出していないときに、前記印刷ヘッドに接触するように位置付けられたキャップであって、前記キャップ及び前記印刷ヘッドが、互いに接触するときに前記ノズルに隣接する密閉空間を前記キャップ内に形成する、キャップと、
前記キャップ内に設けられ、前記密閉空間に水分を供給するように適合された加湿器と、
前記加湿器を制御して、異なる量の前記水分を異なる色印刷ヘッドに供給するように適合された、前記加湿器に接続されたコントローラと、を備え、
前記加湿器は、前記密閉空間内に前記水分の微細な小滴を形成し、前記水分を前記ノズル上に直接噴霧することを回避するように適合されている、装置。
【請求項2】
前記コントローラは、前記加湿器を制御して、前記ノズルが前記液体インクを吐出しないアイドル時間期間が経過した後にのみ、前記水分を前記密閉空間に供給するように適合されている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記キャップが、前記密閉空間から前記水分の凝縮を除去するように適合されたドレインを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記加湿器に動作可能に接続され、かつ前記水分を形成する液体溶液を前記加湿器に供給するように適合されたリザーバを更に備える、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
装置であって、
液体インクを吐出するように適合されたノズルを含む印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドが前記液体インクを吐出していないときに、前記印刷ヘッドに接触するように位置付けられたキャップであって、前記キャップ及び前記印刷ヘッドが、互いに接触するときに前記ノズルに隣接する密閉空間を前記キャップ内に形成する、キャップと、
前記キャップ内に設けられ、水分を前記密閉空間に供給するように適合された加湿器と、
前記加湿器を制御して、異なる量の前記水分を異なる色印刷ヘッドに供給するように適合された、前記加湿器に接続されたコントローラと、
前記キャップ内に設けられた水分センサと、を備え、
前記水分センサが、前記密閉空間内の前記水分の量を検出するように適合され、
前記加湿器が、前記水分センサによって検出された水分の量に基づいて、前記水分の前記密閉空間への供給を変化させるように適合され、
前記加湿器は、前記密閉空間内に前記水分の微細な小滴を形成し、前記水分を前記ノズル上に直接噴霧することを回避するように適合されている、装置。
【請求項6】
前記コントローラは、前記加湿器を制御して、前記ノズルが液体インクを吐出しないアイドル時間期間が経過した後にのみ、前記密閉空間に前記水分を供給するように適合されている、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記キャップが、前記密閉空間から前記水分の凝縮を除去するように適合されたドレインを含む、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記加湿器に動作可能に接続され、かつ前記水分を形成する液体溶液を前記加湿器に供給するように適合されたリザーバを更に備える、請求項5に記載の装置。
【請求項9】
装置であって、
液体インクを吐出するように適合されたノズルを含む印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドが前記液体インクを吐出していないときに、前記印刷ヘッドに接触するように位置付けられたキャップであって、前記キャップ及び前記印刷ヘッドが、互いに接触するときに前記ノズルに隣接する密閉空間を前記キャップ内に形成する、キャップと、
前記印刷ヘッドが前記キャップと接触していないときに前記印刷ヘッドに接触するように位置付けられた可撓性ブレードであって、前記可撓性ブレードが、折り畳まれて、液体溶液を前記ノズル上で第1の方向に広げるように適合され、前記可撓性ブレードが、前記ノズルからの余剰量の前記液体溶液を第2の方向に除去するように適合されている、可撓性ブレードと、
前記キャップ内に設けられ、かつ水分形態の前記液体溶液を前記密閉空間に供給するように適合された加湿器と、
前記キャップ内に設けられた水分センサと、
前記加湿器を制御して、異なる量の前記水分を異なる色印刷ヘッドに供給するように適合された、前記加湿器に接続されたコントローラと、を備え、
前記水分センサが、前記密閉空間内の前記水分の量を検出するように適合され、
前記加湿器が、前記水分センサによって検出された前記水分の量に基づいて、前記密閉空間への前記水分の供給を変化させるように適合され、
前記加湿器は、前記密閉空間内に前記水分の微細な小滴を形成し、前記水分を前記ノズル上に直接噴霧することを回避するように適合されている、装置。
【請求項10】
前記コントローラは、前記加湿器を制御して、前記ノズルが前記液体インクを吐出しないアイドル時間期間が経過した後にのみ、前記水分を前記密閉空間に供給するように適合されている、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記加湿器が、前記水分を前記ノズル上に直接噴霧することを回避するように適合されている、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記キャップが、前記密閉空間から前記水分の凝縮を除去するように適合されたドレインを含む、請求項9に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書のシステム及び方法は、概して、インクジェットプリンタに関し、より具体的には、インクジェット印刷ヘッドのノズル内のインクを安定化させるキャップ及び塗布デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタは、印刷ヘッドのノズル又は「噴出口」から、液体マーキング材料(例えば、インク)の液滴をパターンで吐出して印刷を実行する。このようなインクジェット印刷ヘッドのノズルは、例えば、インクジェットプリンタが長期間にわたって印刷しないとき、又は一定の色若しくはノズルが長期間使用されないときに、定期的に詰まる。これにより、任意のインクを吐出しないノズル、又は著しく減少した液滴質量を吐出するたけのノズルがもたらされる。
【0003】
更に、特定の色(例えば、マゼンタなど)は、他の色に対してより詰まりしやすく、これは、特定の色インクが他の色インクよりも速く乾燥し、これにより、インクが長期間アクティブでない間に印刷ヘッドのノズル内で乾燥するためである。このようなノズル詰まりの問題は、パージ及び洗浄サイクルによって緩和され得るが、回避されない。
【発明の概要】
【0004】
このような問題に対処するために、本明細書の例示的な装置は、他の構成要素の中でも、液体インクを吐出するように適合されたノズルを含む印刷ヘッドと、印刷ヘッドが液体インクを吐出していないときに、印刷ヘッドに接触するように位置付けられているキャップと、を含む。キャップ及び印刷ヘッドは、互いに接触するときにノズルに隣接する密閉空間を形成する。
【0005】
更に、加湿器は、キャップに接続され、ミストをノズル上に直接噴霧することを回避しながら、ミスト形態の液体を密閉空間に供給するように適合されている。例えば、加湿器は、密閉空間内にミストの微細な小滴を形成するように適合されたアトマイザであり得る。リザーバは、加湿器に接続され、液体溶液を加湿器に供給するように適合されており、キャップは、(リザーバに戻る可能性があり得る)密閉空間からミストの凝縮を除去するように適合されたドレインを含み得る。
【0006】
また、水分センサが、キャップに接続され得る。水分センサは、密閉空間内のミストの量を検出するように適合されており、加湿器は、水分センサによって検出されたミストの量に基づいて、密閉空間へのミストの供給を変化させるように適合される。
【0007】
一実施例では、コントローラは、湿度センサ及び/又は加湿器に組み込まれ得るか、又はそれに動作可能に接続され得、コントローラは、加湿器を制御して、湿度センサによって検出されたミストの量に基づいて、ミストの密閉空間への供給を変化させるように適合され得る。別の例では、コントローラは、加湿器を制御して、異なる量のミストを異なる色印刷ヘッドに供給すること、アイドル時間期間(ノズルが液体インクを吐出しない間)が満了した後にのみ、ミストを密閉空間に供給することなどを行うように適合され得る。
【0008】
これらの構造体はまた、印刷ヘッドがキャップと接触していないときに、印刷ヘッドに接触するように位置付けられた可撓性ブレードを含むことができる。可撓性ブレードは、折り畳まれて、液体溶液をノズル上で第1の方向に広げるように適合され、可撓性ブレードは、ノズルからの余剰量の液体溶液を第2の方向に除去するように適合される。
【0009】
このような構造体は、印刷ヘッドのフェースプレートを洗浄溶液で拭き取るために提供され、これにより、ノズル内に既に存在する負のヘッド圧力は、ノズル内に洗浄溶液を吸引できるようになる。使用される洗浄流体は、蒸気圧が低く、パージされるまで洗浄流体がノズル内にとどまることを可能にする、一般に入手可能な任意の洗浄流体であり得る。洗浄流体は、ノズル内に残留している間、ノズル内に以前に蓄積された任意の乾燥したインクを再溶解することができ、それによって、インクが乾燥することを防ぐだけでなく、乾燥した任意の以前のインクを溶解する。したがって、このような構造体は、インクをノズル内で乾燥させないように維持し、以前にノズルに蓄積した乾燥したインクを除去する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
添付の図面を参照して、様々な例示的なシステム及び方法を以下で詳細に説明する。
【0011】
図1】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す斜視/分解概念図である。
図2】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す斜視/分解概念図である。
図3】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す断面概念図である。
図4】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す端面概念図である。
図5】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す斜視/分解概念図である。
図6】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す断面概念図である。
図7】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す断面概念図である。
図8】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す断面概念図である。
図9】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す断面概念図である。
図10】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す断面概念図である。
図11】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す断面概念図である。
図12】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジ及びカートリッジ静止位置を示す断面概念図である。
図13】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジのノズルを示す断面概念図である。
図14】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジのノズルを示す断面概念図である。
図15】本明細書の構造体のインクジェット印刷カートリッジのノズルを示す断面概念図である。
図16】本明細書の印刷デバイスを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
上述したように、インクジェット印刷ヘッドのノズルは、長期間使用しないと定期的に詰まり、パージ及び洗浄サイクルは、詰まりを防ぐには完全に効果的ではない。このような問題を考慮して、本明細書の装置は、インクジェット印刷ヘッドのノズル内のインクを安定化させるキャップ及び/又は溶液塗布デバイスを含む。
【0013】
より具体的には、本明細書のいくつかの構造体は、使用されていないときに印刷ヘッドを覆うキャップデバイスを含み、キャップデバイスは、ノズルの周りに密閉空間を形成する。このような構造体はまた、印刷ヘッドキャップによって形成された密閉空間内に穏やかなミストを提供する噴霧器も含む。ミストから生じる水分及び湿度の増加は、インクが乾燥するのを防ぎ、ノズルを清潔かつ開放した状態に維持する(ノズルが詰まるのを防ぐ)。いくつかの実施例では、ミストは、印刷ヘッドフラッシングに現在使用されているのと同じパージ/洗浄流体であり得る。
【0014】
更に、このようなデバイスは、キャップによって形成された密閉空間内の水分含有量を測定するための、キャップに取り付けられたセンサ(例えば、湿度センサ又は水分センサ)を含み得る。センサからのフィードバックを噴霧器に提供して、密閉空間内の水分レベルを一定に維持することができる。更に、キャップは、任意の余剰な液体(例えば、水、パージ流体、インクなど)を除去するためのドレインを含み得る。
【0015】
これらの構造体は、可撓性であり、噴霧サイクル(例えば、タイミング及び水分の体積/含有量)は、印刷ヘッド固有、インク固有、色固有、印刷バー固有などに調整されており、完全自動化及び制御を可能にするために、水分センサフィードバックによって一定に調節/保持される。ミストシステムは、印刷ヘッドがキャップされていないときに無効にされ得る。コスト/複雑さを低減するために、全ての流体は、単一の供給リザーバから供給され得、そのため、同じリザーバは、ミスト、洗浄、拭き取り用品などのために使用される。
【0016】
追加の構造体がキャップの外側に含まれており、印刷ヘッドフェースプレート上に洗浄溶液を堆積させ、洗浄流体をノズルの端部に引き込み、インクの乾燥及び関連する噴出の詰まりを防ぐ。これらの構造体は、例えば、ブレード印刷-ヘッド界面に供給される洗浄溶液を有する柔軟なロールオーバーブレード(ウレタン、シリコーンなど)を含み得る。他の実施形態では、印刷ヘッドのフェースプレートをコーティングするための洗浄溶液含浸発泡体ロールが含まれ、任意の余剰な洗浄流体を拭き取るための洗浄ブレードが含まれる。別の実施形態は、洗浄流体のミストを印刷ヘッド面上に直接噴霧するように位置付けられた噴霧器を含み、この場合もやはり、任意の余剰な洗浄流体を拭き取るための洗浄ブレードが含まれる。
【0017】
このような構造体は、洗浄溶液を用いて水性印刷ヘッドのフェースプレートを拭き取るために提供され、これにより、ノズル内に既に存在する負のヘッド圧力(例えば、約2インチの水)は、ノズル内に洗浄溶液を吸引できるようになる。使用される洗浄流体は、蒸気圧が低く、パージされるまで洗浄流体がノズル内にとどまることを可能にする、任意の一般に入手可能な洗浄流体であり得る。洗浄流体は、ノズル内に残留している間、ノズル内に以前に蓄積された任意の乾燥したインクを再溶解することができ、それによって、インクが乾燥することを防ぐだけでなく、乾燥した任意の以前のインクを溶解する。したがって、このような構造体は、インクをノズル内で乾燥させないように維持し、以前にノズルに蓄積した乾燥したインクを除去する。
【0018】
図1及び図2は、インクジェット印刷カートリッジ104及びカートリッジ静止構造体102を含むインクジェット印刷エンジン100のいくつかの構成要素を示す斜視/分解概念図である。カートリッジ静止構造体102及びインクジェット印刷カートリッジ104の一方又は両方は、例えば、アクチュエータ/トラック構造体103に沿って移動可能である。一実施例では、インクジェットプリンタカートリッジ104は、アクチュエータ/トラック構造体103によって印刷位置に移動して、印刷媒体106のシート上にマーキングを印刷する。印刷していないとき、インクジェット印刷カートリッジ104は、「停止」、「静止」、又は「ホーム」位置に移動し、カートリッジ静止構造体102のキャップ112に接続する。図1のブロック矢印で示されるように、アクチュエータ/トラック構造体103は、インクジェット印刷カートリッジ104を多くの異なる方向に移動させることができる。
【0019】
インクジェット印刷カートリッジ104は、インクジェット印刷エンジン100が印刷のためにインクジェット印刷カートリッジ104を使用するプロセスにない限り、カートリッジ静止構造体102に接続されたままである。印刷媒体106のシートにマーキングを印刷するとき、インクジェットプリンタ100は、インクジェット印刷ヘッド116のノズル118(噴出口)から液体マーキング材料(例えば、インクなど)の液滴(小滴)をパターンで吐出して、印刷媒体106上に印刷を実行する。印刷後、インクジェット印刷カートリッジ104は、再びカートリッジ静止構造体102に戻る。
【0020】
この場合もやはり、このようなインクジェット印刷ヘッドのノズル118は、長期間使用されていない場合は定期的に詰まる。このような問題に対処するために、本明細書の装置は、カートリッジ静止構造体102の一部としてキャップ112を含む。キャップ112は、印刷ヘッド116が液体インクを吐出していないときに、印刷ヘッド116と接触する(接続又は接合する)ように位置付けられる。キャップ112はシール128を含み、それにより、キャップ112及び印刷ヘッド116が、互いに接触するか又は接続されたときに(例えば、印刷ヘッド116が印刷動作間でキャップ112上で停止されるか又は静止しているときに)、ノズル118に隣接する密閉空間114を形成するようにする。
【0021】
密閉空間114は、図3及び図4の断面図及び端面図でより容易に見ることができ、図3及び図4は、カートリッジ静止構造体102に接続されたインクジェット印刷カートリッジ104のうちの1つを示す。図3及び図4にも見られるように、加湿器124は、キャップ112に接続され、水分108(例えば、ミスト、霧、蒸気などの形態の液体132)を密閉空間114に供給するように適合されている。水分108を形成するためにミスト化又は蒸発された液体132は、任意の従来の洗浄溶液、水、又はインクと適合性があり、かつインクを乾燥させないように維持することができる任意の他の液体132であり得る。
【0022】
加湿器124は、密閉空間114内の湿度/水分レベルを増加させることができる多数のデバイスのうちのいずれかであり得る。例えば、加湿器124は、ミスト108の微細な小滴を形成するアトマイザ又は噴霧器、密閉空間114内に霧108を形成する霧発生器、密閉空間114内に蒸気108を形成する蒸発器、液体132を蒸発させて密閉空間114内の湿度レベル108の上昇をもたらす加熱蒸発器などであり得る。なお、加湿器124は、ミスト、霧、蒸気など108を供給するように適合されているが、加湿器124は、液体132をノズル118に直接噴霧することを回避することに留意されたい。
【0023】
カートリッジ静止構造体102内に位置付けられ得るリザーバ126は、加湿器124に接続され、液体132を維持し、加湿器124に供給するように適合されている。更に、キャップ112は、密閉空間114からミスト108の凝縮を除去するように位置付けられたドレイン122を含み得る。ドレインは、廃棄物容器(物品126によって表すことができる)に排水することができ、又は排出された液体132を加湿器124に再供給するために、リザーバ(代替的に物品126によって表される)に接続され得る。
【0024】
また、水分(例えば、湿度)センサ120は、キャップ112に動作可能に(直接的又は間接的を意味する)接続され得る。水分センサ120は、密閉空間114内の水分又は湿度レベル(例えば、水分108の量)を検出するように適合されている。加湿器124は、水分センサ120に動作可能に接続され、加湿器124は、水分センサ120から、水分レベルが変化する(vary)(変化する(change))につれて変化する(変化する)信号を受信する。加湿器124は、水分レベルが低下すると(水分センサ120によって判定されるように)、より多くの水分108(例えば、ミスト、霧、蒸気など)を密閉空間114内に放出し、水分レベルが上昇すると(水分センサ120によって判定されるように)、より少ない水分108(例えば、ミスト、霧、蒸気など)が密閉空間114に放出されて、密閉空間114内の水分レベルを一定(又は一定の水分/湿度値の範囲)に維持する。したがって、加湿器124は、水分センサ120によって検出された水分108の量に基づいて、水分108の密閉空間114への供給を変化させるように適合されている。
【0025】
一実施例では、コントローラは、水分センサ120及び/又は加湿器124(及び図面中の要素120及び/又は124は、このようなコントローラも示すことを意図している)に動作可能に接続されるか、その中に組み込まれ得、このようなコントローラは、加湿器124を制御して、水分センサ120によって検出された水分108の量に基づいて、水分108の密閉空間114への供給を変化させるように適合させられ得る。
【0026】
上述のように、密閉空間114内の水分/湿度レベルは、異なる印刷ヘッド、異なるインク、異なる色、異なる印刷バーなどの異なるレベルに維持され得る。したがって、コントローラは、加湿器124を制御して、異なる量の水分108を異なる色印刷ヘッド116に供給すること、異なる量の水分108を異なる種類の印刷ヘッド116に供給すること、アイドル時間期間(ノズル118が液体インクを吐出しない間)が満了した後にのみ、水分108を密閉空間114に供給することなどを行うように適合され得、アイドル時間は、同様に異なる印刷ヘッド、異なるインク、異なる色、異なる印刷バーなどのための異なるレベルであり得る。
【0027】
図5図8に示されるように、これらの構造体はまた、洗浄溶媒塗布システムを含むことができ、そのうちの1つは、印刷ヘッド116がキャップ112に向かって移動しているとき(印刷ヘッド116がキャップ112と接触していないとき)に、印刷ヘッド116に接触するように位置付けられた可撓性ブレード110を使用することができる。図5は、このような構造体の斜視/分解図を示す。図6は、同じ断面図を示し、両方の図は、印刷ヘッド116のノズル118上に液体132(例えば、任意の形態の印刷ヘッド洗浄液)を噴霧/塗布する塗布器130(例えば、噴霧器など)を示す。塗布器130は、上述のリザーバ126から液体132を供給することができ、又は異なる供給源から洗浄液132を受容することができる(以下の図11及び図12の説明を参照されたい)。
【0028】
図6のブロック矢印は、インクジェット印刷カートリッジ104がカートリッジ静止構造体102に対して移動することができ(例えば、上述のアクチュエータ/トラック構造体103を使用して)、これにより、塗布器130から液体132を受容する間及びその後に、印刷ヘッド116を可撓性ブレード110に向かって移動させることを示す。図7の断面図に示されるように、印刷ヘッド116が可撓性ブレード110(「第1の」方向)に、かつその上で移動すると、印刷ヘッド116は、可撓性ブレード110と接触し、可撓性ブレード110は、折り畳まれて、液体132をノズル118上で均一に広げるように適合される。
【0029】
最終的に、印刷ヘッド116全体が可撓性ブレード110を越えて移動し、これにより、可撓性ブレードが図6に示される折り畳まれない位置に戻ることを可能にする。可撓性ブレード110を越えて完全に移動した後、インクジェット印刷カートリッジ104は次に、図8に示される断面図のブロック矢印で示されるように、逆方向に(例えば、上述のアクチュエータ/トラック構造体103によって)制御されて、カートリッジ静止構造体102に対して反対方向に(「第2の」方向に)移動する。インクジェット印刷カートリッジ104がカートリッジ静止構造体102に対して第2の方向に移動しているとき、可撓性ブレード110は、再び印刷ヘッド116と接触し、可撓性ブレード110は、図8に示されるように、ノズル118から余剰量の液体132を除去するように適合される。
【0030】
図9及び図10は、液体132を含浸させた発泡体ロール136を利用して、印刷ヘッド116のフェースプレートをコーティングする代替的な構造体を示している。したがって、図9に示されるように、インクジェット印刷カートリッジ104は、前述の「第2の」方向に(例えば、キャップ112に向かって)移動して、発泡体ロール136が液体132をノズル118に塗布することを可能にする。次に、図10に示されるように、インクジェット印刷カートリッジ104が第2の方向に移動し続けると、洗浄ブレード110は、印刷ヘッド116と接触して任意の余剰な液体132を拭き取る。
【0031】
図11及び図12は、塗布器130(例えば、噴霧器)を利用して、液体132のミストを印刷ヘッド116のノズル118上に噴霧する別の構造体を示している。したがって、図11に示されるように、インクジェット印刷カートリッジ104は、キャップ112に向かって第2の方向に移動し、塗布器130が液体132をノズル118上に分配することを可能にする。次に、図12に示されるように、インクジェット印刷カートリッジ104が第2の方向に移動し続けると、洗浄ブレード110は、印刷ヘッド116と接触して、任意の余剰な液体132を拭き取る。
【0032】
図11及び図12はまた、塗布器130が、上述の第1のリザーバ126とは異なるリザーバ138から液体132を供給することができることを示している。したがって、加湿器124に供給される液体132は、第2のリザーバ138から塗布器130に供給される液体とは異なっていてもよく、これにより、構造体が、ノズル118内に残留する液体の能力、密閉空間114内の水分状態を維持する液体の能力、インクとの液体の適合性などに基づいて、そのような異なる位置で異なる液体を使用することを可能にする。
【0033】
したがって、前述の構造体は、洗浄溶液などの液体132で水性印刷ヘッド116のフェースプレートを拭き取るために提供され、図13図15は、このような構造体が印刷ヘッド116の一部分上に及ぼす影響を示す断面概念図である。より具体的には、図13図15は、印刷ヘッド116のいくつかのノズル118を示している。より詳細には、図13は、ノズル118内の液体インク140を示している。なお、液体インク140は、吐出口の後退から生じるノズル118の端部(ノズル開口部)内に引き込まれてもよく、又は表面張力のため、ノズル118の端部に丸みを帯びた凹部142(空の空間)を残すことに留意されたい。
【0034】
図14は、可撓性ブレード110が余剰量の液体132を印刷ヘッド116から拭き取っているときの、可撓性ブレード110を横切るインクジェット印刷カートリッジ104の移動を示すブロック矢印を含む。図14はまた、可撓性ブレード110が、液体132においてノズル118の端部において凹部142内に残留することを可能にすることも示している。図15は、液体132が凹部142内に引き込まれた後(又は可撓性ブレード110によって凹部142に押し込まれた後)、液体132の表面張力及び/又は凹部142の形状から生じる負のヘッド圧力のために、液体132は、ノズル118の端部において凹部142内に残留することを示している。液体132が凹部142内に位置付けられた後、印刷ヘッド116は、キャップ112上で停止され(例えば、図2に示されるように)、この時点で、加湿器124システムは、任意に作動され得る。
【0035】
上記のように、液体132は、液体インク140と適合性がある任意の液体であり得る。したがって、液体132は、水又は任意の印刷ヘッド洗浄流体であり得る。更に、本明細書の実施形態では、液体132は、液体132の蒸発を防止/減速させ、かつ液体132がパージされるまでノズル118内に残留することを可能にする、低い蒸気圧を有するように選択される。パージ中、例えば、各印刷サイクルの開始時(例えば、インクジェット印刷カートリッジ104がカートリッジ静止構造体102から離れる方向に移動されるたびに)、ノズル118の端部の液体132及び任意のインク140がノズル118から排出される間に、短時間のパージサイクルを実行して、印刷動作中に新鮮なインクのみを利用できるようにする。
【0036】
前述したように、これらの構造体により、ノズル118の端部の凹部142は、インクが乾燥するのを防ぐために液体132で充填される。しかしながら、凹部142内の液体132の存在は、インクが乾燥するのを防ぐだけでなく、乾燥した任意の以前のインクを溶解し、それによって、ノズル内に以前に蓄積した任意の乾燥したインクを再溶解することもできる。
【0037】
更に、図5図15に示されるブレードベースの液体塗布構造体を、図1図4に示される、加湿器124(水分センサ120によって検出された水分108の量に潜在的に基づいて、水分108の密閉空間114への供給を変化させる)を含むキャップ112の使用と任意に組み合わせることによって、凹部142内の液体132の乾燥を更に防ぎ、それによって、凹部142内の液体132の有効寿命を延長する。そうではなく、キャップ/加湿器112/124システムが使用されない場合、必要に応じて、凹部142からの液体132の予想される蒸発に基づいて、塗布プロセスを周期的に循環させること(例えば、印刷ヘッド116を塗布構造体110、130、136の上を通過させるなど)によって、凹部142を液体132で周期的にリフレッシュ(補充)することができる。したがって、これらの構造体の組み合わせは、液体132がノズル118の端部の凹部142に適用される頻度を減少する(液体132の塗布サイクル数を減少する)。液体132の塗布サイクルの数を減少することにより、消費される液体132の量が減少し、また、各塗布サイクル中に別様に利用されるアクチュエータ/トラック構造体103、可撓性ブレード110、塗布器130、136などの摩耗及び引き裂きも減少する。
【0038】
更に、印刷ヘッド116をキャップ112上で静止させる前に、ノズル118の端部内の凹部142に液体132を最初に塗布することによって、密閉空間114内に維持される水分108の量を減少することができ、それによって、これらのシステムで使用される液体132の量を減少すること(及び加湿器124の摩耗を減少することなど)ができる。したがって、このような構造体は、ノズル内でインクが乾燥しないように維持し、ノズル内に以前に蓄積された乾燥したインクを除去することができるため、非常に有用である。
【0039】
図16は、例えば、プリンタ、コピー機、多機能機械、多機能デバイス(multi-function device、MFD)などを含み得る、本明細書のプリンタ構造体204の多くの構成要素を示す。印刷デバイス204は、制御部/有形プロセッサ224と、有形プロセッサ224に動作可能に接続された通信ポート(入力/出力)214と、印刷デバイス204の外部のコンピュータ化されたネットワークとを含む。また、印刷デバイス204は、グラフィカルユーザインターフェース(graphical user interface、GUI)アセンブリ212などの少なくとも1つのアクセサリ機能構成要素を含み得る。ユーザは、グラフィカルユーザインターフェース又は制御パネル212からメッセージ、命令、及びメニューオプションを受信し、グラフィカルユーザインターフェース又は制御パネル212を介して命令を入力し得る。
【0040】
入力/出力デバイス214は、印刷デバイス204への通信及び印刷デバイス204からの通信に使用され、有線又は無線デバイス(現在知られているか又は将来開発されているかにかかわらず、任意の形態)を備える。有形プロセッサ224は、印刷デバイス204の様々な動作を制御する。非一時的な有形のコンピュータ記憶媒体デバイス210(光学、磁気、コンデンサベースなどであり得、一時的な信号とは異なる)は、有形プロセッサ224によって読み取り可能であり、有形プロセッサ224が実行して、コンピュータ化されたデバイスが、本明細書に記載される機能など、その様々な機能を実行することを可能にする命令を記憶する。したがって、図16に示すように、本体ハウジングは、交流(AC)源220から電力供給部218によって供給された電力で動作する1つ以上の機能構成要素を有する。電力供給部218は、共通電力変換ユニット、電力貯蔵素子(例えば、電池など)などを含むことができる。
【0041】
印刷デバイス204は、マーキング材料を使用し、かつ特殊画像プロセッサ224(画像データの処理に特殊であるため汎用コンピュータとは異なり得る)に動作可能に接続されている少なくとも1つのマーキングデバイス(印刷エンジン(複数可))100と、連続した媒体又は媒体のシートをシート供給部230からマーキングデバイス(複数可)100などに供給するように配置された媒体経路236とを含む。印刷エンジン(複数可)100から様々なマーキングを受信した後、媒体のシートは、任意に、様々な印刷されたシートの折り畳み、ホチキス、ソートなどを行うことができるフィニッシャ234に渡る。また、印刷デバイス204は、やはり外部電力源220から(電力供給部218を介して)供給された電力で動作する、少なくとも1つのアクセサリ機能構成要素(スキャナ/文書ハンドラ232(自動文書送込み装置(ADF))など)を含むことができる。
【0042】
1つ以上の印刷エンジン100は、マーキング材料(トナー、インク、プラスチック、有機材料など)を連続媒体、媒体のシート、固定プラットフォームなどに、現在知られているか又は将来開発されているかにかかわらず、2次元又は3次元印刷工程において適用する任意のマーキングデバイスを示すことを意図している。印刷エンジン100は、例えば、インクジェット印刷ヘッド、接触印刷ヘッド、3次元プリンタなどを含み得る。
【0043】
上述のように、密閉空間114内の水分/湿度レベルは、異なる印刷ヘッド、異なるインク、異なる色、異なる印刷バーなどの異なるレベルに維持することができる。印刷ヘッド、インク、色などがプリンーに設置されると、コントローラ224は、プリンタの構成要素を認識する。したがって、コントローラ224は、加湿器124を制御して、異なる量の水分108をプリンタ内の異なる色印刷ヘッド116に供給し、特定の量の水分108をプリンタ内で使用される印刷ヘッド116の種類に供給し、プリンタ内のインク又は印刷ヘッドに固有のアイドル時間期間が満了した後などにのみ、水分108を密閉空間114に供給することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16