特許7329461IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えば、水耕栽培を行うための栽培パレット、並びに、これを用いた栽培システム及び栽培方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、特許文献2に記載の技術では、養液槽53上の全ての栽培用プレート54を取り出す際、引寄せ用バー55に一端が固定された紐状体56を引っ張って栽培用プレート54を引き寄せ、栽培用プレート54を取り出す、という作業を繰り返す必要があり、作業効率の点で改善の余地がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために、本発明に係る栽培パレットは、培養液に浮かべて用いる栽培パレットであって、前側又は後側の一方に係止部が設けられ、かつ他方に該係止部が係止可能な被係止部が設けられているか、あるいは、前側又は後側に係脱可能に接続される接続具を具備した(請求項1)。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本願発明では、培養液に浮かべた状態からの取り出し作業を効率よく行うことが可能な栽培パレット並びにこれを用いた栽培システム及び栽培方法が得られる。

すなわち、本願の各請求項に係る発明の栽培パレットでは、栽培レーンにその片側から複数の栽培パレットを順次投入する際、例えば栽培パレットの係止部を投入方向前方に向けて栽培レーンに浮かべ、少し前方に移動させた後、その被係止部に、別の栽培パレットの係止部を係止し、少し前方に動かす、という作業を繰り返せばよく、投入作業を効率良く行える。なお、接続具を用いる場合は、係止に替えて、接続具による接続を行えばよい。

また、栽培後における栽培レーンの片側からの複数の栽培パレットの取り出しは、最も手前(片側に最も近い位置)にある栽培パレットから順次行うことになるが、この取り出しの際に、最も手前の栽培パレットの係止部をその前隣の栽培パレットの被係止部に係止させたまま後側を持ち上げて(後側が高くなるように傾けて)引き寄せることにより、前隣の栽培パレット及びこれに連なる他の栽培パレット全体を片側に引き寄せることができ、この作業を繰り返せば全ての栽培パレットを効率良く取り出せる。なお、接続具を用いる場合は、引き寄せた栽培パレットに対する接続具の接続を適宜解除すればよい。

請求項2に係る発明の栽培パレットでは、栽培パレットの前後幅が左右幅以上の場合より、栽培レーンへの投入及びその取出しの際の栽培パレットの移動距離を短くすることができ、この点でも投入及び取出し作業の効率化を図ることができる。

請求項3に係る発明の栽培パレットでは、この栽培パレットを培養液に浮かべた状態で、培地に植栽された植物の根を培養液に浸けつつ、培地を培養液に浸けないようにすることができる。ここで、培地が培養液に浸かって水分を含むと、光が当たる上面に藻が発生し易くなり、見栄えが悪くなるが、のように培地を培養液に浸けないようにすれば、藻の発生を抑制可能である。

請求項4に係る発明の栽培パレットでは、真空成形等により簡便に栽培パレットを製造することが可能となる。

請求項5に係る発明の栽培パレットでは、培地を保持部に装着する際や装着した後に、培地が保持部の下方に抜け落ちてしまうことを、鍔部により、確実に防止することができる。

請求項6に係る発明の栽培パレットでは、本体部の強度を高めることができる。さらに、請求項7に係る発明の栽培パレットでは、より効果的に本体部の強度を高めることができる。

請求項8に係る発明の栽培パレットでは、互いに隣り合う二つの栽培パレットを、一方の栽培パレットの係止部をもう一方の栽培パレットの被係止部に係止させた状態で、片側に引き寄せる際に、左右方向における栽培パレット同士の位置ずれを防止することができる。

請求項9に係る発明の栽培パレットでは、栽培パレットの折り返しフランジに設けられた切欠き部の切り端(エッジ)が周辺物に引っ掛かるのを避けることができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 (A)は本発明の一実施の形態に係る栽培パレットの構成を概略的に示す斜視図、(B)は栽培パレットの切欠き部の形成方法を示す説明図である。
【図2】 (A)は栽培パレットの係止部及び被係止部の構成を概略的に示す説明図、(B)~(F)はその変形例を示す説明図である。
【図3】 (A)は連結した二つの栽培パレットの状態を示す平面図、(B)及び(C)はそれぞれ変形例に係る二つの栽培パレットを連結した状態を示す平面図である。
【図4】 培養液に浮かべた状態の栽培パレットの要部を示す説明図である。
【図5】 (A)及び(B)は、栽培パレットの保持部の構成を概略的に示す縦断面図及び平面図、(C)及び(D)は栽培パレットの培地の変形例を示す正面図である。
【図6】 (A)~(D)は栽培パレットの成形方法を概略的に示す説明図である。
【図7】 (A)~(D)は栽培パレットの変形例を示す平面図である。
【図8】 (A)及び(B)は、従来及び本発明の栽培システムの概念図である。
【図9】 (A)及び(B)は、従来の栽培システムの他の例の分解斜視図及び説明図である。
【図10】 (A)~(C)は栽培パレットの変形例を示す説明図である。
【図11】 (A)~(C)は栽培パレットの変形例を示す説明図である。
【図12】 (A)は植物の根の状態からみてその生育に好ましくない水位、(B)は好ましい水位を示す説明図、(C)は培養液に浮かべた状態の前記栽培パレットの要部を示す説明図である。
【図13】 (A)及び(B)は栽培パレットの変形例を示す縦断端面図及び平面図、(C)は他の変形例の要部を示す斜視図である。
【図14】 (A)及び(B)は、栽培パレットの本体部を垂直に立ち上げた場合と寝かせた場合との排液性の違いを示す説明図である。
【図15】 本発明の他の変形例に係る栽培パレットの斜視図である。
【図16】 本発明の他の変形例に係る栽培パレットの平面図である。
【図17】 本発明の他の変形例に係る二つの栽培パレットにおいて、係合部側に設けられた第1ずれ防止部と被係合部側に設けられた第2ずれ防止部とが係合した部分を拡大して示す平面図である。
【図18】 本発明の他の変形例に係る栽培パレットの角部に設けられた切欠き部周辺を拡大して示す平面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 栽培パレット 1a 穴 2 栽培レーン 3 培養液 4 係止部 4a 第1ずれ防止部 5 被係止部 5a 第2ずれ防止部 6 本体部 6a 補強部 7 立ち上がり壁 8 折り返しフランジ 9 切欠き部 10 培地 11 保持部 12 貫通孔 13 立ち上がり部 14 折り返し部 15 鍔部 16 連通孔 17 板 18 金型 19 刃部 20 抜き金型 21 クランプ 22 裏おさえ 23 ガイド突起 24 係合溝 25 側方突出部 26 側方突出部 27 接続具 27A 接続具 27B 接続具 27C 把手部 27D 突出部 28 補強部材 28a 突出部 28b 穴 29 接続具 30 空間 51 水槽 52 栽培パレット 53 養液槽 54 栽培用プレート 55 引寄せ用バー 56 紐状体 h1 高低差 h2 高低差 w1 上面幅 θ 傾斜角度

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