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  • 特許-皮膚外用剤 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-14
(45)【発行日】2023-08-22
(54)【発明の名称】皮膚外用剤
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/9761 20170101AFI20230815BHJP
   A61K 8/9789 20170101ALI20230815BHJP
   A61K 8/9794 20170101ALI20230815BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20230815BHJP
   A61K 36/53 20060101ALI20230815BHJP
   A61K 36/88 20060101ALI20230815BHJP
   A61K 36/14 20060101ALI20230815BHJP
   A61K 36/60 20060101ALI20230815BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20230815BHJP
【FI】
A61K8/9761
A61K8/9789
A61K8/9794
A61Q19/00
A61K36/53
A61K36/88
A61K36/14
A61K36/60
A61P17/00
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019091540
(22)【出願日】2019-05-14
(65)【公開番号】P2020186204
(43)【公開日】2020-11-19
【審査請求日】2022-05-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000162021
【氏名又は名称】共栄化学工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】澤木 茂
(72)【発明者】
【氏名】澤木 茂豊
(72)【発明者】
【氏名】岩野 英生
【審査官】相田 元
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-155701(JP,A)
【文献】特開2018-090631(JP,A)
【文献】特開平07-187989(JP,A)
【文献】特開2001-031580(JP,A)
【文献】特開2006-052165(JP,A)
【文献】特開2014-105167(JP,A)
【文献】特開2012-051907(JP,A)
【文献】国際公開第2006/109898(WO,A1)
【文献】特開平07-097311(JP,A)
【文献】特表平03-501843(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00- 8/99
A61Q 1/00-90/00
A61K 36/53
A61K 36/88
A61K 36/14
A61K 36/60
A61P 17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1)シソ科(Lamiaceae)シソ属(Perilla)のシソの抽出物、(2)ユリ科ワスレグサ属(Hemerocallis)に属する植物の抽出物、(3)ヒノキ科(Cupressaceae)ビャクシン属(Juniperus)のジュニパーベリー抽出物、及び(4)クワ科(Moraceae)クワ属(Morus)のクワの抽出物を有効成分とする炎症抑制用皮膚外用剤。
【請求項2】
(1)シソ科(Lamiaceae)シソ属(Perilla)のシソの抽出物、(2)ユリ科ワスレグサ属(Hemerocallis)に属する植物の抽出物、(3)ヒノキ科(Cupressaceae)ビャクシン属(Juniperus)のジュニパーベリー抽出物、及び(4)クワ科(Moraceae)クワ属(Morus)のクワの抽出物を有効成分とする色素沈着予防用皮膚外用剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、すぐれた抗炎症作用を有し、安全性の高い機能性素材及びこれを配合した皮膚外用剤(化粧料等)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
皮膚の老化、乾燥及び肌荒れの状態は、加齢に伴う細胞増殖・分化の不活化、ホルモン分泌の低下、細胞外マトリックス成分の量的低下などの内的要因と、太陽光(紫外線)に誘発される活性酸素による細胞・組織の損傷、又は炎症などの外的要因とが複雑に絡み合って生ずる現象である。
【0003】
皮膚老化の外的要因である活性酸素は皮膚細胞に直接傷害を及ぼすばかりでなく、細胞外マトリックス成分等を変性又は架橋させてシワの形成や皮膚の弾力性の低下をもたらし、さらにはメラニン色素の異常沈着を誘発して、炎症、シミ、ソバカスを生じさせるなど、肌に様々なダメージを与える。
【0004】
この皮膚の炎症等を防ぎ、皮膚を健全、かつ、若々しい状態に保持するため、従来、種々の活性成分の使用が提案され、それら抗老化成分、保湿成分やシミを改善する成分を配合した皮膚外用剤が上市されている。例えば、グリチルリチン酸、アラントイン等の抗炎症剤が知られており、皮膚外用剤の成分として広く使用されている。また、特許文献1~4に記載されているように植物由来成分を配合した皮膚外用剤も提案されている。
【0005】
しかし、それら従来の成分には、皮膚などに対する安全性、また、実際に皮膚に適用した際の有効性の観点で問題が存在する。従って、かかる点が改善された皮膚外用剤用の天然物由来の抗炎症成分が求められている。
【0006】
【文献】特開2014-169253号
【文献】特開2006-143670号
【文献】特開平01-090131号
【文献】特開昭50-135236号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、皮膚安全性の観点から天然物由来の新たな抗炎症成分及び色素沈着を予防、改善する成分を見出すべく鋭意研究を行った。その結果、複数の植物の抽出物を併用することで、すぐれた抗炎症効果、及び色素沈着を予防、改善する効果を奏し、かつ、皮膚安全性にすぐれた皮膚外用剤の提供が可能になることを見出し、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、(1)シソ科(Lamiaceae)シソ属(Perilla)のシソの抽出物、(2)ユリ科ワスレグサ属(Hemerocallis)に属する植物の抽出物、(3)ヒノキ科(Cupressaceae)ビャクシン属(Juniperus)のジュニパーベリー抽出物、及び(4)クワ科(Moraceae)クワ属(Morus)のクワの抽出物を有効成分とする皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、(1)シソ科(Lamiaceae)シソ属(Perilla)のシソの抽出物と、(2)ユリ科ワスレグサ属(Hemerocallis)に属する植物の抽出物と、(3)ヒノキ科(Cupressaceae)ビャクシン属(Juniperus)のジュニパーベリー抽出物と、(4)クワ科(Moraceae)クワ属(Morus)のクワの抽出物とを有効成分とする皮膚外用剤であって、当該有効成分が有する抗炎症効果及び色素沈着を予防、改善する効果を発揮する化粧料等の皮膚外用剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、紅斑変化量の測定結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明で用いる「シソ」は、シソ科(Lamiaceae)シソ属(Perilla)のシソであって、一般的に、学名として、Perilla frutescensvar. Crispa、又はPerilla frutescensvar. Brittonで表記されるものを含み、例えば、アオジソ、チリメンジソ、アカジソ、マダラジソ、カタメンジソ、チリメンアオジソ又はこれらの変種もしくは亜種、或いは交配種が挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。また、シソの全草、葉、花部、茎、種子、実、根等、いずれを用いても良いが、全草、或いは葉、花部、茎及び/又は実の使用が好ましく、特に葉及び/又は花部の使用が好ましい。また、シソの使用部位の採取時期及び大きさ等は特に限定されるものではなく、いずれの大きさ、採取時期のものを使用しても良い。
【0012】
本発明で用いるユリ科ワスレグサ属の植物としては、例えば、ホンカンゾウ(Hemerocallis fulva var. fulva)、ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva var. kwanso)、ハマカンゾウ(Hemerocallis fulva var. littorea)、ノカンゾウ(Hemerocallis fulva var. longituba)、アキノワスレグサ(Hemerocallis fulva var. sempervirens)等のワスレグサ(Hemerocallis fulva)、ウコンカンゾウ(Hemerocallis citrina Baroni)、ヒメカンゾウ(Hemerocallis dumortieri var. dumortieri)、マンシュウキスゲ (Hemerocallis lilioasphodelus L.)、小黄花菜(Hemerocallis mirror)、エゾキスゲ(Hemerocallis lilioasphodelus var. yezoensis)、ニッコウキスゲ(Hemerocallis dumortieri var. esculenta)、ユウスゲ(Hemerocallis citrina var. vespertina)、又は叶萱草(Hemerocallis plicata)等が挙げられる。
【0013】
本発明で用いる「ジュニパーベリー」とは、ヒノキ科(Cupressaceae)ビャクシン属(Juniperus)に属するジュニパーベリー(学名:Juniperus communis)である。本発明において使用可能な部位としては、全草、葉、花部、果実、茎、種子、根等が挙げられるが、全草又は果実の使用が好ましい。
【0014】
本発明で用いる「クワ」とはクワ科(Moraceae)クワ属(Morus)のクワ(学名:Morus alba)が挙げられる。本発明において使用可能な部位としては、全草、葉、茎、種子、根等が挙げられるが、全草又は根の使用が好ましい。
【0015】
以上の植物を用いて抽出物を調製する方法を以下に説明する。抽出物の調製は、それぞれの植物の抽出対象部位を、必要に応じて予め水洗い、乾燥し、又細切もしくは粉砕した上で、浸漬法、向流抽出法、超臨界抽出法などの常法によって抽出溶媒に接触させることで行うことができる。
【0016】
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノールなどの低級アルコール類;エチレングリコール、1,3-プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチルなどのエステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル類;n-ヘキサン、トルエン、クロロホルムなどの炭化水素系溶媒などが挙げられ、それらは単独で又は二種以上混合して用いられる。
【0017】
また、本発明の抽出物の調製に際して、一般にはpH3~8の範囲とすることが好ましく、かかる意味で、必要ならば前記の抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤や、クエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤等を添加し、目的とするpHとなるように調整してもよい。又抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpH、或いは被抽出物の細切度、粒度等によっても異なるが、例えば水を抽出溶媒とする浸漬法の場合であれば、抽出温度は一般に1~90℃の範囲であり、又抽出時間は、例えば、室温で0.5~96時間の範囲である。
【0018】
上述のように調製した抽出物は、一般にはpHを3~8に調整した上で、これをそのままの状態で化粧料配合剤として使用しても良く、又減圧濃縮等により所望の濃度として使用しても良い。また、抽出物はスプレードライ法等の常法により乾燥物としても良い。
【0019】
本発明に係る抽出物の混合物溶液は、皮膚外用剤(化粧料、医薬部外品、外用医薬品)に配合することができる。皮膚外用剤としては、例えば、乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パック、口紅、ファンデーション、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ほほ紅、白粉、洗顔料、ボディシャンプー、パック・マスク類(洗浄用パック、オイルパック、クレンジングマスク、含浸シートマスク等)、頭皮,頭髪用シャンプー、頭髪用コンディショナー、育毛,養毛用のシャンプー又はトニック、石けん等の清浄用化粧料、さらには浴剤等が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0020】
皮膚外用剤(化粧料や医薬部外品)には、本発明に係る抽出物のほかに、通常、皮膚外用組成物に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、キレート剤、色素、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。また、本発明に係る抽出物、加水分解物又は発酵物の有効性、特長を損なわない限り、他の生理活性成分を組み合わせて配合することも何ら差し支えない。
【0021】
ここで、油性成分としては、例えば、ハス油、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米糠油、米胚芽油、ヤシ油、カミツレ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、ベルガモット油、ローズヒップ油、アラビアコーヒーノキ種子油、ランベンダー油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、バニラ油、植物由来スクワラン等の植物由来の油脂類;ミンク油、タートル油等の動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン等の炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、エイコセン酸等の脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、イソオクタン酸セチル、2-エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)等の合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
【0022】
また、界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α-スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級~第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2-アルキル-1-アルキル-1-ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N-ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン界面活性剤;N,N-ジメチル-N-アルキル-N-カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N-トリアルキル-N-アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N-アシルアミドプロピル-N′,N′-ジメチル-N′-β-ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン等の両性界面活性剤等を使用することができる。
【0023】
また、乳化剤又は乳化助剤としては、酵素処理ステビア等のステビア誘導体、サポニン又はその誘導体、カゼイン又はその塩(ナトリウム等)、糖と蛋白質の複合体、ショ糖又はそのエステル、ラクトース、大豆由来の水溶性多糖、大豆由来蛋白質と多糖の複合体、ラノリン又はその誘導体、コレステロール、ステビア誘導体(ステビア酵素発酵物等)、ケイ酸塩(アルミニウム、マグネシウム等)、炭酸塩(カルシウム、ナトリウム等)、サポニン及びその誘導体、レシチン及びその誘導体(水素添加レシチン等)、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀等)等を配合することもできる。
【0024】
また、保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液等があり、さらにトレハロース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体等)、チューベロース多糖体、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、NMF関連物質、加水分解コンキオリン、加水分解シルク、スフィンゴモナス培養物、スフィンゴ糖脂質、セラミド、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、シラン根(白及)抽出物、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0025】
また、増粘剤としては、例えば、アルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;シラン根(白及)抽出物;ペクチン、ローカストビーンガム、アロエ多糖体、アルカリゲネス産生多糖体等の多糖類;キサンタンガム、トラガントガム、ローストビーンガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、マスチック樹脂、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体等が挙げられる。
【0026】
また、防腐・殺菌剤としては、例えば、尿素;パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、ポリリン酸、プロパンジオール、1,2-ペンタンジオール、各種精油類、樹皮乾留物、大根発酵液、サトウキビ等の植物由来のエタノール又は1,3-ブチレングリコール等がある。
【0027】
また、粉体成分としては、例えば、セリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビ等)のパウダー、豆類(大豆、小豆等)のパウダー等がある。
【0028】
また、紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-ターシャリーブチル-4-メトキシベンゾイルメタン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
【0029】
また、消泡剤とは、例えば、エタノール、イソプロパノール、ジシロキサン、ジメチルポリシクロサン、ジメチコンケイ酸シリカ、トリシロキサン、シリル化シリカ、ジメチコン、トリメチルシロキシケイ酸、DPGイソボルニルエーテル等がある。
【0030】
また、抗酸化剤としては、例えば、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ムラサキシキブの抽出物、シラン根の抽出物、シャクヤク抽出物、ビタミンE及びその誘導体(例えば、ビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等)等がある。
【0031】
また、キレート剤としては、例えば、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、エデト酸又はその塩類、グルコン酸、フィチン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホン酸四ナトリウム等がある。
【0032】
また、pH調整剤としては、例えば、クエン酸又はその塩類、乳酸又はその塩類、グリコール酸、コハク酸、塩酸、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等がある。
【0033】
また、美白剤としては、t-シクロアミノ酸誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、ニコチン酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、トラネキサム酸及びその誘導体、4-メトキシサリチル酸カリウム塩、マグノリグナン(5,5'-ジプロピル-ビフェニル-2,2’-ジオール)、ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、AMP(アデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)が挙げられ、これらを単独で配合しても、複数を組み合わせて配合しても良い。
【0034】
また、上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレート等のコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシド等のコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL-アスコルビン酸-2-リン酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-リン酸エステルマグネシウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルマグネシウム等のアスコルビン酸エステル塩類、L-アスコルビン酸-2-グルコシド、L-アスコルビン酸-5-グルコシド、アスコルビルトコフェリルマレイン酸、アスコルビルトコフェリルリン酸K、ミリスチル3-グリセリルアスコルビン酸、カプリリル2-グリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基等)、L-アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L-アスコルビン酸テトララウリン酸エステル等のL-アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3-O-エチルアスコルビン酸、L-アスコルビン酸-2-リン酸-6-O-パルミテートナトリウム、グリセリルアスコルビン酸又はそのアシル化誘導体、ビスグリセリルアスコルビン酸等のアスコルビン酸グルセリン誘導体、L-アスコルビン酸リン酸アミノプロピル、L-アスコルビン酸のヒアルロン酸誘導体、3-O-Dラクトース-L-アスコルビン酸、イソステアリルアスコルビルリン酸塩等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン-β-D-グルコピラノシド)、α-アルブチン(ハイドロキノン-α-D-グルコピラノシド)等が、トラネキサム酸誘導体としては、トラネキサム酸エステル(例えば、トラネキサム酸ラウリルエステル、トラネキサム酸ヘキサデシルエステル、トラネキサム酸セチルエステル又はその塩)、トラネキサム酸のアミド体(例えば、トラネキサム酸メチルアミド)等が挙げられ、レゾルシノール誘導体としては、例えば、4-n-ブチルレゾルシノール、4-イソアミルレゾルシノール等が、2,5-ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5-ジアセトキシ安息香酸、2-アセトキシ-5-ヒドロキシ安息香酸、2-ヒドロキシ-5-プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、α-ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α-ヒドロキシオクタン酸等がある。
【0035】
また、生理活性成分としては、例えば、胎盤抽出液、ユキノシタ抽出物、米糠抽出物又はその加水分解物、白芥子抽出物又はその加水分解物、白芥子の発酵物、シャクヤク抽出物又はその加水分解物、乳酸菌醗酵米、ムラサキシキブ抽出物、ハス種子抽出物又はその加水分解物、ハス種子発酵物、ハトムギ加水分解物、ハトムギ種子発酵物、ローヤルゼリー発酵物、酒粕抽出物又はそれに含まれるセラミド、酒粕発酵物、パンダヌス・アマリリフォリウス(Pandanus amaryllifolius Roxb.)抽出物、アルカンジェリシア・フラバ(Arcangelicia flava Merrilli)抽出物、カミツレ抽出物等が挙げられる。また、サンゴ草抽出物、イネの葉の抽出物又はその加水分解物、ナス(ハス、長ナス、賀茂ナス、米ナス等)抽出物又はその加水分解物、アンズ果実の抽出物、カタメンキリンサイ等の海藻の抽出物、アマモ等の海産顕花植物の抽出物、豆乳発酵物、クラゲ水、米抽出物又はその加水分解物、米醗酵エキス、発芽米抽出物又はその加水分解物、発芽米発酵物、黒豆抽出物又はその加水分解物、黒糖抽出物又はその発酵物、ダマスクバラの花の抽出物、イランイラン花抽出物、タケノコの皮の抽出物、リノール酸及びその誘導体もしくは加工物(例えばリポソーム化リノール酸等)、動物又は魚由来のコラーゲン及びその誘導体、エラスチン及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体(ジカリウム塩等)、t-シクロアミノ酸誘導体、ビタミンA及びその誘導体、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸、ゲンチアナ抽出物、甘草抽出物、ニンジン抽出物、オタネニンジン抽出物又はその発酵物、ツバキ抽出物、紅参抽出物、ミツイシコンブ抽出物、ヘチマ抽出物、アナアオサ抽出物、モモ抽出物、ウメ抽出物、桃仁抽出物、キウイ抽出物、ヒマワリ抽出物、ジュアゼイロ(Zizyphus joazeiro)抽出物、パウダルコ樹皮抽出物、ハイビスカスの花抽出物または発酵物、ハゴロモグサ抽出物、チェリモヤ抽出物、マンゴー抽出物、マンゴスチン抽出物、フノリ抽出物、烏龍茶抽出物、紅富貴抽出物、シラン抽出物、サツマイモ抽出物、山椒果皮又は種皮の抽出物または加水分解物、ベニバナ花抽出物、カサブランカ抽出物、甘藷抽出物又はその発酵物、グアバ葉抽出物、オリーブ葉抽出物、セイヨウトチノキ抽出物、ショウガ抽出物、バニラ抽出物、ドクダミ抽出物、晩白柚抽出物、アロエ抽出物、アロエベラ抽出物、イチジク花抽出物、リンゴ抽出物、ホワイトアスパラガス抽出物等がある。
【0036】
次に、製造例、処方例、実施例及び試験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
【0037】
製造例1.シソ葉抽出物の調製
乾燥して粗粉砕したシソの葉20gに精製水を200g添加し4℃で浸漬した後、1,3-ブチレングリコールを200g添加した。これを4℃で抽出を行った後ろ過し、褐色透明のろ液352gを得た(固形分濃度1.01%)。その後、精製水を234g添加し、シソ葉抽出物溶液590gを得た(固形分濃度0.61%)。
【0038】
製造例2-1.ヤブカンゾウ抽出物の調製
乾燥して粉砕したヤブカンゾウの花部の細切物10gに精製水を200g添加し4℃で浸漬した後、1,3-ブチレングリコールを200g添加した。これを4℃で抽出を行った後ろ過し、褐色透明のろ液374gを得た(固形分濃度1.24%)。その後、精製水を249g添加し、ヤブカンゾウ抽出物溶液623gを得た(固形分濃度0.80%)。
【0039】
製造例2-2.ホンカンゾウ抽出物の調製
製造例2-1のヤブカンゾウに代えて、ホンカンゾウの花部を使用する他は、製造例2-1の同様にして、ホンカンゾウ抽出物溶液618gを得た(固形分濃度0.78%)。
【0040】
製造例3.ジュニパーベリー抽出物の調製
乾燥して粉砕したジュニパーベリー10gに精製水を200g添加し4℃で浸漬した後、1,3-ブチレングリコールを200g添加した。これを4℃で抽出を行った後ろ過し、褐色透明のろ液360gを得た(固形分濃度1.01%)。その後、精製水を240g添加し、ジュニパーベリー抽出物溶液600gを得た(固形分濃度0.53%)。
【0041】
製造例4.クワ根の抽出物の調製
乾燥して刻んだクワの根10gに精製水を200g添加し4℃で浸漬した後、1,3-ブチレングリコールを200g添加した。これを4℃で抽出を行った後ろ過し、褐色透明の濾液374gを得た(固形分濃度0.51%)。その後、精製水を249g添加し、クワ根抽出物溶液623gを得た(固形分濃度0.20%)。
【0042】
実施例1.組成物の調製
製造例1、製造例2-1及び製造例3,4で得られた4つの抽出物溶液を等量混合後、不溶物を濾過し、褐色透明の抽出物溶液混合溶液2360gを得た(固形分濃度0.41%)。
【0043】
実施例2.組成物の調製
製造例1、製造例2-2及び製造例3,4で得られた4つの抽出物溶液を等量混合後、不溶物を濾過し、褐色透明の抽出物溶液混合溶液2360gを得た(固形分濃度0.41%)。
【0044】
試験例1.皮膚一次刺激抑制試験
被験者10名(20~60歳の男女)を2グループに分け、それぞれの上腕内側部に被験部を設け、洗浄後に初期値として各被験者の被験部の紅斑量を紅斑量測定装置(メグザメーターMexameter (登録商標) MX18、Courage+Khazaka社製)により測定した。その後、被験部に界面活性剤として公知のラウレス5(10% Polyoxyethylene 5 lauryl ether)、及び一方のグループには実施例1の組成物(溶液として終濃度が1%)を含有した水溶液を用いて30分の半閉塞パッチを行い、他方のグループには実施例2の組成物(溶液として終濃度が1%)を含有した水溶液を用いて30分の半閉塞パッチを行った。半閉塞パッチ終了後、30分以上の間隔を空け、3回同様の半閉塞パッチを繰り返した。各被験者の被験部の紅斑量を上記測定装置により測定し、初期値から処理直後の値を差し引いた値について一次刺激抑制量としてグループ毎に5名の被験者の平均値を算出した。また、比較対照として、実施例1の組成物又は実施例2の組成物に代えてそれぞれ30%のブチレングリコール(30-BG)、及び0.1%のグリチルリチン酸ジカリウム(GK2)を用いて、同様に30分の半閉塞パッチを行い、被験部の紅斑量を上記測定装置により測定した。
【0045】
試験例1の結果を図1に示す。
図1に示すように、本発明の実施例1又は2に係る組成物は、コントロールと比較して、顕著に紅斑を抑制し、すなわち、皮膚の炎症を抑えることが確認され、その効果はグリチルリチン酸ジカリウムよりも顕著であった。また、この結果により、炎症に伴い生じる色素沈着の予防、改善効果も示唆される。
【0046】
以下に、本発明の好ましい処方例を示す。
処方例1.化粧水
[成分] 部
オリーブ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
ブチルパラベン 0.1
実施例1の組成物 3.0
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
香料 適量
【0047】
処方例2.化粧水
処方例1の成分中、実施例1の組成物3.0部に代えて、実施例2の組成物3.0部を用いる他は処方例1と同様にして化粧水を得た。
【0048】
処方例3.乳液
[成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 1.0
親油型ステアリン酸グリセリル 1.0
大豆レシチン 1.5
実施例1の組成物 3.0
L-アスコルビン酸-2-グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
香料 適量
【0049】
処方例4.乳液
処方例3の成分中、L-アスコルビン酸-2-グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてアルブチン3.0部を用いるほかは処方例3と同様にして乳液を得た。
【0050】
処方例5.乳液
処方例3の成分中、L-アスコルビン酸-2-グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてトラネキサム酸2.0部を用いるほかは処方例3と同様にして乳液を得た。
【0051】
処方例6.乳液
処方例3の成分中、L-アスコルビン酸-2-グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてニコチン酸アミド3.0部を用いるほかは処方例3と同様にして乳液を得た。
【0052】
処方例7.ローション
[成分] 部
実施例1の組成物 10.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
キサンタンガム 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0053】
処方例8.エッセンス
[成分] 部
エタノール 2.0
グリセリン 5.0
1、3-ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
実施例1の組成物 5.0
クエン酸 0.3
クエン酸ナトリウム 0.6
精製水 全量が100部となる量
【0054】
実施例9.リキッドファンデーション
[成分] 部
ステアリン酸 2.4
モノステアリン酸プロピレングリコール 2.0
セトステアリルアルコール 0.2
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 3.0
ミリスチン酸イソプロピル 8.5
プロピルパラベン 0.05
実施例2の組成物 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ベントナイト 0.5
プロピレングリコール 4.0
トリエタノールアミン 1.1
メチルパラベン 0.1
精製水 全量が100部となる量
酸化チタン 8.0
タルク 4.0
着色顔料 適量
【0055】
処方例10.ボディシャンプー
[成分] 部
N-ラウロイルメチルアラニンナトリウム 25.0
ヤシ油脂肪酸カリウム液(40%) 26.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0
メチルパラベン 0.1
実施例1の組成物 5.0
1,3-ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0056】
処方例11.育毛料
[成分] 部
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
モノニトログアヤコールナトリウム 0.02
塩酸ピリドキシン 0.03
l-メントール 0.8
タマサキツヅラフジ根エキス 0.3
褐藻エキス 0.3
オタネニンジンエキス 0.3
ゲンチアナエキス 2.0
実施例1の組成物 3.5
トリメチルグリシン 0.5
乳酸 0.2
1、3-ブチレングリコール 10.0
フェノキシエタノール 0.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.4
L-アルギニン 適量
エタノール 20.0
精製水 全量が100部となる量
【0057】
処方例12.ヘアシャンプー
[成分] 部
N-ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
メチルパラベン 0.1
クエン酸 0.1
実施例1の組成物 2.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0058】
実施例13.ヘアコンディショナー
[成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
セタノール 3.2
ステアリルアルコール 1.0
メチルパラベン 0.1
実施例1の組成物 2.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
精製水 全量が100部となる量
【0059】
処方例14.シートマスク
不織布に下記の成分を含浸させてシートマスクを得る。
[成分] 部
実施例1の組成物 10.0
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
キサンタンガム 1.0
水溶性コラーゲン 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
図1