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特許7331048情報処理プログラム、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-14
(45)【発行日】2023-08-22
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/69 20140101AFI20230815BHJP
   A63F 13/45 20140101ALI20230815BHJP
   A63F 13/792 20140101ALI20230815BHJP
   A63F 13/5375 20140101ALI20230815BHJP
【FI】
A63F13/69 510
A63F13/45
A63F13/792
A63F13/5375
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2021117932
(22)【出願日】2021-07-16
(65)【公開番号】P2023013616
(43)【公開日】2023-01-26
【審査請求日】2022-04-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001276
【氏名又は名称】弁理士法人小笠原特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100130269
【弁理士】
【氏名又は名称】石原 盛規
(72)【発明者】
【氏名】泉水 一慶
(72)【発明者】
【氏名】安原 真樹
【審査官】関口 英樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-047100(JP,A)
【文献】特開2017-196116(JP,A)
【文献】特開2021-097921(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F9/24
13/00-13/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、
複数のコンテンツがそれぞれの抽選ゲームに抽選対象として設定された複数の抽選ゲームのうち、少なくとも1つの抽選ゲームをユーザ操作に基づいて選択する抽選ゲーム選択手段と、
前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームに抽選対象として設定された複数のコンテンツのうち少なくとも1つのコンテンツを、抽選に基づいて特定する第1特定手段と、
前記複数の抽選ゲームのうち、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから所定の条件に基づいて選出される抽選ゲームを、推奨抽選ゲームとして特定する第2特定手段と、
抽選結果表示シーンにおいて、少なくとも、前記第1特定手段によって特定された前記コンテンツに関する第1画像と、前記第2特定手段によって特定された前記推奨抽選ゲームに関する第2画像とを表示装置に表示させる表示手段と、
前記抽選結果表示シーンにおいて前記第2画像に対するユーザ操作があった場合には、当該抽選結果表示シーンから、当該第2画像に関する前記推奨抽選ゲームのためのシーンに遷移させるシーン遷移手段として、
前記コンピュータを機能させ
前記複数の抽選ゲームのそれぞれには、予め少なくとも1つのタグ情報が対応付けて記憶され、
前記第2特定手段は、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、当該選択された前記抽選ゲームに対応付けて記憶された前記タグ情報と関連するタグ情報が対応付けて記憶された少なくとも1つの抽選ゲームを前記推奨抽選ゲームとして特定する、情報処理プログラム。
【請求項2】
前記第2特定手段は、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、当該選択された前記抽選ゲームと予め紐づけられる少なくとも1つの抽選ゲーム、および/または、当該選択された前記抽選ゲームと予め紐づけられない抽選ゲームを前記推奨抽選ゲームとして特定する、請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記第2特定手段は、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームに対応付けて記憶された前記タグ情報と関連するタグ情報が対応付けて記憶された抽選ゲームが複数存在する場合、当該関連するタグ情報の数に基づいて、当該複数存在する抽選ゲームから前記推奨抽選ゲームを特定する、請求項に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記第2特定手段は、前記複数の抽選ゲームのうち、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、前記所定の条件とは異なる条件に基づいて決定される数の抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定する、請求項1~の何れかに記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記第2特定手段は、前記複数の抽選ゲームのうち、現在ユーザが選択可能な抽選ゲームの数に少なくとも基づいて決定される数の抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定する、請求項に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記抽選ゲーム選択手段は、有償アイテムの消費と引き換えに実行可能な複数の第1抽選ゲームと、有償アイテムの消費を伴わずに実行可能な複数の第2抽選ゲームから、少なくとも1つの抽選ゲームをユーザ操作に基づいて選択し、
前記第2特定手段は、前記複数の第1抽選ゲームのうち、前記所定の条件に基づいて選出される抽選ゲームを前記推奨抽選ゲームとして特定する、請求項1~の何れかに記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記表示手段は、第3画像を含む前記抽選結果表示シーンを前記表示装置に表示し、
前記シーン遷移手段は、前記抽選結果表示シーンにおいて前記第3画像に対するユーザ操作があった場合には、当該抽選結果表示シーンから、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームのためのシーンに遷移させる、請求項1~の何れかに記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
ユーザが所持するコンテンツを所持コンテンツとして記憶装置に記憶する記憶手段として前記コンピュータを機能させ、
前記第2特定手段は、抽選対象として設定された複数のコンテンツの全てが前記所持コンテンツとして前記記憶装置に記憶されている前記抽選ゲームを、前記推奨抽選ゲームとして特定する対象から除外する、請求項1~の何れかに記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記第2特定手段は、前記推奨抽選ゲームのためのシーンに遷移した後に、前記複数の抽選ゲームのうち、当該推奨抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから前記所定の条件に基づいて選出される抽選ゲームを、推奨抽選ゲームとして特定する、請求項1~の何れかに記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
複数のコンテンツがそれぞれの抽選ゲームに抽選対象として設定された複数の抽選ゲームのうち、少なくとも1つの抽選ゲームをユーザ操作に基づいて選択する抽選ゲーム選択手段と、
前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームに抽選対象として設定された複数のコンテンツのうち少なくとも1つのコンテンツを、抽選に基づいて特定する第1特定手段と、
前記複数の抽選ゲームのうち、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから所定の条件に基づいて選出される抽選ゲームを、推奨抽選ゲームとして特定する第2特定手段と、
抽選結果表示シーンにおいて、少なくとも、前記第1特定手段によって特定された前記コンテンツに関する第1画像と、前記第2特定手段によって特定された前記推奨抽選ゲームに関する第2画像とを表示する表示手段と、
前記抽選結果表示シーンにおいて前記第2画像に対するユーザ操作があった場合には、当該抽選結果表示シーンから、当該第2画像に関する前記推奨抽選ゲームのためのシーンに遷移させるシーン遷移手段とを備え
前記複数の抽選ゲームのそれぞれには、予め少なくとも1つのタグ情報が対応付けて記憶され、
前記第2特定手段は、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、当該選択された前記抽選ゲームに対応付けて記憶された前記タグ情報と関連するタグ情報が対応付けて記憶された少なくとも1つの抽選ゲームを前記推奨抽選ゲームとして特定する、情報処理システム。
【請求項11】
複数のコンテンツがそれぞれの抽選ゲームに抽選対象として設定された複数の抽選ゲームのうち、少なくとも1つの抽選ゲームをユーザ操作に基づいて選択する抽選ゲーム選択ステップと、
前記抽選ゲーム選択ステップによって選択された前記抽選ゲームに抽選対象として設定された複数のコンテンツのうち少なくとも1つのコンテンツを、抽選に基づいて特定する第1特定ステップと、
前記複数の抽選ゲームのうち、前記抽選ゲーム選択ステップによって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから所定の条件に基づいて選出される抽選ゲームを、推奨抽選ゲームとして特定する第2特定ステップと、
抽選結果表示シーンにおいて、少なくとも、前記第1特定ステップによって特定された前記コンテンツに関する第1画像と、前記第2特定ステップによって特定された前記推奨抽選ゲームに関する第2画像とを表示する表示ステップと、
前記抽選結果表示シーンにおいて前記第2画像に対するユーザ操作があった場合には、当該抽選結果表示シーンから、当該第2画像に関する前記推奨抽選ゲームのためのシーンに遷移させるシーン遷移ステップとを備え
前記複数の抽選ゲームのそれぞれには、予め少なくとも1つのタグ情報が対応付けて記憶され、
前記第2特定ステップは、前記抽選ゲーム選択ステップによって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、当該選択された前記抽選ゲームに対応付けて記憶された前記タグ情報と関連するタグ情報が対応付けて記憶された少なくとも1つの抽選ゲームを前記推奨抽選ゲームとして特定する、情報処理方法。
【請求項12】
複数のコンテンツがそれぞれの抽選ゲームに抽選対象として設定された複数の抽選ゲームのうち、少なくとも1つの抽選ゲームをユーザ操作に基づいて選択する抽選ゲーム選択手段と、
前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームに抽選対象として設定された複数のコンテンツのうち少なくとも1つのコンテンツを、抽選に基づいて特定する第1特定手段と、
前記複数の抽選ゲームのうち、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから所定の条件に基づいて選出される抽選ゲームを、推奨抽選ゲームとして特定する第2特定手段と、
抽選結果表示シーンにおいて、少なくとも、前記第1特定手段によって特定された前記コンテンツに関する第1画像と、前記第2特定手段によって特定された前記推奨抽選ゲームに関する第2画像とを表示する表示手段と、
前記抽選結果表示シーンにおいて前記第2画像に対するユーザ操作があった場合には、当該抽選結果表示シーンから、当該第2画像に関する前記推奨抽選ゲームのためのシーンに遷移させるシーン遷移手段とを備え
前記複数の抽選ゲームのそれぞれには、予め少なくとも1つのタグ情報が対応付けて記憶され、
前記第2特定手段は、前記抽選ゲーム選択手段によって選択された前記抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、当該選択された前記抽選ゲームに対応付けて記憶された前記タグ情報と関連するタグ情報が対応付けて記憶された少なくとも1つの抽選ゲームを前記推奨抽選ゲームとして特定する、情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抽選ゲームを行うゲーム等の情報処理に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、抽選ゲームを行って抽選ゲームの結果を表示するゲームが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-180784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のゲームには、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心をさらに向上させる点で改善の余地があった。
【0005】
それ故に、本発明の目的は、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心を向上させることができる情報処理プログラム、情報処理システム、情報処理方法、および情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、例えば以下のような構成例が挙げられる。
【0007】
構成例の一例は、情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、抽選ゲーム選択手段と、第1特定手段と、第2特定手段と、表示手段と、シーン遷移手段としてコンピュータを機能させる。選ゲーム選択手段は、複数のコンテンツがそれぞれの抽選ゲームに抽選対象として設定された複数の抽選ゲームのうち、少なくとも1つの抽選ゲームをユーザ操作に基づいて選択する。第1特定手段は、抽選ゲーム選択手段によって選択された抽選ゲームに抽選対象として設定された複数のコンテンツのうち少なくとも1つのコンテンツを、抽選に基づいて特定する。第2特定手段は、複数の抽選ゲームのうち、抽選ゲーム選択手段によって選択された抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから所定の条件に基づいて選出される抽選ゲームを、推奨抽選ゲームとして特定する。表示手段は、抽選結果表示シーンにおいて、少なくとも、第1特定手段によって特定されたコンテンツに関する第1画像と、第2特定手段によって特定された推奨抽選ゲームに関する第2画像とを表示装置に表示させる。シーン遷移手段は、抽選結果表示シーンにおいて第2画像に対するユーザ操作があった場合には、当該抽選結果表示シーンから、当該第2画像に関する推奨抽選ゲームのためのシーンに遷移させる。
【0008】
上記構成例によれば、ユーザが選択した抽選ゲームとは異なる抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定して当該推奨抽選ゲームに関する第2画像を表示できるので、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心を向上させることができる。
【0009】
他の構成例として、第2特定手段は、抽選ゲーム選択手段によって選択された抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、当該選択された抽選ゲームと予め紐づけられる少なくとも1つの抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定してもよい。
【0010】
上記構成例によれば、ユーザが選択した抽選ゲームと関連する抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定できるので、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心を向上させることができる。
【0011】
他の構成例として、第2特定手段は、抽選ゲーム選択手段によって選択された抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、当該選択された抽選ゲームと予め紐づけられる少なくとも1つの抽選ゲーム、および/または、当該選択された抽選ゲームと予め紐づけられない抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定してもよい。
【0012】
上記構成例によれば、ユーザが選択した抽選ゲームと関連しない幅広い抽選ゲームまで、推奨抽選ゲームとして特定できるので、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心を向上させることができる。
【0013】
他の構成例として、複数の抽選ゲームのそれぞれには、予め少なくとも1つのタグ情報が対応付けて記憶され、第2特定手段は、抽選ゲーム選択手段によって選択された抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、当該選択された抽選ゲームに対応付けて記憶されたタグ情報と関連するタグ情報が対応付けて記憶された少なくとも1つの抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定してもよい。
【0014】
上記構成例によれば、抽選ゲームに対応付けたタグ情報の関連性によって抽選ゲームを関連付けるので、抽選ゲームが追加や削除されたり変更されたりした場合等において、抽選ゲーム同士の関連性を管理し易い。
【0015】
他の構成例として、第2特定手段は、抽選ゲーム選択手段によって選択された抽選ゲームに対応付けて記憶されたタグ情報と関連するタグ情報が対応付けて記憶された抽選ゲームが複数存在する場合、当該関連するタグ情報の数に基づいて、当該複数存在する抽選ゲームから推奨抽選ゲームを特定してもよい。
【0016】
上記構成例によれば、特定される推奨抽選ゲームにおいて、ユーザが選択した抽選ゲームとの関連性に幅を持たせることができる。
【0017】
他の構成例として、第2特定手段は、複数の抽選ゲームのうち、抽選ゲーム選択手段によって選択された抽選ゲームとは異なる抽選ゲームから、所定の条件とは異なる条件に基づいて決定される数の抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定してもよい。
【0018】
上記構成例によれば、適切な数の抽選ゲームを推奨できるので、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心を適切に向上させることができる。
【0019】
他の構成例として、第2特定手段は、複数の抽選ゲームのうち、現在ユーザが選択可能な抽選ゲームの数に少なくとも基づいて決定される数の抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定してもよい。
【0020】
上記構成例によれば、ユーザが選択可能な抽選ゲームの数に基づいて適切な数の抽選ゲームを推奨できるので、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心を適切に向上させることができる。
【0021】
他の構成例として、抽選ゲーム選択手段は、有償アイテムの消費と引き換えに実行可能な複数の第1抽選ゲームと、有償アイテムの消費を伴わずに実行可能な複数の第2抽選ゲームから、少なくとも1つの抽選ゲームをユーザ操作に基づいて選択し、第2特定手段は、複数の第1抽選ゲームのうち、所定の条件に基づいて選出される抽選ゲームを推奨抽選ゲームとして特定してもよい。
【0022】
他の構成例として、表示手段は、第3画像を含む抽選結果表示シーンを表示装置に表示し、シーン遷移手段は、抽選結果表示シーンにおいて第3画像に対するユーザ操作があった場合には、当該抽選結果表示シーンから、抽選ゲーム選択手段によって選択された抽選ゲームのためのシーンに遷移させてもよい。
【0023】
上記構成例によれば、今回実行した抽選ゲームのためのシーンに再び遷移するので、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心を向上させつつ、今回実行した抽選ゲームに対するユーザの興味を持続させることができる。
【0024】
他の構成例として、ユーザが所持するコンテンツを所持コンテンツとして記憶装置に記憶する記憶手段として前記コンピュータを機能させ、第2特定手段は、抽選対象として設定された複数のコンテンツの全てが所持コンテンツとして記憶装置に記憶されている抽選ゲームを、推奨抽選ゲームとして特定する対象から除外してもよい。
【0025】
上記構成例によれば、ユーザが全てのコンテンツを所持している抽選ゲームが推奨抽選ゲームとして特定されないので、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心を向上させることができる。
【発明の効果】
【0026】
本実施形態によれば、複数ある抽選ゲームのそれぞれに対するユーザの関心を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】情報処理装置10の例を示すブロック図
図2】ゲーム画面の例を示す図
図3】ゲーム画面の例を示す図
図4】ゲーム画面の例を示す図
図5】情報処理装置10のメモリ12に格納されるデータ等の例
図6】情報処理装置10のメモリ12に格納されるデータ等の例
図7】情報処理装置10のメモリ12に格納されるデータ等の例
図8】抽選ゲーム処理の詳細を示すフローチャートの例
図9】オススメ画像決定処理の詳細を示すフローチャートの例
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、一実施形態について説明する。
【0029】
[情報処理装置のハードウェア構成]
まず、本実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する。本実施形態では、情報処理装置10として、例えば、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスや、携帯型のゲーム装置や、携帯可能なノートパソコン等を想定している。以下の説明では、表示画面とタッチパネルを一体型の態様で備えている情報処理装置(例えばスマートフォン)を一例として説明する。そのため、主に、入力操作は、タッチパネルへの入力となっている。なお、他の実施形態では、入力操作については、情報処理装置と無線又は有線で接続された物理的なコントローラ(マウス等)を用いる形態でもよいし、例えば、情報処理装置と一体となるよう構成された入力装置を用いる形態でもよい。
【0030】
図1は、本実施形態に係る情報処理装置10の機能ブロック図である。図1において、情報処理装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、操作部14と、表示部15とを備える。プロセッサ11は、後述する情報処理を実行したり、情報処理装置10の全体的な動作を制御したりするためのシステムプログラム(図示せず)を実行することで、情報処理装置10の動作を制御する。なお、プロセッサ11は、単一のプロセッサを搭載してもよいし、複数のプロセッサを搭載するようにしてもよい。メモリ12には、プロセッサ11によって実行される各種プログラムおよび当該プログラムで利用される各種データが格納される。メモリ12は、例えば、フラッシュEEPROMやハードディスク装置である。通信部13は、インターネットを介した所定のサーバとの通信や、他の情報処理装置10等との通信を行う。操作部14は、例えば、ユーザからの操作を受け付けるための入力装置である。表示部15は、典型的には液晶表示装置である。なお、本実施形態に係る処理では、操作部14及び表示部15として、液晶画面と一体化したタッチパネルを想定する。なお、他の実施形態では、操作部14として、タッチパネル以外の所定のポインティングデバイスを用いてもよい。
【0031】
[本実施形態の情報処理(ゲーム処理)の概要]
次に、本実施形態で実行される情報処理の概要について説明する。まず、本実施形態では、所定のコンテンツを「抽選」の処理によって入手可能なアプリケーション処理を想定する。具体的には、アプリケーションの一例として、ゲームアプリケーションの処理(「ゲーム処理」という場合がある)を想定する。また、抽選で入手できるコンテンツの一例として、ゲーム内で利用可能な「ゲーム内コンテンツ」を想定する。
【0032】
上記「ゲーム内コンテンツ」としては、例えば、ゲーム内に出てくるキャラクタやユニット、武器や防具等のアイテム類、魔法やスキル等の能力類等を想定している。
【0033】
本実施形態で想定するゲーム処理についてより具体的に説明する。本実施形態にかかるゲームは、様々な仮想キャラクタ(住民キャラクタ)が生活している仮想ゲーム世界内で、プレイヤキャラクタとして仮想的に生活するゲームである。例えば、様々なアイテムを獲得して自分の家を建てたり、庭を整備したり、住民キャラクタと会話を行ったりできる。
【0034】
以下の説明では、上記ゲーム内コンテンツの一例として、自分の家や庭等に配置可能な家具や小物類等の「アイテム」を用いて説明する。
【0035】
次に、アイテムの入手方法に関して具体的に説明する。本実施形態では、ユーザは、抽選によりアイテムを入手(獲得)することができる。また、本実施形態では、ユーザは、ゲーム内で「抽選ゲーム」を実行し、抽選ゲームの実行により行われる抽選で選ばれたアイテムを入手することができる。
【0036】
本実施形態にかかるゲーム(「本ゲーム」という場合がある)では、ユーザは、抽選ゲームをゲーム内の所定の場面で実行できる。また、本ゲームでは、抽選ゲームの実行方法として、2種類の方法が用意されている。具体的には、ゲーム内において「第1ゲーム通貨」と呼ばれる仮想通貨を用いた方法と、第1ゲーム通貨とは異なる仮想通貨であって、ゲーム内において「第2ゲーム通貨」と呼ばれる仮想通貨を用いた方法が用意されている。
【0037】
ここで、本実施形態における上記2種類の仮想通貨の違いについて説明する。まず、第1ゲーム通貨は、現実世界の通貨を用いた決済処理によってユーザに付与される仮想通貨である。一方、第2ゲーム通貨は、その入手方法が、ゲーム世界内で閉じられているものである。例えば、第2ゲーム通貨は、ゲーム内でアイテムを売却することで得ることができる。
【0038】
また、本ゲームでは、抽選ゲームの種類として、「第1抽選ゲーム」と「第2抽選ゲーム」がある。第1抽選ゲームは、第1ゲーム通貨と引き換えに実行できる抽選ゲームであり、第2抽選ゲームは、第2ゲーム通貨と引き換えに実行できる抽選ゲームである。第1抽選ゲームには「販売期間」が設定されており、第1抽選ゲームによって入手可能なアイテム(当選可能なアイテム)には当該販売期間に関係したアイテムが多い。例えば、クリスマスシーズンが販売期間として設定された第1抽選ゲームには、クリスマスリースやクリスマスツリーやキャンドル等が抽選対象のアイテムとして設定されている。一方、第2抽選ゲームには販売期間が設定されておらず、第2抽選ゲームによって入手可能なアイテムには年中使用されるアイテムが多く含まれていてよい。例えば、第2抽選ゲームには、タンスやソファー等が抽選対象のアイテムとして設定されている。また、抽選ゲームには、それぞれ、「コンセプト」があり、コンセプトに沿ったアイテムが抽選対象として設定されている。例えば、「家具」がコンセプトの第2抽選ゲームには、家具類のアイテムが抽選対象として設定されており、「クリスマス」がコンセプトの第1抽選ゲームには、クリスマス関連のアイテムが抽選対象として設定されており、「ハロウィン」がコンセプトの第1抽選ゲームには、ハロウィン関連のアイテムが抽選対象として設定されている。
【0039】
図2は、抽選ゲームが実行されて抽選により決定したアイテムをユーザが獲得する場合に表示される画面遷移の一例について説明するための図である。以下、図2を用いて、具体的に説明する。
【0040】
まず、本ゲーム内で実行可能な抽選ゲームを表示する所定の操作をユーザが行うと、図2(1)に示すように、実行可能な抽選ゲームが一覧表示される。図2(1)では、一例として、画面の上半分に、「第2抽選ゲーム」と描かれた画像20とユーザが実行可能な第2抽選ゲームが表示され、画面の下半分に、「第1抽選ゲーム」と描かれた画像21とユーザが実行可能な第1抽選ゲームが表示されている。本実施形態では、一例として、抽選ゲームは、立方体の画像として表示されている。また、第2抽選ゲームには小文字のアルファベットが描かれ、第1抽選ゲームには大文字のアルファベットが描かれている。図2(1)では、一例として、ユーザが実行可能な第2抽選ゲームとして「c」が描かれた第2抽選ゲームの画像22と「d」が描かれた第2抽選ゲームの画像23が表示され、ユーザが実行可能な第1抽選ゲームとして「A」が描かれた第1抽選ゲームの画像24と「F」が描かれた第1抽選ゲームの画像25と「H」が描かれた第1抽選ゲームの画像26が表示されている。
【0041】
その後、ユーザ操作(例えば、画面のタップ操作)によって、ユーザが実行したい抽選ゲームが選択されると、図2(2)に示すように、選択された抽選ゲームが大きく表示される画面に移行(遷移)する。図2(2)では、「A」が描かれた第1抽選ゲームの画像24が選択されたことにより、当該第1抽選ゲームの画像24が大きく表示された画面に移行している。そして、図2(3)に示すように、ユーザによって選択された抽選ゲームが実行されて、アイテムが出てくる演出表示が行われる。図2(3)では、一例として、大文字の「A」が描かれた第1抽選ゲームの画像24からアイテム(当該第1抽選ゲームに設定された抽選対象の複数のアイテムから抽選により選定されたアイテム)が出てくる演出画像30が表示されている。なお、図2(3)では、どのアイテムが出てきたのか識別できない態様で演出画像30が表示されている。しかし、他の実施形態では、どのアイテムが出てきたのか識別できる態様で演出画像30が表示されてもよい。
【0042】
その後、図2(4)に示すように、「抽選結果表示シーン」の一例として、抽選ゲームの結果、抽選されたアイテム(獲得したアイテム)の画像が表示された「獲得アイテム画面」が表示される。本実施形態では、獲得アイテム画面には「第1画像」が含まれる。図2(4)では、第1画像の一例として、獲得したアイテムの名前の画像31と獲得したアイテムの画像32が表示されている。なお、他の実施形態では、第1画像として、獲得したアイテムについて説明する画像が表示されてもよい。また、本実施形態では、獲得アイテム画面には「第2画像」が含まれる。そして、図2(4)に示すように、第2画像の一例として、所定の条件に基づいて選出されるオススメの第1抽選ゲームを示すサムネイル画像(「オススメ画像」という場合がある)が3つまで(3枠まで)表示される場合がある。
【0043】
ここで、抽選ゲーム(第1抽選ゲームおよび第2抽選ゲーム)には、それぞれ、当該抽選ゲームのコンセプトからイメージされる言葉(当該抽選ゲームにより獲得可能なアイテムからイメージされる言葉と考えてもよい)を示すタグ情報が設定されている(紐づけられている)。例えば、クリスマスがコンセプトの第1抽選ゲームには、「クリスマス」、「楽しい」、「美しい」、「冬」、「家族」等の言葉がタグ情報として設定されている。例えば、ハロウィンがコンセプトの第1抽選ゲームには、「ハロウィン」、「楽しい」、「かぼちゃ」、「パーティー」等の言葉がタグ情報として設定されている。そして、獲得アイテム画面には、今回実行した抽選ゲームに設定されたタグ情報と同じタグ情報が1つ以上設定された第1抽選ゲーム(「タグ適合抽選ゲーム」という場合がある)をオススメの第1抽選ゲームとして示すオススメ画像が2つまで表示される場合がある。また、獲得アイテム画面には、今回実行した抽選ゲームに設定されたタグ情報と同じタグ情報が1つも設定されていない第1抽選ゲーム(「タグ非適合抽選ゲーム」という場合がある)をオススメの第1抽選ゲームとして示すオススメ画像が2つまで表示される場合がある。図2(4)では、一例として、「オススメの抽選ゲームです」と書かれた画像33と、「J」が描かれた第1抽選ゲームのオススメ画像34と、「B」が描かれた第1抽選ゲームのオススメ画像35と、「Z」が描かれた第1抽選ゲームのオススメ画像36が表示されている。
【0044】
このように、本ゲームでは、獲得アイテム画面において、今回実行した抽選ゲームと関連する第1抽選ゲーム(タグ適合抽選ゲーム)をオススメすると共に、今回実行した抽選ゲームと関連しない第2抽選ゲーム(タグ非適合抽選ゲーム)をオススメしてもよい。このことにより、期間限定の抽選ゲームである第2抽選ゲームにユーザの関心を向けることができ、又、今回実行した抽選ゲームと関連する第2抽選ゲームばかりでなく今回実行した抽選ゲームと関連しない第2抽選ゲームも紹介できるので、多様な第2抽選ゲームをユーザに紹介できる。
【0045】
なお、獲得アイテム画面でオススメされる第1抽選ゲームは、今回実行した抽選ゲームとは異なる抽選ゲームであり、又、現在販売期間中の抽選ゲームである。また、獲得アイテム画面でオススメされる第1抽選ゲームは、抽選対象となるアイテムをユーザが全て所持している第1抽選ゲームを除外した第1抽選ゲームである。
【0046】
そして、図2(4)に示す獲得アイテム画面において、オススメの第1抽選ゲームを示すオススメ画像の何れかに対するユーザ操作(例えば、第1抽選ゲームを示すオススメ画像の表示位置に対するタップ操作)が行われると、操作されたオススメ画像にかかる第1抽選ゲームの実行画面に移行する。図3は、オススメの第1抽選ゲームの実行画面の一例を示す図である。図3に示すように、オススメの第1抽選ゲームの実行画面には、獲得アイテム画面においてユーザが操作したオススメ画像にかかる第1抽選ゲームの画像41と、当該第1抽選ゲームを実行するために必要な第1ゲーム通貨の枚数を示す画像40と、「実行する」ボタンの画像42と、「やめる」ボタンの画像43とが表示されている。図3では、図2(4)に示す獲得アイテム画面において「J」が描かれた第1抽選ゲームを示すオススメ画像34が選択されて、「J」が描かれた第1抽選ゲームの画像41が表示された実行画面が表示されている。
【0047】
第1抽選ゲームの実行画面(図3参照)において、ユーザは、「実行する」ボタンの画像42を操作(例えば、タップ操作)することによって、当該実行画面に表示された第1抽選ゲームを、第1ゲーム通貨を消費して実行することができる。そして、第1抽選ゲームの実行画面においてユーザが第1抽選ゲームを実行した場合、当該第1抽選ゲームを、図2(2)を用いて説明した「選択された抽選ゲーム」として表示し、その後、図2(3)(4)を用いて説明した内容の画面が当該第1抽選ゲームを対象として表示される。つまり、図3に示す第1抽選ゲームの実行画面で第1抽選ゲームを実行する操作を行うと、当該第1抽選ゲームが実行されて抽選により獲得されたアイテムが表示されると共に再びオススメ画像が選択されて表示される。一方、第1抽選ゲームの実行画面(図3参照)において、ユーザが「やめる」ボタンの画像43を操作(例えば、タップ操作)すると、図2(4)を用いて説明した獲得アイテム画面の表示に戻る。
【0048】
図2(4)に示す獲得アイテム画面に表示されている「つづけて実行」ボタンの画像37をユーザが操作(例えば、タップ操作)すると、図4に示すように、今回実行した抽選ゲームと同じ抽選ゲームの実行画面に移行する。図4に示す実行画面には、今回実行した抽選ゲームと同じ抽選ゲームの画像46と、当該抽選ゲームを実行するために必要な第1ゲーム通貨の枚数を示す画像45と、「実行する」ボタンの画像47と、「やめる」ボタンの画像48とが表示されている。図4では、一例として、図2で実行した「A」が描かれた第1抽選ゲーム(今回実行した抽選ゲーム)の実行画面が表示されている。なお、今回実行した抽選ゲームが第2抽選ゲームの場合、当該第2抽選ゲームの実行画面が表示される。
【0049】
今回実行した抽選ゲームと同じ抽選ゲームの実行画面(図4参照)において、ユーザは、「実行する」ボタンの画像47を操作(例えば、タップ操作)することによって、当該実行画面に表示された抽選ゲームを、ゲーム通貨(第1ゲーム通貨又は第2ゲーム通貨)を消費して実行することができる。そして、当該実行画面においてユーザが抽選ゲームを実行した場合、当該抽選ゲームを、図2(2)を用いて説明した「選択された抽選ゲーム」として表示し、その後、図2(3)(4)を用いて説明した内容の画面が当該抽選ゲームを対象として表示される。つまり、図2(4)に示す獲得アイテム画面で「つづけて実行」ボタンの画像37を操作(例えば、タップ操作)すると、今回実行した抽選ゲーム(図2(3)参照)と同じ抽選ゲームを再び実行できる。なお、抽選ゲームの実行画面(図4参照)において、ユーザが「やめる」ボタンの画像48を操作(例えば、タップ操作)すると、図2(4)を用いて説明した獲得アイテム画面の表示に戻る。
【0050】
[本実施形態の情報処理の詳細]
次に、図5図9を参照して、本実施形態の情報処理について詳細に説明する。
【0051】
[使用データについて]
本ゲーム処理において用いられる各種データに関して説明する。図5は、情報処理装置10のメモリ12に格納されるプログラムおよびデータの一例を示している。メモリ12には、ゲームプログラム100、アイテムデータベース101、抽選ゲームデータベース102、所持第1ゲーム通貨データ103、所持第2ゲーム通貨データ104、所持アイテムデータ105、実行可能抽選ゲームデータ106、画像データ107および操作データ108等が格納される。
【0052】
ゲームプログラム100は、本実施形態に係るゲーム処理を実行するためのゲームプログラムである。
【0053】
アイテムデータベース101は、アイテムについて定義したデータである。図6は、アイテムデータベース101のデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、アイテムデータベース101は、アイテムID201と、アイテム種類データ202と、アイテム内容データ203とを含む。
【0054】
アイテムID201は、アイテムを一意に識別するための識別子である。
【0055】
アイテム種類データ202は、アイテムの種類について定義したデータであり、例えば、家具類のアイテムやクリスマス関連のアイテムやハロウィン関連のアイテム等、アイテムの種類を示すデータである。
【0056】
アイテム内容データ203は、アイテムの具体的内容について定義したデータであり、例えば、アイテムの名称や種別(机、イス、タンス等)等を定義した情報が含まれている。
【0057】
抽選ゲームデータベース102は、抽選ゲーム(第1抽選ゲームおよび第2抽選ゲーム)について定義したデータである。図7は、抽選ゲームデータベース102のデータ構成の一例を示す図である。図7に示すように、抽選ゲームデータベース102は、抽選ゲームID211と、抽選ゲーム種類データ212と、販売期間データ213と、抽選対象アイテムデータ214と、全揃いフラグデータ215と、オススメタグデータ216とを含む。
【0058】
抽選ゲームID211は、抽選ゲームを一意に識別するための識別子である。
【0059】
抽選ゲーム種類データ212は、抽選ゲームが第1抽選ゲームであるか第2抽選ゲームであるかを定義したデータである。
【0060】
販売期間データ213は、抽選ゲームの販売期間(販売時期)を定義したデータであり、例えば、12月を示すデータである。
【0061】
抽選対象アイテムデータ214は、抽選ゲームにおいて抽選対象となるアイテム(図6に示したアイテムデータベース101のアイテムID201)を定義したデータである。
【0062】
全揃いフラグデータ215は、抽選ゲームにおける抽選対象のアイテムの全てを所持しているか否かを示すフラグデータである。つまり、対応する抽選対象アイテムデータ214で定義された抽選対象のアイテムの全てを所持しているか否かを示すフラグデータである。
【0063】
オススメタグデータ216は、抽選ゲームのコンセプトからイメージされる言葉(当該抽選ゲームにより獲得可能なアイテムからイメージされる言葉と考えてもよい)を示すタグ情報のデータである。例えば、図7に示すように、クリスマスがコンセプトの抽選ゲーム(抽選ゲームID「1000」参照)には、「クリスマス」、「楽しい」、「美しい」、「冬」、「家族」等のタグ情報がオススメタグデータ216として設定されている。
【0064】
所持第1ゲーム通貨データ103は、ユーザが所持している第1ゲーム通貨の数を示すデータである。
【0065】
所持第2ゲーム通貨データ104は、ユーザが所持している第2ゲーム通貨の数を示すデータである。
【0066】
所持アイテムデータ105は、ユーザが所持しているアイテム(図6に示したアイテムデータベース101のアイテムID201)を示すデータである。
【0067】
実行可能抽選ゲームデータ106は、ユーザが実行可能な抽選ゲーム(図7に示した抽選ゲームデータベース102の抽選ゲームID211)を示すデータである。
【0068】
画像データ107は、抽選ゲームの画像やアイテムの画像等の画像データである。
【0069】
操作データ101は、情報処理装置10に対して行われた操作を示すデータであり、例えばタッチパネルへの入力操作を示すデータである。
【0070】
[ゲーム処理の詳細について]
次に、フローチャートを参照して、本実施形態に係るゲーム処理の詳細を説明する。図8および図9は、本実施形態に係るゲーム処理の詳細を示すフローチャートの一例である。
【0071】
図8に示す抽選ゲーム処理は、ユーザにより、実行可能な抽選ゲームを一覧表示する所定の操作が行われると開始される。
【0072】
ステップS101において、プロセッサ11は、実行可能な抽選ゲームを一覧表示する。具体的には、プロセッサ11は、図5に示した実行可能抽選ゲームデータ106を参照して、図2(1)を用いて説明したように、ユーザが実行可能な抽選ゲームを表示部15に一覧表示させる。その後、処理はステップS102に移る。
【0073】
ステップS102において、プロセッサ11は、ステップS101で表示した実行可能な抽選ゲームの何れかがユーザにより選択される操作(例えば、タップ操作)があるまで待機し(NO)、選択される操作があると(YES)、処理をステップS103に移す。
【0074】
ステップS103において、プロセッサ11は、ステップS102で選択された抽選ゲームを表示する。具体的には、プロセッサ11は、図2(2)を用いて説明したように、ステップS102で選択された抽選ゲームを表示部15に表示させる。その後、処理はステップS104に移る。
【0075】
ステップS104において、プロセッサ11は、獲得するアイテムを抽選により決定する。具体的には、プロセッサ11は、ステップS102で選択された抽選ゲームに抽選対象として設定されているアイテムから、抽選により獲得するアイテムを決定する。より具体的には、プロセッサ11は、図7を用いて説明した抽選ゲームデータベース102を用いて、ステップS102で選択された抽選ゲーム(抽選ゲームID211)に対応する抽選対象アイテムデータ214が示す複数のアイテムから、所定の抽選(例えば、当選確率が等しい抽選)により獲得するアイテムを決定する。その後、処理はステップS105に移る。
【0076】
ステップS105において、プロセッサ11は、オススメ画像決定処理を行う。図9は、図8のステップS105のオススメ画像決定処理のフローチャートの一例である。以下に、図9を用いて、図8のステップS105のオススメ画像決定処理について説明する。
【0077】
図9のステップS201において、プロセッサ11は、所定条件を満たす抽選ゲームを特定する。具体的には、プロセッサ11は、図8のステップS102で今回選択された抽選ゲーム以外の抽選ゲームであり、且つ、販売期間中の第1抽選ゲームであり、且つ、抽選対象のアイテムをユーザが全て所持している(全て揃えている)抽選ゲームではない抽選ゲームを特定する処理を行う。この処理は、抽選ゲーム種類データ212、販売期間データ213、抽選対象アイテムデータ214および全揃いフラグデータ215(図7参照)等を用いて行われる。その後、処理はステップS202に移る。
【0078】
ステップS202において、プロセッサ11は、ステップS201で特定された抽選ゲームの数が3つ以上であるか否かを判定する。ステップS202での判定がYESの場合、処理はステップS203に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS205に移る。
【0079】
ステップS203において、プロセッサ11は、ステップS201で特定された抽選ゲームに、上記した「タグ適合抽選ゲーム」が2つ以上あり、且つ、上記した「タグ非適合抽選ゲーム」が1つ以上あるか否かを判定する。具体的には、プロセッサ11は、ステップS201で特定された抽選ゲームに、図8のステップS102で選択された抽選ゲームに設定されたタグ情報と同じタグ情報(「適合タグ」という場合がある)が1つ以上設定された第1抽選ゲーム(つまり、タグ適合抽選ゲーム)が2つ以上あり、且つ、図8のステップS102で選択された抽選ゲームに設定されたタグ情報と同じタグ情報が1つも設定されていない第1抽選ゲーム(つまり、タグ非適合抽選ゲーム)が1つ以上あるか否かを判定する。この処理は、オススメタグデータ216を(図7参照)を用いて行われる。ステップS203での判定がYESの場合、処理はステップS204に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS205に移る。
【0080】
ステップS204において、プロセッサ11は、獲得アイテム画面(図2(4)参照)にタグ適合抽選ゲームのオススメ画像を表示するための「タグ適合枠(タグ適合領域)」を2つに決定し、又、獲得アイテム画面にタグ非適合抽選ゲームのオススメ画像を表示するための「タグ非適合枠(タグ非適合領域)」を1つに決定する。その後、処理はステップS217に移る。
【0081】
ステップS205において、プロセッサ11は、ステップS201で特定された抽選ゲームの数が2つ以上であるか否かを判定する。ステップS205での判定がYESの場合、処理はステップS206に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS212に移る。
【0082】
ステップS206において、プロセッサ11は、ステップS203と同じ方法で、ステップS201で特定された抽選ゲームに、タグ適合抽選ゲームが2以上あり、且つ、タグ非適合抽選ゲームがない(つまり、0である)か否かを判定する処理を行う。ステップS206での判定がYESの場合、処理はステップS207に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS208に移る。
【0083】
ステップS207において、プロセッサ11は、タグ適合枠を2つに決定し、又、タグ非適合枠を0に決定する。その後、処理はステップS217に移る。
【0084】
ステップS208において、プロセッサ11は、ステップS203と同じ方法で、ステップS201で特定された抽選ゲームに、タグ適合抽選ゲームがなく(つまり、0であり)、且つ、タグ非適合抽選ゲームが2以上あるか否かを判定する処理を行う。ステップS208での判定がYESの場合、処理はステップS209に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS210に移る。
【0085】
ステップS209において、プロセッサ11は、タグ適合枠を0に決定し、又、タグ非適合枠を2つに決定する。その後、処理はステップS217に移る。
【0086】
ステップS210において、プロセッサ11は、ステップS203と同じ方法で、ステップS201で特定された抽選ゲームに、タグ適合抽選ゲームが1つあり、且つ、タグ非適合抽選ゲームが1つ以上あるか否かを判定する処理を行う。ステップS210での判定がYESの場合、処理はステップS211に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS212に移る。
【0087】
ステップS211において、プロセッサ11は、タグ適合枠を1つに決定し、又、タグ非適合枠を1つに決定する。その後、処理はステップS217に移る。
【0088】
ステップS212において、プロセッサ11は、ステップS201で特定された抽選ゲームの数が1つのみであるか否かを判定する。ステップS212での判定がYESの場合、処理はステップS213に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS214に移る。
【0089】
ステップS213において、プロセッサ11は、ステップS203と同じ方法で、ステップS201で特定された抽選ゲームに、タグ適合抽選ゲームが1つあり、且つ、タグ非適合抽選ゲームがない(つまり、0である)か否かを判定する処理を行う。ステップS213での判定がYESの場合、処理はステップS215に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS216に移る。
【0090】
ステップS215において、プロセッサ11は、タグ適合枠を1つに決定し、又、タグ非適合枠を0に決定する。その後、処理はステップS217に移る。
【0091】
ステップS216において、プロセッサ11は、タグ適合枠を0に決定し、又、タグ非適合枠を1つに決定する。その後、処理はステップS217に移る。
【0092】
ステップS214において、プロセッサ11は、タグ適合枠を0に決定し、又、タグ非適合枠を0に決定する。その後、処理はステップS217に移る。
【0093】
ステップS217において、プロセッサ11は、獲得アイテム画面(図2(4)参照)に表示するオススメ画像の表示内容を抽選により決定する。具体的には、プロセッサ11は、ステップS204、S207、S209、S211、S215又はS216において、タグ適合枠が1つ又は2つに決定された場合、適合タグの数がより多いタグ適合抽選ゲームの方が高確率で当選する抽選方法(つまり、適合タグの数が多いほど当選し易い抽選方法)によって、タグ適合枠に表示するオススメ画像(タグ適合抽選ゲームをオススメするオススメ画像)を決定する。これにより、適合タグの数が多いタグ適合抽選ゲームの方がオススメ画像によってユーザにオススメされ易くなることとなる。また、ステップS204、S207、S209、S211、S215又はS216において、タグ非適合枠が1つ又は2つに決定された場合、当選確率が等しい抽選によって、タグ非適合枠に表示するオススメ画像(タグ非適合抽選ゲームをオススメするオススメ画像)を決定する。これにより、適合タグが0であるタグ非適合抽選ゲームがオススメ画像によってユーザにオススメされることとなる。また、ステップS214において、タグ適合枠が0に決定されタグ非適合枠が0に決定された場合、オススメ画像を表示しないことを決定する。以上のようにして、ステップS204、S207、S209、S211、S214、S215又はS216において決定されたタグ適合枠およびタグ非適合枠の数に応じて、タグ適合抽選ゲームおよびタグ非適合抽選ゲームのオススメ画像が獲得アイテム画面に表示されることとなる。その後、処理は図8のステップS106に移る。
【0094】
図8のステップS106において、プロセッサ11は、図2(3)を用いて説明したように、ステップS103で表示された抽選ゲームの画像からアイテムが出る演出表示を行う。また、実行可能抽選ゲームデータ106から、ステップS103で表示された抽選ゲームを削除する。その後、処理はステップS107に移る。
【0095】
ステップS107において、プロセッサ11は、ステップS104で抽選により決定した獲得アイテムの画像と図9のステップS217で決定したオススメ画像を含む獲得アイテム画面(図2(4)参照)を表示部15に表示させる。また、その際に、プロセッサ11は、複数のオススメ画像を表示させる場合、例えば、等しい当選確率の抽選によってオススメ画像の表示位置(表示枠)を決定して表示させる。その後、処理はステップS108に移る。
【0096】
ステップS108において、プロセッサ11は、図2(4)を用いて説明したように、ステップS107で表示した獲得アイテム画面に表示されたオススメ画像を選択するユーザ操作(例えば、タップ操作)があったか否かを判定する。ステップS108での判定がYESの場合、処理はステップS111に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS109に移る。
【0097】
ステップS111において、プロセッサ11は、図2(4)および図3を用いて説明したように、ステップS108で選択されたオススメ画像が示す抽選ゲームの実行画面を表示部15に表示させる。その後、処理はステップS112に移る。
【0098】
ステップS112において、プロセッサ11は、ステップS111で表示した実行画面において、ユーザによる実行操作があったか否かを判定する。具体的には、プロセッサ11は、図3に示した「実行する」と描いた画像42が操作(例えば、タップ操作)されたか否かを判定する。ステップS112での判定がYESの場合、処理はステップS103に戻り、この判定がNOの場合、処理はステップS113に移る。ここで、処理がステップS103に戻った場合、ステップS103において、実行操作されたオススメ画像の抽選ゲームが、「選択された抽選ゲーム」として表示されることとなる。また、ステップS112で実行操作があった場合、プロセッサ11は、実行に必要なゲーム通貨(第1ゲーム通貨)の枚数を減算して所持第1ゲーム通貨データ103を更新し、実行可能抽選ゲームデータ106に、実行操作を行った第1抽選ゲームを追加する。
【0099】
ステップS113において、プロセッサ11は、ステップS111で表示した実行画面の終了操作があったか否かを判定する。具体的には、プロセッサ11は、図3に示した「やめる」と描いた画像43が操作(例えば、タップ操作)されたか否かを判定する。ステップS113での判定がYESの場合、処理はステップS107に戻って獲得アイテム画面(図2(4)参照)の表示に戻り、この判定がNOの場合、処理はステップS111に戻って実行画面の表示が継続される。
【0100】
ステップS109において、プロセッサ11は、図2(4)を用いて説明したように、ステップS107で表示した獲得アイテム画面に表示された「つづけて実行」と描かれた画像37に対してユーザ操作(例えば、タップ操作)があったか否かを判定する。ステップS109での判定がYESの場合、処理はステップS114に移り、この判定がNOの場合、処理はステップS110に移る。
【0101】
ステップS114において、プロセッサ11は、図2(4)および図4を用いて説明したように、ステップS102で今回選択された抽選ゲームと同じ抽選ゲームの実行画面を表示部15に表示させる。その後、処理はステップS115に移る。
【0102】
ステップS115において、プロセッサ11は、ステップS114で表示した実行画面において、ユーザによる実行操作があったか否かを判定する。具体的には、プロセッサ11は、図4に示した「実行する」と描いた画像47が操作(例えば、タップ操作)されたか否かを判定する。ステップS115での判定がYESの場合、処理はステップS103に戻り、この判定がNOの場合、処理はステップS116に移る。ここで、処理がステップS103に戻った場合、ステップS103において、実行操作された抽選ゲームが、「選択された抽選ゲーム」として表示されることとなる。また、ステップS115で実行操作があった場合、プロセッサ11は、実行に必要なゲーム通貨(第1ゲーム通貨又は第2ゲーム通貨)の枚数を減算して所持第1ゲーム通貨データ103又は所持第2ゲーム通貨データ104を更新し、実行可能抽選ゲームデータ106に、実行操作を行った抽選ゲームを追加する。
【0103】
ステップS116において、プロセッサ11は、ステップS114で表示した実行画面の終了操作があったか否かを判定する。具体的には、プロセッサ11は、図4に示した「やめる」と描いた画像48が操作(例えば、タップ操作)されたか否かを判定する。ステップS116での判定がYESの場合、処理はステップS107に戻って獲得アイテム画面(図2(4)参照)の表示に戻り、この判定がNOの場合、処理はステップS114に戻って実行画面の表示が継続される。
【0104】
ステップS110において、プロセッサ11は、ステップS107で表示した獲得アイテム画面の終了操作があったか否かを判定する。具体的には、プロセッサ11は、図2(4)に示した「終了」と描いた画像38が操作(例えば、タップ操作)されたか否かを判定する。ステップS110での判定がYESの場合、図8の抽選ゲーム処理は終了し、この判定がNOの場合、処理はステップS107に戻って獲得アイテム画面の表示が継続される。
【0105】
以上で、抽選ゲーム処理の説明は終了する。なお、本実施形態では、本ゲームのアプリケーションを起動する際に、(インターネット等を介した無線通信又は有線通信によって)ゲームサーバ(図示なし)から各種データ(図5参照)を取得してメモリ12の各データに読み込んでゲームを実行し、又、本ゲームのアプリケーションを終了する際に、ゲームサーバに各種データ(セーブデータ等)を保存する。なお、他の実施形態では、ゲーム処理で必要となるデータを、ゲームサーバとの間で随時通信して本ゲームを実行してもよい。
【0106】
なお、上記した「アイテム」は「コンテンツ」の一例であり、上記した「オススメ画像」でオススメされる抽選ゲームは「推奨抽選ゲーム」の一例であり、上記した「獲得アイテム画面」は「抽選結果表示シーン」の一例であり、上記した「第1ゲーム通貨」は「有償アイテム」の一例である。
【0107】
以上に説明したように、本実施形態では、抽選ゲームを実行して抽選により獲得されたアイテムを表示する際に、今回実行した抽選ゲームとは異なる他の抽選ゲームをオススメするオススメ画像を表示する(図2(4)参照)。これにより、他にどのような抽選ゲームがあるのかをユーザに知らせて抽選ゲームに対するユーザの関心を高めることができる。
更に、本実施形態では、抽選ゲームを実行して抽選により獲得されたアイテムを表示する際に、今回実行した抽選ゲームと関連する抽選ゲーム(タグ適合抽選ゲーム)をオススメするオススメ画像を表示する(図9等参照)。これにより、ユーザの関心が高い抽選ゲームを提示することができる。
更に、本実施形態では、抽選ゲームを実行して抽選により獲得されたアイテムを表示する際に、今回実行した抽選ゲームと関連しない抽選ゲーム(タグ非適合抽選ゲーム)をオススメするオススメ画像を表示する(図9参照)。これにより、ユーザに提示する抽選ゲームの多様性を高めることができる。
更に、本実施形態では、抽選ゲームを実行して抽選により獲得されたアイテムを表示する際に、販売期間が設定されている第1抽選ゲーム(つまり、販売期間中しか実行できない抽選ゲーム)をオススメするオススメ画像を表示する(図2(4)参照)。これにより、販売期間が過ぎてしまってユーザが抽選ゲームを実行できないという事態を抑制できる。
更に、本実施形態では、タグ情報に基づいてオススメする抽選ゲーム(オススメ画像)を決定するので、抽選ゲームが追加等された場合に(既存の抽選ゲームに対する設定等を行う必要がなく)追加等された抽選ゲームにタグ情報を設定するだけで済むので、作業効率が向上する。
【0108】
[変形例]
なお、上記した本実施形態では、適合タグの数が多いほど当選し易い抽選方法によってタグ適合枠に表示するオススメ画像を決定する例を挙げた(図9のS217の説明参照)。しかし、例えば、抽選は行わず、適合タグの数が多いタグ適合抽選ゲームを優先して、オススメ画像によってユーザにオススメされるものとしてもよい。例えば、タグ適合枠が2つの場合には、適合タグの数が最も多いタグ適合抽選ゲームと適合タグの数が次に多いタグ適合抽選ゲームが、オススメ画像によってユーザにオススメされるものとしてもよい。
【0109】
また、上記した本実施形態では、獲得アイテム画面のオススメ画像が操作されると、当該オススメ画像にかかる抽選ゲームの実行画面に移行する例を挙げた(図2(4)、図3参照)。しかし、例えば、獲得アイテム画面のオススメ画像が操作されると、当該オススメ画像にかかる抽選ゲームを説明する画面に移行してから実行画面に移行してもよい。また、例えば、抽選ゲームの実行画面(図3参照)にオススメの抽選ゲームを説明する画像が表示されてもよい。
【0110】
また、上記した本実施形態では、獲得アイテム画面のオススメ画像が操作されると一旦実行画面に移行して、当該実行画面でのユーザ操作に応じて抽選ゲームが実行される例を挙げた(図2(4)、図3参照)。しかし、例えば、獲得アイテム画面のオススメ画像が操作されると(実行画面を表示することなく)オススメ画像にかかる抽選ゲームが実行されてもよい。
【0111】
また、上記した本実施形態において、複数の抽選ゲーム間で、抽選対象のアイテムの少なくとも一部が同じであってもよい。つまり、異なる抽選ゲームにおいて、同じアイテムが当選する場合があってもよい。
【0112】
また、上記した本実施形態では、言葉を示すタグ情報を例に挙げた。しかし、例えば、タグ情報は、関連付ける(紐付ける)相手の抽選ゲームを示す情報であってもよい。
【0113】
また、上記した本実施形態では、タグ情報が同じか否かに基づいて、獲得アイテム画面(図2(4)参照)に表示するオススメ画像の数やオススメ画像によりオススメする抽選ゲームを決定する例を挙げた(図9のS203等参照)。しかし、例えば、タグ情報が同じ又は類似するか否かに基づいて、獲得アイテム画面に表示するオススメ画像の数やオススメ画像によりオススメする抽選ゲームを決定してもよい。これにより、正確なタグ情報を設定する必要がなくなるのでタグ情報を設定する作業が低減され、又、比較的関連性が低い抽選ゲームもユーザに提示することができる。
【0114】
また、上記した本実施形態では、実行画面(図3図4参照)で抽選ゲームの実行操作を行うと、即座に、当該抽選ゲームの画像を表示して当該抽選ゲームを実行する例を挙げた(図8参照)。しかし、例えば、実行画面(図3図4参照)で抽選ゲームの実行操作を行うと、実行可能な抽選ゲームの一覧表示の画面(図2(1)参照)に一旦移って実行操作を行った抽選ゲームを追加表示してから、(例えば自動的に)当該実行操作を行った抽選ゲームが実行されるものとしてもよい。
【0115】
また、上記した本実施形態において、1つの抽選ゲームを実行したことにより、複数のアイテムが当選する場合があるものとしてもよい。
【0116】
また、上記した本実施形態において、表示される画像(抽選ゲームの画像、アイテムの画像、オススメ画像等)は、文字列を表示する画像であってもよい。
【0117】
また、上記した本実施形態において、各オススメ画像(図2(4)参照)の直下にそれぞれ「この抽選ゲームを実行する」と書かれた画像が表示され、この画像をユーザがタップ操作すると実行画面に移る構成としてもよい。
【0118】
また、上記した本実施形態において、図2(4)を用いて説明した獲得アイテム画面は、複数の画面(シーン)から成ってもよい。例えば、獲得したアイテムを表示して、それをユーザがタップ操作すると、オススメ画像が追加表示されたり、オススメ画像の表示に切り替わったり、ポップアップウインドウにより別画面でオススメ画像が表示されてもよい。
【0119】
また、上記した本実施形態では、第1抽選ゲームには販売期間が設定され、第2抽選ゲームには販売期間が設定されない例を挙げた。しかし、例えば、第1抽選ゲームに、販売期間が設定されない抽選ゲームがあってもよい。また、第2抽選ゲームに、販売期間が設定された抽選ゲームがあってもよい。
【0120】
また、上記した本実施形態では、獲得アイテム画面(図2(4)参照)において、オススメ画像又は「つづけて実行」ボタンへのユーザ操作が行われると、抽選ゲームの実行画面(図3図4参照)に移行する例を挙げた。しかし、例えば、獲得アイテム画面(図2(4)参照)において、オススメ画像又は「つづけて実行」ボタンへのユーザ操作が行われると、ユーザ操作に対応する抽選ゲームの入手画面(図示なし)に移行し、当該入手画面において当該抽選ゲームを入手するユーザ操作が行われると、抽選ゲームの実行画面(図3図4参照)に移行するものとしてもよい。つまり、入手画面を経由して実行画面に移行してもよい。この場合、例えば、入手画面には、抽選ゲームを入手するために必要なゲーム通貨の枚数を示す画像が表示される一方で、実行画面には、抽選ゲームを実行するために必要なゲーム通貨の枚数を示す画像(40、45)が表示されないこととなる。
【0121】
また、上記した実施形態においては、ゲーム処理にかかる一連の処理が単一の装置において実行される例を挙げた。しかし、上記一連の処理が複数の情報処理装置からなる情報処理システムにおいて実行されてもよい。例えば、端末側装置と、当該端末側装置とネットワークを介して通信可能なサーバ側装置とを含む情報処理システムにおいて、上記一連の処理のうちの一部の処理がサーバ側装置によって実行されてもよい。更には、端末側装置と、当該端末側装置とネットワークを介して通信可能なサーバ側装置とを含む情報処理システムにおいて、上記一連の処理のうちの主要な処理がサーバ側装置によって実行され、当該端末側装置では一部の処理が実行されてもよい。また、上記情報処理システムにおいて、サーバ側のシステムは、複数の情報処理装置によって構成され、サーバ側で実行するべき処理を複数の情報処理装置が分担して実行してもよい。
【符号の説明】
【0122】
10 情報処理装置
11 プロセッサ
12 メモリ
13 通信部
14 操作部
15 表示部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図9