(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-15
(45)【発行日】2023-08-23
(54)【発明の名称】ビデオコンテンツの交換のための方法、装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/254 20110101AFI20230816BHJP
G06F 16/00 20190101ALI20230816BHJP
H04N 21/232 20110101ALI20230816BHJP
H04N 21/472 20110101ALI20230816BHJP
H04N 21/482 20110101ALI20230816BHJP
【FI】
H04N21/254
G06F16/00
H04N21/232
H04N21/472
H04N21/482
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2017225670
(22)【出願日】2017-11-24
【審査請求日】2020-11-24
(32)【優先日】2017-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508244289
【氏名又は名称】ティ・ヴイ・ユー・ネットワークス・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】TVU Networks Corporation
【住所又は居所原語表記】20370 Town Center Lane,Suite 100,Cupertine,Carifornia 95014 the United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100096725
【氏名又は名称】堀 明▲ひこ▼
(74)【代理人】
【識別番号】100171697
【氏名又は名称】原口 尚子
(72)【発明者】
【氏名】ポール・シェーン
(72)【発明者】
【氏名】マシュウ・リチャード・マックイーウェン
(72)【発明者】
【氏名】シーウェン・ヤオ
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-217831(JP,A)
【文献】特開2011-216930(JP,A)
【文献】特開2015-046151(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0310895(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
G06F 16/00 - 16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオコンテンツの交換方法であって、
メディアアウトレットデバイス上にメディアアウトレットアプリケーションを提供する工程と、
ユーザデバイス上に、前記メディアアウトレットアプリケーションを介して前記メディアアウトレットデバイスと通信することを可能にする対話型メディアアプリケーションを提供する工程と、
前記ユーザデバイス上にビデオコンテンツを記録及び符号化する工程と、
前記ビデオコンテンツと共に記憶及び送信するための関連したメタデータ情報を記録する工程と、ここで、前記関連したメタデータ情報は、記録の日時情報、及び記録の間、前記ユーザデバイスの記録位置を示す地理的位置情報の少なくとも一つを含み、
前記メディアアウトレットデバイスのユーザインターフェース上に、前記ユーザデバイスの現在位置を示す対話型マップを表示する工程と、
前記ユーザインターフェース及び前記対話型マップを介して、前記日時情報及び前記地理的位置情報のうちの少なくとも一つによって前記記録されたビデオコンテンツを検索する工程と、
前記ユーザインターフェースを介してユーザからの記録されたビデオコンテンツの購入を可能にする工程と、
前記購入されたビデオコンテンツを前記ユーザデバイスから中央サーバ及び前記メディアアウトレットデバイスのうちの少なくとも一つに通信する工程と、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項
1に記載の方法において、
前記メタデータ情報が、ユーザデバイス位置、ビデオ長、ビデオ及びオーディオフォーマット、タイムコード、ビデオファイルのサイズ、ユーザデバイス識別情報、所有権及び著作権情報、及びユーザによって予め定義され、又は動的に記録された追加メタデータ情報の少なくとも一つを含む、方法。
【請求項3】
請求項
2に記載の方法において、
前記追加メタデータ情報が、割り当て名、地理的位置、ユーザ名、ストーリータイトル、主題参照、番組名、ソース情報、記録装置のタイプ、及びユーザコメントの少なくとも一つを含み、
前記ビデオコンテンツが、前記メタデータ情報のいずれか、又はメタデータ情報のいずれかの組み合わせによって検索可能である、方法。
【請求項4】
請求項
1に記載の方法であって、
前記ビデオコンテンツが、日付の範囲、時間の範囲、タイムコード、及び現在の時間のうちの少なくとも一つを使用して、さらに検索可能である、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、
複数のユーザデバイスが、対応する記録位置及び移動経路の少なくとも一つを用いて、前記対話型マップ上に示される、方法。
【請求項6】
請求項
5に記載の方法にであって、
前記複数のユーザデバイスが、
現在ビデオコンテンツを記録している動作中のユーザデバイス、及び
現在ビデオコンテンツを記録していない非作動ユーザデバイス
の少なくとも一つを含む、方法。
【請求項7】
請求項
6に記載の方法であって、
前記ユーザデバイスの現在の位置を示すアイコンを提供する工程を更に含み、
前記動作中のユーザデバイスのアイコンが第一の色をもち、前記非作動ユーザデバイスのアイコンが第二の色をもつ、方法。
【請求項8】
請求項
6に記載の方法であって、
動作中のユーザデバイス及び非動作ユーザデバイスのうちの少なくとも一つの一つ又は複数のグループが、前記対話型マップ上の、対応する一つ又は複数のサークルにより示される、方法。
【請求項9】
請求項
8に記載の方法であって、
前記一つ以上のサークルのサイズは、前記サークルによって示される位置におけるユーザデバイスの数に対応する、方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法であって、
前記ユーザとメディアアウトレットの人員との間の通信のために、前記ユーザデバイスと前記メディアアウトレットデバイス上でチャット機能を可能にする、方法。
【請求項11】
請求項
10に記載の方法であって、
前記チャット機能が、
ビデオコンテンツの購入のための交渉、
前記人員から前記ビデオコンテンツの現在の記録に関連するユーザへの指示、及び
今後の記録サービスの購入に関する交渉
の少なくとも一つを含む、方法。
【請求項12】
請求項
11に記載の方法であって、
前記指示が、現在記録されている画像の変化、記録の視点の変化、視野角の変化、焦点の変化、照明の変化、及びズームの程度の変化の少なくとも一つに関するものである、方法。
【請求項13】
請求項
10に記載の方法であって、
前記チャット機能からのテキストが、前記
ビデオコンテンツが記録されていることを示すディスプレイ上に表示されるユーザデバイス上に透明又は半透明の重ね表示として示される、方法。
【請求項14】
請求項
10に記載の方法であって、
前記チャット機能が、前記ビデオコンテンツが記録されていることを示すディスプレイ上に表示されるユーザデバイス上に透明又は半透明のキーボードの重ね表示することを可能にする、方法。
【請求項15】
請求項1に記載の方法であって、
前記対話型マップが、前記ユーザデバイスの現在の位置、速度及び方向情報を表示する、方法。
【請求項16】
請求項1に記載の方法であって、
前記ユーザデバイスが、電子装置、タブレットコンピュータ、スマートフォン、スマートウォッチ、専用テレビカメラ、及びIPカメラ又はウェブカメラのうちの一つを含む、方法。
【請求項17】
請求項1に記載の方法であって、
前記対話型メディアアプリケーションが複数のユーザデバイスに提供され、
前記複数のユーザデバイスのそれぞれに対し、対応する複数の現在位置が前記対話型マップ上に表示される、方法。
【請求項18】
請求項
17に記載の方法であって、
前記複数のユーザデバイスのそれぞれに対する、対応する経路が前記対話型マップ上に表示され、
前記経路のそれぞれに沿った各記録位置に対して、中間点インジケータが前記対話型マップ上のルート上に表示される、方法。
【請求項19】
請求項
18に記載の方法であって、
前記中間点インジケータのうちの一つを選択することにより、対応する記録場所における前記記録されたビデオコンテンツから低解像度写真又は低解像度ビデオクリップのうちの一つを見ることが可能になる、方法。
【請求項20】
前記購入されたビデオコンテンツを放送すること、前記購入されたビデオコンテンツを一つ以上のソーシャルメディアアウトレットに投稿すること、前記購入されたビデオコンテンツを記憶することの少なくとも一つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
ビデオコンテンツの交換のためのシステムであって、
メディアアウトレットデバイスと、
前記ビデオコンテンツを記録及び符号化し、前記メディアアウトレットデバイスと通信するユーザのユーザデバイスと、
前記メディアアウトレットデバイスのユーザインターフェース上に表示され、前記ユーザデバイスの現在の位置を少なくとも示す対話型マップと、
前記ユーザインターフェースを介してユーザからの記録されたビデオコンテンツの購入を可能にする取引エンジンと、
を含み、
前記購入されたビデオコンテンツは、前記ユーザデバイスから、中央サーバ及び前記メディアアウトレットデバイスのうちの少なくとも一つと通信され、
記憶及び送信するための関連したメタデータ情報が前記ビデオコンテンツと共に記録され、
前記関連したメタデータ情報は、記録の日時情報、及び記録の間、前記ユーザデバイスの記録位置を示す地理的位置情報の少なくとも一つを含み、
前記記録されたビデオコンテンツは、前記記録の日時情報、及び記録の間、前記ユーザデバイスの記録位置を示す地理的位置情報の少なくとも一つにより前記ユーザインターフェース及び前記対話型マップを介して検索可能である、
システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2014年3月27日に出願の米国仮出願第61/972224号に基づく、2015年3月24日に出願の米国一部継続出願第14/666467号(ここに、全ての目的のために組み入れられ、一部を構成する)に基づくものである
【0002】
本発明は一般的に、ビデオ記録/伝送及びソーシャルメディアの分野に関する。より具体的には、本発明は、記録されたビデオコンテンツ又はライブビデオコンテンツを取得するため、検証するため、及び指示するための方法、装置、及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオ制作に関与するテレビ局や専門家は、毎日、現場でビデオカメラや他のタイプの外部レコーダーを使用して、ビデオコンテンツを時間の制限なしで撮影する。このコンテンツの一部は、セルラーベースのアップリンク・デバイス、衛星、マイクロ波伝送、又は他の手段のような種々の方法を用いて、テレビ局(又は他のニュース会場、ウェブサイト等)へとライブストリーミングされ得るものである。しかし、コンテンツの大半は、スタジオ(又は他の制作現場)に物理的に、戻されるまで、又はIPを経由して非同期してスタジオに転送されるまで(非常に時間のかかる過程となる)、元々のビデオカメラのメディアや記録デバイス上に保持される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オリジナルコンテンツがスタジオに到着すると、(例えば、タイムスタンプを介して)記録時間以外に記録の詳細をエンドユーザ(編集者や制作スタッフ)に提供することはめったになく、典型的には、ユーザは、所望のコンテンツを見つけるためにコンテンツをプレビューしなければならない。
【0005】
さらに、ソーシャルメディアはテレビ制作やニュース配信の重要な部分となっている。特に、ソーシャルメディアは、ニュース、スポーツ、天気、ライブイベント、エンターテインメントなどのライブテレビ制作に大きな影響を与える。視聴者は、いつどこで自らの情報を選択するかについてより多くの選択肢をもっているが、従来のテレビ放送局は、視聴者の注目を引きつけるべく競争力を維持するあめに、自ら範囲を広げなければならない。
【0006】
ソーシャルメディアは、アンカー、ニュースディレクター、派遣デスクマネージャー、プロデューサ、ソーシャルメディアデスクマネージャーなどのスタジオや現場のスタッフ(プロダクションクルー、レポータ/オンエアタレント、カメラマンなど)の制作スタッフが、 Twitter(登録商標)、Facebook(登録商標)、Google+(登録商標)などの手軽なソーシャルメディアアプリケーションを使用して、視聴者とすばやくコミュニケーションをとることができるようにする。ライブテレビ制作中に視聴者と直接コミュニケーションをとることで、視聴者をニュース速報などのイベントを視聴するように、ただちに特定の番組に誘導することを可能にする。
【0007】
また、ソーシャルメディア自体は、伝統的なニュース、スポーツ、天気、その他の時間に厳格なメディアのプロバイダと競合する有効なアウトレットになる。例えば、ニュース速報やライブスポーツイベントは、ソーシャルメディアアプリケーション上で個人によってリアルタイム又はほぼリアルタイムで記録及び表示される。スマートフォンやその他の電子機器でのソーシャルメディアアプリケーションの普及により、ニュース速報の開始時に伝統的なニュースレポータよりも私人が存在する可能性が高いか、又は私人(個人)が特定の視聴又は伝統的なメディアの報道では得られないライブイベントの視聴又はビデオの断片を得る。
【0008】
地理的位置及び/又は時間に基づいてコンテンツを検索する能力を有効にすることが有利である。ビデオコンテンツの時間及び地理的情報を含むメタデータ情報の記憶に関連してGPSシステムの使用を活用することがさらに有利である。
【0009】
また、ニュース、スポーツ、天気予報などの伝統的なメディアアウトレットでは、個人のソーシャルメディアアカウントを活用して、ソーシャルメディアからのライブイベントのキャプチャーとプレゼンテーションを可能にし、だれもが 放送コンテンツを提供することができる場合、利点である。伝統的なメディアアウトレットの人たちが、そのようなライブイベントをキャプチャーするプロセス中に個人と対話して、チャット機能を介して個人への指示を案内し、提供するために、ライブイベントの記録又は提示中に個人に指示することができる場合、利点がある。このような対話が、個人と伝統的なメディアアウトレットを結びつけ、伝統的なメディアアウトレットへの貢献に対して個人に補償を与えるアプリケーションを介して可能になる場合、利点がある。
【0010】
本発明の方法、装置及びシステムは、前述及び他の利点を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、記録又はライブビデオコンテンツの時間ベースと地理的ナビゲーションのための方法、装置、及びシステムに関する。
【0012】
本発明にしたがったビデオコンテンツの時間ベース及び地理的ナビゲーションのためのシステムの例示的実施例が、記憶及び伝送のためにビデオコンテンツ及び関連したメタデータ情報を記録し、符号化するためのインターネット可能なビデオキャプチャ及び符号化モジュールを含む。関連したメタデータ情報は、記録の日付及び時刻情報、及び記録の間、ビデオキャプチャ及び符号化モジュールの記録位置を示す地理的位置情報の少なくとも一つを含み得る。システムはまた、記録されたビデオコンテンツ及び関連したメタデータ情報をビデオキャプチャ及び符号化モジュールから受信するためのリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスを含む。システムは、さらに、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスに関連したグラフィカル・ユーザ・インターフェースを含む。グラフィカル・ユーザ・インターフェースは、ビデオキャプチャ及び符号化モジュールの経路及び現在位置を示し、日付及び時刻情報及び地理的位置情報により、記録されたビデオコンテンツの検索を可能にする対話型マップを含む。選択された、記録されたビデオコンテンツは、表示又は記憶のために選択位置にストリーミングされるか、又はダウンロードすることができる。
【0013】
システムはまた、記録されたビデオコンテンツ及び関連したメタデータ情報を局所的に記憶するための、ビデオキャプチャ及び符号化モジュールに関連したローカルストレージモジュールを含むことができる。ローカルストレージモジュールは、ビデオキャプチャ及び符号化モジュールに組み込まれてもよく、有線又は無線接続を介してビデオキャプチャ及び符号化モジュールに接続されてもよい。ローカルストレージモジュールは、高解像度バージョンのビデオコンテンツ及び/又は低解像度バージョンのビデオコンテンツを記憶してよい。低解像度バージョンのビデオコンテンツをリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスに提供することができる。
【0014】
これに代えて、高解像度バージョンのビデオコンテン又は低解像度バージョンのビデオコンテンツの少なくとも一つは、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスに(ビデオキャプチャ及び符号化モジュールから直接又はローカルストレージモジュールを介して)提供されてもよい。
【0015】
記録されたビデオコンテンツが選択されると、その選択された、記録されたビデオコンテンの高解像度バージョンが選択位置に、ストリーミングされるか、又はダウンロードされる。選択された、記録されたビデオコンテンツの高解像度バージョンは、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール又はリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスに関連しれたローカルストレージモジュールの一つからストリーミングされ、又はダウンロードされ得る。
【0016】
選択位置は、ビデオサーバ、クライアント視聴デバイス、放送テレビチャンネル、ストリーミングチャンネル、ニュースフィード、ウェブサイト、ソーシャルメディアプラットフォーム、再生サーバ、アーカイブサーバ、ニュース自動システム、ノンリニア編集システム、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)、オンラインビデオポータル(OVP)などの一つを含む。
【0017】
本システムは、複数のビデオキャプチャ及び符号化モジュールを含んでよい。このような実施例では、複数のビデオキャプチャ及び符号化モジュールの各々に対する対応する複数の経路及び現在場所が、対話型マップ上に表示される。
【0018】
経路に沿った記録位置のそれぞれに対し、中間位置インジケータが対話型マップの経路上に表示され得る。中間位置インジケータのいずれかを選択すると、対応する記録位置での記録されたコンテンツから低解像度の写真又は低解像度のビデオクリップの一つを視聴することが可能になる。
【0019】
中間位置インジケータは、対応する記録位置での記憶されたコンテンツからの低解像度の写真又は低解像度のビデオクリップの一つを含んでよい。
【0020】
各径路に沿って表示される中間位置インジケータの数が設定可能である。また、各径路に沿って表示される中間位置インジケータの数がマップのビューをズームや拡張するときに自動的に調整されてよい。
【0021】
グラフィカル・ユーザ・インターフェースは、さらに、各中間位置に対する日付、時刻及びGPS座標を示すテーブルを含んでよい。テーブルからエントリを選択すると、対応する記録位置での記録されたコンテンツの低解像度の写真又は低解像度のビデオクリップの一つの視聴が可能となる。
【0022】
システムはさらに、地理的位置情報を提供するためのビデオキャプチャ及び符号化モジュールに関連したGPSモジュールを含んでよい。
【0023】
メタデータ情報は、さらに、カメラの位置、ビデオの長さ、ビデオ及びオーディオフォーマット、タイムコード、ビデオファイルのサイズ、カメラ識別情報、所有権及び著作権情報、及び事前定義され又はユーザにより動的にログインされた追加のメタデータ情報、又は他のタイプの識別情報の少なくとも一つを含んでよい。追加のメタデータ情報は、割り当て名、地理的位置、カメラマン名、レポータ名、カメラクルー名、アシスタント名、生産者名、ストーリーの題目、主題の参照、プログラム名、ユーザのコメントなどを少なくとも一つを含んでもよい。ビデオコンテンツは、メタデータ情報又はメタデータ情報の任意の組み合わせにより検索することができる。
【0024】
ビデオコンテンツはさらに、日付の範囲の、時間の範囲、タイムコード、及び現在時刻を用いて検索することができる。
【0025】
対話型マップは、ビデオキャプチャ及び符号化モジュールの現在の位置、速度、並びに方向情報を表示してよい。
【0026】
ビデオキャプチャ及び符号化モジュールは、ビデオカメラ、ビデオカメラ、テレビカメラ、ムービーカメラ、携帯型電子機器、タブレットコンピュータ、スマートフォン、IP又はウェブカメラなどの一つを含んでよい。
【0027】
本システムはさらに、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスに遠隔でアクセスするためのリモートアクセス・デバイスを含んでよい。このような実施例では、グラフィカル・ユーザ・インターフェースは、リモートアクセス・デバイス上に表示され得る。リモートアクセス・デバイスは、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯用電子機器、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどの一つを含んでよい。
【0028】
リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスは、ローカルソフトウェアアプリケーション又はクラウドベースのアプリケーションの一つを実行するコンピュータの一つを含んでよい。
【0029】
選択された、記録されたビデオコンテンツは、高解像度又は低解像度で記録されたコンテンツの選択された部分、高解像度又は低解像度で記録されたコンテンツの全体、及び高解像度又は低解像度で記録されたコンテンツからの選択された一つ以上の画像の一つを含んでよい。
【0030】
メタデータは、リアルタイム又はほぼリアルタイムでリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスで、記録されたビデオコンテンツと共に記憶され、同時に保存されてよく、又はその後にビデオキャプチャ及び符号化モジュールに関連したローカルストレージからリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスに、記録されたビデオコンテンツと共に転送されてよい。
【0031】
これに代えて、メタデータは、リアルタイム又はほぼリアルタイムで、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスにおいて、記録されたビデオコンテンツなしで記録され、保存されてよく、又は記録されたビデオコンテンツから分離されて、ビデオキャプチャ及び符号化モジュールに関連したローカルストレージからリモートストレージ及びサーバ・デバイスにその後に転送されてよい。
【0032】
グラフィカル・ユーザ・インターフェースは更に、経路又は経路の一部についてズームインするためのズーム機能、マップの領域を拡張するための拡張機能、マップの表示位置を変更する位置変更機能、表示される経路の日時の範囲などの少なくとも一つを選択するための選択インターフェースなどの少なくとも一つを含んでよい。
【0033】
本発明はまた、上述のシステムの実施例に従った装置及び方法を含む。
【0034】
本発明に従った時間ベース及び地理的ナビケーションの例示の方法の実施例が、ビデオキャプチャ及び符号化モジュールを使用して記憶及び伝送のためのビデオコンテンツ及び関連したメタデータ情報を記録し、符号化する工程を含む。関連したメタデータ情報は、記録の日付及び時刻情報、記録の間、ビデオキャプチャ及び符号化モジュールの記録位置を示す地理的位置情報の少なくとも一つを含み得る。本発明はさらに、記録されたビデオコンテンツ及び関連したメタデータ情報をビデオキャプチャ及び符号化モジュールからリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスに通信する工程、及びリモートストレージ及びウェブ・デバイスに関連したグラフィカル・ユーザ・インターフェースを介して、ビデオコンテンツ及び符号化モジュールの経路及び現在位置を示す対話型マップの表示を可能にする工程を含む。本方法はまた、日付及び時刻の情報並びに地理的位置情報の少なくとも一つによって、グラフィカル・ユーザ・インターフェース及び対話型マップの一つを使用して検索する工程、及び表示又は記憶のために、選択位置へとストリーミングするため又はダウンロードするために、記憶されたビデオコンテンツを選択する工程を含む。
【0035】
本発明の更なる例示的な実施形態では、ビデオコンテンツの交換のための方法が提供される。本方法は、メディアアウトレットデバイスにメディアアウトレットアプリケーションを提供することと、ユーザのユーザデバイス上に対話型メディアアプリケーションを提供することとを含み、対話型メディアアプリケーションは、メディアアウトレットアプリケーションを介してメディアアウトレットデバイスと通信することを可能にする。対話型マップは、メディアアウトレットデバイスのユーザインターフェース上に表示される。対話型マップは、ユーザデバイスの現在の位置を示す。ユーザからのビデオコンテンツの購入は、ユーザインターフェースを介して可能にされる。次いで、購入されたビデオコンテンツは、ユーザデバイスから、中央サーバ及びメディアアウトレットデバイスのうちの少なくとも一つに通信され得る。
【0036】
関連付けられたメタデータ情報は、ビデオコンテンツと共に記憶及び送信のために記録されてもよい。関連するメタデータ情報は、記録の日時情報、及び記録中のユーザ装置の記録位置を示す地理的位置情報のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0037】
ビデオコンテンツは、ライブコンテンツでも、記録されあコンテンツでもよい。ビデオコンテンツは、日時情報及び地理的位置情報のうちの少なくとも一つによって、ユーザインターフェース及び対話型マップを介して検索されてもよい。
【0038】
メタデータ情報はさらに、ユーザデバイス位置、ビデオ長、ビデオ及びオーディオ形式、タイムコード、ビデオファイルのサイズ、ユーザデバイス識別情報、所有権及び著作権情報、及び ユーザにより予め定義された又は動的に記録された他のメタデータ情報の少なくとも一つを含んでよい。追加のメタデータ情報は、割り当て名、地理的位置、ユーザ名、ストーリータイトル、主題参照、番組名、ソース情報(専用テレビ録画装置/送信機/受信機、ユーザ電話タブレットコンピュータ、ラップトップなど)、記憶機器の種類、ユーザコメントなどの少なくとも一つを含むでもよい。
【0039】
ビデオコンテンツは、メタデータ情報のいずれか、又はメタデータ情報のいずれかの組み合わせによって検索可能であってよい。ビデオコンテンツは、日付の範囲、時間の範囲、タイムコード、及び現在の時間のうちの少なくとも一つを使用してさらに検索可能であってもよい。
【0040】
複数のユーザデバイスは、対話型マップ上に、対応する記録位置及び移動経路の少なくとも一つを用いて示されてもよい。複数のユーザデバイスは、今現在ビデオコンテンツを記録している動作中のユーザデバイス、及び ビデオコンテンツを現在記録していない非動作のユーザデバイスを含む。
【0041】
ユーザ装置の現在の位置を示すアイコンを提供することができる。動作中のユーザデバイスのアイコンは、第一の色とし、非動作のユーザデバイスのアイコンは、第二の色としてもよい。
【0042】
動作中のユーザデバイス及び非動作のユーザデバイスの少なくとも一つの一つ以上のグループは、マップ上の対応する一つ又は複数のサークルによって示されてよい。一つ又は複数のサークルのサイズは、その場所の記録ソース又はユーザの数に対応するものとすることができる。
【0043】
チャット機能は、ユーザデバイスとメディアアウトレットデバイスとの間の通信のために、ユーザデバイス及びメディアアウトレットデバイス上で使用可能にすることができる。チャット機能は、ビデオコンテンツの購入のための交渉、 ライブビデオコンテンツの現在の記憶に関するスタッフからユーザへの指示、及び今後の記録サービスの購入に関する交渉の少なくとも一つとすることができる。
【0044】
指示は、現在記録されている画像の変化、記録の視点の変化、視野角の変化、焦点の変化、照明の変化、ズームの変化 量などの少なくとも一つに関する。
【0045】
チャット機能からのテキストは、記録されているコンテンツを示すディスプレイ上に現れる、ユーザデバイス上の透明又は半透明の重ね表示として示すことができる。さらに、チャット機能は、コンテンツ上に記録されていることを示すディスプレイ上に現れるユーザデバイス上に透明又は半透明のキーボードを重ねて表示することを可能にすることができる。
【0046】
対話型マップは、ユーザデバイスの現在の位置、速度、及び方向情報を表示することができる。
【0047】
ユーザデバイスとして、電子デバイス、タブレットコンピュータ、スマートフォン、スマートウォッチ、IP又はウェブカメラ、専用のテレビカメラ又はトランシーバ(本発明の出願人であるTVU Networks Corporationによって製造されたもの)などが挙げられる。
【0048】
一つの例示的な実施形態では、複数のユーザデバイスに対話型メディアアプリケーションが提供され、複数のユーザデバイスのそれぞれに対応する複数の現在位置が対話型マップ上に表示される。
【0049】
複数のユーザデバイスのそれぞれに対する、対応する経路を対話型マップ上に表示することができる。各経路に沿った各記録位置に対して、対話型マップ上のルート上に中間位置インジケータが表示されてよい。中間位置インジケータの一つを選択することにより、対応する記録位置における記録コンテンツから低解像度写真又は低解像度ビデオクリップの一つを見ることができる。
【0050】
本方法は、購入したビデオコンテンツを放送すること、購入したビデオコンテンツを一つ又は複数のソーシャルメディアアウトレットに投稿すること、及び購入したビデオコンテンツを記憶することなどのうちの少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0051】
本発明はまた、ビデオコンテンツの交換のための対応するシステムを含む。このシステムは、メディアアウトレットデバイス、ビデオコンテンツを記録及び符号化するために、メディアアウトレットデバイスと通信するように適合されたユーザのユーザデバイスを備えることができる。対話型マップは、少なくともユーザデバイスの現在の位置を示すメディアアウトレットデバイスのユーザインターフェース上に表示されてよい。本システムはまた、ユーザインターフェースを介してユーザからのビデオコンテンツの購入を可能にする取引エンジンを備えることができる。次に、購入されたビデオコンテンツは、ユーザデバイスから、中央サーバ及びメディアアウトレットデバイスのうちの少なくともひとつに通信され得る。
【0052】
本発明のシステムはまた、上述の方法の実施形態の様々な特徴を含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
本発明は以下で、参照符号が付された添付図面を参照して説明される。
【
図1】
図1は本発明によるシステムの実施例を示す。
【
図2】
図2は、本発明に従ったグラフィカル・ユーザ・インターフェースの例示的な実施形態を示す。
【
図3】
図3は、本発明のさらなる例示的実施形態によるシステムのブロック図を示す。
【
図4】
図4は、ビデオコンテンツの記録中のユーザデバイスの例示的な実施形態を示す。
【
図5】
図5は、対話型マップを有するユーザインターフェースの例示的な実施形態を示す。
【
図6】
図6は対話型マップの例示的な実施形態を示す。
【
図7】
図7は対話型マップのさらなる例示的実施形態を示す。
【
図8】
図8は、
図7の対話型マップからユーザデバイスのグループ化の選択に起因するユーザインターフェースのサイドバーの例示的な実施形態を示す。
【
図9】
図9は、ビデオコンテンツの記録中のユーザデバイスのさらなる例示的実施形態を示す図である。
【
図10】
図10は、チャット機能の例示的な実施形態を示す
図9のーザデバイスを示す。
【
図11】
図11は、チャット機能の例示的な実施形態を示す
図9のーザデバイスを示す。
【
図12】
図12は、キーボードの重ね表示を有する例示的な実施形態の
図9-10のユーザデバイスを示す。
【発明を実施するための形態】
【0054】
以下の詳細な説明は、例示的な実施形態のみを提供し、本発明の範囲、適用性、又は構成を限定するものではない。むしろ、例示的な実施形態についての以下の詳細な説明は、本発明の実施形態を実施するための可能な説明を当業者に提供するものである。様々な変更が、特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び範囲から逸脱することなく、要素の機能及び配置においてなされ得ることが理解されるべきである。
【0055】
本発明は、記録され又はライブのビデオの時間ベース及び地理的ナビゲーションのための方法、装置、及びシステムに関する。本発明は更に、ソーシャルメディアアプリケーション及びアウトレットを活用するライブコンテンツの記録を取得するため、検証するため、及び指示するための方法及び装置に関する。本明細書で使用される「ライブコンテンツ」、「コンテンツ」又は「ビデオコンテンツ」という用語は、ビデオコンテンツだけでなく、記録可能な場合には付随するオーディオコンテンツも包含する。更に、コンテンツは、ビデオコンテンツの代わりに又はビデオコンテンツに加えてスチール写真を含み得ることも理解されるべきである。
【0056】
本発明の方法、装置、及びシステムは、操作者が遠隔地で、記録装置(これは、別の場所にあってもよい)上のビデオクリップ、又は一つ以上のライブストリーミングクリップ(リアルタイムで記録されるライブイベントのクリップを含む)を、地理的位置及び発生の日付/時刻に基づいて検索できるようにする。
【0057】
本発明に従った時間ベース及び地理的ナビゲーションのためのシステムの例示的実施例が
図1に示されている。インターネットを利用できるビデオキャプチャ及び符号化モジュール12が、記憶及び伝送のために、ビデオコンテンツ及び関連したメタデータ情報を記録し、符号化するために提供される。関連したメタデータ情報は、記録の日時及び記録時のビデオキャプチャ及びエンコードモジュール12の記録位置を示地理的位置情報の少なくとも一つを含む。システムはまた、ネットワーク18(例えば、インターネット)を介してビデオキャプチャ及び符号化モジュール12から、記録されたビデオコンテンツ及び関連したメタデータ情報を受信するためのリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20を含む。システムは更に、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20に関連したグラフィカル・ユーザ・インターフェース21を含む。グラフィカル・ユーザ・インターフェース21は、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12の経路31及びの現在位置を示す対話型マップ30を含み、日時情報及び地理的位置情報の少なくとも一つにより、記録されたビデオコンテンツの検索を可能にする。選択された、記録されたビデオコンテンツは表示や保存のために、選択位置42にストリーミング22又はダウンロードされたものであってもよい。
【0058】
ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12は、伝送のためにビデオコンテンツを記録し、処理し、さらにネットワーク18に接続するために必要なプロセッサ、メモリ及び他のハードウェアを含んでよい。
【0059】
ネットワーク18は、インターネット、衛星ネットワーク、セルラーネットワーク、WAN又はLAN、又は他のタイプの無線アップリンクシステムといったタイプのネットワーク、又はネットワークの組み合わせで表すことができる。
【0060】
システムはまた、記録されたビデオコンテンツ及び/又は関連したメタデータ情報を局所的に記憶するための、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12に関連したローカルストレージモジュール16を含むことができる。ローカルストレージモジュール16は、(例えば、統合又は取り外し可能なメモリとして)ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12に一体化されても、又は分離されてもよい(ただし有線又は無線接続を介してビデオキャプチャ及び符号化モジュール12に接続されてはいる)。ローカルストレージモジュール16が、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12から分離している場合には、当技術分野でよく知られているように、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12はまた、内部メモリを含むことができる。ローカル・ストレージ・ジュール16は、高解像度バージョンのビデオコンテンツ及び/又は低解像度バージョンのビデオコンテンツを記憶することができる。低解像度バージョンのビデオコンテンツがリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20に提供されてもよい。
【0061】
他の例として、高解像度バージョン又は低解像度バージョンのビデオコンテンツの少なくとも一つは、(直接ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12から、又はローカルストレージモジュール16を介して)リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20に提供することができる。
【0062】
記録されたビデオコンテンツが選択されると、選択された、記録されたビデオコンテンツの高解像度バージョンは、選択位置42へストリーミング22されるか、ダウンロード24される。高解像度バージョンの選択された、記録されたビデオコンテンツは、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12又はリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20に関連したローカルストレージモジュール16の一つからストリーミングされ、又はダウンロードされてもよい。選択された、記録されたビデオコンテンツも、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12から選択位置42にストリーミングされ、又は直接ダウンロードされる。
【0063】
選択位置42は、ビデオサーバ、クライアント表示デバイス、放送テレビチャンネル、ストリーミングチャンネル、ニュースフィード、ウェブサイト、ソーシャルメディアプラットフォーム、プレイアウトサーバー、アーカイブサーバ、ニュース・オートメーション・システム、ノンリニア編集システム、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)、オンラインビデオポータル(OVP)などの一つを含むことができる。選択位置42は、グラフィカル・ユーザ・インターフェース21を介して入力することができる
【0064】
システムは、複数のビデオキャプチャ及び符号化モジュール12を含むことができる。このような実施例では、複数のビデオキャプチャ及び符号化モジュール12のそれぞれに対する、対応する複数の経路31及び現在位置が対話型マップ30上に表示され得る。
【0065】
図2は、本発明に従ったグラフィカル・ユーザ・インターフェース21の例示的な実施形態を示す。二つの別々のルート31は、
図1の対話型マップ30に示されているが(ここで、“ヒートマップ”と参照される。)、明確にするため、一つのルート31が、
図2の対話型マップ30に示されている。複数のビデオキャプチャ及び符号化モジュール12に対して複数の経路31を示すことができる。情報がマップ30上に表示される経路31及び/又は特定のビデオキャプチャ及び符号化モジュール12の数は設定可能である(例えば、10個のビデオキャプチャ及び符号化モジュール12が現場で動作中であるとき、これらモジュール12(特定のニュースイベントに近い)の三つに対する情報をマップ30上に表示することができる)。
【0066】
図2に示されているように、経路31に沿った記録位置のそれぞれに対して、中間位置インジケータ32を、対話型マップ30上の経路31上に表示することができる。中間位置インジケータ32の一つを選択すると、低解像度の写真又は低解像度のビデオクリップ36の一方の視聴を、対応する記録位置で記録されたコンテンツから可能にすることができる。
【0067】
中間位置インジケータ32は、対応する記録位置に記録されたコンテンツから中間地点アイコン、低解像度の写真36、又は低解像度のビデオクリップ36のいずれかを含むことができる。
図2は、中間位置インジケータ32としての中間地点アイコンの使用を示し、(例えばマウスクリックやマウスのホバリングで)選択されたときに、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12に関する種々の情報37(一端中間位置インジケータ32が選択されると、示される情報(限定ではないが、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12の位置、方向、高度、速度、及び方位情報))を与える。
図1に示されているように、中間地点アイコンの選択は、記録位置から低解像度バージョンの画像又はビデオクリップ36の表示をもたらすことができる。これに代えて、画像やビデオクリップ36は、中間位置インジケータ32として中間地点アイコンの代わりとすることができる。
【0068】
各経路31に沿って表示された中間位置インジケータ32の数は設定可能である。例えば、経路31に沿って示された中間位置インジケータ32の数は、各中間地点32の間の時間又は距離の程度によって設定されてよい(例えば、中間地点は半マイルごとに、又は中間地点は5分ごと)。また、各ルート31に沿って表示された中間位置インジケータ32の数は、マップ30をズーム又拡大して見るとき自動的に調整することができる。例えば、拡大してマップをみるとき、経路31の多くは、従って、ルート31に沿ったより多くの中間位置インジケータ32が(例えば、中間位置インジケータ32の密度及び間隔を維持する一方で)自動的に示すことができる。代替的に、マップを拡大するとき、経路31の一部に沿った中間位置インジケータ32の数は、所望に増減させることができる。マップ30の特定の部分又は経路31の一部についてズームインすると、より多くの中間位置インジケータ32を見ることができる。
【0069】
グラフィカル・ユーザ・インターフェース21は、各中間位置インジケータ32に対する日付、時刻及びGPS座標を含むテーブル34を含んでよい。GPS座標に替えて、通りの住所を表示することができる。テーブル34からエントリを選択すると、対応する記録位置での記録コンテンツから低解像度の写真又は低解像度のビデオクリップ36(
図1に示さている)の視聴が可能となる。
【0070】
システムはさらに、地理的位置情報を提供するための、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12に関連したGPSモジュール14を備えることができる。GPSモジュール14は、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12及び/又はローカルストレージモジュール16と一体化されてよく、又は、それから別個に実装されてもよい。ローカルストレージモジュール16が、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12に一体化されているか否かに応じて、ローカルストレージモジュール16及び/又はビデオキャプチャ及び符号化モジュール12はGPS14と通信してもよい。
【0071】
メタデータ情報はさらに、カメラの位置、ビデオの長さ、ビデオ及び音声のフォーマット、タイムコード、ビデオファイルのサイズ、カメラ識別情報、所有権及び著作権情報、及び事前定義され又はユーザにより動的にログインされる他のメタデータ情報、又は他のタイプの識別情報の少なくとも一つを含んでよい。追加のメタデータ情報は、割り当て名、地理的な位置、カメラマンの名、レポータ名、カメラクルー名、アシスタント名、プロデューサ名、ストーリーの題名、主題の参照、プログラム名、ユーザのコメントなどの少なくとも一つを含み得る。
【0072】
メタデータ情報は、マップ30及びグラフィカル・ユーザ・インターフェース21の対応する検索機能の表示を可能にするために、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20により使用される。ビデオコンテンツは、メタデータ情報又はメタデータ情報の任意の組み合わせのいずれかで検索することができる。例えば、メタデータを介して検索することは、グラフィカル・ユーザ・インターフェース21上の検索ボックス35を介して有効にすることができる。更に、ユーザがまた、カメラクルー名、ストーリーの題目などのような、追加のメタデータを使用して検索を絞り込むことができる。
【0073】
追加のメタデータ情報は、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12上のキーボードを介して、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12上のタッチスクリーンキーパッドを介して、又はビデオキャプチャ及び符号化モジュール12と通信する外部デバイス17(例えば、タッチスクリーンや外部デバイス17上のキーパッド)を介してユーザにより入力されてよい。更に、追加のメタデータは、ビデオコンテンツの記録の後に、グラフィカル・ユーザ・インターフェース21を介して入力されてもよい。
【0074】
ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12は、ビデオカメラ、ビデオカメラ、テレビカメラ、ムービーカメラ、携帯型電子デバイス、タブレットコンピュータ、スマートフォン、IP又はウェブカメラなどの一つを含んでよい。
【0075】
ユーザは、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20に直接に、又はネットワーク18を介してリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20にリモートでアクセスするためのリモートアクセス・デバイス40を介してアクセスすることができる。このような実施例では、グラフィカル・ユーザ・インターフェース21は、リモートアクセス・デバイス40上に表示されてよく、リモートアクセス・デバイス40は、本明細書で説明されるリモートストレージ及びウェブサーバ・デバイスのすべての機能を可能にすることができる。リモートアクセス・デバイス40は、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯用電子機器、タブレットコンピュータ、スマートフォン、又は他のタイプのインターネット対応デバイスの一つを含むことができる。
【0076】
外部ストレージデバイス16は、外部デバイス17に組み込んでよい。更に又は代替的に、外部デバイス17は、リモートアクセス・デバイス40と同じ機能を含んでよい。外部デバイス17は、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12と有線又はローカル無線通信であっても、又はネットワーク18を介して接続されてもよい。外部デバイス17は、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯用電子機器、タブレットコンピュータ、スマートフォン、又は他のタイプのインターネット対応デバイスの一つを含んでよい。
【0077】
リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20は、ローカルソフトウェアアプリケーション又はクラウドベースのアプリケーション(それぞれはウェブインターフェースを提供する)を実行するコンピュータの一つを含んでよい。
【0078】
選択された、記憶されたビデオコンテンツは、高解像度又は低解像度で記録されたコンテンツの選択された部分、高解像度又は低解像度で記録されたコンテンツの全体、及び高解像度又は低解像度で記録されたコンテンツからの選択された一つ以上の画像の一つを含んでよい。
【0079】
メタデータは、リアルタイム又はほぼリアルタイムで、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20に、記録されたビデオコンテンツと共に記録され、同時に保存され、又はビデオキャプチャ及び符号化モジュール12に関連したローカルストレージモジュール16から、リモート及びウェブサーバ・デバイス20に、記録されたビデオコンテンツと共にその後に転送されてもよい。
【0080】
これに代えて、メタデータは、リアルタイム又はほぼリアルタイムで、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20で、記録されたビデオコンテンツなしで記録され、保存され、又はビデオキャプチャ及び符号化モジュール12に関連したローカルストレージモジュール16から、リモート及びウェブサーバ・デバイス20に、記録されたビデオコンテンツとともにその後に転送されてもよい。
【0081】
グラフィカル・ユーザ・インターフェース21により、操作者は(例えば、マップ及び経路追跡機能を使用して)地域別に検索することができる。グラフィカル・ユーザ・インターフェース21はさらに、経路又は経路の部分においてズームインするためのズーム機能、マップの領域を拡張するための拡張機能、表示される経路の日時範囲などの少なくとも一つを選択するための選択インターフェースのうち少なくとも一つを含んでよい。ズーム、拡張及び位置変更のための標準マップナビゲーション制御33を利用してよい。グラフィカル・ユーザ・インターフェース21はまた、スライド可能な日時インターフェース38の使用により、日時、日付/時刻、タイムコード、及び現在の時間(現在の時刻/リアルタイム検索を含むものまで)のための範囲によって、ビデオコンテンツの検索を可能にする。
【0082】
本発明の一実施例において、ビデオキャプチャ及び符号化モジュール12、GPSモジュール14、及びローカルストレージモジュール16は、サブシステム10を構成することができる。リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20は、一つ以上のサブシステム10からのメタデータ情報を受信し、記憶することができる。リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20はまた、複数のサブシステム10からの関連したビデオコンテンツを記憶することができる。リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20上で実行されるグラフィカル・ユーザ・インターフェース21は、少なくとも日付、時間及び/又は場所(ビデオコンテンツに関連したメタデータ情報に基づく)、及びビデオコンテンツ又はその選択された部分(例えば、コンテンツストリーム22又は高解像度のビデオクリップ24)をダウンロードし、さらに/又はパスする能力により、ビデオコンテンツの検索を可能にする。
【0083】
サブシステム10は、(例えば、製造施設から離れている)場所に配置されてもよい。リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20は、例えば、製造設備の機械室に配置されてもよい。リモートアクセス・デバイス40は、例えば、ニュースルームに配置されてもよい。しかしながら、サブシステム10の潜在的な携帯性のために、それらは、互いに離れて又は近傍の任意の場所に配置することができる。
【0084】
使用時に、サブシステム10は、ローカルストレージモジュール16(又はビデオキャプチャ及び符号化モジュール12の内部メモリ)及び関連したメタデータ(限定ではないが、GPS14からのデータを含む)にビデオコンテンツを記録する。メタデータの一部又はすべてが、後の段階で、リモートストレージ及びウェブサーバ20に、対応するビデオコンテンツと共に又はこれなしで、同時に記録又は転送される。メタデータは、マップ30と、対応する検索機能の表示を可能にするために、リモートストレージ及びウェブサーバ・デバイス20によって使用される。所望のコンテンツが地理的領域、時刻、又は他のメタデータに基づいて配置されると、コンテンツがIPを介してフィールド・ディレクトリから所望の選択位置(
図1の符号22に示されるように)にストリーミングすること、又は選択位置42で、高解像度フォーマットでコンテンツ(又はその一部)をダウンロードすることが可能となる。
【0085】
本発明は、個人(本明細書では「市民レポータ」と参照する)がユーザデバイス上で使用可能なソーシャルメディアアプリケーションを介して従来のメディアアウトレットにコンテンツをキャプチャーし、提供できるようにすることもできる。今日の社会では、個人スマートフォンや他の電子機器を持つことが流行しており、そのような機器には、カメラやビデオレコーダーだけでなく、さまざまなソーシャルメディアアプリケーションが搭載されている。本発明により、ユーザによってキャプチャされ、そのようなソーシャルメディアアプリケーションにアップロードされたコンテンツは、従来のメディアアウトレットと共有することができ、スマートフォン又は同様の電子デバイスを有するすべての人が、ニュース、スポーツ、気象チャネルなどの従来のメディアアウトレットにコンテンツを提供することができる“市民レポータ”に変貌させる。
【0086】
図3は、本発明の実施形態を実施するためのシステムの例示的な実施形態を示しており、メディアアウトレットが、現在記録されているコンテンツ又は将来に記録されるコンテンツについて、市民レポータを検索し、購入契約の締結を行うことを可能にする。市民レポータは、購買のために自らのサービスをメディアアウトレットに広告する方法として、ユーザデバイス44を介して、ライブ又は記録されたビデオコンテンツをソーシャルメディアアプリケーション48にアップロードすることができる。さらに、ユーザデバイス44をメディアアウトレット(例えば、メディアアウトレットデバイス50)に接続させることを可能にするソフトウェアアプリケーション(本明細書では“対話型メディアアプリケーション”46と参照する)を、ユーザのユーザデバイス44にロードすることができる。ユーザデバイス44は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップ、ポータブルコンピュータ、スマートウォッチ、又はビデオ録画機能を有する他のインターネット又はネットワーク対応デバイスなど、任意のタイプのパーソナルコンピューティングデバイスを備えることができる。
【0087】
対話型メディアアプリケーション46は、ユーザデバイス44を、ネットワーク56を介してメディアアウトレットデバイス50に接続することによって、個々の市民レポータとメディアアウトレットのスタッフとの間の通信を可能にすることができる。さらに、対話型メディアアプリケーション46は、時間、日付及び位置情報を中央サーバ52に送信することによって、ユーザデバイス44の位置追跡を可能にする。例えば、アプリケーションは、ユーザデバイス44上に既に存在するGPSアプリケーションを活用してもよく、GPS衛星54と通信するGPSモジュールを含んでもよい。
【0088】
対話型メディアアプリケーション46はまた、メディアアウトレットスタッフが、現在パーソナルデバイスに(メディアアウトレットデバイスに直接的に又はウェブサイト又はモバイル アプリケーションなどの形をとることができるソーシャルメディアアプリケーション48を介して)記録又は記憶されているコンテンツを見ることを可能にし、以下に詳細に説明するように、個人に追加のコンテンツの撮影又は記録を指示することができるようにしてもよい。対話型メディアアプリケーション46は、メディアアウトレットのスタッフが、市民レポータ(又は上記の他のコントリビュータ)と常時接続及び継続的に通信することを可能にし、記録されるコンテンツの制御だけでなく、記録音されるコンテンツや、記録の位置の検証を可能にする。
【0089】
したがって、対話型メディアアプリケーション46を実行する個人ユーザ(市民レポータ)のネットワークが形成され、メディアアウトレットデバイス50を介してメディアアウトレットに接続されてもよい。メディアアウトレットデバイス50(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、上述の専用テレビカメラ又はトランシーバ、又は他のインターネット対応デバイスを含むことができる)上で動作するメディアアウトレットアプリケーション58は、メディアアウトレットのスタッフが(例えば、グローバルエリアネットワーク、セルラーネットワーク、インターネットなどのネットワーク56を介して)メディアアウトレットに接続された様々な市民レポータの位置を見ることを可能にする。例えば、市民レポータの位置は、上述され、
図1に示されるように、グラフィカルユーザインターフェース21の一部として対話型マップ30上に表示されてもよい。
図1及び
図2に関連して上述したように、日付、時間、位置及び他の情報を有するメタデータは、コンテンツの記録中の市民レポータの位置を追跡するのに使用するビデオコンテンツと共に記録され、提供されてもよい。
【0090】
本発明はまた、一つのメディアアウトレットが別のメディアアウトレットのライブで、又は記録されたコンテンツを検索し、及び/又は一つのメディアアウトレットが別のメディアアウトレットにコンテンツを提供することを可能にするように拡張することもできる。
【0091】
対話型メディアアプリケーション46及び/又はメディアアウトレットアプリケーション58は、コンピュータプロセッサ、通信インターフェースなどを含む、必要なハードウェア及びソフトウェアを有する任意のタイプのコンピュータ化されたデバイス上で動作する、ダウンロード可能なアプリケーション又はウェブベースのアプリケーションのいずれかであってもよい。
【0092】
例示的な実施形態では、ユーザインターフェース21及びヒートマップ30は、メディアアウトレットデバイス50からアクセスされるか、又はメディアアウトレットデバイス50に実装され得る。ユーザインターフェースは、メディアアウトレットアプリケーション58を介して使用可能となる。代替的に、メディアアウトレットデバイス及び/又はメディアアウトレットアプリケーション58は、
図1に関連して上述したリモートストレージ及びウェブサーバデバイス20を備えてもよく、対応する特徴及び機能性が提供されてもよい。
【0093】
上述たように、ヒートマップ30は、メディアスタッフがレポータ(この実施形態では、一人以上の市民レポータ)からコンテンツを選択し、それをスクリーン上に表示することを可能にし、メディアスタッフが生のニュース、スポーツ、 天気予報、交通事故、事故その他のライブ映像を遠隔で視聴することができる。ユーザインターフェース21及びマップ30へのアクセスは、許可(例えば、ユーザ名及びパスワード又は他のセキュリティ手段)のみによって行うことができる。
図1に関連して上述したように、ヒートマップ30は、メディアスタッフが対話型メディアアプリケーション46を実行しているユーザデバイスの現在の位置を決定することを可能にする。これらのユーザを(対話型メディアアプリケーション自体を介して、又はユーザのソーシャルメディアアカウントの監視を介して)監視することにより、メディアスタッフは、ニュースがいつどこで発生しているかを、さらに、生放送、ソーシャルメディア、又は再放送に適した映像を簡単に判断することができる。特定の映像が選択されると、メディアスタッフは市民レポータと通信し、メディアコンテンツを再放送すること又は他の方法で表示する権利について市民レポータと購入契約を締結することができる。このような取引は、
図3に示されているように、取引エンジンインターフェース62を介してメディアアウトレットデバイス50に結合された取引エンジン60を介して可能となる。このような取引を容易にするために、ユーザの銀行口座情報又は他の形態の電子支払(PayPal、Googleウォレットなどの口座情報など)は、ユーザデバイス44を介して対話型メディアアプリケーション46に入力され、取引エンジン60及び/又はメディアアウトレットデバイス50に通信される。取引エンジン60は、取引の処理のために財務エンティティ64と通信することができる。財務エンティティ64は、銀行、クレジットカード会社、PayPal、Google ウォレットサーバ、又は電子支払いを処理する他のエンティティを含むことができる。取引エンジン60はまた、取引の請求書を作成するように構成されてもよい。
【0094】
コンテンツの様々な購入オプションを提示することができる。例えば、ユーザは、排他的なライブ映像に対してはより多くの料金を払うことができ、他のユーザ(共有コンテンツ)によって記録されているコンテンツに対しては少なく払うこともでき、イベントの記録されたコンテンツに対してはさらに少なく払うこともできる。価格設定は、事前設定価格、交渉価格、又はオークションを介して決めてもよい。
【0095】
購入されたコンテンツは、表示及び再放送(例えば、テレビジョンニュースチャンネルのような従来の放送アウトレット、メディアアウトレットウェブサイト又はストリーミングチャンネル、又はメディアアウトレットのソーシャルメディアチャンネル又はアカウントを介して)のために、ユーザデバイス44をメディアアウトレットデバイス50に直接提供することができる。代替的又は追加的に、購入されたコンテンツは、メディアアウトレットデバイス50へのコンテンツの提供に先立って、又は同時に、中央サーバ52にアップロードされてよい。
【0096】
購入前に、メディアコンセントのスタッフは、
図1に関連して上述したものと同様のコンテンツの一部分の低解像度ビデオクリップ36を提供することができる。低解像度ビデオクリップ36は、 又は上述したようにユーザアイコン(中間点インジケータ)32の上でクリック又はその上にマウスを置くことで視聴することができる。
【0097】
図4は、自動車火災のライブビデオ映像45を記録するユーザ装置44の一例を示す。
図5は、
図4のユーザデバイス44が選択されたときの対話型マップ30を示すメディアアウトレットデバイス50のユーザインターフェーイス21の一例を示す。明確にするために、マップ30は、選択されたユーザデバイス44の位置のみを示す。ユーザインターフェースはまた、サイドバー70に記録されている現在のビデオ映像45を、ユーザ名72及び様々なタイプのビデオ映像(例えば、排他的なライブ記録、共有したライブ記録(他人により記録されたものも含む)、及び記録/記憶された映像)に対する購入額74(及び任意の記載)とともに示す。
【0098】
図5のサイドバー70はまた、利用可能な市民レポータのリスト76の例と、リスト76から選択された1人以上の市民レポータとの通信のためのチャット機能78とを示す。
【0099】
図6は、ヒートマップ30の例示的な実施形態を示し、特定の領域(この場合、米国)における対話型メディアアプリケーションを実行するすべてのユーザデバイスの現在の位置を示す。マップ30は、
図6に示されているものよりも小さい又は大きい領域を含む、異なる領域又は領域が示されるように構成されてもよいことを理解されたい。例えば、マップ30は、単一の国、単一の州、複数の州又は国、個々の町又は都市、複数の町又は都市、特定の地理的地域などを示すように構成することができる。コンテンツをメディアアウトレット(例えば、ライブモードにあるもの)に盛んに送信しているユーザデバイス44は一つの色(例えば、赤色)で示され、コンテンツを記録していない(例えば、スタンバイモードにあるもの)ユーザデバイス44は別の色(例えば、青色)で示すことができる。
【0100】
ユーザデバイス44は、マップ30上に一緒にグループ化することができる。例えば、互いに近接しているユーザデバイス44は、大きなサークルとして示すことができる。サイズが徐々に(より小さい又はより大きい)変わるサークルを使用して、対応するサイズのユーザデバイスのグループを表示することができる。領域内のユーザデバイスの数を示す数字がサークルの内側に提供されてもよい。
図7に示されているように、内側に数字30が記載された大きなサークル80は、マップ30上のサークルの位置に対応する領域に30個のユーザデバイス44があることを示し、内側に数字10が記載された小さなサークル82は、マップ30上の位置に対応する領域に10個のユーザデバイス44があることを示し、より小さなサークル84は、マップ30の対応する領域にわずかな数のユーザデバイス44があることを示す。ライブモードのユーザデバイス44は、第1の色のサークル(例えば、赤色のサークル)で示されてもよく、スタンバイモードのユーザデバイス44は、第2の色のサークル(例えば、青色のサークル)で示されてもよい。 サークル(例えば、サークル80、82、84)をクリックすることにより、対応するすべてのユーザデバイス44のリスト(ライブ、スタンバイ、又はその両方)がユーザインターフェース21に表示される。例えば、
図7に示されているサークルのうちの一つをクリックすると、サークル内のユーザデバイス44に対応する市民レポータ/ソースのリストを、
図8に示すように、ユーザインターフェース21のサイドバー70に提示することができる。リスト化では、スクロール可能であり、記録の名称又はソース72、記録からの低解像度画像又はビデオクリップ45、及び録画に関する記述及び/又は購入情報74を含むことができる。メディアアウトレットのメディアスタッフは、ユーザ又は複数のユーザからコンテンツを受信するように選択し、コンテンツの購入に対応する取引を入力することができる。
図1及び
図2と共に上で記述されたマップ30及びユーザインターフェース21の任意の又はすべての特徴は、
図5、6及び7に示されている実施形態に関連して実施することもできることを理解されたい。
【0101】
上述のように、チャット機能により、メディアスタッフは選択された市民レポータと通信することができる。 例えば、チャット機能は、対話型メディアアプリケーション46又はソーシャルメディアアプリケーション48のいずれかを介して使用可能にすることができる。ユーザインターフェース21上のチャット機能78を使用して市民レポータのユーザ識別情報(例えば、ユーザ名、ユーザ番号など)をクリックするか又は入力すること、又はマップ30上に表示された市民レポータの対応するアイコンをクリックすることにより、市民レポータとの通信を開始することができる。チャット機能を使用して、メディアスタッフは、市民レポータに対して、ライブイベントの異なる画像又はビデオを取得するように、視野角又は視野を変えるように、画像の焦点を合わせるように、ズーム/拡大するようになど指示することができる。例えば、メディアスタッフは、ユーザインターフェースにコマンド又は指示を入力することができ、このことにより、市民レポータのデバイスのディスプレイ上に透明又は半透明のテキストが重ねて表示される。テキストの重ね表示は、記録されているコンテンツのすぐ上に表示されることがあり、テキストを通して視認可能又は部分的に視認可能となる。 例えば、
図9は、川のボートのビデオ映像45が、ユーザデバイス44に今記録され、表示されている。
図10では、チャット機能が開始され、メディアスタッフは、ビデオ映像45を見た後に、“ボートにカメラを集中させてください。”と入力し、このコマンドは市民レポータのデバイスにテキストボックス/重ね表示86として表示されている。
図11に示されているように、一連のコマンド及び応答は、問題の画像又はビデオに関するデバイス画面(又は他のユーザインターフェース)に重ね表示することができる。
図12は、メディアスタッフと市民レポータとの通信を可能にするために画面上に現れるアプリケーションの一部として提供されるキーボード重ね表示88の例を示す。キーボード重ね表示88は、記録中のコンテンツの上にわたってディスプレイ上に現れる透明又は半透明の重ね表示(オーバーレイの下に見ることができるか、又は部分的に見ることができる)であってもよい。市民レポータからメディアスタッフへのメッセージは、例えば、ヒートマップ上に提供されたサイドバー70内のチャット機能78(
図5に示されているように)に又は市民レポータから送信されるビデオコンテンツ上の重ね表示として、メディアアウトレットデバイスの画面上に表示することができる。
【0102】
メッセージ(ユーザデバイス上であろうとメディア出力デバイス上であろうと)は、一時的にしか現れず、次に隠されるか、又は応答が受信され、及び/又はチャット機能が終了するまで残ることがある。メッセージが隠されている場合、メッセージは、マップ30上のユーザデバイス44を表すアイコン上の指示(メッセージ番号、警告、又は他のラベル付けなど)によって、又はマップ30又はユーザインターフェース21に示されているメッセージアイコン90によって表示されてよい。アイコンをクリックすると、そのユーザのすべてのメッセージが表示される。 チャット機能又はユーザメッセージはまた、ユーザインターフェース21のサイドバー70に示されてよい。
【0103】
グループチャットを有効にすることができる。 例えば、メディアスタッフは、複数のユーザアイコンをクリックして、同じイベントを報告している複数の市民レポータとチャットしたり、ヒートマップ30又はユーザインターフェース21のメニューバーにあるグループチャットアイコンをクリックした後に複数の市民レポータのユーザ識別情報を入力したりすることができる。市民レポータが
図7に関連して上述されたようにグループ化されている場合、グループ又は市民レポータのサークルをクリックすると、自動的にそのグループのすべての市民記者とのグループチャットが可能になる。
【0104】
さらに、チャット機能を使用して、放送局は、これからのイベント(例えば、スポーツイベント、ニュース会議、ライブパフォーマンス、今発生している嵐、又は他の知れた気象現象、及び他の予定されたイベント又は出来事)対して録画サービスを要求する、接続された市民レポータにグローバル又はグループ通信を送ってもよい。
【0105】
一つの例示的な実施形態では、コンテンツは、記録されたコンテンツ及び/又はライブコンテンツが販売可能なビデオマーケットプレイスにアップロードされてよい。放送局などのユーザは、以前に記録したビデオコンテンツを有料で検索、ダウンロード、再放送することができる。放送局又は他のユーザはまた、ヒートマップ30を使用して最新のニュース及びライブイベントに関するライブコンテンツを検索及び購入することもでき、また、限定的ではないが、スポーツイベント、コンサート、又は他の娯楽イベント、他の公になったイベント予定などを含む、現在の/今後のライブイベントを記録する個人を特定及びスケジュール化することもできる。ビデオマーケットプレイスは、ヒートマップ30だけでなく、その場所及び/又は操作領域とともに市民レポータリストを含むことができる。リストから市民レポータを選択すると、そのレポータによって記録された事前記録されたコンテンツのリストが提供される。コンテンツは、限定的ではないが、名称(例えば、イベントの名称など)、コンテンツのタイプ(ニュース、スポーツ、事故、コンサートの映像、天気、嵐など)、場所、又は他のキーワードによりなどを含むがこれらに限定されない様々な識別子によってリストされてもよい。各市民レポータのコンテンツ、又はすべての市民レポータの内容は、(
図2に関連して上述したような)キーワード又は識別子によって検索可能である。
【0106】
本発明は、日時、地理的位置、又は他のメタデータに基づいてビデオコンテンツを検索するための有用な方法及び装置を提供することを理解されたい。本発明は、遠隔地で記録されたビデオコンテンツが、コンテンツが記録された直後の別の場所のユーザによってアクセスされ、検索され、見直されることを有利に可能にする。
【0107】
さらに、本発明は、伝統的なメディアアウトレットが、市民レポータからライブ又は記録されたビデオ報道(カバレッジ)を取得し、ライブ報道の位置に関する問題を回避でき、写真又はビデオが変更されていないことを証明でき、さらにライブイベントの開催中現場の人々にインタビューできるようにする。
【0108】
本発明は、様々な図示された実施形態に関連して説明されてきたが、特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び範囲から逸脱することなく、さまざまな修正及び適合をなし得る。