特許7331364IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

集中配向磁石の製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載の方法では、磁石粉末に対するバインダー(樹脂)の添加量が多くなることから、得られる磁石の磁気特性を確保するために脱バインダー(脱樹脂)工程を行う必要があり、この脱バインダー工程が磁石の生産性を阻害する要因となり得るという課題がある。また、バインダー成分と磁石粉末が反応して、炭素や酸素といった不純物の混入が多くなるため、得られる磁石において保磁力等の磁気特性が劣化する可能性があるという課題もある。 さらに、これらの方法では、樹脂成分と磁石粉末の混合成形体をほぼ同体積のまま塑性変形させているため、配向方向の変化率が小さく、このため、磁束の集中度を大きく高めることが難しいという課題もある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は課題を解決するため鋭意検討し、本発明を完成させた。 本発明は以下の(1)~(5)である。 (1)添加剤を含む磁石用粉末をモールドへ充填し、磁場をかけて前記磁石用粉末を配向させて、特定方向Xへ配向した充填率Aが31.8~50.0%である前駆体を得る予備工程と、 前記前駆体における前記特定方向Xに垂直ではない向かい合う二面へ、前記前駆体の配向が集中するように、各々、応力を加・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の製造方法によれば、磁束の集中度が高く、且つ磁束が集中する箇所の表面磁束密度がより高い集中配向磁石を効率的に得ることができる。そして、本発明の製造方法により得られた集中配向磁石をモータに使用することによって、トルクが向上し、且つコギングトルクが低減されたモータを得ることができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の集中配向磁石を製造する方法の一例を、工程図(モールドの断面図により示した工程図)として表したものである。
【図2】 本発明の集中配向磁石を製造する方法における集中配向工程において、変形および圧密化の前における前駆体と、この前駆体と接するモールドを、前駆体の応力を加える二面と垂直な断面により示した模式図である。なお、図中のDは、前駆体の応力を加える二面と、これと接するモールドのパーツの各面とが、前駆体の応力を加える二面と垂直な断面においてなす角度を表す。
【図3】 実施例において作製した前駆体の外観写真である(図面代用写真)。上段から順に、充填密度が1.6g/cm3である前駆体、1.9g/cm3である前駆体、2.1g/cm3である前駆体、2.4g/cm3である前駆体の外観写真である。
【図4】 実施例1および比較例1から切り出した、表面磁束密度測定に用いる直方体の試料を模式的に示した図である。
【図5】 実施例1および比較例1から切り出した直方体の試料において、y軸中心位置(図4におけるy軸座標10mm位置)におけるx軸の表面磁束分布を示すグラフである。なお、太線グラフが実施例1の測定データ、細線グラフが比較例1の測定データであり、実線は試料表面(図4におけるz軸座標0mm)からプローブまでの距離が0.2mm(z軸GAP0.2mm)、一点鎖線は試料表面からプローブまでの距離が1.0mm(z軸GAP1.0mm)、破線は試料表面からプローブまでの距離が2.0mm(z軸GAP2.0mm)における測定データを表す。

代表図 図1本件の代表的な図

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