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特許7332635帯域幅部分処理方法、端末機器およびネットワーク機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-15
(45)【発行日】2023-08-23
(54)【発明の名称】帯域幅部分処理方法、端末機器およびネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0453 20230101AFI20230816BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20230816BHJP
【FI】
H04W72/0453
H04W72/232
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020570733
(86)(22)【出願日】2019-06-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-10-14
(86)【国際出願番号】 CN2019092287
(87)【国際公開番号】W WO2019242734
(87)【国際公開日】2019-12-26
【審査請求日】2022-05-24
(31)【優先権主張番号】201810646692.5
(32)【優先日】2018-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【弁理士】
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】Huawei, HiSilicon,On bandwidth adaptation,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1706 R1-1711424,フランス,3GPP,2017年06月17日
【文献】Huawei, HiSilicon,Bandwidth part activation and adaptation,3GPP TSG RAN WG1#90 R1-1712155,フランス,3GPP,2017年08月12日
【文献】vivo,On DL/UL resource allocation,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1709 R1-1715642,フランス,3GPP,2017年09月12日
【文献】Qualcomm Incorporated,Open Issues on CA,3GPP TSG RAN WG1#91 R1-1720694,フランス,3GPP,2017年11月18日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯域幅部分処理方法であって、
端末機器が、ダウンリンク制御情報を受信することであって、前記ダウンリンク制御情報は指示情報を運ぶことと、
前記端末機器が、前記指示情報の情報ドメインにしたがって、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することと、を含
前記指示情報は、第1指示情報を含み、前記第1指示情報は第1情報ドメインを含み、前記第1情報ドメインは1ビットであり、前記端末機器が前記第1情報ドメインの値に基づいて、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し
前記端末機器が、前記指示情報の情報ドメインにしたがって、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することは、
前記第1情報ドメインが第1値である場合、前記端末機器が、前記第2帯域幅部分を活性化する時に、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することと、を含む、前記帯域幅部分処理方法。
【請求項2】
前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することは、非活性化条件を満たす第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを含む、
請求項に記載の帯域幅部分処理方法。
【請求項3】
前記第2帯域幅部分は、複数の帯域幅部分を含み、前記第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行することは、複数の帯域幅部分を同時に活性化することを含み、
前記第1帯域幅部分は、複数の帯域幅部分を含み、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することは、複数の帯域幅部分を同時に非活性化することを含む、
請求項1または2に記載の帯域幅部分処理方法。
【請求項4】
帯域幅部分処理方法であって、
ネットワーク機器が、ダウンリンク制御情報を送信することであって、前記ダウンリンク制御情報は指示情報を運び、前記指示情報の情報ドメインは、端末機器が第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するようにすることを含み、
前記指示情報は、第1指示情報を含み、前記第1指示情報は第1情報ドメインを含み、前記第1情報ドメインは1ビットであり、前記第1情報ドメインの第1値は、前記端末機器が、前記第2帯域幅部分を活性化する時に、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するようにする、前記帯域幅部分処理方法。
【請求項5】
前記第2帯域幅部分は、複数の帯域幅部分を含み、前記第2帯域幅部分に含まれる複数の帯域幅部分は、同時に活性化され、
前記第1帯域幅部分は、複数の帯域幅部分を含み、前記第1帯域幅部分に含まれる複数の帯域幅部分は、同時に非活性化される、
請求項4に記載の帯域幅部分処理方法。
【請求項6】
端末機器であって、
ダウンリンク制御情報を受信するように構成される受信ユニットであって、前記ダウンリンク制御情報は指示情報を運ぶ受信ユニットと、
前記指示情報の情報ドメインにしたがって、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される処理ユニットと、を備え、
前記指示情報は、第1指示情報を含み、前記第1指示情報は第1情報ドメインを含み、前記第1情報ドメインは1ビットであり、前記処理ユニットは、前記第1情報ドメインの値に基づいて第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、
前記処理ユニットは、前記第1情報ドメインが第1値である場合、前記第2帯域幅部分を活性化する時に、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される、前記端末機器。
【請求項7】
前記処理ユニットは、
非活性化条件を満たす第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される、
請求項に記載の端末機器。
【請求項8】
前記第2帯域幅部分は、複数の帯域幅部分を含み、前記第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行することは、複数の帯域幅部分を同時に活性化することを含み、
前記第1帯域幅部分は、複数の帯域幅部分を含み、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することは、複数の帯域幅部分を同時に非活性化することを含む、
請求項6または7に記載の端末機器。
【請求項9】
ネットワーク機器であって、
ダウンリンク制御情報を送信するように構成される送信ユニットを備え、前記ダウンリンク制御情報は指示情報を運び、前記指示情報の情報ドメインは、端末機器が第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように
前記指示情報は、第1指示情報を含み、前記第1指示情報は第1情報ドメインを含み、前記第1情報ドメインは1ビットであり、前記第1情報ドメインの第1値は、前記端末機器が、前記第2帯域幅部分を活性化する時に、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するようにする、前記ネットワーク機器。
【請求項10】
前記第2帯域幅部分は、複数の帯域幅部分を含み、前記第2帯域幅部分に含まれる複数の帯域幅部分は、同時に活性化され、
前記第1帯域幅部分は、複数の帯域幅部分を含み、前記第1帯域幅部分に含まれる複数の帯域幅部分は、同時に非活性化される、
請求項9に記載のネットワーク機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信の技術分野に関し、具体的に、帯域幅部分処理方法、端末機器およびネットワーク機器に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代(5G:5th Generation)ニューラジオ(NR:New Radio)システムでは、システム帯域幅が大幅に改善されたため、端末によって伝送される帯域幅は、システム帯域幅の一部しか占有しない可能性がある。システム帯域幅より小さい範囲を有する周波数領域リソースの割り当てを実現するために、帯域幅部分(BWP:BandWidth Part)が導入される。
【0003】
関連技術では、1つの端末機器に対して1つのBWPしか活性化できず、BWPに対する柔軟な構成を実現することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願実施例は、帯域幅部分処理方法を提供し、端末機器は、ネットワーク機器によって送信された制御情報に従って、BWPに対して活性化処理または非活性化処理を実行して、BWPに対する柔軟な構成を実現することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様によれば、帯域幅部分処理方法を提供し、前記方法は、端末機器が、制御情報を受信することと、端末機器前記制御情報に基づいて、帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することとを含む。
【0006】
第2態様によれば、帯域幅部分処理方法を提供し、前記方法は、ネットワーク機器が、制御情報を送信することを含み、前記制御情報は、端末機器が帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するために使用される。
【0007】
第3態様によれば、端末機器を提供し、前記端末機器は、上記の第1態様またはその実現形態における方法を実行するように構成される。具体的に、当該端末機器は、上記の第1態様またはその各実現形態における方法を実行するように構成される機能モジュールを備える。
【0008】
第4態様によれば、ネットワーク機器を提供し、前記ネットワーク機器は、上記の第2態様またはその実現形態における方法を実行するように構成される。具体的に、当該ネットワーク機器は、上記の第2態様またはその各実現形態における方法を実行するように構成される機能モジュールを備える。
【0009】
第5態様によれば、端末機器を提供し、前記端末機器はプロセッサおよびメモリを備える。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記の第1の態様またはその各実現方式における方法を実行するように構成される。
【0010】
第6態様によれば、ネットワーク機器を提供し、前記ネットワーク機器は、プロセッサおよびメモリを備える。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記の第2の態様またはその各実現方式における方法を実行するように構成される。
【0011】
第7態様によれば、チップを提供し、上記の第1態様または第2態様のいずれか1つの態様またはその各実現方式における方法を実現するように構成される。
【0012】
具体的に、当該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、当該チップが実装された機器が、上記の第1の態様または第2の態様のいずれか1つの態様またはその各実現方式における方法を実行するように構成されるプロセッサを備える。
【0013】
第8の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するために使用されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該コンピュータプログラムは、コンピュータが上記の第1の態様または第2の態様のいずれか1つの態様またはその各実現方式における方法を実行する。
【0014】
第9の態様によれば、コンピュータプログラム命令を含むタプログラム製品を提供し、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが上記の第1の態様または第2の態様のいずれか1つの態様またはその各実現方式における方法を実行するようにする。
【0015】
第10の態様によれば、コンピュータプログラムを提供し、当該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行するときに、コンピュータが上記の第1の態様または第2の態様のいずれか1つの態様またはその各実現方式における方法を実行するようにする。
【発明の効果】
【0016】
上記の技術的解決策によれば、端末機器は、受信した制御情報に基づいて、BWPに対して非活性化処理および/または活性化処理を実行して、BWPに対する柔軟な構成を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本願実施例で提供する通信システムアーキテクチャの概略図である。
図2】本願で提供するBWP活性化プロセスの概略図である。
図3】本願実施例で提供する、端末機器に適用される帯域幅部分処理方法の代替的な処理の例示的なフローチャートである。
図4】本願実施例で提供する、通信システムに適用される帯域幅部分処理方法の代替的な処理の例示的なフローチャートである。
図5】本願実施例で提供する端末機器の構成の概略的な構造図である。
図6】本願実施例によって提供されるネットワーク機器の構成の概略的な構造である。
図7】本願実施例で提供する通信機器の例示的なブロック図である。
図8】本願実施例で提供するチップの概略的なブロック図である。
図9】本願実施例で提供する通信システムの概略的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本願実施例における図面を参照して、本願実施例における技術的解決策を説明するが、説明された実施例は、本願実施例の一部であり、全部の実施例ではないことは明らかである。本願実施例に基づき、創造的な努力なしに当業者が取得した他のすべての実施例は、本願の保護範囲に含まれる。
【0019】
本願実施例の技術案は、例えば、グローバル移動通信システム(GSM:Global System of Mobile communication)、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域コード分離多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割二重化(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システムまたは5Gシステムなど、様々な通信システムに適用されることができる。
【0020】
例示的に、本願実施例に適用される通信システム100は図1に示す。当該通信システム100は、ネットワーク機器110を
備えることができ、ネットワーク機器110は、端末機器120(または通信端末、端末と称する)と通信する機器であってもよい。ネットワーク機器110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、当該カバレッジエリア内に位置する端末機器と通信することができる。例示的に、当該ネットワーク機器110は、GSMシステムまたはCDMAシステムの基地局(BTS:Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムの基地局(NB:NodeB)であってもよく、さらに、LTEシステムの進化型基地局(eNBまたはeNodeB:Evolutional Node B)、またはクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)無線コントローラであってもよく、または、当該ネットワーク機器は、モバイルスイッチングセンタ、リレーステーション、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、ハブ、スイッチ、ブリッジ、5Gネットワークのネットワーク側の機器、または未来進化の公衆陸上移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)のネットワーク機器などであってもよい。
【0021】
当該通信システム100は、ネットワーク機器110のカバレッジエリア内に位置する少なくとも1つの端末機器120をさらに備える。ここで使用される「端末機器」は、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)、デジタル加入者線(DSL:Digital Subscriber Line)、デジタルケーブル、直接ケーブルを介した接続などの有線回線接続を介した、および/または別のデータ接続/ネットワークを介した、および/または、セルラーネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)、DVB-Hネットワークなどのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機などに対する無線インターフェースを介した、および/または別の端末の、通信信号を送受信するように設定された装置、および/または物事のインターネットシステム(IoT:Internet of Things)機器を含むが、これらに限定されない。無線インターフェースを介して通信するように設定された端末機器は、「無線通信端末」、「無線端末」または「モバイル端末」と称し得る。モバイル端末の例は、衛星または携帯電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファックスおよびデータ通信能力を組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS: Personal Communications System)端末、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザ、メモ帳、カレンダおよび/またはグローバルポジショニングシステム(GPS:Global Positioning System)受信機を備えることができるPDA、および従来のラップトップ型および/またはハンドヘルド型受信機または無線電話トランシーバを備えた他の電子装置を含むが、これらに限定されない。端末機器は、アクセス端末、ユーザ機器(UE:User Equipment)、ユーザユニット、ユーザステーション、モバイルステーション、移動台、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザデバイスを指し得る。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始
プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイスまたは無線モデムに接続されたその他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイスおよび5Gネットワークの端末機器または未来進化のPLMNの端末機器などであってもよい。
【0022】
例示的に、端末機器120間では、装置対装置(D2D:Device to Device)通信を実行することができる。
【0023】
例示的に、5Gシステムまたは5Gネットワークは、ニューラジオ(NR:New Radio)システムまたはNRネットワークとも称し得る。
【0024】
図1は、1つのネットワーク機器および2つの端末機器を例示的に示し、例示的に、当該通信システム100は、複数のネットワーク機器を備えることができ、さらに、各ネットワーク機器のカバレッジエリアには他の数の端末機器が備えた可能性があり、本願実施例は、これらに対して限定しない。
【0025】
例示的に、当該通信システム100は、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに備えることができ、本願実施例は、これらに対して限定しない。
【0026】
本願実施例では、ネットワーク/システムにおける通信機能を備えた機器を通信機器と称し得ることを理解されたい。図1に示された通信システム100を例とすると、通信機器は、通信機能を備えたネットワーク110および端末機器120を備えることができ、ネットワーク機器110および端末機器120は、上文に記載の具体的な機器であってもよく、ここでは繰り返して説明せず、通信機器は、通信システム100における、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティなど、他の機器をさらに備えることができ、本願実施例はこれらに対して制限しない。
【0027】
本明細書における「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書で常に互換的に使用されることを理解されたい。本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられたオブジェクトを説明する単なる関連付けであり、3種類の関係が存在することができることを示し、例えば、Aおよび/またはBは、Aが独立で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが独立で存在する場合など3つの場合を表す。さらに、本明細書における記号「/」は、一般的に、コンテキストオブジェクトが「または」の関係であることを示す。
【0028】
発明者は、BWPの活性化技術案を実施する時に、関連技術で、ネットワーク機器が無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングを介して端末に対して複数のBWPを構成し、ダウンリンク制御シグナリング(DCI:Downlink Control Information)において特定のBWPを動的に活性化させることができ、1つの端末は、1つのBWPしか活性化できず、1つの新しいBWPを活性化する場合、以前に活性化されたBWPは非活性化される。関連技術におけるBWP活性化プロセスの概略図は、図2に示す。BWP1が活性化状態である場合、BWP2が活性化されると、BWP1は非活性化され、1つの新しいBWPが活性化されると、活性化されたBWPのタイマを同時にリセットする。タイマが期限切れになると、デフォルトのBWPにフォールバックする。図2を例とすると、時刻3にBWP1を活性化するが、タイマが期限切れになったため、デフォルトのBWPにフォールバックする。
【0029】
図3は、本願実施例で提供する、端末機器に適用される帯域幅部分処理方法の代替的な処理の例示的なフローチャートであり、前記方法は、次のステップを含む。
【0030】
ステップS101において、端末機器が、制御情報を受信する。
【0031】
本発明の実施例では、端末機器が、ネットワーク機器によって送信された制御情報を受信する。
【0032】
ステップS102において、端末機器が、制御情報に基づいて、BWPに対して非活性化処理および/または活性化処理を実行する。
【0033】
ここで、BWPは第1BWPおよび第2BWPを含む。ここで、第1BWPは活性化状態にあり、第2BWPは非活性化状態にある。
【0034】
本発明の実施例では、端末機器は、制御情報に基づいて第2BWPに対して活性化処理を実行し、または端末機器は、制御情報に基づいて第2BWPに対して活性化処理を実行し、第1BWPに対して非活性化処理を実行し、または端末機器は、制御情報に基づいて第1BWPに対して非活性化処理を実行する。
【0035】
本発明の実施例では、端末機器が少なくとも2つのBWPを活性化する場合、少なくとも2つのパラメータセットの使用をサポートし、このように、様々なタイプのサービスを並列して伝送する時に、様々なサービスに対してパラメータセットをそれぞれ最適化することができ、スケジュールするのにより大きい柔軟性を提供して、サービス処理の速度を高めることができるだけでなく、さらに、BWPを切り替えると、端末は、スペクトルリソースを浪費することなく、データを伝送し続けることができる。
【0036】
例示的な実施例1
ステップS201において、端末機器が、ユーザ機器によって送信されたDCIを受信する。
【0037】
ここで、前記DCIは第2BWPのインデックスを運び、前記DCIは、さらに、第1指示情報を運び、前記第1指示情報は、第2BWPを活性化する場合、第1BWPに対して非活性化を実行するかどうかを指示する。
【0038】
いくつかの実施例において、第1指示情報は第1情報ドメインを含み、前記第1情報ドメインの値は、第2BWPを活性化する場合、第1BWPに対して非活性化を実行するかどうかを指示する。例示的に、第1情報ドメインは1ビットである。
【0039】
ステップS202において、第1情報ドメインの値が第1値である場合、端末機器は、第2BWPに対して活性化処理を実行する時に、第1BWPに対して非活性化処理を実行し、第1情報ドメインの値が第2値である場合、端末機器は、第2BWPに対して活性化処理を実行する時に、第1BWPに対して非活性化処理を実行しない。
【0040】
端末機器が第2BWPに対して活性化処理を実行する場合、第1BWPに対して非活性化処理を実行せず、第1BWPおよび第2BWPは、同時に活性化状態にある。このように、少なくとも2つのBWPを同時に活性化して、少なくとも2つのパラメータセットの使用をサポートすることにより、様々なタイプのサービスを並列して伝送する時に、様々なサービスに対してパラメータセットをそれぞれ最適化することができ、スケジュールするのにより大きい柔軟性を提供して、サービス処理の速度を高めることができるだけでなく、さらに、BWPを切り替えると、端末は、スペクトルリソースを浪費することなく、データを伝送し続けることができる。
【0041】
ここで、前記第1値を0に設定し、第2値を1に設定することができる。もちろん、第1値を1に設定し、第2値を0に設定する。
【0042】
いくつかの実施例において、第1BWPに対して非活性化処理を実行する具体的な実現形態は、
1、活性化時間が最も早い第1BWPに対して非活性化処理を実行すること、
2、帯域幅部分のインデックス値が最も高い第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行すること、
3、帯域幅部分のインデックス値が最も低い第1BWPに対して非活性化処理を実行すること、
4、帯域幅が最も小さい第1BWPに対して非活性化処理を実行すること、
5、帯域幅が最も大きい第1BWに対して非活性化処理を実行すること、
6、前記DCIを搬送する第1BWPに対いて非活性化処理を実行すること、
7、非活性化条件を満たす第1BWPに対して非活性化処理を実行することのうちの1つを含む。
【0043】
ここで、非活性化条件は、特定のパラメータセット、例えば、現在3つの活性化されたBWPがあり、対応するウェーブレットは、それぞれ、15KHz、15KHzおよび60KHzであり、DCIにおいて、第2BWPを活性化する同時に、第1BWPに対して非活性化を実行するかどうかを指示するための1ビットの値が0である場合、ウェーブレットが15KHzであるBWPセットを非活性化し、端末機器は、3つの活性化されたBWPにおける、ウェーブレットが15KHzである2つのBWPに対して非活性化処理を実行する。具体的な非活性化する条件は、事前に構成され、またはネットワークによって構成されることができる。例えば、ネットワークは、1つの非活性化条件と第1情報ドメインの値の対応関係を構成し、表1に示す。
【0044】
第1情報ドメインの値が00である場合、サブキャリア間隔が15kHzである全てのBWPを非活性化することを示し、第1情報ドメインの値が10である場合、サブキャリア間隔が15kHzおよび30kHzである全てのBWPを非活性化することを示し、第1情報ドメイン取値が11である場合、BWPを非活性化しないことを示す。
【0045】
【表1】
【0046】
例示的な実施例2
ステップS301において、端末機器が、ユーザ機器によって送信されたDCIを受信する。
【0047】
ここで、前記DCIは、1つのBWPのインデックスを運び、前記DCIは、さらに、第2指示情報を運び、前記第2指示情報は、当該DCIによって運ばれるBWPのインデックスに対応する第2BWPを活性化し、または当該DCIによって運ばれるBWPのインデックスに対応する第1BWPを非活性化することを指示する。
【0048】
ここで、第1BWPは活性化状態にあり、第2BWPは非活性化状態にある。
【0049】
いくつかの実施例において、第2指示情報は第2情報ドメインを含み、前記第2情報ドメインの値は、第2BWPを活性化し、または第1BWPを非活性化することを指示する。例示的に、第2情報ドメインは1ビットである。
【0050】
本発明の実施例では、DCIは、さらに、BWPのインデックスを運び、第2情報ドメインの値が0である場合、DCIによって運ばれるBWPのインデックスに対応するBWPに対して活性化処理を実行することを表し、第2情報ドメインの値が1である場合、DCIによって運ばれるBWPのインデックスに対応するBWPに対して非活性化処理を実行することを表す。
【0051】
ステップS302において、第2情報ドメインの値が第1値である場合、端末機器は、当該DCIによって運ばれるBWPのインデックスに対応する第2BWPに対して活性化処理を実行し、第2情報ドメインの値が第2値である場合、端末機器は、当該DCIによって運ばれるBWPのインデックスに対応する第1BWPに対して非活性化処理を実行する。
【0052】
ここで、第1値を0に設定し、第2値を1に設定する。
【0053】
例示的な実施例3
ステップS401において、端末機器が、ネットワーク機器によって送信されたDCIを受信し、DCIは、2つのBWPのインデックスを運ぶ。
【0054】
本発明の実施例では、端末機器によって受信されたDCIは、第1BWPのインデックスおよび第2BWPのインデックスを運び、各BWPのインデックスは、DCIにおいてN個のビットを占有し、ここで、第2BWPのインデックスは、非活性化された第1BWP指示する、第1BWPのインデックスは、活性化された第2BWPを指示する。
【0055】
ステップS402において、端末機器が、DCIに従って、BWPに対して活性化処理または非活性化処理を実行する。
【0056】
いくつかの実施形態において、BWPのインデックスに対応するビットの値がプリセットの状態である場合、当該インデックスに対応するBWPに対していかなる処理も実行しないことを表す。例を挙げると、第1BWPのインデックスのN個のビットの値の全てが1である場合、第2BWPに対して活性化処理を実行しないことを示す。第2BWPのインデックスのN個のビットの値の全てが1である場合、第1BWPに対して非活性化処理を実行しないことを表す。もちろん、BWPのインデックスに対応するビットの値の全てを0に設定するか、他の状態に設定することにより、当該インデックスに対応するBWPに対していかなる処理も実行しないことを表すこともできる。
【0057】
いくつかの実施例において、第1帯域幅部分のインデックスは、第4情報ドメインを含み、第2帯域幅部分のインデックスは、第5情報ドメインを含む。第4情報ドメインの値が第1値である場合、端末機器は、第2BWPに対して活性化処理を実行するが、第1BWPに対して非活性化処理を実行しない。第5情報ドメインの値が第2値である場合、端末機器は、第1BWPに対して非活性化処理を実行するが、第2BWPに対して活性化処理を実行しない。例示的に、第1値を1に設定し、第2値を0に設定する。
【0058】
本発明の実施例では、端末機器によって受信されたDCIは、さらに、複数のBWPのインデックスを運ぶことができ、DCIが少なくとも2つのBWPのインデックスを運ぶ場合、端末機器は、2つ以上のBWPのインデックスを活性化状態にあり、このように、少なくとも2つのパラメータセットの使用をサポートすることができ、様々なタイプのサービスを並列して伝送する時に、様々なサービスに対してパラメータセットをそれぞれ最適化することができ、スケジュールするのにより大きい柔軟性を提供して、サービス処理の速度を高めることができるだけでなく、さらに、BWPを切り替えると、端末は、スペクトルリソースを浪費することなく、データを伝送し続けることができる。
【0059】
例示的な実施例4
ステップS501において、端末機器が、ネットワーク機器によって送信されたDCIを受信し、DCIは1つのビットマップを運ぶ。
【0060】
本発明の実施例では、DCIによって運ばれるビットマップは、複数のBWPを同時に活性化および/または非活性化するために使用される。
【0061】
いくつかの実施形態において、ネットワーク機器は、端末機器に対してM個のBWPを構成し、Mは、1より大きいか等しい正の整数であり、DCIは、長さがMである1つのビットマップを運び、当該ビットマップにおける各ビットは、それぞれ、1つのBWPに対応し、ビットマップにおける1つのビットの値が1である場合、当該ビットに対応するBWPを活性化することを表し、ビットマップにおける1つのビットの値が0である場合、当該ビットに対応するBWPを非活性化することを表す。
【0062】
ステップS502において、端末機器が、ビットマップに従って、BWPに対して活性化処理または非活性化処理を実行する。
【0063】
いくつかの実施形態において、ビットマップにおける1つのビットの値が1である場合、端末機器は、当該ビットに対応するBWPを活性化し、ビットマップにおける1つのビットの値が0である場合、端末機器は、当該ビットに対応するBWPを非活性化する。
【0064】
例示的な実施例5
ステップS601において、端末機器が、ネットワーク機器によって送信されたDCIを受信する。
【0065】
ステップS602において、端末機器が、受信したDCIをデコーディングして、対応するスクランブリングコードシーケンスを取得する。
【0066】
本発明の実施例では、端末機器が、ネットワーク機器と事前に規定したデコーディング方式に従ってDCIをデコーディングして、対応するスクランブリングコードシーケンスを取得する。
【0067】
ステップS603において、端末機器が、取得したスクランブリングコードシーケンスに基づいて、プリセットされたスクランブリングコードシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第1マッピング関係で帯域幅部分のインデックスをマッチングする。
【0068】
本発明の実施例では、スクランブリングコードシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第1マッピング関係を事前に設定したため、端末機器は、スクランブリングコードシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第1マッピング関係において、マスクシーケンスに対応する帯域幅部分のインデックスを取得することができる。
【0069】
ステップS604において、マッチングして取得した帯域幅部分のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理または活性化処理を実行する。
【0070】
いくつかの実施形態において、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が非活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して非活性化処理を実行する。
【0071】
例示的な実施例6
ステップS701において、端末機器が、ネットワーク機器によって送信されたDCIを受信する。
【0072】
ステップS702、端末機器が、受信したDCIをデコーディングして、対応するマスクシーケンスを取得する。
【0073】
本発明の実施例では、端末機器が、ネットワーク機器と事前に規定したデコーディング方式に従ってDCIをデコーディングして、対応するマスクシーケンスを取得する。
【0074】
ステップS703において、端末機器が、取得したマスクシーケンスに基づいて、プリセットされたマスクシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第1マッピング関係で帯域幅部分のインデックスをマッチングする。
【0075】
本発明の実施例では、マスクシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第2マッピング関係を事前に設定したため、端末機器は、マスクシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第2マッピング関係において、マスクシーケンスに対応する帯域幅部分のインデックスを取得することができる。
【0076】
ステップS704において、マッチングして取得した帯域幅部分のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理または活性化処理を実行する。
【0077】
いくつかの実施形態において、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が非活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して非活性化処理を実行する。
【0078】
例示的な実施例7
ステップS801において、端末機器が、ネットワーク機器によって送信されたDCIを受信する。
【0079】
ステップS802において、端末機器が、当該DCIの制御リソースセットを決定する。
【0080】
ステップS803において、端末機器が、前記制御リソースセットに基づいて、プリセットされた制御リソースセットと帯域幅部分のインデックスとの第3マッピング関係で帯域幅部分のインデックスをマッチングする。
【0081】
ステップS804において、端末機器が、マッチングして取得した帯域幅部分のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理または活性化処理を実行する。
【0082】
いくつかの実施形態において、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が非活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して非活性化処理を実行する。
【0083】
例示的な実施例8
ステップS901において、端末機器が、ネットワーク機器によって送信されたDCIを受信する。
【0084】
ステップS902において、端末機器が、当該DCIを搬送するサーチスペースを決定する。
【0085】
ステップS903、端末機器が、前記サーチスペースに基づいて、プリセットされたサーチスペースと帯域幅部分のインデックスとの第4マッピング関係で帯域幅部分のインデックスをマッチングする。
【0086】
ステップS904において、マッチングして取得した帯域幅部分のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理または活性化処理を実行する。
【0087】
いくつかの実施形態において、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が非活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して非活性化処理を実行する。
【0088】
例示的な実施例9
ステップS1001において、端末機器が、ネットワーク機器によって開始されたDCIを受信する。
【0089】
ステップS1002において、端末機器が、当該DCIが使用するDMRSシーケンスを決定する。
【0090】
ステップS1003において、端末機器が、前記DMRSシーケンスに基づいて、プリセットされた復調基準信号シーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第5マッピング関係で帯域幅部分のインデックスをマッチングする。
【0091】
ステップS1004において、端末機器が、前記帯域幅部分のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理または活性化処理を実行する。
【0092】
いくつかの実施形態において、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が非活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、マッチングして取得した帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分が活性化状態にある場合、当該帯域幅部分に対して非活性化処理を実行する。
【0093】
本発明実施例は、DCIが配置されたサーチスペースまたはリソース制御セット内で異なるDMRSシーケンスを使用することにより、BWPに対する活性化または非活性化を実現する。
【0094】
本発明実施例で提供する、ネットワーク機器に適用される帯域幅部分処理方法の例示的なプロセスは、
ネットワーク機器が、制御情報を送信することを含み、前記制御情報は、端末機器が帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するために使用される。
【0095】
いくつかの実施例において、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報は第1指示情報を運び、前記第1指示情報は、第2帯域幅部分を活性化させる時に、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するかどうかを指示する。前記第1指示情報は第1情報ドメインを含み、前記第1情報ドメインの値は、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、または前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行しないことを指示する。
【0096】
または、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報は第2指示情報を運び、前記第2指示情報は、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、および/または第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。前記第2指示情報が第2情報ドメインを含む場合、前記第2情報ドメインの値は、前記第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、および/または前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。前記第2指示情報は第3情報ドメインを含み、且つ前記第3情報ドメインがビットマップである場合、前記ビットマップにおける各ビットの値は、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、および/または前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。
【0097】
または、前記ダウンリンク制御情報は、少なくとも、第1帯域幅部分のインデックスおよび第2帯域幅部分のインデックスを運び、前記第2帯域幅部分のインデックスは、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行することを指示し、前記第1帯域幅部分のインデックスは、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。
【0098】
または、前記第1帯域幅部分のインデックスに含まれた第4情報ドメインの値が第1値である場合、前記第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行することを指示し、前記第2帯域幅部分のインデックスに含まれた第5情報ドメインの値が第2値である場合、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。
【0099】
または、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報に対応するスクランブリングコードシーケンス、およびスクランブリングコードシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第1マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0100】
または、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報に対応するマスクシーケンス、およびマスクシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第2マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0101】
または、前記制御情報が配置されたリソース制御セット、および制御リソースセットと帯域幅部分のインデックスとの第3マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0102】
または、前記制御情報が配置されたサーチスペース、およびサーチスペースと帯域幅部分のインデックスとの第4マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0103】
または、前記制御情報が使用する復調基準信号シーケンス、および復調基準信号シーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第5マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0104】
図4は、本願実施例で提供する、通信システムに適用される帯域幅部分処理方法の代替的な処理の例示的なフローチャートであり、前記方法は、次のステップを含む。
【0105】
ステップS1101において、ネットワーク機器が、制御情報を端末機器に送信する。
【0106】
ここで、前記制御情報は、端末機器が帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するために使用される。
【0107】
ステップS1102において、端末機器は、制御情報を受信する。
【0108】
ステップS1103において、端末機器は、制御情報に基づいて、BWPに対して非活性化処理および/または活性化処理を実行する。
【0109】
ここで、BWPは第1BWPおよび第2BWPを含む。ここで、第1BWPは活性化状態にあり、第2BWPは非活性化状態にある。
【0110】
本発明の実施例では、端末機器は、制御情報に基づいて第2BWPに対して活性化処理を実行し、または端末機器は、制御情報に基づいて第2BWPに対して活性化処理を実行し、第1BWPに対して非活性化処理を実行し、または端末機器は、制御情報に基づいて第1BWPに対して非活性化処理を実行する。
【0111】
上記の全ての実施例において、特定の帯域幅部分が活性化状態にある場合、端末機器が当該帯域幅部分に対して非活性化を実行する制御情報を受信した場合、端末機器は、当該帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、端末機器が当該帯域幅部分に対して活性化を実行する制御情報を受信した場合、端末機器は、当該帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、または端末機器は、当該活性化情報を省略することを理解されたい。
【0112】
上記の全ての実施例において、特定の帯域幅部分が非活性化状態にある場合、端末機器が当該帯域幅部分に対して活性化を実行する制御情報を受信した場合、端末機器は、当該帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、端末機器が当該帯域幅部分に対して非活性化を実行する制御情報を受信した場合、端末機器は、当該帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、または端末機器は、当該非活性化情報を省略することを理解されたい。
【0113】
上記の帯域幅部分処理方法に基づき、本発明の実施例は、端末機器をさらに提供し、前記端末機器1の構造的構成は、図5に示す。
【0114】
受信ユニット10は、制御情報を受信するように構成され、
処理ユニット11は、前記制御情報に基づいて、帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するように構成される。
【0115】
一実施例において、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報は第1指示情報を運び、前記第1指示情報は、第2帯域幅部分を活性化させる時に、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するかどうかを指示する。
【0116】
一実施例において、前記第1指示情報は第1情報ドメインを含み、前記処理ユニットは、前記第2帯域幅部分を活性化する時に、前記第1情報ドメインの値に基づいて、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、または前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行しないように構成される。
【0117】
一実施例において、前記処理ユニット11は、前記第1情報ドメインが第1値である場合、前記第2帯域幅部分を活性化する時に、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、
前記第1情報ドメインが第2値である場合、前記第2帯域幅部分を活性化する時に、不前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される。
【0118】
一実施例において、前記処理ユニット11は、活性化時間が最も早い第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、
または帯域幅部分のインデックス値が最も高い第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、
または帯域幅部分のインデックス値が最も低い第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、
または帯域幅が最も小さい第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、
または帯域幅が最も大きい第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、
または前記ダウンリンク制御情報を搬送する第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、
または非活性化条件を満たす第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される。
【0119】
一実施例において、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報は第2指示情報を運び、前記第2指示情報は、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、および/または第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。
【0120】
一実施例において、前記第2指示情報は第2情報ドメインを含み、前記処理ユニット11は、前記第2情報ドメインの値に基づいて、前記第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、および/または前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される。
【0121】
一実施例において、前記処理ユニット11は、前記第2情報ドメインが第1値である場合、前記第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、
前記第2情報ドメインが第2値である場合、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される。
【0122】
一実施例において、前記第2指示情報は第3情報ドメインを含み、前記第3情報ドメインがビットマップである場合、
前記処理ユニット11は、前記ビットマップにおける各ビットの値に基づいて、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、および/または前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される。
【0123】
一実施例において、前記処理ユニット11は、前記ビットの値が第1値である場合、前記ビットに対応する第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、
前記ビットの値が第2値である場合、前記ビットに対応する第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される。
【0124】
一実施例において、前記ダウンリンク制御情報は、少なくとも、第1帯域幅部分のインデックスおよび第2帯域幅部分のインデックスを運び、
前記処理ユニット11は、前記第2帯域幅部分のインデックスに基づいて、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、前記第1帯域幅部分のインデックスに基づいて、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される。
【0125】
一実施例において、前記処理ユニット11は、前記第1帯域幅部分のインデックスに含まれた第4情報ドメインの値が第1値である場合、前記第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、
前記第2帯域幅部分のインデックスに含まれた第5情報ドメインの値が第2値である場合、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するように構成される。
【0126】
一実施例において、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記処理ユニット11は、前記ダウンリンク制御情報をデコーディングして、対応するスクランブリングコードシーケンスを取得し、
取得したスクランブリングコードシーケンスおよび第1マッピング関係に基づいて、帯域幅のインデックスを決定し、
前記帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するように構成され、前記第1マッピング関係は、スクランブリングコードシーケンスと帯域幅部分のインデックスとのマッピング関係である。
【0127】
一実施例において、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記処理ユニット11は、前記ダウンリンク制御情報をデコーディングして、対応するマスクシーケンスを取得し、
取得したマスクシーケンスおよび第2マッピング関係に基づいて、帯域幅のインデックスを決定し、
前記帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するように構成され、前記第2マッピング関係は、マスクシーケンスと帯域幅部分のインデックスとのマッピング関係である。
【0128】
一実施例において、前記処理ユニット11は、前記制御情報が配置された制御リソースセットを決定し、
前記制御リソースセットおよび第3マッピング関係に基づいて、帯域幅のインデックスを決定し、
前記帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するように構成され、前記第3マッピング関係は、制御リソースセットと帯域幅部分のインデックスとのマッピング関係である。
【0129】
一実施例において、前記処理ユニット11は、前記制御情報が配置されたサーチスペースを決定し、
前記制御リソースセットおよび第4マッピング関係に基づいて、帯域幅のインデックスを決定し、
前記帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するように構成され、前記第4マッピング関係は、サーチスペースと帯域幅部分のインデックスとのマッピング関係である。
【0130】
一実施例において、前記処理ユニット11は、前記制御情報が使用する復調基準信号シーケンスを決定し、
前記復調基準信号シーケンスおよび第5マッピング関係に基づいて、帯域幅のインデックスを決定し、
前記帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するように構成され、前記第5マッピング関係は、復調基準信号シーケンスと帯域幅部分のインデックスとのマッピング関係である。
【0131】
上記の帯域幅部分処理方法に基づき、本発明の実施例は、ネットワーク機器をさらに提供し、前記ネットワーク機器2の構造的構成は、図6に示す。
【0132】
送信ニット20は、制御情報を送信するように構成され、前記制御情報は、端末機器が、帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行するために使用される。
【0133】
一実施例において、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報は第1指示情報を運び、前記第1指示情報は、第2帯域幅部分を活性化させる時に、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行するかどうかを指示する。
【0134】
一実施例において、前記第1指示情報は第1情報ドメインを含み、前記第1情報ドメインの値は、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行し、または前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行しないことを指示する。
【0135】
一実施例において、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報は第2指示情報を運び、前記第2指示情報は、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、および/または第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。
【0136】
一実施例において、前記第2指示情報は第2情報ドメインを含み、前記第2情報ドメインの値は、前記第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、および/または前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。
【0137】
一実施例において、前記第2指示情報は第3情報ドメインを含み、前記第3情報ドメインがビットマップである場合、前記ビットマップにおける各ビットの値は、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行し、および/または前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。
【0138】
一実施例において、前記ダウンリンク制御情報は、少なくとも、第1帯域幅部分のインデックスおよび第2帯域幅部分のインデックスを運び、
前記第2帯域幅部分のインデックスは、第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行することを指示し、前記第1帯域幅部分のインデックスは、第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。
【0139】
一実施例において、前記第1帯域幅部分のインデックスに含まれた第4情報ドメインの値が第1値である場合、前記第2帯域幅部分に対して活性化処理を実行することを指示し、
前記第2帯域幅部分のインデックスに含まれた第5情報ドメインの値が第2値である場合、前記第1帯域幅部分に対して非活性化処理を実行することを指示する。
【0140】
一実施例において、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報に対応するスクランブリングコードシーケンス、およびスクランブリングコードシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第1マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0141】
一実施例において、前記制御情報はダウンリンク制御情報であり、前記ダウンリンク制御情報に対応するマスクシーケンス、およびマスクシーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第2マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0142】
一実施例において、前記制御情報が配置されたリソース制御セット、および制御リソースセットと帯域幅部分のインデックスとの第3マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0143】
一実施例において、前記制御情報が配置されたサーチスペース、およびサーチスペースと帯域幅部分のインデックスとの第4マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0144】
一実施例において、前記制御情報が使用する復調基準信号シーケンス、および復調基準信号シーケンスと帯域幅部分のインデックスとの第5マッピング関係は、帯域幅のインデックスに対応する帯域幅部分に対して非活性化処理および/または活性化処理を実行することを指示する。
【0145】
図7は、本願実施例で提供される通信機器600の概略的な構造図である。図7に示された通信機器600はプロセッサ610を備え、プロセッサ610は、本願実施例における方法を実現するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0146】
例示的に、図7に示された、通信機器600は、メモリ620をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ610は、本願実施例における方法を実現するために、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0147】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610から独立した1つ独立的なデバイスであってもよく、プロセッサ610に統合されてもよい。
【0148】
例示的に、図7に示されたように、通信機器600は、トランシーバ630をさらに備え、プロセッサ610は、当該トランシーバ630を制御して他の機器と通信することができ、具体的に、情報またはデータを他の機器に送信し、または他の機器によって送信された情報またはデータを受信することができる。
【0149】
ここで、トランシーバ630は、送信機および受信機を備えることができる。トランシーバ630は、アンテナをさらに備え、アンテナの数は1つまたは複数であってもよい。
【0150】
例示的に、当該通信機器600は、具体的に、本願実施例のモバイル端末/端末機器であってもよく、当該通信機器600は、本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0151】
図8は、本願実施例のチップの例示的な構造図である。図8に示されたチップ700はプロセッサ710を備え、プロセッサ710は、本願実施例における方法を実現するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0152】
例示的に、図8に示されたように、チップ700は、メモリ720をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ710は、本願実施例における方法を実現するために、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0153】
ここで、メモリ720は、プロセッサ710から独立した1つ独立的なデバイスであってもよく、プロセッサ710に統合されてもよい。
【0154】
例示的に、当該チップ700は、入力インターフェース730をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ710は、当該入力インターフェース730を制御して他の機器またはチップと通信することができ、具体的に、他の機器またはチップによって送信された情報またはデータを取得することができる。
【0155】
例示的に、当該チップ700は、出力インターフェース740をさらに備えることができる。ここで、プロセッサ710は、当該出力インターフェース740を制御して他の機器またはチップと通信することができ、具体的に、他の機器またはチップに情報またはデータを出力することができる。
【0156】
例示的に、当該チップは、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されてもよく、さらに、当該チップは、本願実施例の各方法における、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0157】
例示的に、当該チップは、本願実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用されてもよく、さらに、当該チップは、本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返せいて説明しない。
【0158】
本願実施例で言及されるチップはシステムオンチップ、システムチップ、チップシステムまたはシステムオンチップなどとも称し得ることを理解されたい。
【0159】
図9は、本願実施例で提供された通信システム900の例示的なブロック図である。図9に示されたように、当該通信システム900は、端末機器910およびネットワーク機器920を備える。
【0160】
ここで、当該端末機器910は、上記の方法の、端末機器によって実現される対応する機能を実現するように構成されることができ、および当該ネットワーク機器920は、上述の方法の、ネットワーク機器によって実現される対応する機能を実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0161】
本願実施例におけるプロセッサは、信号の処理能力を備えた集積回路チップであり得ることを理解されたい。実現プロセスにおいて、上記した方法の実施例の各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形の命令によって完了されることができる。上述のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。本開示の実施例で開示された各方法、ステップおよび論理ブロック図を実現または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または当該プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願実施例を組み合たせて開示された方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって実行されて完了すると直接に具現されることができ、または復号化プロセッサにおけるハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて完了してもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリまたは電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなど当技術分野の熟知する記憶媒体に配置されてもよい。当該記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサはメモリの情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて前記方法のステップを完了する。
【0162】
本願実施例におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよく、または揮発性および不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。例示的であるが制限的ではない説明を通じて、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)など、多くの形のRAMを使用することができる。本明細書で説明するシステムおよび方法のメモリは、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図することを留意されたい。
【0163】
上記したメモリは、例示的であるが制限的な説明ではなく、例えば、本願実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synch link DRAM)およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであってもよいことを理解されたい。即ち、本願実施例におけるメモリは、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図する。
【0164】
本願実施例は、コンピュータプログラムを記憶するために使用される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0165】
例示的に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されることができ、さらに、当該コンピュータプログラムは、コンピュータが本願実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0166】
例示的に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用されることができ、さらに、当該コンピュータプログラムは、コンピュータが本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0167】
本願実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0168】
例示的に、当該コンピュータプログラム製品は、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されることができ、さらに、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが本願実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0169】
例示的に、当該コンピュータプログラム製品は、本願実施例のモバイル端末/端末機器に適用されることができ、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0170】
本願実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0171】
例示的に、当該コンピュータプログラムは、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されることができ、当該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行される時に、コンピュータが本願実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0172】
例示的に、当該コンピュータプログラムは、本願実施例のモバイル端末/端末機器に適用されることができ、当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、コンピュータが本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0173】
当業者は、本明細書で開示された実施例と組み合わせて説明された各例示のユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアおよび電子ハードウェアの組み合わせによって実現されることができることを理解するであろう。これらの機能がハードウェアの形で実行されるかソフトウェアの形で実行されるかは、技術的解決策の特定のアプリケーションと設計上の制約条件に依存する。専門技術者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、説明された機能を実現することができるが、このような実現は本開示の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0174】
当業者は、説明の便宜上および簡潔にするために、上記に説明されたシステム、装置およびユニットの具体的な作業プロセスは、上記の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができることを明確に理解することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0175】
本願で提供されたいくつかの実施例において、開示されたシステム、装置および方法は、他の方法を通じて実現され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明された装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、当該ユニットの分離は、論理機能の分離に過ぎず、実際の実現時には別の分離方法があり、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを別のシステムに統合または集積したり、または一部の特徴を無視したり、または実行しないことができる。なお、表示または議論された相互結合または直接結合または通信接続は、電気的、機械的または他の形態の一部のインターフェース、装置またはユニットを介した間接的な結合または通信接続であり得る。
【0176】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示された部材は、物理ユニットである場合もそうでない場合もあり、1箇所に配置される場合もあれば、複数のネットワークユニットに分散される場合もある。実際のニーズにしたがって、その中のユニットの一部または全部を選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
【0177】
また、本願の各実施例における各機能ユニットを一つの処理ユニットに統合してもよく、各ユニットを別々に1つのユニットとして使用してもよく、2つ以上のユニットを1つのユニットに統合してもよい。
【0178】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実現され、スタンドアロン製品として販売または使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策は、本質的にまたは先行技術に対して寄与する部分または当該技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク機器等であり得る)に本願の各実施例に記載の方法の全部または一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスク等のプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9