特許7333507IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

面状発熱体を内蔵した暖房畳

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

従来の暖房畳においては、面状発熱体の温度をコントロールするためにサーモスタットや温度ヒューズなどが必要であり、前述の収納凹部やコードボックスのように、畳内にこれらを収容するスペースが必要であった。よって、その分、暖房畳が厚くなってしまい、近年流行している琉球畳様の薄型の畳を暖房畳とすることが困難である等の問題があった。また、従来の暖房畳においては、畳のレイアウトに合わせて溝を選び、ここにコードを配線しているため、暖房畳の施工に時間がかかるとともに、コードを配線する溝を間違えて施工が遅延する等の問題も発生していた。さらに、面状発熱体の上面に金属箔や鉄板などを敷設した暖房畳においては、畳が重く、硬くなるとともに、暖房畳が暖まるまでに相応の時間がかかる等の問題が生じていた。このような問題は、面状発熱体の上に直接畳表を配置することで解決可能であるが、一般的な面状発熱体は導電性金属箔や金属線から成る電熱素子を面状に配設し、これに通電することにより熱を得る構造であるため、耐荷重性が低く、鉄板等がないと畳の上を人が歩くことで損傷しやすいという問題が発生する。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、課題に鑑みて創成されたものであり、薄型軽量で即暖性が高く、かつレイアウトの自由度が高いにも関わらず施工時の配線作業が簡易な暖房畳の提供を目的とする。この目的を達成するために本発明は、畳床の上に面状発熱体を配し、この面状発熱体の上に表装材を配設して成る暖房畳であって、前記面状発熱体は、高分子組成物の変形により、そこに含まれる導電性粒子を結合・分離させることにより電気の通電・遮断をな・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の暖房畳によれば、面状発熱体として自己温度調節面状発熱体を採用し、この面状発熱体の上に繊維質シート材を直接敷設し、この上に畳表を配置する構成であるため、暖房畳を軽量化できるとともに、暖まる速度、すなわち即暖性を高めることができる等の利点がある。また、自己温度調節面状発熱体は、導電性粒子を含む高分子組成物の変形を利用して電気の通電と遮断をなす構造であるため、従来の面状発熱体に比べて電熱素子の導電特性が断たれにくい。したがって、前述のように繊維質シート材と畳表で被覆するだけでも耐久性を担保することができる。さらに、この自己温度調節面状発熱体を採用することにより、サーモスタットや温度ヒューズといった面状発熱体の発熱を制御するための器具が不要になる。よって、面状発熱体の配線を処理する畳床を薄く構成することが可能となり、琉球畳様の薄型の畳を暖房畳と提供することが可能になる。

畳床は複数の板状部材を積層して構成され、これら板状部材の間にはガラス繊維シート等の熱変形抑制シートが介在しているため、面状発熱体の熱による畳床の反り、その他の変形を防止することができる。特に、板状部材の少なくとも一が発泡ボードで構成されている場合には、これの上下両面に熱変形抑制シートを一体的に固定しておくことにより、面状発熱体の下側を断熱して表装材側への伝熱量を多くすることができるとともに、発泡ボードの熱変形も防止して畳床の反り、その他の変形を抑制することができる。

しかも、矩形、特に正方形の畳床の四辺各中間部に通じる溝に予め面状発熱体の接続コードを配線しているため、複数の暖房畳を配列する場合の配線が簡易となり、暖房畳の施工が迅速に行える等の利点がある。また、複数の暖房畳の辺と辺が合ってさえいれば、これらを電気的に簡単に接続できるため、暖房畳のレイアウトの自由度が増し、近年の多様化するデザインの住空間にも柔軟に対応可能な暖房畳を提供できる等の利点もある。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明に係る暖房畳の平面側を示す斜視図である。
【図2】 本発明に係る暖房畳の底面側を示す斜視図である。
【図3】 本発明に係る暖房畳の一部切欠斜視図である。
【図4】 本発明に係る暖房畳のコネクタ収容部付近を示す要部拡大一部切欠断面図である。
【図5】 本発明に係る暖房畳の内部構造を示す底面図である。
【図6】 本発明に係る暖房畳の面状発熱体の底面図である。
【図7】 図6のA部拡大図である。
【図8】 本発明に係る暖房畳の他の例の内部構造を示す底面図である。
【図9】 図8の要部拡大図であって、(a)は暖房畳の中央部、(b)(c)は暖房畳の辺近傍部をそれぞれ示すものである。
【図10】 本発明に係る暖房畳の他の例の内部構造を示す底面図である。
【図11】 本発明に係る暖房畳の他の例の内部構造を示す底面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 暖房畳 2 畳床 2a 穴 2b 配線溝 2c コネクタ収容部 3 面状発熱体 4 表装材 5 裏地 21 アクリルボード 22 発泡ボード 22a,22b ガラス繊維シート 23 ハードボード 31 結晶性ポリエチレン基板 32 電極 32a 接点 33 電極 33a 接点 34 発熱部 35 接続コード 35a,35b コード単線 36 コネクタ 41 繊維質シート材 42 畳表

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります