公報発行日 2023年8月25
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本発明の暖房畳によれば、面状発熱体として自己温度調節面状発熱体を採用し、この面状発熱体の上に繊維質シート材を直接敷設し、この上に畳表を配置する構成であるため、暖房畳を軽量化できるとともに、暖まる速度、すなわち即暖性を高めることができる等の利点がある。また、自己温度調節面状発熱体は、導電性粒子を含む高分子組成物の変形を利用して電気の通電と遮断をなす構造であるため、従来の面状発熱体に比べて電熱素子の導電特性が断たれにくい。したがって、前述のように繊維質シート材と畳表で被覆するだけでも耐久性を担保することができる。さらに、この自己温度調節面状発熱体を採用することにより、サーモスタットや温度ヒューズといった面状発熱体の発熱を制御するための器具が不要になる。よって、面状発熱体の配線を処理する畳床を薄く構成することが可能となり、琉球畳様の薄型の畳を暖房畳と提供することが可能になる。
畳床は複数の板状部材を積層して構成され、これら板状部材の間にはガラス繊維シート等の熱変形抑制シートが介在しているため、面状発熱体の熱による畳床の反り、その他の変形を防止することができる。特に、板状部材の少なくとも一が発泡ボードで構成されている場合には、これの上下両面に熱変形抑制シートを一体的に固定しておくことにより、面状発熱体の下側を断熱して表装材側への伝熱量を多くすることができるとともに、発泡ボードの熱変形も防止して畳床の反り、その他の変形を抑制することができる。
しかも、矩形、特に正方形の畳床の四辺各中間部に通じる溝に予め面状発熱体の接続コードを配線しているため、複数の暖房畳を配列する場合の配線が簡易となり、暖房畳の施工が迅速に行える等の利点がある。また、複数の暖房畳の辺と辺が合ってさえいれば、これらを電気的に簡単に接続できるため、暖房畳のレイアウトの自由度が増し、近年の多様化するデザインの住空間にも柔軟に対応可能な暖房畳を提供できる等の利点もある。
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