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  • 特許-対面用キッチン 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-18
(45)【発行日】2023-08-28
(54)【発明の名称】対面用キッチン
(51)【国際特許分類】
   A47B 77/02 20060101AFI20230821BHJP
   A47B 97/00 20060101ALI20230821BHJP
   A47B 77/00 20060101ALI20230821BHJP
【FI】
A47B77/02
A47B97/00 M
A47B77/00
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2018229473
(22)【出願日】2018-12-06
(65)【公開番号】P2020089607
(43)【公開日】2020-06-11
【審査請求日】2021-12-03
(73)【特許権者】
【識別番号】000104973
【氏名又は名称】クリナップ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000137959
【氏名又は名称】株式会社ムラコシ精工
(74)【代理人】
【識別番号】100120400
【弁理士】
【氏名又は名称】飛田 高介
(74)【代理人】
【識別番号】100124110
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 大介
(72)【発明者】
【氏名】松下 誉
(72)【発明者】
【氏名】水上 達夫
【審査官】川村 大輔
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-154672(JP,A)
【文献】特開2006-066166(JP,A)
【文献】特開2012-095947(JP,A)
【文献】特開平09-182246(JP,A)
【文献】特開2008-029610(JP,A)
【文献】特開2008-073467(JP,A)
【文献】特開2004-105656(JP,A)
【文献】特開2016-171839(JP,A)
【文献】特開平11-111413(JP,A)
【文献】特開2009-026502(JP,A)
【文献】特開2008-288164(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 1/00-41/00
A47B 77/00-87/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板と、
前記天板に設けられたコンロと、
前記コンロの対面側に配置されるフロントスクリーンと、
前記フロントスクリーンの下部を支持する台座と、
前記台座に設けられた少なくとも1つのコンセントと、
を備え
前記台座は、
前記フロントスクリーンの左右両側の下部を支持する一対の台座ブロックと、
前記一対の台座ブロックの間で延びて該台座ブロックに取り付けられるカバーと、
を有し、
前記台座ブロックは、前記フロントスクリーンを挟持する挟持ブロックを含むことを特徴とする対面用キッチン。
【請求項2】
前記コンセントは、前記台座の一対の端面のうち、少なくとも一方の端面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の対面用キッチン。
【請求項3】
当該キッチンは、前記天板のうち前記コンロと隣接する領域に配置された調理スペースを更に備え、
前記コンセントは、前記台座の一対の端面のうち、前記調理スペース側の端面に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の対面用キッチン。
【請求項4】
前記コンセントは、前記台座の前面および後面のうち、少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の対面用キッチン。
【請求項5】
前記天板には電源コードを引き出す引出穴が形成されていて、
前記引出穴は、前記カバーの内部において、前記フロントスクリーンに対して前記コンロとは反対側に位置することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の対面用キッチン。
【請求項6】
前記台座は、
前記台座の端部に取り付けられるフェイスプレートと、
前記フェイスプレートの表面を上下方向にスライド可能なコンセント用蓋を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の対面用キッチン。
【請求項7】
前記コンセント用蓋の内側の下部には突起が形成されていて、
前記フェイスプレートの前面の上部には、前記突起が係合する係合穴が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の対面用キッチン。
【請求項8】
前記台座は、前記コンセントの上方を覆う庇を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の対面用キッチン。
【請求項9】
前記台座の幅は、前記コンロの幅よりも長く、
前記コンセントは、前記コンロの端よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の対面用キッチン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、天板、天板に設けられたコンロと、およびコンロの対面側に配置されるフロントスクリーンを備える対面用キッチンに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、シンクやコンロが壁に沿うようにキッチンが壁に接して配置されている従来の壁付きキッチンに加えて、キッチンが壁から離間して配置されている対面式キッチンの需要が増している。例えば、特許文献1の対面式キッチンでは、キャビネットの上部を覆って取付けられた天板部において、前方側に位置して左右方向に延びた前方側作業領域と、後方側に位置して左右方向に延びた後方側作業領域とを確保している。かかる構成によれば、天板部の前方側作業領域および後方側作業領域において2人の使用者がそれぞれ独立して同時に作業を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2009-77946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、キッチンでは、炊飯器や電気ケトル、ミキサー等、多くの電化製品が使用される。従来の壁付きキッチンでは、壁にコンセントが設けられていたため、電化製品を使うための電源を好適に確保することができていた。しかしながら、対面式キッチンは壁から離間して配置されている。このため、キッチンから離れた場所に配置されたコンセントを使わざるを得ないことが多く、電化製品を使いづらいという課題を有する。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑み、電化製品を使用するための電源を好適に確保することができ、使用者の利便性を高めることが可能な対面式キッチンを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明にかかる対面用キッチンの代表的な構成は、天板と、天板に設けられたコンロと、コンロの対面側に配置されるフロントスクリーンと、フロントスクリーンの下部を支持する台座と、台座に設けられた少なくとも1つのコンセントと、を備えることを特徴とする。
【0007】
対面式キッチンでは、コンロからはねた油の室内への飛散を防止するために、コンロの対面側にガード用のプレート(以下、フロントスクリーンと称する)が配置される。このフロントスクリーンにコンセントを設けることにより、電化製品を使用するための電源を好適に確保することができ、使用者の利便性を高めることが可能となる。
【0008】
上記コンセントは、台座の一対の端面のうち、少なくとも一方の端面に設けられるとよい。特に上記構成では、フロントスクリーンを支持する台座の端面にコンセントを設けているため、キッチンのコンロ側で作業している使用者、およびキッチンの対面側で作業している使用者の両方がコンセントに良好にアクセスすることができる。したがって、複数人での料理作業をより効率的に行うことが可能となる。
【0009】
当該キッチンは、天板のうちコンロと隣接する領域に配置された調理スペースを更に備え、コンセントは、台座の一対の端面のうち、調理スペース側の端面に設けられているとよい。かかる構成によれば、調理スペースにおいて使用している電化製品の電源をコンセントから取ることができる。したがって、キッチンにおける利便性を更に高めることが可能となる。
【0010】
上記コンセントは、台座の前面および後面のうち、少なくとも一方に設けられるとよい。これにより、キッチンのコンロ側で作業している使用者、およびキッチンの対面側で作業している使用者の一方がコンセントに特に良好にアクセスすることができる。
【0011】
上記台座は、フロントスクリーンの左右両側の下部を支持する一対の台座ブロックと、一対の台座ブロックの間で延びて台座ブロックに取り付けられるカバーと、を有し、天板には電源コードを引き出す引出穴が形成されていて、引出穴は、カバーの内部において、フロントスクリーンに対してコンロとは反対側に位置するとよい。これにより、電源コードをコンロから離れた位置で引き回すことができる。したがって、コンロの熱が電源コードに伝わることを好適に防ぐことが可能となる。
【0012】
上記台座は、台座の端部に取り付けられるフェイスプレートと、フェイスプレートの表面を上下方向にスライド可能なコンセント用蓋を有するとよい。これにより、コンセントを使用していないときはコンセント用蓋を閉めておくことにより、コンセントの水濡れを確実に防ぐことができる。
【0013】
上記コンセント用蓋の内側の下部には突起が形成されていて、フェイスプレートの前面の上部には、突起が係合する係合穴が形成されているとよい。これにより、コンセントを使用している際には、コンセント用蓋の突起を係合穴に係合させ、コンセント用蓋を開いた状態でロックすることができる。
【0014】
上記台座は、コンセントの上方を覆う庇を有するとよい。これにより、コンセントの水濡れをより確実に防ぐことが可能となる。
【0015】
上記台座の幅は、コンロの幅よりも長く、コンセントは、コンロの端よりも外側に配置されているとよい。これにより、コンロの熱がコンセントに伝わることを好適に防ぐことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、電化製品を使用するための電源を好適に確保することができ、使用者の利便性を高めることが可能な対面式キッチンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施形態にかかる対面用キッチンの全体図である。
図2】コンロ近傍の拡大図である。
図3】台座の詳細図である。
図4】台座の詳細図である。
図5】コンセント用蓋の詳細を説明する図である。
図6】フェイスプレートの詳細を説明する図である。
図7】コンロの幅と台座の幅の関係について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0019】
図1は、本実施形態にかかる対面用キッチン(以下、キッチン100と称する)の全体図であり、キッチンを使用者が使用する側から観察した状態を示している。図2は、コンロ112近傍の拡大図である。図2(a)は、コンロ112近傍を斜め側方から観察した拡大図であり、図2(b)は、コンロ112近傍を対面側から観察した拡大図である。なお、理解を容易にするために、図2(a)および(b)では、後述する台座130のカバー160を取り外した状態を示している。
【0020】
図1に示すように、本実施形態のキッチン100は1枚の天板110(ワークトップ)の下に収納庫102を備えている。天板110は合成樹脂(人工大理石)やステンレスなどからなり、キッチン100の全体の上面を覆っている。
【0021】
キッチン100はいわゆるシステムキッチンであり、天板110には、組み込み式に設けられたコンロ112、調理スペース114、シンク116が設けられている。天板110のうち、コンロ112と隣接する領域に配置された調理スペース114は、平坦な面であり、主に調理を行うのに利用される。
【0022】
本実施形態のキッチン100は、調理をする利用者(不図示)が対向する面が壁に接していない対面式キッチンである。なお、本実施形態では、キッチン100の短辺が壁に接していない構成(いわゆるアイランドキッチン)を例示したが、これに限定するものではない。キッチン100の短辺が壁に接している対面式キッチンにおいても本発明を適用することができる。
【0023】
図1および図2(b)に示すように、キッチン100では、コンロ112からはねた油の室内への飛散を防止するために、コンロ112の対面側にガード用のプレート(以下、フロントスクリーン120と称する)が配置される。フロントスクリーン120の下部は、台座130によって支持されている。
【0024】
本実施形態のキッチン100では、図2(a)に示すように台座130の端面130aにコンセント132を設ける。これにより、キッチン100において電化製品104(図1参照)を使用するための電源を好適に確保することができ、使用者の利便性を高めることが可能となる。
【0025】
特に本実施形態のように台座130の端面130aにコンセント132を設けることにより、キッチン100のコンロ側で作業している使用者、およびキッチン100の対面側で作業している使用者の両方がコンセント132に良好にアクセスすることができる。したがって、複数人での料理作業をより効率的に行うことが可能となる。
【0026】
また本実施形態では、図1および図2(b)に示すように、コンセント132は、台座130の一対の端面130a・端面130bのうち、調理スペース114側の端面130aに設けられている。これにより、調理スペース114において使用している電化製品104の電源をコンセント132から取ることができるため、キッチン100における利便性を更に高めることが可能となる。
【0027】
なお、本実施形態では、台座130の端面130aにコンセント132を設ける構成を例示したが、これに限定するものではなく、端面130aではなく、台座130の前面や後面にコンセント132を設ける構成とすることも可能である。また本実施形態では、台座130に対して1つのコンセント132を設ける構成を例示したが、これにおいても限定されず、台座130に対して2つ以上のコンセント132を設ける構成としてもよい。
【0028】
図3および図4は、台座130の詳細図である。図3は、台座ブロック140a・140b、カバー160およびコンセント用蓋170を分解した状態の斜視図であり、図4は、カバー160以外の部材を分解した状態の斜視図である。図3に示すように、台座130は、主に、一対の台座ブロック140a・140b、カバー160およびコンセント用蓋170を含んで構成される。
【0029】
一対の台座ブロック140a・140bは、フロントスクリーン120(図2(b)参照)の左右両側の下部をそれぞれ支持する。台座ブロック140aは、フロントスクリーン120の調理スペース114側(図2(b)では左側)の下部を挟んで支持する。台座ブロック140bは、フロントスクリーン120の調理スペース114とは反対側(図2(b)では右側)の下部を支持する。本実施形態では、一対の台座ブロック140a・140bのうち、左側に配置される台座ブロック140aにコンセント132を設けている。一対の台座ブロック140a・140bは、コンセント132の有無以外は、共通の部品を用いている。
【0030】
台座ブロック140a・140bは、ベースプレート142の上面に挟持ブロック144が取り付けられる。フロントスクリーン120の下部は、かかる挟持ブロック144によって挟持される。ベースプレート142の側面とコンセント132を取付金具148によって締結することにより、台座ブロック140aにおいてコンセント132を良好に支持することができる。
【0031】
ベースプレート142の側面に、台座130の端面を形成するフェイスプレート150を取り付けることにより、台座ブロック140a・140bが図3に示す状態となる。フェイスプレート150は、コンセント用蓋170を除けば、最も台座130の端部に配置される部材であり、実質的には台座130の端部に取り付けられる部材である。そして、フェイスプレート150には、後述するコンセント用蓋170が取り付けられる。
【0032】
カバー160は、一対の台座ブロック140a・140bの間で延びる部材であり、台座ブロック140a・140bに取り付けられる。これにより、一対の台座ブロック140a・140bがカバー160によって覆われた状態となり、台座130は、図1に示す状態となる。
【0033】
再度、図2(a)および(b)を参照する。図2(b)に示すように、天板110には、電源コード106を引き出すための引出穴118が形成されている。この引出穴118は、図2(b)に示すように、カバー160の内部において、フロントスクリーン120に対してコンロ112とは反対側、すなわち対面側に位置する。
【0034】
上記構成のように、引出穴118をカバー160の内部に配置することにより、コンロ112において飛び散った油の電源コード106への付着を好適に防ぐことができる。またフロントスクリーン120に対してコンロ112とは反対側に引出穴118を配置することにより、電源コード106をコンロ112から離れた位置で引き回すことができる。したがって、コンロ112の熱が電源コード106に伝わることを好適に防ぐことが可能となる。
【0035】
図5は、コンセント用蓋170の詳細を説明する図である。図5(a)は、フェイスプレート150からコンセント用蓋170を取り外した状態を示していて、図5(b)は、フェイスプレート150にコンセント用蓋170を取り付けた状態を示している。
【0036】
上述したように、本実施形態では、フェイスプレート150にはコンセント用蓋170が取り付けられる。詳細には、図5(a)に示すように、フェイスプレート150の縁にはスライドガイド152が立設していて、コンセント用蓋170には、スライドガイド152が挿通されるスライド溝172が形成されている。
【0037】
上記構成によれば、図5(b)に示すように、コンセント用蓋170は、フェイスプレート150の表面を上下方向にスライド可能な状態となる。したがって、コンセント132を使用していないときはコンセント用蓋170を閉めておくことにより、コンセント132に水がかかってしまうことを確実に防ぐことができる。
【0038】
また本実施形態では、図5(a)に示すように、コンセント用蓋170の内側の下部には突起174が形成されていて、フェイスプレート150の前面の上部には、突起174が係合する係合穴154が形成されている。これにより、コンセント132を使用している際には、コンセント用蓋170の突起174を係合穴154に係合させることで、コンセント用蓋170を持ち上げた状態、すなわちコンセント用蓋170を開いた状態でロックすることができる。したがって、使用者の利便性を高めることが可能となる。
【0039】
図6は、フェイスプレート150の詳細を説明する図である。図6に示すように、本実施形態では、台座130を構成する部材のうち、フェイスプレート150に、コンセント132の上方を覆う庇156を形成している。これにより、万が一、カバー160の隙間から水が浸入した場合であっても、その水は、庇156を伝い、コンセント132に至ることなく下方に流れ落ちる。図6では、侵入する水の進路を破線の矢印で例示している。したがって、コンセント132の通電部の水濡れをより確実に防ぐことができ、十分な安全性を確保することが可能となる。
【0040】
図7は、コンロ112の幅と台座130の幅の関係について説明する図である。理解を容易にするために、図7(a)および(b)では、カバー160を破線にて図示している。図7(a)に示す例では、台座130の幅をコンロ112の幅と等しくしている。これにより、台座130ひいてはフロントスクリーン120とコンロ112の一体感を高めることができ、高い美観が得られる。
【0041】
一方、図7(b)に示す例では、台座130の幅をコンロ112の幅よりも長くし、コンロ112の端よりも外側にコンセント132を配置している。かかる構成によれば、図7(a)の構成に比してコンセント132をコンロ112から離すことができる。したがって、コンロ112の熱がコンセント132に伝わることを好適に防ぐことができる。
【0042】
また図7(b)に示す例では、天板110に台座ブロック140aを締結するための穴を、コンセントを設けない場合と同じ位置にすることができる。すなわち、台座130の両側にコンセントなしの台座ブロック140bを設ける場合と、穴の位置を共通にすることができる。したがってコンセントの有無にかかわらず共通の天板110を用いることができるため、生産性を向上させることができる。
【0043】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、天板、天板に設けられたコンロと、およびコンロの対面側に配置されるフロントスクリーンを備える対面用キッチンに利用することができる。
【符号の説明】
【0045】
100…キッチン、102…収納庫、104…電化製品、106…電源コード、110…天板、112…コンロ、114…調理スペース、116…シンク、118…引出穴、120…フロントスクリーン、130…台座、130a…端面、130b…端面、132…コンセント、140a…台座ブロック、140b…台座ブロック、142…ベースプレート、144…挟持ブロック、148…取付金具、150…フェイスプレート、152…スライドガイド、154…係合穴、156…庇、160…カバー、170…コンセント用蓋、172…スライド溝、174…突起
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7