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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-18
(45)【発行日】2023-08-28
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0487 20130101AFI20230821BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20230821BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20230821BHJP
   G09G 5/10 20060101ALI20230821BHJP
   G06F 3/04886 20220101ALI20230821BHJP
【FI】
G06F3/0487
G06F3/0484
G09G5/00 510H
G09G5/00 550C
G09G5/00 555D
G09G5/00 510V
G09G5/10 B
G06F3/04886
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022044899
(22)【出願日】2022-03-22
(65)【公開番号】P2023106270
(43)【公開日】2023-08-01
【審査請求日】2022-03-22
(31)【優先権主張番号】10-2022-0008795
(32)【優先日】2022-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【弁理士】
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】ヒョスン イ
(72)【発明者】
【氏名】ドンヒ イ
【審査官】▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-097695(JP,A)
【文献】特開2008-269482(JP,A)
【文献】特開2012-064075(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0002576(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0340334(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0487
G06F 3/0484
G09G 5/00
G09G 5/10
G06F 3/04886
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ装置であって、
映像を表示するディスプレイと、
リモコンからリモコン入力を受信するユーザ入力インタフェースと、
ユーザ入力を受信し、受信したユーザ入力のタイプを獲得し、獲得したユーザ入力のタイプに応じてディスプレイ属性を変更するコントローラと、を備えてなり、
前記ユーザ入力のタイプは、リモコン入力タイプまたはタッチ入力タイプのいずれか1つである、ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプである場合、第1大きさを有する第1仮想キーボードを前記ディスプレイ上に表示し、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプから前記タッチ入力タイプに変更された場合、前記第1大きさより小さい第2大きさを有する第2仮想キーボードを前記ディスプレイ上に表示する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記コントローラは、ッチ入力を受信した地点を中心に、前記映像の縮小された映像及び前記第2仮想キーボードを前記ディスプレイ上に表示する、請求項2に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
モバイル機器と無線通信を行う無線通信インタフェースを更に備え、
前記コントローラは、前記モバイル機器と連結された場合、前記第2仮想キーボードのキーボードタイプを前記モバイル機器で設定されたキーボードタイプに設定する、請求項2に記載のディスプレイ装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記ディスプレイの姿勢モードが横モード下でタッチ入力を受信した場合、予め設定されたキーボードタイプを有する仮想キーボードを表示し、
前記ディスプレイの姿勢モードが縦モード下でタッチ入力を受信した場合、前記ディスプレイ装置と連結されたモバイル機器に設定されたキーボードタイプを有する仮想キーボードを表示する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプである場合、第1明るさで前記映像を出力し、
前記ユーザ入力のタイプが前記タッチ入力タイプである場合、前記第1明るさより小さい第2明るさで前記映像を出力する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプである場合、前記第1明るさで前記映像が出力されることを表す第1明るさポップアップウィンドウを表示し、
前記ユーザ入力のタイプが前記タッチ入力タイプである場合、前記第2明るさで前記映像が出力されることを表す第2明るさポップアップウィンドウを表示する、請求項6に記載のディスプレイ装置。
【請求項8】
前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプである場合、第1明るさで前記映像を出力し、
前記ユーザ入力のタイプが前記タッチ入力タイプに変更された場合、前記第1明るさより小さい第2明るさで前記映像を出力すると共に、前記映像の縮小された映像を表示する、請求項6に記載のディスプレイ装置。
【請求項9】
前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプから前記タッチ入力タイプに変更された場合、前記ディスプレイの全体領域に表示された前記映像を縮小して表示する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項10】
前記コントローラは、タッチモードを維持するのか否かを設定可能なタッチメニューを更に表示する、請求項9に記載のディスプレイ装置。
【請求項11】
前記コントローラは、前記タッチメニューを通じて前記タッチモードが解除された場合、前記縮小された映像を元の大きさに復元する、請求項10に記載のディスプレイ装置。
【請求項12】
モバイル機器が表示中のソース映像に相応する映像信号を受信する無線通信インタフェースを更に備え、
前記コントローラは、
前記映像信号に基づいて、第1ミラーリング映像を前記ディスプレイ上に表示し、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプから前記タッチ入力タイプに変更された場合、前記第1ミラーリング映像が縮小された第2ミラーリング映像を表示する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項13】
前記コントローラは、
前記第2ミラーリング映像上に受信したタッチ入力の一地点に相応するUIBC座標をミラーリング映像の縮小された比率に合うように変換し、変換されたUIBC座標を前記モバイル機器に伝送する、請求項12に記載のディスプレイ装置。
【請求項14】
前記ディスプレイの後面に連結され、垂直に延長されたシャフトと、前記シャフトの下端に連結されたスタンドベースと、を更に備える、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項15】
ディスプレイの動作方法において、
映像を表示するステップと、
ユーザ入力を受信するステップと、
受信したユーザ入力のタイプを獲得するステップと、
獲得したユーザ入力のタイプに応じてディスプレイ属性を変更するステップと、を含んでなり、
前記ユーザ入力のタイプは、リモコン入力タイプ又はタッチ入力タイプのいずれか1つである、ディスプレイ装置の動作方法。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明(開示)は、ディスプレイ装置及びその動作方法に関するものである。
【0002】
〔関連技術〕
本願は、韓国特許出願第10-2022-0008795号(出願日:2022年1月20日)に基づくパリ条約4条の優先権主張を伴ったものであり、本願発明は、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書、特許請求の範囲及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂される。
【背景技術】
【0003】
最近、端末機の機能は多様化している。例えば、データと音声通信、カメラを通じた写真撮影およびビデオ撮影、音声録音、スピーカーシステムを通じた音楽ファイルの再生、そしてディスプレイにイメージやビデオを出力する機能がある。
【0004】
一部端末機は、電子ゲームプレー機能が追加されたり、マルチメディアプレーヤー機能をする。
【0005】
このような、端末機(terminal)は、機能が多様化されることで、例えば写真や動画の撮影、音楽や動画ファイルの再生、ゲーム、放送の受信等の複合的な機能を備えたマルチメディア機器(Multimedia player)の形態に具現されている。
【0006】
端末機のディスプレイの大きさが特定インチ(例えば、27インチ)以上の場合、ユーザはディスプレイタッチに困難がある。
【0007】
即ち、一定大きさ以上のディスプレイ装置では、既存のタブレットのような大きさのディスプレイ装置のタッチ動作と同じ動作を行うためには、指の動きがより多く必要であるので、ユーザに不便をあたえる要因として作用する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本開示は、ディスプレイ装置に対するユーザ入力のタイプに合うようにディスプレイ属性を変更して使用性を最適化するようにするディスプレイ装置を提供する。
【0009】
本開示は、タッチ使用を最適化するようにするディスプレイ装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の実施例に係るディスプレイ装置は、映像を表示するディスプレイと、リモコンからリモコン入力を受信するユーザ入力インタフェースと、ユーザ入力を受信し、受信したユーザ入力のタイプを獲得し、獲得したユーザ入力のタイプに応じてディスプレイ属性を変更するコントローラとを含み(備え;構成し;構築し;包接し;包含し;含有し)、前記ユーザ入力のタイプは、リモコン入力タイプまたはタッチ入力タイプのいずれか1つであってもよい。
【0011】
〔本発明の一の態様〕
本発明にあっては、以下の本発明の一の態様を提案する。
〔1〕 ディスプレイ装置であって、
映像を表示するディスプレイと、
リモコンからリモコン入力を受信するユーザ入力インタフェースと、
ユーザ入力を受信し、受信したユーザ入力のタイプを獲得し、獲得したユーザ入力のタイプに応じてディスプレイ属性を変更するコントローラと、を備えてなり、
前記ユーザ入力のタイプは、リモコン入力タイプまたはタッチ入力タイプのいずれか1つである、ディスプレイ装置。
〔2〕 前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプである場合、第1大きさを有する第1仮想キーボードを前記ディスプレイ上に表示し、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプから前記タッチ入力タイプに変更された場合、前記第1大きさより小さい第2大きさを有する第2仮想キーボードを前記ディスプレイ上に表示する、〔1〕に記載のディスプレイ装置。
〔3〕 前記コントローラは、前記タッチ入力を受信した地点を中心に、前記映像の縮小された映像及び前記第2仮想キーボードを前記ディスプレイ上に表示する、〔2〕に記載のディスプレイ装置。
〔4〕 モバイル機器と無線通信を行う無線通信インタフェースを更に備え、
前記コントローラは、前記モバイル機器と連結された場合、前記第2仮想キーボードのキーボードタイプを前記モバイル機器で設定されたキーボードタイプに設定する、〔2〕に記載のディスプレイ装置。
〔5〕 前記コントローラは、
前記ディスプレイの姿勢モードが横モード下でタッチ入力を受信した場合、予め設定されたキーボードタイプを有する仮想キーボードを表示し、
前記ディスプレイの姿勢モードが縦モード下でタッチ入力を受信した場合、前記ディスプレイ装置と連結されたモバイル機器に設定されたキーボードタイプを有する仮想キーボードを表示する、〔1〕に記載のディスプレイ装置。
〔6〕 前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプである場合、第1明るさで前記映像を出力し、
前記ユーザ入力のタイプが前記タッチ入力タイプである場合、前記第1明るさより小さい第2明るさで前記映像を出力する、〔1〕に記載のディスプレイ装置。
〔7〕 前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプである場合、前記第1明るさで前記映像が出力されることを表す第1明るさポップアップウィンドウを表示し、
前記ユーザ入力のタイプが前記タッチ入力タイプである場合、前記第2明るさで前記映像が出力されることを表す第2明るさポップアップウィンドウを表示する、〔6〕に記載のディスプレイ装置。
〔8〕 前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプである場合、第1明るさで前記映像を出力し、
前記ユーザ入力のタイプが前記タッチ入力タイプに変更された場合、前記第1明るさより小さい第2明るさで前記映像を出力すると共に、前記映像の縮小された映像を表示する、〔6〕に記載のディスプレイ装置。
〔9〕 前記コントローラは、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプから前記タッチ入力タイプに変更された場合、前記ディスプレイの全体領域に表示された前記映像を縮小して表示する、〔1〕に記載のディスプレイ装置。
〔10〕 前記コントローラは、タッチモードを維持するのか否かを設定可能なタッチメニューを更に表示する、〔9〕に記載のディスプレイ装置。
〔11〕 前記コントローラは、前記タッチメニューを通じて前記タッチモードが解除された場合、前記縮小された映像を元の大きさに復元する、〔10〕に記載のディスプレイ装置。
〔12〕 モバイル機器が表示中のソース映像に相応する映像信号を受信する無線通信インタフェースを更に備え、
前記コントローラは、
前記映像信号に基づいて、第1ミラーリング映像を前記ディスプレイ上に表示し、
前記ユーザ入力のタイプが前記リモコン入力タイプから前記タッチ入力タイプに変更された場合、前記第1ミラーリング映像が縮小された第2ミラーリング映像を表示する、〔1〕に記載のディスプレイ装置。
〔13〕 前記コントローラは、
前記第2ミラーリング映像上に受信したタッチ入力の一地点に相応するUIBC座標をミラーリング映像の縮小された比率に合うように変換し、変換されたUIBC座標を前記モバイル機器に伝送する、〔12〕に記載のディスプレイ装置。
〔14〕 前記ディスプレイの後面に連結され、垂直に延長されたシャフトと、前記シャフトの下端に連結されたスタンドベースと、を更に備える、〔1〕に記載のディスプレイ装置。
〔15〕 ディスプレイの動作方法において、
映像を表示するステップと、
ユーザ入力を受信するステップと、
受信したユーザ入力のタイプを獲得するステップと、
獲得したユーザ入力のタイプに応じてディスプレイ属性を変更するステップと、を含んでなり、
前記ユーザ入力のタイプは、リモコン入力タイプ又はタッチ入力タイプのいずれか1つである、ディスプレイ装置の動作方法。
【発明の効果】
【0012】
本開示の実施例によれば、ユーザ入力のタイプに応じて適切な大きさを有するGUIが提供されるので、入力の便宜性が大きく向上する。
【0013】
本開示の実施例によれば、タッチ入力の地点を中心に画面が縮小され、ユーザのタッチ使用が最適化される。
【0014】
本開示の実施例によれば、ユーザ入力のタイプに応じて映像の出力明るさを調節して、ユーザのタッチ入力制御時にグレアが防止される。
【0015】
本開示の実施例によれば、タッチ入力に応じて映像の大きさが減少して、映像視聴に不具合を感じることがない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の構成をブロック図で図示したものである。
図2】本発明の一実施例に係る遠隔制御装置のブロック図である。
図3】本発明の一実施例に係る遠隔制御装置の実際の構成例を示す。
図4】本発明の実施例により遠隔制御装置を活用する例を示す。
図5a】本開示の実施例に係るスタンドタイプのディスプレイ装置の横モードおよび縦モードを説明するための図面である。
図5b】本開示の実施例に係るスタンドタイプのディスプレイ装置の横モードおよび縦モードを説明するための図面である。
図6】本開示の一実施例に係るディスプレイ装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
図7】ユーザ入力のタイプに応じて仮想キーボードの属性を変更する例を説明するフローチャートである。
図8a】本開示の実施例によりリモコン入力が受信された場合、第1仮想キーボードを表示する例である。
図8b】本開示の実施例によりタッチ入力が受信された場合、第2仮想キーボードを表示する例を説明する図面である。
図8c】従来によりタッチ入力を通じて第1仮想キーボードに入力を加える過程を説明する図面である。
図8d】本開示の一実施例によりディスプレイ上にタッチ入力が受信された場合、画面の大きさが縮小する過程を説明する図面である。
図8e】本開示の実施例によりタッチ入力時、ディスプレイ装置と連結されたモバイル機器に設定されたキーボード情報に合わせて仮想キーボードが表示される過程を説明する図面である。
図8f】ディスプレイ装置の姿勢に応じて異なるタイプの仮想キーボードを提供する実施例を説明する図面である。
図8g】ディスプレイ装置の姿勢に応じて異なるタイプの仮想キーボードを提供する実施例を説明する図面である。
図8h】ディスプレイ装置の姿勢が変更されても同じタイプの仮想キーボードを提供する実施例を説明する図面である。
図9】本開示の別の実施例に係るユーザ入力のタイプに応じて異なる画面明るさモードを提供するフローチャートを示す図面である。
図10a】ユーザ入力のタイプに応じて画面明るさモードを異なるように提供する例を説明する図面である。
図10b】ユーザ入力のタイプに応じて画面明るさモードを異なるように提供する例を説明する図面である。
図11】ユーザ入力のタイプに応じて異なる大きさの映像を提供するフローチャートを示す図面である。
図12a】ユーザ入力のタイプに応じて画面の大きさを異なるように提供する例を説明する図面である。
図12b】ユーザ入力のタイプに応じて画面の大きさを異なるように提供する例を説明する図面である。
図13-14b】ユーザ入力のタイプに応じて異なる大きさの映像を提供する実施例を説明するための図面である。
図15-16b】タッチモードを維持するのか否かに応じた動作を説明するための実施例である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例を、図面を参照してより詳しく説明する。以下の説明で用いられる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は、明細書の作成を容易にするために付与また混用されるものとして、それ自体で相互区別される意味または役割を有するものではない。
【0018】
本発明の実施例に係るディスプレイ装置は、例えば放送受信機能にコンピュータ支援機能を追加したインテリジェントディスプレイ装置として、放送受信機能に忠実しながらもインターネット機能等が追加され、手書き方式の入力装置、タッチスクリーンまたは空間リモコン等、より使用に便利なインタフェースを備えることができる。そして、有線または無線インターネット機能の支援によりインターネットおよびコンピュータに接続されて、Eメール、ウェブブラウジング、バンキングまたはゲーム等の機能も実行可能である。このような多様な機能のために標準化された汎用OSを用いることができる。
【0019】
従って、本発明で記述されるディスプレイ装置は、例えば汎用のOSカーネル上に、多様なアプリケーションを自在に追加または削除可能であるので、ユーザやさしい多様な機能を実行することができる。前記ディスプレイ装置は、より具体的にはネットワークTV、HBBTV、スマートTV、LED TV、OLED TV等であってもよく、場合によってスマートフォンにも適用可能である。
【0020】
図1は、本発明の一実施例に係るディスプレイ装置の構成をブロック図で図示したものである。
【0021】
図1を参照すると、ディスプレイ装置100は、放送受信部130、外部装置インタフェース135、メモリー140、ユーザ入力インタフェース150、コントローラ170、無線通信インタフェース173、ディスプレイ180、スピーカー185、電源供給回路190を含むことができる。
【0022】
放送受信部130は、チューナー131、復調器132およびネットワークインタフェース133を含むことができる。
【0023】
チューナー131は、チャンネル選局命令に応じて特定放送チャンネルを選局することができる。チューナー131は、選局された特定放送チャンネルに対する放送信号を受信することができる。
【0024】
復調器132は、受信した放送信号をビデオ信号、オーディオ信号、放送プログラムに関連したデータ信号に分離することができ、分離したビデオ信号、オーディオ信号およびデータ信号を出力が可能な形態に復元することができる。
【0025】
外部装置インタフェース135は、隣接する外部装置内のアプリケーションまたはアプリケーションリストを受信して、コントローラ170またはメモリー140に伝達することができる。
【0026】
外部装置インタフェース135は、ディスプレイ装置100と外部装置の間の連結経路を提供することができる。外部装置インタフェース135は、ディスプレイ装置100に無線または有線で連結された外部装置から出力された映像、オーディオのうちの1つ以上を受信して、コントローラ170に伝達することができる。外部装置インタフェース135は、複数の外部入力端子を含むことができる。複数の外部入力端子は、RGB端子、1つ以上のHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子、コンポーネント(Component)端子を含むことができる。
【0027】
外部装置インタフェース135を通じて入力された外部装置の映像信号は、ディスプレイ180を通じて出力される。外部装置インタフェース135を通じて入力された外部装置の音声信号は、スピーカー185を通じて出力される。
【0028】
外部装置インタフェース135に連結可能な外部装置は、セットトップボックス、ブルーレイプレーヤー、DVDプレーヤー、ゲーム機、サウンドバー、スマートフォン、PC、USBメモリー、ホームシアターのいずれか1つであってもよいが、これは例示に過ぎない。
【0029】
ネットワークインタフェース133は、ディスプレイ装置100をインターネット網を含む有/無線ネットワークと連結するためのインタフェースを提供することができる。ネットワークインタフェース133は、接続されたネットワークまたは接続されたネットワークにリンクされた他のネットワークを通じて、他のユーザまたは他の電子機器とデータを送信または受信することができる。
【0030】
また、ディスプレイ装置100に予め登録された他のユーザまたは他の電子機器のうち選択されたユーザまたは選択された電子機器に、ディスプレイ装置100に貯蔵された一部のコンテンツデータを送信することができる。
【0031】
ネットワークインタフェース133は、接続されたネットワークまたは接続されたネットワークにリンクされた他のネットワークを通じて、所定のウェブページに接続することができる。即ち、ネットワークを通じて所定のウェブページに接続して、当該サーバーとデータを送信または受信することができる。
【0032】
そして、ネットワークインタフェース133は、コンテンツ提供者またはネットワーク運営者が提供するコンテンツまたはデータを受信することができる。即ち、ネットワークインタフェース133は、ネットワークを通じてコンテンツ提供者またはネットワーク提供者から提供される映画、広告、ゲーム、VOD、放送信号等のコンテンツおよびそれに関連した情報を受信することができる。
【0033】
また、ネットワークインタフェース133は、ネットワーク運営者が提供するファームウェアのアップデート情報およびアップデートファイルを受信することができ、インターネットまたはコンテンツ提供者またはネットワーク運営者にデータを送信することができる。
【0034】
ネットワークインタフェース133は、ネットワークを通じて、公衆に公開(open)されたアプリケーションのうち所望のアプリケーションを選択して受信することができる。
【0035】
メモリー140は、コントローラ170内の各信号処理および制御のためのプログラムが貯蔵し、信号処理された映像、音声またはデータ信号を貯蔵することができる。
【0036】
また、メモリー140は、外部装置インタフェース135またはネットワークインタフェース133から入力される映像、音声、またはデータ信号の臨時貯蔵のための機能をすることもでき、チャンネル記憶機能を通じて所定イメージに関する情報を貯蔵することもできる。
【0037】
メモリー140は、外部装置インタフェース135またはネットワークインタフェース133から入力されるアプリケーションまたはアプリケーションリストを貯蔵することができる。
【0038】
ディスプレイ装置100は、メモリー140内に貯蔵されているコンテンツファイル(動画ファイル、静止映像ファイル、音楽ファイル、文書ファイル、アプリケーションファイル等)を再生してユーザに提供することができる。
【0039】
ユーザ入力インタフェース150は、ユーザが入力した信号をコントローラ170に伝達したり、コントローラ170からの信号をユーザに伝達することができる。例えば、ユーザ入力インタフェース150は、Bluetooth、WB(Ultra Wideband)、ZigBee方式、RF(Radio Frequency)通信方式または赤外線(IR)通信方式等多様な通信方式に応じて、遠隔制御装置200から電源のオン/オフ、チャンネル選択、画面設定等の制御信号を受信して処理したり、コントローラ170からの制御信号を遠隔制御装置200に送信するように処理することができる。
【0040】
また、ユーザ入力インタフェース150は、電源キー、チャンネルキー、ボリュームキー、設定値等のローカルキー(図示されない)から入力される制御信号をコントローラ170に伝達することができる。
【0041】
コントローラ170で映像処理された映像信号は、ディスプレイ180に入力され、当該映像信号に対応する映像として表示される。また、コントローラ170で映像処理された映像信号は、外部装置インタフェース135を通じて外部出力装置に入力される。
【0042】
コントローラ170で処理された音声信号は、スピーカー185にオーディオ出力される。また、コントローラ170で処理された音声信号は、外部装置インタフェース135を通じて外部出力装置に入力される。
【0043】
また、コントローラ170は、ディスプレイ装置100内の全般的な動作を制御することができる。
【0044】
また、コントローラ170は、ユーザ入力インタフェース150を通じて入力されたユーザ命令または内部プログラムによってディスプレイ装置100を制御することができ、ネットワークに接続してユーザが所望するアプリケーションまたはアプリケーションリストをディスプレイ装置100内にダウンロードできるようにすることができる。
【0045】
コントローラ170は、ユーザが選択したチャンネル情報等が処理した映像または音声信号と一緒にディスプレイ180またはスピーカー185を通じて出力されるようにする。
【0046】
また、コントローラ170は、ユーザ入力インタフェース150を通じて受信した外部装置映像再生命令に応じて、外部装置インタフェース135を通じて入力される外部装置、例えばカメラまたはビデオカメラからの映像信号または音声信号がディスプレイ180またはスピーカー185を通じて出力されるようにする。
【0047】
一方、コントローラ170は、映像を表示するようにディスプレイ180を制御することができ、例えばチューナー131を通じて入力される放送映像、または外部装置インタフェース135を通じて入力される外部入力映像、またはネットワークインタフェース部を通じて入力される映像、またはメモリー140に貯蔵された映像がディスプレイ180で表示されるように制御することができる。この場合、ディスプレイ180に表示される映像は、静止映像または動画であってもよく、2D映像または3D映像であってもよい。
【0048】
また、コントローラ170は、ディスプレイ装置100内に貯蔵されたコンテンツ、または受信した放送コンテンツ、外部から入力される外部入力コンテンツが再生されるように制御することができ、前記コンテンツは、放送映像、外部入力映像、オーディオファイル、静止映像、接続されたウェブ画面、および文書ファイル等多様な形態であってもよい。
【0049】
無線通信インタフェース173は、有線または無線通信を通じて外部機器と通信を行うことができる。無線通信インタフェース173は、外部機器と近距離通信(Short range communication)を行うことができる。このために、無線通信インタフェース173は、Bluetooth(BluetoothTM)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IRDA)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee、NFC(Near Field Communication)、Wi-Fi(WIReless-Fidelity)、Wi-Fi DIRect、WIReless USB(WIReless Universal Serial Bus)技術のうち少なくとも1つを利用して、近距離通信を支援することができる。このような、無線通信インタフェース173は、近距離無線通信網(WIReless Area Networks)を通じてディスプレイ装置100と無線通信システムの間、ディスプレイ装置100と他のディスプレイ装置100の間、またはディスプレイ装置100とディスプレイ装置100(または外部サーバー)が位置したネットワークの間の無線通信を支援することができる。近距離無線通信網は、WPAN(WIReless Personal Area Networks)であってもよい。
【0050】
ここで、他のディスプレイ装置100は、本発明によるディスプレイ装置100とデータを交換可能な(または連動可能な)ウェアラブルデバイス(wearable device、例えばスマートウォッチ(smartwatch)、スマートグラス(smart glass)、HMD(head mounted display))、スマートフォンのような移動端末機であってもよい。無線通信インタフェース173は、ディスプレイ装置100周辺に、通信可能なウェアラブルデバイスを感知(または認識)することができる。
【0051】
さらに、コントローラ170は、感知されたウェアラブルデバイスが本発明によるディスプレイ装置100と通信するように認証されたデバイスである場合、ディスプレイ装置100で処理されるデータの少なくとも一部を、無線通信インタフェース173を通じてウェアラブルデバイスに送信することができる。よって、ウェアラブルデバイスのユーザは、ディスプレイ装置100で処理されるデータを、ウェアラブルデバイスを通じて利用することができる。
【0052】
ディスプレイ180は、コントローラ170で処理された映像信号、データ信号、OSD信号または外部装置インタフェース135で受信される映像信号、データ信号等をそれぞれR、G、B信号に変換して駆動信号を生成することができる。
【0053】
一方、図1に図示されたディスプレイ装置100は、本発明の一実施例に過ぎず、図示された構成要素のうち一部は、実際具現されるディスプレイ装置100の仕様に応じて統合、追加または省略することができる。
【0054】
即ち、必要に応じて2以上の構成要素が1つの構成要素として統合されたり、或いは1つの構成要素が2以上の構成要素に細分されて構成されてもよい。また、各ブロックでなされる機能は、本発明の実施例を説明するためのものであり、その具体的な動作や装置は本発明の権利範囲を制限するものではない。
【0055】
本発明のさらに別の実施例によれば、ディスプレイ装置100は、図1に図示されたものとは違って、チューナー131と復調器132を備えず、ネットワークインタフェース133または外部装置インタフェース135を通じて映像を受信して再生することもできる。
【0056】
例えば、ディスプレイ装置100は、放送信号または多様なネットワークサービスによるコンテンツを受信するための等のようなセットトップボックス等のような映像処理装置と前記映像処理装置から入力されるコンテンツを再生するコンテンツ再生装置に分離されて具現されてもよい。
【0057】
この場合、以下で説明する本発明の実施例に係るディスプレイ装置の動作方法は、図1を参照して説明したようなディスプレイ装置100のみならず、前記分離したセットトップボックス等のような映像処理装置またはディスプレイ180およびオーディオ出力部185を備えるコンテンツ再生装置のうちいずれか1つによって実行されてもよい。
【0058】
次に、図2図3を参照して、本発明の一実施例に係る遠隔制御装置に対して説明する。
【0059】
図2は、本発明の一実施例に係る遠隔制御装置のブロック図であり、図3は、本発明の一実施例に係る遠隔制御装置200の実際の構成例を示す。
【0060】
まず、図2を参照すると、遠隔制御装置200は、指紋認識装置210、無線通信回路220、ユーザ入力インタフェース230、センサ240、出力インタフェース250、電源供給回路260、メモリー270、コントローラ280、マイクロホン290を含むことができる。
【0061】
図2を参照すると、無線通信回路220は、前述した本発明の実施例に係るディスプレイ装置のうち任意のいずれか1つと信号を送受信する。
【0062】
遠隔制御装置200は、RF通信規格に応じてディスプレイ装置100と信号を送受信できるRF回路221を備え、IR通信規格に応じてディスプレイ装置100と信号を送受信できるIR回路223を備えることができる。また、遠隔制御装置200は、Bluetooth通信規格に応じてディスプレイ装置100と信号を送受信できるBluetooth回路225を備えることができる。また、遠隔制御装置200は、NFC(Near Field Communication)通信規格に応じてディスプレイ装置100と信号を送受信できるNFC回路227を備え、WLAN(WIReless LAN)通信規格に応じてディスプレイ装置100と信号を送受信できるWLAN回路229を備えることができる。
【0063】
また、遠隔制御装置200は、ディスプレイ装置100に遠隔制御装置200の動き等に関する情報が入った信号を無線通信回路220を通じて伝送する。
【0064】
一方、遠隔制御装置200は、ディスプレイ装置100が伝送した信号をRF回路221を通じて受信することができ、必要に応じてIR回路223を通じてディスプレイ装置100に電源のオン/オフ、チャンネル変更、ボリューム変更等に関する命令を伝送することができる。
【0065】
ユーザ入力インタフェース230は、キーパッド、ボタン、タッチパッド、またはタッチスクリーン等から構成されてもよい。ユーザは、ユーザ入力インタフェース230を操作して遠隔制御装置200でディスプレイ装置100に関連した命令を入力することができる。ユーザ入力インタフェース230がハードキーボタンを備える場合、ユーザは、ハードキーボタンのプッシュ動作を通じて遠隔制御装置200でディスプレイ装置100に関連した命令を入力することができる。これについては図3を参照して説明する。
【0066】
図3を参照すると、遠隔制御装置200は、複数のボタンを含むことができる。複数のボタンは、指紋認識ボタン212、電源ボタン231、ホームボタン232、ライブボタン233、外部入力ボタン234、音量調節ボタン235、音声認識ボタン236、チャンネル変更ボタン237、確認ボタン238および戻るボタン239を含むことができる。
【0067】
指紋認識ボタン212は、ユーザの指紋を認識するためのボタンであってもよい。一実施例として、指紋認識ボタン212は、プッシュ動作が可能であり、プッシュ動作および指紋認識動作を受信することもできる。
【0068】
電源ボタン231は、ディスプレイ装置100の電源をオン/オフするためのボタンであってもよい。
【0069】
ホームボタン232は、ディスプレイ装置100のホーム画面に移動するためのボタンであってもよい。
【0070】
ライブボタン233は、リアルタイム放送プログラムをディスプレイするためのボタンであってもよい。
【0071】
外部入力ボタン234は、ディスプレイ装置100に連結された外部入力を受信するためのボタンであってもよい。
【0072】
音量調節ボタン235は、ディスプレイ装置100が出力する音量の大きさを調節するためのボタンであってもよい。
【0073】
音声認識ボタン236は、ユーザの音声を受信し、受信した音声を認識するためのボタンであってもよい。
【0074】
チャンネル変更ボタン237は、特定放送チャンネルの放送信号を受信するためのボタンであってもよい。
【0075】
確認ボタン238は、特定機能を選択するためのボタンであってもよく、戻るボタン239は、前の画面に戻るためのボタンであってもよい。
図2を再説明する。
【0076】
ユーザ入力インタフェース230がタッチスクリーンを備える場合、ユーザは、タッチスクリーンのソフトキーをタッチして遠隔制御装置200でディスプレイ装置100に関連した命令を入力することができる。また、ユーザ入力インタフェース230は、スクロールキーや、ジョグキー等ユーザが操作できる多様な種類の入力手段を備えることができ、本実施例は、本発明の権利範囲を制限するものではない。
【0077】
センサ240は、ジャイロセンサ241または加速度センサ243を備えることができ、ジャイロセンサ241は、遠隔制御装置200の動きに関する情報をセンシングすることができる。
【0078】
例えば、ジャイロセンサ241は、遠隔制御装置200の動作に関する情報をx、y、z軸を基準としてセンシングすることができ、加速度センサ243は、遠隔制御装置200の移動速度等に関する情報をセンシングすることができる。一方、遠隔制御装置200は、距離測定センサをさらに備えることができ、ディスプレイ装置100のディスプレイ180との距離をセンシングすることができる。
【0079】
出力インタフェース250は、ユーザ入力インタフェース230の操作に対応またはディスプレイ装置100から伝送した信号に対応する映像または音声信号を出力することができる。
【0080】
ユーザは、出力インタフェース250をユーザ入力インタフェース230の操作の有無またはディスプレイ装置100の制御の有無を認知することができる。
【0081】
例えば、出力インタフェース250は、ユーザ入力インタフェース230が操作されるか無線通信部225を通じてディスプレイ装置100と信号が送受信されると点灯するLED251、振動を発生する振動器253、音響を出力するスピーカー255、または映像を出力するディスプレイ257を備えることができる。
【0082】
また、電源供給回路260は、遠隔制御装置200に電源を供給し、遠隔制御装置200が所定時間の間動いていない場合、電源供給を中断することで電源の浪費を減らすことができる。
【0083】
電源供給回路260は、遠隔制御装置200に備えられた所定のキーが操作された場合に、電源供給を再開することができる。
【0084】
メモリー270は、遠隔制御装置200の制御または動作に必要な多様な種類のプログラム、アプリケーションデータ等を貯蔵することができる。
【0085】
遠隔制御装置200がディスプレイ装置100とRF回路221を通じて無線で信号を送受信する場合、遠隔制御装置200とディスプレイ装置100は、所定の周波数帯域を通じて信号を送受信する。
【0086】
遠隔制御装置200のコントローラ280は、遠隔制御装置200とペアリングされたディスプレイ装置100と信号を無線で送受信できる周波数帯域等に関する情報をメモリー270に貯蔵して参照することができる。
【0087】
コントローラ280は、遠隔制御装置200の制御に関連した諸般事項を制御する。コントローラ280は、ユーザ入力インタフェース230の所定のキー操作に対応する信号またはセンサ240でセンシングした遠隔制御装置200の動きに対応する信号を無線通信部225を通じてディスプレイ装置100に伝送することができる。
【0088】
また、遠隔制御装置200のマイクロホン290は、音声を獲得することができる。
マイクロホン290は、複数個備えられてもよい。
次に、図4を説明する。
【0089】
図4は、本発明の実施例により遠隔制御装置を活用する例を示す。
【0090】
図4の(a)は、遠隔制御装置200に対応するポインタ205がディスプレイ180に表示されることを例示する。
【0091】
ユーザは、遠隔制御装置200を上下、左右に動いたり回転することができる。ディスプレイ装置100のディスプレイ180に表示されたポインタ205は、遠隔制御装置200の動きに対応する。このような遠隔制御装置200は、図面のように、3D空間上の動きに応じて当該ポインタ205が移動して表示されるので、空間リモコンと命名することができる。
【0092】
図4の(b)は、ユーザが遠隔制御装置200を左に移動すると、ディスプレイ装置100のディスプレイ180に表示されたポインタ205もこれに対応して左に移動することを例示する。
【0093】
遠隔制御装置200のセンサを通じて感知された遠隔制御装置200の動きに関する情報は、ディスプレイ装置100に伝送される。ディスプレイ装置100は、遠隔制御装置200の動きに関する情報からポインタ205の座標を算出することができる。ディスプレイ装置100は、算出した座標に対応するようにポインタ205を表示することができる。
【0094】
図4の(c)は、遠隔制御装置200内の特定ボタンを押した状態で、ユーザが遠隔制御装置200をディスプレイ180から離れるように移動する場合を例示する。これにより、ポインタ205に対応するディスプレイ180内の選択領域がズームインされて拡大表示される。
【0095】
逆に、ユーザが遠隔制御装置200をディスプレイ180に近づくように移動する場合、ポインタ205に対応するディスプレイ180内の選択領域がズームアウトされて縮小表示される。
【0096】
一方、遠隔制御装置200がディスプレイ180から離れる場合、選択領域がズームアウトされ、遠隔制御装置200がディスプレイ180に近づく場合、選択領域がズームインされる。
【0097】
また、遠隔制御装置200内の特定ボタンを押した状態では、上下、左右移動の認識が排除される。即ち、遠隔制御装置200がディスプレイ180から離れるか接近するように移動する場合、上下左右の移動は認識されず、前後の移動のみが認識されるようにすることができる。遠隔制御装置200内の特定ボタンを押していない状態では、遠隔制御装置200の上下左右の移動に応じてポインタ205のみが移動することになる。
【0098】
一方、ポインタ205の移動速度や移動方向は、遠隔制御装置200の移動速度や移動方向に対応することができる。
【0099】
一方、本明細書におけるポインタは、遠隔制御装置200の動作に対応して、ディスプレイ180に表示されるオブジェクトを意味する。よって、ポインタ205で図面に図示された矢印形状以外に多様な形状のオブジェクトが可能である。例えば、点、カーソル、プロンプト、厚い枠線等を含む概念ある。そして、ポインタ205がディスプレイ180上の横軸と縦軸のうちいずれか1つの地点(point)に対応して表示されることは勿論、ライン(line)、面(surface)等複数地点に対応して表示されることも可能である。
【0100】
図5aおよび図5bは、本開示の実施例に係るスタンドタイプのディスプレイ装置の横モードおよび縦モードを説明するための図面である。
【0101】
図5aおよび図5bを参照すると、スタンドタイプのディスプレイ装置100が図示されている。
【0102】
ディスプレイ装置100には、シャフト103およびスタンドベース105が連結される。
【0103】
シャフト103は、ディスプレイ装置100およびスタンドベース105を繋げることができる。シャフト103は、垂直に延長されてもよい。
【0104】
シャフト103の下端は、スタンドベース105の端部に連結されてもよい。
【0105】
シャフト103の下端は、スタンドベース105の周り部に回転可能に連結されてもよい。
【0106】
ディスプレイ装置100およびシャフト103は、スタンドベース105に対して垂直軸(axis)を中心に回転することができる。
【0107】
シャフト103の上部は、ディスプレイ装置100の後面に連結される。
【0108】
スタンドベース105は、ディスプレイ装置100を支持する役割をすることができる。
【0109】
ディスプレイ装置100は、シャフト103およびスタンドベース105を含むように構成されてもよい。
【0110】
ディスプレイ装置100は、シャフト103の上部とディスプレイ180の後面が当接した地点を中心に回転することができる。
【0111】
図5aは、ディスプレイ180の横の長さが縦の長さより大きい姿勢を有する横モードで動作することを表し、図5bは、ディスプレイ180の縦の長さが横の長さより大きい姿勢を有する横モードで動作することを表すことができる。
【0112】
ユーザは、スタンドタイプのディスプレイ装置を持って移動することができる。即ち、スタンドタイプのディスプレイ装置は、固定された機器とは違って移動性が向上してユーザは配置位置に制約を受けない。
【0113】
図6は、本開示の一実施例に係るディスプレイ装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【0114】
図6を参照すると、ディスプレイ装置100のコントローラ170は、ユーザ入力を受信する(S601)。
【0115】
一実施例で、ユーザ入力のタイプは、遠隔制御装置200から受信した制御入力、タッチ入力、マウス入力のうちいずれか1つであってもよい。
【0116】
コントローラ170は、ディスプレイ180上に映像を表示する途中ユーザ入力を受信することができ、受信したユーザ入力のタイプを決定することができる。
【0117】
ディスプレイ装置100のコントローラ170は、受信したユーザ入力のタイプを獲得する(S603)。
【0118】
コントローラ170は、ユーザ入力が受信された経路に基づいてユーザ入力のタイプを決定することができる。
【0119】
ユーザ入力のタイプは、リモコン入力タイプ、タッチ入力タイプ、マウス入力タイプのいずれか1つであってもよい。
【0120】
一実施例で、コントローラ170は、ユーザ入力インタフェース150を通じてユーザ入力が受信された場合、ユーザ入力のタイプをリモコン入力タイプに決定することができる。
【0121】
コントローラ170は、ディスプレイ180を通じてユーザ入力が受信された場合、ユーザ入力のタイプをタッチ入力タイプに決定することができる。
【0122】
コントローラ170は、外部装置インタフェース135を通じてユーザ入力が受信された場合、ユーザ入力のタイプをマウス入力タイプに決定することができる。マウスは、外部装置インタフェース135に備えられたUSBポートに連結されてもよい。
【0123】
ディスプレイ装置100のコントローラ170は、獲得したユーザ入力のタイプに応じてディスプレイ属性を変更する(S605)。
【0124】
一実施例で、ディスプレイ属性は、ディスプレイ180上に表示された映像の大きさ、明るさ、位置のうちの1つ以上を含むことができる。
【0125】
さらに別の実施例で、ディスプレイ属性は、ディスプレイ180上に表示されたGUI(Graphic User Interface)要素の大きさ、明るさ、位置のうちの1つ以上を含むことができる。
【0126】
さらに別の実施例で、ディスプレイ属性の変更は、ディスプレイモードを変更することを表すことができる。
【0127】
一実施例で、マウス入力タイプは、タッチ入力タイプに準じて処理されてもよい。これは、マウス入力の場合とタッチ入力の場合のいずれも、ディスプレイ装置100とユーザの間の距離が近いからである。
【0128】
ディスプレイ装置100のコントローラ170は、ディスプレイ属性が変更された画面をディスプレイ180を通じて出力する(S607)。
【0129】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプに応じて第1ディスプレイ属性が第2ディスプレイ属性に変更された場合、変更された属性を反映した映像またはGUIを表示することができる。
【0130】
これについては、以下の実施例を参照して具体的に説明する。
【0131】
図7は、ユーザ入力のタイプに応じて仮想キーボードの属性を変更する例を説明するフローチャートである。
【0132】
図7の実施例は、ステップS603~S607を具体化した図面である。
【0133】
図7を参照すると、コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであるのかを判断する(S701)。
【0134】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであると判断された場合、第1属性を有する第1仮想キーボードをディスプレイ180上に表示する(S703)。
【0135】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプであると判断された場合(S705)、第2属性を有する第2仮想キーボードをディスプレイ180上に表示する(S707)。
【0136】
一実施例で、第1仮想キーボードの大きさは、第2仮想キーボードの大きさより大きくてもよい。即ち、ここで属性は、仮想キーボードの大きさを表すことができる。
【0137】
ユーザが遠隔制御装置200を通じてディスプレイ装置100の動作を制御する途中タッチ入力を通じてディスプレイ装置100の動作を制御する場合、ユーザとディスプレイ装置100の間の距離はより近くなる。
【0138】
この場合、遠隔制御装置200を通じた制御時に表示される仮想キーボードの大きさがそのまま維持されると、ユーザの手動きが増える不具合が存在する。
【0139】
そこで、本開示の実施例によれば、コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプからタッチ入力タイプに変更された場合、仮想キーボードの大きさを減らすことができる。
【0140】
図8aは、本開示の実施例によりリモコン入力が受信された場合、第1仮想キーボードを表示する例であり、図8bは、本開示の実施例によりタッチ入力が受信された場合、第2仮想キーボードを表示する例を説明する図面であり、図8cは、従来によりタッチ入力を通じて第1仮想キーボードに入力を加える過程を説明する図面である。
【0141】
図8aを参照すると、ディスプレイ装置100は、検索ウィンドウ810を含む画面800をディスプレイ180上に表示している。
【0142】
ディスプレイ180のサイズは、27、29、31インチのうちいずれか1つであってもよいが、これは例示に過ぎない。
【0143】
ユーザは、遠隔制御装置200(またはリモコンと命名)の動きに応じて制御されるポインタ205(またはカーソルと命名)の移動を制御することができる。
【0144】
ディスプレイ装置100は、ポインタ205が検索ウィンドウ810に位置し、テキスト入力のための命令をリモコン200から受信した場合、第1大きさを有する第1仮想キーボード820をディスプレイ180上に表示することができる。
【0145】
図8bを参照すると、ユーザが検索ウィンドウ810をタッチした例を図示する。ディスプレイ装置100は、検索ウィンドウ810にタッチ入力が受信された場合、第1大きさより小さい第2大きさを有する第2仮想キーボード830をディスプレイ180上に表示することができる。
【0146】
即ち、ディスプレイ装置100は、ユーザ入力タイプがタッチ入力タイプであると判断された場合、第1仮想キーボード820を第2仮想キーボード830に変更することができる。
【0147】
ユーザは大きさが減少した仮想キーボードを通じてより便利にタッチ入力を加えることができる。
【0148】
図8cを参照すると、従来によりタッチ入力が加えられる場合にも第1仮想キーボード820が表示されると、第1仮想キーボード820は一般ユーザが使用するには大き過ぎるので、ユーザの手動きが大きく増えることになる。
これは、ユーザのタッチ入力の不具合を招来する。
【0149】
ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプに再変更されると、ディスプレイ装置100は図8aのように、第1大きさを有する第1仮想キーボード820を表示することができる。
【0150】
即ち、ユーザがリモコン200を使用するということは、それだけディスプレイ装置100とユーザの間の距離が遠くなることを表すことができる。この場合には、仮想キーボードの大きさが大きいとユーザがポインタ205を通じてテキスト入力をすることがより容易である。
【0151】
このように、本開示の実施例によれば、ディスプレイ装置100は、ユーザ入力のタイプに応じて適切な大きさを有する仮想キーボードが提供されるので、入力の便宜性が大きく向上する。
【0152】
一方、本開示のさらに別の実施例によれば、ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプであると判断された場合、仮想キーボードの大きさだけではなく、表示中の画面の大きさも縮小される。
【0153】
図8dは、本開示の一実施例によりディスプレイ上にタッチ入力が受信された場合、画面の大きさが縮小する過程を説明する図面である。
【0154】
図8aの画面状態で、ディスプレイ装置100は特定地点にタッチ入力を受信することができる。
【0155】
ディスプレイ装置100は、画面800の大きさを図8dに図示されたように縮小された画面801に変更することができる。これにより、第1仮想キーボード820も縮小された画面801の比率に合うように図8dに図示されたように縮小される。
【0156】
即ち、タッチされた地点840を中心に縮小された画面801および縮小された仮想キーボード821が表示される。
【0157】
縮小された画面801の大きさは、タブレットPCの大きさに対応することができる。
【0158】
ディスプレイ装置100のコントローラ170は、縮小された比率およびタッチ地点840に基づいて、既存の画面800の座標系を縮小された画面801の座標系に変換することができる。
【0159】
即ち、コントローラ170は、タッチ地点840を中心に画面800の大きさが縮小されるように座標系を変換することができる。
【0160】
このように、本開示の実施例によれば、タッチ入力の地点を中心に画面が縮小され、ユーザのタッチ使用が最適化される。
【0161】
一方、ディスプレイ装置100は、縮小された画面801以外の地点が選択された場合、縮小された画面801および縮小された仮想キーボード821を本来の画面800および本来の仮想キーボード820に転換することができる。
【0162】
さらに別の例として、ディスプレイ装置100は、一定時間内にタッチ入力がない場合、縮小された画面801および縮小された仮想キーボード821を本来の画面800および本来の仮想キーボード820に転換することができる。
【0163】
さらに別の例として、ディスプレイ装置100は、縮小された仮想キーボード821に含まれたボタン(図示されない)の選択に応じて縮小された画面801および縮小された仮想キーボード821を本来の画面800および本来の仮想キーボード820に転換することができる。
【0164】
図8eは、本開示の実施例によりタッチ入力時、ディスプレイ装置と連結されたモバイル機器に設定されたキーボード情報に合わせて仮想キーボードが表示される過程を説明する図面である。
【0165】
ディスプレイ装置100とモバイル機器880は、Wi-Fiのような無線通信規格を通じて連結されてもよい。
【0166】
ディスプレイ装置100は、タッチ入力が受信された場合、モバイル機器880に設定されたキーボードのキータイプに対する情報を受信することができる。ディスプレイ装置100は、キーボードのキータイプに対する情報は、タッチ入力の受信前に予めモバイル機器880から確保することができる。
【0167】
ディスプレイ装置100は、受信されたキーボードのキータイプに対する情報に応じてモバイル機器880に設定されたキーボードのキータイプを有するように第2仮想キーボード830のキーボードタイプを一致させることができる。
【0168】
例えば、モバイル機器880のキーボードのキータイプがqwertyタイプである場合、タッチ入力に応じて第2仮想キーボード830のキータイプもqwertyタイプに表示される。
【0169】
これにより、ユーザは、ディスプレイ装置100のキーボードのキータイプの設定を変更する必要なく、モバイル機器880で使用するキーボードのキータイプをそのまま使用することができ、便宜性が大きく向上する。
【0170】
図8fおよび図8gは、ディスプレイ装置の姿勢に応じて異なるタイプの仮想キーボードを提供する実施例を説明する図面である。
【0171】
ディスプレイ装置100は、姿勢に応じて横モードまたは縦モードで動作することができる。横モードは、横の長さが縦の長さより大きい状態に配置されているランドスケープモードであり、縦モードは、横の長さが縦の長さより小さい状態に配置されているポートレートモードである。
【0172】
図8fは、ディスプレイ装置100が横モードにあり、図8gでディスプレイ装置100は縦モードにある。
【0173】
図8fを参照すると、ディスプレイ装置100は、横モード下でタッチ入力が受信された場合、ディスプレイ装置100で設定された第1キーボードのキータイプを有する第2仮想キーボード830を表示することができる。
【0174】
図8gを参照すると、ディスプレイ装置100は、縦モード下でタッチ入力が受信された場合、ディスプレイ装置100と連結されたモバイル機器880で設定された第2キーボードのキータイプを有する第3仮想キーボード890を表示することができる。
【0175】
即ち、ディスプレイ装置100は、横モードから縦モードに転換された後、タッチ入力を受信する場合、第1キーボードのキータイプの第2仮想キーボード830を第2キーボードのキータイプを有する第3仮想キーボード890に転換することができる。
【0176】
このように、本開示の実施例によれば、ディスプレイ装置100の姿勢に応じて異なるキーボードのキータイプを有する仮想キーボードが提供されるので、向上したユーザ経験が提供される。
【0177】
図8hは、ディスプレイ装置の姿勢が変更されても同じタイプの仮想キーボードを提供する実施例を説明する図面である。
【0178】
図8hを参照すると、ディスプレイ装置100は、横モード下で第1キーボードのキータイプの第2仮想キーボード830を表示することができる。
【0179】
この状態で、ディスプレイ装置100の姿勢が横モードから縦モードに変更された場合、ディスプレイ装置100は、縦モード下で第1キーボードのキータイプと同じタイプを有する第2仮想キーボード830を表示することができる。
【0180】
これは、ディスプレイ装置100の姿勢に応じてキーボードのキータイプが変更される場合、ユーザはキーボードのキー配列が変わってキーボード入力に混乱を感じることがある。
【0181】
本開示の実施例によれば、第2仮想キーボード830が表示された状態では、ディスプレイ装置100は、姿勢が横モードから縦モードに変更されても、同じキーボードのキータイプの仮想キーボードを提供して、ユーザのキーボード入力に混乱が生じない。
【0182】
同様に、第2仮想キーボード830が表示された状態では、ディスプレイ装置100は、姿勢が縦モードから横モードに変更されても、同じキーボードのキータイプの仮想キーボードを表示することができる。
【0183】
図9は、本開示のさらに別の実施例に係るユーザ入力のタイプに応じて異なる画面明るさモードを提供するフローチャートを示す図面である。
【0184】
図9の実施例は、図6のステップS603~S607を具体化した図面である。
【0185】
図9を参照すると、コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであるのかを判断する(S901)。
【0186】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであると判断された場合、ディスプレイ装置100の明るさモードを第1画面明るさモードで動作させる(S903)。
【0187】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプであると判断された場合(S905)、ディスプレイ装置100の明るさモードを第2画面明るさモードで動作させる(S907)。
【0188】
ディスプレイ装置100の明るさモードは、基本明るさを出力するようにする第1画面明るさモードおよび基本明るさより低い明るさを出力する節電するための第2画面明るさモードを含むことができる。
【0189】
図10aおよび図10bは、ユーザ入力のタイプに応じて画面明るさモードを異なるように提供する例を説明する図面である。
【0190】
図10aを参照すると、ディスプレイ装置100は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプである場合、第1明るさを有する第1映像1001をディスプレイ180上に表示することができる。同時に、ディスプレイ装置100は、基本明るさに相応する第1画面明るさモードで動作することを表す第1明るさポップアップウィンドウ1010をディスプレイ180上に表示することができる。
【0191】
図10bを参照すると、ディスプレイ装置100は、ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプに変更された場合、第2明るさを有する第2映像1003をディスプレイ180上に表示することができる。即ち、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプからタッチ入力タイプに変更された場合、映像の明るさが第1明るさから第2明るさに変更される。
【0192】
ディスプレイ装置100は、基本明るさより節電状態のモードである第2画面明るさモードで動作することを表す第2明るさポップアップウィンドウ1030をディスプレイ180上に表示することができる。
【0193】
ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプである場合、明るさを減少させる理由は、ユーザとディスプレイ装置100の間の距離が近くなることで、ユーザが映像を視聴する時のグレアを防止するためである。
【0194】
このように、本開示の実施例によれば、ユーザ入力のタイプに応じて映像の出力明るさを調節して、ユーザのタッチ入力制御時にグレアが防止される。
【0195】
さらに別の実施例で、ディスプレイ装置100は、タッチ入力が受信された場合、明るさポップアップウィンドウ1030の代わりに、明るさモードの変更を問合せるメッセージまたは明るさを調節するための明るさ調節メニューを表示することができる。
【0196】
図11は、ユーザ入力のタイプに応じて異なる大きさの映像を提供するフローチャートを示す図面である。
【0197】
図11の実施例は、図6のステップS603~S607を具体化した図面である。
【0198】
図11を参照すると、コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであるのかを判断する(S1101)。
【0199】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであると判断された場合、第1大きさを有する第1映像をディスプレイ180上に表示する(S1103)。
【0200】
一実施例で、第1大きさは、ディスプレイ180の全体画面の大きさであってもよい。
【0201】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプであると判断された場合(S1105)、第1映像より縮小された第2大きさを有する第2映像をディスプレイ180上に表示する(S1107)。
【0202】
一実施例で、第2大きさは、第1大きさの3/4大きさであってもよいが、これは例示に過ぎない。
【0203】
図12aおよび図12bは、ユーザ入力のタイプに応じて画面の大きさを異なるように提供する例を説明する図面である。
【0204】
ディスプレイ装置100は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプである場合、第1大きさを有する第1映像1210をディスプレイ180上に表示することができる。
【0205】
図12bを参照すると、ディスプレイ装置100は、ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプに変更された場合、第1大きさより小さい第2大きさを有する第2映像1230をディスプレイ180上に表示することができる。即ち、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプからタッチ入力タイプに変更された場合、映像の大きさが縮小される。
【0206】
ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプである場合、映像の大きさを減少させる理由は、ユーザとディスプレイ装置100の間の距離が近くなることで、ユーザが映像を視聴する時、映像が一目で見渡せることができないからである。
【0207】
このように、本開示の実施例によれば、ユーザ入力のタイプに応じて映像の大きさが調節されて、ユーザのタッチ入力制御時に映像が一目で見渡せることができる。
【0208】
本開示のさらに別の実施例によれば、ディスプレイ装置100は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプからタッチ入力タイプに変更された場合、映像の大きさを第1大きさから第2大きさに縮小させると共に、映像の明るさを第1明るさから第2明るさに減らすことができる。
【0209】
即ち、図11の実施例では、図9の実施例が同時に適用される。
【0210】
図13図14bは、ユーザ入力のタイプに応じて異なる大きさの映像を提供する実施例を説明するための図面である。
【0211】
図13の実施例は、図6のステップS603~S607を具体化した図面である。
【0212】
図13図14bの実施例で、ディスプレイ装置100は、モバイル機器880と画面共有サービス(スクリーンミラーリング)を提供していることを仮定する。
【0213】
図13を参照すると、コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであるのかを判断する(S1301)。
【0214】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであると判断された場合、第1大きさを有する第1ミラーリング映像をディスプレイ180上に表示する(S1303)。
【0215】
一実施例で、第1大きさはディスプレイ180の全体画面の大きさであってもよい。
【0216】
第1ミラーリング映像は、モバイル機器880が表示中の映像に相応する映像であってもよい。
【0217】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプであると判断された場合(S1305)、第1ミラーリング映像より縮小された第2大きさを有する第2ミラーリング映像をディスプレイ180上に表示する(S1307)。
【0218】
第2大きさは、第1大きさの3/4に該当する大きさであってもよいが、これは例示に過ぎない。
【0219】
図14aを参照すると、ディスプレイ装置100は、縦モード下でタッチ入力を受信する前に、第1ミラーリング映像1410をディスプレイ180上に表示することができる。その後、ディスプレイ装置100は、タッチ入力を受信することで、第1大きさを有する第1ミラーリング映像1410を第2大きさを有する第2ミラーリング映像1430に転換することができる。
【0220】
これは、ミラーリング映像を縮小してユーザのタッチ入力を容易にし、ミラーリング映像を一目で見渡せることができるようにするためである。
【0221】
その後、コントローラ170は、無線通信インタフェース173を通じて第2ミラーリング映像1430のタッチ入力地点に相応する変換されたUIBC座標情報をモバイル機器880に伝送する(S1309)。
【0222】
コントローラ170は、第2ミラーリング映像1430の一地点をタッチするタッチ入力を受信し、タッチ入力の地点に対するUIBC(User Input Back Channel)座標を獲得することができる。
【0223】
UIBCは、モバイル機器880から映像を受信するディスプレイ装置100が受信されたタッチ入力に相応する制御信号をモバイル機器880に伝達するチャンネルである。
【0224】
コントローラ170は、タッチ地点の第1UIBC座標を第2UIBC座標に変換することができる。第1UIBC座標は、第1ミラーリング映像1410でタッチ入力が受信された一地点の座標であり、第2UIBC座標は、第1ミラーリング映像1410の縮小による第2ミラーリング映像1430で一地点の座標である。
【0225】
コントローラ170は、映像縮小比率に合うように第1UIBC座標を第2UIBC座標に変換することができ、変換された第2UIBC座標をモバイル機器880に伝送することができる。モバイル機器880は、受信した第2UIBC座標に基づいて該当地点を選択することができる。
【0226】
図14bを参照すると、ディスプレイ装置100が横モード下でタッチ入力が受信された場合、表示中の第3ミラーリング映像1450を第4ミラーリング映像1470に転換する過程が図示されている。
【0227】
図14aの実施例と同様に、第4ミラーリング映像1470は、第3ミラーリング映像1450に比べて一定比率で縮小された大きさを有することができる。
【0228】
図15図16bは、タッチモードを維持するのか否かに応じた動作を説明するための実施例である。
【0229】
図15の実施例は、図6のステップS603~S607を具体化した図面である。
【0230】
図15を参照すると、コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであるのかを判断する(S1501)。
【0231】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがリモコン入力タイプであると判断された場合、第1大きさを有する第1映像をディスプレイ180上に表示する(S1503)。
【0232】
一実施例で、第1大きさはディスプレイ180の全体画面の大きさであってもよい。
【0233】
コントローラ170は、ユーザ入力のタイプがタッチ入力タイプであると判断された場合(S1505)、第1映像より縮小された第2大きさを有する第2映像およびタッチメニューをディスプレイ180上に表示する(S1507)。
【0234】
一実施例で、タッチメニューは、タッチモードを維持するのか否かを設定するためのボタンを提供するメニューであってもよい。ディスプレイ装置100は、タッチメニューを通じてタッチモードを維持するためのON入力、タッチモードを解除するためのOFF入力のうちいずれか1つの入力を受信することができる。
【0235】
タッチモードは、ディスプレイ装置100の動作をタッチ入力を通じて制御するためのモードであってもよい。タッチモード下では映像の大きさが縮小され、映像の明るさも減少する。
【0236】
図16aを参照すると、ディスプレイ装置100は、タッチ入力を受信した場合、縮小された第2映像1610およびオンされた状態のタッチメニュー1620をディスプレイ180上に表示することができる。
【0237】
コントローラ170は、タッチモードをOFFするためのOFF入力を受信したのかを判断し(S1509)、OFF入力を受信した場合、縮小された第2映像を元の大きさの第1映像に転換する(S1511)。
【0238】
同時に、コントローラ170は、第1映像の本来の明るさとなるように画面出力を制御することができる。
【0239】
コントローラ170は、OFF入力に応じてタッチメニュー1620をオフさせることができ、縮小された第2映像1610を元の大きさの第1映像1630に転換させることができる。
【0240】
縮小された第2映像1610は、グラデーション効果が適用されながら、第1映像1630に転換される。
【0241】
さらに別の実施例で、OFF入力が受信されなくても、一定時間の間タッチ入力を受信していない場合、タッチモードを解除することができる。
【0242】
このように、本開示の実施例によれば、タッチ入力が受信された場合、ユーザにタッチモードを維持できるようにする選択権が提供されることで、ユーザは、ディスプレイ装置100の動作をより主導的に制御することができる。
【0243】
本発明の一実施例によれば、前述した方法は、プログラムが記録された媒体にプロセッサが読み込むことができるコードとして具現することができる。プロセッサが読み込むことができる媒体としては、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ貯蔵装置等がある。
【0244】
上記のように説明されたディスプレイ装置は、前記説明された実施例の構成と方法が限定されて適用されものではなく、前記実施例は、多様な変形ができるように各実施例の全部または一部が選択的に組合せられて構成されてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5a
図5b
図6
図7
図8a
図8b
図8c
図8d
図8e
図8f
図8g
図8h
図9
図10a
図10b
図11
図12a
図12b
図13
図14a
図14b
図15
図16a
図16b