(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-21
(45)【発行日】2023-08-29
(54)【発明の名称】マットレス、およびクッション体カバー
(51)【国際特許分類】
A47C 31/10 20060101AFI20230822BHJP
A47C 27/12 20060101ALI20230822BHJP
【FI】
A47C31/10
A47C27/12 Z
(21)【出願番号】P 2019216565
(22)【出願日】2019-11-29
【審査請求日】2022-03-18
(73)【特許権者】
【識別番号】505290531
【氏名又は名称】株式会社エアウィーヴ
(74)【代理人】
【識別番号】100141092
【氏名又は名称】山本 英生
(72)【発明者】
【氏名】高尾 直幹
【審査官】西堀 宏之
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-196565(JP,A)
【文献】韓国公開実用新案第20-2011-0007299(KR,U)
【文献】特開2015-008871(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 31/10
A47C 27/00-27/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マットレスカバーに設けた収納口を介してクッション体を当該マットレスカバー内に収納して成るマットレスにおいて、
前記クッション体は上下を厚み方向とする略板状であって、且つ
熱可塑性樹脂からなるフィラメントを3次元的に融着結合させた空隙率が90%を超えるフィラメント3次元結合体から成り、その厚さ方向の上下面は滑らかで、外周側面は前記フィラメントの先端が露出して滑らかではないものであり、
更に、
当該クッション体には、その上面の外周縁部、下面の外周縁部及び前記外周側面を覆うクッション体カバーが着脱自在に装着されて、当該クッション体カバーで覆われた前記外周縁部を除く当該クッション体の上面部及び下面部が露出しており、
前記クッション体カバーは滑らかなシート材で形成されていることを特徴とするマットレス。
【請求項2】
前記シート材は樹脂或いは繊維を素材とすることを特徴とする請求項1に記載のマットレス。
【請求項3】
一つの前記マットレスカバー内に、前記クッション体カバーを装着されたクッション体を複数個収納したことを特徴とする請求項1又は2に記載のマットレス。
【請求項4】
マットレスカバー内に収納されるクッション体で、熱可塑性樹脂からなるフィラメントを3次元的に融着結合させた空隙率が90%を超えるフィラメント3次元結合体から成る略板状のクッション体であって、その厚さ方向の上下面は滑らかで、外周側面は前記フィラメントの先端が露出して滑らかではないクッション体に対して、着脱自在に取り付けるクッション体カバーであって、
前記クッション体の上面の外周縁部、下面の外周縁部及び外周側面を覆い、当該クッション体の上面部、下面部の外周縁部以外を露出させる開口部を有しており、樹脂或いは繊維を素材とする滑らかなシート材から形成されていることを特徴とするクッション体カバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クッション体が収容されるクッション体カバー、およびこれに関するカバー付きクッション体、マットレス、およびマットレスの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、マットレスやソファー用クッション等に用いられるクッション体(上側の使用者を支持するクッション体)が広く利用されている。このようなクッション体としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示されているように、熱可塑性樹脂からなるフィラメントを3次元的に融着結合させて得られるフィラメント3次元結合体(立体網状構造体)により形成されるものがある。
【0003】
特許文献1によれば、水平に配置された複数のノズルから溶融状態のポリエチレン樹脂を鉛直方向下向きに押し出した後、直径が1mm前後の溶融フィラメントを冷却水中に落下させて、水の浮力で溶融フィラメントのループを形成させると同時に、複数の溶融フィラメントどうしを3次元的に融着結合させることで、空隙率が90%を超える極めて風通しのよいフィラメント3次元結合体を製造することが開示されている。
【0004】
また、フィラメント3次元結合体を用いて例えばマットレスを形成する場合は、板状(通常は直方体の板状)に形成されたフィラメント3次元結合体のクッション体が用意され、当該クッション体をマットレスカバー(袋体)に収納することでマットレスが形成される。なお、小さめのクッション体を複数個用いて一つのマットレスを形成する場合は、各クッション体をマットレスカバーへ順次収納することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】国際公開第2017/122370号
【文献】特開2019-131950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したフィラメント3次元結合体は、フィラメント同士が絡まり合うことで形成されており、滑らかではない表面部分(表面のうち、例えばフィラメントの先端が突出した部分)が生じ得る。そのため、フィラメント3次元結合体のクッション体をマットレスカバー等の袋体へ収納する工程では、滑らかではない表面部分が袋体に引っ掛かり、当該工程の円滑な遂行に支障が生じる虞がある。
【0007】
なお、予めインナーカバーにクッション体を収容しておき、当該インナーカバー付きのクッション体を袋体へ収納するようにすれば、クッション体と袋体が直接擦れ合わず、袋体への収納工程を円滑に進めることは可能となる。しかしこの場合、インナーカバーがクッション体の表面を覆うことにより、その分、クッション体の本来の通気性が損なわれるという問題が生じる。上記のことは、滑らかではない表面部分を有する他種のクッション体を袋体へ収納する場合にも、同様に問題となり得る。
【0008】
本発明は上述した問題点に鑑み、滑らかではない表面部分を有するクッション体を袋体へ収納し易くしながらも、クッション体の通気性が極力損なわれないようにすることが可能となるクッション体カバーの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るクッション体カバーは、上下を厚み方向とする略板状のクッション体を、少なくとも側面を覆うように収容するクッション体カバーであって、収容された前記クッション体の上面および下面それぞれについて、全部又は一部を露出させる構成とする。本構成によれば、滑らかではない表面部分を有するクッション体を袋体へ収納し易くしながらも、クッション体の通気性が極力損なわれないようにすることが可能となる。
【0010】
上記構成としてより具体的には、前記クッション体の上面に対向する上面部、および前記クッション体の下面に対向する下面部のそれぞれにおいて、前記クッション体の一部を露出させる開口部を設けた構成としてもよい。
【0011】
また上記構成としてより具体的には、前記上面部は、前記クッション体の上面の外縁全体を覆い、前記下面部は、前記クッション体の下面の外縁全体を覆う構成としてもよい。本構成によれば、クッション体カバーからのクッション体の意図しない逸脱を抑えるとともに、クッション体の角部近傍を覆って表面を滑らかにすることが可能となる。
【0012】
また、フィラメント3次元結合体により形成された前記クッション体が収容される前記構成のクッション体カバーにおいて、前記上面部および前記下面部の少なくとも一方の前記開口部の大きさは、当該開口部を介して前記クッション体が着脱自在に収容可能となるように設定されている構成としてもよい。本構成によれば、クッション体を着脱自在に収容する作業が容易となる。
【0013】
また、前記クッション体の全周の側面を覆う側面部を有し、前記上面部および前記下面部が前記側面部に連接している前記構成のクッション体カバーにおいて、前記上面部および前記下面部の両方の前記開口部の大きさは、当該開口部を介して前記クッション体が着脱自在に収容可能となるように設定されている構成としてもよい。
【0014】
また本発明に係るカバー付きクッション体は、上記構成のクッション体カバーと、前記クッション体カバーに収容された前記クッション体と、を有する構成とする。また本発明に係るマットレスは、上記構成のカバー付きクッション体の複数個と、前記複数個のカバー付きクッション体が収納された袋状のマットレスカバーと、を有する構成とする。
【0015】
また本発明に係るマットレスの製造方法は、上記構成のクッション体カバーに、前記クッション体を収容する第1ステップと、第1ステップにより形成されたカバー付きクッション体の複数個それぞれを、一つの袋状のマットレスカバーに収納する第2ステップと、を含む方法とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係るクッション体カバーによれば、滑らかではない表面部分を有するクッション体を袋体へ収納し易くしながらも、クッション体の通気性が極力損なわれないようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本実施形態に係るクッション体カバー20、およびこれに収容されるクッション体10の概略的な斜視図である。
【
図2】本実施形態に係るカバー付きクッション体100の概略的な斜視図である。
【
図3】カバー付きクッション体100の別の視点による概略的な斜視図である。
【
図4】本実施形態に係るマットレス110の概略的な斜視図である。
【
図5】収納工程における引っ掛かりに関する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施形態の一例について、各図面を参照しながら以下に説明する。なお以下の説明における上下、左右および前後の各方向は
図1等に示すとおりである。ここでの上下方向は、クッション体の厚み方向と一致させるように便宜的に定めたものに過ぎない。
【0019】
図1は、本実施形態に係るクッション体カバー20、およびこれに収容されるクッション体10の概略的な斜視図である。クッション体10はフィラメント3次元結合体であり、上下方向を厚み方向とする直方体の板状に形成されている。上下方向が厚み方向であるため、クッション体10の上面および下面は、前後左右の各側面に比べて十分に広くなっている。なお、フィラメント3次元結合体の製造方法については、例えば特許文献1や特許文献2等に開示されているように公知であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
【0020】
クッション体カバー20は、例えば樹脂或いは各種繊維等を素材とする滑らかなシート材によって形成されたものであり、クッション体10の形状に合わせて、上面に相当する上面部21、下面に相当する下面部22、および前後左右の側面に相当する側面部23を有するように形成されている。上面部21および下面部22の前後左右の各外縁は、前後左右の各側面部23の外縁に連接している。つまりクッション体カバー20は、クッション体10の全周の側面を覆う側面部23を有し、上面部21および下面部22が側面部23に連接している。
【0021】
より具体的に説明すると、クッション体カバー20の上面部21および下面部22の外縁は、クッション体10の上下の面の外縁とほぼ同等の形状および寸法に形成されている。また、クッション体カバー20の左右の側面部23の外縁は、クッション体10の左右の面の外縁とほぼ同等の形状および寸法に形成されており、クッション体カバー20の前後の側面部23の外縁は、クッション体10の前後の面の外縁とほぼ同等の形状および寸法に形成されている。
【0022】
そのため、クッション体カバー20に収容されたクッション体10は、クッション体カバー20の内面にフィットするようになっている。またこの状態において、上面部21はクッション体10の上面に対向し、下面部22はクッション体10の下面に対向する。
【0023】
また、クッション体カバー20の上面部21には上側開口部21aが形成されており、クッション体カバー20の下面部22には下側開口部22a形成されている。上側開口部21aは、上面部21の中央寄りの領域を開口させるように設けられており、収容されたクッション体10の上面における中央寄りの領域を露出させる。下側開口部22aは、下面部22の中央寄りの領域を開口させるように設けられており、収容されたクッション体10の下面における中央寄りの領域を露出させる。
【0024】
本実施形態の例では、上下の各開口部21a,22aの形状および大きさは同等であり、各開口部21a,22aの外縁形状は、上面部21或いは下面部22の外縁形状と概ね相似である。更に本実施形態の例では、上下の各開口部21a,22aの面積は、上面部21或いは下面部22の面積の60~80%程度に設定されており、各開口部21a,22aは、上面部21或いは下面部22と中心位置同士が一致するように配置されている。
【0025】
そのためクッション体カバー20にクッション体10が収容された状態において、上面部21はクッション体10の上面の外縁全体の近傍のみを覆い、下面部22はクッション体10の下面の外縁全体の近傍のみを覆うことになる。またこのように、上面部21および下面部22は大きく開口しているため、
図1に破線矢印で示すように、この開口を介してクッション体10をクッション体カバー20の内部に収容することが可能である。
【0026】
なお、クッション体10をこのように収容する際には、クッション体10を軽く曲げたり、クッション体カバー20を軽く伸ばしたりすることにより、容易に収容することが可能となる。また本実施形態では、上面部21および下面部22の何れにおいても開口部を介してクッション体10を着脱自在に収容可能であるが、上面部21と下面部22の何れか一方のみで、このような収容が可能とされていても良い。
【0027】
クッション体10をクッション体カバー20の内部へ収容することにより、カバー付きクッション体を形成することができる。
図2は当該カバー付きクッション体100の概略的な斜視図であり、
図3はカバー付きクッション体100の別視点による概略的な斜視図である。
【0028】
これらの図に示すように、カバー付きクッション体100では、クッション体10の上面および下面の中央寄りの大部分の領域は露出しており、この露出した領域ではクッション体10の通気性は損なわれない。このように、クッション体カバー20に収容されても、フィラメント3次元結合体であるクッション体10の優れた通気性は殆ど損なわれず、カバー付きクッション体100は優れた通気性を維持している。
【0029】
その一方で、カバー付きクッション体100においては、クッション体カバー20が、クッション体10の前後左右の側面部23の全体、および、上面部21と下面部22の外縁全体の近傍を覆っており、クッション体10がクッション体カバー20から意図せずに逸脱することは極力抑制される。更にカバー付きクッション体100の表面は、少なくともクッション体カバー20が覆っている部分においては滑らかな状態となっている。
【0030】
カバー付きクッション体100は、例えばマットレスを形成するためのクッション部材として好適に利用可能である。例えば
図4に示すように、複数個(
図4の例では3個)のカバー付きクッション体100としてクッション部材100A~100Cが用意され、これらを一つの袋状のマットレスカバー30に収納することによりマットレス110が形成される。
【0031】
より具体的には、マットレスカバー30の一側面に設けられるジッパーにより開閉可能な収納口30aを介して、クッション部材100A、クッション部材100B、およびクッション部材100Cのそれぞれが、この順にマットレスカバー30の内部に収納される。これら全てのクッション部材100A~100Cを収納する収納工程を終えた後、当該ジッパーを閉じる工程を経てマットレス110が完成する。なお当該マットレスカバーとして、例えば連接する三方向の側面に一連のジッパー(上方視で「コ」の字状に配置されたジッパー)を設けておき、このジッパーを開くことにより上面を自在に開閉できるものが採用されても良い。この場合は、上面を開いた状態で、クッション部材100A、クッション部材100B、およびクッション部材100Cのそれぞれを、上からマットレスカバー内に収納することができる。
【0032】
このようなマットレスの製造方法は、クッション体カバー20にクッション体10を収容する第1ステップと、第1ステップにより形成されたカバー付きクッション体100の複数個それぞれを、一つの袋状のマットレスカバー30に収納する第2ステップと、を含んでいる。
【0033】
ここで上記の収納工程において、クッション部材における滑らかではない表面部分(表面のうち、例えばフィラメントの先端が突出した部分)がマットレスバー30に引っ掛かると仮定すると、当該収納工程の円滑な進行が阻害される虞がある。このような引っ掛かりは、
図5に例示するようにクッション部材Xをやや傾けた状態でマットレスカバー30へ収納する場合、クッション部材Xの角部近傍(特に、本図に破線矢印で示す角部の近傍)において発生し易い傾向にある。
【0034】
しかし本実施形態に係るクッション部材(カバー付きクッション体100)は、クッション体10が表面の滑らかなクッション体カバー20に収容されているため、少なくともクッション体カバー20に覆われた部分での上記引っ掛かりは抑制される。なおクッション体カバー20は、通気性が損なわれないようにする観点からクッション体10の上面と下面の中央寄り領域については露出させるが、クッション体10の角部近傍についてはほぼ完全に覆うため、当該引っ掛かりを抑制する効果は高くなっている。このようにクッション体カバー20は、クッション体10をマットレスカバー30へ収納し易くするためのインナーカバーとしての役割を果たす。
【0035】
以上に説明したとおり、本実施形態に係るクッション体カバー20は、上下を厚み方向とする板状のクッション体10を、少なくとも側面を覆うように収容するクッション体カバーであって、収容されたクッション体10の上面および下面それぞれについて、一部を露出させるようになっている。より具体的には、クッション体カバー20は、クッション体10の上面に対向する上面部21、およびクッション体10の下面に対向する下面部22のそれぞれにおいて、クッション体10の一部を露出させる開口部が設けられている。そのため、滑らかではない表面部分を有するクッション体10を袋体へ収納し易くしながらも、クッション体10の通気性が極力損なわれないようにすることが可能となっている。
【0036】
また、上面部21はクッション体10の上面の外縁全体を覆い、下面部22はクッション体10の下面の外縁全体を覆うようになっている。そのため、クッション体カバー20からのクッション体10の意図しない逸脱を抑えるとともに、クッション体10の角部近傍を覆って表面を滑らかにすることが可能となる。
【0037】
また、フィラメント3次元結合体により形成されたクッション体10が収容されるクッション体カバー20において、上側開口部21aおよび下側開口部22aの大きさは、当該開口部を介してクッション体10が着脱自在に収容可能となるように設定されている。そのため、クッション体を着脱自在に収容する作業が容易となっている。
【0038】
開口部の大きさをこのように設定する際には、クッション体10(フィラメント3次元結合体)のサイズや曲げ易さ等の特性、および、クッション体カバー20の伸縮し易さ等の特性を考慮するのが好ましい。特に本実施形態では、上側開口部21aと下側開口部22aの何れを介しても、クッション体カバー20にクッション体10を着脱自在に収容することができるため、利便性に優れている。
【0039】
本実施形態のクッション体カバー20は、フィラメント3次元結合体により形成されたクッション体10が収容されるものとしたが、本発明に係るクッション体カバーは、他種のクッション体を収容するものとしてもよい。滑らかではない表面部分を有する種々のクッション体について、本発明に係るクッション体カバーに予め収容しておくことにより、袋体へ収容し易くしながらも、クッション体の通気性が極力損なわれないようにすることができる。
【0040】
なお本発明に係るクッション体カバーは、上下を厚み方向とする略板状のクッション体を少なくとも側面を覆うように収容するクッション体カバーであって、収容された当該クッション体の上面および下面の両方又は一方について、全部を露出させるようにしても良い。クッション体カバーがクッション体の少なくとも側面を覆うことにより、例えば、上面を開閉できる袋体(一例として、先述した、連接する三方向の側面に一連のジッパーを設けたマットレスカバー)に複数のクッション体を上から嵌め込むようにして左右に並べて収容する場合、クッション体カバーが介在することで、クッション体の側面同士の引っ掛かりや、クッション体の側面と袋体の内面の引っ掛かりを防ぐことができる。これにより、クッション体(クッション体カバーに収容されたクッション体)を、袋体にスムーズに収容することが可能となる。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の構成は上記実施形態に限られず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、クッション体が収容されるクッション体カバー等に利用可能である。
【符号の説明】
【0043】
10 クッション体
20 クッション体カバー
21 上面部
21a 上側開口部
22 下面部
22a 下側開口部
30 マットレスカバー(袋体)
30a 収納口
100 カバー付きクッション体
110 マットレス