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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-22
(45)【発行日】2023-08-30
(54)【発明の名称】ヘッドライトカバー用シート
(51)【国際特許分類】
   F21S 41/29 20180101AFI20230823BHJP
   B32B 3/04 20060101ALI20230823BHJP
   B32B 7/06 20190101ALI20230823BHJP
   F21S 45/10 20180101ALI20230823BHJP
   F21V 17/00 20060101ALI20230823BHJP
   F21V 15/00 20150101ALI20230823BHJP
   F21V 9/06 20180101ALI20230823BHJP
   F21W 102/00 20180101ALN20230823BHJP
【FI】
F21S41/29
B32B3/04
B32B7/06
F21S45/10
F21V17/00 451
F21V15/00
F21V9/06
F21W102:00
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2021035348
(22)【出願日】2021-03-05
(62)【分割の表示】P 2019099281の分割
【原出願日】2019-05-28
(65)【公開番号】P2021093378
(43)【公開日】2021-06-17
【審査請求日】2021-03-05
(31)【優先権主張番号】P 2018141624
(32)【優先日】2018-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】508345313
【氏名又は名称】株式会社洗車の王国
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(72)【発明者】
【氏名】相原 浩
【審査官】河村 勝也
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-242809(JP,A)
【文献】特開2016-214576(JP,A)
【文献】特開昭63-269403(JP,A)
【文献】マニュアル,日本,Paint Protection System,2018年03月14日,日産クリッパー(H17.12-H24.1) ヘッドライト(右) 基本作業手順
【文献】日産クリッパーのヘッドライトカバー用フィルムのCADデータをコンピュータに表示させたものの印刷物1,日本,2018年03月14日
【文献】日産クリッパーのヘッドライトカバー用フィルムのCADデータをコンピュータに表示させたものの印刷物2,日本,2018年03月14日
【文献】注文受付メールの印刷物,日本,2018年03月14日,送信日:2018年3月1日12時50分、件名:エフイートレード
【文献】出荷表,日本,2018年03月14日,伝票No.122、お客様コード13464、コード・商品名:0343A0505A0SH クリッパーA05ヘッドライトセットA等
【文献】納品書(控),日本,2018年03月14日,No.122、お客様コードNo.13464、品番・品名:0343A0505A クリッパーA05ヘッドライトセットA等
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 41/29
B32B 3/04
B32B 7/06
F21S 45/10
F21V 17/00
F21V 15/00
F21V 9/06
F21W 102/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
奥行き及び曲面を有するヘッドライトカバー全面の立体形状を2次元平面に展開することで、このヘッドライトカバー全面を覆って設けられるヘッドライトカバー用シートであって、
シート本体と、前記シート本体と別体に構成された補助シートと、を備え、
前記シート本体は、その周縁に連設する切り込み部を有し、
前記補助シートは、その周縁が、前記シート本体の周縁に当接可能に構成され、
前記シート本体の外形状と前記補助シートの外形状とが、それぞれ異なり、
前記シート本体と前記補助シートとが当接する周縁は、前記シート本体及び前記補助シートが前記ヘッドライトカバーを覆った状態において、前記ヘッドライトカバーの奥行方向に向かって延びるように構成され、
前記シート本体の表面積と前記補助シートの表面積との合計は、前記シート本体に張力が付与されていない状態で、前記ヘッドライトカバーの表面積と同一に構成されていることを特徴とする、ヘッドライトカバー用シート。
【請求項2】
前記切り込み部には、前記シート本体の周縁に向かうに伴い漸次離間する一対の当接辺が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のヘッドライトカバー用シート。
【請求項3】
前記一対の当接辺の少なくとも何れか一方は、湾曲していることを特徴とする、請求項2に記載のヘッドライトカバー用シート。
【請求項4】
前記切り込み部を複数有していることを特徴とする、請求項1~3の何れかに記載のヘッドライトカバー用シート。
【請求項5】
前記補助シートを複数備えていることを特徴とする、請求項1に記載のヘッドライトカバー用シート。
【請求項6】
基シートを備え、
前記シート本体又は前記補助シートの少なくとも何れか一方は、前記基シートに着脱可能に積層されていることを特徴とする、請求項5に記載のヘッドライトカバー用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドライトカバー用シートに係るものである。
【背景技術】
【0002】
過去20年以上前より、世界の自動車のヘッドライトカバーは、プラスチック(ポリカーボネート)素材にハードコート樹脂を塗布された設計が採用されている。
しかし、この設計は、多様なデザインを可能とした反面、日々の経年劣化を免れることができない。
【0003】
結果として、自動車のヘッドライトカバーは、新車登録より5年程度から、その表面に、太陽光に含まれる紫外線等に起因した曇り(クスミや黄ばみ)が発生し、実際に車検時の光量測定検査で不合格となる事例が多発している。
【0004】
この光量不足は、夜間の視界不良に直結するもので、事実として日本をはじめ世界では視界不良の車両が走り回っている。
具体的な表現としては、「ヘッドライトカバー表面の曇りが原因で、ヘッドライトを点灯しても暗くて前が見えない。」というものである。
【0005】
上記のような問題点を解決するために、非特許文献1には、粘着層を有しており、ヘッドライトカバーの表面形状に合わせてカットされた、ヘッドライトカバー用シートが記載されている。
【0006】
また、特許文献1には、ヘッドライトカバーの黄ばみやくもりを除去して、ヘッドライトカバーの透明性を回復させることができるとともに、回復したヘッドライトカバーの透明性を長期間に渡って維持することができるヘッドライトカバー用シートが記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【文献】https://www.automesseweb.jp/2018/04/26/53386
【特許文献】
【0008】
【文献】特許第5961725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、非特許文献1に記載のヘッドライトカバー用シートは、ヘッドライトカバーの表面形状に合わせてカットされているものの、ヘッドライトカバーの3次元曲面形状に対して、皺を伸ばすように、その物品自体を引っ張ることで施工が行われるものである。
【0010】
このように、平らなフィルムをヘッドライトカバーという複雑な3次元曲面形状に追従させて貼り付ける施工方法では、皺を作らず、綺麗にシート貼付けることが困難である。
これは、卵にサランラップ(登録商標)を皺無く貼り付ける状況に酷似した状況と考えられる。
【0011】
また、特許文献1に記載のヘッドライトカバー用シートは、略長方形状であることから、立体的に複雑な形状を有するヘッドライトカバーに対して、皺を作らず、綺麗に貼付けることが困難である。
【0012】
さらに、特許文献1に記載のヘッドライトカバー用シートは、三次曲面にも追従し易いポリウレタン素材が採用され得る旨が記載されているが、ポリウレタン素材は、その素材的な特徴から、劣化が急速に進んでしまうため、施工直後は綺麗であっても、シミや黄ばみの発生が早い段階で訪れてしまう。
【0013】
上記のような実状から、本発明の発明者は、ヘッドライトカバーという可視光線透過率が重要となるパーツでは、素材的に問題の多いポリウレタン素材を採用するべきではないという前提で開発を始め、本発明の創出に至った。
【0014】
即ち、本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、立体的な形状のヘッドライトカバーに対して、皺が発生することなく、綺麗に貼付けることが可能な、ヘッドライトカバー用シートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するために、本発明は、ヘッドライトカバーの立体形状を2次元平面に展開したヘッドライトカバー用シートであって、シート本体を備え、前記シート本体は、その周縁に連設する切り込み部を有していることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、周縁に連設する切り込み部を有していることで、ヘッドライトカバーの曲面上での皺の発生を防止し、シート本体を綺麗に貼付けることが可能となる。
【0017】
本発明の好ましい形態では、前記切り込み部には、前記シート本体の周縁に向かうに伴い漸次離間する一対の当接辺が形成されていることを特徴とする。
【0018】
このような構成とすることで、シート本体を、ヘッドライトカバー上に均一な厚みで、かつ隙間をつくることなく貼付けることが可能となる。
【0019】
本発明の好ましい形態では、前記当接辺は、湾曲していることを特徴とする。
【0020】
このような構成とすることで、ヘッドライトカバーの複雑な曲面上での皺の発生を防止し、シート本体を綺麗に貼付けることが可能となる。
【0021】
本発明の好ましい形態では、前記切り込み部を複数有していることを特徴とする。
【0022】
このような構成とすることで、複数な立体形状を有するヘッドライトカバーに対しても、シート本体を綺麗に貼付けることが可能となる。
【0023】
本発明の好ましい形態では、前記シート本体と別体に構成された補助シートを備え、前記補助シートは、その周縁が、前記シート本体の周縁に当接可能に構成されていることを特徴とする。
【0024】
このような構成とすることで、ヘッドライトカバーに対して、確実に全面を覆うようにして、シート本体及び補助シートを綺麗に貼付けることが可能となる。
【0025】
本発明の好ましい形態では、前記補助シートを複数備えていることを特徴とする。
【0026】
このような構成とすることで、様々な立体形状のヘッドライトカバーに対して、確実に全面を覆うようにして、シート本体及び補助シートを綺麗に貼付けることが可能となる。
【0027】
本発明の好ましい形態では、基シートを備え、前記シート本体は、前記基シートに着脱可能に積層されていることを特徴とする。
【0028】
このような構成とすることで、シート本体を、基シートから剥離させながら、ヘッドライトカバーに貼付けることができるため、シート本体の裏面への指紋や埃の付着を防止することが可能となる。
【0029】
本発明の好ましい形態では、前記補助シートは、前記基シートに着脱可能に積層されていることを特徴とする。
【0030】
このような構成とすることで、シート本体及び補助シートを、基シートから剥離させながら、ヘッドライトカバーに貼付けることができるため、シート本体及び補助シートの裏面への指紋や埃の付着を防止することが可能となる。
【0031】
本発明の好ましい形態では、前記シート本体の表面積と前記ヘッドライトカバーの表面積とが、略同一に構成されていることを特徴とする。
【0032】
このような構成とすることで、シート本体を一切引っ張ることなく、ヘッドライトカバーに貼付けることができるため、シート本体の素材が、施工性に影響を受けることがない。これにより、シート本体に様々な素材を採用することが可能となる。例えば、アクリル素材等の、伸縮には乏しいが高い耐候性を発揮できる素材を採用することが可能となる。
【発明の効果】
【0033】
本発明によれば、立体的な形状のヘッドライトカバーに対して、皺が発生することなく、綺麗に貼付けることが可能な、ヘッドライトカバー用シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本発明の実施形態1に係るヘッドライトカバー用シートを示す図であって、(a)表面図、(b)XX′線部分拡大断面図である。
図2】本発明の実施形態1に係るヘッドライトカバー用シートの使用例を示す図である。
図3】本発明の実施形態2に係るヘッドライトカバー用シートを示す図であって、(a)表面図、(b)YY′線部分拡大断面図である。
図4】本発明の実施形態2に係るヘッドライトカバー用シートの使用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、図1図4を用いて、本発明の実施形態に係るヘッドライトカバー用シートについて説明する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、これらの図において、符号1及び符号2は、本実施形態に係るヘッドライトカバー用シートを示す。
【0036】
<実施形態1>
図1に示すように、ヘッドライトカバー用シート1は、ヘッドライトカバーH(図2参照)の立体形状を2次元平面に展開したシートであり、透明性を有するシート本体11、を備え、シート本体11は、その周縁に連設する切り込み部Nを有している。
なお、切り込み部Nは、図1において左方の第一切り込み部N1と、中央付近の第二切り込み部N2と、により構成される。
【0037】
シート本体11は、上記のように、ヘッドライトカバーHの立体形状を2次元平面に展開したシートであるため、シート本体11の表面積とヘッドライトカバーHの表面積とが、略同一に構成されている。
【0038】
さらに詳述すれば、シート本体11は、ヘッドライトカバーHに貼付けた際、表面に露出する表層11aと、ヘッドライトカバーHに当接し粘着する粘着層11bと、により構成されている。
【0039】
表層11aは、樹脂製のフィルムが好ましく、透明性を有していればその材質は特に限定されない。
表層11aの材質としては、例えば、塩化ビニル系樹脂組成物、PET等を含有するポリエステル系樹脂組成物、アクリル系樹脂組成物、ウレタン系樹脂組成物等が挙げられる。
【0040】
粘着層11bは、透明性を有し、ヘッドライトカバーHに貼付けることができるものであれば特に限定されることなく、公知の粘着剤からなるものを用いることができる。
粘着層11bに用いられる粘着剤としては、例えば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤等が挙げられる。
【0041】
第一切り込み部N1及び第二切り込み部N2には、シート本体11の周縁に向かうに伴い漸次離間する一対の当接辺n1及びn2が形成されている。また、第一切り込み部N1の一対の当接辺n1は、切っ先に向かうに伴い湾曲するように形成されている。
【0042】
シート本体11の周縁には、山なりに窪んだ一箇所の湾曲部Cが設けられている。
【0043】
図2は、ヘッドライトカバー用シート1をヘッドライトカバーHの立体形状に沿って貼付けた際の概略斜視図である。
なお、図2において、ヘッドライトカバーH及びヘッドライトカバーHを備える車体Wは、波線で示している。
【0044】
図2に示すように、粘着層11bがヘッドライトカバーHの立体形状に沿って当接することで、一対の当接辺n1及びn2が当接する。これにより、シート本体11が、隙間を形成することなく、ヘッドライトカバーHに綺麗に貼付けられる。
【0045】
本実施形態によれば、シート本体11の周縁に連設する切り込み部Nを有していることで、ヘッドライトカバーHの曲面上での皺の発生を防止し、シート本体11を、ヘッドライトカバーHに綺麗に貼付けることが可能となる。
【0046】
また、第一切り込み部N1及び第二切り込み部N2に、シート本体11の周縁に向かうに伴い漸次離間する一対の当接辺n1及びn2が形成されていることで、シート本体11を、ヘッドライトカバーH上に均一な厚みで、かつ隙間をつくることなく貼付けることが可能となる。
【0047】
また、一対の当接辺n1及びn2が、湾曲していることで、ヘッドライトカバーHの複雑な曲面上での皺の発生を防止し、シート本体11を綺麗に貼付けることが可能となる。
【0048】
また、シート本体11が切り込み部Nを複数有していることで、複雑な立体形状を有するヘッドライトカバーHに対しても、シート本体11を綺麗に貼付けることが可能となる。
【0049】
また、シート本体11の表面積とヘッドライトカバーHの表面積とが、略同一に構成されていることで、シート本体11に様々な素材を採用することが可能となる。例えば、アクリル素材等の、伸縮には乏しいが高い耐候性を発揮できる素材を採用することが可能となる。
【0050】
<実施形態2>
図3に示すように、ヘッドライトカバー用シート2は、ヘッドライトカバーH′(図4参照)の立体形状を2次元平面に展開したシートであり、基シートBと、基シートBに着脱可能に積層された1枚のシート本体21と、基シートBに着脱可能に積層された2枚の補助シート22を備えている。
シート本体21及び補助シート22は、共に透明性を有し、シート本体21は、その周縁に連設する切り込み部N′を有している。
【0051】
さらに詳述すれば、シート本体21は、ヘッドライトカバーHに貼付けた際、表面に露出する表層21aと、ヘッドライトカバーHに当接し粘着する粘着層21bと、により構成されている。
補助シート22は、ヘッドライトカバーH′に貼付けた際、表面に露出する表層22aと、ヘッドライトカバーHに当接し粘着する粘着層22bと、により構成されている。
【0052】
なお、表層21a及び22a、粘着層21b及び22bの材質については、先の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0053】
切り込み部N′には、シート本体11の周縁に向かうに伴い漸次離間する一対の当接辺n′が形成されている。
【0054】
一方の補助シート22の周縁には、山なりに窪んだ一箇所の湾曲部Cが設けられている。
【0055】
図4は、ヘッドライトカバー用シート2をヘッドライトカバーH′の立体形状に沿って貼付けた際の概略斜視図である。
なお、図4において、ヘッドライトカバーH′及びヘッドライトカバーH′を備える車体W′は、波線で示している。
【0056】
図4に示すように、粘着層21b及び22bがヘッドライトカバーH′の立体形状に沿って当接することで、各切り込み部N′の一対の当接辺n′が当接する。また、補助シート22の周縁がシート本体21の周縁に当接させることで、ヘッドライトカバー用シート2が、隙間を形成することなく、ヘッドライトカバーH′に綺麗に貼付けられる。
【0057】
本実施形態によれば、シート本体21と別体に構成された補助シート22を二枚備え、各補助シート22の周縁が、シート本体21の周縁に当接可能に構成されていることで、立体形状のヘッドライトカバーH′に対して、確実に全面を覆うようにして、シート本体21及び補助シート22を綺麗に貼付けることが可能となる。
【0058】
また、基シートBを備え、シート本体21及び補助シート22が、基シートBに着脱可能に積層されていることで、シート本体21及び補助シート22を、基シートBから剥離させながら、ヘッドライトカバーH′に貼付けることができるため、シート本体21及び補助シート22の裏面への指紋や埃の付着を防止することが可能となる。
【0059】
なお、上述の実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であり、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0060】
例えば、シート本体11及び21、補助シート22の外形状は、対象のヘッドライトカバーの形状に応じて、当然に変更可能である。
また、切り込み部Nの数は、幾つであっても良く、補助シート22に切り込み部Nを設けても良い。
また、湾曲部Cの数は、幾つであっても良く、シート本体11及び21に湾曲部Cを設けても良い。また、補助シート22の枚数は、2枚に限られず、何枚であっても良い。
また、シート本体11及び21、補助シート22は、必ずしも二層構造である必要はなく、使用状況等に応じて、三層以上の多層構造としても良い。
【符号の説明】
【0061】
1、2 ヘッドライトカバー用シート
11、21 シート本体
11a、21a 表層
11b、21b 粘着層
N 切り込み部
n 当接辺
C 湾曲部
22 補助シート
22a 表層
22b 粘着層
B 基シート
H、H′ ヘッドライトカバー
図1
図2
図3
図4