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特許7335921支援システム、支援方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-22
(45)【発行日】2023-08-30
(54)【発明の名称】支援システム、支援方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0208 20230101AFI20230823BHJP
   G06Q 50/26 20120101ALI20230823BHJP
【FI】
G06Q30/0208
G06Q50/26
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021076691
(22)【出願日】2021-04-28
(65)【公開番号】P2022170514
(43)【公開日】2022-11-10
【審査請求日】2023-07-04
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513040384
【氏名又は名称】株式会社マネーフォワード
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【弁理士】
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100190355
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 紀央
(72)【発明者】
【氏名】瀧 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】神田 潤一
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-118541(JP,A)
【文献】特開平10-340051(JP,A)
【文献】特開2010-238103(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによる売買取引に関する情報である第1情報を取得する取得部と、
売買取引に関連して消費されるエネルギーが対応づけられた情報である第2情報を記憶する記憶部と、
前記ユーザの前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記ユーザの売買取引が環境に与える影響の度合いを示す指標を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記指標を出力する出力部と、
を備える支援システム。
【請求項2】
前記取得部は、前記ユーザによる売買が実施された店舗に、当該店舗と前記ユーザとの間で取引された金額の総額が対応付けられた情報を、前記第1情報として取得し、
前記記憶部は、店舗に、当該店舗で取引される金額に応じたエネルギーが対応づけられた情報を、前記第2情報として記憶する、
請求項1に記載の支援システム。
【請求項3】
前記第2情報は、店舗に、当該店舗で取引される売買対象物に関連して消費されるエネルギーに基づいて算出された単位金額に応じたエネルギーが応づけられた情報である、
請求項2に記載の支援システム。
【請求項4】
前記取得部は、前記ユーザにより売買が実施された店舗で取引された売買対象物を示す情報を、前記第1情報として取得し、
前記記憶部は、前記売買対象物に、当該売買対象物に応じたエネルギーが対応づけられた情報を、前記第2情報として記憶する、
請求項1に記載の支援システム。
【請求項5】
前記第2情報は、前記売買対象物に、前記売買対象物の製造及び流通過程において消費されるエネルギーが対応づけられた情報である、
請求項4に記載の支援システム。
【請求項6】
前記取得部は、前記ユーザによる売買が実施された店舗に、当該店舗と前記ユーザとの間で取引された金額の総額が対応付けられた情報、及び、前記ユーザのユーザ端末によって取得されるユーザの消費行動を示す情報に基づいて推定された、前記ユーザにより売買が実施された店舗で取引された売買対象物を示す情報を、前記第1情報として取得し、
前記記憶部は、前記売買対象物に、当該売買対象物に応じたエネルギーが対応づけられた情報を、前記第2情報として記憶する、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の支援システム。
【請求項7】
売買取引に関連して消費されるエネルギーが対応づけられた情報である第2情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータが、
ユーザによる売買取引に関する情報である第1情報を取得し、
前記ユーザの前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記ユーザの売買取引が環境に与える影響の度合いを示す指標を算出し、
前記算出された前記指標を出力する、
支援方法。
【請求項8】
売買取引に関連して消費されるエネルギーが対応づけられた情報である第2情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータに、
ユーザによる売買取引に関する情報である第1情報を取得させ、
前記ユーザの前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記ユーザの売買取引が環境に与える影響の度合いを示す指標を算出させ、
前記算出された前記指標を出力させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、支援システム、支援方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
環境保護を推進する仕組みが求められている。例えば、特許文献1には、排出権という考え方を一般消費者に広く普及させることが可能なシステムが開示されている。特許文献1には、車両の走行距離と燃費等に基づいてガス排出権ポイントが算出され、算出されたガス排出権ポイントを商品の購入やサービスの享受に使用できる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2013-127655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような環境保護を推進する仕組みが、ユーザにおける日々の経済活動において実施されることが望ましい。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、ユーザの経済活動が、環境を保護する活動となるように支援することができる支援システム、支援方法、及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上述した課題を解決するために、本発明は、ユーザによる売買取引に関する情報である第1情報を取得する取得部と、売買取引に関連して消費されるエネルギーが対応づけられた情報である第2情報を記憶する記憶部と、前記ユーザの前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記ユーザの売買取引が環境に与える影響の度合いを示す指標を算出する算出部と、前記算出部によって算出された前記指標を出力する出力部と、を備える支援システムである。
【0007】
本発明の上述した課題を解決するために、本発明は、売買取引に関連して消費されるエネルギーが対応づけられた情報である第2情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータが、ユーザによる売買取引に関する情報である第1情報を取得し、前記ユーザの前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記ユーザの売買取引が環境に与える影響の度合いを示す指標を算出し、前記算出された前記指標を出力する支援方法である。
【0008】
本発明の上述した課題を解決するために、本発明は、売買取引に関連して消費されるエネルギーが対応づけられた情報である第2情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータに、ユーザによる売買取引に関する情報である第1情報を取得させ、前記ユーザの前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記ユーザの売買取引が環境に与える影響の度合いを示す指標を算出させ、前記算出された前記指標を出力させるプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザの経済活動が、環境を保護する活動となるように支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態に係る環境保護支援システム1の概要を示す図である。
図2】実施形態に係るユーザ端末10に表示される画面の例を示す図である。
図3】実施形態に係るユーザ端末10に表示される画面の例を示す図である。
図4】実施形態に係る環境保護支援システム1が行う処理の流れを示すシーケンス図である。
図5】実施形態に係るユーザ端末10に表示される画面の例を示す図である。
図6】実施形態に係る環境保護支援システム1が行う処理の流れを示すシーケンス図である。
図7】実施形態に係る環境保護支援システム1の構成を示すブロック図である。
図8】実施形態に係るコンピュータシステム100の構成の例を示す図である。
図9】実施形態に係るユーザ端末10の構成の例を示すブロック図である。
図10】実施形態に係る管理サーバ20の構成の例を示すブロック図である。
図11】実施形態に係る登録ユーザ情報220の例を示す図である。
図12】実施形態に係る換算情報221の例を示す図である。
図13】実施形態に係る換算情報221の例を示す図である。
図14】実施形態に係る共有情報222の例を示す図である。
図15】実施形態に係る交換情報223の例を示す図である。
図16】実施形態に係る交換情報223の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
〔環境保護支援システム1の概要〕
本発明における実施形態の環境保護支援システム1の概要について説明する。環境保護支援システム1は、ユーザによる商品やサービスの購入が環境に与える影響を可視化して通知することにより環境保護を支援するシステムである。以下では、商品やサービスの購入した場合を一例として説明する。しかしながらこれに限定されることはない。商品等の購入のみならず、販売、貯蓄、寄付など、任意の取引(会計上の取引)が本システムの対象として適用されてよい。
【0013】
まず、環境保護支援システム1が提供するサービスについて説明する。図1は、本実施形態に係る環境保護支援システム1の概要を示す図である。環境保護支援システム1では「環境保護支援サービス」が提案される。「環境保護支援サービス」では、ユーザの購入した商品やサービスが環境に与える影響を可視化して通知するサービスが提供される。
【0014】
「環境保護支援サービス」は、管理サーバ20を介してユーザ端末10に提供される。例えば、「環境保護支援サービス」を希望するユーザUは、管理サーバ20が提供する「環境保護支援サービス」のアプリケーションプログラム(以下、アプリという)を、自身のユーザ端末10にインストールして、アカウントを作成する。これにより、ユーザUは、アプリが提供するサービスを受けることができる。
【0015】
ユーザUは、日々購入した商品やサービスに関する情報(以下、購入情報という)をアプリに入力する。例えば、ユーザUは、図1に示すように、食肉や飲料、スナック菓子など、ユーザUが購入した商品に関する情報を入力する。商品に関する情報は、例えば、商品名、商品を購入した店舗、購入金額、購入数などを示す情報である。
【0016】
アプリに購入情報を入力する方法は任意であってよい。例えば、ユーザUは、アプリの入力フォームに、自身が購入した商品に関する情報を、購入情報として手入力する。また、ユーザUは、商品等を購入した際のレシートを、アプリに読取らせてもよい。これにより、ユーザUが購入した商品に関する情報を、購入情報としてアプリに取得させることが可能である。
【0017】
或いは、ユーザUは、自身の金融口座における資金移動の履歴やクレジットカードの決済履歴を、アプリと連携させるようにしてもよい。これにより、ユーザUの金融口座における資金移動の履歴、或いはクレジットカードの決済履歴を、購入情報としてアプリに取得させることが可能である。
【0018】
また、ユーザUは、すでに別アプリを利用しており、当該別アプリにて金融口座などの履歴を連携させている場合があり得る。ここでの別アプリは、「環境保護支援サービス」に係るアプリと異なるアプリケーションプログラムであれば任意のものであってよいが、例えば、ユーザの家計簿を記録する家計簿アプリ等である。この場合、ユーザUは、「環境保護支援サービス」に係るアプリと、別アプリとを連携させることによって、ユーザUの金融口座における資金移動の履歴、或いはクレジットカードの決済履歴を、購入情報として、「環境保護支援サービス」に係るアプリに取得させるようにしてもよい。
【0019】
金融口座を連携させた場合、その金融口座における資金移動の履歴、例えば、資金を移動させた年月日、摘要、支払金額と支払先、預かり金額、及び残高などを示す情報を、購入情報としてアプリに取得させることが可能である。
【0020】
クレジットカードを連携させた場合、そのクレジットカードを利用した履歴、例えば、利用日、利用店舗名、利用金額、及び摘要などを示す情報を、購入情報としてアプリに取得させることが可能である。
【0021】
管理サーバ20は、アプリに入力された購入情報に基づいて、ユーザUが購入した商品やサービスが、環境に与える影響の度合いを示す指標(以下、消費ポイントという)を算出する。管理サーバ20は、例えば、商品に関する情報に基づいて消費ポイントを算出する。
【0022】
例えば、購入の対象が商品である場合を考える。この場合、商品に対応する消費ポイントは、商品を製造する過程において使用されたエネルギー、及び商品を流通させる過程において使用されたエネルギーに応じて決定される。商品を製造する過程において使用されるエネルギーは、例えば、商品が部品を組み立てることにより製造される電化製品である場合には、部品を調達する際に使用された輸送エネルギー、部品を組み立てる際のラインの駆動や工具に使用された電気エネルギー、部品を組み立てる工場の維持や光熱に係るエネルギーなどである。商品を流通させる過程において使用されるエネルギーは、例えば、商品を店舗などに納品する際に使用された輸送エネルギー、商品が陳列された店舗で使用された光熱に係るエネルギーなどである。
【0023】
購入の対象がサービスである場合を考える。この場合、サービスに対応する消費ポイントは、サービスを提供する過程において使用されたエネルギーに応じて算出される。例えば、サービスが、飛行機で目的地までの移動するサービスである場合、サービスが提供される過程において使用されるエネルギーは、その飛行機が移動により使用したエネルギー、飛行機の整備や点検に使用されたエネルギー等である。
【0024】
また、管理サーバ20は、ユーザUが購入した商品に認定マークMが付されている場合には、その認定マークMに付された認定ポイントを算出するようにしてもよい。ここでの認定マークMは、例えば、環境にやさしい商品と認定された商品に付与されるマークである。環境にやさしい商品とは、例えば、商品を製造する過程や商品を流通させる過程において環境に与える負荷を可能な限り低減させるように取り組みがなされている商品である。認定ポイントは、商品を製造する過程や商品を流通させる過程において、通常なら使用されると推定されるエネルギー量から削減されたエネルギー量などに応じて決定される。また、認定ポイントは、商品を生産した企業が購入したCO2(二酸化炭素)などの排出権や、当該企業が植樹活動などに寄付をした金額などに基づいて決定されてもよい。
【0025】
また、管理サーバ20は、ユーザUの金融口座における資金移動の履歴、或いはクレジットカードの決済履歴に基づいて、商品を購入した店舗、及びその店舗に支払った金額を示す情報に基づいて、消費ポイントを算出するようにしてもよい。管理サーバ20は、例えば、店舗に支払った金額に、その店舗に応じた重みづけした値を、その店舗で購入した商品又はサービスに対する消費ポイントとする。店舗に応じた重みづけは、例えば、環境にやさしい商品を扱っているか否か、環境にやさしい商品を扱っている場合には、その比率などに応じて決定される。
【0026】
管理サーバ20は、算出した消費ポイントをユーザ端末10に送信する。ユーザ端末10は、管理サーバ20から受信した消費ポイントを、アプリの画面に表示する(図2参照)。
【0027】
また、本実施形態では、ユーザUが保有する認定ポイントを、アプリを介して、他のユーザや、学校や企業などの団体と共有させることが可能である。ポイントを共有することにより、学校や企業などの団体に認定ポイントを集約させ、学校や企業などの団体を通じて、ポイントを交換することが可能となる。以下の説明では、ポイントの共有を依頼する側を「共有元」と称し、ポイントの共有を承諾する側を「共有先」と称する。
【0028】
ユーザUは、アプリの入力フォームに、認定ポイントを共有する共有先の団体を指定する情報、及び共有するポイント数などを示す情報を入力する(図3参照)。管理サーバ20は、アプリに入力された情報に基づいて、ユーザUが指定した共有先の団体に、ポイントが共有されるように設定する。管理サーバ20が共有先にポイントを共有させる方法については後で詳しく説明する。
【0029】
また、本実施形態では、ユーザUは、自身が保有するポイント(保有ポイント、認定ポイント)を、アプリを介して、他のユーザや、学校や企業などの団体と交換することが可能である。
【0030】
以下の説明では、ポイント交換の一例として、ポイントを渡して金銭を受領する場合を例示して説明するが、これに限定されない。ポイントは、金銭のみならず、商品やサービスと交換されてもよい。また、以下の説明では、ポイント渡して金銭等を受領する側を「交換元」と称し、金銭等を渡してポイントを受領する側を「交換先」と称する。
【0031】
ユーザUは、アプリの入力フォームに、ポイントを交換する交換先の団体を指定する情報、及び交換するポイント数などを示す情報を入力する(図5参照)。管理サーバ20は、アプリに入力された情報に基づいて、ユーザUが指定した交換先の団体と、ポイントを交換するように設定する。管理サーバ20が交換先とポイントを交換させる方法については後で詳しく説明する。
【0032】
図2は、実施形態に係るユーザ端末10に表示される画面の例を示す図である。図2には、ポイントを用いて、ユーザの経済活動が環境に与える負荷の程度を可視化する例が示されている。しかしながら、これに限定されない。少なくとも、ユーザの経済活動が環境に与える負荷の程度を、ユーザが認識可能な態様で示すことができればよい。
【0033】
図2には、ユーザUが保有するポイント(保有ポイント)が、「今月の保有ポイント」として表示されている。例えば、保有ポイントは、付与ポイントから、消費ポイントを減算し、認定ポイントを加算した値となる。付与ポイントは、単位期間(一日、一週間、或いは一カ月など)にユーザに付与されるポイントである。消費ポイントは、管理サーバ20によって算出される、ユーザが購入した商品等が環境に与える負荷の度合いである。ここでは環境に与える負荷が大きい程、消費ポイントの数値が大きくなることを前提とする。また、認定ポイントは、管理サーバ20によって算出される、ユーザが購入した商品等に付された認定マークMの点数である。
【0034】
また、図2では、「消費ポイントの内訳」が円グラフで示されている。図2の円グラフの内訳として示されている区分Aは、例えば、認定マークMが付された商品を多く扱う店舗で購入された商品の区分である。区分Bは、例えば、認定マークMが付された商品を扱わない店舗で購入された商品の区分である。
【0035】
また、図2では、「メッセージ」が示されている。ここのメッセージには、例えば、ユーザが行った購入対象に対する、環境の観点からのアドバイスなどが表示される。また、ユーザの支出傾向に応じたアドバイス、例えば、「商品P1(消費ポイントが比較的大きい商品)を購入する代わりに、商品P2(消費ポイントが比較的小さい商品)を購入すると消費ポイントがPTポイントに抑えられます」等、環境に優しい消費行動を促進させるポイントを消費者目線に沿ってアドバイスするものであってもよい。このようなメッセージを表示することで、より環境にやさしい消費行動をサジェスト(提案)することができ、ユーザの経済活動が環境を保護する活動となるように支援することが可能となる。
【0036】
一般に、商品やサービスの購入を検討する際に、その商品等のブランド及び販売価格などが検討材料とされる。しかし、その商品が製造される過程、或いは流通する過程において環境に与える負荷を検討することは行われてこなかった。商品が、その製造或いは流通の過程において、どの程度環境に負荷を与えているか、一般のユーザが知ることは容易ではないためである。
【0037】
この対策として、本実施形態は、図2に示すように、ユーザUが購入した商品等が環境に負荷を与える影響の度合いを、消費ポイントとして表示する。これにより、ユーザUは、購入対象がどの程度環境に負荷を与えるかを容易に知ることができる。環境に与える負荷を知ることができれば、ユーザUは、商品やサービスの購入を検討する際に、環境に与える負荷の大きさを検討材料とすることができるため、環境にやさしい商品等を購入するように行動することが可能となる。したがって、本実施形態の環境保護支援システム1では、ユーザの経済活動が、環境に与える負荷を抑制する内容となるように支援することができる。
【0038】
図3は、実施形態に係るユーザ端末10に表示される画面の例を示す図である。図3には、ポイントを共有する場合に表示される画面が例示している。
【0039】
図3には、ユーザUが保有する認定ポイントが、共有可能なポイント数の上限として表示されている。また、図3には、「共有先リスト」が示されている。共有先リストは、例えば、ユーザによって予め登録された共有先の団体の一覧である。ユーザは、例えば、自身の子供が通学する学校などが認定ポイントを共有できる団体である場合に、その学校を共有先として登録する。図3の例では、共有先として、団体A~Cのそれぞれの欄が表示されている。
【0040】
ユーザは、共有させる共有先の欄に、共有させるポイント数を設定し、「共有する」と示されたボタンをタッチ操作する。これにより、ユーザ端末10から管理サーバ20に、共有に係る情報が送信される。管理サーバ20は、ユーザ端末10から共有に係る情報を受信し、受信した情報に基づいて、共有先にポイントを共有させる処理を行う。ここでの共有に係る情報は、例えば、図3の例に示す画面に入力される情報であり、共有先や共有するポイント数を示す情報である。
【0041】
図4は、実施形態に係る環境保護支援システム1が行う処理の流れを示すシーケンス図である。図4には、ユーザ端末10にポイントが表示されるまでに行われる処理の流れ、及び、ポイントが共有されるまでに行われる処理の流れが示されている。
【0042】
ユーザ端末10は、購入情報を取得する(ステップS10)。例えば、ユーザUが、アプリに表示された入力フォームにしたがって入力操作などを行うことにより購入情報がユーザ端末10に入力される。或いは、ユーザUが、アプリにレシートを読取らせることにより、ユーザUの購入情報がユーザ端末10に入力される。ユーザ端末10は、入力された購入情報を取得し、取得した購入情報を管理サーバ20に送信する。
【0043】
ここで、ユーザUが、アプリを、ユーザのクレジットカードと連携させた場合、管理サーバ20は、ユーザUのクレジットカードの利用明細を扱うサーバ装置などにアクセスすることによって、ユーザUのクレジットカードに係る利用明細を取得する。
【0044】
管理サーバ20は、購入情報に基づいて、ポイント(消費ポイント、及び認定ポイント)を算出する(ステップS11)。管理サーバ20は、算出したポイントに基づいて、登録ユーザ情報を更新する。登録ユーザ情報は、後述する登録ユーザ情報220であって、アプリに登録されたユーザUが保有するポイントを示す情報が含まれる。ここでは、管理サーバ20は、算出したポイントに基づいて、登録ユーザ情報220におけるユーザUが保有するポイントに係る情報を更新する。管理サーバ20は、算出したポイントを示す情報をユーザ端末10に送信する。
【0045】
ユーザ端末10は、管理サーバ20により算出されたポイントを画面に表示する(ステップS13)。例えば、ユーザ端末10は、管理サーバ20から消費ポイント及び認定ポイントを示す情報を受信し、受信した情報を画面に表示する。
【0046】
また、ユーザ端末10は、認定ポイントの共有をアプリに依頼する(ステップS14)。例えば、ユーザUが、アプリに表示された入力フォーム(例えば、図3に示す入力ホーム)にしたがって、認定ポイントを共有するための入力操作(共有操作)などを行う。これにより、認定ポイントの共有先、及び共有するポイント数などを示す情報がユーザ端末10に入力される。ユーザ端末10は、入力された共有先などを示す情報を取得し、取得した購入情報を管理サーバ20に送信する。
【0047】
管理サーバ20は、ユーザ端末10から指定された認定ポイントをチェックする(ステップS15)。例えば、管理サーバ20は、指定された共有先にて、ユーザの家族等によりすでにポイントが共有されていないことを確認する。
【0048】
例えば、ユーザUの子供が通学する学校において、各家庭で保有している認定ポイントを学校に共有させるような協力が呼びかけられたような場合を考える。このような場合、ユーザUが認定ポイントを共有させようとした時点において、すでにユーザUの子供や他の家族が、それぞれのユーザ端末10を使ってポイントを共有させる操作を実施済みである場合が起こり得る。このような場合、一家で想定していたポイント数よりも多くのポイントを、学校に共有させてしまうことになる。
【0049】
この対策として、本実施形態では、ユーザ端末10から指定された共有先にポイントを共有させる前に、家族などにより、すでにポイントが共有された実績があるか否かを、確認する。
【0050】
例えば、管理サーバ20は、ユーザUから共有させようとした時点より前の所定期間(例えば、一週間以内など)に、ユーザUの家族が、同じ共有先の団体に対してポイントを共有させた実績の有無を判定する。管理サーバ20が、実績の有無を判定する方法については後述する。
【0051】
管理サーバ20は、所定期間前から現時点までの間に、家族のユーザ端末10からポイントを共有する旨の依頼を受信していた実績があった場合、その旨を、ユーザのユーザ端末10に通知する。管理サーバ20は、例えば、「いつ、だれが、どこに、ポイントを共有したか」を示す情報(以下、確認情報という)を、ユーザUのユーザ端末10に通知する。
【0052】
ユーザ端末10は、管理サーバ20から確認情報を受信した場合、受信した確認情報を画面に表示する。例えば、「すでに、M月D日に、Xさんが、団体Aに、Z点の認定ポイントを共有済みです。今回、ポイントを共有しますか」などのメッセージが、ユーザ端末10の画面に表示される。ユーザUは、画面に表示されたメッセージを視認し、例えば、団体Aに共有させようとしたポイントが重複すると判断した場合には共有を取り消す旨を応答する。一方、団体Aに共有させようとしたポイントが重複しないと判断した場合には共有を取り消すことなく実行する旨を応答する。これにより、ある特定の団体に共有させるポイント数を、家族間で調整することが可能である。
【0053】
管理サーバ20は、ユーザ端末10から指定された認定ポイントを共有させる場合、共有先の共有先サーバ30に、共有に関する情報を通知する。共有に関する情報は、例えば、共有元のユーザ端末10を示す情報や共有させる認定ポイントのポイント数が含まれた情報である。
【0054】
共有先サーバ30は、管理サーバ20から、共有に関する情報を受信する。共有先サーバ30は、受信した共有に関する情報に基づいて、ポイントを共有させてよいか否かを判定し、共有させてよい場合には、共有を承諾する旨を応答する(ステップS16)。
【0055】
管理サーバ20は、共有先サーバ30から共有を承諾する旨の応答を受信した場合、共有させたポイントに基づいて、登録ユーザ情報220を更新する(ステップS17)。具体的には、管理サーバ20は、共有元となるユーザUの登録ユーザ情報220と、共有先となる共有先サーバ30の登録ユーザ情報220を更新する。管理サーバ20は、共有が完了した旨をユーザ端末10に通知する。ユーザ端末10は、共有が完了した旨を管理サーバ20から受信する(ステップS18)。
【0056】
図5は、実施形態に係るユーザ端末10に表示される画面の例を示す図である。図5には、ポイントを交換する場合に表示される画面が例示している。
【0057】
図5には、ユーザUの保有ポイントが、交換可能なポイント数の上限として表示されている。ここに、ユーザUの認定ポイントが、交換可能なポイント数の上限として表示されていてもよい。
【0058】
図5には、交換条件の例が、表示されている。ここでの交換条件は、交換元がポイントを交換する際に提示する条件であり、例えば、ポイント数、優先事項、及び交換期限などを示す欄で構成される。ポイント数は、交換するポイント数を設定する欄であり、例えば、全ポイントを交換するか、指定したポイント数を交換するかを設定することができる。優先事項は、ポイントを交換する際に優先させる条件を設定する欄であり、例えば、なるべく早く交換するか、なるべく高いレートで交換するかを設定することができる。交換期限は、ポイントを交換する期限を設定する欄である。
【0059】
ユーザは、交換するポイント数、優先事項、及び交換期限を設定し、「マッチングする」と示されたボタンをタッチ操作する。これにより、ユーザ端末10から管理サーバ20に、交換に係る情報が送信される。管理サーバ20は、ユーザ端末10から交換に係る情報を受信し、受信した情報に基づいて、交換先とポイントを交換する処理を行う。ここでの交換に係る情報は、例えば、図5の例に示す画面に入力される情報であり、交換するポイント数、優先事項、及び交換期限などを示す情報である。
【0060】
また、ここでのマッチングとは、交換元と交換先とを結びつける(マッチングさせる)ことである。管理サーバ20は、例えば、交換元となるユーザ端末10の交換条件と、交換先となる交換先サーバ40の交換条件とを照合し、互いの条件が合致する交換相手をマッチングさせる。
【0061】
この場合において、管理サーバ20は、複数のユーザ端末10と、一つの交換先サーバ40とをマッチングさせてもよい。交換元のユーザ端末10が提示した交換するポイント数が小さな値であり、交換先の交換先サーバ40が提示した交換するポイント数の下限値に達しない場合などにおいて、複数のユーザ端末10を統合し、それぞれが交換したいポイント数の合計が、交換先サーバ40が提示した交換するポイント数の下限値を満たすようにすることにより、個々のユーザ端末10では実現できなかったポイント交換を実現させることができる。以下では、管理サーバ20が、交換先とポイントを交換する処理の流れについて説明する。
【0062】
図6は、実施形態に係る環境保護支援システム1が行う処理の流れを示すシーケンス図である。図6には、ポイントが交換されるまでに行われる処理の流れが示されている。
【0063】
交換先サーバ40は、交換条件を設定する(ステップS20)。ここでの交換条件は、交換先がポイントを交換する際に提示する条件であり、例えば、交換レートの上限、交換するポイント数の下限値などの条件である。交換先サーバ40は、設定した交換条件によるポイント交換をする交換相手を探すように、管理サーバ20にマッチングを依頼する(ステップS21)。管理サーバ20は、交換先サーバ40から交換条件を受信し、受信した条件を、交換先の条件として記憶させる(ステップS22)。
【0064】
一方、ユーザ端末10-1は、交換条件を設定する(ステップS23)。ここでの交換条件は、交換元がポイントを交換する際に提示する条件であり、例えば、交換するポイント数、優先事項、交換期限などの条件である。ユーザ端末10-1は、設定した交換条件によるポイント交換をする交換相手を探すように、管理サーバ20にマッチングを依頼する(ステップS24)。
【0065】
また、ユーザ端末10-1とは別の端末であるユーザ端末10-k(kは、2以上の整数)も、交換条件を設定する(ステップS25)。ここでの交換条件は、交換元がポイントを交換する際に提示する条件であり、例えば、交換するポイント数、優先事項、交換期限などの条件である。ユーザ端末10-kは、設定した交換条件によるポイント交換をする交換相手を探すように、管理サーバ20にマッチングを依頼する(ステップS26)。
【0066】
管理サーバ20は、ユーザ端末10-1、10-kのそれぞれから交換条件を受信し、受信した条件を、交換元の条件として記憶させる(ステップS27)。
【0067】
管理サーバ20は、交換先、及び交換元のそれぞれの項環条件に基づいて、マッチングを実施する(ステップS28)。
【0068】
マッチングは、任意の方法で行われてよい。例えば、交換元に設定された優先事項に基づいて実施されてよい。この場合、管理サーバ20は、マッチングを依頼してきたユーザ端末10のうち、なるべく早く交換することを優先事項とするユーザ端末10を抽出する。管理サーバ20は、抽出したユーザ端末10に設定された、交換するポイント数の合計値を算出する。管理サーバ20は、マッチングを依頼してきた交換先サーバ40のうち、交換するポイント数の下限値が、合計値を下回る交換先サーバ40を抽出する。管理サーバ20は抽出した交換先サーバ40と、なるべく早く交換することを優先事項とするユーザ端末10群とをマッチングさせる。
【0069】
管理サーバ20は、マッチングが成立した場合、互いの交換相手を、ユーザ端末10と交換先サーバ40のそれぞれに通知する。交換相手を通知されたユーザ端末10及び交換先サーバ40は、交換を承諾するか否かを応答する(ステップS20~S31)。管理サーバ20は、互いの交換相手から、交換を承諾する旨の応答が得られた場合に、マッチングが成立したと判定する(ステップS32)。マッチングが成立した場合、管理サーバ20は、登録ユーザ情報を更新する。
【0070】
〔環境保護支援システム1の構成〕
次に、環境保護支援システム1の構成について説明する。図7は、環境保護支援システム1の構成の例を示すブロック図である。環境保護支援システム1は、例えば、複数のユーザ端末10(ユーザ端末10-1~10-N、Nは2以上の整数)と、管理サーバ20と、共有先サーバ30と、交換先サーバ40とを備える。これら環境保護支援システム1の構成要素は、無線又は有線の通信ネットワークNWに接続し、互いに通信を行うことができる。
【0071】
ユーザ端末10は、コンピュータシステム100(図8参照)を備えるコンピュータである。例えば、ユーザ端末10は、パーソナルコンピュータ、ウェアラブル端末、タブレット端末、スマートフォン、或いは携帯電話等であってよい。ユーザ端末10は、アプリを介して、ユーザUに、消費に応じたポイントなどを表示する。例えば、ユーザ端末10は、ユーザUが購入した商品やサービスに係る消費ポイント等を、アプリを介して表示する。
【0072】
管理サーバ20は、コンピュータシステム100を備えるコンピュータである。例えば、管理サーバ20は、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。管理サーバ20は、ユーザ端末10から受信した購入情報に基づいて、消費ポイントを算出する。管理サーバ20は、算出した消費ポイントを、ユーザ端末10に通知する。
【0073】
共有先サーバ30は、コンピュータシステム100を備えるコンピュータである。例えば、共有先サーバ30は、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。共有先サーバ30は、ユーザ端末10より依頼されたポイントの共有を打診する通知を、管理サーバ20から受信する。共有先サーバ30は、ポイントの共有を承諾するか否かを判定する。共有先サーバ30は、承諾するか否かを示す判定結果を管理サーバ20に通知する。
【0074】
交換先サーバ40は、コンピュータシステム100を備えるコンピュータである。例えば、交換先サーバ40は、サーバ装置、パーソナルコンピュータ等である。交換先サーバ40は、交換先としての交換条件を設定し、設定した条件でポイントを受領できるような交換先を探すように、管理サーバ20にマッチングを依頼する。交換先サーバ40は、マッチングした交換先に関する情報を、管理サーバ20から受信する。交換先サーバ40は、交換を承諾するか否かを示す判定結果を管理サーバ20に通知する。
【0075】
〔コンピュータシステム100の構成〕
次に、環境保護支援システム1が備える各装置のコンピュータシステム100の構成について説明する。図8は、コンピュータシステム100の構成を示すブロック図である。コンピュータシステム100は、通信部101と、入力部102と、出力部103と、記憶部104と、CPU(Central Processing Unit)105と、を備える。これらの構成要素は、バスBを介して相互に通信可能に接続されている。
【0076】
通信部101は、通信用IC(Integrated Circuit)等の通信用モジュールである。入力部102は、例えば、マウス、タッチパッド等のポインティングデバイス、キーボード、マイクロホン、カメラ、その他の各種センサ(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS(Global Positioning System)センサ、近接センサ)を含む入力用モジュールである。入力部102は、タッチパネルとして、ディスプレイと一体に構成されてもよい。出力部103は、ディスプレイパネル、スピーカ、ウーファー等の出力用モジュールである。
【0077】
記憶部104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む記憶用モジュールである。なお、記憶部104は、内蔵されるものに限らず、USB(Universal Seriul Bus)等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶用モジュールであってもよい。CPU105は、記憶部104に記憶された各種プログラムを実行し、コンピュータシステム100が備える各構成を制御する。
【0078】
〔ユーザ端末10の構成〕
次に、ユーザ端末10の構成について説明する。図9は、ユーザ端末10の構成を示すブロック図である。ユーザ端末10は、例えば、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、表示部14と、を備える。
【0079】
通信部11は、管理サーバ20、共有先サーバ30、及び交換先サーバ40と通信する。なお、ユーザの個人情報を保護するために、ユーザ端末10と共有先サーバ30、及びユーザ端末10と交換先サーバ40とは、直接通信できないように構成されてもよい。この場合、通信部11は、管理サーバ20を介して、間接的に、共有先サーバ30又は交換先サーバ40と通信可能としてもよい。
【0080】
記憶部12は、ユーザ端末10の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部12は、例えば、アプリ情報120を記憶する。アプリ情報120は、アプリを実現するための情報である。
【0081】
制御部13は、ユーザ端末10の各構成を制御する。制御部13は、例えばユーザ端末10のCPUが記憶部12に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部13は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路として実現されてもよい。制御部13は、例えば、取得部130と、表示制御部131を備える。
【0082】
取得部130は、管理サーバ20から消費ポイントに関する情報を、通信部11を介して取得する。消費ポイントに関する情報には、例えば、ユーザUの保有ポイント、購入情報、購入情報に基づいて算出された消費ポイント及び認定ポイント、消費ポイントの内訳、購入情報に基づいて算出された消費ポイント等を勘案した後のユーザUの保有ポイントなどを示す情報が含まれる。
【0083】
表示制御部131は、管理サーバ20から受信した情報を表示部14に表示させる。表示制御部131は、例えば、ユーザUの保有ポイント、購入情報、購入情報に基づいて算出された消費ポイント及び認定ポイント、消費ポイントの内訳、購入情報に基づいて算出された消費ポイント等を勘案した後のユーザUの保有ポイントなどを示す情報に基づいて、図2の例に示すような画像を、表示部14に表示させる。
【0084】
表示部14は、液晶ディスプレイなどの表示装置を含み、表示制御部131の制御に応じた画像を表示する。
【0085】
〔管理サーバ20の構成〕
次に、管理サーバ20の構成について説明する。図10は、管理サーバ20の構成を示すブロック図である。管理サーバ20は、例えば、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。
【0086】
通信部21は、ユーザ端末10、共有先サーバ30、及び交換先サーバ40と通信する。
【0087】
記憶部22は、管理サーバ20の機能を実現するために必要な変数、各種データ、プログラム等を記憶する。記憶部22は、例えば、登録ユーザ情報220と、換算情報221と、共有情報222と、交換情報223とを記憶する。登録ユーザ情報220は、アプリに登録されたユーザに関する情報である。換算情報221は、購入情報から消費ポイントを算出する際に用いられる情報である。共有情報222は、ポイントを共有する際に用いられる情報である。交換情報223は、ポイントを交換する際に用いられる情報である。
【0088】
制御部23は、管理サーバ20の各構成を制御する。制御部23は、例えば管理サーバ20のCPUが記憶部12に予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、制御部23は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路として実現されてもよい。制御部23は、例えば、取得部230と、ポイント算出部231と、共有ポイント照合部232と、ポイント交換マッチング部233と、装置制御部234を備える。
【0089】
取得部230は、ユーザ端末10から通知された購入情報を、通信部21を介して取得する。取得部230は、取得した購入情報を、ポイント算出部231に出力する。
【0090】
ポイント算出部231は、取得部230から取得した購入情報に基づいて、消費ポイントを算出する。ポイント算出部231は、例えば、換算情報221を参照することにより、店舗ごと、或いは商品ごとに消費ポイントを算出する。ポイント算出部231は、算出した消費ポイントを、登録ユーザ情報220における保有ポイントとして、記憶部22に記憶させる。
【0091】
店舗ごとに消費ポイントを算出する場合、ポイント算出部231は、例えば、購入情報から、ユーザUが商品等を購入した店舗と、その店舗に支払った金額を取得する。ポイント算出部231は、取得した店舗に基づいて、換算情報221を参照する。
【0092】
換算情報221には、例えば、店舗ごとに、重みづけ係数が対応づけられている(図12の換算情報221Aを参照)。重みづけ係数は、店舗が環境にやさしい度合、例えば、認定マークMが付された商品の取り扱い比率などに基づいて決定される係数である。例えば、店舗が環境にやさしい場合には、重みづけ係数は、0.0から1.0以下の値に設定される。店舗が環境にやさしくない場合には、重みづけ係数は、1.0以上の値に設定される。
【0093】
ポイント算出部231は、例えば、ユーザUが店舗に支払った金額に、その店舗に対応づけられた重みづけ係数を乗算した値を、消費ポイントとする。例えば、店舗が環境にやさしい場合には、その店舗に支払った金額以下の値が消費ポイントとして算出される。店舗が環境にやさしくない場合には、その店舗に支払った金額以上の値が消費ポイントとして算出される。
【0094】
商品ごとに消費ポイントを算出する場合、ポイント算出部231は、例えば、購入情報から、ユーザUが購入した商品の商品名、購入数を取得する。ポイント算出部231は、取得した商品名に基づいて、換算情報221を参照する。
【0095】
換算情報221には、例えば、商品ごとに、消費ポイントが対応づけられている(図13の換算情報221Bを参照)。消費ポイントは、商品が環境にやさしい度合、例えば、製造に使用されたエネルギーと、流通に使用されたエネルギーの合計値などに基づいて決定される。例えば、商品が環境にやさしい場合には、消費ポイントは小さい値に設定される。商品が環境にやさしくない場合には、消費ポイントは大きい値に設定される。
【0096】
ポイント算出部231は、ユーザUが購入した商品に対応づけられた消費ポイント値を、その商品の消費ポイントとする。例えば、商品が環境にやさしい場合には、小さい値が消費ポイントとして算出される。商品が環境にやさしくない場合には、大きい値が消費ポイントとして算出される。
【0097】
ポイント算出部231は、ユーザUが購入した商品に認定マークMが付されている場合、その認定マークMに付された認定ポイントを算出するようにしてもよい。この場合、商品に認定マークMが付されているか否かを示す情報が、例えば、購入情報に含まれていて、ポイント算出部231は、購入情報に基づいて、認定ポイントを算出する。ポイント算出部231は、算出した認定ポイントを、登録ユーザ情報220における認定ポイントとして、記憶部22に記憶させる。
【0098】
共有ポイント照合部232は、ユーザUが共有先に共有させたいポイントをチェック(照合)する。共有ポイント照合部232は、現時点より前の所定期間(例えば、一週間以内など)に、ユーザUの家族からポイント共有の依頼があったか否かを判定する。具体的に、共有ポイント照合部232は、ユーザUの登録ユーザ情報220を参照してユーザUの家族を特定する。共有ポイント照合部232は、特定した家族の登録ユーザ情報220を参照して、家族のユーザ端末10により行われたポイント共有の履歴を取得する。共有ポイント照合部232は、取得した履歴に基づいて、家族が共有先の団体に対してポイントを共有させたか否かを判定する。
【0099】
また、共有ポイント照合部232は、ユーザ端末10から購入情報を受信した時に、その購入情報に応じたに基づく認定ポイントが、すでに、ユーザUの家族によってすでに保有されているか否かを判定するようにしてもよい。具体的に、共有ポイント照合部232は、ユーザUの登録ユーザ情報220を参照してユーザUの家族を特定する。共有ポイント照合部232は、特定した家族の登録ユーザ情報220を参照して、家族のユーザ端末10により行われた認定ポイントの履歴を取得する。共有ポイント照合部232は、取得した履歴に基づいて、家族が共有先の団体に対してポイントを共有させたか否かを判定する。
【0100】
ポイント交換マッチング部233は、ユーザUが交換したい条件でポイントを交換可能な交換先をマッチングさせる。ポイント交換マッチング部233は、例えば、マッチングを依頼してきたユーザ端末10のうち、なるべく早く交換することを優先事項とするユーザ端末10を抽出する。ポイント交換マッチング部233は、抽出したユーザ端末10に設定された、交換するポイント数の合計値を算出する。
【0101】
一方、ポイント交換マッチング部233は、マッチングを依頼してきた交換先サーバ40のうち、交換するポイント数の下限値が、合計値を下回る交換先サーバ40を抽出する。ポイント交換マッチング部233は抽出した交換先サーバ40と、なるべく早く交換することを優先事項とするユーザ端末10群とをマッチングさせる。
【0102】
ポイント交換マッチング部233は、マッチングを依頼してきたユーザ端末10のうち、なるべく高いレートで交換することを優先事項とするユーザ端末10を抽出する。ポイント交換マッチング部233は、抽出したユーザ端末10に設定された、交換するポイント数の合計値を算出する。
【0103】
一方、ポイント交換マッチング部233は、マッチングを依頼してきた交換先サーバ40のうち、交換するレートが最も高い交換先サーバ40を抽出する。ポイント交換マッチング部233は抽出した交換先サーバ40に設定された、交換するポイント数の下限値が、合計値を下回っているか否かを判定する。合計値を下回っている場合、ポイント交換マッチング部233は抽出した交換先サーバ40と、なるべく高いレートで交換することを優先事項とするユーザ端末10群とをマッチングさせる。
【0104】
装置制御部234は、管理サーバ20を統括的に制御する。例えば、装置制御部234は、通信部21によって受信された購入情報を、取得部230に出力する。装置制御部234は、ポイント算出部231によって算出された消費ポイントや認定ポイントを、通信部21に出力することにより、ユーザ端末10に通知する。装置制御部234は、通信部21によって受信された、ポイントの共有に係る情報を、共有ポイント照合部232に出力する。装置制御部234は、通信部21によって受信された、ポイントの交換に係る情報を、ポイント交換マッチング部233に出力する。
【0105】
〔データ構成〕
次に、環境保護支援システム1が処理に用いる各種のデータの構成について説明する。図11は、登録ユーザ情報220のデータ構成の例を示す図である。登録ユーザ情報220は、登録したユーザに関する情報である。登録ユーザ情報220は、「環境保護支援サービス」に登録されたユーザ(登録ユーザ)ごとに作成される。登録ユーザ情報220は、例えば、登録ユーザNo、家族情報、日付、備考、付与ポイント、消費ポイント、認定ポイント、保有ポイントなどの項目を備える。登録ユーザNoには、登録ユーザを一意に特定する番号などの識別情報が記憶される。家族情報には登録ユーザNoにて特定される登録ユーザの家族に関する情報が記憶される。日付、備考、付与ポイント、消費ポイント、認定ポイント、保有ポイントの各項目には、登録ユーザが保有するポイントの履歴が記憶される。この図の例では、日付(YY-4-01)に付与ポイント(100000ポイント)が付与されたことが示されている。日付(YY-4-05)に店舗Aを利用したことにより消費ポイント(9720ポイント)が消費され、認定ポイント(9720ポイント)が還元された結果、登録ユーザの保有ポイントが(41076ポイント)となったことが示されている。また、日付(YY-4-10)に認定ポイント(1000ポイント)が学校Bに共有付与された結果、登録ユーザの保有ポイントが(40076ポイント)となったことが示されている。
【0106】
図12は、換算情報221のデータ構成の例を示す図である。図12には、店舗ごとに消費ポイントを算出する場合に用いられる情報が、換算情報221Aとして示されている。換算情報221Aは、例えば、店舗No、マーク有商品取り扱い比率、重みづけ係数などの項目を備える。店舗Noには、店舗を一意に特定する番号などの識別情報が記憶される。マーク有商品取り扱い比率には、店舗Noにて特定される店舗が、認定マークMが付された商品を扱う比率が記憶される。重みづけ係数には、店舗Noにて特定される店舗の重みづけ係数が記憶される。
【0107】
図13は、換算情報221のデータ構成の例を示す図である。図13には、商品ごとに消費ポイントを算出する場合に用いられる情報が、換算情報221Bとして示されている。換算情報221Bは、例えば、商品No、製造エネルギー/流通エネルギー、消費ポイントなどの項目を備える。商品Noには、商品を一意に特定する番号などの識別情報が記憶される。製造エネルギー/流通エネルギーには、商品Noにて特定される商品が、製造及び流通の過程において使用されたエネルギーの合計が記憶される。消費ポイントには、商品Noにて特定される商品の消費ポイントが記憶される。
【0108】
図14は、共有情報222のデータ構成の例を示す図である。共有情報222は、例えば、登録ユーザNo、共有履歴1、共有履歴2、…などの項目を備える。登録ユーザNoには、登録ユーザを一意に特定する番号などの識別情報が記憶される。共有履歴には、登録ユーザNoにて特定される登録ユーザが、ポイントを共有させた履歴が記憶される。共有履歴は、例えば、共有ポイント、共有先などの項目を備える。共有ポイントには、共有させたポイント数が記憶される。共有先にはポイントを共有させた共有先を示す情報が記憶される。
【0109】
図15は、交換情報223のデータ構成の例を示す図である。図15には、交換元の交換条件を示す情報が、交換情報223Aとして示されている。交換情報223Aは、例えば、交換元No、交換条件などの項目を備える。交換元Noには、交換元のユーザ端末10を一意に特定する番号などの識別情報が記憶される。交換条件には、交換元Noにて特定されるユーザ端末10にて設定された交換条件が記憶される。
【0110】
図16は、交換情報223のデータ構成の例を示す図である。図16には、交換先の交換条件を示す情報が、交換情報223Bとして示されている。交換情報223Bは、例えば、交換先No、交換条件などの項目を備える。交換先Noには、交換先の交換先サーバ40を一意に特定する番号などの識別情報が記憶される。交換条件には、交換先Noにて特定される交換先サーバ40にて設定された交換条件が記憶される。
【0111】
〔本実施形態のまとめ〕
以上説明してきたように、実施形態に係る環境保護支援システム1は、取得部230と、記憶部22と、ポイント算出部231と、通信部21とを備える。取得部230は、ユーザUのユーザ端末10から購入情報を取得する。記憶部22は換算情報221を記憶する。ポイント算出部231は、購入情報と換算情報221とに基づいて、消費ポイントを算出する。通信部21は、消費ポイントをユーザ端末10に送信する。これにより、実施形態に係る環境保護支援システム1は、ユーザUの購入情報に基づいて消費ポイントを提示することができる。このため、ユーザの経済活動が、環境を保護する内容となるように支援することができる。
【0112】
ここで、購入情報は、売買取引に関する情報であり、「第1情報」の一例である。換算情報221は、売買取引に関連して消費されるエネルギーが対応づけられた情報であり、「第2情報」の一例である。消費ポイントは、「ユーザの売買取引が環境に与える影響の度合いを示す指標」の一例である。また、ポイント算出部231は、「算出部」の一例である。通信部21は「出力部」の一例である。購入情報としての売買取引に関する情報には、銀行或いはカード会社等の金融機関における資金移動の履歴を示す明細データが含まれる。また、購入情報としての売買取引に関する情報には、EC(Electronic Commerce、電子商取引)サイト、或いは、店舗におけるレジ等のPOSシステムから取得可能な購入履歴を示す明細データ等から自動抽出される情報が含まれる。
【0113】
上述した実施形態では、金融口座やクレジットカードを連携させることによって、金融機関における明細データを取得し、取得した明細データに示される決済金額に基づいて、消費ポイント等を算出する場合を例示して説明した。しかしながらこれに限定されない。環境保護支援システム1では、金融口座における明細データと、ユーザ端末10によって取得可能な情報と、を組み合わせることにより当該ユーザが購入したであろう商品又は/及びサービスの詳細を推定するようにしてもよい。ここでのユーザ端末10によって取得可能な情報とは、ユーザ端末10によって取得されるユーザの消費行動を示す情報であって、例えば、ユーザの行動履歴を示すユーザの位置情報、カレンダー情報、SNS(Social Networking Service)への投稿情報、家計簿アプリ等に記録されている家計簿情報等である。
【0114】
例えば、クレジットカードの明細データに、利用日と利用金額と利用店舗の名称とが記録され、家計簿アプリには過去にその利用店舗を定期的に利用していることが記録されているとする。この場合、管理サーバ20は、家計簿アプリから過去にその店舗で定期的に購入している商品とその金額を抽出し、抽出した金額と、クレジットカードの明細データにおける利用金額とを突合させる。そして、管理サーバ20は、両者の金額の差分が所定の金額以内であって、両者が同程度の金額とみなせる場合には、ユーザが、今回、クレジットカードで購入したのは、過去にその店舗で定期的に購入している商品であると推定する。そして、管理サーバ20は、推定した商品を、ユーザが購入した商品とみなして、消費ポイントを算出するようにしてもよい。ユーザが購入した商品やサービスは「売買対象物」の一例である。
【0115】
また、上述の環境保護支援システム1、管理サーバ20の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、環境保護支援システム1、管理サーバ20としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0116】
また、上述した環境保護支援システム1、管理サーバ20の機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
【符号の説明】
【0117】
1…環境保護支援システム、10…ユーザ端末、20…管理サーバ、21…通信部、22…記憶部、23…制御部、220…登録ユーザ情報、221…換算情報、222…共有情報、223…交換情報、230…取得部、231…ポイント算出部、232…共有ポイント照合部、233…ポイント交換マッチング部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16