(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-23
(45)【発行日】2023-08-31
(54)【発明の名称】型、折り目付与装置、折り目付シート及び折り目付シートの製造方法
(51)【国際特許分類】
B65H 45/30 20060101AFI20230824BHJP
G09B 29/04 20060101ALI20230824BHJP
B42D 1/00 20060101ALI20230824BHJP
【FI】
B65H45/30
G09B29/04
B42D1/00 H
(21)【出願番号】P 2018101088
(22)【出願日】2018-05-26
【審査請求日】2021-05-26
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】518186126
【氏名又は名称】株式会社井上総合印刷
(74)【代理人】
【識別番号】100143546
【氏名又は名称】押久保 政彦
(72)【発明者】
【氏名】井上 教正
(72)【発明者】
【氏名】中澤 克仁
(72)【発明者】
【氏名】沼尾 宏
【審査官】大山 広人
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-060060(JP,A)
【文献】特開2001-278538(JP,A)
【文献】特開2016-026975(JP,A)
【文献】特開2002-012367(JP,A)
【文献】特開2014-111496(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 45/00-45/30
G09B 29/04
B42D 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
山折り目と谷折り目とを表面に備える折り目付シートの製造方法であって、
谷折り目用突条が形成された谷折り目用型を表面に押し当てて、前記表面に前記谷折り目用突条の跡を付ける谷折り目形成ステップと、
山折り目用突条が形成された山折り目用型を前記裏面に押し当てて、前記表面に前記山折り目用突条の跡を付ける山折り目形成ステップと、
を備え、
前記谷折り目形成ステップは、第1突条が形成された第1型を用いてシートの第1エリアの表面に前記第1突条の跡を付ける第1表面折り目形成ステップと、
第2突条が形成された第2型を用いて前記シートの第2エリアの表面に前記第2突条の跡を付ける第2表面折り目形成ステップと、を更に備え、
前記山折り目形成ステップは、前記第1型を用いて前記第2エリアの裏面に前記第1突条の跡を付ける第2裏面折り目形成ステップと、前記第2型を用いて前記第1エリアの裏面に前記第2突条の跡を付ける第1裏面折り目形成ステップと、
を
更に備えることを特徴とする折り目付シートの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、型、折り目付与装置、折り目付シート及び折り目付シートの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現代では、非常に多くの文書が、殆ど一つのサイズA4判となっている。しかし多様な情報を記載する必要から、地図、設計図、マニュアル等、より大判で見る文書の需要が増大している。大判のものは、その携行、保存のために、その出力後の折り畳みが、必要となる場合が多い。従って、小型の折り畳み器械の需要が増加している。
【0003】
各種の折り畳みの構造のなかで、ミウラ折り(登録商標)とよばれる折り畳み構造は、通常のジャバラ折り構造にくらべて、展開/収納性、強度、折り目の記憶等の特異な性質をもっている(特許文献1~2)。
【0004】
ミウラ折り(登録商標)とよばれる折り畳み構造を作るためには、原反となるシートを所定の折り目で折り畳む必要があり、その折り目を形成する方法として、例えば、輪転ローラで挟み山折り目と谷折り目を同時に形成する技術が開示されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2008-284860号公報
【文献】特開2009-51620号公報
【文献】特開2002-12367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、かかる折り畳み構造を得るための折り目付シートは、谷折り目と山折り目が連なっている。このため、特許文献3の方法を用いても、谷折り目と山折り目とが連続する部分の形成が非常に困難なものとなっていた。
【0007】
本発明は、斯かる実情に鑑み、当該折り畳み体を効率よく大量生産することができる折り目付シート、折り目付シートの製造方法、これを可能にする折り目付与装置や型を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、山折り目と谷折り目とを表面に備える折り目付シートの製造方法であって、谷折り目用突条が形成された谷折り目用型を表面に押し当てて、前記表面に前記谷折り目用突条の跡を付ける谷折り目形成ステップと、山折り目用突条が形成された山折り目用型を前記裏面に押し当てて、前記表面に前記山折り目用突条の跡を付ける山折り目形成ステップと、を備え、前記谷折り目形成ステップは、第1突条が形成された第1型を用いて前記シートの第1エリアの表面に前記第1突条の跡を付ける第1表面折り目形成ステップと、第2突条が形成された第2型を用いて前記シートの第2エリアの表面に前記第2突条の跡を付ける第2表面折り目形成ステップと、を更に備え、前記山折り目形成ステップは、前記第1型を用いて前記第2エリアの裏面に前記第1突条の跡を付ける第2裏面折り目形成ステップと、前記第2型を用いて前記第1エリアの裏面に前記第2突条の跡を付ける第1裏面折り目形成ステップと、を更に備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、当該折り畳み体を効率よく大量生産することができる折り目付シート、折り目付シートの製造方法、これを可能にする折り目付与装置や型を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】(A)は、折り畳みシートの概要を示す平面図であり、(B)は折り畳みシートの概要を示すb-b’線断面図である。(C)は折り畳みシートを折りたたんだときの概要を示す平面図である。
【
図2】(A)は、折り目付与装置の概要を示す側面図である。(B)は、折り目付与装置の概要を示す平面図である。
【
図3】(A)は、型の概要を示すものであり、輪転ローラ側からの透視図である。(B)は、型のb-b’断面図である。
【
図4】(A)は、シートを表側から見たときの平面図である。(B)は型の概要を示すものであり、輪転ローラ側からの透視図である。
【
図5】(A)は、シートを裏側から見たときの平面図である。(B)は型の概要を示すものであり、輪転ローラ側からの透視図である。
【
図6】折り目付シートの製造方法の概要を示すフロー図である。
【
図9】折り目付与装置の変形例の概要を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1(A)に示すように、ミウラ折り(登録商標)とよばれる折り目付シート2は、波状折り目BL1と平行折り目BL2とを備える。波状折り目BL1は横方向に延びるものであり、平行折り目BL2は縦方向に延びる。波状折り目BL1と平行折り目BL2とは互いに交差する。なお、
図1(B)に示すように、波状折り目BL1と平行折り目BL2は、
図1(A)における紙面側からみた場合、実線部分は山折り目YMであり、破線部分は谷折り目TNとなり、
図1(A)における紙面の反対側からみた場合、実線部分は谷折り目となり、破線部分は山折り目となる。シートSを波状折り目BL1において山折り及び谷折りを交互に行った後、平行折り目BL2において山折り及び谷折りを交互に行うと、コンパクトに折り畳むことができる(
図1(C))。この折り目付シート2は、ミウラ折り(登録商標)といった特殊な折り畳み構造を有するため、展開/収納性、強度、折り目の記憶等において優れた特性を発揮する。
【0016】
図2に示すように、折り目付与装置10は、折り目が形成されていないシートSから、折り目付シート2用の折り目付シートを得るためのものであり、搬送方向Xに延びるシートSの搬送路R1を上面に有する載置台11と、搬送路R1の上において幅方向Yに延びる回動軸12と、回動軸12に対し回動自在に設けられた輪転ローラ13と、輪転ローラ13の周面に対して着脱自在に設けられた型14と、輪転ローラ13へシートを供給するシート供給ユニット15と、輪転ローラ13やシート供給ユニット15等を制御する制御ユニット16と、を備える。なお、載置台11のうち、型14による折り目付シート2への押しつけが行われる部分には、ジャケット18が設けられることが好ましい。ジャケット18としては、金属やプラスチック等、型14に比べて弾性に富む材料が用いられ、例えば、ポリウレタン等がある。ジャケット18の厚みとしては、例えば、0.1mm以上1mm以下であることが好ましい。
【0017】
シートSは、第1エリアS1と、第2エリアS2とを備えるものであり、搬送路R1においては、第1エリアS1と第2エリアS2とが幅方向Yに並ぶように配される。
【0018】
シートSの形成材料は、紙、プラスチック及び金属などいずれでもよいが、紙であることが好ましい。
【0019】
型14は、搬送路R1の真上に位置するように、輪転ローラ13に取り付けられる。
図3(A)に示すように、型14は、板状の第1型部31と、第1型部31に対して一体となって形成された板状の第2型部32と、第1型部31に突設された第1突条31Xと、第2型部32に突設された第2突条32Xと、を備える。第1突条31Xや第2突条32Xの高さは、目的に応じて適宜設定すればよく、例えば、0.2mm以上1mm以下であることが好ましい。型14は、第1型部31及び第2型部32が搬送路R1の幅方向Yに並ぶようにして、輪転ローラ13に取り付けられる(
図2(B))。そして、第1型部31及び第2型部32の境界線BXが、第1エリアS1と第2エリアS2の境界線SXと重なるようにして、シートSに対し型14が押し当てられる。例えば、図中の状態においては、第1エリアS1には第1型部31が押し当てられ、第2エリアS2には第2型部32が押し当てられることとなる。
【0020】
型14の形成材料としては、シートSに所定の折り目(
図1(C))が形成される程度の硬度な材料であればよく、例えば、ステンレス鋼などの金属等がある。
【0021】
制御ユニット16は、輪転ローラ13を所定の速度で回転させる。シート供給ユニット15は、制御ユニット16の制御の下、輪転ローラ13の回転タイミングに合わせて、所定の給紙速度でシートSを輪転ローラ13に向けて送り出す。この結果、輪転ローラ13に取り付けられている型14がシートSに押し当てられ所定の折り目が形成される。このとき、第1突条31X~第2突条32Xによって所定の折り目ができる。
【0022】
ここで、
図2に示す向きのシートSに対して型14を押し当てた場合、シートSの表側から見たとき、第1突条31Xによって谷折り目が現れる部分を第1エリアS1と、第2突条32Xによって谷折り目が現れる部分を第2エリアS2と定義する(
図4)。ここで、シートSの裏側からみたとき(
図5(A))、第1突条31Xが押し当てられた部分は、山折り目YMとして第1エリアS1に現れ、第2突条32Xが押し当てられた部分は、山折り目YMとして第2エリアS2に現れる(
図1(B))。
【0023】
図6に示すように、折り目付シートの製造方法60は、折り目が形成されていないシートSから折り目付シート2を得るためのものであり、表面が上を向いたシートSを輪転ローラ13に向けて送り出す表側送出ステップ62と、輪転ローラ13に取り付けられた型14によって、シートSの表面側に所定の折り目が形成される表面折り目形成ステップ63と、裏面が上を向いたシートSを輪転ローラ13に向けて送り出す裏側送出ステップ64と、輪転ローラ13に取り付けられた型14によって、シートSの裏面側に所定の折り目が形成される裏面折り目形成ステップ65と、裏面折り目形成ステップ65を経たシートSを分断して、二枚の折り目付シート2を得る分断ステップ66と、を備える。
【0024】
次に、折り目付与装置10にて行われる折り目付シートの製造方法60の一例について説明する。
【0025】
(表側送出ステップ)
図2に示すように、表側送出ステップ62では、表面が上側(輪転ローラ13側)を向いたシートSを輪転ローラ13へ送り出す。
【0026】
(表面折り目形成ステップ)
表面折り目形成ステップ63では、境界線BXと境界線SX(
図4(A))とが重なるようにして、輪転ローラ13に取り付けられた型14(
図4(B))がシートSの表面側に押し当てられる。このため、シートSの第1エリアS1には、第1突条31Xが押し当てられ、シートSの第2エリアS2には、第2突条32Xが押し当てられる。すなわち、シートSの表面側からみて、第1エリアS1には第1エリアS1には第1突条31Xの谷折り目TNが、第2エリアS2には第2突条32Xの谷折り目TNが、それぞれ形成される(
図4(A))。
【0027】
(裏側送出ステップ)
次に、裏側送出ステップ64では、裏面が上側(輪転ローラ13側)を向いたシートS(
図7)を輪転ローラ13へ送り出す。このとき、シートSの表面において谷折り目TNとして現れた押し跡は、裏面において山折り目YMとして現れる。すなわち、シートSの裏面側からみて、第1エリアS1には第1突条31Xの山折り目YMが、第2エリアS2には第2突条32Xの山折り目YMが、それぞれ形成されている。
【0028】
(裏面折り目形成ステップ)
裏面折り目形成ステップ65では、境界線BXと境界線SXとが重なるようにして、輪転ローラ13に取り付けられた型14(
図5(B))がシートSの裏面側に押し当てられる。このとき、シートSの裏面において、第2エリアS2には、第1突条31Xの押し跡として、谷折り目TNが形成され、第1エリアS1には、第2突条32Xの押し跡として、谷折り目TNが形成される(
図5(A))。
【0029】
こうして、シートSの裏面から見た場合、第1エリアS1には、第2突条32Xの押し跡である谷折り目TNと、第1突条31Xの押し跡(
図4(A))のミラー反転の形状である山折り目YMとが形成されている。このミラー反転は、境界線SX(又は境界線BX)を基準とするものである。このため、シートSの第1エリアS1には、所定の山折り目YM及び谷折り目TNを備えた折り目付シート2が形成される。
【0030】
同様に、シートSの裏面から見た場合、第2エリアS2には、第1突条31Xの押し跡である谷折り目TNと、第2突条32Xの押し跡(
図4(A))のミラー反転の形状である山折り目YMと、が形成される。このミラー反転は境界線SX(又は境界線BX)を基準とするものである。このため、シートSの第2エリアS2にも、所定の山折り目及び谷折り目を備えた折り目付シート2が形成される。
【0031】
分断ステップ66では、第1エリアS1及び第2エリアS2の間でシートSを分断する。ここで、第1エリアS1に現れた折り目付シート2と、第2エリアS2に現れた折り目付シート2とは、裏表の関係にあるため、片方の折り目付シート2の裏表を変更すると、もう片方の折り目付シート2と同一のものとなる。こうして、1つのシートSから、2つの折り目付シート2を得ることができる。
【0032】
このように、本発明では、山折り目及び谷折り目のパターンとして所定のレイアウトを採用している。このレイアウトは、1枚のシートSに第1エリア及び第2エリアが設定され、第1エリアS1に設けられた山折り目と第2エリアS2に設けられた谷折り目とは、境界線SXに対して線対象となっており、第1エリアS1に設けられた谷折り目と第2エリアS2に設けられた山折り目とは、境界線SXに対して線対象となっている。このような特徴的なレイアウトの採用により、表面における谷折り目の形成ステップと、表面における山折り目を形成するステップと個別に行うことができるため、結果として、山折り目と谷折り目はもちろんのこと、山折り目と谷折り目の連続部分までも精度よく形成することができる。さらに、共通の型を利用して、1枚のシートSから複数の折り目付シート2を同時に得ることができる。結果、両側に山折り目と谷折り目を備える折り目付シート2を効率よく製造することができる。
【0033】
上記実施形態では、表面折り目形成ステップ及び裏面折り目形成ステップにおいて、共通の折り目付与装置10を用いたが、本発明はこれに限られず、表面用の折り目付与装置と、その下流側に裏面用の折り目付与装置とを並べて行ってもよい。表面用の折り目付与装置と裏面用の折り目付与装置との間ではシートの反転を行ってもよい。なお、後述のような折り目付与装置(
図9)を用いると、シートの反転作業を省略することもできる。
【0034】
なお、第1型部31と第2型部32とは一体となっていなくてもよい。シートSの表面においては、第1エリアS1に第1型部31が押し当てられるとともに、第2エリアS2に第2型部32が押し当てられ、シートSの裏面においては、第1エリアS1に第2型部32が押し当てられるとともに、第2エリアS2に第1型部31が押し当てられればよい。
【0035】
上記実施形態では、1つのシートから2つの折り目付シート2を得たが、本発明はこれに限られず、4枚取りやそれ以上の枚数の折り目付シート2を得てもよい。
【0036】
以下、別の実施形態を説明するが、上記実施形態と異なる部分のみ説明するものとし、上記実施形態と同一の部材等については同一の符号を付しその説明を省略する。
【0037】
上記実施形態では、載置台11を備える折り目付与装置10を用いた(
図2)が、本発明はこれに限られず、
図9に示すように、折り目付与装置80を用いてもよい。折り目付与装置80は、表面用の折り目付与ユニット81と、搬送方向Xの下流側に配された裏面用の折り目付与ユニット82と、搬送路R1を形成する搬送ローラ83と、各ユニット81~82や搬送ローラ83を制御する制御ユニット16(
図9では省略する)と、を備える。
【0038】
折り目付与ユニット81は、回動軸12と、輪転ローラ13と、型14と、軸81Aと、受けローラ81Bと、を備える。受けローラ81Bは、軸81Aに嵌着され、軸81Aを中心に回動自在となっている。受けローラ81Bは、搬送路R1を基準にして、輪転ローラ13と対向するように配される。受けローラ81Bの周面には、ジャケット81Cが設けられている。受けローラ81Bの外径を輪転ローラ13の外径の倍にするとともに、受けローラ81Bの周面においてジャケット81Cを2個、周方向において所定の間隔で設けてもよい。ジャケット81Cの形成材料は、ジャケット18と同じものを用いることが好ましい。
【0039】
折り目付与ユニット82は、回動軸12と、輪転ローラ13と、型14と、軸82Aと、受けローラ82Bと、を備える。軸82Aと受けローラ82Bとは、それぞれ、軸81Aと受けローラ81Bと同様の構造を有するためその詳細説明を省略する。
【0040】
制御ユニット16は、それぞれの型14とジャケット81C~82Cとが同期するように、輪転ローラ13及び受けローラ81B~82B等を回動させる。
【0041】
折り目付与装置80において、型14が取り付けられた輪転ローラ13は、折り目付与ユニット81側では搬送路R1を基準にして上側に配され、折り目付与ユニット82側では搬送路R1を基準にして下側に配される。このため、折り目付与装置80によれば、シートSの反転作業を行うことなく所望の折り目をシートに付与することができる。
【0042】
なお、折り目付与ユニット81側の型14と折り目付与ユニット82側の型14とのいずれか一方を、第1型部31を有するものものとし、他方を、第2型部32のミラー反転させたものとしてもよい。これにより、1枚のシートSから、1枚の折り目付シート2を得ることができる。
【0043】
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0044】
2 折り目付シート
10 折り目付与装置
11 載置台
12 回動軸
13 輪転ローラ
14 型
15 シート供給ユニット
16 制御ユニット
31 第1型部
31X 第1突条
32 第2型部
32X 第2突条
60 折り目付シートの製造方法
62 表側送出ステップ
63 面折り目形成ステップ
64 裏側送出ステップ
65 面折り目形成ステップ
66 分断ステップ
80 折り目付与装置
81 折り目付与ユニット
82 折り目付与ユニット
BX 境界線
R1 搬送路
S シート
S1 第1エリア
S2 第2エリア
SX 境界線
TN 谷折り目
X 搬送方向
Y 幅方向
YM 山折り目