(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-23
(45)【発行日】2023-08-31
(54)【発明の名称】インレットボックス組立て品
(51)【国際特許分類】
B60K 15/05 20060101AFI20230824BHJP
【FI】
B60K15/05 B
(21)【出願番号】P 2019175916
(22)【出願日】2019-09-26
【審査請求日】2022-07-04
(73)【特許権者】
【識別番号】390026538
【氏名又は名称】ダイキョーニシカワ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】甲斐 信嗣
【審査官】渡邊 義之
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-154993(JP,A)
【文献】特開2018-47717(JP,A)
【文献】特開2014-97712(JP,A)
【文献】米国特許第5836638(US,A)
【文献】特開2019-156294(JP,A)
【文献】特開2017-154720(JP,A)
【文献】特開昭63-97422(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 11/00- 15/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部空間(11)にアクセス可能な開口(13)を有するインレットボックス(3)と、
前記インレットボックス(3)に対し支軸体(31)を介して回転可能に取り付けられたアーム(5)と、
前記アーム(5)に支持され、該アーム(5)の回転動作により、前記インレットボックス(3)の開口(13)を開ける開位置と当該開口(13)を閉じる閉位置とに変位するリッド(7)と、を備え、
前記インレットボックス(3)の開口(13)を車外側に向ける姿勢で車体(105)に取り付けられるインレットボックス組立て品であって、
前記インレットボックス(3)には、外周側に向かって張り出し、前記支軸体(31)を内部に位置するように支持すると共に前記アーム(5)を収容するアーム収容部(17)が設けられ、
前記アーム収容部(17)における車外側の壁部(59)と前記アーム(5)とには、前記リッド(7)が開位置にあるときに互いに当接することにより、前記アーム(5)の前記支軸体(31)に沿う方向への揺動を規制する規制部(53)が設けられ
、
前記規制部(53)は、前記アーム収容部(17)における車外側の壁部(59)に設けられた第1嵌合部(55,63)と、前記アーム(5)に設けられた第2嵌合部(57,65)とを有し、
前記第1嵌合部(55,63)および前記第2嵌合部(57,65)は、互いに嵌合する嵌合構造を構成し、互いに嵌合したときに前記支軸体(31)に沿う方向において互いに当接する側面をそれぞれ有する
ことを特徴とするインレットボックス組立て品。
【請求項2】
請求項
1に記載されたインレットボックス組立て品において、
前記第1嵌合部(55,63)および前記第2嵌合部(57,65)のうち、一方は嵌合凹部(55)または嵌合孔(63)であり、他方は嵌合凸部(57,65)であり、
前記嵌合凹部(55)または前記嵌合孔(63)の内面は、前記支軸体(31)に沿う方向において前記嵌合凸部(57,65)が嵌入される空間を挟んで位置する一対の
前記側面(61,69)を有し、
前記一対の側面(61,69)は、前記嵌合凹部(55)または前記嵌合孔(63)に対する前記嵌合凸部(57)の嵌入方向に向かって互いに接近し、
前記嵌合凸部(57)は、前記リッド(7)が開位置にあるときに、前記一対の側面(61,69)それぞれに当接する
ことを特徴とするインレットボックス組立て品。
【請求項3】
内部空間(11)にアクセス可能な開口(13)を有するインレットボックス(3)と、
前記インレットボックス(3)に対し支軸体(31)を介して回転可能に取り付けられたアーム(5)と、
前記アーム(5)に支持され、該アーム(5)の回転動作により、前記インレットボックス(3)の開口(13)を開ける開位置と当該開口(13)を閉じる閉位置とに変位するリッド(7)と、を備え、
前記インレットボックス(3)の開口(13)を車外側に向ける姿勢で車体(105)に取り付けられるインレットボックス組立て品であって、
前記インレットボックス(3)には、外周側に向かって張り出し、前記支軸体(31)を内部に位置するように支持すると共に前記アーム(5)を収容するアーム収容部(17)が設けられ、
前記アーム収容部(17)における車外側の壁部(59)と前記アーム(5)とには、前記リッド(7)が開位置にあるときに互いに当接することにより、前記アーム(5)の前記支軸体(31)に沿う方向への揺動を規制する規制部(53)が設けられ、
前記規制部(53)は、前記アーム収容部(17)における車外側の壁部(59)に設けられた第1嵌合部(55,63)と、前記アーム(5)に設けられた第2嵌合部(57,65)とを有し、
前記第1嵌合部(55,63)および前記第2嵌合部(57,65)は、互いに嵌合する嵌合構造を構成し、
前記第1嵌合部(55,63)および前記第2嵌合部(57,65)のうち、一方は嵌合孔(63)であり、他方は前記嵌合孔(63)に挿通される嵌合凸部(57,65)である
ことを特徴とするインレットボックス組立て品。
【請求項4】
請求項
1~3のいずれか1項に記載されたインレットボックス組立て品において、
前記アーム(5)を前記リッド(7)が開く方向に向けて付勢する付勢機構(9)をさらに備え、
前記第2嵌合部(57,65)は、前記付勢機構(9)による付勢力を以て前記第1嵌合部(55,63)に押し付けられる
ことを特徴とするインレットボックス組立て品。
【請求項5】
内部空間(11)にアクセス可能な開口(13)を有するインレットボックス(3)と、
前記インレットボックス(3)に対し支軸体(31)を介して回転可能に取り付けられたアーム(5)と、
前記アーム(5)に支持され、該アーム(5)の回転動作により、前記インレットボックス(3)の開口(13)を開ける開位置と当該開口(13)を閉じる閉位置とに変位するリッド(7)と、を備え、
前記インレットボックス(3)の開口(13)を車外側に向ける姿勢で車体(105)に取り付けられるインレットボックス組立て品であって、
前記インレットボックス(3)には、外周側に向かって張り出し、前記支軸体(31)を内部に位置するように支持すると共に前記アーム(5)を収容するアーム収容部(17)が設けられ、
前記アーム収容部(17)における車外側の壁部(59)と前記アーム(5)とには、前記リッド(7)が開位置にあるときに互いに当接することにより、前記アーム(5)の前記支軸体(31)に沿う方向への揺動を規制する規制部(53)が設けられ、
前記規制部(53)は、前記アーム収容部(17)における車外側の壁部(59)に設けられた第1嵌合部(55,63)と、前記アーム(5)に設けられた第2嵌合部(57,65)とを有し、
前記第1嵌合部(55,63)および前記第2嵌合部(57,65)は、互いに嵌合する嵌合構造を構成し、
前記アーム(5)を前記リッド(7)が開く方向に向けて付勢する付勢機構(9)をさらに備え、
前記第2嵌合部(57,65)は、前記付勢機構(9)による付勢力を以て前記第1嵌合部(55,63)に押し付けられる
ことを特徴とするインレットボックス組立て品。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載されたインレットボックス組立て品において
、
前記第1嵌合部(55,63)は、前記アーム収容部(17)の車外側の壁部(59
)における前記支軸体(31)側の部位に設けられ
、
前記第2嵌合部(57,65)は、前記アーム(5)のうち前記リッド(7)が全開位置にあるときに前記アーム収容部(17)の車外側の壁部(59)と対向する部分において、前記支軸体(31)側の部位に設けられる
ことを特徴とするインレットボックス組立て品。
【請求項7】
請求項6に記載されたインレットボックス組立て品において、
前記第1嵌合部(55,63)は、前記アーム収容部(17)の車外側の壁部(59
)における前記支軸体(31)側とは反対側の部位にも設けられ
、
前記第2嵌合部(57,65)は、前記アーム(5)のうち前記リッド(7)が全開位置にあるときに前記アーム収容部(17)の車外側の壁部(59)と対向する部分において、前記支軸体(31)側とは反対側の部位にも設けられる
ことを特徴とするインレットボックス組立て品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、自動車の車体に設けられるインレットボックス組立て品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、自動車の給油口を内部に収容するインレットボックス組立て品が知られている。インレットボックス組立て品は、車体のリヤフェンダー上方に設けられて開口が車外側に臨むインレットボックスと、インレットボックスの開口を閉塞するリッドとを備える。このインレットボックス組立て品では、燃料を補給する際にリッドを開くことで、インレットボックス内の給油口にアクセス可能となっている。
【0003】
インレットボックス組立て品において、リッドは、インレットボックスにアームを介して取り付けられている。アームは、インレットボックスの外周側に張り出したアーム収容部の内部に設けられた支軸体に回転可能に取り付けられている。リッドは、アームの回転動作によってインレットボックスの開口を開閉可能であり、その開き動作に伴い、アームがインレットボックスの開口から外方に延び出て、当該開口から離れるようになっている。
【0004】
このようなインレットボックス組立て品は、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示のインレットボックス組立て品では、インレットボックスの開口の縁部に係合突起が設けられている一方、アームに一対のガイド突条が設けられている。一対のガイド突条は、リッドがインレットボックスの開口を閉じる閉位置にあるときに、係合突起を挟み込むことで、当該開口の周縁とリッドの周縁との間の隙間を均一に保持するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したインレットボックス組立て体において、アームを回転可能に支持する支軸体は、インレットボックスに支持されるが、そのインレットボックスに対してがたつくことがある。こうした支軸体のがたつきは、例えば、支軸体をインレットボックスに挿通させた状態で支持させる場合に、支軸体とインレットボックスとの間を密閉するのに設けられるシール部材がへたることなどに起因して生じる。
【0007】
支軸体ががたつくと、リッドがアームと共に支軸体に沿う方向に揺動してがたつきを生じる。ユーザーは、そうしたリッドのがたつきを、インレットボックスの開口を開けたときや当該開口を閉めるときといったリッドの操作時に感じ易い。特に、リッドがインレットボックスの開口を開けた開位置にあるときにがたつきを生じると、インレットボックス組立て体の品位が損なわれる。
【0008】
本開示の技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リッドが開位置にあるときに支軸体に沿う方向にがたつくのを抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本開示の技術では、インレットボックスのアーム収容部とアームとの対向部位にリッドが開位置にあるときの支軸体に沿う方向への揺動を規制する規制部を設けるようにした。
【0010】
具体的には、本開示の技術は、内部空間にアクセス可能な開口を有するインレットボックスと、インレットボックスに対し支軸体を介して回転可能に取り付けられたアームと、アームに支持され、そのアームの回転動作により、インレットボックスの開口を開ける開位置と当該開口を閉じる閉位置とに変位するリッドとを備え、インレットボックスの開口を車外側に向ける姿勢で車体に取り付けられるインレットボックス組立て品を対象とする。
【0011】
本開示の技術に係る第1の態様は、インレットボックスに、外周側に向かって張り出し、支軸体を内部に支持すると共にアームを収容するアーム収容部が設けられている、インレットボックス組立て品である。この第1の態様のインレットボックス組立て品において、アーム収容部における車外側の壁部と、アームとには、リッドが開位置にあるときに互いに当接することにより、アームの支軸体に沿う方向への揺動を規制する規制部が設けられている。
【0012】
本開示の技術に係る第2の態様は、第1の態様のインレットボックス組立て品において、規制部が、アーム収容部における車外側の壁部に設けられた第1嵌合部と、アームに設けられた第2嵌合部とを有する、インレットボックス組立て品である。第1嵌合部および第2嵌合部は、互いに嵌合することによりアームの支軸体に沿う方向への揺動を規制する。
【0013】
本開示の技術に係る第3の態様は、第2の態様のインレットボックス組立て品において、リッドがインレットボックスの開口から離間する側の回転方向に向けてアームを付勢する付勢機構をさらに備える、インレットボックス組立て品である。第2嵌合部は、リッドが開位置にあるときに、付勢機構による付勢力を以て第1嵌合部に押し付けられる。
【0014】
本開示の技術に係る第4の態様は、第2または第3の態様のインレットボックス組立て品において、第1嵌合部および第2嵌合部のうち、一方が嵌合凹部または嵌合孔であり、他方が嵌合凸部である、インレットボックス組立て品である。嵌合凹部または嵌合孔の内面は、支軸体に沿う方向において嵌合凸部が嵌入される空間を挟んで位置する一対の側面を有する。これら一対の側面は、嵌合凹部または嵌合孔に対する嵌合凸部の嵌入方向に向かって互いに接近している。嵌合凸部は、リッドが開位置にあるときに、一対の側面それぞれに当接する。
【0015】
本開示の技術に係る第5の態様は、第2または第3の態様のインレットボックス組立て品において、第1嵌合部および第2嵌合部のうち、一方が嵌合孔であり、他方が嵌合孔に挿通される嵌合凸部である、インレットボックス組立て品である。
【0016】
本開示の技術に係る第6の態様は、第1~第5の態様のいずれか1つのインレットボックス組立て品において、支軸体が、アーム収容部の張り出し方向における奥側に配置される、インレットボックス組立て品である。規制部は、アーム収容部の車外側の壁部とアームとにおける支軸体側の部位に設けられている。
【0017】
本開示の技術に係る第7の態様は、第6の態様のインレットボックス組立て品において、規制部が、アーム収容部の車外側の壁部とアームとにおける支軸体側とは反対側の部位にも設けられている、インレットボックス組立て品である。
【発明の効果】
【0018】
第1の態様によれば、アーム収容部における車外側の壁部とアームとに、リッドが開位置にあるときに互いに当接することにより、アームの支軸体に沿う方向への揺動を規制する規制部を設けるようにしたので、リッドが開位置にあるときに支軸体に沿う方向にがたつくのを抑制できる。
【0019】
第2の態様によれば、規制部を、アーム収容部に設けられた第1嵌合部と、アームに設けられた第2嵌合部とを互いに嵌合させることにより、リッドの支軸体に沿う方向への揺動を規制する構造としたので、簡単な構造でリッドが開位置にあるときに支軸体に沿う方向にがたつくのを好適に抑制できる。
【0020】
第3の態様によれば、第2嵌合部を、リッドが開位置にあるときに、付勢機構による付勢力を以て第1嵌合部に押し付けるようにしたので、第1嵌合部と第2嵌合部とが嵌合した状態を維持でき、且つ第2嵌合部に対する第1嵌合部の摩擦力を増大させることができる。このことは、リッドが開位置にあるときに支軸体に沿う方向にがたつくのを抑制するのに有利である。
【0021】
第4の態様によれば、第1嵌合部および第2嵌合部の一方を構成する嵌合凹部または嵌合孔の内面が、第1嵌合部および第2嵌合部の他方を構成する嵌合凸部の嵌入方向に向かって互いに接近しているので、嵌合凸部を、嵌合凹部または嵌合孔に嵌入させる過程で、一対の側面により嵌合凹部または嵌合孔の奥側に向けて案内し、嵌合凹部または嵌合孔にスムーズに嵌合させることができる。
【0022】
また、第4の態様によれば、リッドが開位置にあるときには、嵌合凸部が嵌合凹部内または嵌合孔内における一対の側面それぞれに当接するので、嵌合凸部が支軸体に沿う方向へ移動することを一対の側面により規制できる。これにより、リッドが開位置にあるときに支軸体に沿う方向にがたつくのを好適に抑制できる。
【0023】
第5の態様によれば、規制部を、第1嵌合部および第2嵌合部の一方を構成する嵌合孔に、第1嵌合部および第2嵌合部の他方を構成する嵌合凸部を挿通させる構造としたので、リッドが開位置にあるときにおいて、嵌合凸部が嵌合孔に挿通されてその嵌合孔の周縁に当接することにより、アームが支軸体に沿う方向に揺動するのを好適に規制できる。このことは、リッドが支軸体に沿う方向にがたつくのを抑制するのに有利である。
【0024】
第6の態様によれば、規制部を、アーム収容部の車外側の壁部とアームとにおける、アーム収容部の張り出し方向における奥側に配置された支軸体側の部位に設けるようにしたので、規制部がアーム収容部の車外側の壁部とアームとにおける支持体側と反対側の部位のみに設けられている場合に比べて、リッドが開位置にあるときに支軸体に沿う方向にがたつくのを好適に抑制できる。
【0025】
第7の態様によれば、規制部を、アーム収容部の車外側の壁部とアームとにおける支軸体側とは反対側の部位にも設けるようにしたので、アーム収容部の車外側の壁部とアームとにおける支軸体側とその反対側とに亘る複数の部位または比較的広い範囲で、アームが支軸体に沿う方向に揺動するのを規制できる。このことは、リッドが支軸体に沿う方向にがたつくのを抑制するのに有利である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】
図1は、実施形態に係るインレットボックス組立て品が設けられた自動車の後部を示す側面図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係るインレットボックス組立て品の斜視図である。
【
図3】
図3は、
図2のIII-III線におけるインレットボックス組立て品の断面図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係るインレットボックス組立て品のリッドの開閉動作を示す側面図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係るインレットボックス組立て品のリッドが全開位置にあるときの様子を示す断面図である。
【
図6】
図6は、
図5のVI-VI線におけるインレットボックス組立て品の断面図である。
【
図7】
図7は、変形例に係るインレットボックス組立て品の
図6相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、便宜上、車両前後方向における前側を「前」、後側を「後」と称し、車両前方を向いて車幅方向における左側を「左」、右側を「右」と称し、車高方向における上側を「上」、下側を「下」と称する。
【0028】
図1は、この実施形態に係るインレットボックス組立て品1が設けられた自動車101の後部を示す側面図である。
図1に示すように、インレットボックス組立て品1は、自動車101の車体103左側のサイドパネル105におけるリヤフェンダー107上方の部分に設けられた取付口109に取り付けられて使用される。インレットボックス組立て品1は、自動車101に搭載の燃料タンクに接続されたフューエルパイプの給油口と給油口を開閉するキャップとを収容する部品である。
【0029】
〈インレットボックス組立て品の全体構成〉
図2は、インレットボックス組立て品1の斜視図である。
図3は、
図2のIII-III線におけるインレットボックス組立て品1の断面図である。
図4は、インレットボックス組立て品1のリッド7の開閉動作を示す側面図である。
図5は、インレットボックス組立て品1のリッド7が全開位置にあるときの様子を示す断面図である。なお、
図2では、リッド7を構成するアウタ部材39の図示を2点鎖線で表した外縁形状のみとして省略する。
【0030】
図2~
図5に示すように、インレットボックス組立て品1は、インレットボックス3と、アーム5と、リッド7と、開閉補助機構9とを備える。インレットボックス組立て品1はさらに、リッド7を閉位置でロックするロック装置やロック装置を駆動する駆動装置などを備えるが、これらロック装置および駆動装置は、周知であるので、その詳細な説明と図示とを省略する。インレットボックス組立て品1は、予め組み立てられるため、車体103への組み付け作業が比較的容易である。
【0031】
〈インレットボックスの構成〉
インレットボックス3は、射出成形などで成形される樹脂成形品である。インレットボックス3は、例えば、ポリプロピレン(PP:Polypropylene)や、ポリプロピレン(PP)にガラス繊維、炭素繊維などの繊維補強材を含有した熱可塑性樹脂からなる。インレットボックス3は、内部空間11にアクセス可能な開口13を有する。インレットボックス組立て品1は、インレットボックス3の開口13を車外側に向ける姿勢で車体103に取り付けられる。
【0032】
インレットボックス3は、概略円形カップ状に形成されたボックス本体15と、ボックス本体15の外周壁から前方(つまりインレットボックス3の外周側)に向かって張り出したアーム収容部17とを有する。これらボックス本体15とアーム収容部17との間には隔壁などが無く、ボックス本体15内の空間とアーム収容部17内の空間とは、互いに繋がっていて1つの内部空間11を形成している。インレットボックス3の開口13は、ボックス本体15が有している。
【0033】
ボックス本体15の底部には、フューエルパイプの給油口側の部分が挿通されるパイプ孔19が設けられている。パイプ孔19の周縁には、フューエルパイプとの間を密閉するエラストマー製またはゴム製のグロメット21が設けられている。ボックス本体15の開口13の周縁には、当該開口13の外周側へ突出したフランジ23が全周に亘って設けられている。
【0034】
フランジ23には、複数の貫通孔25が形成されている。フランジ23の裏面(つまり車内側に臨む面)には、水密性を有するエラストマー製またはゴム製のシール部27が一体に設けられている。インレットボックス3は、そのシール部27をサイドパネル105の取付口109の段落ちした周縁部に密着させた状態として、フランジ23の裏側に設けられた図示しない係止爪を当該取付口109の周縁部に係合させることにより、サイドパネル105に取り付けられる。
【0035】
シール部27は、フランジ23の外周側に突出すると共に、各貫通孔25を通してフランジ23の表面側(つまり車外側)に突出する突起29を形成している。この突起29は、リッド7の閉位置でその裏面に対向し、リッド7が閉じ動作においてボックス本体15のフランジ23に当接する際の衝撃を吸収する役割を果たす。シール部27は、例えば、インレットボックス3の成形時に2色成形により成形される。
【0036】
アーム収容部17は、インレットボックス3においてアーム5を収容する部分である。アーム収容部17には、支軸体31が長手方向を上下方向に向けた姿勢で設けられている。支軸体31は、アーム収容部17の張り出し方向における奥側で車外側(左側)の隅寄り箇所に配置されている。支軸体31の上端部は、アーム収容部17の上側壁部に設けられたボス部33に挿入されている。支軸体31の下端部は、アーム収容部17の下側壁部に設けられたボス部35に挿入されている。そうして、支軸体31は、アーム収容部17に回転自在に支持されている。
【0037】
〈アームの構成〉
アーム5は、アーム収容部17内で支軸体31に支持され、アーム収容部17に対し支軸体31を介して回転可能に取り付けられている。アーム5は、リッド7を構成するインナ部材37と一体に設けられている。アーム5の形状は、リッド7の前方傍らで裏側に向かって突出するように湾曲した概略U字形状やスワンネック形状である。アーム5におけるリッド7から離れた先端部分は、支軸体31が締り嵌め状態に挿通されることで、支軸体31と一体で回転可能なようにアーム収容部17に取り付けられる。
【0038】
〈リッドの構成〉
リッド7は、アーム5に支持され、そのアーム5の回転動作により、インレットボックス3の開口13を開ける開位置と、インレットボックス3の開口13を閉じる閉位置とに変位する。リッド7は、閉位置にあるときに、サイドパネル105の取付口109内に位置し、インレットボックス3内への外部からの異物の侵入などを阻止する。このリッド7は、車内側に位置するインナ部材37と、車外側に位置するアウタ部材39とを組み合わせて構成されている。
【0039】
インナ部材37およびアウタ部材39は、射出成形などで成形される樹脂成形品であって、例えばインレットボックス3と同じ熱可塑性樹脂からなる。インナ部材37とアウタ部材39とは、図示しない係止爪による係合構造などにより互いに固定されている。インナ部材37のアウタ部材39側の面とアーム5とには補強リブ41が設けられている。アウタ部材39の外面は、サイドパネル105の外面と同じ色の塗装を施され、リッド7が閉位置にあるときにサイドパネル105の外面と略面一となる。
【0040】
〈開閉補助機構の構成〉
開閉補助機構9は、平面カムであるカム駒43と、トーションばね45とを含んで構成されている。この開閉補助機構9は、付勢機構の一例である。カム駒43は、アーム収容部17の上側にあるボス部33上に設けられている。カム駒43の一側を構成する基礎円部47の中心部分は、支軸体31の端部に一体形成されている。それにより、カム駒43は、支軸体31の回転動作、つまりはリッド7の開閉動作に連動して回転し、カム駒の他側を構成する、ベース部47から突出したトップ部49の位置が変位するようになっている。
【0041】
トーションばね45は、カム駒43のトップ部49と、アーム収容部17の上面に設けられた円柱形の支持突片51との間に介装されている。具体的には、トーションばね45の一端部は、カム駒43のトップ部49に揺動自在に取り付けられている。また、トーションばね45の他端部は、円弧状に形成されており、支持突片51に嵌合されることにより、当該支持突片51の周方向に揺動自在に支持されている。
【0042】
開閉補助機構9は、トーションばね45の付勢力によりリッド7の開き動作と閉じ動作との両方を補助する。開閉補助機構9が補助する動作は、リッド7の回転方向における位置に応じて開き動作と閉じ動作とのいずれかに切り替わる。
【0043】
リッド7が所定の位置(
図4に二点鎖線で示す位置)よりも開き側の位置にあるときには、トーションばね45がカム駒43のトップ部49を上面視で基礎円部47を中心として時計回りの方向に付勢する。それにより、支軸体31およびアーム5がリッド7を開く方向D1に向けて付勢され、リッド7の開き動作が補助される。また、リッド7が上記所定の位置よりも閉じ側の位置にあるときには、トーションばね45がカム駒のトップ部45を上面視で基礎円部47を中心として反時計回りの方向に付勢する。それにより、支軸体31およびアーム5がリッド7を閉じる方向D2に向けて付勢され、リッド7の閉じ動作が補助される。
【0044】
〈規制部の構成〉
図3、
図5および
図6に示すように、アーム収容部17における車外側の内面と、アーム5とには、リッド7が開位置にあるときに互いに当接することにより、当該リッド7の支軸体31に沿う方向(上下方向)への揺動を規制する規制部53が設けられている。規制部53は、アーム収容部17における車外側の内面に設けられた嵌合凹部55と、アーム5に設けられた嵌合凸部57とを有している。ここで、嵌合凹部55は、第1嵌合部の一例である。嵌合凸部57は、第2嵌合部の一例である。
【0045】
嵌合凹部55と嵌合凸部57とは、互いに嵌合する嵌合構造を構成している。嵌合凹部55は、アーム収容部17における車外側に位置する表側壁部59を部分的に車外側へ突出させることで形成されている。嵌合凹部55は、アーム収容部17の張り出し方向(前後方向)に延びる溝状とされている。嵌合凹部55は、アーム収容部17における車外側の内面における支軸体31側の部位からボックス本体15側に向けて延びており、ボックス本体15側に開放されている。嵌合凹部55は、深さ方向において尻窄まりの形状とされている。
【0046】
嵌合凹部55の内部には、嵌合凸部57が嵌入される空間として縦断面で略三角形状の空間が形成されている。嵌合凹部55の内面は、支軸体31に沿う方向において嵌合凸部57が嵌入される空間を挟んで位置する一対の側面61を有する。これら一対の側面61は、アーム収容部17の車外側の内面とアーム5とが対向する方向(左右方向)に対してそれぞれ傾斜し、嵌合凹部55に対する嵌合凸部57の嵌入方向に向かって互いに接近している。当該一対の側面61は、嵌合凸部57を嵌合凹部55に嵌合させ易くするための誘い形状を形成している。
【0047】
嵌合凸部57は、アーム5において、リッド7がインレットボックス3の開口13を最大限に開放する全開位置にあるときにアーム収容部17の車外側の内面と対向する部分に一体に形成されている。嵌合凸部57は、アーム5の長手方向に延びる突条に設けられている。嵌合凸部57は、突出方向において先窄まりの形状とされ、縦断面で略三角形状に形成されている。嵌合凸部57は、アーム5のうちアーム収容部17の車外側の内面と対向する部分において、支軸体31側の部位から支軸体31とは反対側の部位にまで略全体に亘り延びている。
【0048】
嵌合凸部57における支軸体31に沿う方向における両側面は、嵌合凹部55と嵌合凸部57とが嵌合したときに、嵌合凹部55内の一対の側面61と対向するように形成されている。嵌合凸部57は、リッド7の開き動作に伴い嵌合凹部55に嵌入される過程で、嵌合凹部55内の一対の側面61により嵌入方向における奥側に向けて案内される。そして、嵌合凸部57は、リッド7が全開位置にあるときに、嵌合凹部55内の一対の側面61それぞれに面同士で当接する。このとき、嵌合凸部57は、開閉補助機構9による付勢力を以て嵌合凹部55内の一対の側面61に押し付けられる。それにより、嵌合凹部55と嵌合凸部57とを嵌合した状態が維持され、アーム5が支軸体31に沿う方向において揺動するのを規制できる。
【0049】
-実施形態の効果-
この実施形態に係るインレットボックス組立て品1によれば、アーム収容部17における車外側の内面に設けられた嵌合凹部55とアーム5に設けられた嵌合凸部57とを、リッド7が開位置にあるときに互いに嵌合させることにより、アーム5が支軸体31に沿う方向に揺動するのを規制するようにしたので、リッド7が開位置にあるときに支軸体31に沿う方向にがたつくのを抑制できる。
【0050】
この実施形態に係るインレットボックス組立て品1によれば、嵌合凸部57を、リッド7が開位置にあるときに、開閉補助機構9による付勢力を以て嵌合凹部55内の一対の側面61に押し付けるようにしたので、嵌合凹部55と嵌合凸部57とが嵌合した状態を維持でき、嵌合凸部57を嵌合凹部55に食い込ませると共に、一対の側面61に対する嵌合凸部57の摩擦力を増大させることができる。このことは、リッド7が支軸体31に沿う方向にがたつくのを抑制するのに有利である。
【0051】
この実施形態に係るインレットボックス組立て品1によれば、規制部53を、アーム収容部17の車外側の内面とアーム5とにおける支軸体31側の部位から支軸体31とは反対側の部位にかけて設けるようにしたので、アーム5の長さ方向における比較的広い範囲をアーム5の支軸体31に沿う方向への揺動を規制するのに寄与させることができる。このことは、リッド7が支軸体31に沿う方向にがたつくのを抑制するのに有利である。
【0052】
〈変形例〉
図7は、この変形例に係るインレットボックス組立て品1の
図6相当図である。
図7に示すように、この変形例に係るインレットボックス組立て品1において、規制部53は、アーム収容部17の表側壁部59に設けられた嵌合孔63と、アーム5に設けられた嵌合凸部65とを有している。ここで、嵌合孔63は、第1嵌合部の一例である。嵌合凸部65は、第2嵌合部の一例である。
【0053】
嵌合孔63は、上記実施形態で説明した溝形の嵌合凹部55の底にアーム収容部17の張り出し方向に延びるスリット状の開口67を形成したような態様に形成されている。嵌合孔63の内部には、嵌合凸部65が嵌入される空間として縦断面で略台形状の空間が形成されている。嵌合孔63の内面は、支軸体31に沿う方向において嵌合凸部65が嵌入される空間を挟んで位置する一対の側面69を有する。これら一対の側面69は、上記実施形態1の嵌合凹部55内の一対の側面61と同様な誘い形状を形成している。
【0054】
嵌合凸部65は、アーム5における上記実施形態の嵌合凸部57と同じ部分に一体に形成されている。嵌合凸部65は、縦断面で略三角形に形成された先窄まりのベース部71と、ベース部71の先端からアーム5とは反対側へ延びる板状の延長部73とを有している。嵌合凸部65は、リッド7が全開位置にあるときに、嵌合孔63に嵌合すると共に挿通される。このとき、ベース部71は、嵌合孔63内に配置されて一対の側面69それぞれと面同士で当接する。そして、延長部73は、嵌合孔63からアーム収容部17の外側に延び出て、嵌合孔63における車外側の開口67周縁と当接する。
【0055】
-変形例の効果-
この変形例に係るインレットボックス組立て品1によれば、アーム収容部17の表側壁部59に設けられた嵌合孔63に対し、アーム5に設けられた嵌合凸部65を嵌合させると共に挿通させるようにしたので、リッド7が開位置にあるときにおいて、嵌合凸部65が嵌合孔63内の一対の側面69と嵌合孔63の車外側の開口67周縁とに当接することにより、アーム5が支軸体31に沿う方向に揺動するのを規制できる。それにより、リッド7が支軸体31に沿う方向にがたつくのを好適に抑制できる。
【0056】
以上のように、本開示の技術の例示として、好ましい実施形態について説明した。しかし、本開示の技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須でない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることを以て、直ちにそれらの必須でない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
【0057】
例えば、上記実施形態および変形例について、以下のような構成としてもよい。
【0058】
上記実施形態では、アーム収容部17の車外側の内面に嵌合凹部55が設けられ、アーム5に嵌合凸部57が設けられているとしたが、これに限らない。例えば、アーム収容部17の車外側の内面に嵌合凸部が設けられる一方、アーム5に嵌合凹部が設けられ、リッド7が開位置にあるときに、それら嵌合凸部と嵌合凹部とを互いに嵌合させることにより、支軸体31に沿う方向において、アーム5の揺動を規制し、リッド7のがたつきを抑制してもよい。
【0059】
上記変形例では、アーム収容部17の表側壁部59に嵌合孔63が設けられ、アーム5に嵌合凸部65が設けられているとしたが、これに限らない。例えば、アーム収容部17の表側壁部59に嵌合凸部が設けられる一方、アーム5に嵌合孔が設けられ、リッド7が開位置にあるときに、それら嵌合凸部と嵌合孔とを互いに嵌合させることにより、支軸体31に沿う方向において、アーム5の揺動を規制し、リッド7のがたつきを抑制してもよい。
【0060】
上記実施形態では、嵌合凹部55が溝状であり、嵌合凸部57が突条であるとしたが、これに限らない。嵌合凹部55は、局所的に凹んだ窪みであってもよい。この場合、嵌合凸部57は、局所的に突出した突起であってもよい。また、嵌合凹部55は、誘い形状を形成する一対の側面61を有しているとしたが、これに限らない。嵌合凹部55は、誘い形状を有していなくてもよい。これらのことは、上記変形例の嵌合孔63についても同じである。
【0061】
上記実施形態では、規制部53がアーム収容部17の車外側の内面とアーム5とにおける支軸体31側の部位から支軸体31とは反対側の部位にまで略全体に設けられているとしたが、これに限らない。規制部53は、アーム収容部17の車外側の内面とアーム5とにおける支軸体31側の部位と支軸体31とは反対側の部位とに分けて設けられてよく、いずれか一方の部位のみに設けられていても構わない。
【0062】
上記実施形態では、嵌合凹部55は縦断面で略三角形状の空間を内部に形成する形状とされ、嵌合凸部57は縦断面で略三角形状に形成されているとしたが、これに限らない。例えば、嵌合凸部57は、縦断面で四角形状や五角形以上の多角形状、半円形などの曲面を有する形状に形成されていてもよい。この場合、嵌合凹部55は、そうした嵌合凸部57に相似のまたは近似した形状の空間を内部に形成する形状とされていることが好ましい。また、嵌合凹部55は、嵌合凸部57と近似しない異なる形状に形成されていてもよい。
【0063】
上記実施形態および変形例では、規制部53が嵌合構造によって構成される態様を例示したが、これに限らない。例えば、規制部53は、アーム収容部17の車外側の内面とアーム5とにそれぞれ設けられた、両者が対向する方向とアーム収容部の幅方向とに対して傾斜する傾斜面によって構成され、リッド7が開位置にあるときに、それら傾斜面同士が当接し、開閉補助機構9の付勢力によりアーム5が支軸体31に沿う方向における一方側に寄せられることで、アーム5の揺動が規制されるようになっていてもよい。規制部53には、リッド7が開位置にあるときにアーム5の支軸体31に沿う方向への揺動を規制できれば、様々な構成を採用し得る。
【0064】
上記実施形態では、本開示の技術に係るインレットボックス組立て品1について自動車の燃料供給部を構成する場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。本開示の技術は、電気自動車の給電口(充電口)を収容するインレットボックス組立て品にも適用することができ、その他、インレットボックス3の開口13をアーム5の回転に伴うリッド7の変位を以て開閉する構造体であれば適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0065】
以上説明したように、本開示の技術は、自動車の給油口などを収容するインレットボックス組立て品について有用である。
【符号の説明】
【0066】
1 インレットボックス組立て品
3 インレットボックス
5 アーム
7 リッド
9 開閉補助機構(付勢機構)
11 内部空間
13 開口
15 ボックス本体
17 アーム収容部
19 パイプ孔
21 グロメット
23 フランジ
25 貫通孔
27 シール部
29 突起
31 支軸体
33,35 ボス部
37 インナ部材
39 アウタ部材
41 補強リブ
43 カム駒
45 トーションばね
47 基礎円部
49 トップ部
51 支持突片
53 規制部
55 嵌合凹部(第1嵌合部)
57 嵌合凸部(第2嵌合部)
59 表側壁部
61 側面
63 嵌合孔(第1嵌合部)
65 嵌合凸部(第2嵌合部)
67 開口
69 側面
71 ベース部
73 延長部
101 自動車
103 車体
105 サイドパネル
107 リヤフェンダー
109 取付口