(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-24
(45)【発行日】2023-09-01
(54)【発明の名称】ガス情報送信装置、情報処理装置、ガス情報送信方法、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/06 20120101AFI20230825BHJP
G08C 15/00 20060101ALI20230825BHJP
【FI】
G06Q50/06
G08C15/00 C
(21)【出願番号】P 2019076328
(22)【出願日】2019-04-12
【審査請求日】2022-04-08
(73)【特許権者】
【識別番号】595058808
【氏名又は名称】日本瓦斯株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【氏名又は名称】谷川 英和
(74)【代理人】
【識別番号】100166811
【氏名又は名称】白鹿 剛
(72)【発明者】
【氏名】和田 眞治
【審査官】山崎 誠也
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-214767(JP,A)
【文献】特開2016-144234(JP,A)
【文献】特開2006-204041(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G08C 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスメータから送信されたガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を取得する端末取得部と、
ガス情報送信装置に関する装置識別子を外部の装置に送信する装置識別子送信部と、
前記外部の装置から予め定められた構造特定情報
であって前記装置識別子に対応する構造特定情報を受信する構造取得部と、
前記構造取得部が受信した構造特定情報に基づいて、前記端末取得部が取得したガス情報を含む所定のデータ形式の端末送信情報を生成し、情報処理装置に送信する端末送信部とを備える、ガス情報送信装置。
【請求項2】
前記ガス情報は、前記ガスメータから出力された電文である、請求項
1に記載のガス情報送信装置。
【請求項3】
前記ガス情報は、顧客を識別する顧客識別子に対応する情報であり、
前記端末送信部は、前記ガス情報と前記顧客識別子とを対応付けて前記端末送信情報を生成し、前記情報処理装置に送信する、請求項1
又は2に記載のガス情報送信装置。
【請求項4】
前記端末取得部は、さらに、前記情報処理装置から送信された前記所定のデータ形式の第1の指示情報を取得し、
前記端末送信部は、さらに、前記端末取得部が取得した第1の指示情報と、前記構造取得部が取得した構造特定情報とに基づいて、前記所定のデータ形式とは異なるデータ形式の第2の指示情報を生成し、前記ガスメータに送信する、請求項1から
3のいずれかに記載のガス情報送信装置。
【請求項5】
1以上のガス情報送信装置と情報処理装置とを具備する情報システムにおいて用いられる情報処理装置であって、
前記ガス情報送信装置に関する装置識別子を
前記ガス情報送信装置から受信する装置識別子取得部と、
前記装置識別子取得部により受信された装置識別子に基づいて、前記ガス情報送信装置に対応する構造特定情報を
特定し、前記ガス情報送信装置に送信する構造特定情報送信部と
、
ガスメータから送信されたガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を含む端末送信情報であって前記構造特定情報に基づいて生成された所定のデータ形式の端末送信情報を前記ガス情報送信装置から受信するガス情報受信部とを備える、情報処理装置。
【請求項6】
ガス情報送信装置の端末取得部と、
装置識別子送信部と、構造取得部と、端末送信部とにより実現されるガス情報送信方法であって、
前記端末取得部が、ガスメータから送信されたガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を取得する端末取得ステップと、
前記装置識別子送信部が、前記ガス情報送信装置に関する装置識別子を外部の装置に送信する装置識別子送信ステップと、
前記構造取得部が、
前記外部の装置から予め定められた構造特定情報
であって前記装置識別子に対応する構造特定情報を受信する構造取得ステップと、
前記端末送信部が、前記構造取得ステップで受信された構造特定情報に基づいて、前記端末取得ステップで取得されたガス情報を含む所定のデータ形式の端末送信情報を生成し、情報処理装置に送信する端末送信ステップとを備える、ガス情報送信方法。
【請求項7】
1以上のガス情報送信装置を具備する情報システムにおいて用いられ、装置識別子取得部と、構造特定情報送信部と
、ガス情報受信部とにより実現される情報処理方法であって、
前記装置識別子取得部が、前記ガス情報送信装置に関する装置識別子を
前記ガス情報送信装置から受信する装置識別子取得ステップと、
前記構造特定情報送信部が、前記装置識別子取得部により受信された装置識別子に基づいて、前記ガス情報送信装置に対応する構造特定情報を
特定し、前記ガス情報送信装置に送信する構造特定情報送信ステップと
、
前記ガス情報受信部が、ガスメータから送信されたガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を含む端末送信情報であって前記構造特定情報に基づいて生成された所定のデータ形式の端末送信情報を前記ガス情報送信装置から受信するガス情報受信ステップとを備える、情報処理方法。
【請求項8】
ガス情報送信装置のコンピュータを、
ガスメータから送信されたガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を取得する端末取得部と、
前記ガス情報送信装置に関する装置識別子を外部の装置に送信する装置識別子送信部と、
前記外部の装置から予め定められた構造特定情報
であって前記装置識別子に対応する構造特定情報を受信する構造取得部と、
前記構造取得部が受信した構造特定情報に基づいて、前記端末取得部が取得したガス情報を含む所定のデータ形式の端末送信情報を生成し、情報処理装置に送信する端末送信部として機能させるための、プログラム。
【請求項9】
1以上のガス情報送信装置を具備する情報システムにおいて用いられるコンピュータを、
前記ガス情報送信装置に関する装置識別子を
前記ガス情報送信装置から受信する装置識別子取得部と、
前記装置識別子取得部により受信された装置識別子に基づいて、前記ガス情報送信装置に対応する構造特定情報を
特定し、前記ガス情報送信装置に送信する構造特定情報送信部
と、
ガスメータから送信されたガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を含む端末送信情報であって前記構造特定情報に基づいて生成された所定のデータ形式の端末送信情報を前記ガス情報送信装置から受信するガス情報受信部と、として機能させるための、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を情報処理装置に送信するガス情報送信装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、LPG販売店におけるプロパンガスメータの保守管理、検針データの集計や売上業務等を効率良く支援し、これらの業務にかかる労力と費用を削減することに貢献し得る技術があった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、ガスの使用に関する情報を、ガスを使用するユーザの自宅等の需要家から取り扱いやすいデータ形式で収集することが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明のガス情報送信装置は、ガスメータから送信されたガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を取得する端末取得部と、外部の装置から予め定められた構造特定情報を受信する構造取得部と、構造取得部が受信した構造特定情報に基づいて、端末取得部が取得したガス情報を含む所定のデータ形式の端末送信情報を生成し、情報処理装置に送信する端末送信部とを備える、ガス情報送信装置である。
【0006】
かかる構成により、ガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を、所定のデータ形式の端末送信情報として需要家から送信できる。
【0007】
また、本第二の発明のガス情報送信装置は、第一の発明に対して、ガス情報送信装置は、ガス情報送信装置に関する装置識別子を外部の装置に送信する装置識別子送信部をさらに備え、構造取得部は、装置識別子に対応する構造特定情報を受信する、ガス情報送信装置である。
【0008】
かかる構成により、情報システムで用いられるガス情報のデータ形式が複数種類ある場合においても、対応する構造特定情報を用いて適切に所定のデータ形式の端末送信情報を送信できる。
【0009】
また、本第三の発明のガス情報送信装置は、第一又は第二の発明に対して、ガス情報は、ガスメータから出力された電文である、ガス情報送信装置である。
【0010】
かかる構成により、ガスメータから出力された電文の情報を含めて、所定のデータ形式のガス情報を需要家から送信できる。
【0011】
また、本第四の発明のガス情報送信装置は、第一から第三のいずれかの発明に対して、ガス情報は、顧客を識別する顧客識別子に対応する情報であり、端末送信部は、ガス情報と顧客識別子とを対応付けて端末送信情報を生成し、情報処理装置に送信する、ガス情報送信装置である。
【0012】
かかる構成により、顧客を識別できる顧客識別子を含む端末送信情報を、所定のデータ形式で需要家から送信できる。
【0013】
また、本第五の発明のガス情報送信装置は、第一から四のいずれかの発明に対して、端末取得部は、さらに、情報処理装置から送信された所定のデータ形式の第1の指示情報を取得し、端末送信部は、さらに、端末取得部が取得した第1の指示情報と、構造取得部が取得した構造特定情報とに基づいて、所定のデータ形式とは異なるデータ形式の第2の指示情報を生成し、ガスメータに送信する、ガス情報送信装置である。
【0014】
かかる構成により、需要家における機器の構成にかかわらず、情報処理装置において所定のデータ形式の第1の指示情報を用いることができる。
【0015】
また、本第六の発明の情報処理装置は、1以上のガス情報送信装置と情報処理装置とを具備する情報システムにおいて用いられる情報処理装置であって、ガス情報送信装置に関する装置識別子を受信する装置識別子取得部と、装置識別子取得部により受信された装置識別子に基づいて、ガス情報送信装置に対応する構造特定情報をガス情報送信装置に送信する構造特定情報送信部とを備える、情報処理装置である。
【0016】
かかる構成により、情報システムにおいて用いられるガス情報のデータ形式が複数種類ある場合において、利用するべき構造特定情報をガス情報送信装置が保有していなくても、対応する構造特定情報を提供できる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によるガス情報送信装置及び情報処理装置によれば、ガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を、所定のデータ形式で需要家から収集し、利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図
【
図4】同ガス情報送信装置A1の動作例について説明するフローチャート
【
図5】同情報処理装置A2の動作例について説明するフローチャート
【
図6】同次配送者端末A3の動作例について説明するフローチャート
【
図7】同施設端末A4の動作例について説明するフローチャート
【
図9】実施の形態2における情報システムBのブロック図
【
図12】同情報システムBを構成する情報処理装置B2のブロック図
【
図13】同ガス情報送信装置B1の動作例を示すフローチャート
【
図14】同情報システムBの動作例を示すシーケンス図
【
図15】上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、ガス情報送信装置及び情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0020】
(実施の形態1)
本実施の形態において、1または2以上のLPGボンベにおけるガスの使用の情報を含むガス情報を取得し、送信する1以上のガス情報送信装置と情報処理装置とを具備する情報システムについて説明する。
【0021】
また、本実施の形態において、2以上のガス情報を一度にまとめて送信するガス情報送信装置を具備する情報システムについて説明する。なお、ガス情報送信装置は、例えば、1時間に1回、後述するガス使用情報を取得し、1日に1回、1日分のガス使用情報を情報処理装置に送信する。また、ガス情報送信装置は、例えば、1時間に1回、後述するガス使用情報を取得し、1日に2回以上に分けて、1日分のガス使用情報を情報処理装置に送信しても良い。
【0022】
さらに、本実施の形態において、後述する配送ボンベ情報、後述する配送車位置情報、後述する天候情報、後述するボンベ交換情報をも受信する情報処理装置を具備する情報システムについて説明する。
【0023】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、1または2以上のガス情報送信装置A1、情報処理装置A2、1または2以上の配送者端末A3、および1または2以上の施設端末A4を備える。
【0024】
ガス情報送信装置A1は、ガス使用情報を含むガス情報を取得し、情報処理装置A2に送信する装置である。ガス情報送信装置A1は、通信機能を有すれば良く、その種類は問わない。
【0025】
情報処理装置A2は、後述するガス情報等の情報を受信し、蓄積するサーバ装置である。ガス情報等とは、ガス情報のみでも良いし、ガス情報に加えて、後述する配送ボンベ情報、後述する配送車位置情報、後述するボンベ交換情報、天候情報のうちの1以上の情報でも良い。情報処理装置A2は、いわゆるクラウドサーバ、ASPサーバにより実現され得るが、その種類は問わない。
【0026】
配送者端末A3は、配送者が利用する端末である。ただし、配送者端末A3は、配送車に搭載されている端末でも良い。配送者端末A3は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、いわゆるパソコン等であるが、その種類は問わない。配送者端末A3は、通信機能を有する。
【0027】
施設端末A4は、施設に存在する端末である。施設端末A4は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、いわゆるパソコン等であるが、その種類は問わない。施設端末A4は、通信機能を有する。なお、施設とは、例えば、工場、デポステーションである。工場は、ガスボンベにガスを充填する施設である。また、デポステーションは、ガスボンベを配置している施設である。
【0028】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。
図3は、情報システムAを構成する情報処理装置A2のブロック図である。
【0029】
ガス情報送信装置A1は、端末格納部A10、端末処理部A11、および端末送信部A12を備える。端末処理部A11は、端末取得部A111、および端末蓄積部A112を備える。
【0030】
情報処理装置A2は、格納部A21、受信部A22、処理部A23、および出力部A24を備える。格納部A21は、顧客情報格納部A211、ガス情報格納部A212、配送ボンベ情報格納部A213、配送車位置情報格納部A214、および天候情報格納部A215を備える。受信部A22は、ガス情報受信部A221、配送ボンベ情報受信部A222、配送車位置情報受信部A223、天候情報受付部A224、およびボンベ交換情報受信部A225を備える。処理部A23は、ガス情報蓄積部A231、配送ボンベ情報蓄積部A232、配送車位置情報蓄積部A233、天候情報蓄積部A234、およびボンベ交換情報蓄積部A235を備える。出力部A24は、処理結果出力部A241を備える。
【0031】
配送者端末A3は、配送者格納部A31、配送者受付部A32、配送者処理部A33、配送者送信部A34、配送者受信部A35、および配送者出力部A36を備える。
【0032】
施設端末A4は、施設格納部A41、施設受付部A42、施設処理部A43、施設送信部A44、施設受信部A45、および施設出力部A46を備える。
【0033】
ガス情報送信装置A1を構成する端末格納部A10には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、後述するガス情報、顧客を識別する顧客識別子、ボンベを識別するボンベ識別子、時を特定する時情報である。時情報は、例えば、日付を特定する日付情報、日時を特定する時刻情報、時間帯を特定する時間帯情報である。時情報が時刻情報である場合、時情報は日付情報を含む、と考えても良い。
【0034】
端末格納部A10には、2以上の時点のガス情報が格納される。ガス情報は、例えば、ボンベ識別子、顧客を識別する顧客識別子、および日付を示す日付情報に対応付いている情報である。ガス情報は、例えば、時情報に対応付いている。ガス情報は、例えば、ガス使用情報を有する。ガス使用情報は、使用したガスに関する情報である。ガス使用情報は、例えば、単位時間のガス利用情報、ガス検針値情報のうちの1以上の情報を有する。単位時間のガス利用情報は、単位時間のガス利用量を特定する情報である。単位時間のガス利用情報は、例えば、1時間毎のガスの利用量を特定する情報である。ガス検針値情報は、例えば、ガスの検針値を特定する情報である。ガス検針値情報は、例えば、1時間毎のガスの検針値を特定する情報である。
【0035】
端末格納部A10のガス情報は、通常、端末蓄積部A112が蓄積した情報である。
【0036】
端末処理部A11は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末取得部A111、端末蓄積部A112が行う処理である。各種の処理は、例えば、送信済みのガス情報を端末格納部A10から削除する処理である。
【0037】
端末取得部A111は、LPGボンベにおけるガスの使用に関するガス使用情報を含む情報であり、LPGボンベを識別するボンベ識別子に対応する情報であるガス情報を取得する。端末取得部A111は、例えば、ガスメータからの情報を取得する。端末取得部A111は、例えば、ガスメータから取得される検針値を取得し、前回の検針値と今回の検針値との差異であり、単位時間のガス利用量を特定するガス使用情報を算出する。
【0038】
端末取得部A111は、1日にn(nは2以上)回、単位時間ごとにガス使用情報を取得することは好適である。また、端末取得部A111は、1時間ごとにガス使用情報を取得することは好適である。
【0039】
端末取得部A111は、図示しない時計から時情報を取得し、時情報と、取得したガス使用情報とを対応付けることは好適である。なお、図示しない時計は、ガス情報送信装置A1に存在していても良いし、NTPサーバ等の外部の装置の時計でも良い。
【0040】
端末蓄積部A112は、端末取得部A111が取得したガス情報を端末格納部A10に蓄積する。端末蓄積部A112は、単位時間ごとに、端末取得部A111が取得したガス情報を端末格納部A10に蓄積することは好適である。なお、単位時間は、例えば、1時間、30分、2時間等である。また、端末蓄積部A112は、顧客識別子、ボンベ識別子、時情報のうちの1または2以上の情報に対応付けて、端末取得部A111が取得したガス情報を端末格納部A10に蓄積することは好適である。
【0041】
端末送信部A12は、端末取得部A111が取得したガス情報を情報処理装置A2に送信する。端末取得部A111が取得したガス情報は、端末格納部A10に格納されているガス情報でも良い。
【0042】
端末送信部A12は、例えば、端末取得部A111が取得したガス情報を1以上の識別子に対応付けて情報処理装置A2に送信する。1以上の識別子は、例えば、顧客識別子、ボンベ識別子のうちの1以上である。
【0043】
端末送信部A12は、予め決められた条件を満たした場合に、端末格納部A10の2以上の時点のガス情報を情報処理装置A2に送信することは好適である。予め決められた条件とは、例えば、予め決められた時刻になること、予め決められた数のガス情報が端末格納部A10に格納されたこと等である。また、ボンベ識別子等に対応付けて送信することは、例えば、ボンベ識別子等と共に送信することであるが、情報の対応付けの方法は問わない。なお、ボンベ識別子は、通常、端末格納部A10に格納されている。また、使用するボンベが変更になった場合、自動的に、当該ボンベのボンベ識別子が端末格納部A10に蓄積されることは好適である。
【0044】
ここで、2以上の時点のガス情報の送信とは、ガス情報と時情報の組を2組以上、送信しても良いし、時系列に並んだ2以上のガス情報を送信しても良い。
【0045】
また、1日分のガス情報の送信とは、ガス情報と時情報の組を24組、送信しても良いし、時系列に並んだ24のガス情報を送信しても良い。
【0046】
なお、一のガス情報は一のガス使用情報を含む情報であるが、一のガス情報を複数のガス使用情報を含む情報であるとしても良い。
【0047】
端末送信部A12は、1日にn回未満の回数、端末格納部A10の2以上のガス情報を、情報処理装置A2に送信することは好適である。
【0048】
端末送信部A12は、1日に1回、ガス情報を情報処理装置A2に送信することは好適である。なお、送信する時刻は問わない。
【0049】
端末送信部A12は、条件に応じて、異なるタイミングでガス情報を送信しても良い。つまり、例えば、端末送信部A12は、通常であれば少ない頻度(第一の頻度)で、複数のガス情報を情報処理装置A2に送信し、予め決められた条件を満たす場合は、通常よりも多い頻度(第二の頻度)でガス情報を情報処理装置A2に送信しても良い。ここでの予め決められた条件は、例えば、予め決められた条件を満たすほど多くのガスを使用した(例えば、閾値以上または閾値より多くのガスを使用した)と、端末処理部A11により判断された場合である。また、予め決められた条件は、例えば、予め決められた条件を満たすほど長い時間、ガスの使用量が少ない(例えば、第一閾値の時間以上、閾値以下または閾値より少ないガスの使用量であった)と、端末処理部A11により判断された場合である。
【0050】
また、端末送信部A12がガス情報を情報処理装置A2に送信した後、端末処理部A11は、当該送信したガス情報を端末格納部A10から削除することは好適である。
【0051】
情報処理装置A2を構成する格納部A21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する顧客情報、ガス情報、後述する配送ボンベ情報、後述する配送車位置情報、後述する天候情報である。
【0052】
顧客情報格納部A211には、顧客識別子に対応付けられて、1または2以上の顧客情報が格納される。顧客情報とは、顧客に関する情報である。顧客情報は、例えば、氏名、顧客位置情報、連絡先情報を有する。顧客位置情報は、顧客の位置を特定する情報である。顧客位置情報は、例えば、(緯度,経度)、住所等である。連絡先情報は、連絡先を特定する情報であり、例えば、メールアドレス、電話番号である。顧客情報は、例えば、ガスボンベを交換した日を特定する日付情報を有する。顧客情報は、例えば、ボンベ種類情報、ボンベ本数情報、ガス残量情報を有する。ボンベ種類情報は、顧客が使用するボンベの種類を特定する情報である。ボンベ本数情報は顧客の自宅に設置されるボンベの本数を特定する情報である。ガス残量情報は、顧客のガスボンベ内のガスの残量を特定する情報である。顧客情報は、例えば、顧客が使用する媒体を識別する1以上の媒体識別子(例えば、「LPG」「電気」)、顧客が保有しているエネルギー器具の1以上の器具識別子(例えば、「ガス器具A」「電気器具B」「器具C」)、顧客が契約しているエネルギー会社を特定する1以上の企業識別子(例えば、「企業A」)を有する。顧客情報は、例えば、顧客が使用するLPGボンベの量に関するボンベ量情報を有するLPGボンベ情報を含んでも良い。なお、LPGボンベ情報は、ボンベ種類情報でも良い。
【0053】
ガス情報格納部A212には、2以上のガス情報が格納される。ガス情報格納部A212には、通常、顧客識別子に対応付けられて、2以上のガス情報が格納される。ガス情報は、時を特定する時情報、ボンベ識別子のうちの1以上の情報に対応付けられていることは好適である。また、ここで、時情報、ボンベ識別子が対応付けられることは、時情報、ボンベ識別子とが分かる態様でガス情報が格納されていれば良い。
【0054】
配送ボンベ情報格納部A213は、1以上の配送ボンベ情報が格納される。配送ボンベ情報は、配送対象のボンベに関する情報である。配送ボンベ情報は、例えば、ボンベ種類情報、ボンベ状態情報を有する。配送ボンベ情報は、通常、ボンベの本数が把握できる情報である。つまり、配送ボンベ情報は、ボンベの本数を特定する本数情報を含んでも良いし、受信された配送ボンベ情報の数がボンベの本数を示すものでも良い。ボンベ種類情報とは、ボンベの種類を特定する情報であり、例えば、20Kg、30Kg、50Kg等である。ボンベ状態情報は、ボンベが満タンか否かを示す情報である。配送ボンベ情報は、例えば、ボンベ識別子、配送車識別子、配送者識別子、入退場日時を特定する時刻情報のうちの1以上の情報に対応付いている。なお、入退場日時とは、ガスをボンベに充満させる工場への入場日時、または退場日時、ボンベを置いておくデポステーションへの入場日時、または退場日時である。
【0055】
配送車位置情報格納部A214は、配送車位置情報が格納される。配送車位置情報は、配送車の位置を特定する情報である。配送車位置情報は、例えば、(緯度,経度)であるが、最寄りの施設を特定する施設識別子等でも良い。施設は、例えば、工場、デポステーションである。配送車位置情報は、例えば、ボンベの配送車を識別する配送車識別子、または配送者識別子に対応付けられている。
【0056】
天候情報格納部A215は、天候に関する天候情報が格納される。天候情報は、例えば、天気、気温、湿度等のうちの1以上の情報である。天候情報は、時情報に対応付けられていることは好適である。時情報は、例えば、日付情報、時刻情報である。
【0057】
受信部A22は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、ガス情報、配送ボンベ情報、配送車位置情報、天候情報、ボンベ交換情報である。
【0058】
ガス情報受信部A221は、ガス情報をガス情報送信装置A1から受信する。ガス情報受信部A221は、ガス情報送信装置A1から、例えば、顧客識別子またはボンベ識別子のうちの1以上の識別子に対応付けられたガス情報を受信する。
【0059】
配送ボンベ情報受信部A222は、配送ボンベ情報を受信する。配送ボンベ情報受信部A222は、例えば、ボンベ識別子、配送車識別子、配送者識別子のうちの1以上の情報に対応付けて、配送ボンベ情報を受信する。配送ボンベ情報受信部A222は、例えば、荷台識別子に対応付けて、配送ボンベ情報を受信する。荷台識別子とは、ボンベが載った荷台を識別する情報である。配送ボンベ情報受信部A222は、例えば、入退場日時を特定する時刻情報に対応付いけて、配送ボンベ情報を受信する。入退場日時は、施設からの入退場の日時である。配送ボンベ情報受信部A222は、例えば、施設端末A4から配送ボンベ情報を受信する。配送ボンベ情報受信部A222は、例えば、配送者端末A3から配送ボンベ情報を受信する。なお、配送ボンベ情報の送信元は問わない。また、ボンベ識別子は、例えば、配送されるボンベに設置されている通信手段(例えば、RFIDタグ)に格納されており、かかる通信手段から間接的または直接的に受信された情報である。ボンベ識別子は、例えば、ユーザにより施設端末A4に入力され、施設端末A4から送信された情報でも良い。配送車識別子は、例えば、配送車自体(例えば、トレーラーヘッド)に設置されている通信手段(例えば、RFIDタグ)に格納されており、かかる通信手段から間接的または直接的に受信された情報である。なお、かかる場合、配送車識別子は、トレーラーヘッド識別子と言っても良。また、配送車識別子とトレーラーヘッド識別子とは別の情報でも良く、かかる場合、配送ボンベ情報受信部A222は、トレーラーヘッド識別子にも対応付けて、配送ボンベ情報を受信しても良い。また、配送者識別子は、例えば、配送者が保持する配送者端末A3から間接的または直接的に受信された情報である。また、配送者識別子は、例えば、配送車自体(例えば、トレーラーヘッド)に設置されている通信手段に格納されており、かかる通信手段から間接的または直接的に受信された情報でも良い。さらに、荷台識別子は、例えば、配送車の荷台に設置されている通信手段(例えば、RFIDタグ)に格納されており、かかる通信手段から間接的または直接的に受信された情報である。
【0060】
配送車位置情報受信部A223は、配送車位置情報を受信する。配送車位置情報受信部A223は、通常、配送車の端末である配送者端末A3から配送車位置情報を受信するが、配送車位置情報の送信元は問わない。なお、配送者端末A3は、配送者が保持している端末とは、別の端末であり、配送車に搭載されている端末でも良い。
【0061】
配送車位置情報受信部A223は、通常、配送車を識別する配送車識別子に対応付けて、配送車位置情報を受信する。ただし、配送車位置情報受信部A223は、配送者識別子に対応付けて、配送車位置情報を受信しても良い。
【0062】
天候情報受付部A224は、天候情報を受け付ける。ここで、受け付けとは、例えば、図示しないサーバ装置からの受信であるが、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である、と考えても良い。なお、図示しないサーバ装置は、天候情報を格納している装置である。
【0063】
ボンベ交換情報受信部A225は、ボンベを交換したことを示す情報であるボンベ交換情報を受信する。ボンベ交換情報受信部A225は、例えば、顧客識別子、ボンベ識別子のうちの1以上の情報と対になるボンベ交換情報を受信する。ボンベ交換情報受信部A225は、例えば、ボンベ交換情報を配送者端末Aから受信する。ただし、ボンベ交換情報の送信元は問わない。
【0064】
処理部A23は、ガス情報格納部A212の2以上のガス情報を用いて、予め決められた処理を行う。予め決められた処理とは、例えば、後述する配送日予測処理、後述する配送制御処理、後述する先物取引処理、後述する住居滞在処理、後述するエネルギー最適プラン提示処理、後述する世帯信用度取得処理、統計処理などである。統計処理とは、複数のガス情報に対する統計処理である。統計処理とは、複数のガス情報から、ある期間の一世帯の平均的なガスの使用量を算出する処理、ある期間のガスの使用量の累積値を算出する処理、ガスの使用量の推移のグラフを取得する処理等である。なお、配送日予測処理とは、世帯へのガスボンベの配送日を予測する処理である。配送制御処理とは、ガス欠等になった世帯に、ガスボンベを配送するための処理である。先物取引処理とは、ガスの価格を決定し、先物取引を支援するための処理である。住居滞在処理とは、住居に住民が存在するか否かに関する情報を出力する処理である。エネルギー最適プラン提示処理とは、適切なエネルギーのプランを提示する処理である。世帯信用度取得処理とは、世帯の信用度を取得し、出力する処理である。
【0065】
処理部A23は、例えば、配送ボンベ情報格納部A213に格納されている配送ボンベ情報をも用いて、予め決められた処理を行う。予め決められた処理は、例えば、配送制御処理である。
【0066】
処理部A23は、例えば、配送車位置情報格納部A214に格納されている配送車位置情報を用いて、予め決められた処理を行う。予め決められた処理とは、例えば、配送制御処理である。
【0067】
処理部A23は、天候情報格納部A215に格納されている天候情報を用いて、予め決められた処理を行う。予め決められた処理は、例えば、配送日予測処理、先物取引処理、エネルギー最適プラン提示処理である。
【0068】
ガス情報蓄積部A231は、ガス情報受信部A221が受信したガス情報をガス情報格納部A212に蓄積する。ガス情報蓄積部A231は、ガス情報受信部A221が受信したガス情報を、例えば、時情報と顧客識別子とボンベ識別子のうちの1以上の情報に対応付けてガス情報格納部A212に蓄積する。なお、かかる時情報は、ガス情報送信装置A1から受信された情報でも良いし、図示しない時計から取得された情報でも良い。
【0069】
配送ボンベ情報蓄積部A232は、配送ボンベ情報受信部A222が受信した配送ボンベ情報を、配送ボンベ情報格納部A213に蓄積する。配送ボンベ情報蓄積部A232は、例えば、ボンベ識別子、配送車識別子、配送者識別子のうちの1以上の情報に対応付けて、配送ボンベ情報を配送ボンベ情報格納部A213に蓄積する。
【0070】
配送車位置情報蓄積部A233は、配送車位置情報受信部A223が受信した配送車位置情報を配送車位置情報格納部A214に蓄積する。配送車位置情報蓄積部A233は、配送車識別子または配送者識別子に対応付けて、配送車位置情報を配送車位置情報格納部A214に蓄積する。
【0071】
天候情報蓄積部A234は、天候情報を天候情報格納部A215に蓄積する。天候情報蓄積部A234は、通常、時情報に対応付けて、天候情報を天候情報格納部A215に蓄積する。なお、時情報は、受信部A22が受信した情報でも良いし、図示しない時計から取得しても良い。また、時情報は、日付情報でも良いし、時刻情報でも良い。
【0072】
ボンベ交換情報蓄積部A235は、ボンベ交換情報受信部A225がボンベ交換情報を受信した場合に、顧客識別子とボンベ識別子のうちの1以上の情報と対になるガス情報が有するガス残量情報を、ガスの残量が満タンであることを特定する情報に更新する。
【0073】
配送者端末A3を構成する配送者格納部A31には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、配送者を識別する配送者識別子である。各種の情報は、例えば、配送車を識別する配送車識別子である。配送者識別子と配送車識別子とは同一の情報であっても良い。各種の情報は、例えば、ボンベ交換情報である。ボンベ交換情報とは、ボンベを交換したことを示す情報である。ボンベ交換情報は、例えば、顧客識別子とボンベ識別子のうちの1以上の識別子に対応付けられている。
【0074】
配送者受付部A32は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報とは、例えば、ボンベ交換情報である。各種の指示や情報とは、例えば、ボンベ交換情報と、顧客識別子とボンベ識別子のうちの1以上の識別子である。なお、ある世帯のボンベを交換する場合、または交換した場合に、配送者は配送者端末A3にボンベ交換情報を入力する。また、ボンベ交換情報は、例えば、ボタンの押下により入力されても良いし、フィールドへの情報入力により入力される等しても良い。
【0075】
配送者は、ボンベ交換情報と共に、顧客識別子とボンベ識別子のうちの1以上の識別子を入力することは好適である。かかる場合、配送者受付部A32は、ボンベ交換情報と、顧客識別子とボンベ識別子のうちの1以上の識別子を受け付ける。
【0076】
ボンベ交換情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。配送者受付部A32は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0077】
配送者処理部A33は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、配送者受付部A32が受け付けた情報を送信する情報のデータ構造にする処理である。各種の処理は、例えば、配送者受付部A32がボンベ交換情報を受け付けた場合、当該ボンベ交換情報と、配送者格納部A31の配送者識別子と、入力されている顧客識別子とボンベ識別子のうちの1以上の識別子とを対応付けた情報を構成する処理である。各種の処理は、例えば、配送者受信部A35が受信した情報を出力する情報のデータ構造にする処理である。
【0078】
配送者送信部A34は、ボンベ交換情報を、情報処理装置A2に送信する。配送者送信部A34は、通常、顧客識別子とボンベ識別子のうちの1以上の識別子とを対応付けられたボンベ交換情報を、情報処理装置A2に送信する。なお、配送者送信部A34は、ボンベ交換情報と共に配送者識別子をも送信することは好適である。
【0079】
配送者受信部A35は、各種の情報を受信する。配送者受信部A35は、例えば、情報処理装置A2から各種の情報を受信する。配送者受信部A35は、例えば、情報処理装置A2から後述する顧客情報を受信する。なお、顧客情報は、顧客に関する情報であり、顧客識別子と対になる情報である。配送者受信部A35が受信する顧客情報は、例えば、ガスボンベの配送先の顧客に関する情報である。
【0080】
配送者出力部A36は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、配送者処理部A33が構成した情報である。各種の情報は、例えば、顧客情報である。この顧客情報は、ガスボンベの配送先の顧客に関する情報である。この顧客情報は、顧客識別子、顧客位置情報、配送するガスボンベに関する情報(例えば、ガスボンベの種類を特定するボンベ種類情報、ガスボンベの本数等のうちの1以上の情報を有することは好適である。顧客位置情報は、顧客の位置を特定する情報である。顧客位置情報は、例えば、(緯度,経度)、住所等である。
【0081】
ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である、と考えても良い。
【0082】
施設端末A4を構成する施設格納部A41には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、施設を識別する施設識別子である。施設格納部A41には、配送車の端末(例えば、RFID)から受信された情報であり、配送車に搭載されているボンベに関する配送ボンベ情報が格納されることは好適である。配送ボンベ情報は、ボンベ識別子に対応付けている。配送ボンベ情報は、例えば、荷台識別子、入退場日時に対応付いていることは好適である。配送ボンベ情報は、例えば、ボンベ種類情報、ボンベ状態情報を有する。配送ボンベ情報は、配送されるボンベの本数を特定する情報を有することは好適である。
【0083】
施設受付部A42は、各種の指示や情報を受け付ける。
【0084】
施設処理部A43は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、施設受信部A45が受信した情報を蓄積する処理である。施設処理部A43は、施設受信部A45が受信した配送ボンベ情報と識別子とを施設格納部A41に少なくとも一時蓄積する。なお、識別子は、例えば、ボンベ識別子、荷台識別子、配送車識別子、配送者識別子のうちの1以上の識別子である。
【0085】
施設送信部A44は、各種の情報を送信する。施設送信部A44は、例えば、各種の情報を情報処理装置A2に送信する。施設送信部A44は、例えば、配送ボンベ情報を識別子に対応付けて送信する。識別子は、例えば、ボンベ識別子、荷台識別子、配送車識別子、配送者識別子のうちの1以上の識別子である。
【0086】
施設受信部A45は、各種の情報を受信する。施設受信部A45は、例えば、配送車の端末(例えば、RFID)から各種の情報を受信する。施設受信部A45は、例えば、配送ボンベ情報を識別子に対応付けて受信する。識別子は、例えば、ボンベ識別子、荷台識別子、配送車識別子、配送者識別子のうちの1以上の識別子である。
【0087】
施設出力部A46は、各種の情報を出力する。
【0088】
端末格納部A10、格納部A21、顧客情報格納部A211、ガス情報格納部A212、配送ボンベ情報格納部A213、配送車位置情報格納部A214、天候情報格納部A215、配送者格納部A31、および施設格納部A41は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0089】
端末格納部A10等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が端末格納部A10等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が端末格納部A10等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が端末格納部A10等で記憶されるようになってもよい。
【0090】
端末処理部A11、端末取得部A111、端末蓄積部A112、処理部A23、ガス情報蓄積部A231、配送ボンベ情報蓄積部A232、配送車位置情報蓄積部A233、天候情報蓄積部A234、ボンベ交換情報蓄積部A235、配送者処理部A33、および施設処理部A43は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。端末処理部A11等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0091】
端末送信部A12、出力部A24、処理結果出力部A241、配送者送信部A34、および施設送信部A44は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0092】
受信部A22、ガス情報受信部A221、配送ボンベ情報受信部A222、配送車位置情報受信部A223、天候情報受付部A224、ボンベ交換情報受信部A225、配送者受信部A35、および施設受信部A45は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0093】
配送者受付部A32、および施設受付部A42は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面等により実現され得る。
【0094】
配送者出力部A36、および施設出力部A46は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。配送者出力部A36等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0095】
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、ガス情報送信装置A1の動作例について、
図4のフローチャートを用いて説明する。
【0096】
(ステップS401)端末処理部A11は、ガス使用情報を取得するタイミングであるか否かを判断する。ガス使用情報を取得するタイミングであればステップS402に行き、ガス使用情報を取得するタイミングでなければステップS407に行く。なお、例えば、1時間毎にガス使用情報を取得する場合、端末処理部A11は、図示しない時計から時刻情報を取得し、時刻情報が示す時刻が「X時00分」(Xは1から24までの自然数)に合致した場合に、ガス使用情報を取得するタイミングである、と判断する。
【0097】
(ステップS402)端末取得部A111は、図示しないガスメータからガス検針値情報を取得する。なお、かかる技術は公知技術である。なお、ガスメータとは、通常、LPガスメータであり、設置からの流量積算を示すガス検針値を保持する装置である。
【0098】
(ステップS403)端末取得部A111は、前回に取得したガス検針値情報と、今回、ステップS402により取得したガス検針値情報との差である、単位時間のガス利用量情報を算出する。なお、端末取得部A111は、例えば、「単位時間のガス利用量情報=前回に取得したガス検針値情報-ステップS402により取得したガス検針値情報」により、単位時間のガス利用量情報を取得する。
【0099】
(ステップS404)端末取得部A111は、現在の時を示す時情報を図示しない時計から取得する。
【0100】
(ステップS405)端末取得部A111は、蓄積するガス使用情報を構成する。
【0101】
(ステップS406)端末蓄積部A112は、ステップS404で取得した時情報とステップS405で構成したガス使用情報とを、対応付けて蓄積する。ステップS401に戻る。なお、ガス使用情報等の蓄積先は、通常、端末格納部A10である。なお、端末蓄積部A112は、ガス使用情報をボンベ識別子に対応付けて蓄積しても良い。かかる場合、端末取得部A111は、ボンベ識別子をも取得する。
【0102】
(ステップS407)端末処理部A11は、ガス情報を送信するタイミングであるか否かを判断する。ガス情報を送信するタイミングであればステップS408に行き、ガス情報を送信するタイミングでなければステップS401に戻る。なお、例えば、1日に1回、ガス情報を送信する場合、端末処理部A11は、図示しない時計から時刻情報を取得し、時刻情報が示す時刻が予め決められた時刻(例えば、「24時01分」)を過ぎたと判断した場合に、ガス情報を送信するタイミングである、と判断する。なお、予め決められた時刻を過ぎたと判断した場合でも、通常、既に送信したガス情報は、再度、送信されない。また、端末処理部A11は、予め決められた時刻を過ぎたと判断した場合でも、通常、予め決められた期間(例えば、1日)が経過するまで、ガス情報を送信するタイミングであるとは判断しない。
【0103】
(ステップS408)端末処理部A11は、送信対象のガス使用情報等を端末格納部A10から取得する。ガス使用情報等とは、例えば、ガス使用情報と時情報との組の情報、またはガス使用情報のみ、またはガス使用情報とボンベ識別子、またはガス使用情報とボンベ識別子と時情報との組の情報である。
【0104】
(ステップS409)端末処理部A11は、端末格納部A10から顧客識別子を取得する。
【0105】
(ステップS410)端末処理部A11は、送信するガス情報等を構成する。ガス情報等とは、例えば、複数のガス使用情報等、1以上の識別子を有する。1以上の識別子は、例えば、顧客識別子、ボンベ識別子のうちの1以上の情報である。
【0106】
(ステップS411)端末送信部A12は、ステップS410で構成されたガス情報等を情報処理装置A2に送信する。
【0107】
(ステップS412)端末処理部A11は、送信されたガス使用情報等を削除する。なお、ここで、送信したことを示すフラグを、送信されたガス使用情報等に対応付けて蓄積しても良い。かかるフラグの付加は、削除と同様に捕らえても良い。ステップS401に戻る。
【0108】
なお、
図4フローチャートにおいて、ガス使用情報を蓄積する回数が、ガス情報を送信する回数より多かった。つまり、
図4フローチャートにおいて、複数のガス使用情報をまとめて情報処理装置A2に送信した。かかることにより、ガス情報送信装置A1の電力消費が削減され、ガス情報送信装置A1の電池交換の頻度を少なくできる等の効果がある。しかし、
図4フローチャートにおいて、ガス使用情報を取得するごとに、ガス情報を送信しても良い。
【0109】
また、
図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0110】
次に、情報処理装置A2の動作について、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0111】
(ステップS501)ガス情報受信部A221は、ガス情報送信装置A1から送信されたガス情報等を受信したか否かを判断する。ガス情報等を受信した場合はステップS502に行き、ガス情報等を受信しなかった場合はステップS504に行く。なお、ガス情報等とは、例えば、ガス情報と1以上の識別子である。1以上の識別子は、例えば、顧客識別子、ボンベ識別子のうちの1以上の情報である。
【0112】
(ステップS502)ガス情報蓄積部A231は、ステップS501で受信されたガス情報等を用いて、蓄積するガス情報等を構成する。
【0113】
(ステップS503)ガス情報蓄積部A231は、ステップS502で構成したガス情報等をガス情報格納部A212に蓄積する。ステップS501に戻る。
【0114】
(ステップS504)配送ボンベ情報受信部A222は、配送ボンベ情報等を受信したか否かを判断する。配送ボンベ情報等を受信した場合はステップS505に行き、配送ボンベ情報等を受信しなかった場合はステップS507に行く。なお、配送ボンベ情報等とは、例えば、配送ボンベ情報と1以上の識別子である。1以上の識別子は、例えば、ボンベ識別子、配送者識別子、配送車識別子のうちの1以上の情報である。
【0115】
(ステップS505)配送ボンベ情報蓄積部A232は、ステップS504で受信された配送ボンベ情報等を用いて、蓄積する配送ボンベ情報等を構成する。
【0116】
(ステップS506)配送ボンベ情報蓄積部A232は、ステップS505で構成した配送ボンベ情報等を配送ボンベ情報格納部A213に蓄積する。ステップS501に戻る。
【0117】
(ステップS507)配送車位置情報受信部A223は、配送車位置情報等を受信したか否かを判断する。配送車位置情報等を受信した場合はステップS508に行き、配送車位置情報等を受信しなかった場合はステップS510に行く。なお、配送車位置情報等とは、例えば、配送車位置情報と1以上の識別子である。1以上の識別子は、例えば、配送者識別子、配送車識別子のうちの1以上の情報である。
【0118】
(ステップS508)配送車位置情報蓄積部A233は、ステップS507で受信された配送車位置情報等を用いて、蓄積する配送車位置情報等を構成する。
【0119】
(ステップS509)配送車位置情報蓄積部A233は、ステップS508で構成した配送車位置情報等を配送車位置情報格納部A214に蓄積する。ステップS501に戻る。
【0120】
(ステップS510)ボンベ交換情報受信部A225は、ボンベ交換情報等を受信部したか否かを判断する。ボンベ交換情報等を受信した場合はステップS511に行き、ボンベ交換情報等を受信しなかった場合はステップS513に行く。なお、ボンベ交換情報等とは、例えば、ボンベ交換情報と1以上の識別子である。1以上の識別子は、例えば、顧客識別子、ボンベ識別子のうちの1以上の情報である。
【0121】
(ステップS511)ボンベ交換情報蓄積部A235は、ステップS510で受信されたボンベ交換情報等を用いて、蓄積するボンベ交換情報等を構成する。
【0122】
(ステップS512)ボンベ交換情報蓄積部A235は、ステップS511で構成したボンベ交換情報等を用いて、顧客情報格納部A211のガス残量情報を更新する。ステップS501に戻る。
【0123】
(ステップS513)処理部A23は、天候情報を取得するタイミングであるか否かを判断する。天候情報を取得するタイミングであればステップS514に行き、天候情報を取得するタイミングでなければステップS516に行く。なお、天候情報を取得するタイミングは、例えば、1時間毎、1日毎等である。
【0124】
(ステップS514)天候情報受付部A224は、天候情報等を図示しないサーバから取得する。
【0125】
(ステップS515)天候情報蓄積部A234は、時情報に対応付けて、ステップS514で取得された天候情報等を天候情報格納部A215に蓄積する。ステップS501に戻る。天候情報等は、例えば、天候情報と時情報である。
【0126】
(ステップS516)処理部A23は、ガス情報を用いて、処理を行うタイミングであるか否かを判断する。処理を行うタイミングである場合はステップS517に行き、処理を行うタイミングでない場合はステップS501に戻る。
【0127】
(ステップS517)処理部A23は、予め決められた処理を行う。予め決められた処理とは、例えば、例えば、配送日予測処理、配送制御処理、先物取引処理、住居滞在処理、エネルギー最適プラン提示処理、世帯信用度取得処理、統計処理などである。
【0128】
(ステップS518)処理部A23は、ステップS517における処理の結果を特定する情報である処理結果を取得する。
【0129】
(ステップS519)処理結果出力部A241は、ステップS518で取得された処理結果を出力する。ステップS501に戻る。
【0130】
なお、
図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0131】
次に、配送者端末A3の動作例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0132】
(ステップS601)配送者受付部A32は、情報を受け付けたか否かを判断する。情報を受け付けた場合はステップS602に行き、情報を受け付けなかった場合はステップS603に行く。なお、情報とは、例えば、顧客識別子、ボンベ識別子である。
【0133】
(ステップS602)配送者処理部A33は、ステップS601で受け付けられた情報を配送者格納部A31に、少なくとも一時蓄積する。ステップS601に戻る。
【0134】
(ステップS603)配送者受付部A32は、ボンベ交換情報を受け付けたか否かを判断する。ボンベ交換情報を受け付けた場合はステップS604に行き、ボンベ交換情報を受け付けなかった場合はステップS606に行く。
【0135】
(ステップS604)配送者処理部A33は、送信するボンベ交換情報等を構成する。なお、ボンベ交換情報等は、例えば、顧客識別子、ボンベ識別子を有する。
【0136】
(ステップS605)配送者送信部A34は、ステップS604で構成されたボンベ交換情報等を情報処理装置A2に送信する。ステップS601に戻る。
【0137】
(ステップS606)配送者受信部A35は、情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS607に行き、情報を受信しなかった場合はステップS609に行く。なお、情報とは、例えば、顧客情報、配送リストである。また、配送リストとは、配送者がガスボンベを配送すべき顧客のリストの情報である。
【0138】
(ステップS607)配送者処理部A33は、ステップS606で受信された情報を用いて、出力する情報を構成する。なお、出力する情報は、例えば、顧客情報、配送リスト、顧客情報が有する顧客位置情報により特定される位置を明示する地図、配送車位置情報により特定される位置から顧客位置情報により特定される位置までの経路探索した結果の経路情報である。なお、配送者処理部A33は、配送車位置情報を取得する機能(例えば、GPS受信機の機能)、経路探索機能を有しても良い。
【0139】
(ステップS608)配送者出力部A36は、ステップS607で構成された情報を出力する。ステップS601に戻る。
【0140】
(ステップS609)配送者処理部A33は、配送車の位置情報を取得する。
【0141】
(ステップS610)配送者処理部A33は、配送車識別子を配送者格納部A31から取得する。
【0142】
(ステップS611)配送者処理部A33は、ステップS609で取得した配送車位置情報とステップS610で取得した配送車識別子とを用いて、送信する配送車位置情報等を構成する。
【0143】
(ステップS612)配送者送信部A34は、ステップS611で構成された配送車位置情報等を情報処理装置A2に送信する。ステップS601に戻る。
【0144】
なお、
図6のフローチャートにおいて、配送車位置情報を送信するタイミングは問わない。
【0145】
また、
図6のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0146】
次に、施設端末A4の動作例について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0147】
(ステップS701)施設受信部A45は、配送ボンベ情報等を受信したか否かを判断する。配送ボンベ情報等を受信した場合はステップS702に行き、配送ボンベ情報等を受信しなかった場合はステップS701に戻る。
【0148】
(ステップS702)施設処理部A43は、図示しない時計から時情報を取得する。
【0149】
(ステップS703)施設処理部A43は、ステップS701で受信された配送ボンベ情報等と、ステップS702で取得した時情報とを用いて、送信する配送ボンベ情報等を構成する。
【0150】
(ステップS704)施設送信部A44は、ステップS703で構成された配送ボンベ情報等を情報処理装置A2に送信する。ステップS701に戻る。
【0151】
なお、
図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0152】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について、情報システムAの処理の概念図(
図8)を用いて説明する。なお、情報システムAのシステム構造の概念図は
図1である。
【0153】
情報システムAにおいて、上述したように、ガス情報送信装置A1から情報処理装置A2に、適切なタイミングでガス情報が送信され、情報処理装置A2に蓄積される。また、配送者端末A3から情報処理装置A2に、配送車位置情報が送信され、情報処理装置A2に蓄積される。また、施設端末A4から情報処理装置A2に、配送ボンベ情報が送信され、情報処理装置A2に蓄積される。また、配送者端末A3から情報処理装置A2に、ボンベ交換情報が送信され、情報処理装置A2に蓄積される。また、情報処理装置A2は、図示しない天候サーバから天候情報を受信し、蓄積する。
【0154】
なお、配送車位置情報を送信する配送者端末A3と、配送者端末A3を送信する配送者端末A3とは、配送者が使用する端末であるが、異なる端末でも良いことは言うまでもない。
【0155】
そして、情報処理装置A2は、DB(A21)に蓄積された各種の情報を用いて、処理部A23が各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、配送日予測処理、配送制御処理、先物取引処理、住居滞在処理、エネルギー最適プラン提示処理、世帯信用度取得処理である。また、各種の処理は、例えば、上述した統計処理の結果や蓄積された各種の情報を、単に出力する処理等でも良い。
【0156】
以上、本実施の形態によれば、LPGボンベの使用に関するガス使用情報を含むガス情報等を収集し、利用できる。
【0157】
また、本実施の形態によれば、ガス情報の送信を効率的に行うことにより、ガス情報送信装置A1の電源の消費電力を抑えることができる。
【0158】
また、本実施の形態によれば、配送対象のボンベに関する配送ボンベ情報の情報をも収集し、利用できる。
【0159】
また、本実施の形態によれば、ボンベ種類情報を有する配送ボンベ情報の情報をも収集し、利用できる。
【0160】
また、本実施の形態によれば、天候情報をも取得し、利用できる。
【0161】
さらに、本実施の形態によれば、ボンベが交換された際に、ボンベ交換情報を受信し、利用できる。
【0162】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態におけるガス情報送信装置A1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、2以上の時点のガス情報が格納される端末格納部にアクセス可能なコンピュータを、LPGボンベにおけるガスの使用に関するガス使用情報を含む情報であり、LPGボンベを識別するボンベ識別子に対応する情報であるガス情報を取得する端末取得部と、前記端末取得部が取得したガス情報を前記端末格納部に蓄積する端末蓄積部と、予め決められた条件を満たした場合に、顧客識別子に対応付けて、前記端末格納部の2以上の時点のガス情報を前記情報処理装置に送信する端末送信部として機能させるプログラムである。
【0163】
また、本実施の形態における情報処理装置A2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、時を特定する時情報と顧客識別子とに対応付けられて、2以上のガス情報が格納されるガス情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、LPGボンベにおけるガスの使用に関するガス使用情報を含む情報であり、顧客識別子に対応する情報であるガス情報を取得する端末取得部と、前記端末取得部が取得したガス情報を前記情報処理装置に送信する端末送信部とを具備するガス情報送信装置から、顧客識別子に対応付けられたガス情報を受信するガス情報受信部と、前記ガス情報受信部が受信したガス情報を時情報と顧客識別子とに対応付けて前記ガス情報格納部に蓄積するガス情報蓄積部と、前記ガス情報格納部の2以上のガス情報を用いて、予め決められた処理を行う処理部として機能させるためのプログラムである。
【0164】
(実施の形態2)
【0165】
本実施の形態において、ガス情報送信装置B1は、ガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を取得し、別途受信した構造特定情報に基づいて、ガス情報を含む所定のデータ形式の端末送信情報を情報処理装置B2に送信する。
【0166】
なお、ガス情報送信装置B1は、ガス情報送信装置B1に関する装置識別子に対応する構造特定情報を受信する。ガス情報は、例えば、電文である。また、ガス情報送信装置B1は、顧客を識別する顧客識別子に対応付けてガス情報を送信する。ガス情報送信装置B1は、情報処理装置B2から送信された所定のデータ形式の指示情報に基づいて所定のデータ形式とは異なるデータ形式の第2の指示情報を生成し、生成した第2の指示情報をガスメータMに送信してもよい。
【0167】
また、本実施の形態において、情報処理装置B2は、ガス情報送信装置B1の装置識別子を取得して、対応する構造特定情報をガス情報送信装置B1に送信するようにしてもよい。
【0168】
以下、本実施の形態において、1以上のガス情報送信装置B1と情報処理装置B2とを具備する情報システムBについて説明する。
【0169】
図9は、本実施の形態における情報システムBのブロック図である。
【0170】
情報システムBは、ガス情報送信装置B1、情報処理装置B2を備える。また、情報システムBは、上述の実施の形態の情報システムAと同様に、配送車端末A3と、施設端末A4とを備えていてもよい。
【0171】
ガス情報送信装置B1は、端末格納部A10、端末処理部A11、端末送信部A12、装置識別子送信部B17を備える。端末処理部A11は、端末取得部A111、端末蓄積部A112、構造取得部B117を備える。端末送信部A12は、端末送信情報生成部B127を備える。
【0172】
ガス情報送信装置B1は、ガスメータMから送信された情報を受信可能である。ガスメータMとは、通常、LPガスメータであり、設置からの流量積算を示すガス検針値を保持する装置である。ガスメータMは、液化天然ガス用のガスメータであってもよい。
【0173】
装置識別子送信部B17は、ガス情報送信装置B1に関する装置識別子を外部の装置に送信する。装置識別子は、例えば、情報システムB内において各ガス情報送信装置B1に固有の識別子であり、端末格納部A10に格納されている。
【0174】
装置識別子とは、例えば、ガス情報送信装置B1の機種を表す符号であったり、製造元を表す符号であったりすればよい。また、装置識別子は、ガス情報送信装置B1に対応可能な構造特定情報を特定する符号であってもよい。
【0175】
外部の装置とは、例えば、ガス情報の送信先となる情報処理装置B2である。これに限られず、インターネット等を経由してガス情報送信装置B1と通信可能である他の情報処理装置に装置識別子が送信されるようにしてもよい。
【0176】
構造取得部B117は、外部の装置から、予め定められた構造特定情報を受信する。構造取得部B117は、装置識別子に対応する構造特定情報を取得する。本実施の形態において、後述するように、構造特定情報は、装置識別子が送信された情報処理装置B2から送信される。構造取得部B117は、情報処理装置B2から構造特定情報を受信する。構造取得部B117は、受信した構造特定情報を、端末格納部A10に格納する。
【0177】
構造特定情報とは、端末送信情報に含まれる要素及びそのデータ型や、端末送信情報の各要素の関連性などを定義づける情報である。すなわち、構造特定情報は、端末送信情報の文書構造を定義づける情報である。構造特定情報は、例えば、スキーマと呼ばれる情報を含む。本実施の形態において、構造特定情報は、例えば、JSONスキーマを含むが、その他のスキーマ言語(DTDなど)により記述された情報を含んでいてもよい。また、構造特定情報として、ガスメータMから送信される情報中に含まれる要素値をガスメータMから送信される情報中において特定する情報が含まれていてもよい。例えば、ガスメータMから、そのガスメータのシリアル番号とガスメータの検針値等が一連の文字列の情報として送信される場合に、そのガスメータMから送信される情報におけるシリアル番号部分を特定する情報や、ガスメータMから送信される情報における検針値部分を特定する情報が含まれていてもよい。
【0178】
端末送信情報生成部B127は、構造取得部B117が取得した構造特定情報に基づいて、端末取得部A111が取得したガス情報を含む所定のデータ形式の端末送信情報を生成する。生成された端末送信情報は、端末送信部A12により、情報処理装置B2に送信される。
【0179】
本実施の形態において、端末取得部A111は、例えば、ガスメータMから送信された5ビット電文で表される情報を受信する。本実施の形態において、端末送信情報生成部B127は、構造特定情報に基づいて、端末取得部A111が受信した情報を、JSON形式(所定のデータ形式の一例)の端末送信情報に含める。換言すると、端末送信情報生成部B127は、構造特定情報に基づいて、ガス情報をJSON形式の端末送信情報に変換する。なお、所定のデータ形式としては、JSON形式のほか、例えば、XML形式、HTML形式などの構造化データであってもよい。
【0180】
【0181】
図10に示される例では、端末送信情報の文書構造の定義の例に加え、端末送信情報の各要素に対応付けて端末送信情報に含められる値の説明が模式的に示されている。すなわち、この例では、端末送信情報が、生成した日時(「datetime」)、顧客識別子(「userid」)、及びガスメータMからの情報(「gasmeter」)を含む。このうち、ガスメータMからの情報として、ガスメータMのシリアル番号(「serialnum」)及びガスメータMの検針値(「consumption」)が含まれる。なお、構造特定情報において、ガスメータMのシリアル番号にはガスメータMから送信された情報のX1番目からX2番目までの文字列が該当すること、ガスメータMの検針値にはガスメータから送信された情報のX3番目からX4番目までの文字列が該当すること、がそれぞれ規定されている。このような規定は、例えば、端末送信情報生成部B127により実行されるガスメータMから送信された情報を処理するプログラムとして実現されているが、ガスメータMから送信された情報中においてその情報に含まれる値の位置を特定するマッピングテーブルとして含まれていてもよい。
【0182】
【0183】
端末送信情報は、例えば、ガス情報である、ガスメータMから得られた検針値(図において、「1020345」)や、シリアル番号(図において、「XF」)を含む。これらの値は、ガスメータMから出力された電文で表される符号に対応する。なお、ガス情報として、検針値ではなく、検針値に基づいて算出された所定の期間のガス流量などが含まれていてもよい。また、端末送信情報は、データを取得した日付(図において、「20190402」)や時刻(図において、「080004」)などの情報を含む。また、端末送信情報は、顧客を識別する顧客識別子(図において、「2122142」)を含む。すなわち、端末送信情報生成部B127は、ガス情報と顧客識別子とを対応付けて端末送信情報を生成する。
【0184】
このような端末送信情報のデータ形式は、情報処理装置B2において容易に解釈可能な、機械可読性の高いデータ形式である。
【0185】
また、本実施の形態において、ガス情報送信装置B1は、情報処理装置B2から送信された情報に基づいて、ガスメータMに指示を行う機能を有している。すなわち、端末取得部A111は、情報処理装置B2から送信された、所定のデータ形式の指示情報(第1の指示情報)を取得する。端末送信部A12は、所定のデータ形式の指示情報と、構造特定情報とに基づいて所定のデータ形式とは異なるデータ形式の指示情報(第2の指示情報)を生成し、ガスメータMに送信する。より具体的には、端末取得部A111は、JSON形式の指示情報を受信する。そして、端末送信部A12は、JSON形式の指示情報と構造特定情報とに基づいてガスメータMが受付可能な5ビット電文形式の指示情報を生成し、送信する。この場合、構造特定情報として、情報処理装置B2から送信される情報のうち、ガスメータMに送信すべき指示情報が含まれる要素を特定する情報や、その情報をガスメータMが受付可能な形式に変換するための情報が、例えば端末送信部A12により実行されるプログラムとして含まれるようにすればよい。
【0186】
指示情報とは、ガスメータMに対する命令を特定するための情報である。指示情報がガスメータMに送信されると、ガスメータMは、その指示情報に対応する命令を実行する。このような指示情報としては、例えば、ガスメータMを停止させる「HALT」などの指示情報がある。情報処理装置B2は、ガス情報送信装置B1に対して、このような指示情報をJSON形式の情報に含めて送信する。ガス情報送信装置B1は、受信したJSON形式の情報から、5ビット電文形式の指示情報を生成して、ガスメータMに送信する。
【0187】
図12は、情報システムBを構成する情報処理装置B2のブロック図である。
【0188】
情報処理装置B2は、格納部A21、受信部A22、処理部A23、出力部A24、構造特定情報送信部B27を備える。格納部A21は、顧客情報格納部A211、ガス情報格納部A212、配送ボンベ情報格納部A213、配送車位置情報格納部A214、天候情報格納部A215、構造特定情報格納部B217を備える。受信部A22は、ガス情報受信部A221、配送ボンベ情報受信部A222、配送車位置情報受信部A223、天候情報受付部A224、ボンベ交換情報受信部A225、装置識別子取得部B227を備える。処理部A23は、ガス情報蓄積部A231、配送ボンベ情報蓄積部A232、配送車位置情報蓄積部A233、天候情報蓄積部A234、およびボンベ交換情報蓄積部A235を備える。出力部A24は、処理結果出力部A241を備える。
【0189】
装置識別子取得部B227は、ガス情報送信装置B1に関する装置識別子を取得する。例えば、ガス情報送信装置B1の装置識別子送信部B17が装置識別子を送信すると、装置識別子取得部B227が、送信された装置識別子を受信する。
【0190】
構造特定情報格納部B217は、予め用意された複数種類の構造特定情報が格納されている。各構造特定情報は、装置識別子に対応付けられている。すなわち、装置識別子により、装置識別子を送信したガス情報送信装置B1に対応する構造特定情報が特定される。
【0191】
構造特定情報送信部B27は、装置識別子取得部B227により取得された装置識別子と対になるガス情報送信装置B1に対応する構造特定情報を取得し、当該構造特定情報をガス情報送信装置B1に送信する。
【0192】
次に、情報システムBの動作について説明する。
【0193】
図13は、ガス情報送信装置B1の動作例を示すフローチャートである。
【0194】
ステップS1401からステップS1406の処理は、上述の実施の形態1のステップS401からステップS406の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0195】
(ステップS1407)端末処理部A11は、ガス情報を送信するタイミングであるか否かを判断する。ガス情報を送信するタイミングであればステップS1408に行き、ガス情報を送信するタイミングでなければステップS1401に戻る。
【0196】
(ステップS1408)端末処理部A11は、構造特定情報を端末格納部A10から取得する。
【0197】
(ステップS1409)端末処理部A11は、送信対象のガス使用情報等を端末格納部A10から取得する。
【0198】
(ステップS1410)端末処理部A11は、端末格納部A10から顧客識別子を取得する。
【0199】
(ステップS1411)端末処理部A11は、構造特定情報に基づいて、所定のデータ形式の端末送信情報を生成する。
【0200】
(ステップS1412)端末送信部A12は、ステップS1411で生成された端末送信情報を情報処理装置B2に送信する。
【0201】
(ステップS1413)端末処理部A11は、送信された端末送信情報やそれを生成するのに用いたガス情報などを削除する。なお、ここで、送信したことを示すフラグを、送信されたガス使用情報等に対応付けて蓄積しても良い。かかるフラグの付加は、削除と同様に捕らえても良い。ステップS1401に戻る。
【0202】
また、
図13のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0203】
情報システムBにおいて、ガス情報送信装置B1は、情報処理装置B2から構造特定情報を受信する。このときの動作について説明する。
【0204】
図14は、情報システムBの動作例を示すシーケンス図である。
【0205】
(ステップS101)まず、ガス情報送信装置B1において、装置識別子送信部B17が、ガス情報送信装置B1の装置識別子を端末格納部A10から読み出し、情報処理装置B2に送信する。
【0206】
(ステップS102)情報処理装置B2において、装置識別子取得部B227は、装置識別子を受信する。
【0207】
(ステップS103)情報処理装置B2において、構造特定情報送信部B27は、装置識別子に対応する構造特定情報を構造特定情報格納部B217から取得する。
【0208】
(ステップS104)情報処理装置B2において、構造特定情報送信部B27は、装置識別子に対応する構造特定情報をガス情報送信装置B1に送信する。
【0209】
(ステップS105)ガス情報送信装置B1において、構造取得部B117は、構造特定情報を受信する。
【0210】
(ステップS106)ガス情報送信装置B1において、構造取得部B117は、受信した構造特定情報を端末格納部A10に格納する。これにより、構造特定情報がガス情報送信装置B1において利用可能となる。
【0211】
なお、このようなガス情報送信装置B1が構造特定情報を受信する処理は、例えば、ガス情報送信装置B1が需要家(顧客)等において設置され、情報システムBの構成要素として用いられるようになったときに行われるようにすればよい。また、定期的(例えば、所定日数が経過する毎や所定月数が経過する毎)に行われるようにしてもよい。定期的に行われるようにすることで、情報処理装置B2において格納される構造特定情報をアップデートするだけで各ガス情報送信装置B1において用いられる構造特定情報を自動的にアップデートすることができる。
【0212】
以上、本実施の形態によれば、ガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を、所定のデータ形式の端末送信情報に変換し、情報処理装置B2に送信できる。また、本実施の形態によれば、情報システムで用いられるガス情報のデータ形式が複数種類ある場合においても、対応する構造特定情報を用いて適切に所定のデータ形式の端末送信情報を送信できる。
【0213】
また、本実施の形態によれば、端末送信情報のデータ形式を、例えばJSON形式のような構造化されたデータ形式、すなわち機械可読性の高い形式にすることにより、情報処理装置において行われる、多数のス情報送信装置のそれぞれから送信された端末送信情報について行う情報処理を容易に行うことができる。
【0214】
また、
図15は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置B2等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図15は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図16は、システム300のブロック図である。
【0215】
図15において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0216】
図16において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでもよい。
【0217】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置B2等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0218】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置B2等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0219】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0220】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0221】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0222】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0223】
上述の複数の実施の形態を適宜組み合わせた実施の形態を構成してもよい。例えば、上述の実施の形態の構成そのものに限られず、上述の実施の形態のそれぞれの構成要素を、適宜、他の実施の形態の構成要素と置換したり組み合わせたりしてもよい。また、上述の実施の形態のうち、一部の構成要素や機能が省略されていてもよい。例えば、上述の実施の形態2のガス情報送信装置B1の構成を実施の形態1においてガス情報送信装置A1が有していてもよい。また、実施の形態2の情報処理装置B2の構成を実施の形態1において情報処理装置A2が有していてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0224】
以上のように、本発明にかかるガス情報送信装置及び情報処理装置は、ガスの使用に関するガス使用情報を含むガス情報を、所定のデータ形式で需要家から収集し、利用できるという効果を有し、ガス情報送信装置及び情報処理装置等として有用である。
【符号の説明】
【0225】
A1 ガス情報送信装置
A2 情報処理装置
A3 配送車端末
A4 施設端末
A10 端末格納部
A11 端末処理部
A12 端末送信部
A21 格納部
A22 受信部
A23 処理部
A24 出力部
A31 配送者格納部
A32 配送者受付部
A33 配送者処理部
A34 配送者送信部
A35 配送者受信部
A36 配送者出力部
A41 施設格納部
A42 施設受付部
A43 施設処理部
A44 施設送信部
A45 施設受信部
A46 施設出力部
A111 端末取得部
A112 端末蓄積部
A211 顧客情報格納部
A212 ガス情報格納部
A213 配送ボンベ情報格納部
A214 配送車位置情報格納部
A215 天候情報格納部
A221 ガス情報受信部
A222 配送ボンベ情報受信部
A223 配送車位置情報受信部
A224 天候情報受付部
A225 ボンベ交換情報受信部
A231 ガス情報蓄積部
A232 配送ボンベ情報蓄積部
A233 配送車位置情報蓄積部
A234 天候情報蓄積部
A235 ボンベ交換情報蓄積部
A241 処理結果出力部
B1 ガス情報送信装置
B2 情報処理装置
B17 装置識別子送信部
B27 構造特定情報送信部
B117 構造取得部
B127 端末送信情報生成部
B217 構造特定情報格納部
M ガスメータ