(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-24
(45)【発行日】2023-09-01
(54)【発明の名称】端末能力、能力識別の指示方法、取得方法及び通信機器
(51)【国際特許分類】
H04W 8/24 20090101AFI20230825BHJP
H04W 92/14 20090101ALI20230825BHJP
【FI】
H04W8/24
H04W92/14
(21)【出願番号】P 2021523587
(86)(22)【出願日】2019-10-28
(86)【国際出願番号】 CN2019113592
(87)【国際公開番号】W WO2020093891
(87)【国際公開日】2020-05-14
【審査請求日】2021-06-03
(31)【優先権主張番号】201811333767.0
(32)【優先日】2018-11-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】柯 小婉
【審査官】倉本 敦史
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson,Solution to Kl#2 and Kl#3 for how the UE radio capabilities signalled and stored,3GPP SA WG2 Meeting #128bis S2-188592,2018年08月26日,pp.1-5
【文献】Huawei, HiSilicon,Discussion on network handling on UE static access capability,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting#101 R2-1802293,2018年02月15日,pp.1-4
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第三の通信機器に用いられる端末能力識別の指示方法であって、前記第三の通信機器は、第一の端末であり、ターゲット側機器から識別要求を受信し、又は、前記第一の端末に対する前記ターゲット側機器の割り当てた端末能力識別情報を受信することを含み、
前記ターゲット側機器から識別要求を受信し、又は、前記第一の端末に対する前記ターゲット側機器の割り当てた端末能力識別情報を受信することの前に、
前記方法は、さらに、
第一の能力識別情報を
前記第三の通信機器に有するか否かを指示するための第三の指示情報をターゲット側機器に送信することを含み、
そのうち、前記識別要求は、前記ターゲット側機器が
第一の決定条件で決定されたものであり、前記識別要求は、第一の能力識別情報を要求するために用いられ、
前記第一の決定条件は、前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有することを指示することを含み、
前記第一の端末に対する前記ターゲット側機器の割り当てた端末能力識別情報は、前記ターゲット側機器が
第二の決定条件で決定されたものであり、
前記第二の決定条件は、前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有しないことを指示することを含み、
前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である、端末能力識別の指示方法。
【請求項2】
前記ターゲット側機器は、第四の通信ネットワークエレメントであり、前記第四の通信ネットワークエレメントは、コアネットワークエレメント、無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の端末能力識別の指示方法。
【請求項3】
第四の通信ネットワークエレメントに用いられる端末能力識別の取得及び/又は割り当て方法であって、
第一の端末である第三の通信機器から、第一の能力識別情報を
前記第三の通信機器に有するか否かを指示するための第三の指示情報を取得し、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であること、及び
第一の取得能力識別条件に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定し、又は
、第一の割り当て端末能力識別情報条件に基づき、前記第一の端末に端末能力識別情報を割り当てるか否かを決定することを含
み、
前述した、前記第一の取得能力識別条件に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定することは、
前記第一の取得能力識別条件を満たす場合、前記第三の通信機器から前記第一の能力識別情報を取得することを含み、前記第一の取得能力識別条件は、前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有することを指示することを含み、
前述した、前記第一の割り当て端末能力識別情報条件に基づき、前記第一の端末に前記端末能力識別情報を割り当てるか否かを決定することは、
前記第一の割り当て端末能力識別情報条件を満たす場合、前記第一の端末に前記端末能力識別情報を割り当てることを含み、前記第一の割り当て端末能力識別情報条件は、前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有しないことを指示することを含む、端末能力識別の取得方法。
【請求項4】
前記第一の取得能力識別条件は、さらに、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないことを含む、請求項3に記載の端末能力識別の取得方法。
【請求項5】
前記第一の割り当て端末能力識別情報条件は、さらに、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないことを含む、請求項3に記載の端末能力識別の取得方法。
【請求項6】
前記第四の通信ネットワークエレメントは、コアネットワークエレメント、無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む、請求項3に記載の端末能力識別の取得方法。
【請求項7】
第三の通信機器であって、前記第三の通信機器は、第一の端末であり、
ターゲット側機器から識別要求を受信し、又は、前記第一の端末に対する前記ターゲット側機器の割り当てた端末能力識別情報を受信するための受信モジュールと、
前記ターゲット側機器から識別要求を受信し、又は、前記第一の端末に対する前記ターゲット側機器の割り当てた端末能力識別情報を受信する前に、第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有するか否かを指示するための第三の指示情報を前記ターゲット側機器に送信するための送信モジュールと、を含み、
そのうち、前記識別要求は、前記ターゲット側機器が第一の決定条件で決定されたものであり、前記識別要求は、第一の能力識別情報を要求するために用いられ、前記第一の決定条件は、前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有することを指示することを含み、
前記第一の端末に対する前記ターゲット側機器の割り当てた端末能力識別情報は、前記ターゲット側機器が第二の決定条件で決定されたものであり、前記第二の決定条件は、前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有しないことを指示することを含み、
前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である、第三の通信機器。
【請求項8】
前記ターゲット側機器は、第四の通信ネットワークエレメントであり、前記第四の通信ネットワークエレメントは、コアネットワークエレメント、無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む、請求項7に記載の第三の通信機器。
【請求項9】
第一の端末である第三の通信機器から、第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有するか否かを指示するための第三の指示情報を取得するための取得モジュールであって、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である取得モジュール、及び
第一の取得能力識別条件に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定し、又は、第一の割り当て端末能力識別情報条件に基づき、前記第一の端末に能力識別情報を割り当てるか否かを決定するための決定モジュールを含み、
前記決定モジュールは、具体的に、前記第一の取得能力識別条件を満たす場合、前記第三の通信機器から前記第一の能力識別情報を取得し、前記第一の取得能力識別条件は、前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有することを指示することを含み、
前記決定モジュールは、具体的に、前記第一の割り当て端末能力識別情報条件を満たす場合、第一の端末に端末能力識別情報を割り当て、前記第一の割り当て端末能力識別情報条件は、前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を前記第三の通信機器に有しないことを指示することを含む、第四の通信ネットワークエレメント。
【請求項10】
前記第一の取得能力識別条件は、さらに、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないことを含む、請求項9に記載の第四の通信ネットワークエレメント。
【請求項11】
前記第一の割り当て端末能力識別情報条件は、さらに、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないことを含む、請求項9に記載の第四の通信ネットワークエレメント。
【請求項12】
プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1又は2に記載の端末能力識別の指示方法を実現させる、第三の通信機器。
【請求項13】
プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項3~6のいずれか1項に記載の端末能力識別の取得及び/又は割り当て方法を実現させる、第四の通信ネットワークエレメント。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1又は2に記載の端末能力の指示方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項3~6のいずれか1項に記載の端末能力識別の取得及び/又は割り当て方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2018年11月9日に中国で提出された中国特許出願番号No.201811333767.0の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示のいくつかの実施例は、無線通信技術分野に関し、特に端末能力、能力識別の指示方法、取得方法及び通信機器に関する。
【背景技術】
【0002】
コアネットワーク(Core Network、CN)ネットワークエレメント又は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)ネットワークエレメントに端末能力を取得させるために、端末は、端末能力をCNネットワークエレメント又はRANネットワークエレメントに報告し、又は、通信ネットワークエレメントの間に端末能力を伝送する必要がある。しかしながら、通信システムの進化に伴い、端末は、サポートする必要のある能力が益々多くなり、端末能力の伝送によるオーバーヘッドも益々大きくなるため、端末能力の伝送によるオーバーヘッドをどのように減少するかは、解決する必要のある問題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示のいくつかの実施例は、端末能力の伝送によるオーバーヘッドを減少するための端末能力、能力識別の指示方法、取得方法及び通信機器を提供する。
【0004】
上記技術課題を解決するために、本開示は、以下のように実現される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第一の通信ネットワークエレメントに用いられる端末能力の指示方法を提供する。前記方法は、
第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を第二の通信ネットワークエレメントに送信することを含み、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、
前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するために用いられる。
【0006】
第二の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第二の通信ネットワークエレメントに用いられる端末能力の取得方法を提供する。前記方法は、
第一の通信ネットワークエレメントから、第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を取得し、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するために用いられること、及び
前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得することを含む。
【0007】
第三の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第一の通信ネットワークエレメントを提供する。前記第一の通信ネットワークエレメントは、
第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を第二の通信ネットワークエレメントに送信するための送信モジュールを含み、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、
前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するために用いられる。
【0008】
第四の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第二の通信ネットワークエレメントを提供する。前記第二の通信ネットワークエレメントは、
第一の通信ネットワークエレメントから、第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を取得するための第一の取得モジュールであって、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するための第一の取得モジュール、及び
前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得するための第二の取得モジュールを含む。
【0009】
第五の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第一の通信ネットワークエレメントを提供する。プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上記端末能力の指示方法のステップを実現させる。
【0010】
第六の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第二の通信ネットワークエレメントを提供する。プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上記端末能力の取得方法のステップを実現させる。
【0011】
第七の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第三の通信機器に用いられる端末能力識別の指示方法を提供する。前記方法は、
前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を送信することを含み、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である。
【0012】
第八の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第四の通信ネットワークエレメントに用いられる端末能力識別の取得方法を提供する。前記方法は、
前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を取得し、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であること、及び
前記第三の指示情報に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定し、又は前記第一の端末に能力識別情報を割り当てるか否かを決定することを含む。
【0013】
第九の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第三の通信機器を提供する。前記機器は、
前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を送信するための送信モジュールを含み、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である。
【0014】
第十の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第四の通信ネットワークエレメントを提供する。前記第四の通信ネットワークエレメントは、
前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を取得するための取得モジュールであって、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である取得モジュール、及び
前記第三の指示情報に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定し、又は前記第一の端末に能力識別情報を割り当てるか否かを決定するための決定モジュールを含む。
【0015】
第十一の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第三の通信機器を提供する。プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上記第三の通信機器に用いられる端末能力識別の指示方法のステップを実現させる。
【0016】
第十二の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、第四の通信ネットワークエレメントを提供する。プロセッサ、メモリ、および、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上記第四の通信ネットワークエレメントに用いられる端末能力識別の指示方法のステップを実現させる。
【0017】
第十三の方面によれば、本開示のいくつかの実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末能力の指示方法のステップを実現させるか、又は前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末能力の取得方法のステップを実現させるか、又は前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末能力識別の指示方法のステップを実現させるか、又は前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末能力識別の取得方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0018】
本開示のいくつかの実施例によって、第一の通信ネットワークエレメントは、端末能力に関連する第一の情報を送信することによって、第一の情報を受信した通信ネットワークエレメントは、第一の情報に基づき、端末能力を第一の通信ネットワークエレメントから取得するか、それとも端末から取得するかを選択し、第一の通信ネットワークエレメントからの端末能力の取得の試みに失敗したことによるシグナリングオーバーヘッドを避け、又は端末能力を端末から常に取得することを避け、エアインターフェース端末能力の取得頻度を減少することにより、端末能力の伝送によるシグナリングオーバーヘッドを減少することができる。
【0019】
以下の選択的な実施形態の詳細な説明を読むことによって、当業者にとって、様々な他の利点及び有益点が明らかになる。添付図面は、選択的な実施形態を示すためにのみ用いられ、本開示に対する限定ではない。そして、添付図面全体において、同じ部品は、同じ参照記号で表されている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本開示のいくつかの実施例による端末能力の指示方法のフローチャートである。
【
図2】本開示のいくつかの実施例による端末能力の取得方法のフローチャートである。
【
図3】本開示のいくつかの実施例による第一のシーンの通信方法のフローチャートである。
【
図4】本開示のいくつかの実施例による第二のシーンの通信方法のフローチャートである。
【
図5】本開示のいくつかの実施例による第一の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。
【
図6】本開示のいくつかの実施例による第二の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。
【
図7】本開示の別のいくつかの実施例による第一の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。
【
図8】本開示の別のいくつかの実施例による第二の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。
【
図9】本開示の別のいくつかの実施例の端末能力識別の指示方法のフローチャートである。
【
図10】本開示の別のいくつかの実施例の端末能力識別の取得方法のフローチャートである。
【
図11】本開示のいくつかの実施例による第三のシーンの通信方法のフローチャートである。
【
図12】本開示のいくつかの実施例による第四のシーンの通信方法のフローチャートである。
【
図13】本開示のいくつかの実施例による第五のシーンの通信方法のフローチャートである。
【
図14】本開示のいくつかの実施例による第三の通信機器の構造概略図である。
【
図15】本開示のいくつかの実施例による第四の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。
【
図16】本開示の別の実施例による第三の通信機器の構造概略図である。
【
図17】本開示の別の実施例による第四の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
エアインターフェース端末能力の取得頻度を減少し、端末能力の伝送によるシグナリングオーバーヘッドを減少するために、本開示のいくつかの実施例は、端末能力の指示方法、取得方法及び通信機器を提供する。具体的には、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)は、第一の能力識別情報が、マッピングされる無線能力を指示することを知らない場合、端末から端末能力を取得する。しかしながら、CNネットワークエレメントがすでに端末能力を取得した場合、端末から端末能力を取得することは、必ずUUインターフェース(端末と基地局との間のインターフェース)のシグナリングオーバーヘッドを増加させることとなる。しかしながら、CNネットワークエレメントは、必ずしも第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するとは限らない。RANネットワークエレメントがCNネットワークエレメントに端末能力をむやみに要求する時、CNが端末能力を有さない場合、必要としないシグナリングオーバーヘッドをもたらす。CNネットワークエレメントが端末能力を有する場合、CNネットワークエレメントは、端末能力をRANネットワークエレメントに常に送信し、必要としないNGインターフェース(コアネットワークと基地局との間のインターフェース)のシグナリングオーバーヘッドをもたらす恐れがある。RANネットワークエレメントは、既に第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するためである。
【0022】
なお、端末は、ネットワークにアクセスするたびに、端末能力識別を送信し、特にネットワークが端末能力識別を既に保存している場合にも、一定のエアインターフェースオーバヘッドをもたらす。一つの配置方式では、全てのRANネットワークエレメントが端末能力識別情報の機能を一様にサポートするわけではない。端末は、サポートするRANネットワークエレメントからサポートしないRANネットワークエレメントに移動した後に、またサポートするRANネットワークエレメントに移動し、端末は、ネットワークがすでに端末の端末能力識別情報を失った可能性があることを知らない。このため、端末が端末能力識別情報を一回のみ送信することも適用しない。端末能力シグナリングをさらに最適化し、端末能力識別情報の伝送によるシグナリングオーバーヘッドを減少することをサポートするために、本開示のいくつかの実施例は、端末能力識別の指示方法、取得方法及び通信機器を提供する。具体的には、端末は、通信ネットワークエレメントに端末の第一の能力識別情報を報告することになるが、通信ネットワークエレメントが第一の能力識別情報を既に取得した場合、端末から第一の能力識別情報を取得することは、必ずシグナリングオーバーヘッドを増加させることとなる。
【0023】
インターフェース(NG、UUを含む)インターフェースの端末能力の伝送によるオーバーヘッドを最小化することは、本開示が解決しようとする問題となる。
【0024】
まず、指摘すべきことは、端末の能力は、端末無線能力と端末コアネットワーク能力の二つに分けられてもよいことである。無線能力に対して、端末は、ネットワークの要求に基づき、端末の無線能力を報告することができる。コアネットワーク能力に対して、端末は、登録時、端末のネットワーク能力を報告することができる。
【0025】
端末は、複数の周波数帯域(Band)と周波数(frequency)をサポートすることができる。キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)と二重接続(Dual Connectivity、DC)などの技術の導入に伴い、様々な選択的な周波数帯域の組み合わせを並べて組み合わせる必要があり、且つ各端末メーカーによってサポートされる周波数帯域の組み合わせがそれぞれ異なる可能性があるため、無線能力は、特に膨大になる。また、ネットワークの進化に伴い、益々多くの特性がネットワークに導入されている。異なる特性は、異なる無線能力とネットワーク能力を必要とする傾向がある。関連するネットワーク特性に対して、端末は、サポートするか否かの情報をネットワークに報知する必要がある。
【0026】
本開示のいくつかの実施例では、端末能力の識別情報(端末能力識別情報と略称されてもよい)は、端末能力を識別するために用いられてもよい。端末能力識別情報と端末能力情報との間には、一対一でマッピングする関係が存在しており、端末能力識別情報によって端末能力をマッピングすることができる。端末能力識別情報は、一組の端末能力又は完全な端末能力をマッピングすることができる。端末能力識別情報の大きさが端末能力よりも小さいため、能力を節約してシグナリングを最適化するという効果を達成することができる。
【0027】
選択的に、一つの端末は、一つ又は複数の端末能力識別情報を有してもよい。
【0028】
本開示のいくつかの実施例では、端末能力は、端末コアネットワーク能力と端末無線能力のうちの少なくとも一つを含んでもよい。端末コアネットワーク能力は、端末ネットワーク能力、非アクセスネットワーク(Non-access stratum、NAS)能力と呼ばれてもよい。
【0029】
選択的に、端末無線能力は、キャリアアグリゲーションCA能力と二重接続DC能力のうちの少なくとも一つを含んでもよい。キャリアアグリゲーションCA能力は、キャリアアグリゲーションをサポートする周波数帯域及び/又は周波数帯域の組み合わせであってもよい。二重接続DC能力は、二重接続DC能力をサポートする周波数帯域及び/又は周波数帯域の組み合わせであってもよい。
【0030】
選択的に、端末コアネットワーク能力は、5Gセッション管理能力、5Gモビリティ管理能力、ユーザ端末ネットワーク能力(UE Network capability)及び移動局ネットワーク能力(MS Network capability)等のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0031】
選択的に、端末ネットワークコアネットワーク能力は、5Gネットワーク能力、4Gネットワーク能力(例えばUE Network capability)及び3Gネットワーク能力(例えばMS Network capability)等のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0032】
本開示のいくつかの実施例では、「能力」と「端末能力」とは、同一の意味を表してもよく、混用してもよい。前記端末能力は、一組の端末能力セット(又は、端末能力集合と呼ばれる)であってもよい。このため、「能力セット」、「能力集合」、「能力」、「端末能力セット」、「端末能力セット」と「端末能力」とは、同一の意味を表してもよい。
【0033】
本開示のいくつかの実施例では、前記端末能力識別は、現在の端末能力識別情報と理解されてもよい。現在の端末能力識別は、現在の端末能力に対応する端末能力識別情報、有効な端末能力識別情報、最新の端末能力識別、端末によってネットワークに送信される最新の端末能力識別、ネットワークによって割り当てられる最新の端末能力識別情報のうちの少なくとも一つと理解されてもよい。
【0034】
本開示のいくつかの実施例では、端末能力コンテキストは、端末能力の記述情報と呼ばれてもよく、具体的な能力を記述するために用いられてもよい。
【0035】
本開示のいくつかの実施例では、「能力識別情報」、「端末能力識別情報」及び「端末能力の識別情報」は、同一の意味を表してもよく、混用してもよい。
【0036】
本開示のいくつかの実施例では、端末能力シグナリングの最適化は、無線能力シグナリング最適化と非アクセス層能力シグナリング最適化を含んでもよい。選択的に、無線能力シグナリング最適化は、optimizations on UE radio capability signalingと呼ばれてもよく、RACSと略称される。指摘すべきことは、規格組織は、それに対して他の名称を付ける可能性があり、本開示のいくつかの実施例は、名称の影響を受けないことである。
【0037】
選択的に、取得とは、配置から得ること、受信すること、要求によって受信すること、自己学習によって取得すること、受信されていない情報から推定して取得すること、又は受信される情報に基づいて処理して得ることと理解されてもよい。具体的には、実際の必要に応じて決定してもよい。本開示のいくつかの実施例は、これを限定しない。例えば、機器によって送信されるある能力指示情報を受けていない時、この機器によってこの能力がサポートされないことを推定することができる。
【0038】
選択的に、送信は、ブロードキャスト、システムメッセージにおけるブロードキャスト、又は、要求を受信した後に応答を返すことを含んでもよい。
【0039】
本開示のいくつかの実施例では、登録要求は、アタッチ要求、位置更新要求、移動登録要求、初期登録要求のうちの一つを含んでもよい。
【0040】
本開示のいくつかの実施例では、非登録要求は、デタッチ要求を含んでもよい。
【0041】
能力報告によるオーバーヘッドを減少するために、端末のために端末能力を指示できる情報を設置する。端末能力シグナリング最適化の方法の一つは、端末がネットワークにのみ端末能力を指示する情報を報告することである。ネットワークは、端末能力を指示する識別情報によって端末の能力をマッピングして得る。
【0042】
本開示のいくつかの実施例では、通信機器は、端末と通信ネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む。
【0043】
本開示のいくつかの実施例では、ネットワークエレメントは、エンティティ機器、ネットワーク機能エンティティ、ネットワークユニット及びネットワーク側ネットワークエレメントのうちの一つであってもよい。
【0044】
本開示のいくつかの実施例では、通信ネットワークエレメントは、RAN(Radio Access Network、無線アクセスネットワーク)ネットワークエレメント、CN(Core Network、コアネットワーク)ネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0045】
本開示のいくつかの実施例では、コアネットワークエレメント(CNネットワークエレメント)は、コアネットワーク機器、コアネットワークノード、コアネットワーク機能、コアネットワークエレメント、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、アクセス移動管理機能(Access Management Function、AMF)、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)、ユーザ平面機能(User Plane Function、UPF)、サービスゲートウェイ(serving GW、SGW)、PDNゲートウェイ(PDN Gate Way、PDNゲートウェイ)、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)、ポリシーと課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)、GPRSサービスサポートノード(Serving GPRS Support Node、SGSN)、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、GGSN)及び無線アクセスネットワーク機器のうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限られない。
【0046】
本開示のいくつかの実施例では、無線アクセスネットワークエレメント(RANネットワークエレメント)は、無線アクセスネットワーク機器、無線アクセスネットワークノード、無線アクセスネットワーク機能、無線アクセスネットワークユニット、3GPP無線アクセスネットワーク、非3GPP無線アクセスネットワーク、集中型ユニット(Centralized Unit、CU)、分布式ユニット(Distributed Unit、DU)、基地局、進化型基地局(evolved Node B、eNB)、5G基地局(gNB)、無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)、基地局(NodeB)、非3GPP相互操作機能(Non-3GPP Inter Working Function、N3IWF)、アクセス制御(Access Controller、AC)ノード、アクセスポイント(Access Point、AP)機器又は無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)ノードのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限られない。
【0047】
基地局は、GSM又はCDMAにおける基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAにおける基地局(NodeB)であってもよく、LTEにおける進化型基地局(eNB又はe-NodeB、evolutional Node B)及び5G基地局(gNB)であってもよい。本開示のいくつかの実施例は、限定しない。
【0048】
本開示のいくつかの実施例では、ネットワーク側ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメント、RANネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0049】
本開示のいくつかの実施例では、端末は、端末機能をサポートする中継を含んでもよい。端末は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイル・インターネット・デバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)または車載機器などの端末側機器であってもよい。説明すべきことは、本開示のいくつかの実施例では、端末の具体的なタイプを限定しないことである。
【0050】
本開示のいくつかの実施例では、説明すべきことは、端末の能力シグナリングの最適化能力と他の端末能力は、独立して定義される能力情報エレメント(IE)であることである。端末は、この能力シグナリング最適化能力を報告し、ネットワークは、この能力シグナリング最適化能力に基づき、能力識別情報を割り当てるか否か、又は端末から能力識別情報を取得するか否かを决定することができる。
【0051】
以下は、本開示のいくつかの実施例における添付図面を結び付けながら、本開示のいくつかの実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0052】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「含む」及びそれらの任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明瞭にリストされているそれらのステップ又はユニットに限らず、明瞭にリストされていない又はそれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。なお、明細書と特許請求の範囲において使用された「及び/又は」は、接続された対象の少なくともそのうちの一つを表し、例えばA及び/又はBは、単独のA、単独のB、及びAとBとの組み合わせの3つのケースを含むことを表す。
【0053】
本開示のいくつかの実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明として表すために用いられる。本開示のいくつかの実施例では、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案より好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連する概念を具体的な方式で示すことを意図する。
【0054】
図1は、本開示のいくつかの実施例の端末能力の指示方法のフローチャートである。この方法は、第一の通信ネットワークエレメントに用いられ、以下のステップを含む。
【0055】
ステップ11:第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を第二の通信ネットワークエレメントに送信する。
【0056】
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、
前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するために用いられる。
【0057】
本開示のいくつかの実施例では、端末の能力識別情報(能力識別情報と略称される)は、端末能力を識別するために用いられてもよい。端末の能力識別情報と端末能力との間には、マッピング関係が存在しており、端末の能力識別情報によって端末能力をマッピングすることができる。端末の能力識別情報は、一組の端末能力又は完全な端末能力をマッピングすることができる。端末の能力識別情報の大きさが端末能力よりも小さいため、能力を節約してシグナリングを最適化するという効果を達成することができる。選択的に、一つの端末は、一つ又は複数の能力識別情報を有してもよい。
【0058】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、前記第一の通信ネットワークエレメントが前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられてもよい。無論、第一の通信ネットワークエレメントは、第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないが、他のネットワークエレメントから第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得することができるようにしてもよく、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することと呼ばれてもよい。
【0059】
本開示のいくつかの実施例では、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、前記第一の通信ネットワークエレメントが前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられてもよい。無論、第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有しないが、他のネットワークエレメントから前記第一の端末の端末能力を取得することができるようにしてもよく、前記第一の端末の端末能力を有することと呼ばれてもよい。
【0060】
本開示のいくつかの実施例では、第一の情報には、第一の指示情報と第二の指示情報のうちの一つのみが含まれてもよく、すなわち、選択的に、前記第一の情報は、
第一の端末の第一の能力識別情報と第一の指示情報、
第一の端末の第一の能力識別情報と第二の指示情報、及び
第二の指示情報、のうちの一つを含んでもよい。
【0061】
上記内容で言及されたように、一つの端末は、一つ又は複数の能力識別情報を有してもよい。つまり、前記第一の能力識別情報には、第一の端末の一つの端末能力識別情報が含まれてもよく、第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれてもよい。
【0062】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の一つの端末能力識別情報が含まれる場合、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられる。例えば、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる場合、前記第一の指示情報は、1ビットによって表されてもよい。例えば、1は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを表し、0は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを表し、又は、0は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを表し、1は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを表す。第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられる場合、前記第一の指示情報は、1ビットによって表されてもよい。例えば、1又は0を採用して前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを表す。第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられる場合、前記第一の指示情報は、1ビットによって表されてもよい。例えば、1又は0を採用して前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを表す。説明すべきことは、第一の指示情報が具体的に何ビットによって表されるかについては、本実施例は、具体的には限定しないということである。
【0063】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれる場合、且つ各前記第一の指示情報が、対応する前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる場合、前記第一の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。例えば、第一の能力識別情報には、第一の端末の二つの端末能力識別情報(識別1と識別2)が含まれる。前記第一の能力識別情報には、識別1に対応する第一の指示情報1、及び識別2に対応する第一の指示情報2がさらに含まれ、第一の指示情報1は、識別1によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、第一の指示情報2は、識別2によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる。本実施例では、前記第一の指示情報は、1ビットによって表されてもよい。例えば、1は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを表し、0は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを表し、又は、0は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを表し、1は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを表す。
【0064】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられる場合、第二の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である。すなわち、第一の指示情報は、マッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報のみを指示し、マッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報を指示しない。第一の能力識別情報を受信した他の通信ネットワークエレメントは、第一の情報には第一の能力識別情報に対応する第一の指示情報がある場合、第一の通信ネットワークエレメントがこの第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有せず、又は取得できないと考えられる。第一の情報には第一の能力識別情報に対応する第一の指示情報がない場合、第一の通信ネットワークエレメントがこの第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有し、又は取得できるとデフォルトで考えられる。それによりオーバーヘッドをさらに減少する。例えば、第一の能力識別情報には、第一の端末の二つの端末能力識別情報(識別1と識別2)が含まれる。そのうち、第一の通信ネットワークエレメントは、識別1によってマッピングされる端末能力を有し、又は取得でき、識別2によってマッピングされる端末能力を有せず、又は取得できない。この時、第一の情報には、一つの第一の指示情報のみが含まれ、この第一の指示情報は、識別2によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示する。
【0065】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられる場合、第三の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応し、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。すなわち、第一の指示情報は、マッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報のみを指示し、マッピングされる端末能力を有しない端末能力識別を指示しない。第一の能力識別情報を受信した他の通信ネットワークエレメントは、第一の情報には第一の能力識別情報に対応する第一の指示情報がある場合、第一の通信ネットワークエレメントがこの第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有し、又は取得できると考えられ、第一の情報には第一の能力識別情報に対応する第一の指示情報がない場合、第一の通信ネットワークエレメントがこの第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有せず、又は取得できないとデフォルトで考えられる。それによりオーバーヘッドをさらに減少する。例えば、第一の能力識別情報には、第一の端末の二つの端末能力識別情報(識別1と識別2)が含まれる。そのうち、第一の通信ネットワークエレメントは、識別1によってマッピングされる端末能力を有し、又は取得でき、識別2によってマッピングされる端末能力を有せず、又は取得できない。この時、第一の情報には、一つの第一の指示情報のみが含まれ、この第一の指示情報は、識別1によってマッピングされる端末能力を有することを指示する。
【0066】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、且つ第三の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第三の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応し、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。例えば、第一の能力識別情報には、第一の端末の三つの端末能力識別情報(識別1、識別2及び識別3)が含まれる。そのうち、第一の通信ネットワークエレメントは、識別1と識別3によってマッピングされる端末能力を有し、又は取得でき、識別2によってマッピングされる端末能力を有せず、又は取得できない。この時、第一の情報には、一つの第一の指示情報のみが含まれ、識別1と識別3によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられる。それにより、オーバーヘッドをさらに減少する。具体的には、第一の情報の情報構造体において、第一の指示情報の後に一つの端末能力識別情報リストを示してもよい。この端末能力識別情報リストにおける全ての端末能力識別情報は、いずれもマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。リストにない端末能力識別情報は、マッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報とデフォルトで考えられる。
【0067】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、且つ第二の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第二の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応する。そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である。例えば、第一の能力識別情報には、第一の端末の四つの端末能力識別情報(識別1、識別2、識別3及び識別4)が含まれる。そのうち、第一の通信ネットワークエレメントは、識別1と識別3によってマッピングされる端末能力を有し、又は取得でき、識別2と識別4によってマッピングされる端末能力を有せず、又は取得できない。この時、第一の情報には、一つの第一の指示情報のみが含まれ、識別2と識別4によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられる。それにより、オーバーヘッドをさらに減少する。具体的には、第一の情報の情報構造体において、第一の指示情報の後に一つの端末能力識別情報リストを示してもよい。この端末能力識別情報リストにおける全ての端末能力識別情報は、いずれもマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である。リストにない端末能力識別情報は、マッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報とデフォルトで考えられる。
【0068】
本開示のいくつかの実施例では、第一の情報を送信する前に、前記第一の通信ネットワークエレメントは、
01)前記第一の端末によって報告され、又は他の通信ネットワークエレメントによって送信される前記第一の能力識別情報を受信すること、
02)前記第一の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有するか否か、又は取得できるか否かに基づき、前記第一の指示情報及び/又は第二の指示情報を決定すること、
03)前記第一の端末の端末能力に基づき、前記第一の端末の端末能力に前記第一の能力識別情報を割り当てること、
04)第一の端末の端末能力に基づき、前記第一の能力識別情報と端末能力とのマッピング関係を確立すること、及び
05)前記第一の端末の端末能力、及び、端末能力と能力識別とのマッピング関係に基づき、前記第一の端末の第一の能力識別情報を決定すること、のうちの少なくとも一つを実行してもよい。
【0069】
いくつかの実施例では、前記第一の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有するか否か、及び/又は取得できるか否かに基づき、前記第一の指示情報及び/又は第二の指示情報が以下のうちの少なくとも一つを含んでもよいことを決定する。
【0070】
第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有し、又は取得できる場合、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示し、及び/又は第二の指示情報は、第一の端末の端末能力を有することを指示する。
【0071】
第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないが、取得できる場合、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示し、及び/又は第二の指示情報は、第一の端末の端末能力を有することを指示する。
【0072】
第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有せず且つ取得できない場合、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有せず、及び/又は第二の指示情報は、第一の端末の端末能力を有しないことを指示する。
【0073】
いくつかの実施例では、上記02)において、前記第一の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有するか否かに基づき、前記第一の指示情報及び/又は第二の指示情報が以下のうちの少なくとも一つを含むことを決定する。
【0074】
021)第一の通信ネットワークエレメントが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有する場合、又は第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得できる場合、第一の指示情報が前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示することを決定する。
【0075】
022)第一の通信ネットワークエレメントが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有する場合、又は第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得できる場合、第二の指示情報が前記第一の端末の端末能力を有することを指示することを決定する。
【0076】
023)第一の通信ネットワークエレメントが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないが、第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得できる場合、第一の指示情報が前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示することを決定する。
【0077】
024)第一の通信ネットワークエレメントが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないが、第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得できる場合、第二の指示情報が前記第一の端末の端末能力を有することを指示することを決定する。
【0078】
025)第一の通信ネットワークエレメントが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しない場合、第一の指示情報が前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示することを決定する。
【0079】
026)第一の通信ネットワークエレメントが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しない場合、第二の指示情報が前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示することを決定する。
【0080】
027)第一の通信ネットワークエレメントが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有せず、且つ第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得できない場合、第一の指示情報が前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示することを決定する。
【0081】
028)第一の通信ネットワークエレメントが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有せず、且つ第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得できない場合、第二の指示情報が前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示することを決定する。
【0082】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の通信ネットワークエレメントは、第二の通信ネットワークエレメントに前記第一の情報を送信してもよい。
【0083】
選択的に、前記第一の通信ネットワークエレメントは、コアネットワークエレメント(例えばAMF)、第一のCNネットワークエレメント(例えばAMF)及び第一のRANネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む。
【0084】
選択的に、前記第二の通信ネットワークエレメントは、コアネットワークエレメント(例えばAMF)、第二のCNネットワークエレメント(例えばAMF)及び第二のRANネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む。
【0085】
具体的には、前記第一の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、RANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のRANネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のRANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のCNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のCNネットワークエレメントである。
【0086】
そのうち、前記第一のRANネットワークエレメントは、第一の端末によって切り替えられるソースRANネットワークエレメント、又は端末コンテキスト取得要求を受信するRANネットワークエレメントであってもよく、第二のRANネットワークエレメントは、第一の端末によって切り替えられるターゲットRANネットワークエレメント、又は端末コンテキスト取得要求を送信するRANネットワークエレメントであってもよい。
【0087】
第一のCNネットワークエレメントは、第一の端末によって切り替えられるソースCNネットワークエレメントであってもよく、第二のコアネットワークエレメントは、第一の端末によって切り替えられるターゲットCNネットワークエレメントである。
【0088】
又は、第一のCNネットワークエレメントは、端末コンテキスト取得要求を受信するCNネットワークエレメント、又は、切り替えられるソースCNネットワークエレメントであってもよく、第二のコアネットワークエレメントは、端末コンテキスト取得要求を送信するCNネットワークエレメント、又は切り替えられるターゲットCNネットワークエレメントであってもよい。
【0089】
本開示のいくつかの実施例によって、第一の通信ネットワークエレメントは、端末能力に関連する第一の情報を送信することによって、第一の情報を受信した通信ネットワークエレメントは、第一の情報に基づき、端末能力を第一の通信ネットワークエレメントから取得するか、それとも端末から取得するかを選択し、第一の通信ネットワークエレメントからの端末能力の取得の試みに失敗したことによるシグナリングオーバーヘッドを避け、又は端末能力を端末から常に取得することを避け、エアインターフェース端末能力の取得頻度を減少することにより、端末能力の伝送によるシグナリングオーバーヘッドを減少することができる。
【0090】
図2は、本開示のいくつかの実施例の端末能力の取得方法のフローチャートである。この方法は、第二の通信ネットワークエレメントに用いられ、以下のステップを含む。
【0091】
ステップ21:第一の通信ネットワークエレメントから、第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を取得し、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するために用いられ、
第一の情報を取得することは、第一の情報を受信することを含む。
【0092】
ステップ22:前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得する。
【0093】
本開示のいくつかの実施例では、第二の通信ネットワークは、端末能力に関連する第一の情報を受信することによって、端末能力を、第一の情報を送信する通信ネットワークエレメントから取得するか、それとも端末から取得するかを選択し、端末能力を、第一の情報を送信する通信ネットワークエレメントから常に取得し、又は端末から常に取得することではなく、端末能力の伝送によるオーバーヘッドを減少する。
【0094】
上記内容で言及されたように、一つの端末は、一つ又は複数の端末能力識別情報を有してもよい。つまり、前記第一の能力識別情報には、第一の端末の一つの端末能力識別情報が含まれてもよく、第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれてもよい。
【0095】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の一つの端末能力識別情報が含まれる場合、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられる。
【0096】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれる場合、且つ各前記第一の指示情報が、対応する前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる場合、前記第一の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。
【0097】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられる場合、第二の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である。
【0098】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられる場合、第三の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応し、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。
【0099】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、且つ第三の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第三の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応し、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。
【0100】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、且つ第二の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第二の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応する。そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である。
【0101】
選択的に、前記第一の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、RANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のRANネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のRANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のCNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のCNネットワークエレメントである。
【0102】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得することは、
第一の条件を満たす場合、前記第一の通信ネットワークエレメントから前記第一の端末の端末能力を取得し、又は前記第一の通信ネットワークエレメントから前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得することを含み、
前記第一の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示すること、及び
前記第一の情報は、前記第二の指示情報を含み、且つ前記第二の指示情報は、第一の端末の端末能力を有することを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0103】
本開示のいくつかの実施例では、上記第一の条件を満たす場合にのみ、第二の通信ネットワークエレメントは、第一の通信ネットワークエレメントから前記第一の端末の端末能力を取得し、又は前記第一の通信ネットワークエレメントから前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得する必要がある。いずれの場合にも、第一の通信ネットワークエレメントから第一の端末の端末能力を取得することではなく、それによりオーバーヘッドを減少する。
【0104】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得することは、
第二の条件を満たす場合、第二の端末から前記第一の端末の端末能力を取得し、又は第二の端末から前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得することを含み、前記第二の端末は、前記第一の端末又は前記第一の端末以外の他の端末であり、
前記第二の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示すること、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含まないこと、
前記第一の情報は、前記第二の指示情報を含み、且つ前記第二の指示情報は、第一の端末の端末能力を有しないことを指示すること、及び
前記第一の情報は、前記第二の指示情報を含まないこと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0105】
本開示のいくつかの実施例では、上記第二の条件を満たす場合にのみ、第二の通信ネットワークエレメントは、端末(第一の端末又はその他の端末)から前記第一の端末の端末能力を取得し、又は前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得する必要がある。いずれの場合にも、端末から第一の端末の端末能力を取得することではなく、それによりオーバーヘッドを減少する。
【0106】
本開示のいくつかの実施例では、第二の端末から前記第一の端末の端末能力を取得し、又は第二の端末から前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得した後に、前記第一の端末の端末能力、又は前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を前記第一の通信ネットワークエレメントに同期することをさらに含んでもよい。
【0107】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得することは、第三の条件を満たす場合、前記第一の通信ネットワークエレメントから第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得し、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれる場合、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報であることを含み、
前記第三の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示すること、及び
前記第一の情報が、前記第三の能力識別情報に対応する第一の指示情報を含まず、且つ第三の能力識別情報に対応する第一の指示情報が存在しない場合、前記第三の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有することをデフォルトで指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0108】
本開示のいくつかの実施例では、第一の端末が少なくとも二つの能力識別情報を有し、且つ第一の通信ネットワークエレメントが前記少なくとも二つの端末能力識別情報における一部の能力識別情報(即ち第三の能力識別情報)によってマッピングされる端末能力を有し、又は取得できる場合、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の通信ネットワークエレメントから第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得し、第一の通信ネットワークエレメントが有せず、又は取得できない前記少なくとも二つの端末能力識別情報における別の一部の能力識別情報に対して、第二の通信ネットワークエレメントは、第一の通信ネットワークエレメントから取得することなく、それにより無駄なオーバーヘッドを避ける。
【0109】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得することは、第四の条件を満たす場合、第二の端末から第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得し、前記第二の端末は、前記第一の端末又は前記第一の端末以外の他の端末であり、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれる場合、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報であることを含み、
前記第四の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示すること、及び
前記第一の情報が、前記第二の能力識別情報に対応する第一の指示情報を含まず、且つ第二の能力識別情報に対応する第一の指示情報が存在しない場合、前記第二の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有しないことをデフォルトで指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0110】
本開示のいくつかの実施例では、第一の端末が少なくとも二つの端末能力識別情報を有し、且つ第一の通信ネットワークエレメントが前記少なくとも二つの端末能力識別情報における一部の能力識別情報(即ち第二の能力識別情報)によってマッピングされる端末能力を有せず、又は取得できない場合、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の通信ネットワークエレメントから第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得することなく、端末(第一の端末又は他の端末)から取得することにより、無駄なオーバーヘッドを避ける。
【0111】
本開示のいくつかの実施例では、第二の端末から第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得した後に、前記第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を前記第一の通信ネットワークエレメントに同期することをさらに含んでもよい。
【0112】
以下では、具体的な通信シーンを例として、本開示の上記方法を説明する。
【0113】
本開示のいくつかの実施例による第一のシーン
図3は、本開示のいくつかの実施例による第一のシーンの通信方法のフローチャートである。この通信方法は、第一の端末、RANネットワークエレメント(例えばNG RANネットワークエレメント)及びCNネットワークエレメント(例えばAMF)を有する通信システムに用いられる。そのうち、RANネットワークエレメントは、上記実施例における第二の通信ネットワークエレメントによって実現される少なくとも一部の機能を実現することができ、CNネットワークエレメントは、上記実施例における第一の通信ネットワークエレメントによって実現される少なくとも一部の機能を実現することができる。以下では、NG RANをRANネットワークエレメントの例示として、AMFをCNネットワークエレメントの例示として記述する。前記通信方法は、以下のステップを含む。
【0114】
ステップ31:第一の端末は、NG RANネットワークエレメントによってAMFに登録要求(Registration Request)を送信し、登録要求には第一の能力識別情報が携帯されている。
【0115】
ステップ32:AMFは、前記第一の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有するか否かに基づき、前記第一の指示情報を決定する。第一の指示情報は、AMFが第一の能力識別によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる。
【0116】
ステップ33:AMFは、NG RANネットワークエレメントに初期コンテキスト確立要求(Initial Context setup Request)を送信し、初期コンテキスト確立要求には第一の情報が携帯されている。第一の情報は、第一の端末の第一の能力識別情報と第一の指示情報、第一の能力識別情報と第二の指示情報、又は、第二の指示情報を含み、第一の指示情報は、ターゲットAMFが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられる。
【0117】
ステップ34:NG RANネットワークエレメントは、第一の端末とRRC接続を確立する。
【0118】
ステップ35:NG RANネットワークエレメントは、AMFに初期コンテキスト確立応答(Initial Context setup Response)を送信する。
【0119】
ステップ36a:NG RANネットワークエレメントは、第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを判断し、そうでない場合、且つ第一の指示情報が、AMFが第一の能力識別によってマッピングされる端末能力を有することを指示する場合、AMFに第一の端末の端末能力検索要求を送信する。
【0120】
ステップ37a:AMFは、NG RANネットワークエレメントに第一の端末の端末能力を返す。
【0121】
ステップ36b:NG RANネットワークエレメントは、第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを判断し、そうでない場合、且つ第一の指示情報が、AMFが第一の能力識別によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示する場合、第一の端末に第一の端末の端末能力検索要求を送信する。
【0122】
ステップ37b:第一の端末は、NG RANネットワークエレメントに第一の端末の端末能力を返す。
【0123】
ステップ38b:NG RANネットワークエレメントは、第一の端末の端末能力をAMFに同期する。
【0124】
本開示のいくつかの実施例における端末能力の指示と取得方法は、同様に端末の切り替えに関するシーンに適用され、以下では例を挙げて説明する。
【0125】
本開示のいくつかの実施例による第二のシーン
図4は、本開示のいくつかの実施例による第二のシーンの通信方法のフローチャートである。この通信方法は、第一の端末、ソースRANネットワークエレメント、ターゲットRANネットワークエレメント、ソースCNネットワークエレメント(例えばAMF)及びターゲットCNネットワークエレメント(例えばAMF)を有する通信システムに用いられる。そのうち、ターゲットRANネットワークエレメントは、上記実施例における第二の通信ネットワークエレメントによって実現される少なくとも一部の機能を実現することができ、ターゲットCNネットワークエレメントは、上記実施例における第一の通信ネットワークエレメントによって実現される少なくとも一部の機能を実現することができる。以下ではAMFをCNネットワークエレメントの例示として記述する。前記通信方法は、以下のステップを含む。
【0126】
ステップ41:第一の端末がCNによって切り替える過程において、ソースRANネットワークエレメントは、ソースAMFにN2切り替え要求メッセージを送信する。
【0127】
ステップ42:ソースAMFは、ターゲットAMFにコンテキスト確立要求メッセージを送信し、コンテキスト確立要求メッセージには第一の端末の第一の能力識別情報が携帯されている。
【0128】
ステップ43:ターゲットAMFは、第一の能力識別情報を保存する。
【0129】
ステップ44:ターゲットAMFは、ターゲットRANネットワークエレメントに切り替え要求を送信し、切り替え要求には第一の情報が携帯されている。第一の情報は、第一の端末の第一の能力識別情報と第一の指示情報、第一の能力識別情報と第二の指示情報、又は、第二の指示情報を含み、第一の指示情報は、ターゲットAMFが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられる。
【0130】
ステップ45:ターゲットRANネットワークエレメントは、ターゲットAMFに切り替え要求確認を送信する。
【0131】
ステップ46:ターゲットAMFは、ソースAMFにコンテキスト確立応答を送信する。
【0132】
ステップ47:ソースAMFは、ソースRANネットワークエレメントに切り替え命令メッセージを送信する。
【0133】
ステップ48:ソースRANネットワークエレメントは、第一の端末にRRCメッセージを送信する。
【0134】
ステップ49:第一の端末は、ターゲットRANネットワークエレメントに切り替え確認を送信する。
【0135】
ステップ410:ターゲットRANネットワークエレメントは、ターゲットAMFに切り替え通知を送信する。
【0136】
ステップ411:ターゲットAMFは、ソースAMFに切り替え完了通知を送信する。
【0137】
ステップ412:ソースAMFは、ターゲットAMFに切り替え完了確認を送信する。
【0138】
ステップ413a:第一の指示情報が、ターゲットAMFが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示する場合、ターゲットRANネットワークエレメントは、ターゲットAMFに第一の端末の端末能力検索を送信する。
【0139】
ステップ414a:ターゲットAMFは、ターゲットRANネットワークエレメントに第一の端末の端末能力を送信する。
【0140】
ステップ413b:第一の指示情報が、ターゲットAMFが第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示する場合、ターゲットRANネットワークエレメントは、第一の端末に第一の端末の端末能力検索を送信する。
【0141】
ステップ414b:第一の端末は、ターゲットRANネットワークエレメントに第一の端末の端末能力を送信する。
【0142】
ステップ415b:ターゲットRANネットワークエレメントは、第一の端末の端末能力をターゲットAMFに同期する。
【0143】
本開示の別のいくつかの実施例では、第一の端末は、Xn(Xnは、RANの間のインターフェースである)切り替えを行う時、切り替え過程において、ソースRANネットワークエレメントは、ターゲットRANネットワークエレメントに第一の能力識別及び第一の指示情報を送信してもよい。第一の指示情報は、ソースRANが第一の能力識別によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる。ターゲットRANは、第一の指示情報に基づき、ソースRANネットワークエレメント又は第一の端末から第一の端末の端末能力を取得してもよい。
【0144】
本開示の別のいくつかの実施例では、コアネットワークエレメントの間のコンテキスト取得又は切り替え過程におけるコンテキスト伝達の時、ソースコアネットワークエレメントは、ターゲットコアネットワークエレメントに第一の端末の第一の能力識別情報と第一の指示情報を送信してもよい。第一の指示情報は、ソースコアネットワークエレメントが第一の能力識別によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる。ターゲットコアネットワークエレメントは、第一の指示情報に基づき、ソースコアネットワークエレメント又は第一の端末から第一の端末の端末能力を取得してもよい。
【0145】
図5は、本開示のいくつかの実施例による第一の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。この第一の通信ネットワークエレメント50は、
第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を第二の通信ネットワークエレメントに送信するための送信モジュール51を含み、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、
前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するために用いられる。
【0146】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる場合、前記第一の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられる場合、前記第二の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である。
【0147】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられる場合、第三の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。そのうち、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。
【0148】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、且つ第二の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第二の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応する。そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である。
【0149】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、且つ第三の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第三の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応する。そのうち、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。
【0150】
本開示のいくつかの実施例における第一の通信ネットワークエレメントは、
前記第一の端末によって報告され、又は他の通信ネットワークエレメントによって送信される前記第一の端末の第一の能力識別情報を受信するための受信モジュール、
前記第一の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有するか否かに基づき、前記第一の指示情報及び/又は第二の指示情報を決定するための第一の決定モジュール、
前記第一の端末の端末能力に基づき、前記第一の端末の端末能力に前記第一の能力識別情報を割り当てるための割り当てモジュール、
第一の端末の端末能力に基づき、前記第一の能力識別情報と端末能力とのマッピング関係を確立するためのマッピングモジュール、及び
前記第一の端末の端末能力、及び、端末能力と能力識別とのマッピング関係に基づき、前記第一の端末の第一の能力識別情報を決定するための第二の決定モジュール、のうちの少なくとも一つのモジュールを含んでもよい。
【0151】
本開示のいくつかの実施例では、前記送信モジュールは、第二の通信ネットワークエレメントに前記第一の情報を送信するために用いられる。
【0152】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、RANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のRANネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のRANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のCNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のCNネットワークエレメントである。
【0153】
本開示のいくつかの実施例によって、第一の通信ネットワークエレメントは、端末能力に関連する第一の情報を送信することによって、第一の情報を受信した通信ネットワークエレメントは、第一の情報に基づき、端末能力を第一の通信ネットワークエレメントから取得するか、それとも端末から取得するかを選択し、第一の通信ネットワークエレメントからの端末能力の取得の試みに失敗したことによるシグナリングオーバーヘッドを避け、又は端末能力を端末から常に取得することを避け、エアインターフェース端末能力の取得頻度を減少することにより、端末能力の伝送によるシグナリングオーバーヘッドを減少することができる。
【0154】
図6は、本開示のいくつかの実施例による第二の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。この第
二の通信ネットワークエレメント60は、
第一の通信ネットワークエレメントから、第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を取得するための第一の取得モジュール61であって、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するための第一の取得モジュール61、及び
前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得するための第二の取得モジュール62を含む。
【0155】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の情報には、前記第一の端末の一つの第一の能力識別情報が含まれる場合、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる。
【0156】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる場合、前記第一の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報は、第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられる場合、第二の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である。
【0157】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられる場合、第三の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応する。そのうち、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。
【0158】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、且つ第二の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第二の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応する。そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である。
【0159】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、且つ第三の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第三の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応する。そのうち、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。
【0160】
本開示のいくつかの実施例では、前記第二の取得モジュール62は、
第一の条件を満たす場合、前記第一の通信ネットワークエレメントから前記第一の端末の端末能力を取得し、又は前記第一の通信ネットワークエレメントから前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得するための第一の取得サブモジュールを含んでもよい。
【0161】
前記第一の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示すること、及び
前記第一の情報は、前記第二の指示情報を含み、且つ前記第二の指示情報は、第一の端末の端末能力を有することを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0162】
本開示のいくつかの実施例では、前記第二の取得モジュール62は、
第二の条件を満たす場合、第二の端末から前記第一の端末の端末能力を取得し、又は第二の端末から前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得するための第二の取得サブモジュールであって、前記第二の端末は、前記第一の端末又は前記第一の端末以外の他の端末である第二の取得サブモジュールを含んでもよく、
前記第二の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示すること、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含まないこと、
前記第一の情報は、前記第二の指示情報を含み、且つ前記第二の指示情報は、第一の端末の端末能力を有しないことを指示すること、及び
前記第一の情報は、前記第二の指示情報を含まないこと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0163】
本開示のいくつかの実施例では、前記第二の取得モジュール62は、
第三の条件を満たす場合、前記第一の通信ネットワークエレメントから第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得するための第三の取得サブモジュールであって、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれる場合、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である第三の取得サブモジュールを含んでもよく、
前記第三の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示すること、及び
前記第一の情報が、前記第三の能力識別情報に対応する第一の指示情報を含まず、且つ第三の能力識別情報に対応する第一の指示情報が存在しない場合、前記第三の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有することをデフォルトで指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0164】
本開示のいくつかの実施例では、前記第二の取得モジュール62は、
第四の条件を満たす場合、第二の端末から第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得するための第四の取得サブモジュールであって、前記第二の端末は、前記第一の端末又は前記第一の端末以外の他の端末であり、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれる場合、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報である第四の取得サブモジュールを含んでもよく、
前記第四の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示すること、及び
前記第一の情報が、前記第二の能力識別情報に対応する第一の指示情報を含まず、且つ第二の能力識別情報に対応する第一の指示情報が存在しない場合、前記第二の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有しないことをデフォルトで指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0165】
本開示のいくつかの実施例では、前記第一の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、RANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のRANネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のRANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のCNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のCNネットワークエレメントである。
【0166】
図7は、本開示の別の実施例による第一の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。この第一の通信ネットワークエレメント70は、プロセッサ71とメモリ72を含む。本開示のいくつかの実施例では、第一の通信ネットワークエレメント70は、メモリ72に記憶され、プロセッサ71上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ71によって実行される時、以下のようなステップを実現する。
【0167】
第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を第二の通信ネットワークエレメントに送信し、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、
前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するために用いられる。
【0168】
選択的に、前記第一の指示情報が前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる場合、前記第一の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応し、及び/又は
前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられる場合、第二の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応し、及び/又は
前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられる場合、第三の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応し、及び/又は
前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、且つ第二の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第二の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応し、及び/又は
前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、且つ第三の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第三の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応し、
そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報であり、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。
【0169】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ71によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。第二の通信ネットワークエレメントに第一の情報を送信する前に、
前記第一の端末によって報告され、又は他の通信ネットワークエレメントによって送信される第一の能力識別情報を受信すること、
前記第一の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有するか否かに基づき、前記第一の指示情報及び/又は第二の指示情報を決定すること、
前記第一の端末の端末能力に基づき、前記第一の端末の端末能力に前記第一の能力識別情報を割り当てること、
第一の端末の端末能力に基づき、前記第一の能力識別情報と端末能力とのマッピング関係を確立すること、及び
前記第一の端末の端末能力、及び、端末能力と能力識別とのマッピング関係に基づき、前記第一の端末の第一の能力識別情報を決定すること、のうちの少なくとも一つをさらに実行する。
【0170】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ71によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。第二の通信ネットワークエレメントに前記第一の情報を送信する。
【0171】
選択的に、前記第一の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、RANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のRANネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のRANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のCNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のCNネットワークエレメントである。
【0172】
図8は、本開示の別の実施例による第一の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。この第一の通信ネットワークエレメント80は、プロセッサ81とメモリ82を含む。本開示のいくつかの実施例では、第一の通信ネットワークエレメント80は、メモリ82に記憶され、プロセッサ81上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ81によって実行される時、以下のようなステップを実現する。
【0173】
第一の通信ネットワークエレメントから、第一の能力識別情報、第一の指示情報及び第二の指示情報のうちの少なくとも一つを含む第一の情報を取得し、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有するか否かを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有することを指示するために用いられ、又は、前記第二の指示情報は、前記第一の端末の端末能力を有しないことを指示するために用いられ、
前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得する。
【0174】
選択的に、
前記第一の指示情報が前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有するか否かを指示するために用いられる場合、前記第一の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応し、及び/又は
前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられる場合、第二の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応し、及び/又は
前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられる場合、第三の能力識別情報は、前記第一の指示情報に一対一で対応し、及び/又は
前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示するために用いられ、且つ第二の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第二の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応し、及び/又は
前記第一の指示情報が第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示するために用いられ、且つ第三の能力識別情報が前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報を含む場合、全ての前記第三の能力識別情報は、一つの前記第一の指示情報に対応し、
そのうち、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報であり、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報である。
【0175】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ81によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得することは、
第一の条件を満たす場合、前記第一の通信ネットワークエレメントから前記第一の端末の端末能力を取得し、又は前記第一の通信ネットワークエレメントから前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得することを含み、
前記第一の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示すること、及び
前記第一の情報は、前記第二の指示情報を含み、且つ前記第二の指示情報は、第一の端末の端末能力を有することを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0176】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ81によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得することは、
第二の条件を満たす場合、第二の端末から前記第一の端末の端末能力を取得し、又は第二の端末から前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得することを含み、前記第二の端末は、前記第一の端末又は前記第一の端末以外の他の端末であり、
前記第二の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第一の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示すること、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含まないこと、
前記第一の情報は、前記第二の指示情報を含み、且つ前記第二の指示情報は、第一の端末の端末能力を有しないことを指示すること、及び
前記第一の情報は、前記第二の指示情報を含まないこと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0177】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ71によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得することは、
第三の条件を満たす場合、前記第一の通信ネットワークエレメントから第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得し、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれる場合、前記第三の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有する端末能力識別情報であることを含み、
前記第三の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第三の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有することを指示すること、及び
前記第一の情報が、前記第三の能力識別情報に対応する第一の指示情報を含まず、且つ第三の能力識別情報に対応する第一の指示情報が存在しない場合、前記第三の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有することをデフォルトで指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0178】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ81によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。前記第一の情報に基づき、前記第一の端末の端末能力を取得することは、
第四の条件を満たす場合、第二の端末から第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を取得し、前記第二の端末は、前記第一の端末又は前記第一の端末以外の他の端末であり、前記第一の能力識別情報には、前記第一の端末の少なくとも二つの端末能力識別情報が含まれる場合、前記第二の能力識別情報は、前記第一の能力識別情報においてマッピングされる端末能力を有しない端末能力識別情報であることを含み、
前記第四の条件は、
前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないこと、
前記第一の情報は、前記第一の指示情報を含み、且つ前記第一の指示情報は、前記第二の能力識別情報によってマッピングされる端末能力を有しないことを指示すること、及び
前記第一の情報が、前記第二の能力識別情報に対応する第一の指示情報を含まず、且つ第二の能力識別情報に対応する第一の指示情報が存在しない場合、前記第二の能力識別情報がマッピングされる端末能力を有しないことをデフォルトで指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0179】
選択的に、前記第一の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、RANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のRANネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のRANネットワークエレメントであり、又は
前記第一の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を有する第一のCNネットワークエレメントであり、前記第二の通信ネットワークエレメントは、前記第一の端末の端末能力を取得する第二のCNネットワークエレメントである。
【0180】
図9は、本開示の別の実施例の端末能力識別の指示方法のフローチャートである。この指示方法は、第三の通信機器に用いられ、以下のステップを含む。
【0181】
ステップ91:前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を送信し、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である。
【0182】
そのうち、第三の指示情報を送信する前に、第三の通信機器は、第一の能力識別情報を有するか否か、又は取得できるか否かに基づき、前記第三の指示情報を決定してもよい。具体的には、
第一の能力識別情報を有し、又は取得できる場合、第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有することを指示すること、
第一の能力識別情報を有しないが、取得できる場合、第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有することを指示すること、及び
第一の能力識別情報を有せず、且つ取得できない場合、第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有しないことを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0183】
選択的に、前記の第三の指示情報を送信することは、第四の通信ネットワークエレメントに前記第三の指示情報を送信することを含む。
【0184】
選択的に、前記第三の通信機器は、端末、コアネットワークエレメント及び無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む。
【0185】
本開示のいくつかの実施例によって、第三の通信機器は、前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示する第三の指示情報を送信することによって、第三の指示情報を受信した通信ネットワークエレメントは、第三の指示情報に基づき、第三の通信機器から端末能力識別情報を取得するか否かを選択でき、第三の通信機器からの端末能力識別情報の取得の試みに失敗したことによるシグナリングオーバーヘッドを避け、又は端末能力識別情報を第三の通信機器から常に取得することを避け、端末能力識別情報の伝送によるシグナリングオーバーヘッドを減少することができる。
【0186】
図10は、本開示の別の実施例の端末能力識別の取得方法のフローチャートである。この
取得方法は、第四の通信ネットワークエレメントに用いられ、以下のステップを含む。
【0187】
ステップ101:前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を取得し、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である。
【0188】
ステップ102:前記第三の指示情報に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定し、又は前記第一の端末に端末能力識別情報を割り当てるか否かを決定する。
【0189】
選択的に、前記第三の指示情報を取得することは、
第三の通信機器から前記第三の指示情報を取得することを含む。
【0190】
選択的に、前記第三の指示情報に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定することは、
第一の取得能力識別条件を満たす場合、前記第三の通信機器から前記第一の能力識別情報を取得することを含み、
前記第一の取得能力識別条件は、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないこと、及び
第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有することを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0191】
選択的に、前記第三の指示情報に基づき、第一の端末に端末能力識別情報を割り当てるか否かを決定することは、
第一の割り当て端末能力識別情報条件を満たす場合、第一の端末に端末能力識別情報を割り当てることを含み、
前記第一の割り当て端末能力識別情報条件は、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないこと、及び
第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有しないことを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0192】
選択的に、前記第四の通信ネットワークエレメントは、コアネットワークエレメント、無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む。
【0193】
選択的に、前記第三の指示情報に基づき、第一の端末に端末能力識別情報を割り当てるか否かを決定するステップの後に、前記方法は、
第一の端末に対して割り当てられる端末能力識別情報を送信することをさらに含む。
【0194】
例えば、第三の通信機器に送信する。
【0195】
第三の通信機器が端末である場合、第四の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメント及び/又はRANネットワークエレメントであってもよい。
【0196】
第三の通信機器がCNネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、RANネットワークエレメントであってもよい。
【0197】
第三の通信機器がRANネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメントであってもよい。
【0198】
第三の通信機器が第一のRANネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、第二のRANネットワークエレメントであってもよい。
【0199】
第三の通信機器が第一のCNネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、第二のCNネットワークエレメントであってもよい。
【0200】
以下では具体的な通信シーンを例として、本開示の上記方法を説明する。
【0201】
本開示のいくつかの実施例による第三のシーン
図11は、本開示のいくつかの実施例による第三のシーンの通信方法のフローチャートである。この通信方法は、第一の端末、RANネットワークエレメント(例えばNG RANネットワークエレメント)及びCNネットワークエレメント(例えばAMF)を有する通信システムに用いられる。以下ではAMFをCNネットワークエレメントの例示として記述する。前記通信方法は、以下のステップを含む。
【0202】
ステップ111:第一の端末は、RANネットワークエレメントによってAMFに登録要求を送信し、登録要求には第三の指示情報が携帯されており、前記第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するために用いられ、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である。
【0203】
ステップ112:前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を有し、及び/又はAMFが前記第一の能力識別情報を有しないことを指示するために用いられる場合、AMFは、第一の端末に識別要求を送信し、第一の端末の端末能力識別情報を要求し、
選択的に、AMFは、第一の取得能力識別条件を満たす場合、前記第一の端末から前記第一の能力識別情報を取得し、
前記第一の取得能力識別条件は、
AMFは、前記第一の能力識別情報を有しないこと、
第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有することを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0204】
ステップ113:第一の端末は、AMFに識別応答を送信し、第一の能力識別情報を携帯する。
【0205】
ステップ114:AMFは、第一の端末に登録応答を送信する。
【0206】
ステップ115:第一の端末は、AMFに登録完了を送信する。
【0207】
本開示のいくつかの実施例による第四のシーン
図12は、本開示のいくつかの実施例による第四のシーンの通信方法のフローチャートである。この通信方法は、第一の端末、RANネットワークエレメント(例えばNG RANネットワークエレメント)及びCNネットワークエレメント(例えばAMF)を有する通信システムに用いられる。以下ではAMFをCNネットワークエレメントの例示として記述する。前記通信方法は、以下のステップを含む。
【0208】
ステップ121:第一の端末は、RANネットワークエレメントによってAMFに登録要求を送信し、登録要求には第三の指示情報が携帯されており、前記第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するために用いられ、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である。
【0209】
ステップ122:前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を有せず、及び/又はAMFが前記第一の能力識別情報を有しないことを指示するために用いられる場合、AMFは、前記第一の端末に第一の能力識別情報を割り当て、且つ第一の端末に登録応答を送信し、登録応答には前記第一の能力識別情報が携帯されており、
AMFは、第一の割り当て端末能力識別情報条件を満たす場合、第一の端末に端末能力識別情報を割り当て、
前記第一の割り当て端末能力識別情報条件は、
AMFは、前記第一の能力識別情報を有しないこと、
第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有しないことを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0210】
ステップ123:第一の端末は、AMFに登録完了を送信する。
【0211】
本開示のいくつかの実施例による第五のシーン
図13は、本開示のいくつかの実施例による第五のシーンの通信方法のフローチャートである。この通信方法は、第一の端末とRANネットワークエレメント(例えばNG RANネットワークエレメント)を有する通信システムに用いられる。前記通信方法は、以下のステップを含む。
【0212】
ステップ131:第一の端末は、RANネットワークエレメントにRRC確立要求メッセージを送信する。
【0213】
ステップ132:RANネットワークエレメントは、第一の端末にRRC確立メッセージを送信する。
【0214】
ステップ133:第一の端末は、RANネットワークエレメントにRRC確立完了メッセージを送信し、RRC確立完了メッセージには第三の指示情報が携帯されており、前記第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するために用いられ、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である。
【0215】
ステップ134:前記第三の指示情報が、前記第一の能力識別情報を有することを指示するために用いられる場合、RANネットワークエレメントは、第一の端末に端末能力検索を送信し、第一の端末の端末能力識別情報を要求する。
【0216】
ステップ135:第一の端末は、RANネットワークエレメントにRRC確立完了メッセージを送信し、RRC確立完了メッセージには第一の能力識別情報が携帯されている。
【0217】
図14は、本開示のいくつかの実施例による第三の通信機器の構造概略図である。この第三の通信機器140は、
前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を送信するための送信モジュール141を含み、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である。
【0218】
選択的に、送信モジュール141は、具体的に第四の通信ネットワークエレメントに前記第三の指示情報を送信する。
【0219】
選択的に、前記第三の通信機器は、端末、コアネットワークエレメント及び無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む。
【0220】
本開示のいくつかの実施例によって、第三の通信機器は、前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示する第三の指示情報を送信することによって、第三の指示情報を受信した通信ネットワークエレメントは、第三の指示情報に基づき、第三の通信機器から端末能力識別情報を取得するか否かを選択でき、第三の通信機器からの端末能力識別情報の取得の試みに失敗したことによるシグナリングオーバーヘッドを避け、又は端末能力識別情報を第三の通信機器から常に取得することを避け、端末能力識別情報の伝送によるシグナリングオーバーヘッドを減少することができる。
【0221】
図15は、本開示のいくつかの実施例による第四の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。この第四の通信ネットワークエレメント150は、
前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を取得するための取得モジュール151であって、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である取得モジュール151、及び
前記第三の指示情報に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定し、又は前記第一の端末に能力識別情報を割り当てるか否かを決定するための決定モジュール152を含む。
【0222】
選択的に、取得モジュール151は、第三の通信機器から前記第三の指示情報を取得するために用いられる。
【0223】
選択的に、前記決定モジュール152は、第一の取得能力識別条件を満たす場合、前記第三の通信機器から前記第一の能力識別情報を取得するために用いられ、
前記第一の取得能力識別条件は、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないこと、及び
第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有することを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0224】
選択的に、前記決定モジュール152は、第一の割り当て端末能力識別情報条件を満たす場合、第一の端末に端末能力識別情報を割り当てるために用いられ、
前記第一の割り当て端末能力識別情報条件は、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないこと、及び
第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有しないことを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0225】
選択的に、前記第四の通信ネットワークエレメントは、コアネットワークエレメント、無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む。
【0226】
選択的に、前記第四の通信ネットワークエレメントは、
第一の端末に対して割り当てられる端末能力識別情報を送信するための送信モジュールをさらに含む。
【0227】
例えば、第三の通信機器に送信する。
【0228】
第三の通信機器が端末である場合、第四の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメント及び/又はRANネットワークエレメントであってもよい。
【0229】
第三の通信機器がCNネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、RANネットワークエレメントであってもよい。
【0230】
第三の通信機器がRANネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメントであってもよい。
【0231】
第三の通信機器が第一のRANネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、第二のRANネットワークエレメントであってもよい。
【0232】
第三の通信機器が第一のCNネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、第二のCNネットワークエレメントであってもよい。
【0233】
図16は、本開示の別の実施例による第三の通信機器の構造概略図である。この第三の通信機器160は、プロセッサ161とメモリ162を含む。本開示のいくつかの実施例では、第三の通信機器160は、メモリ162に記憶され、プロセッサ161上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ161によって実行される時、以下のようなステップを実現する。
【0234】
前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を送信し、
そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報である。
【0235】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ161によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。第四の通信ネットワークエレメントに前記第三の指示情報を送信する。
【0236】
選択的に、前記第三の通信機器は、端末、コアネットワークエレメント及び無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む。
【0237】
本開示のいくつかの実施例によって、第三の通信機器は、前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示する第三の指示情報を送信することによって、第三の指示情報を受信した通信ネットワークエレメントは、第三の指示情報に基づき、第三の通信機器から端末能力識別情報を取得するか否かを選択でき、第三の通信機器からの端末能力識別情報の取得の試みに失敗したことによるシグナリングオーバーヘッドを避け、又は端末能力識別情報を第三の通信機器から常に取得することを避け、端末能力識別情報の伝送によるシグナリングオーバーヘッドを減少することができる。
【0238】
図17は、本開示の別の実施例による第四の通信ネットワークエレメントの構造概略図である。この第四の通信ネットワークエレメント170は、プロセッサ171とメモリ172を含む。本開示のいくつかの実施例では、
第四の通信ネットワークエレメント170は、メモリ172に記憶され、プロセッサ171上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ171によって実行される時、以下のようなステップを実現する。
【0239】
前記第一の能力識別情報を有するか否かを指示するための第三の指示情報を取得し、そのうち、前記第一の能力識別情報は、第一の端末の端末能力識別情報であり、
前記第三の指示情報に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定し、又は前記第一の端末に端末能力識別情報を割り当てるか否かを決定する。
【0240】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ171によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。第三の指示情報を取得することは、
第三の通信機器から前記第三の指示情報を取得することを含む。
【0241】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ171によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。前記第三の指示情報に基づき、前記第一の能力識別情報を取得するか否かを決定することは、
第一の取得能力識別条件を満たす場合、前記第三の通信機器から前記第一の能力識別情報を取得することを含み、
前記第一の取得能力識別条件は、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないこと、及び
第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有することを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0242】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ171によって実行される時、さらに以下のようなステップを実現してもよい。前記第三の指示情報に基づき、第一の端末に端末能力識別情報を割り当てるか否かを決定する。
第一の割り当て端末能力識別情報条件を満たす場合、第一の端末に端末能力識別情報を割り当て、
前記第一の割り当て端末能力識別情報条件は、
前記第四の通信ネットワークエレメントは、前記第一の能力識別情報を有しないこと、及び
第三の指示情報は、前記第一の能力識別情報を有しないことを指示すること、のうちの少なくとも一つを含む。
【0243】
選択的に、前記第四の通信ネットワークエレメントは、コアネットワークエレメント、無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一つを含む。
【0244】
選択的に、前記第三の指示情報に基づき、第一の端末に端末能力識別情報を割り当てるか否かを決定するステップの後に、前記方法は、
第一の端末に対して割り当てられる端末能力識別情報を送信することをさらに含む。
【0245】
例えば、第三の通信機器に送信する。
【0246】
第三の通信機器が端末である場合、第四の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメント及び/又はRANネットワークエレメントであってもよい。
【0247】
第三の通信機器がCNネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、RANネットワークエレメントであってもよい。
【0248】
第三の通信機器がRANネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、CNネットワークエレメントであってもよい。
【0249】
第三の通信機器が第一のRANネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、第二のRANネットワークエレメントであってもよい。
【0250】
第三の通信機器が第一のCNネットワークエレメントである場合、第四の通信ネットワークエレメントは、第二のCNネットワークエレメントであってもよい。
【0251】
本開示のいくつかの実施例はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末能力の指示方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0252】
本開示のいくつかの実施例はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末能力の取得方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0253】
本開示のいくつかの実施例はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末能力識別の指示方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0254】
本開示のいくつかの実施例はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記端末能力識別の取得方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0255】
そのうち、上述したコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクまたは光ディスクなどである。
【0256】
説明すべきことは、本明細書において、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストされていていない他の要素も含み、またはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の要素も含むことである。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品または装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0257】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質にはまたは関連技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、またはネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
【0258】
以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述したが、本開示は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。