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特許7337170測定制御に関する構成情報を伝送する方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-24
(45)【発行日】2023-09-01
(54)【発明の名称】測定制御に関する構成情報を伝送する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20230825BHJP
   H04W 4/44 20180101ALI20230825BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W4/44
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021535948
(86)(22)【出願日】2018-12-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-16
(86)【国際出願番号】 CN2018123213
(87)【国際公開番号】W WO2020132832
(87)【国際公開日】2020-07-02
【審査請求日】2021-06-25
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】劉 洋
【審査官】齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/015886(WO,A1)
【文献】特開2007-336421(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0335865(US,A1)
【文献】特開2009-246811(JP,A)
【文献】国際公開第2009/057520(WO,A1)
【文献】特表2018-523426(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105228192(CN,A)
【文献】OPPO,Discussion on Handover Procedure Optimization[online],3GPP TSG RAN WG2 adhoc_2017_01_NR R2-1700047,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_AHs/2017_01_NR/Docs/R2-1700047.zip>,2017年01月19日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定制御に関する構成情報を伝送する方法であって、基地局側に適用され、
測定制御の構成情報を生成するステップであって、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であるステップと、
ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示するステップと、を含み、
前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1の測定周期は前記第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、前記第2の測定周波数点の数より小さく、
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ前記第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む
ことを特徴とする測定制御に関する構成情報を伝送する方法。
【請求項2】
前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいことと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいことと、のうちの少なくとも1つをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の測定制御に関する構成情報を伝送する方法。
【請求項3】
前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の測定制御に関する構成情報を伝送する方法。
【請求項4】
測定制御に関する構成情報を受信する方法であって、ユーザ装置側に適用され、
基地局から送信された測定構成情報を受信するステップであって、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であるステップと、
前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行うステップと、
前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うステップと、を含み、
前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1の測定周期は前記第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、前記第2の測定周波数点の数より小さく、
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ前記第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいこと、を含む
ことを特徴とする測定制御に関する構成情報を受信する方法。
【請求項5】
前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の測定制御に関する構成情報を受信する方法。
【請求項6】
前記第1グループの構成情報は、
前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報、をさらに含み、
前記方法は、
前記ユーザ装置自体の移動方向を決定するステップと、
前記ユーザ装置自体の移動方向が予め設定された上り移動方向に属するか、または予め設定された下り移動方向に属するかを決定するステップと、をさらに含み、
第1グループの構成情報を用いてセル測定を行うステップは、
決定された上り移動方向に対応する第1のグループ分け構成情報または下り移動方向に対応する第2のグループ分け構成情報に基づいてセル測定を行うステップを含む、
ことを特徴とする請求項に記載の測定制御に関する構成情報を受信する方法。
【請求項7】
測定制御に関する構成情報を送信する装置であって、基地局側に適用され、
測定制御の構成情報を生成するための生成モジュールであって、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である生成モジュールと、
ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示するための送信モジュールと、を含み、
前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1の測定周期は前記第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、前記第2の測定周波数点の数より小さく、
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ前記第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む
ことを特徴とする測定制御に関する構成情報を送信する装置。
【請求項8】
前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の測定制御に関する構成情報を送信する装置。
【請求項9】
前記第1グループの構成情報は、
前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の測定制御に関する構成情報を送信する装置。
【請求項10】
測定制御に関する構成情報を受信する装置であって、ユーザ装置側に適用され、
基地局から送信された測定構成情報を受信するための受信モジュールであって、前記構成情報は、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である受信モジュールと、
前記判定条件が満たされた場合は、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行うための第1の測定モジュールと、
前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うための第2の測定モジュールと、を含み、
前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1の測定周期は前記第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、前記第2の測定周波数点の数より小さく、
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ前記第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む
ことを特徴とする測定制御に関する構成情報を受信する装置。
【請求項11】
前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の測定制御に関する構成情報を受信する装置。
【請求項12】
前記第1グループの構成情報は、
前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含み、
前記装置は、
前記ユーザ装置自体の移動方向を決定するための方向モジュールと、
前記ユーザ装置自体の移動方向が予め設定された上り方向に属するか、または予め設定された下り方向に属するかを決定するための上り下りモジュールと、をさらに含み、
前記第1の測定モジュールは、
決定された上り移動方向に対応する第1のグループ分け構成情報または下り移動方向に対応する第2のグループ分け構成情報に基づいてセル測定を行うための第1の測定サブモジュールを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の測定制御に関する構成情報を受信する装置。
【請求項13】
測定制御に関する構成情報を送信する装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、
測定制御の構成情報を生成し、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であり、
ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示するように構成され、
前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1の測定周期は前記第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、前記第2の測定周波数点の数より小さく、
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ前記第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む
ことを特徴とする測定制御に関する構成情報を送信する装置。
【請求項14】
測定制御に関する構成情報を受信する装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、
基地局から送信された測定構成情報を受信し、前記構成情報は、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であり、
判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、
判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うように構成され、
前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記第1の測定周期は前記第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、前記第2の測定周波数点の数より小さく、
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ前記第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む
ことを特徴とする測定制御に関する構成情報を受信する装置。
【請求項15】
コンピュータ命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該命令は、プロセッサによって実行されるときに請求項1~3のいずれかに記載の方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータ命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
当該命令は、プロセッサによって実行されるときに請求項6のいずれかに記載の方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術分野に関し、特に、測定制御に関する構成情報を伝送する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術では、5G(第5世代移動通信システム)システムの目標は、高速移動での呼び出し通信と低速移動での百メガバイト単位の通信をサポートすることである。ユーザ装置(UE)は、信号品質がより良いセルを探し出してアクセスする。隣接するセルを測定し、測定結果を基地局に報告することは、セル再選択とセル切り替えを行う前提である。ユーザ装置は、通常、本セルおよび周辺の隣接するセルをセル測定し、この測定作業はユーザ装置の電力を消費する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、測定制御に関する構成情報を送信する方法及び装置を提供する。前記技術案は以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例の第1の態様によれば、測定制御に関する構成情報を送信する方法及び装置を提供し、基地局側に適用され、
測定制御の構成情報を生成するステップであって、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であるステップと、
ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示するステップと、を含む。
【0005】
本発明の実施例によって提供される技術案は、以下の有益な効果を含むことができる。本実施例は明確に既知の移動軌跡を対象として測定制御の構成情報を設定し、構成情報の内容を改善し、測定効果にほとんど影響を及ぼさずにユーザ装置の測定負担を軽減し、ユーザ装置の電力消費を節約することができる。
【0006】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
前記第2のグループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0008】
本発明の実施例によって提供される技術案は以下の有益な効果を含む。本実施例は詳細な構成情報を提供し、上記構成情報から分かるように、第1グループの構成情報に基づいて測定する際に、ユーザ装置の負担を効果的に軽減し、電力を節約することができる。
【0009】
一実施例では、前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0010】
本発明の実施形態によって提供される技術案は、以下の有益な効果を含むことができる。本実施例はセルの再選択と第1グループの構成情報の受信回数によって、ユーザ装置が既知の移動軌跡上にあるかどうかを判断し、実行可能な判断方式を提供する。
【0011】
1つの実施形態において、前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0012】
本発明の実施例によって提供される技術案は、以下の有益な効果を含むことができる、本実施は移動速度に関する様々な判定条件を提供し、ユーザ装置が第1グループの構成情報を採用するか否かを移動速度によって制御する。
【0013】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0014】
本発明の実施例によって提供される技術案は、以下の有益な効果を含むことができる。本実施例は、移動方向に基づいて測定制御の構成情報をより細かく設定することができ、ユーザ装置がさらに電力を節約することに役立つ。
【0015】
本発明の実施例の第2の態様によれば、測定制御に関する構成情報を伝送する方法を提供し、ユーザ装置側に適用され、
基地局から送信された測定構成情報を受信するステップであって、前記構成情報は、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であるステップと、
前記判定条件が満たされた場合は、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行うステップと、
前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うステップと、を含む。
【0016】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0017】
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0018】
一実施例では、前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0019】
1つの実施形態において、前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0020】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0021】
前記方法は、
前記ユーザ装置自体の移動方向を決定するステップと、
前記ユーザ装置自体の移動方向が予め設定された上り方向に属するか、または予め設定された下り方向に属するかを決定するステップと、をさらに含む。
【0022】
第1グループの構成情報を用いてセル測定を行う前記ステップは、
決定された上り移動方向に対応する第1のグループ分け構成情報または下り移動方向に対応する第2のグループ分け構成情報に基づいてセル測定を行うステップを含む。
【0023】
本発明の実施例の第3の態様によれば、測定制御に関する構成情報を送信する装置を提供し、基地局側に適用され、
測定制御の構成情報を生成するための生成モジュールであって、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である生成モジュールと、
ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示するための送信モジュールと、を含む。
【0024】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0025】
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0026】
一実施例では、前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0027】
1つの実施形態において、前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0028】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0029】
本発明の実施例の第4の態様によれば、測定制御に関する構成情報を送信する装置を提供し、ユーザ装置側に適用され、
基地局から送信された測定構成情報を受信するための受信モジュールであって、前記構成情報は、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である受信モジュールと、
前記判定条件が満たされた場合は、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行うための第1の測定モジュールと、
前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うための第2の測定モジュールと、を含む。
【0030】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0032】
一実施例では、前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0033】
1つの実施形態において、前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0034】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0035】
前記装置は、
前記ユーザ装置自体の移動方向を決定するための方向モジュールと、
前記ユーザ装置自体の移動方向が予め設定された上り方向に属するか、または予め設定された下り方向に属するかを決定するための上り下りモジュールと、を含む。
【0036】
前記第1の測定モジュールは、
決定された上り移動方向に対応する第1のグループ分け構成情報または下り移動方向に対応する第2のグループ分け構成情報に基づいてセル測定を行うための第1の測定サブモジュールを含む。
【0037】
本発明の実施例の第5の態様によれば、測定制御に関する構成情報を送信する装置を提供し、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、
測定制御の構成情報を生成し、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であり、
ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示するように構成される。
【0038】
本発明の実施例の第6の態様によれば、測定制御に関する構成情報を送信する装置を提供し、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、
基地局から送信された測定構成情報を受信し、前記構成情報は、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であり、
前記判定条件が満たされた場合は、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、
前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うように構成される。
【0039】
本発明の実施例の第7の態様によれば、コンピュータ命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該命令はプロセッサによって実行されるときに上記の基地局側の方法を実現する。
【0040】
本発明の実施例の第8の態様によれば、コンピュータ命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、当該命令はプロセッサによって実行されるときに上記のユーザ側の方法を実現する。
【0041】
なお、以上の一般的な説明及び後述の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本出願を制限するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
ここの図面は、明細書に組み込まれて、本明細書の一部を構成し、本出願に合致する実施例を示し、明細書と共に本出願の原理を解釈するために用いられる。
図1】例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する方法のフローチャートである。
図2】例示的な一実施例により示されるセルの概略図である。
図3】例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する方法のフローチャートである。
図4】例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する方法のフローチャートである。
図5】例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する方法のフローチャートである。
図6】例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する装置のブロック図である。
図7】例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する装置のブロック図である。
図8】例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する装置のブロック図である。
図9】例示的な一実施例により示される第1の測定モジュールのブロック図である。
図10】例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報の送信に適用される装置のブロック図である。
図11】例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報の送信に適用される装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
ここで、例示的な実施例を詳しく説明し、その例が図面に示される。以下の説明において、図面に及ぶ場合、別途示していない限り、異なる図面における同一の数字は、同一の又は類似する要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本出願に合致する全ての実施形態を表すわけではない。むしろ、それらは、添付される特許請求の範囲において詳しく説明される、本出願の一部の態様に合致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0044】
関連技術では、5G(第5世代移動通信システム)システムの目標は、高速移動での呼び出し通信と低速移動での百メガバイト単位の通信をサポートすることである。ユーザ装置(UE)は、信号品質がより良いセルを探し出してアクセスする。隣接するセルを測定し、測定結果を基地局に報告することは、セル再選択とセル切り替えを行う前提である。ユーザ装置は、通常、本セルおよび周辺の隣接するセルをセル測定し、この測定作業はユーザ装置の電力を消費する。
【0045】
本開示の発明者は、移動軌跡がすでに知られている場合には、既知の軌跡に対して関連な測定制御構成情報を配置し、ユーザ装置の測定負担を軽減して、電力を節約することができ、測定効果にほとんど影響がないことを発見した。
【0046】
図1は例示的な実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する方法のフローチャートであり、この測定制御に関する構成情報を送信する方法は基地局などのアクセスネットワーク装置に用いられ、図1に示すように、この方法は以下のステップ101~102を含む。
【0047】
ステップ101において、測定制御の構成情報を生成し、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である。
【0048】
ステップ102において、ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示する。
【0049】
本実施例は、固定軌跡(すなわち既知の移動軌跡)の沿線に基地局を予め配置し、これらの基地局は主にこの固定軌跡上のユーザ装置にサービスを提供する。例えば、固定軌跡は高速道路や鉄道沿線などであってもよい。これらの基地局では、既知の移動軌跡を表現するために地図類情報を配置しなくてもいいが、これらの基地局の客観的な自然環境における位置は、サポートされた第1の測定目標が既知の移動軌跡に関する測定目標であることを体現することができる。固定軌跡上のユーザ装置の移動方向は予想可能であり、アクセス可能なセルも予想可能であるため、本実施例は、既知の移動軌跡という適用シーンに対して、第1の測定対象に関する構成情報、すなわち第1グループの構成情報を配置する。移動軌跡沿線上の基地局は、そのサービスが提供される必要なユーザ装置のために第1グループの構成情報を送信する必要がある。
【0050】
既知の移動軌跡から遠く離れた基地局は、そのサービスが提供されるユーザ装置が各方向に移動することができ、移動方向は予測不可能であり、アクセス可能なセルも予期できないため、既知の移動軌跡から遠く離れた基地局によってサポートされる第2の測定目標は未知の移動軌跡に関する測定対象である。既知の移動軌跡から離れた基地局は、第1グループの構成情報を送信せず、第2グループの構成情報を送信することができる。
【0051】
予想できる観点から、第1の測定対象の範囲は第2の測定対象より小さいため、第1グループの構成情報を応用してセル測定を行うユーザ装置の消費電力は、第2グループの構成情報を適用してセル測定を行うユーザ装置の消費電力よりも低くなり得る。
【0052】
同時に、基地局は判定条件をユーザ装置に送信し、判定条件に応じて対応する構成情報を採用するようユーザ装置に指示する。判定条件が基地局から送信されたことは、判定条件の柔軟的な設定を容易にする。
【0053】
本実施例では、システム情報ブロードキャストと測定制御メッセージの送信などの方式により、測定制御の構成情報をユーザ送信に送信することができ、異なる状態のユーザ装置がいずれも構成情報を受信できることを容易にする。
【0054】
システムメッセージ(例えば、システム情報ブロック、SIB)であろうと、測定制御メッセージであろうと、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、および判定条件は、メッセージにおいて、特定の位置または特定の順序を有することができる。ユーザ装置は、特定の位置または特定の順序に従って、受信された構成情報が第1グループの構成情報であるか、それとも第2グループの構成情報であるか、または判定条件であるかを知ることができる。
【0055】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0056】
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0057】
本実施例では、第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セル、すなわち特定の方向における一部の隣接セルに適用される。第2の組の構成情報は、各方向のほとんどの隣接セルに適用される。ここで分かるように、前期第1の測定周波数点の数は第2の測定周波数点の数より小さい。第1の測定周波数点の数が少なく、かつ前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの形状がほとんど細長い形になっているため、セル測定は頻繁に行われなくてもよく、従って、第1の測定周期は第2の測定周期よりも大きくてもよい。測定周波数点の数を減少させることも測定周期を延長することも、ユーザ装置の電力を節約することができる。
【0058】
一実施例では、前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0059】
本実施例は、移動軌跡に関する判定条件を提供する。ユーザ装置は、セルの再選択を1回行い、かつ再選択されたセル内に第1グループの構成情報を受信するたびに、累積回数は1つ加算される。既知の移動軌跡沿線上の基地局でしか第1グループの構成情報が送信されないため、第1グループの構成情報を受信したユーザ装置は、それが既知の移動軌跡沿線に位置すると判断することができる。ユーザ装置がセルの再選択を行うことにより、ユーザ装置が移動していると判断することができる。上記2つの条件を組み合わせて、ユーザ装置が既知の移動軌跡上で移動していると決定することができる。予め設定された第1の時間内セルにセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報の受信回数が第1の回数閾値より大きい場合、ユーザ装置が既知の移動軌跡上で迅速に移動していると判断することができ、第1グループの構成情報に適用される。他の移動軌跡の判定条件も本実施例に適用される。第1の時間の閾値は、百ミリ秒または数秒などとすることができる。第1の回数の閾値は3~5回などとすることができる。
【0060】
1つの実施形態において、前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0061】
本実施例は、移動速度に関する判定条件を提供して、第1グループの構成情報が既知の移動軌跡上で高速移動するユーザ装置に適用されるようにする。例えば、高速道路を走る車内のユーザ装置、及び高速鉄道列車内のユーザ装置などに適用される。他の移動速度に関する判定条件も本実施例に適用される。第2の時間の取り得る値は、百ミリ秒または数秒などとすることができる。第2の回数閾値は、3~5回などとすることができる。
【0062】
本実施例において、判定条件の内容情報は、システムメッセージまたは測定制御メッセージに直接含まれることができる。または、予め各判定条件をユーザ装置に送信し、各判定条件に番号や識別番号などを設定する。メッセージに第1グループの構成情報が含まれ、判定条件が応用される場合、判定条件の番号または識別番号をメッセージに運ぶことができる。ユーザ装置は、シーケンス番号または識別番号により、判定条件を応用する必要があると決定でき、かつどの判定条件を応用するかを知ることができる。
【0063】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0064】
本実施例は、さらに移動軌跡をもとに移動方向を細分化し、例えば北京から上海までは上り方向であり、上海から北京までは下り方向である。移動軌跡と移動方向を決定した後、予想される隣接するセルの範囲をさらに縮小することができ、測定周波数点をさらに低減し、測定期間を延長することができる。
【0065】
例えば、図2に示すように、現在セル1に駐在し、移動軌跡の上り移動方向に隣接するセルはセル2であり、下り移動方向に隣接するセルはセル3であり、他の方向に隣接するセルはセル4とセル5がある。第2グループの構成情報は、周辺の各方向の隣接するセルに適用されるため、第2グループの構成情報における測定周波数点は、セル2-5の周波数点を含む。移動方向を区別しない場合、第1のグループ分け構成情報における測定周波数点は、セル2-3の周波数点を含む。第1グループ構成情報の測定周波数点は、セル2の周波数点を含む。第2のグループ分け構成情報の測定周波数点は、セル3の周波数点を含む。
【0066】
以上は基地局側の実現プロセスを説明したが、対応するユーザ装置側も改善されている。以下、ユーザ装置側の実現プロセスを説明する。
【0067】
図3は例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する方法のフローチャートであり、この測定制御に関する構成情報を伝送する方法はユーザ装置に用いられ、ここで、ユーザ装置は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであっても良い。図3に示すように、この方法は、以下のステップ301~303を含む。
【0068】
ステップ301において、基地局から送信された測定構成情報を受信し、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象である。前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である。
【0069】
ステップ302において、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行う。
【0070】
ステップ303において、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行う。
【0071】
本実施例において、既知の移動軌跡の領域範囲にサービスを提供する基地局のみが、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、判定条件を送信する。ユーザ装置が第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、判定条件を受信できるならば、既知の移動軌跡上に位置することが証明される。既知の移動軌跡上に位置するユーザ装置は、前記ユーザ装置自体が受信された判定条件を満たしているか否かを判断して、判断結果に応じて対応する構成情報を用いてセル測定を行う必要がある。第1グループの構成情報を用いてセル測定を行う場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うよりも電力を節約することができる。
【0072】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0073】
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含む。前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0074】
本実施例では、第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セル、すなわち特定の方向における一部の隣接セルに適用される。第2の組の構成情報は、各方向のほとんどの隣接セルに適用される。ここで分かるように、前期第1の測定周波数点の数は第2の測定周波数点の数より小さい。第1の測定周波数点の数が少なく、かつ、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの形状がほとんど細長い形になっているため、セル測定は頻繁に行われなくてもよく、従って、第1の測定周期は第2の測定周期よりも大きくてもよい。測定周波数点の数を減少させることも測定周期を延長することも、ユーザ装置の電力を節約することができる。
【0075】
一実施例では、前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0076】
本実施例は、移動軌跡に関する判定条件を提供する。ユーザ装置は、セルの再選択を1回行い、かつ再選択されたセル内に第1グループの構成情報を受信するたびに、累積回数は1つ加算される。既知の移動軌跡沿線上の基地局でしか第1グループの構成情報が送信されないため、第1グループの構成情報を受信したユーザ装置は、それが既知の移動軌跡沿線に位置すると判断することができる。ユーザ装置がセルの再選択を行うことにより、ユーザ装置が移動していると判断することができる。上記2つの条件を組み合わせて、ユーザ装置が既知の移動軌跡上で移動していると決定することができる。予め設定された第1の時間内セルにセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報の受信回数が第1の回数閾値より大きい場合、ユーザ装置が既知の移動軌跡上で迅速に移動していると判断することができ、第1グループの構成情報に適用される。他の移動軌跡の判定条件も本実施例に適用される。第1の時間の閾値は、百ミリ秒または数秒などとすることができる。第1の回数の閾値は3~5回などとすることができる。
【0077】
1つの実施形態において、前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0078】
本実施例では、ユーザ装置は、前記ユーザ装置自体が備えるGPS(全地球測位システム)などの測位機能モジュールに基づいて前記ユーザ装置自体の移動速度を決定し、さらに移動速度閾値と比較することができる。
【0079】
ユーザ装置が一定の時間内にセル変更を行った回数は、ユーザ装置の移動速度を反映することができ、セル再選択とセル切り替えが含まれるセル変更を行う毎に、累積回数は1加算され、更新後の回数が第2の回数閾値より大きい場合、移動速度が速く、判定条件を満たす。
【0080】
本実施例は、移動速度に関する判定条件を提供して、第1グループの構成情報が既知の移動軌跡上で高速移動するユーザ装置に適用されるようにする。例えば、高速道路を走る車内のユーザ装置、及び高速鉄道列車内のユーザ装置などに適用される。他の移動速度に関する判定条件も本実施例に適用される。第2の時間の取り得る値は、百ミリ秒または数秒などとすることができる。第2の回数閾値は、3~5回などとすることができる。
【0081】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0082】
前記方法は、ステップA1~ステップA2をさらに含む。
ステップA1において、前記ユーザ装置自体の移動方向を決定する。
ステップA2において、前記ユーザ装置自体の移動方向が予め設定された上り移動方向に属するか、または予め設定された下り移動方向に属するかと判定する。
【0083】
前記ステップ302は、ステップA3を含む。
ステップA3において、決定された上り移動方向に対応する第1のグループ分け構成情報または下り移動方向に対応する第2のグループ分け構成情報に基づいてセル測定を行う。
【0084】
本実施例において、ユーザ装置は、前記ユーザ装置自体に備えられた測位機能モジュールを利用して、前記ユーザ装置自体の移動方向を決定し、予め設定された移動方向と再度比較して、現在は上り方向か下り方向かを決定する。ここで、システムは、予め配置された移動方向をユーザ装置に送信することができる。
【0085】
本実施例は、高速道路や鉄道などの既知の移動軌跡のシーンに適用でき、システムは、移動方向を有する地図情報を予めユーザ装置に送信することができる。ユーザ装置は、現在は上り方向か下り方向かを決定した後、対応するパケット構成情報を用いてセル測定を行うことができる。
【0086】
以下、実施形態を通じて、実現プロセスを詳細に説明する。
【0087】
図4は例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する方法のフローチャートであり、この測定制御に関する構成情報を伝送する方法はユーザ装置に用いられ、ここで、ユーザ装置は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであっても良い。図4に示すように、この方法は、以下のステップ401~405を含む。
【0088】
ステップ401において、基地局から送信された測定構成情報を受信し、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である。
【0089】
ステップ402において、前記判定条件が満たされた場合、前記ユーザ装置自体の移動方向を決定する。
【0090】
ステップ403において、前記ユーザ装置自体の移動方向が予め設定された上り移動方向に属するか、または予め設定された下り移動方向に属するかを判定する。
【0091】
ステップ404において、決定された上り移動方向に対応する第1のグループ分け構成情報または下り移動方向に対応する第2のグループ分け構成情報に基づいてセル測定を行う。
【0092】
ステップ405において、判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行う。
【0093】
以下、基地局側とユーザ装置側の両方を組み合わせて、実現プロセスを説明する。
【0094】
図5は例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する方法のフローチャートであり、図5に示すように、この方法は、以下のステップ501~502を含む。
【0095】
ステップ501において、基地局は、測定制御の構成情報を生成し、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である。
【0096】
ステップ502において、基地局はユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示する。
【0097】
ステップ503において、ユーザ装置は、基地局から送信された測定構成情報を受信し、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である。
【0098】
ステップ504において、ユーザ装置は、判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行う。
【0099】
ステップ505において、ユーザ装置は、判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行う。
【0100】
以上の様々な実施形態は、必要に応じて自由に組み合わせることができる。
【0101】
以下は本発明の装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実行することに用いられる。
【0102】
図6は例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する装置のブロック図であり、この装置は、ソフトウェア、ハードウェア、または両方の組み合わせにより、電子機器の一部または全部になるように実現することができる。基地局側に適用され、図6を参照すると、当該測定制御に関する構成情報を送信する装置は、生成モジュール601と送信モジュール602とを含む。
【0103】
生成モジュール601は、測定制御の配置を生成することに用いられ、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である。
【0104】
送信モジュール602は、ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示することに用いられる。
【0105】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0106】
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0107】
一実施例では、前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0108】
1つの実施形態において、前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0109】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0110】
図7は例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報を送信する装置のブロック図であり、この装置は、ソフトウェア、ハードウェア、または両方の組み合わせにより、電子機器の一部または全部になるように実現することができる。ユーザ装置側に適用され、図7を参照すると、この測定制御に関する構成情報を送信する装置は、受信モジュール701、第1の測定モジュール702、及び第2の測定モジュール703を含む。
【0111】
受信モジュール701は基地局から送信された測定構成情報を受信することに用いられ、前記構成情報は、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象である。
【0112】
第1の測定モジュール702は、判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行うことに用いられる。
【0113】
第2の測定モジュール703は、判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うことに用いられる。
【0114】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含む。
【0115】
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0116】
一実施例では、前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0117】
1つの実施形態において、前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0118】
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0119】
図8に示すように、前記装置は、
前記ユーザ装置自体の移動方向を決定するための方向モジュール801と
前記ユーザ装置自体の移動方向が予め設定された上り方向に属するか、または予め設定された下り方向に属するかを判定するための上り下りモジュール802と、をさらに含む。
【0120】
図9に示すように、前記第1の測定モジュール702は、第1の測定サブモジュール901を含む。
第1の測定サブモジュールは決定された上り移動方向に対応する第1のグループ分け構成情報または下り移動方向に対応する第2のグループ分け構成情報に基づいてセル測定を行うことに用いられる。
【0121】
上記実施例に係る装置については、各モジュールが動作を実行する具体的な方法は、本方法に関する実施例で詳細に説明されたため、ここでは詳細には説明しない。
【0122】
図10は例示的な一実施例により示される測定制御に関する構成情報の送信に適用される装置のブロック図である。装置1000は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0123】
装置1000は、処理コンポーネント1002、メモリ1004、電源コンポーネント1006、マルチメディアコンポーネント1008、オーディオコンポーネント1010、入力/出力(I/O)インタフェース1010、センサコンポーネント1014、及び通信コンポーネント1016のうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0124】
処理コンポーネント1002は、通常、装置1000の全体的な操作を制御し、例えば、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関する操作を制御する。処理コンポーネント1002は、上記した方法の全部又は一部のステップを完成するように、命令を実行する1つ又は複数のプロセッサ1020を含むことができる。また、処理コンポーネント1002は、処理コンポーネント1002と他のコンポーネントの間のインタラクションのために、1つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント1002は、マルチメディアコンポーネント1008と処理コンポーネント1002の間のインタラクションのために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0125】
メモリ1004は、装置1000の操作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように配置されている。これらのデータの例は、装置1000で操作するための任意のアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ1004は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクのような任意のタイプの揮発性又は非揮発性メモリ装置又はそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0126】
電源コンポーネント1006は、装置1000の各種のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント1006は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置1000のための電力の生成、管理及び分配に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0127】
マルチメディアコンポーネント1008は、前記装置1000とユーザとの間にあるとともに出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザから入力された信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライド及びタッチパネル上のジェスチャを感知するように、1つ又は複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界を感知するだけでなく、前記タッチ又はスライド操作に関連する持続時間及び圧力を検出することもできる。いくつかの実施例において、マルチメディアコンポーネント1008は、1つのフロントカメラ及び/又はリアカメラを含む。装置1000が撮像モード又はビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラ及び/又はリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラ及びリアカメラは、特定の光学レンズシステムであってもよく、又は焦点距離及び光学ズーミング能力を有する。
【0128】
オーディオコンポーネント1010は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置されている。例えば、オーディオコンポーネント1010は、マイクロホン(MIC)を含み、装置1000が呼び出しモード、記録モード及び音声識別モードなどの操作モードにある場合、マイクロホンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置されている。受信したオーディオ信号は、更にメモリ1004に記憶されるか、又は通信コンポーネント1016を介して送信されることができる。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント1010は、オーディオ信号を出力するためのスピーカを更に含む。
【0129】
I/Oインタフェース1010は、処理コンポーネント1002とペリフェラルインタフェースモジュールとの間にインタフェースを提供し、上記ペリフェラルインタフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってよい。これらのボタンは、ホームページボタン、音量ボタン、スタートボタン及びロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0130】
センサコンポーネント1014は、装置1000に各方面の状態の評価を提供するための1つ又は複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント1014は、装置1000のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出することができ、例えば前記コンポーネントは装置1000のディスプレイ及びキーパッドであり、センサコンポーネント1014は、装置1000又は装置1000のあるコンポーネントの位置変更、ユーザが装置1000に接触しているか否か、装置1000の方位又は加速/減速、及び装置1000の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント1014は、何の物理的接触もない場合に近くに物体が存在するか否かを検出するために配置されている近接センサを含むことができる。センサコンポーネント214は、CMOS又はCCD画像センサなどの光センサを更に含んでもよく、結像応用において使用される。いくつかの実施例において、当該センサコンポーネント1014は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを更に含んでもよい。
【0131】
通信コンポーネント1016は、装置1000及び他の機器の間で有線又は無線方式の通信を行うように配置されている。装置1000は、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせのような通信標準に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。1つの例示的な実施例において、通信コンポーネント1016は、放送チャネルを介して外部放送管理システムからの放送信号又は放送関連情報を受信する。1つの例示的な実施例において、前記通信コンポーネント1016は、近距離通信を促進するように、近距離無線通信(NFC)モジュールを更に含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及び他の技術に基づいて実現することができる。
【0132】
例示的な実施例において、装置1000は、上記方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子素子により実現することができる。
【0133】
例示的な実施例において、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば命令を含むメモリ1004をさらに提供し、上記方法を完成するように、上記命令は装置1000のプロセッサ1020により実行されることができる。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0134】
例示的な実施例において、測定制御に関する構成情報を送信する装置を提供し、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、プロセッサは、
基地局から送信された測定構成情報を受信し、前記構成情報は、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であり、
前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、
前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うように構成される。
【0135】
上記のプロセッサはまた、以下のように構成されることがきる。
一実施例において、前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含む。前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0136】
上記のプロセッサはまた、以下のように構成されることがきる。
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0137】
上記のプロセッサはまた、以下のように構成されることがきる。
前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0138】
上記のプロセッサはまた、以下のように構成されることがきる。
前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0139】
前記方法は、
前記ユーザ装置自体の移動方向を決定するステップと、
前記ユーザ装置自体の移動方向が予め設定された上り方向に属するか、または予め設定された下り方向に属するかを決定するステップと、をさらに含む。
【0140】
前記第1グループの構成情報を用いてセル測定を行うステップは、
決定された上り移動方向に対応する第1のグループ分け構成情報または下り移動方向に対応する第2のグループ分け構成情報に基づいてセル測定を行うステップを含む。
【0141】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記記憶媒体における命令が装置のプロセッサによって実行されると、装置が上記の測定制御に関する構成情報を伝送する方法を実行できるようにし、前記方法は、
基地局から送信された測定構成情報を受信するステップであって、前記構成情報は、第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であるステップと、
判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行うステップと、
判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うステップと、を含む。
【0142】
前記記憶媒体における命令は、さらに以下を含んでも良い。
前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0143】
前記記憶媒体における命令は、さらに以下を含んでも良い。
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0144】
前記記憶媒体における命令は、さらに以下を含んでも良い。
前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0145】
前記記憶媒体における命令は、さらに以下を含んでも良い。
前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0146】
前記方法は、
前記ユーザ装置自体の移動方向を決定するステップと、
前記ユーザ装置自体の移動方向が予め設定された上り方向に属するか、または予め設定された下り方向に属するかを決定するステップと、をさらに含む。
【0147】
前記第1グループの構成情報を用いてセル測定を行うステップは、
決定された上り移動方向に対応する第1のグループ分け構成情報または下り移動方向に対応する第2のグループ分け構成情報に基づいてセル測定を行うステップを含む。
【0148】
図11は、例示的な一実施例により示されるデータを同期化する装置1100ブロック図である。例えば、装置1100は、コンピュータとして提供されてもよい。図11を参照すると、装置1100は、1つ又は複数のプロセッサと、アプリケーションプログラムなどの処理コンポーネント1122によって実行可能な命令を記憶するための、メモリ1132によって表されるメモリリソースとをさらに含む処理コンポーネント1122を含む。メモリ1132に記憶されたアプリケーションプログラムは、命令のセットにそれぞれ対応する1つ又は複数のモジュールを含み得る。さらに、処理コンポーネント1122は、命令を実行して、上記のデータを同期化する方法を実行するように構成される。
【0149】
装置1100は、装置1100の電源管理を実行するように構成された電源コンポーネント1126と、装置1100をネットワークに接続するように構成された有線又は無線ネットワークインタフェース1150と、入出力(I/O)インタフェース1158とをさらに含むことができる。装置1100は、Windows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTMなどのメモリ1132に記憶されたオペレーティングシステムに基づいて操作することができる。
【0150】
例示的な実施例において、測定制御に関する構成情報を送信する装置を提供し、
ここで、プロセッサは、
測定制御の構成情報を生成し、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であり、
ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示するように構成される。
【0151】
上記のプロセッサはまた、以下のように構成されてもよい。
前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0152】
上記のプロセッサはまた、以下のように構成されてもよい。
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0153】
上記のプロセッサはまた、以下のように構成されてもよい。
前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0154】
上記のプロセッサはまた、以下のように構成されてもよい。
前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0155】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であり、前記記憶媒体における命令が装置のプロセッサによって実行されると、装置が上記の測定制御に関する構成情報を伝送する方法を実行できるようにし、前記方法は、
測定制御の構成情報を生成するステップであって、前記構成情報は第1グループの構成情報、第2グループの構成情報、及び判定条件を含み、前記第1グループの構成情報は第1の測定対象に関する構成情報であり、前記第1の測定対象は既知の移動軌跡に関する測定対象であり、前記第2グループの構成情報は、第2の測定対象に関する構成情報であり、前記第2の測定対象は未知の移動軌跡に関する測定対象であるステップと、
ユーザ装置に前記構成情報を送信し、前記判定条件が満たされた場合、第1グループの構成情報を用いてセル測定を行い、前記判定条件が満たされていない場合、第2グループの構成情報を用いてセル測定を行うようにユーザ装置に指示するステップと、を含む。
【0156】
前記記憶媒体における命令は、さらに以下を含んでも良い。
前記第1グループの構成情報は、
第1の測定周波数点と第1の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2グループの構成情報は、
第2の測定周波数点と第2の測定周期のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、第1の測定周期は第2の測定周期以上であり、前記第1の測定周波数点は、前記既知の移動軌跡をカバーする隣接セルの周波数点を含み、前記第1の測定周波数点の数は、第2の測定周波数点の数より小さい。
【0157】
前記記憶媒体における命令は、さらに以下を含んでもよい。
前記判定条件は、
予め設定された第1の時間内にセルが再選択され、且つ第1グループの構成情報を受信する回数が第1の回数閾値より大きいことを含む。
【0158】
前記記憶媒体における命令は、さらに以下を含んでも良い。
前記判定条件は、
検出された移動速度が予め設定された移動速度閾値より大きいこと、
予め設定された第2の時間内にセル変更を行った回数が第2の回数閾値より大きいこと、のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0159】
前記記憶媒体における命令は、さらに以下を含んでも良い。
前記第1グループの構成情報は、前記既知の移動軌跡における上り移動方向に関する第1のグループ分け構成情報、および/または、前記既知の移動軌跡における下り移動方向に関する第2のグループ分け構成情報をさらに含む。
【0160】
当業者は、明細書を検討し、本明細書に開示された発明を実施した後、本開示の他の実施形態を容易に想到し得る。本出願は、本開示の一般原則に従い、本開示に開示されていない技術分野における常識又は従来の技術的手段を含む、任意の変形、使用、又は適応的変更を包含することを意図している。本明細書及び実施例は、単に例示としてみなされるものであり、本開示の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0161】
本開示は、上記で記述され、図面に示された厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更がなされ得ることを理解されたい。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11