(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-25
(45)【発行日】2023-09-04
(54)【発明の名称】韓国語2ボル式入力方法。
(51)【国際特許分類】
G06F 3/023 20060101AFI20230828BHJP
H03M 11/18 20060101ALI20230828BHJP
【FI】
G06F3/023 460
H03M11/18
(21)【出願番号】P 2019550523
(86)(22)【出願日】2018-11-06
(86)【国際出願番号】 JP2018041239
(87)【国際公開番号】W WO2019088303
(87)【国際公開日】2019-05-09
【審査請求日】2021-09-14
(31)【優先権主張番号】P 2017213588
(32)【優先日】2017-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】717004250
【氏名又は名称】エンジェリング研究所合同会社
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼ 元祐
(72)【発明者】
【氏名】中靜 天使
(72)【発明者】
【氏名】中靜 麟
(72)【発明者】
【氏名】中靜 嘉麟
【審査官】石川 亮
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-060545(JP,A)
【文献】韓国公開特許第2003-0037953(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2017-0112838(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2006-0122642(KR,A)
【文献】”韓国語(ハングル)の入力”,[online],2013年11月01日,[2022年5月 9日検索],インターネット<URL:https://web.archive.org/web/20131101134919/http://www.hey.ne.jp/~icchi/nyuryoku2.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/023
H03M 11/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
韓国語の合成字母を含めた全ての母音、子音、パッチムを51種の全部位による構成として、合成する元となる母音、子音の全24種と合成母音の2種による26種の字母を26種の表部位として設定した26個の入力キーから入力する2ボル式キーボードによる入力画面において、該26個の入力キー内のキーに該全部位から表部位以外の裏部位1個を設定し、該設定されたキーから360度内の任意による方向で選択するフリック機能を具備し、該フリック機能により選択した1個の裏部位を入力することを特徴とする韓国語2ボル式入力方法。
【請求項2】
韓国語の合成字母を含めた全ての母音、子音、パッチムを51種の全部位による構成として、合成する元となる母音、子音の全24種と合成母音の2種による26種の字母を26種の表部位として設定した26個の入力キーから入力する2ボル式キーボードによる入力画面において、該26個の入力キー内のキーに
該全部位から表部位以外の複数個の裏部位を設定し該設定されたキーから1個の裏部位を選択するフリック機能を具備し、該フリック機能により選択した1個の裏部位を入力することを特徴とする韓国語2ボル式入力方法。
【請求項3】
請求項1、2で具備する各フリック機
能を26個の入力キー内に混在する状況で設定し、各フリック機能により選択した1個の裏部位を入力することを特徴とする韓国語2ボル式入力方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、韓国語入力における「2ボル式」においてのフリック機能の具備とシフトキーによる選択文字を変更する事に関するものである。
【背景技術】
【0002】
韓国語の文字構成において、子音と母音により構成された一文字と、子音と母音と子音によるパッチムにより構成された一文字により成り、一文字を構成する子音や母音やパッチムの各部分を一つの「部位」とし、各部位には、
【表1】
「表1」で示す10種の部位による母音字母を「母音1」とし、
【表2】
「表2」で示す11種の部位による合成母音(二つ以上の母音字母からなる母音)を「母音2」とし、該母音2と母音1を合わせて「母音」として、
【表3】
「表3」で示す9種の部位による子音字母(激音以外)を「子音1」とし、
【表4】
「表4」で示す5種の部位による子音字母(激音)を「子音2」とし、
【表5】
「表5」で示すように、同じ子音を二重に組合せて、パッチムとして合成した部位を1個の部位とした5種の部位による子音(二重子音)字母(濃音)を「子音3」とし、該子音3と子音1と音2を合わせて「子音」として、パッチムとして使用する子音において、子音1を「パッチム1」とし、子音2を「パッチム2」とし、子音3の
【表6】
「表6」で示す2種の部位による子音(二重子音)字母(濃音)を「パッチム3」とし、該パッチム3のように同じ子音1が二重に組合せて合成されているのとは別に、子音1や子音2を組合せて一つのパッチムとして合成された部位が、
【表7】
「表7」で示す11種の部位で、該11種の部位を「合成パッチム」とし、該合成パッチムとパッチム1とパッチム2とパッチム3を合わせて「パッチム」の各部位として、10種(母音1)の母音字母からなる21種の母音(母音1+母音2)と14種(子音1+子音2)の子音字母からなる19種の子音(子音1+子音2+子音3)の合成や組合せにより一文字が構成され、子音と母音の組合せによる2個の部位でできる一文字を「2部字」とし、該2部字の下にパッチム1とパッチム2の組合せによる3個の部位でできる一文字を「3部字」とし、2部字の下にパッチム3と合成パッチムの組合せによる3個の部位でできる一文字を「4部字」として、韓国語による文字入力において、英字によるQWERTY 配列と同じキー配列を共有し、左側に子音、右側に母音のキーを配置し、シフトキーにより表5と
【表8】
「表8」が選択でき、ハードによるキーボードにおいては左右の指を交互に操作しながら、子音と母音を組合せて、や一文字を構成しながら入力するが、2部字は二回のキー操作で入力でき、3部字では三回のキー操作で、4部字では四回のキー操作で入力できるが、子音の入力が子音3の場合や母音が「表8」の場合は、シフトキーや合成するキー操作の追加が必要で、入力しようとする母音が母音2の場合で、キーボードに表示のない「表8」以外の母音は、母音1が表示してあるキー操作により合成し、合成パッチムもパッチム1の組合せによるキー操作により合成しながら一文字を構成して入力する
【表9】
「表9」で示す「2ボル式」があった。
【0003】
韓国語の文字入力において、最初に、子音1と子音2と子音3による19個の子音が表示されたキーボードから、一回目の入力として、各子音から一つを選択し、該選択と同時に、母音1と母音2による21個の母音が表示されたキーボードに変化し、該変化したキーボードから、二回目の入力として、各母音から一つを選択し、該選択と同時に、パッチム1とパッチム2とパッチム3と合成パッチムによる27個のパッチムが表示されたキーボードに変化し、該変化したキーボードから、三回目の入力とするが、入力しようとする文字が2部字の場合は、スペースキーを選択するが、3部字や4部字を入力する時は、表示されたパッチムの部位から一つを選択する事で、一文字を構成して入力する工程が終了し、該入力の終了と同時に、最初の子音1と子音2と子音3が表示されたキーボードに変化する事で随時、新しい一文字を入力していく方法で、2部字に仮としたパッチムの「スペースキー」を選択し、4部字の2個の子音で構成したパッチムを一つの部位とすることで、全ての一文字を3部字として想定し、ハードのキーボードを含み、全ての一文字を三回のキー操作で入力する「三回式」入力方法があった(特許文献1参照)。
【0004】
QWERTY 配列やQWERTY 配列と同じキー配列を共有したキーボードにおいては、同じキーボード上に表示してある文字や選択したキーと同じ系統の文字や予測単語等をフリックで表示し、該フリックの案内で潜在しているキーを選択して入力していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】国際出願番号PCT/JP2015/082477
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
韓国語の文字の入力において、子音による19種の部位と母音による21種の部位とパッチムによる27種の部位が存在するが、キー入力においては子音と併用するパッチムの部位が16種あり、実質的にパッチムとして選択に必要な部位は11種で、合計で51種の部位により一文字が構成されているが、2ボル式として表示されているキーボードを「表キーボード」とし、該表キーボードのキーを「表キー」として、表キーボード内のシフトキーの操作により表示されるキーボードを「裏キーボード」とし、該裏キーボード内で表キーボードと同じ様な配置で表示されている各キーを「裏キー」として、2ボル式における表キーボードは、10種の母音1と
【表10】
「表10」で示す2種の母音と、9種の子音1と5種の子音2による26種のキーにより構成されていて、シフトキーの操作により、裏キーボードが選択され、該選択された裏キーボードから別途として5種の子音3と「表8」の2種の母音による7種の選択が可能であるが、表キーボードに表示していない残りの
【表11】
「表11」で示す7種の母音と、「表7」の11種の合成パッチムの18種の部位を毎回、二回のキー操作による合成作業を実施しながら入力しているが、2ボル式では二回のキー操作で入力できる一文字もあるが圧倒的に少なく、三回式入力方法のように三回だけで確実に一文字が入力できず、ほとんどの文字入力に伴う操作は三回以上必要で、三回式では、全ての一文字を入力するには必ず三回のキー操作が必要で2ボル式のように二回のキー操作で入力できる一文字は無かった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
2ボル式による文字入力おけるキーボードにおいて、全ての一文字を構成するには51種の部位が必要で、該51種の部位を「全部位」とし、表キーボードには一回のタップで入力できる26種の部位が表示されていて、該表示されている26種の部位を「表部位」とし、全部位から表部位を引いて、一回のタップで入力できない部位を「裏部位」とし、
【表12】
「表12」で示す5種の部位を「複用部位」とし、裏キーボードには、同じ複用部位を二つ組合わせて合成した「表5」と「表8」の7種の裏部位が表示されていて、該表示されている7種の部位を「別途部位」とし、「表7」と「表11」による18種の部位を「増業部位」とした。
【0008】
キーに接触した位置で開放する作業を「タップ」とし、該タップにより選択されたキーに表示(設定)している部位(子音、母音、パツチム)がカーソルに表示されるが、キー操作によりカーソルに表示される工程を「入力」とする。
【0009】
キーの周辺に1個又は、放射状に分割された複数個の領域が取り囲むように潜在的に設定され、該設定された1個又は、複数個の潜在的領域には任意による部位が設定されていて、該任意の部位が設定されている潜在的領域を「潜在キー」とし、該潜在キーに取り囲まれて表キーと共存し、タップ操作により入力される部位を表示しているキーを「複合キー」とし、該複合キーに接しながら移動し、該移動後に接続を開放した位置が潜在キー内の場合、該開放位置にあった潜在キーに設定してある部位を入力する工程を「フリック」とし、該フリックにおいて、複合キーを取り囲むように1個の潜在キーが設定され、該設定されている潜在キーには、複合キーと共存する表キーと同じ位置にある裏キーに表示(設定)されている同じ部位が設定されたフリックの設定を「裏選フリック」とし、複合キーを取り囲むように1個の潜在キーが設定され、該設定されている潜在キーには、任意の部位が設定されているフリックの設定を「単選フリック」とし、複合キーを取り囲むように放射状に分割された複数個の潜在キーが設定され、該設定されている各潜在キーには、任意の部位が設定されているフリックの設定を「複選フリック」とし、該複選フリックと単選フリック混在した状態で設定されたフリックを「混在フリック」として、各フリックにより部位を入力するが複合キーに設定してある部位を中心に、各フリックで選択可能な潜在キーや潜在キーの位置や方向が目視できるよう、部位を含む案内の表示を「フリック案内」とした。
【0010】
複合キーと共存する表キーと同じ位置にある裏キーに設定してある部位を複合キーに追加表示が可能で、複合キーの選択により、任意に設定されているフリック案内が表示され、裏選フリックにより部位を入力する。
【0011】
単選フリックで入力する任意により設定された部位が複合キーに追加表示が可能で、任意に設定されているフリック案内が表示され、裏選フリックにより部位を入力する。
【0012】
複選フリックで入力する任意により設定された各部位が複合キーに追加表示が可能で、任意に設定されているフリック案内が表示され、複選フリックにより部位を入力する。
【0013】
各複合キーに裏選フリックや単選フリックや複選フリックが混在する状況で設定されたキーボードおいて、任意に設定されているフリック案内が表示され、各設定された部位がフリックにより入力される。
【0014】
裏キーボードにおいては、各裏キーに対し、任意により裏部位を重複することなく設定(表示)し入力可能にする。
【0015】
ハードのキーボードにおいては、単独でのキーの押し下げ操作で、該押し下げたキーに表示(設定)してある表部位を入力するが、シフトキーの操作を共有しながらキーを押し下げ操作る事で該押し下げたキーに任意により設定(表示)してある裏部位を入力可能するが以上のフリック機能を具備する事を特徴とするフリック機能の具備とシフトキーによる選択文字変更の韓国語2ボル式入力。
【発明の効果】
【0016】
2ボル式におけるキー入力において、入力する文字により異なるが、フリック機能の具備により、従来のキー操作数を減らして一文字の入力が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】スマートフォンにおける縦表示のキーボードに英字キー「T」に相当する位置の複合キーを選択し、本願による裏選フリック案内が表示された状態から、圧迫痕が複合キー上部に表示された一部を省略した縦表示入力画面図
【
図2】子音3と「表8」が表示された複合キー操作により表示されるに
図1と同様のフリック案内図
【
図3】上段が従来の裏キーボードでの裏部位の表示を維持し、残りの裏部位を重複することなく表示(設定)してあり、下段が裏部位を重複しないようホームポジションを意識して裏キーボードに配置した比較図
【
図4】
図3の下段と同じ裏キーボードと共有する位置に表示してある部位をキーの右上にシフト操作により選択可能な裏部位を表記したパソコン用のハードキーボード一部抜粋図
【
図5】本願による単選フリックの具備により各複合キーに選択可能な裏部位を表示した表キーボード図
【
図6】スマートフォンにおける縦表示のキーボードに英字キー「Q」に相当する位置の複合キーを選択し、該選択によりフリック案内が表示された一部を省略した縦表示入力画面図
【
図7】
図6と同じ複合フリックの具備により、フリック案内が15個表示され、フリック案内における中央には複合キーに設定されている部位が表示してあり、周辺にはフリックで選択可能な部位が表示されているフリック案内図
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0018】
図1は、スマートフォンにおける縦方向の入力画面で、上部左側に入力中のカーソルが表示してあり、その下側は一部を省略してあり、その下側中央に丸い形状で中心が四角い枠で構成された裏選フリックによるフリック案内が表示してあり、丸い形状内の上部には裏選フリックで入力可能な部位が表示してあり、四角い枠内にはタップ操作で選択された複合キーに設定されていた部位が表示してあり、その下側には裏選フリックにより選択可能な部位が複合キー表面に表示してあり、表キーを含む案内付表キーボードが表示してあり、該案内付表キーボードには指で接している痕跡を表す接触表示痕が表示してある。
【0019】
図2は、丸い形状で中央に四角い枠が設定された裏選フリックによるフリック案内が上に5個と下に2個表示してあり、各フリック案内の丸い形状の上側には裏選フリックで入力できる裏部位が表示してあり、中央の四角い枠には選択された複合キーのタップにより入力される部位が表示してある入力画面図である。
【0020】
従来、別途部位はシフトキーの操作や、同じキーを2度タップして入力していたが、
図1で示すように、入力しようとする別途部位の部位が表示してある複合キーに接触し、該接触により複合キーの全体の表示色(網模様)が変化し、該変化と同時にフリック案内が上方向に表示され、複合キーに接していた指を上方向に移動し、該移動により圧迫されていた痕跡が接触表示痕として表示されていて、該表示と同時にフリック案内の外側の丸い状態で図で示す部分の表示色(網模様)が変化し、該変化により裏選フリック操作により、表示色(網模様)が変化した複合キーの上部に表示してある部位が選択されたことが確認でき、接触表示痕で示す指を開放する事で、パッチムの合成操作なしにカーソルに表示してある一文字が入力できるが、裏選フリックでは、指を離す位置は複合キーの領域内で接した位置から360度の方向へ移動後の開放で設定された部位が入力される。
【実施例2】
【0021】
図3は、上部が表キーボード内のキーによる2回のキー操作により合成する「表5」と「表8」による7個の部位を一つの部位として選択可能にした従来の裏キーボードに対して、残りの裏部位を重複することなく表示(設定)してあり、下部は表キーボード内のキーによる2回のキー操作により合成する「裏部位」による25個の部位を一つの部位として重複することなく選択可能にした裏キーボードである。
【0022】
図4は、キーの右上部に裏部位が表記されていて、シフトキーの操作により表示されている裏部位が選択できるパソコン用のQWERTY配列によるキーボード内における英字キー周辺の一部抜粋図である。
【0023】
図3で示すように、表キーボードでは2回のキー操作により入力していた裏部位を従来の裏キーボードに重複することなく各部位を配置し設定する事で表キーボードでの2回のキー操作なしに、裏キーボードから1回のキー操作で入力可能にした、本発明の設定であるが、一旦、シフトキーで変更しての裏キーボードからのキー操作では利便性に欠けるが、
図4のハードのキーボードによるキー操作においては、従来は、2回のキー操作で合成していた裏部位だが、希望する裏部位(絵文字あり)が表記されているキーとシフトキーを同時に操作する事で、時間的には1回の操作と変わらずに、選択した一つの裏部位を入力可能にして、裏部位を入力するキー回数を飛躍的に省略している。
【実施例3】
【0024】
図5は、単選フリックにより選択可能な部位が各複合キーに表示してある案内付表キーボードの図である。
【0025】
図5では、裏キーボードの設定に関係なく、表キーボード内で単選フリックにより任意により設定された裏部位を選択可能にした案内付表キーボードで、該案内付表キーボード内の複合キーには単選フリックで選択する部位が表示してあり、単選フリックの操作は裏選フリックと同じ操作により実施される。
【実施例4】
【0026】
図6は、
図1と同じスマートフォンにおける縦方向入力画面で、上部左側に入力中のカーソルが表示してあり、その下側は一部を省略してあり、その下側中央に四角い形状で中心が四角い枠で構成された複選フリックにより表示されるフリック案内が表示してあり、該フリック案内の中心の四角い枠の周辺には、表示されている方向にずらすことで、複選フリックで入力可能な部位が上下と右側に複数個表示してあり、中心の四角い枠内には複合キーのタップで入力可能な部位が表示してあり、その下側には、複選フリックで選択できる部位は表示してないが、複選フリックの機能を具備した複合キーにより構成された表キーボードが表示してある入力画面図である。
【0027】
図7は、四角い形状で中心が四角い枠で構成されたフリック案内で、各中心の四角い枠には複合キーのタップで入力可能な部位が表示してあり、フリック案内の中心の四角い枠周辺にはフリック操作により選択可能な部位が1個又は複数個表示されている。
【0028】
図6のフリック案内には複選フリックで選択できる部位が表示してあるが、該表示してある部位の方向に、複合キーに接した指を移動後の開放で選択可能で、
図7のフリック案内は、複選フリックや単選フリックの操作により表示されるフリック案内が混在した状態で配置してあり、複選フリックによる
図6のフリック案内とは別に、単選フリックによるフリック案内に表示してある選択可能な部位は1個で、該1個の部位を選択するには複合キーに接した指を360度の方向に移動後の開放で選択可能である。
【0029】
従来、裏部位はシフトキーの操作で裏キーボードからの入力や、子音3を合成する同じキーの2度タップや、増業部位を合成する違う子音同士のキーの2回タップや違う母音同士のキーを2度タップして、裏部位を入力していたが、本発明の複選フリック案内により、迷うことなく、裏部位を一回の複選フリック操作により入力可能にした。
【符号の説明】
【0030】
1t 単選フリック案内
2q 複選フリック案内
3a、3b 案内付表キーボード
4a、4b 縦方向入力画面
5 表キーボード
6t、6q 複合キー
7 接触表示痕
8a、8b 裏キーボード