(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-25
(45)【発行日】2023-09-04
(54)【発明の名称】笠木のエンドキャップ、笠木のエンドキャップの取付構造及び取り付け方法
(51)【国際特許分類】
E04F 11/18 20060101AFI20230828BHJP
【FI】
E04F11/18
(21)【出願番号】P 2020156938
(22)【出願日】2020-09-18
【審査請求日】2022-03-16
(73)【特許権者】
【識別番号】307042385
【氏名又は名称】ミサワホーム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【氏名又は名称】荒船 博司
(72)【発明者】
【氏名】荒木 一
【審査官】菅原 奈津子
(56)【参考文献】
【文献】実開平05-049943(JP,U)
【文献】実開昭55-086830(JP,U)
【文献】特開平10-266513(JP,A)
【文献】特開平07-003972(JP,A)
【文献】特開2003-293535(JP,A)
【文献】登録実用新案第3000774(JP,U)
【文献】実開平02-053427(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2019/0063074(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04F 11/00-11/18
E04H 17/00-17/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の外壁面と笠木の端部の間に設けられ、前記笠木の端部を閉塞する笠木のエンドキャップであって、
前記笠木の端部に設けられるインナーキャップと、
前記インナーキャップの、前記笠木とは反対側に着脱可能に設けられるアウターキャップと、を備え
ており、
前記インナーキャップ及び前記アウターキャップの互いに対向する面に、係合可能なインナー用係合部及びアウター用係合部がそれぞれ設けられ、
前記アウター用係合部は、前記インナー用係合部に対し、上方から下方に向かって引っ掛けられることで係合していることを特徴とする笠木のエンドキャップ。
【請求項2】
請求項1に記載の笠木のエンドキャップにおいて、
前記インナーキャップ及び前記アウターキャップを前記笠木の端部に取り付けたとき、前記アウターキャップと前記建物の外壁面との間にシーリング材が設けられ、
前記インナーキャップのみを前記笠木の端部に取り付けたとき、前記インナーキャップと前記建物の外壁面との間にシーリング材が設けられることを特徴とする笠木のエンドキャップ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の笠木のエンドキャップにおいて、
前記インナーキャップに設けられた前記インナー用係合部と、前記アウターキャップに設けられた前記アウター用係合部
のうち、一方が上向きフック状に形成され、他方が下向きフック状に形成されていることを特徴とする笠木のエンドキャップ。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の笠木のエンドキャップにおいて、
前記インナーキャップに設けられた
複数の前記インナー用係合部と、前記アウターキャップに設けられた
複数の前記アウター用係合部
のうち、一方が、それぞれエンドキャップ中央側を向くフック状に形成され、他方が、それぞれエンドキャップ外側を向くフック状に形成されていることを特徴とする笠木のエンドキャップ。
【請求項5】
建物の外壁面と笠木の端部の間に、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の笠木のエンドキャップが取り付けられている笠木のエンドキャップ
の取付構造であって、
前記笠木は、長さ方向に同一断面となる長尺物であり、
前記外壁面と前記笠木は、前記外壁面が、前記笠木の長さ方向に沿った延長線上に配置され、かつ、互いに間隔を空けて配置された位置関係となっており、
前記インナーキャップ及び前記アウターキャップが前記笠木の端部に取り付けられた場合には、前記アウターキャップは、前記建物の外壁面には固定されておらず、かつ、前記アウターキャップと前記建物の外壁面との間にシーリング材が設けられ、
前記インナーキャップのみが前記笠木の端部に取り付けられた場合には、前記インナーキャップと前記建物の外壁面との間にシーリング材が設けられていることを特徴とする笠木のエンドキャップ
の取付構造。
【請求項6】
建物の外壁面と笠木の端部の間に
、笠木のエンドキャップを取り付ける方法であって、
前記笠木のエンドキャップは、前記外壁面と笠木の端部の間に設けられ、前記笠木の端部を閉塞するものであり、前記笠木の端部に設けられるインナーキャップと、前記インナーキャップの、前記笠木とは反対側に着脱可能に設けられるアウターキャップと、を備えており、
前記外壁面と前記笠木の端部との間の距離に応じて、前記インナーキャップに対する前記アウターキャップの着脱を行い、
前記インナーキャップ及び前記アウターキャップを前記笠木の端部に取り付けたとき、前記アウターキャップと前記建物の外壁面との間にシーリング材を設け、
前記インナーキャップのみを前記笠木の端部に取り付けたとき、前記インナーキャップと前記建物の外壁面との間にシーリング材を設けることを特徴とする笠木のエンドキャップの取り付け方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、笠木のエンドキャップ、笠木のエンドキャップの取付構造及び取り付け方法に関する。
【背景技術】
【0002】
笠木の端部を覆うように設けられるエンドキャップとしては、例えば、特許文献1に開示されているものが挙げられる。
特許文献1に開示されたエンドキャップは、笠木に固着されるベースプレートと、カバー部材とが嵌合一体となって構成されている。そして、このようなエンドキャップが、建物内の吹き抜け廊下の低壁や階段の低壁などの上部に設けられる笠木の端部に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、バルコニーの外周部に立設されたパラペット等の立ち上がり部の上端に設けられた笠木の端部と外壁面との間には、気密性や防水性確保のため、通常、シーリング材が設けられている。
しかしながら、外壁を構成する外装材の厚さや、笠木のサイズは様々であるため、外装材の厚さや笠木のサイズによって、外壁面と笠木の端部の間の距離にばらつきが生じ、その結果、シーリング材の厚さもばらつきが生じていた。例えば、外装材の厚さが厚いと、シーリング材の厚さが薄くなり、シーリング材の厚さを十分に確保することができなかった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その課題は、外壁面と笠木の端部との間の距離に容易に対応して、シーリング材の厚さをある程度の範囲に揃え、シーリング材の厚さを確保することができる笠木のエンドキャップ、笠木のエンドキャップの取付構造及び取り付け方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、例えば、
図1、
図3~
図5に示すように、建物の外壁面104と笠木30の端部の間に設けられ、前記笠木30の端部を閉塞する笠木のエンドキャップ60であって、前記笠木30の端部に設けられるインナーキャップ40と、前記インナーキャップ40の、前記笠木30とは反対側に着脱可能に設けられるアウターキャップ50と、を備え
ており、
前記インナーキャップ40及び前記アウターキャップ50の互いに対向する面に、係合可能なインナー用係合部47及びアウター用係合部57がそれぞれ設けられ、
前記アウター用係合部57は、前記インナー用係合部47に対し、上方から下方に向かって引っ掛けられることで係合していることを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、建物の外壁面104と笠木30の端部の間に設けられ、前記笠木30の端部を閉塞する笠木のエンドキャップ60であって、前記笠木30の端部に設けられるインナーキャップ40と、前記インナーキャップ40の、前記笠木30とは反対側に着脱可能に設けられるアウターキャップ50と、を備えているので、インナーキャップ40にアウターキャップ50を装着して笠木30の端部に取り付けたり、アウターキャップ50をインナーキャップ40から取り外して、インナーキャップ40のみを笠木30の端部に取り付けることができる。
したがって、外壁面104と笠木30の端部の間の距離に応じて、インナーキャップ40とアウターキャップ50の着脱を行い、笠木30の端部に取り付けることにより、外装材103とエンドキャップ60との間に充填するシーリング材105の厚さをある程度の範囲に揃えて、シーリング材105の厚さを確保することができる。
また、前記インナーキャップ40及び前記アウターキャップ50の互いに対向する面に、係合可能なインナー用係合部47及びアウター用係合部57がそれぞれ設けられているので、インナーキャップ40とアウターキャップ50の着脱が容易となる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば、
図1及び
図9に示すように、請求項1に記載の笠木のエンドキャップ60において、前記インナーキャップ40及び前記アウターキャップ50を前記笠木30の端部に取り付けたとき、前記アウターキャップ50と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105が設けられ、前記インナーキャップ40のみを前記笠木30の端部に取り付けたとき、前記インナーキャップ40と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105が設けられることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、前記インナーキャップ40及び前記アウターキャップ50を前記笠木30の端部に取り付けたとき、前記アウターキャップ50と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105が設けられ、前記インナーキャップ40のみを前記笠木30の端部に取り付けたとき、前記インナーキャップ40と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105が設けられるので、例えば、外壁面104を構成する外装材103の厚さが厚いときには、インナーキャップ40のみを笠木30の端部に取り付けて(
図9参照。)、外装材103の厚さが薄いときには、インナーキャップ40及びアウターキャップ50を笠木30の端部に取り付けることができる(
図1参照。)。このように、外壁面104と笠木30の端部の間の距離に応じて、インナーキャップ40とアウターキャップ50を着脱して、笠木30の端部に取り付けることにより、外装材103とエンドキャップ60との間に充填するシーリング材105の厚さをある程度の範囲に揃えて、シーリング材105の厚さを確保することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、例えば、
図4及び
図5に示すように、請求項1又は請求項2に記載の笠木のエンドキャップ60において、前記インナーキャップ40に設けられた前記インナー用係合部47と、前記アウターキャップ50に設けられた前記アウター用係合部57
のうち、一方が上向きフック状に形成され、他方が下向きフック状に形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、前記インナーキャップ40に設けられた前記インナー用係合部47と、前記アウターキャップ50に設けられた前記アウター用係合部57のうち、一方が上向きフック状に形成され、他方が下向きフック状に形成されているので、インナーキャップ40及びアウターキャップ50の各係合部47,57を係合させることで、左右方向における位置調整が可能となる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、例えば、
図7及び
図8に示すように、請求項1又は請求項2に記載の笠木のエンドキャップ60において、前記インナーキャップ40Aに設けられた
複数の前記インナー用係合部47Aa,47Abと、前記アウターキャップ50Aに設けられた
複数の前記アウター用係合部57Aa,57Ab
のうち、一方が、それぞれエンドキャップ中央側を向くフック状に形成され、他方が、それぞれエンドキャップ外側を向くフック状に形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、前記インナーキャップ40Aに設けられた複数の前記インナー用係合部47Aa,47Abと、前記アウターキャップ50Aに設けられた複数の前記アウター用係合部57Aa,57Abのうち、一方が、それぞれエンドキャップ中央側を向くフック状に形成され、他方が、それぞれエンドキャップ外側を向くフック状に形成されているので、インナーキャップ40A及びアウターキャップ50Aの各係合部47Aa,47Ab,57Aa,57Abを係合させることで、上下方向における位置調整が可能となる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、例えば、図1及び図9に示すように、建物の外壁面104と笠木30の端部の間に、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の笠木のエンドキャップ60が取り付けられている笠木のエンドキャップ60の取付構造であって、
前記笠木30は、長さ方向に同一断面となる長尺物であり、
前記外壁面104と前記笠木30は、前記外壁面104が、前記笠木30の長さ方向に沿った延長線上に配置され、かつ、互いに間隔を空けて配置された位置関係となっており、
前記インナーキャップ40及び前記アウターキャップ50が前記笠木30の端部に取り付けられた場合には、前記アウターキャップ50は、前記建物の外壁面104には固定されておらず、かつ、前記アウターキャップ50と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105が設けられ、
前記インナーキャップ40のみが前記笠木30の端部に取り付けられた場合には、前記インナーキャップ40と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105が設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、例えば、
図1及び
図9に示すように、建物の外壁面104と笠木30の端部の間に
、笠木のエンドキャップ60を取り付ける方法であって、
前記笠木のエンドキャップ60は、前記外壁面104と笠木30の端部の間に設けられ、前記笠木30の端部を閉塞するものであり、前記笠木30の端部に設けられるインナーキャップ40と、前記インナーキャップ40の、前記笠木30とは反対側に着脱可能に設けられるアウターキャップ50と、を備えており、
前記外壁面104と前記笠木30の端部との間の距離に応じて、前記インナーキャップ40に対する前記アウターキャップ50の着脱を行い、
前記インナーキャップ40及び前記アウターキャップ50を前記笠木30の端部に取り付けたとき、前記アウターキャップ50と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105を設け、
前記インナーキャップ40のみを前記笠木30の端部に取り付けたとき、前記インナーキャップ40と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105を設けることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、
建物の外壁面104と笠木30の端部の間に設けられ、前記笠木30の端部を閉塞する笠木のエンドキャップ60であって、前記笠木30の端部に設けられるインナーキャップ40と、前記インナーキャップ40の、前記笠木30とは反対側に着脱可能に設けられるアウターキャップ50と、を備えているので、インナーキャップ40にアウターキャップ50を装着して笠木30の端部に取り付けたり、アウターキャップ50をインナーキャップ40から取り外して、インナーキャップ40のみを笠木30の端部に取り付けることができる。
したがって、外壁面104と笠木30の端部の間の距離に応じて、インナーキャップ40とアウターキャップ50の着脱を行い、笠木30の端部に取り付けることにより、外装材103とエンドキャップ60との間に充填するシーリング材105の厚さをある程度の範囲に揃えて、シーリング材105の厚さを確保することができる。
そして、前記外壁面104と前記笠木30の端部との間の距離に応じて、前記インナーキャップ40及び前記アウターキャップ50の着脱を行い、前記インナーキャップ40及び前記アウターキャップ50を前記笠木30の端部に取り付けたとき、前記アウターキャップ50と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105を設け、前記インナーキャップ40のみを前記笠木30の端部に取り付けたとき、前記インナーキャップ40と前記建物の外壁面104との間にシーリング材105を設けるので、例えば、外壁面104を構成する外装材103の厚さが厚いときには、インナーキャップ40のみを笠木30の端部に取り付けて(
図9参照。)、外装材103の厚さが薄いときには、インナーキャップ40及びアウターキャップ50を笠木30の端部に取り付けることができる。このように、外壁面104と笠木30の端部の間の距離に応じて、インナーキャップ40とアウターキャップ50を着脱して、笠木30の端部に取り付けることにより、外装材103とエンドキャップ60との間に充填するシーリング材105の厚さをある程度の範囲に揃えて、シーリング材105の厚さを確保することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、外壁面と笠木の端部との間の距離に容易に対応して、シーリング材の厚さをある程度の範囲に揃え、シーリング材の厚さを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】建物の外壁面と笠木の端部の間に、本発明の笠木のエンドキャップ(インナーキャップ及びアウターキャップ)が取り付けられた構造を示した側断面図である。
【
図3】
図1におけるIII-IIIに沿った矢視断面図である。
【
図4】第1の実施形態における笠木のエンドキャップを構成するインナーキャップを示す図である。
【
図5】第1の実施形態における笠木のエンドキャップを構成するアウターキャップを示す図である。
【
図6】第1の実施形態におけるインナーキャップにアウターキャップを装着した状態を示す側断面図である。
【
図7】第2の実施形態における笠木のエンドキャップを構成するインナーキャップを示す図である。
【
図8】第2の実施形態におけ、笠木のエンドキャップを構成するアウターキャップを示す図である。
【
図9】建物の外壁面と笠木の端部の間に、本発明の笠木のエンドキャップ(インナーキャップのみ)が取り付けられた構造を示した側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。なお、以下の実施形態及び図示例における方向は、あくまでも説明の便宜上設定したものである。
【0021】
[第1の実施形態]
図1は、建物の外壁面と笠木の端部の間に、本発明の笠木のエンドキャップが取り付けられた構造を示した側断面図、
図2は、
図1におけるII-IIに沿った矢視断面図、
図3は、
図1におけるIII-IIIに沿った矢視断面図である。
図1に示すように、建物の壁パネル101には、胴縁102を介して外装材103が取り付けられ、外壁面104が構成されている。
一方、建物のバルコニー100の外周部に立設された立ち上がり部200の上端に笠木30が取り付けられている。また、前記外壁面104と笠木30の端部の間には、笠木30の端部を閉塞する笠木のエンドキャップ60が取り付けられている。笠木のエンドキャップ60と、外装材103との間には、シーリング材105が設けられている。
【0022】
図2に示すように、前記立ち上がり部200は、上端部に笠木30が取り付けられるものである。立ち上がり部200は、内部中空部を有する本体壁部201と、本体壁部201の内側側面と外側側面とには、それぞれ胴縁ピース202を介して外装材203が取り付けられている。
また、立ち上がり部200は、本体壁部201の上端部に、当該本体壁部201の長さ方向に沿って取り付けられる調整材204を備えている。
【0023】
前記本体壁部201は、壁パネルであり、縦框材と横框材が矩形状に組み立てられるとともに、この矩形枠の内部に補助桟材(図示しない)が組付けられて枠体202aが構成され、この枠体202aの両側面に面材202bが貼設されたものである。そして、枠体202aと前記2つの面材202bとによって囲まれた部分が前記内部中空部とされている。
【0024】
前記調整材204は、いわゆる角材であり、本体壁部201の厚さと同等の幅寸法に設定されている。
【0025】
前記笠木30は、長さ方向に同一断面となる金属製の長尺物で、調整材204の上に固定されている。
笠木30は、上面部31と、上面部31の内側及び外側の端部から下方に垂設される内側片32と外側片33を備えている。
上面部31は、正面視において、複数の折曲部を有するように、かつ緩やかに折曲加工された状態となっている。
笠木30は、立ち上がり部200の上端をなす調整材204の上面に、図示しない支持部材を介して固定されている。
【0026】
また、笠木30の内側片32の下端部及び外側片33の下端部には、それぞれ弾性を有する防水部材321,331が設けられている。防水部材321,331は、調整材204の内側に胴縁ピース202を介して固定した外装材203,203の上端外側面にそれぞれ当接している。
【0027】
さらに、調整材204の上面には、ベースプレート205を介して柱206が立設されている。ベースプレート205は、調整材204の上面及び内側側面に跨ってビスBにより固定されている。
また、笠木30の上面部31で、柱206の屋外側には、取付部材207を介してガラス208が取り付けられている。
【0028】
本発明の笠木30のエンドキャップ60は、笠木30の端部に取り付けられるインナーキャップ40と、インナーキャップ40の笠木30の端部とは反対側に着脱可能に設けられるアウターキャップ50と、を備えている。
【0029】
図4は、笠木のエンドキャップを構成するインナーキャップを示す図であり、
図4(a)は、インナーキャップの正面図、
図4(b)は、インナーキャップの下面図、
図4(c)は、
図4(a)のIV-IVに沿った矢視断面図である。
図2~
図4に示すように、インナーキャップ40は、長さ方向に同一断面となる樹脂製の部材である。樹脂としては、例えばAAS(Acrylonitrile Acrylate Styrene)樹脂等が挙げられる。
インナーキャップ40は、笠木30の開口端面に対向して設けられ、笠木30の開口端面を閉塞する板状部41を備えている。板状部41は、その上面が、正面視において、複数の折曲部を有するように、かつ緩やかに折曲加工された状態となっている。また、インナーキャップ40は、板状部41の上面の建物側(内側)及び屋外側(外側)の端部から下方に垂設される内側片42と外側片43とを備えている。
【0030】
インナーキャップ40の笠木30側の対向面には、笠木30の開口端面から内部に挿入される凸部44~46が複数設けられている。
すなわち、板状部41の笠木側の対向面412には、笠木30の端部側に突出する凸部44が所定間隔に複数形成されている。凸部44は、正面視L字型をなし、板状部41の幅方向に沿って延出する幅方向延出部441と、幅方向延出部441の一端部から下方に延出する下方延出部442とを有している。
また、内側片42の笠木側の対向面412においても、笠木30の端部側に突出する凸部45が形成されている。凸部45も、正面視L字型をなし、内側片42の上下方向に沿って延出する上下方向延出部451と、上下方向延出部451の下端部から屋外側に向けて延出する外方延出部452とを有している。
さらに、外側片43の笠木側の対向面412においても、笠木30の端部側に突出する凸部46が形成されている。凸部46も、正面視L字型をなし、外側片43の上下方向に沿って延出する上下方向延出部461と、上下方向延出部461の下端部から建物側に向けて延出する内方延出部462とを有している。
【0031】
このようなインナーキャップ40の外形は、笠木30の端部の形状よりも若干大きく形成されている。そして、インナーキャップ40の凸部44~46が笠木30の開口端面から内側に挿入され、インナーキャップ40の板状部41が、笠木30の開口端面を閉塞するとともに、板状部41の上面が、笠木30の上面部31に当接するようになっている。さらに、インナーキャップ40の内側片42及び外側片43は、笠木30の内側片32及び外側片33にそれぞれ当接するようになっている。
【0032】
なお、これら凸部44~46は、インナーキャップ40を笠木30の端部に取り付けた際に、笠木30の端部に前記凸部44~46と対応する位置に笠木側の凸部をそれぞれ形成し、笠木側の凸部と互いに係合するように構成してもよい。
【0033】
また、インナーキャップ40の内側片42及び外側片43の下端部には、笠木30に固定するためのネジ穴421,431が形成されている。また、笠木30の内側片32及び外側片33の下端部の対応する箇所にもネジ穴322,332(
図2参照。)が形成されており、インナーキャップ側のネジ穴421,431及び笠木側のネジ穴322,332にネジNを挿通させてインナーキャップ40と笠木30とが固定されるようになっている。
【0034】
インナーキャップ40の板状部41のうちアウターキャップ側の対向面413の中央には、アウターキャップ50の後述するアウター用係合部57に係合可能なインナー用係合部47が設けられている。インナー用係合部47は、板状部41の幅方向に延出する長尺で、側面視L字型をなしている(
図4(c)参照。)。
インナーキャップ40のインナー用係合部47は、板状部41の幅方向に沿って延出する幅方向係合片471と、幅方向係合片471の先端から上方に延出する上方延出部472とを有している。
【0035】
図5は、笠木のエンドキャップを構成するアウターキャップを示す図であり、
図5(a)は、アウターキャップの正面図、
図5(b)は、アウターキャップの下面図、
図5(c)は、
図5(a)のV-Vに沿った矢視断面図である。
図2、
図3及び
図5に示すように、アウターキャップ50は、長さ方向に同一断面となるAAS樹脂等の樹脂製の部材である。
アウターキャップ50は、インナーキャップ40のインナー用係合部47が設けられた面に対向して設けられる板状部51を備えている。板状部51は、その上面が、正面視において、複数の折曲部を有するように、かつ緩やかに折曲加工された状態となっている。また、アウターキャップ50は、板状部51の上面の建物側(内側)及び屋外側(外側)の端部から下方に垂設される内側片52と外側片53とを備えている、
アウターキャップ50の板状部51のうちインナーキャップ側の対向面512には、インナーキャップ40のインナー用係合部47に係合可能なアウター用係合部57,57が、建物側と屋外側とに間隔をあけて2つ設けられている。
すなわち、インナーキャップ40のインナー用係合部47に、アウターキャップ50の2つのアウター用係合部57,57が係合するようになっている。
アウターキャップ50のアウター用係合部57,57は、側面視L字型をなし(
図5(c)参照。)、板状部51の幅方向に沿って延出する幅方向係合片571と、幅方向係合片571の一端部から下方に延出する下方係合片572とを有している。
【0036】
このようなアウターキャップ50の外形は、インナーキャップ40よりも大きく形成されている。そして、インナーキャップ40のインナー用係合部47と、アウターキャップ50の2つのアウター用係合部57,57とが上下方向において互いに係合することで、インナーキャップ40にアウターキャップ50が装着されるようになっている。
【0037】
また、アウターキャップ50の板状部51の上面は、インナーキャップ側に傾斜する傾斜部511を有している。傾斜部511は、アウターキャップ50をインナーキャップ40に装着した際に、インナーキャップ40の板状部41の上面に当接するようになっている(
図6参照。)。
さらに、アウターキャップ50の板状部51のインナーキャップ側の対向面512の上部には、インナーキャップ側に突出する突条部514が、板状部51の上面に沿って折曲加工された状態で形成されている(
図5(a)参照。)。突条部514は、
図5(c)に示すように、側面視台形状をなしており、その先端面514aが前記インナーキャップ40の対向面412に当接するようになっている。そして、インナーキャップ40に対してアウターキャップ50を装着した際に、前記傾斜部511が板状部41の上面に当接するとともに、突条部514の先端面514aがインナーキャップ40の対向面413に当接し、これにより、インナーキャップ40にアウターキャップ50が固定されるようになっている。
【0038】
また、例えば、
図6に示すように、インナーキャップ40の板状部41の上面に、溝部411を形成し、アウターキャップ50の傾斜部511をインナーキャップ40の板状部41の上面に当接させ、前記溝部411にシーリング材Sを充填して、アウターキャップ50をインナーキャップ40に装着するようにしてもよい。
【0039】
以上、第1の実施形態の笠木のエンドキャップ60によれば、笠木30の端部に設けられるインナーキャップ40と、インナーキャップ40の、笠木30とは反対側に着脱可能に設けられるアウターキャップ50と、を備えているので、インナーキャップ40にアウターキャップ50を装着して笠木30の端部に取り付けたり、アウターキャップ50をインナーキャップ40から取り外して、インナーキャップ40のみを笠木30の端部に取り付けることができる。
したがって、例えば、外壁面104を構成する外装材103の厚さが厚いときには、インナーキャップ40のみを笠木30の端部に取り付けて(
図9参照。)、外装材103の厚さが薄いときには、インナーキャップ40及びアウターキャップ50を笠木30の端部に取り付けることができる(
図1参照。)。このように、外壁面104と笠木30の端部の間の距離に応じて、インナーキャップ40とアウターキャップ50を着脱して、笠木30の端部に取り付けることにより、外装材103とエンドキャップ60との間に充填するシーリング材105の厚さをある程度の範囲に揃えて、シーリング材105の厚さを確保することができる。
【0040】
また、インナーキャップ40に設けられたインナー用係合部47と、アウターキャップ50に設けられたアウター用係合部57とが、上下方向において係合可能であるので、インナーキャップ40及びアウターキャップ50の各係合部47,57を係合させることで、上下方向において係合するとともに、左右方向における位置調整が可能となる。
【0041】
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、インナーキャップ40A及びアウターキャップ50Aに形成されたインナー用係合部47Aa,47Ab及びアウター用係合部57Aa,57Abの形状が、第1の実施形態におけるインナー用係合部47及びアウター用係合部57と異なる。そのほか、同様の構成部分については同様の符号を付してその説明を省略する。
【0042】
図7は、笠木のエンドキャップを構成するインナーキャップを示す図であり、
図7(a)は、インナーキャップの正面図、
図7(b)は、インナーキャップの上面図、
図7(c)は、
図7(a)のVII-VIIに沿った矢視断面図である。
図7に示すように、インナーキャップ40Aは、長さ方向に同一断面となるAAS樹脂等の樹脂製の部材である。
インナーキャップ40Aは、笠木30の開口端面に対向して設けられ、笠木30の開口端面を閉塞する板状部41と、板状部41の上面の建物側(内側)及び屋外側(外側)の端部から下方に垂設される内側片42と外側片43とを備えている。
【0043】
また、板状部41の笠木側の対向面412には、前記した第1の実施形態と同様に、笠木30の端部側に突出し、笠木30の開口端面から内部に挿入される凸部44が所定間隔に複数設けられている。
また、内側片42の笠木側の対向面412においても、前記した第1の実施形態と同様に、笠木30の端部側に突出する凸部45が設けられている。
さらに、外側片43の笠木側の対向面412においても、前記した第1の実施形態と同様に、笠木30の端部側に突出する凸部46が設けられている。
【0044】
また、インナーキャップ40Aの内側片42及び外側片43の下端部には、笠木30に固定するためのネジが挿通される切り欠き421A,431Aが形成されている。また、笠木30の内側片32及び外側片33の下端部の対応する箇所にも切り欠き(図示しない)が形成されており、インナーキャップ側の切り欠き421A,431A及び笠木側の切り欠きにネジを挿通させてインナーキャップ40Aと笠木30とが固定されるようになっている。
【0045】
インナーキャップ40Aの板状部41のうちアウターキャップ側の対向面413には、アウターキャップ50Aの後述するアウター用係合部57Aa,57Abに係合可能なインナー用係合部47Aa,47Abが、建物側と屋外側とに間隔をあけて2つ設けられている。
すなわち、インナーキャップ40Aのインナー用係合部47Aa,47Abに、アウターキャップ50Aのアウター用係合部57Aa,57Abがそれぞれ係合するようになっている。
インナーキャップ40Aの2つのインナー用係合部47Aa,47Abのうち、建物側に位置するインナー用係合部47Aaは、前記板状部41からアウターキャップ側に延出する係合片471Aaと、当該係合片471Aaの先端から屋外側に延出する外方係合片472Aaとを備え、これら係合片471Aa及び外方係合片472Aaによって上面視L字型に形成されている。
また、インナーキャップ40Aの2つのインナー用係合部47Aa,47Abのうち、屋外側に位置するインナー用係合部47Abは、前記板状部41からアウターキャップ側に延出する係合片471Abと、当該係合片471Abの先端から建物側に延出する内方係合片472Abとを備え、これら係合片471Ab及び内方係合片472Abによって上面視L字型に形成されている。
【0046】
図8は、笠木のエンドキャップを構成するアウターキャップを示す図であり、
図8(a)は、アウターキャップの正面図、
図8(b)は、アウターキャップの上面図、
図8(c)は、
図8(a)のVIII-VIIIに沿った矢視断面図である。
図2及び
図8に示すように、アウターキャップ50Aは、長さ方向に同一断面となるAAS樹脂等の樹脂製の部材である。
アウターキャップ50Aは、インナーキャップ40Aの前記インナー用係合部47Aa,47Abが設けられた面に対向して設けられる板状部51と、板状部51の上面の建物側(内側)及び屋外側(外側)の端部から下方に垂設される内側片52と外側片53とを備えている、
また、アウターキャップ50Aの板状部51のうちインナーキャップ側の対向面512には、インナーキャップ40Aのインナー用係合部47Aa,47Abに係合可能なアウター用係合部57Aa,57Abが、建物側と屋外側とに間隔をあけて2つ設けられている。
アウターキャップ50Aの2つのアウター用係合部57Aa,57Abのうち、建物側に位置するアウター用係合部57Aaは、前記板状部51からインナーキャップ側に延出する係合片571Aaと、当該係合片571Aaの先端から建物側に延出する内方係合片572Aaを備え、これら係合片571Aa及び内方係合片572Aaによって上面視L字型に形成されている。
アウターキャップ50Aの2つのアウター用係合部57Aa,57Abのうち、屋外側に位置するアウター用係合部57Abは、前記板状部51からインナーキャップ側に延出する係合片571Abと、当該係合片571Abの先端から屋外側に延出する外方係合片572Abとを備え、これら係合片571Ab及び外方係合片572Abによって上面視L字型に形成されている。
【0047】
このようなアウターキャップ50Aの外形は、インナーキャップ40Aよりも大きく形成されている。そして、インナーキャップ40Aの建物側に位置するインナー用係合部47Aaと、アウターキャップ50Aの建物側に位置するアウター用係合部57Aaとが左右方向において互いに係合するとともに、インナーキャップ40Aの屋外側に位置するインナー用係合部47Abと、アウターキャップ50Aの建物側に位置するアウター用係合部57Abとが左右方向において互いに係合することで、インナーキャップ40Aにアウターキャップ50Aが装着されるようになっている。
【0048】
また、アウターキャップ50Aの板状部51の上面は、インナーキャップ側に傾斜する傾斜部511を有している。傾斜部511は、アウターキャップ50Aをインナーキャップ40Aに装着した際に、インナーキャップ40Aの板状部41の上面に当接するようになっている。
【0049】
なお、第2の実施形態においても、インナーキャップ40Aの板状部41の上面に、溝部(図示しない)を形成し、アウターキャップ50Aの傾斜部511をインナーキャップ40Aの板状部41の上面に当接させ、前記溝部にシーリング材を充填することで、アウターキャップ50Aをインナーキャップ40Aに装着するようにしてもよい。
【0050】
以上、第2の実施形態の笠木のエンドキャップによれば、第1の実施形態の笠木のエンドキャップ60と同様に、笠木30の端部に設けられるインナーキャップ40Aと、インナーキャップ40Aの、笠木30とは反対側に着脱可能に設けられるアウターキャップ50Aと、を備えているので、外壁面104と笠木30の端部の間の距離に応じて、インナーキャップ40Aとアウターキャップ50Aを着脱して、笠木30の端部に取り付けることにより、外装材103とエンドキャップとの間に充填するシーリング材105の厚さをある程度の範囲に揃えて、シーリング材105の厚さを確保することができる。
【0051】
また、インナーキャップ40Aに設けられたインナー用係合部47Aa,47Abと、アウターキャップ50Aに設けられたアウター用係合部57Aa,57Abとが、左右方向において係合可能であるので、インナーキャップ40A及びアウターキャップ50Aの各係合部47Aa,47Ab,57Aa,57Abを係合させることで、左右方向においては係合するとともに、上下方向における位置調整が可能となる。
【0052】
次に、上述した笠木のエンドキャップを笠木の端部に取り付ける方法について説明する。
建物の外壁面104を構成する外装材103の厚さが薄い場合など、笠木30の端部と外装材103との間の距離が長い場合には、インナーキャップ40にアウターキャップ50を装着して用いる。
【0053】
まず、
図1に示すように、笠木30の開口端面にインナーキャップ40の板状部41を当接させ、インナーキャップ40のネジ穴421,431から笠木30のネジ穴322,332にネジNを挿通させて固着する。このようにして笠木30にインナーキャップ40を取り付ける。
次いで、インナーキャップ40のインナー用係合部47に、アウターキャップ50のアウター用係合部57,57を係合させることにより、インナーキャップ40にアウターキャップ50を取り付ける。このとき、インナーキャップ40の板状部41の上面に溝部が形成されている場合には、当該溝部411にシーリング材を充填することが好ましい。
その後、アウターキャップ50と外装材103との間をシーリング材105で充填する。なお、シーリング材105の下地としてバックアップ材をあらかじめ設けることが好ましい。
【0054】
また、インナーキャップ40とアウターキャップ50とは、工場等であらかじめネジ等により共締めしておき、共締め出荷した状態のまま、現場で笠木30の開口端面に、インナーキャップ40及びアウターキャップ50を取り付けるようにしてもよい。この場合、現場でインナーキャップ40にアウターキャップ50を取り付ける工程を省略することができる。
図1に示す符号61は共締め用のネジである。なお、
図1以外の図面には共締め用のネジは図示していない。
【0055】
図9は、建物の外壁面と笠木の端部の間に、本発明の笠木のエンドキャップ(インナーキャップのみ)が取り付けられた構造を示した側断面図である。
図9に示すように、建物の外壁面104を構成する外装材103の厚さが厚い場合など、笠木30の端部と外装材103との間の距離が短い場合には、アウターキャップ50は使用せずにインナーキャップ40のみを用いる。
まず、笠木30の開口端面にインナーキャップ40の板状部41を当接させ、インナーキャップ40のネジ穴421,431から笠木30のネジ穴322,332にネジNを挿通させて固着する。このようにして笠木30にインナーキャップ40を取り付ける。
その後、インナーキャップ40と外装材103との間をシーリング材105で充填する。
【符号の説明】
【0056】
30 笠木
40,40A インナーキャップ
47 インナー用係合部
50,50A アウターキャップ
57 アウター用係合部
60 笠木のエンドキャップ
104 外壁面
105 シーリング材