(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-08-25
(45)【発行日】2023-09-04
(54)【発明の名称】ターボ機械用熱交換器の製造方法
(51)【国際特許分類】
B21D 53/02 20060101AFI20230828BHJP
F04D 29/58 20060101ALI20230828BHJP
F04D 29/42 20060101ALI20230828BHJP
【FI】
B21D53/02 Z
F04D29/58 S
F04D29/42 M
(21)【出願番号】P 2020568999
(86)(22)【出願日】2019-06-13
(86)【国際出願番号】 FR2019051426
(87)【国際公開番号】W WO2019239070
(87)【国際公開日】2019-12-19
【審査請求日】2022-06-10
(32)【優先日】2018-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】516227272
【氏名又は名称】サフラン・エアクラフト・エンジンズ
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】弁理士法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ギユ,ランスロ
(72)【発明者】
【氏名】オベールジェ,ステファーヌ・ルイ・リュシアン
【審査官】石田 宏之
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-533464(JP,A)
【文献】特開2014-034975(JP,A)
【文献】特開2017-219295(JP,A)
【文献】国際公開第2012/153361(WO,A1)
【文献】特公昭47-044427(JP,B1)
【文献】特開平08-100963(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B21D 53/02
F04D 29/58
F04D 29/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
特にダブルフローターボ機械ケーシングの環状シェルの径方向内面または外面に取り付けられることを意図した環状熱交換器(12)の製造方法であって、
ダイによって熱交換器(12)プリフォーム(32)を押し出しによって得るステップであって、ダイは、プリフォーム(32)が、
冷却される流体の循環のための第1のパイプ(11、18)と、
押し出し方向に垂直な方向に第1のパイプ(11、18)のいずれかの側に配置された第2のパイプ(23、24)と、を備えるように成形されるステップと、
プリフォーム(32)に外側から穴(34)を作成するステップであって、この穴(34)はプリフォーム(32)の第2のパイプの1つ(24)に通じているステップと、
第2の所与のパイプ(24)の前記穴(34)に、その通路断面を部分的に閉鎖するための部材(30)を導入するステップと、を備える方法。
【請求項2】
プリフォーム(32)の前記中央部分に、プリフォーム(32)の外側から、前記特定の第1のパイプ(18)に開口する第1の流体出口開口部(36a)を作成するステップと、
プリフォーム(32)の前記中央部分に、プリフォームの外側から、前記特定の第1のパイプ(18)に開口する第1の流体出口開口部(46)を作成するステップと、
前記第1の入口開口部(36a)と前記第1の出口開口部(46)との間の、押し出し方向における前記特定の第1のパイプ(18)内の流体の流れを遮断するステップと、を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
プリフォーム(32)の中央部分に、プリフォーム(32)の外側から、第2の所与のパイプ(24)に開口する第2の流体入口開口部(36b)と、第2の所与のパイプ(24)に開口する第2の流体出口開口部(54)を作成するステップを備え、前記シーリング部材(30)は、第2の入口開口部(36b)と第2の出口開口部(54)との間の押し出し方向に沿って介在される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
プリフォーム(32)の端に流体結合部材(14、16)を追加するステップを備え、それによって、
第1の入口開口部(36a)と第1の出口開口部(46)との間の第1の回路に流体の流れを形成し、
第2の入口開口部(36b)と第2の出口開口部(54)との間の第2の回路に流体の流れを形成する、請求項2および3に記載の方法。
【請求項5】
第1の入口開口部(36a)は、プリフォーム(32)の厚さ内に凹部(38)を形成し、続いて、前記特定の第1のパイプ(18)に流体接続するための穴(42)を作成することによって作成される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
第2の入口開口部(36b)は、前記凹部(38)を形成し、続いて、前記第2の所与のパイプ(24)に流体接続するための穴(44)を作成することによって作成される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
プリフォームの中央部分にシーリングプレート(56)を追加するステップを備え、このプレートには流体通路切欠きが設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
シーリングプレート(56)は、第1および第2のパイプへの流体供給ならびに第1および第2のパイプからの流体出口のための流体接続パイプを備えた収集プレート(58)で覆われ得る、請求項7に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ターボ機械用の環状熱交換器、特に二次空気流中に取り付けられることを目的とした環状熱交換器の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、他の可動部品または固定部品と摩擦する可動部品、例えば軸受を備えたダブルフローターボ機械10を示している。摩擦による加熱によって破損しないように、部品にはオイルが噴霧され、それにより加熱を制限(または封じ込め)することができる一方で、部品を潤滑して、部品を他の部品上で摺動させやすくする。
【0003】
オイルは、
図2に示すように、熱交換器、特にオイル/空気交換器12を備えた回路を流れ、この回路は、熱交換を実現するように形成された曲がりくねったパイプ形のマトリックスがあり、マトリックスに前記部品からのオイルが導入され、次に冷却されてから、前記部品に再び投入される。
図2に示す熱交換器は、二次空気流の環状流路を径方向外向きまたは内向きに区切る環状シュラウドの(ターボ機械の長手軸線に対して)径方向内面または外面に取り付けられた環状熱交換器である。
【0004】
低温条件(例えば、0℃未満の温度)でタービンエンジンを始動すると、空気/オイル交換器12(または該当する場合は複数の交換器)のオイルが凍結する可能性があり、オイルが交換器のマトリックス内を循環できないため、オイルと空気との間の熱交換が困難または不可能になる。その場合、事前に空気/オイル熱交換器のマトリックスを予熱する必要がある。
【0005】
この目的のために、空気/オイル熱交換器に、霜取りチャネルとして使用され、凍結したオイルを加熱するために空気/オイル熱交換器のマトリックスを囲むバイパスパイプを設けることが知られている。このバイパスパイプは、その上流端で熱交換器の入口と熱交換器の出口に接続されている。オイル回路はまた、バイパスパイプ内のオイルの流れを制御するためのバルブを含み、温度が所定の閾値を下回った場合にのみオイルが交換器のマトリックスを通って流れることを可能にする。
【0006】
しかしながら、バイパスパイプの油路断面積は、空気/オイル熱交換器の油路断面積よりも小さいため、熱交換器のマトリックスが凍結すると、オイル回路に過圧が発生する。過圧は、オイル回路に損傷を与えるリスクを引き起こす。
【0007】
この過圧を低減するために、バイパスラインの端部をバイパスラインの下流端に接続して、流体の一部をバイパスラインから迂回させ、それによって低温運転条件下でのバイパスライン内の流体圧力を低減することがすでに提案されている。この解決策は興味深いものであるが、熱交換器の構造的完全性を変更する必要があり、また実装が複雑なシール部品を追加する必要があるため、熱交換器上で機械加工して実装することは困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、より具体的には、この問題に対する単純で効率的かつ費用対効果の高い解決策を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、まず第一に、特にダブルフローターボ機械ケーシングの環状シェルの径方向内面または外面に取り付けられることを意図した環状熱交換器を製造するためのプロセスに関し、
ダイによって熱交換器プリフォームを押し出しによって得るステップであって、ダイは、プリフォームが、冷却される流体の循環のための第1のパイプと、押し出し方向に垂直な方向に第1のパイプのいずれかの側に配置された第2のパイプと、を備えるように成形されるステップと、
プリフォームに外側から穴を作成するステップであって、この穴はプリフォームの第2のパイプの1つに通じているステップと、
第2の所与のパイプの前記穴に、その通路断面を部分的に閉鎖するための部材を導入するステップと、を備える。
【0010】
本発明によれば、熱交換器は押し出しによって作られ、これにより、第1および第2のパイプを得ることが可能であり、第1のパイプは、冷却される流体、特にオイルの循環に役立ち、第2のパイプは、第1のパイプ内にある凍結流体の霜取り流体の循環に役立ち、これは、第1のパイプのいずれかの側の配置を説明している。特に、第2のパイプ内の過圧を回避するために、プリフォームが得られて部分的に閉じられた後に穴が開けられる、すなわち、遮断装置のいずれかの側に小さな流体通路が残される。
【0011】
また、プロセスは、
プリフォームの中央部分に、プリフォームの外側から、第1のパイプの一部のみにつながる第1の流体入口開口部を作成するステップと、
プリフォームの前記中央部分に、プリフォームの外側から、前記特定の第1のパイプに開口する第1の流体出口開口部を作成するステップと、
前記第1の入口開口部と前記第1の出口開口部との間の押し出し方向における前記特定の第1のパイプ内の流体の流れを遮断するステップと、を含むことができる。
【0012】
さらなる特性によれば、この方法は、プリフォームの中央部分に、プリフォームの外側から、第2の所与のパイプに開口する第2の流体入口開口部と、第2の所与のパイプに開口する第2の流体出口開口部を作成するステップを備えても良く、前記シーリング部材は、第2の入口開口部と第2の出口開口部との間の押し出し方向に沿って介在される。
【0013】
好ましくは、プロセスは、
プリフォームの端に流体結合部材を追加するステップを備え、それによって、
第1の入口開口部と第1の出口開口部との間の第1の回路内に流体の流れを形成し、
第2の入口開口部と第2の出口開口部との間の第2の回路内に流体の流れを形成する。
【0014】
これらの流体接続要素はいくつかの方法で得ることができ、ここでそれらの特定の実現を説明する必要はなく、機械加工は特に望ましい流体循環を達成するために使用できる技術の1つであることを当業者は理解している。
【0015】
また、第1の入口開口部は、プリフォームの厚さ内に凹部を形成し、続いて前記特定の第1のパイプに流体接続穴を作成することによって作成されることができる。
【0016】
さらに、第2の入口開口部は、前記凹部を形成し、続いて、前記第2の所与のパイプに流体接続穴を作成することによって作成されることができる。したがって、この構成では、プリフォームに形成された凹部は、第1の入口開口部および第2の入口開口部を形成する。
【0017】
このプロセスはまた、プリフォームの中央部分にシーリングプレートを追加するステップを含んでもよく、このプレートには、流体通路切欠きが設けられている。切欠きの縁部には、プリフォームに適用されて緊密なシールを形成する閉じた輪郭のジョイントがある。
【0018】
また、シーリングプレートは、第1および第2のパイプへの流体供給ならびに第1および第2のパイプからの流体出口のための流体接続ダクトを備えたプレートで覆われることができる。
【0019】
非限定的な例として与えられる以下の説明を読み、添付の図面を参照すると、本発明はよりよく理解され、本発明の他の詳細、特徴および利点が現れるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】既知の技術によるターボ機械の概略斜視図である。
【
図2】
図1のターボ機械に取り付けられた環状熱交換器の一部の概略斜視図である。
【
図3】本発明によるプロセスで作成される熱交換器の概略図であり、より具体的にはオイルの流れを示す。
【
図4】本発明の方法による熱交換器の様々な部分の概略斜視図である。
【
図5】第2の回路パイプのための部分的な遮断ピンの設置を示す、概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図3は、
図2に示されるように、熱交換器12において冷却される流体、特にオイルの循環の原理を概略的に示している。示されるように、交換器は、冷却されるオイルの循環のための第1のパイプ11および18で形成される第1の回路と、第1のパイプ11および18からの霜取りオイルの循環のための第2のパイプ23および24で形成される第2の回路とを含む。交換器12は、ターボ機械の軸線の周りに延在する環状交換器である。
図3は、L方向の交換器の長手方向の寸法およびC方向の交換器の周方向の寸法を示している。
【0022】
見られるように、第1のパイプ11の一部は、2つの流体接続部材14、16の間に延在し、一方、他の第1のパイプ18は、第1の部分18aおよび第2の部分18bを備える。第1のパイプ18の第1の部分18aは、それらの上流端で共通のオイル供給入口20に接続され、それらの下流端で第1の流体接続部材14に接続されている。第1のパイプ11は、上流で第1の流体接続要素14に接続され、下流で第2の流体接続要素16に接続されている。第2の流体接続部材16の出口は、下流端がオイル出口22に接続されている第1のパイプ18の第2の部分18bに接続されている。
【0023】
この場合は2つの第2のパイプ23、24は、長手方向Lにおいて第1のパイプ11、18のいずれかの側に形成される。第2のパイプ23のうちの1つは、第1の流体接続要素14と第2の流体接続要素16のとの間に延在する。他の第2のパイプ24は、ここでは第1のパイプ18の第1の部分18aに供給するものと同じオイル入口20であるオイル入口に接続された第1の部分24aを含む。第2のパイプ24の第1の部分24aの下流端は、入力として第2のパイプ23に供給する第1の流体接続部材14に接続され、第2のパイプ23は、次に、出力として第2のパイプ24の第2の部分24bと連通する第2の流体接続部材16にオイルを供給する。出口では、第2のパイプ24のこの第2の部分24bは、開閉バルブ26に接続されており、これは、第2のパイプ23、24へのオイルの流れを許可または防止する。したがって、バルブ26は、第1のパイプ11、18を取り囲むチャネル内のオイルの循環を可能にするか、または防止して、それらのパイプが低温動作条件下で凍結した場合にそれらを加熱する。この霜取りチャネルは、第2のパイプ24の第1の部分24a、第1の流体接続部材14、第2のパイプ23、第2の流体接続部材16、第2のパイプ24の第2の部分24bによって形成される。
【0024】
また、
図3には、第1のパイプ18の第1の部分18aおよび第2の部分18bを流体的に分離するように設計されたセパレータ28と、第2のパイプ24の部分的な遮断ピン30があり、これらの部分の重要性は以下で十分に説明される。
【0025】
霜取りパイプ内の過圧を防ぐために、霜取りパイプの入口20と出口22との間にオイルバイパスが設けられている。したがって、ピン30が流体通路セクションを部分的に遮断し、霜取りチャネルのバイパスチャネル31を区切るので、オイルの一部は、第2のパイプ23を通過することなく、第2のパイプ24の第1の部分24aの上流端から第2のパイプ24の第2の部分24bの下流端に直接流れることができる。
【0026】
次に、
図4と
図5が説明される。上記の熱交換器12を作成するために、本発明によるプロセスは、まず第一に、ダイに挿入する準備ができたブロックを提供し、押し出しによってプリフォームを作成することを提案し、プリフォーム32は、
冷却される流体の循環のための第1のパイプ11、18(第1のパイプ11および第1のパイプ18のみが
図4に点線で示されている)と、
第1のパイプ11、18のいずれかの側に、押し出し方向に垂直な方向に配置された第2のパイプ23、24と、を備えるように成形される。
【0027】
第1のパイプ11、18および第2のパイプ23、24は、互いに平行である。したがって、第1のパイプ11、18は、押し出し直後に得られたプリフォーム32の一端から他端まで延在する。同じことが、第1のパイプ11、18を取り囲む第2のパイプ23、24にも当てはまる。ここに示される熱交換器12の適用では、第1のパイプ11、18のいずれかの側に1つの第2のパイプ23、24のみが存在するが、それ以上も可能である。
【0028】
後のステップで、プリフォーム32の外側から穴34が開けられ、この穴34は、第2の所与のパイプ24に開口する。具体的には、この穴34は、上記のように、第2のパイプ24の第1の部分24aと第2のパイプ24の第2の部分24bとを分離する。霜取りパイプの公称動作を妨げることなく上記バイパスを実行するために、部材30、ここではピンが穴34に挿入されて、第2のパイプ24の流れセクションを部分的に遮断する。
【0029】
プリフォームの準備のこの段階では、第2のパイプ24は、プリフォームの周方向の端につながる第1および第2のパイプを有する。しかしながら、オイルの入口または出口はまだない。
【0030】
したがって、開口部36は、プリフォーム32に垂直な方向の中央部分に作られる。この開口部36は、その底部40に第1のパイプ18の第1の部分18aに開口する穴42が開けられた、凹部38を備える。別の穴44もまた、凹部38の底部40に開けられ、第2のパイプ24の第1の部分24aの上流端と連通している。したがって、凹部38および穴42は、第1の回路の第1のオイル入口開口部36aを形成する。また、凹部38および穴44は、第2の回路の第2のオイル入口開口部36bを形成する。
【0031】
オイル出口を可能にするために、第1のオイル出口開口部46も作成され、出口開口部46は凹部48を備え、凹部48はプリフォーム32の厚さ内に形成され、その底部50に第1のパイプ18の第2の部分18bのオイル出口穴52が形成される。
【0032】
第1のパイプ18の第1の部分18aと第2の部分18bとの間をオイルが流れるのを防ぐために、セパレータ28が、第1のオイル入口開口部36aと第1のオイル出口開口部46との間に、押し出しに垂直な方向に挿入される。
【0033】
また、第2のオイル出口開口部54が作成され、第2のパイプ24の第2の部分24bの下流端からオイルを排出することができる。
【0034】
このようにして作られたプリフォームは、第1の流体接続部材14および第2の流体接続部材16と組み合わされると、オイル冷却用の第1のオイル回路と第1のオイル回路の霜取り用の第2のオイル回路とを区切る熱交換器12を形成することを可能にする。
【0035】
図4に示すように、シーリングプレート56は、プリフォーム32の中央部分と収集プレート58との間に挿入される。シーリングプレート56は、3つの切欠き、凹部38の周囲を取り囲むように意図された第1の切欠き56a、凹部48の周囲を取り囲むように意図された第2の切欠き56b、および出口開口部54の周囲を取り囲むように意図された第3の切欠き56cを備える。シール58は、第1の切欠き56a、第2の切欠き56b、および第3の切欠き56cの周囲に取り付けられ、プリフォーム32上でシールする。収集プレート58は、第1および第2の回路にオイルを供給するための凹部38からのオイル供給パイプ58aと、凹部48からのオイル出口パイプ58bとを含む。収集プレート58はまた、第2のオイル出口開口部54からのオイル出口ダクト58cを含む。
【0036】
図6は、
図4および
図5に示される部品の断面図を示している。この図では、第2の所与のパイプ24の部分的なプラグピン30が、収集プレート58およびプリフォーム32上にある平面60によって並進でブロックされていることが分かる。